JP6182031B2 - 静電容量計測装置、静電容量型面状センサ装置および静電容量型液位検出装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献5に記載の装置では、コンデンサC1に蓄電されるまでの時間を要するため、計測対象の静電容量を高速に計測することが容易ではない。
また、当該計測装置を用いた静電容量型面状センサ装置および静電容量型液位検出装置を提供することを目的とする。すなわち、高速かつ高精度に計測対象の静電容量を計測することができる静電容量型面状センサ装置および静電容量型液位検出装置を提供する。
そこで、本発明者らは、2つの静電容量間の電位をグランド電位に放電した状態を基準状態とすることで、2つの静電容量間の電位の計測により計測対象の静電容量を計測することが可能であることを発見した。
すなわち、第一の静電容量計測装置は、計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、を備える。
これにより、確実に、高精度な計測対象の静電容量相当値が得られる。
<第二の静電容量計測装置>
また、第二の静電容量計測装置は、計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、を備える静電容量計測装置であって、一端側に定電圧としての第二入力電圧を印加され、他端側を前記計測対象の静電容量の他端側に接続される第二キャパシタをさらに備える。
<第三の静電容量計測装置>
また、第三の静電容量計測装置は、計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、を備える静電容量計測装置である。
そして、前記静電容量計測装置は、センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値のそれぞれを取得し、前記センサ本体の等価回路は、複数行の第一電極と、前記複数行の第一電極に対してマトリックス状となるように配置される複数列の第二電極と、前記複数行の第一電極と前記複数列の第二電極とがそれぞれ立体交差する複数位置に設けられる複数の誘電層とを備える。
さらに、前記センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値は、前記複数の誘電層のそれぞれの位置に対応する前記第一電極と前記第二電極との間の静電容量相当値であり、前記計測器は、前記複数行の第一電極のうち一つの第一電極に前記入力電圧を印加し、残りの第一電極をグランド電位に接続した場合に、選択された第二電極におけるそれぞれの電圧と、未知数としての、前記選択された第二電極と前記複数行の第一電極のそれぞれと立体交差する複数位置の静電容量と、により表される連立方程式を解くことにより、未知数としてのそれぞれの静電容量相当値を取得する。
次に、上述した静電容量計測装置を用いた静電容量型面状センサ装置について説明する。
本手段に係る静電容量型面状センサ装置は、帯状に形成され相互に平行に配置された複数行の第一電極と、帯状に形成され相互に平行に配置される複数列の第二電極であり、前記複数行の第一電極との対向位置がマトリックス状となるように前記第一電極に対向して設けられた前記複数列の第二電極と、前記複数行の第一電極のそれぞれの第一電極と前記複数列の第二電極のそれぞれの第二電極との間に設けられた誘電層と、それぞれの前記第一電極とそれぞれの前記第二電極との対向位置に対応するマトリックス状位置のそれぞれにおける静電容量相当値を取得する上述した前記静電容量計測装置と、を備え、前記計測対象の静電容量の一端側は、前記第一電極であり、前記計測対象の静電容量の他端側は、前記第二電極である。
以下に、本手段に係る静電容量型面状センサ装置の好適な実施態様について説明する。
好ましくは、前記静電容量型面状センサ装置は、前記第二電極に対して前記第一電極とは反対側に対向するように設けられ、グランド電位に接続された第三電極をさらに備え、前記第二電極と前記第三電極とにより形成されるキャパシタが、前記ブリッジ用キャパシタである。
第三電極がブリッジ用キャパシタの一方の電極として適用されることになる。従って、構造が容易となる。
第二電極と第三電極とにより形成されるキャパシタが第二キャパシタを構成するため、専用の第二キャパシタが不要となる。
次に、上述した静電容量計測装置を用いた静電容量型液位検出装置について説明する。
本手段に係る静電容量型液位検出装置は、液体を貯留するタンク内に、高さ方向にずらして配置される複数の電極と、前記複数の電極のうち選択された2個の電極の間の静電容量相当値を前記計測対象の静電容量相当値として取得する上述した前記静電容量計測装置と、前記計測対象の静電容量相当値に基づいて前記タンク内の液位を判定する判定部と、を備える。
上述した静電容量計測装置を用いることで、計測対象の静電容量相当値のそれぞれが高精度に得られる。従って、高精度な液位が得られる。
以下に、本手段に係る静電容量型液位検出装置の好適な実施態様について説明する。
好ましくは、前記判定部は、前記計測対象の静電容量相当値に基づいて液質を判定する。静電容量は、液質に応じた値となる。従って、タンク内の液体の液質が、高精度に得られる。
高さ方向で隣り合う電極間の静電容量を比べることにより、一致すれば、同種の液体が存在することが分かり、異なれば、異なる液体が存在することが分かる。従って、異なる種類の液体が存在する場合に、その境界が高精度に得られる。
第一実施形態における静電容量計測装置10は、図1に示すように、計測対象の静電容量Cnの相当値を計測する装置である。静電容量計測装置10は、定電圧電源11、第一入力用スイッチング素子SW11、ブリッジ用キャパシタ12、充放電用スイッチング素子SW10、コントローラ13、計測器14を備える。
第二実施形態の静電容量計測装置20は、図3に示すように、電源11、ブリッジ用キャパシタ12、充放電用スイッチング素子SW10、コントローラ13、計測器14を備える。
第三実施形態の静電容量計測装置30は、図4に示すように、定電圧電源11、ブリッジ用キャパシタ12、充放電用スイッチング素子SW10、コントローラ13、計測器14、第一入力用スイッチング素子SW11、第二キャパシタ31、第二入力用スイッチング素子SW12を備える。
第一状態(図5のt1〜t2)では、充放電用スイッチング素子SW10は閉状態であり、第一,第二入力用スイッチング素子SW11,SW12は、グランド電位に接続される。従って、この状態の回路は、図6に示すようになる。図6に示すように、静電容量Ca,Cn,Cy,Cbの一方の全てがグランド電位に接続され、これら静電容量Ca,Cn,Cy,Cbの他方が計測器14に接続される。さらに、充放電用スイッチング素子SW10が閉状態であるため、静電容量Ca,Cn,Cy,Cbの他方の電位はグランド電位(ここでは、0(ゼロ))となる。このときの計測器14により計測される電位Vo1(出力電圧Vout)は、式(3)に表される。つまり、電位Vo1は、基準状態の電位として0となる。
次に、第四実施形態の静電容量計測装置は、第三実施形態の静電容量計測装置30に対して、充放電用スイッチング素子SW10の切替動作のみ相違する。図10に示すように、充放電用スイッチング素子SW10は、t1〜t2、t3〜t6、t7〜t9は、OFF(開状態)とされ、t2〜t3、t6〜t7は、ON(閉状態)とされる。第一、第二入力用スイッチング素子SW11,SW12、計測対象の静電容量Cnの一端側の電位Vin1、第二キャパシタ31の一端側の電位Vin2は、第三実施形態と同様である。
次に、上述した静電容量計測装置を用いた静電容量型面状センサ装置について説明する。
(静電容量型センサ装置の全体構造)
図11および図12に示すように、静電容量型面状センサ装置100は、シート状(面状)に形成されたセンサ本体110を備えており、当該センサ本体110における電極間の静電容量(計測対象の静電容量)を計測する。
本実施形態においては、センサ本体110は、シート状に形成されており、可撓性を有し且つ伸縮自在な性質を有する。このセンサ本体110は、平面形状のみならず、曲面形状とすることもできる。ただし、以下において、図11および図12を参照して、平面形状のセンサ本体110を例に挙げる。なお、上述したように、センサ本体110をタッチパネルとして適用する場合には、可撓性および伸縮性は必ずしも必要ではない。
ここで、図11に示すように、センサ本体110は、例えば8行の第一電極120と8列の第二電極130とにより構成される。ただし、以下において、静電容量計測装置の説明の容易化のため、3行の第一電極120(121〜123)と3列の第二電極130(131〜133)について説明する。
次に、静電容量計測装置160の構成について、図14および図15を参照して説明する。ここで、本実施形態の静電容量計測装置160は、図4を参照して説明した第三実施形態の静電容量計測装置30の回路構成を採用する。
第二実施形態の静電容量型面状センサ装置200について、図16および図17を参照して説明する。図16に示すように、静電容量型面状センサ装置200のセンサ本体210は、図12に示すセンサ本体110に対して、第三電極220を追加されている。第三電極220は、第二電極130に対して第一電極120とは反対側に対向するように設けられ、グランド電位に接続される。つまり、第三電極220は、第二電極130の裏面側(図16の下側)に、絶縁層230を介して設けられる。第三電極220は、絶縁層143とほぼ同程度の大きさである。そして、第三電極220の裏面側は、絶縁層143により被覆される。
第三実施形態の静電容量型面状センサ装置300について、図18を参照して説明する。図18に示すように、静電容量型面状センサ装置300のセンサ本体は、図16にて示したセンサ本体210と同様に構成される。ただし、第三電極220は、グランド電位に接続されるのではなく、第二入力用スイッチング素子SW12に接続される。
第四実施形態の静電容量型面状センサ装置について、図19および図20を参照して説明する。上記実施形態において、計測器14は、第二状態(t2〜t3)における計測対象の静電容量Cnの他端側の電位Vo2と、第三状態における計測対象の静電容量Cnの他端側の電位Vo3との差(Vo2−Vo3)に基づいて、計測対象の静電容量Cnの相当値を取得することとした。または、計測器14は、第四状態(t4〜t5)における計測対象の静電容量Cnの他端側の電位Vo4に基づいて、計測対象の静電容量Cnの相当値を取得することとした。
上記第二、第三実施形態のセンサ装置においては、静電容量Cn,Cb、または、静電容量Cn,Caを一体的な部材として形成した。この他に、静電容量Cn,Ca,Cbを一体的な部材として形成してもよい。これにより、温度が変化したとしても、計測対象の静電容量Cnをより高精度に計測できる。なお、全ての電極を重ね合わせる必要はなく、同一の基板上にそれぞれの電極を形成したとしても、上記効果を奏する。
次に、上述した静電容量計測装置を用いた静電容量型液位検出装置について説明する。
(静電容量型液位検出装置の全体構造)
図21を参照して、静電容量型液位検出装置(以下、液位検出装置と称する)の構造について説明する。液位検出装置は、車両の燃料タンク610内の液位および液質を検出する。図21に示すように、燃料タンク610は、車両に搭載され、燃料としてのガソリンを貯留する。
次に、図22を参照して、電極ユニット620のセンサ本体621について詳細に説明する。センサ本体621の基材表面に、複数の電極対626a〜626iが、高さ方向にずれて配置されている。それぞれの電極対626a〜626iの静電容量は、下方から順に、C1〜C9とする。
第一実施形態の液位検出装置600においては、各電極対を構成する電極が、同一高さに位置するようにした。本実施形態の液位検出装置700は、図25に示すように、各電極726a〜726tを高さ方向にずらして配置する。そして、印加側配線727a〜727cに接続される電極と、出力側配線728a〜728cに接続される電極とが、高さ方向に交互に配置される。
次に、第三実施形態の液位検出装置800について、図27および図28を参照して説明する。本実施形態の液位検出装置800は、第二実施形態の液位検出装置700に対して、ブリッジ用キャパシタ12として出力側配線828a〜828cを利用する点が相違する。
Claims (13)
- 計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、
前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、
前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、
を備え、
前記入力電圧印加手段は、
前記入力電圧を印加可能な定電圧電源と、
一端側を前記計測対象の静電容量の一端側に接続し、他端側を前記定電圧電源とグランド電位との一方に接続し、前記定電圧電源により前記入力電圧を前記計測対象の静電容量に印加する状態と、前記計測対象の静電容量に前記入力電圧を印加しない状態とを切り替える第一入力用スイッチング素子と、
を備える、静電容量計測装置。 - 前記静電容量計測装置は、
一端側に定電圧としての第二入力電圧を印加され、他端側を前記計測対象の静電容量の他端側に接続される第二キャパシタをさらに備える、
請求項1の静電容量計測装置。 - 前記入力電圧と前記第二入力電圧とを印加しない第一状態、前記入力電圧と前記第二入力電圧の一方を印加し他方を印加しない第二状態、前記入力電圧と前記第二入力電圧とを印加する第三状態、前記入力電圧と前記第二入力電圧の前記一方を印加せず前記他方を印加する第四状態、の順に切り替えて、
前記計測器は、前記第二状態、前記第三状態または前記第四状態における前記計測対象の静電容量の他端側の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する、
請求項2の静電容量計測装置。 - 前記ブリッジ用キャパシタの静電容量は、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間における静電容量に対して、大きな静電容量とする、請求項1〜3の何れか一項の静電容量計測装置。
- 前記静電容量計測装置は、センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値のそれぞれを取得し、
前記センサ本体の等価回路は、複数行の第一電極と、前記複数行の第一電極に対してマトリックス状となるように配置される複数列の第二電極と、前記複数行の第一電極と前記複数列の第二電極とがそれぞれ立体交差する複数位置に設けられる複数の誘電層とを備え、
前記センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値は、前記複数の誘電層のそれぞれの位置に対応する前記第一電極と前記第二電極との間の静電容量相当値である、
請求項1〜4の何れか一項の静電容量計測装置。 - 前記計測器は、
前記複数行の第一電極のうち一つの第一電極に前記入力電圧を印加し、残りの第一電極をグランド電位に接続した場合に、選択された第二電極におけるそれぞれの電圧と、
未知数としての、前記選択された第二電極と前記複数行の第一電極のそれぞれと立体交差する複数位置の静電容量と、
により表される連立方程式を解くことにより、
未知数としてのそれぞれの静電容量相当値を取得する、請求項5の静電容量計測装置。 - 計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、
前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、
前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、
を備える静電容量計測装置であって、
一端側に定電圧としての第二入力電圧を印加され、他端側を前記計測対象の静電容量の他端側に接続される第二キャパシタをさらに備える、静電容量計測装置。 - 計測対象の静電容量の一端側に対して、定電圧である入力電圧を印加する入力電圧印加手段と、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続され、前記計測対象の静電容量の他端側とグランド電位との間に接続されるブリッジ用キャパシタと、
前記計測対象の静電容量の他端側に対して直列接続されると共に、前記ブリッジ用キャパシタに対して並列接続され、閉状態時に前記計測対象の静電容量の他端側の電荷をグランド電位に放電する充放電用スイッチング素子と、
前記入力電圧を印加していない状態にし且つ前記充放電用スイッチング素子を閉状態にすることで、前記計測対象の静電容量の電荷をグランド電位に放電する工程と、前記放電する工程の後に、前記充放電用スイッチング素子を開状態にし且つ前記入力電圧を印加する状態にすることで、前記計測対象の静電容量に充電する工程とを実行するコントローラと、
前記コントローラによる前記充電する工程において、前記計測対象の静電容量と前記ブリッジ用キャパシタとの間の電位に基づいて、前記計測対象の静電容量相当値を取得する計測器と、
を備える静電容量計測装置であって、
前記静電容量計測装置は、センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値のそれぞれを取得し、
前記センサ本体の等価回路は、複数行の第一電極と、前記複数行の第一電極に対してマトリックス状となるように配置される複数列の第二電極と、前記複数行の第一電極と前記複数列の第二電極とがそれぞれ立体交差する複数位置に設けられる複数の誘電層とを備え、
前記センサ本体における複数の計測対象の静電容量相当値は、前記複数の誘電層のそれぞれの位置に対応する前記第一電極と前記第二電極との間の静電容量相当値であり、
前記計測器は、
前記複数行の第一電極のうち一つの第一電極に前記入力電圧を印加し、残りの第一電極をグランド電位に接続した場合に、選択された第二電極におけるそれぞれの電圧と、
未知数としての、前記選択された第二電極と前記複数行の第一電極のそれぞれと立体交差する複数位置の静電容量と、
により表される連立方程式を解くことにより、
未知数としてのそれぞれの静電容量相当値を取得する、静電容量計測装置。 - 帯状に形成され相互に平行に配置された複数行の第一電極と、
帯状に形成され相互に平行に配置される複数列の第二電極であり、前記複数行の第一電極との対向位置がマトリックス状となるように前記第一電極に対向して設けられた前記複数列の第二電極と、
前記複数行の第一電極のそれぞれの第一電極と前記複数列の第二電極のそれぞれの第二電極との間に設けられた誘電層と、
それぞれの前記第一電極とそれぞれの前記第二電極との対向位置に対応するマトリックス状位置のそれぞれにおける静電容量相当値を取得する請求項1〜8の何れか一項の静電容量計測装置と、
を備え、
前記計測対象の静電容量の一端側は、前記第一電極であり、
前記計測対象の静電容量の他端側は、前記第二電極である、静電容量型面状センサ装置。 - 前記静電容量型面状センサ装置は、前記第二電極に対して前記第一電極とは反対側に対向するように設けられ、グランド電位に接続された第三電極をさらに備え、
前記第二電極と前記第三電極とにより形成されるキャパシタが、前記ブリッジ用キャパシタである、請求項9の静電容量型面状センサ装置。 - 前記静電容量型面状センサ装置は、前記第二電極に対して前記第一電極とは反対側に対向するように設けられる第三電極をさらに備え、
前記静電容量計測装置は、一端側に定電圧としての第二入力電圧を印加され、他端側を前記計測対象の静電容量の他端側に接続される第二キャパシタをさらに備え、
前記第二電極と前記第三電極とにより形成されるキャパシタが、前記第二キャパシタを構成する、請求項9の静電容量型面状センサ装置。 - 液体を貯留するタンク内に、高さ方向にずらして配置される複数の電極と、
前記複数の電極のうち選択された2個の電極の間の静電容量相当値を前記計測対象の静電容量相当値として取得する請求項1〜8の何れか一項の静電容量計測装置と、
前記計測対象の静電容量相当値に基づいて前記タンク内の液位を判定する判定部と、
を備える、静電容量型液位検出装置。 - 前記判定部は、前記計測対象の静電容量相当値に基づいて液質を判定する、請求項12の静電容量型液位検出装置。
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