JP5972472B2 - データ処理装置及びデータ処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
実計測点は、実在の計測機器により計測される計測データと対応し、仮想計測点は実計測点の計測データの和または按分などを用いて算出される架空の計測データと対応する。
また、時間経過単位、建物単位、場所単位、計測種別単位、用途単位などの管理区分に応じて実計測点の計測データを按分することによって、仮想計測点の計測データを求める方法が公開されている(例えば特許文献2)。
そのため、計測データをデータベースのテーブルに格納する場合は、テーブルの各列に個々の計測値を対応付け、同一計測時刻の計測値を1レコードにまとめて格納するのが利用に便利である。
また、計測データの利用者からも、それらの計測データを活用するニーズが高まっている。
例えば、電力消費量を収集・分析し省エネルギー対策の効果を高める施策を決定する、機械・設備の状態データを収集・分析して機械・設備の故障を未然に予防する予防保全、等のニーズがある。
上記の様な背景もあって、計測データ管理装置の1システムで管理する計測データは増加して来ている。
そのため、計測機器から発生した、列数の上限をはるかに超える種類の計測データを管理する場合は、テーブルを列方向に分割し、計測データを複数のテーブルに分散して格納する必要が生じる。
計測データを複数のテーブルに分散すると、上記従来技術の様な仮想計測点を利用した集計や、複数種類の計測データを利用する分析を行う場合に、複数のテーブルから計測データを読み出す場合が発生する。
このため、単一のテーブルから計測データを読み出す場合と比較して、集計・分析に要する時間が増加するという課題がある。
基本的に計測データを読み出すテーブルの数が増加するに従って、この時間も増加する。
また、複数のテーブルから計測データを読み出す場合は、ユーザのアプリケーション側で、追加の集計処理などの後処理が必要になる場合もあり、アプリケーションの開発負荷も高くなるという課題もある。
計測機器と関連付けられている木構造データを管理するデータ処理装置であって、
各部分木データに関連付けられている計測機器の数が計測値テーブルで計測値を格納できる計測機器の上限数であるテーブル格納機器数以下となるように、前記木構造データを複数の部分木データに分割するデータ分割部と、
前記データ分割部により分割された部分木データが確定状態にあるか否かを判断する状態判断部と、
前記状態判断部により確定状態にあると判断された部分木データに対して、当該部分木データに関連付けられている計測機器からの計測値を格納する計測値テーブルを割り当てるテーブル割り当て部とを有し、
前記状態判断部は、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器が他のいずれの部分木データにも関連付けられておらず、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データが第1の確定状態にあると判断し、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木データにも関連付けられ、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木データに関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第2の確定状態にあると判断し、
第1の確定状態及び第2の確定状態のいずれにもないと判断した部分木データを前記データ分割部に更に複数の部分木データに分割させることを特徴とする。
本実施の形態では、計測機器の数が多く、計測データの種類がデータベース管理システムの1テーブルの最大列数よりもはるかに多い場合に、同時に集計及び分析に利用する計測データを可能な限り同一のテーブルに対応付けることにより、集計実行時の実行時間及び分析実行時の実行時間の増加を抑止し、ユーザのアプリケーション開発負荷を削減することができる計測データ管理装置を説明する。
なお、図1に示す計測データ管理装置100の構成要素の各々の詳細は、後述する。
計測データ管理装置100は、データ処理装置の例に相当する。
なお、図2、図3に示す計測機器201、拠点装置210、操作端末220の詳細は、後述する。
(1)運用準備
(2)計測データの収集及び蓄積
(3)計測データの読み出し及び集計
運用準備段階では、センサデータの収集及び蓄積や、読み出し及び集計等の実運用の開始に先立ち、準備として以下の処理が実行される(図20)。
ユーザが仮想計測点情報入出力部111を用いて、仮想計測点定義テーブル141を計測データ管理装置100に設定する(S11)。
ユーザが構成情報入出力部112を用いて、構成情報テーブル142を計測データ管理装置100に設定する(S12)。
計測値テーブル設計部121が、仮想計測点定義テーブル141及び構成情報テーブル142に基づき、計測値テーブル設計情報143を生成する(S13)。
この時、計測値テーブル設計部121は、必要に応じて仮想計測点定義テーブル141に代替計測点の情報を記述する。
代替計測点は後述する。
このステップS13により、実計測点と計測値テーブル144(複数)の列との対応関係が決定される。
計測値テーブル定義部122が、計測値テーブル設計情報143に基づき、計測値テーブルを生成(CREATE)する(S14)。
なお、本実施の形態では、主に、S13の処理を説明する。
通常運用が開始されると、各実計測点に対応した計測機器から計測データが収集され、計測値が計測値テーブル144に蓄積される。
計測データの収集及び蓄積では、具体的には以下の処理が実行される(図21)。
各計測機器201において、繰り返し(多くの場合定期的に)データが計測される(S21)。
計測データは、拠点装置210を介して計測データ管理装置100に収集される。
収集された計測データは、計測データ管理装置100の計測データ収集蓄積部131に書き込まれる(S22)。
計測データ収集蓄積部131は、計測値テーブル設計情報143に基づき、計測値の格納先の計測値テーブル144と列を決定し、該当する列に計測データの計測値を書き込む(S23)。
また、計測データの実計測点IDに関連する代替計測点が定義されている場合は、該当する列に計測データが書き込まれる。
代替計測点は後述する。
通常運用が開始され、計測データの計測値が計測値テーブル144に蓄積されると、必要に応じて計測データの読み出し及び集計が行われ、計測データ管理装置100のユーザが、計測データを利用する。
計測データの読み出し及び集計では、具体的には以下の処理が実行される(図22)。
ユーザが、仮想計測点名称や計測データの計測時刻の期間を指定して、操作端末220から、計測データ管理装置100に対して、計測データの読み出しを要求する(S31)。
仮想計測データ演算部132は、指定された仮想計測点名称から、ユーザが所望する計測データを得るための実計測点のリストを、仮想計測点定義テーブル141に基づき取得する(S32)。
この時、ある仮想計測点に対して、代替計測点が定義されており、その代替計測点と他の実計測点の計測データが同一テーブルに割り付いている場合は、仮想計測データ演算部132は、代替計測点に対応する列から計測データを読み出す(S32)。
そして、仮想計測データ演算部132は、仮想計測点定義に従って算出した計測データを操作端末220に出力する(S33)。
また、計測データ収集蓄積部131は、代替計測点計算部の例に相当する。
また、計測データ管理装置100は、計測値テーブル144を管理している。
計測値テーブル144には、複数の計測機器201で計測された計測値が格納されている。
構成情報木700及び構成情報木710は、それぞれ、複数のノードによる階層構造を持つ。
各ノードは、計測値の集計の単位となる。
各ノードには、集計の計算のための計算式が定義されており、その計算式には、0個以上の実計測点と0個以上の仮想計測点が含まれる。
実計測点は、計測値テーブル144の計測値に直接関連付けられている識別子であり、仮想計測点は、実計測点に直接又は他の仮想計測点を介して間接に関連付けられている識別子である。
つまり、各ノードは、実計測点及び仮想計測点を介して、計測機器と関連付けられている。
図9では、721、722、723が仮想計測点であり、731、732、733が実計測点である。
計測値テーブル144の列数、すなわち、計測値テーブル144で計測値を格納できる計測機器の数(テーブル格納機器数)は有限であり、実計測点の数(すなわち、計測機器の数)が計測値テーブル144の列数を超える場合がある。
実計測点の数が計測値テーブル144の列数を超える場合には、複数の計測値テーブル144を用いる必要がある。
本実施の形態に係る計測データ管理装置100は、計測値を複数の計測値テーブル144のうちのどの計測値テーブル144に格納するのかを決定する。
例えば、構成情報木700については、計測値テーブル設計部121は、ノード701のみの部分構成情報木と、ノード702aを根ノードとする部分構成情報木と、702bを根ノードとする部分構成情報木に分割する。
ノード702aの部分構成情報木に関連付けられている計測機器の数が計測値テーブル214の列数以下であれば、この部分構成情報木の更なる分割は行わない。
一方、ノード702bの部分構成情報木に関連付けられている計測機器の数が計測値テーブル214の列数を超えている場合は、この部分構成情報木を、例えば、ノード702bのみの部分木と、ノード703aを根ノードとする部分構成情報木と、ノード703bを根ノードとする部分構成情報木とに分割する。
全ての部分構成情報木に関連付けられている計測機器の数が計測値テーブル214の列数以下となったら、計測値テーブル設計部121は、各部分構成情報木が確定状態にあるか否かを判断する。
そして、計測値テーブル設計部121は、確定状態にある部分構成情報木に対して、当該部分構成情報木に関連付けられている計測機器からの計測値を格納する計測値テーブルを割り当てる。
確定状態にない部分構成情報木に対しては、計測値テーブル設計部121は、当該部分構成情報木を更に複数の部分構成情報木に分割する。
計測値テーブル設計部121は、1つの部分木に関連付けられている計測機器が他のいずれの部分木にも関連付けられておらず、当該1つの部分木に関連付けられている計測機器の数が計測値テーブルの列数以下である場合に、当該1つの部分木が第1の確定状態にあると判断する。
また、計測値テーブル設計部121は、1つの部分木に関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木にも関連付けられ、当該1つの部分木に関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木に関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数(ユニークな合計数)が計測値テーブルの列数以下である場合に、当該1つの部分木と当該他の部分木とが第2の確定状態にあると判断する。
部分木1101に関連付いている実計測点1〜5は、部分木1101にのみ関連付いており、また、計測値テーブルの列数8以下である。
同様に、部分木1102に関連付いている実計測点6〜11は、部分木1102にのみ関連付いており、また、計測値テーブルの列数8以下である。
このため、図23の部分木1101、1102は、第1の確定状態にある。
部分木1111に関連付いている実計測点は1〜6であり、部分木1112に関連付いている実計測点は、2〜7である。
実計測点2〜6は部分木1111と部分木1112の双方に関連付いているので、この重複を除去してカウントすると、部分木1111に関連付いている実計測点の数と部分木1112に関連付いている実計測点の数の合計数は、実計測点1〜7の7つである。
7つの実計測点数は、計測値テーブルの列数8以下である。
このため、図24の部分木1111、1112は、第2の確定状態にある。
代替計測点は、ユーザからの集計指示がある前に計測値の集計のための計算を予め行っておくことが必要である旨を示す識別子である。
また、根ノード(図23のノードR)の計算式に仮想計測点が含まれる場合(実計測点と仮想計測点との組合せが含まれる場合、仮想計測点のみが含まれる場合)に、計測値テーブル設計部121は、当該仮想計測点が直接又は間接に関連付いている実計測点を用いて、実計測点のみが含まれ、根ノードに定義されている計算式と同じ計算結果が得られる代替計算式を生成し、代替計算式を代替計測点に関連付ける。
そして、計測データ収集蓄積部131は、代替計測点が関連付けられている根ノードに対して、当該根ノードについての集計指示がある前に計測値の集計のための計算を予め行い、計算結果を代替計測点に関連付けておく。
このようにすることで、ユーザから根ノードについての集計指示があった時点では集計値が計算済みであるため、遅延なくユーザに集計値を提示することができる。
実施の形態1における計測データ管理装置100の機能構成について、図1に基づいて説明する。
計測データ管理装置100は、大きくは、仮想計測点管理部110、計測値テーブル管理部120、計測データ管理部130、データ記憶部140を備える。
仮想計測点情報入出力部111は、ユーザからの仮想計測点情報の入力を受け付け、仮想計測点定義テーブル141に仮想計測点情報を格納する。
構成情報入出力部112は、ユーザからの構成情報の入力を受け付け、データ記憶部140の構成情報テーブル142に構成情報を格納する。
また、仮想計測点情報入出力部111は、ユーザからの要求に従って、仮想計測点情報を仮想計測点定義テーブル141から読み出し、読み出した仮想計測点情報を出力する。
また、構成情報入出力部112は、ユーザからの要求に従って、構成情報を構成情報テーブル142から読み出し、読み出した構成情報を出力する。
これらの仮想計測点情報、構成情報、仮想計測点定義テーブル141、構成情報テーブル142については後述する。
計測値テーブル設計部121は、仮想計測点定義テーブル141、構成情報テーブル142に記録された情報に基づき、計測値テーブル144の設計情報を生成し、生成した設計情報を計測値テーブル設計情報143として記録する。
また、計測値テーブル定義部122は、計測値テーブル設計情報143に基づき、実際に計測値テーブル144を生成する。
計測データ収集蓄積部131は、各種計測機器から収集された計測データの入力を受け付け、計測値テーブル144に格納する。
仮想計測データ演算部132は、仮想計測点定義テーブル141の仮想計測点定義に基づき、仮想計測点の計測データを算出する。
計測データ出力部133は、ユーザからの集計などの計測データの読み出し要求に従って、計測値テーブル144から計測データを読み出し、読み出した計測データをユーザに出力する。
実施の形態1における計測データ管理システム200の構成例について、図2および図3に基づいて説明する。
但し、計測データ管理装置100が操作端末220の機能(アプリケーション実行部221)を備える場合、計測データ管理システム200は操作端末220を備えなくても構わない。
拠点装置210は、計測データ受信部211と、計測データ送信部212と、拠点装置記憶部219とを備える。
計測データ受信部211は、計測値を計測する各計測機器201(例:分電盤、電圧計、水道メータ、温度計など)から計測値を含んだ計測データを受信する。
計測データ送信部212は、計測データ受信部211によって受信された計測データを計測データ管理装置100へ送信する。
拠点装置記憶部219は、計測データ受信部211によって受信された計測データなど、拠点装置210で使用するデータを記憶する。
操作端末220は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部221と、操作端末220で使用するデータを記憶する操作端末記憶部229とを備える。
例えば、操作端末220のアプリケーション実行部221は、アプリケーションを実行することによって、次のように動作する。
アプリケーション実行部221は、計測データ管理装置100に対して計測値を要求し、計測データ管理装置100から計測値を取得し、取得した計測値に関する集計処理を実行する。
図3に示す計測データ管理システム200において、拠点装置210Aはネットワークを介して接続している下位の拠点装置210B、210Cから計測データを収集し、収集した計測データを計測データ管理装置100へ送信する。
実施の形態1の計測データ400は、少なくとも、実計測点ID401、計測時刻402、計測値403を含んでいる。
実計測点ID401は、計測機器201または計測機器201が設置されている場所を一意に識別するための識別子である。
以降、計測機器201または計測機器201が設定されている場所を「実計測点」と呼ぶ。
また、実計測点IDを「$x」の形式で表現する。
ここで「x」は任意の整数値である。
計測時刻402は、計測値が計測された日時を示す。
計測時刻402は、各計測機器201や各拠点装置210によって設定される。
計測値403は、計測機器201によって計測された計測値を示す。
計測値テーブル144の各レコード(行)は、行番号501、計測時刻502、及び同一時刻に計測された複数の計測値503A〜503Eから構成される。
行番号501は、同一時刻に計測された計測値を識別する番号である。
計測時刻502は、計測時刻402に相当するが、多少の誤差を含んでいてもよい。
計測時刻402は、各計測機器201や拠点装置210の時計のずれにより、誤差が生じる場合がある。
その場合、許容される誤差の範囲で計測時刻402を丸め、同じ計測時刻502の計測データとする処理が必要となる。
例えば、予め許容される誤差を100ミリ秒と設定しておき、「2013/4/1 18:00:00.000」〜「2013/4/1 18:00:00.099」の計測時刻402に含まれる複数の計測データを、計測時刻502が「2013/4/1 18:00:00.000」の計測データとして同一のレコードにまとめる。
なお、本実施の形態において、計測時刻402の誤差の丸め方式は本質的な問題ではないため、詳細は省略する。
計測値503のいずれかに、計測値403が格納される。
その対応関係は、後述する計測値テーブル設計情報143に基づき決定される。
この階層構造は、例えば図6に示すような木構造として表現することができ、このような階層構造を持った情報を、ここでは、構成情報木と呼ぶこととする。
この階層関係は親子関係または上下関係ともいう。
構成情報木には、図6、図7、図8の例に示す様に複数の種類(視点)がある。
構成情報は、構成情報木700、710のように複数の構成情報木を持つ。
構成情報木は、構成情報ノードと呼ぶノードから構成される木構造である。
構成情報ノードは、親ノードと子ノードを持つ通常ノード702、703と、親ノードを持たない根ノード701と、子ノードを持たない葉ノード704、711により構成される。
各構成情報ノードは、仮想計測点情報720の中の1個の仮想計測点(例えば722)と関連付けられる。
構成情報ノード704と711のように複数の構成情報ノードが1個の仮想計測点723を指すことがある。
例えば、仮想計測点722は、実計測点731、732の2個の実計測点と関連付いている。
また、仮想計測点721の様に仮想計測点(ここでは仮想計測点722)だけと関連付くこともあれば、仮想計測点723の様に、実計測点733と仮想計測点の両方と関連付く場合もある。
このように、仮想計測点は、実計測点に直接又は他の仮想計測点を介して間接に関連付けられている識別子である。
実計測点は、このように、計測機器の計測値に直接関連付けられている識別子である。
構成情報木は、仮想計測点を設ける対象となる対象物の構成要素を表すノード(図6中の角丸四角形)と、構成要素同士の階層関係を表すエッジ(ノード同士を結んだ線)とを備える木構造である。
木構造の頂点に位置するノード(例えば、図6中の「会社」ノード)が、根ノードであり、最上位の親ノードである。
また、木構造の末端に位置するノード(例えば、図6中の「一係」ノード)が、葉ノードであり、最下位の子ノードである。
「会社」ノード601は、会社全体を表している。
「会社」は「管理部門」602、「○事業部門」603、「△事業部門」604等の複数の「部門」から構成される。
管理部門602は、「人事部」605、「総務部」606、「経理部」607等の複数の「部」から構成されている。
人事部605は、「人事課」608、「研修課」609等の複数の「課」から構成されている。
各ノード「会社」601、「管理部門」602、「人事部」605、「人事課」608等は、それぞれ仮想計測点の一例である。
構成情報テーブル142は、仮想計測点を設ける対象となる対象物を表す構成情報を示すデータの一例である。
図10及び図11に示す構成情報テーブル142は、図6〜図8に示した構成情報木に関する構成情報を含んでいる。
「ノードID」は、構成情報ノードを識別する識別子を示す。
「親ID」は、当該構成情報ノードと親子関係にある親ノードを識別する識別子を示す。
「親ID」が「null」の場合、当該ノードは根ノードを意味する。
「グループID」は、構成情報木を識別する識別子を示す。
「レベル」は、当該構成情報ノードが位置している階層の深さ(レベル)を示す。
根ノードのレベルを「1」とし、下位に向かって1階層下がる毎に数値が1ずつ増加する。
「仮想計測点ID」は、当該構成情報ノードに対応付けられた仮想計測点を識別する識別子を示す。
以下、仮想計測点IDを「#x」と記す。
ここで、「x」は任意の整数値である。
「ノード名称」は、当該構成情報ノードの内容を表すノード名を示す。
また、「管理部門」ノードのノードIDは「2」であり、親IDは「1」(すなわち「会社」ノード)であり、グループIDは「1」であり、レベルは「2」であり、仮想計測点IDは「#2」である。
例えば、図6に示した構成情報木はグループID「1」で識別され、会社内の「組織」を表している。
また、図7に示した木構造はグループID「2」で識別され、会社内の「配置(場所)」を表している。
例えば、図6に示した木構造内のレベル「1」の階層は「会社」全体を表し、レベル「2」の階層は、会社内の「部門」を表している。
また、図7に示した木構造内のレベル「1」の階層は「配置」全体を表し、レベル「2」の階層は会社内の事業所がある「地区」を表し、レベル「3」の階層は会社内の「事業所」を表している。
仮想計測点定義テーブル141は、実計測点に対応付けて仮想計測点を定義したデータの一例である。
仮想計測点定義テーブル141は、「仮想計測点ID」901、「仮想計測点名称」902、「仮想計測点定義」903、「代替計測点フラグ」904を対応付けたレコードを備える。
「仮想計測点ID」901は、仮想計測点を識別する識別子を示す。
「仮想計測点ID」901は、構成情報テーブル142の仮想計測点ID805に相当する。
「仮想計測点名称」902は、仮想計測点の内容を表す仮想計測点名を示す。
仮想計測点名称は、ノード名称と一致していなくても良い。
「仮想計測点定義」903は、実計測点または他の仮想計測点に対応付けて仮想計測点の定義を示す。
「代替計測点フラグ」904は、仮想計測点定義に代替計測点を含むか否かのフラグを示す。
特に会社全体の様な大規模な組織の場合、その消費電力を直接計測するための計測機器は存在せず、「全社電力」は実際には設けられていない仮想的な計測点である。
そこで、仮想計測点「#1」の消費電力は、下位の組織の仮想計測点「#2」(管理部門電力)の消費電力と「#10」(○事業部門電力)の消費電力と「#20」(△事業部門電力)の消費電力との和と等しい。
すなわち、仮想計測点「#1」は「#2+#10+#20」という定義式で定義される。
仮想計測点「#201」の消費電力は、東京第1棟変電設備を表す実計測点「$1」で計測された消費電力に等しい。
代替計測点とは、本来の仮想計測点定義式または実計測点の他に、その仮想計測点の計測値を読み出すための列が、計測値テーブル144に定義されている計測点である。
すなわち、代替計測点が定義されている場合は、実計測点同様に、計測値テーブル144の対応する列から直接計測値を読み出すことができる。
仮想計測点定義に、代替計測点が定義されているか否かは、代替計測点フラグ904にも設定する。
代替計測点の詳細は後述する。
以下、代替計測点の識別子である代替計測点IDを「%x」と記すこととする。
ここで、「x」は任意の整数値である。
図12では、代替計測点「%1」、「%2」、「%3」及び「%4」が記述されているが、代替計測点は運用段階のS13(図20)において計測値テーブル設計部121が設定するので、代替計測点「%1」、「%2」、「%3」及び「%4」は、S13の処理が行われた後に、計測値テーブル144に記述される。
計測値テーブル設計情報143は、実計測点または代替計測点と、計測値テーブル144との対応関係を定義したデータの一例である。
計測値テーブル設計情報143は、「計測点ID」1001、「DBサーバ名」1002、「データベース名」1003、「テーブル名」1004、「列名」1005、「データ型」1006を対応付けたレコードを備える。
「計測点ID」1001は、実計測点IDまたは代替計測点IDを示す。
「DBサーバ名」1002は、計測値テーブル144が定義されているデータベース管理システムが存在するサーバ名を示す。
「データベース名」1003は、計測値テーブル144が定義されているデータベース名を示す。
「テーブル名」1004は、計測値テーブル144の実際のテーブル名を示す。
なお、「DBサーバ名」1002、「データベース名」1003、「テーブル名」1004は例であり、実計測点または代替計測点と対応づく計測値テーブル144のテーブルが一意に特定できる情報が設定されていればよい。
「列名」1005は、実計測点または代替計測点の計測値が格納されている計測値テーブル144上の列名を示す。
「データ型」1006は、計測値のデータ型を示す。
代替計測点定義テーブル143Aは、「代替計測点ID」1011、「代替計測点定義」1012を対応付けたレコードを備える。
「代替計測点ID」1011は、代替計測点IDを示す。
「代替計測点定義」1012は、代替計測点の計測データを算出するための代替計測点定義を示す。
代替計測点定義は、単一の実計測点の計測データ、または実計測点と代替計測点の計測データの演算式からなる。
代替計測点定義の詳細は後述する。
その場合は、テーブルを列方向に分割して、実計測点の計測データを複数のテーブルに分散して管理する対策が考えられる。
このとき、どの実計測点の計測データを、どのテーブルに格納するかの方法として、ある一つの構成情報木に着目して、その部分木の単位でテーブルを分割する方法が考えられる。
例えば、「配置」の構成情報に着目し、構成情報木を「事業所」毎の部分木に分割し、「東京事業所」に関連する計測データを格納するテーブルと、「神奈川事業所」に関連する計測データを格納するテーブルと、「埼玉事業所」に関連する計測データを格納するテーブルに分割する。
この場合、計測値の集計及び分析の範囲が事業所内に納まっている場合は、集計及び分析処理の効率低下の問題は発生しない。
一方で、「配置」以外の構成情報に従って集計及び分析を行おうとした場合に集計及び分析処理の効率が低下する場合がある。
実際の場合、ほとんどの仮想計測点や実計測点が、複数の構成情報木と関連付くことが考えられる。
ここで、仮に「○事業部門」に属する各部が全国各地の事業所に存在した場合、「○事業部門」に関する計測データの集計及び分析のために複数の計測値テーブル144からの計測値の読み出しが必要となる。
また、構成情報木の上位のノードに対応した仮想計測点の場合、例えば上記の「配置」の構成情報に着目して計測値テーブル144を分割した場合の「会社」や「関東地区」の場合、その計測データを仮想計測点定義式により算出する場合は、常に複数の計測値テーブル144からの計測値の読み出しが必要となる。
このような、集計及び分析に必要な計測データが複数の計測値テーブル144に分散している状態を、ここでは計測データの断片化と呼ぶこととする。
なお、代替計測点は計測値テーブル設計部121が定義するため、この時点で仮想計測点定義には代替計測点は定義されていない状態である。
また、計測値テーブル設計情報143には、実計測点の「計測点ID」1001と、「データ型」1006は設定されているものとする。
C:計測値テーブル144の1テーブルの中で、計測データを格納可能な列数
木のサイズ:その木に含まれる全ノードの数
木の実サイズ:その木に関連付くユニークな実計測点及び代替計測点の数
図15及び図16は、実施の形態1における、計測値テーブル設計部121での、計測値テーブル設計情報143の生成処理の流れを示すフローチャートである。
また、計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル、部分構成情報木管理テーブルを作成及び初期化する。
これらのテーブルは、計測値テーブル設計部121が独自に備える一時記憶装置に作成してもよいし、計測データ管理装置100上の一時記憶装置上に作成してもよい。
計測点管理情報テーブル1200は、「計測点ID」1201と、「自ノードID」1202、「根ノードID」1203、「列名」1204、「代替計測点定義」1205を対応付けたレコードを備える。
「計測点ID」1201は、実計測点IDまたは代替計測点IDを示す。
「自ノードID」1202は、「計測点ID」1201により指定される実計測点IDを直接含む仮想計測点定義を持つ仮想計測点に関連付いた全てのノードのノードIDを示す。
例えば、図12の仮想計測点定義テーブル141において、仮想計測点ID「#201」の仮想計測点定義903は「$1」であり、直接実計測点IDを含んでいる。
その場合、構成情報テーブル142から、仮想計測点ID「#201」に関連付くノードID 801として「201」を抽出し、「自ノードID」1202に設定する。
一方、図12の仮想計測点定義テーブル141において、仮想計測点ID「#1」の仮想計測点定義903は、全て仮想計測点の計測データの演算式からなるため、実計測点IDを直接含まない。
図17の計測点管理情報テーブル1200の「根ノードID」1203は、「計測点ID」1201により指定される実計測点または代替計測点が関連付く部分構成情報木の根ノードIDを示す。
実計測点または代替計測点が、複数の部分構成情報木に関連付く場合は、根ノードIDには、その関連付く全ての部分構成情報木の根ノードのノードIDを設定する。
その関連付く全ての部分構成情報木のサイズが1(ノード1個)の場合、またはいずれの部分構成情報木とも関連づかない場合は、「null」を設定する。
「列名」1204は、「計測点ID」1201により指定される計測データを格納する計測値テーブル144上の列名を示す。
「代替計測点定義」1205は、代替計測点の計測データを算出するための定義式を示す。
代替計測点定義の定義式は、単一の実計測点の計測データ、または実計測点と代替計測点の計測データの演算式からなる。
部分構成情報木管理テーブル1210は、「部分構成情報木ID」1211、「根ノードID」1212、「部分構成情報木グループID」1213、「確定フラグ」1214、「DBサーバ名」1215、「データベース名」1216、「テーブル名」1217を対応付けたレコードを備える。
「部分構成情報木ID」1211は、部分構成情報木を一意に識別するための識別子を示す。
「根ノードID」1212は、部分構成情報木IDにより識別される部分構成情報木の根ノードのノードIDを示す。
「部分構成情報木グループID」1213は、関連する部分構成情報木の集合(部分構成情報木グループ)を一意に識別するための識別子を示す。
第2の確定状態と判定された複数の部分構成情報木に対して、同一の「部分構成情報木グループID」が設定される。
「確定フラグ」1214は、「部分構成情報木ID」1211により識別される部分構成情報木が確定しているか否かを示す。
「DBサーバ名」1215、「データベース名」1216、「テーブル名」1217は、それぞれ、計測値テーブル144のDBサーバ名、データベース名、テーブル名を示す。
これは、「部分構成情報木ID」1211により識別される部分構成情報木に関連付いた実計測点または代替計測点の計測データを格納するテーブルを一意に識別するための情報で、図13の計測値テーブル設計情報143の「DBサーバ名」1002、「データベース名」1003と同じものである。
そして、「第1の確定状態」及び「第2の確定状態」のいずれにも該当しない部分構成情報木を、「確定していない部分構成情報木」と呼ぶ。
実サイズがC以下の部分構成情報木T1であって、関連付く全ての実計測点または代替計測点が、他の部分構成情報木T2と関連付いていない。
計測点管理情報テーブル1200において、関連付く全ての実計測点または代替計測点の根ノードIDが部分構成情報木T1の根ノードだけである。
実サイズがC以下の部分構成情報木T1に関連付く全ての実計測点または代替計測点が、他の部分構成情報木T2と関連付いていた場合であっても、部分構成情報木T1、T2に関連付いた実計測点のユニークな(重複を除外した)数がC以下である。
ある部分構成情報木T1に関連付いた実計測点N1が、他の部分構成情報木T2にも関連付いており、部分構成情報木T2に関連付いた他の実計測点N2がさらに別の部分構成情報木T3に関連付いていた場合は、部分構成情報木T1、T2、T3のいずれかに関連付く全ての実計測点または代替計測点のユニークな数を計測し、その数がC以下であれば第2の確定状態である。
次に各実計測点IDに対して、関連する構成情報木を抽出し、その根ノードのノードIDを根ノードID1203に設定する。
そのために、計測値テーブル設計部121は、仮想計測点定義テーブル141の仮想計測点定義903を探索して、該当する実計測点IDを含む仮想計測点定義に対応する仮想計測点ID901を全て抽出する。
次に、その仮想計測点IDが関連付くグループID803を、構成情報テーブル142から全て抽出する。
最後に、抽出したグループIDに属するノードIDの内、根ノードのノードIDを抽出し、計測点管理情報テーブル1200の根ノードID1203に設定する。
また、ある木の実サイズを知るためには、計測点管理情報テーブル1200の根ノードID1203の中に、その木の根ノードIDが出現する回数を数え上げればよい。
この時の部分構成情報木IDとして、構成情報テーブル142のグループID803を使用してもよい。
このステップの一例として、以下の手順がある。
(1)計測値テーブル設計部121は、全ての部分構成情報木の中から、実サイズがCを超える部分構成情報木Tを1個選択する。
(2)計測値テーブル設計部121は、選択した部分構成情報木Tを根ノードと、その根ノードの子のノードを新たな根ノードとする部分木に分割する。
そして、計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル1200、部分構成情報木管理テーブル1210を更新する。
この手順の詳細は後述する。
(3)計測値テーブル設計部121は、(1)〜(2)の操作を、実サイズがCを超える部分構成情報木が存在しなくなるまで繰り返す。
そして、計測値テーブル設計部121は、部分構成情報木T´を根ノードRと、その子ノードを新たな親とする部分構成情報木とに分割する。
ここで、選択した部分構成情報木T´の分割では、ステップS1102の(2)と同様の手順が適用される。
すなわち、計測値テーブル設計部121は、構成情報テーブル142より、根ノードRのノードIDに関連する仮想計測点ID805を抽出する。
そして、計測値テーブル設計部121は、仮想計測点定義テーブル141から、その仮想計測点IDの仮想計測点定義903を抽出し、実計測点を直接含むかチェックする。
チェックの結果、直接含む場合(YES)は、処理はステップS1109に進む。
直接含まない場合(NO)は、処理はステップS1107に進む。
「実計測点を直接含む」とは、仮想計測点定義903が1つの実計測点で定義されている場合をいう。
仮想計測点定義903が、複数の実計測点で定義されている場合、仮想計測点のみで定義されている場合、実計測点と仮想計測点との組合せで定義されている場合は、直接含まない(NO)と判定される。
計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル1200に新規のレコードを追加し、「計測点ID」1201として新たに割り当てた代替計測点IDを、「自ノードID」1202に設定し、「根ノードID」1203に根ノードRのノードIDを設定する。
「列名」1204は後から設定される。
「代替計測点定義」1205には、その代替計測点の計測データを算出するための定義式が設定される。
さらに、計測値テーブル設計部121は、その抽出した仮想計測点定義903の定義式に、仮想計測点IDが含まれなくなるまで、再帰的に定義式を展開した上で、展開結果を「代替計測点定義」1205に設定する。
計測値テーブル設計部121は、上記のステップS1107における手順と同様にして、根ノードRのノードIDに関連する仮想計測点定義903を特定し、そこに根ノードRに割り当てた代替計測点IDを追加する。
計測値テーブル設計部121は、根ノードRに対応するレコードを生成し、新たに部分構成情報木IDを割り当て、「部分構成情報木ID」1211に設定する。
また、計測値テーブル設計部121は、根ノードRのノードIDを「根ノードID」1212に設定する。
さらに、計測値テーブル設計部121は、新たに部分構成情報木にグループIDを割り当て、「部分構成情報木グループID」1213に設定する。
全ての部分構成情報木が確定していた場合(「確定フラグ」904が立っていた場合、YES)は、処理はステップS1111に進む。
確定していない部分構成情報木が存在する場合(NO)は、処理はステップS1103に戻る。
まず、計測値テーブル設計部121は、部分構成情報木管理テーブル1210において、同じ「部分構成情報木グループID」1213が設定されているレコードには、同じ「DBサーバ名」1215、「データベース名」1216、「テーブル名」1217を設定する。
計測値テーブル設計部121は、異なる「部分構成情報木グループID」1213が設定されているレコードには、少なくとも、「DBサーバ名」1215、「データベース名」1216、「テーブル名」1217のいずれかが異なる値を設定する。
続けて、計測値テーブル設計部121は、同じ部分構成情報木グループに属する部分構成情報木の根ノードIDを、「根ノードID」1212から抽出し、計測点管理情報テーブル1200の「根ノードID」1203に、その根ノードIDが設定されている計測点に対して、ユニークな「列名」1204を割り当てる。
すなわち、下記の通りに設定する。
計測点管理情報テーブル1200の「計測点ID」1201
→ 計測値テーブル設計情報143の「計測点ID」1001
部分構成情報木管理テーブル1210の「DBサーバ名」1215
→ 計測値テーブル設計情報143の「DBサーバ名」1002
部分構成情報木管理テーブル1210の「データベース名」1216
→ 計測値テーブル設計情報143の「データベース名」1003
部分構成情報木管理テーブル1210の「テーブル名」1217
→ 計測値テーブル設計情報143の「テーブル名」1004
計測点管理情報テーブル1200の「列名」1204
→ 計測値テーブル設計情報143の「列名」1005
計測点管理情報テーブル1200の「計測点ID」1201の中の代替計測点ID
→ 代替計測点定義テーブル143Aの「代替計測点ID」1011
計測点管理情報テーブル1200の「代替計測点定義」1205
→ 代替計測点定義テーブル143Aの「代替計測点定義」1012
ここで、計測値テーブル設計情報143の、代替計測点の「データ型」1006は、その代替計測点に関連する実計測点の「データ型」1006を基に設定することができる。
そのため、上記のステップS1103、S1104においては、計測値テーブル設計部121は、部分構成情報木のサイズが大きい木を優先的に選択して分割している。
上記のステップS1103、S1104において、木のサイズではなく、木の実サイズを基準として部分構成情報木Tを選択してもよい。
また、根ノードの子のノードの数が最も多い部分構成情報木を選択するようにしてもよい。
根ノードの子ノードの数が多い程、1回の部分構成情報木への分割によって、より小さい部分構成情報木に分割されるため、全ての部分構成情報木が確定するまでのステップ数の削減の効果が期待できる。
また、予め木のサイズ、または実サイズ、または根ノードの子のノードの数の閾値を設けておき、その閾値を超える部分構成情報木の中で、最初に見つかった部分構成情報木を選択するようにしてもよい。
これにより、分割する部分構成情報木の候補の探索に要する時間の削減の効果が期待できる。
また、予め根ノードの子のノードの数、または木のサイズ、または木の実サイズの閾値を設けておき、その閾値を超える部分構成情報木の中で、最初に見つかった部分構成情報木を選択するようにしてもよい。
すなわちステップS1102の(2)の手順の詳細を示すものである。
それらのレコードのノードをRiとする。
そして、計測値テーブル設計部121は、該当するレコードの「親ID」802を「null」に設定する。
まず、計測値テーブル設計部121は、ステップS1302において抽出されたノードRiのレコードのノードIDのいずれかを選択する。
そして、計測値テーブル設計部121は、構成情報テーブル142において、その選択したノードIDから順に子ノードのノードIDを探索し、該当するレコードの「レベル」804から1を引く。さらに、計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル1200の「自ノードID」1202に含まれるノードIDを検出したところで、その計測点管理情報テーブル1200のレコードの「根ノードID」を、元のIDに替えて、その選択したノードIDを設定する。
計測値テーブル設計部121は、この操作を、ステップS1302において抽出された全レコードのノードIDに対して繰り返す。
計測値テーブル設計部121は、各部分構成情報木Tiに対応するレコードを生成し、新たに部分構成情報木IDを割り当て、「部分構成情報木ID」1211に設定する。
また、計測値テーブル設計部121は、部分構成情報木Tiの根ノードRiのノードIDを「根ノードID」1212に設定する。さらに、計測値テーブル設計部121は、新たに部分構成情報木のグループIDを割り当て、「部分構成情報木グループID」1213に設定する。
確定した複数の部分構成情報木が、同じ実計測点または代替計測点に関連付いていた場合は、計測値テーブル設計部121は、それらの部分構成情報木の「部分構成情報木グループID」1213に、同じ部分構成情報木グループIDを割り当て設定する。
また、異なる部分構成情報木グループに属する確定した部分構成情報木であっても、それらに関連付いた実計測点または代替計測点のユニークな数がC以下であった場合は、計測値テーブル設計部121は、同じ部分構成情報木グループIDを設定し直してもよい。
1個以上の実計測点Pが複数の確定していない部分構成情報木に関連付いていた場合であっても、その実計測点Pを独立した計測点とみなして、異なる代替計測点IDを割り当てることで、部分構成情報木を確定させることができる。
すなわち、計測値テーブル設計部121は、実計測点Pの計測データを、複数の計測値テーブル144に格納する。
ただし、そのような実計測点Pの数が多い場合は、多くの計測データを二重、三重に重複して記憶することになり、ストレージ容量の無駄である。
そこで、計測値テーブル設計部121は、予め重複可能な計測点の数を閾値として設定しておき、複数の確定していない部分構成情報木に関連付いている実計測点の数がその閾値を超えない場合は、計測点管理情報テーブル1200にレコードを追加し、実計測点Pに新たに代替計測点IDを割り当て、「計測点ID」1201にその代替計測点IDを設定する。
同時に、計測値テーブル設計部121は、そのレコードの「代替計測点定義」1205には、元の実計測点IDを設定する。
そして、計測値テーブル設計部121は、その実計測点Pに関連付いていた部分構成情報木については、そのまま確定させる。
実計測点Pに異なる代替計測点IDを割り当てることにより、実計測点Pに関連付いていた部分構成情報木を、独立した部分構成情報木とみなすことができ、これらの部分構成情報木が第1の確定状態または第2の確定状態を満たす場合には、当該部分構成情報木を確定させることができる。
実計測点6は、部分木データ1101と部分木データ1102の両方に関連付いている。
図25の例では、1つの計測値テーブルの列数は8個であり、部分木データ1101と部分木データ1102に関連付く実計測点の数は11であるため、図24に示した第2の確定状態には該当しない。
図25の例では、複数の部分木データに関連付いている実計測点の数が閾値を超えないので、部分木データ1101と部分木データ1102は、それぞれ第3の確定状態にあると判定される。
そして、実計測点6は、部分木データ1101の計測値テーブルと、部分木データ1102の計測値テーブルの双方に割当てられる。
実計測点の数の閾値は、ユーザが任意に決定することができる。
構成情報木1131にはグループID=1が設定され、構成情報木1132にはグループID=2が設定されている。
図26及び図28において、輪郭が二重になっているノードは、実計測点と直接関連付いているノードである。
図27は、図26の構成情報木1131の構成情報テーブル(図10の構成情報テーブル142に相当)であり、図29は、図28の構成情報木1132の構成情報テーブルである。
構成情報木1131と構成情報木1132は、図30に示すように、実計測点$1〜$15と関連付いている。
図31は、構成情報木1131の仮想計測点定義テーブル(図12の仮想計測点定義テーブル141に相当)であり、図32は、構成情報木1132の仮想計測点定義テーブルである。
図33は、構成情報木1131の一時構成情報テーブルであり、図34は、構成情報木1132の一時構成情報テーブルである。
図35は、構成情報木1131と構成情報木1132の計測点管理情報テーブル(図17の計測点管理情報テーブル1200に相当)である。
図36は、計測値テーブル設計部121が構成情報木1131と構成情報木1132の分割を開始する前の部分構成情報木テーブル(図18の部分構成情報木管理テーブル1210に相当)である。
以下では、実サイズC=8、すなわち、計測値テーブル144に計測値を格納可能な実計測点(計測機器)の数が8個であると仮定する。
そして、計測値テーブル設計部121は、構成情報木1131の一時構成情報テーブル(図33)のノード「A02」〜「A39」の「レベル」から1を引く(S1303)。
この結果、構成情報木1131の一時構成情報テーブルは図37のように更新される。
また、計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル(図35)内の根ノードID欄に「1」(根ノード「A01」のID)が記述されているレコードの根ノードIDを更新する(S1303)。
この結果、計測点管理情報テーブルは、図38のように更新される。
なお、この時点では、ノード「A02」を根ノードとする部分木もノード「A03」を根ノードとする部分木も、確定していない。
ノード「A02」を根ノードとする部分木と直接関連付いている実計測点は、実計測点1〜7であるため、実サイズは7であるが、実計測点1〜7は、構成情報木1132にも関連付いている。
このため、ノード「A02」を根ノードとする部分木は、第1の確定状態になっていない。
構成情報木1132は、この時点では、分割されていないので、実計測点1〜7と関連付いている構成情報木1132は実計測点8〜15にも関連付いているので、第2の確定状態にもなっていない。
また、構成情報木1132は、第3の確定状態にもなっていない。
ノード「A03」を根ノードとする部分木と直接関連付いている実計測点は、実計測点8〜14であるため、実サイズは7であるが、実計測点8〜14は、構成情報木1132にも関連付いている。
このため、ノード「A03」を根ノードとする部分木は、第1の確定状態になっていない。
構成情報木1132は、この時点では、分割されていないので、実計測点8〜14と関連付いている構成情報木1132は実計測点1〜7及び15にも関連付いているので、第2の確定状態にもなっていない。
また、構成情報木1132は、第3の確定状態にもなっていない。
このため、部分構成情報木テーブルは図39のように更新される。
図39の部分構成情報木テーブルでは、根ノード「A01」のみで構成される部分木では確定フラグが「1」となっているが、それ以外の部分木では確定フラグが「0」である。
そして、計測値テーブル設計部121は、構成情報木1132の一時構成情報テーブル(図34)のノード「B11」〜「B44」の「レベル」から1を引く(S1303)。
この結果、構成情報木1132の一時構成情報テーブルは図40のように更新される。
また、計測値テーブル設計部121は、計測点管理情報テーブル(図38)内の根ノードID欄に「101」(根ノード「B01」のID)が記述されているレコードの根ノードIDを更新する(S1303)。
この結果、計測点管理情報テーブルは、図41のように更新される。
なお、この時点では、全ての部分木が確定する。
ノード「A02」を根ノードとする部分木とノード「B11」を根ノードとする部分木に関連付いている実計測点のユニークな数は7個であるため、ノード「A02」を根ノードとする部分木とノード「B11」を根ノードとする部分木は第2の確定状態に該当する。
ノード「A03」を根ノードとする部分木とノード「B12」を根ノードとする部分木とノード「B13」を根ノードとする部分木に関連付いている実計測点のユニークな数は8個であるため、ノード「A03」を根ノードとする部分木とノード「B12」を根ノードとする部分木とノード「B13」を根ノードとする部分木は第2の確定状態に該当する。
このため、部分構成情報木テーブルは図42のように更新される。
図42の部分構成情報木テーブルでは、全ての部分木において確定フラグが「1」である。
具体的には、計測値テーブル設計部121は、図43に示すように「部分構成情報木グループID」の欄を更新する。
計測値テーブル設計部121は、根ノードの仮想計測点定義に実計測点が直接含まれるかを判断する(S1106)。
図31及び図32の仮想計測点定義テーブルを参照すると、根ノードである「A01」、「A02」、「A03」、「B01」、「B11」、「B12」、「B13」のいずれも、仮想計測点定義に実計測点が直接含まれていない(S1106でNO)。
このため、計測値テーブル設計部121は、「A01」、「A02」、「A03」、「B01」、「B11」、「B12」、「B13」の各々に対して代替計測点の情報を仮想計測点定義テーブルに追加する(S1108)。
また、本例では、全ての部分木の情報が既に部分構成情報木管理テーブルに登録されているので、S1109の処理は省略される。
そして、全ての部分木が確定している(S1110でYES)ので、計測値テーブル設計部121はS1111〜S1113の処理を行う。
S1111〜S1113の処理は、図16を参照して説明した通りなので、ここでは説明を割愛する。
S1113の処理が完了した段階では、仮想計測点定義テーブルが図45及び図46に示すように更新され、計測点管理情報テーブルが図47に示すように更新されている。
図45の仮想計測点定義テーブルでは、仮想計測点ID:#1の仮想計測点定義において代替計測点「%1」が追加され、代替計測点フラグが「1」になっている。
また、仮想計測点ID:#2、#3の仮想計測点定義において代替計測点「%2」、「%3」が追加され、代替計測点フラグが「1」になっている。
同様に、図46の仮想計測点定義テーブルでも、仮想計測点ID:#101、#111、#112、#113の仮想計測点定義において代替計測点「%4」、「%5」、「%6」、「%7」が追加され、代替計測点フラグが「1」になっている。
また、図47の計測点管理情報テーブルでは、計測点ID:%1〜%7のレコードが追加されている。
計測点管理情報テーブル内の代替計測点定義は、例えば、図48に示す手順で導出される。
図48は、%1の代替計測点の導出手順を示している。
図45に示すように、%1の代替計測点は、#1の仮想計測点に対応しており、仮想計測点定義から、#1=#2+#3であり、#2=#11+#12+#13であり、#3=#14+#15+#16である。
このため、%1の代替計測点は、#1=(#11+#12+#13)+(#14+#15+#16)となる。
以降、同様にして、各仮想計測点を仮想計測点定義に従って展開していくと、図48の最終行のような代替計測点定義が得られる。
(a)計測機器により計測された複数の計測データの入力を受け付ける計測データ収集蓄積部と、計測データを格納するため記憶装置を備え、入力された計測データを、記憶装置内に定義された複数の計測値テーブルのいずれかに格納する。
(b)計測機器は、複数の階層(木構造)をもった構成情報と関連付けられている。
(c)上記の構成情報の階層関係に依存して仮想計測点の計測データを算出するための仮想計測点定義を備え、計測値テーブルに格納された計測データと、仮想計測点定義に基づいて仮想計測点の計測データを算出し、出力する計測データ出力部を備える。
(d)上記の構成情報と仮想計測点定義に基づき、構成情報を部分木に分割する計測値テーブル設計部を備える。
(e)計測値テーブル設計部は、さらに、構成情報の1または複数の部分木に関連付いた計測データと、計測値テーブルとを関連付け、その対応情報を計測値テーブル設計情報として記録する。
(f)計測値テーブル設計情報に基づき、記憶装置内に複数のテーブルを定義する、計測値テーブル定義部を備える。
(g)計測データ収集蓄積部は、計測データの識別子と、計測値テーブル設計情報に基づき、その計測データを格納する計測値テーブルを決定する。
(a)構成情報の部分木への分割は、木構造の根ノードと、その根ノードの子のノードを新たな根とする部分木とに分割する。
(b)元の根ノードに、新たに代替計測点の識別子を割り当て、その識別子と、その根ノードに相当する仮想計測点の計測データを算出するための算出式とを計測値テーブル設計情報に記憶する。
計測データ管理装置100はコンピュータであり、計測データ管理装置100の各要素をプログラムで実現することができる。
計測データ管理装置100のハードウェア構成としては、バスに、演算装置1901、外部記憶装置1902、主記憶装置1903、通信装置1904、入出力装置1905が接続されている。
外部記憶装置1902は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。
主記憶装置1903は、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置1904は、例えばNIC(Network Interface Card)である。
入出力装置1905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
プログラムは、図1に示す「〜部」(データ記憶部を除く、以下も同様)として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置1902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置1903にロードされ、演算装置1901はOSを実行しながら、図1に示す「〜部」の機能を実現するプログラムを実行する。
また、本実施の形態の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の抽出」、「〜の分割」、「〜の検知」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」、「〜の生成」、「〜の追加」、「〜の更新」、「〜の入力」、「〜の出力」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置1903にファイルとして記憶されている。
また、暗号鍵・復号鍵や乱数値やパラメータが、主記憶装置1903にファイルとして記憶されてもよい。
Claims (10)
- 計測機器と関連付けられている木構造データを管理するデータ処理装置であって、
各部分木データに関連付けられている計測機器の数が計測値テーブルで計測値を格納できる計測機器の上限数であるテーブル格納機器数以下となるように、前記木構造データを複数の部分木データに分割するデータ分割部と、
前記データ分割部により分割された部分木データが確定状態にあるか否かを判断する状態判断部と、
前記状態判断部により確定状態にあると判断された部分木データに対して、当該部分木データに関連付けられている計測機器からの計測値を格納する計測値テーブルを割り当てるテーブル割り当て部とを有し、
前記状態判断部は、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器が他のいずれの部分木データにも関連付けられておらず、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データが第1の確定状態にあると判断し、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木データにも関連付けられ、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木データに関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第2の確定状態にあると判断し、
第1の確定状態及び第2の確定状態のいずれにもないと判断した部分木データを前記データ分割部に更に複数の部分木データに分割させることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記状態判断部は、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木データにも関連付けられ、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木データに関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数が前記テーブル格納機器数を超え、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとに重複して関連付けられている計測機器の数が所定数以下である場合であって、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第1または第2の確定状態にあると判断できる場合に、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第3の確定状態にあると判断し、
第1の確定状態及び第2の確定状態及び第3の確定状態のいずれにもないと判断した部分木データを前記データ分割部に更に複数の部分木データに分割させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記データ処理装置は、
複数のノードが含まれる木構造データを管理し、
前記データ分割部は、
前記複数の部分木データとして、根ノードのみの部分木データと、前記根ノードの子ノードを新たな根ノードとする2つ以上の部分木データの各々とに分割し、
前記状態判断部は、
根ノードのみの部分木データを除く全ての部分木データが確定状態になるまで、根ノードのみの部分木データを除く確定状態にない部分木データを前記データ分割部に更に複数の部分木データに分割させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記データ処理装置は、
計測値の集計の単位となる複数のノードが含まれ、各ノードに対して、計測機器の計測値に直接関連付けられている識別子である実計測点及び実計測点に直接又は間接に関連付けられている識別子である仮想計測点の少なくともいずれかが含まれる、計測値の集計のための計算式が定義されている木構造データを管理し、
前記データ処理装置は、更に、
前記データ分割部により分割された部分木データの根ノードの計算式に含まれる計測点が実計測点1つのみであるか否かを判断し、
前記根ノードの計算式に含まれる計測点が実計測点1つのみでない場合に、集計指示がある前に計測値の集計のための計算を予め行っておくことが必要である旨を示す識別子である代替計測点を前記根ノードに関連付けることを特徴とする代替計測点設定部を有することを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。 - 前記代替計測点設定部は、
前記根ノードの計算式に仮想計測点が含まれる場合に、当該仮想計測点が直接又は間接に関連付いている実計測点を用いて、実計測点のみが含まれ、前記根ノードの計算式と同じ計算結果が得られる代替計算式を生成し、
前記代替計測点に前記代替計算式を関連付けることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。 - 前記データ処理装置は、更に、
前記代替計測点が関連付けられている根ノードに対して、当該根ノードについての集計指示がある前に計測値の集計のための計算を予め行い、計算結果を前記代替計測点に関連付ける代替計測点計算部を有することを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。 - 前記テーブル割り当て部は、
前記状態判断部により前記第1の確定状態にあると判断された1つの部分木データに、1つの計測値テーブルを割り当て、
前記状態判断部により前記第2の確定状態にあると判断された複数の部分木データに、1つの計測値テーブルを割り当てることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記テーブル割り当て部は、
前記状態判断部により前記第3の確定状態にあると判断された複数の部分木データの各々に、1つの計測値テーブルを割り当て、
前記複数の部分木データに重複して関連付けられている計測機器からの計測値をそれぞれの部分木データの計測値テーブルに格納させることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。 - 計測機器と関連付けられている木構造データを管理するコンピュータが行うデータ処理方法であって、
前記コンピュータが、各部分木データに関連付けられている計測機器の数が計測値テーブルで計測値を格納できる計測機器の上限数であるテーブル格納機器数以下となるように、前記木構造データを複数の部分木データに分割するデータ分割処理と、
前記コンピュータが、前記データ分割処理により分割された部分木データが確定状態にあるか否かを判断する状態判断処理と、
前記コンピュータが、前記状態判断処理により確定状態にあると判断された部分木データに対して、当該部分木データに関連付けられている計測機器からの計測値を格納する計測値テーブルを割り当てるテーブル割り当て処理とを有し、
前記状態判断処理において、
前記コンピュータが、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器が他のいずれの部分木データにも関連付けられておらず、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データが第1の確定状態にあると判断し、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木データにも関連付けられ、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木データに関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第2の確定状態にあると判断し、
前記データ分割処理において、
前記コンピュータが、
前記状態判断処理で第1の確定状態及び第2の確定状態のいずれにもないと判断した部分木データを更に複数の部分木データに分割することを特徴とするデータ処理方法。 - 計測機器と関連付けられている木構造データを管理するコンピュータに、
各部分木データに関連付けられている計測機器の数が計測値テーブルで計測値を格納できる計測機器の上限数であるテーブル格納機器数以下となるように、前記木構造データを複数の部分木データに分割するデータ分割処理と、
前記データ分割処理により分割された部分木データが確定状態にあるか否かを判断する状態判断処理と、
前記状態判断処理により確定状態にあると判断された部分木データに対して、当該部分木データに関連付けられている計測機器からの計測値を格納する計測値テーブルを割り当てるテーブル割り当て処理とを実行させ、
前記状態判断処理において、
前記コンピュータに、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器が他のいずれの部分木データにも関連付けられておらず、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データが第1の確定状態にあると判断させ、
1つの部分木データに関連付けられている計測機器のうちの少なくとも1つの計測機器が重複して他の部分木データにも関連付けられ、当該1つの部分木データに関連付けられている計測機器の数と当該他の部分木データに関連付けられている計測機器の数との重複を除去した合計数が前記テーブル格納機器数以下である場合に、当該1つの部分木データと当該他の部分木データとが第2の確定状態にあると判断させ、
前記データ分割処理において、
前記コンピュータに、
前記状態判断処理で第1の確定状態及び第2の確定状態のいずれにもないと判断した部分木データを更に複数の部分木データに分割させることを特徴とするプログラム。
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