JP6182598B2 - 複数のサブフレームでリソースを割り当てるためのシステム、方法及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明はワイヤレス通信のシステム及び方法に関し、特に、ワイヤレス通信システムで送信リソースを割り当てるためのシステム及び方法に関する。
モバイル通信システムは、ここ十年ほどにわたり、GSMシステム(Global System for Mobile communications)から3Gシステムへと進化してきており、現在では、回線交換通信のみならずパケットデータ通信も含む。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:third generation partnership project)は、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる第4世代モバイル通信システムを開発しており、LTEでは、コアネットワーク部が、古いモバイル無線ネットワークアーキテクチャの構成要素と、ダウンリンク上の直交周波数分割多重化(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)及びアップリンク上のシングルキャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA:Single Carrier Frequency Division Multiple Access)に基づく無線アクセスインターフェースとの併合に基づく、より簡略化されたアーキテクチャを形成するように進化している。
3GPP定義のUMTS及びLTEアーキテクチャに基づくシステムのような第3及び第4世代モバイル通信システムは、前世代のモバイル通信システムによって提供される単なる音声サービス及びメッセージングサービスよりも高度な一連のサービスをサポートし得る。
例えば、LTEシステムによって提供される改善された無線インターフェース及び拡張データレートがあれば、ユーザは、以前は固定回線データ接続を介してのみ利用可能であったはずのモバイルビデオストリーミング及びモバイルビデオ会議といった高データレートのアプリケーションを享受することができる。そのため、第3及び第4世代ネットワーク展開への要望は強く、これらのネットワークのカバレッジエリア、即ち、ネットワークへのアクセスが可能な地理的な場所は急速に増加すると予想される。
予期された第3及び第4世代ネットワークの広範囲にわたる展開は、利用可能な高データレートを利用するよりはむしろ、代わりにロバストな無線インターフェース及び拡大するカバレッジエリアの遍在性を利用するクラスのデバイス及びアプリケーションの並列的な発展をもたらしている。例としてはいわゆるマシンタイプコミュニケーション(MTC:machine type communication)用途が含まれ、MTC用途のうちには、いくつかの点で、相対的に低頻度で少量のデータを通信する、半自律的又は自律的なワイヤレス通信デバイス(MTCデバイス)に代表されるものがある。例としてはいわゆるスマートメータが含まれ、スマートメータは、例えば、顧客の住宅に設置され、顧客の、ガス、水道、電気などといった公共設備の消費に関連したデータを中央MTCサーバへ周期的に送り返す。スマートメータによる計測は可能なMTCデバイス用途の一例にすぎない。MTCタイプのデバイスの特性に関する詳細は、例えば、ETSI TS 122 368 V10.530(2011−7)/3GPP TS 22.368 version 10.5.0 Release10)[1]のような対応する規格に記載されている。
MTCタイプの端末といった端末が第3又は第4世代モバイル通信ネットワークによって提供される広範囲のカバレッジエリアを利用することは好都合となり得るが、目下のところ不都合な点がある。スマートフォンといった従来の第3又は第4世代移動端末とは異なり、MTCタイプの端末の主要な推進力となるのはそうした端末が比較的に単純で安価であることの要求であろう。MTCタイプの端末によって代表的に果たされるタイプの機能(例えば、相対的に少量のデータの単純な収集及び報告/受信)は、例えばビデオストリーミングをサポートするスマートフォンと比べて、特に複雑な処理の実行を必要としない。しかし、第3又は第4世代モバイル通信ネットワークは、典型的には、高度なデータ変調技術を用い、無線インターフェース上の広帯域幅使用をサポートし、これを実装するためにより複雑で高価な無線送受信機及び復号器を必要とし得る。スマートフォンは、典型的には、典型的なスマートフォンタイプの機能を果たすために高性能のプロセッサを必要とするため、スマートフォンにそうした複雑な要素を含めることは、大抵正当化される。しかし上述のように、現在は、相対的に安価で、単純であり、しかもなおLTEタイプのネットワークを用いて通信し得るデバイスの使用が求められている。
これを想定して、例えば、同時係属中の英国特許出願第1101970.0号明細書[2]、英国特許出願第1101981.7号明細書[3]、英国特許出願第1101966.8号明細書[4]、英国特許出願第1101983.3号明細書[5]、英国特許出願第1101853.8号明細書[6]、英国特許出願第1101982.5号明細書[7]、英国特許出願第1101980.9号明細書[8]、及び英国特許出願第1101972.6号明細書[9]に記載されているように、「ホストキャリア」の帯域幅内で動作するいわゆる「仮想キャリア」の概念が提案されている。仮想キャリアの基礎をなす主原理は、より広帯域幅のホストキャリア内の周波数部分領域が、例えば、すべての制御シグナリングをその周波数部分領域内に含む自己完結型キャリアとして使用するように構成されるというものである。この手法の利点は、相対的に狭い帯域幅上でのみ動作することができる低性能端末デバイスが使用するためのキャリアを提供することである。これによりデバイスは、デバイスが全帯域幅動作をサポートすることを必要とせずにLTEタイプのネットワーク上で通信し得る。復号される必要のある信号の帯域幅を狭めることにより、仮想キャリア上で動作するように構成されたデバイスのフロントエンド処理要件(例えば、FFT、チャネル推定、サブフレームバッファリングなど)が低減される。なぜならば、これらの機能の複雑度は概して、受信される信号の帯域幅に関連しているからである。
しかし、「仮想キャリア」手法のいくつかの実装形態にはいくつかの潜在的な不利がある。例えば、いくつかの提案された手法によれば、利用可能なスペクトルは仮想キャリアとホストキャリアとの間でハードパーティショニング(物理的に分割)される。ハードパーティショニングは、いくつかの理由で非効率的となる可能性がある。例えば、高レートの旧来のデバイスによってサポートされ得るピークデータレートは、高レートデバイスを帯域幅の一部分(全帯域幅ではなく)でしかスケジューリングし得ないために、低減される。また、帯域幅がこのようにして分割される場合には、中継効率の損失があり得る(統計的な多重化損失がある)。
しかも、いくつかの点で、仮想キャリアの手法は、LTEタイプのネットワークの現在の原理からの相対的に大きな逸脱を表す。これは、LTE規格フレームワークに仮想キャリア概念を組み入れるために現在の規格への相対的に大きな変更が必要になり、それによって、これら提案の実装形態を展開する際の実際上の困難が増す可能性があることを意味する。
LTEタイプのネットワーク上で通信するように構成されたデバイスの必要な複雑度を低減するための別の提案が、同時係属中の英国特許出願第1121767.6号明細書[11]及び英国特許出願第1121766.8号明細書[12]で提案されている。これらの出願では、システム周波数帯域上で動作するLTEタイプのワイヤレス通信システムにおいて基地局と低性能端末デバイスとの間でデータを通信するための方式を提案している。低性能端末デバイスのための物理層制御情報は、従来のLTE端末デバイスと同様に、システム周波数帯域全体から選択されたサブキャリアを用いて基地局から送信される。しかし、低性能端末デバイスのための上位層データ(例えばATCユーザプレーンデータ)は、システム周波数帯域より狭い、システム周波数帯域内の限定された周波数帯域内から選択されたサブキャリアのみを用いて送信される。端末デバイスは限定された周波数帯域を知っており、よって、上位層データが送信されている期間中にはこの限定された周波数帯域内のデータをバッファし、処理しさえすればよい。端末デバイスは、物理層制御情報が送信されている期間中には全システム周波数帯域をバッファし、処理する。よって、低性能端末デバイスは、物理層制御情報が広い周波数範囲上で送信されるネットワークに組み入れられ得て、上位層データのためのより狭い範囲の周波数を処理するのに十分なメモリ及び処理容量を有していればよい。
しかし、英国特許出願第1121767.6号明細書[11]及び英国特許出願第1121766.8号明細書[12]で提案されている方式のいくつかの実装形態にはいくつかの潜在的な不利がある。例えば、基地局が利用可能なスケジューリングの柔軟性は、狭められた周波数帯域内で低性能デバイスにリソースを割り当てるという要件のために低減され得る。さらに、少なくとも使用されるべき低減された周波数帯域の選択に柔軟性がある場合には、使用されるべき周波数範囲をネゴシエート(即ち同意)するために基地局と低性能端末デバイスとの間での追加のシグナリングの必要が生じ得る。これは、端末デバイスはフレーム構造のうちのどの部分をバッファすべきか知っており、基地局はこの帯域幅内で低性能端末デバイスのためのリソースを割り当てるべきことを知っているように、低性能端末デバイスと基地局とがどちらも使用されるべき狭められた帯域幅を知っている必要があるからである。
LTEタイプのネットワーク上で通信するように構成されたデバイスの必要な複雑度を低減するための別の提案が、2011年10月10日から2011年10月14日まで中国珠海で開催された3GPP TSG−RAN WG1 #66bis meetingのために提出されたPantechからの討議資料R1−113113[12]で提案されている。提案は、低複雑度端末デバイスが、完全にLTEに準拠したデバイスと比べて限られた数の物理リソースブロックを割り当てられるものである。このスケジューリングの限定は、端末デバイスがそれぞれのターボ復号機能をより単純に実装し得て、それによって必要な処理計算量が低減されることを意味する。しかし、これはターボ復号に必要な処理能力を低減させるのには役立ち得るが、かなりの量のデバイスの処理要件は、ターボ復号に先立つフロントエンドディジタル信号処理機能と関連付けられる。そうしたフロントエンドディジタル信号処理機能には、例えば、FFT/IFFT(高速フーリエ変換/逆高速フーリエ変換)、チャネル推定、等化、ディジタルフィルタリングなどが含まれる。
したがって、相対的に安価で低複雑度のデバイスがLTEタイプのネットワークを用いて通信することを可能にする手法が依然として求められている。
本発明の一態様によれば、基地局と、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で基地局と通信するように構成された複数の端末デバイスとを備える通信システムで基地局を動作させる方法が提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのそれぞれのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、方法は、第1の無線サブフレームの制御領域で、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を送信することと、続いて、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信することと、を含む。
いくつかの実施形態によれば、第2の無線サブフレームは第1の無線サブフレームの後に予め定義される間隔を置いて送信される。
いくつかの実施形態によれば、予め定義される間隔は予め定義されるサブフレームの数と対応する期間である。
いくつかの実施形態によれば、第2の無線サブフレームは第1の無線サブフレームの後に選択可能な間隔を置いて送信され、第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ては選択された間隔の標識と関連付いて送信される。
いくつかの実施形態によれば、選択された間隔の標識はサブフレームの数の標識を含む。
いくつかの実施形態によれば、第1の無線サブフレームの制御領域はさらに、第1の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第2の端末デバイスのための物理リソース割り当てを送信するために使用される。
いくつかの実施形態によれば、第1の端末デバイスは第1のタイプの端末デバイスであり、第2の端末デバイスは第1のタイプと異なる第2のタイプの端末デバイスである。
いくつかの実施形態によれば、第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信され、第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、第1の形式と異なる第2の形式を用いて送信される。
いくつかの実施形態によれば、第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信され、第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、第1の形式と同じ第2の形式を用いて送信される。
いくつかの実施形態によれば、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとは同じタイプである。
いくつかの実施形態によれば、方法は、第1の無線サブフレームの制御領域を送信する前に、第1及び/又は第2の無線サブフレームの制御領域内の利用可能なリソースが端末デバイスのための物理リソース割り当てを伝達するために使用される度合いの見積もりを判定することと、見積もりに基づいて、第2の無線サブフレームでの物理リソース割り当ての標識を伝達するために第1の無線サブフレームを使用することを決定することと、をさらに含む。
いくつかの実施形態によれば、第1の端末デバイスはマシンタイプコミュニケーション(MTC)端末デバイスである。
いくつかの実施形態によれば、通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アーキテクチャに基づいている。
本発明の別の態様によれば、基地局と、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で基地局と通信するように構成された複数の端末デバイスとを備える通信システムで使用するための基地局が提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのそれぞれのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、基地局は、第1の無線サブフレームの制御領域で、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を送信し、続いて、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信するように構成される。
本発明の別の態様によれば、基地局と、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信するように構成された複数の端末デバイスとを備える通信システムを動作させる方法が提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのそれぞれのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達するように構成され、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、方法は、第1の無線サブフレームの制御領域を使用して、第1の無線サブフレームの後に続く第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を伝達することを含む。
本発明の別の態様によれば、基地局と、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信するように構成された複数の端末デバイスとを備える通信システムが提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのそれぞれのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達するように構成され、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、通信システムは、第1の無線サブフレームの制御領域が、第1の無線サブフレームの後に続く第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を伝達するために使用されるように構成される。
本発明の別の態様によれば、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信システムにおいて基地局と通信するために端末デバイスを動作させる方法が提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、方法は、第1の無線サブフレームの制御領域で、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を受信することと、続いて、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の端末デバイスのための物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを受信することと、を含む。
いくつかの実施形態によれば、第2の無線サブフレームは、第1の無線サブフレームの後に予め定義される間隔を置いて受信される。
いくつかの実施形態によれば、予め定義される間隔は、予め定義されるサブフレームの数と対応する期間である。
いくつかの実施形態によれば、第2の無線サブフレームは第1の無線サブフレームの後に選択可能な間隔を置いて受信され、第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ては選択された間隔の標識と関連付いて受信される。
いくつかの実施形態によれば、選択された間隔の標識はサブフレームの数の標識を含む。
いくつかの実施形態によれば、第1の無線サブフレームの制御領域はさらに、第1の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の別の端末デバイスのための物理リソース割り当て を伝達するために使用される。
いくつかの実施形態によれば、端末デバイスは第1のタイプの端末デバイスであり、別の端末デバイスは第1のタイプと異なる第2のタイプの端末デバイスである。
いくつかの実施形態によれば、端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて受信され、別の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、第1の形式と異なる第2の形式である。
いくつかの実施形態によれば、端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて受信され、別の端末デバイスのための物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、第1の形式と同じ第2の形式である。
本発明の別の態様によれば、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信システムにおいて基地局と通信するための端末デバイスが提供され、制御プレーンデータは端末デバイスのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、端末デバイスは、第1の無線サブフレームの制御領域で、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を受信し、続いて、第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の端末デバイスのための物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを受信するように構成される。
本発明の第1の態様及びその他の態様に関連して上述した本発明の特徴及び側面は等しく適用可能であり、上述の特定の組み合わせとしてだけでなく、本発明の異なる態様による本発明の実施形態と適宜組み合わされ得るものであることが理解されるであろう。
次に、本発明の実施形態を、単なる例示として、添付の図面を参照して説明する。図面において類似の部分は対応する参照符号が付与される。
従来のモバイル通信システムの一例を示す概略図である。 従来のLTE無線フレームを示す概略図である。 従来のLTEダウンリンク無線サブフレームの一例を示す概略図である。 従来のLTE「キャンプオン」手続を示す概略図である。 本発明の実施形態によるワイヤレス通信システムを概略的に表す図である。 図5のワイヤレス通信システムで動作する従来の端末デバイスと通信するための2つの任意のダウンリンクサブフレームを概略的に表す図である。 図5のワイヤレス通信システムで本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスと通信するための2つの任意のダウンリンクサブフレームを概略的に表す図である。 本発明の別の実施形態による端末デバイスと通信するための3つの任意のダウンリンクサブフレームを概略的に表す図である。 本発明の別の実施形態による端末デバイスと通信するための2つの任意のダウンリンクサブフレームを概略的に表す図である。
図1は、LTE原理に従って動作し、以下でさらに説明する本発明の実施形態を実装するために適合され得るモバイル通信ネットワーク/システム100の一部の基本的な機能を例示する概略図を提供する。図1の様々な要素及び各要素の動作モードは周知であり、3GPP(RTM)団体によって管理される関連する規格で定義されており、また、この主題に関する多くの書籍、例えば、Holma H.and Toskala A[13]などにも記載されている。以下で具体的に説明されない通信システムの動作的側面は、任意の公知の技法に従って、例えば関連する規格などに従って実装されてよいことが理解されるであろう。
ネットワーク100は、コアネットワーク102に接続された複数の基地局101を含む。各基地局は、その範囲内で端末デバイス104との間でデータが通信され得るカバレッジエリア103(即ちセル)を提供する。データは、無線ダウンリンクを介して、基地局101から各基地局101のカバレッジエリア103内の端末デバイス104へ送信される。データは、無線アップリンクを介して、端末デバイス104から基地局101へ送信される。コアネットワーク102は、それぞれの基地局101を介して、端末デバイス104との間でデータをルーティングし、認証、モビリティ管理、課金などといった機能を提供する。端末デバイスは、移動局、ユーザ機器(UE:user equipment)、ユーザ端末、モバイル無線機などとも称され得る。基地局は、トランシーバ基地局(transceiver station)/NodeB/eNodeBなどとも称され得る。
モバイル通信システム、例えば、3GPP定義のLTEアーキテクチャに従って構成されたモバイル通信システムは、無線ダウンリンクに直交周波数分割多重化(OFDM)ベースのインターフェース(いわゆるOFDMA)を、無線アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重接続方式(SC−FDMA)を使用する。図2は、OFDMベースのLTEダウンリンク無線フレーム201を例示する概略図を示す。LTEダウンリンク無線フレームは、LTE基地局(エンハンスドNodeBと呼ばれる)から送信され、10ミリ秒間続く。ダウンリンク無線フレームは10サブフレームを含み、各サブフレームは1ミリ秒間続く。プライマリ同期信号(PSS:primary synchronisation signal)及びセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronisation signal)はLTEフレームの第1及び第6のサブフレームで送信される。物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)はLTEフレームの第1のサブフレームで送信される。
図3は、従来のダウンリンクLTEサブフレームの一例の構造を例示するグリッドの概略図である。サブフレームは、1ミリ秒の期間にわたって送信される予め決定される数のシンボルを含む。各シンボルは、ダウンリンク無線キャリアの帯域幅にわたって分散された予め決定される数の直交サブキャリアを含む。
図3に示されるサブフレームの例は、14シンボル及び20MHzの帯域幅にわたって展開された1200サブキャリアを含み、この例では、フレーム中の最初のサブフレームである(PBCHを含むため)。LTEでの送信のための最小の物理リソースの割り当ては、1サブフレーム上で送信される12サブキャリアを含むリソースブロックである。明確にするために、図3には各個別リソース要素は示されておらず、その代わり、サブフレームグリッド内の各個別ボックスが1シンボル上で送信される12サブキャリアに対応する。
図3には、4つのLTE端末340、341、342、343のためのリソース割り当てがハッチングで示されている。例えば、第1のLTE端末(UE1)のためのリソース割り当て342は12サブキャリアの5ブロック(即ち60サブキャリア)にわたっており、第2のLTE端末(UE2)のためのリソース割り当て343は12サブキャリアの6ブロック(即ち72サブキャリア)にわたっており、以下同様である。
制御チャネルデータは、サブフレームの最初の「n」シンボルを含むサブフレームの(図3にドットシェーディングで示されている)制御領域300で送信され、nは3MHz以上のチャネル帯域幅では1から3シンボルまで変動し得て、1.4MHzのチャネル帯域幅では2から4シンボルまで変動し得る。具体例を提供するものとして、以下の説明は、3MHz以上のチャネル帯域幅を有するホストキャリアに関するものであり、よって、「n」の最大値は3になる(図3の例と同様に)。制御領域300で送信されるデータは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、及び物理HARQ指示チャネル(PHICH:physical HARQ indicator channel)上で送信されるデータを含む。これらのチャネルは物理層制御情報を送信する。
PDCCHは、サブフレームのどのサブキャリアが特定のLTE端末に割り当てられているかを示す制御データを含む。これは物理層制御シグナリング/データと称され得る。よって、図3に示されるサブフレームの制御領域300で送信されるPDCCHデータは、UE1が参照番号342で識別されるリソースのブロックを割り当てられていること、UE2が参照番号343で識別されるリソースのブロックを割り当てられていること、以下同様を示すはずである。
PCFICHは、制御領域のサイズ(即ち、3MHz以上のチャネル帯域幅では1から3シンボルまで、1.4MHzのチャネル帯域幅では2から4シンボルまで)を示す制御データを含む。
PHICHは、前に送信されたアップリンクデータがネットワークによって正常に受信されたか否かを示すHARQ(Hybrid Automatic Request:ハイブリッド自動再送要求)データを含む。
時間・周波数リソースグリッドの中央帯域310のシンボルは、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を含む情報の送信に使用される。この中央帯域310は、典型的には、72サブキャリアの幅(1.08MHzの送信帯域幅に対応する)である。PSS及びSSSは、検出されると、LTE端末デバイスがフレーム同期を達成し、ダウンリンク信号を送信しているエンハンスドNodeBの物理層セル識別情報を判定することを可能にする同期信号である。PBCHは、セルに関する情報を搬送し、LTE端末がセルに正しくアクセスするために使用するパラメータを含むマスタ情報ブロック(MIB:master information block)を含む。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で個々のLTE端末へ送信されるデータはそのサブフレームの他のリソース要素で送信され得る。概して、PDSCHは、ユーザプレーンデータと非物理層制御プレーンデータ(無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングおよび非アクセス層(NAS:Non Access Stratum)シグナリングなど)の組み合わせを伝達する。PDSCH上で伝達されるユーザプレーンデータ及び非物理層制御プレーンデータは、上位層データ(即ち、物理層より上位の層と関連付けられたデータ)と称され得る。
図3には、システム情報を含み、R344の帯域幅上に広がるPDSCHの領域も示されている。従来のLTEサブフレームは、以下でさらに論じるが、明確にするために図3には示されていない参照信号も含むことになる。
LTEチャネル内のサブキャリアの数は、伝送ネットワークの構成に応じて変動し得る。通常この変動は、1.4MHzチャネル帯域幅内に含まれる72サブキャリアから(図3に概略的に示されるように)20MHzチャネル帯域幅内に含まれる1200サブキャリアまでである。当分野で公知のように、PDCCH、PCFICH、及びPHICH上で送信されるデータは、典型的には、周波数ダイバーシチを可能にするためにサブフレームの全帯域幅にわたるサブキャリア上に分散される。したがって、従来のLTE端末は、制御領域を受信し、復号するためには全チャネル帯域幅を受信することが可能でなければならない。
図4は、LTE「キャンプオン」プロセス、即ち、端末がダウンリンクチャネルを介して基地局によって送られたダウンリンク送信を復号するために従うプロセスを示す。このプロセスを用いて、端末は、セルについてのシステム情報を含む送信の部分を識別し、よって、セルについての構成情報を復号し得る。
図4に示されるように、従来のLTEキャンプオン手続では、端末はまず、中央帯域のPSS及びSSSを用いて基地局と同期し(ステップ400)、次いでPBCHを復号する(ステップ401)。端末は、ステップ400及びステップ401を実行した後には、基地局と同期されている。
サブフレームごとに、端末は次いで、キャリア320の全帯域幅にわたって分散されているPCFICHを復号する(ステップ402)。上述のように、LTEダウンリンクキャリアは最大20MHzまでの幅(1200サブキャリア)であり、標準的なLTE準拠の端末はしたがって、PCFICHを復号するために20MHzの帯域幅での送信を受信し、復号する能力を有する必要がある。したがって、PCFICH復号ステージでは、20MHzのキャリア帯域を用いて、端末は、同期及びPBCH復号に関連したステップ400及びステップ401の間(R310の帯域幅)よりも大きい帯域幅(R320の帯域幅)で動作する。
端末は次いで、PHICHの位置を確認し(ステップ403)、特に、システム情報送信を識別するため、および端末の個人割り当て許可を識別するために、PDCCHを復号する(ステップ404)。割り当て許可は、端末によって、システム情報を探し出し、PDSCH内の端末のデータを探し出すために使用される。システム情報も個人割り当ても、PDSCH上で送信され、キャリア帯域320内でスケジューリングされる。また、ステップ403及びステップ404は、標準的なLTE準拠の端末がキャリア帯域の全帯域幅R320上で動作することも必要とする。
ステップ402からステップ404で、端末は、サブフレームの制御領域300に含まれる情報を復号する。上述のように、LTEでは、上述の3つの制御チャネル(PCFICH、PHICH、及びPDCCH)がキャリアの制御領域300全体にわたって見られ、制御領域は範囲R320にわたり、上述のように各サブフレームの最初の1つ、2つ、又は3つのOFDMシンボルを占める。サブフレームでは、典型的には、制御チャネルは制御領域300内のすべてのリソース要素を使用せず、全領域にわたって散在し、そのため、LTE端末は、3つの制御チャネルの各々を復号するために全制御領域300を同時に受信することが可能でなければならない。
端末は次いで、システム情報又はこの端末のために送信されたデータを含むPDSCHを復号(ステップ405)し得る。
上述のように、LTEサブフレームでは、PDSCHは、概して、制御領域にも、PSS、SSS、又はPBCHが占めるリソース要素にも含まれないリソース要素のグループを占める。図3に示される異なるモバイル通信端末(UE)に割り当てられたリソース要素のブロック340、341、342、343内のデータは全キャリアの帯域幅より小さい帯域幅を有するが、これらのブロックを復号するために、端末はまず、周波数範囲R320全体に展開されるPDCCHを受信して、PDCCHが、PDSCHリソースがそのUEに割り当てられており、復号される必要があることを示しているかどうかを判定する。UEは、全サブフレームを受信すると、次いで、PDCCHによって示される関連周波数範囲内のPDSCH(もしあれば)を復号し得る。よって例えば、上述のUE1は全制御領域300を復号してそのリソース割り当てを判定し、次いで対応するリソースブロック342から関連データを抽出する。
図5に本発明の実施形態による通信システム500を概略的に示す。この例の通信システム500は概ねLTEタイプのアーキテクチャに基づいている。よって、通信システム500の動作の多くの側面は標準的であり、簡潔にするためにここでは詳細に説明しない。ここで具体的に説明しない通信システム500の動作的側面は、任意の公知の技法に従って、例えば、LTE規格に従って実装され得る。
通信システム500は、無線ネットワーク部に結合されたコアネットワーク部(進化型パケットコア)502を含む。無線ネットワーク部は基地局(進化型ノードB)504、第1の端末デバイス508、及び第2の端末デバイス506を含む。実際には無線ネットワーク部は様々な通信セルにまたがるより多数の端末デバイスにサービスする複数の基地局を含み得ることが当然ながら理解されるであろう。しかし、簡略化のために図5には1台の基地局と2台の端末デバイスだけが示されている。
端末デバイス506、508は基地局(トランシーバ基地局)504との間でデータを通信するように構成される。基地局はさらには、コアネットワーク部のサービングゲートウェイ(S‐GW:serving gateway(不図示))に通信可能に接続されており、S‐GWは、基地局504を介した通信システム500内の端末デバイスへのモバイル通信サービスのルーティング及び管理を行うように構成される。モビリティ管理及び接続性を維持するために、コアネットワーク部502はモビリティ管理エンティティ(不図示)も含み、モビリティ管理エンティティは、ホーム加入者サーバ(HSS:home subscriber server)に記憶された加入者情報に基づいて通信システムで動作する通信端末506、508とのエンハンスドパケットサービス(EPS:enhanced packet service)接続を管理する。コアネットワーク内の他のネットワーク構成要素(やはり簡略化のために図示されていない)には、ポリシー及び課金ルール機能(PCRF:policy charging and resource function)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN‐GW:packet data network gateway)が含まれ、PDN‐GWはコアネットワーク部502から外部のパケットデータネットワーク、例えばインターネットへの接続を提供する。上述のように、図5に示される通信システム500の様々な要素の動作は、本明細書で論じる本発明の実施形態による機能を提供するために変更される場合を別として概ね従来通りであり得る。
この例では、第2の端末デバイス506は、基地局504と通信する従来のスマートフォンタイプの端末デバイスであると仮定する。よって、従来と同様に、この第2の端末デバイス506はワイヤレス信号の送受信のための送受信部506a、及びスマートフォン506を制御するように構成された制御部506bを備える。制御部506bは、ワイヤレス通信システム内の機器のための従来のプログラミング法/構成法を用いて所望の機能を提供するように適切に構成され/プログラムされたプロセッサユニットを備えてもよい。送受信部506a及び制御部506bは図5には別個の要素として概略的に示されている。しかしこれらのユニットの機能は多種多様なやり方で、例えば単一の適切にプログラムされた集積回路を用いて提供され得ることが理解されるであろう。理解されるように、スマートフォン506は概して、スマートフォン506の動作機能と関連付けられた様々な他の要素を備える。
この例では、第1の端末デバイス508は本発明の実施形態によるマシンタイプコミュニケーション(MTC)端末デバイスであると仮定する。上述のように、これらのタイプのデバイスは、典型的には、少量のデータを通信する半自律的、又は自律的なワイヤレス通信デバイスとして特徴付けられ得る。例としてはいわゆるスマートメータが含まれ、スマートメータは、例えば、顧客の住宅に設置され、情報、即ち、顧客の、ガス、水道、電気などといった公共設備の消費に関連したデータを中央MTCサーバへ周期的に送り返し得る。MTCデバイスは、いくつかの点で、例えばレイテンシに関して相対的に低いサービス品質(QoS:quality of service)を有する相対的に低い帯域幅の通信チャネルによってサポートされ得るデバイスとみなされ得る。ここでは、図5のMTC端末デバイス508はそうしたデバイスであると仮定する。しかし、本発明の実施形態は他のタイプの端末デバイスについて増やされてもよいことが理解されるであろう。
スマートフォン506の場合と同様に、MTCデバイス508はワイヤレス信号の送受信のための送受信部508a、及びMTCデバイス508を制御するように構成された制御部508bを備える。制御部508bは、ワイヤレス通信システム内の機器のための従来のプログラミング法/構成法を用いて本明細書で説明される所望の機能を提供するように適切に構成され/プログラムされたプロセッサユニットを備えてもよい。送受信部508a及び制御部508bは図5には表現しやすいように別個の要素として概略的に示されている。しかしこれらのユニットの機能は、当分野で確立された手法に従った多種多様なやり方で、例えば単一の適切にプログラムされた集積回路を用いて提供され得ることが理解されるであろう。MTCデバイス508は概して、MTCデバイス508の動作機能と関連付けられた様々な他の要素(例えば、電源、おそらくはユーザインターフェースなど)を備えることが理解されるであろう。
基地局504は、ワイヤレス信号の送受信のための送受信部504a、及び基地局504を制御するように構成された制御部504bを備える。制御部504bは、ワイヤレス通信システム内の機器のための従来のプログラミング法/構成法を用いて本明細書で説明される所望の機能を提供するように適切に構成され/プログラムされたプロセッサユニットを備えてもよい。送受信部504a及び制御部504bは図5には表現しやすいように別個の要素として概略的に示されている。しかしこれらのユニットの機能は、当分野で確立された手法に従った多種多様なやり方で、例えば単一の適切にプログラムされた集積回路を用いて提供され得ることが理解されるであろう。基地局504は概して、基地局504の動作機能と関連付けられた様々な他の要素を備えることが理解されるであろう。例えば、基地局504は概して、通信をスケジューリングする役割を果たすスケジューリングエンティティを備えるであろう。スケジューリングエンティティの機能は、例えば制御部504bに含まれ得る。
よって基地局504は、第1の無線通信リンク510上でスマートフォン506とデータを通信し、第2の無線通信リンク512上でMTCデバイス508とデータを通信するように構成される。どちらの無線リンクも、基地局504と関連付けられた単一の無線フレーム構造内でサポートされ得る。
ここでは基地局504は、LTEベースの通信の確立された原理に従って第1の無線通信リンク510上でスマートフォン506と通信するように構成されると仮定する。基地局は、従来の技法に従って基地局に接続されている異なるクラスの端末デバイスを示す情報を容易に取得し得ることが理解されるであろう。即ち基地局は、スマートフォンが従来のスマートフォンを含むデバイスクラスであり、MTCデバイスがMTCデバイスを含むデバイスクラスであること知っていることになる。
図6は、上述のように確立されたLTE規格に従うスマートフォン506から見た(サブフレーム「n」及びサブフレーム「n+1」として識別された)2つの任意のダウンリンクサブフレームを概略的に表す。各サブフレームは本質的に、図3に表されたものの簡略化バージョンである。よって各サブフレームは、上述のPCFICH、PHICH、及びPDCCHの各チャネルをサポートする制御領域600と、やはり上述したようなシステム情報だけでなく、スマートフォン506といったそれぞれの端末デバイスへ上位層データ(例えばユーザプレーンデータや非物理層制御プレーンシグナリング)も通信するためのPDSCH領域602とを含む。具体例を挙げるために、各サブフレームが関連付けられているキャリアの周波数帯域幅(BW)は20MHzであるとされる。また図6には、スマートフォン506のためのPDSCHダウンリンク割り当て例604も黒いシェーディングで概略的に示されている。定義済みの規格によれば、上述のように、個々の端末デバイスは、サブフレームでの各端末デバイス専用のダウンリンク割り当てを、サブフレームの制御領域600で送信されるPDCCHから導出する。図6に示される任意の例では、スマートフォン506にはサブフレームn内のキャリア周波数の上端近くの20MHz帯域幅の相対的に小さい部分にまたがるダウンリンクリソースが割り当てられており、サブフレーム「n+1」内の下方の周波数で利用可能な20MHzのより大きい部分が割り当てられている。スマートフォンのためのPDSCHリソースの専用の割り当ては、標準的な技法に従い、デバイスのデータの必要性に基づいてネットワーク内のスケジューラによって判定される。
スマートフォン506には典型的には、任意の所与のサブフレーム内の利用可能なPDSCHリソースの一部しか割り当てられないが、スマートフォン506にはこれらのリソースを全PDSCH帯域幅(BW)のどこでも割り当てられ得るはずである。したがってスマートフォンは、第1の例では、各サブフレーム全体を受信し、バッファする。スマートフォン506は次いで各サブフレームを処理することにより、PDCCHを復号してPDSCH上でどんなリソースが割り当てられているかを判定し、次いでサブフレームのPDSCHシンボルの間に受信したデータを処理し、そこから関連上位層データを抽出する。
よって、図6を参照すると、図5に表されたスマートフォン506は、サブフレームごとに、全制御領域600(図6の濃いグレーでシェーディングされた)と、全PDSCH領域602(図6の薄いグレー及び黒でシェーディングされた領域に含まれるリソースで送信される)とをバッファし、制御領域600で伝達された割り当て情報に基づいてPDSCH領域602からスマートフォンに割り当てられた上位層データ(図6の黒くシェーディングされた領域に含まれるリソースで送信される)を抽出する。
典型的には、端末デバイスについてのサブフレームに含まれる全PDSCHリソースのごくわずかな部分にすぎないものを識別し、抽出するために、端末デバイスが各サブフレーム全体をバッファし、処理するという要件が大きな処理オーバーヘッドをもたらすことを発明者は認識している。したがって発明者は、端末デバイス、例えばMTCデバイスが、サブフレームから端末デバイスの上位層データを識別し、抽出するために当該サブフレーム全体をバッファし、処理することを必要とせずに、概ね既存のネットワークの原理に従って動作することを本発明の例示的な実施形態が可能にするための手法を構想した。
これは、本発明のいくつかの実施形態によれば、あるリソース割り当てのタイミングを、そのリソース割り当てに関係した制御データの送信のタイミングに対して、従来の技法と比べて遅延させることによって達成され得る。この手法を便宜的に、「遅延許可」又は「遅延割り当て」手法と称され得る。上述のように、従来の技法によれば、所与のサブフレームの制御領域は当該サブフレーム内のリソースを割り当てるために使用される。例えばLTEシステムでは、サブフレーム「n」内のPDCCHはサブフレーム「n」内のPDSCH上のリソースを割り当てるために使用される。しかし本発明の実施形態によれば、所与のサブフレームの制御領域が異なる後続のサブフレーム内のリソースを割り当てるために使用される代替の手法が構想される。例えばLTEタイプのシステムの一般的なコンテキストでは、サブフレーム「n」内のPDCCHは、あるタイプの端末デバイスでは、サブフレーム「n+X」内のPDSCH上のリソースを割り当てるために使用され得て、Xは非ゼロの正の整数である。この遅延割り当て手法は、端末デバイスに、そのリソース割り当てを識別するための制御データを、割り当てられたリソースが送信される前に受信させ、処理させ得る。端末デバイスはよって、割り当てられたリソースを搬送する後続のダウンリンクサブフレームの関連部分のみを受信し、復号するように構成され得る。即ち端末デバイスは、各サブフレームをバッファして、端末デバイスが制御データを復号した後でそのサブフレームの制御データの割り当て情報で指定された端末デバイスに割り当てられたリソースに確実にアクセスできるようにする必要がない。その代わりに、端末デバイスは、遅延期間中に制御データを復号することにより、どのダウンリンクリソース割り当てが来ることになっているか(もしあれば)を識別し、続いて、関連ダウンリンクサブフレームの対応する部分をしかるべく受信し、処理し得る。
図7は、本発明の実施形態による端末デバイスとデータを通信するための手法を概略的に表す。より具体的には、図7は、本発明の実施形態に従ってMTCデバイス508により解釈される2つの任意のダウンリンクサブフレーム(サブフレーム「n」及びフレーム「n+1」として識別される)を概略的に表している。図7はいくつかの点で図6と類似しており、図6の側面に直接的に対応する図7の側面については繰り返し詳述しない。この例では、MTCデバイス508と通信するために用いられるフレーム構造の要素及び一般原理は、後述するように変更される場合を除いて、従来のスマートフォンデバイス506と通信するために使用される要素フレーム構造と同じであると仮定する。即ち、MTCデバイス508と通信するために使用されるフレーム構造は、PDCCH、PDSCHを含み、一般的なLTE原理に従う。さらに、図5に関連して上述したように、この具体例では、MTCデバイス508及びスマートフォンデバイス506との通信は基地局504からの同じフレーム送信内でサポートされる。即ち基地局は、同じフレームを用いて、従来のスマートフォン506及び本発明の実施形態によるMTCデバイス508と通信する。
図7の各サブフレームの様々な要素は、本質的に、図3に表したものの対応する要素の簡略化バージョンとして表されている。よって各サブフレームは、上述のPCFICH、PHICH、及びPDCCHの各チャネルに対応するチャネルをサポートする制御領域700と、やはり上述したようなシステム情報だけでなく、スマートフォン506およびMTCデバイス508といったそれぞれの端末デバイスへ上位層データ(例えば、ユーザプレーンデータや非物理層制御プレーンシグナリング)も通信するためのPDSCH領域702とを含む。具体例を挙げるために、各サブフレームが関連付けられているキャリアの周波数帯域幅(BW)は20MHzであるとされる。簡略化のために図7には示していないが、PDSCH領域702は、図6に黒いシェーディングで示されているものと同様のスマートフォン508のためのPDSCHダウンリンク割り当てを含んでもよい。関連規格の基礎をなす一般原理によれば、上述のように、本発明の実施形態によるワイヤレス通信システム内で動作するスマートフォン508といった個々の従来の端末デバイスは、サブフレームの各端末デバイス専用のダウンリンク割り当てを、やはり図6に表したように、関連サブフレームの制御領域700のPDCCH上で送信される情報から導出し得る。図7に表す制御領域700は、よって、これらの確立された原理に従って、同じサブフレーム内の、スマートフォン506といった従来の端末デバイスのためのリソース割り当てを識別するために使用され得る。図7に概略的に表すサブフレームによってサポートされる従来のデバイスとの通信のこの側面は、例えば図6を参照して上述したものと同じであってもよい。
しかし、本発明の実施形態によれば、図7に表すサブフレームの制御領域700は、本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスのための遅延リソース割り当て情報も搬送する。よって図7に示される例では、サブフレーム「n」内の制御領域700は、サブフレーム「n+1」内のMTCデバイス508に割り当てられたダウンリンクリソース704についてのリソース割り当て情報を搬送する。MTCデバイス508は、概ね従来通りの技法に従ってサブフレーム「n」内の制御領域700を受信し、復号するように構成される。MTCデバイス508は次いで、サブフレーム「n」からの制御領域を処理することにより、サブフレーム「n」の残りの期間中にMTCデバイス508のリソース割り当てを識別し得る(もしあれば)。これは従来のデバイスについてと同じ一般原理に従って行われてよく、違いは、リソース割り当てが基地局によって送信されるべきサブフレームの違いのみである。即ち従来の端末デバイスについては、サブフレーム「n」の制御領域700で伝達される任意のリソース割り当てがサブフレーム「n」内のPDSCH上のリソース割り当てと関連付けられるが、本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスについては、サブフレーム「n」の制御領域700で伝達されるリソース割り当てがサブフレーム「n+1」内のPDSCH上のリソース割り当てと関連付けられる。よって、サブフレーム「n」の制御領域700を復号し、そこからサブフレーム「n+1」でのリソース割り当て704を識別しているため、MTCデバイス508は、サブフレーム「n+1」の送信の前にすでに、サブフレーム「n+1」内のPDSCHのどのサブキャリアがMTCデバイス508に割り当てられているかを知っている。MTCデバイス508はよって、これらのサブキャリアをしかるべくバッファし、処理し得る。本発明の実施形態に従って動作するMTCデバイス508は、PDSCHリソースが送信される前にどのPDSCHリソースが受信され、復号される必要があるか知っているので、デバイスのリソース割り当てが送信された後でそのリソース割り当てを抽出するためにデバイスがサブフレーム全体をバッファし、処理する必要が生じない。これにより、本発明の実施形態に従って動作するデバイスの処理要件及び記憶要件が簡略化され、それによってデバイスが簡略化され、そのコスト低減が助長される。
図7に示される例では、本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスは、リソース割り当ての標識を伝達するサブフレームに対して1サブフレーム遅延されたサブフレーム内のPDSCH上のリソースを割り当てられる。即ち、サブフレーム「n+1」内のPDSCH上のリソース割り当ての標識がサブフレーム「n」内のPDCCHを用いて伝達される。専門用語の便宜上、これは1サブフレームのリソース割り当ての遅延として簡単に言い換えられ得る。別の例では、割り当てられたリソースは、リソースの割り当てを示す情報の送信に対して別の間隔(別のサブフレーム数)だけ遅延されてよいことが理解されるであろう。この一例が図8に概略的に表されている。
図8は図7と類似しており、図7から理解されるであろう。しかし図8は、図8が図7と同様にサブフレーム「n」及びサブフレーム「n+1」を示していることに加えてサブフレーム「n+2」も概略的に表している点で図7と異なる。
図8に示す例では、サブフレーム「n」の制御領域700は、図7を参照して上述したように、サブフレーム「n」で従来の端末デバイスへ(簡略化のために不図示)、サブフレーム「n+1」で本発明の実施形態による端末デバイスへリソースを割り当てるために使用され得る。しかし、加えて、この例のサブフレーム「n」の制御領域700は、本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスのためのサブフレーム「n+2」内のPDSCH上のリソース割り当て706の標識も搬送する。よって図8に示される例では、サブフレーム「n」内の制御領域700は、サブフレーム「n+1」及びサブフレーム「n+2」内の端末デバイスに割り当てられたダウンリンクリソース704、706についてのリソース割り当て情報を搬送する。これは、本発明の実施形態による端末デバイスが、リソース割り当て情報がそのPDCCH上で送信されるサブフレームに対して異なる遅延を有するサブフレーム内のPDSCH上の物理ダウンリンクリソースを割り当てられ得る例を示すが、別の例では、すべての遅延可能な端末デバイスに同じ遅延が使用される場合もあり得る。遅延の度合いは、それぞれの端末デバイスがPDCCHを処理してPDSCH上の各端末デバイスの割り当てを判定するためにどれほどの時間を必要とするかに従って設定され得る。概して、端末デバイスがPDCCHを正しく復号して割り当てられたサブキャリア上でPDSCHを受信するように端末デバイス自体を構成するために十分な時間を許容するうちは、遅延は可能な限り短いことが好ましい。
多くの場合、端末デバイスが、基地局によって用いられるべき遅延を知っており、遅延に関する情報が基地局504及び端末デバイス508によって確立され、基地局504と端末デバイス508との間で共用され得るいくつかの異なるやり方があれば有益であろう。
いくつかの場合では、遅延はワイヤレス通信システム内で標準化され得る。例えば、本発明の実施形態の実装によるワイヤレス通信システム内で動作すべきあらゆる端末デバイス及び基地局が1サブフレーム(又は他の固定数のサブフレーム)の遅延を想定すべきと決められてもよい。これは単純であるが、柔軟性が限定された手法を提供する。使用されるべき遅延は、予め定義される標準に基づいて様々なやり方で基地局及び端末デバイスによって確立され得ることが理解されるであろう。例えば、遅延を明示的に定義するのではなく、遅延を導出するために機構が定義されてもよい。例えば標準は、本発明の実施形態に従って(例えばデバイスクラスに基づいて)動作すべきすべての端末デバイスが、基地局と端末デバイスの両方に知られている識別子から遅延を導出すると規定してもよい。例えば単純な実装形態では、奇数のIMSIと関連付けられた任意の端末デバイスが第1の遅延を想定し、偶数のIMSIと関連付けられた任意の端末デバイスが第2の遅延を想定してもよい。これは、例えば、ほぼ同時に本発明の実施形態による遅延リソース割り当てを用いて多数の端末デバイスと通信しようとする場合に、利用可能なリソースを共用する際に役立ち得る複数の遅延を用いるための単純な機構を提供する。
しかし、全般的なスケジューリングの柔軟性を高めるために、いくつかの実装形態では、遅延が基地局によって選択され、端末デバイスへ伝達されることが好ましい場合もある。半永久的遅延(例えば、所与の接続の持続期間にわたって固定されたままである遅延)では、これは、セル接続手続の間に行われ得るはずである。端末デバイスの動作能力は典型的には、使用され得る遅延に何らかの限定を課すことになる。例えば、所与の端末デバイスは、ある閾値を下回る持続期間を有する遅延を用いて動作し得ない場合もある。これには、標準化により、例えば、その特定の端末デバイスについて基地局によって使用され得る最小遅延を限定する(例えば端末デバイスのタイプ/クラスに基づいて)ことによって、又は基地局と端末デバイスとの間の能力メッセージの交換に基づいて対応され得る。
しかし、遅延が、例えば現在のトラフィック条件に基づいて基地局スケジューラ機能によりある範囲の可能な遅延の中から選択され得る場合には、概して、前のサブフレーム内のPDCCH上でサブキャリア(即ちリソース割り当て)の標識が送信された後にPDSCH上でユーザプレーンデータ(又は他の上位層データ)を送信するために基地局によって使用されるべき選択された遅延を示すために最も好都合で柔軟なやり方は、割り当てられるべきリソースの標識の送信と関連付けて遅延の標識を送信することであろうと予想される。例えばこれは、遅延の標識を許可するPDCCH上のリソース割り当てメッセージのための新しい形式を採用することによってなされ得るはずである。例えば遅延の標識は、割り当てられたPDSCHリソースが送信されることになる現在のサブフレームの後に続くサブフレームの数の標識であり得る。
例えば図8を参照すると、サブフレーム「n+1」内のPDSCHリソース704の割り当てを示すサブフレーム「n」の制御領域700でのPDCCHシグナリングは、1サブフレームの遅延の標識と関連付けられ得る。同様に、サブフレーム「n+2」内のPDSCHリソース706の割り当てを示すサブフレーム「n」の制御領域700でのPDCCHシグナリングは、2サブフレームの遅延の標識と関連付けられ得る。LTEのコンテキストでは、遅延の標識は、変更されたダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)形式を採用することによって提供され得る。よって、上述のような遅延許可リソース割り当ては、リソースがリソースのPDCCH指示と同じサブフレームで割り当てられる従来のリソース割り当てと比べて変更されたDCI形式と関連付けられ得る。
これにより、本発明の実施形態による遅延許可手法に従って端末デバイスとデータを通信する際の柔軟性が拡張された基地局スケジューラが提供される。これは、基地局が複数の後続のサブフレーム内のPDCCH上でのダウンリンク送信を自由にスケジューリングし得て、それによって基地局がトラフィックの変化により適切に対応することが可能になるからである。さらに基地局は、異なるタイプの端末デバイスが異なる能力を有することを認識し(例えば、キャンプオン手続の間に共用される定義済みのクラスタイプに基づく、又は端末デバイスについてネットワークのレジスタで定義された)、異なる遅延をしかるべく割り当てるように構成されてもよい。例えば、特に低性能デバイスには、PDSCH上で割り当てられた任意の対応するユーザプレーンデータの送信の前にPDCCHを復号するより多くの時間を与えるためにより大きい遅延が提供され得る。
いくつかの例では、端末デバイスは、PDCCH上でのリソース割り当て情報の送信とPDSCH上での関連付けられたユーザプレーンデータの送信との間で基地局によって使用されるべき遅延を事前に知らなくてよい。例えばいくつかの実装形態では、基地局は本発明の実施形態による端末デバイスのための遅延リソースを、上述のようにサブフレーム「n」内のPDCCH上で関連サブキャリアの標識を提供することによって割り当てるように構成され得る。基地局は、その場合、任意の遅延(即ち、基地局によって選択され、端末デバイスには知られていない遅延「X」)を有する後続のサブフレーム「n+X」内の割り当てられたサブキャリア上でユーザプレーンデータを送信し得る。そうしたシステムでは、本発明の実施形態に従って動作する端末デバイスは、サブフレーム「n」内のPDCCHを復号し、上述の割り当てられたサブキャリアを識別して休眠状態に入り得る。この例の端末デバイスは、実際のリソースが送信されることになるサブフレームを知らない(即ち、端末デバイスは「X」を知らない)ことになるため、端末デバイスは単に、PDSCH上の関連リソースを正常に復号し得る端末デバイスまで、後続のあらゆるサブフレームで、サブフレーム「n」内のPDCCH上のリソース割り当てで示された関連サブキャリアを復号しようとし続ける。
上記の実施形態は主に、あるタイプの端末デバイスのPDSCH送信を他のタイプの端末デバイスに対して遅延させることに焦点を当てているが、遅延許可割り当ての概念はより広く適用され得ることが理解されるであろう。例えば、従来のようにサブフレーム全体をバッファし、復号することができる能力を有し、割り当てを示すPDCCHリソースと同じサブフレームでPDSCHリソースを割り当てることが可能な端末デバイスと通信する(現在行われているように)場合でさえも、状況によってはそれにもかかわらず、遅延許可を割り当てることが有利である場合もある。例えばこれは、基地局スケジューラに、異なるサブフレーム内のPDSCHリソースを割り当てるために利用可能なPDCCHリソースを共用するためのより大きな自由度を提供するために役立ち得る。
例えば、任意のサブフレーム内のすべての利用可能なPDSCHリソースを割り当てるために十分なPDCCHリソースがなくなることも原理的にはあり得る。これは例えば、PDSCH上の少量のリソースを割り当てられる多数の端末デバイスがある場合に該当し得るはずである。そうした状況では、単一のサブフレームで多数の端末デバイスにすべての利用可能なPDSCHリソースを個別に割り当てるための十分な利用可能なリソースがPDCCH上にない可能性がある。これは、たとえ通信されるべきデータを搬送するために十分なPDSCHリソースがある場合でさえも該当し得る。従来のLTEシステムでは、この問題はしたがって潜在的に、PDCCHリソースの不足が理由で利用可能なPDSCHリソースを割り当てられない可能性があるという点でリソースの無駄につながり得る。しかし、本発明の実施形態によれば、サブフレームのすべての利用可能なPDSCHリソースを割り当てるためのPDCCHリソースが不足する、来るであろうサブフレームについて知っている基地局のスケジューリング機能が、もっと前のサブフレームのPDCCH上でそれらのPDSCHリソースを割り当て得る。これを行うための実装原理は、低性能端末デバイスのための許可を遅延させる場合について上述した原理に従い、違いは、ダウンリンクリソースの割り当ての標識を搬送するサブフレームより後のサブフレームで端末デバイスのためのダウンリンクリソースを割り当てる決定の後にある理由である。低性能端末デバイスについて上述した例では、遅延許可は端末デバイスに、割り当てられた(許可された)リソースを受信し、復号する必要が生じる前にリソース割り当て情報を復号するために十分な時間を提供するためである。しかし、本発明の他の実施形態によれば、遅延許可は、基地局のスケジューリング機能が、利用可能なPDCCHを使用して、さもなければそのためのPDCCHリソースが不足するはずの他のサブフレーム内のPDSCHリソースを割り当てることを可能にするためであり得る。
この原理は図9に概略的に表されている。図9は図6、図7及び図8と概ね類似しており、図6、図7及び図8から理解されるであろう。よって、各サブフレームは制御領域900及びPDSCH領域902を含む。図9では、サブフレーム「n+1」内のPDSCHが多数の別個の端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するために使用されると仮定する(この状況は例えば、常時ごく少量の情報しか必要としないMTCタイプのデバイスと通信する場合に容易に生じ得るはずである)。基地局のスケジューリング機能の従来の側面は、この状況をもたらすリソース割り当てを管理する役割を果たし得る。サブフレーム「n+1」内のリソースを割り当てられるべき個別端末デバイスが多数あるために、サブフレーム「n+1」内の対応する制御領域900は多用され、実際に、サブフレーム「n+1」内のすべての利用可能なPDSCHリソースを割り当てる前に満杯になってしまうおそれがある。本発明の実施形態によれば、基地局スケジューラは、この状況が発生したことを識別し(基地局はスケジューリングに最終的に責任を負うためこの状況を容易に識別し得る)、サブフレーム「n」内のPDCCH上の制御シグナリングを用いてサブフレーム「n+1」内のPDSCHリソースを事前に割り当てることが可能であるかどうかを判定し、それによって、さもなければ割り当てることができなくなるはずのサブフレーム「n+1」内のPDSCHリソースの無駄を回避するように構成される。基地局が、サブフレーム「n」内のPDCCH上の制御シグナリングを用いてサブフレーム「n+1」内のPDSCHリソースを事前に割り当てることが可能であると判定する場合(例えば、上述の遅延許可をサポートしているサブフレーム「n+1」内のPDSCH上でスケジューリングされるべき端末デバイスがあり、リソース割り当て情報を伝達するためのサブフレーム「n」内のPDSCH上の利用可能なリソースがあるために)、基地局は、上述の技法の原理に従ってサブフレーム「n」内のPDCCH上の制御シグナリングを用いてサブフレーム「n+1」内のPDSCH上で1または複数の端末デバイスにリソースを割り当てるように構成され得る。これは図9では、サブフレーム「n+1」内のPDSCHリソース割り当てがサブフレーム「n」及びサブフレーム「n+1」のそれぞれの制御領域900で伝達されることを概略的に表す大きな矢印で表されている。制御領域900サブフレーム「n」は、このサブフレーム内での利用可能なPDCCHの利用率が低いことを示すために、サブフレーム「n+1」の制御領域900よりも薄いシェーディングで概略的に示されている。
よって、本発明の様々な実施形態によれば、通信システムは、あるサブフレームでのリソース割り当ての標識を伝達する情報が別のサブフレームで送信されるリソース割り当てのシステムをサポートするように構成され得る。いくつかの状況では、これは、あるタイプの端末デバイスに、それ自体でリソース割り当てを復号する必要が生じる前にリソース割り当て情報を復号するより多くの時間を与えるために行われ得るはずである。別の状況ではこれは、基地局が、あるサブフレーム内の十分に利用されていない割り当てリソースを用いて別のサブフレーム内のリソースを割り当てることを可能にするために行われ得るはずである。これら2つのタイプの状況は、便宜的に、「遅延許可」又は「事前割り当て」と称され得る。
上述の機能は、そうしたタイプの機能を提供するための従来の技法による通信システム要素の関連要素(例えば基地局や端末デバイス)の適切な構成を用いて実装され得ることが理解されるであろう。典型的にはこれは、関連要素の適切なプログラミングによってなされるであろう。例えば、通信システム内で動作する様々な端末デバイスのためのPDSCH上のダウンリンクリソース割り当てのスケジューリング及び本発明の実施形態による動作を提供するためのPDCCH上の関連付けられたシグナリングのタイミングは、さもなければ従来の技法に従って動作する基地局スケジューラの適切な変更によって調節され得る。
本発明の実施形態は、主に、LTEモバイル無線ネットワークに言及して説明されているが、本発明は、GSM、3G/UMTS、CDMA2000などといった他の形態のネットワークにも適用され得ることが理解されるであろう。
よって、基地局と、基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び基地局から端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信するように構成された複数の端末デバイスとを備える通信システムを動作させる方法が説明され、制御プレーンデータは端末デバイスのそれぞれのためのダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達するように構成され、無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及びダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、方法は、第1の無線サブフレームの制御領域を使用して、第1の無線サブフレームの後に続く第2の無線サブフレームのユーザプレーン領域内の共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を伝達することを含む。
本発明のさらなる特徴および好ましい側面は、添付の独立請求項及び従属請求項に記載されている。従属請求項の特徴は、各請求項に明示的に記載されている組み合わせ以外の組み合わせとして独立請求項の特徴と組み合わせられ得ることが理解されるであろう。
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Claims (22)

  1. 基地局と、前記基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び前記基地局から前記端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で前記基地局と通信するように構成された複数の前記端末デバイスとを備える通信システムで前記基地局を動作させる方法であって、前記制御プレーンデータは前記端末デバイスのそれぞれのための前記ダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、前記無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、前記ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及び前記ダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、前記端末デバイスは第1の端末デバイスと前記第1の端末デバイスよりも高性能である第2の端末デバイスとを含み、前記方法は、第1の無線サブフレームの前記制御領域で、第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識及び第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を送信することと、続いて、前記第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイス及び前記第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信することと、前記第1の無線サブフレームと前記第2の無線サブフレームとの間隔が前記第1の無線サブフレームと前記第3の無線サブフレームとの間隔よりも大きい間隔となるように前記物理リソース割り当ての指標と前記ユーザプレーンデータを送信することと、を含み、
    前記性能は、前記端末デバイスが、受信した前記制御プレーンデータを処理して、前記ダウンリンク共用チャネル上の該端末デバイスの割り当てを判定するために必要な時間である、方法。
  2. 前記第2の無線サブフレーム及び前記第3の無線サブフレームは前記第1の無線サブフレームの後予め定義される間隔を置いて送信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記予め定義される間隔は予め定義されるサブフレームの数と対応する期間である、請求項2に記載の方法。
  4. 第2の無線サブフレーム及び前記第3の無線サブフレームは前記第1の無線サブフレームの後に選択可能な間隔を置いて送信され、前記第1の端末デバイス及び前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当ては選択された間隔の標識と関連付いて送信される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記選択された間隔の前記標識はサブフレームの数の標識を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の端末デバイスのための前記物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信され、前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、前記第1の形式と異なる第2の形式を用いて送信される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の端末デバイスのための前記物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信され、前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当ては制御プレーンデータを伝達するための、前記第1の形式と同じ第2の形式を用いて送信される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の無線サブフレームの前記制御領域を送信する前に、前記第1及び/又は前記第2の無線サブフレームの前記制御領域内の利用可能なリソースが端末デバイスのための物理リソース割り当てを伝達するために使用されるであろう度合いの見積もりを判定することと、前記見積もりに基づいて、前記第2の無線サブフレームにおける物理リソース割り当ての標識を伝達するために前記第1の無線サブフレームを使用することを決定すること、とをさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の端末デバイスはマシンタイプコミュニケーション(MTC:machine−type communication)端末デバイスである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)アーキテクチャに基づいている、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 基地局と、前記基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び前記基地局から前記端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で前記基地局と通信するように構成された複数の前記端末デバイスとを備える通信システムで使用するための基地局であって、前記制御プレーンデータは前記端末デバイスのそれぞれのための前記ダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達し、前記無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、前記ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及び前記ダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、前記端末デバイスは第1の端末デバイスと前記第1の端末デバイスよりも高性能である第2の端末デバイスとを含み、前記基地局は、第1の無線サブフレームの前記制御領域で、第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識及び第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を送信し、続いて、前記第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイス及び前記第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信し、前記第1の無線サブフレームと前記第2の無線サブフレームとの間隔が前記第1の無線サブフレームと前記第3の無線サブフレームとの間隔よりも大きい間隔となるように前記物理リソース割り当ての指標と前記ユーザプレーンデータとを送信するように構成され
    前記性能は、前記端末デバイスが、受信した前記制御プレーンデータを処理して、前記ダウンリンク共用チャネル上の該端末デバイスの割り当てを判定するために必要な時間である、基地局。
  12. 前記第2の無線サブフレーム及び前記第3の無線サブフレームを前記第1の無線サブフレームの後に予め定義される間隔を置いて送信するように構成される、請求項11に記載の基地局。
  13. 前記予め定義される間隔が予め定義されるサブフレームの数と対応する期間であるように構成される、請求項12に記載の基地局。
  14. 前記第2の無線サブフレーム及び前記第3の無線サブフレームを前記第1の無線サブフレームの後に選択可能な間隔を置いて送信し、前記第1の端末デバイス及び前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当てを選択された間隔の標識と関連付いて送信するように構成される、請求項11に記載の基地局。
  15. 前記選択された間隔の前記標識がサブフレームの数の標識を含むように構成されている、請求項14に記載の基地局。
  16. 前記第1の端末デバイスのための前記物理リソース割り当てを、制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信し、前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当てを、制御プレーンデータを伝達するための、前記第1の形式と異なる第2の形式を用いて送信するように構成される、請求項11に記載の基地局。
  17. 前記第1の端末デバイスのための前記物理リソース割り当てを、制御プレーンデータを伝達するための第1の形式を用いて送信し、前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当てを、制御プレーンデータを伝達するための、前記第1の形式と同じ第2の形式を用いて送信するように構成される、請求項11に記載の基地局。
  18. 前記第1の無線サブフレームの前記制御領域を送信する前に、前記第1及び/又は前記第2の無線サブフレームの前記制御領域内の利用可能なリソースが端末デバイスのための物理リソース割り当てを伝達するためにスケジューリングされる度合いの見積もりを判定し、前記見積もりに基づいて、前記第2の無線サブフレームでの物理リソース割り当ての標識を伝達するために前記第1の無線サブフレームを使用することを決定するように構成される、請求項11から17のいずれか一項に記載の基地局。
  19. 前記第1の端末デバイスはマシンタイプコミュニケーション(MTC)端末デバイスである、請求項11から18のいずれか一項に記載の基地局。
  20. 前記通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アーキテクチャに基づいている、請求項11から19のいずれか一項に記載の基地局。
  21. 基地局と、前記基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び前記基地局から前記端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信するように構成された複数の前記端末デバイスとを備える通信システムを動作させる方法であって、前記制御プレーンデータは前記端末デバイスのそれぞれのための前記ダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達するように構成され、前記無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、前記ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及び前記ダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、前記端末デバイスは第1の端末デバイスと前記第1の端末デバイスよりも高性能である第2の端末デバイスとを含み、前記方法は、前記基地局が、第1の無線サブフレームの制御領域を使用して、第1の無線サブフレームの後に続く第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識及び第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を伝達することと、続いて、前記第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイス及び前記第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信することと、前記第1の無線サブフレームと前記第2の無線サブフレームとの間隔が前記第1の無線サブフレームと前記第3の無線サブフレームとの間隔よりも大きい間隔となるように前記物理リソース割り当ての指標と前記ユーザプレーンデータとを送信することと、を含み、
    前記性能は、前記端末デバイスが、受信した前記制御プレーンデータを処理して、前記ダウンリンク共用チャネル上の該端末デバイスの割り当てを判定するために必要な時間である、方法。
  22. 基地局と、前記基地局から端末デバイスへユーザプレーンデータを伝達するためのダウンリンク共用チャネル及び前記基地局から前記端末デバイスへ制御プレーンデータを伝達するためのダウンリンク制御チャネルをサポートする無線インターフェース上で通信するように構成された複数の前記端末デバイスとを備える通信システムであって、前記制御プレーンデータは前記端末デバイスのそれぞれのための前記ダウンリンク共用チャネルについての物理リソース割り当てに関する情報を伝達するように構成され、前記無線インターフェースは複数のサブフレームを含む無線フレーム構造に基づいており、各サブフレームは、前記ダウンリンク制御チャネルをサポートするための制御領域及び前記ダウンリンク共用チャネルをサポートするためのユーザプレーン領域を含み、前記端末デバイスは第1の端末デバイスと前記第1の端末デバイスよりも高性能である第2の端末デバイスとを含み、前記基地局は、第1の無線サブフレームの前記制御領域が、前記第1の無線サブフレームの後に続く第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の第1の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識及び第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための物理リソース割り当ての標識を伝達し、続いて、前記第2の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第1の端末デバイス及び前記第3の無線サブフレームの前記ユーザプレーン領域内の前記共用ダウンリンクチャネル上の前記第2の端末デバイスのための前記物理リソース割り当て上でユーザプレーンデータを送信し、前記第1の無線サブフレームと前記第2の無線サブフレームとの間隔が前記第1の無線サブフレームと前記第3の無線サブフレームとの間隔よりも大きい間隔となるように前記物理リソース割り当ての指標と前記ユーザプレーンデータとを送信するために使用されるように構成され
    前記性能は、前記端末デバイスが、受信した前記制御プレーンデータを処理して、前記ダウンリンク共用チャネル上の該端末デバイスの割り当てを判定するために必要な時間である、通信システム。
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