JP6191228B2 - オーバーフロー防止弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の規制高さを超える流入によって貯留流体が溢れ出るのを防止するオーバーフロー防止弁に関するものである。
従来、この種のオーバーフロー防止弁としては、ローディングアームに用いられる特許文献1に開示されたものがある。ローディングアームは、給油元タンクから給油先タンクへ石油等の可燃性流体を供給する給油管であり、給油先タンクに貯留された流体が給油中に溢れ出るのをオーバーフロー防止弁で防止している。給油される流体は可燃性であるため、オーバーフロー防止弁の作動には電気を使うセンサが使用できず、機械的にオーバーフロー防止弁を作動させる必要がある。
図1および図2は、特許文献1に開示されたローディングアーム用オーバーフロー防止弁1の作動原理を示すオーバーフロー防止弁1の概略構造図である。なお、これら各図において同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。
図1(a)に示すように、オーバーフロー防止弁1は、入口2aと、これに直角に交差する方向の出口2bとが形成された流入路2を有する。この流入路2の途中には管径が絞られた絞り部2cが形成されている。また、オーバーフロー防止弁1は第1管路3と第2管路4とを備えている。第1管路3は、タンク5に貯留される貯留流体6の規制液面高さに一端部が開口し、他端部が弁頭部に形成された空気室7に通じている。第2管路4は、一端部が空気室7に通じ、他端部が絞り部2aに臨んでいる。空気室7にはダイアフラム8が面して設けられている。入口2aから流入路2に流入した可燃性流体は、ベンチュリ効果によって絞り部2cで流速が速くなって圧力が低下する。このため、絞り部2cに臨む第2管路4の他端部に大気圧より低い負圧が生じ、第1管路3、空気室7および第2管路4を通る、図に矢示する空気の流れが生じる。流入路2を経由するタンク5への可燃性流体の供給中には、この空気の流れが常時生じている。
この状態で、タンク5へ可燃性流体が過剰に供給されて、同図(b)に示すように貯留流体6の液面高さが規制高さを超えると、第1管路3の一端部に形成された開口が貯留流体6によって塞がれる。このため、空気室7に大きな負圧が生じてダイアフラム8が吸引され、ダイアフラム8は図示するように下方に変形する。この変形に伴い、ダイアフラム8に取り付けられた軸9がロック機構10を叩き、そのロックを解除する。ロック機構10は、流入路2の途中に設けられた弁11を、スプリング12の伸張力に抗して図示する開位置に留めている。しかし、ロック機構10のロックが解除されると、弁11はスプリング12の伸張力によって図2に示す閉位置に移動し、流入路2を塞ぐ。このため、流入路2を経由する可燃性流体のタンク5への供給が緊急停止され、タンク5から貯留流体6が溢れ出るのが防止される。
実開昭58−192298号公報
しかしながら、一般的に可燃性流体のタンク5への供給は、その供給開始時および供給停止時に、流入路2における可燃性流体の流速が落とされて行われる。このため、特許文献1に開示される上記従来のようなオーバーフロー防止弁1では、原理的に、その作動時に十分大きな負圧を空気室7に生じさせることができない。従って、可燃性流体がタンク5へ過剰に供給される時に、ロック機構10のロックを解除できず、弁11が作動しない場合が発生することが考えられる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
流体の規制高さを超える流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段と、
正圧により可動子が変位し、可動子が所定の作動位置まで変位すると磁力によって可動子を吸引して可動子に運動力を与えるトリガー機構と、
トリガー機構によって可動子に与えられた運動力によってロックを解除するロック機構と、
ロック機構によってロックが解除されると流体の流入路を閉じる弁と
から構成され、
トリガー機構が、
正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、初期位置に付勢される強磁性体からなる可動子と、
可動子との間の吸引力により所定の作動位置で可動子を正圧の向きに誘導し始めて収束位置まで誘導する、固設された永久磁石からなる固定子と
から構成される、
または、
正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、初期位置に付勢される永久磁石からなるまたは着磁された可動子と、
可動子との間の吸引力により所定の作動位置で可動子を正圧の向きに誘導し始めて収束位置まで誘導する、固設された強磁性体からなる固定子とから構成される
オーバーフロー防止弁を構成した。
本構成によれば、流体の過剰流入によって貯留流体液面が規制高さを超えると、正圧発生手段によって大気圧より高い正圧が発生させられる。トリガー機構はこの正圧によって作動してロック機構を解除し、このロック解除により弁が作動して流体を供給する流入路が閉じられる。従って、流体の流速に応じて生じる負圧を利用してロック機構を解除する従来のオーバーフロー防止弁とは異なり、貯留流体液面の上昇によって生じる正圧を利用して、流体の流速に依存せずに、ロック機構を解除することができる。このため、流体の過剰供給時には弁を確実に作動させて、流入路を閉じることができる。
また、正圧発生手段により発生させられる正圧によって可動子が変位させられ、可動子が正圧によって所定の作動位置まで変位すると、磁力により可動子が吸引されて、ロック機構を解除する運動力が可動子に与えられる。従って、正圧は、可動子を所定の作動位置まで変位させるだけの小さな力で済むため、正圧発生手段によって発生させられる正圧が小さくても、トリガー機構によってロック機構のロックを確実に解除することができる。このため、正圧発生手段によって発生される正圧そのものを、ロック機構を解除できる程度の大きな力に変換する機構が必要とされないので、流体の過剰供給時に弁を確実に作動させられるオーバーフロー防止弁を小型に構成することができる。
本構成によれば、可動子は、流入路を経由して流体の供給が行われているときには、初期位置に付勢されている。しかし、流体の過剰流入により貯留流体液面が規制高さを超えて、正圧発生手段によって正圧が発生させられると、この正圧により、可動子は初期位置に付勢される力に抗して正圧の向きに移動する。そして、正圧により所定の作動位置まで移動すると、固定子との間の吸引力によって正圧の向きに誘導され始め、運動力が与えられて一挙に収束位置まで誘導される。ロック機構は可動子のこの運動力によって解除され、流体を供給する流入路はこのロック解除による弁の作動によって閉じられる。
また、本発明は、
可動子が、正圧がかかる方向を中心軸とし、収束位置側に初期位置側よりも径が小さい小径部を有する本体部分を備え、
固定子が、可動子の本体部分を囲む環状をしており、初期位置で本体部分の小径部側を囲む位置に固設されることを特徴とする。
本構成によれば、固定子が、初期位置で可動子の小径部側を囲む位置に固設されるため、正圧発生手段によって発生させられる正圧により可動子が所定の作動位置まで移動すると、小径部よりも径が大きな可動子の本体部分が固定子に近付いて吸引力により固定子側に引き寄せられ、可動子は正圧の向きに誘導される。この誘導により、可動子に運動力が与えられて可動子は一挙に収束位置まで誘導され、径が大きな側の可動子の本体部分が固定子に囲まれるようになる。ロック機構は可動子のこの運動力によって解除される。
また、本発明は、
流体の規制高さを超える流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段と、
正圧により可動子が変位し、可動子が所定の作動位置まで変位すると磁力によって可動子を吸引して可動子に運動力を与えるトリガー機構と、
トリガー機構によって可動子に与えられた運動力によってロックを解除するロック機構と、
ロック機構によってロックが解除されると流体の流入路を閉じる弁と
から構成され、
トリガー機構が、
正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、伴走永久磁石を備えた可動子と、
伴走永久磁石を吸引して可動子を初期位置に付勢する、固設された永久磁石からなる第1固定子と、
伴走永久磁石との間の吸引力により所定の作動位置で可動子を正圧の向きに誘導し始めて収束位置まで誘導する、固設された永久磁石からなる第2固定子とから構成される
オーバーフロー防止弁を構成した。
本構成によれば、可動子は、流入路を経由して流体の供給が行われているときには、伴走永久磁石と第1固定子との間の吸引力により初期位置に付勢されている。しかし、流体の過剰流入により貯留流体液面が規制高さを超えて、正圧発生手段によって正圧が発生させられると、この正圧により、可動子は初期位置に付勢される力に抗して正圧の向きに移動する。そして、正圧により所定の作動位置まで移動すると、伴走永久磁石と第2固定子との間の吸引力によって可動子は正圧の向きに誘導され始め、運動力が与えられて一挙に収束位置まで誘導される。ロック機構は可動子のこの運動力によって解除され、流体を供給する流入路はこのロック解除による弁の作動によって閉じられる。
また、本発明は、正圧発生手段が、貯留流体液面の上昇により貯留流体に開口端が没することで貯留流体液面と筒内液面との間に形成される液面差によって正圧を生じさせる筒状のセンサプローブから構成され、
一端部がセンサプローブに通じ他端部が空気室に通じる管路と、
管路を通じて伝達される正圧により変形して正圧を可動子に与える、空気室に面して設けられたダイヤフラムと
を備えることを特徴とする。
本構成によれば、正圧は、貯留流体液面の上昇によって貯留流体液面とセンサプローブ筒内液面との間に形成される液面差により、生じる。この液面差によって生じる正圧は、管路を通じて空気室に伝達され、空気室に面して設けられたダイヤフラムを変形させて、可動子を所定の作動位置まで移動させる。
本発明によれば、上記のように、流体の過剰供給時に弁を確実に作動させて流入路を閉じることが可能なオーバーフロー防止弁を小型に構成して、提供することができる。
従来のローディングアーム用オーバーフロー防止弁の作動原理を示す概略構造図である。 図1に続く、従来のローディングアーム用オーバーフロー防止弁の作動原理を示す概略構造図である。 本発明の一実施の形態によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁の荷役開始前における概略構造を示す断面図である。 一実施の形態によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁の荷役時における開弁状態の概略構造を示す断面図である。 一実施の形態によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁の荷役時においてタンクに貯留された貯留流体の液面高さが上昇したときの概略構造を示す断面図である。 一実施の形態によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁が作動した緊急閉止時における閉弁状態の概略構造を示す断面図である。 (a)は、一実施の形態によるオーバーフロー防止弁において、永久磁石の磁力によって可動子に作用する力とその変位との関係について測定した結果を示すグラフ、(b)は、貯留流体の液面高さが上昇する速度と、可動子を所定の作動位置まで変位させる正圧を発生させる液面差との関係を測定した結果を示すグラフである。 一実施の形態の第1変形例によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁の作動原理を示す概略構造図である。 一実施の形態の第2変形例によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁の作動原理を示す概略構造図である。
次に、本発明によるオーバーフロー防止弁をローディングアームに適用した一実施の形態について説明する。
図3は、本実施の形態によるローディングアーム用オーバーフロー防止弁21の荷役開始前における概略構造を示す断面図である。
オーバーフロー防止弁21は、弁ケーシング22内に形成された流入路23を開閉する主弁24を備えて構成されている。流入路23には、入口23aと、これに直角に交差する方向に出口23bが形成されている。入口23aにはローディングアーム末端の図示しない注油パイプが接続され、出口23bには給油先のタンク25に可燃性流体を供給するドロップパイプ26が接続されている。主弁24は、円筒コイルばねである主弁スプリング27の伸張力により流入路23を閉じる方向に付勢され、荷役開始前には入口23aを塞ぐ図示する閉位置に位置している。
主弁24は、ロッド28の上下動に伴って弁ケーシング22内を上下動し、図示する閉位置と後述する開位置との間を往復運動する。ロッド28は、操作ハンドル29の取っ手が時計方向に回動され、ロッド28の下端にピン30により回転自在に設けられたローラ31がカム32によって上方に移動させられることで、主弁24を押し上げて開位置に位置させる。ロッド28は、ロッド28に取り付けられた円板33と弁ケーシング22との間に設けられたロッドスプリング34により、下方に付勢されている。
主弁24の中空円筒部内におけるボール押さえ部材35とボール36とロックスプリング37とは、ロック機構を構成している。ロッド28の上下動は、このロック機構によりロッド28と補助弁38との間の相対位置がロックされることで、補助弁38を介して主弁24に伝えられる。補助弁38は、そのスリーブ部がロッド28の外周に沿って摺動自在に設けられており、そのフランジ部が主弁24の中空円筒部内に形成された溝24aに遊びをもって嵌合している。ボール36は、補助弁38のスリーブ部に形成された孔に保持されており、ロッド28の上端下方に形成された環状溝28aにボール押さえ部材35によって着座することで、ロッド28と補助弁38との間の相対位置がロックされている。ボール押さえ部材35は、補助弁38のフランジ部との間に設けられたロックスプリング37によって上方に付勢されており、ボール36の環状溝28aへの着座を保持している。
補助弁38は、弁ケーシング22との間に設けられた円筒コイルばねである補助弁スプリング39により、主弁24側に付勢されている。操作ハンドル29の取っ手が時計方向に回動され、ロッド28がカム32によって上方に移動させられる際、補助弁スプリング39の伸張力に抗して補助弁38が溝24aの遊び分だけ主弁24からわずかに離れ、流入路23の入口23aと出口23bとの間に図示しない通孔が形成されて、入口23aと出口23bとの間の圧力の均衡が保たれる。
オーバーフロー防止弁21の頭部には空気室40が形成されており、この空気室40に面してダイヤフラム41が設けられている。空気室40は管路42を介してセンサプローブ43に接続されており、管路42の一端部はセンサプローブ43、他端部は空気室40に通じている。センサプローブ43は筒状をしており、下方には開口端43aが形成されている。このセンサプローブ43は、後述するように、タンク25に貯留される貯留流体液面の上昇により貯留流体に開口端43aが没することで、貯留流体液面と筒内液面との間に形成される液面差によって正圧を生じさせる。センサプローブ43は、流体の規制高さを超えるタンク25への流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段を構成している。この正圧は、管路42を通じて空気室40へ伝達され、ダイヤフラム41を後述するように変形させる。
ダイヤフラム41には、トリガー機構の可動子44を構成するピストン45の軸45aが取り付けられている。軸45aは摺動自在に弁ケーシング22に取り付けられており、ダイヤフラム41の変形により正圧がこの軸45aに与えられると、ピストン45が下方に変位する。
可動子44は、ピストン45の軸45aの周囲に、強磁性体からなる本体部分46a、上側フランジ部46bおよび下側フランジ部46cが一体に設けられて構成されており、正圧がかかる軸45aの方向を中心軸としている。この可動子44は、上側フランジ部46bが弁ケーシング22の天井室22a上面に当接する図示する初期位置と、下側フランジ部46cが天井室22a下面に設けられたラバーシート47に当接する収束位置との間で、移動自在に設けられている。初期位置と収束位置とは、可動子44に正圧がかかる方向に離れている。また、本体部分46aは、収束位置側に初期位置側よりも径が小さい小径部を有する円筒形状をしている。
可動子44の本体部分46aは、環状をした固定子48により囲まれている。固定子48は環状をしたN極48aとS極48bとからなる永久磁石によって構成されており、可動子44の中心軸方向に磁束を発生させる。可動子44の初期位置において、固定子48は、図示するように本体部分46aの小径部側を囲む位置で、弁ケーシング22の天井室22a内側面に固設されている。可動子44は、下側フランジ部46cが固定子48によって吸引されることで、上側フランジ部46aが天井室22aの上面に当接される押圧力を受け、初期位置に付勢されている。固定子48は、可動子44との間の吸引力により、所定の作動位置で可動子44を正圧の向きに誘導し始めて収束位置まで誘導する。この固定子48は、正圧により可動子44が変位し、可動子44が初期位置に付勢する力に抗して所定の作動位置まで変位すると、磁力によって可動子44を吸引して可動子44に運動力を与えるトリガー機構を可動子44と共に構成している。
ボール押さえ部材35とボール36とロックスプリング37とによって構成されるロック機構は、このトリガー機構によって可動子44に与えられた運動力によってボール押さえ部材35がピストン45でたたかれることで、後述するように、補助弁38とロッド28との間のロックを解除する。ロック機構によってロックが解除されると、後述する開位置にあった主弁24は主弁スプリング27の伸張力によって補助弁38と共に下方に移動し、流入路23の入口23aを閉じる。
本実施形態のオーバーフロー防止弁21は、上記の正圧発生手段と、トリガー機構と、ロック機構と、主弁24とを備えて構成されている。
図4は、可燃性流体をタンク25へ供給する荷役時における開弁状態のオーバーフロー防止弁21の概略構造を示す断面図である。なお、同図において図3と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
荷役開始時には、操作ハンドル29が矢示するように時計方向に回動され、ローラ31がカム32によって上方に押し上げられる。この際には、ボール押さえ部材35によってボール36が環状溝28aに着座させられ、ロッド28と補助弁38との相対位置がロックされている。従って、操作ハンドル29の操作によって主弁24の開閉を行え、操作ハンドル29の操作によってローラ31が押し上げられることにより、ロッド28が上方へ移動させられて、補助弁38と共に主弁24が上昇させられる。これにより、主弁24は図示する開位置に位置させられる。このため、入口23aから流入路23に流入する可燃性流体は出口23bへ導かれ、ドロップパイプ26を経由してタンク25へ供給される。タンク25へ供給された可燃性流体は貯留流体49となる。
荷役終了時には、ローディングアームに残る可燃性流体の残液がタンク25へ吐出される。引き続き他のタンクへ可燃性流体を供給するときには、操作ハンドル29が反時計方向に回動され、主弁24が一旦閉じられる。また、全ての荷役を終了するときにも、操作ハンドル29が反時計方向に回動され、主弁24が閉じられる。操作ハンドル29が反時計方向に回動されると、図3に示すように、カム32が下方に移動する。従って、ロッドスプリング34の伸張力によってロッド28が下方に移動し、補助弁38と共に主弁24が下降する。これにより、主弁24は図3に示す閉位置に位置させられ、流入路23が主弁24によって塞がれる。
図5は、可燃性流体をタンク25へ供給する荷役時において、タンク25に貯留された貯留流体49の液面高さが上昇したときにおけるオーバーフロー防止弁21の概略構造を示す断面図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
流体供給装置の故障や誤操作などにより、タンク25に貯留された貯留流体49の液面高さが上昇し、図示するように、センサプローブ43の開口端43aが貯留流体49に没すると、貯留流体49の液面とセンサプローブ43の筒内液面との間に液面差hが形成される。可燃性流体の規制高さを超えるタンク25への流入によって形成されるこの液面差hにより、センサプローブ43の筒内に正圧が生じる。生じたこの正圧は管路42を経由して空気室40に伝達される。
図6は、オーバーフロー防止弁21が作動した緊急閉止時における閉弁状態のオーバーフロー防止弁21の概略構造を示す断面図である。なお、同図において図5と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
貯留流体49の液面高さの上昇によって上記のように正圧が空気室40に伝達されると、空気室40が膨張してダイヤフラム41が図示するように下方に湾曲し、変形する。ダイヤフラム41のこの変形により、正圧が可動子44の軸45aに与えられ、ピストン45が下方に変位する。固定子48は可動子44の初期位置でその本体部分46aの小径部側を囲む位置に固設されているため、この正圧により可動子44が所定の作動位置まで移動すると、小径部よりも径が大きな可動子44の本体部分46aが固定子48に近付いて吸引力により固定子48側に引き寄せられ、可動子44は正圧の向きに誘導される。この誘導により、可動子44に運動力が与えられて可動子44は一挙に収束位置まで誘導され、径が大きな側の可動子44の本体部分46aが図示するように固定子48に囲まれるようになる。
ボール押さえ部材35は、可動子44のこの運動力によってピストン45でたたかれることで、ロックスプリング37の伸張力に抗して下方に移動する。このボール押さえ部材35の移動により、ロッド28の環状溝28aに着座していたボール36が図示するようにその着座位置から外れ、補助弁38とロッド28との間のロックが解除される。上記のようにトリガー機構によってロック機構のロックが解除されると、主弁24は主弁スプリング27の伸張力によって下方に移動し、図示するように流体の流入路23を閉じる。
図7(a)は、本実施の形態によるオーバーフロー防止弁21において、固定子48の磁力によって可動子44に作用する力とその変位との関係について測定した結果を示すグラフである。同グラフの横軸は、可動子44の初期位置からの変位[mm]、縦軸は磁力によって可動子44に作用する力[N]を表している。また、丸印のプロットAは上記の測定結果を示し、角印のプロットBは、可動子44を正圧の向きに誘導するのに必要とされる力と可動子44の変位との関係を測定した結果を示している。
丸印のプロットAに示されるように、初期位置0〜約2[mm]の変位においてはプラスの吸引力、つまり、可動子44を天井室22aの上面に当接させる力が作用し、約2[mm]以上の変位においてはマイナスの吸引力、つまり、可動子44を天井室22aの下面側に誘導する力すなわち正圧の向きに誘導する力が作用する。
同グラフに示されるように、丸印のプロットAによって示される、固定子48の磁力により可動子44を正圧の向きに誘導する力は、角印のプロットBによって示される、可動子44を正圧の向きに誘導するのに必要とされる力よりも大きくなっている。このため、固定子48の磁力により、可動子44を正圧の向きに誘導できることが確認される。また、同グラフから、約10[N]の吸引力に抗して可動子44を約2[mm]変位させる正圧を正圧発生手段によって発生させれば、固定子48によって可動子44に作用する吸引力を正圧の向きに反転させられることが理解される。このことから、可動子44が正圧の向きに誘導され始める所定の作動位置は、本実施の形態では、初期位置から正圧の向きに約2[mm]離れた位置になる。可動子44に作用する力が正圧の向きに反転した後は、正圧の向きにかかる吸引力が大きくなっていくので、可動子44が一挙に収束位置まで誘導されることが理解される。
図7(b)は、タンク25における貯留流体49の液面高さが上昇する速度と、可動子44を所定の作動位置まで変位させる正圧を発生させる液面差h(図5参照)との関係を測定した結果を示すグラフである。この測定では、貯留流体49の液面高さを上昇させるのに代えて、センサプローブ43の開口端43aを下方に移動させて貯留流体49に没した。同グラフの横軸は、センサプローブ43の開口端43aを貯留流体49内に下降させる下降速度[mm/s]、縦軸は液面差h[mm]を表す。また、プロットCは、各下降速度で所定回数測定した液面差hの平均値を示す。
同グラフに示されるように、各下降速度でオーバーフロー防止弁21の動作を確認できた。また、同グラフから、センサプローブ43の開口端43a下降速度が速くなると液面差hが大きくなる、つまり、貯留流体49の液面高さ上昇速度が速くなると、可動子44を所定の作動位置まで変位させる正圧を発生させるのに、大きな液面差hが必要とされることが理解される。
このような本実施の形態によるオーバーフロー防止弁21によれば、図5に示すように、タンク25への流体の過剰流入によって貯留流体49の液面が上昇し、貯留流体49の液面が規制高さを超えると、貯留流体49の液面とセンサプローブ43の筒内液面との間に形成される液面差hにより、大気圧より高い正圧が発生させられる。この液面差hによって生じる正圧は、管路42を通じて空気室40に伝達され、空気室40に面して設けられたダイヤフラム41を図6に示すように変形させて、可動子44を所定の作動位置まで移動させる。
トリガー機構はこの正圧によって作動してロック機構を解除し、このロック解除により主弁24が作動して流体を供給する流入路23が図6に示すように閉じられる。従って、流体の流速に応じて生じる負圧を利用してロック機構を解除する従来のオーバーフロー防止弁とは異なり、貯留流体49の液面の上昇によって生じる正圧を利用して、流体の流速に依存せずに、ロック機構を解除することができる。このため、流体の過剰供給時には主弁24を確実に作動させて、流入路23を閉じることができる。
また、センサプローブ43により発生させられる正圧によって可動子44が変位させられ、可動子44が正圧によって所定の作動位置まで変位すると固定子48の磁力により可動子44が吸引されて、ロック機構を解除する運動力が可動子44に与えられる。従って、正圧は、可動子44を所定の作動位置まで変位させるだけの小さな力で済むため、センサプローブ43によって発生させられる正圧が小さくても、トリガー機構によってロック機構のロックを確実に解除することができる。このため、センサプローブ43によって発生される正圧そのものを、ロック機構を解除できる程度の大きな力に変換する機構が必要とされないので、流体の過剰供給時に主弁24を確実に作動させられるオーバーフロー防止弁21を小型に構成することができる。
なお、上記の実施形態では、可動子44の下側フランジ部46cを固定子48によって吸引することで、上側フランジ部46aを天井室22aの上面に押圧して可動子44を初期位置に付勢する場合について、説明した。しかし、可動子44に下側フランジ部46cを設けず、本体部分46aと天井室22aの下面との間にスプリングを設け、このスプリングの伸張力によって上側フランジ部46aを天井室22aの上面に押圧して可動子44を初期位置に付勢するように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、可動子44の本体部分46aが、収束位置側に初期位置側よりも径が小さい小径部を有する円筒形状をしている場合について、説明した。しかし、本体部分46aは、円筒形状ではなく、例えば、収束位置側において初期位置側よりも径が徐々に小さくなる円錐形状に形成し、収束位置側に初期位置側よりも径が小さい小径部を有するように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、可動子44を強磁性体によって構成し、固設した永久磁石からなる固定子48の吸引力によって可動子44を誘導させる力を発生させた場合について、説明した。しかし、可動子44を永久磁石によって構成し、または磁気が残留するように着磁した金属等によって構成し、固定子48を強磁性体によって構成して、可動子44と固定子48との間に働く吸引力により、可動子44を誘導させる力を発生させるように構成してもよい。また、可動子44および固定子48の双方を永久磁石、または磁気が残留するように着磁した金属等によって構成し、可動子44と固定子48との間に働く吸引力により、可動子44を誘導させる力を発生させるように構成してもよい。
また、図8の変形例に示すように、ピストン45の軸45aの周囲に本体部分51を設け、この本体部分51に伴走永久磁石52,53を取り付けて、可動子54を構成するようにしてもい。なお、同図において図3と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。伴走永久磁石52,53は、それぞれ直方体状をしたN極52a,53aとS極52b、53bとから構成される。可動子54は、上述した可動子44と同様、正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に、弁ケーシング22に設けられている。
この場合、弁ケーシング22の天井室22aの内側面には、第1固定子55,56と第2固定子57,58とが固設される。第1固定子55,56および第2固定子57,58は、それぞれ直方体状をしたN極55a,56a,57a,58aとS極55b,56b,57b,58bとからなる永久磁石によって構成される。第1固定子55,56は、伴走永久磁石52,53を吸引して、可動子54の本体部分51上端が天井室22aの上面に当接する同図(a)に示す初期位置に、可動子54を付勢する。第2固定子57,58は、伴走永久磁石52,53との間の吸引力により所定の作動位置で、可動子54を初期位置に付勢する力に抗して可動子54を正圧の向きに誘導し始めて、同図(b)に示す収束位置まで誘導する。この収束位置では、可動子54の本体部分51下端が天井室22aの下面に設けられたラバーシート47に当接する。第1固定子55,56および第2固定子57,58は、正圧により可動子54が変位し、可動子54が所定の作動位置まで変位すると、磁力によって可動子54を吸引して可動子54に運動力を与えるトリガー機構を、可動子54と共に構成する。
本構成によれば、可動子54は、タンク25へ流体の供給が行われているときには、伴走永久磁石52,53と第1固定子55,56との間の吸引力により初期位置に付勢されている。しかし、タンク25への流体の過剰流入により貯留流体49の液面が規制高さを超えて、正圧発生手段によって正圧が発生させられると、この正圧により、可動子54は初期位置に付勢される力に抗して正圧の向きに移動する。そして、正圧により所定の作動位置まで移動すると、伴走永久磁石52,53と第2固定子57,58との間の吸引力によって可動子54は正圧の向きに誘導され始め、運動力が与えられて一挙に収束位置まで誘導される。ロック機構は可動子54のこの運動力によって解除され、流体を供給する流入路23はこのロック解除による主弁24の作動によって閉じられる。このような構成によっても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
また、上記の変形例では、伴走永久磁石52,53、並びに第1固定子55,56および第2固定子57,58を構成する永久磁石が、軸45aに垂直な周方向に着磁された場合について、説明した。しかし、図9の変形例に示すように、伴走永久磁石52,53、並びに第1固定子55,56および第2固定子57,58を構成する永久磁石が、軸45aに水平な軸方向に着磁されるように、構成してもよい。なお、同図において図8と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。このような構成によっても、図8に示す上記の変形例と同様な作用効果が奏される。
また、図3に概略構造が示される上記実施形態における固定子48を構成する永久磁石、並びに、図8および図9に概略構造が示される上記変形例における伴走永久磁石52,53、第1固定子55,56および第2固定子57,58を構成する永久磁石は、それらのN極とS極とが逆になって異方に着磁されていてもよい。このような構成によっても、上記の実施形態および変形例と同様な作用効果が奏される。
本実施の形態によるオーバーフロー防止弁21は、ローディングアームに主として適用され、油槽所での出荷やタンカーからの荷揚げなどにおける可燃性流体のタンクへの給油に使用されるが、その用途はこれに限定されることはない。例えば、難燃性等の他の流体のタンクへの供給時におけるオーバーフロー防止にも、同様に適用することが可能である。
21…オーバーフロー防止弁、22…弁ケーシング、23…流入路、23a…流入路23の入口、23b…流入路23の出口、24…主弁、25…タンク、26…ドロップパイプ、27…主弁スプリング、28…ロッド、28a…ロッド28の環状溝、29…操作ハンドル、30…ピン、31…ローラ、32…カム、33…円板、34…ロッドスプリング、35…ボール押さえ部材、36…ボール、37…ロックスプリング、38…補助弁、39…補助弁スプリング、40…空気室、41…ダイヤフラム、42…管路、43…センサプローブ、43a…センサプローブ43の開口端、44,54…可動子、45…ピストン、45a…ピストン45の軸、46a,51…本体部分、46b…上側フランジ部、46c…下側フランジ部、47…ラバーシート、48,55〜58…固定子、49…貯留流体、52,53…伴走永久磁石

Claims (5)

  1. 流体の規制高さを超える流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段と、
    前記正圧により可動子が変位し、前記可動子が所定の作動位置まで変位すると磁力によって前記可動子を吸引して前記可動子に運動力を与えるトリガー機構と、
    前記トリガー機構によって前記可動子に与えられた運動力によってロックを解除するロック機構と、
    前記ロック機構によってロックが解除されると流体の流入路を閉じる弁と
    から構成され
    前記トリガー機構は、
    前記正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、前記初期位置に付勢される強磁性体からなる前記可動子と、
    前記可動子との間の吸引力により前記所定の作動位置で前記可動子を前記正圧の向きに誘導し始めて前記収束位置まで誘導する、固設された永久磁石からなる固定子と
    から構成されるオーバーフロー防止弁。
  2. 流体の規制高さを超える流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段と、
    前記正圧により可動子が変位し、前記可動子が所定の作動位置まで変位すると磁力によって前記可動子を吸引して前記可動子に運動力を与えるトリガー機構と、
    前記トリガー機構によって前記可動子に与えられた運動力によってロックを解除するロック機構と、
    前記ロック機構によってロックが解除されると流体の流入路を閉じる弁と
    から構成され
    前記トリガー機構は、
    前記正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、前記初期位置に付勢される永久磁石からなるまたは着磁された前記可動子と、
    前記可動子との間の吸引力により前記所定の作動位置で前記可動子を前記正圧の向きに誘導し始めて前記収束位置まで誘導する、固設された強磁性体からなる固定子と
    から構成されるオーバーフロー防止弁。
  3. 前記可動子は、前記正圧がかかる方向を中心軸とし、前記収束位置側に前記初期位置側よりも径が小さい小径部を有する本体部分を備え、
    前記固定子は、前記可動子の前記本体部分を囲む環状をしており、前記初期位置で前記本体部分の小径部側を囲む位置に固設される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオーバーフロー防止弁。
  4. 流体の規制高さを超える流入による貯留流体液面の上昇によって大気圧より高い正圧を発生させる正圧発生手段と、
    前記正圧により可動子が変位し、前記可動子が所定の作動位置まで変位すると磁力によって前記可動子を吸引して前記可動子に運動力を与えるトリガー機構と、
    前記トリガー機構によって前記可動子に与えられた運動力によってロックを解除するロック機構と、
    前記ロック機構によってロックが解除されると流体の流入路を閉じる弁と
    から構成され
    前記トリガー機構は、
    前記正圧がかかる方向に離れた初期位置と収束位置との間で移動自在に設けられた、伴走永久磁石を備えた前記可動子と、
    前記伴走永久磁石を吸引して前記可動子を前記初期位置に付勢する、固設された永久磁石からなる第1固定子と、
    前記伴走永久磁石との間の吸引力により前記所定の作動位置で前記可動子を前記正圧の向きに誘導し始めて前記収束位置まで誘導する、固設された永久磁石からなる第2固定子と
    から構成されるオーバーフロー防止弁。
  5. 前記正圧発生手段は、貯留流体液面の上昇により貯留流体に開口端が没して貯留流体液面と筒内液面との間に形成される液面差によって前記正圧を生じさせる筒状のセンサプローブから構成され、
    一端部が前記センサプローブに通じ他端部が空気室に通じる管路と、
    前記管路を通じて伝達される前記正圧により変形して前記正圧を前記可動子に与える、前記空気室に面して設けられたダイヤフラムと
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のオーバーフロー防止弁。
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