JP6194761B2 - 情報処理方法、装置、及びプログラム - Google Patents

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開示の技術は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
SaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)などのクラウドサービスでは、ユーザからのリクエストを処理するために仮想マシンを使用している。クラウドサービスにおいては、ユーザへのレスポンスを遅延させないために、短時間で仮想マシンの生成を行う仕組みが求められている。
例えば、クラウド上のアプリケーションは、仮想マシンの台数を増やしてスケールアウトを行うことにより、リクエストの増大(負荷の増大)に対応する。しかし、手動及び自動のいずれのスケールアウトの場合でも、既存技術では、仮想マシンの生成に分単位の時間がかかるため、急激な負荷の増大に間に合わない。そのため、スケールアウトを行うためには、事前に負荷を予測する必要があるが、この予測は非常に困難である。
また、仮想マシンが動作するホストコンピュータである実行ホストに障害が発生した場合などには、障害が発生した実行ホスト上で動作していた仮想マシンの代替となる仮想マシンを、他の実行ホストに早急に生成する必要がある。
従来、仮想マシンを生成する方法として、事前に作成済み(sysprep済み)の仮想ディスクファイルから、仮想マシンを再初期化する方法が行われている。具体的には、事前に作成済み(sysprep済み)の仮想ディスクファイルを実行ホスへコピーする。次に、その仮想ディスクファイルから仮想マシンを起動して、コンピュータ名、IPアドレス、MACアドレスなどの割り当てが、他の仮想マシンと重複しないように再初期化を行う。そして、再初期化後に、仮想マシンを再起動する。
このように、事前に作成済みの仮想ディスクファイルから、仮想マシンを再初期化する仮想マシンの生成方法では、仮想ディスクファイルのコピー及び再初期化に時間がかかる、という問題がある。
そこで、クローン元仮想機械を稼働させるコンピュータ装置が、クローン元仮想機械を仮想ネットワークインターフェース(仮想NIC)から切り離された状態で起動させる情報処理システムが提案されている。この情報処理システムでは、クローン元仮想機械の作動状態を表す作動状態情報を取得し、作業状態情報及び仮想ディスク情報を含むイメージを保存する制御を行う。そして、クローン先となるコンピュータ装置が上記イメージを用いて、1以上のクローンの仮想機械を仮想NICが切り離された状態で再開させ、1以上のクローンの仮想機械に仮想NICを取り付ける制御を行う。
この情報処理システムでは、作業状態情報及び仮想ディスク情報を含むイメージ(いわゆるスナップショット)を用いているため、従来の仮想ディスクファイルのコピーにかかっていたい時間を短縮することができる。また、仮想NICの抜き差しにより、IPアドレス及びMACアドレスの重複を回避している。
特開2012−118827号公報
しかし、仮想NICを抜き差しして、IPアドレス、MACアドレス等のアドレス情報を設定する方法では、生成された仮想マシン上のゲストOSのコンピュータ名がクローン元と重複してしまうことまでは回避できず、ネットワーク通信に支障が生じる。正常にネットワーク通信を行うためにコンピュータ名を変更する場合には、仮想マシン上にエージェントを入れておき、エージェントに対してコンピュータ名変更のリクエストを出す必要がある。また、コンピュータ名の変更を反映させるためには、仮想マシンの再起動が必要となり、仮想マシン生成の時間を短縮することができない。
また、仮想マシン生成の時間が短縮された場合には、動作中の仮想マシンが一時停止した場合などに、早急に代替の仮想マシンが生成されることとなる。しかし、代替の仮想マシンが早急に生成されてしまうことで、代替の仮想マシンを生成した後に、一時停止していた仮想マシンが復旧することが考えられる。このような場合には、元の仮想マシンと代替の仮想マシンとが、それぞれに割り当てられたアドレス情報が重複した状態で同時に動作してしまうおそれがある。従来技術では、このような問題について考慮がされていない。
本発明は、一つの側面として、アドレス情報の重複を回避しつつ、仮想マシンの生成に要する時間を短縮することが目的である。
一つの実施形態では、開示の技術は、第1の仮想マシンからの応答がない場合に、前記第1の仮想マシンの代替となる第2の仮想マシンを、自装置上に生成する。また、開示の技術は、前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた論理アドレス、及び前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、記論理アドレス宛のデータを前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を前記コンピュータ上に生成する。また、開示の技術は、前記変換転送部が、前記論理アドレスを送信元とする物理アドレスの通知他の変換転送部から受信した場合に、受信した物理アドレスと自変換転送部に割り当てられた物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する。
一つの側面として、アドレス情報の重複を回避しつつ、仮想マシンの生成に要する時間を短縮することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。 管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 テンプレートホストの概略構成を示すブロック図である。 実行ホストの概略構成を示すブロック図である。 ハイパーバイザーの機能的構成を示すブロック図である。 仮想マシンの生成時間短縮を説明するための概略図である。 代替仮想マシン生成を説明するための図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 代替仮想マシン生成を説明するための図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 代替仮想マシン生成を説明するための図である。 代替仮想マシン生成を説明するための図である。 本実施形態に係る管理装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る実行ホストとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 実行ホストにおける仮想マシンの状態の一例を示す概略図である。 新規仮想マシン生成リクエスト処理を示すフローチャートである。 代替仮想マシン生成リクエスト処理を示すフローチャートである。 仮想マシン生成処理を示すフローチャートである。 仮想マシン削除処理を示すフローチャートである。 管理テーブル管理処理を示すフローチャートである。 実行ホストにおける仮想マシンの状態の一例を示す概略図である。 実行ホストにおける仮想マシンの状態の一例を示す概略図である。 実行ホストにおける仮想マシンの状態の一例を示す概略図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 管理テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、管理装置20、DNS(Domain Name System)サーバ31、テンプレートホスト32、及び複数の実行ホスト40を含む。管理装置20、DNSサーバ31、テンプレートホスト32、及び複数の実行ホスト40の各々は、互いにネットワークを介して接続されている。また、情報処理システム10は、インターネットを介して、パーソナルコンピュータ、携帯端末等のユーザ端末90と接続されている。
管理装置20は、物理サーバである実行ホスト40上の仮想マシンの生成及び削除に関する情報、並びにアドレス情報を管理する。図2に示すように、管理装置20は、受付部21、監視部22、割当部23、通知部24、及び管理部25を含む。
受付部21は、ユーザ端末90から、新規の仮想マシンの生成を要求するリクエストを受け付ける。
監視部22は、情報処理システム10に含まれる実行ホスト40の状態を監視し、応答のない実行ホスト40を検出する。
受付部21によるリクエストの受け付け、及び監視部22による応答のない実行ホスト40の検出をきっかけに、実行ホスト40が仮想マシンを生成する。以下では、受付部21によるリクエストの受け付けをきっかけに仮想マシンを生成する場合を、「新規仮想マシンの生成」という。また、監視部22による応答のない実行ホスト40の検出をきっかけに仮想マシンを生成する場合を、「代替仮想マシンの生成」という。
割当部23は、管理テーブル26を参照して、仮想マシンと共に生成される仮想ルーター(詳細は後述)に割り当てるIPアドレス及びMACアドレスを選択する。管理テーブル26の一例を図3に示す。図3の例では、実行ホスト40毎に、実行ホスト40上に生成された仮想マシンの仮想マシン名、仮想マシンに対応する仮想ルーターに割り当てられたIPアドレス及びMACアドレス、稼働状態、並びにDNS名が登録されている。
割当部23は、新規仮想マシンの生成の際には、管理テーブル26に登録されていない、すなわち現在使用されていないIPアドレス及びMACアドレスから、所定のルールに従って、IPアドレス及びMACアドレスを選択して、仮想ルーターに割り当てる。所定のルールは、例えば、現在使用されていないIPアドレス及びMACアドレスのうち、IPアドレスの値が最小のもの及びMACアドレスの値が最小のものを選択する、などとすることができる。
また、割当部23は、代替仮想マシンの生成の際には、応答がない実行ホスト40上の仮想マシンに対応する仮想ルーターに割り当てられていたIPアドレス(以下、「元のIPアドレス」という)と同一のIPアドレスを、新たに生成される仮想ルーターに割り当てるIPアドレスとして選択する。また、割当部23は、現在使用されていないMACアドレスから、所定のルールに従ってMACアドレスを選択して、仮想ルーターに割り当てる。所定のルールは、例えば、現在使用されていないMACアドレスのうち、応答のない実行ホスト40上の仮想マシンに対応する仮想ルーターに割り当てられていたMACアドレス(以下、「元のMACアドレス」という)よりも値が大きいMACアドレスの中で、値が最小のものとすることができる。このように、本実施形態では、代替仮想マシンの生成の際に、仮想マシンに対応する仮想ルーターに割り当てるMACアドレスを、元のMACアドレスと異ならせている。この理由については後述する。
また、割当部23は、生成される仮想マシンのコンピュータ名またはドメイン名と、選択したIPアドレスとを対応付けて、DNSサーバ31へ登録する。
通知部24は、管理テーブル26を参照して、仮想マシンを生成する実行ホスト40を選択する。そして、通知部24は、割当部23により選択されたアドレス情報(IPアドレス及びMACアドレス)を含む仮想マシン生成のリクエストを、選択した実行ホスト40へ通知する。
管理部25は、仮想マシンの生成を実行ホスト40へリクエストした際に、生成される仮想マシンに対応する仮想ルーターに割り当てたアドレス情報を、管理テーブル26に登録する。また、管理部25は、実行ホスト40から仮想マシンを削除したことの通知を受け付けた場合には、削除された仮想マシンの情報を、管理テーブル26から削除する。
DNSサーバ31は、各仮想マシンのコンピュータ名またはドメイン名とIPアドレスとが対応付けられて登録されたサーバである。各装置間でコンピュータ名またはドメイン名を用いて通信を行う際に参照される。
テンプレートホスト32は、仮想マシンを生成する際のコピー元となる仮想マシンが動作するホストコンピュータである。図4に示すように、テンプレートホスト32のホスト空間で仮想マシン33が動作している。この仮想マシン33には、仮想NIC(Network Interface Controller)34が接続されている。また、記憶部には、仮想マシンのOS(Operating System)がインストールされたマスター(仮想ディスクファイル)35が記憶されている。仮想マシン33は、マスター35へのリンクを持つ。また、記憶部には、実際に動作する仮想マシン33とマスター35との差分が記憶された差分ファイル36が記憶される。なお、マスター35は、実行ホスト40の各々にも記憶されている。
実行ホスト40は、仮想マシンが生成され、動作するホストコンピュータである。図5に示すように、実行ホスト40は、CPU42、メモリ44、不揮発性の記憶部46、NIC48を含むハードウェアリソース41を有している。実行ホスト40上では、仮想化ソフトウェアであるハイパーバイザー50により、仮想マシン57が生成される。仮想マシン57には、ハードウェアリソース41を仮想化した仮想ハードウェア58が割り当てられている。仮想ハードウェア58には、仮想NIC59が含まれ、仮想マシンからの通信、及び仮想マシンへの通信は、仮想NIC59、仮想ルーター54、及びNIC48を介して行われる。仮想マシン57上では、ゲストOS60が動作する。また、実行ホスト40上では、ハードウェアリソース41を直接利用したホスト55上で、ホストOS56を動作させることもできる。
ハイパーバイザー50は、機能的には、図6に示すように、仮想マシン生成部51、仮想ルーター生成部52、及び制御部53を含む。
仮想マシン生成部51は、管理装置20からの仮想マシン生成のリクエストを受け付けると、テンプレートホスト32から差分ファイル36及び仮想マシン33のメモリをコピーして取得する。そして、仮想マシン生成部51は、取得した差分ファイル36及び仮想マシン33のメモリ、並びに記憶部46に記憶されたマスター35から、実行ホスト40上に仮想マシン57を生成し、仮想マシン57の動作を再開させる。仮想マシン57の生成方法は、従来既知のライブマイグレーション等の手法を応用することができる。
仮想ルーター生成部52は、仮想マシン57と1対1で対応する仮想ルーター54を生成する。仮想ルーター54は、一般的なルーターのようにルーティングやフィルタリング等の機能は持たず、NAT(Network Address Translation)機能だけを持つ構成の仮想デバイスとすることができる。これにより、ハードウェアリソースの使用量の増加や通信性能の低下を抑止することができる。
仮想ルーター生成部52は、生成した仮想ルーター54の外部インターフェースに、管理装置20から通知されたアドレス情報(IPアドレス及びMACアドレス)を割り当てる。また、仮想ルーター生成部52は、生成した仮想ルーター54を、仮想マシン生成部51が生成した仮想マシン57に接続すると共に、NIC48に接続する。これにより、仮想マシン57毎にネットワークを分離する。
上記のように、仮想ルーター54を生成し、その仮想ルーター54に、管理装置20の割当部23で重複を回避するように選択されたアドレス情報を割り当てる。このため、仮想マシンへアドレス情報を再設定して、仮想マシンを再起動することなく、通信可能な状態にすることができる。また、仮想ルーター54に割り当てたIPアドレスと、その仮想ルーター54に対応する仮想マシン57のコンピュータ名との対応付けをDNSサーバ31に登録しておくことで、コンピュータ名による通信も可能になる。この場合も、仮想マシン57へのコンピュータ名の設定の必要がないため、仮想マシン57の再起動の必要がない。
これにより、アドレス情報やコンピュータ名の再設定、及び仮想マシン57の再起動の処理を省略することができ、仮想マシン57を生成する時間を短縮することができる。図7に、従来手法と比べて本実施形態が仮想マシンの生成時間を短縮することができることを概略的に示す。図7において、従来手法1は、仮想ディスクファイルをコピーして仮想マシンを生成し、生成した仮想マシンにアドレス情報等の各種設定を行う手法である。従来手法2は、特許文献2と同様の手法であり、マスターと差分ファイルとを用いたスナップショットから、仮想NICが接続されていない仮想マシンをコピーし、コピー後の仮想マシンに仮想NICを取り付けて、アドレス情報を設定する手法である。また、従来手法2では、コピー後の仮想マシンに対してコンピュータ名の設定を行う場合を想定している。
まず、図7に示すように、差分ファイルを用いたスナップショットにより仮想マシンをコピーすることで、「仮想ディスクファイルのコピー」に要する時間を短縮することができる。この点は、従来手法2においても同様に短縮できている。
従来手法2では、コピーした仮想マシンに対して仮想NICを取り付けて、アドレス情報を取得する。この処理では、取り付けられた仮想NICをOSが認識するための時間を要してしまう。また、コピーした仮想マシンにコンピュータ名を設定した場合には、仮想マシンの再起動が必要になる。
本実施形態では、上述のように、仮想マシン57と1対1で対応するように生成した仮想ルーター54の外部インターフェースにアドレス情報を割り当てるため、OSによる認識処理は不要であり、この部分での時間短縮が図れる。また、仮想マシン57へのアドレス情報及びコンピュータ名の設定を行わないため、仮想マシン57の再起動の必要がなく、再起動分の時間短縮も図れる。
制御部53は、代替仮想マシンの生成に起因する、仮想マシン57間におけるアドレス情報の重複を検出し、不要な仮想マシン57を削除する。
ここで、代替仮想マシンの生成に起因する、仮想マシン57間におけるアドレス情報の重複について説明する。
図8に示すように、管理装置20の監視部22が、実行ホスト名が「ホスト1」の実行ホスト40(以下、「実行ホスト1」と表記する。他の実行ホストについても同様)からの応答がないことを検出したとする。この場合、管理装置20の管理テーブル26は、図9に示すようになる。
この場合、例えば図10に示すように、実行ホスト2に、実行ホスト1で動作していた仮想マシン名VM1の仮想マシン(以下、「仮想マシンVM1」と表記する)と同一の仮想マシンを生成する。これにより、仮想マシンVM1を通信可能な状態とし、可用性を維持する。ここでは、代替仮想マシンの生成に起因する課題を説明するため、MACアドレスも同一であるものとする。このときの管理テーブル26は、図11に示すようになる。
この状態から、単に応答が大きく遅れていただけ等の理由により、実行ホスト1が復旧した場合、実行ホスト1上の仮想マシンVM1と実行ホスト2上の仮想マシンVM1との間で、アドレス情報の重複が発生してしまう。そこで、本実施形態では、下記の対処を行う。
まず、上述したように、割当部23により、仮想ルーター54に割り当てるMACアドレスを選択する際、使用されていないMACアドレスから、所定のルールに従ってMACアドレスを選択する。ここでは、現在使用されていないMACアドレスのうち、実行ホスト1上の元のMACアドレスよりも値が大きいMACアドレスの中で、値が最小のMACアドレスを割り当てたものとする。例えば、実行ホスト1上の元のMACアドレスが「0B」で、MACアドレス「0C」が他で使用されている場合、実行ホスト2上の仮想ルーター54に割り当てるMACアドレスは、「0D」とすることができる。
次に、図12に示すように、各仮想ルーター54から自装置に割り当てられたIPアドレスに対応するMACアドレスを問い合わせるARP(Address Resolution Protocol)を送信する。このとき、例えば、応答なしであった実行ホスト1が復旧した場合には、実行ホスト1上の仮想ルーター54と実行ホスト2上の仮想ルーター54とは、IPアドレスが同一である。従って、実行ホスト2上の仮想ルーター54から、MACアドレスが返送されてくる。
上述のように、本実施形態では、代替仮想マシンの生成の際には、仮想ルーター54に割り当てるMACアドレスを元のMACアドレスとは異ならせている。そこで、仮想ルーター54のMACアドレスと、仮想ルーター54が受け付けたMACアドレスとを比較する。そして、比較結果に基づいて、いずれかの仮想マシン57及び仮想ルーター54を削除することにより、IPアドレスの重複を回避することができる。例えば、MACアドレスの値が小さい方の仮想ルーター54に対応する仮想マシン57を削除することができる。
例えば、代替仮想マシンのMACアドレスの値を、元のMACアドレスの値よりも大きくなるように割り当てている場合には、MACアドレスの値が小さい方の仮想ルーター54に対応する仮想マシン57を削除することにより、生成順が古い元の仮想マシン57を削除することができる。なお、代替仮想マシンの値を、元のMACアドレスの値よりも大きくなるように割り当てることは、実施形態としての一例である。MACアドレスの値の大小と仮想マシンの生成順とが対応していれば、他の態様をとることも可能である。例えば、代替仮想マシンのMACアドレスの値を、元のMACアドレスの値よりも小さくなるように割り当ててもよい。この場合、生成順が古い元の仮想マシンを削除するには、MACアドレスの値が大きい方の仮想ルーター54に対応する仮想マシンを削除すればよい。
また、応答なしの実行ホスト40上の仮想マシン、及び新たに生成された仮想マシン以外の仮想マシンやネットワークスイッチでは、ARPキャッシュが更新されるまで、該当のIPアドレスには元のMACアドレスが対応付けられたままとなっている。このままでは正常な通信が行えない。そこで、図13に示すように、新たに生成された仮想マシン57に対応する仮想ルーター54のMACアドレスを、ARPで通信相手となる仮想マシンやネットワークスイッチに通知する。これにより、他の仮想マシンやネットワークスイッチのARPキャッシュが更新され、正常に通信可能になる。
上記の本実施形態の対処法に従って、制御部53は、各仮想ルーター54から自装置のIPアドレスに対応するMACアドレスを問い合わせるARPを送信させるように、仮想ルーター54を制御する。また、制御部53は、仮想ルーター54のMACアドレスと、仮想ルーター54が受け付けたMACアドレスとを比較する。制御部53は、自装置上の仮想ルーター54のMACアドレスの方が、受け付けたMACアドレスより値が小さい場合には、自装置上の仮想ルーター54に対応する仮想マシン57を削除する。
また、制御部53は、削除した仮想マシン57の情報を、管理装置20へ通知する。さらに、制御部53は、新たに生成された仮想マシン57が他の仮想マシンやネットワークスイッチと通信を開始する際、自身のアドレス情報を通知するARPを、他の仮想マシンやネットワークスイッチへ送信させるように、仮想ルーター54を制御する。
上記の対処法を、仮想ルーターを用いない従来技術に適用した場合を考える。本実施形態の対処法では、上述のように、元のMACアドレスと新たに割り当てるMACアドレスとを異ならせている。これを従来技術に適用した場合には、仮想マシンに取り付けられた仮想NICのMACアドレスを変更することになる。
MACアドレスは、ハードウェア(仮想マシンの仮想NIC)に割り当てられる識別アドレスであり、通常、変更されることを前提としていない。仮想NICのMACアドレスが突然変更されると、MACアドレスが変更された仮想NICを、仮想マシンのOSが認識できないため、MACアドレスを用いた通信ができなくなってしまう。
プラグアンドプレイのようなNICの抜き差しを行う場合には、MACアドレスの変更をOSが認識することができるため、例えば、疑似的に仮想NICのプラグアンドプレイを実行させて、MACアドレスの変更を仮想マシンのOSに認識させることも考えられる。しかし、この際には、疑似的な仮想NICの抜き差しから、OSによる再認識までに処理時間を要するため、本来の目的である仮想マシン生成の時間短縮を実現することができなくなる。
また、MACアドレスが変更されたときには、通信継続のために、通信を行なう他の仮想マシンやネットワークスイッチに対して、MACアドレスの変更を通知する必要がある。しかし、仮想マシンに取り付けられた仮想NICや、仮想マシンのOSには、そのように自発的にMACアドレスの変更を通知する機能が実装されていない場合が多い。自発的にMACアドレスの変更を通知する機能を付加するために、OSの改版を行なうのは、改版のコストが大きく、OS使用の自由度も損なわれる。
本実施形態では、仮想ルーター54を設けて、仮想ルーター54に割り当てられたMACアドレスを変更するため、仮想マシン57に取り付けられた仮想NIC59のMACアドレスは変更されない。すなわち、仮想マシン57のOSが、仮想NIC59を認識できなくなるという問題は生じない。
また、仮想ルーター54を介して通信を行う際には、通信の開始時に、ARPを用いて、都度IPアドレス及びMACアドレスを確認する。これにより、自発的にMACアドレスの変更を通知する機能を容易に実装することができる。そのため、仮想ルーター54のMACアドレスが変更されたとしても、従来より行われているARPの処理の中で、他の仮想マシンやネットワークスイッチに対して、MACアドレスの変更を通知することができる。
管理装置20は、例えば図14に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70はCPU72、メモリ74、不揮発性の記憶部76、及びNIC78を備えている。CPU72、メモリ74、記憶部76、及びNIC78は、バス79を介して互いに接続されている。
記憶部76はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部76には、コンピュータ70を管理装置20として機能させるための管理プログラム120が記憶されている。また、記憶部76は、管理テーブル記憶領域126を有する。CPU72は、管理プログラム120を記憶部76から読み出してメモリ74に展開し、管理プログラム120が有するプロセスを順次実行する。
管理プログラム120は、受付プロセス121、監視プロセス122、割当プロセス123、通知プロセス124、及び管理プロセス125を有する。CPU72は、受付プロセス121を実行することで、図2に示す受付部21として動作する。また、CPU72は、監視プロセス122を実行することで、図2に示す監視部22として動作する。また、CPU72は、割当プロセス123を実行することで、図2に示す割当部23として動作する。また、CPU72は、通知プロセス124を実行することで、図2に示す通知部24として動作する。また、CPU72は、管理プロセス125を実行することで、図2に示す管理部25として動作する。
管理装置20がコンピュータ70で実現される場合、管理テーブル記憶領域126は、図2に示す管理テーブル26を記憶する記憶領域として用いられる。これにより、管理プログラム120を実行したコンピュータ70が、管理装置20として機能することになる。
なお、管理装置20は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
実行ホスト40は、例えば図15に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40はCPU42、メモリ44、不揮発性の記憶部46、及びNIC48を備えている。CPU42、メモリ44、記憶部46、及びNIC48は、バス49を介して互いに接続されている。
記憶部46はHDDやフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部46には、コンピュータ40をハイパーバイザー50が動作する実行ホスト40として機能させるためのハイパーバイザープログラム150が記憶されている。CPU42は、ハイパーバイザープログラム150を記憶部46から読み出してメモリ44に展開し、ハイパーバイザープログラム150が有するプロセスを順次実行する。
ハイパーバイザープログラム150は、仮想マシン生成プロセス151、仮想ルーター生成プロセス152、及び制御プロセス153を有する。CPU42は、仮想マシン生成プロセス151を実行することで、図6に示す仮想マシン生成部51として動作する。また、CPU42は、仮想ルーター生成プロセス152を実行することで、図6に示す仮想ルーター生成部52として動作する。また、CPU42は、制御プロセス153を実行することで、図6に示す制御部53として動作する。これにより、ハイパーバイザープログラム150を実行したコンピュータ40が、ハイパーバイザー50が動作する実行ホスト40として機能することになる。
なお、実行ホスト40は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の作用について説明する。例えば、図16に示すように、実行ホスト1上で仮想マシンVM1が動作し、実行ホスト2上で仮想マシンVM1及び仮想マシンVM2が動作しているとする。なお、このときの管理テーブル26は、図3の状態となっている。
管理装置20において、図17に示す新規仮想マシン生成リクエスト処理、及び図18に示す代替仮想マシン生成リクエスト処理が実行されることにより、実行ホスト40に仮想マシンの生成をリクエストする。実行ホスト40では、図19に示す仮想マシン生成処理、及び図20に示す仮想マシン削除処理が実行されることにより、仮想マシンが生成及び削除される。また、仮想マシンンの生成及び削除に伴い、管理装置20では、図21に示す管理テーブル管理処理が実行され、管理テーブル26が更新される。以下、各処理について詳述する。
図17に示す新規仮想マシン生成リクエスト処理のステップS11で、受付部21が、ユーザ端末90から、新規の仮想マシンの生成を要求するリクエストを受け付けたか否かを判定する。ユーザ端末90からのリクエストを受け付けた場合には、ステップS12へ移行し、受け付けていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS12では、割当部23が、管理テーブル26を参照して、仮想マシン57と共に生成される仮想ルーター54に割り当てるIPアドレス及びMACアドレスを選択する。例えば、最小IPアドレス及び最小MACアドレスとして設定されているIPアドレス及びMACアドレスを選択することができる。最小IPアドレス及び最小MACアドレスとは、使用可能なIPアドレス及びMACアドレスのそれぞれが登録されているアドレスプールのうち、使用されていないIPアドレス及びMACアドレスのそれぞれについて、値が最小のIPアドレス及び値が最小のMACアドレスである。最小IPアドレス及び最小MACアドレスの設定については後述する。ここでは、IPアドレス「1.1.1.2」、及びMACアドレス「0A」が選択されたものとする。
次に、ステップS13で、割当部23が、生成される仮想マシンのコンピュータ名またはドメイン名と、選択したIPアドレスとを対応付けて、DNSサーバ31へ登録する。
次に、ステップS14で、通知部24が、管理テーブル26を参照して、各実行ホスト40の空き状態を確認し、仮想マシンを生成する実行ホスト40を選択する。ここでは、実行ホスト1が選択されたものとする。
次に、ステップS15で、通知部24が、上記ステップS12で選択されたアドレス情報(IPアドレス及びMACアドレス)を含む仮想マシン生成のリクエストを、選択した実行ホスト40へ通知して、新規仮想マシン生成リクエスト処理を終了する。
次に、図18に示す代替仮想マシン生成リクエスト処理について説明する。なお、新規仮想マシン生成リクエスト処理と同一の処理については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図18に示す代替仮想マシン生成リクエスト処理のステップS21で、監視部22が、情報処理システム10に含まれる実行ホスト40の状態を監視し、応答のない実行ホスト40が検出されたか否かを判定する。応答なしの実行ホスト40が検出された場合には、ステップS22へ移行し、検出されていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS22では、割当部23が、管理テーブル26を参照して、応答なしが検出された実行ホスト40上に生成されている仮想マシン57に対応する仮想ルーター54に割り当てられているIPアドレス及びMACアドレスを取得する。
次に、ステップS23で、割当部23が、上記ステップS22で取得したIPアドレスと同一のIPアドレスを選択する。また、割当部23が、アドレスプールに登録されているMACアドレスで、現在使用されていないMACアドレスのうち、上記ステップS22で取得したMACアドレスよりも値が大きいMACアドレスのなかで、値が最小のMACアドレスを選択する。ここでは、IPアドレス「1.1.1.1」、及びMACアドレス「0D」が選択されたものとする。
次に、ステップS14で、通知部24が、仮想マシンを生成する実行ホスト40を選択する。ここでは、実行ホスト2が選択されたものとする。次に、ステップS15で、通知部24が、選択した実行ホスト40へ仮想マシン生成のリクエストを通知して、代替仮想マシン生成リクエスト処理を終了する。
次に、図19に示す仮想マシン生成処理のステップS31で、仮想マシン生成部51が、管理装置20からの仮想マシン生成のリクエストを受け付けたか否かを判定する。仮想マシン生成のリクエストを受け付けた場合には、ステップS32へ移行し、受け付けていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS32では、仮想マシン生成部51が、テンプレートホスト32から差分ファイル36をコピーして取得する。そして、仮想マシン生成部51は、取得した差分ファイル36、及び記憶部46に記憶されたマスター35から、実行ホスト40上に仮想マシン57を生成し、仮想マシン57の動作を再開させる。
次に、ステップS33で、仮想ルーター生成部52が、仮想マシン57と1対1で対応する仮想ルーター54を生成する。仮想ルーター生成部52は、生成した仮想ルーター54の外部インターフェースに、管理装置20から通知されたアドレス情報(IPアドレス及びMACアドレス)を割り当てる。
次に、ステップS34で、仮想ルーター生成部52が、上記ステップS33で生成した仮想ルーター54を、上記ステップS32で生成された仮想マシン57に接続すると共に、NIC48に接続して、仮想マシン生成処理を終了する。
図16に示す状態から、上述したような新規仮想マシン生成のリクエストが実行ホスト1に通知された場合には、実行ホスト1において、上述の仮想マシン生成処理が実行される。そして、図22に示すように、実行ホスト1上に、重複を回避したアドレス情報が割り当てられた仮想ルーター54と共に、仮想マシンVM2が生成される。
また、図16に示す状態から、上述したような代替仮想マシン生成のリクエストが実行ホスト2に通知された場合には、実行ホスト2において、上述の仮想マシン生成処理が実行される。そして、図23に示すように、実行ホスト2上に、応答なしの実行ホスト1で動作していた仮想マシンVM1と同じ仮想マシンVM3が、仮想ルーター54と共に生成される。仮想マシンVM3に対応する仮想ルーター54には、元のIPアドレスと同一のIPアドレス、及び元のMACアドレスの値よりも大きな値のMACアドレスが割り当てられている。
次に、図20に示す仮想マシン削除処理のステップS41で、制御部53が、各仮想マシン57から自装置のIPアドレスに対するMACアドレスを問い合わせるARPを送信させるように、仮想ルーター54を制御する。
次に、ステップS42で、制御部53が、仮想ルーター54が、ARPの返送を受け付けたか否かを判定する。受け付けた場合には、ステップS43へ移行し、受け付けていない場合には、仮想マシン削除処理を終了する。
ステップS43では、制御部53が、仮想ルーター54のMACアドレスと、仮想ルーター54が受け付けたMACアドレスとを比較し、自装置上の仮想ルーター54のMACアドレスの方が、受け付けたMACアドレスより値が小さいか否かを判定する。自装置上の仮想ルーター54のMACアドレスの方が値が小さい場合には、ステップS44へ移行し、自装置上の仮想ルーター54のMACアドレスの方が値が大きい場合には、仮想マシン削除処理を終了する。
ステップS44では、制御部53が、自装置上の仮想ルーター54に対応する仮想マシン57を削除する。図23に示す状態から、実行ホスト1が復旧し、実行ホスト1及び実行ホスト2の各々で、仮想マシン削除処理が実行されると、図24に示すように、実行ホスト1上の仮想マシンVM1及び対応する仮想ルーター54が削除される。
次に、ステップS45で、制御部53が、削除した仮想マシン57の情報を、管理装置20へ通知して、仮想マシン削除処理を終了する。制御部53が、仮想マシン削除処理を定期的に実行することにより、応答なしの実行ホスト40が復旧した場合でも、IPアドレスの重複を早急に回避することができる。
また、制御部53は、新たに生成された仮想マシン57が他の仮想マシンやネットワークスイッチと通信を開始する際、自身のアドレス情報を通知するARPを、他の仮想マシンやネットワークスイッチへ送信させるように、仮想ルーター54を制御する。
次に、図21に示す管理テーブル管理処理のステップS51で、管理部25が、通知部24で仮想マシン生成のリクエストを実行ホスト40へ通知したか否かを判定する。通知した場合には、ステップS52へ移行し、通知してない場合には、ステップS53へ移行する。
ステップS52では、管理部25は、通知部24が実行ホスト40へ通知したリクエストに含まれるアドレス情報を、管理テーブル26に登録する。また、管理部25は、管理テーブル26へ登録したIPアドレス及びMACアドレスを、アドレスプールから削除する。
図3に示す状態から、上述したような新規仮想マシン生成のリクエストが実行ホスト1に通知された場合には、管理テーブル26は、図25に示すように更新される。なお、図25に示す管理テーブル26は、図22に示す状態に対応する。また、図3に示す状態から、上述したような代替仮想マシン生成のリクエストが実行ホスト2に通知された場合には、管理テーブル26は、図26に示すように更新される。なお、図26に示す管理テーブル26は、図23に示す状態に対応する。
一方、ステップS53では、管理部25が、実行ホスト40から仮想マシン57を削除したことの通知を受け付けたか否かを判定する。仮想マシン削除の通知を受け付けた場合には、ステップS54へ移行し、受け付けていない場合には、ステップS51へ戻る。
ステップS54では、管理部25が、仮想マシン削除の通知が示す仮想マシンの情報を、管理テーブル26から削除する。また、管理部25は、管理テーブル26から削除したIPアドレス及びMACアドレスを、アドレスプールへ戻す。
図26に示す状態から、仮想マシンVM1を削除したことが通知された場合には、管理テーブル26は、図27に示すように更新される。なお、図27に示す管理テーブル26は、図24に示す状態に対応する。
次に、ステップS55で、管理部25が、アドレスプールに登録されているIPアドレスのうち、値が最小のものを最小IPアドレスに設定する。また、管理部25は、アドレスプールに登録されているMACアドレスのうち、値が最小のものを最小MACアドレスに設定して、管理テーブル管理処理を終了する。この最小IPアドレス及び最小MACアドレスは、図17に示す新規仮想マシン生成処理のステップS12で利用される。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム10によれば、仮想マシンと1対1で対応する仮想ルーターを設ける。そして、新規仮想マシン生成の際には、仮想ルーターに、重複を回避したIPアドレス及びMACアドレスを設定する。また、代替仮想マシン生成の際には、元のIPアドレスと同一のIPアドレスを設定する共に、元のMACアドレスとは異なる値のMACアドレスを設定する。これにより、アドレス情報の重複を回避しつつ、仮想マシンの生成に要する時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態では、代替仮想マシン生成後に、元の仮想マシンが復活するなどしてIPアドレスが同一の仮想マシンが重複した場合に、いずれかの仮想マシンを削除する場合について説明したが、これに限定されない。IPアドレスが重複する仮想マシンが同時に動作することが回避できればよいため、いずれかの仮想マシンの動作を停止させる処理を行えばよい。
なお、上記では、管理プログラム120が記憶部66に、ハイパーバイザープログラム150が記憶部46に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。なお、ハイパーバイザープログラ150は、開示の技術の情報処理プログラムの一例である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
第1の論理アドレス及び第1の物理アドレスが割り当てられた第1の仮想マシンからの応答がない場合に、第2の論理アドレスが割り当てられ、かつ前記第1の仮想マシンンの代替となる第2の仮想マシンを、前記コンピュータ上に生成し、
前記第1の論理アドレス及び第2の物理アドレスが割り当てられ、前記第1の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第1の論理アドレスを前記第2の論理アドレスに変換して、前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を前記コンピュータ上に生成し、
前記変換転送部が、前記第1の論理アドレスを送信元とするデータを受信した場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する
ことを含む処理を実行させる情報処理方法。
(付記2)
前記第2の物理アドレスを、前記第1の仮想マシンに対する前記第2の仮想マシンの生成順を示す値とした付記1記載の情報処理方法。
(付記3)
前記コンピュータに、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較により、前記第2の仮想マシンの方が前記第1の仮想マシンより先に生成されていると判定した場合に、前記第2の仮想マシンを停止することを含む処理を実行させる付記2記載の情報処理方法。
(付記4)
前記コンピュータに、前記第1の論理アドレス宛に前記第1の物理アドレスを問い合わせる通知を送信させるように前記変換転送部を制御すると共に、前記通知に対する返信を前記変換転送部が受け付けた場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定することを含む処理を実行させる付記1〜付記3のいずれか1つに記載の情報処理方法。
(付記5)
コンピュータに、
新規の仮想マシン生成のリクエストを受け付けた場合に、予め定めた第1の論理アドレスが割り当てられた仮想マシンを、自装置上に生成し、
同一システム内で使用されていない第2の論理アドレス、及び物理アドレスが割り当てられ、前記第2の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第2の論理アドレスを前記第1の論理アドレスに変換して、前記仮想マシンに転送する変換転送部を生成する
ことを含む処理を実行させる情報処理方法。
(付記6)
第1の論理アドレス及び第1の物理アドレスが割り当てられた第1の仮想マシンからの応答がない場合に、第2の論理アドレスが割り当てられ、かつ前記第1の仮想マシンンの代替となる第2の仮想マシンを、自装置上に生成する仮想マシン生成部と、
前記第1の論理アドレス及び第2の物理アドレスが割り当てられ、前記第1の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第1の論理アドレスを前記第2の論理アドレスに変換して、前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を自装置上に生成する変換転送部生成部と、
前記変換転送部が、前記第1の論理アドレスを送信元とするデータを受信した場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する制御部と、
を含む情報処理装置。
(付記7)
前記第2の物理アドレスを、前記第1の仮想マシンに対する前記第2の仮想マシンの生成順を示す値とする付記6記載の情報処理装置。
(付記8)
前記制御部は、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較により、前記第2の仮想マシンの方が前記第1の仮想マシンより先に生成されていると判定した場合に、前記第2の仮想マシンを停止する付記7記載の情報処理装置。
(付記9)
前記制御部は、前記第1の論理アドレス宛に前記第1の物理アドレスを問い合わせる通知を送信させるように前記変換転送部を制御すると共に、前記通知に対する返信を前記変換転送部が受け付けた場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する付記6〜付記8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記10)
新規の仮想マシン生成のリクエストを受け付けた場合に、予め定めた第1の論理アドレスが割り当てられた仮想マシンを、自装置上に生成する仮想マシン生成部と、
同一システム内で使用されていない第2の論理アドレス、及び物理アドレスが割り当てられ、前記第2の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第2の論理アドレスを前記第1の論理アドレスに変換して、前記仮想マシンに転送する変換転送部を生成する変換転送部生成部と、
を含む情報処理装置。
(付記11)
コンピュータに、
第1の論理アドレス及び第1の物理アドレスが割り当てられた第1の仮想マシンからの応答がない場合に、第2の論理アドレスが割り当てられ、かつ前記第1の仮想マシンンの代替となる第2の仮想マシンを、前記コンピュータ上に生成し、
前記第1の論理アドレス及び第2の物理アドレスが割り当てられ、前記第1の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第1の論理アドレスを前記第2の論理アドレスに変換して、前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を前記コンピュータ上に生成し、
前記変換転送部が、前記第1の論理アドレスを送信元とするデータを受信した場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する
ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。
(付記12)
前記第2の物理アドレスを、前記第1の仮想マシンに対する前記第2の仮想マシンの生成順を示す値とした付記11記載の情報処理プログラム。
(付記13)
前記コンピュータに、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較により、前記第2の仮想マシンの方が前記第1の仮想マシンより先に生成されていると判定した場合に、前記第2の仮想マシンを停止することを含む処理を実行させるための付記12記載の情報処理プログラム。
(付記14)
前記コンピュータに、前記第1の論理アドレス宛に前記第1の物理アドレスを問い合わせる通知を送信させるように前記変換転送部を制御すると共に、前記通知に対する返信を前記変換転送部が受け付けた場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定することを含む処理を実行させるための付記11〜付記13のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
(付記15)
コンピュータに、
新規の仮想マシン生成のリクエストを受け付けた場合に、予め定めた第1の論理アドレスが割り当てられた仮想マシンを、自装置上に生成し、
同一システム内で使用されていない第2の論理アドレス、及び物理アドレスが割り当てられ、前記第2の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第2の論理アドレスを前記第1の論理アドレスに変換して、前記仮想マシンに転送する変換転送部を生成する
ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。
(付記16)
システムに含まれる情報処理装置を監視し、応答のない第1の仮想マシンを検出する監視部と、
前記監視部により検出された応答のない第1の仮想マシンに割り当てられた第1の論理アドレス及び第1の物理アドレスを取得し、前記第1の論理アドレス及び第2の物理アドレスを、第2の論理アドレスが割り当てられ、かつ前記第1の仮想マシンの代替となる第2の仮想マシンに割り当てる割当部と、
前記割当部が割り当てた前記第1の論理アドレス及び前記第2の物理アドレスを含む前記第2の仮想マシン生成のリクエストを、前記第2の仮想マシンを生成する情報処理装置へ通知する通知部と、を含む管理装置と、
前記第2の仮想マシンを、自装置上に生成する仮想マシン生成部と、
前記第1の論理アドレス及び前記第2の物理アドレスが割り当てられ、前記第1の論理アドレス宛のデータを受信した際に、前記第1の論理アドレスを前記第2の論理アドレスに変換して、前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を自装置上に生成する変換転送部生成部と、
前記変換転送部が、前記第1の論理アドレスを送信元とするデータを受信した場合に、前記第1の物理アドレスと前記第2の物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する制御部と、を含む情報処理装置と、
を含む情報処理システム。
10 情報処理システム
20 管理装置
21 受付部
22 監視部
23 割当部
24 通知部
25 管理部
26 管理テーブル
40 実行ホスト
50 ハイパーバイザー
51 仮想マシン生成部
52 仮想ルーター生成部
53 制御部
54 仮想ルーター
57 仮想マシン

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    1の仮想マシンからの応答がない場合に、前記第1の仮想マシンの代替となる第2の仮想マシンを、前記コンピュータ上に生成し、
    前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた論理アドレス及び前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、前記論理アドレス宛のデータを前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を前記コンピュータ上に生成し、
    前記変換転送部が、前記論理アドレスを送信元とする物理アドレスの通知他の変換転送部から受信した場合に、受信した物理アドレスと自変換転送部に割り当てられた物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する
    ことを含む処理を実行させる情報処理方法。
  2. 前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた物理アドレスとは異なる物理アドレスを、前記第1の仮想マシンに対する前記第2の仮想マシンの生成順を示す値とした請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記コンピュータに、前記受信した物理アドレスと前記自変換転送部に割り当てられた物理アドレスとの比較により、前記第2の仮想マシンの方が前記物理アドレスの通知を送信した他の変換転送部に対応する仮想マシンより先に生成されていると判定した場合に、前記第2の仮想マシンを停止することを含む処理を実行させる請求項2記載の情報処理方法。
  4. 前記コンピュータに、前記論理アドレス宛に物理アドレス問い合わせを送信させるように前記変換転送部を制御すると共に、前記問い合わせに対して、前記物理アドレスの通知を前記変換転送部が受信した場合に、前記比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定することを含む処理を実行させる請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の情報処理方法。
  5. 1の仮想マシンからの応答がない場合に、前記第1の仮想マシンの代替となる第2の仮想マシンを、自装置上に生成する仮想マシン生成部と、
    前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた論理アドレス及び前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、前記論理アドレス宛のデータを前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を自装置上に生成する変換転送部生成部と、
    前記変換転送部が、前記論理アドレスを送信元とする物理アドレスの通知他の変換転送部から受信した場合に、受信した物理アドレスと自変換転送部に割り当てられた物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する制御部と、
    を含む情報処理装置。
  6. コンピュータに、
    1の仮想マシンからの応答がない場合に、前記第1の仮想マシンの代替となる第2の仮想マシンを、前記コンピュータ上に生成し、
    前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた論理アドレス及び前記第1の仮想マシンに対応する変換転送部に割り当てられていた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、前記論理アドレス宛のデータを前記第2の仮想マシンに転送する変換転送部を前記コンピュータ上に生成し、
    前記変換転送部が、前記論理アドレスを送信元とする物理アドレスの通知他の変換転送部から受信した場合に、受信した物理アドレスと自変換転送部に割り当てられた物理アドレスとの比較結果に基づいて、前記2の仮想マシンを停止するか否かを判定する
    ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。
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