JP6179602B2 - アクセスネットワーク装置、管理装置、通信システム、情報通知方法、管理方法およびプログラム - Google Patents

アクセスネットワーク装置、管理装置、通信システム、情報通知方法、管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アクセスネットワーク装置、管理装置、通信システム、情報通知方法、管理方法およびプログラムに関し、特には、アクセスネットワーク装置が管理している情報を送信するアクセスネットワーク装置、管理装置、通信システム、情報通知方法、管理方法およびプログラムに関する。
特許文献1の図12には、監視システムがLLDP(Link Layer Discovery Protocol)を使用して複数の監視対象装置の各々が管理している情報を入手するネットワーク監視システムが記載されている。
LLDPは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1ABにて規定されたレイヤ2レベルのプロトコルである。LLDPでは、ノードが有する管理情報を示すLLDPフレームが、互いに隣接するノード(以下「隣接ノード」と称する)間で送受信される。
各ノードは、LLDPフレームを送信することで、自ノードが管理する管理情報を、隣接ノードに通知する。また、各ノードは、隣接ノードからのLLDPフレームを使用して隣接ノードが管理する管理情報を認識する。
特開2012−134616号公報
特許文献1に記載の監視システムは、監視対象装置が管理している管理情報を、LLDPを使用して入手する。
このため、特許文献1に記載の監視システムと監視対象装置との間にノードが存在する場合、監視システムは、レイヤ2レベルの通信で監視対象装置から管理情報を入手できないという課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決可能なアクセスネットワーク装置、管理装置、通信システム、情報通知方法、管理方法およびプログラムを提供することである。
本発明のアクセスネットワーク装置は、アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置であって、前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御手段と、前記アクセスネットワーク装置が管理する情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する通信手段と、を有する。
本発明の管理装置は、アクセスネットワークを管理する管理装置であって、前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信する通信手段を有する。
本発明の通信システムは、アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置と、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と、を含み、前記アクセスネットワーク装置は、前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御手段と、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する第1通信手段と、を有し、前記管理装置は、前記アクセスネットワーク装置から、前記通信トンネルを介して前記レイヤ2メッセージを受信する第2通信手段を有する。
本発明の情報通知方法は、アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置が行う情報通知方法であって、前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定し、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信している。
本発明の管理方法は、アクセスネットワークを管理する管理装置が行う管理方法であって、前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信している。
本発明のプログラムは、コンピュータに、前記コンピュータがアクセスネットワークに組み込まれた後に、アクセスネットワークを管理する管理装置と前記コンピュータとの間に通信トンネルを設定する制御手順と、前記コンピュータが管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する送信手順と、を実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記コンピュータと前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信する受信手順を実行させる。
本発明によれば、管理装置は、管理装置とアクセスネットワーク装置との間にノードが存在しても、アクセスネットワーク装置が管理している管理情報を入手することが可能になる。
本発明の第1実施形態の通信システム100を示したブロック図である。 無線基地局eNB1を示したブロック図である。 スイッチSW1を示した図である。 BRM3を示した図である。 無線基地局eNB1の動作を説明するためのフローチャートである。 スイッチSW1の動作を説明するためのフローチャートである。 BRM3の動作を説明するためのフローチャートである。 記憶部62に記憶された情報の一例を示した図である。 通信システム100の一例を示したブロック図である。 通信トンネル制御部44とLLDP処理部45とからなる無線基地局を示した図である。 通信トンネル制御部53とLLDP処理部54とからなるスイッチを示した図である。 管理部63からなる管理装置示した図である。 第2実施形態で用いる無線基地局eNBを示した図である。 第2実施形態で用いるスイッチSWを示した図である。 第1〜第3閾値を使用した判定結果が記憶された記憶部62の一例を示した図である。 LLDPフレームのフォーマット例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の通信システム100を示したブロック図である。
通信システム100は、アクセスネットワーク1と、EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク2と、管理装置3と、を含む。以下では、管理装置をBRM(Backhaul Resource Manager)とも称する。
アクセスネットワーク1は、eNB(evolved Node B)である無線基地局eNB1およびeNB2と、ネットワーク10A、10Bおよび10Cと、を含む。
ネットワーク10A、10Bおよび10Cは、それぞれ、無線基地局eNB1およびeNB2と、EPCネットワーク2と、を接続する。
ネットワーク10A、10Bおよび10Cは、それぞれ、複数のスイッチや複数のルータを含む。図1では、ネットワーク10A内のスイッチSW1〜SW4、ネットワーク10B内のスイッチSW5〜SW6、および、ネットワーク10C内のスイッチSW7〜SW8が示されている。スイッチSW1〜SW8の各々は、例えば、L2(レイヤ2)スイッチまたはL3(レイヤ3)スイッチである。
ネットワーク10Aは、無線基地局eNB1およびeNB2が通常時に接続するネットワークである。
ネットワーク10Bおよび10Cは、ネットワーク10Aで輻輳または障害が発生した場合に、迂回ルートとして利用されるネットワークである。
ネットワーク10Bまたは10Cが、セキュリティを考慮する必要のあるネットワークである場合、ネットワーク10Bまたは10Cにセキュリティトンネルを確立した上で、ネットワーク10Bまたは10Cが迂回ルートとして利用されてもよい。セキュリティを考慮する必要のあるネットワークの一例としてインターネットが挙げられる。しかしながら、セキュリティを考慮する必要のあるネットワークはインターネットに限らない。セキュリティトンネルの一例としてIPsec(Internet Protocol Security)トンネルが挙げられる。しかしながら、セキュリティトンネルはIPsecトンネルに限らない。
無線基地局eNB1およびeNB2とスイッチSW1〜SW8の各々は、アクセスネットワーク装置および第2のアクセスネットワーク装置の一例である。
図2は、無線基地局eNB1を示したブロック図である。
図2において、無線基地局eNB1は、無線通信IF(インタフェース)41と、ネットワークIF42と、通信処理部43と、通信トンネル制御部44と、LLDP処理部45と、を含む。
無線通信IF41は、携帯電話機やスマートフォン等の端末(不図示)と無線接続する。
ネットワークIF42は、無線基地局eNB1と直接通信するアクセスネットワーク装置(図1に示した例では、スイッチSW1)と接続している。
通信処理部43は、一般的な無線基地局(eNB)が有する機能を実行する。例えば、通信処理部43は、無線通信IF41に無線接続している端末とEPCネットワーク2との間の通信を制御する。
通信トンネル制御部44は、制御部の一例である。
通信トンネル制御部44は、無線基地局eNB1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、BRM3と無線基地局eNB1との間に通信トンネル(以下「第1通信トンネル」と称する)を設定する。
通信トンネル制御部44は、例えば、VLAN(Virtual Local Area Network)やVRF(Virtual Routing and Forwarding)を用いて第1通信トンネルを設定する。
通信トンネル制御部44は、第1通信トンネルを設定するための設定処理をBRM3と通信して実行する。なお、通信トンネルの設定手法は公知技術であるので、その詳細な説明は割愛する。
LLDP処理部45は、通信部および第1通信部の一例である。
LLDP処理部45は、無線基地局eNB1が管理している情報(以下「第1管理情報」と称する)を含むLLDPフレームを生成する。本実施形態では、LLDP処理部45が第1管理情報を管理する。以下では、第1管理情報を含むLLDPフレームを「第1LLDPフレーム」と称する。
第1管理情報は、管理情報の一例である。第1管理情報は、無線基地局eNB1の識別情報と、無線基地局eNB1の通信状態を表す情報と、を含む。無線基地局eNB1の通信状態を表す情報は、無線基地局eNB1が通常状態か輻輳状態か障害状態であるかと、アクセスネットワーク1内で無線基地局eNB1の1ホップ先のノードと無線基地局eNB1との間の回線における帯域使用量と、を示す。
第1LLDPフレームは、レイヤ2メッセージの一例である。
LLDP処理部45は、第1LLDPフレームを、第1通信トンネルを介して送信する。
例えば、LLDP処理部45は、第1LLDPフレームに対して、第1通信トンネルに対応するカプセル化を実行して通知用パケット(以下「第1通知用パケット」と称する)を生成する。
LLDP処理部45は、第1通知用パケットを、第1通信トンネルを介して送信する。
無線基地局eNB2は、無線基地局eNB1と同様の機能を有する。無線基地局eNB2についての説明は、上述した無線基地局eNB1の説明のうち「無線基地局eNB1」を「無線基地局eNB2」と読み替えることでなされる。
なお、無線基地局eNB2内のネットワークIF42は、無線基地局eNB2と直接通信するアクセスネットワーク装置(図1に示した例では、スイッチSW1およびSW5)と接続している。
図3は、スイッチSW1を示した図である。
図3において、スイッチSW1は、ネットワークIF51と、通信処理部52と、通信トンネル制御部53と、LLDP処理部54と、を含む。
ネットワークIF51は、スイッチSW1と直接通信するアクセスネットワーク装置(図1に示した例では、無線基地局eNB1およびeNB2と、スイッチSW2、SW4、SW5およびSW7)と接続している。
通信処理部52は、スイッチの機能を有する。例えば、スイッチSW1がL2スイッチである場合、通信処理部52は一般的なL2スイッチが有する機能を実行する。また、スイッチSW1がL3スイッチである場合、通信処理部52は一般的なL3スイッチが有する機能を実行する。
通信トンネル制御部53は、制御部の一例である。
通信トンネル制御部53は、スイッチSW1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、BRM3とスイッチSW1との間に通信トンネル(以下「第2通信トンネル」と称する)を設定する。通信トンネル制御部53は、例えば、VLANやVRFを用いて第2通信トンネルを設定する。通信トンネルの設定手法は、上述したように公知技術であるので、その詳細な説明は割愛する。
LLDP処理部54は、通信部および第1通信部の一例である。
LLDP処理部54は、スイッチSW1が管理している情報(以下「第2管理情報」と称する)を含むLLDPフレームを生成する。本実施形態では、LLDP処理部54が第2管理情報を管理する。以下では、第2管理情報を含むLLDPフレームを「第2LLDPフレーム」と称する。
第2管理情報は、管理情報の一例である。第2管理情報は、スイッチSW1の識別情報と、スイッチSW1の通信状態を表す情報と、を含む。スイッチSW1の通信状態を表す情報は、スイッチSW1が通常状態か輻輳状態か障害状態であるかと、アクセスネットワーク1内でスイッチSW1の1ホップ先のノードとスイッチSW1との間の回線における帯域使用量と、を示す。
第2LLDPフレームは、レイヤ2メッセージの一例である。
LLDP処理部54は、第2LLDPフレームを、第2通信トンネルを介して送信する。
例えば、LLDP処理部54は、第2LLDPフレームに対して、第2通信トンネルに対応するカプセル化を実行して通知用パケット(以下「第2通知用パケット」と称する)を生成する。LLDP処理部54は、第2通知用パケットを、第2通信トンネルを介して送信する。
スイッチSW2〜SW8の各々についての説明は、上述したスイッチSW1の説明のうち「スイッチSW1」を「スイッチSW2」、「スイッチSW3」・・・「スイッチSW8」とそれぞれ読み替えることでなされる。
なお、スイッチSW2内のネットワークIF51は、スイッチSW2と直接通信するアクセスネットワーク装置(図1に示した例では、スイッチSW1およびSW3)と接続している。
また、スイッチSW3〜SW8内の各々のネットワークIF51は、それぞれ、スイッチSW3〜SW8と直接通信するアクセスネットワーク装置と接続している。
図4は、BRM3を示した図である。
図4において、BRM3は、ネットワークIF61と、記憶部62と、管理部63と、を含む。
ネットワークIF61は、BRM3と直接通信するアクセスネットワーク装置と接続している。
記憶部62は、アクセスネットワーク1内の各装置(図1に示した例では、無線基地局eNB1およびeNB2とスイッチSW1〜SW8)の通信状態を記憶する。
管理部63は、通信部および第2通信部の一例である。
管理部63は、無線基地局eNB1およびeNB2とスイッチSW1〜SW8の各々から、各通信トンネルを介して、各通知用パケットを受信する。管理部63は、各通知用パケットをデカプセル化して各LLDPフレームを得る。管理部63は、LLDPフレームに示された通信状態を記憶部62に記憶する。
管理部63は、記憶部62に記憶された各装置(無線基地局eNB1およびeNB2とスイッチSW1〜SW8)の通信状態を用いて、アクセスネットワーク1の通信状態を制御する。
次に、動作を説明する。
まず、無線基地局eNB1の動作を説明する。なお、無線基地局eNB2の動作は、無線基地局eNB1の動作に準じるため、その説明を省略する。
図5は、無線基地局eNB1の動作を説明するためのフローチャートである。
通信トンネル制御部44は、無線基地局eNB1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後、BRM3と無線基地局eNB1との間に第1通信トンネルを設定する(ステップS101)。
例えば、通信トンネル制御部44は、無線基地局eNB1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、無線基地局eNB1に電源電圧が投入されると、BRM3と無線基地局eNB1との間に第1通信トンネルを設定する。
続いて、通信トンネル制御部44は、第1通信トンネルの両端となる無線基地局eNB1およびBRM3の各々のIP(Internet Protocol)アドレスを表す第1通信トンネル情報をLLDP処理部45に通知する。LLDP処理部45は、第1通信トンネル情報を受け付けると、第1通信トンネル情報を保持する。
一方、通信処理部43は、無線基地局eNB1に電源電圧が投入されると、一般的な無線基地局(eNB)が有する機能を実行し、さらに、無線基地局eNB1の通信状態を特定する(ステップS102)。
本実施形態では、通信処理部43は、通信処理部43とネットワークIF42との間でやり取りされるデータの量を用いて、無線基地局eNB1の1ホップ先のノードと無線基地局eNB1の間の回線での帯域使用量を、無線基地局eNB1の通信状態として特定する。なお、データは、パケットやフレームである。
また、通信処理部43は、通信処理部43とネットワークIF42との間でやり取りされるデータの量を用いて、無線基地局eNB1が通常状態か輻輳状態か障害状態であるかを、無線基地局eNB1の通信状態として特定する。
続いて、通信処理部43は、無線基地局eNB1の通信状態をLLDP処理部45に出力する。
LLDP処理部45は、無線基地局eNB1の通信状態を受け付けると、無線基地局eNB1の通信状態を保持して管理する(ステップS103)。
続いて、LLDP処理部45は、無線基地局eNB1の通信状態と無線基地局eNB1の識別情報とを示す第1LLDPフレームを生成する(ステップS104)。
続いて、LLDP処理部45は、第1通信トンネル情報を参照し、第1LLDPフレームに対して第1通信トンネルに対応するカプセル化を実行して第1通知用パケットを生成する(ステップS105)。
ここで、第1通信トンネルに対応するカプセル化とは、第1LLDPフレームに、送信元として無線基地局eNB1のIPアドレスが示され送信先としてBRM3のIPアドレスが示されたヘッダを付加することを意味する。
続いて、LLDP処理部45は、第1通知用パケットをネットワークIF42から送信する(ステップS106)。
第1通知用パケットには第1通信トンネルに対応するカプセル化が施されているため、第1通知用パケットは、第1通信トンネルを通ってBRM3にて受信される。
続いて、LLDP処理部45は、第1通知用パケットを送信してから予め設定された第1時間経過するまで待つ(ステップS107)。
第1通知用パケットを送信してから第1時間経過すると、LLDP処理部45は、通信処理部43に出力指示を出力する。
通信処理部43は、出力指示を受け付けると、ステップS102を実行する。
次に、スイッチSW1の動作を説明する。なお、スイッチSW2〜SW8の動作は、スイッチSW1の動作に準じるため、その説明を省略する。
図6は、スイッチSW1の動作を説明するためのフローチャートである。
通信トンネル制御部53は、スイッチSW1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、スイッチSW1に電源電圧が投入されると、BRM3とスイッチSW1との間に第2通信トンネルを設定する(ステップS201)。
続いて、通信トンネル制御部53は、第2通信トンネルの両端となる無線基地局eNB1およびスイッチSW1の各々のIPアドレスを表す第2通信トンネル情報をLLDP処理部54に通知する。LLDP処理部54は、第2通信トンネル情報を受け付けると、第2通信トンネル情報を保持する。
一方、通信処理部52は、スイッチSW1に電源電圧が投入されると、一般的なスイッチが有する機能を実行し、さらに、スイッチSW1の通信状態を特定する(ステップS202)。
本実施形態では、通信処理部52は、通信処理部52とネットワークIF51との間でやり取りされるデータの量を用いて、スイッチSW1の1ホップ先のノードとスイッチSW1との間の回線での帯域使用量を、スイッチSW1の通信状態として特定する。
また、通信処理部52は、通信処理部52とネットワークIF51との間でやり取りされるデータの量を用いて、スイッチSW1が通常状態か輻輳状態か障害状態であるかを、スイッチSW1の通信状態として特定する。
続いて、通信処理部52は、スイッチSW1の通信状態をLLDP処理部54に出力する。
LLDP処理部54は、スイッチSW1の通信状態を受け付けると、スイッチSW1の通信状態を保持して管理する(ステップS203)。
続いて、LLDP処理部54は、スイッチSW1の通信状態とスイッチSW1の識別情報とを示す第2LLDPフレームを生成する(ステップS204)。
続いて、LLDP処理部54は、第2通信トンネル情報を参照し、第2LLDPフレームに対して第2通信トンネルに対応するカプセル化を実行して第2通知用パケットを生成する(ステップS205)。
ここで、第2通信トンネルに対応するカプセル化とは、第2LLDPフレームに、送信元としてスイッチSW1のIPアドレスが示され送信先としてBRM3のIPアドレスが示されたヘッダを付加することを意味する。
続いて、LLDP処理部54は、第2通知用パケットをネットワークIF51から送信する(ステップS206)。
第2通知用パケットには第2通信トンネルに対応するカプセル化が施されているため、第2通知用パケットは、第2通信トンネルを通ってBRM3にて受信される。
続いて、LLDP処理部54は、第2通知用パケットを送信してから予め設定された第2時間経過するまで待つ(ステップS207)。第2時間は第1時間と同一でもよく異なっていてもよい。
第2通知用パケットを送信してから第2時間経過すると、LLDP処理部54は、通信処理部52に出力指示を出力する。
通信処理部52は、出力指示を受け付けると、ステップS202を実行する。
次に、BRM3の動作を説明する。
図7は、BRM3の動作を説明するためのフローチャートである。
管理部63は、ネットワークIF61を介して、第1通知用パケットまたは第2通知用パケット(以下、まとめて「通知用パケット」と称する)を受信すると(ステップS301)、通知用パケットをデカプセル化してLLDPフレームを検出する(ステップS302)。
続いて、管理部63は、LLDPフレームに示されたLLDPフレームの送信元の通信状態および送信元の識別情報を、互いに関連づけて記憶部62に記憶する(ステップS303)。
図8は、記憶部62に記憶された情報の一例を示した図である。図8では、各装置の識別情報として、eNB1〜eNB2とSW1〜SW8が示されている。
管理部63は、記憶部62に記憶された情報を用いて、アクセスネットワーク1中の輻輳や障害の発生を監視する。
また、管理部63は、アクセスネットワーク1の中の輻輳や障害の状況に応じて、アクセスネットワーク1内の各装置(無線基地局やスイッチ)に対して、ルーティング情報の変更指示を実施する。
例えば、図8、9に示すようにスイッチSW1が輻輳(Congestion)状態でありスイッチSW4が障害状態(Failure)である場合、アクセスネットワーク1内でのパケットロスや遅延にてサービス品質が低下してしまう。このため、管理部63は、アクセスネットワーク1内でのパケットロスや遅延にてサービス品質が低下することを回避するために、以下のように動作する。
管理部63は、記憶部62を参照し、無線基地局eNB2のトラヒックを帯域使用量に余裕のあるスイッチSW#5に切り替える旨のルーティング情報の更新指示を、無線基地局eNB2に送信する。
無線基地局eNB2では、通信処理部43は、管理部63からのルーティング情報の更新指示に従って、無線基地局eNB2のトラヒックをスイッチSW#5に切り替える。
また、管理部63は、記憶部62を参照し、スイッチSW1にしか接続していない無線基地局eNB1に対して帯域制御(例えば、送受信帯域の変更や低優先サービス向けの回線帯域の変更)を行ってもよい。
次に、本実施形態の効果について説明する。
通信トンネル制御部44は、無線基地局eNB1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、BRM3と無線基地局eNB1との間に第1通信トンネルを設定する。LLDP処理部45は、第1通信トンネルを介して第1LLDPフレームを送信する。
このため、無線基地局eNB1とBRM3との間にノードが存在しても、第1LLDPフレームはBRM3に到達する。
また、通信トンネル制御部53は、スイッチSW1がアクセスネットワーク1に組み込まれた後に、BRM3とスイッチSW1との間に第2通信トンネルを設定する。LLDP処理部54は、第2通信トンネルを介して第2LLDPフレームを送信する。
このため、スイッチSW1とBRM3との間にノードが存在しても、第2LLDPフレームはBRM3に到達する。
BRM3の管理部63は、各通信トンネルを介して、第1LLDPフレームや第2LLDPフレームを受信する。
したがって、BRM3は、BRM3とアクセスネットワーク装置(例えば、無線基地局eNB1やスイッチSW1)との間にノードが存在しても、そのアクセスネットワーク装置が管理している情報をLLDPフレームから入手することが可能になる。
上記効果は、通信トンネル制御部44とLLDP処理部45とからなる無線基地局や、通信トンネル制御部53とLLDP処理部54とからなるスイッチや、管理部63からなるBRMでも奏する。
図10Aは、通信トンネル制御部44とLLDP処理部45とからなる無線基地局を示した図である。図10Bは、通信トンネル制御部53とLLDP処理部54とからなるスイッチを示した図である。図11は、管理部63からなるBRMを示した図である。
本実施形態では、第1LLDPフレームは、無線基地局eNB1の通信状態を表す情報を含む。
また、第2LLDPフレームは、スイッチSW1の通信状態を表す情報を含む。
このため、BRM3は、BRM3とアクセスネットワーク装置との間にノードが存在しても、そのアクセスネットワーク装置の通信状態を入手可能になる。また、L2ネットワークにおける状態管理(帯域使用量監視や障害監視)をBRM3が集中管理することが可能になる。
BRM3では、記憶部62は、各アクセスネットワーク装置の通信状態を表す情報を記憶する。このため、管理部63は、記憶部62に記憶された情報を参照して、例えば、アクセスネットワーク1全体を意識したトラヒックのルーティング設定や、各アクセスネットワーク装置に対する帯域制御指示を実行することが可能になる。
また、管理部63は、アクセスネットワーク内のトラヒック状況や障害状況についてLLDP機能を利用したL2レベルでの集中監視を行うことで、アクセスネットワーク1のリソースの有効活用を実現し、エンドユーザに安定したサービスを提供可能になる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、各アクセスネットワーク装置は、自装置が管理している情報を、通信トンネルを介してBRM3に送信する。これに対して、第2実施形態では、アクセスネットワーク装置は、自装置が管理している情報と、隣接する他のアクセスネットワーク装置が管理している情報とを、LLDPフレームを用いて通信トンネルを介してBRM3に送信する。
以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点について説明する。第2実施形態の通信システムの全体構成は、図1に示した第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、各アクセスネットワーク装置(無線基地局やスイッチ)は、隣接する他のアクセスネットワーク装置とLLDPフレームをやり取りして、他のアクセスネットワーク装置の通信状態を取得する。
以下では、隣接する他のアクセスネットワーク装置を「隣接装置」と称する。
アクセスネットワーク装置と隣接装置との間でやり取りされるLLDPフレームには、LLDPフレームの送信元が通常状態か輻輳状態か障害状態と、送信元の1ホップ先のノードと送信元との間の回線での帯域使用量が、送信元の通信状態として示されている。
図12は、第2実施形態で用いる無線基地局eNBを示した図である。図12において、図2に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
図12において、無線基地局eNBは、無線通信IF(インタフェース)41と、ネットワークIF42と、通信処理部43と、通信トンネル制御部44と、LLDP処理部45aと、を含む。
LLDP処理部45aは、通信部の一例である。
LLDP処理部45aは、隣接装置との間でLLDPフレームをやり取りする。このLLDPフレームには、上述したように、LLDPフレームの送信元が通常状態か輻輳状態か障害状態と、送信元の1ホップ先のノードと送信元との間の回線での帯域使用量が、送信元の通信状態として示されている。
LLDP処理部45aは、通信処理部43から通知された無線基地局eNB1の通信状態と、隣接装置から通知された隣接装置の通信状態と、を管理する。
LLDP処理部45aは、無線基地局eNB1の通信状態および識別情報と、隣接装置の通信状態および識別情報と、を示す第3LLDPフレームを生成する。LLDP処理部45aは、第1通信トンネル情報を参照し、第3LLDPフレームに対して第1通信トンネルに対応するカプセル化を実行して第3通知用パケットを生成する。LLDP処理部45aは、第3通知用パケットをネットワークIF42から送信する。
図13は、第2実施形態で用いるスイッチSWを示した図である。図13において、図3に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
図13において、スイッチSWは、ネットワークIF51と、通信処理部52と、通信トンネル制御部53と、LLDP処理部54aと、を含む。
LLDP処理部54aは、通信部の一例である。
LLDP処理部54aは、隣接装置との間でLLDPフレームをやり取りする。このLLDPフレームには、上述したように、LLDPフレームの送信元が通常状態か輻輳状態か障害状態と、送信元の1ホップ先のノードと送信元との間の回線での帯域使用量が、送信元の通信状態として示されている。
LLDP処理部54aは、通信処理部52から通知されたスイッチSWの通信状態と、隣接装置から通知された隣接装置の通信状態と、を管理する。
LLDP処理部54aは、スイッチSWの通信状態および識別情報と、隣接装置の通信状態および識別情報と、を示す第4LLDPフレームを生成する。LLDP処理部54aは、第2通信トンネル情報を参照し、第4LLDPフレームに対して第2通信トンネルに対応するカプセル化を実行して第4通知用パケットを生成する。LLDP処理部54aは、第4通知用パケットをネットワークIF51から送信する。
BRM3では、管理部63は、ネットワークIF61を介して、第3通知用パケットまたは第4通知用パケット(以下、まとめて「通知パケット」と称する)を受信すると、通知パケットをデカプセル化してLLDPフレームを検出する。
管理部63は、LLDPフレームに示された、LLDPフレームの送信元の通信状態および送信元の識別情報と、隣接装置の通信状態および隣接蔵置の識別情報とを、記憶部62に記憶する。
次に、本実施形態の効果を説明する。
LLDP処理部45aは、無線基地局eNBの通信状態と隣接装置の通信状態を示す第3LLDPフレームを生成する。LLDP処理部45aは、第1通信トンネルを介して第3LLDPフレームを送信する。
このため、無線基地局eNBとBRM3の間に他のノードが存在しても、第3LLDPフレームはBRM3に到達する。
また、LLDP処理部54aは、スイッチSWの通信状態と隣接装置の通信状態を示す第4LLDPフレームを生成する。LLDP処理部54aは、第2通信トンネルを介して第4LLDPフレームを送信する。
このため、スイッチSWとBRM3の間に他のノードが存在しても、第4LLDPフレームはBRM3に到達する。
したがって、BRM3は、BRM3との間に他のノードが存在するアクセスネットワーク装置が管理している情報を、LLDPフレームから入手することが可能になる。
また、アクセスネットワーク1内の各サブネットワークにおいて、サブネットワークに属するアクセスネットワーク装置の少なくとも1台の装置が、第3または第4LLDPフレームを送信すれば、BRM3は、アクセスネットワーク1の通信状態を管理可能になる。
上記各実施形態について、以下のような変形例が挙げられる。
アクセスネットワーク装置が帯域情報(帯域使用量)を算出せず、BRM3が、帯域情報を算出する。例えば、アクセスネットワーク装置の標準MIB(Management information base)の情報(IfInOctetsおよびIfOutOctets)が、LLDPフレームにて、アクセスネットワーク装置から通信トンネルを介してBRM3に送信される。そして、BRM3が、標準MIBの情報を用いて、帯域情報(帯域使用量)を算出する。標準MIBは、RFC(Request For Comment)1213で規定されている。
他の変形例としては、アクセスネットワーク1の監視に対して要求されるレベルが高くない場合に、アクセスネットワーク装置が、帯域情報(帯域使用量)をBRM3に通知せず、BRM3が帯域情報を監視しなくてもよい。
また、アクセスネットワーク装置が、物理回線や論理回線単位(VLAN単位や仮想IPアドレス単位)で送受信されるデータの帯域使用量を管理し、その帯域使用量情報を表すLLDPフレームを、通信トンネルを介してBRM3に送信してもよい。この場合、BRM3は、論理回線単位で帯域使用量を監視することが可能になる。よって、VLAN単位やサービス単位などで帯域使用量を細かく管理でき、BRM3は、きめ細かい制御を行うことが可能になる。
また、管理部63が、輻輳判定用の第1閾値を保持し、ある回線の帯域使用量が第1閾値を超えている場合に、その回線が輻輳状態であると判定してもよい。
さらに、管理部63が、輻輳解除判定用の第2閾値を保持し、輻輳状態と判定された回線の帯域使用量が第2閾値よりも低くなると、その回線において輻輳状態が解除されたと判定してもよい。なお、第2閾値は第1閾値よりも小さいものとする。
また、管理部63が、輻輳に近づきつつある準輻輳状態の判定用の第3閾値を保持し、ある回線の帯域使用量が第3閾値を超え第1閾値以下である場合に、その回線が準輻輳状態であると判定してもよい。なお、第3閾値は、第1閾値よりも小さく第2閾値よりも大きいものとする。
図14は、第1〜第3閾値を使用した判定結果が記憶された記憶部62の一例を示した図である。ここで、第1閾値として680Mbps、第2閾値として650Mbps、第3閾値として480Mbpsが、それぞれ用いられている。なお、第1〜第3閾値は、680Mbps、650Mbps、480Mbpsに限らず適宜変更可能である。
図14では、右肩上がりの斜線で示された回線が「輻輳状態」と判定されている。また、図14において、横線で示された回線が「準輻輳状態」と判定されている。
また、図14では、アクセスネットワーク装置(無線基地局eNB1〜eNB2、スイッチSW1〜SW8)の各々について、優先パス(Path)と優先トラヒックが、記憶部62に記憶されている。優先パス(Path)と優先トラヒックは、例えば、アクセスネットワーク1の管理者端末からの指示に応じて設定される。
優先パスは、その優先パスが設定されたアクセスネットワーク装置が複数のパスを有する場合に、優先してデータが転送されるパスである。
優先トラフィックは、その優先トラヒックが設定されたアクセスネットワーク装置がデータを転送する際に、優先するサービスやVLAN、DSCP(Differentiated Services Code Point)などの情報を示す。
例えば、輻輳状態となったアクセスネットワーク装置について優先トラヒックが設定されている場合、管理部63は、そのアクセスネットワーク装置に対して、優先トラヒックとは異なるトラヒックを下げる旨の帯域制御指示や優先制御指示を送信する。アクセスネットワーク装置は、その帯域制御指示や優先制御指示を受信すると、その帯域制御指示や優先制御指示に従ってトラヒックを制御する。
図15は、各実施形態や各変形例で使用されるLLDPフレームのフォーマット例を示した図である。
図15に示したように、LLDPのVendor Specific TLV(Type, Length, Value)に、新規に、自装置の状態や隣接装置との間の回線に対する帯域情報が設けられている。
なお、図15に示したようなLLDPフレームの拡張を行わない場合においても、既存の標準MIBから取得可能な情報から、管理部63は、一定のトラヒックコントロールを実行することができる。このため、上記各実施形態を既存のアクセスネットワークに適用することも可能である。
また、BRM3の監視対象のアクセスネットワークは、LTE(Long Term Evolution)向けのEUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)に限らない。例えば、BRM3の監視対象のアクセスネットワークは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)でもよい。また、BRM3の監視対象のアクセスネットワークは、GSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)のGERAN(Enhanced Data Rates for GSM Radio Access Network)でもよい。また、BRM3の監視対象のアクセスネットワークは、インターネットでもよい。この場合、無線基地局eNBは、Multiple RAT(Radio Access Technology)アクセスネットワーク接続が可能であることが望ましい。
また、上記各実施形態において、無線基地局eNBは、コンピュータにて実現されてもよい。この場合、コンピュータは、コンピュータにて読み取り可能なCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)のような記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行して、無線基地局eNBが有する各機能を実行する。記録媒体は、CD−ROMに限らず適宜変更可能である。
また、上記各実施形態において、スイッチSWは、コンピュータにて実現されてもよい。
この場合、コンピュータは、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行して、スイッチSWが有する各機能を実行する。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
上記の各実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置であって、 前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御部と、
前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する通信部と、を有するアクセスネットワーク装置。
(付記2)前記情報は、前記アクセスネットワーク装置の通信状態を表す情報を含むものである、付記1に記載のアクセスネットワーク装置。
(付記3)前記情報は、さらに、前記アクセスネットワーク装置とレイヤ2レベルで通信する通信装置の通信状態を表す情報を含むものである、付記2に記載のアクセスネットワーク装置。
(付記4)アクセスネットワークを管理する管理装置であって、
前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信する通信部を有する管理装置。
(付記5)前記通信部は、複数の前記アクセスネットワーク装置の各々から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記レイヤ2メッセージを受信する、付記4に記載の管理装置。
(付記6)各レイヤ2メッセージに含まれる情報を記憶する記憶部をさらに有する、付記5に記載の管理装置。
(付記7)前記通信部は、前記記憶部に記憶された情報を用いて、前記アクセスネットワークの通信を制御する、付記6に記載の管理装置。
(付記8)アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置と、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と、を含み、
前記アクセスネットワーク装置は、
前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御部と、
前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する第1通信部と、を有し、
前記管理装置は、
前記アクセスネットワーク装置から、前記通信トンネルを介して前記レイヤ2メッセージを受信する第2通信部を有する、通信システム。
(付記9)前記通信システムは、
前記アクセスネットワーク装置とは異なる第2のアクセスネットワーク装置を更に有し、
前記第2のアクセスネットワーク装置は、
前記第2のアクセスネットワーク装置が前記通信システムに組み込まれた後に、前記第2のアクセスネットワーク装置と前記管理装置との間に通信トンネルを設定する第2の制御部と、
前記第2のアクセスネットワーク装置が管理している第2の情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する第3通信部と、を有し、
前記管理装置の第2通信部は、前記第2の情報を含むレイヤ2メッセージを受信する、付記8に記載の通信システム。
(付記10)前記管理装置は、
前記情報を含むレイヤ2メッセージに含まれる前記情報と、前記第2の情報を含むレイヤ2メッセージに含まれる前記第2の情報と、を記憶する記憶部をさらに有する、付記9に記載の管理装置。
(付記11)アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置が行う情報通知方法であって、
前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御ステップと、
前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する送信ステップと、を有する情報通知方法。
(付記12)アクセスネットワークを管理する管理装置が行う管理方法であって、
前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信する受信ステップを有する管理方法。
(付記13)コンピュータに、
前記コンピュータがアクセスネットワークに組み込まれた後に、アクセスネットワークを管理する管理装置と前記コンピュータとの間に通信トンネルを設定する制御手順と、
前記コンピュータが管理している情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する送信手順と、を実行させるためのプログラム。
(付記14)コンピュータに、
アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記コンピュータと前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置が管理している情報を含むレイヤ2メッセージを受信する受信手順を実行させるためのプログラム。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2013年11月15日に出願された特願2013−236576を基礎とする優先権を主張し、その開示を全てここに取り込む。
100 通信システム
1 アクセスネットワーク
2 EPCネットワーク
3 BRM(管理装置)
41 無線通信IF
42 ネットワークIF
43 通信処理部
44 通信トンネル制御部
45、45a LLDP処理部
51 ネットワークIF
52 通信処理部
53 通信トンネル制御部
54、54a LLDP処理部
61 ネットワークIF
62 記憶部
63 管理部
10A〜10C ネットワーク
eNB1〜eNB2 無線基地局
SW1〜SW8 スイッチ

Claims (9)

  1. アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置であって、
    前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御手段と、
    前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する通信手段と、
    を有するアクセスネットワーク装置。
  2. 前記情報は、さらに、前記アクセスネットワーク装置とレイヤ2レベルで通信する通信装置の通信状態を表す情報を含むものである、請求項1に記載のアクセスネットワーク装置。
  3. アクセスネットワークを管理する管理装置であって、
    前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを受信する通信手段を有する管理装置。
  4. 前記通信手段は、複数の前記アクセスネットワーク装置の各々から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記レイヤ2メッセージを受信する、請求項3に記載の管理装置。
  5. アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置と、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と、を含み、
    前記アクセスネットワーク装置は、
    前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定する制御手段と、
    前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する第1通信手段と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記アクセスネットワーク装置から、前記通信トンネルを介して前記情報を含むレイヤ2メッセージを受信する第2通信手段を有する、通信システム。
  6. アクセスネットワークに組み込まれるアクセスネットワーク装置が行う情報通知方法であって、
    前記アクセスネットワーク装置が前記アクセスネットワークに組み込まれた後に、前記アクセスネットワークを管理する管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に通信トンネルを設定し、
    前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する、情報通知方法。
  7. アクセスネットワークを管理する管理装置が行う管理方法であって、
    前記アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記管理装置と前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを受信する、管理方法。
  8. コンピュータに、
    前記コンピュータがアクセスネットワークに組み込まれた後に、アクセスネットワークを管理する管理装置と前記コンピュータとの間に通信トンネルを設定する制御手順と、
    前記コンピュータの帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを、前記通信トンネルを介して送信する送信手順と、を実行させるためのプログラム。
  9. コンピュータに、
    アクセスネットワークに組み込まれたアクセスネットワーク装置から、前記コンピュータと前記アクセスネットワーク装置との間に設定された通信トンネルを介して、前記アクセスネットワーク装置の帯域使用量を含む通信状態を表す情報を含むレイヤ2メッセージを受信する受信手順を実行させるためのプログラム。
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