JP6181969B2 - 電気絶縁紙、それを加熱して得られた電気絶縁体及び電気絶縁空間を有する電気モーターまたは変圧器 - Google Patents
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Description
また、ハイブリッドカーや電気自動車には、電気モーター及び発電機として選択的に機能するモータージェネレータが搭載されているが、自動車の加速や減速の操作によって100℃以上の高温となるために、所定の性能を維持するため該モータージェネレータ内部に冷却油を循環させる方法が特開2006−081240号公報等で知られている。この種の油浸モーター用の絶縁部材においては、耐油性に優れることも必要となる。
従来、このような電気モーター用絶縁部材としては、所定の強度や絶縁破壊電圧など求められる諸特性を担保するため、異なる特性を有する複数のシート材が接着剤などにより接着されて積層された積層シートが用いられたりしている。例えば、ポリエステル系フィルムの両面に、ウレタン系やアクリル系の常温硬化型あるいは熱硬化型接着剤を介して耐熱紙を積層したものが検討されている(例えば、特許文献5参照)。
以上のように、小型化及び電気エネルギー変換の高効率化の要望等から、高温かつ狭い空間において確実に電気絶縁性能を得ることができる絶縁部材が求められている。
(1)紙状物の片面もしくは両面に熱膨張性の機能性樹脂微粒子を含む熱膨張性絶縁層が配されており、前記紙状物は、少なくともセルロース成分を含み、樹脂が含浸されていることを特徴とする電気絶縁紙。
(2)前記紙状物がジシアンジアミドを有することを特徴とする前記(1)記載の電気絶縁紙。
(3)前記樹脂がフェノール系樹脂であることを特徴とする前記(1)または(2)のいずれかに記載の電気絶縁紙。
(4)前記セルロース成分のカナダ標準ろ水度が400ml〜600mlであることを特徴とする前記(1)〜(3)に記載の電気絶縁紙。
(5)機能性樹脂微粒子が、平均粒径5〜50μmで膜厚2〜15μmの熱可塑性高分子からなる外殻と、該外殻に内包される低沸点炭化水素とで構成され、該低沸点炭化水素の沸点が熱可塑性高分子の軟化温度以下である熱膨張性マイクロカプセルであることを特徴とする前記(1)〜(5)に記載の電気絶縁紙。
(6)前記機能性樹脂微粒子の外殻がアクリロニトリル系共重合体であることを特徴とする前記(1)〜(5)に記載の電気絶縁紙。
本発明の電気絶縁紙は、可撓性のある紙状物を基材としていることから可撓性と薄葉化が可能であり、これにより各種電気製品、電子製品において、電気絶縁が必要な狭い空間の細部にまで到達させることが可能である。
本発明の電気絶縁紙は、表面に熱膨張性の機能性樹脂微粒子を配置したことにより加熱により厚さが増大し、狭い空間における隙間充填機能を有するので、電気絶縁が必要な狭い空間を絶縁部材で充填した電気絶縁空間を形成することができるとともに電気絶縁が必要な導電性部材との密着性を高くすることが可能である。さらに電気絶縁が必要な複数の導電性部材どうしをそれらの立体位置関係を変化させずに前記電気絶縁空間を形成した状態で接着固定することも可能である。
本発明の電気絶縁紙を加熱して得られた電気絶縁空間において電気絶縁性、耐熱性に優れ、耐油性を有しているので、電気モーター及び変圧器の相間絶縁用途として使用可能である。
<電気絶縁紙>
本発明の電気絶縁紙について、図1を使用して説明する。本発明の電気絶縁紙は、耐熱性樹脂を含浸または内包した紙状物1の片面(a)もしくは両面(b)に熱膨張性絶縁層2を配置している。
紙状物としては、各種の繊維材料を湿式法や乾式法を用いた公知の方法によりシート化した抄造紙、不織布が使用できる。紙状物の厚さは、適用すべき前記電気絶縁が必要な空間の寸法に応じて適宜設計すればよく、一般的な抄造紙、不織布が作製できる範囲において特に限定するものではない。
本発明の電気絶縁紙を構成する紙状物の繊維材料としては化学パルプ(針葉樹の晒クラフトパルプ(NBKP)または未晒クラフトパルプ(NUKB)、広葉樹の晒クラフトパルプ(LBKP)または未晒クラフトパルプ(LUKP)等)、機械パルプ(グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)等)等のセルロース成分、ケナフ、麻、竹等の非木材系のパルプ、ガラス繊維、ポリエチレン、ポリエステル繊維、セラミック繊維等の化学繊維、セラミック繊維、各種のエンジニアリングプラスチック及び各種のフッ素系樹脂を単独または任意の割合で混合して使用することができる。また、必要に応じてこれらの繊維材料を粉砕して配合することも可能である。
紙状物に含浸または内包する樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル等の架橋性ポリマー、ゴム成分、各種熱可塑性樹脂が使用できる。前記ゴム成としては、天然ゴム、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ポリイソブチレン(ブチルゴム IIR)、エチレンプロピレンゴム(EPM, EPDM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、エピクロルヒドリンゴム(CO, ECO)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)などが挙げられる。ゴム成分の添加により紙状物に可撓性を付与することができる。前記熱可塑性樹脂としては特に限定されないが、耐熱性を有する熱可塑性樹脂であることが好ましく、特にガラス転移温度が150℃以上、好ましくは180℃以上の耐熱性を有するものが好適に使用される。このような熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、各種アクリル樹脂、液晶ポリマーなどが挙げられる。前記紙状物に含浸または内包する樹脂は単独で又は2種以上混合して使用できる。
熱膨張性の機能性樹脂微粒子は、外部からの加熱により不可逆的に体積膨張する性質を持つ微粒子である。熱膨張性の機能性樹脂微粒子は、熱可塑性高分子からなる外殻と、該外殻に内包される低沸点炭化水素とで構成され、該低沸点炭化水素の沸点が熱可塑性高分子の軟化温度以下である熱膨張性マイクロカプセルであることが好ましい。該熱可塑性高分子からなる外殻の平均粒径は5〜50μmが好ましく20〜45μmがより好ましく、25〜40がさらに好ましい、同外殻の膜厚は2〜15μmが好ましい。平均粒径が50μmを超えると、加熱膨張時に破裂して内包物が漏れ出す恐れがあり、そうなると耐熱性や電気絶縁特性を損ねる恐れがある。平均粒径が5μm未満では十分な膨張が得られない恐れがあり、そうなると狭い空間における隙間充填機能が不十分となるので、電気絶縁が必要な狭い空間を絶縁部材で充填することができず、電気絶縁が必要な導電性部材との密着性が不十分となり、電気絶縁特性を損ねる恐れがある。
熱膨張性絶縁層の形成は、熱膨張性絶縁層を予め形成しておき前記樹脂含浸した紙状物と熱溶融させたり耐熱性接着剤を介したりして複合化して形成することもできるし、熱膨張性の機能性樹脂微粒子を含む塗料を前記樹脂含浸した紙状物に塗工して形成することもできる。
本発明において、紙状物、含浸樹脂、熱膨張性絶縁層には、本発明の効果を損ねない範囲において、種々の添加剤を含んでいてもよい。この添加剤の種類は特に限定されず、粘着付与樹脂、難燃剤、酸化防止剤、無機フィラー、気泡核剤、結晶核剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、顔料、架橋剤、架橋助剤、シランカップリング剤などの一般的なプラスチック用配合剤などを挙げることができる。これらの添加剤の配合比率は、適宜の設計事項である。
本発明の電気絶縁紙を加熱して得られた電気絶縁空間について、図2を使用して説明する。図2(a)は電気モーターまたは変圧器の一部分の部材の位置関係を示しており、鉄芯等からなるコア材4とコイル5とが電気絶縁が必要な狭い空間10を介して配置されている。図2(b)は前記図2(a)の電気絶縁が必要な狭い空間10に本発明の電気絶縁紙11を挿入した状態を示している。電気絶縁紙11は図1(b)で示した紙状物1の両面に熱膨張性絶縁層2を配置したものを例示している。図2(c)は、前記図2(b)の全体を加熱することにより電気絶縁紙を加熱して得られた電気絶縁空間3が形成されている状態を示している。紙状物1と電気絶縁紙を加熱して得られた電気絶縁空間3とを合わせた状態が本発明の電気絶縁体である。
空孔率(%)=[1−(多孔質樹脂層の比重/多孔化前の熱可塑性樹脂組成物の比重)]×100
[実施例1]
紙状物として、
耐熱絶縁紙(新巴川製紙社製、商品名:TZA)
を用い、それぞれ30cm×20cmの寸法に裁断した。
含浸樹脂として電気絶縁性ワニスである、
フェノール系ワニス(日立化成社製、商品名:HPD−200)
を用い、エチルアルコールで固形分40%となるように含浸樹脂溶液を調整した。
ステンレス製バットに前記含浸樹脂溶液を100gを流し入れ、前記裁断した紙状物をバットに投入し、1分間静置して樹脂を含浸させた。
バットから紙状物を引き出し、温度120℃に設定した温風乾燥機に5分投入することにより乾燥し、樹脂含浸量が20g/cm2である紙状物を作製した。
続いて、
熱膨張性の機能性樹脂粒子(松本油脂製薬社製、商品名:F190D) 20g
をトルエン20gに溶解し、メイヤーバーを使用して、前記樹脂含浸した紙状物に塗工し、温度120℃に設定した温風乾燥機で乾燥して、塗工量50g/m2の熱膨張性絶縁層を形成し、実施例1の電気絶縁紙を得た。
紙状物を下記のアラミド紙に変更した以外は実施例1と同様にして参考例2の電気絶縁紙を得た。
アラミド紙(デュポン社製、商品名:ノーメックス)
紙状物を下記の紙/フィルム積層紙に変更した以外は実施例1と同様にして実施例3の電気絶縁紙を得た。
紙/フィルム積層紙(新巴川製紙社製、商品名:半合成紙200M)
実施例1の紙状物を参考例1の電気絶縁紙とした。ただし、参考例1の電気絶縁紙は、電気絶縁が必要な狭い空間に先に電気絶縁紙を設置してから該空間にワニスを流し込んで樹脂含浸を実施することにより電気絶縁体を形成する従来の方法を再現したものである。そこで、参考例1の電気絶縁紙からなる絶縁破壊強度の低下率の測定及び固定強度の低下率の測定においては、電気絶縁が必要な狭い空間に先に電気絶縁紙を設置してから樹脂含浸を実施する必要があるため、後述する別の方法により参考例1の電気絶縁紙が形成する電気絶縁体を作製した。
耐熱絶縁紙(新巴川製紙社製、商品名:TZA)
耐熱性評価として実施例及び参考例の試料に形成された電気絶縁体について、熱履歴付与前後の絶縁破壊強度の低下率と固定強度の低下率とを評価した。
なお、本発明でいう固定強度とは、複数の導電性部材どうしをそれらの立体位置関係を変化させずに前記電気絶縁空間を形成した状態で接着固定するという本発明の電気絶縁紙の作用効果を評価する指標である。以下の実施例および参考例では、固定強度を鉄板と銅箔のはく離強度に置き換えて評価した。
・試験片の作製
実施例1、3及び参考例2の電気絶縁紙の試験片は、幅50mm×長さ100mm×厚さ1mmの鉄板片を水平に置き、該鉄片の2つの長辺それぞれの上に幅2mm×長さ100mm×厚さ500μmのPTFE製スペーサーを設置し、さらにその上側に前記鉄板片と同寸法の銅板片を設置し、スペーサーにより形成されている隙間に幅40mm×長さ100mmの実施例の電気絶縁紙を設置した状態で、温風乾燥機中で温度180℃で1分加熱した後に常温で自然冷却して、実施例の電気絶縁紙の試験片を作製した。この際、実施例の試験片は熱膨張して鉄板片と銅板片との間隙が充填されていることを目視で確認した。
前記評価用の試験片を温風乾燥機中で、温度200℃で1000時間曝露した後に常温で自然冷却して曝露後の試験片を作製した。
電気絶縁体が形成されている試験片を温風乾燥機を用いて温度200℃で1000時間曝露し、曝露前後の電気絶縁体の絶縁破壊強度(単位:kV/mm)をJIS C2300−2に準じて測定し、その低下率を以下の式により算出した。
=(曝露前の絶縁破壊強度−曝露後の絶縁破壊強度)/(曝露前の絶縁破壊強度)×100
固定強度の評価は、電気絶縁紙からなる電気絶縁体が、スペーサーを介して一定の面間距離を保っている鉄板と銅箔の間に密着して挟まれており、銅箔の一部がつかみしろを有しており、前記電気絶縁体により鉄板と銅箔とが接着固定されている態様の試験片を使用した。以下にさらに詳しく述べる。
実施例1〜3の電気絶縁紙の試験片は、一辺20cmの正方形で厚さ2mmの鉄板を水平に置き、その上面に一辺20cmの正方形で厚さ500μmであって中心部に幅25mm×長さ150mmの貫通窓があるPTFE製スペーサーを設置し、該貫通窓に幅25mm×長さ150mmの実施例の電気絶縁紙をはめ込み、その上側に幅35mm×長さ200mm×厚さ38μmの銅箔を電気絶縁紙が完全に隠れかつ30mm程度のつかみしろが残るように鉄板と平行に設置した状態で、温風乾燥機中で温度180℃で1分加熱した後に常温で自然冷却して、実施例の電気絶縁紙の試験片を作製した。この際、実施例の試験片は熱膨張して鉄板と銅箔との間隙が充填されていることを目視で確認した。
前記評価用の試験片を温風乾燥機中で、温度200℃で1000時間曝露した後に常温で自然冷却して曝露後の試験片を作製した。
実施例1、3及び参考例1、2の曝露前及び曝露後の試験片をそれぞれ5個ずつ準備し、万能引張試験機を用い、鉄板を水平に設置し、銅箔のつかみしろをチャックではさんで90度はく離強度(単位:N)をJIS K6854−1に準じて測定し、5個の平均値を測定値とした。前記のように、曝露前に対する曝露後のはく離強度の低下率を固定強度の低下率とみなして、以下の式により算出した。
=(はく離強度の低下率)[%]
=(曝露前のはく離強度−曝露後のはく離強度)/(曝露前のはく離強度)×100
これに加えて、本発明の電気絶縁紙は、電気絶縁が必要な狭い空間における電気絶縁体の形成方法において、従来の電気絶縁紙で必要であったワニスの流し込み工程が不要であり、さらに加熱時間も1分とごく短時間で完了できる。すなわち、本発明の電気絶縁紙は、電気絶縁が必要な狭い空間における電気絶縁体の形成において従来の電気絶縁紙より
も優れている。
このように、本発明の電気絶縁紙は、電気絶縁が必要な狭い空間を絶縁部材で充填した電気絶縁空間を形成することができるとともに電気絶縁が必要な導電性部材との密着性を高くすることが可能である。さらに電気絶縁が必要な複数の導電性部材どうしをそれらの立体位置関係を変化させずに前記電気絶縁空間を形成した状態で接着固定することも可能である。
2 熱膨張性絶縁層
3 熱膨張性絶縁層を加熱して得られた電気絶縁空間
4 コア材
5 コイル
10 電気絶縁が必要な狭い空間
11、12 電気絶縁紙
Claims (6)
- 紙状物の片面もしくは両面に熱膨張性の機能性樹脂微粒子を含む熱膨張性絶縁層が配されており、前記紙状物は、少なくともセルロース成分を含み、樹脂が含浸されていることを特徴とする電気絶縁紙。
- 前記紙状物がジシアンジアミドを有することを特徴とする請求項1に記載の電気絶縁紙。
- 前記樹脂がフェノール系樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気絶縁紙。
- 前記セルロース成分のカナダ標準ろ水度が400ml〜600mlであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の電気絶縁紙。
- 機能性樹脂微粒子が、平均粒径5〜50μmで膜厚2〜15μmの熱可塑性高分子からなる外殻と、該外殻に内包される低沸点炭化水素とで構成され、該低沸点炭化水素の沸点が熱可塑性高分子の軟化温度以下である熱膨張性マイクロカプセルであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の電気絶縁紙。
- 前記機能性樹脂微粒子の外殻がアクリロニトリル系共重合体であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の電気絶縁紙。
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