JP6184641B1 - 時系列データと分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を実行する分析システム及び分析方法 - Google Patents
時系列データと分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を実行する分析システム及び分析方法 Download PDFInfo
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Abstract
分析システムは、それぞれ時刻及び値を含む複数の値データの時系列データと、過去の分析処理により出力されたデータを含む分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を、分析対象範囲が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフ構造の分析チェーンに従い実行する。1以上のオブジェクトの各々は、ユーザ操作に従う処理定義である。分析処理において、分析システムは、いずれかの過去のオブジェクトと一致のオブジェクトに従う処理の実行と、分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうちいずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容についてオブジェクトに従う処理の実行と、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックの格納とのうちの少なくとも1つをスキップする。
Description
本発明は、概して、データの分析に関する。
近年、IoT(Internet of Things)やICT(Information and Communication Technology)という言葉に象徴される様に、様々な機器がネットワークに接続され、相互にデータ通信や制御を行うことができる。例えば、電力の分野では、各家庭の家電機器に取り付けられた電力センサの計測データを収集し、計測データの時系列データを基に、家電制御をスケジューリングしたり、電力の全体需要を予測したりすることができる。また、例えば、交通の分野では、各車両に取り付けられた加速度センサの計測データを収集し、計測データの時系列データを基に、道路整備の計画を作成したり、保険料策定の指針を作成したりすることができる。
このようなデータ分析では、同一のデータソースに対して複数のユーザが分析を行い、多様な観点での知見を抽出又は集約する場合が多い。例えば、社会インフラ機器に稼働上の不具合が生じた場合、同一の稼働監視データを用いて、第1のユーザ(例えば設計者)は設計上のミスが原因であるか分析を行い、第2のユーザ(例えば運用者)は運用上のミスが原因であるか分析を行う。これらの分析は、一般に、各ユーザにより、個別にローカル環境において、自身が得意とするツールや言語を用いて行う。分析過程で生成される分析データは、様々な形式(例えばファイル形式)で様々な場所に保存される。このため、ユーザ間で分析データが受け渡しされても、分析データを受け取ったユーザは、分析データ(例えば、分析データの生成条件と時系列データの分析箇所)を把握することができない。受け渡しされる分析データをデータ変換することも考えられるが、データ変換に手間がかかる。
このような理由から、複数のユーザがそれぞれ行う分析に使用されるデータソースが同一であっても、各ユーザは、一から分析を行う。
分析に関する技術として、例えば、分析ソリューションを共有する技術(特許文献1)、XMLの受渡しにより分析処理を共有する技術(非特許文献1)、及び、MapReduceの遅延評価により分析処理を統合する技術(非特許文献2)が知られている。
MR Berthold, "KNIME:The Konstanz information miner," Springer, 2008.
A Thusoo, "Hive: a warehousing solution over a map-reduce framework," Proceedings of the VLDB Endowment vol2 issue2, August 2009.
分析効率を向上するために、処理及びデータのうちの少なくとも1つを共有することが考えられる。しかし、下記のうちの少なくとも1つの理由により、そのような共有の実現は容易ではない。
(1)通常、時系列データの量は膨大であり、分析の対象とされる時区間が少しでも違えば、生成される分析データが異なる。
(2)分析の対象とされる時区間が同じであっても、分析の対象とされるセンサ、分析処理の手順、分析処理で使用されるプログラム、及び、分析処理で使用されるパラメータ、のうちの少なくとも1つが違えば、生成される分析データは、異なる。
(1)通常、時系列データの量は膨大であり、分析の対象とされる時区間が少しでも違えば、生成される分析データが異なる。
(2)分析の対象とされる時区間が同じであっても、分析の対象とされるセンサ、分析処理の手順、分析処理で使用されるプログラム、及び、分析処理で使用されるパラメータ、のうちの少なくとも1つが違えば、生成される分析データは、異なる。
分析システムは、それぞれ時刻及び値を含む複数の値データの時系列データと、過去の分析処理により出力されたデータを含む分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を、分析対象範囲が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフ構造の分析チェーンに従い実行する。1以上のオブジェクトの各々は、1以上のユーザインターフェース装置のうちのいずれかである対象ユーザインターフェース装置のユーザのユーザ操作に従う処理定義である。分析処理において、分析システムは、重複排除処理を実行する。重複排除処理は、下記の(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つである。
(A)1以上のオブジェクトのうち、1以上の過去のオブジェクトのいずれかと一致のオブジェクトに従う処理を実行せず、1以上の過去のオブジェクトのいずれとも不一致のオブジェクトに従う処理を実行する。
(B)分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうち、いずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容について、分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行せず、いずれの格納済データブロック及び処理内容に関連付いている範囲ブロックと不一致の範囲ブロック及び処理内容について、分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行し、その処理の結果として出力されたデータブロックを格納する。
(C)オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータである出力データを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する。
(A)1以上のオブジェクトのうち、1以上の過去のオブジェクトのいずれかと一致のオブジェクトに従う処理を実行せず、1以上の過去のオブジェクトのいずれとも不一致のオブジェクトに従う処理を実行する。
(B)分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうち、いずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容について、分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行せず、いずれの格納済データブロック及び処理内容に関連付いている範囲ブロックと不一致の範囲ブロック及び処理内容について、分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行し、その処理の結果として出力されたデータブロックを格納する。
(C)オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータである出力データを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する。
つまり、分析システムは、(A)を実行する第1機能、(B)を実行する第2機能、及び、(C)を実行する第3機能のうちの少なくとも1つの機能を有している。例えば、分析システムは、第1機能乃至第3機能のうち、第1機能のみを有していてもよいし、第2機能のみを有していてもよいし、第3機能のみを有していてもよいし、第1機能及び第2機能のみを有していてもよいし、第1機能及び第3機能のみを有していてもよい。
オブジェクトとデータブロックとのうちの少なくとも1つが共有される。これにより、分析システムの負荷軽減とデータ量削減とのうちの少なくとも1つを実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の幾つかの実施例を説明する。但し、それらの実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
以下の説明では、「インターフェース部」は、1以上のインターフェースを含む。1以上のインターフェースは、1以上の同種のインターフェースデバイス(例えば1以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし2以上の異種のインターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「記憶部」は、1以上のメモリを含む。少なくとも1つのメモリは、揮発性メモリであってもよいし不揮発性メモリであってもよい。記憶部は、1以上のメモリに加えて、1以上のPDEVを含んでもよい。「PDEV」は、物理的な記憶デバイスを意味し、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよい。PDEVは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)でよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ部」は、1以上のプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサは、処理の一部または全部を行うハードウェア回路を含んでもよい。
また、以下の説明では、「分析システム」は、1以上の計算機、例えば、1以上のユーザが使用可能なスタンドアロンの計算機であってもよいし、サーバ計算機及びクライアント計算機のうちの少なくともサーバ計算機でよい。このため、「ユーザインターフェース装置」は、計算機の1以上のユーザインターフェースデバイス(入力デバイスと出力デバイスのうちの少なくとも1つ)でもよいし、1以上のユーザインターフェースデバイスを有するクライアント計算機であってもよい。また、以下の説明では、「ユーザ操作」とは、ユーザが入力デバイスを使用して行う操作を言う。また、以下の説明によれば、分析システムは、分析結果のような情報を表示することができるが、「情報を表示する」とは、ユーザインターフェース装置に表示対象の情報を送りユーザインターフェース装置によりその情報が表す表示対象(例えば分析結果)が表示されることであってよい。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ部によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶部及びインターフェース部のうちの少なくとも1つを用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ部(或いは、プロセッサ部を有する計算機又は計算機システム)とされてもよい。プログラムは、プログラムソースから計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号(又は参照符号における共通部分)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、要素のID(又は要素の参照符号)を使用することがある。
図1は、実施例1に係るシステム全体の構成を示す。
分析サーバ100に、通信ネットワーク(例えばWAN(Wide Area Network))120を介して、分析サーバ100の複数のユーザが使用する複数(又は1つ)の分析クライアント110A、110B、…が接続されている。
分析クライアント110は、ユーザインターフェース装置の一例である。分析クライアント110は、計算機であり、ネットワークインターフェース115、入力デバイス116、出力デバイス117、PDEV114、メモリ113、及び、それらに接続されたプロセッサ112を有する。
ネットワークインターフェース115は、通信ネットワーク120を介して通信するためのインターフェースデバイスである。入力デバイス116及び出力デバイス117は、1以上のユーザインターフェースデバイスの一例である。入力デバイス116は、例えば、キーボード及びポインティングデバイスである。出力デバイス117は、例えば、表示デバイスである。PDEV114は、例えば、HDD又はSSDである。メモリ113は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、プロセッサ112により実行される1以上のプログラムを記憶する。プロセッサ112が、1以上のプログラムのうちの少なくとも1つを実行する。
分析サーバ100は、分析システムの一例である。分析サーバ100は、計算機であり、ネットワークインターフェース105、複数のセンサ101、PDEV104、メモリ103及びプロセッサ102を有する。
ネットワークインターフェース105は、インターフェース部の一例であり、通信ネットワーク120を介して通信するためのインターフェースデバイスである。
センサ101から、定期的(又は不定期)に後述の値データが収集される。本実施例では、分析サーバ100が、1以上のセンサ101が属している測定システムを兼ねる。しかし、それに代えて又は加えて、分析サーバ100が、それぞれ1以上のセンサ101が属している1以上の測定システムの各々から通信ネットワーク(通信ネットワーク120又は他の通信ネットワーク)経由で値データを収集してもよい。値データは、プル型で収集されてもよいし(分析サーバ100からの問合せに応答して受信されてもよいし)、プッシュ型で収集されてもよい(分析サーバ100からの問合せ無しに受信されてもよい)。
メモリ103及びPDEV104のうちの少なくともメモリ103が記憶部の一例である。PDEV104は、例えば、HDD又はSSDであるが、外部ストレージ装置であってもよい。メモリ103は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、プロセッサ102により実行される1以上のプログラムを記憶する。1以上のプログラムは、後述の分析プログラムを含んでよい。
プロセッサ102が、プロセッサ部の一例であり、1以上のプログラムのうちの少なくとも1つを実行する。
図2は、実施例1の概要を示す。なお、図2では、複数の分析クライアント110のうちの分析クライアント110Aを例に取るが、他の分析クライアント110も分析クライアント110と同様である。
分析サーバ100において、分析チェーン更新プログラム211、分析実行プログラム212及び値データ収集プログラム213が、それぞれ、メモリ103に記憶され、プロセッサ102に実行される。分析チェーン更新プログラム211及び分析実行プログラム212が、ネットワークインターフェース105経由で、分析クライアント110Aと通信する。PDEV104に、時系列データ203、分析データ202及び分析チェーンデータ201が格納される。時系列データ203は、複数のセンサ101から収集された複数の値データが時系列になったデータである。分析データ202は、分析処理において出力されたデータを含んだデータである。分析チェーンデータ201は、分析チェーンの構成要素となるオブジェクトを含んだデータである。「分析チェーン」とは、分析対象時区間が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフデータである。「分析対象時区間」は、分析対象範囲の一例である。「オブジェクト」は、分析クライアント110Aのユーザのユーザ操作に従う処理定義である。オブジェクトは、どのようなデータソースからデータを入力しそのデータについてどんな処理を行うかを表すが、それを、以下、「処理内容」と表現する。オブジェクトは、後に図5を参照して説明するように、分析対象時区間(開始時刻502及び終了時刻503)入力ID504、プログラム507及びパラメータ508等を含むが、処理内容は、入力ID504、プログラム507及びパラメータ508に相当する。
分析チェーン更新プログラム211は、分析チェーンデータ201を更新したり、オブジェクトに従う処理の実行を分析実行プログラム212に命じたりする。具体的には、例えば、分析チェーン更新プログラム211は、分析チェーンを構成する各オブジェクトを分析クライアント110Aから受信する。分析チェーン更新プログラム211は、受信したオブジェクトがいずれかの過去のオブジェクト(分析チェーンデータ201に登録済のいずれかのオブジェクト)と一致か否かを判定する。受信したオブジェクトが不一致のオブジェクトの場合、分析チェーン更新プログラム211は、その不一致のオブジェクトを分析チェーンデータ201に登録し、且つ、その不一致のオブジェクトに従う処理の実行を分析実行プログラム212に命じる。一方、受信したオブジェクトが一致のオブジェクトの場合、分析チェーン更新プログラム211は、その一致のオブジェクトを登録すること、及び、その一致のオブジェクトに従う処理の実行を分析実行プログラム212に命じることを、スキップする。
分析実行プログラム212は、分析チェーン更新プログラム211から命じられたオブジェクト(この段落において「対象オブジェクト」と言う)に従う処理を実行する。具体的には、例えば、分析実行プログラム212は、対象オブジェクトに従い、時系列データ203と分析データ202とのうちの少なくとも一部を入力データとした処理を実行する。分析実行プログラム212は、対象オブジェクトに関連付けられている分析対象範囲を、範囲分割方式で、複数の範囲ブロックに分割する。複数の範囲ブロックの各々について、次の処理が実行される。すなわち、分析実行プログラム212は、範囲ブロック及び処理内容(対象オブジェクトが表す処理内容)が、いずれかの格納済データブロック(例えば、分析データ202内のいずれかのデータブロック)に関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致か否かを判定する。範囲ブロック及び処理内容の少なくとも1つが不一致の場合、判定の結果は偽である。範囲ブロック及び処理内容が不一致の場合、分析実行プログラム212は、その範囲ブロックについて対象オブジェクトに従う処理を実行する。一方、範囲ブロック及び処理内容が一致の場合、分析実行プログラム212は、その範囲ブロックについて、対象オブジェクトに従う処理の実行をスキップする。本実施例では、一致のオブジェクトに従う処理と一致の範囲ブロック及び処理内容についての処理とのうちの両方の処理の実行がスキップされるが、それらの一方の処理のみの実行がスキップされてもよい。
値データ収集プログラム213は、定期的(又は不定期)にセンサ101から値データを収集し、収集された値データを時系列データ203に追加する。
分析クライアント110Aにおいて、UI(User Interface)制御プログラム221が、メモリ113に記憶され、プロセッサ112に実行される。UI制御プログラム221は、ネットワークインターフェース115経由で、分析サーバ100と通信する。UI制御プログラム221は、入力デバイス116のユーザのユーザ操作に応答した処理を実行し(例えばオブジェクトを分析サーバ100に送信し)、処理の結果(例えば、分析サーバ100の分析処理の結果として受信した情報)を出力デバイス117に出力する。UI制御プログラム221の処理において、分析チェーンデータ251が、PDEV114に格納、更新又は参照される。なお、分析チェーンデータ251がPDEV104に格納されず、分析サーバ100が管理する分析チェーンデータ201が分析サーバ100経由で更新又は参照されてよい。
以下、実施例1を詳細に説明する。なお、以下の説明では、複数のセンサ101は、風力発電のために設置されている風車の風速の計測データを出力するセンサ101と、発電制御に関するメッセージを含んだ制御データを出力するセンサ101とのうちの少なくとも1つを含む。
図3は、時系列データ203の構成を示す。
時系列データ203は、値データが時系列になったデータである。値データは、時刻、入力ID及び値を含む。入力IDは、入力データの少なくとも一部としてのデータに割り振られたID(識別子)である。時系列データ203は、例えばテーブルであり、テーブルにおけるレコードが、値データに相当する。
本実施例では、時系列データ203は、時系列計測データ300と時系列制御データ310とのうちの少なくとも1つを含んだデータである。
時系列計測データ300は、計測データが時系列になったデータである。計測データは、値データの一例である。計測データにおいて、時刻301は、計測された時刻を表し、入力ID302は、計測データを出力したセンサ101(又は値を計測したセンサ101)のIDを表し、値303は、計測された値を表す。
時系列制御データ310は、制御データが時系列になったデータである。制御データも、値データの一例である。制御データにおいて、時刻311は、メッセージが取得された時刻を表し、入力ID312は、制御データを出力したセンサ101のIDを表し、値313は、メッセージ(文字列)を表す。
時系列データ203の構成は、図3に示す構成に限られない。例えば、値データは、時刻、入力ID及び値の他に、他の情報を含んでもよい。また、時系列データ203の少なくとも一部が、所定の単位(例えば分割方式)で圧縮されてもよい。
図4は、分析データ202の構成を示す。
分析データ202は、分析実行プログラム212の処理の結果として出力された出力データのデータブロックを含む。例えば、分析データ202には、第1のデータ400及び第2のデータ450が含まれる。
第1のデータ400は、それぞれ時刻及び値を含んだ1以上のデータで構成され、例えばテーブルである。具体的には、例えば、図4に示すように、第1のデータ400は、1以上の第1のデータブロック410である。第1のデータブロック410において、各レコードが、時刻421、入力ID422及び値423を保持する。第1のデータブロック410における値423は、オブジェクトに従う処理において算出された値であってもよいし、時系列データ203から抽出された値であってもよい。入力ID422は、値423に対応したセンサ101のIDであってよい。少なくとも1つの第1のデータブロック410(例えば410B)が、分析実行プログラム212により圧縮されてよい。圧縮は、データブロック毎に行われる。圧縮により、分析データ202の容量を削減できる。圧縮は、データブロック(分割方式)毎でよい。これにより、差分計算時の解凍やレコード抽出の効率化が図れる。既記録判定の差分が単位時間の倍数で抽出されやすいためである(具体例は後述)。第1のデータブロック410を得るための範囲分割方式は、第1の範囲分割方式でよい。具体的には、例えば、第1の範囲分割方式によれば、分析対象時区間を構成する複数の範囲ブロックの各々のサイズは、所定サイズ(単位時間)でよい。複数の第1のデータブロック410(圧縮された第1のデータブロック410が含まれていてもよい)の各々には、タグ430が関連付けられる。タグ430には、そのタグ430が関連付けられる第1のデータブロック410を出力とした処理についての全てのオブジェクト値(範囲ブロックを含む)が関連付けられる。オブジェクト値は、オブジェクトに関連付けられる値である(詳細は後述)。
第2のデータ450は、それぞれ時区間とその時区間に属する値とを含んだ1以上のデータで構成され、例えばテーブルである。具体的には、例えば、図4に示すように、第2のデータ450は、1以上の第2のデータブロック460である。第2のデータブロック460において、各レコードが、時区間、入力ID473及び値474を保持する。時区間は、例えば、開始時刻471と終了時刻472との組で表現されるが、基準時刻(例えば開始時刻及び終了時刻の一方)と時間長とで表現されてもよい。入力ID473は、データ(レコード)に割り振られたIDである。値474は、時区間に属する複数の時刻(例えば計測時刻)にそれぞれ対応した複数の値(例えば計測値)に基づき算出された値と、その算出値に従う評価結果(例えばテキスト)とで表現される。例えば、時区間に属する複数の時刻にそれぞれ対応した複数の値を基に、評価結果として、「Extreme」及び「Normal」のいずれかが決定される。少なくとも1つの第2のデータブロック460(例えば460B)が、分析実行プログラム212により圧縮されてよい。圧縮は、データブロック単位で行われる。圧縮により、分析データ202の容量を削減できる。圧縮は、分割方式(データブロック)毎でよい。既記録判定の差分計算の効率化が図れるためである。 第2のデータブロック460を得るための範囲分割方式は、第2の範囲分割方式でよい。具体的には、例えば、第2の範囲分割方式によれば、複数の範囲ブロックの各々のサイズは、その範囲ブロックが属する時区間に対応した値(評価結果)に応じたサイズでよい。複数の第2のデータブロック460(圧縮された第2のデータブロック460が含まれていてもよい)の各々には、タグ480が関連付けられる。タグ480には、そのタグ480が関連付けられる第2のデータブロック460を出力とした処理についての全てのオブジェクト値(範囲ブロックを含む)が関連付けられる。
分析データ202には、少なくとも1つの描画データ483(例えば描画されたグラフのデータ)が含まれてもよい。描画データ483が表す情報は、描画され出力デバイス117に表示された分析結果の一例である。分析処理では、分析データ202から描画データ483が読み出されて表示されてよい。これにより、分析処理において描画をスキップできる。描画データ483も、データブロック単位で格納されてよい。なお、描画データ483の格納に代えて、時系列データ203、第1のデータ400及び第2のデータ450のうちの少なくとも1つに、描画される範囲が関連付けられてもよく、分析処理では、関連付けから特定された範囲に従い描画がされてもよい。これにより、分析データ202のデータ量を削減できる。なお、描画データ483にも、その描画データ483を出力とした処理についてのオブジェクト値が関連付けられたタグ490が関連付けられる。タグ490は、データブロック毎に関連付けられる。
分析データ202には、少なくとも1つの分析プログラム481が含まれてもよい。分析プログラム481は、分析のためのプログラムであり、予め用意された又はユーザ操作に従い作成されたプログラムである。分析プログラム481は、入力データ(時系列データ203及び分析データ202の少なくとも一部)を用いた処理を施すための命令文を含んでよい。分析プログラム481の構成(例えば記述)は、図4に示す構成に限られない。
分析データ202には、少なくとも1つのパラメータ482が含まれてもよい。パラメータ482は、分析プログラム481に使用される。パラメータ482は、例えば、入力へ処理を施す際の実行条件文を含んでよい。パラメータ482の構成(例えば記述)は、図4に示す構成に限られない。
図5は、分析サーバ100が保持する分析チェーンデータ201の構成と分析クライアント110が保持する分析チェーンデータ251の構成とを示す。
分析チェーンデータ201は、分析チェーンに関する情報が登録されるテーブルである。分析チェーンは、上述したように、1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフデータである。1以上のオブジェクトの各々は、分析クライアント110のユーザのユーザ操作に従う処理定義である。以下の説明では、オブジェクト間の関係を意味するために、「親オブジェクト」、「上位オブジェクト」、「子オブジェクト」及び「下位オブジェクト」のうちの少なくとも1つの用語を使用することがある。「親オブジェクト」とは、オブジェクトの1つ上位のオブジェクト(オブジェクトのリンク元のオブジェクト)を意味する。「上位オブジェクト」とは、オブジェクトより上位のオブジェクトを意味する。従って、親オブジェクトは、上位オブジェクトのうちの1つである。「子オブジェクト」とは、オブジェクトの1つ下位のオブジェクト(オブジェクトのリンク先のオブジェクト)を意味する。「下位オブジェクト」とは、オブジェクトより下位のオブジェクトを意味する。従って、子オブジェクトは、下位オブジェクトのうちの1つである。親オブジェクト(リンク元のオブジェクト)に従う処理の結果として出力されたデータの少なくとも一部が、オブジェクトに入力され得る。オブジェクトに従う処理の結果として出力されたデータの少なくとも一部が、子オブジェクト(リンク先のオブジェクト)に入力され得る。オブジェクト間の関係は、相対的なものであるため、各オブジェクトが、「親オブジェクト」、「上位オブジェクト」、「子オブジェクト」及び「下位オブジェクト」のいずれになるかは、当然に、着目されるオブジェクトによって変わる。
分析チェーンデータ201(テーブル)におけるレコードと、分析チェーンにおけるオブジェクトとが、例えば、1対1で対応している。各レコードが、RID501、分析対象時区間(開始時刻502及び終了時刻503)、入力ID504、親ID505、子ID506、プログラム507、パラメータ508及びアクセス509を保持する。以下、1つのレコードを例に取る。その1つのレコードに対応したオブジェクトを、図5の説明において、「対象オブジェクト」と言う。
対象オブジェクトに、分析対象時区間(開始時刻及び終了時刻)、入力ID、親ID、子ID、プログラム及びパラメータを含む複数のオブジェクト値のうち時区間を含む少なくとも1つのオブジェクト値が関連付けられる。「オブジェクト値」とは、オブジェクトに関連付けられる値である。
RID501は、レコードのID(例えばレコード通し番号)を表す。開始時刻502及び終了時刻503は、対象オブジェクトに関連付けられている時区間を表す。分析対象時区間は、時刻(例えば開始時刻)と時区間の長さとにより表現されてもよい。入力ID504は、対象オブジェクトに関連付けられている入力IDを表す。親ID505は、対象オブジェクトの親オブジェクトのID、具体的には、対象オブジェクトの親オブジェクトに対応したレコードのRIDを表す。子ID506は、対象オブジェクトの子オブジェクトのID、具体的には、対象オブジェクトの子オブジェクトに対応したレコードのRIDを表す。親ID505が「0」であるオブジェクトが、ルートオブジェクトであり、子ID506が空欄であるオブジェクトが、リーフオブジェクトである。プログラム507は、対象オブジェクトに関連付けられている分析プログラム481へのポインタ(又は分析プログラム481それ自体)を表す。パラメータ508は、対象オブジェクトに関連付けられているパラメータ482へのポインタ(又はパラメータ482それ自体)を表す。アクセス509は、対象オブジェクトへのアクセスが許可されているユーザのIDと許可されているアクセス種別(例えば更新(w)又は参照(r))とを表す。
分析チェーンデータ201は、例えば下記4つの分析チェーンを表現する。なお、下記において、「処理N」(Nは自然数)は、RID501「N」のレコードに対応したオブジェクトに従う処理を意味する。
(1)第1の分析チェーン
処理1として、時区間(2015/12/24 18:00:00〜2015/12/25 18:00:00)に属し入力ID「S1」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理1に続き、処理2として、処理1で読み出されたレコードとパラメータ482(周期)とを用いて分析プログラム481(リサンプリング)が実行され、処理2に続き、処理3として、パラメータ482(ビン幅)を用いて分析プログラム481(レインフロー法に従う計算)が実行される。一方、処理1に続き、処理8として、処理1で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(クラスタリング)が実行される。
(2)第2の分析チェーン
処理4として、時区間(2016/1/1 00:00:00〜2016/1/1 01:00:00)に属し入力ID「S2」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理4に続き、処理5として、処理4で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(異常判定)が実行される。
(3)第3の分析チェーン
処理6として、(2015/12/25 00:00:00〜2015/12/26 00:00:00)に属し入力ID「S1」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理6に続き、処理7として、処理6で読み出されたレコードとパラメータ482(周期)とを用いて分析プログラム481(リサンプリング)が実行される。
(4)第4の分析チェーン
処理9として、時区間(2016/1/1 00:00:00〜2016/1/1 01:00:00)に属し入力ID「M1」及び「M2」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理9に続き、処理10として、処理9で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(メッセージ変換)が実行される。結果として、入力ID「M1」を含んだレコードのメッセージ変換後のレコードとして入力ID「M3」を含んだレコードが出力され、入力ID「M2」を含んだレコードのメッセージ変換後のレコードとして入力ID「M4」を含んだレコードが出力される。
(1)第1の分析チェーン
処理1として、時区間(2015/12/24 18:00:00〜2015/12/25 18:00:00)に属し入力ID「S1」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理1に続き、処理2として、処理1で読み出されたレコードとパラメータ482(周期)とを用いて分析プログラム481(リサンプリング)が実行され、処理2に続き、処理3として、パラメータ482(ビン幅)を用いて分析プログラム481(レインフロー法に従う計算)が実行される。一方、処理1に続き、処理8として、処理1で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(クラスタリング)が実行される。
(2)第2の分析チェーン
処理4として、時区間(2016/1/1 00:00:00〜2016/1/1 01:00:00)に属し入力ID「S2」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理4に続き、処理5として、処理4で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(異常判定)が実行される。
(3)第3の分析チェーン
処理6として、(2015/12/25 00:00:00〜2015/12/26 00:00:00)に属し入力ID「S1」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理6に続き、処理7として、処理6で読み出されたレコードとパラメータ482(周期)とを用いて分析プログラム481(リサンプリング)が実行される。
(4)第4の分析チェーン
処理9として、時区間(2016/1/1 00:00:00〜2016/1/1 01:00:00)に属し入力ID「M1」及び「M2」を含んだ全てのレコードが時系列データ203から読み出される。処理9に続き、処理10として、処理9で読み出されたレコードを用いて分析プログラム481(メッセージ変換)が実行される。結果として、入力ID「M1」を含んだレコードのメッセージ変換後のレコードとして入力ID「M3」を含んだレコードが出力され、入力ID「M2」を含んだレコードのメッセージ変換後のレコードとして入力ID「M4」を含んだレコードが出力される。
分析クライアント110における分析チェーンデータ251は、分析チェーンデータ201からアクセス509のカラムを除いた構成となる。
以下、実施例1で行われる処理の一例を詳細に説明する。
図6は、分析画面の一例を示す。
分析画面600は、分析クライアント110Aの出力デバイス117に表示される。分析画面600は、GUI(Graphical User Interface)である。分析画面600に対するユーザ操作に応答して、分析チェーンが構築される。
分析チェーンの構築において、分析画面600に、UI制御プログラム221により、ユーザ操作に応答してツリー状にUIが展開され、展開されたUIのうちの設定UI経由で、オブジェクトにオブジェクト値が関連付けられる。「設定UI」とは、オブジェクト値の入力を受け付けるUIである。
図6に例示するUIツリーは、例えば以下の処理により展開されたツリーである。なお、以下の処理において、UIの展開は、UI制御プログラム221により行われる。
(S1)ルートUI611に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、入力ID(例えばセンサID)及び時区間の入力を受け付ける第1の設定UI621が展開される。
(S2)第1の設定UI621に入力ID及び時区間が入力されて所定のユーザ操作がされると、ルートUI611からリンクした入力UI612が展開される。入力UI612に、第1の設定UI621に入力された情報と、割り振られたRIDとが表示されている。RIDは、例えば、分析サーバ100から割り振られたRIDでよい。
(S3)入力UI612に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、分析プログラム481へのポインタとパラメータ482へのポインタとの入力を受け付ける第2の設定UI622が展開される。
(S4)第2の設定UI622に少なくとも分析プログラム481へのポインタが入力されて所定のユーザ操作がされると、入力UI612からリンクした出力UI613が展開される。出力UI613に、第2の設定UI622に入力された情報と、割り振られたRIDとが表示されている。
(S5)出力UI613に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、分析結果が表示されるUIである結果UI623が展開される。結果UI623には、分析結果の一例として、グラフが表示される。表示される分析結果は、分析サーバ100からの情報(1以上のデータブロック)に従う。
(S1)ルートUI611に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、入力ID(例えばセンサID)及び時区間の入力を受け付ける第1の設定UI621が展開される。
(S2)第1の設定UI621に入力ID及び時区間が入力されて所定のユーザ操作がされると、ルートUI611からリンクした入力UI612が展開される。入力UI612に、第1の設定UI621に入力された情報と、割り振られたRIDとが表示されている。RIDは、例えば、分析サーバ100から割り振られたRIDでよい。
(S3)入力UI612に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、分析プログラム481へのポインタとパラメータ482へのポインタとの入力を受け付ける第2の設定UI622が展開される。
(S4)第2の設定UI622に少なくとも分析プログラム481へのポインタが入力されて所定のユーザ操作がされると、入力UI612からリンクした出力UI613が展開される。出力UI613に、第2の設定UI622に入力された情報と、割り振られたRIDとが表示されている。
(S5)出力UI613に対するユーザ操作(例えば右クリックメニュー)に応答して、分析結果が表示されるUIである結果UI623が展開される。結果UI623には、分析結果の一例として、グラフが表示される。表示される分析結果は、分析サーバ100からの情報(1以上のデータブロック)に従う。
分析画面600を介して構築される分析チェーンのオブジェクトは、分析クライアント110が管理する分析チェーンデータ251から読み出されたレコードに従うオブジェクトでもよいし、分析サーバ100が管理する分析チェーンデータ201から読み出されたレコード(但し、ユーザについて少なくとも参照が許可されているレコード)に従うオブジェクトでもよいし、ユーザ操作に応答して新規に生成されたオブジェクトでもよい。UI制御プログラム221は、分析画面600に対するユーザ操作に応答して決定されたオブジェクトを分析サーバ100に送信する。
さて、本実施例では、上述したように、一致のオブジェクトに従う処理と一致の範囲ブロック及び処理内容についての処理とのうちの両方の処理の実行がスキップされる。本実施例では、1つの分析処理において、2段階の重複判定が行われる。1段階目の重複判定において、一致のオブジェクトの有無が判定される。1段階目の重複判定において不一致と判定されたオブジェクトについては、そのオブジェクトに従う処理が実行されることになるが、2段階目の重複判定において、不一致のオブジェクトに関連付いた分析対象時区間を構成する複数の範囲ブロックの各々について、一致の範囲ブロック及び処理内容か否かが判定される。1段階目の重複判定は、分析チェーン更新プログラム211により実行される分析チェーンデータ更新処理において行われる。2段階目の重複判定は、分析実行プログラム212により実行される分析制御処理において行われる。
図7は、分析チェーンデータ更新処理のフローを示す。
分析チェーン更新プログラム211が稼働している間、ループA(S701〜S706)が実行される。
分析チェーン更新プログラム211は、オブジェクトを受信した場合(S701:Yes)、分析チェーンデータ201を参照し(S702)、受信したオブジェクトが、分析チェーンデータ201に登録済みのいずれかのオブジェクトと一致のオブジェクトか否かを判定する(S703)。S703の判定が、1段階目の重複判定に相当する。ここで、「一致のオブジェクト」は、いずれかの登録済オブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値と同じオブジェクト値が関連付いているオブジェクトである。関連付けられ得るオブジェクト値は、分析対象時区間(開始時刻及び終了時刻)、入力ID、親ID、子ID、プログラム及びパラメータであり、ユーザアクセス権限は、オブジェクト値ではない。従って、例えば、受信したオブジェクトに、時区間、入力ID、親ID、子ID、プログラム及びパラメータが関連付けられている場合、それら全てのオブジェクト値にそれぞれ一致するオブジェクト値が関連付いている登録済オブジェクトが無ければ、受信したオブジェクトは、不一致のオブジェクトである。
受信したオブジェクトが一致のオブジェクトの場合(S703:Yes)、分析チェーン更新プログラム211は、一致のオブジェクトに対応した登録済オブジェクトのアクセスに、ユーザのアクセス許可を含める(S704)。一致のオブジェクトに従う実行を分析実行プログラム212に命じることは、スキップされる。なお、S704では、ユーザのIDと、許可されたアクセス種別(例えば「参照」)との組が追加されるが、ユーザIDは、例えば、分析サーバ100へのログイン時等の所定のタイミングで識別済である。
一方、受信したオブジェクトが不一致のオブジェクトの場合(S703:No)、分析チェーン更新プログラム211は、その不一致のオブジェクトに対応したレコードを分析チェーンデータ201に追加し(S705)、且つ、その不一致のオブジェクトに従う処理の実行を分析実行プログラム212に命じる(S706)。
図8は、分析制御処理のフローを示す。
分析実行プログラム212は、オブジェクトに従う処理の実行命令を分析チェーン更新プログラム211から受ける(S801)。分析実行プログラム212は、分析チェーンデータ201のうち、実行対象のオブジェクトに対応したレコードを参照する(S802)。例えば、実行命令が、実行対象のオブジェクトに対応したRIDを含み、S802では、そのRIDをキーに見つかったレコードが参照される。
分析実行プログラム212は、第1の条件が満たされているか否かを判定する(S803)。第1の条件が満たされているとは、本実施例では、下記(f1)であるが、(f2)であってよい。
(f1)実行対象オブジェクトに従う処理の入力データが、時系列データ203の少なくとも一部である。
(f2)分析処理が、第1の分析チェーンに従う分析処理である。第1の分析チェーンは、少なくとも1つの不一致オブジェクト(新規オブジェクト)を含む分析チェーンであってもよいし、第1の分析(例えば、詳細に分析すべき分析対象時区間を特定するための粗い分析)を意味する情報が関連付けられているオブジェクトを含んだ分析チェーンであってもよい。
(f1)実行対象オブジェクトに従う処理の入力データが、時系列データ203の少なくとも一部である。
(f2)分析処理が、第1の分析チェーンに従う分析処理である。第1の分析チェーンは、少なくとも1つの不一致オブジェクト(新規オブジェクト)を含む分析チェーンであってもよいし、第1の分析(例えば、詳細に分析すべき分析対象時区間を特定するための粗い分析)を意味する情報が関連付けられているオブジェクトを含んだ分析チェーンであってもよい。
S803の判定結果が真の場合(S803:Yes)、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている分析対象時区間を、第1の範囲分割方式で複数の範囲ブロックに分割する(S805)。
S803の判定結果が偽の場合(S803:No)、分析実行プログラム212は、第2の条件が満たされているか否かを判定する(S804)。第2の条件が満たされているとは、本実施例では、下記(g1)であるが、(g2)であってよい。
(g1)実行対象オブジェクトに従う処理の入力データが、分析データ202の少なくとも一部である。
(g2)分析処理が、第2の分析チェーンに従う分析処理である。第2の分析チェーンは、不一致のオブジェクトを含まない分析チェーン(すなわち、その分析チェーンにおける各オブジェクトが一致のオブジェクト)であってもよいし、第2の分析(例えば、第1の分析の結果を基に特定された詳細に分析すべき分析対象時区間についての分析)を意味する情報が関連付けられているオブジェクトを含んだ分析チェーンであってもよい。
(g1)実行対象オブジェクトに従う処理の入力データが、分析データ202の少なくとも一部である。
(g2)分析処理が、第2の分析チェーンに従う分析処理である。第2の分析チェーンは、不一致のオブジェクトを含まない分析チェーン(すなわち、その分析チェーンにおける各オブジェクトが一致のオブジェクト)であってもよいし、第2の分析(例えば、第1の分析の結果を基に特定された詳細に分析すべき分析対象時区間についての分析)を意味する情報が関連付けられているオブジェクトを含んだ分析チェーンであってもよい。
S804の判定結果が真の場合(S804:Yes)、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている分析対象時区間を、第2の範囲分割方式で複数の範囲ブロックに分割する(S806)。
第1の範囲分割方式によれば、複数の範囲ブロックの各々のサイズは、所定サイズである。第2の範囲分割方式によれば、複数の範囲ブロックの各々のサイズは、その範囲ブロックが属する時刻又は時区間に対応した値(例えば評価結果)に応じたサイズである。すなわち、第1の範囲分割方式によれば、範囲ブロックのサイズは同じであり、第2の範囲分割方式によれば、範囲ブロックのサイズは、対応する値によって異なり得る。
複数の範囲ブロックの各々について、ループB(S807〜S811)が実行される。以下、1つの範囲ブロックを例に取る(図8の説明において、「対象範囲ブロック」と言う)。
分析実行プログラム212は、対象範囲ブロック及び処理内容(実行対象オブジェクトの処理内容)が一致の範囲ブロック及び処理内容か否かを判定する(S807)。実行対象オブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値(対象範囲ブロックを含む)と一致するオブジェクト値が関連付いているタグ(430、480又は490)がいずれかの格納済データブロック(分析データ202におけるいずれかのデータブロック)に関連付けられていれば、S807の判定結果は真となる。
S807の判定結果が真の場合(S807:Yes)、分析実行プログラム212は、対象範囲ブロックについて、実行対象オブジェクトに従う処理の実行をスキップする。つまり、S808〜S811がスキップされる。
S807の判定結果が偽の場合(S807:No)、分析実行プログラム212は、対象範囲ブロックについて、実行対象オブジェクトに従う処理を実行する。すなわち、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている入力ID(及び対象範囲ブロック)に従うデータを入力する(S808)。また、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている分析プログラム481及びパラメータ482を読み出す(S809)。分析実行プログラム212は、S808の入力データとS809のパラメータ482とを用いてS809の分析プログラム481を実行する(S810)。分析実行プログラム212は、実行結果としての出力があればその出力であるデータブロックを分析データ202に格納する(S811)。S811で格納されるデータブロックに、実行対象オブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値(対象範囲ブロックを含む)が関連付けられたタグが、分析実行プログラム212により関連付けられる。
さて、S804の判定結果が偽の場合(S804:No)、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに従う処理を実行する。具体的には、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている入力ID及び分析対象時区間に従うデータを入力する(S812)。また、分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに関連付いている分析プログラム481及びパラメータ482を読み出す(S813)。分析実行プログラム212は、S812の入力データとS813のパラメータ482とを用いてS813の分析プログラム481を実行する(S814)。分析実行プログラム212は、実行結果としての出力があればその出力であるデータを、複数のデータブロックに分割すること無しに(或いは複数のデータブロックに分割して)分析データ202に格納する(S815)。S815において、データが複数のデータブロックに分割された場合、下記の(S815−1)及び(S815−2)のうちの少なくとも(S815−1)が行われてよい。
(S815−1)分析実行プログラム212は、格納されるデータブロックに、実行対象オブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値が関連付けられたタグを、関連付ける。
(S815−2)分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する。
(S815−1)分析実行プログラム212は、格納されるデータブロックに、実行対象オブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値が関連付けられたタグを、関連付ける。
(S815−2)分析実行プログラム212は、実行対象オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する。
分析実行プログラム212は、分析チェーンにおける少なくとも1つのオブジェクトに従う処理の実行が終了した場合、必要に応じて(例えば、表示要求を受けた場合)、分析結果を出力デバイス117に表示してよい。その分析結果は、この分析処理において格納されたデータブロックと、この分析処理の前から存在していた格納済データブロックとのうちの少なくとも1つに従う。分析結果の表示に使用されるデータブロックは、その少なくとも1つのオブジェクトに関連付いているデータブロックである。
また、分析実行プログラム212は、データブロックを格納する場合、そのデータブロックを圧縮し、圧縮されたデータブロックに、上述したタグを関連付けてもよい。
実施例1によれば、一致のオブジェクトに従う処理と一致の範囲ブロック及び処理内容についての処理とのうちのいずれの処理の実行もスキップされる。このため、分析サーバ100(プロセッサ102)の負荷を軽減できる。また、実施例1によれば、一致の範囲ブロック及び処理内容についての処理の実行がスキップされるので、分析データ202に格納されるデータブロックを減らすことができる。結果として、分析データ202のデータ量を削減できる。このように、実施例1では、登録済のオブジェクトと格納済のデータブロックとの共有が可能である。
また、実施例1によれば、オブジェクトにアクセス(つまりユーザとそのユーザについて許可されたアクセス種別)が関連付けられる。このため、登録済のオブジェクトの開示範囲を制限できる。
また、実施例1によれば、分析データ202の少なくとも一部も、オブジェクトに従う処理の入力となり得る。つまり、分析データ202の少なくとも一部が、中間データとして使用され得る。中間データは、一連の複数の処理(例えば木構造の処理)のうちの先頭の処理以外の処理で入力とされ得るデータである。中間データの形式として、複数種類の形式が定義されており、オブジェクトに従う処理の実行の結果として出力されるデータの形式は、その複数種類の形式のうちのいずれかの形式とされる。本実施例では、複数種類の形式として、第1のデータ400の形式(時刻と時刻に対する値(例えば数値又は文字列)とを持った形式の一例)と、第2のデータ450の形式(時区間(幅)と時区間に対する値(例えば数値又は文字列)とを持った形式の一例)とがある。分析データ202の少なくとも一部の形式が決まっていることは、オブジェクトの共有、データブロックの共有、及び、分析チェーンの構築(オブジェクトの決定)のうちの少なくとも1つの容易化に貢献する。
また、実施例1によれば、第1の分析(例えば、詳細に分析すべき分析対象時区間を特定するための粗い分析)のための分析チェーンに従う分析処理の後に、第2の分析(例えば、第1の分析の結果を基に特定された詳細に分析すべき分析対象時区間についての分析)のための分析チェーンに従う分析処理が可能である。そして、本実施例では、分析チェーンに応じた範囲分割方式の設定が可能である。例えば、第1の分析については、第1の範囲分割方式が採用され、第1の範囲分割方式によれば、複数の範囲ブロックの各々のサイズは第1サイズでよい。一方、第2の分析については、第2の範囲分割方式が採用され、第2の範囲分割方式によれば、通常(“Noraml”)を意味する値(評価結果)に対応した時区間が属する範囲ブロックのサイズは第2サイズであり、強風(“Extreme”)異常を意味する値(評価結果)に対応した時区間が属する範囲ブロックのサイズは、第2サイズより小さい第3サイズでよい(なお、第2サイズは、例えば、第1サイズ未満でよい)。これにより、第1の分析で特定された分析対象時区間について第2の分析で詳細に分析するといったことが可能である。
第1の範囲分割方式と第2の範囲分割方式とが用意される意義の一例として、以下の例が考えられる。
すなわち、大量の時系列データの分析では、例えば、機械制御に変更を加えるX間隔(例えばX=10分)といった意味のある「固定時区間」と、風速から強風と分類された時区間といった意味のある「可変時区間」とのいずれかを単位として、各々の時区間への集計加工処理が行われる。そのため、分析で入力として指定する「分析対象時区間」は、1以上の固定時区間の結合と、1以上の可変時区間の結合とのいずれかである「倍数時区間」となると考えられる。
本実施例では、処理内容は同一だが範囲ブロック(時区間)が異なることが特定され、特定された範囲ブロックについてのみ処理が行われる。このとき、過去に対象となった範囲ブロック(時区間)も今回対象とする範囲ブロックも、いずれも、倍数時区間におけるいずれかの時区間である可能性が高いため、それらの時区間の差分として抽出される、まだ処理されたことがない時区間も、倍数時区間におけるいずれかの時区間である可能性が高い。
圧縮が、固定時区間や可変時区間の単位で行われていれば、解凍するブロックの中に必要としないレコードが含まれることが少なくなり効率が良い。
実施例2を説明する。その際、実施例1との相違点を主に説明し、実施例1との共通点については説明を省略又は簡略する。
図9は、実施例2の概要を示す。なお、実施例2では、複数の分析クライアント110のうちの分析クライアント110A及び110Bを例に取る。また、分析クライアント110Aのユーザを「ユーザA」と言い、分析クライアント110Bのユーザを「ユーザB」と言う。また、以下の説明では、分析クライアント110A内の構成要素の参照符号の末尾を「A」とし、分析クライアント110B内の構成要素の参照符号の末尾を「B」とする。
分析クライアント110AのUI制御プログラム221Aは、ユーザAからの要求に応答して、オブジェクトX(ユーザAに対して参照が許可されていないオブジェクトの一例)をユーザAが参照することの許可を要求する開示要求を分析サーバ100に送信する。分析サーバ900の分析チェーン更新プログラム911が、開示要求を受け、その開示要求の通知を、その開示要求で指定されているオブジェクトXについてアクセス(例えば更新)が許可されているユーザBの分析クライアント110Bに送信する。開示要求の通知は、例えば、開示要求対象のオブジェクトに対応したレコードを含んでよい。分析クライアント110BのUI制御プログラム221Bが、オブジェクトXの開示要求の通知を分析サーバ900から受け、その通知を出力デバイス117Bに表示し、開示許否の回答をユーザBから受ける。UI制御プログラム221Bは、その回答を分析サーバ900に送信する。分析チェーン更新プログラム911が、その回答を受信し、回答を反映する。例えば、回答が「許可」であれば、分析チェーン更新プログラム911は、オブジェクトXの参照許可を分析クライアント110Aに通知する。
図10は、開示要求画面の一例を示す。
上記の例によれば、開示要求画面1000は、要求元である分析クライアント110Aの出力デバイス117Aに表示される。
UI制御プログラム221Aが、分析チェーンデータ201のうち、ユーザAについて参照が許可されていないオブジェクトに対応したレコードの一覧(但し、アクセスのカラムを除く)を、分析チェーン更新プログラム911から受信する。開示要求画面1000には、そのレコード一覧が表示される。
UI制御プログラム221Aは、レコード一覧のうちユーザAの所望のオブジェクトに対応したレコードの選択を受け、所定のユーザ操作(例えばOKボタン1005の押下)に応答して、選択されたレコードに対応したオブジェクトの開示要求を、分析サーバ900に送信する。開示要求には、例えば、選択されたレコードのRIDが含まれる。
図11は、開示制御処理のフローを示す。
要求元である分析クライアント110AのUI制御プログラム221Aが、開示要求画面を表示する(S1101)。すなわち、UI制御プログラム221Aは、ユーザAに対して参照が許可されていないオブジェクトに対応したレコードの一覧を受信し表示する。
UI制御プログラム221Aは、開示要求対象のオブジェクトに対応したレコードの選択を受け(S1102)、そのオブジェクトの開示要求を分析サーバ900に送信する(S1103)。分析サーバ900の分析チェーン更新プログラム911が、その開示要求を受け、開示要求の通知を、要求先である分析クライアント110Bに送信する。
分析クライアント110BのUI制御プログラム221Bが、その通知を受信し(S1104)、その通知を表示する。UI制御プログラム221Bは、開示要求対象のオブジェクトの参照を許可するか否かの回答をユーザBから受け(S1105)、その回答を分析サーバ900に送信する(S1106)。分析チェーン更新プログラム911が、その回答を、分析クライアント110Aに送信する。UI制御プログラム221Aが、その回答を受信し、その回答を表示する(S1107)。
図12は、実施例2に係る分析チェーンデータ更新処理のフローを示す。
分析チェーン更新プログラム911は、開示要求を受信した場合(S701:No、S1201:Yes)、開示要求の通知を、要求先(分析クライアント110B)に送信する(S1202)。
分析チェーン更新プログラム911は、開示要求に対する回答を受信した場合(S701:No、S1201:No)、回答が許可であるか否かを判定する(S1203)。回答が許可の場合(S1203:Yes)、分析チェーン更新プログラム911は、開示要求対象のオブジェクトに対応したレコードにおけるアクセスに、要求元のユーザAのIDと、許可されたアクセス種別「参照」とを含める(S1204)。
S1204の後、又は、回答が拒否の場合(S1203:No)、分析チェーン更新プログラム911は、回答の通知を、要求元(分析クライアント110A)に送信する(S1205)。
実施例2によれば、分析サーバ900を経由したユーザ間のやり取りにより、オブジェクトの参照の許否を制御することができる。
実施例3を説明する。その際、実施例1及び2との相違点を主に説明し、実施例1及び2との共通点については説明を省略又は簡略する。なお、分析実行プログラム212を、実施例3では、「分析実行プログラム1312」と呼ぶ。
実施例3によれば、分析対象時区間に代えて又は加えて、分析実行プログラム1312は、オブジェクトに従う処理の実行の結果として出力されたデータが複数のデータブロックに分割され、複数のデータブロックの各々について、いずれかの格納済データブロックと一致するか否かの重複判定を行う。
図13は、実施例3に係る分析制御処理のフローを示す。
分析実行プログラム1312は、S801及びS802の後、S1302〜S1304を行う。すなわち、分析実行プログラム1312は、実行対象オブジェクトに関連付いている入力ID及び分析対象時区間に従うデータを入力する(S1302)。また、分析実行プログラム1312は、実行対象オブジェクトに関連付いている分析プログラム及びパラメータを読み出す(S1303)。分析実行プログラム1312は、S1302の入力データとS1303のパラメータとを用いてS1303の分析プログラムを実行する(S1304)。
分析実行プログラム1312は、第1の条件が満たされているか否かを判定する(S1305)。第1の条件は、実施例1と同じでよい。
S1305の判定結果が真の場合(S1305:Yes)、分析実行プログラム1312は、S1304の結果としての出力データを、第1のデータ分割方式で複数のデータブロックに分割する(S1309)。
S1305の判定結果が偽の場合(S1305:No)、分析実行プログラム1312は、第2の条件が満たされているか否かを判定する(S1306)。第2の条件も、実施例1と同じでよい。
S1306の判定結果が真の場合(S804:Yes)、分析実行プログラム1312は、S1304の結果としての出力データを、第2のデータ分割方式で複数のデータブロックに分割する(S1308)。
第1のデータ分割方式によれば、複数のデータブロックの各々のサイズは、所定サイズである。第2のデータ分割方式によれば、複数のデータブロックの各々のサイズは、そのデータブロックに対応した時刻又は時区間に対応した値(例えば評価結果)に応じたサイズである。すなわち、第1の範囲分割方式によれば、データブロックのサイズは同じであり、第2のデータ分割方式によれば、データブロックのサイズは、対応する値によって異なり得る。
複数のデータブロックの各々について、ループC(S1310及びS1311)が実行される。以下、1つのデータブロックを例に取る(図13の説明において、「対象データブロック」と言う。)
分析実行プログラム1312は、対象データブロックがいずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックか否かを判定する(S1310)。S1310では、対象データブロックが圧縮され、圧縮前の対象データブロックと、圧縮後の対象データブロックの両方を用いて、S1310の判定が行われてもよい。
S1310の判定結果が偽の場合(S1310:No)、分析実行プログラム1312は、対象データブロックを分析データに格納する(S1311)。
一方、S1310の判定結果が偽の場合(S1310:Yes)、分析実行プログラム1312は、対象データブロックの格納をスキップする。
さて、S1306の判定結果が偽の場合(S1306:No)、分析実行プログラムは、S1304の結果としての出力データを、複数のデータブロックに分割すること無しに(或いは複数のデータブロックに分割して)分析データに格納する(S1307)。
実施例3によれば、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックの格納を回避することができる。これにより、分析データのデータ量を削減できる。
以上、本発明の幾つかの実施例を説明したが、それらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をそれらの実施例に限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。例えば、上述したように、分析対象時区間は、分析対象範囲の一例であるが、分析対象範囲は、RID範囲のように他種の方法で表現されてよい。
100、900:分析サーバ
Claims (15)
- それぞれ時刻及び値を含む複数の値データの時系列データと、過去の分析処理により出力されたデータを含む分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を実行する分析システムであって、
1以上のユーザインターフェース装置に接続された1以上のインターフェースを含むインターフェース部と、
複数のプログラムが格納された1以上のメモリを含む記憶部と、
前記インターフェース部及び前記記憶部に接続され前記複数のプログラムのうちの少なくとも1つを実行する1以上のプロセッサを含むプロセッサ部と
を有し、
前記プロセッサ部は、分析対象範囲が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフ構造の分析チェーンに従い分析処理を実行し、
前記1以上のオブジェクトの各々は、前記1以上のユーザインターフェース装置のうちのいずれかである対象ユーザインターフェース装置のユーザのユーザ操作に従う処理定義であり、
前記分析処理において、前記プロセッサ部は、重複排除処理を実行し、
前記重複排除処理は、下記の(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つである、
(A)前記1以上のオブジェクトのうち、1以上の過去のオブジェクトのいずれかと一致のオブジェクトに従う処理を実行せず、前記1以上の過去のオブジェクトのいずれとも不一致のオブジェクトに従う処理を実行する、
(B)前記分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうち、いずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行せず、いずれの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と不一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行し、その処理の結果として出力されたデータブロックを格納する、
(C)オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータである出力データを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する、
分析システム。 - 前記分析処理において、前記プロセッサ部は、
(A)を実行し、
(A)の後に、(B)又は(C)を実行する、
請求項1記載の分析システム。 - 前記入力データが、それぞれが時刻又は時区間と値とを含む1以上のデータを含み、
前記プロセッサ部は、(B)において、
第1の条件が満たされている場合、前記分析対象範囲を第1の範囲分割方式で複数の範囲ブロックに分割し、
第2の条件が満たされている場合、前記分析対象範囲を第2の範囲分割方式で複数の範囲ブロックに分割し、
前記第1の範囲分割方式によれば、前記複数の範囲ブロックの各々のサイズは、所定サイズであり、
前記第2の範囲分割方式によれば、前記複数の範囲ブロックの各々のサイズは、その範囲ブロックが属する時刻又は時区間に対応した値に応じたサイズであり、
前記プロセッサ部は、(C)において、
前記第1の条件が満たされている場合、前記出力データを第1のデータ分割方式で複数のデータブロックに分割し、
前記第2の条件が満たされている場合、前記分析対象範囲を第2のデータ分割方式で複数のデータブロックに分割し、
前記第1のデータ分割方式によれば、前記複数のデータブロックの各々のサイズは、所定サイズであり、
前記第2のデータ分割方式によれば、前記複数のデータブロックの各々のサイズは、そのデータブロックに対応した時刻又は時区間に対応した値に応じたサイズである、
請求項2記載の分析システム。 - 前記第1の条件は、前記入力データが、前記時系列データの少なくとも一部であり、
前記第2の条件は、前記入力データが、前記分析データの少なくとも一部である、
請求項3記載の分析システム。 - 前記分析対象範囲は、時区間であり、
前記1以上のオブジェクトの各々に、分析対象範囲、入力ID、親ID、子ID、プログラム及びパラメータである複数のオブジェクト値のうちの少なくとも分析対象範囲、入力ID、親ID及び子IDが関連付けられ、
入力IDは、前記時系列データ及び前記分析データの少なくとも1つのうち前記入力データの少なくとも一部として入力される部分のIDであり、
親IDは、オブジェクトのリンク元のオブジェクトのIDであり、
子IDは、オブジェクトのリンク先のオブジェクトのIDであり、
(A)において、前記一致のオブジェクトは、いずれかの過去のオブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値と同じオブジェクト値が関連付いているオブジェクトであり、
(B)において、前記一致の範囲ブロック及び処理内容は、いずれかの格納済データブロックに関連付いているタグと一致のタグに関連付いている範囲ブロック及び処理内容であり、
前記タグに、範囲ブロックを含む2以上のオブジェクト値が関連付けられており、
前記一致のタグは、前記タグに関連付いている全てのオブジェクト値と同じオブジェクト値が関連付いているタグである、
請求項4記載の分析システム。 - 前記一致のオブジェクトに従う処理と前記一致の範囲ブロックについて処理とのうちの少なくとも1つが実行されないために出力の少なくとも一部が無い場合、前記出力の少なくとも一部が、前記一致のオブジェクト及び前記一致の範囲ブロックに関連付いている格納済データブロックである、
請求項1記載の分析システム。 - 前記分析データは、下記の(x1)及び(x2)の少なくとも1つを含んだデータである、
(x1)それぞれ時刻及び値を含んだ1以上のデータで構成された第1のデータ、
(x2)それぞれ時区間とその時区間に属する値とを含んだ1以上のデータで構成された第2のデータ、
請求項1記載の分析システム。 - 前記分析データの少なくとも一部が、前記プロセッサ部によりデータブロック毎に圧縮されている、
請求項7記載の分析システム。 - 前記1以上のオブジェクトの各々に、前記分析対象範囲を含む複数のオブジェクト値のうちの1以上のオブジェクト値が関連付けられ、
(A)において、前記一致のオブジェクトは、いずれかの過去のオブジェクトに関連付いている全てのオブジェクト値と同じオブジェクト値が関連付いているオブジェクトであり、
(B)において、前記一致の範囲ブロック及び処理内容は、いずれかの格納済データブロックに関連付いているタグと一致のタグに関連付いている範囲ブロック及び処理内容であり、
前記タグに、範囲ブロックを含む1以上のオブジェクト値が関連付けられており、
前記一致のタグは、前記タグに関連付いている全てのオブジェクト値と同じオブジェクト値が関連付いているタグである、
請求項1記載の分析システム。 - 前記2以上のオブジェクト値が、前記分析対象範囲と、そのオブジェクトのリンク元のオブジェクトのIDである親IDと、そのオブジェクトのリンク先のオブジェクトのIDである子IDと、プログラムと、プログラムのパラメータとのうちの少なくとも前記分析対象範囲を含む、
請求項9記載の分析システム。 - 前記プロセッサ部は、(A)において、前記一致のオブジェクトに対応した過去のオブジェクトに、前記ユーザのアクセス許可を関連付ける、
請求項1記載の分析システム。 - 前記分析チェーンを構成する1以上のオブジェクトのうちの少なくとも1つのオブジェクトは、前記ユーザのアクセス許可が関連付けられている過去のオブジェクトである、
請求項11記載の分析システム。 - 前記対象ユーザインターフェース装置のユーザのユーザ操作に応答して前記分析チェーンが構築され、
前記分析チェーンの構築において、前記対象ユーザインターフェース装置に、ユーザ操作に応答してツリー状にUI(ユーザインターフェース)が展開され、展開されたUIのうちの所定種類のUI経由で、オブジェクトにオブジェクト値が関連付けられる、
請求項1記載の分析システム。 - それぞれ時刻及び値を含む複数の値データの時系列データと、過去の分析処理により出力されたデータを含む分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を実行する分析方法であって、
分析対象範囲が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフ構造の分析チェーンに従い分析処理を実行し、
前記1以上のオブジェクトの各々は、前記1以上のユーザインターフェース装置のうちのいずれかである対象ユーザインターフェース装置のユーザのユーザ操作に従う処理定義であり、
前記分析処理において、重複排除処理を実行し、
前記重複排除処理は、下記の(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つである、
(A)前記1以上のオブジェクトのうち、1以上の過去のオブジェクトのいずれかと一致のオブジェクトに従う処理を実行せず、前記1以上の過去のオブジェクトのいずれとも不一致のオブジェクトに従う処理を実行する、
(B)前記分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうち、いずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行せず、いずれの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と不一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行し、その処理の結果として出力されたデータブロックを格納する、
(C)オブジェクトの実行結果として出力されたデータである出力データを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する、
分析方法。 - それぞれ時刻及び値を含む複数の値データの時系列データと、過去の分析処理により出力されたデータを含む分析データとのうちの少なくとも一部を入力データとした分析処理を、分析対象範囲が関連付けられた1以上のオブジェクトの各々をノードとしたグラフ構造の分析チェーンに従い実行することをコンピュータに実行させ、
前記1以上のオブジェクトの各々は、前記1以上のユーザインターフェース装置のうちのいずれかである対象ユーザインターフェース装置のユーザのユーザ操作に従う処理定義であり、
前記分析処理において、下記の(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つである重複排除処理を前記コンピュータに実行させる、
(A)前記1以上のオブジェクトのうち、1以上の過去のオブジェクトのいずれかと一致のオブジェクトに従う処理を実行せず、前記1以上の過去のオブジェクトのいずれとも不一致のオブジェクトに従う処理を実行する、
(B)前記分析対象範囲を構成する複数の範囲ブロックのうち、いずれかの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行せず、いずれの格納済データブロックに関連付いている範囲ブロック及び処理内容と不一致の範囲ブロック及び処理内容について、前記分析対象範囲が関連付けられたオブジェクトに従う処理を実行し、その処理の結果として出力されたデータブロックを格納する、
(C)オブジェクトに従う処理の実行結果として出力されたデータである出力データを構成する複数のデータブロックのうち、いずれかの格納済データブロックと一致のデータブロックを格納せず、いずれの格納済データブロックとも不一致のデータブロックを格納する、
コンピュータプログラムを記録した前記コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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