JP6178769B2 - 取引装置、処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、取引装置、処理方法、及びプログラムに関する。
クレジットカードの加盟店、イシュア(カード発行会社)、及びアクワイアラ(加盟店契約会社)の間において、取引の結果を示す売上データを収集・配信する取引システムがある。
特開2004−86580号公報
しかしながら、上述のような従来の取引システムにおいては、取引ごとにオーソリゼーション(以下、オーソリという)を行う場合には、処理が煩雑になるという問題点があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる取引装置、処理方法、及びプログラムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、加盟店からの売上データを集信する集信部と、前記集信部によって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送部と、前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領部と、前記加盟店の代わりに、前記集信部が集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成部と、前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信部とを備えることを特徴とする取引装置である。
また、本発明の一態様は、上記の取引装置において、前記転送部は、前記加盟店ごとのアクワイアラの識別情報を記憶する記憶部から取得した前記アクワイアラの識別情報と、前記売上データに含まれる会員番号に対応するイシュア情報とに基づいて、前記Not on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データをファイルにして各イシュアに転送し、前記受領部は、前記オーソリ結果をファイルにて、前記各イシュアから受領することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の取引装置において、前記オーソリ用データを前記イシュアに転送する場合に、所定のルールに基づいて、前記オーソリ用データの転送量を調整し、前記オーソリ用データを前記イシュアに中継する中継部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、集信部が、加盟店からの売上データを集信する集信ステップと、転送部が、前記集信ステップによって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送ステップと、受領部が、前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領ステップと、売上データ作成部が、前記加盟店の代わりに、前記集信ステップにおいて集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成ステップと、配信部が、前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信ステップとを含むことを特徴とする処理方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、加盟店からの売上データを集信する集信ステップと、前記集信ステップによって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送ステップと、前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領ステップと、前記加盟店の代わりに、前記集信ステップにおいて集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成ステップと、前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信ステップとを実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる取引システムを提供することができる。
本発明の実施形態における取引システムの概要を示す概要図である。 本実施形態におけるデータフローの一例を示す模式図である。 本実施形態におけるデータフローの第1の変形例を示す模式図である。 本実施形態におけるデータフローの第2の変形例を示す模式図である。 本実施形態におけるデータフローの第3の変形例を示す模式図である。 本実施形態におけるデータフローの第4の変形例を示す模式図である。 本実施形態におけるデータフローの第5の変形例を示す模式図である。 第1の実施形態による取引システムの一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態におけるアクワイアラ情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態におけるイシュアBIN情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態による取引システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態による取引システムの一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態における対象加盟店情報記憶部のデータ例を示す図である。 第2の実施形態におけるイシュア情報記憶部のデータ例を示す図である。 第2の実施形態におけるイシュア代行記憶部のデータ例を示す図である。 第2の実施形態による取引システムの動作の一例を示す第1のシーケンス図である。 第2の実施形態による取引システムの動作の一例を示す第2のシーケンス図である。 第2の実施形態による取引システムの動作の一例を示す第3のシーケンス図である。 第3の実施形態による取引システムの一例を示す機能ブロック図である。 第3の実施形態による取引システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態による取引システムの一例を示す機能ブロック図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における取引システム1の概要を示す概要図である。図2は、本実施形態におけるデータフローの一例を示す模式図である。取引システム1の概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第1データセンタ5にて売上データを集信する。(2)第1データセンタ5にてNot on−us分のオーソリ用データを作成し、各イシュア4へファイル伝送する。なお、図示は省略するが、第1データセンタ5は、対象のイシュア4が判別できない場合には、アクワイアラ3にファイル伝送する。(3)各イシュア4からのオーソリ結果を第1データセンタ5にて受領する。(4)第1データセンタ5にて、集信した売上データにオーソリ結果(承認番号)を付与した売上データを作成する。(5)第1データセンタ5からアクワイアラ3へオーソリ結果付与済みの売上データを配信する。
[変形例1]
図3は、本実施形態におけるデータフローの第1の変形例を示す模式図である。本変形例における取引システム1aの概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第2データセンタ6へリカーリングフラグを設定して、データ送信する。(2)各カード会社より、加盟店2からリカーリングフラグを送信された際の挙動について申込書を受領し、登録する。(3)リカーリングフラグを中継してもよいカード会社に対しては、そのまま中継する。(4)リカーリングフラグを中継してはならないカード会社は、第2データセンタ6にて編集して中継する。(5)カード会社が障害取引時には、リカーリング取引時の代行応答も可能である。(6)加盟店2は取引と一緒にリカーリング取引分の売上を第1データセンタ5aへ送信する。(7)第1データセンタ5aは、通常の売上取引として各アクワイアラ3(本変形例においては、カード会社)へ送信する。
[変形例2]
図4は、本実施形態におけるデータフローの第2の変形例を示す模式図である。本変形例における取引システム1bの概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第1データセンタ5bにて売上データを集信する。(2)第1データセンタ5bにてNot on−us分のオーソリ用データを作成し、第2データセンタ6aへ連携する。(3)第2データセンタ6aから各イシュア4へオーソリ中継する。ここでは、イシュアダイレクト、イシュア4ごとに設定された件数で中継する。(4)各イシュア4から返信のあったオーソリ結果を付与した売上データを作成する。(5)アクワイアラ3へオーソリ結果付与済みの売上データを配信する。
[変形例3]
図5は、本実施形態におけるデータフローの第3の変形例を示す模式図である。本変形例における取引システム1cの概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第3データセンタ8にて売上指示データを集信する。(2)第3データセンタ8にてNot on−us分のオーソリ用データを作成し、データセンタ(例えば、第2データセンタ6a)へ連携する。(3)データセンタから各イシュア4へオーソリ中継する。ここでは、イシュアダイレクト、イシュア4ごとに設定された件数で中継する。(4)各イシュア4から返信のあったオーソリ結果を付与した売上データを作成する。(5)アクワイアラ3へオーソリ結果付与済みの売上データを配信する。
[変形例4]
図6は、本実施形態におけるデータフローの第4の変形例を示す模式図である。本変形例における取引システム1dの概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第1データセンタ5bにて売上データを集信する。(2)第1データセンタ5bにてNot on−us分のオーソリ用データを作成し、第2データセンタ6aへ連携する。(3)第2データセンタ6aから各イシュア4へオーソリ中継する。ここでは、イシュアダイレクト、イシュア4ごとに設定された件数で中継する。(3)−1 そもそもリカーリング取引電文を受信できないイシュア4は予めネガデータを第4データセンタ9へ登録する。(3)−2 予め第4データセンタ9へ登録したイシュア4分の取引が加盟店2から中継された場合は、イシュア4になり替わりネガチェックを実施する。(4)イシュア4から返信のあったオーソリ結果を付与した売上データを作成する。(5)アクワイアラ3へオーソリ結果付与済みの売上データを配信する。
[変形例5]
図7は、本実施形態におけるデータフローの第5の変形例を示す模式図である。本変形例における取引システム1eの概要は以下の通りである。(1)加盟店2より第2データセンタ6へリカーリングフラグを設定して、データ送信する。(2)アクワイアラ3から予めBIN情報を登録する。(3)電文の被仕向け先が特定のアクワイアラ3である場合、BIN判定を実施する。(4)BIN判定にて登録された特定のイシュア4であった場合、イシュア4へオンライン送信する。または許可応答を代行する。未登録の場合は、アクワイアラ3へ中継する。(5)第2データセンタ6で処理した取引結果をカード会社へ還元する。(6)加盟店2は取引と一緒にリカーリング取引分の売上を第1データセンタ5aへ送信する。(7)第1データセンタ5aは、通常の売上取引として各アクワイアラ3へ送信する。
以上、説明したように、本実施形態および各変形例の取引システムは、取引ごとにオーソリを取得する仕組みを有している。したがって、本実施形態および各変形例の取引システムによれば、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
なお、上述した図4及び図5において、システムS1は、図2に示す実施形態におけるシステムの一部又は全部を示し、システムS2は、図3に示す実施形態([変形例1])におけるシステムの一部又は全部を示している。また、システムS3は、図4に示す実施形態([変形例2])におけるシステムの特徴となる部分を示し、システムS4は、図5に示す実施形態([変形例3])におけるシステムの特徴となる部分を示している。
次に、上述した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
ここでは、図2を参照して説明した実施形態を第1の実施形態として、詳細に説明する。
図8は、第1の実施形態による取引システム1の一例を示す機能ブロック図である。
図8に示すように、取引システム1は、加盟店2と、アクワイアラ3と、イシュア4と、第1データセンタ5とを備えている。
加盟店2は、クレジットカードによる取引を行う加盟店業者である。なお、ここでは、加盟店2は、加盟店業者が有するコンピュータ装置を示す。加盟店2は、例えば、公共料金やプロバイダの接続料金などの定期的に課金する取引を示すリカーリングを含む売上データを第1データセンタ5に送信する。ここで、売上データには、例えば、加盟店番号などの加盟店を識別する情報、クレジットカードの会員番号、売上年月日、売上金額、承認番号などの情報が含まれる。なお、承認番号は、オーソリ結果に含まれ、加盟店2は、例えば、リカーリングによる売上データ内の承認番号に、オール“0”、又はオールスペースを挿入して、第1データセンタ5に送信する。
アクワイアラ3は、加盟店2とクレジットカードによる決済の加盟店契約を行う加盟店契約会社である。なお、ここでは、アクワイアラ3は、加盟店契約会社が有するコンピュータ装置を示す。
イシュア4は、クレジットカードを発行するカード発行会社である。なお、ここでは、イシュア4は、カード発行会社が有するコンピュータ装置を示す。本実施形態において、イシュア4は、オーソリ処理を実行する際に、取引ごとにオーソリ処理を実行するオンライン処理と、後述するオーソリ用データファイルにより複数の取引分のオーソリ処理を行うバッチ処理との両方を実行可能であるものとする。ここで、オーソリ処理とは、例えば、クレジットカードによる取引を許可するか否かを判定する承認処理である。イシュア4は、処理を許可する承認番号を含むオーソリ結果を送信する。なお、イシュア4は、オーソリ用データファイルによりバッチ処理する場合には、複数の取引分のオーソリ結果をファイルにしたオーソリ結果ファイルをオーソリ用データファイルの送信元である第1データセンタ5に送信する。
第1データセンタ5(取引装置の一例)は、例えば、CDS(Credit Data Transfer System)などのデータ伝送システムのデータセンタである。第1データセンタ5は、例えば、1つ又は複数のコンピュータ装置により構成される。また、第1データセンタ5は、売上データ集信部51と、アクワイアラ情報記憶部52と、イシュアBIN情報記憶部53と、オーソリデータ伝送部54と、オーソリ結果受領部55と、売上データ作成部56と、売上データ配信部57とを備えている。
売上データ集信部51(集信部の一例)は、加盟店2からの売上データを第1データセンタ5にて集信する。
アクワイアラ情報記憶部52は、加盟店2ごとのアクワイアラ3の識別情報を記憶する。すなわち、図9に示すように、アクワイアラ情報記憶部52は、「加盟店」と、「アクワイアラ情報」とを関連付けて記憶する。ここで、「加盟店」は、例えば、加盟店2を識別する識別情報であり、「アクワイアラ情報」は、アクワイアラ3を識別する識別情報である。
図9は、本実施形態におけるアクワイアラ情報記憶部52のデータ例を示す図である。
図9に示す例では、アクワイアラ情報記憶部52は、例えば、「加盟店」の“A加盟店”と「アクワイアラ情報」の”11111“とを関連付けて記憶している。すなわち、図9に示す例は、“A加盟店”である加盟店2と契約するアクワイアラ3が“11111”であることを示している。
図8の説明に戻り、イシュアBIN情報記憶部53は、イシュア4のBIN情報を記憶する。イシュアBIN情報記憶部53は、例えば、図10に示すように、「NO.」と、「BIN情報」と、「イシュア情報」とを関連付けて記憶する。ここで、「BIN情報」は、クレジットカードの発行会社を特定するための情報であり、図10に示す例では、所定の範囲を持った情報として定義されている。また、「イシュア情報」は、イシュア4を識別する識別情報である。
図10は、本実施形態におけるイシュアBIN情報記憶部53のデータ例を示す図である。
図10に示す例では、イシュアBIN情報記憶部53は、例えば、「BIN情報」の“100000XX〜19999XX”に関連付けて「イシュア情報」の“11111”を記憶している。すなわち、「BIN情報」が“100000XX〜19999XX”に対応する「イシュア情報」が“11111”であることを示している。
再び、図8の説明に戻り、オーソリデータ伝送部54(転送部の一例)は、第1データセンタ5にて、売上データ集信部51が集信した売上データのうち、Not on−us分のオーソリ用データを作成し、作成したオーソリ用データを各イシュア4に転送する。ここで、Not on−usとは、イシュア4とアクワイアラ3とが同一でない場合の取引を示す。すなわち、オーソリデータ伝送部54は、イシュア4とアクワイアラ3とが同一でない取引分の売上データを抽出し、抽出した売上データのオーソリ用データを作成する。そして、オーソリデータ伝送部54は、作成したNot on−us分のオーソリ用データを各イシュア4にファイルにして転送する。なお、オーソリデータ伝送部54は、対象のイシュア4が判別できない場合には、オーソリ用データをアクワイアラ3にファイルにして転送する。
例えば、オーソリデータ伝送部54は、アクワイアラ情報記憶部52から取得したアクワイアラ3の識別情報と、売上データに含まれる会員番号に対応するイシュア情報とに基づいて、Not on−us分のオーソリ用データを作成する。すなわち、オーソリデータ伝送部54は、売上データのうち、アクワイアラ3の識別情報と、イシュア情報とが一致しないものを、Not on−usとして抽出する。
例えば、売上データが、“A加盟店”のものである場合に、図9に示す例では、「加盟店」が“A加盟店”に対応する「アクワイアラ情報」は、“11111”である。また、売上データの会員番号に含まれるBIN情報が“15000XX”である場合に、図10に示す例では、「BIN情報」の“15000XX”に対応する「イシュア情報」は、“11111”である。この場合、「アクワイアラ情報」の“11111”と、「イシュア情報」の“11111”とが一致するので、オーソリデータ伝送部54は、当該売上データをNot on−usでないと判定する。
また、売上データの会員番号に含まれるBIN情報が“25000XX”である場合に、図10に示す例では、「BIN情報」の“25000XX”に対応する「イシュア情報」は、“22222”である。この場合、「アクワイアラ情報」の“11111”と、「イシュア情報」の“22222”とが一致しないので、オーソリデータ伝送部54は、当該売上データをNot on−usであると判定する。
このように、オーソリデータ伝送部54は、Not on−us分の売上データを抽出し、オーソリ用データを作成する。
また、オーソリデータ伝送部54は、作成したオーソリ用データの所定の取引分をイシュア4ごとにオーソリ用データファイルにして、各イシュア4にアクワイアラ3を介さずに直接転送する。なお、オーソリデータ伝送部54は、対象のイシュア4が判別できない場合には、オーソリ用データをアクワイアラ3にファイルにして伝送する。
オーソリ結果受領部55(受領部の一例)は、各イシュア4からのオーソリ結果を第1データセンタ5にて受領する。すなわち、オーソリ結果受領部55は、承認番号を含むオーソリ結果を各イシュア4から受領する。なお、オーソリデータ伝送部54が送付したオーソリ用データファイルに対しては、各イシュア4からオーソリ結果ファイルを受領する。また、オーソリ結果には、オーソリ処理を実行した年月日を示す情報を含んでもよい。
売上データ作成部56は、第1データセンタ5にて売上データ集信部51が集信した売上データにオーソリ結果を付与した売上データを作成する。例えば、売上データ作成部56は、売上データの承認番号に、オーソリ結果受領部55が受領したオーソリ結果に含まれる承認番号を代入して、オーソリ結果を付与した売上データを作成する。なお、売上データ作成部56は、売上データの売上年月日を、オーソリ処理を実行した年月日(オーソリ実行年月日)に変更してもよい。
売上データ配信部57(配信部の一例)は、第1データセンタ5にて、オーソリ結果を付与した売上データ(オーソリ結果付与済みの売上データ)をアクワイアラ3に配信する。すなわち、売上データ配信部57は、売上データ作成部56が作成したオーソリ結果付与済みの売上データを対象のアクワイアラ3に配信する。
また、売上データ配信部57は、オーソリ結果受領部55が受領したオーソリ結果を加盟店2に配信する。
次に、図11を参照して、本実施形態による取引システム1の動作について説明する。
図11は、本実施形態による取引システム1の動作の一例を示すシーケンス図であえる。
この図において、まず、加盟店2が売上データを第1データセンタ5に送信する(ステップS101)。ここで、売上データは、リカーリングによる売上データである。第1データセンタ5の売上データ集信部51は、加盟店2からの売上データを集信する。
次に、第1データセンタ5は、オーソリ用データを作成する(ステップS102)。すなわち、第1データセンタ5のオーソリデータ伝送部54は、アクワイアラ情報記憶部52から取得したアクワイアラ3の識別情報と、売上データに含まれる会員番号に対応するイシュア情報とに基づいて、Not on−us分のオーソリ用データを作成する。また、オーソリデータ伝送部54は、オーソリ用データのファイル(オーソリ用データファイル)を作成する。
次に、オーソリデータ伝送部54は、作成したオーソリ用データファイルをイシュア4に転送する(ステップS103)。なお、オーソリデータ伝送部54は、対象のイシュア4が判別できない場合には、オーソリ用データをアクワイアラ3にファイルにして転送する。
次に、イシュア4は、オーソリ処理を実行する(ステップS104)。すなわち、イシュア4は、取得したオーソリ用データファイルにより、バッチ処理により各取引のオーソリ処理を実行する。
次に、イシュア4は、オーソリ結果ファイルを第1データセンタ5に送信する(ステップS105)。そして、第1データセンタ5のオーソリ結果受領部55が、オーソリ結果ファイルを受領する。
次に、第1データセンタ5の売上データ作成部56は、売上データ集信部51が集信した売上データにオーソリ結果を付与した売上データを作成する(ステップS106)。売上データ作成部56は、例えば、売上データの承認番号及び売上年月日に、オーソリ結果受領部55が受領したオーソリ結果に含まれる承認番号及びオーソリ実行年月日を代入して、オーソリ結果を付与した売上データを作成する。
次に、第1データセンタ5の売上データ配信部57は、オーソリ結果付き売上データをアクワイアラ3に配信する(ステップS107)。売上データ配信部57は、例えば、オーソリ結果付き売上データをファイルにして、アクワイアラ3に配信する。
また、売上データ配信部57は、オーソリ結果を加盟店2に送信する(ステップS108)。
以上説明したように、本実施形態による取引システム1(又は取引装置)は、売上データ集信部51(集信部)と、オーソリデータ伝送部54(転送部)と、オーソリ結果受領部55(受領部)と、売上データ作成部56と、売上データ配信部57(配信部)とを備えている。売上データ集信部51は、加盟店2からの売上データを第1データセンタ5にて集信する。オーソリデータ伝送部54は、第1データセンタ5にて、イシュア4とアクワイアラ3とが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成する。オーソリデータ伝送部54は、作成したオーソリ用データを各イシュア4に転送する。オーソリ結果受領部55は、各イシュア4からのオーソリ結果を第1データセンタ5にて受領する。売上データ作成部56は、第1データセンタ5にて売上データ集信部51が集信した売上データにオーソリ結果を付与した売上データを作成する。そして、売上データ配信部57(配信部)は、第1データセンタ5にて、オーソリ結果を付与した売上データをアクワイアラ3に配信する。
これにより、本実施形態による取引システム1(又は取引装置)は、第1データセンタ5にて、売上データからオーソリ用データを作成し、作成したオーソリ用データを、アクワイアラ3を介さずに各イシュア4に転送するので、オーソリ処理に関する加盟店2及びアクワイアラ3による処理を低減することができる。すなわち、本実施形態による取引システム1は、例えば、リカーリングによる取引などが大量に発生した場合であっても、加盟店2及びアクワイアラ3による処理を低減することができる。よって、本実施形態による取引システム1は、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
また、本実施形態では、オーソリデータ伝送部54は、加盟店2ごとのアクワイアラ3の識別情報を記憶するアクワイアラ情報記憶部52(記憶部)から取得したアクワイアラ3の識別情報と、売上データに含まれる会員番号に対応するイシュア情報とに基づいて、Not on−us分のオーソリ用データを作成する。オーソリデータ伝送部54は、作成したオーソリ用データをファイルにして各イシュア4に転送する。オーソリ結果受領部55は、オーソリ結果をファイルにて、各イシュア4から受領する。
これにより、オーソリ用データ及びオーソリ結果をファイルにより転送するので、本実施形態による取引システム1は、第1データセンタ5と各イシュア4との間のネットワークの負荷を低減することができる。また、オーソリ用データをファイルにし、複数の取引を一括してオーソリ処理することにより、イシュア4のバッチ処理が可能になるので、本実施形態による取引システム1は、イシュア4の処理が煩雑になる程度を低減することができる。
また、本実施形態による処理方法は、集信ステップと、転送ステップと、受領ステップと、売上データ作成ステップと、配信ステップとを含んでいる。集信ステップにおいて、加盟店2からの売上データを第1データセンタ5にて集信する。転送ステップにおいて、第1データセンタ5にて、イシュア4とアクワイアラ3とが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成したオーソリ用データを各イシュア4に転送する。受領ステップにおいて、各イシュア4からのオーソリ結果を第1データセンタ5にて受領する。売上データ作成ステップにおいて、第1データセンタ5にて集信ステップにおいて集信した売上データにオーソリ結果を付与した売上データを作成する。配信ステップにて、第1データセンタ5にて、オーソリ結果を付与した売上データをアクワイアラ3に配信する。
これにより、本実施形態による処理方法は、上述した本実施形態による取引システム1と同様に、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
次に、第2の実施形態による取引システムについて、図面を参照して説明する。
[第2の実施形態]
ここでは、図3を参照して説明した上述の[変形例1]を第2の実施形態として、詳細に説明する。
図12は、第2の実施形態による取引システム1aの一例を示す機能ブロック図である。
図12に示すように、取引システム1aは、加盟店2と、イシュア4(アクワイアラ3)と、第1データセンタ5aと、第2データセンタ6と、代行センタ7と、専用サーバ10とを備えている。
なお、上述した第1の実施形態では、第1データセンタ5が、売上データからオーソリ用データを作成し、作成したオーソリ用データを、アクワイアラ3を介さずにイシュア4に転送したが、本実施形態では、第2データセンタ6が、アクワイアラ3を介さずにイシュア4にオーソリ用データを中継する。
本実施形態による加盟店2は、売上データからNot on−usのオーソリ用データを生成し、生成したオーソリ用データを第2データセンタ6に送信する。なお、加盟店2は、オーソリ用データを、リカーリングによる取引であるか否かを識別する識別子であるリカーリングフラグ(以下、Rフラグという)を付加して生成する。
また、加盟店2は、売上データにオーソリ結果を付与して、第1データセンタ5aに送信する。
第1データセンタ5aは、オーソリ結果付与済み売上データを加盟店2から受信し、オーソリ結果付与済み売上データをアクワイアラ3に転送する。
第2データセンタ6(取引装置の一例)は、例えば、CAFIS(Credit And Finance Information System)などのカード決済総合システム(オーソリ転送システム)のデータセンタである。第2データセンタ6は、例えば、1つ又は複数のコンピュータ装置により構成される。また、第2データセンタ6は、イシュア4に応じて、上述したRフラグが付加されたオーソリ用データを中継するか否かを判定し、Rフラグに対応しているイシュア4に対して、Rフラグが付加されたオーソリ用データを中継する。
また、第2データセンタ6は、Rフラグに対応していないイシュア4に対して、Rフラグを付加しないオーソリ用データを中継する。また、第2データセンタ6は、オーソリ処理の代行に対応するイシュア4(対象イシュア)に対して、オーソリ用データを代行センタ7に送信する。
また、第2データセンタ6は、イシュア4が、例えば、CAFIS以外の他のオーソリ転送システムTS1によるオーソリ用データの転送を希望する場合に、当該オーソリ転送システムTS1用のフォーマットにオーソリ用データを変換する。第2データセンタ6は、変換したオーソリ用データを当該オーソリ転送システムTS1の専用サーバ10を介して、当該オーソリ転送システムTS1によりイシュア4に転送する。
また、第2データセンタ6は、オーソリ結果を受信し、受信したオーソリ結果を加盟店2に送信する。
また、第2データセンタ6は、オーソリデータ取得部61と、対象加盟店情報記憶部62と、イシュア情報記憶部63と、イシュア代行記憶部64と、オーソリ中継部65とを備えている。
オーソリデータ取得部61(取得部の一例)は、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。ここでは、一例として、オーソリデータ取得部61は、加盟店2からRフラグ付きのオーソリ用データを取得する。
対象加盟店情報記憶部62は、リカーリングの対象の加盟店2を示す対象加盟店情報を記憶する。対象加盟店情報記憶部62は、例えば、図13に示すように、「対象加盟店」と、「加盟店識別情報」と、「イシュア判定不可時の中継先情報」とを関連付けて記憶する。ここで、「対象加盟店」は、リカーリングの対象となる加盟店を示し、「加盟店識別情報」は、対象加盟店を識別する識別情報を示す。また、「イシュア判定不可時の中継先情報」は、後述するイシュア判定処理により、転送先のイシュア4を判定できなかった場合に、中継先となるイシュア4(例えば、対象加盟店と契約しているアクワイアラ3)の識別情報である。
図13は、本実施形態における対象加盟店情報記憶部62のデータ例を示す図である。
図13に示す例では、対象加盟店情報記憶部62は、例えば、「対象加盟店」の“A加盟店”と、「加盟店識別情報」の“XXXXX”と、「イシュア判定不可時の中継先情報」の”11111“とを関連付けて記憶している。すなわち、図13に示す例は、リカーリング対象の“A加盟店”の「加盟店識別情報」が“XXXXX”であり、契約するアクワイアラ3が“11111”であることを示している。
図12の説明に戻り、イシュア情報記憶部63は、イシュア4を判定するイシュア判定情報を記憶する。イシュア情報記憶部63は、例えば、図14に示すように、「NO.」と、「BIN情報」と、「イシュア情報」とを関連付けてイシュア判定情報として記憶する。ここで、「BIN情報」は、クレジットカードの発行会社を特定するための情報であり、図14に示す例では、所定の範囲を持った情報として定義されている。また、「イシュア情報」は、Rフラグを付加する対象のイシュア4を識別する識別情報である。イシュア判定情報は、アクワイアラ3からの申請により、予めイシュア情報記憶部63に記憶されている。
図14は、本実施形態におけるイシュア情報記憶部63のデータ例を示す図である。
図14に示す例では、イシュア情報記憶部63は、例えば、「BIN情報」の“100000XX〜19999XX”に関連付けて「イシュア情報」の“11111”を記憶している。すなわち、「BIN情報」が“100000XX〜19999XX”に対応する「イシュア情報」が“11111”であることを示している。
再び、図12の説明に戻り、イシュア代行記憶部64は、オーソリ処理を代行するイシュア4の識別情報を示すイシュア代行情報を記憶する。イシュア代行記憶部64は、例えば、図15に示すように、「NO.」と、「イシュア情報」とを関連付けて記憶する。ここで、「イシュア情報」は、オーソリ処理を代行する対象イシュアの識別情報である。すなわち、イシュア代行記憶部64は、オーソリ処理を代行する対象イシュアの識別情報の一覧(リスト)を記憶する。
図15は、本実施形態におけるイシュア代行記憶部64のデータ例を示す図である。
図15に示す例では、イシュア代行記憶部64は、例えば、オーソリ処理を代行する対象イシュアの「イシュア情報」のリストが、“11111”、“22222”、・・・であることを示している。
再び、図12の説明に戻り、オーソリ中継部65(転送部の一例)は、第2データセンタ6にて、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、Rフラグ(リカーリング識別子)が付加されたオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する。オーソリ中継部65は、オーソリデータ取得部61が取得したオーソリ用データのうちの、判定した当該イシュア4に対応するRフラグが付加されたオーソリ用データを当該イシュア4に転送する。
例えば、オーソリ中継部65は、オーソリ用データに含まれる加盟店識別情報が、対象加盟店情報記憶部62に対象加盟店として登録されているか否かを判定する。オーソリ中継部65は、対象加盟店として登録されている場合に、次のイシュア判定処理を実行する。また、オーソリ中継部65は、対象加盟店として登録されていない場合に、オーソリ用データを編集せずに、そのまま中継する。
また、オーソリ中継部65は、イシュア判定処理において、オーソリ用データに含まれるBIN情報が、イシュア情報記憶部63が記憶する「BIN情報」と一致するか否かに応じて、「BIN情報」に対応する「イシュア情報」を判定する。オーソリ中継部65は、該当する「BIN情報」があった場合に、対応する「イシュア情報」の示すイシュア4に、代行判定処理を実行する。また、オーソリ中継部65は、該当する「BIN情報」がなかった場合に、再度、対象加盟店情報記憶部62を検索し、該当する加盟店識別情報に対応する「イシュア判定不可時の中継先情報」に対応するイシュア4(アクワイアラ3)にオーソリ用データを中継する。
また、オーソリ中継部65は、代行判定処理において、イシュア判定処理で判定した「イシュア情報」が、イシュア代行記憶部64に存在するか否かを判定する。オーソリ中継部65は、該当する「イシュア情報」がイシュア代行記憶部64に存在する場合に、Rフラグが付加されたオーソリ用データを代行センタ7に中継する。すなわち、オーソリ中継部65は、イシュア代行記憶部64が記憶するイシュア代行情報に基づいて、オーソリ処理を代行する対象イシュアを抽出し、当該対象イシュアに対応する当該オーソリ用データを、代行センタ7に送信する。
また、オーソリ中継部65は、代行判定処理において、該当する「イシュア情報」がイシュア代行記憶部64に存在しない場合に、代行判定処理において判定したイシュア4にダイレクトに中継するように、Rフラグが付加されたオーソリ用データを編集して、当該イシュア4に中継する。
また、オーソリ中継部65は、送信先(仕向け先)のイシュア4が、他のオーソリ転送システムTS1によるオーソリ用データの転送を希望する場合に、当該オーソリ転送システムTS1用のフォーマットにオーソリ用データを変換する。オーソリ中継部65は、変換したオーソリ用データを、専用サーバ10を介して当該オーソリ転送システムTS1によりイシュア4に転送する。なお、オーソリ中継部65は、他のオーソリ転送システムTS1によるオーソリ用データの転送を希望するか否かの判定を、不図示の記憶部に予め記憶されているオーソリ転送システムTS1による転送を希望するイシュア4の一覧(リスト)に基づいて判定する。
このように、オーソリ中継部65は、Rフラグが付加されたオーソリ用データを転送すると判定したイシュア4のうち、イシュア4によって予め指定されたオーソリ用データのオーソリ転送システムTS1に対応したデータフォーマットに、Rフラグが付加されたオーソリ用データを変換する。そして、オーソリ中継部65は、変換した当該オーソリ用データを、指定されたオーソリ用データのオーソリ転送システムTS1を介して、イシュア4に転送する。
代行センタ7は、オーソリ処理を代行する。代行センタ7は、第2データセンタ6から中継されたオーソリ用データに基づいて、オーソリ処理を代行し、オーソリ結果を第2データセンタ6に送信する。また、代行センタ7は、代行してオーソリ処理したオーソリ結果をイシュア4に送信する。
また、各イシュア4は、第2データセンタ6から中継されたオーソリ用データに基づいて、オーソリ処理を実行し、オーソリ結果を第2データセンタ6に送信する。
次に、図16〜図18を参照して、本実施形態による取引システム1aの動作について説明する。
図16は、本実施形態による取引システム1aの動作の一例を示す第1のシーケンス図である。この図に示す例は、第2データセンタ6が、Rフラグが付加されたオーソリ用データに対応するイシュア4に、オーソリ用データに中継する場合の一例を示している。
図16において、まず、加盟店2が、Rフラグ付きオーソリ用データを第2データセンタ6に送信する(ステップS201)。これに応じて、第2データセンタ6のオーソリデータ取得部61は、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。
次に、第2データセンタ6のオーソリ中継部65は、取得したオーソリ用データと、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、Rフラグ付きオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する(ステップS202)。
次に、オーソリ中継部65は、イシュア判定したイシュア4に、Rフラグ付きオーソリ用データを送信する(ステップS203)。
次に、イシュア4は、オーソリ処理を実行する(ステップS204)。すなわち、イシュア4は、取得したRフラグ付きオーソリ用データにより、オーソリ処理を実行する。なお、リカーリングによる取引である場合、一般に、オーソリ処理において、クレジットカードの有効期限の判定を行わない、通常とは異なるオーソリ処理を行っている。イシュア4は、Rフラグに基づいて、オーソリ処理において、クレジットカードの有効期限の判定を行うか否かを判定する。
次に、イシュア4は、オーソリ結果を第2データセンタ6に送信し(ステップS205)、第2データセンタ6は、受信したオーソリ結果を加盟店2に中継する(ステップS206)。
次に、加盟店2は、売上データにオーソリ結果を付与した売上データを作成する(ステップS207)。そして、加盟店2は、オーソリ結果付き売上データを第1データセンタ5aに送信し(ステップS208)、第1データセンタ5aは、オーソリ結果付き売上データをアクワイアラ3に配信する(ステップS209)。
また、図17は、本実施形態による取引システム1aの動作の一例を示す第2のシーケンス図である。この図に示す例は、第2データセンタ6が、Rフラグが付加されたオーソリ用データを代行センタ7に中継する場合の一例を示している。
図17において、まず、加盟店2が、Rフラグ付きオーソリ用データを第2データセンタ6に送信する(ステップS301)。これに応じて、第2データセンタ6のオーソリデータ取得部61は、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。
次に、第2データセンタ6のオーソリ中継部65は、イシュア判定及び代行判定処理を実行する(ステップS302)。すなわち、オーソリ中継部65は、取得したオーソリ用データと、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、Rフラグ付きオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する。この図に示す例では、オーソリ中継部65は、さらに、イシュア代行記憶部64が記憶するイシュア代行情報に基づいて、代行判定処理を実行し、代行センタ7に中継すると判定する。
次に、オーソリ中継部65は、Rフラグ付きオーソリ用データを代行センタ7に送信する(ステップS303)。
次に、代行センタ7は、オーソリ処理を代行し(ステップS304)、オーソリ結果を第2データセンタ6に送信し(ステップS305)、第2データセンタ6は、受信したオーソリ結果を加盟店2に中継する(ステップS306)。
続く、ステップS307からステップS309の処理は、図16のステップS207からステップS209の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、図18は、本実施形態による取引システム1aの動作の一例を示す第3のシーケンス図である。この図に示す例は、第2データセンタ6が、オーソリ用データをオーソリ用データのオーソリ転送システムTS1を介して、イシュア4に中継する場合の一例を示している。
図18において、まず、加盟店2が、Rフラグ付きオーソリ用データを第2データセンタ6に送信する(ステップS401)。これに応じて、第2データセンタ6のオーソリデータ取得部61は、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。
次に、第2データセンタ6のオーソリ中継部65は、イシュア判定及び変換処理を実行する(ステップS402)。すなわち、オーソリ中継部65は、取得したオーソリ用データと、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、Rフラグ付きオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する。オーソリ中継部65は、さらに、イシュア4がオーソリ転送システムTS1による転送が指定されているか否かを判定する。なお、この図に示す例では、オーソリ中継部65は、イシュア4が、オーソリ転送システムTS1による転送が指定されている場合を示している。そのため、オーソリ中継部65は、オーソリ用データをオーソリ転送システムTS1用のフォーマットに変換する。
次に、オーソリ中継部65は、変換したオーソリ用データを専用サーバ10に送信する(ステップS403)。
次に、専用サーバ10は、オーソリ転送システムTS1を介して、オーソリ用データをイシュア4に送信する(ステップS404)。
次に、イシュア4は、オーソリ処理を実行し(ステップS405)、オーソリ転送システムTS1を介して、オーソリ結果を専用サーバ10に送信する(ステップS406)。そして、専用サーバ10は、オーソリ結果を第2データセンタ6に中継し(ステップS407)、第2データセンタ6は、受信したオーソリ結果を加盟店2に中継する(ステップS408)。
続く、ステップS409からステップS411の処理は、図16に示すステップS207からステップS209の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、上述した本実施形態の一例では、加盟店2がオーソリ用データにRフラグを付加して、第2データセンタ6に送信する例を説明したが、第2データセンタ6のオーソリ中継部65がRフラグを付加してもよい。この場合、オーソリ中継部65は、Rフラグが付加されたオーソリ用データを転送すると判定したイシュア4に対して、オーソリ用データにRフラグを付加して中継する。また、加盟店2が、売上データからNot on−usのオーソリ用データを生成する例を説明したが、第2データセンタ6がNot on−usのオーソリ用データを生成してもよい。
また、本実施形態の取引システム1aは、加盟店2に応じて、加盟店2がRフラグを付加する場合と、第2データセンタ6がRフラグを付加する場合とが混在するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態による取引システム1a(又は取引装置)は、オーソリデータ取得部61(取得部)と、対象加盟店情報記憶部62と、イシュア情報記憶部63と、オーソリ中継部65(転送部)とを備えている。対象加盟店情報記憶部62は、対象の加盟店2を示す対象加盟店情報を記憶する。イシュア情報記憶部63は、イシュア4を判定するイシュア判定情報を記憶する。オーソリデータ取得部61は、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。オーソリ中継部65は、第2データセンタ6にて、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、定期的に課金する取引を示すリカーリングを識別するRフラグが付加されたオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する。オーソリ中継部65は、オーソリデータ取得部61が取得したオーソリ用データのうちの、判定した当該イシュア4に対応するRフラグが付加されたオーソリ用データを当該イシュア4に転送する。
これにより、本実施形態による取引システム1a(又は取引装置)は、Rフラグが付加されたオーソリ用データを、対応可能なイシュア4に中継するので、イシュア4が、Rフラグに基づいて、リカーリングの取引用のオーソリ処理を適切に実行することができる。そのため、本実施形態による取引システム1aは、イシュア4のリカーリングの取引に対するオーソリ処理による処理負荷を低減することができる。また、第2データセンタ6は、オーソリ用データ及びオーソリ結果を、アクワイアラ3を介さずに各イシュア4と直接中継するので、アクワイアラ3による処理を低減することができる。よって、本実施形態による取引システム1aは、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
また、本実施形態による取引システム1aは、オーソリ用データに基づくオーソリ処理を代行するイシュアの識別情報を示すイシュア代行情報を記憶するイシュア代行記憶部64を備えている。オーソリ中継部65は、イシュア代行記憶部64が記憶するイシュア代行情報に基づいて、オーソリ処理を代行する対象イシュアを抽出する。オーソリ中継部65は、オーソリデータ取得部61が取得したオーソリ用データのうちの、当該対象イシュアに対応する当該オーソリ用データを、オーソリ処理を代行する代行センタ7に送信する。
これにより、本実施形態による取引システム1aは、イシュア4のオーソリ処理による処理負荷をさらに低減することができる。
また、本実施形態では、オーソリ中継部65は、Rフラグが付加されたオーソリ用データを転送すると判定したイシュア4のうち、イシュア4によって予め指定されたオーソリ用データのオーソリ転送システムTS1に対応したデータフォーマットに、リカーリング識別子が付加されたオーソリ用データを変換する。オーソリ中継部65は、変換した当該オーソリ用データを、指定されたオーソリ用データのオーソリ転送システムTS1を介して、イシュア4に転送する。
本実施形態による取引システム1aは、イシュア4の要望に応じて、複数の転送システムのうちから、転送システムを選択することが可能になる。また、様々な転送システムに対応させることが可能になるので、本実施形態による取引システム1aは、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、オーソリ中継部65は、オーソリデータ取得部61が取得したオーソリ用データのうちの、Rフラグが付加されたオーソリ用データを転送すると判定したイシュア4に対応する当該オーソリ用データにリカーリング識別子を付加する。
これにより、本実施形態による取引システム1aは、Rフラグを付加しない場合にも対応することができる。また、本実施形態による取引システム1aは、加盟店2による処理を低減することができる。
また、本実施形態による処理方法は、上述した対象加盟店情報記憶部62と、イシュア情報記憶部63とを備える取引システム1aの処理方法であって、取得ステップと、転送ステップとを含んでいる。取得ステップにおいて、加盟店2からオーソリ用データを第2データセンタ6にて取得する。転送ステップにおいて、第2データセンタ6にて、対象加盟店情報記憶部62が記憶する対象加盟店情報と、イシュア情報記憶部63が記憶するイシュア判定情報とに基づいて、定期的に課金する取引を示すリカーリングを識別するリカーリング識別子が付加されたオーソリ用データを転送するイシュア4を判定する。さらに、中継ステップでは、取得ステップにおいて取得したオーソリ用データのうちの、当該イシュア4に対応するリカーリング識別子が付加されたオーソリ用データを当該イシュア4に転送する。
これにより、本実施形態による処理方法は、上述した本実施形態による取引システム1aと同様に、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
次に、第3の実施形態による取引システムについて、図面を参照して説明する。
[第3の実施形態]
ここでは、図4を参照して説明した上述の[変形例2]を第3の実施形態として、詳細に説明する。
図19は、第3の実施形態による取引システム1bの一例を示す機能ブロック図である。
図19に示すように、取引システム1bは、加盟店2と、イシュア4と、アクワイアラ3と、第1データセンタ5bと、第2データセンタ6aとを備えている。
なお、この図において、図8に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、第1データセンタ5bとイシュア4との間に、第2データセンタ6aを備え、第2データセンタ6aを経由してオーソリ用データ及びオーソリ結果をオンライン処理により転送する点が、第1の実施形態と異なる。
第1データセンタ5bは、第1の実施形態における第1データセンタ5と基本的な機能が同様であるが、オーソリ用データファイルの代わりに、取引ごとのオーソリ用データを第2データセンタ6aに転送する点が異なる。
また、第1データセンタ5bは、売上データ集信部51と、アクワイアラ情報記憶部52と、イシュアBIN情報記憶部53と、オーソリデータ伝送部54aと、オーソリ結果受領部55と、売上データ作成部56とを備えている。
オーソリデータ伝送部54aは、第1データセンタ5にて、売上データ集信部51が集信した売上データのうち、Not on−us分のオーソリ用データを作成し、作成したオーソリ用データを、第2データセンタ6aを介して各イシュア4に転送する。
第2データセンタ6a(中継センタの一例)は、第2の実施形態における第2データセンタ6と基本的な機能が同様であるが、オーソリ用データをイシュア4に転送する場合に、所定のルールに基づいて、オーソリ用データの転送量を調整し、オーソリ用データをイシュア4に中継する点が異なる。ここで、所定のルールとは、例えば、ネットワークに余裕がある時間帯(例えば、夜間など)に、第2データセンタ6aからイシュア4に中継したり、オーソリ結果のレスポンス時間に応じてオーソリ用データのイシュア4への中継間隔を変更したりなどである。第2データセンタ6aは、所定のルールに基づいて、イシュア4との間のネットワーク負荷及びイシュア4の処理負荷が所定の値を超えないように、オーソリ用データの中継を調整する。
また、第2データセンタ6aは、オーソリデータ取得部61と、対象加盟店情報記憶部62と、イシュア情報記憶部63と、イシュア代行記憶部64と、オーソリ中継部65aとを備えている。
オーソリ中継部65aは、第2の実施形態におけるオーソリ中継部65と同様の機能を有するとともに、上述した所定のルールに基づいて、オーソリ用データの中継を調整する。オーソリ中継部65aは、例えば、イシュア4ごとに設定された件数により、オーソリ用データを中継するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、第2の実施形態と同様に、Rフラグをオーソリ用データに付加してもよい。また、Rフラグをオーソリ用データに付加する場合、第1データセンタ5bが、オーソリ用データにRフラグを付加するようにしてもよいし、第2データセンタ6aが、オーソリ用データにRフラグを付加するようにしてもよい。
また、図示を省略するが、第2データセンタ6aは、第2の実施形態と同様に、代行センタ7に対応させてもよいし、他のオーソリ転送システムTS1を経由して、イシュア4にオーソリ用データを送信するようにしてもよい。
次に、図20を参照して、本実施形態による取引システム1bの動作について説明する。
図20は、本実施形態による取引システム1bの動作の一例を示すシーケンス図である。この図に示す例は、第2データセンタ6aが、Rフラグが付加されたオーソリ用データに対応するイシュア4に、オーソリ用データに中継する場合の一例を示している。
図20において、まず、加盟店2が売上データを第1データセンタ5bに送信する(ステップS501)。ここで、売上データは、リカーリングによる売上データである。第1データセンタ5bの売上データ集信部51は、加盟店2からの売上データを集信する。
次に、第1データセンタ5bは、オーソリ用データを作成する(ステップS502)。すなわち、第1データセンタ5bのオーソリデータ伝送部54は、Not on−us分のオーソリ用データを作成する。
次に、オーソリデータ伝送部54は、作成したオーソリ用データを第2データセンタ6aに転送する(ステップS503)。
第2データセンタ6aは、オーソリ用データにRフラグを付加するとともに、オーソリ用データの転送量を調整して、イシュア4にRフラグ付きオーソリ用データを中継する(ステップS504)。
次に、イシュア4は、オーソリ処理を実行し(ステップS505)、オーソリ結果を第2データセンタ6aに送信する(ステップS506)。
次に、第2データセンタ6aは、受信したオーソリ結果を第1データセンタ5bに中継する(ステップS507)。
続く、ステップS508からステップS510の処理は、図11に示すステップS105からステップS107の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による取引システム1bは、オーソリ用データをイシュア4に転送する場合に、所定のルールに基づいて、オーソリ用データの転送量を調整し、オーソリ用データをイシュア4に中継する第2データセンタ6a(中継センタ)を備えている。
これにより、本実施形態による取引システム1bは、第1の実施形態のように、イシュア4がオーソリ用データファイルによるバッチ処理の対応をする必要がない。そのため、本実施形態による取引システム1bは、例えば、イシュア4に、オーソリ用データファイルを受け付けるための変更を行う必要がない。また、例えば、夜間などの処理が空いている時間帯に、第2データセンタ6aが、オーソリ用データをイシュア4に中継するようにできるので、本実施形態による取引システム1bは、イシュア4の処理が煩雑になる程度を低減することができる。また、本実施形態による取引システム1bは、第1データセンタ5と各イシュア4との間のネットワークの負荷をより低減することができる。よって、本実施形態による取引システム1bは、上述した第1の実施形態、及び第2の実施形態と同様に、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
なお、上述した実施形態において、第1データセンタ5bは、第2データセンタ6aの一部又は全部を含むようにしてもよい。例えば、第1データセンタ5bが、オーソリ用データをイシュア4に転送する場合に、所定のルールに基づいて、オーソリ用データの転送量を調整し、オーソリ用データをイシュア4に中継するオーソリ中継部65a(中継部)を備えるようにしてもよい。
次に、第4の実施形態による取引システムについて、図面を参照して説明する。
[第4の実施形態]
ここでは、図5を参照して説明した上述の[変形例3]を第4の実施形態として、詳細に説明する。
図21は、第3の実施形態による取引システム1cの一例を示す機能ブロック図である。
図21に示すように、取引システム1cは、加盟店2と、イシュア4と、アクワイアラ3と、第1データセンタ5aと、第2データセンタ6aと、第3データセンタ8とを備えている。
なお、この図において、図19に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3データセンタ8は、例えば、収納代行センタであり、売上指示データから簡易に売上データを生成するサービスを提供する。第3データセンタ8は、例えば、1つ又は複数のコンピュータ装置により構成される。また、第3データセンタ8は、売上指示データ集信部81と、アクワイアラ情報記憶部82と、イシュアBIN情報記憶部83と、オーソリデータ伝送部84aと、オーソリ結果受領部85と、売上データ作成部86と、売上データ配信部87とを備えている。
なお、本実施形態では、上述した第3の実施形態における第1データセンタ5bの代わりに、第3データセンタ8を備えている。第3データセンタ8は、上述した第1データセンタ5bと同様の処理を行う。第3データセンタ8における売上指示データ集信部81と、アクワイアラ情報記憶部82と、イシュアBIN情報記憶部83と、オーソリデータ伝送部84aと、オーソリ結果受領部85と、売上データ作成部86と、売上データ配信部87とは、第1データセンタ5bにおける売上データ集信部51と、アクワイアラ情報記憶部52と、イシュアBIN情報記憶部53と、オーソリデータ伝送部54aと、オーソリ結果受領部55と、売上データ作成部56と、売上データ配信部57とに対応する。
売上指示データ集信部81は、加盟店2からの売上指示データを集信し、売上指示データに基づいて売上データを生成する。
本実施形態における第1データセンタ5aは、第2の実施形態における第1データセンタ5aと同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による取引システム1cは、第2の実施形態における第1データセンタ5aと同様の処理を行う第3データセンタ8と、第1データセンタ5aとを備えている。
これにより、本実施形態による取引システム1cは、既存のシステムである第1データセンタ5aを変更することなく、第3データセンタ8を追加することにより、第3の実施形態と同様の効果を奏する。よって、本実施形態による取引システム1cは、上述した第3の実施形態と同様に、取引ごとにオーソリを行う場合において処理が煩雑になる程度を低減することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態は、独立した実施形態として説明したが、複数の実施形態を組み合わせて実施する形態であってもよい。
また、上記の各実施形態を実施させたシステムを複数混在させて、例えば、加盟店2、アクワイアラ3、及びイシュア4の要求により、加盟店2、アクワイアラ3、及びイシュア4ごとに、異なるシステムを実施させるようにしてもよい。
また、上記の第1の実施形態は、オーソリ用データファイルによる転送を含む例を説明したが、オーソリ用データファイルに代えて、個別のオーソリ用データをオンライン処理するようにしてもよい。
また、上記の第2の実施形態は、代行センタ7への対応を含まない形態であってもよいし、専用サーバ10を介して、当該オーソリ転送システムTS1によりイシュア4に転送する対応を含まない形態であってもよい。
なお、本発明における取引システム1(1a〜1e)の各処理の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより取引処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1、1a、1b、1c、1d、1e 取引システム
2 加盟店
3 アクワイアラ
4 イシュア
5、5a、5b 第1データセンタ
6、6a 第2データセンタ
7 代行センタ
8 第3データセンタ
9 第4データセンタ
10 専用サーバ
51 売上データ集信部
52、82 アクワイアラ情報記憶部
53、83 イシュアBIN情報記憶部
54、54a、84a オーソリデータ伝送部
55、85 オーソリ結果受領部
56、86 売上データ作成部
57、87 売上データ配信部
61 オーソリデータ取得部
62 対象加盟店情報記憶部
63 イシュア情報記憶部
64 イシュア代行記憶部
65、65a オーソリ中継部
81 売上指示データ集信部
TS1 オーソリ転送システム

Claims (5)

  1. 加盟店からの売上データを集信する集信部と、
    前記集信部によって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送部と、
    前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領部と、
    前記加盟店の代わりに、前記集信部が集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成部と、
    前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信部と
    を備えることを特徴とする取引装置。
  2. 前記転送部は、
    前記加盟店ごとのアクワイアラの識別情報を記憶する記憶部から取得した前記アクワイアラの識別情報と、前記売上データに含まれる会員番号に対応するイシュア情報とに基づいて、前記Not on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データをファイルにして各イシュアに転送し、
    前記受領部は、前記オーソリ結果をファイルにて、前記各イシュアから受領する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 前記オーソリ用データを前記イシュアに転送する場合に、所定のルールに基づいて、前記オーソリ用データの転送量を調整し、前記オーソリ用データを前記イシュアに中継する中継部
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取引装置。
  4. 集信部が、加盟店からの売上データを集信する集信ステップと、
    転送部が、前記集信ステップによって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送ステップと、
    受領部が、前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領ステップと、
    売上データ作成部が、前記加盟店の代わりに、前記集信ステップにおいて集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成ステップと、
    配信部が、前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信ステップと
    を含むことを特徴とする処理方法。
  5. コンピュータに、
    加盟店からの売上データを集信する集信ステップと、
    前記集信ステップによって集信された前記売上データに基づいて、イシュアとアクワイアラとが同一でないNot on−us分のオーソリ用データを作成し、作成した前記オーソリ用データを、前記アクワイアラを介さずに各イシュアに転送する転送ステップと、
    前記各イシュアからのオーソリ結果を受領する受領ステップと、
    前記加盟店の代わりに、前記集信ステップにおいて集信した前記売上データに前記オーソリ結果を付与した売上データを作成する売上データ作成ステップと、
    前記オーソリ結果を付与した売上データを前記アクワイアラに配信する配信ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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