JP2017021635A - 静電検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別を可能とする静電検出装置を提供する。【解決手段】タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部10と、第1検出部10と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部20と、第1検出部10に1の端子で接続されて第1検出部10の充放電の制御を行ない、第1検出部10の過渡特性を測定することにより、第1検出部10又は第2検出部20のどちらにタッチ操作がされたかを判定する制御部であるICとを有して構成する。【選択図】図2
Description
本発明は、静電検出装置に関する。
従来、静電容量型のタッチパネルを用いた静電検出装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
この静電検出装置は、静電容量方式のタッチパネルを操作する操作体の操作位置を検出する操作位置検出装置であって、タッチパネルに配置された複数の容量センサの静電容量を検出するスキャン信号を生成するスキャン信号生成部と、スキャン信号が印加される容量センサのセンサ電圧により充電されるコンデンサと、コンデンサの電圧とヒステリシスを持たせた基準電圧との大きさを比較する比較部と、コンデンサがセンサ電圧により充電されるときにコンデンサから放電させ、充放電によりコンデンサの電圧が変化してからヒステリシスを持たせた基準電圧に一致したことを比較部による比較結果が示すとコンデンサからの放電を停止する放電制御部と、コンデンサが充放電を開始してからコンデンサの電圧が基準電圧に一致するまでの時間を計測する計測部と、を備えて構成されている。これにより、容量センサの静電容量を高精度に検出し、タッチパネルに対する操作体の操作位置を高精度に検出できるとされている。
特許文献1の静電検出装置は、自己容量型の静電スイッチが各種操作パネルに利用されており、それらは単一の電極で1つのスイッチとして機能する。しかし、スイッチ1つにつき電極への配線1本と検出ICの端子を1つ必要とするため、多数のスイッチを配置する際に配線とICの端子数を減らしたいというニーズがある。
したがって、本発明の目的は、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別を可能とする静電検出装置を提供することにある。
[1]上記目的を達成するため、タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部と、前記第1検出部と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部と、前記第1検出部に1の端子で接続されて前記第1検出部の充放電の制御を行ない、前記第1検出部の過渡特性を測定することにより、前記第1検出部又は前記第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかを判定する制御部と、を有することを特徴とする静電検出装置を提供する。
[2]前記第1検出部、前記第2検出部は、それぞれ容量成分及び抵抗成分から構成されるRC回路であり、前記第1検出部と前記第2検出部は、所定の抵抗値を有する抵抗により接続されていることを特徴とする上記[1]に記載の静電検出装置であってもよい。
[3]また、前記制御部は、前記第1検出部へ充電を行ない、次に、前記第1検出部の放電時における所定時に前記第1検出部の電圧を測定し、この測定値に基づいて前記第1検出部又は前記第2検出部のいずれにタッチ操作がされたかを判定することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の静電検出装置であってもよい。
本発明の静電検出装置によれば、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別が可能となる。
(本発明の実施の形態)
(静電検出装置1の構成)
図1(a)は、本発明の静電検出装置の正面図、図1(b)は、下平面図、図1(c)は、電極をコンデンサと抵抗でモデル化した本発明の静電検出装置を示した等価回路図である。
(静電検出装置1の構成)
図1(a)は、本発明の静電検出装置の正面図、図1(b)は、下平面図、図1(c)は、電極をコンデンサと抵抗でモデル化した本発明の静電検出装置を示した等価回路図である。
本発明の実施の形態に係る静電検出装置1は、タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部10と、第1検出部10と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部20と、第1検出部10に1の端子で接続されて第1検出部10の充放電の制御を行ない、第1検出部10の過渡特性を測定することにより、第1検出部10又は第2検出部20のどちらにタッチ操作がされたかを判定する制御部であるIC30と、を有して構成されている。
(第1検出部10、第2検出部20の構成)
図1(a)、(b)に示すように、樹脂パネル40の表面41には、銅箔等の第1電極11、第2電極21が形成されている。この樹脂パネル40は、所定の誘電率を有する樹脂で形成されている。樹脂パネル40の表面41と反対の面は、指等によりタッチ操作がされるタッチ面42とされている。
図1(a)、(b)に示すように、樹脂パネル40の表面41には、銅箔等の第1電極11、第2電極21が形成されている。この樹脂パネル40は、所定の誘電率を有する樹脂で形成されている。樹脂パネル40の表面41と反対の面は、指等によりタッチ操作がされるタッチ面42とされている。
第1検出部10は、所定の抵抗値R1である第1電極11と、第1電極11と樹脂パネル40(タッチ操作がされた場合は指等を含む)から構成される可変容量のコンデンサC1で構成されるRC回路とされている。第1検出部10は、第1電極11に対応した樹脂パネル40のタッチ面42をタッチすることにより、容量値C1が変化する。
同様に、第2検出部20は、所定の抵抗値R21である第2電極21と、第2電極21と樹脂パネル40(タッチ操作がされた場合は指等を含む)から構成される可変容量のコンデンサC2で構成されるRC回路とされている。第2検出部20は、第2電極21に対応した樹脂パネル40のタッチ面42をタッチすることにより、容量値C2が変化する。
第1検出部10と第2検出部20は、所定の抵抗値R22を有する細い配線部22で接続されている。
上記のように構成された静電検出装置は、図1(c)に示すような等価回路となる。すなわち、抵抗値R1とコンデンサC1で構成されるRC回路と、抵抗値R21とコンデンサC2で構成されるRC回路が、抵抗値R22の細い配線部22で接続された2次のRC回路である。なお、計算式を見やすくするために、抵抗値R21と抵抗値R22を合わせてR2とし、図2以降ではR2として図示する。
第1電極11は、接続部11aが配線部22と接続され、反対側の接続部11bは、ICの1つの端子に配線部23で接続されている。
図2(a)は、第1検出部へのタッチ操作を示す正面図と等価回路図、図2(b)は、第2検出部へのタッチ操作を示す正面図と等価回路図であり、図2(c)は、第1検出部へのタッチ操作と第2検出部へのタッチ操作時の充電の過渡特性を示すステップ応答図である。また、図3(a)は、制御部であるICと電極との接続を示し、充電状態を示す回路構成図であり、図3(b)は、放電時の電圧検出状態を示す回路構成図である。
本実施の形態では、図1で示すような電極形状によって、単一電極を2次のRC回路として構成することができる。指のタッチ位置によって容量値C1とC2の大小関係が変わり、図2(c)に示すように、回路の応答性が変化する。このことを利用すると、樹脂パネルのタッチの有無だけでなく、C1とC2のどちらのスイッチを操作しようとしているのかを判別することができる。
上式において、分母のSの1次の項、(C1R1+C2R1+C2R1)において、C1R1のみが、C1とC2に対して非対称である。すなわち、C1かC2のどちらかをタッチすることにより、伝達関数が異なることになり、過渡特性が異なったものになる。
上記のことは、図2(a)において、1段目のC1とR1によるRC回路側から見た2段目のC2とR2によるRC回路の入力インピーダンスが実質的に無限大ではないことに起因する。
図2(c)に示すように、IC側からステップ信号を入力すると、C1>C2の場合とC1<C2の場合とで、立ち上り特性(過渡特性)が異なり、所定時t1における電圧差Δが生じる。C1>C2の場合は、指等により第1検出部10へタッチ操作をした場合であり、C1<C2の場合は、指等により第2検出部20へタッチ操作をした場合である。このことにより、第1検出部10又は第2検出部20のいずれにタッチ操作がされたかを判定することが可能になる。
図3(a)は、制御部であるICと電極との接続を示し、充電状態を示す回路構成図であり、図3(b)は、放電時の電圧検出状態を示す回路構成図である。また、図4は、本発明の静電検出装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態は、IC30の1つの端子が第1検出部10へ接続され、この1つの端子により、第1検出部10又は第2検出部20のいずれにタッチ操作がされたかを判定するものである。したがって、図2(a)〜(c)で示した原理をIC30の1つの端子で実行するために、図3(a)、(b)で示すような構成により実行する。
制御部であるIC30は、例えば、スイッチSW1、スイッチSW2を有する。スイッチSW1の端子a1は、第1検出部10のR1に接続されると共に、スイッチSW2の端子b2に接続されている。スイッチSW1の端子a2は、電源電圧Vcc、例えば、+5Vに接続されている。また、スイッチSW1の端子a3は、測定端子VSW1に接続されている。スイッチSW1の端子a2と端子a3は、いずれかの端子が端子a1と接続されるように制御される。スイッチSW1は、図示しない信号により切り替え制御される例えば、アナログスイッチである。
また、スイッチSW2の端子b1は、検出用コンデンサCMODに接続されている。検出用コンデンサCMODの他端は、グランド側に接続されている。スイッチSW2の端子b2は、第1検出部10のR1に接続されると共に、スイッチSW1の端子a1に接続されている。また、スイッチSW2の端子b3は、放電端子VSW2に接続されている。スイッチSW2の端子b2と端子b3は、いずれかの端子が端子b1と接続されるように制御される。スイッチSW2は、図示しない信号により切り替え制御される例えば、アナログスイッチである。
図3(a)に示すように、第1検出部10の抵抗R1は、ICの1つの端子に配線部23で接続されている。制御部であるIC30は、第1検出部10、第2検出部20へ充電を行ない、次に、第1検出部10、第2検出部20の放電時における所定時に第1検出部10の電圧を測定し、この測定値に基づいて第1検出部10又は第2検出部20のいずれにタッチ操作がされたかを判定する。このような検出方式により、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別が可能になる。
なお、制御部であるIC30は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU、記憶部として半導体メモリであるRAM及びROM等を備える。ROMには、例えば、IC30が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
図3(a)、(b)、及び、図4で示すフローチャートにより、IC30における測定及びタッチ判定を説明する。
図3(a)は、IC30側から第1検出部10及び第2検出部20への充電工程である。図3(a)に示すように、スイッチSW1は、端子a1と端子a2が接続され、端子a3はオープンとされている。また、スイッチSW2は、端子b1と端子b3が接続され、端子b2はオープンとされている。このような接続状態により、電源電圧Vccから電源を第1検出部10及び第2検出部20へ供給する。これにより、図示A方向へ、第1検出部10及び第2検出部20への充電が行われる。なお、検出用コンデンサCMODは、端子b1と端子b3を介して放電端子VSW2へ接続されて放電状態とされている。
次に、図3(b)は、第1検出部10及び第2検出部20から検出用コンデンサCMODへの充電工程、検出工程である。図3(b)に示すように、スイッチSW2は、端子b1と端子b2が接続され、端子b3はオープンとされている。これにより、図示B方向へ、第1検出部10及び第2検出部20から検出用コンデンサCMODへの充電が行われる。また、スイッチSW1は、端子a1と端子a3が接続され、端子a2はオープンとされている。これにより、測定端子VSW1が配線部23を介して抵抗R1に接続されて、RC回路の端子部23aの電圧値を測定することができる。
図4で示すフローチャートにより、IC30におけるタッチ判定を説明する。まず、制御部であるIC30は、第1検出部10、第2検出部20へ充電を行なう(Step1)。スイッチSW1を切り替え制御して、電源電圧Vccからを第1検出部10及び第2検出部20へ電荷を供給する。また、スイッチSW2を切り替え制御して、検出用コンデンサCMODをRC回路の端子部23aから切り離した状態とし、放電端子VSW2へ接続して放電させてリセット(初期化)しておく。
次に、IC30は、第1検出部10、第2検出部20から放電を行なって、検出用コンデンサCMODへ充電を行なう(Step2)。スイッチSW2を切り替え制御して、RC回路の端子部23aを検出用コンデンサCMODに接続させる。また、スイッチSW1を切り替え制御して、RC回路の端子部23aを測定端子VSW1に接続させる。
IC30は、所定時t1、t2におけるRC回路の端子部23aの電圧値を測定する。この電圧値は、検出用コンデンサCMODの電圧値である。所定時t1、t2は、検出用コンデンサCMODへの充電開始時を基準として計測した時間であり、t1<t2である。例えば、t1=0.2μs、t2=3μsである。IC30は、所定時t2におけるRC回路の端子部23aの電圧値V2を測定し、閾値Vth2と比較して、タッチ判定を行なう(Step3)。すなわち、電圧値V2が閾値Vth2よりも大きい場合は、タッチ操作がされたと判定することができる。
IC30は、所定時t1におけるRC回路の端子部23aの電圧値V1を測定し、閾値Vth1と比較して、第1検出部10又は第2検出部20のいずれにタッチ操作がされたかの判定を行なう(Step4)。すなわち、閾値Vth1を、所定時t1における第1検出部10と第2検出部20の電圧値の間に設定しておく。電圧値V1が閾値Vth1よりも大きい場合は第1検出部10へタッチ操作がされたと判定し、電圧値V1が閾値Vth1よりも小さい場合は第2検出部20へタッチ操作がされたと判定することができる。
なお、Step3により、まずタッチ操作の判定を行ない、次に、Step4により、第1検出部10又は第2検出部20のいずれにタッチ操作がされたかの判定を行なうことが好ましい。
上記のStep1〜4を繰り返し実行することにより、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置(第1検出部10又は第2検出部20)の区別が可能となる。
(実施例)
図5は、第1検出部、第2検出部のいずれのタッチ操作かをパラメータとした場合の、図2(c)で示したコンデンサCMODの充電電圧曲線である。実施例として、図1において、C1=3(pF)、C2=3(pF)、CMOD=6(pF)、R1=1.2(kΩ)、R21=1.2(kΩ)、R22=100(kΩ)とした場合の、電圧の立ち上がり時、t=0.2μsでの電圧値をV1、t=3μsでの電圧値をV2(収束値)とした電圧波形(過渡特性)を図5に示す。
図5は、第1検出部、第2検出部のいずれのタッチ操作かをパラメータとした場合の、図2(c)で示したコンデンサCMODの充電電圧曲線である。実施例として、図1において、C1=3(pF)、C2=3(pF)、CMOD=6(pF)、R1=1.2(kΩ)、R21=1.2(kΩ)、R22=100(kΩ)とした場合の、電圧の立ち上がり時、t=0.2μsでの電圧値をV1、t=3μsでの電圧値をV2(収束値)とした電圧波形(過渡特性)を図5に示す。
図5で示した解析結果を、パラメータを分けて詳細に解析したものが、図6(a)、(b)である。図6(a)は、第1検出部、第2検出部のいずれのタッチ操作かをパラメータとした場合の、電極容量と所定時間のコンデンサCMODの電圧値の関係を示す図であり、図6(b)は、所定時間のコンデンサCMODの電圧値と電圧V2の収束値との関係を示す図である。
図6(a)から、収束値である電圧V2は、第1検出部、第2検出部のいずれのタッチ操作かに関係なく一定の値となる。また、図6(b)から、電圧の立ち上がり途中での電圧値V1は、第1検出部、第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかにより違いが表れる。
図5、図6(a)、(b)の解析結果から、収束値である電圧V2を測定することによりタッチ操作の有無を判定でき、また、電圧の立ち上がり途中での電圧値V1を測定することにより、第1検出部、第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかを判定できる。このことから、図1等で示した単一の電極で2つのスイッチとして機能させることができる。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係る静電検出装置は、以下のような効果を有する。
(1)静電検出装置1は、タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部10と、第1検出部10と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部20と、第1検出部10に1の端子で接続されて第1検出部10の充放電の制御を行ない、第1検出部10の過渡特性を測定する構成としている。これにより、単一電極を2次のRC回路として構成することができる。指のタッチ位置によって容量値C1とC2の大小関係が変わり、図2(c)、図5に示したように、回路の応答性が変化する。このことを利用すると、樹脂パネルのタッチの有無判別と、C1とC2のどちらのスイッチを操作しようとしているのかを判別することができる。
(2)収束値である電圧V2を測定することによりタッチ操作の有無を判定でき、また、電圧の立ち上がり途中での電圧値V1を測定することにより、第1検出部、第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかを判定できる。このことから、図1等で示した単一の電極で2つのスイッチとして機能させることができ、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別を可能とする静電検出装置を提供することが可能となる。
(3)上記のように、自己容量型の静電スイッチ電極1つを2つのスイッチとして機能させることができるが、配線及びICの端子は1つでよく、ICの端子数を減らすことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る静電検出装置は、以下のような効果を有する。
(1)静電検出装置1は、タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部10と、第1検出部10と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部20と、第1検出部10に1の端子で接続されて第1検出部10の充放電の制御を行ない、第1検出部10の過渡特性を測定する構成としている。これにより、単一電極を2次のRC回路として構成することができる。指のタッチ位置によって容量値C1とC2の大小関係が変わり、図2(c)、図5に示したように、回路の応答性が変化する。このことを利用すると、樹脂パネルのタッチの有無判別と、C1とC2のどちらのスイッチを操作しようとしているのかを判別することができる。
(2)収束値である電圧V2を測定することによりタッチ操作の有無を判定でき、また、電圧の立ち上がり途中での電圧値V1を測定することにより、第1検出部、第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかを判定できる。このことから、図1等で示した単一の電極で2つのスイッチとして機能させることができ、複数の電極が接続された単一電極でありながら、タッチ位置の区別を可能とする静電検出装置を提供することが可能となる。
(3)上記のように、自己容量型の静電スイッチ電極1つを2つのスイッチとして機能させることができるが、配線及びICの端子は1つでよく、ICの端子数を減らすことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。例えば、本発明の実施の形態では、RC回路を2段接続した2次のRC回路により静電検出装置を構成したが、3次以上のRC回路によっても同様に静電検出装置を構成することが可能である。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態およびその変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…静電検出装置
10…検出部
11…電極
11a、11b…接続部
20…検出部
21…電極
22、23…配線部
23a…端子部
30…IC
40…樹脂パネル
41…表面
42…タッチ面
10…検出部
11…電極
11a、11b…接続部
20…検出部
21…電極
22、23…配線部
23a…端子部
30…IC
40…樹脂パネル
41…表面
42…タッチ面
Claims (3)
- タッチ操作により静電容量が変化する第1検出部と、
前記第1検出部と電気的に直列に接続され、タッチ操作により静電容量が変化する第2検出部と、
前記第1検出部に1の端子で接続されて前記第1検出部の充放電の制御を行ない、前記第1検出部の過渡特性を測定することにより、前記第1検出部又は前記第2検出部のどちらにタッチ操作がされたかを判定する制御部と、
を有することを特徴とする静電検出装置。 - 前記第1検出部、前記第2検出部は、それぞれ容量成分及び抵抗成分から構成されるRC回路であり、前記第1検出部と前記第2検出部は、所定の抵抗値を有する抵抗により接続されていることを特徴とする請求項1に記載の静電検出装置。
- 前記制御部は、前記第1検出部へ充電を行ない、次に、前記第1検出部の放電時における所定時に前記第1検出部の電圧を測定し、この測定値に基づいて前記第1検出部又は前記第2検出部のいずれにタッチ操作がされたかを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の静電検出装置。
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