JP6188387B2 - 視差算出装置及び視差算出方法 - Google Patents

視差算出装置及び視差算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステレオ画像から視差情報を算出する視差算出装置に関するものである。
従来の視差情報を算出する方法としては、二次元位相限定相関法を用いる方法がある(例えば、特許文献1参照)。また。従来の視差情報を算出する別の方法としては、一次元位相限定相関法を用いる方法がある(例えば、特許文献2参照)。また、従来の領域分割を利用した視差算出方法としては、基準となる画像を小領域に分割し、その小領域の境界部分に着目して視差を推定するものがあった(例えば、特許文献3参照)。
特許第3347608号公報 特許第4382797号公報 特開2005−165969号公報
PEDRO F. FELZENSZWALB著「Efficient Graph−Based Image Segmentation」、International Journal of Computer Vision 59(2), 167−181, 2004
このような視差算出装置には、高精度の視差情報を算出できることが望まれている。
本発明は、高精度の視差情報を算出できる視差算出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る視差算出装置は、第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出装置であって、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割部と、前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定部と、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出部と、前記対応点検出部で算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当部とを備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明は、高精度の視差情報を算出することができる視差算出装置を提供できる。
図1は、実施の形態1に係る視差算出装置のブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る視差算出装置のブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る視差算出処理のフローチャートである。 図4は、実施の形態1に係る対応点算出処理のフローチャートである。 図5は、実施の形態1に係る基準点及び探索窓の一例を示す図である。 図6は、実施の形態2に係る視差算出装置のブロック図である。 図7は、実施の形態2に係る視差算出処理のフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係る対応点算出処理のフローチャートである。 図9は、実施の形態3に係る視差算出装置のブロック図である。 図10は、実施の形態3に係る視差算出処理のフローチャートである。 図11は、実施の形態4に係る視差算出装置のブロック図である。 図12は、実施の形態4に係る対応点算出処理のフローチャートである。 図13は、実施の形態5に係る視差算出装置のブロック図である。 図14は、実施の形態5に係る視差算出処理のフローチャートである。 図15は、実施の形態6に係る視差算出装置のブロック図である。 図16は、実施の形態6に係る視差算出処理のフローチャートである。 図17は、実施の形態7に係る視差算出装置のブロック図である。 図18は、実施の形態7に係る視差算出処理のフローチャートである。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、視差算出装置に関し、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1に記載の構成は、二次元位相限定相関法により高精度の視差の検出が可能だが、二次元フーリエ変換の処理量が大きい。一方、特許文献2に記載の構成は、一次元位相限定相関法を用いることで、高精度の視差の検出を二次元位相限定相関法に比べて少ない処理量で実現できる。しかしながら、これらの2つの方法では、共に、エッジ部分には前景と背景とが混在しているため視差の精度が極端に悪くなるという課題があることを本発明者は見出した。更に、これらの2つの方法では、エッジ部分においてオクリュージョンにより見え方の変動が大きくなるため、視差の精度が極端に悪くなるという課題があることを本発明者は見出した。
また、特許文献3に記載の構成は、精度はそれほど高くないが、境界付近で視差を検出しやすいSSD(Sum of Squared Difference)又はSAD(Sum of Absolute Difference)等のブロックマッチング処理による視差推定を前提としている。これにより、当該構成は、全体として精度が低いという課題があることを本発明者は見出した。
本発明の一態様に係る視差算出装置は、第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出装置であって、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割部と、前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定部と、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出部と、前記対応点検出部で算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当部とを備える。
この構成によれば、当該視差算出装置は、エッジ形状が維持された高い精度の視差情報を算出できる。さらに、当該視差算出装置は、対応点の算出処理にフーリエ変換された画像の位相情報を用いることで、高い精度で視差情報を算出できる。
例えば、前記視差算出装置は、さらに、割り当てられた前記信頼度が予め定められた閾値より低いか否かを判定し、前記信頼度が前記閾値より低い場合、前記基準点決定部、前記対応点検出部又は前記視差割当部に条件を変更した再計算を指示することで、前記視差量及び前記信頼度を再計算させる信頼度判定部を備えてもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、信頼度が低い場合には再度条件を変更して視差量を計算するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記基準点決定部は、前記領域ごとに、当該領域内に複数の基準点の候補を設定し、前記基準点の候補ごとに、当該基準点の候補を中心とする第1サイズの第1周辺領域と、当該基準点の候補を中心とする前記第1サイズより大きい第2サイズの第2周辺領域とを設定し、前記基準点の候補ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、前記基準点の候補ごとに、前記第2周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第2面積を計算し、前記領域ごとに、前記複数の基準点の候補の優先度を、前記第1面積が大きいほど高く、かつ、前記第1面積が同じ場合は、前記第2面積が大きいほど高くなるように設定し、前記領域ごとに、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補から前記基準点を決定してもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、視差量の精度が高くなる可能性が高い、適切な基準点を決定できるので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記第1サイズは、前記探索窓サイズと等しくてもよい。
例えば、前記対応点検出部は、前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が予め定められた値より小さい場合、前記対応点を、前記位相情報を用いて算出する方法以外の方法で算出してもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、フーリエ変換された画像の位相情報を用いる方法では、精度の高い視差量を算出できる可能性が低い場合には、他の方法を用いて視差量を算出する。これにより、当該視差算出装置は、精度の高い視差情報を算出できる。
例えば、前記基準点決定部は、処理対象の前記領域の前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が予め定められた値より小さい場合、当該処理対象の領域に隣接する領域のうち、当該処理対象の領域に色情報が近い領域と、当該処理対象の領域と結合し、結合により得られた領域に対して前記基準点を決定してもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、現在の領域分割では、精度の高い視差量を算出できる可能性が低い場合には、領域を結合する。これにより、当該視差算出装置は、精度の高い視差情報を算出できる。
例えば、前記基準点決定部は、さらに、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補のうち別の基準点の候補を前記基準点に再設定し、前記対応点検出部は、再設定された前記基準点に対応する対応点を再度算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を再度算出するとともに、当該視差量の信頼度を再度算出し、前記視差割当部は、前記対応点検出部で再度算出された前記視差量及び前記信頼度を、対応する領域に再度割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、信頼度が低い場合には基準点を変更して再度視差量を計算するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記基準点決定部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、前記第1サイズを広げて前記優先度を再設定するとともに、再設定された前記優先度を用いて前記基準点を再設定し、前記対応点検出部は、再設定された前記基準点に対応する対応点を再度算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を再度算出するとともに、当該視差量の信頼度を再度算出し、前記視差割当部は、前記対応点検出部で再度算出された前記視差量及び前記信頼度を、対応する領域に再度割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、信頼度が低い場合には第1周辺領域のサイズを変更して再度視差量を計算するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記基準点決定部は、前記領域ごとに、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補から複数の前記基準点を決定し、前記対応点検出部は、前記領域ごとに、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出し、前記視差割当部は、前記領域ごとに、前記対応点検出部で当該領域に対して算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度の複数の組のうち、最も信頼度が高い組を、当該領域に割り当て、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記信頼度を用いて重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出し、当該視差量及び信頼度を前記領域に割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、信頼度が低い場合には、複数の基準点に対する複数の視差量を用いて割り当てる視差量を計算するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記視差割当部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記第2周辺領域の面積に対する前記第2面積の割合と、前記信頼度とを用いて重み付け加算することで、前記視差量及び前記信頼度を再度算出してもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、第2周辺領域の面積に対する第2面積の割合を加味して、割り当てる視差量を算出するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記対応点検出部は、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記第1画像及び前記第2画像に含まれる一次元画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、前記視差割当部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記信頼度を用いて重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出し、当該視差量及び信頼度を前記領域に割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、一次元画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて対応点を検出するので、処理量を低減できる。また、当該視差算出装置は、このような場合でも、適切に信頼度の低い視差量を補正できる。
例えば、前記基準点決定部は、前記領域ごとに、複数の基準点を設定し、前記対応点検出部は、前記領域ごとに、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記第1画像及び前記第2画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出し、前記視差割当部は、前記領域ごとに、前記対応点検出部で当該領域に対して算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度の複数の組に、予め定めら得た閾値より高い信頼度を有する組が3組以上存在するか否かを判定し、前記閾値より高い信頼度を有する組が3組以上存在する場合は、当該3組以上の組に含まれる視差量を用いて、当該領域における視差量の二次元分布を算出し、当該視差量の二次元分布を、当該領域に割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、領域内における視差量の分布を算出するので、高精度の視差情報を算出できる。
例えば、前記視差算出装置は、さらに、前記対応点検出部で算出された信頼度を修正する基準点判定部を備え、前記基準点判定部は、前記基準点ごとに、当該基準点を中心とする第1周辺領域を設定し、前記基準点ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が小さいほど、前記信頼度を低く修正し、前記視差割当部は、前記基準点判定部で修正された信頼度及び前記視差量を前記領域に割り当ててもよい。
この構成によれば、当該視差算出装置は、第1周辺領域の面積に対する第1面積の割合を加味して、割り当てる視差量を選択できるので、高精度の視差情報を算出できる。
また、本発明の一態様に係る視差算出方法は、第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出方法であって、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定ステップと、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出ステップと、前記対応点検出ステップで算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当ステップとを含む。
これによれば、当該視差算出方法は、エッジ形状が維持された高い精度の視差情報を算出できる。さらに、当該視差算出方法は、対応点の算出処理にフーリエ変換された画像の位相情報を用いることで、高い精度で視差情報を算出できる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態に係る視差算出装置100の基本構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る視差算出装置100の概略構成を示すブロック図である。
この視差算出装置100は、第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を生成する。視差算出装置100は、領域分割部104と、基準点決定部105と、対応点検出部106と、視差割当部107とを備える。
領域分割部104は、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、第1画像を複数の領域に分割する。言い換えると、領域分割部104は、エッジが境界となるように第1画像を複数の領域に分割する。
基準点決定部105は、第1画像に複数の基準点を設定する。
対応点検出部106は、複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、第2画像に含まれる対応点を、第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び第2画像に含まれる対応点候補を中心とする探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出する。そして、対応点検出部106は、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する。
視差割当部107は、対応点検出部106で算出された複数の基準点の各々に対する視差量及び信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる。
以下、本実施の形態に係る視差算出装置100の構成及び動作を詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る視差算出装置100のブロック図である。この視差算出装置100は、Lカメラ101と、Rカメラ102と、画像入力部103と、領域分割部104と、基準点決定部105と、対応点検出部106と、視差割当部107と、信頼度判定部108と、視差補完部109とを備える。
また、図3は、視差算出装置100による視差算出処理のフローチャートである。
Lカメラ101及びRカメラ102は、一定の距離離れて同じ方向に向かって略平行に設置されており、ステレオ画像を撮影する。つまり、ステレオ画像は、同一の被写体(シーン)を異なる位置(視点)から撮影することにより得られた2枚の画像を含む。
画像入力部103は、Lカメラ101及びRカメラ102で撮影されたステレオ画像を取得する(S101)。そして、画像入力部103は、必要に応じて各々のカメラパラメータに従って、取得したステレオ画像にキャリブレーションを実施することで平行化処理を行う。画像入力部103は、これらの処理を行うことにより得られたステレオ画像を、領域分割部104に出力する。
領域分割部104は、ステレオ画像に含まれる、左右の画像の内の少なくとも一方の画像(第1画像)を、エッジを境界とする複数の領域に分割する(S102)。言い換えると、領域分割部104は、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、複数の領域に分割する。例えば、領域分割部104は、Graph−Based Segmentation法(非特許文献1参照)、又はMeanShift法等のアルゴリズムを利用して第1画像を小領域に分割する。
さらに、領域分割部104は、後述する第1窓サイズの初期値に対して、ある小領域の幅又は高さが小さな場合には、当該小領域に隣接する小領域の中で、当該少領域と色情報が近い小領域とを結合する。
また、視差算出装置100は、上記の処理で分割されたn個の小領域に対して、それぞれ以下の処理を加えて、個々の小領域に対して視差量と信頼度を割り当てる。
この、小領域毎の処理は、基準点決定部105、対応点検出部106、視差割当部107、及び信頼度判定部108の各部により連携して処理され、順に1からnまでの各小領域全てに対して視差量及び信頼度が割り当てられる。
まず、基準点決定部105は、複数の小領域のうちいずれかを選択する(S103)。次に、基準点決定部105は、選択された小領域(以下、選択領域)内の基準点を決定する(S104)。次に、対応点検出部106は、決定された基準点を用いて、視差量及び信頼度を算出する(S105)。
図4は、このステップS104及びS105の詳細なフローチャートである。
まず、基準点決定部105は、第1窓サイズ及び第2窓サイズを保持しており、小領域単位での処理の最初に、この第1窓サイズ及び第2窓サイズを初期化する(S121)。ここで、第1窓サイズ(第1サイズ)及び第2窓サイズ(第2サイズ)は、後述する第1探索窓(第1周辺領域)及び第2探索窓(第2周辺領域)のサイズである。また、第1探索窓は、例えば、後述する対応点検出部106が位相情報を求めるために用いる探索窓(第1領域及び第2領域)のサイズ(探索窓サイズ)と等しい。なお、第1探索窓は、後述する対応点検出部106が位相情報を求めるために用いる探索窓のサイズと異なってもよい。
具体的には、基準点決定部105は、第1窓サイズを、対応点検出部106がフーリエ変換した画像の位相情報を用いて対応点を求める際の領域(探索窓)のサイズの最小サイズWs0以上のサイズに設定し、第2窓サイズを、第1窓サイズを超える大きさに設定する。例えば、第2窓サイズは、第1窓サイズの2倍である。ここで、最小サイズWs0は、窓サイズをそれ以上小さくすると視差量の信頼度が大きく低下する窓サイズである。
次に、基準点決定部105は、第1及び第2窓サイズを調整する(S122)。具体的には、基準点決定部105は、第1窓サイズがWs0と等しいかどうか調べる。基準点決定部105は、第1窓サイズがWs0と等しい場合はそれ以上第1窓サイズを小さくできないので、第1窓サイズをWs0に決定する。一方、基準点決定部105は、第1窓サイズがWs0と等しくない場合は、選択領域の幅と第1窓サイズの幅を比較して第1窓サイズの方が大きければ第1窓サイズを小さくする。例えば、基準点決定部105は、第1探索窓の全てが選択領域に含まれるように、第1窓サイズを小さくする。その際に、基準点決定部105は、第1窓サイズをWs0より小さくはしない。また、基準点決定部105は、第1窓サイズが小さくなったのに合わせて必要に応じて第2窓サイズを調整する。
次に、基準点決定部105は、複数の基準点の候補を選定する(S123)。例えば、基準点決定部105は、選択領域内の特定領域に複数の基準点の候補が集中しないよう、複数の基準点の候補をランダムに割り当てる、又は、一定の距離を離して複数の基準点の候補を配置する。
次に、基準点決定部105は、複数の基準点の候補に対して優先度(優先順位)を決定する(S124)。図5は、この処理を説明するための図である。図5に示すように、基準点決定部105は、選択領域121内に複数の基準点の候補122A〜122Eを設定する。
次に、基準点決定部105は、各基準点の候補を中心とする第1窓サイズの第1探索窓123と、各基準点の候補を中心とする第1窓サイズより大きい第2窓サイズの第2探索窓124とを決定する。次に、基準点決定部105は、各基準点の候補に対し、第1探索窓123に含まれる選択領域121の面積である第1面積を計算する。また、基準点決定部105は、各基準点の候補に対し、第2探索窓124に含まれる選択領域121の面積である第2面積を計算する。
次に、基準点決定部105は、各基準点の候補を、第1面積の大きい順番に並べた後、第1面積が同じ基準点の候補に対しては、第2面積の大きい順番に並べることで複数の基準点の候補の優先度を決定する。言い換えると、基準点決定部105は、複数の基準点の候補の優先度を、第1面積が大きいほど高く、かつ、第1面積が同じ場合は、第2面積が大きいほど高くなるように設定する。
次に、基準点決定部105は、優先度を用いて、複数の基準点の候補から基準点を決定する。具体的には、基準点決定部105は、優先度が最上位の基準点の候補を基準点として設定する(S125)。
例えば、図5に示す例では、基準点の候補122A〜122Eのうち基準点の候補122C及び122Dの第1面積が最も大きい。また、基準点の候補122Cの第2面積は、基準点の候補122Dの第2面積より大きい。よって、基準点決定部105は、基準点の候補122Cを後続の処理で使用する基準点に決定する。
次に、基準点決定部105は、優先度が最上位の基準点の候補の第1面積と第1探索窓の面積とを比較し、第1探索窓の面積に対する第1面積の割合を算出する(S126)。次に、基準点決定部105は、算出された割合と予め定められた閾値とを比較し(S127)、算出された割合が閾値より大きい場合(S127でYes)、選択領域に対して二次元の位相限定相関法(POC)を用いて対応点を検出すると決定し、その旨を対応点検出部106に指示する。ここで、POCとは、フーリエ変換された画像の位相情報を利用して対応点を計算する方式である。
一方、算出された割合が閾値より小さい場合(S127でNo)、基準点決定部105は、選択領域に対して二次元の位相限定相関法(POC)以外の方法を用いて対応点を検出すると決定し、その旨を対応点検出部106に指示する。
対応点検出部106は、基準点決定部105からの指示に従い、与えられた基準点に対して、POC又は、それ以外の別方式でステレオ画像のもう一方の画像(第2画像)上の対応点を計算する(S128又はS129)。ここで、それ以外の方式とは、例えば、SSD又はSAD等のブロックマッチング法(BM)である。
具体的には、POCを用いることが指示された場合、対応点検出部106は、第1画像における、基準点を中心とする、第1窓サイズの第1探索窓(第1領域)に対してフーリエ変換を行うことで、第1変換画像を生成する。また、対応点検出部106は、第2画像における第1窓サイズの複数の第3探索窓(第2領域)に対してフーリエ変換を行うことで、複数の第2変換画像を生成する。ここで、複数の第3探索窓の各々は、対応点候補を中心とする第1窓サイズの領域である。次に、対応点検出部106は、第1変換画像と、複数の第2変換画像の各々との位相情報の相関を求める。そして、複数の第2変換画像のうち最も第1変換画像と相関が高い画像を選択し、選択された画像に対応する第3探索窓の中心である対応点候補を第1画像の基準点に対応する対応点に決定する。
そして、対応点検出部106は、基準点と対応点との差分から視差量を計算すると同時に、当該視差量の信頼度を算出する(S130)。例えば、対応点検出部106は、POCを用いた場合には、位相情報の相関のピークの高さを信頼度として算出する。また、対応点検出部106は、SSDを用いた場合には、(ピーク定数−評価値)を信頼度として算出する。ここでピーク定数は予め定められた固定値である。評価値は、SSDにおける評価値であり、値が小さいほど評価が高いことを示す。具体的には、評価値は、マッチングされた二つの画像の差分の二乗である。また、(ピーク定数−評価値)が負の値になる場合には、評価値は0(最低の値)に設定される。
再度、図3を用いて説明を行う。
ステップS105の後、視差割当部107は、対応点検出部106で算出された視差量及び信頼度を選択領域全体に割り当てる(S106)。つまり、選択領域に含まれる一つの基準点を用いて算出された視差量及び信頼度が、選択領域全体の視差量及び信頼度に設定される。
次に、信頼度判定部108は、視差割当部107が選択領域に割り当てた信頼度を閾値と比較することで、当該信頼度が閾値より高いか否かを判定する(S107)。当該信頼度が閾値より高い場合(S107でYes)、信頼度判定部108は、選択領域の視差量及び信頼度を割り当てられた値に決定する。そして、全ての領域に対して、上記の処理が終わっていない場合には(S109でNo)、次の領域が選択され(S103)、新たに選択された領域に対してステップS104以降の処理が行われる。
一方、割り当てられた信頼度が閾値より小さい場合(S107でNo)、信頼度判定部108は、基準点決定部105、対応点検出部106又は視差割当部107に条件を変更した再計算を指示することで、視差量及び信頼度を再計算させる。具体的には、基準点決定部105は、優先度を用いて、複数の基準点の候補のうち別の基準点の候補を基準点に再設定する。
例えば、基準点決定部105は、優先度が一つ下の基準点の候補を新たな基準点に決定する(S108)。具体的には、基準点決定部105は、優先度が一つ下の基準点の候補の第1面積の、優先度が最上位の基準点の候補の第1面積に対する割合を算出する。そして、基準点決定部105は、この割合が閾値より大きい場合には、優先度が一つ下の基準点の候補を新たな基準点に決定する。そして、新たな基準点を用いてステップS105以降の処理が行われる。一方、上記割合が閾値より小さい場合には、再計算しても信頼度の向上が期待できないので、信頼度判定部108は、そのままの視差量及び信頼度を選択領域の視差量及び信頼度に決定する。
また、上記S103〜S108の処理が1からnまでの各小領域に対して終わった場合(S109でYes)、その結果が視差補完部109に出力される。
視差補完部109は、全小領域の視差量及び信頼度の計算結果のうち、信頼度が閾値より低い小領域の視差量及び信頼度を修正する(S110)。具体的には、視差補完部109は、閾値より小さい信頼度を持つ小領域に対して、当該少領域の周辺の小領域を探索する。視差補完部109は、当該小領域に距離の一番近い小領域から順に信頼度を調べて、信頼度が閾値以上のものが見つかれば、その小領域の視差量及び信頼度を対象の信頼度の低い小領域に割り当てる。
なお、上記低信頼度の小領域への視差量及び信頼度の割り当て方法は他にも考えられる。例えば、視差補完部109は、周辺の全ての小領域に対して信頼度を調べ、閾値より高い信頼度を持つ小領域に対して、対象の低信頼度の小領域からの距離に応じた重み付け加算を行うことで、低信頼度の小領域の視差量及び信頼度を算出してもよい。
以上により、視差算出装置100は、領域分割処理によりエッジ形状を抽出することで、画像を複数の小領域に分割する。そして、視差算出装置100は、少領域毎に視差量を算出する。これにより、視差算出装置100は、エッジ形状が維持された高い精度の視差量を算出できる。さらに、視差算出装置100は、対応点の算出処理にPOCを用いることで、高い精度で視差量を算出できる。また、視差算出装置100は、小領域に含まれる代表点(基準点)を用いて、一つの視差量を算出し、算出された視差量を小領域全体の視差量に割り当てる。これにより、視差算出装置100は、演算量を低減できる。
さらに、視差算出装置100は、信頼度判定部108によるフィードバック等により個々の小領域に対してより信頼度の高い視差を求めることができる。また、視差算出装置100は、視差補完部109により低信頼度の小領域を、周辺の信頼度の高い小領域の視差及び信頼度を元に高信頼度の視差に置き換えることができるので、高精度の視差を算出できる。
なお、上記説明では、画像入力部103は、左右のカメラからステレオ画像を取得しているが、ブルーレイディスク等の記録媒体からステレオ画像を取得してもよいし、ネットワーク経由でステレオ画像を取得してもよい。また、本実施の形態では、視差算出装置100は、2枚の画像で構成されるステレオ画像に対して処理を行っていたが、3以上のカメラ画像を含む多視点画像を取得し、その中から2枚の画像を選択して処理をしてもよい。
また、上記説明では、領域分割部104は、小領域の結合を全ての小領域を対象として行っているが、基準点決定部105で判定された結果を用いて必要な部分だけに結合処理を行ってもよい。基準点決定部105は、処理対象の小領域の第1面積の第1探索窓の面積に対する割合が予め定められた値より小さい場合、当該処理対象の領域に隣接する領域のうち、当該処理対象の領域に色情報が近い領域と、当該処理対象の領域と結合し、結合により得られた領域に対して基準点を決定してもよい。
また、上記説明では、基準点決定部105は、第1窓サイズを調整しているが(図4のS122)、ステップS121において最初から第1窓サイズを最小サイズWs0に初期化するとともに、ステップS122を省略してもよい。
また、上記説明では、基準点決定部105は、複数の基準点の候補から優先度が最も高い基準点を選択した後(S125の後)に第1探索窓の面積に対する第1面積の割合を算出している(S126)が、第1窓サイズを調整した段階(S122)で、選択領域と第1窓サイズとの大きさを比較し、第1窓サイズの方が大きければ、POC以外の方式で対応点を計算すると決定してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上述した実施の形態1に係る視差算出装置100の変形例を説明する。本実施の形態に係る視差算出装置200は、小領域ごとに、複数の基準点の各々に対応する視差量及び信頼度を求め、最も信頼度が高い視差量を、選択領域に割り当てる。
図6は、本実施の形態に係る視差算出装置200のブロック図である。なお、図2と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図7は、視差算出装置200による視差算出処理のフローチャートである。
図6に示す視差算出装置200は、図2に示す構成に対して、基準点決定部205、対応点検出部206、視差割当部207及び信頼度判定部208の機能が異なる。
図7に示すように、基準点決定部205は、選択領域に対して複数の基準点を決定する(S204)。次に、対応点検出部206は、複数の基準点の各々に対する視差量及び信頼度を算出する(S205)。
図8は、このステップS204及びS205の詳細な処理を示すフローチャートである。なお、ステップS121〜S124は実施の形態1と同様である。
基準点決定部205は、S124で決定された優先度を用いて、複数の基準点の候補から複数を選択する。具体的には、基準点決定部205は、優先度に従って、優先度の高い順に複数の基準点の候補を選択する(S221)。次に、対応点検出部206は、複数の基準点の候補から一つを選択する(S222)。対応点検出部206は、選択された候補に対して、POC、又はMBにより対応点を計算し、計算により得られた対応点を用いて視差量及び信頼度を算出する(S126〜S139)。なお、これらの処理は、実施の形態1と同様である。また、この一連の処理が、全ての基準点の候補に対して実行される(S223)。以上の処理により、複数の基準点の候補の各々に対して、視差量と信頼度との複数の組が算出される。
再度、図7を参照して説明を行う。
視差割当部207は、対応点検出部206で算出された視差量と信頼度との複数の組の中から、信頼度の最も高い組を選択し、選択された視差量及び信頼度を選択領域全体に割り当てる(S206)。
信頼度判定部208は、視差割当部207が選択領域に割り当てた信頼度を閾値と比較することで、当該信頼度が閾値より高いか否かを判定する(S107)。当該信頼度が閾値より高い場合(S107でYes)、信頼度判定部208は、選択領域の視差量及び信頼度を割り当てられた値に決定する。
一方、信頼度が閾値より小さい場合(S107でNo)、基準点決定部205は、より広い範囲を利用して対応点検出を行うために第1窓サイズを広げ(S208)、再度、複数の基準点の候補の優先度を判定し(S124)、S221以降の処理を行う。
以上より、視差算出装置200は、対応点検出部206で得られた信頼度が低い場合に、より大きい第1窓サイズを用いて基準点決定処理からやり直すことにより、より広い範囲を利用して対応点検出処理を実行できる。これにより、視差算出装置200は、信頼度を向上できる。
なお、ここでは、信頼度が低い場合に第1窓サイズが変更される例を述べたが、基準点決定部105又は205が基準点を決定する段階で、信頼度の高い視差量が求められないと予想される場合には、第1窓サイズを変更して、再度基準点を決定してもよい。たとえば、基準点決定部105又は205は、第1探索窓の面積に対する第1面積の割合が閾値より小さい場合に、第1窓サイズを変更して、再度基準点を決定する。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上述した実施の形態2に係る視差算出装置200の変形例を説明する。本実施の形態に係る視差算出装置は、信頼度が低い場合には、複数の視差量を用いて選択領域に割り当てる視差量を算出する。
図9は、本実施の形態に係る視差算出装置300のブロック図である。なお、図9において、図6と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図10は、視差算出装置300による視差算出処理のフローチャートである。
図9に示す視差算出装置300は、図6に示す構成に対して、視差割当部307及び信頼度判定部308の機能が異なる。視差割当部307は通常の処理においては、対応点検出部206で得られた視差量及び信頼度の複数の組の中から優先度の一番高い組を選択し、選択した組に含まれる視差量及び信頼度を選択領域全体に割り当てる。
また、視差割当部307は、図10に示すように、信頼度が閾値より低い場合(S107でNo)、複数の視差量及び信頼度を用いて、選択領域に割り当てる視差量及び信頼度を算出し、算出された視差量及び信頼度を選択領域に割り当てる(S308)。
具体的には、視差割当部307は、視差量及び信頼度の複数の組の中から信頼度が閾値以上の複数の組を選択し、選択された複数の組に含まれる複数の視差量及び複数の信頼度を用いて選択領域に割り当てる視差量及び信頼度を算出する。より具体的には、視差割当部307は、(信頼度×第2面積÷第2探索窓の面積)を重み付け係数として用いて、複数の視差量を線形重み付け加算することで、選択領域に割り当てる視差量を求める。つまり、視差割当部307は、選択領域に対して算出された複数の組(視差量及び信頼度)に含まれる複数の視差量を、第2選択窓の面積に対する第2面積の割合と、信頼度とを用いて、複数の視差量を重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出する。
また、視差割当部307は、選択された複数の含みに含まれる複数の信頼度の平均値を、選択領域に割り当てる信頼度として算出する。
信頼度判定部308は、視差割当部307が割り当てた信頼度を閾値と比較することで、当該信頼度が閾値より高いか否かを判定する(S107)。当該信頼度が閾値より高い場合(S107でYes)、信頼度判定部308は、選択領域の視差量及び信頼度を割り当てられた値に決定する。一方、信頼度が閾値より小さい場合(S107でNo)、信頼度判定部308は、視差割当部307に対して、上記の複数の視差量及び信頼度を用いた視差量及び信頼度の算出処理を指示する(S308)。
以上により、視差算出装置300は、信頼度が低い場合には、視差量及び信頼度を、複数の視差量及び信頼度を用いて算出する。これにより、視差算出装置300は、優先度が高くても結果的に信頼度が低かった場合に、優先度は低いが信頼度が高い基準点を用いて視差量を算出できる。これにより、視差算出装置300は、信頼度の高い視差を得ることができる。
なお、上記説明では、視差割当部307は、(信頼度×第2面積÷第2探索窓の面積)を重み付け係数として用いたが、信頼度のみを重み付け係数として用いてもよい。つまり、視差割当部307は、選択領域に対して算出された複数の組(視差量及び信頼度)に含まれる複数の視差量を、信頼度を用いて重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出してもよい。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上述した実施の形態3に係る視差算出装置300の変形例を説明する。本実施の形態に係る視差算出装置は、二次元のPOCの代わりに一次元のPOCを用いる。
図11は、本実施の形態に係る視差算出装置400のブロック図である。なお、図11において、図9と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図12は、視差算出装置300による対応点検出処理(図10のステップS204及びS205)のフローチャートである。なお、視差算出装置300による視差算出処理の全体の流れは、図10と同様である。
図11に示す視差算出装置400は、図9に示す構成に対して、基準点決定部405、対応点検出部406、視差割当部407、及び信頼度判定部408の機能が異なる。
基準点決定部405は、基本的には図9に示す基準点決定部205と同じ動作をするが、図12に示すステップS121で第1窓サイズを初期設定する際に第1窓サイズの縦サイズを1に設定することで、第1探索窓を一次元の窓に設定する点のみが異なる。
また、対応点検出部406は、ステップS127において、算出された割合が閾値より大きい場合(S127でYes)、基準点決定部405からの指示に従い、与えられた基準点に対して、フーリエ変換された一次元画像の位相情報を利用する方式(一次元POC)を用いて、ステレオ画像のもう一方の画像上の対応点を計算する(S428)。また、対応点検出部406は、基準点と対応点との差分から視差量を計算すると同時に、当該視差量の信頼度を算出する(S130)。例えば、対応点検出部406は、一次元POCを用いた場合には、位相情報の相関のピークの高さを信頼度として算出する。
視差割当部407は通常の処理においては、対応点検出部406で得られた視差量及び信頼度の複数の組の中から優先度の一番高い組を選択し、選択した組に含まれる視差量及び信頼度を選択領域全体に割り当てる。
また、視差割当部407は、図10に示すように、信頼度が閾値より低い場合(S107でNo)、複数の視差量及び信頼度を用いて、選択領域に割り当てる視差量及び信頼度を算出し、算出された視差量及び信頼度を選択領域に割り当てる。具体的には、視差割当部407は、信頼度が最も高い基準点の上下近傍の基準点の視差量及び信頼度を用いて、新たな視差量及び信頼度を算出する。より具体的には、視差割当部407は、これらの上下近傍の視差量に対する信頼度を用いた線形重み付け和を算出することで新たな視差量を算出する。また、視差割当部407は、上下近傍の信頼度の平均値を、新たな信頼度として算出する。
信頼度判定部408は、視差割当部407が割り当てた信頼度を閾値と比較することで、当該信頼度が閾値より高いか否かを判定する(S107)。当該信頼度が閾値より高い場合(S107でYes)、信頼度判定部408は、選択領域の視差量及び信頼度を割り当てられた値に決定する。一方、信頼度が閾値より小さい場合(S107でNo)、信頼度判定部408は、視差割当部407に対して、上記の上下近傍の視差量及び信頼度を用いた視差量及び信頼度の算出処理を指示する(S308)。
以上により、視差算出装置400は、信頼度が低い場合には、視差量及び信頼度を、基準点の上下近傍点の結果を利用して計算する。これにより、視差算出装置400は、一次元POCを用いる場合において、信頼度の高い視差を得ることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上述した実施の形態2に係る視差算出装置200の変形例を説明する。本実施の形態に係る視差算出装置は、信頼度が高い基準点が3点以上ある場合には、これら複数の基準点の視差量を用いて、小領域の視差量の分布を算出し、算出した結果を当該小領域に割り当てる。
図13は、本実施の形態に係る視差算出装置500のブロック図である。なお、図13において、図6と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図14は、視差算出装置500による視差算出処理のフローチャートである。
図13に示す視差算出装置500は、図6に示す構成に対して、視差割当部507及び信頼度判定部508の機能が異なる。
視差割当部507は、対応点検出部206で算出された視差量及び信頼度の複数の組の中で、信頼度が閾値より高い基準点が少なくとも3点存在するかを判定する(S501)。信頼度が閾値より高い基準点が3点以上存在する場合(S501でYes)、視差割当部507は、画像上のX、Y座標及び視差量Zから成る視差量の二次元分布を示す三次元平面を計算し、計算結果を選択領域全体に割り当てる(S502)。そして、視差算出装置500は、次の小領域に対する処理を行う。
例えば、視差割当部507は、視差が滑らかに変化すると仮定し、画像上のX、Y座標及び視差量Zから成る三次元分布を平面としてモデル化することで、平面の方程式を求める。この視差割当部507は、この方程式を用いて、領域全体に視差の分布を割り当てることができる。なお、視差割当部507は、三次元分布をスプライン曲面、又はベジェ曲面としてモデル化することで方程式を求め、当該方程式を用いてもよい。
一方、信頼度が閾値より高い基準点が2点以下の場合(S501でNo)、視差割当部507は、信頼度の一番高い組を選択し、選択した視差量及び信頼度を選択領域全体に割り当てる(S206)。
信頼度判定部508は、信頼度が閾値より高い基準点が2点以下の場合には、視差割当部507が割り当てた信頼度を閾値と比較することで、当該信頼度が閾値より高いか否かを判定する(S107)。なお、以降の処理は、実施の形態2と同様である。
以上より、視差算出装置500は、選択領域内の視差量の二次元分布を計算し、計算結果を選択領域に割り当てる。これにより、視差量が書き割り的にならず、より実際の形状に近い視差分布を実現できる。
(実施の形態6)
上記実施の形態では、小領域ごとに基準点が決定されていた。本実施の形態に係る視差算出装置は、領域分割前の画像に対して複数の基準点を決定し、決定された複数の基準点に対する視差量及び信頼度の組を複数算出する。そして、当該視差算出装置は、選択領域に含まれる組から、当該選択領域に割り当てる視差量及び信頼度の組を選択する。
図15は、本実施の形態に係る視差算出装置600のブロック図である。なお、図15において、図2と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図16は、視差算出装置600による視差算出処理のフローチャートである。
図15に示す視差算出装置600は、図6に示す構成に対して、基準点決定部605、対応点検出部606及び視差割当部607の機能が異なる。また、視差算出装置600は、信頼度判定部208を備えない。
上記実施の形態では、基準点決定部、対応点検出部、及び視差割当部の各部は、小領域毎に連携して処理を行っていたが、本実施の形態においては、基準点の決定を小領域の分割と無関係に画面内に設定する。よって、対応点検出部606は基準点毎に順に処理を行う。また、視差割当部607は領域毎に順に処理を行う。
まず、画像入力部103は、ステレオ画像を取得する(S101)。画像入力部103は、取得したステレオ画像を、領域分割部104及び基準点決定部605に出力する。
基準点決定部605は、画面内に複数の基準点を設定する(S601)。設定方法はいくつか考えられるが、一例として画面内の縦ny画素毎、及び横nx画素毎に基準点を設定する。基準点決定部605は、さらに、基準点決定部205と同様に第1窓サイズ、及び第2窓サイズの初期設定を必要に応じて行う。
次に、対応点検出部606は、POC、又は、それ以外の別方式(例えば、BM)を用いて、各基準点に対する対応点を計算する(S602)。なお、この処理の詳細は、上記実施の形態と同様である。結果として各基準点に対して視差量と信頼度との組が割り当てられたテーブルが得られる。
一方、領域分割部104は、上記実施の形態と同様に、ステレオ画像に含まれる一方の画像を小領域に分割する(S102)。分割した結果は、視差割当部607に出力される。なお、この処理は、ステップS101の後であれば、S601又はS602の前又はこれらと同時に行われてもよい。
次に、視差割当部607は、対応点検出部606で算出された視差量及び信頼度を基準点の属する小領域に割り当てる。
具体的には、まず、視差割当部607は、複数の小領域のいずれかを選択領域として選択する(S603)。次に、視差割当部607は、選択領域内の基準点のうち最も信頼度が高い基準点を選択する(S604)。次に、視差割当部607は、選択された基準点の視差量及び信頼度を、選択領域全体に割り当てる(S605)。また、この一連の処理が各小領域に対して行われる(S606)。
具体的には、視差割当部607は、複数の基準点が一つの小領域に割り当てられている場合は、各小領域に対応付けて割り当てられた複数の基準点を記憶しておく。視差割当部607は、全ての基準点を小領域に割り当てる処理が完了した後に、視差量及び信頼度の組が複数割り当てられている小領域を抽出し、当該小領域に割り当てられている組のうち、信頼度の最も高い組を対象の小領域の視差量及び信頼度に決定する。
また、視差割当部607は、選択領域に一つも基準点が割り当てられていない場合は、選択領域に最低の信頼度を設定する。
以上により、視差算出装置600は、領域分割処理により、画像を、エッジ形状を含んだ小領域に分割する。また、視差算出装置600は、画像全体に対して複数の基準点を決定し、各基準点に対する対応点を検出することで視差量を求めると共に信頼度を算出する。そして、視差算出装置600は、算出された視差量及び信頼度を、基準点を含む小領域に割り当てる。これにより、視差算出装置600は、複数の基準点の結果を統合することにより信頼度の高い視差を求めることができる。また、視差算出装置600は、視差補完部109により低信頼度の小領域の視差量を、周辺の信頼度の高い小領域の視差量及び信頼度を元に高信頼度の視差量に置き換えることができる。よって、視差算出装置600は、全体としてエッジ形状を保存した高精度の視差を得ることができる。
なお、上記説明では、視差割当部607は、選択領域に複数の視差量及び信頼度が割り当てられている場合、信頼度が最も高い組を選択領域に割り当てたが、複数の視差量及び信頼度を用いて、割り当てる視差量及び信頼度を算出してもよい。例えば、視差割当部607は、信頼度が閾値より高い組を選択し、選択した組に含まれる視差量に対して信頼度を用いた線形重み付け和を算出することで、割り当てる視差量を算出してもよい。また、視差割当部607は、選択した組に含まれる信頼度の平均値を、割り当てる信頼度として算出してもよい。なお、視差割当部607は、信頼度による重み付け加算でなく、単純に、選択された組に含まれる視差量の平均を、割り当てる視差量として算出してもよい。
また、上記説明では、基準点決定部605は、複数の基準点を等間隔に設定したが、ランダムに複数の基準点を設定してもよい。
また、視差割当部607は、複数の視差量及び信頼度の組の中で、閾値以上の信頼度を持つ基準点が少なくとも3点存在する場合は、画像上のX、Y座標及び視差量Zから成る視差量の二次元分布を示す三次元平面を計算し、計算結果を選択領域全体に割り当ててもよい。また、視差割当部607は、閾値以上の信頼度を持つ基準点が2点以下の場合には、信頼度の一番高い組を選択領域全体に割り当ててもよい。なお、三次元平面の具体的な算出方法は、例えば、実施の形態5と同様である。
また、上記説明では、対応点検出部606は、各基準点に対して視差量及び信頼度の組が割り当てられたテーブルを求めるとしたが、領域分割部104が出力した小領域のテーブルに対して、直接複数の視差量及び信頼度を割り当ててもよい。
(実施の形態7)
本実施の形態では、上記実施の形態6に係る視差算出装置600の変形例を説明する。本実施の形態に係る視差算出装置は、選択領域に割り当てる視差量の判定に、第1探索窓の面積と第1面積と比率を用いる。
図17は、本実施の形態に係る視差算出装置700のブロック図である。図17において、図15と同様の構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。また、図18は、視差算出装置700による視差算出処理のフローチャートである。
図17に示す視差算出装置700は、図15に示す構成に加え、さらに、基準点判定部701を備える。基準点判定部701は、対応点検出部606が処理した基準点に対する信頼度を、領域分割部104で生成された領域分割情報を元に修正する。
基準点判定部701は、基準点毎に対応点検出部606が割り当てた、視差量及び信頼度のうち、信頼度を修正する。まず、基準点判定部701は、基準点毎に、基準点を中心とした第1探索窓(第1周辺領域)を設定する。次に、基準点判定部701は、基準点の属する対象の小領域が、第1探索窓の領域内にどの程度含まれかを示す第1面積を計算する。言い換えると、第1面積は、第1探索窓に含まれる選択領域の面積である。次に、基準点判定部701は、第1面積と第1探索窓の面積の面積に対する第1面積の割合を算出する(S701)。次に、基準点判定部701は、この割合を用いて、信頼度を変更する。具体的に、基準点判定部701は、算出した割合が閾値より小さい場合は、対応点検出部606が割り当てた信頼度を一定の法則に従って減少させる。つまり、基準点判定部701は、第1面積の第1探索窓の面積に対する割合が小さいほど、信頼度を低く修正する。視差割当部607は、基準点判定部701で修正された信頼度及び視差量を小領域に割り当てる。
これは、対応点検出部606が割り当てた信頼度及び視差量に対し、信頼度が高くても、第1探索窓に、選択領域とは異なる別の領域が多く含まれる場合は、割り当てられた視差量が、別の領域の視差量を反映した結果である可能性がある。よって、このような場合には、対応点検出部606が割り当てた信頼度を下げるように基準点判定部701が信頼度を修正する。
これにより、領域境界付近の基準点が選択された場合に、選択領域以外の領域の情報を含む間違った視差量及び信頼度が、視差割当部607で選択されることを抑制できる。即ち、別の領域の視差量が、選択領域の視差量として選択されることを抑制できる。
また、第1探索窓を、最小サイズWs0よりも大きくするとともに、信頼度を下げるか否かを判定するための閾値を高めに調整することで、領域境界付近の基準点が視差割当部607で選択されることを、さらに抑制できる。これにより、POCの精度が低くなることを抑制できる。
以上、本発明の実施の形態に係る視差算出装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態に係る視差算出装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態の視差算出装置などを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、第1画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定ステップと、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像及び前記第2画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出ステップと、前記対応点検出ステップで算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当ステップとを実行させる。
また、上記で用いた数字は、全て本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、上記視差算出方法に含まれるステップが実行される順序は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る視差算出装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、視差算出装置に適用できる。また、本発明は、立体形状の三次元モデル取得等の用途にも応用できる。
100、200、300、400、500、600、700 視差算出装置
101 Lカメラ
102 Rカメラ
103 画像入力部
104 領域分割部
105、205、405、605 基準点決定部
106、206、406、606 対応点検出部
107、207、307、407、507、607 視差割当部
108、208、308、408、508 信頼度判定部
109 視差補完部
121 選択領域
122A、122B、122C、122D、122E 基準点の候補
123 第1探索窓
124 第2探索窓
701 基準点判定部

Claims (15)

  1. 第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出装置であって、
    連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割部と、
    前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定部と、
    前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出部と、
    前記対応点検出部で算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当部とを備え
    前記基準点決定部は、
    前記領域ごとに、当該領域内に複数の基準点の候補を設定し、
    前記基準点の候補ごとに、当該基準点の候補を中心とする第1サイズの第1周辺領域と、当該基準点の候補を中心とする前記第1サイズより大きい第2サイズの第2周辺領域とを設定し、
    前記基準点の候補ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、
    前記基準点の候補ごとに、前記第2周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第2面積を計算し、
    前記領域ごとに、前記複数の基準点の候補の優先度を、前記第1面積が大きいほど高く、かつ、前記第1面積が同じ場合は、前記第2面積が大きいほど高くなるように設定し、
    前記領域ごとに、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補から前記基準点を決定する
    視差算出装置。
  2. 前記視差算出装置は、さらに、
    割り当てられた前記信頼度が予め定められた閾値より低いか否かを判定し、前記信頼度が前記閾値より低い場合、前記基準点決定部、前記対応点検出部又は前記視差割当部に条件を変更した再計算を指示することで、前記視差量及び前記信頼度を再計算させる信頼度判定部を備える
    請求項1記載の視差算出装置。
  3. 前記第1サイズは、前記探索窓サイズと等しい
    請求項記載の視差算出装置。
  4. 前記対応点検出部は、前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が予め定められた値より小さい場合、前記対応点を、前記位相情報を用いて算出する方法以外の方法で算出する
    請求項記載の視差算出装置。
  5. 前記基準点決定部は、処理対象の前記領域の前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が予め定められた値より小さい場合、当該処理対象の領域に隣接する領域のうち、当該処理対象の領域に色情報が近い領域と、当該処理対象の領域と結合し、結合により得られた領域に対して前記基準点を決定する
    請求項記載の視差算出装置。
  6. 前記基準点決定部は、さらに、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補のうち別の基準点の候補を前記基準点に再設定し、
    前記対応点検出部は、再設定された前記基準点に対応する対応点を再度算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を再度算出するとともに、当該視差量の信頼度を再度算出し、
    前記視差割当部は、前記対応点検出部で再度算出された前記視差量及び前記信頼度を、対応する領域に再度割り当てる
    請求項記載の視差算出装置。
  7. 前記基準点決定部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、前記第1サイズを広げて前記優先度を再設定するとともに、再設定された前記優先度を用いて前記基準点を再設定し、
    前記対応点検出部は、再設定された前記基準点に対応する対応点を再度算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を再度算出するとともに、当該視差量の信頼度を再度算出し、
    前記視差割当部は、前記対応点検出部で再度算出された前記視差量及び前記信頼度を、対応する領域に再度割り当てる
    請求項記載の視差算出装置。
  8. 前記基準点決定部は、
    前記領域ごとに、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補から複数の前記基準点を決定し、
    前記対応点検出部は、前記領域ごとに、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出し、
    前記視差割当部は、
    前記領域ごとに、前記対応点検出部で当該領域に対して算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度の複数の組のうち、最も信頼度が高い組を、当該領域に割り当て、
    前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、前記条件の変更として、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記信頼度を用いて重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出し、当該視差量及び信頼度を前記領域に割り当てる
    請求項記載の視差算出装置。
  9. 前記視差割当部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記第2周辺領域の面積に対する前記第2面積の割合と、前記信頼度とを用いて重み付け加算することで、前記視差量及び前記信頼度を再度算出する
    請求項記載の視差算出装置。
  10. 前記対応点検出部は、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記第1画像及び前記第2画像に含まれる一次元画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、
    前記視差割当部は、前記割り当てられた信頼度が前記閾値より低い場合、当該領域に対して算出された前記複数の組に含まれる複数の前記視差量を、前記信頼度を用いて重み付け加算することで、視差量及び信頼度を再度算出し、当該視差量及び信頼度を前記領域に割り当てる
    請求項記載の視差算出装置。
  11. 前記基準点決定部は、前記領域ごとに、複数の基準点を設定し、
    前記対応点検出部は、前記領域ごとに、前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する前記対応点を、前記第1画像及び前記第2画像をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出し、
    前記視差割当部は、前記領域ごとに、前記対応点検出部で当該領域に対して算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度の複数の組に、予め定めら得た閾値より高い信頼度を有する組が3組以上存在するか否かを判定し、前記閾値より高い信頼度を有する組が3組以上存在する場合は、当該3組以上の組に含まれる視差量を用いて、当該領域における視差量の二次元分布を算出し、当該視差量の二次元分布を、当該領域に割り当てる
    請求項1記載の視差算出装置。
  12. 第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出装置であって、
    連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割部と、
    前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定部と、
    前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出部と、
    前記対応点検出部で算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当部と、
    前記対応点検出部で算出された信頼度を修正する基準点判定部を備え、
    前記基準点判定部は、
    前記基準点ごとに、当該基準点を中心とする第1周辺領域を設定し、
    前記基準点ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、
    前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が小さいほど、前記信頼度を低く修正し、
    前記視差割当部は、前記基準点判定部で修正された信頼度及び前記視差量を前記領域に割り当てる
    差算出装置。
  13. 第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出方法であって、
    連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定ステップと、
    前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出ステップと、
    前記対応点検出ステップで算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当ステップと、
    前記対応点検出部で算出された信頼度を修正する基準点判定ステップとを含み、
    前記基準点判定ステップでは、
    前記基準点ごとに、当該基準点を中心とする第1周辺領域を設定し、
    前記基準点ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、
    前記第1面積の前記第1周辺領域の面積に対する割合が小さいほど、前記信頼度を低く修正し、
    前記視差割当部は、前記基準点判定部で修正された信頼度及び前記視差量を前記領域に割り当てる
    視差算出方法。
  14. 第1及び第2画像を含むステレオ画像から視差量を算出する視差算出方法であって、
    連続する類似する画素値を含む領域を一つの領域として、前記第1画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記第1画像に複数の基準点を設定する基準点決定ステップと、
    前記複数の基準点の各々に対して、当該基準点に対応する、前記第2画像に含まれる対応点を、前記第1画像に含まれる前記基準点を中心とする探索窓サイズの第1領域及び前記第2画像に含まれる対応点候補を中心とする前記探索窓サイズの第2領域をフーリエ変換した画像の位相情報を用いて算出し、当該基準点及び当該対応点を用いて視差量を算出するとともに、当該視差量の信頼度を算出する対応点検出ステップと、
    前記対応点検出ステップで算出された前記複数の基準点の各々に対する前記視差量及び前記信頼度を、当該基準点が含まれる領域にそれぞれ割り当てる視差割当ステップとを含み、
    前記基準点決定ステップでは、
    前記領域ごとに、当該領域内に複数の基準点の候補を設定し、
    前記基準点の候補ごとに、当該基準点の候補を中心とする第1サイズの第1周辺領域と、当該基準点の候補を中心とする前記第1サイズより大きい第2サイズの第2周辺領域とを設定し、
    前記基準点の候補ごとに、前記第1周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第1面積を計算し、
    前記基準点の候補ごとに、前記第2周辺領域に含まれる、当該基準点の候補が属する前記領域の面積である第2面積を計算し、
    前記領域ごとに、前記複数の基準点の候補の優先度を、前記第1面積が大きいほど高く、かつ、前記第1面積が同じ場合は、前記第2面積が大きいほど高くなるように設定し、
    前記領域ごとに、前記優先度を用いて、前記複数の基準点の候補から前記基準点を決定する
    視差算出方法。
  15. 請求項13又は14記載の視差算出方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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