JP6194246B2 - 冷凍機性能評価装置および方法 - Google Patents
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Description
従来、このような冷凍機の管理技術として、定期的なメンテナンス時期を迎える前に、冷凍機の異常が発生していないかを検知する性能評価技術が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1など参照)。
したがって、従来技術によれば、性能劣化による運転コスト増大で生じる劣化増分コストを考慮していないため、このような隠れたコスト損失を加味した適切なメンテナンス時期を判断するための具体的な性能評価を得ることができず、それぞれの冷凍機の性能劣化に応じたメンテナンス時期を適切に見極めることができないという問題点があった。
まず、本発明にかかる発明の原理について説明する。
一般に、ビル空調システムや冷凍設備などの熱源システムで用いられる冷凍機を保守・管理する場合、そのメンテナンス時期は、いろいろな要因を考慮した上で決定される。例えば、経年による冷凍機の単位熱量を生成するためのエネルギー消費量、すなわちCOP(Coefficient Of Performance)の逆数に相当するエネルギー消費率の劣化により投入エネルギー量が増大して冷凍機の運転コストが増加するが、冷凍機のメンテナンスにも多くのメンテナンス予算が発生する。この際、メンテナンス間隔が長すぎると劣化増分コストがメンテナンス予算を上回ってしまうが、逆に、メンテナンス間隔が短すぎるとメンテナンス予算が劣化増分コストを上回ってしまう。したがって、メンテナンス時期を決定する際、劣化増分コストとメンテナンス予算との費用対効果を考慮する必要がある。
本発明にかかる第1の実施の形態は、このような基準エネルギー消費率と基準性能が得られた基準時点のエネルギー消費率との関係に着目し、冷凍機が基準性能で動作した場合における、当該冷凍機の運転状況を示す推定用データと当該冷凍機で得られるエネルギー消費率との対応関係を示す消費率推定モデルを用いて、評価時点における基準エネルギー消費率を推定するようにしたものである。
したがって、メンテナンス可能な限られたタイミングごとに、それまでの間に発生するエネルギー消費率の劣化による劣化増分コストと、メンテナンスに要する費用コストとを正確に比較し、どのタイミングでメンテナンスを実施するかを、前もって見極めてメンテナンスの予算や準備を行う必要がある。
本発明にかかる第2の実施の形態は、このような基準エネルギー消費率に対する実エネルギー消費率の変化特性に着目し、実エネルギー消費率との関係の推移、すなわち実エネルギー消費率の劣化率を算出し、この劣化率を用いて、メンテナンス時期が想定される将来の想定期間における想定基準エネルギー消費率から、これに対応する実基準エネルギー消費率を求めるようにしたものである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置の構成を示すブロック図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる冷凍機の性能評価を示す説明図である。ここでは、冷凍機の評価の基準となる基準時点T0から評価時点T1までが評価期間Wとして割り当てられている。この評価期間Wは、過去の一定期間であってもよく、過去から現時点までの一定期間であってもよい。また、冷凍機のエネルギー消費率は、通常、急激に変化するものではないため、時間tは、熱源システム50から得られた運転状況データを統計処理した間隔、例えば日、週、月などの単位で設定すればよい。
また、本実施の形態は、劣化増分コストΔCOSTを算出するため、基準時点T0において基本性能P0にある冷凍機を評価時点T1で運転した場合に得られるエネルギー消費率EC_E(T1)を、予め作成しておいた消費率推定モデルにより推定するようにしたものである。
この際、一般には、任意の時点tにおける運転コストCOST(t)は、任意の時点tにおけるエネルギー消費率EC(t)と、時点tに生成した生成熱量Qin(t)との積に、エネルギー単価Uを乗算することにより求められる。
ΔCOST=ΔEC×Qin(T1)×U …(1)
ΔEC=EC_R(T1)−EC_E(T1)…(2)
このため、運転状況データから算出可能なEC_R(T0)をEC_E(T1)として用いることはできない。
したがって、推定で得られた基準エネルギー消費率EC_E(t)から、前述した式(1)および式(2)に基づき、評価時点T1における劣化増分コスト、すなわち劣化増分コストΔCOSTを算出することができる。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、冷凍機性能評価装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、運転状況データ14、消費率推定モデル15、記憶部16、および演算処理部17が設けられている。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、演算処理部17から出力された操作画面や評価結果画面などの各種の画面データを画面表示する機能を有している。
冷凍機51は、外部から供給された冷却水に基づいて、還ヘッダ56から入力された冷水(温水)を冷却して往ヘッダ52へ出力する。この冷水は、往ヘッダ52から空調機器などの負荷機器54へ送水され還ヘッダ56へ戻る。
これら運転状況データ14は、これらデータに限定されるものではなく、基本的には、消費率推定モデル15で用いることを考慮して、例えば、冷凍機51のエネルギー消費率に対してある程度の相関を有するものを選択すればよい。
プログラム16Pは、演算処理部17のCPUで実行されることにより、性能評価処理を行う各種の処理部を実現するプログラムであり、通信I/F部11を介して接続された外部装置や記録媒体から読み出されて、予め記憶部16に格納される。
演算処理部17で実現される主な処理部として、実エネルギー消費率算出部17A、消費率推定モデル作成部17B、基準エネルギー消費率推定部17C、劣化増分コスト算出部17D、および評価結果出力部17Eが設けられている。
実エネルギー消費率EC_R(t)は、単位あたりの熱量を生成するのに冷凍機51が必要とするエネルギー量を示す指標であり、冷凍機51の性能劣化が進むにつれて値が大きくなる。
次に、本実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10の動作について説明する。
まず、図4を参照して、本実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10の消費率推定モデル作成処理について説明する。図4は、消費率推定モデル作成処理を示すフロー図である。
冷凍機性能評価装置10の演算処理部17は、操作入力部12で検出されたオペレータ指示に応じて、図4の消費率推定モデル作成処理を実行する。
冷凍機性能評価装置10の演算処理部17は、操作入力部12で検出されたオペレータ指示に応じて、図5の冷凍機性能評価処理を実行する。
図7は、累積コストの推移を示す評価結果例である。ここでは、評価期間W内の各時点tにおける累積コストTCOST(t)の推移がグラフで示されている。
図8は、エネルギー消費率の推移を示す評価結果例である。ここでは、評価期間W内の各時点tにおける実エネルギー消費率EC_R(t)と基準エネルギー消費率EC_E(t)の推移がグラフで示されている。
このように、本実施の形態は、劣化増分コスト算出部17Dが、任意の時点tにおける実エネルギー消費率EC_R(t)と基準エネルギー消費率EC_E(t)との差分を示す差分エネルギー消費率ΔECに基づいて、基準性能P0からの性能劣化による冷凍機51への投入エネルギー量の増加に起因して発生する劣化増分コストΔCOST(t)を算出し、評価結果出力部17Eが、評価期間W内の各時点について、劣化増分コスト算出部17Dで得られた劣化増分コストΔCOST(t)、またはこれら劣化増分コストΔCOST(t)を累積した累積コストTCOST(t)を、冷凍機51の性能に関する評価結果16Dとして出力するようにしたものである。
したがって、例えば、任意の基準時点T0から現時点T1までの評価期間Wに発生した劣化増分コストΔCOST(t)の累積コストTCOST(t)と冷凍機51のメンテナンス予算MCOSTとを比較することができ、劣化増分コストとメンテナンス予算との費用対効果を考慮した、適切なメンテナンス時期を見極めることが可能となる。
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10について説明する。図9は、第2の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、運転状況データ14が存在する過去の任意の時点あるいは現時点までの評価期間について冷凍機51の性能を評価する場合を例として説明した。本実施の形態では、将来、冷凍機51のメンテナンスが想定される想定期間について冷凍機の性能を評価する場合を例として説明する。
図10は、第2の実施の形態にかかる冷凍機51の性能評価を示す説明図である。ここでは、冷凍機51の評価の基準となる基準時点T0から評価時点T1までが評価期間Wとして割り当てられている。この評価期間Wは、過去の一定期間であってもよく、過去から現時点までの一定期間であってもよい。
ここで、実エネルギー消費率EC_R(t)と基準エネルギー消費率EC_E(t)とを実際に算出して両者を比較すると、実エネルギー消費率EC_R(t)は、基準エネルギー消費率EC_E(t)に対してほぼ一定の割合で低下する特性を有している。
これにより、想定期間Xの想定運転状況データと消費率推定モデル15に基づき、想定期間Xにおける想定基準エネルギー消費率AEC_E(t)を推定でき、この想定基準エネルギー消費率AEC_E(t)と劣化率RDに基づき、想定期間Xにおける想定実エネルギー消費率AEC_R(t)を推定できる。
図9に示すように、本実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、運転状況データ14、消費率推定モデル15、記憶部16、および演算処理部17が設けられている。
これら機能部のうち、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、運転状況データ14、消費率推定モデル15、および記憶部16については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
これら処理部のうち、実エネルギー消費率算出部17A、消費率推定モデル作成部17B、基準エネルギー消費率推定部17Cについては、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
次に、図13を参照して、本実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10の動作について説明する。図13は、第2の実施の形態にかかる冷凍機性能評価処理を示すフロー図である。
冷凍機性能評価装置10の演算処理部17は、操作入力部12で検出されたオペレータ指示に応じて、図13の冷凍機性能評価処理を実行する。
このように、本実施の形態は、劣化率推定部18Aが、評価期間Wにおける冷凍機51の基準エネルギー消費率EC_E(t)に対する実エネルギー消費率EC_R(t)のエネルギー消費率比RECの変化率(傾き)aから劣化率RDを推定し、想定エネルギー消費率算出部18Bが、想定期間Xについて、想定運転状況データと消費率推定モデル15とに基づき想定基準エネルギー消費率AEC_E(t)を推定し、さらに劣化率RDに基づき想定実エネルギー消費率AEC_R(t)を算出し、想定劣化増分コスト算出部18Cが、これら想定基準エネルギー消費率AEC_E(t)と想定実エネルギー消費率AEC_R(t)との想定差分エネルギー消費率ΔAEC(t)から、想定劣化増分コストΔACOST(t)を算出するようにしたものである。
したがって、想定期間Xに発生した想定劣化増分コストΔACOST(t)の想定累積コストATCOST(t)と冷凍機51のメンテナンス予算MCOSTとを比較することにより、劣化増分コストとメンテナンス予算との費用対効果を考慮した、最適なメンテナンス時期TMを見極めることが可能となる。
次に、図15を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置10について説明する。図15は、第3の実施の形態にかかる冷凍機性能評価装置の適用例を示す構成図である。
このように、本実施の形態によれば、熱源システム50A〜50Nの冷凍機51に関する評価結果16Dが、対応する顧客端末60A〜60Nに対して、共通の冷凍機性能評価装置10から配信される。したがって、熱源システム50A〜50Nを運用する顧客が、それぞれ冷凍機性能評価装置10を用意する必要がなくなり、冷凍機51の性能評価やメンテナンス管理に要する設備コストや運用コストを大幅に削減することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
このため、これら関連データを入力データとし、冷却水温度、冷水温度、生成熱量、負荷率などの運転状況データを出力データとする推定モデルを、過去の運転状況データと関連データとの組から予め作成しておけば、想定期間における想定運転状況データを精度良く推定できる。
Claims (4)
- 冷凍機の運転状況を示す運転状況データに基づいて、当該冷凍機に関する基準性能からの性能劣化を評価する冷凍機性能評価装置であって、
前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合における、当該冷凍機の運転状況を示す推定用データと当該冷凍機で得られるエネルギー消費率との対応関係を示す消費率推定モデルと、
任意の時点における前記運転状況データに基づいて、前記冷凍機が当該時点に実際に動作して得られた実エネルギー消費率を算出する実エネルギー消費率算出部と、
任意の時点における前記運転状況データから抽出した推定用データと対応するエネルギー消費率を前記消費率推定モデルから取得することにより、当該時点に前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合に得られる基準エネルギー消費率を推定する基準エネルギー消費率推定部と、
任意の時点における前記実エネルギー消費率と前記基準エネルギー消費率との差分を示す差分エネルギー消費率に基づいて、前記基準性能からの性能劣化による前記冷凍機への投入エネルギー量の増加に起因して発生する劣化増分コストを算出する劣化増分コスト算出部と、
前記基準性能が得られた基準時点から性能劣化を評価する評価時点までの評価期間内の各時点について、前記劣化増分コスト算出部で得られた劣化増分コスト、またはこれら劣化増分コストを累積した累積コストを、前記冷凍機の性能に関する評価結果として出力する評価結果出力部と、
前記基準性能が得られた基準時点から性能劣化を評価する評価時点までの評価期間内の各時点について、前記実エネルギー消費率算出部で得られた実エネルギー消費率および前記基準エネルギー消費率推定部で得られた基準エネルギー消費率に基づいて、前記冷凍機の基準エネルギー消費率に対する実エネルギー消費率の劣化率を推定する劣化率推定部と、
前記評価時点以降に設けた前記冷凍機のメンテナンスが想定される想定期間について、当該想定期間内の時点ごとに、当該時点で想定される当該冷凍機の運転状況を示す想定運転状況データに基づいて、当該想定運転状況データから抽出した推定用データと対応するエネルギー消費率を前記消費率推定モデルから取得することにより、当該時点に前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合に得られる想定基準エネルギー消費率を推定し、得られた想定基準エネルギー消費率と前記劣化率とから、当該時点における想定実エネルギー消費率を算出する想定エネルギー消費率算出部と、
任意の時点における前記想定基準エネルギー消費率と前記想定実エネルギー消費率との差分を示す想定差分エネルギー消費率に基づいて、前記基準性能からの性能劣化による前記冷凍機への投入エネルギー量の増加に起因して発生する想定劣化増分コストを算出する想定劣化増分コスト算出部とを備え、
前記評価結果出力部は、前記想定期間内の各時点について、前記想定劣化増分コスト算出部で得られた前記想定劣化増分コストを累積した想定累積コストを算出し、これら想定累積コストの推移、またはこれら想定累積コストと当該冷凍機のメンテナンス予算とを比較して得られた前記冷凍機のメンテナンス時期を、当該冷凍機の性能に関する評価結果として出力する
ことを特徴とする冷凍機性能評価装置。 - 請求項1に記載の冷凍機性能評価装置において、
複数の熱源システムのそれぞれに設けられた前記冷凍機ごとに、当該冷凍機の性能に関する前記評価結果を求める処理制御部と、
前記冷凍機ごとに得られた評価結果を当該熱源システムに対応して設けられている顧客端末に配信する配信部とを
さらに備えることを特徴とする冷凍機性能評価装置。 - 冷凍機の運転状況を示す運転状況データに基づいて、当該冷凍機に関する基準性能からの性能劣化を評価する冷凍機性能評価装置で用いられる冷凍機性能評価方法であって、
前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合における、当該冷凍機の運転状況を示す推定用データと当該冷凍機で得られるエネルギー消費率との対応関係を示す消費率推定モデルと、
実エネルギー消費率算出部が、任意の時点における前記運転状況データに基づいて、前記冷凍機が当該時点に実際に動作して得られた実エネルギー消費率を算出する実エネルギー消費率算出ステップと、
基準エネルギー消費率推定部が、任意の時点における前記運転状況データから抽出した推定用データと対応するエネルギー消費率を前記消費率推定モデルから取得することにより、当該時点に前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合に得られる基準エネルギー消費率を推定する基準エネルギー消費率推定ステップと、
劣化増分コスト算出部が、任意の時点における前記実エネルギー消費率と前記基準エネルギー消費率との差分を示す差分エネルギー消費率に基づいて、前記基準性能からの性能劣化による前記冷凍機への投入エネルギー量の増加に起因して発生する劣化増分コストを算出する劣化増分コスト算出ステップと、
評価結果出力部が、前記基準性能が得られた基準時点から性能劣化を評価する評価時点までの評価期間内の各時点について、前記劣化増分コスト算出ステップで得られた劣化増分コスト、またはこれら劣化増分コストを累積した累積コストを、前記冷凍機の性能に関する評価結果として出力する評価結果出力ステップと、
劣化率推定部が、前記基準性能が得られた基準時点から性能劣化を評価する評価時点までの評価期間内の各時点について、前記実エネルギー消費率算出ステップで得られた実エネルギー消費率および前記基準エネルギー消費率推定ステップで得られた基準エネルギー消費率に基づいて、前記冷凍機の基準エネルギー消費率に対する実エネルギー消費率の劣化率を推定する劣化率推定ステップと、
想定エネルギー消費率算出部が、前記評価時点以降に設けた前記冷凍機のメンテナンスが想定される想定期間について、当該想定期間内の時点ごとに、当該時点で想定される当該冷凍機の運転状況を示す想定運転状況データに基づいて、当該想定運転状況データから抽出した推定用データと対応するエネルギー消費率を前記消費率推定モデルから取得することにより、当該時点に前記冷凍機が前記基準性能で動作した場合に得られる想定基準エネルギー消費率を推定し、得られた想定基準エネルギー消費率と前記劣化率とから、当該時点における想定実エネルギー消費率を算出する想定エネルギー消費率算出ステップと、
想定劣化増分コスト算出部が、任意の時点における前記想定基準エネルギー消費率と前記想定実エネルギー消費率との差分を示す想定差分エネルギー消費率に基づいて、前記基準性能からの性能劣化による前記冷凍機への投入エネルギー量の増加に起因して発生する想定劣化増分コストを算出する想定劣化増分コスト算出ステップとを備え、
前記評価結果出力ステップは、前記想定期間内の各時点について、前記想定劣化増分コスト算出ステップで得られた前記想定劣化増分コストを累積した想定累積コストを算出し、これら想定累積コストの推移、またはこれら想定累積コストと当該冷凍機のメンテナンス予算とを比較して得られた前記冷凍機のメンテナンス時期を、当該冷凍機の性能に関する評価結果として出力する
ことを特徴とする冷凍機性能評価方法。 - 請求項3に記載の冷凍機性能評価方法において、
処理制御部が、複数の熱源システムのそれぞれに設けられた前記冷凍機ごとに、当該冷凍機の性能に関する前記評価結果を求める処理制御ステップと、
配信部が、前記冷凍機ごとに得られた評価結果を当該熱源システムに対応して設けられている顧客端末に配信する配信ステップとを
さらに備えることを特徴とする冷凍機性能評価方法。
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