JP6187235B2 - 法線ベクトル抽出装置、法線ベクトル抽出方法及び法線ベクトル抽出プログラム - Google Patents

法線ベクトル抽出装置、法線ベクトル抽出方法及び法線ベクトル抽出プログラム Download PDF

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Description

本件は、法線ベクトル抽出装置、法線ベクトル抽出方法及び法線ベクトル抽出プログラムに関する。
物体の表面形状を測定する手法としてフォトメトリックステレオ法(照度差ステレオ法)が知られている。フォトメトリックステレオ法では、まず、物体の表面がLambertian surface(均等拡散面)であると仮定して、3つ以上の光源を利用して光源毎に物体が撮影される。そして、撮影により得られた光源毎の画像基づいて各画素における物体表面の法線ベクトルを算出する処理が行われ、算出された法線ベクトルが積分されることにより物体の表面形状が求められる。
上述したフォトメトリックステレオ法において、例えば物体の表面に影が掛かっている環境下において、影の影響による測定精度低下を抑える技術が提案されている。例えば、4つ以上の光源を利用して撮影された物体の各画像からいずれか3つの画像の組み合わせに基づいて法線ベクトルを算出し、算出した法線ベクトルの分布を元に影の影響を受けていないであろう法線ベクトルを抽出する技術がある(例えば、非特許文献1参照)。また、画素の輝度値が閾値以下であれば、その画素が陰影領域であると推定する技術もある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2009/157129号
肥後智昭、外2名、「センサフュージョンによる効率的な3次元モデルの推定と表現」、映像情報メディア学会誌、映像情報メディア学会、2010年1月、第64巻、第1号、p.112−119
ところで、処理対象となる画素が物体の傾斜面(例えば急斜面)に相当する場合、その画素は暗くなる場合がある。画素が暗くなると、当該画素はノイズの影響を受けやすくなる。物体の表面に影が掛かっている環境下において、ノイズの影響を受けた画素に対して法線ベクトルの分布を元に影の影響を受けていないであろう法線ベクトルを抽出すると、法線ベクトルの抽出精度が低下するという問題点がある。ノイズの影響で、影の影響を受けていないであろう法線ベクトルを判断することが難しくなるからである。
そこで、1つの側面では、本件は、物体の表面に影が掛かっている環境下において法線ベクトルを高精度で抽出できる法線ベクトル抽出装置、法線ベクトル抽出方法及び法線ベクトル抽出プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に開示の法線ベクトル抽出装置は、フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルを抽出する法線ベクトル抽出装置であって、画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出手段を有する法線ベクトル抽出装置である。
本明細書に開示の法線ベクトル抽出方法は、フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルをコンピュータが抽出する法線ベクトル抽出方法であって、前記コンピュータが、画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出ステップを実行する法線ベクトル抽出方法である。
本明細書に開示の法線ベクトル抽出プログラムは、フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルをコンピュータに抽出させる法線ベクトル抽出プログラムであって、前記コンピュータに、画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出ステップを実行させるための法線ベクトル抽出プログラムである。
本明細書に開示の法線ベクトル抽出装置、法線ベクトル抽出方法及び法線ベクトル抽出プログラムによれば、物体の表面に影が掛かっている環境下において法線ベクトルを高精度で抽出することができる。
図1は、法線ベクトル抽出装置のブロック図の一例である。 図2は、法線ベクトル抽出装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、法線ベクトル抽出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、撮影環境の一例を説明するための模式図である。 図5は、光源毎に撮影された複数の画像の一例である。 図6は、サブセットの一例である。 図7は、実施例を説明するための図である。 図8は、比較例を説明するための図である。 図9は、法線ベクトル抽出装置のブロック図の他の一例である。 図10は、法線ベクトル抽出装置の動作の一部を例示するフローチャートである。 図11は、法線ベクトル抽出装置のブロック図の他の一例である。 図12は、法線ベクトル抽出装置の動作の一部を例示するフローチャートである。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、法線ベクトル抽出装置10のブロック図の一例である。
法線ベクトル抽出装置10は、画像取得部11、法線ベクトル算出部12、法線ベクトル記憶部13、サブセット算出部14、サブセット記憶部15、分散評価部16及び法線ベクトル抽出部17を含んでいる。法線ベクトル抽出装置10は、例えば被写体の表面形状を測定する測定装置に含まれる。
画像取得部11は、画像を取得する。画像取得部11は例えば法線ベクトル抽出装置10の外部に設けられた画像記憶装置から画像を取得する。画像記憶装置には、画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して撮影装置によって光源ごとに撮影された被写体の画像が記憶されている。尚、画像記憶装置は撮影装置に含まれていてもよい。
法線ベクトル算出部12は、法線ベクトルを算出する。より詳しくは、法線ベクトル算出部12は、画像取得部11に取得された光源毎の画像を利用して法線ベクトル(又は法線ベクトル群)を算出する。例えば、4つ以上のk個(例えば8個)の画像からm個(例えば3個)の画像を利用して法線ベクトルを算出する場合、通りの法線ベクトル(例えば56個)が算出される。法線ベクトル算出部12は、算出した法線ベクトルを法線ベクトル記憶部13に保存する。
サブセット算出部14は、画像取得部11に取得された光源毎の画像から所定数の画像を除き、一部の画像の集合を表すサブセットを画像の組み合わせごとに算出する。画像の除き方に応じて、複数のサブセットが算出される。例えば、k個(例えば8個)の画像からn個(例えば1個)の画像を除く場合、1つ目の画像を除いて算出されるサブセットもあれば、2つ目の画像を除いて算出されるサブセットもある。すなわち、k個の画像からk−n個の画像の組み合わせを選ぶk−n通りのサブセット(例えば8個)が算出される。サブセット算出部14は、算出した複数のサブセットをサブセット記憶部15に保存する。尚、nは固定しでもよいし、後述するように処理対象の画素に応じて変動してもよい。
分散評価部16は、法線ベクトルの分散を評価する。より詳しくは、分散評価部16は、法線ベクトル記憶部13に記憶された法線ベクトルを取得する。分散評価部16はサブセット記憶部15に記憶された複数のサブセットを取得する。分散評価部16は、取得した複数の法線ベクトルに対しデータ分類処理(例えばデータクラスタリング)を実行し、分類された法線ベクトルの分散を評価する。分散評価部16は、評価した結果、分散が小さくなければ法線ベクトルの分散をサブセット毎に評価する。例えば、サブセットを構成するk−n個の画像からm個の画像を組み合わせ毎に利用して法線ベクトル(群)を算出し、算出した法線ベクトルに対しデータ分類処理を実行することにより、法線ベクトルの分散が評価される。7個の画像から3個の画像を利用して法線ベクトルを算出する場合、通りの法線ベクトル、すなわち35個の法線ベクトルが算出され、35個の法線ベクトルの分散が評価される。評価の結果、分散がさまざまな大きさとなる複数の法線ベクトルに生成される。例えば、大きな分散となる法線ベクトル(群)や小さな分散となる法線ベクトル(群)が生成される。
法線ベクトル抽出部17は、法線ベクトルを抽出する。より詳しくは、分散評価部16によって生成されたサブセットごとの法線ベクトルのうち、分散がより小さな分散となる法線ベクトルを抽出する。例えば、最小の分散となった法線ベクトルが抽出されてもよいし、最小の分散となった法線ベクトルと次に最小の分散となった法線ベクトルが抽出されてもよい。法線ベクトル抽出部17は、抽出した法線ベクトルを法線ベクトル記憶装置に保存する。法線ベクトル記憶装置に記憶された法線ベクトルが、被写体の表面形状を測定する際に利用される。尚、分散評価部16による評価の結果、画像を除く前に分類された法線ベクトルの分散が小さければ、法線ベクトル抽出部17は、その小さな分散の法線ベクトルを抽出する。
次に、図2を参照して法線ベクトル抽出装置10のハードウェア構成について説明する。
図2は、法線ベクトル抽出装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。法線ベクトル抽出装置10は、例えばサーバ装置、携帯情報端末(例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末など)、端末装置(例えばPersonal Computer)で実現される。
法線ベクトル抽出装置10は、少なくともCentral Processing Unit(CPU)10a、Random Access Memory(RAM)10b、Read Only Memory(ROM)10c及び通信Interface(I/F:インタフェース)10dを含んでいる。法線ベクトル抽出装置10は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)10e、入力I/F10f、出力I/F10g、入出力I/F10h、ドライブ装置10iの少なくとも1つを含んでいてもよい。これらの各機器10a〜10iは、内部バス10jによって互いに接続されている。少なくともCPU10aとRAM10bとが協働することによってコンピュータが実現される。
通信I/F10dは、例えばポートとPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。法線ベクトル抽出装置10は、通信I/F10dを介してネットワークNWと接続される。
入力I/F10fには、入力装置21が接続される。入力装置21としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F10gには、表示装置22が接続される。表示装置22としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F10hには、半導体メモリ23が接続される。半導体メモリ23としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F10hは、半導体メモリ23に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F10f及び入出力I/F10hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F10gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置10iには、可搬型記録媒体24が挿入される。可搬型記録媒体24としては、例えばCompact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disc(DVD)、Blu-ray(登録商標) Disc(BD)といったリムーバブルディスクがある。搬送波は可搬型記録媒体24から除かれる。ドライブ装置10iは、可搬型記録媒体24に記録されたプログラムやデータを読み込む。
上述したRAM10bは、ROM10cやHDD10eに記憶されたプログラムを読み込む。RAM10bは、可搬型記録媒体24に記録されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU10aが実行することにより、上述した各種の機能が実現される。また、読み込まれたプログラムをCPU10aが実行することにより、後述する各種のステップが実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図3から図6を参照して、法線ベクトル抽出装置10の動作について説明する。
図3は、法線ベクトル抽出装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図4は、撮影環境の一例を説明するための模式図である。図5は、光源毎に撮影された複数の画像の一例である。図6は、サブセットの一例である。尚、本実施形態における撮影環境は、コンピュータ上で仮想的に用意された撮影環境である。
図3に示すように、まず、画像取得部11は画像記憶装置から画像を取得する(ステップS101)。上述したように、画像記憶装置には撮影装置によって撮影された被写体を含む撮影領域の画像が記憶されている。より詳しくは、図4に示すように、撮影装置20は、被写体Aと被写体Aより大きな被写体Bと被写体Aより小さな被写体Cとを撮影領域に収めて撮影する。撮影装置20の周囲には、所定の間隔(例えば等間隔)で複数の光源L1,L2,・・・,L8が配置されている。光源L4は点灯しており、光源L4を除く残りの光源は消灯している。撮影装置20は、点灯している光源L4を利用して被写体A,B,Cを含む撮影領域内を撮影する。ここで、被写体A,B,Cの近くには遮蔽物Oが存在するため、被写体A,B,Cには光源L4と遮蔽物Oとの位置関係に応じた影が掛かる。撮影装置20は、被写体A,B,Cに影が掛かった状態で撮影領域を撮影する。撮影が終了すると、次の光源(例えば光源L5)が点灯し残りの光源が消灯した状態で次の撮影が開始される。このような撮影を繰り返すことで、撮影装置20は光源毎の8個の画像を取得し、これらの画像を画像記憶装置に保存する。本実施形態の場合、図5に示すように、いずれかの光源と遮蔽物Oとの位置関係に応じた影を含む被写体A,B,Cの複数の画像(画像No.0〜画像No.7)が画像記憶装置に保存される。画像取得部11は画像記憶装置からこれらの画像を取得する。
図3に戻り、法線ベクトル算出部12は、最初の画素位置を後続の処理対象として指定し(ステップS102)、指定された画素位置の法線ベクトルを算出する(ステップS103)。例えば、画像取得部11によって取得された画像が250画素×250画素である場合、法線ベクトル算出部12は最初の画素位置(0,0)を指定し、この画素位置の法線ベクトルを算出する。1つの法線ベクトルは3個の画像を利用して算出される。8個の画像があるため、8個の画像から3個の画像を選ぶ組み合わせにより法線ベクトルを求めると56個の法線ベクトルが算出される。法線ベクトル算出部12は、算出した法線ベクトルを法線ベクトル記憶部13に保存する。
次いで、サブセット算出部14は、複数のサブセットを算出する(ステップS104)。より詳しくは、サブセット算出部14は、画像取得部11によって取得された複数の画像から該複数の画像から所定数の画像を除いた画像を選ぶ組み合わせを算出する。上述したように、例えば8個の画像から1つの画像をいて7個の画像を算出し、8個の画像から7個の画像を選ぶ組み合わせを計算する。この結果、8個のサブセットが算出される。具体的には、図6に示すように、画像No.1〜No.7を構成要素とするサブセット、・・・、画像No.0〜No.6を構成要素とするサブセットが算出される。図6に示すように、各サブセットには、識別情報としてサブセットID「0」〜「7」が付与される。サブセット算出部14は、算出した複数のサブセットをサブセット記憶部15に保存する。
次いで、分散評価部16は、法線ベクトルの分散を評価する(ステップS105)。具体的には、分散評価部16は法線ベクトル記憶部13に記憶された法線ベクトルを取得する。また、分散評価部16はサブセット記憶部15に記憶されたサブセットを取得する。分散評価部16は、取得した複数の法線ベクトルに対しデータ分類処理を実行し、分類された法線ベクトルの分散を評価する。例えば、56個の法線ベクトルに対しデータ分類処理を実行し、分類された法線ベクトルの50%以上(好ましくは60%以上)が特定の位置付近に集約されていれば、分散が小さいと評価される。一方、分散評価部16は、評価した結果、50%〜60%以上の法線ベクトルの分散が小さくないと判断した場合、法線ベクトルの分散をサブセット毎に評価する。例えば、サブセットID「0」のサブセットを構成する7個の画像から3個の画像を選ぶ組み合わせ毎に法線ベクトル(群)を算出し、算出した法線ベクトルに対しデータ分類処理を実行することにより、法線ベクトルの分散が評価される。この結果、サブセットID「0」に対し35個の法線ベクトルの分散が評価される。同様に、サブセットID「1」〜「7」に対しそれぞれ35個の法線ベクトルの分散が評価される。評価の結果、大小さまざまな大きさを有する分散が得られる。
次いで、法線ベクトル抽出部17は、分散が小さな法線ベクトルを抽出する(ステップS106)。具体的には、法線ベクトル抽出部17は、分散の大きさがさまざまな複数の法線ベクトルの中から、分散がより小さな法線ベクトルを抽出する。例えばサブセットID「0」のサブセットを利用して35個の法線ベクトルが算出された場合、画像の組み合わせ方によっては影の影響を受けて算出された法線ベクトルもあれば、影の影響を受ないで算出された法線ベクトルもある。双方の法線ベクトルを含む35個の法線ベクトルの分散が大きくなれば、影の影響を受けて算出された法線ベクトルが含まれていると判断できる。逆に、法線ベクトルの分散が小さければ、影の影響を受けていない35個の法線ベクトルが算出されたと判断できる。このため、法線ベクトル抽出部17は、分散が小さな法線ベクトルを抽出することで、影の影響を受けていない法線ベクトルを抽出したと判断する。
次いで、法線ベクトル算出部12は、全画素位置の処理が完了したか否かを判断する(ステップS107)。上述したように、例えば画素位置(0,0)に対して法線ベクトルが抽出されていた場合、画素位置(1,0)〜(249,249)に対して法線ベクトルが抽出されていないため、法線ベクトル算出部12は、全画素位置の処理が完了していないと判断する(ステップS107:NO)。法線ベクトル算出部12は、全画素位置の処理が完了していないと判断した場合、処理の対象の画素位置を次の画素位置に指定し(ステップS108)、ステップS103以降の処理を継続する。そして、法線ベクトル算出部12は、全画素位置の処理が完了したと判断した場合(ステップS107:YES)、処理を終了する。この結果、画素位置(0,0)〜(249,249)についてそれぞれ35個の法線ベクトルが抽出される。法線ベクトル抽出部17は抽出した法線ベクトルを法線ベクトル記憶装置に保存する。
次に、図7及び図8を参照して、実施例を比較例と対比しながら説明する。
図7は、実施例を説明するための図である。図8は、比較例を説明するための図である。
図7では、画素位置(77,85)の法線ベクトルの分散が評価されている。例えば図7では、サブセットID「0」〜「7」の各分布表に、8個の画像に基づいて算出された56個の点(データ)と8個の画像から1つの画像を除いた7個の画像に基づいて算出された35個の点(データ)が法線ベクトルとしてプロットされている。尚、分布表は、法線ベクトルを、xyz3成分(z成分が鉛直方向)の単位ベクトルとして表現し、そのxy成分に関して、横軸をx軸、縦軸をy軸としたxy平面をz軸方向から眺めた分布表である。
各分布表に示された35個の点を詳しくみると、サブセットID「2」を除くサブセットID「0」〜「7」の分布はサブセットID「2」の分布と比べて広がっており、大きな分散となっている。すなわち、サブセットID「2」以外における35個の点の中で特定位置の付近にまとまらずに周囲に点在する点は、影とノイズの影響を強く受けて算出された法線ベクトルと判断できる。例えば、サブセットID「0」のサブセットに含まれる画像No.1〜No.3(図5及び図6参照)に基づいて画素位置(77,85)の法線ベクトルを算出する場合、画素位置(77,85)の画素は被写体Bの表面が傾斜面(例えば急斜面)であるため、当該画素は暗くなる傾向にある。このため、遮蔽物Oによる影とノイズの影響により点が周囲にプロットされる。
一方、サブセットID「2」のサブセットには画像No.2が含まれていない(図5及び図6参照)。このため、画素位置(77,85)の法線ベクトルを算出する場合、画像No.2を除く画像No.0〜画像No.7のいずれか3つの画像に基づいて35個の法線ベクトルが算出される。画像No.2が除かれて35個の法線ベクトルが算出されるため、図7におけるサブセットID「2」の分布表に示すように、画素位置(77,85)における35個の法線ベクトルの分散はサブセットID「2」の分布と比べて小さくなる。すなわち、被写体Bに影がかかっていても、測定精度の低下を抑えた法線ベクトルの抽出が可能となる。
また、図8でも図7と同様に、画素位置(77,85)の法線ベクトルの分散が評価されている。例えば図8では、分布表に8個の画像に基づいて算出された56個の点が法線ベクトルとしてプロットされている。このようにプロットされた法線ベクトルに対しデータ分類処理を実行して分散を調べると、影とノイズの影響を強く受けて算出された15個の法線ベクトルは、図7と同様に周囲に点在するが、残り41個の法線ベクトルの分散は実施例に比べると大きい。すなわち、法線ベクトルの抽出精度としては図7のサブセットID「2」ほど高くない。
以上説明したように、光源毎に撮影することによって得られた複数の画像の中から所定数の画像を除いた残りの画像を利用して法線ベクトルを算出し、算出した法線ベクトルの中から分散がより小さな法線ベクトルを抽出することで、被写体の表面に影が掛かっている環境下においても、法線ベクトルを高精度で抽出することができる。
尚、上述した実施形態では一例として複数の画像から1つの画像を除く例を説明したが、法線ベクトル抽出対象の画素が暗くなる画像が2個ある場合、複数の画像からその2個の画像を除くようにしてもよい。この場合、、すなわち、28個のサブサットが算出され、各々のサブセットについて法線ベクトルの分散が評価される。また、上述した実施形態では一例としてサブセットから3個の画像を利用して法線ベクトルを抽出する例を説明したが、4個の画像を利用して法線ベクトルを抽出するようにしてもよい。この場合、3個の場合と比べて法線ベクトルが一義的に定まらないため、最小二乗法を利用して法線ベクトルが抽出される。
(第2実施形態)
次に、図9を参照して、本件の第2実施形態について説明する。
図9は、法線ベクトル抽出装置10のブロック図の他の一例である。尚、図1に示される法線ベクトル抽出装置10の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図9に示すように、第2実施形態における法線ベクトル抽出装置10は、画像数計数部18をさらに含んでいる点で第1実施形態における法線ベクトル抽出装置10と相違する。
画像数計数部18は、画像数を計数する。より詳しくは、画像数計数部18は法線ベクトルを抽出する対象の画素の輝度値が、輝度値の高低を判定する判定閾値以下となる画像の画像数を計数する。画像数計数部18は、計数した画像数をサブセット算出部14に出力する。サブセット算出部14では、入力された画像数が第1実施形態で説明した所定数として利用される。
このように、第2実施形態によれば、法線ベクトルを抽出する対象の画素の輝度値が判定閾値以下であることにより、画素が暗いと判断される画像の数が計数される。このように判断された画像の数が、サブセット算出部14において光源ごとの複数の画像から除かれる。例えば、画素によっては1個の画像が除かれ、画素によっては2個の画像が除かれ、画素によっては3個の画像が除かれる。このため、所定数を固定値として利用する第1実施形態と比べて、各画素の法線ベクトルが弾力的に精度良く抽出される。
(第3実施形態)
次に、図10を参照して、本件の第3実施形態について説明する。
図10は、法線ベクトル抽出装置10の動作の一部を例示するフローチャートである。
図10に示すように、第3実施形態における動作は、図3に示すフローチャートのステップS106に代えてステップS201〜S203の処理が実行される点で相違する。
まず、法線ベクトル抽出部17は、ステップS105の処理が終了すると、全分散が分散の大小を判定する判定閾値以下であるか否かを判断する(ステップS201)。法線ベクトル抽出部17は、全分散が判定閾値以下である場合(ステップS201:YES)、法線ベクトルのすべてを抽出する(ステップS202)。一方、法線ベクトル抽出部17は、全分散が判定閾値以下でない場合(ステップS201:NO)、分散が最も小さな法線ベクトルを抽出する(ステップS203)。ステップS202又はステップS203の処理が終了すると、法線ベクトル算出部12は、ステップS107の処理を実行する。
このように、第3実施形態では、ステップS105の処理によって評価された法線ベクトルの全分散が分散の大小を判定する判定閾値以下であれば、全分散が小さい分散であると判断され、法線ベクトルのすべてが抽出される。すなわち、どの画素であってもノイズの影響を受けていない法線ベクトルであり、この法線ベクトルのデータの数が増加するため、法線ベクトルの抽出精度が向上する。
尚、第3実施形態では、上述したように全分散と判定閾値との比較を利用したが、例えば、全分散を大きさ順に並び替え、隣接する分散の差の最大値が差の大小を判定する閾値と比べ、最大値が当該閾値以下である場合に、すべての法線ベクトルが抽出されるようにしてもよい。このような処理によっても、ノイズの影響を受けていない法線ベクトルのデータ数が増加し、測定精度が向上する。このように差に着目するのは、分布の差が生じる原因が、いわゆる画像のノイズに起因する、ランダムな要素を、影の影響で分布が広がるのと、二つの要因があり、ランダムな要素だけであれば、差がそれほど大きくはならない(影の影響にくらべて)からである。
(第4実施形態)
次に、図11及び図12を参照して、本件の第4実施形態について説明する。
図11は、法線ベクトル抽出装置10のブロック図の他の一例である。図12は、法線ベクトル抽出装置10の動作の一部を例示するフローチャートである。尚、図1に示される法線ベクトル抽出装置10の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図11に示すように、第4実施形態における法線ベクトル抽出装置10は、固定値設定部19をさらに含んでいる点で第1実施形態における法線ベクトル抽出装置10と相違する。また、図12に示すように、第4実施形態における動作は、図3に示すフローチャートのステップS106に代えてステップS301〜S303の処理が実行される点で相違する。
まず、図11において、固定値設定部19は固定値を設定する。より詳しくは、固定値設定部19は所定数として複数の固定値を選択的に設定する。例えば固定値「1」,「2」,「3」などが選択的に設定される。サブセット算出部14では、設定された固定値が第1実施形態で説明した所定数として利用される。
次に、図12に示すように、法線ベクトル抽出部17は、ステップS105の処理が終了すると、設定された固定値ごとに分散が最も小さな法線ベクトルを抽出する(ステップS301)。例えば、第1実施形態で説明したように所定数「1」が設定されていた場合には、ステップS105の処理が終了すると8個のサブセットの分散が評価されている。所定数「2」が設定されていた場合には、ステップS105の処理が終了すると28個のサブセットの分散が評価されている。所定数「3」が設定されていた場合には、ステップS105の処理が終了すると56個()のサブセットの分散が評価されている。法線ベクトル抽出部17は、設定された固定値ごとに分散が最も小さな法線ベクトルを抽出する。
次いで、法線ベクトル抽出部17は、固定値の大きさに応じて、法線ベクトルに重みを付与する(ステップS302)。当該重みは、固定値が大きいほど抽出を妨げる重みである。この結果、例えば固定値「3」に基づいて抽出された最小の分散の法線ベクトルは、固定値「1」に基づいて抽出された最小の分散の法線ベクトルより抽出されにくくなる。
次いで、法線ベクトル抽出部17は、重みを付与された法線ベクトルから最も重みが少ない法線ベクトルを抽出する(ステップS303)。この結果、固定値「3」より小さな固定値「1」が利用されて抽出された法線ベクトルほど優先して抽出される。ステップS303の処理が終了すると、法線ベクトル算出部12は、ステップS107の処理を実行する。
このように、第4実施形態では、固定値ごとに求められた分散が最小の法線ベクトルの中から小さな固定値に基づいて算出された最小の法線ベクトルが抽出される。例えば固定値「3」が利用されて法線ベクトルが算出された場合、10個(8−3)の法線ベクトルしか抽出されない。一方、固定値「1」が利用されて法線ベクトルが算出された場合、35個(8−1)の法線ベクトルが抽出される。このように、例え固定値「3」の法線ベクトルの分散が固定値「1」の法線ベクトルの分散より小さくても、重み付けにより法線ベクトルのデータ数が多い固定値「1」の法線ベクトルが抽出され、法線ベクトルの抽出精度が向上する。
法線ベクトル抽出部17は、固定値のそれぞれが利用されて、それぞれの固定値において分散が最小の法線ベクトルと、この法線ベクトルの次に分散が小さな法線ベクトルを抽出し、最初の法線ベクトルと次の法線ベクトルとの差を固定値毎に算出した場合に、差が最も大きくなる固定値の最初の法線ベクトルを抽出するようにしてもよい。このような処理によっても同様の効果が得られる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、2つの機能を1つの機能で実現してもよいし、1つの機能を2つ以上の機能に分散してもよい。また、上述したノイズには、例えば撮影装置20に搭載される撮像素子の特性に依存する暗電流によるノイズ、電荷転送時のノイズ、標本化によるサンプリング位置のずれ(例えばジッタ)、量子化ノイズ、エイリアス歪み、デジタル処理における計算誤差などが含まれる。撮像素子としては、例えばCharge Coupled Device(CCD)イメージセンサやComplementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS)イメージセンサがある。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルをコンピュータが抽出する法線ベクトル抽出方法であって、前記コンピュータが、画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの中から、第1の分散が第2の分散より小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出ステップを実行する法線ベクトル抽出方法。
(付記2)前記所定数は、固定値であることを特徴とする付記1に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記3)前記法線ベクトルを抽出する対象の画素の輝度値が、前記輝度値の高低を判定する第1閾値以下となる第1の画像の数を計数する計数ステップを有し、前記所定数は、前記計数ステップによって計数された計数値であることを特徴とする付記1又は2に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記4)前記抽出ステップは、前記第1の分散及び前記第2の分散が分散の大小を判定する第2閾値以下である場合、前記法線ベクトルのすべてを抽出することを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記5)前記所定数として複数の固定値を選択的に設定する設定ステップを有することを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記6)前記抽出ステップは、前記固定値のそれぞれが利用されて、それぞれの固定値において第1の分散が最小の法線ベクトルが抽出された場合、第1の固定値より小さな第2の固定値が利用されて抽出された法線ベクトルほど優先して抽出することを特徴とする付記5に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記7)前記抽出ステップは、前記固定値が大きいほど、抽出を妨げる重みを前記法線ベクトルに付与することを特徴とする付記6に記載の法線ベクトル抽出方法。
(付記8)前記抽出ステップは、前記固定値のそれぞれが利用されて、それぞれの固定値において第1の分散が最小の第1の法線ベクトルと前記第1の法線ベクトルの次に分散が小さな第2の法線ベクトルを抽出し、前記第1の法線ベクトルと前記第2の法線ベクトルとの差を前記固定値毎に算出した場合に、前記差が最も大きくなる固定値の前記第1の法線ベクトルを抽出することを特徴とする付記5に記載の法線ベクトル抽出方法。
10 法線ベクトル抽出装置
17 法線ベクトル抽出部(抽出手段)
18 画像数計数部(計数手段)
19 固定値設定部(設定手段)

Claims (10)

  1. フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルを抽出する法線ベクトル抽出装置であって、
    画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出手段
    を有する法線ベクトル抽出装置。
  2. 前記所定数は、固定値であることを特徴とする請求項1に記載の法線ベクトル抽出装置。
  3. 前記法線ベクトルを抽出する対象の画素の輝度値が、前記輝度値の高低を判定する第1閾値以下となる第1の画像の数を計数する計数手段を有し、
    前記所定数は、前記計数手段によって計数された計数値であることを特徴とする請求項1に記載の法線ベクトル抽出装置。
  4. 前記抽出手段は、前記分が該分散の大小を判定する第2閾値以下である場合、前記法線ベクトルのすべてを抽出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の法線ベクトル抽出装置。
  5. 前記所定数として複数の固定値を選択的に設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の法線ベクトル抽出装置。
  6. 前記抽出手段は、前記固定値のそれぞれが利用されて、それぞれの固定値において前記分散が最小の法線ベクトルが抽出された場合、第1の固定値より小さな第2の固定値が利用されて抽出された法線ベクトルほど優先して抽出することを特徴とする請求項5に記載の法線ベクトル抽出装置。
  7. 前記抽出手段は、前記固定値が大きいほど、抽出を妨げる重みを前記法線ベクトルに付与することを特徴とする請求項6に記載の法線ベクトル抽出装置。
  8. 前記抽出手段は、前記固定値のそれぞれが利用されて、それぞれの固定値において前記分散が最小の第1の法線ベクトルと前記第1の法線ベクトルの次に分散が小さな第2の法線ベクトルを抽出し、前記第1の法線ベクトルと前記第2の法線ベクトルとの差を前記固定値毎に算出した場合に、前記差が最も大きくなる固定値の前記第1の法線ベクトルを抽出することを特徴とする請求項5に記載の法線ベクトル抽出装置。
  9. フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルをコンピュータが抽出する法線ベクトル抽出方法であって、
    前記コンピュータが、
    画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出ステップ
    を実行する法線ベクトル抽出方法。
  10. フォトメトリックステレオ法における法線ベクトルをコンピュータに抽出させる法線ベクトル抽出プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    画素によっては影が掛からなくなる位置に配置された4つ以上の光源を利用して光源ごとに撮影された被写体の複数の第1の画像から該第1の画像から所定数の画像を除いた一部の画像を選ぶ第1の組み合わせごとに、前記一部の画像から3つ以上の第2の画像を選ぶ第2の組み合わせに基づいて算出された複数の前記法線ベクトルの分散の中から、前記分が小さな前記法線ベクトルを抽出する抽出ステップ
    を実行させるための法線ベクトル抽出プログラム。
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