JP6194987B2 - リンク失敗原因の分析方法、ネットワーク最適化方法及びその装置 - Google Patents

リンク失敗原因の分析方法、ネットワーク最適化方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、特に、リンク失敗原因を分析する方法、ネットワーク最適化方法及びその装置に関する。
自己最適化ネットワーク(SON、Self-optimizing Networks)では、端末装置は、リンク失敗が生じた後に、ネットワーク側に、リンク失敗時における自セル及び隣接セルに関連する情報、例えば、測定情報及び位置情報などを提供することができ、その後、ネットワーク側は、これらの情報に基づいてリンク失敗の原因を分析し、これにより、それ相応の処置を採用してネットワーク性能を最適化することができる。
発明者は、本発明の実現過程において、従来技術の欠点は、リンク失敗を引き起こす原因が複数あり、今のところ、端末装置がネットワークに提供するリンク失敗時における自セル及び隣接セルに関連する情報、例えば、測定情報及び位置情報などにより、ネットワーク側に、それ相応の最適化メカニズムを正確に採用させることができないとのことにあると発見した。
本発明の実施例の目的は、リンク失敗原因を分析する方法、ネットワーク最適化方法及びその装置を提供することにある。該方法を用いてネットワーク側に詳細なリンク失敗情報を提供することにより、ネットワーク側は、より正確にネットワークを最適化することができる。
本発明の実施例の一側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
リンク失敗が発生した時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定し;
リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を分析し;及び、
分析により得られた、リンク失敗を引き起こした原因をネットワーク側に送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する装置が提供され、該装置は、
リンク失敗が発生した時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定する第一処理ユニット;
リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を分析する第二処理ユニット;及び、
分析により得られた、リンク失敗を引き起こした原因をネットワーク側に送信する第一送信ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因を取得し;
取得した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得した該リンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ネットワークを最適化する方法が提供され、該方法は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因を取得し;
取得した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得した該リンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定し;及び、
確定した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークを最適化することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する装置が提供され、該装置は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因を取得する第三処理ユニット;及び、
取得した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得した該リンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした(根本)原因を確定する第四処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ネットワークを最適化する装置が提供され、該装置は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因を取得する第五処理ユニット;
取得した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得した該リンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定する第六処理ユニット;及び、
確定した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークを最適化する第一最適化ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
リンク失敗が発生した時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定し;及び、
該具体的なトリガー情報を、リンク失敗を引き起こした原因としてネットワーク側に送信することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する装置が提供され、該装置は、
リンク失敗が発生した時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定する第七処理ユニット;及び、
該具体的なトリガー情報を、リンク失敗を引き起こした原因としてネットワーク側に送信する第二送信ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する方法が提供され、該方法は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得し;及び、
取得した該具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した該具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした(根本)原因を確定することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、リンク失敗原因を分析する装置が提供され、該装置は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得する第八処理ユニット;及び、
取得した該具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した該具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした(根本)原因を確定する第九処理ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ネットワークを最適化する方法が提供され、該方法は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得し;
取得した該具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した該具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした(根本)原因を確定し;及び、
確定した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークを最適化することを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、ネットワークを最適化する装置が提供され、該装置は、
ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得する第十処理ユニット;
取得した該具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した該具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした(根本)原因を確定する第十一処理ユニット;及び、
確定した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークを最適化する第二最適化ユニットを含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、リンク失敗原因を分析する装置において前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記装置において上述のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、リンク失敗原因を分析する装置において上述のリンク失敗原因を分析する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ネットワークを最適化する装置において前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、上述のネットワークを最適化する装置において上述のネットワークを最適化する方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、ネットワークを最適化する装置において、上述のネットワークを最適化する方法を実行させる。
本発明の実施例の有益な効果は、端末装置が、ネットワーク側に、詳細なリンク失敗情報を提供することができ、これにより、ネットワーク側が、より正確にネットワークを最適化することができる。
後述の説明及び図面に基づき、本発明の特定の実施形態を詳細に開示し、本発明の原理を採用し得る方式を明確にする。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではそれによって限定されない。添付した特許請求の範囲の精神及び技術的範囲では、本発明の実施形態は、あらゆる変形、変更に及び代替によるものをも含む。
1つの実施形態について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で、1つ又は複数の他の実施形態に使用し、他の実施形態における特徴と組み合わせ、又は、他の実施形態における特徴を置換することができる。
なお、"包括/含む"のような用語は、本文に使用する時に、特徴、装置全体、ステップ又はアセンブリの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、装置全体、ステップ又はアセンブリの存在又は付加を排除しないことをも指す。
以下の図面を参照することによって本発明の実施例の上述及び他の目的、特徴及び利点をよりよく理解することができる。
本発明の実施例1におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例2におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例3におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例5におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例6におけるネットワーク最適化方法のフローチャートである。 本発明の実施例7におけるリンク失敗原因分析装置の構成図である。 本発明の実施例8におけるリンク失敗原因分析装置の構成図である。 本発明の実施例9におけるネットワーク最適化装置の構成図である。 本発明の実施例10におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例11におけるリンク失敗原因分析方法のフローチャートである。 本発明の実施例12におけるネットワーク最適化方法のフローチャートである。 本発明の実施例13におけるリンク失敗原因分析装置の構成図である。 本発明の実施例14におけるリンク失敗原因分析装置の構成図である。 本発明の実施例15におけるネットワーク最適化装置の構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の各種の実施形態について説明する。これらの実施形態は、例示だけであり、本発明を制限するものではない。当業者が容易に本発明の原理及び実施形態を理解し得るために、本発明の実施形態は、SONネットワークのリンク失敗原因の分析を例として説明するが、理解できるのは、本発明は、上述のシステムに限定されず、リンク失敗原因の分析に関する他のシステムにも適用し得るとのことである。
実際のネットワークシステムでは、リンク失敗を引き起こした原因が複数あり、しかし、現有技術では、端末装置は、リンク失敗が生じた後に、ネットワーク側に、リンク失敗時における自セル及び隣接セルに関連する情報、例えば、測定情報及び位置情報などを提供することができるが、これらの情報は足りず、ネットワーク側に、リンク失敗の根本原因を正確に確定させることができないため、ネットワーク側は、正確に最適化を行うことができない。よって、本発明の実施例により、ネットワーク側に詳細な情報、例えば、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を提供することができ、これにより、ネットワーク側は、正確にネットワークを最適化することができる。
また、端末装置は更に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報、例えば、物理リンクの問題、MAC(Medium/Media Access Control)層のランダムプロセス失敗、無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)層の再送が最大伝送回数に達したなどに対して分析を行い、リンク失敗を引き起こした、より具体的な原因を取得することができる。しかし、従来技術では、端末装置は、リンク失敗を引き起こした原因を区別せず、ネットワーク側に、リンク失敗を引き起こした原因に関する具体的な情報を提供することができないため、ネットワーク側は、より有効な処置を採用してネットワークを最適化することができない。よって、本発明の実施例により、ネットワーク側は、詳細なリンク失敗情報を取得することができ、このように、より正確なネットワーク最適化性能を取得することができる。
以下、図面を基に、本発明の実施例のリンク失敗原因の分析方法について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるリンク失敗原因の分析方法を示す。図1に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ101:リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定する。
本発明の実施例では、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報が複数あり、例えば、物理リンクの問題、MAC層のランダムアクセス問題、上り無線リンク制御層の伝送問題がある。
例えば、ユーザ装置が一定時間(例えばT310;3GPP TS36.331参照)内に受信した、リンクが良くなった旨の指示(例えば、in-sync指示;3GPP TS36.331参照)が足りない(例えば、N311個;3GPP TS36.331参照)時に、ユーザ装置UEは、リンク失敗の具体的なトリガー情報が物理リンクの問題であると確定することができる。
或いは、ユーザ装置がMAC層のランダムアクセスプロセス失敗の指示を受信した時に、リンク失敗の具体的なトリガー情報がMAC層のランダムアクセス問題であると確定することができる。
或いは、ユーザ装置のRLC層の再送が最大伝送回数に達した時に、リンク失敗の具体的なトリガー情報がRLC層の伝送問題であると確定することができる。
ステップ102:リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を分析する。
本実施例では、該UEは、異なるトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした具体的な原因、例えば、ハンドオーバー構成の問題、カバレッジホール、MAC層のランダムアクセス問題などの原因を分析することができる。
ステップ103:分析により得られた、リンク失敗を引き起こした原因をネットワーク側に送信する。
本実施例では、該UEは、分析により得られた具体的な構成情報下での具体的な原因をネットワーク側に送信することができ、これにより、ネットワーク側は、該原因に基づいて、又は、該原因と測定結果との組み合わせに基づいて、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定し、それ相応の処置を採用して、より正確にネットワークを最適化することができる。
そのうち、該具体的な構成情報下での、リンク失敗を引き起こした原因をリンク失敗情報に含めて、ネットワーク側に送信してよいが、これに限定されず、他のメッセージを採用して該情報を送信してもよい。
以下、図面を基に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報下での、リンク失敗原因の分析方法について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例2におけるリンク失敗原因の分析方法を示す。本実施例では、物理リンクの問題を例として説明する。図2に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ201:ユーザ装置UEは、リンク失敗が下り物理リンクの問題によると確定する。
本実施例では、タイマーT310が切れたかどうかを判断してもよく、切れた場合、リンク失敗が下り物理リンクの問題によると確定してもよい。
ステップ202:測定報告をトリガーしたかどうかを確定し、測定報告をトリガーした場合、ステップ203を実行し、そうでない場合、ステップ205を実行する。
本実施例では、従来の任意の方法を採用して、測定報告をトリガーしたかどうかを判断してもよく、例えば、測定報告をトリガーするイベントが発生したかどうかを判断することにより確定してもよく、例えば、隣接セルの信号の強度/品質が、サービスセルの信号の強度/品質に関する所定閾値よりも大きい時に、測定報告がトリガーされたと判断してもよい。
ステップ203:ステップ202で測定報告をトリガーしたと確定した時に、該UEは、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定してもよい。
このような場合、該ハンドオーバー構成の問題は、該UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)が小さすぎて、該UEが受信したサービスセルの信号が弱い時に、該UEがまだハンドオーバーを完成させていないとのことかもしれない。
ステップ204:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の該分析結果である"ハンドオーバー構成問題"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する時に、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該下り物理リンクの問題の場合、"ハンドオーバー構成問題(物理リンク問題;測定報告トリガー済み)"、又は、"ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告トリガー済み)"などのような方式で分析結果を記録してもよい。
そのうち、"測定報告トリガー済み"は、オプション情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ205:ステップ202で測定報告をトリガーしていないと確定した時に、該UEは更に、信号の品質がよい隣接セルがあるかどうかを判断してもよく、判断結果がはいの場合、ステップ206を実行し、そうでない場合、ステップ208を実行する。
ステップ206:ステップ205で判断結果がはいの時に、該UEは、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定してもよい。
このような場合、該ハンドオーバー構成の問題は、該UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)が小さすぎて、該UEが受信したサービスセルの信号が弱い時に、該UEがまだハンドオーバーを完成させていないとのことかもしれない。
ステップ207:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の該分析結果である"ハンドオーバー構成問題"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該下り物理リンクの問題の場合、"ハンドオーバー構成問題(物理リンク問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルが存在する)"、又は、"ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルが存在する)"などのような方式で、分析結果を記録してもよい。
そのうち、記録用情報である"測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルが存在する"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ208:ステップ205で判断結果がいいえの時に、該UEは更に、リンク失敗前に、最近成功の上り伝送(Recently successful UL transmission)があるかどうかを確定してもよく、最近成功の上り伝送がある場合、ステップ209を実行し、そうでない場合、ステップ211を実行する。
本実施例では、最近成功の上り伝送とは、下り問題が発生した前(例えば、連続のN310個の底層からのout-of-sync指示を受信した)に、成功した上り伝送が発生したとのことを指す。
ステップ209:ステップ208で確定結果が「最近成功の上り伝送が存在する」の場合、リンク失敗を引き起こした原因が"カバレッジホール"であると確定する。
本実施例で、該カバレッジホールとは、該ユーザ装置UEが上り方向に成功裏にデータパケットを伝送できず、及び/又は、下り方向にデータパケットを受信できないとのことを指す。
このような場合、該カバレッジホールは下りカバレッジホールのみであり、下りデータパケットを受信できないとのことを指す。
ステップ210:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の該分析結果である"カバレッジホール"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する時に、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該物理リンクの問題の場合、"カバレッジホール(物理リンク問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルが存在せず;最近成功の上り伝送がある)"、又は、"カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がある)"などのような方式で、分析結果を記録してもよい。
そのうち、該"信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がある"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ211:ステップ208で確定結果が「最近成功の上り伝送が存在しない」の場合、リンク失敗を引き起こした原因が"カバレッジホール"であると確定する。
本実施例では、"下りカバレッジホール、上り未知"と確定してもよい。
ステップ212:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の該分析結果である"カバレッジホール"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する時に、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該物理リンクの問題の場合、"カバレッジホール(物理リンク問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルが存在せず;最近成功の上り伝送がない)"、又は、"カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がない)"などのような方式で、分析結果を記録してもよい。
そのうち、該"測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がない"は、選択可能な情報としてもよく、記録しなくてもよい。
ステップ213、214、215及び216では、該UEは、分析結果をネットワーク側に送信する。
本実施例では、該分析結果をリンク失敗報告に含めてネットワーク側に送信してもよく、又は、単独で送信してもよく、又は、該分析結果を、ネットワーク側からの送信リクエストがあった時のみに、送信してもよい。
上述の実施例では、説明すべきは、ステップ204、207、210及び212が選択可能なステップであり、また、図2に示すプロセスは、本発明の実施例のみであり、当業者は、「測定報告をトリガーした時に、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定し;測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質がよい隣接セルが存在する時に、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定し;測定報告がトリガーされておらず、信号品質がよい隣接セルが存在せず、且つ、リンク失敗前に最近成功の上り伝送が存在する時に、リンク失敗の原因が下りカバレッジホールのみであると確定し;測定報告がトリガーされておらず、信号品質が良い隣接セルが存在せず、且つ、リンク失敗前に最近成功の上り伝送がない時に、リンク失敗の原因が下りカバレッジホールであり、且つ上り未知であると確定する」とのことに符合すれば、実際のニーズに応じて、各ステップを設置してもよい。
上述の実施例から分かるように、リンク失敗が物理リンクの問題による場合、該UEは、上述のプロセスに基づいて、リンク失敗を引き起こした具体的な原因を分析し、分析結果をネットワーク側に上り報告することができ、このように、ネットワーク側は、該UEからの情報に基づいて、リンク失敗の原因を分析し、より正確にネットワークを最適化することができる。
図3は、本発明の実施例3におけるリンク失敗原因の分析方法を示す。本実施例は、上りRLC層の伝送問題を例として説明する。図3に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ301:ユーザ装置UEは、リンク失敗がRLC層の伝送問題によると確定する。
本実施例では、該UEが基地局にデータを伝送する時に、該基地局が正確に該データを受信していなければ、該基地局は、該UEに該データの再送を通知することができ、該UEは、RLC層の再送が最大回数に達したかどうかを判断し、最大回数に達した場合、リンク失敗が上りRLC層の伝送問題によると確定する。
ステップ302:測定報告をトリガーしたかどうかを確定し、測定報告をトリガーした場合、ステップ303を実行し、そうでない場合、ステップ307を実行する。
本実施例では、測定報告をトリガーしたかどうかを判断する方法は実施例2と同様で、ここでは詳しい説明を省略する。
ステップ303:ステップ302で測定報告をトリガーしたと確定した時に、該UEは更に、該測定報告を成功裏に送信したかどうかを判断し、送信成功の場合、ステップ304を実行し、そうでない場合、ステップ311を実行する。
本実施例では、該UEは、測定報告を送信した後に、ネットワーク側からの確認メッセージ(acknowledgement)を受信した場合、該測定報告を成功裏に送信したと確定する。
ステップ304:ステップ303で、該測定報告を成功裏に送信したと確定した時に、更に、ハンドオーバー完成メッセージを成功裏に送信したかどうかを判断し、ハンドオーバー完成メッセージの送信が未成功である場合、ステップ305を実行し、そうでない場合、ステップ302に戻す。
本実施例では、該ハンドオーバー完成メッセージは、ハンドオーバープロセス完成の最後の一つのメッセージであり、該UEから目標基地局へ送信され、例えば、RRCコネクション再構成完成メッセージであってもよい。
ステップ305:ステップ304で、ハンドオーバー完成メッセージの送信が未成功と確定した場合、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定してもよい。
本実施例では、ハンドオーバー完成メッセージを送信できないので、ハンドオーバー構成の問題と確定してもよい。
具体的には、ハンドオーバーパラメータの問題であり、該UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)が大きすぎて、該UEが目標セルにハンドオーバーした時に目標セルの信号が弱く、ハンドオーバーを完成させることができず、又は、ハンドオーバー完成後にリンク失敗が発生したとのことかもしれない。
ステップ306:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の分析結果である"ハンドオーバー構成問題"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する時に、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該上りRLC層伝送問題の場合、"ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;ハンドオーバー完成メッセージを送信できない)"のような方式で分析結果を記録してもよい。
そのうち、該"ハンドオーバー完成メッセージを送信できない"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ307:ステップ302で、測定報告がトリガーされていないと確定した場合、該UEは更に、信号品質が良い隣接セルがあるかどうかを判断し、確定結果がはいの場合、ステップ315を実行し、そうでない場合、ステップ308を実行する。
ステップ308:ステップ307で判断結果がいいえの場合、該UEは更に、最近成功の下り伝送があるかどうかを判断し、判断結果がはいので場合、ステップ309を実行し、そうでない場合、ステップ313を実行する。
そのうち、最近成功の下り伝送とは、リンク失敗がRLC伝送の問題によると確定した前に発生した成功の下り伝送を指す。
ステップ309:ステップ308で判断結果がはいの時に、該UEは、該リンク失敗の原因が上りカバレッジホールのみであると確定する。
ステップ310:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の分析結果である"カバレッジホール"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する時に、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該上りRLC層伝送問題の場合、"カバレッジホール(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がある)"のような方式で分析結果を記録してもよい。
そのうち、"測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がある"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ311:ステップ303で判断結果がいいえの時に、該UEは、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定する。
本実施例では、具体的には、ハンドオーバーパラメータの問題であり、該UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)が小さすぎて、該UEが受信したサービスセルの信号が弱い時に、該UEがハンドオーバーをまだ完成させていないとのことかもしれない。
ステップ312:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の分析結果である"ハンドオーバー構成問題"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該上りRLC層伝送問題の場合、"ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;測定報告トリガー済み;測定報告の送信が未成功である)"のような方式で分析結果を記録してもよい。
そのうち、"測定報告トリガー済み;測定報告の送信が未成功である"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ313:ステップ308で判断結果がいいえの時に、該UEは、リンク失敗を引き起こした原因が上りカバレッジホールであり、且つ下り未知であると確定する。
ステップ314:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の分析結果である"カバレッジホール"をリンク失敗報告に記録し、該報告によって、ネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用する。
そのうち、該上りRLC層伝送問題の場合、"カバレッジホール(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;品質がよい隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がない)"のような方式で、分析結果を記録してもよい。
そのうち、"測定報告がトリガーされておらず;品質が良い隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がない"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ315:ステップ307で確定結果がはいの時に、該UEは、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成の問題であると確定する。
そのうち、具体的には、該ハンドオーバー構成問題は、該UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)が小さすぎて、該UEが受信したサービスセルの信号が弱い時に、該UEがまだハンドオーバーを完成させていないとのことかもしれない。
ステップ316:該UEは、分析結果を記録する。
本実施例では、該UEは、このような場合の分析結果である"ハンドオーバー構成問題"をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
そのうち、該上りRLC層伝送問題の場合、"ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがある)"のような方式で、分析結果を記録してもよい。
そのうち、"測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがある"は、選択可能な情報であり、記録しなくてもよい。
ステップ317〜321:該UEは、分析結果をネットワーク側に送信する。
本実施例では、該分析結果をリンク失敗報告に含めてネットワーク側に送信してもよく、又は、単独で送信してもよく、又は、該ネットワーク側からのリクエストがあった時に送信してもよく、又は、取得した後に直ぐに送信してもよく、具体的な実施では、具体的な状況に応じて確定してもよい。
上述の実施例では、説明すべきは、ステップ306、312、310、314及び316は、選択可能なステップであり、また、図3に示すプロセスは、本発明の実施例のみであり、当業者は、「測定報告がトリガーされており且つ測定報告の送信が未成功の時に、リンク失敗原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;測定報告がトリガーされており且つ測定報告の送信が成功であり、ハンドオーバー完成メッセージの送信が未成功の時に、リンク失敗原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質が良い隣接セルがある時に、リンク失敗の原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;測定報告がトリガーされておらず、信号品質がよい隣接セルがなく且つリンク失敗前に最近成功の下り伝送がある時に、リンク失敗の原因が上りカバレッジホールのみであると確定し;測定報告がトリガーされておらず、信号品質が良い隣接セルがなく且つリンク失敗前に最近成功の下り伝送がない時に、リンク失敗の原因が上りカバレッジホールであり、且つ下り未知であると確定する」とのことに符合すれば、実際のニーズに応じて、各ステップを設置してもよい。
上述の実施例から分かるように、リンク失敗が上りRLC伝送問題による場合、該UEは、上述のプロセスに基づいて、リンク失敗を引き起こした具体的な原因を分析し、分析結果をネットワーク側に送信することができ、このように、ネットワーク側は、該UEからの情報に基づいて、リンク失敗の原因を分析し、より正確なネットワーク最適化を行うことができる。
本発明の実施例4は更に、リンク失敗原因を分析する方法を提供する。
本発明の実施例では、リンク失敗がMAC層のランダムアクセス問題による時に、該UEは、MAC層のランダムプロセス失敗の指示を受信した時に、リンク失敗の原因がMAC層のランダムアクセスプロセスに関する上りリンク問題、例えば、送信パワーの設置が正しくなく、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH、Physical Random Access Channel)リソースの構成が適切でないなどであると確定する。
また、該UEは、分析結果である"MAC層のランダムアクセス問題"を記録し、そのうち、該UEは、このような場合の分析結果をリンク失敗報告に記録し、該報告によってネットワーク側に伝送してもよいが、これに限定されず、該分析結果を単独で記録し、ネットワーク側に伝送してもよく、これにより、ネットワーク側は、リンク失敗原因を分析する、又は、ネットワークを最適化する時にそれを使用し得る。
上述の実施例から分かるように、UEは、リンク失敗原因を分析して、具体的なリンク失敗原因の情報を得ることができ、分析結果をネットワーク側に送信することができ、このように、ネットワーク側は、該UEからの情報に基づいて、リンク失敗の原因を分析し、より正確なネットワーク最適化を行うことができる。
図4は、本発明の実施例5におけるリンク失敗原因の分析方法のフローチャートである。ユーザ装置のリンク失敗が発生した時に、該UEが所在する基地局において、図4に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ401:ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因の情報を得る。
本実施例では、該リンク失敗の原因の情報は、上述の実施例1〜4中の前記情報であってもよい。
例えば、ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;ハンドオーバー完成メッセージを送信できない);
ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;測定報告トリガー済み;測定報告の送信が未成功である);
ハンドオーバー構成問題(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質がよい隣接セルがある);
カバレッジホール(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;品質がより隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がある);
カバレッジホール(上りRLC伝送問題;測定報告がトリガーされておらず;信号品質がよい隣接セルがなく;最近成功の下り伝送がない);
ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告トリガー済み);
ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがある);
カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質がよい隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がある);
カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;信号品質が良い隣接セルがなく;最近成功の上り伝送がない);
MAC層のランダムアクセス問題であってよい。
上述の情報のうち、幾つかの情報は、選択可能な情報であり、実施例1〜4に記載のようであるので、ここでは、詳しい説明を省略する。また、該UEが所在する基地局は、直接上述の情報を得るのでなくてもよく、他の基地局は、エアインターフェースメッセージ又は基地局間メッセージにより該UEが所在する基地局に送ってもよく、これにより、該基地局は、該リンク失敗の原因を得ることができる。
本実施例では、該リンク失敗原因の情報は、リンク失敗報告により送信されてもよく、また、単独で送信されてもよく、又は、他のメッセージに含まれて送信されてもよい。
ステップ402:取得した該リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得した該リンク失敗を引き起こした原因と、それ自身の測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定する。
本実施例では、該基地局は、該リンク失敗を引き起こした原因を得た後に、該得たリンク失敗の原因に基づいて、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定することができる。
また、本実施例では、より正確に、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定するために、該基地局は更に、獲得したリンク失敗の原因に基づいて、リンク失敗の根本原因を確定し、そして、それ自身の測定結果と一緒に、より正確に、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定する。
本実施例では、該自身の測定は、SRS測定などであってもよい。
図5は、本発明の実施例6におけるネットワークの最適化方法のフローチャートである。ユーザ装置のリンク失敗が発生した時に、該UEが所在する基地局において、図5に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ501及びステップ502:図4に示す実施例5中のステップ401及びステップ402と類似するので、ここでは、詳しい説明を略す。
ステップ503:ステップ503で、基地局は、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定した後に、それ相応のネットワーク最適化を行うことができる。
以下、例を挙げて、基地局がその自身の測定結果と一緒に、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定する、及び、ネットワークを最適化するプロセスについて説明する。
例1:ハンドオーバー構成問題
ユーザ装置は、次のリンク失敗原因、例えば、ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告トリガー済み);(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず);(上りRLC問題;ハンドオーバー完成メッセージを送信できず);(上りRLC問題;測定報告を成功裏に送信できず)などを上り報告する。
該基地局の自身の測定結果とは、該基地局が該UEのハンドオーバープロセスにおける情報に基づいて、基地局が、該ハンドオーバーのタイミングが早すぎか遅すぎか、又は、誤ったセルにハンドオーバーしたと判断することができるとのことである。
このように、該基地局は、該UEから報告されてきた原因を得た後に、それ自身の判断結果、例えば、ハンドオーバーが早すぎ、ハンドオーバーが遅すぎ、又は、違ったセルにハンドオーバーしたとのような判断結果と対比して、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定し、調整する必要のあるパラメータを決定し、ネットワークの最適化の目的を達成することができる。
例えば、基地局が、リンク失敗を引き起こした原因が「ハンドオーバーが遅すぎ」によるものであると決定することができても、UEからの原因が"ハンドオーバー構成問題(T310が切れ;測定報告トリガー済み)"である場合、該基地局は、上述の情報に基づいて、どんなパラメータを調整すべきかを確定することができ、例えば、測定構成を有するパラメータ、例えば、トリガー時間(time To Trigger;TS36.331参照)であり、これにより、それ相応のパラメータを調整することにより、ネットワーク最適化を行うことができる。
例2:カバレッジホール
上述の分析方法と同様に、ユーザ装置は、次のリンク失敗原因、例えば、カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;最近成功の上り伝送があり);カバレッジホール(T310が切れ;測定報告がトリガーされておらず;最近成功の上り伝送がなく)などを上り報告する。
基地局が、リンク失敗の原因がカバレッジホールにあると確定することができれば、該基地局が該UEから、リンク失敗を引き起こした原因を得た時に、該基地局は、それ自身の測定結果と、該UEからの分析結果とに基づいて、該カバレッジホールが上りカバレッジホールか、下りカバレッジホールか、上り及び下りカバレッジホールかを決定することができる。
具体的なプロセスは、次の通りである。
基地局は、ユーザ装置からのリンク失敗を引き起こした原因、例えば、上り又は下り又は両者のカバレッジホールを取得し;リンク失敗が発生した位置近傍のユーザ装置のMDT報告プロセスを初期化し、該基地局は、該MDT報告に基づいて、更にカバレッジホール問題と確定する。このように、該基地局は、確定した結果を0AMサーバに通知しネットワーク性能の最適化を行う。
例3:MAC層ランダムアクセス問題
ユーザ装置からのリンク失敗を引き起こした原因がMAC層のランダムアクセスの問題である場合、該基地局は、該情報を得た後に、リンク失敗が発生した位置近傍のユーザ装置のランダムアクセスチャネル(RACH)報告プロセスを初期化することができ、このように、ランダムアクセス問題の原因の発見を助けることができる。このように、具体的な原因に基づいてRACHの最適化を行うことができ、そして、ネットワークの最適化を行うことができる。
上述の実施例から分かるように、UEは、具体的なトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を分析し、そして、分析結果をネットワーク側に提供し、これにより、該基地局は、該分析結果を得た後に、該分析結果に基づいて、又は、更にそれ自身の測定結果とあわせて、リンク失敗を引き起こした根本原因を確定することが、そして、ネットワークに対してより正確な最適化を行うことができる。
当業者が理解すべきは、上述の実施例における方法のうちの全部又は一部のステップの実現は、プログラムが関連するハードウェアに指令することにより完成されてもよく、前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムは実行される時に、上述の実施例における方法のうちの全部又は一部のステップを実行させることができ、また、前記記憶媒体は、R0M、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどを含んでもよい。
本発明の実施例は更に、リンク失敗原因の分析装置及びネットワークの最適化装置を、次の実施例に記載のように提供する。該装置が問題を解決する原理は、上述の該装置に基づくリンク失敗原因の分析方法及びネットワークの最適化方法と同様であるため、該装置の実施は、方法の実施を参照することができるので、ここでは、複説明を略す。
図6、本発明の実施例7におけるリンク失敗原因の分析装置を示す。該装置は、第一処理ユニット601、第二処理ユニット602及び第一送信ユニット603を含む。
第一処理ユニット601:リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定し、本実施例では、第一処理ユニット601の処理方式は、実施例1中のステップ101と同様であるため、ここでは、詳しい説明を略す。
第二処理ユニット602:リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報に基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を分析し、そのうち、第二処理ユニット602の処理方式は、実施例1中のステップ102と同様であるため、具体的には実施例2〜4に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
第一送信ユニット603:分析により得られた、リンク失敗を引き起こした原因をネットワーク側に送信し、本実施例では、第一送信ユニット603が該リンク失敗を引き起こした原因を送信することは、実施例1のステップ103と同様であるので、ここでは詳しい説明を略す。
本実施例では、リンク失敗を引き起こした具体的な状況に基づいて、第二処理ユニット602の機能について説明する。
本実施例では、リンク失敗を引き起こした具体的な状況が物理リンク問題である時に、第二処理ユニット602は、具体的に次のような処理を行う。
測定報告がトリガーされている時に、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;
測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質がよい隣接セルがある時に、リンク失敗を引き起こした原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;
測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質が良い隣接セルがなく、リンク失敗前に最近成功の上り伝送がある時に、リンク失敗の原因が下りカバレッジホールであると確定し;
測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質がよい隣接セルがなく、リンク失敗前に最近成功の上り伝送がない時に、リンク失敗の原因が下りカバレッジホールであり、且つ上り未知であると確定する。
このような場合、第二処理ユニット602の具体的な処理プロセスは、実施例2に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
本実施例では、リンク失敗を引き起こした具体的な状況が無線リンク制御層伝送問題である時に、第二処理ユニット602は、具体的に次のような処理を行う。
測定報告がトリガーされており且つ測定報告の送信が未成功の時に、リンク失敗原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;
測定報告がトリガーされており且つ測定報告の送信が成功であり、ハンドオーバー完成メッセージの送信が未成功である時に、リンク失敗原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;
測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質がよい隣接セルがある時に、リンク失敗の原因がハンドオーバー構成問題であると確定し;
測定報告がトリガーされておらず、信号品質が良い隣接セルがなく且つリンク失敗前に最近成功の下り伝送がある時に、リンク失敗の原因が上りカバレッジホールであると確定し;
測定報告がトリガーされておらず、信号品質がよい隣接セルがなく且つリンク失敗前に最近成功の下り伝送がない時に、リンク失敗の原因が上りカバレッジホールであり、且つ下り未知であると確定する。
このような場合、第二処理ユニット602の具体的な処理プロセスは実施例3に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施例では、リンク失敗を引き起こした具体的な状況がMAC層のランダムアクセス問題である時に、第二処理ユニット602は、具体的に次のような処理を行う。
MAC層のランダムプロセス失敗の指示を受信した後に、リンク失敗の原因がMAC層のランダムプロセスに関する上りリンク問題であると確定する。
このような場合、第二処理ユニット602の具体的な処理プロセスは実施例4に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施例では、該装置はユーザ装置、例えば、PDA、移動端末、PCなどの端末装置であってもよい。
図7は、本発明の実施例8におけるリンク失敗原因の分析装置を示し、該装置は、第三処理ユニット701及び第四処理ユニット702を含む。
第一処理ユニット701:ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因の情報を取得し、本実施例では、該リンク失敗を引き起こした原因の情報は、実施例5のステップ401に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
第四処理ユニット702:取得したリンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得したリンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定する。
本実施例では、該リンク失敗を引き起こした原因の情報は、実施例5のステップ402に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
上述の実施例では、該装置は、UEのリンク失敗が発生した時に該UEが所在する基地局である。
図8は、本発明の実施例9におけるネットワークの最適化装置を示し、該装置は、第五処理ユニット801、第六処理ユニット802及び第一最適化ユニット803を含む。
第五処理ユニット801:ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした原因を取得し;
第六処理ユニット802:取得したリンク失敗を引き起こした原因に基づいて、又は、取得したリンク失敗を引き起こした原因と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定し;
第一最適化ユニット803:確定したリンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークに対して最適化を行う。
本実施例では、第三処理ユニット801及び第四処理ユニット802の実行プロセスは、実施例5のステップ401及びステップ402に記載のようであり、第一最適化ユニット803の実行プロセスは、実施例6のステップ503に記載のようであり、具体的な実例は前述のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
上述の実施例では、該装置は、UEのリンク失敗が発生した時に該UEが所在する基地局であってよい。
上述の実施例からわかるように、UEは、リンク失敗原因を分析して具体的なリンク失敗原因の情報を取得し、そして、分析結果をネットワーク側に送信することができ、このように、ネットワーク側は、該UEからの情報に基づいてリンク失敗の原因を分析し、より正確なネットワーク最適化を行うことができる。
図9は、本発明の実施例10におけるリンク失敗原因の分析方法を示す。UEにおいて、図9に示すように、該方法は、次のようなステップを含む。
ステップ901:リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定し;
ステップ902:該具体的なトリガー情報を、リンク失敗を引き起こした原因としてネットワーク側に送信する。
上述の実施例では、該具体的なトリガー情報は、実施例1に記載のようであるので、ここでは詳しい説明を略す。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置は、リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報をネットワーク側に提供することができ、これにより、ネットワーク側は、該情報に基づいて、より正確に、リンク失敗を引き起こした原因を確定し、そして、ネットワークに対してより正確な最適化を行うことができる。
図10は、本発明の実施例11におけるリンク失敗原因の分析方法を示す。リンク失敗発生時に、該UEが所在する基地局において、該方法は、次のようなステップを含む。
ステップ1001:ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得する。
そのうち、該UEは、該具体的なトリガー情報を、リンク失敗を引き起こした原因としてネットワーク側に送信し、該UEが所在する基地局は、直接上述の情報を得るのでなくてもよく、例えば、他の基地局は、エアインターフェースメッセージ又は基地局間メッセージにより該UEが所在する基地局に送ってもよく、これにより、該基地局は、該リンク失敗の原因を得ることができる。
本実施例では、該リンク失敗原因の情報は、リンク失敗報告により送信されてもよく、又は、単独で送信されてもよく、又は、他のメッセージに含まれて送信されてもよい。
ステップ1002:取得した具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定する。
図11は、本発明の実施例12におけるネットワークの最適化方法を示す。リンク失敗発生時に、該UEが所在する基地局において、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1101及びステップ1102:実施例11中のステップ1001及び1002に類似するため、ここでは、詳しい説明を略す。
ステップ1103:確定したリンク失敗を引き起こした根本原因に基づいて、ネットワークに対して最適化を行う。
上述の実施例から分かるように、ユーザ装置は、リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報をネットワーク側に提供することができ、これにより、ネットワーク側は、該情報に基づいて、より正確に、リンク失敗を引き起こした原因を確定し、そして、ネットワークに対してより正確な最適化を行うことができる。
以下、具体的な実例を挙げて、本発明の実施例におけるリンク失敗の分析原因及びネットワークの最適化方法について詳細に説明する。
例1:物理リンクの問題
基地局は、具体的なトリガー情報及び測定結果に基づいて、ハンドオーバー構成問題(例えば、ハンドオーバーが早すぎ、ハンドオーバーが遅すぎ、誤ったセルにハンドオーバーした)又はカバレッジホールを決定することができる。
該判断方式は、従来技術を採用して実現してもよく、例えば、測定結果が、リンク失敗時に信号品質がよい隣接セルがないと表す時に、カバレッジホールであると判定してもよい。
判定結果に基づいて、該基地局は、UEの目標セルに対してのハンドオーバーパラメータ(例えば、セル個別オフセットCell Individual Offset;TS36.331参照)を調整することにより、ハンドオーバー構成問題を解決でき、又は、基地局のカバレッジを増やすことによりカバレッジホール問題を解決できる。
例2:MAC層のランダムアクセス問題
基地局は、具体的なトリガー情報に基づいて、MAC層のランダムアクセスプロセスに関する上りリンク問題、例えば、送信パワーの設置が正確でなく、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH、Physical Random Access Channel)リソースの構成が適切でないなどを判定できる。
基地局は、送信パワーを増大させ、又は、物理ランダムアクセスチャネルのリソースを増加させることにより、ネットワーク性能を最適化できる。
例3:上り無線リンク制御層の伝送問題
基地局は、報告されて来た上り無線リンク制御層の伝送問題に基づいて、上りリンクの構成が適切でないと判定でき、例えば、上り送信パワーの設置が正確でないとのことである。
基地局は、ユーザの上り送信パワーを調整することにより、ネットワーク性能を最適化することができる。
上述から分かるように、上述の実施例は、本発明の例示的な実施例のみであり、当業者は、本発明の実施例に基づいて、ネットワーク失敗の根本原因を確定し得る任意の方法、及び、ネットワークの最適化方法を得ることができる。
本発明の実施例は更に、リンク失敗原因の分析装置及びネットワークの最適化装置を、次の実施例に記載のように提供する。該装置が問題を解決する原理は、上述の該装置に基づくリンク失敗原因の分析方法及びネットワークの最適化方法に類似するため、該装置の実施は、方法の実施を参照することができ、ここでは、重複説明を略す。
図12は、本発明の実施例13におけるリンク失敗原因の分析装置を示す。該装置は、第七処理ユニット1201及び第二送信ユニット1202を含む。
第七処理ユニット1201:リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を確定し、そのうち、具体的な確定プロセスは、上述の実施例1に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を略す。
第二送信ユニット1202:該具体的なトリガー情報を、リンク失敗を引き起こした原因としてネットワーク側に送信し、そのうち、送信方法は、上述の実施例1に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を略す。
本実施例では、該装置は、ユーザ装置、例えば、PDA、移動端末などであってもよい。
図13は、本発明の実施例14におけるリンク失敗原因の分析装置を示す。該装置は、第八処理ユニット1301及び第九処理ユニット1302を含む。
第八処理ユニット1301:ユーザ側が送信した、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報を取得し、具体的な取得方式は、実施例11に記載のようであるため、ここでは詳しい説明を略す。
第九処理ユニット1302:取得した前記具体的なトリガー情報に基づいて、又は、取得した該具体的なトリガー情報と、測定結果とに基づいて、リンク失敗を引き起こした原因を確定する。具体的な確定方法は、実施例11に記載のようであるので、ここでは、詳しい説明を略す。
上述の実施例では、該装置は基地局、即ち、ユーザ装置がリンク失敗発生時に所在する基地局である。
図14は、本発明の実施例15におけるネットワークの最適化装置を示す。図14に示すように、該装置は、第十処理ユニット1401、第一処理ユニット1402及び第二最適化ユニット1403を含む。
第十処理ユニット1401及び第一処理ユニット1402の作用は、実施例14における第八処理ユニット1301及び第九処理ユニット1302に類似するので、ここでは詳しい説明を略す。
第二最適化ユニット1403:確定した前記リンク失敗を引き起こした原因に基づいて、ネットワークに対して最適化を行う。
本実施例では、該装置がユーザ装置、例えば、PDA、移動端末などであってもよい。
上述の実施例からわかるように、ユーザ装置は、リンク失敗発生時に、リンク失敗を引き起こした具体的なトリガー情報をネットワーク側に提供することができ、これにより、ネットワーク側は、該情報に基づいて、より正確に、リンク失敗を引き起こした原因を確定し、そして、ネットワークに対してより正確な最適化を行うことができる。
本発明の実施例は更に、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、リンク失敗原因の分析装置において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、該リンク失敗原因の分析装置において、実施例1〜5、10〜11に記載のリンク失敗原因の分析方法を実行させる。
本発明の実施例は更に、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、リンク失敗原因の分析装置において、実施例1〜5、10〜11に記載のリンク失敗原因の分析方法を実行させる。
本発明の実施例は更に、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、ネットワークの最適化装置において該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、ネットワークの最適化装置において実施例6、12に記載のネットワーク最適化方法を実行させる。
本発明の実施例は更に、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、ネットワークの最適化装置において実施例6、12に記載のネットワーク最適化方法を実行させる。
本発明の上述の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、本発明は、このようなコンピュータ可読なプログラムにも関し、即ち、該プログラムは、ロジック部により実行されている時に、該ロジック部に、上述の装置又は構成部品を実現させることができ、又は、該ロジック部に、上述の各種方法又はステップを実現させることができる。ロジック部品は、例えば、Field Programmableロジック部品、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などである。また、本発明は、さらに、上述のプログラムを記録している記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、flashメモリ、磁気光ディスク、メモリカード、メモリスティックなどにも関する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。

Claims (5)

  1. 基地局と、前記基地局と通信する端末装置とを含む無線通信システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記基地局との間の無線リンク失敗発生時に、前記無線リンク失敗の原因を示す情報を確定する処理手段と、
    前記無線リンク失敗の原因を示す情報を前記基地局に送信する送信手段とを備え、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置から送信された、前記無線リンク失敗の原因を示す情報を取得する取得手段を備え、
    前記無線リンク失敗の原因を示す情報は、物理層問題、MAC層ランダムアクセス問題、及び、無線リンク制御層伝送問題を含み、
    前記物理層問題は、前記無線リンクが所定期間において良くならないケースを含み、
    前記MAC層ランダムアクセス問題は、ランダムアクセスプロシージャが成功していないケースを含み、
    前記無線リンク制御層伝送問題は、無線リンク制御層における再送回数が最大値に達しているケースを含む、ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 端末装置が送信した、前記端末装置との間の無線リンク失敗の原因を示す情報を取得する取得手段と、
    取得した前記無線リンク失敗の原因を示す情報に基づいて、前記無線リンク失敗の原因を確定する処理手段と、を備え、
    前記無線リンク失敗の原因を示す情報は、物理層問題、MAC層ランダムアクセス問題、及び、無線リンク制御層伝送問題を含み、
    前記物理層問題は、前記無線リンクが所定期間において良くならないケースを含み、
    前記MAC層ランダムアクセス問題は、ランダムアクセスプロシージャが成功していないケースを含み、
    前記無線リンク制御層伝送問題は、無線リンク制御層における再送回数が最大値に達しているケースを含む、ことを特徴とする基地局。
  3. 前記無線リンク失敗の原因は、ハンドオーバー構成問題、上りリンク及び/又は下りリンクカバレッジホール、及び、上りリンク問題のうちの一つ以上を含む、請求項2に記載の基地局。
  4. 前記無線リンク失敗の原因を示す情報が物理層問題である時に、前記処理手段は、
    測定報告がトリガーされている場合、前記無線リンク失敗の原因がハンドオーバー構成問題であると確定し、
    測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質が良い隣接セルが存在する場合、前記無線リンク失敗の原因がハンドオーバー構成問題であると確定し、及び
    測定報告がトリガーされておらず且つ信号品質が良い隣接セルが存在しない場合、前記無線リンク失敗の原因がカバレッジホールであると確定する、請求項2に記載の基地局。
  5. 前記無線リンク失敗を引き起こした前記無線リンク失敗の原因を示す情報がMAC層ランダムアクセス問題である時に、前記処理手段は、
    MAC層ランダムプロシージャ失敗の指示を受信した後に、前記無線リンク失敗の原因がMAC層ランダムプロシージャに関する上りリンク問題であると確定する、請求項2に記載の基地局。
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