JP6195217B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1に示す画像形成装置1は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
以下、図2に基づき、定着装置20の構成について説明する。
図2に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21の外周面に当接する対向部材としての加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23と、定着ベルト21の内周側から加圧ローラ22に当接してニップ部Nを形成するニップ形成部材24と、ニップ形成部材24を支持する支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23からの熱を定着ベルト21へ反射する反射部材26と、ハロゲンヒータ23からの熱を遮蔽する遮蔽部材27と、定着ベルト21の温度を検知する第一温度検知手段としての温度センサ28等を備える。
図4に示すように、定着ベルト21の両端部の内周には、それぞれベルト保持部材としてのフランジ部材40が挿入されており、定着ベルト21はこのフランジ部材40によって回転可能に保持されている。また、各フランジ部材40、ハロゲンヒータ23及びステー25は、定着装置20の図示しない一対の側板に固定支持されている。
図5に示すように、遮蔽部材27は、フランジ部材40に取り付けられた円弧状のスライド部材41を介して支持されている。具体的には、遮蔽部材27の端部に設けられた突起27aが、スライド部材41に設けられた孔部41aに挿入されることで、遮蔽部材27がスライド部材41に取り付けられている。また、スライド部材41には凸部41bを設けてあり、その凸部41bがフランジ部材40に設けられた円弧状の溝部40aに挿入されることで、スライド部材41は溝部40aに沿ってスライド移動可能となっている。これにより、遮蔽部材27は、スライド部材41と一体的に、フランジ部材40の周方向に回転移動可能となっている。また、本実施形態では、フランジ部材40及びスライド部材41は、樹脂で構成されている。
図6(a)に示すように、本実施形態では、遮蔽部材27の駆動機構として、駆動源であるモータ42と、複数のギヤ43,44,45からなるギヤ列を有する動力伝達機構46とを備える。ギヤ列のうち、一端側のギヤ43はモータ42に連結され、他端側のギヤ45はスライド部材41の周方向に設けられたギヤ部41cに連結されている。モータ42が駆動すると、その駆動力がギヤ列を介してスライド部材41に伝達され、遮蔽部材27が正方向(非加熱領域βから被加熱領域αに向う回転方向)および逆方向(被加熱領域αから非加熱領域βに向う回転方向)に回転移動するようになっている。モータ42は例えばステッピングモータで構成することができ、この場合の遮蔽部材27の位置制御は、駆動パルス数を変更することで行うことができる。なお、モータ42としては、ステッピングモータに代えてDCモータ等を使用することもできる。
まず、図7に基づき、遮蔽部材27の形状について詳しく説明する。
図7に示すように、本実施形態の遮蔽部材27は、ハロゲンヒータ23からの熱を遮蔽するために両端部に設けられた一対の遮蔽部48と、遮蔽部48同士を連結する連結部49とを有する。また、両遮蔽部48の間は、ハロゲンヒータ23からの熱を遮蔽せずに放出する開口部50となっている。
図7に示すように、本実施形態では、用紙サイズに応じて加熱領域を変更するため、各ハロゲンヒータ23の発熱部の長さや配設位置を異ならせている。2本のハロゲンヒータ23のうち、一方(図の下側)のハロゲンヒータ23の発熱部23aは、長手方向中央部側に配設され、他方(図の上側)のハロゲンヒータ23の発熱部23bは、長手方向両端部側にそれぞれ配設されている。この例では、中央部側の発熱部23aは、中サイズの通紙幅W2に対応した範囲に配設されており、両端部側の発熱部23bは、中サイズの通紙幅W2以上で、大サイズ及び特大サイズの通紙幅W3,W4を含む範囲に配設されている。
まず、図7に示す中サイズ用紙P2を通紙する場合は、中央部側の発熱部23aのみを発熱させることにより、中サイズの通紙幅W2に対応した範囲のみを加熱する。また、特大サイズ用紙P4を通紙する場合は、中央部側の発熱部23aに加え、両端部側の発熱部23bも発熱させ、特大サイズの通紙幅W4に対応した範囲を加熱する。
本実施形態の場合は、特に、大サイズの通紙幅W3よりも外側の領域において温度上昇しやすいので、大サイズの通紙幅W3よりも外側に温度センサ28を配設することが望ましい(図7参照)。また、本実施形態では、2本のハロゲンヒータ23のうち、上記温度上昇に大きく起因するのは、両端部側に発熱部23bを有するハロゲンヒータ23であるので、このハロゲンヒータ23の発熱部23bと対向する位置に温度センサ28を配設することが望ましい。図7では通紙幅の両端に温度センサ28を配置した場合を例示しているが、どちらか一方の温度センサ28を省略することもできる。また、図示した場所以外に温度センサ28を配置することもできる(例えば通紙幅の中央部)。温度センサ28の設置数は任意であり、定着ベルト21の軸方向の3箇所以上に配置することもできる。
図9に示す遮蔽部材27では、両端部側の遮蔽部48が、それぞれ2つの段差部を有する形状に形成されている。すなわち、各遮蔽部48は、長手方向幅の小さい小遮蔽部48aと、長手方向幅の大きい大遮蔽部とで構成されている。大遮蔽部48b同士は、連結部49を介して連結されており、小遮蔽部48aは、大遮蔽部48bの遮蔽側Yに連続して設けられている。また、小遮蔽部48aの互いに対向する内縁、及び大遮蔽部48の互いに対向する内縁は、遮蔽側Yに向かって互いに離れるように傾斜する傾斜部52a,52bとなっており、ここでは、上記図7に示す遮蔽部材27のようなストレート部51は形成されていない。
この位置検出手段は、被検知部である1つのフィラー54と、被検知部の位置を検知する二つの検知センサ55,56とを備える。
フィラー54は、略扇形に形成されており、図示しないリンク機構を介して遮蔽部材27と連動して正逆方向に回転するように構成されている。2つの検知センサ55,56は、フィラー54の回転方向に離間させて何れも図示しないフレームなどに固定されている。この検知センサ55,56は、例えば発光部と受光部を有するフォトインタラプタで構成することができる。発光部と受光部の間にフィラー54が進入して光が遮断されると(遮光状態)、各センサ55,56がそれぞれHighの信号を発し、発光部と受光部の間からフィラー54の端部が抜け出て光が透過されると(透光状態)、各センサ55,56がそれぞれLowの信号を発する。
画像形成装置の制御装置が作像開始の信号を受けると、遮蔽部材27が初期位置にあるか否かの判定が行われる。この際、上記のとおり初期位置検出用センサ55がHigh(遮光状態)で回転角制御用センサ56がLow(透光状態)であれば、遮蔽部材27が初期位置にあると判定される。また、ニップ部Nが脱圧状態から加圧状態に切り替えられる。この切り替え完了後にハロゲンヒータ23がONとなり、ハロゲンヒータ23による定着ベルト21の加熱が開始される。
作像指令に基づいて印刷される一枚もしくは複数の用紙のうち、最終用紙の後端がニップ部Nから脱出するタイミングで、遮蔽部材27を逆方向X2に回転させ、遮蔽部材27を初期位置に戻す。遮蔽部材27の逆方向X2への移動開始と同時に、もしくはこれより少し前にハロゲンヒータ23をOFFにする。位置検知手段の初期位置検知用センサ55からの出力信号により、遮蔽部材27が初期位置まで移動したことが確認されれば、定着ベルト21の回転を停止させる。
21 定着ベルト(定着部材)
22 加圧ローラ(対向部材)
23 ハロゲンヒータ(加熱源)
24 ニップ形成部材
27 遮蔽部材
28 温度センサ(第一温度検知手段)
29 温度センサ(第二温度検知手段)
46 動力伝達機構
54 フィラー(被検知部)
55 初期位置検知用センサ
56 回転角制御用センサ
P 用紙(記録媒体)
X1 正方向
X2 逆方向
α 被加熱領域
Claims (6)
- 回転可能な定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材の外周面に当接してニップ部を形成する対向部材と、定着部材と加熱源の間で正方向および逆方向に移動可能であり、かつその移動により、定着部材の、前記加熱源に加熱される被加熱領域の面積を変更可能な遮蔽部材と、駆動源からの動力を遮蔽部材に伝達して遮蔽部材を正方向および逆方向に移動させる動力伝達機構とを備える定着装置において、
前記遮蔽部材の移動範囲内に、遮蔽部材の基準位置を設定すると共に、遮蔽部材の基準位置よりも正方向側に、前記被加熱領域を遮蔽する遮蔽位置を設け、
前記遮蔽位置の変更に伴う遮蔽部材の移動終点が移動起点よりも逆方向側に位置するときに、遮蔽部材を、移動起点から前記基準位置を越えるまで前記逆方向に移動させ、その後、正方向に反転させて基準位置を通過させてから前記移動終点に到達させ、
前記遮蔽位置を変更する際の、移動終点に達する直前の遮蔽部材の移動方向を正方向にし、
前記遮蔽部材を正方向に移動させる際の前記移動終点を、遮蔽部材の位置情報をフィードバックすることなく、前記基準位置を基準として定めることを特徴とする定着装置。 - 前記基準位置よりも逆方向側に遮蔽部材の初期位置を設定し、遮蔽部材の前記正方向への反転を初期位置で行う請求項1に記載の定着装置。
- 基準位置からの遮蔽部材の正方向移動で、定着部材の前記被加熱領域の面積を縮小させる請求項1または2に記載の定着装置。
- 定着部材の温度を検知する第一温度検知手段を有し、遮蔽部材の停止位置を、第一温度検知手段からの温度情報に基づいて定める請求項1〜3何れか1項に記載の定着装置。
- 対向部材の温度を検知する第二温度検知手段を有し、作像開始時における遮蔽部材のスタート位置を、第二温度検知手段からの温度情報に基づいて定める請求項4に記載の定着装置。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置を有する画像形成装置。
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