JP6191406B2 - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。また、近年では、紙の通帳に記載される取引明細の内容を例えばPC(Personal Computer)などの表示画面において利用者が確認するための技術も提案されている。
例えば、特許文献1には、預金情報を入力する入力装置、預金情報を記憶する記憶装置、および預金情報を表示する表示装置を備える電子預金通帳が記載されている。また、特許文献2には、個人PCからの電子通帳照会時に、記帳明細DBから取得された記帳明細データをブラウザに表示可能な形式に変換する技術が記載されている。
また、金融機関などの窓口において、本人確認をより正確に行うための技術も提案されている。例えば、特許文献3には、ICカードのキーパッドに対して登録者が入力したPINと、当該キーパッドに対して確認者が入力したPINとが一致すれば、登録されたサインをディスプレイに表示する技術が記載されている。
また、紙の通帳に押印される印鑑の印影の秘匿性を高めるための技術も提案されている。例えば、特許文献4には、紙の通帳において、届出印鑑の一部分あるいはデフォルメした印影を印刷する技術が記載されている。
特開2002−015355号公報 特開2013−101418号公報 特開平1−055288号公報 特開平11−306259号公報
ところで、口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を利用者が表示画面で確認したいというニーズがある。このような場面に上記の技術を適用することを考えると、上記の技術は、印鑑の画像の秘匿性を確保できない。例えば、上記の技術では、利用者以外の他の人物に表示装置を奪われるなどして、勝手に使用されることにより、登録されている印鑑の画像を当該他の人物に見られてしまう恐れが大きい。また、特許文献3に記載の技術では、利用者だけでなく、利用者以外の確認者によるPINの入力が必要であり、利用者が印鑑の画像を一人で確認することができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を利用者が秘匿性高く確認することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、表紙画像、見返し画像、および取引明細を示す画像の順に配列されている前記利用者の口座の通帳画像を表示画面に表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記利用者により入力される認証情報が認証された場合には、前記印鑑の画像を前記見返し画像に表示させる、情報処理装置が提供される。
前記表示制御部は、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を前記表示画面にさらに表示させ、前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させてもよい。
前記情報処理装置は、前記表示画面における前記利用者のタッチ操作を認識する操作認識部をさらに備え、前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像を選択するためのタッチ操作が認識された場合には、認識されたタッチ操作により選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させてもよい。
前記印鑑一覧画像には、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像の各々に対応づけられた1以上の口座の各々を示す表示が、前記1以上の印鑑の画像ごとに分類して表示され、前記情報処理装置は、前記印鑑一覧画像においてなされた前記利用者のタッチ操作の認識結果に基づいて、前記利用者により選択された口座を特定する口座特定部をさらに備え、前記表示制御部は、前記口座特定部により特定された口座の通帳画像を前記表示画面に表示させてもよい。
前記口座特定部は、前記印鑑一覧画像に表示されたいずれかの印鑑の画像を移動させるためのタッチ操作が認識された場合には、認識されたタッチ操作の操作方向に対応する口座を前記利用者により選択された口座として特定してもよい。
前記情報処理装置は、印鑑の画像に対応づけて前記利用者により入力される認証情報を認証する認証部をさらに備え、前記表示制御部は、前記利用者により入力された認証情報が前記認証部により認証された場合には、取得された印鑑の画像を前記見返し画像に表示させてもよい。
前記情報処理装置は、携帯型の装置であり、前記情報処理装置は、前記表示画面を表示する表示部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を表示画面に表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、表紙画像、見返し画像、および取引明細を示す画像の順に配列されている前記利用者の口座の通帳画像を表示画面に表示させる表示制御部、として機能させるための、プログラムであって、前記表示制御部は、取得された印鑑の画像に対応づけて前記利用者により入力される認証情報が認証された場合には、前記印鑑の画像を前記見返し画像に表示させる、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を表示画面に表示させる表示制御部、として機能させるための、プログラムであって、前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を利用者が秘匿性高く確認することができる。
本発明の実施形態による情報処理システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態による情報処理装置10のハードウェア構成を示した説明図である。 同実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による表紙画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による見返し画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による取引明細画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による副印鑑確認用認証情報入力画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による見返し画像の別の表示例を示した説明図である。 同実施形態による副印鑑画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による副印鑑一覧画像の表示例を示した説明図である。 同実施形態による副印鑑一覧画像の別の表示例を示した説明図である。 同実施形態による副印鑑一覧画像の別の表示例を示した説明図である。 同実施形態による認証DB126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による動作の一部を示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて見返し画像42aおよび見返し画像42bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、見返し画像42aおよび見返し画像42bを特に区別する必要が無い場合には、単に見返し画像42と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.背景
2.情報処理システムの基本構成
3.実施形態の詳細な説明
4.変形例
<<1.背景>>
従来、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。利用者は、例えば金融機関に設置されたATM(Automated Teller Machine)において記帳を行うことにより、取引の明細を通帳に印字させることができる。
また、従来、金融機関では、通帳の見返し(裏表紙)に副印鑑、つまり通帳開設時に登録した印鑑の印影を添付していた。このため、利用者は、例えば支払や口座の解約時などにおいて、口座に対応づけて登録されている印鑑を確認することができた。
しかしながら、紙の通帳に副印鑑を添付すると、悪意ある他の人物により通帳を盗まれたり、覗き見されることにより、登録されている印鑑情報が他者に知られてしまうという課題があった。印鑑情報が他者に知られてしまうと、他者により、該当口座から引出しや、該当口座の解約が不正に行われる恐れがある。
他者への印鑑情報の漏えいを防止するために、通帳の見返しに副印鑑を添付しない方法も考えられる。しかしながら、この方法では、通帳の保有者本人にも登録印鑑情報が秘匿されるので、仮に通帳の保有者本人が登録印鑑情報を失念した場合には、本人が引出や口座解約ができなかったり、または金融機関における確認作業に時間がかかるという課題が生じる。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態による情報処理装置10を創作するに至った。本実施形態による情報処理装置10は、口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を利用者が秘匿性高く確認することが可能である。
<<2.情報処理システムの基本構成>>
本発明は、一例として「3.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下では、まず、本実施形態による情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による情報処理システムは、情報処理装置10、通信網12、専用網14、IBサーバー20、印鑑サーバー22、ホストコンピュータ26、および中継サーバー30を含む。
<2−1.情報処理装置10>
情報処理装置10は、例えば無線通信により、通信網12に接続可能な装置である。この情報処理装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal
Digital Assistant)、PCなどであってもよい。
また、情報処理装置10は、例えば図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)150、ROM(Read Only
Memory)152、RAM(Random Access Memory)154、内部バス156、入出力インターフェース158、入力装置160、出力装置162、HDD(Hard Disk Drive)164、およびネットワークインターフェース166を備える。
[2−1−1.CPU150]
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、情報処理装置10において後述する制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
[2−1−2.ROM152]
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
[2−1−3.RAM154]
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
[2−1−4.内部バス156]
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
[2−1−5.入出力インターフェース158]
入出力インターフェース158は、入力装置160、出力装置162、HDD164、およびネットワークインターフェース166を、内部バス156と接続する。例えばHDD164は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
[2−1−6.入力装置160]
入力装置160は、例えばタッチパネル、ボタン、マイクロフォン、およびスイッチなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU150に出力する入力制御回路などから構成されている。利用者は、入力装置160を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり、処理内容を指示したりすることができる。
[2−1−7.出力装置162]
出力装置162は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic
Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置162は、スピーカーなどの音声出力装置を含むことも可能である。
[2−1−8.HDD164]
HDD164は、後述する記憶部124として機能する、データ格納用の装置である。このHDD164は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD164は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
[2−1−9.ネットワークインターフェース166]
ネットワークインターフェース166は、例えば通信網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース166は、後述する通信部120として機能する。また、ネットワークインターフェース166は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<2−2.通信網12>
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<2−3.専用網14>
専用網14は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPNにより構成される。
<2−4.IBサーバー20>
IBサーバー20は、インターネットバンキングシステムを管理する装置である。IBサーバー20は、例えば利用者の口座番号ごとに、ログイン用パスワード、および取引内容の明細データを記憶している。
<2−5.印鑑サーバー22>
印鑑サーバー22は、例えば印鑑DB24に対するデータの登録や、印鑑DB24からのデータの抽出など、印鑑DB24を管理する装置である。印鑑DB24は、例えば利用者の口座番号と、口座番号に対応づけて登録された副印鑑の画像データと、が対応づけて記録されたデータベースである。なお、印鑑サーバー22と、印鑑DB24とは別々の装置として構成されてもよいし、印鑑サーバー22が印鑑DB24を内部に含んでもよい。
<2−6.ホストコンピュータ26>
ホストコンピュータ26は、預金管理や、口座管理等を行う装置である。例えば、ホストコンピュータ26は、インターネットバンキングシステムにおいて利用者により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行する。また、ホストコンピュータ26は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。
また、ホストコンピュータ26は、例えば取引履歴DB28に対するデータの登録や、取引履歴DB28からのデータの抽出など、取引履歴DB28を管理する。取引履歴DB28は、例えば取引日、口座番号、取引種別、取引金額などが対応づけて記録されたデータベースである。なお、ホストコンピュータ26と、取引履歴DB28とは別々の装置として構成されてもよいし、ホストコンピュータ26が取引履歴DB28を内部に含んでもよい。
<2−7.中継サーバー30>
中継サーバー30は、通信網12と専用網14とを接続する装置である。例えば、中継サーバー30は、通信網12から専用網14へ送信されるデータに関して、金融機関のシステム(銀行システム2)において処理可能な形式にデータを加工する。
<<3.実施形態の詳細な説明>>
<3−1.構成>
以上、本実施形態による情報処理システムの基本構成について説明した。続いて、本実施形態による構成について詳細に説明する。
図3は、本実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、情報処理装置10は、制御部100、通信部120、操作表示部122、および記憶部124を有する。
[3−1−1.制御部100]
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU150、RAM154などのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図3に示したように、制御部100は、表示制御部102、操作認識部104、口座特定部106、および認証部108を有する。
[3−1−2.表示制御部102]
(3−1−2−1.表示例1(通帳画像の表示))
表示制御部102は、第1の機能として、利用者の口座の通帳画像を後述する操作表示部122に表示させることが可能である。なお、口座の通帳画像は、表紙画像、見返し画像、および取引明細画像の順に配列された画像である。また、口座の通帳画像は、紙の通帳に記載される内容とほぼ同じ内容を表示する画像である。
例えば、表示制御部102は、予め利用者により情報処理装置10にダウンロードされている通帳アプリの起動時において、通帳アプリの指示に従って、利用者の口座の通帳画像を操作表示部122に表示させる。
‐表紙画像‐
ここで、図4〜図6を参照して、表示制御部102による口座の通帳画像の表示例について説明する。図4は、表紙画像の表示例(表紙画像40)を示した説明図である。なお、表紙画像は、紙の通帳における表紙に対応する画像であり、口座の通帳画像において1ページ目に表示される。
図4に示したように、表紙画像40は、例えば表紙表示欄400、およびメニューボタン402を含む。ここで、表紙表示欄400には、例えば、金融機関名、店番、口座番号、および利用者の氏名などが表示される。また、図4に示したように、表示画面に表示された表紙表示欄400に対して例えばフリックなどの利用者のタッチ操作が後述する操作認識部104により認識されると、表示制御部102は、表紙画像40から見返し画像42に切り替えて操作表示部122に表示させる。また、メニューボタン402は、例えば利用者が表紙画像40の代わりに、後述する取引明細画像44を表示させるなどの各種機能を利用者が選択するためのボタンである。
‐見返し画像‐
また、図5は、見返し画像の表示例(見返し画像42)を示した説明図である。なお、見返し画像は、紙の通帳における見返し(裏表紙)に対応する画像であり、口座の通帳画像において2ページ目に表示される。
図5に示したように、見返し画像42は、例えば口座内容表示欄420、副印鑑表示ボタン422、およびメニューボタン424を含む。ここで、口座内容表示欄420には、例えば、金融機関名、店番、口座番号、および利用者の氏名などが表示される。また、副印鑑表示ボタン422は、当該口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を表示させるためのボタンである。なお、詳細について後述するが、この副印鑑表示ボタン422が利用者により選択されると、表示制御部102は、図8に示したような副印鑑画像表示欄425を見返し画像42中に表示する。また、メニューボタン424は、図4に示したメニューボタン402と同様の機能を有する。
‐取引明細画像‐
また、図6は、取引明細画像の表示例(取引明細画像44)を示した説明図である。なお、取引明細画像は、紙の通帳における取引明細ページに対応する画像であり、口座の通帳画像において3ページ目以降に表示される。
図6に示したように、取引明細画像44は、例えば、取引明細表示欄440、期間指定ボタン442、ダウンロードボタン444、メニューボタン446、および終了ボタン448を含む。ここで、取引明細表示欄440には、例えば取引日、摘要欄、取引金額、口座残高、および備考欄などが表示される。また、期間指定ボタン442は、いずれの期間の取引明細を表示させるかを利用者が指定するためのボタンである。また、ダウンロードボタン444は、取引明細表示欄440に表示された取引明細をダウンロードし、後述する記憶部124に記憶させるためのボタンである。また、メニューボタン446は、図4に示したメニューボタン402と同様の機能を有する。また、終了ボタン448は、取引明細画像44の表示を終了させるためのボタンである。
(3−1−2−2.表示例2(見返し画像における副印鑑の表示))
また、第2の機能として、表示制御部102は、利用者により入力される認証情報が例えば後述する認証部108により認証された場合には、口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を見返し画像に表示させることが可能である。なお、認証情報は、例えば、暗証番号、表示画面に表示された複数のボタンを指でなぞるパターン、または指紋情報などである。本明細書では、以後、認証情報が暗証番号である例を中心として説明を行う。
ここで、図7〜図9を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図7は、副印鑑の画像に対応づけて登録されている認証情報を利用者が入力するための副印鑑確認用認証情報入力画像の表示例(副印鑑確認用認証情報入力画像46)を示した説明図である。図7に示したように、副印鑑確認用認証情報入力画像46は、例えば、利用者が認証情報を入力するための、認証情報入力欄460を含む。
例えば、図5に示した見返し画像42において副印鑑表示ボタン422が利用者により選択された場合には、まず、表示制御部102は、図7に示した副印鑑確認用認証情報入力画像46を操作表示部122に表示させる。そして、副印鑑確認用認証情報入力画像46において利用者により認証情報が入力され、かつ、入力された認証情報が認証部108により認証された場合には、表示制御部102は、図8に示したように、口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を見返し画像42において表示させる。
図8は、副印鑑の画像が表示された後の見返し画像42の表示例(見返し画像42b)を示した説明図である。図8に示したように、見返し画像42bは、図5に示した見返し画像42aと比べて、例えば、副印鑑表示ボタン422を含まない代わりに、新たに、副印鑑画像表示欄425、二分の一表示ボタン426、四分の一表示ボタン427、点滅表示ボタン428、回転表示ボタン429、全体表示ボタン430、拡大縮小ボタン431、および副印鑑終了ボタン432を含む。ここで、副印鑑画像表示欄425には、口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像が表示される。
二分の一表示ボタン426は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像のうち半分だけを表示させるためのボタンである。例えば、二分の一表示ボタン426が利用者により選択されると、図9の左図に示したように、表示制御部102は、副印鑑の画像の左半分だけを副印鑑画像表示欄425に表示させる。また、四分の一表示ボタン427は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像のうち四分の一だけを表示させるためのボタンである。例えば、四分の一表示ボタン427が利用者により選択されると、図9の中図に示したように、表示制御部102は、副印鑑の画像のうち左上の四分の一だけを副印鑑画像表示欄425に表示させる。また、点滅表示ボタン428は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像を例えば所定の周期ごとに点滅させて表示させるためのボタンである。
これらのボタンの効果として、例えば半透明な紙に対して利用者が実際に押印をし、そして、押印された紙を操作表示部122の上に配置することにより、利用者は、現在手に持っている印鑑が、口座に対応づけて登録された副印鑑と同一であるかを容易に確認することができるという利点がある。
また、回転表示ボタン429は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像を所定の角度だけ回転させて表示させるためのボタンである。例えば、回転表示ボタン429が利用者により選択されると、図9の右図に示したように、表示制御部102は、副印鑑の画像を90°回転させて副印鑑画像表示欄425に表示させる。この回転表示ボタン429の効果として、例えば申込用紙などに対して利用者により方向がずれて押印がなされた場合において、当該用紙に対する押印に用いられた印鑑を利用者が確認しやすいという利点がある。この理由は、回転表示ボタン429を選択することにより、実際に押印された方向に近くなるように副印鑑の画像の表示方向を回転させることができるためである。
また、全体表示ボタン430は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像の全体を表示させるためのボタンである。この全体表示ボタン430は、例えば、一度利用者により二分の一表示ボタン426が選択された後において、利用者が再び副印鑑の画像の全体を確認したい場合などに使用される。
また、拡大縮小ボタン431は、副印鑑画像表示欄425において、副印鑑の画像を拡大表示したり、縮小表示するためのボタンである。また、副印鑑終了ボタン432は、副印鑑の画像の表示を終了させるためのボタンである。この副印鑑終了ボタン432が利用者により選択されると、表示制御部102は、例えば図5に示したような、副印鑑の画像が表示されていない状態の見返し画像42を操作表示部122に表示させる。
(3−1−2−3.表示例3(副印鑑一覧画像の表示))
また、第3の機能として、表示制御部102は、後述する通信部120により取得された1以上の印鑑の画像を含む副印鑑一覧画像を操作表示部122に表示させることが可能である。なお、副印鑑一覧画像は、本発明における印鑑一覧画像の一例である。
例えば、表示制御部102は、利用者が有する全ての口座に対応づけて登録されている全ての副印鑑の画像を確認するための認証情報が利用者により入力され、かつ、後述する認証部108により認証された場合には、副印鑑一覧画像を操作表示部122に表示させる。
ここで、図10を参照して、副印鑑一覧画像の表示例(副印鑑一覧画像50)について説明する。図10に示したように、副印鑑一覧画像50は、例えば、副印鑑画像表示欄500、およびメニューボタン502を含む。例えば、図10に示した例では、口座番号「1001001」の副印鑑の画像を副印鑑画像表示欄500aに、口座番号「2002002」の副印鑑の画像を副印鑑画像表示欄500bに、口座番号「3003003」の副印鑑の画像を副印鑑画像表示欄500cにそれぞれ表示させるように、表示制御部102は、取得された副印鑑の画像ごとに、別々の副印鑑画像表示欄500に副印鑑の画像を表示させる。
この表示例によれば、例えば利用者の手元にある印鑑がいずれの口座に対応づけて登録されているかを利用者が失念してしまった場合に、利用者は、副印鑑一覧画像を確認することにより、手元の印鑑に対応する口座を容易かつ即時に知ることができる。
(3−1−2−4.表示例4(副印鑑の画像の選択1))
また、第4の機能として、表示制御部102は、副印鑑一覧画像においていずれかの副印鑑の画像が利用者により選択された場合には、選択された副印鑑の画像に対応する口座の通帳画像を操作表示部122に表示させることが可能である。例えば、副印鑑一覧画像においていずれかの副印鑑の画像を選択するためのタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、表示制御部102は、認識されたタッチ操作により選択された副印鑑の画像に対応する口座の通帳画像を操作表示部122に表示させる。
ここで、図10を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図10に示したように、副印鑑一覧画像50において、例えば、副印鑑画像表示欄500aに表示された副印鑑の画像を上から下へ指で引っ張るタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、表示制御部102は、副印鑑画像表示欄500aに表示された副印鑑の画像に対応する口座の通帳画像に含まれる表紙画像を操作表示部122に表示させる。あるいはは、この場合には、表示制御部102は、(表紙画像および見返し画像の表示を省略して)直ぐに取引明細画像を操作表示部122に表示させてもよい。
この表示例によれば、利用者は、副印鑑一覧画像50に表示された複数の口座に対応する副印鑑画像表示欄500の中から、利用者が取引明細の閲覧を希望する口座を直感的な操作により容易に選択することができるという効果がある。
(3−1−2−5.表示例5(副印鑑の画像の選択2))
また、第5の機能として、表示制御部102は、副印鑑一覧画像において、通信部120により取得された1以上の副印鑑の画像の各々に対応づけられた1以上の口座の各々を示す表示を、副印鑑の画像ごとに分類して表示することが可能である。
ここで、図11を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図11は、口座番号「1001001」に対応づけて登録された副印鑑と、口座番号「2002002」に対応づけて登録された副印鑑と、が同一の場合における、表示制御部102による副印鑑一覧画像の表示例(副印鑑一覧画像50b)を示した説明図である。図11に示したように、例えば、表示制御部102は、副印鑑画像表示欄500aの中に、口座「1001001」を示す文字列と、口座「2002002」を示す文字列と、を並べて表示させる。
(3−1−2−6.変形例)
なお、上記の説明では、表示制御部102は、まず、副印鑑確認用認証情報入力画像を表示させ、そして、副印鑑確認用認証情報入力画像において、利用者の口座に対応づけて登録されている全ての副印鑑の画像を確認するための認証情報が入力された(かつ、認証された)場合に、副印鑑一覧画像を表示させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、表示制御部102は、副印鑑確認用認証情報入力画像を表示させる処理を行わずに、副印鑑の画像ごとに、副印鑑の画像を確認するための認証情報を利用者に入力させるような、第2の副印鑑一覧画像を表示させることも可能である。
図12は、第2の副印鑑一覧画像(副印鑑一覧画像50c)の表示例を示した説明図である。図12に示したように、副印鑑一覧画像50cでは、例えば、副印鑑画像表示欄500は、認証情報入力ボタン504を内部に含む。この認証情報入力ボタン504が利用者により選択されると、表示制御部102は、副印鑑確認用認証情報入力画像(例えば図7に示した副印鑑確認用認証情報入力画像46)を表示させ、そして、選択された副印鑑画像表示欄500に対応する副印鑑の画像の認証情報を利用者に入力させる。
この変形例では、副印鑑の画像を利用者が確認するためには、副印鑑の画像ごとに、別々に認証情報を利用者に入力させる。このため、例えば一つの認証情報を入力するだけで、利用者の全ての副印鑑の画像が表示させる場合と比較して、副印鑑の表示時における秘匿性が向上する。
また、この変形例では、一度に全ての副印鑑の画像を表示させることがないので、仮に他者に情報処理装置10が奪われたり、表示画面を覗き見された場合であっても、他者に漏えいする副印鑑の画像の数を抑制することができる。
[3−1−3.操作認識部104]
操作認識部104は、操作表示部122に表示された表示画面における利用者のタッチ操作を認識する。例えば、図4に示した表紙画像40が表示されている表示画面において利用者によりフリック操作がなされた場合には、操作認識部104は、当該フリック操作を、表紙画像40から見返し画像42に画像を切り替えるための利用者の操作として認識する。
[3−1−4.口座特定部106]
口座特定部106は、操作認識部104による、副印鑑一覧画像においてなされた利用者のタッチ操作の認識結果に基づいて、利用者により選択された口座を特定することが可能である。例えば、口座特定部106は、副印鑑一覧画像に表示されたいずれかの印鑑の画像を移動させるためのタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、認識されたタッチ操作の操作方向に対応する口座を利用者により選択された口座として特定する。
ここで、図11を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図11に示したように、副印鑑一覧画像50bにおいて、例えば、副印鑑画像表示欄500aに表示された副印鑑の画像を左下の方向へ指で引っ張るタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、口座特定部106は、利用者により選択された口座として「普通口座:1001001」を特定する。また、副印鑑画像表示欄500aに表示された副印鑑の画像を右下の方向へ指で引っ張るタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、口座特定部106は、利用者により選択された口座として「定期口座:2002002」を特定する。
この特定例によれば、一つの副印鑑の画像に対応づけて複数の口座が登録されている場合において、利用者はタッチ操作の方向によって、取引明細の閲覧を希望する口座を容易かつ直感的に選択することができるという効果がある。
なお、図11における副印鑑画像表示欄500aでは、「普通口座:1001001」という文字列が、「定期口座:2002002」という文字列よりも上に表示されている。このため、別の特定方法として、副印鑑画像表示欄500aにおいて副印鑑の画像を上の方向へ指で引っ張るタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、口座特定部106は、利用者により選択された口座として「普通口座:1001001」を特定し、また、副印鑑の画像を下の方向へ指で引っ張るタッチ操作が操作認識部104により認識された場合には、口座特定部106は、利用者により選択された口座として「定期口座:2002002」を特定してもよい。
この特定例では、副印鑑画像表示欄500における各口座を示す文字列の表示位置の関係と、口座を指定するための利用者のタッチ操作の方向が同じになる。このため、口座を指定するための操作の仕方が、利用者にとってより理解しやすいという利点がある。
なお、口座特定部106により口座が特定された場合には、表示制御部102は、例えば図4に示したような、特定された口座の通帳画像を操作表示部122に表示させることが可能である。
[3−1−5.認証部108]
認証部108は、例えば記憶部124に記憶される認証DB126の登録内容に基づいて、副印鑑の画像を確認するために利用者により入力される認証情報を認証することが可能である。
‐認証DB126‐
ここで、図13を参照して、認証DB126の構成例について説明する。図13に示したように、認証DB126には、例えば、口座番号1260、口座種類1262、および認証情報1264が対応づけて記録される。ここで、認証情報1264は、口座番号1260に対応づけて登録された副印鑑の画像を利用者が確認するための認証情報であり、例えば利用者により予め登録された情報である。
例えば、図13の1レコード目のデータは、口座番号が「1001001」であり、口座種類が「普通口座」であり、口座番号に対応づけて登録された副印鑑の画像を利用者が確認するための認証情報が「11aa」であることを示している。また、図13の4レコード目のデータは、利用者が有する全ての口座に対応づけて登録されている全ての副印鑑の画像を確認するための認証情報が「99zz」であることを示している。
‐変形例‐
また、変形例として、認証部108は、上記の通帳アプリの起動時において、例えば記憶部124に予め記憶されている、通帳アプリ起動用の認証情報に基づいて、利用者により入力される認証情報を認証することも可能である。なお、この通帳アプリ起動用の認証情報は、基本的には、上述した副印鑑を確認するための認証情報とは異なる情報であり、また、予め例えば利用者により設定される。
[3−1−6.通信部120]
通信部120は、本発明における取得部の一例である。通信部120は、通信網12を介して通信網12に接続された各種の装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、制御部100の指示に従って、利用者の口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像の取得要求を印鑑サーバー22へ送信する。また、通信部120は、副印鑑の画像を印鑑サーバー22から受信する。
[3−1−7.操作表示部122]
操作表示部122は、本発明における表示部の一例である。操作表示部122は、表示制御部102の制御に従って、例えば口座の通帳画像など、各種の表示画像を表示画面に表示する。
また、操作表示部122は、利用者による情報処理装置10に対する各種の入力操作を受け付ける。例えば、操作表示部122は、表示画面に表示された副印鑑確認用認証情報入力画像46に対して認証情報を入力する操作を受け付ける。
[3−1−8.記憶部124]
記憶部124は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。例えば、記憶部124は、認証DB126を記憶する。
なお、本実施形態による情報処理装置10の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、認証DB126は、情報処理装置10に含まれる代わりに、情報処理装置10が通信可能な他の装置に備えられてもよい。
<3−2.動作>
以上、本実施形態による構成について説明した。続いて、本実施形態による動作について説明する。ここでは、「動作例1」および「動作例2」の2つの動作例について説明する。なお、「動作例1」、「動作例2」ともに、利用者が通帳アプリを起動して、口座の通帳画像を確認する場面における動作の例である。
[3−2−1.動作例1(「明細の閲覧」選択時の動作)]
最初に、動作例1について説明する。詳細については後述するが、動作例1は、利用者の特定の口座の見返し画像において、当該口座に対応づけて登録された副印鑑の画像を利用者が確認する場面における動作の例である。
図14は、動作例1による動作の一部を示したシーケンス図である。図14に示したように、まず、情報処理装置10の制御部100は、操作表示部122に対する利用者の操作により、通帳アプリを起動する(S101)。続いて、表示制御部102は、通帳アプリ起動用の認証情報を入力するための認証情報入力画像を操作表示部122に表示させ、利用者に認証情報を入力させる。そして、認証部108は、入力された通帳アプリ起動用の認証情報を認証する(S102)。
通帳アプリ起動用の認証情報が認証された場合には、表示制御部102は、利用者が機能を選択するためのメニュー画像(図示省略)を操作表示部122に表示させる(S103)。このメニュー画像は、例えば、利用者が特定の口座の取引明細を閲覧するための「明細の閲覧ボタン」、および、利用者の全ての口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を確認するための「副印鑑の確認ボタン」を含む。
動作例1では、このメニュー画像において利用者は「明細の閲覧ボタン」を選択する(S104:明細の閲覧)。
その後、表示制御部102は、利用者が取引明細の閲覧が可能な口座の一覧を含む画像(図示省略)を操作表示部122に表示させる。そして、利用者は、当該画像において、取引明細の閲覧を希望する口座を選択する(S105)。
続いて、制御部100は、S105で選択された口座の取引明細データの取得要求をIBサーバー20へ通信部120に送信させる(S106)。その後、IBサーバー20は、受信された取得要求で指定される口座の取引明細データを情報処理装置10へ送信する(S107)。
その後、表示制御部102は、S105で選択された口座の通帳画像に含まれる、例えば図4に示したような表紙画像を操作表示部122に表示させる(S108)。
次に、図15を参照して、S108より後の動作について説明する。図15は、S108より後の動作を示したシーケンス図である。図15に示したように、S108の後、操作表示部122に対してフリック操作がなされたことが操作認識部104により認識された場合には、表示制御部102は、表紙画像から、例えば図5に示したような見返し画像に切り替えて操作表示部122に表示させる(S111)。
その後、操作表示部122に表示された見返し画像42において、副印鑑の画像を確認するために、利用者は副印鑑確認ボタンを選択する(S112)。
続いて、表示制御部102は、例えば図7に示したような副印鑑確認用認証情報入力画像を操作表示部122に表示させる(S113)。その後、副印鑑確認用認証情報入力画像において、利用者は、S105で選択された口座に対応づけて登録された、副印鑑確認用の認証情報を入力する。そして、認証部108は、認証DB126の登録内容に基いて、入力された認証情報を認証する(S114)。
入力された認証情報が誤っていると判断された場合には(S114:No)、表示制御部102は、認証情報がエラーである旨を操作表示部122に表示させる(S115)。そして、情報処理装置10は、再びS113の動作を行う。
一方、入力された認証情報が正しいと判断された場合には(S114:Yes)、制御部100は、S105で選択された口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像の取得要求を印鑑サーバー22へ通信部120に送信させる(S116)。その後、印鑑サーバー22は、受信された取得要求で指定される口座番号に対応づけられた副印鑑の画像を情報処理装置10へ送信する(S117)。
その後、表示制御部102は、印鑑サーバー22から受信された副印鑑の画像を、例えば図8に示したように、見返し画像に表示させる(S118)。
[3−2−2.動作例2(「明細の閲覧」選択時の動作)]
以上、動作例1について説明した。次に、動作例2について、図14を参照して説明する。詳細については後述するが、動作例2は、利用者が副印鑑一覧画像を表示させ、そして、取引明細の閲覧を希望する口座を副印鑑一覧画像において利用者が選択する場面における動作の例である。なお、図14に示したS101〜S103の動作は、動作例1と同様である。
S104において、動作例2では、利用者はメニュー画像において「副印鑑の確認ボタン」を選択する(S104:副印鑑の確認)。
図16は、S104において「副印鑑の確認ボタン」が選択された後の動作を示したシーケンス図である。図16に示したように、まず、表示制御部102は、例えば図7に示したような副印鑑確認用認証情報入力画像を操作表示部122に表示させる(S201)。その後、副印鑑確認用認証情報入力画像において、利用者は、利用者の全ての口座に対応づけて登録された全ての副印鑑の画像を確認するための認証情報を入力する。そして、認証部108は、認証DB126の登録内容に基いて、入力された認証情報を認証する(S202)。
入力された認証情報が誤っていると判断された場合には(S202:No)、表示制御部102は、認証情報がエラーである旨を操作表示部122に表示させる(S203)。そして、情報処理装置10は、再びS201の動作を行う。
一方、入力された認証情報が正しいと判断された場合には(S202:Yes)、制御部100は、利用者の全ての口座に対応づけて登録された全ての副印鑑の画像を取得するための要求を印鑑サーバー22へ通信部120に送信させる(S204)。その後、印鑑サーバー22は、受信された取得要求で指定される全ての副印鑑の画像を情報処理装置10へ送信する(S205)。
その後、表示制御部102は、印鑑サーバー22から受信された全ての副印鑑の画像を含む、例えば図10に示したような、副印鑑一覧画像を操作表示部122に表示させる(S206)。そして、利用者は、副印鑑一覧画像において、閲覧を希望する口座をタッチ操作により選択する(S207)。
続いて、制御部100は、S207で選択された口座の取引明細データの取得要求をIBサーバー20へ通信部120に送信させる(S208)。その後、IBサーバー20は、受信された取得要求で指定される口座の取引明細データを情報処理装置10へ送信する(S209)。
その後、表示制御部102は、S207で選択された口座の通帳画像を操作表示部122に表示させる(S210)。
[3−2−3.変形例]
なお、変形例として、動作例1および動作例2を組み合わせた動作も適用可能である。例えば、動作例2において、情報処理装置10は、S210の代わりに、動作例1におけるS108〜S118の動作を行ってもよい。
<3−3.効果>
[3−3−1.効果1]
以上、例えば図3、および図14〜図16等を参照して説明したように、情報処理装置10は、利用者の口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を取得し、そして、利用者により入力される、副印鑑の画像を確認するための認証情報が認証された場合には、取得された副印鑑の画像を、利用者の口座の通帳画像に含まれる見返し画像において表示させる。このため、口座に対応づけて登録されている副印鑑の画像を利用者が秘匿性高く確認することができる。例えば、仮に悪意ある他者により情報処理装置10を盗まれたとしても、当該他者に認証情報が知られない限り、副印鑑の画像が見られることを防止できる。また、仮に悪意ある他者により表示画面を覗き見されたとしても、利用者が認証情報を入力しなければ副印鑑の画像は表示されないので、副印鑑の画像が見られる恐れは小さい。
また、利用者が自己の口座に対応づけて登録されている副印鑑を失念してしまった場合など、利用者自身が副印鑑の画像を確認したい場合において利用者は容易な操作により確認することができるという効果がある。そして、例えば口座からの現金引き出しや口座の解約時において、利用者が自己の印鑑を間違えることを防止でき、金融機関における業務の遅延も防止できる。
また、情報処理装置10は、従来の紙の通帳と同じように、口座の通帳画像を、表紙画像、見返し画像、取引明細画像の順に配置し、かつ、取得された副印鑑の画像を、見返しページ(見返し画像)に表示させる。また、情報処理装置10は、表示画面に対して利用者によりタッチ操作が行われた場合に、例えば表紙画像から見返し画像へ表示を切り替えることが可能である。このため、利用者は、紙の通帳においてページをめくって副印鑑を確認する場合と同じ感覚で、表示画面において副印鑑の画像を確認することができる。例えば高齢者など、情報リテラシーがあまり高くない利用者であっても、操作に戸惑うことなく、副印鑑の画像を確認しやすい。
[3−3−2.効果2]
また、情報処理装置10は、取得された1以上の印鑑の画像を含む副印鑑一覧画像を表示画面に表示させ、そして、副印鑑一覧画像においていずれかの副印鑑の画像が利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を表示画面に表示させる。
このため、例えば利用者の手元にある印鑑がいずれの口座に対応づけて登録されているかを利用者が失念してしまった場合に、利用者は、印鑑一覧画像を確認することにより、手元の印鑑に対応する口座を容易かつ即時に知ることができる。そして、顧客満足度の向上にもつながる。
<<4.変形例>>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<4−1.変形例1>
例えば上記の説明では、情報処理装置10は、主に情報処理装置10にダウンロードされる通帳アプリの起動時において、制御部100に含まれる各構成要素の機能を実現する例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。変形例として、情報処理装置10はサーバ装置であり、そして、情報処理装置10は、制御部100に含まれる各構成要素の機能を例えばWebシステムとして実現してもよい。
より具体的に説明すると、情報処理装置10は、利用者が使用する、例えばスマートフォンなどの情報処理端末(以下、情報処理端末90と称する)から、情報処理端末90上での利用者の操作情報を受信することが可能である。そして、情報処理装置10は、情報処理端末90から受信された利用者の操作情報に基づいて、例えば口座の通帳画像や印鑑一覧画像を情報処理端末90の表示画面に表示させるなど、上述した表示制御部102の機能を実現することが可能である。
また、情報処理装置10は、情報処理端末90から受信される認証情報を、例えば情報処理装置10に記憶された認証DB126の登録内容と比較することにより、上述した認証部108の機能を実現することが可能である。
<4−2.変形例2>
また、本発明の実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10 情報処理装置
12 通信網
14 専用網
20 IBサーバー
22 印鑑サーバー
26 ホストコンピュータ
30 中継サーバー
100 制御部
102 表示制御部
104 操作認識部
106 口座特定部
108 認証部
120 通信部
122 操作表示部
124 記憶部
126 認証DB
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 入力装置
162 出力装置
164 HDD
166 ネットワークインターフェース

Claims (10)

  1. 利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、
    表紙画像、見返し画像、および取引明細を示す画像の順に配列されている前記利用者の口座の通帳画像を表示画面に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記利用者により入力される認証情報が認証された場合には、前記印鑑の画像を前記見返し画像に表示させる、情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を前記表示画面にさらに表示させ、
    前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、前記表示画面における前記利用者のタッチ操作を認識する操作認識部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像を選択するためのタッチ操作が認識された場合には、認識されたタッチ操作により選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記印鑑一覧画像には、前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像の各々に対応づけられた1以上の口座の各々を示す表示が、前記1以上の印鑑の画像ごとに分類して表示され、
    前記情報処理装置は、前記印鑑一覧画像においてなされた前記利用者のタッチ操作の認識結果に基づいて、前記利用者により選択された口座を特定する口座特定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記口座特定部により特定された口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記口座特定部は、前記印鑑一覧画像に表示されたいずれかの印鑑の画像を移動させるためのタッチ操作が認識された場合には、認識されたタッチ操作の操作方向に対応する口座を前記利用者により選択された口座として特定する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、印鑑の画像に対応づけて前記利用者により入力される認証情報を認証する認証部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記利用者により入力された認証情報が前記認証部により認証された場合には、取得された印鑑の画像を前記見返し画像に表示させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、携帯型の装置であり、
    前記情報処理装置は、前記表示画面を表示する表示部をさらに備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を表示画面に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、
    表紙画像、見返し画像、および取引明細を示す画像の順に配列されている前記利用者の口座の通帳画像を表示画面に表示させる表示制御部、
    として機能させるための、プログラムであって、
    前記表示制御部は、取得された印鑑の画像に対応づけて前記利用者により入力される認証情報が認証された場合には、前記印鑑の画像を前記見返し画像に表示させる、プログラム。
  10. コンピュータを、
    利用者の口座に対応づけて登録されている印鑑の画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された1以上の印鑑の画像を含む印鑑一覧画像を表示画面に表示させる表示制御部、
    として機能させるための、プログラムであって、
    前記表示制御部は、前記印鑑一覧画像においていずれかの印鑑の画像が前記利用者により選択された場合には、選択された画像に対応する口座の通帳画像を前記表示画面に表示させる、プログラム。
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