JP6177417B2 - 無線オーディオ受信機システム及び方法 - Google Patents

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Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/800,364号の利益を主張する、2013年5月2日に出願された米国非仮特許出願第13/875,679号の利益を主張するものであり、これらの仮特許出願の内容はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本出願は、一般に無線オーディオ受信機システム及び方法に関する。具体的には、本出願は、アナログ及び/又はデジタル変調方式によって変調されたオーディオ信号を含む1又はそれ以上の無線周波数(RF)信号を受け取り、フルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードで動作し、RF信号を復調し、アナログオーディオ信号及び合成デジタルオーディオ信号を出力することができる無線オーディオ受信機システム及び方法に関する。
オーディオ制作は、マイク、無線オーディオ送信機、無線オーディオ受信機、レコーダ、及び/又はテレビ番組、ニュース放送、映画、ライブイベント及びその他のタイプの製作物などの製作物の音を取り込んで記録するためのミキサを含む多くのコンポーネントの使用を伴うことができる。通常、マイクは製作物の音を取り込み、この音は、マイク及び/又は無線オーディオ送信機から無線オーディオ受信機に無線で送信される。無線オーディオ受信機は、クルーメンバによる音の記録及び/又はミキシングのための、プロダクションサウンドミキサなどのレコーダ及び/又はミキサに接続することができる。レコーダ及び/又はミキサには、クルーメンバがオーディオレベル及びタイムコードをモニタできるように、コンピュータ及びスマートフォンなどの電子装置を接続することができる。
通常、クルーメンバは、無線オーディオ受信機、レコーダ、ミキサ、及びこれらのコンポーネントに給電するためのバッテリが入ったバッグを携行する。製作物の音を取り込む各マイク及び/又は無線オーディオ送信機に対応する複数の無線オーディオ受信機を有することも珍しくはない。通常、各無線オーディオ受信機は、レコーダにオーディオ信号を送信するためのケーブル、及びバッテリから電力を受け取るための別のケーブルを有する。バッテリからレコーダ及びミキサに給電するためのケーブルも存在する。ケーブルの本数が多いことにより、コンポーネントのセットアップ及び接続に時間がかかり、(例えば、欠陥ケーブル、接続不良、ケーブルの故障などに起因して)問題が生じる可能性が増し、バッグの重量がクルーメンバにとって不快なまでに重くなる可能性がある。無線オーディオ受信機は、空間の節約、電力及び同期目的で無線オーディオ受信機をビデオカメラに挿入できるスロットタイプとすることもできる。
既存の無線オーディオ受信機には、アナログ変調信号しか復調できないものもあれば、デジタル変調信号しか復調できないものもある。一方で、既存の無線オーディオ受信機は、アナログ変調信号と別個のデジタル変調信号とを同時に復調することができず、及び/又は特定の変調信号を受信及び復調から除外する。さらに、既存の無線オーディオ受信機には、1又は複数のRF信号を受信できるものもあるが、これらの受信機は、複数のRF信号ではなくたった1つのRF信号しか受信しない場合、通常はダイバーシティ目的で複数のアンテナを利用することができない。これらの受信機は、1つのRF信号を受け取るために1つのアンテナしか利用しない。
米国特許第6,296,565号明細書 米国特許第6,871,054号明細書
従って、これらの問題に対処するシステム及び方法に可能性がある。具体的には、アナログ及び/又はデジタル変調方式によって変調されたオーディオ信号を含む1又はそれ以上のRF信号を受け取り、フルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードで動作し、RF信号を復調し、アナログオーディオ信号及び合成デジタルオーディオ信号を出力することができる無線オーディオ受信機システム及び方法に可能性がある。
本発明は、とりわけ、(1)複数のダイバーシティアンテナを利用して、アナログ変調方式及び/又はデジタル変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を含む1又はそれ以上のRF信号を受け取り、(2)チャネル数、RF信号の変調タイプ、及び/又はフルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードへの構成を示すユーザ設定に応じて、フルダイバーシティ又はスイッチトダイバーシティモードで動作し、(3)スイッチトダイバーシティモードに構成されている場合、複数のRF信号をそれぞれのRF信号処理経路にルーティングするようにアンテナ間の切り換えを行い、(4)デジタルパスバンド変調信号を復調して、アナログオーディオ信号、及び1又は複数のチャネルを有する合成デジタルオーディオ信号を生成するように設計されたシステム及び方法を提供することによって上述の問題点を解決することを目的とする。
ある実施形態では、無線オーディオ受信機システムが、第1のRF信号及び第2のRF信号の一方又は両方を受け取るための第1及び第2のダイバーシティアンテナを含むことができる。第1及び第2のRF信号の各々は、アナログ変調方式又はデジタル変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を含むことができる。RFアナログ信号処理モジュールは、第1のRF信号処理経路、第2のRF信号処理経路、及びアンテナルーティングモジュールを含むことができる。ユーザ設定は、第1及び第2のRF信号の変調タイプ、並びにフルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードへの構成を示すことができる。ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合、アンテナルーティングモジュールは、第1のRF信号を第1及び第2のRF信号処理経路にルーティングすることができる。この場合、第1のRF信号処理経路は、第1のRF信号に基づいて第1のパスバンド変調信号を生成することができ、第2のRF信号処理経路は、第1のRF信号に基づいて第2のパスバンド変調信号を生成することができる。ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、アンテナルーティングモジュールは、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づき、第1のダイバーシティアンテナと第2のダイバーシティアンテナを切り換えて、第1及び第2のRF信号をそれぞれ第1及び第2のRF信号処理経路にルーティングすることができる。この場合、第1のRF信号処理経路は、第1のRF信号に基づいて第3のパスバンド変調信号を生成することができ、第2のRF信号処理経路は、第2のRF信号に基づいて第4のパスバンド変調信号を生成することができる。
第1のアナログ・デジタルコンバータ(ADC)は、フルダイバーシティモードの場合、第1のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。第1のADCは、スイッチトダイバーシティモードの場合、第3のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。第2のADCは、フルダイバーシティモードの場合、第2のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。第2のADCは、スイッチトダイバーシティモードの場合、第4のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。第1のデジタル信号処理(DSP)モジュールは、ユーザ設定に基づいて第1のデジタルパスバンド変調信号を復調して第1のデジタルオーディオ信号を生成することができ、第2のDSPモジュールは、ユーザ設定に基づいて第2のデジタルパスバンド変調信号を復調して第2のデジタルオーディオ信号を生成することができる。第1及び第2のデジタル・アナログコンバータ(DAC)は、第1及び第2のデジタルオーディオ信号からそれぞれ第1及び第2のアナログオーディオ信号を生成することができる。
別の実施形態では、第1のRF信号及び第2のRF信号の一方又は両方を無線で受け取る方法が、第1及び第2のRF信号の一方又は両方を受け取るステップを含む。第1及び第2のRF信号の各々は、アナログ変調方式又はデジタル変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を含むことができる。第1及び第2のRF信号の変調タイプ、並びに第1のRF信号処理経路及び第2のRF信号処理経路のフルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードへの構成を示すユーザ設定を受け取ることができる。ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合、第1のRF信号を第1及び第2のRF信号処理経路にルーティングすることができ、第1のRF信号処理経路では、第1のRF信号に基づいて第1のパスバンド変調信号を生成することができ、第2のRF信号処理経路では、第1のRF信号に基づいて第2のパスバンド変調信号を生成することができる。ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づき、第1のダイバーシティアンテナと第2のダイバーシティアンテナを切り換えて、第1及び第2のRF信号をそれぞれ第1及び第2のRF信号処理経路にルーティングすることができる。この場合、第1のRF信号処理経路では、第1のRF信号に基づいて第3のパスバンド変調信号を生成することができ、第2のRF信号処理経路では、第2のRF信号に基づいて第4のパスバンド変調信号を生成することができる。
フルダイバーシティモードの場合、第1のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができ、第2のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。スイッチトダイバーシティモードの場合、第3のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができ、第4のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。ユーザ設定に基づいて第1のデジタルパスバンド変調信号を復調して第1のデジタルオーディオ信号を生成することができる。ユーザ設定に基づいて第2のデジタルパスバンド変調信号を復調して第2のデジタルオーディオ信号を生成することができる。この第1及び第2のデジタルオーディオ信号から、それぞれ第1及び第2のアナログオーディオ信号を生成することができる。
これらの及びその他の実施形態、並びに様々な置換及び態様は、本発明の原理を使用できる様々な方法を示す例示的な実施形態を記載する以下の詳細な説明及び添付図面から明らかになり、さらに十分に理解されるであろう。
いくつかの実施形態による、無線オーディオ受信機システムのブロック図である。 いくつかの実施形態による、図1の無線オーディオ受信機システムのRFアナログ信号処理モジュールのブロック図である。 いくつかの実施形態による、図2のRFアナログ信号処理モジュールのアンテナルーティングモジュールのブロック図である。 いくつかの実施形態による、図1の無線オーディオ受信機システムのデジタル信号処理モジュールの実施形態のブロック図である。 いくつかの実施形態による、図1の無線オーディオ受信機システムのデジタル信号処理モジュールの別の実施形態のブロック図である。 いくつかの実施形態による、図1のシステムを用いてRF信号を無線で受け取る動作を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してパスバンド変調信号を生成する動作を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してパスバンド変調信号を生成する動作を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してデジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する動作の実施形態を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してデジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する動作の実施形態を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してデジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する動作の別の実施形態を示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、図6の動作に関連してデジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する動作の別の実施形態を示すフロー図である。
以下の説明は、本発明の原理に従う本発明の1又はそれ以上の特定の実施形態について説明し、図示し、例示するものである。この説明は、本明細書で説明する実施形態に本発明を限定するためではなく、むしろ当業者が本発明の原理を理解した上でこれらの原理を適用し、本明細書で説明する実施形態のみならず、これらの原理に基づいて想起される他の実施形態も実施できるように、本発明の原理の説明及び教示のために行うものである。本発明の範囲は、文言上、又は均等論の下で添付の特許請求の範囲に含まれる可能性のある全ての実施形態を対象とすることが意図されている。
なお、説明及び図面では、同じ又は実質的に同様の要素には同じ参照数字を付している。しかしながら、例えば異なる数字を付した方が説明が明確になる場合には、これらの要素に異なる数字を付すこともある。また、本明細書に示す図面は必ずしも縮尺通りではなく、場合によっては、特定の特徴をより明確に示すために比率を誇張していることもある。このような表示及び作図手法は、必ずしも根底にある本質的な目的に関与するものではない。上述したように、本明細書は、本明細書で教示され当業者に理解される本発明の原理に従って全体として受け取られ解釈されるように意図されている。
図1は、アナログ及び/又はデジタル変調方式によって変調されたオーディオ信号を含む1又はそれ以上の無線周波数(RF)信号を受け取り、フルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードで動作し、RF信号を復調し、アナログオーディオ信号及び合成デジタルオーディオ信号を出力するための無線オーディオ受信機システム100のブロック図である。システム100は、様々な変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を復調するために、RF信号をフレキシブルにルーティングするための複数の信号処理経路を含むことができる。さらに、システム100は、より多様な変調タイプを用いて変調された信号を復調できるように、RF信号から生じたアナログパスバンド変調信号をデジタル化することができる。具体的には、アナログパスバンド変調信号を、システム100の複素ベースバンド信号ではなく実際のパスバンド信号としてサンプリングすることができる。複素ベースバンド信号のサンプリングは、アナログ回路でのミスマッチに起因して特定の変調タイプで性能の劣化をもたらす恐れがある。システム100は、デジタル信号処理モジュール108内に、RF信号のデジタル版を復調するための再構成可能なコンピューティングコンポーネントをさらに含むことができる。このようにして、システム100は、アナログ変調信号とデジタル変調信号を同時に復調することができる。さらに、システム100は、フルダイバーシティモードで1つのRF信号を受け取る場合、両方のアンテナをダイバーシティ目的で最適に利用することができる。
RF信号は、例えば製作物の音を取り込んだ無線オーディオ送信機及び/又はマイクから受け取ることができる。具体的には、システム100は、2つのダイバーシティアンテナ102と2つの並列な信号処理経路とを利用することにより、2つの別個のRF信号を受け取るためのデュアル受信機として、或いは1つのRF信号を受け取るためのシングル受信機として構成することができる。複数のダイバーシティアンテナ102を利用することにより、(単複の)RF信号のマルチパス伝搬の影響を最小限に抑えることができる。システム100は、RF信号の変調タイプと、システム100がフルダイバーシティモード(1つのRF信号を受け取っている場合)にあるか、それともスイッチトダイバーシティモード(2つの異なるRF信号を受け取っている場合)にあるかを示すユーザ設定を受け取ることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ設定が、受け取られるRF信号の数を示すことができ、この信号数から間接的にモード(フルダイバーシティ又はスイッチトダイバーシティ)を設定することができる。ユーザ設定は、例えばユーザが様々な構成設定を設定できるようにするための、システム100によって提供される構成メニューを通じて設定することができる。いくつかの実施形態では、システム100が、RF信号の変調タイプを自動的に感知することができる。他の実施形態では、コンポーネント間で同じ周波数が調整されて、変調タイプ及びRF信号の数が設定されるように、システム100と対応する無線オーディオ送信機とを同期させることができる。例えば、ユーザは、各コンポーネントの赤外線同期ポートを物理的に整列させて同期ボタンを押すことにより、システム100と対応する無線オーディオ送信機とを同期させておくことができる。
システム100は、デュアル受信機として構成された場合、ダイバーシティアンテナ102の各々が2つのRF信号を受信できるようにスイッチトダイバーシティモードに入ることができる。例えば、2つのRF信号の各々が、帯域制限された周波数分割信号の場合がある。両ダイバーシティアンテナ102は、これらのRF信号の各々を受け取ることができるが、いずれの時点でも一方のダイバーシティアンテナ102のみが特定の信号処理経路に接続される。具体的には、特定のRF信号が常に特定の信号処理経路にルーティングされるように、独立したアンテナ切り換えアルゴリズムが正しいダイバーシティアンテナ102を選択することができる。一例では、同じダイバーシティアンテナ102で両方のRF信号を受信できるが、各個々のRF信号は適切な信号処理経路にルーティングされる。ダイバーシティアンテナ102の切り換えは、RF信号のダイバーシティ受信を最適化するようにアンテナ切り換えアルゴリズムによって制御することができる。アンテナ切り換えアルゴリズムは、それぞれのRF信号がシステム100内の並列なアナログ信号処理経路上で、例えば受け取った信号メトリックに基づいて確実に処理されるようにすることができる。
システム100は、シングル受信機として構成された場合、1つのRF信号が両ダイバーシティアンテナ102によって受け取られるようにフルダイバーシティモードに入ることができる。具体的には、各ダイバーシティアンテナ102が同じRF信号を受信し、そのRF信号をシステム100内の並列なアナログ信号処理経路で別個に処理し、デジタル信号処理モジュール内などで合成する。この場合、アンテナ切り換えアルゴリズムは、一方のダイバーシティアンテナ102を一方の信号処理経路に接続し、他方のダイバーシティアンテナ102を他方の信号処理経路に接続することができる。
上述したように、ダイバーシティアンテナ102は、各々が変調オーディオ信号を含む1又はそれ以上のRF信号を受け取ることができる。ダイバーシティアンテナ102は、例えば全方向性アンテナ又は単方向性アンテナとすることができる。RF信号に含まれるオーディオ信号は、アナログ変調方式及び/又はデジタル変調方式を用いて変調することができる。アナログ変調方式は、振幅変調、周波数変調、位相変調、専用アナログ変調、及び/又はその他の方式を含むことができる。デジタル変調方式は、位相シフトキーイング、周波数シフトキーイング、振幅シフトキーイング、直交振幅変調、専用デジタル変調、及び/又はその他の方式を含むことができる。
システム100内のRFアナログ信号処理モジュール104は、ダイバーシティアンテナ102からRF信号を受け取り、このRF信号に基づいてパスバンド変調信号を生成することができる。これらのRF信号は、例えば470MHz〜800MHzの周波数帯域、及び/又はその他の周波数帯域のものとすることができる。パスバンド変調信号は、例えばモジュール104によって246MHzなどの中間周波数(IF)にシフトすることができる。他の好適なIFを利用することもできる。モジュール104は、受け取ったRF信号を処理するための2つの並列なRF信号処理経路と、システム100がフルダイバーシティモードであるか、それともスイッチトダイバーシティモードであるかに応じてRF信号を処理できるようにルーティングするためのアンテナルーティングモジュールとを含むことができる。フルダイバーシティモードでは、RF信号処理経路が、受け取った1つのRF信号に基づいて2つのパスバンド変調信号を生成することができる。スイッチトダイバーシティモードでは、RF信号処理経路が、受け取った2つのRF信号にそれぞれ基づいて2つのパスバンド変調信号を生成することができる。モジュール104は、DSPモジュール108からアンテナ選択信号を受け取ってアンテナルーティングモジュール内のスイッチを制御することができる。このアンテナ選択信号は、DSPモジュール108がアンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて生成することができる。モジュール104は、DSPモジュール108から自動利得制御(AGC)信号を受け取り、必要に応じて可変減衰器を用いてモジュール104内のアナログ信号の利得を調整することもできる。RFアナログ信号処理モジュール104のさらなる詳細については、以下で図2及び図3に関連して説明する。
アナログパスバンド変調信号は、アナログ・デジタルコンバータ(ADC)106によってデジタルパスバンド変調信号に変換することができる。ADC106は、アナログパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングしてデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。具体的には、ADC106は、(IFの)アナログパスバンド変調信号を、例えば毎秒64メガサンプルのサンプリングレート(MSPS)でサンプリングすることができる。他の好適なサンプルレートを利用することもできる。(246MHzのIFの)アナログパスバンド変調信号の64MSPSでのサンプリング例では、アナログパスバンド変調信号をオーバサンプリングして解像度を高め、ノイズを低減することができる。
DSPモジュール108は、デジタルパスバンド変調信号を受け取り、これを復調して2つのデジタルオーディオ信号を生成することができる。DSPモジュールは、RFアナログ信号処理モジュール104で使用するためのアンテナ選択信号及びAGC信号を生成することもできる。システム100がフルダイバーシティモードである場合、DSPモジュール108は、ダイバーシティアンテナ102において受け取られるRF信号のダイバーシティ効果を考慮するように互いに通信してデジタルオーディオ信号を合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、DSPモジュール108が、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。
インターフェイスモジュール114は、2つのチャネルなどの2つのデジタルオーディオ信号を含む合成デジタルオーディオ信号を生成することができる。(受け取ったRF信号が1つの)フルダイバーシティモードの場合、この合成オーディオ信号は、1チャネルなどの1つのデジタルオーディオ信号で構成することができる。インターフェイスモジュール114は、それぞれのDSPモジュール108からデジタルオーディオ信号を受け取ることができる。この合成デジタルオーディオ信号は、例えばオーディオ技術学会AES3規格に従うことができる。AES3規格は、最大96KHz、24ビットのステレオオーディオに対応できるセルフクロッキングインターフェイスを規定する。いくつかの実施形態では、この合成デジタルオーディオ信号を、48kHz、24ビットのステレオオーディオとすることができる。他の実施形態では、合成デジタルオーディオ信号が異なるサンプリングレートを有することができ、異なるビット数で符号化することができ、及び/又はモノオーディオを有することができる。この合成デジタルオーディオ信号には、他の好適な規格を利用することもできる。合成デジタルオーディオ信号は、例えばXLRコネクタ出力上で、(後述する)インターフェイスモジュール114に接続されたケーブルを通じて、或いは他の好適なタイプの出力上で出力することができる。
1つの実施形態では、DSPモジュール108の各々が、特定の変調方式を用いて変調された信号を各々が復調するように適合された並列な復調モジュールを含むことができる。デジタルオーディオ信号は、RF信号の変調タイプ及びダイバーシティ構成を示すユーザ設定に基づいて、マルチプレクサユニットを通じて出力されるように選択することができる。この実施形態のさらなる詳細については、以下で図4に関連して説明する。別の実施形態では、DSPモジュール108の各々が、メモリに記憶されているオペコードファイルのコマンドに従って信号を復調するように適合されたDSP処理エンジンを含むことができる。このオペコードファイルの各々は、特定の変調方式を用いて変調された信号の復調に固有のものとすることができる。デジタルオーディオ信号は、RF信号の変調タイプ及びダイバーシティ構成を示すユーザ設定に基づいて、DSP処理エンジンから出力することもできる。この実施形態のさらなる詳細については、以下で図5に関連して説明する。
DSPモジュール108からのデジタルオーディオ信号は、デジタル・アナログコンバータ(DAC)110によってアナログオーディオ信号に変換することができる。いくつかの実施形態では、オーディオアナログ信号処理モジュール112が、システム100から出力される前にアナログオーディオ信号をさらに処理することができる。オーディオアナログ処理モジュール112は、例えば、オーディオバンドフィルタ、信号電力増幅、及び/又はその他のタイプのアナログ処理を行うことができる。アナログオーディオ信号は、例えば2つの別個のXLRコネクタ出力上で、又は他の好適なタイプの出力上で出力することができる。
システム100は、合成デジタルオーディオ信号、DC電力信号及びデータ信号を同時に搬送するように適合されたケーブルに接続するように構成されたインターフェイスモジュール114を含むこともできる。このケーブルは、システム100を、ゲートウェイ相互接続装置又は無線アクセスポイントなどの外部エンティティとネットワーク接続することができる。システム100は、合成デジタルオーディオ信号をケーブル上で送信し、外部エンティティからDC電力信号を受け取り、外部エンティティとの間でデータ信号を送受信することができる。このケーブルは、例えば、システム100のRJ45ポートに接続するためのRJ45コネクタを含む、カテゴリ5アンシールドツイストペアケーブルとすることができる。上述したように、オーディオ信号は、AES3規格に従うことができる。データ信号は、双方向シリアルデータ通信のためのEIA−485規格に従うことができ、コマンド、状態、及び/又は、例えばモニタリング及び制御目的でシステム100と外部エンティティとの間で送受信されるその他の情報を含むことができる。データ信号内の情報は、様々な装置の制御及び管理のためのプロトコルを規定する米国規格協会(ANSI)によって維持されるANSI E1.17 2006アーキテクチャ・フォー・コントロール・ネットワーク(ACN)規格に従うことができる。DC電力信号は、パワー・オーバ・イーサネット(登録商標)(PoE)規格の側面に基づくことができ、インターフェイスモジュール114は、このDC電力信号を、モジュール104、ADC106、DSPモジュール108、DAC110、及び/又はオーディオアナログ信号処理モジュール112に供給することができる。システム100を含むことができるポータブルオーディオネットワーキングシステムの実施形態は、「ポータブルオーディオネットワーキングシステム(Portable Audio Networking System)」という名称の、同一出願人による同時出願された特許出願(代理人整理番号25087.04US1)に開示されており、この特許出願はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
いくつかの実施形態では、システム100を、バッグ型受信機又はスロット型受信機として構成することができる。システム100を収容するハウジングは、IP3液体侵入保護定格などを有する耐久性及び耐水性のある金属で構成することができる。実施形態では、システム100が、様々な情報を表示するための128×64画素のドットマトリクスディスプレイ、フルオーディオメータ、及び記録インジケータを含むことができる。システム100は、構成オプションの制御及び設定のための制御スイッチ及び/又はボタンを含むこともできる。ダイバーシティアンテナ102は、ホイップアンテナ又はその他の好適なタイプのアンテナとすることができ、SMA(SubMiniatureバージョンA)同軸コネクタ又はその他の好適なコネクタを介して接続することができる。
システム100は、内部充電式リチウムイオンバッテリ、アルカリバッテリによって、及び/又はインターフェイスモジュール114に接続された上述のようなケーブルを介して給電することができる。システム100は、システム100のファームウェアの更新、システム100との間のファイル転送、内部バッテリの再充電、及び/又はその他の機能のためのユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタを含むことができる。いくつかの実施形態では、システム100が、24ビットの2チャネルWAVファイル又はその他の好適なファイルタイプなどの形でオーディオ信号をフラッシュメモリに記録することができる。システム100は、スロット型受信機として構成された場合、ビデオカメラに挿入することができ、特定のビデオカメラとの同期互換性のためのワードクロック入力を含むことができる。
図2は、図1の無線オーディオ受信機システム100のRFアナログ信号処理モジュール104のブロック図である。モジュール104は、ダイバーシティアンテナ102からRF信号を受け取り、このRF信号に基づいてパスバンド変調信号を生成することができる。具体的には、低ノイズ増幅器202が、ダイバーシティアンテナ102からRF信号を受け取って増幅RF信号を生成することができる。低ノイズ増幅器202は、たとえRF信号が比較的弱い場合でも、RF信号に低ノイズ利得を与えることができる。バンドパスフィルタ204は、この増幅RF信号を受け取り、RF信号の適切な周波数帯域が選択されるように濾波した増幅RF信号を生成することができる。例えば、バンドパスフィルタ204は、24MHz〜64MHzの信号帯域、及び/又はその他の信号帯域範囲を通すことができる。
アンテナルーティングモジュール206は、DSPモジュール108内のアンテナ切り換えアルゴリズムによって生成されたアンテナ選択信号を利用し、このアンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて第1のRF信号処理経路と第2のRF信号処理経路の間でアンテナを切り換え、第1及び第2の濾波増幅RF信号をルーティングすることができる。濾波増幅RF信号は、システム100がフルダイバーシティモードであるか、それともスイッチトダイバーシティモードであるかに応じて切り換えることができる。図3に示すように、アンテナルーティングモジュール206は、RFスプリッタ302及びRFスイッチ304を含むことができる。RFスプリッタ302は、濾波増幅RF信号を、RFスイッチ304の各々にルーティングされる2つの同じ信号に分割することができる。従って、システム100がスイッチトダイバーシティモードである場合、RFスイッチ304、及びモジュール104の一方の信号処理経路内の下流のコンポーネントは、一方の濾波増幅RF信号を処理し、RFスイッチ304、及びモジュール104の他方の信号処理経路内の下流のコンポーネントは、他方の濾波増幅RF信号を処理する。フルダイバーシティモードである場合、濾波増幅RF信号は、その信号処理経路から切り換えられない。RFスイッチ304の実施形態は、同一出願人による米国特許第6,296,565号及び第6,871,054号に記載されており、これらの特許はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
再び図2を参照すると、アンテナルーティングモジュール206からの濾波増幅RF信号は、波長可変イメージ除去フィルタ208を用いてさらに濾波してイメージ除去RF信号を生成することができる。イメージ除去フィルタ208は、特定のイメージ周波数の濾波増幅RF信号を減衰させることができる。具体的には、(後述する)ミキサ212に対して複数の信号が存在する時に混合生成物が生じることがあるので、ミキサ212を利用する前には、イメージ除去フィルタ208を利用して信号をできるだけ帯域制限することが望ましい。例えば、イメージ周波数は、イメージ除去フィルタ208を用いて濾波することができる一次混合生成物である。イメージ除去フィルタ208は、可変コンデンサであるバラクタダイオード、又はPINダイオードを用いて、例えば無効分の切り換えを行うように同調させることができる。
イメージ除去RF信号は、DSPモジュール108から受け取ったAGC信号に基づいて自動利得制御を可能にする可変減衰器210によって受け取ることができる。このAGC信号は、可変減衰器210が必要に応じて濾波増幅RF信号の利得を調整できるようにすることができる。例えば、可変減衰器210は、ADC106などの、システム100の特定のアナログ信号処理コンポーネントがシステム100のフルダイナミックレンジをカバーできないという理由で濾波増幅RF信号の利得を調整することができる。
ミキサ212は、可変減衰器210からの減衰されたイメージ除去RF信号を周波数変換して、中間周波数(IF)信号を生成することができる。ミキサ212は、減衰されたイメージ除去RF信号の周波数を、例えば246MHzのIFにシフトさせることができる。減衰されたイメージ除去RF信号の周波数をIF信号にシフトさせるには、ローカル発振器(図示せず)からの適当な周波数の信号をミキサ212に適用することができる。このIF信号を、IFフィルタ214、IF増幅器216、IFフィルタ218及びIF増幅器220が処理して、最終的にIF信号からパスバンド変調信号を生成することができる。IFフィルタ214、218は、パスバンド変調信号がADC106に送信される前に、隣接チャネル除去及びアンチエイリアス除去を行うことができる。IF増幅器216、220は、パスバンド変調信号がADC106を本格的な範囲で駆動するのに必要な利得を与えることができる。いくつかの実施形態では、IFフィルタ214、218を、246MHzのIFに同調された狭帯域弾性表面波(SAW)フィルタとすることができる。
図4は、図1の無線オーディオ受信機システム100のデジタル信号処理モジュール400の実施形態のブロック図である。DSPモジュール400は、例えばシステム100内に示すDSPモジュール108の一方又は両方に対応することができる。DSPモジュール400は、特定の変調方式を用いて変調された信号を各々が復調するように適合された並列な復調モジュール404を含むことができる。DSPモジュール400のデジタルダウンコンバータ402は、ADC106からデジタルパスバンド変調信号を受け取ることができる。デジタルダウンコンバータ402は、デジタルパスバンド変調信号から、同相(I)信号、直交(Q)信号、及びAGC信号を生成することができる。I信号及びQ信号は、デジタルパスバンド変調信号を低サンプリングレートに縮小する、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複素信号とすることができる。
低サンプリングレートは、DSPモジュール400内のデジタルロジックを効率的に利用するために望ましい。例えば、実信号が200kHzの帯域幅を有する場合、ADCの最小サンプリングレートは、毎秒400キロサンプル(KSPS)になる。しかしながら、上述したように、ADC106は、アナログ処理中に解像度を高めてノイズを低減する目的で、アナログパスバンド変調信号を64MSPSでサンプリングすることができる。従って、サンプリングレートをその帯域幅に対して低下させることにより、DSPモジュール400によるデジタル信号の復調を容易にすることができる。
DSPモジュール400内の各復調モジュール404は、デジタルダウンコンバータ402によって送信されたI信号及びQ信号の復調を行うことができる。復調モジュール404の各々は、マルチプレクサユニット406に送信する復調信号を生成することができる。マルチプレクサユニット406は、適当な復調モジュール404から、RF信号を変調した変調方式に特有の復調信号を選択することができる。例えば、処理中のRF信号が、デジタル8PSK変調を用いて変調されたオーディオ信号を含む場合、マルチプレクサユニット406は、デジタル8PSK復調モジュール404からの復調信号のみを選択する。復調モジュール404は、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいてアンテナ選択信号を生成することもできる。復調モジュール404は、デジタルダウンコンバータ402によって受け取られる周波数オフセット訂正信号を生成することもできる。この周波数オフセット訂正信号を利用して、デジタルダウンコンバータ402を、受け取ったRF信号の周波数に正確に同調させることができる。周波数オフセット訂正信号は、送信されたRF信号、ローカル発振器及び/又はサンプルクロックのわずかな周波数エラーに対処するために必要となり得る。
マルチプレクサユニット406のための選択信号として、上述したようなRF信号の変調タイプ及びダイバーシティ構成を示すユーザ設定に基づくチャネル選択信号を利用することもできる。マルチプレクサユニット406は、適当な復調モジュール404から、RF信号を変調した変調方式に特有のアンテナ選択信号及び周波数オフセット訂正信号を選択することができる。オーディオバックエンド408及びサンプルレートコンバータ410は、復調信号をさらに処理し、DAC110によって受け取ることができるデジタルオーディオ信号を生成することができる。オーディオバックエンド408は、例えば、フィルタ処理、利得、調量及び/又は信号制限などの機能を含むことができる。サンプルレートコンバータ410は、ADC106をサンプリングするサンプルクロックと、DAC110をサンプリングするサンプルクロックとの差分を調整するために利用することができる。これらのサンプルクロックは、互いに対して若干の周波数エラーを有することができる異なる発振器を用いて生成することができる。
フルダイバーシティモードの場合、複数のDSPモジュールからのデジタルパスバンド変調信号から単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。例えば、DSPモジュールは、ダイバーシティアンテナにおいて受け取られるRF信号のダイバーシティ効果を考慮してデジタルオーディオ信号を合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、DSPモジュールが、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。
図5は、図1の無線オーディオ受信機システム100のデジタル信号処理モジュール500の別の実施形態のブロック図である。DSPモジュール500は、例えばシステム100内に示すDSPモジュール108の一方又は両方に対応することができる。DSPモジュール500は、メモリ506に記憶されているオペコードファイルのコマンドに従って信号を復調するように適合されたDSP処理エンジン504を含むことができる。各オペコードファイルは、特定の変調方式を用いて変調された信号の復調に固有のものとすることができる。デジタルダウンコンバータ502は、ADC106からデジタルパスバンド変調信号を受け取ることができる。デジタルダウンコンバータ502は、デジタルパスバンド変調信号から、同相(I)信号、直交(Q)信号、及びAGC信号を生成することができる。上述したように、I信号及びQ信号は、デジタルパスバンド変調信号を低サンプリングレートに縮小する、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複素信号とすることができる。
DSP処理エンジン504は、デジタルダウンコンバータ502によって送信されたI信号及びQ信号の復調を行うことができる。DSP処理エンジン504によってメモリ506から読み出されるオペコードファイルは、RF信号の復調に固有のコマンドが利用されるようにチャネル選択信号に基づいて選択することができる。メモリ506は、不揮発性リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、及び/又はその他の好適なタイプのメモリとすることができる。上述したように、チャネル選択信号は、RF信号の変調タイプ及びダイバーシティ構成を示すユーザ設定に基づくことができる。DSP処理エンジン504は、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいてアンテナ選択信号を生成することもできる。DSP処理エンジン504は、デジタルダウンコンバータ502によって受け取られる周波数オフセット訂正信号を生成することもできる。オーディオバックエンド508及びサンプルレートコンバータ510は、上述したように、復調信号をさらに処理し、DAC110によって受け取ることができるデジタルオーディオ信号を生成することができる。
フルダイバーシティモードの場合、複数のDSPモジュールからのデジタルパスバンド変調信号から単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。例えば、DSPモジュールは、ダイバーシティアンテナにおいて受け取られるRF信号のダイバーシティ効果を考慮してデジタルオーディオ信号を合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、DSPモジュールが、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。
図6に、RF信号を無線で受け取る処理600の実施形態を示す。RF信号は、アナログ及び/又はデジタル変調方式によって変調されたオーディオ信号を含むことができ、処理600は、例えば無線オーディオ受信機システム100内でRF信号を復調し、このRF信号からアナログオーディオ信号及び/又は合成デジタルオーディオ信号を生成するように動作することができる。処理600は、(1つのRF信号を受け取るための)フルダイバーシティモード、又は(2つの異なるRF信号を受け取るための)スイッチトダイバーシティモードで動作することができる。処理600は、様々な変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を復調するために、並列な信号処理経路を通じてRF信号をフレキシブルにルーティングすることができる。さらに、処理600では、より多様な変調タイプを用いて変調された信号を復調できるように、RF信号から生じたアナログパスバンド変調信号をデジタル化することができる。処理600は、RF信号のデジタル版を復調するための再構成可能なコンピューティングコンポーネントを利用することもできる。
ステップ602において、1又はそれ以上のダイバーシティアンテナにおいて1又はそれ以上のRF信号を受け取ることができる。RF信号は、例えば製作物の音を取り込んだ無線オーディオ送信機及び/又はマイクから送信することができる。複数のダイバーシティアンテナは、RF信号のマルチパス伝搬の影響を最小限に抑えるのに役立つことができる。RF信号の各々は、アナログ変調方式及び/又はデジタル変調方式を用いて変調された変調オーディオ信号を含むことができる。アナログ変調方式は、振幅変調、周波数変調、位相変調、専用アナログ変調、及び/又はその他の方式を含むことができる。デジタル変調方式は、位相シフトキーイング、周波数シフトキーイング、振幅シフトキーイング、直交振幅変調、専用デジタル変調、及び/又はその他の方式を含むことができる。
ステップ604において、RF信号の変調タイプと、無線オーディオ受信機システムがフルダイバーシティモードであるか、それともスイッチトダイバーシティモードであるかを示すユーザ設定を受け取ることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ設定が、受け取られるRF信号の数を示すことができ、この信号数から間接的にモード(フルダイバーシティ又はスイッチトダイバーシティ)を設定することができる。ユーザ設定は、例えばユーザが様々な構成設定を設定できるように提供される構成メニューを介して設定することができる。いくつかの実施形態では、RF信号の変調タイプを自動的に感知することができる。他の実施形態では、コンポーネント間で同じ周波数が調整されて、変調タイプ及びRF信号の数が設定されるように、無線オーディオ受信機システムと対応する無線オーディオ送信機とを同期させることができる。無線オーディオ受信機システムは、スイッチトダイバーシティモードの場合、各ダイバーシティアンテナが2つのRF信号を受信できるようにデュアル受信機として構成することができる。両ダイバーシティアンテナは、これらのRF信号の各々を受信することができるが、いずれの時点でも一方のダイバーシティアンテナのみが特定の信号処理経路に接続される。ダイバーシティアンテナの切り換えは、RF信号のダイバーシティ受信を最適化するアンテナ切り換えアルゴリズムによって制御することができる。無線オーディオ受信機システムは、フルダイバーシティモードの場合、1つのRF信号が両ダイバーシティアンテナによって受け取られるようにシングル受信機として構成することができる。
ステップ606において、ユーザ設定が、無線オーディオ受信機システムがフルダイバーシティモードであることを示しているか、それともスイッチトダイバーシティモードであることを示しているかを判定することができる。無線オーディオ受信機システムがフルダイバーシティモードである場合、処理600はステップ608に進み、受け取った1つのRF信号に基づいて2つのパスバンド変調信号を生成することができる。ステップ608において、この1つのRF信号を、RFアナログ信号処理モジュール内などの第1のRF信号処理経路にルーティングすることができる。ステップ610において、1つのRF信号に基づいて第1のパスバンド変調信号を生成することができる。ステップ612において、1つのRF信号を、RFアナログ信号処理モジュール内などの第2のRF信号処理経路にルーティングすることができる。ステップ614において、1つのRF信号に基づいて第2のパスバンド変調信号を生成することができる。パスバンド変調信号を生成するためのステップ610及び614の実施形態については、以下で図7A〜図7Bに関連して説明する。ステップ616において、第1のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングすることによって第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。ステップ618において、第2のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングすることによって第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。例えば、それぞれのパスバンド変調信号は、ADCによってパスバンドサンプリングしてデジタル化することができる。
一方、ステップ606において、無線オーディオ受信機システムがスイッチトダイバーシティモードであると判定された場合、処理600はステップ620に進み、受け取った2つのRF信号に基づいて2つのパスバンド変調信号を生成することができる。ステップ620において、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、第1のRF信号処理経路と第2のRF信号処理経路の間でアンテナを切り換えて第1及び第2のRF信号をルーティングすることができる。具体的には、両アンテナは、これらのRF信号の各々を受信することができるが、いずれの時点でも一方のダイバーシティアンテナのみが特定の信号処理経路に接続される。例えば、第1のRF信号を(第1のアンテナで受信されたか、それとも第2のアンテナで受信されたかに関わらず)常に第1のRF信号処理経路にルーティングし、第2のRF信号を(第1のアンテナで受信されたか、それとも第2のアンテナで受信されたかに関わらず)常に第2のRF信号処理経路にルーティングすることができる。ステップ622において、受け取った第1のRF信号に基づいて第3のパスバンド変調信号を生成することができ、ステップ624において、受け取った第2のRF信号に基づいて第4のパスバンド変調信号を生成することができる。RF信号を切り換えてパスバンド変調信号を生成するためのステップ620、622及び624の実施形態については、以下で図7A〜図7Bに関連して説明する。ステップ626において、第3のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングすることによって第1のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。ステップ628において、第4のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングすることによって第2のデジタルパスバンド変調信号を生成することができる。それぞれのパスバンド変調信号は、例えばADCによってパスバンドサンプリングしてデジタル化することができる。
処理600は、第1及び第2のデジタルパスバンド変調信号の生成後にステップ630に進むことができる。ステップ630において、第1のデジタルパスバンド変調信号を復調して第1のデジタルオーディオ信号を生成することができる。ステップ632において、第2のデジタルパスバンド変調信号を復調して第2のデジタルオーディオ信号を生成することができる。フルダイバーシティモードの場合、第1及び第2のデジタルパスバンド変調信号から単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。例えば、DSPモジュールは、ダイバーシティアンテナにおいて受け取られるRF信号のダイバーシティ効果を考慮してデジタルオーディオ信号を合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、DSPモジュールが、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。
ステップ634において、2つのチャネルなどの第1及び第2のデジタルオーディオ信号から成る合成デジタルオーディオ信号を生成することができる。この合成デジタルオーディオ信号は、例えばAES3規格に従うことができる。(受け取ったRF信号が1つである)フルダイバーシティモードの場合、この合成デジタルオーディオ信号は、1チャネルなどの1つのデジタルオーディオ信号のみで構成することができる。例えばステップ630及び632はDSPモジュールによって実行することができ、例えばステップ634はインターフェイスモジュールによって実行することができる。ステップ630及び632の実施形態については、以下で図8A〜図8B及び図9A〜図9Bに関連して説明する。ステップ636において、第1のデジタルオーディオ信号から第1のアナログオーディオ信号を生成することができ、ステップ638において、第2のデジタルオーディオ信号から第2のアナログオーディオ信号を生成することができる。それぞれのアナログオーディオ信号は、例えばDACによって生成することができる。
図7A〜図7Bに、図6の処理600に関連して、受け取ったRF信号からパスバンド変調信号を生成する処理700の実施形態を示す。処理700は、上述したステップ610、614、620、622及び624の実施形態を含むことができる。上述したように、無線オーディオ受信機は、1つのRF信号を受け取る時にはフルダイバーシティモードで動作し、或いは2つのRF信号を受け取る時にはスイッチトダイバーシティモードで動作することができる。処理700のブロック702は、フルダイバーシティモードでは1つのRF信号に基づいて第1のパスバンド変調信号を生成し、或いはスイッチトダイバーシティモードでは第1のRF信号に基づいて第3のパスバンド変調信号を生成する、処理600のステップ610又は622に対応することができる。同様に、処理700のブロック752は、フルダイバーシティモードでは1つのRF信号に基づいて第2のパスバンド変調信号を生成し、或いはスイッチトダイバーシティモードでは第2のRF信号に基づいて第4のパスバンド変調信号を生成する、処理600のステップ614又は624に対応することができる。ブロック702及び752は、第1及び第2の並列なRF信号処理経路によって行われるステップをそれぞれ含むことができる。
ブロック702では、ステップ704において、フルダイバーシティモードの場合には1つのRF信号から、或いはスイッチトダイバーシティモードの場合には第1のRF信号から、第1の増幅RF信号を生成することができる。例えば、第1の増幅RF信号は、低ノイズ増幅器によって生成することができる。ステップ706において、第1の増幅RF信号から第1の濾波増幅RF信号を生成することができる。例えば、第1の濾波増幅RF信号は、バンドパスフィルタによって生成することができる。ステップ708において、RFスプリッタなどによって第1の濾波増幅RF信号を第1の複数の同じ信号に分割することができる。同様に、ブロック752では、ステップ754において、フルダイバーシティモードの場合には1つのRF信号から、或いはスイッチトダイバーシティモードの場合には第2のRF信号から、第2の増幅RF信号を生成することができる。例えば、第2の増幅RF信号は、低ノイズ増幅器によって生成することができる。ステップ756において、第2の増幅RF信号から第2の濾波増幅RF信号を生成することができる。例えば、第2の濾波増幅RF信号は、バンドパスフィルタによって生成することができる。ステップ758において、RFスプリッタなどによって第2の濾波増幅RF信号を第2の複数の同じ信号に分割することができる。
ステップ710において、無線オーディオ受信機がスイッチトダイバーシティモードである場合、処理700はステップ712に進むことができる。ステップ712において、例えば第1のRF信号処理経路内のRFスイッチが、ステップ708で生成された第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と、ステップ758で生成された第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えることができる。ステップ712における切り替えは、アンテナ切り換えアルゴリズム及び第1のアンテナ選択信号に基づくことができる。例えば、ステップ714において、第2のRF信号処理経路内のRFスイッチが、ステップ708で生成された第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と、ステップ758で生成された第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えることができる。ステップ714における切り替えも、アンテナ切り換えアルゴリズム及び第2のアンテナ選択信号に基づくことができる。処理700は、受け取ったRF信号を知的に切り換えることにより、スイッチトダイバーシティモード時に、両ダイバーシティアンテナにおけるRF信号の受信を利用することができる。ステップ714の後、又はステップ710において無線オーディオ受信機がフルダイバーシティモードであった場合、処理700は、ページ外の参照Aによって示すように図7Bに進むことができる。
図7Bに示すように、処理700は濾波増幅RF信号を生成した後にページ外の参照Aから続くことができる。図7Bでは、ブロック702及び752が、引き続き第1及び第2の並列なRF信号処理経路によって行われるステップをそれぞれ示す。ステップ716において、濾波増幅RF信号から第1のイメージ除去RF信号を生成することができる。
同時に、ステップ760において、濾波増幅RF信号から第2のイメージ除去RF信号を生成することができる。イメージ除去RF信号は、例えば波長可変イメージ除去フィルタによって生成することができる。ステップ718において、第1のAGC信号に基づいて第1の減衰されたイメージ除去RF信号を生成することができ、同時にステップ762において、第2のAGC信号に基づいて第2の減衰されたイメージ除去RF信号を生成することができる。減衰されたイメージ除去RF信号は、可変減衰器によって生成することができ、AGC信号は、例えばDSPモジュールから生成することができる。
ステップ720において、第1の減衰されたイメージ除去RF信号を第1のIF信号に周波数変換することができ、同時にステップ764において、第2の減衰されたイメージ除去RF信号を第2のIF信号に周波数変換することができる。例えば、減衰されたイメージ除去RF信号は、ミキサによってIF信号に周波数変換することができる。ステップ722において、第1のIF信号を用いて、第1のIF信号から第1の濾波IF信号を生成することができ、同時にステップ766において、第2のIF信号を用いて、第2のIF信号から第2の濾波IF信号を生成することができる。ステップ724において、無線オーディオ受信機がフルダイバーシティモードである場合、処理700はステップ726に進むことができる。ステップ726において、ステップ722で生成された第1の濾波IF信号から第1のパスバンド変調信号を生成することができ、ステップ766で生成された第2の濾波IF信号から第2のパスバンド変調信号を生成することができる。一方、ステップ724において無線オーディオ受信機がスイッチトダイバーシティモードである場合、処理700はステップ728に進むことができる。ステップ728において、ステップ722で生成された第1の濾波IF信号から第3のパスバンド変調信号を生成することができ、ステップ766で生成された第2の濾波IF信号から第4のパスバンド変調信号を生成することができる。例えば、濾波IF信号及びパスバンド変調信号は、狭帯域SAWフィルタなどのIFフィルタ及びIF増幅器を用いて生成することができる。
図8A〜図8Bに、図6の処理600に関連して、デジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する処理800及び850の実施形態を示す。図8A及び図8Bの処理は、例えばDSPモジュール内で行うことができ、並行して行われるステップを含むことができる。これらの実施形態では、複数の復調モジュールの各々が、特定のアナログ及び/又はデジタル変調方式を用いて変調された信号の復調に固有の回路を含むことができる。図8Aに示す処理800は、処理600のステップ630に対応することができる。ステップ802において、第1のデジタルパスバンド変調信号から第1の同相(I)信号、第1の直交(Q)信号及び第1のAGC信号を生成することができる。第1のデジタルパスバンド変調信号は、例えばADCによって生成することができる。いくつかの実施形態では、第1のI信号、第1のQ信号及び第1のAGC信号の生成をデジタルダウンコンバータによって行うことができる。I信号及びQ信号は、デジタルパスバンド変調信号を低サンプリングレートに縮小する、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複素信号とすることができる。
ステップ804において、RF信号の変調タイプに基づいて第1のI信号及び第1のQ信号を第1の復調信号に復調することができる。各復調モジュールは、第1のI信号及び第1のQ信号を復調しようと試みることができるが、ステップ806において、適当な復調モジュールの第1の復調信号から第1のデジタルオーディオ信号を出力することができる。ステップ806では、第1の復調信号に基づいて第1のアンテナ選択信号を生成することもできる。例えば、ステップ806では、適当な復調モジュールから復調信号及び第1のアンテナ選択信号を選択するマルチプレクサユニットへの選択信号として、RF信号の変調タイプを使用することができる。
図8Bに示す処理850は、処理600のステップ632に対応することができる。ステップ852において、第2のデジタルパスバンド変調信号から第2の同相(I)信号、第2の直交(Q)信号及び第2のAGC信号を生成することができる。第2のデジタルパスバンド変調信号は、例えばADCによって生成することができる。いくつかの実施形態では、第2のI信号、第2のQ信号及び第2のAGC信号の生成をデジタルダウンコンバータによって行うことができる。ステップ854において無線オーディオ受信機がフルダイバーシティモードである場合、ステップ856において、第1のRF信号の変調タイプに基づいて、第2のI信号及び第2のQ信号を第2の復調信号に復調することができる。一方、ステップ854において無線オーディオ受信機がスイッチトダイバーシティモードである場合、ステップ858において、第2のRF信号の変調タイプに基づいて、第2のI信号及び第2のQ信号を第2の復調信号に復調することができる。図8Aに関連して上述したように、複数の復調モジュールは、I信号及びQ信号を復調するための変調固有の回路を含むことができる。ステップ860において、適当な復調モジュールの第2の復調信号から第2のデジタルオーディオ信号を出力することができ、また第2のアンテナ選択信号を生成することもできる。
フルダイバーシティモードの場合、第1及び第2のデジタルパスバンド変調信号から単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。例えば、このデジタルオーディオ信号を、ダイバーシティアンテナにおいて受け取っているRF信号のダイバーシティ効果を考慮して合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。このようにして、第1及び/又は第2の復調信号に基づく、及び/又は第1及び/又は第2のI信号及びQ信号に基づく1つのデジタルオーディオ信号を生成することができる。
図9A〜図9Bに、図6の処理600に関連して、デジタルパスバンド変調信号を復調してデジタルオーディオ信号を生成する処理900及び950の他の実施形態を示す。図9A及び図9Bの処理は、例えばDSPモジュール内で行うことができ、並行して行われるステップを含むことができる。これらの実施形態では、DSP処理エンジンを利用して、メモリに記憶されているオペコードファイルのコマンドに従って信号を復調することができる。このオペコードファイルの各々は、特定の変調方式を用いて変調された信号の復調に固有のものとすることができる。図9Aに示す処理900は、処理600のステップ630に対応することができる。
ステップ902において、第1のデジタルパスバンド変調信号から第1の同相(I)信号、第1の直交(Q)信号、及び第1のAGC信号を生成することができる。第1のデジタルパスバンド変調信号は、例えばADCによって生成することができる。いくつかの実施形態では、第1のI信号、第1のQ信号及び第1のAGC信号の生成をデジタルダウンコンバータによって行うことができる。I信号及びQ信号は、デジタルパスバンド変調信号を低サンプリングレートに縮小する、ゼロ周波数を中心とするベースバンド複素信号とすることができる。ステップ904において、適当なオペコードファイルのコマンドに従って、第1のI信号及び第1のQ信号を第1のデジタルオーディオ信号に復調することができる。適当なオペコードファイルは、第1のRF信号の変調タイプに基づいてメモリから読み出すことができる。ステップ904では、第1のI信号及びQ信号からアンテナ選択信号を生成することもできる。
図9Bに示す処理950は、処理600のステップ632に対応することができる。ステップ952において、第2のデジタルパスバンド変調信号から第2の同相(I)信号、第2の直交(Q)信号及び第2のAGC信号を生成することができる。第2のデジタルパスバンド変調信号は、例えばADCによって生成することができる。いくつかの実施形態では、第2のI信号、第2のQ信号及び第2のAGC信号の生成をデジタルダウンコンバータによって行うことができる。ステップ954において、無線オーディオ受信機がフルダイバーシティモードである場合、ステップ956において、適当なオペコードファイルのコマンドに従って、第2のI信号及び第2のQ信号を第2のデジタルオーディオ信号に復調することができる。適当なオペコードファイルは、第1のRF信号の変調タイプに基づいてメモリから読み出すことができる。ステップ956では、第1のI信号及びQ信号からアンテナ選択信号を生成することもできる。一方、ステップ954において無線オーディオ受信機がスイッチトダイバーシティモードである場合、ステップ958において、適当なオペコードファイルのコマンドに従って、第2のI信号及び第2のQ信号を第2のデジタルオーディオ信号に復調することができる。適当なオペコードファイルは、第2のRF信号の変調タイプに基づいてメモリから読み出すことができる。
フルダイバーシティモードの場合、第1及び第2のデジタルパスバンド変調信号から単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。例えば、このデジタルオーディオ信号を、ダイバーシティアンテナにおいて受け取っているRF信号のダイバーシティ効果を考慮して合成し、加算し、及び/又は別様に処理して単一のデジタルオーディオ信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、ダイバーシティ効果を考慮するように、例えば復調前にデジタルパスバンド変調信号を処理することができる。このようにして、第1及び/又は第2の復調信号に基づく、及び/又は第1及び/又は第2のI信号及びQ信号に基づく1つのデジタルオーディオ信号を生成することができる。
本開示は、様々な実施形態の形成及び使用方法を技術に従って説明するためのものであり、その真の、意図する、公正な範囲及び思想を限定するものではない。上述の説明は、包括的であること、又は開示した正確な形に限定されることを意図するものではない。上記の教示に照らして修正例及び変形例が可能である。(単複の)実施形態は、説明する技術の原理及びその実施可能な応用を示すとともに、様々な実施形態の技術、及び想定される特定の用途に適した様々な修正例を当業者が利用できるように選択して説明したものである。このような全ての修正例及び変形例は、これらの権利を公正に、法的に、かつ公平に認める外延に従って解釈した場合、本出願の係属中に補正される可能性もある添付の特許請求の範囲によって定められる実施形態及びその全ての同等物の範囲に含まれる。
100 無線オーディオ受信機システム
102 ダイバーシティアンテナ
104 RFアナログ信号処理モジュール
106 アナログ・デジタルコンバータ(ADC)
108 デジタル信号処理モジュール
110 デジタル・アナログコンバータ(DAC)
112 オーディオアナログ信号処理モジュール
114 インターフェイスモジュール

Claims (20)

  1. 無線オーディオ受信機システムであって、
    (A)アナログ変調方式又はデジタル変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を各々が含む第1の無線周波数(RF)信号及び第2のRF信号の一方又は両方を受け取るための第1のダイバーシティアンテナ及び第2のダイバーシティアンテナと、
    (B)第1のRF信号処理経路、第2のRF信号処理経路、及びアンテナルーティングモジュールを含む、前記第1及び第2のダイバーシティアンテナと通信するRFアナログ信号処理モジュールと、
    を備え、前記第1及び第2のRF信号処理経路、及びアンテナルーティングモジュールは、前記第1及び第2のRF信号の変調タイプと、フルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードへの構成とを示すユーザ設定に基づいて、
    前記ユーザ設定が、フルダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記アンテナルーティングモジュールが、前記第1のRF信号を前記第1のRF信号処理経路及び前記第2のRF信号処理経路にルーティングし、前記第1のRF信号処理経路が、前記第1のRF信号に基づいて第1のパスバンド変調信号を生成し、前記第2のRF信号処理経路が、前記第1のRF信号に基づいて第2のパスバンド変調信号を生成し、
    前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記アンテナルーティングモジュールが、アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1のダイバーシティアンテナと前記第2のダイバーシティアンテナとを切り換えて、前記第1及び第2のRF信号を前記第1及び第2のRF信号処理経路にそれぞれルーティングし、前記第1のRF信号処理経路が、前記第1のRF信号に基づいて第3のパスバンド変調信号を生成し、前記第2のRF信号処理経路が、前記第2のRF信号に基づいて第4のパスバンド変調信号を生成する、
    ように構成され、前記無線オーディオ受信機システムは、
    (C)前記RFアナログ信号処理モジュールと通信し、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記第1のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成し、前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記第3のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして前記第1のデジタルパスバンド変調信号を生成する第1のアナログ・デジタルコンバータ(ADC)と、前記RFアナログ信号処理モジュールと通信し、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記第2のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成し、前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記第4のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして前記第2のデジタルパスバンド変調信号を生成する第2のADCと、
    (D)前記第1のADCと通信し、前記ユーザ設定に基づいて前記第1のデジタルパスバンド変調信号を復調して第1のデジタルオーディオ信号を生成する第1のデジタル信号処理(DSP)モジュールと、前記第2のADCと通信し、前記ユーザ設定に基づいて前記第2のデジタルパスバンド変調信号を復調して第2のデジタルオーディオ信号を生成する第2のDSPモジュールと、
    (E)前記第1のDSPモジュールと通信し、前記第1のデジタルオーディオ信号から第1のアナログオーディオ信号を生成する第1のデジタル・アナログコンバータ(DAC)と、前記第2のDSPモジュールと通信し、前記第2のデジタルオーディオ信号から第2のアナログオーディオ信号を生成する第2のDACと、
    をさらに備えることを特徴とする無線オーディオ受信機システム。
  2. 前記第1のRF信号処理経路は、前記第1のRF信号から第1の増幅RF信号を生成するための第1の低ノイズ増幅器と、前記第1の増幅RF信号から第1の濾波増幅RF信号を生成するための第1のRFバンドパスフィルタとを含み、
    前記第2のRF信号処理経路は、前記第2のRF信号から第2の増幅RF信号を生成するための第2の低ノイズ増幅器と、前記第2の増幅RF信号から第2の濾波増幅RF信号を生成するための第2のRFバンドパスフィルタとを含み、
    前記アンテナルーティングモジュールは、
    前記第1の濾波増幅RF信号を第1の複数の同じRF信号に分割するための第1のRFスプリッタと、
    前記第2の濾波増幅RF信号を第2の複数の同じRF信号に分割するための第2のRFスプリッタと、
    前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるための第1のRFスイッチと、
    前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、前記アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるための第2のRFスイッチと、
    を含む、
    請求項1に記載の無線オーディオ受信機システム。
  3. 前記第1のRF信号処理経路は、
    前記第1のRFスイッチと通信し、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号又は前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号から第1のイメージ除去RF信号を生成する第1の波長可変イメージ除去フィルタと、
    前記第1の波長可変イメージ除去フィルタと通信し、第1の自動利得制御(AGC)信号に基づいて、前記第1のイメージ除去RF信号から第1の減衰されたイメージ除去RF信号を生成する第1の可変減衰器と、
    前記第1の可変減衰器と通信し、前記第1の減衰されたイメージ除去RF信号を第1の中間周波数(IF)信号に周波数変換する第1のミキサと、
    をさらに含み、
    前記第2のRF信号処理経路は、
    前記第2のRFスイッチと通信し、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号又は前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号から第2のイメージ除去RF信号を生成する第2の波長可変イメージ除去フィルタと、
    前記第2の波長可変イメージ除去フィルタと通信し、第2のAGC信号に基づいて、前記第2のイメージ除去RF信号から第2の減衰されたイメージ除去RF信号を生成する第2の可変減衰器と、
    前記第2の可変減衰器と通信し、前記第2の減衰されたイメージ除去RF信号を第2のIF信号に周波数変換する第2のミキサと、
    をさらに含む、
    請求項2に記載の無線オーディオ受信機システム。
  4. 前記第1のRF信号処理経路は、
    前記第1のミキサと通信し、前記第1のIF信号から第1の濾波IF信号を生成する第1のIFフィルタと、
    前記第1のIFフィルタと通信し、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第1の濾波IF信号から前記第1のパスバンド変調信号を生成し、或いは前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第1の濾波IF信号から前記第3のパスバンド変調信号を生成する第1のIF増幅器と、
    をさらに含み、
    前記第2のRF信号処理経路は、
    前記第2のミキサと通信し、前記第2のIF信号から第2の濾波IF信号を生成する第2のIFフィルタと、
    前記第2のIFフィルタと通信し、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第2の濾波IF信号から前記第2のパスバンド変調信号を生成し、或いは前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第2の濾波IF信号から前記第4のパスバンド変調信号を生成する第2のIF増幅器と、
    をさらに含む、
    請求項3に記載の無線オーディオ受信機システム。
  5. 前記第1及び第2のIFフィルタの各々は、狭帯域弾性表面波(SAW)フィルタを含む、
    請求項4に記載の無線オーディオ受信機システム。
  6. 前記第1のDSPモジュールは、
    前記第1のデジタルパスバンド変調信号から、第1の同相信号、第1の直交信号及び前記第1のAGC信号を生成する第1のデジタルダウンコンバータと、
    前記第1のデジタルダウンコンバータと通信し、各々が前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を第1の複数の復調信号のうちの1つの信号に復調するとともに第1のアンテナ選択信号を生成する第1の複数の復調モジュールと、
    前記第1の複数の復調モジュールと通信し、前記ユーザ設定に基づいて前記第1の複数の復調信号のうちの1つの信号から前記第1のデジタルオーディオ信号を出力する第1のマルチプレクサユニットと、
    を含み、
    前記第1のRFスイッチは、前記第1のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換え、
    前記第2のDSPモジュールは、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号から、第2の同相信号、第2の直交信号及び前記第2のAGC信号を生成する第2のデジタルダウンコンバータと、
    前記第2のデジタルダウンコンバータと通信し、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて、及び前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第2のRF信号の変調タイプに基づいて、各々が前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を第2の複数の復調信号のうちの1つの信号に復調するとともに第2のアンテナ選択信号を生成する第2の複数の復調モジュールと、
    前記第2の複数の復調モジュールと通信し、前記ユーザ設定に基づいて前記第2の複数の復調信号のうちの1つの信号から前記第2のデジタルオーディオ信号を出力する第2マルチプレクサユニットと、
    を含み、
    前記第2のRFスイッチは、前記第2のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換える、
    請求項3に記載の無線オーディオ受信機システム。
  7. 前記第1のDSPモジュールは、
    前記第1のデジタルパスバンド変調信号から、第1の同相信号、第1の直交信号及び前記第1のAGC信号を生成する第1のデジタルダウンコンバータと、
    各々が前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を復調するためのコマンドを含む第1の複数のオペコードファイルを記憶する第1のメモリと、
    前記第1のデジタルダウンコンバータ及び前記第1のメモリと通信し、第1のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記第1のRF信号の変調タイプに基づき、前記第1のメモリから読み出された前記第1の複数のオペコードファイルのうちの1つに従って、前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を前記第1のデジタルオーディオ信号に復調する第1のDSP処理エンジンと、
    を含み、
    前記第1のRFスイッチは、前記第1のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換え、
    前記第2のDSPモジュールは、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号から、第2の同相信号、第2の直交信号及び前記第2のAGC信号を生成する第2のデジタルダウンコンバータと、
    各々が前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を復調するためのコマンドを含む第2の複数のオペコードファイルを記憶する第2のメモリと、
    前記第2のデジタルダウンコンバータ及び前記第2のメモリと通信し、第2のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第1のRF信号の変調タイプに基づき、前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第2のRF信号の変調タイプに基づき、前記第2のメモリから読み出された前記第2の複数のオペコードファイルのうちの1つに従って、前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を前記第2のデジタルオーディオ信号に復調する第2のDSP処理エンジンと、
    を含み、
    前記第2のRFスイッチは、前記第2のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換える、
    請求項3に記載の無線オーディオ受信機システム。
  8. 合成デジタルオーディオ信号、DC電力及びデータ信号を同時に搬送するように適合されたケーブルに接続するように構成されたインターフェイスモジュールをさらに備え、該インターフェイスモジュールは、
    前記第1及び第2のデジタルオーディオ信号の一方又は両方を含む前記合成デジタルオーディオ信号を生成して送信し、
    前記DC電力を受け取って、前記RFアナログ信号処理モジュール、前記第1及び第2のADC、前記第1及び第2のDSPモジュール、並びに前記第1及び第2のDACに供給し、
    コマンド又は状態の一方又は両方を含む前記データ信号を送受信する、
    ように構成される、
    請求項1に記載の無線オーディオ受信機システム。
  9. 前記第1のDACと通信する第1のオーディオアナログ信号処理モジュールと、前記第2のDACと通信する第2のオーディオアナログ信号処理モジュールとをさらに備え、
    前記第1のオーディオアナログ信号処理モジュールは、前記第1のアナログオーディオ信号から第1の処理済みアナログオーディオ信号を生成し、
    前記第2のオーディオアナログ信号処理モジュールは、前記第2のアナログオーディオ信号から第2の処理済みアナログオーディオ信号を生成する、
    請求項1に記載の無線オーディオ受信機システム。
  10. 前記合成デジタルオーディオ信号は、AES3規格に準拠する、
    請求項8に記載の無線オーディオ受信機システム。
  11. アナログ変調方式又はデジタル変調方式を用いて変調されたオーディオ信号を各々が含む第1の無線周波数(RF)信号及び第2のRF信号の一方又は両方を無線で受け取る方法であって、
    (A)前記第1及び第2のRF信号の前記一方又は両方を受け取るステップと、
    (B)前記第1及び第2のRF信号の変調タイプと、第1のRF信号処理経路及び第2のRF信号処理経路のフルダイバーシティモード又はスイッチトダイバーシティモードへの構成とを示すユーザ設定を受け取るステップと、
    (C)前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合、
    前記第1のRF信号を前記第1及び第2のRF信号処理経路にルーティングするステップと、
    前記第1のRF信号に基づいて、前記第1のRF信号処理経路を用いて第1のパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第1のRF信号に基づいて、前記第2のRF信号処理経路を用いて第2のパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第1のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第1のデジタルパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第2のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして第2のデジタルパスバンド変調信号を生成するステップと、
    (D)前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、
    アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1及び第2のダイバーシティアンテナを切り換えて前記第1及び第2のRF信号を前記第1及び第2のRF信号処理経路にそれぞれルーティングするステップと、
    前記第1のRF信号に基づいて、前記第1のRF信号処理経路を用いて第3のパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第2のRF信号に基づいて、前記第2のRF信号処理経路を用いて第4のパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第3のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして前記第1のデジタルパスバンド変調信号を生成するステップと、
    前記第4のパスバンド変調信号をパスバンドサンプリングして前記第2のデジタルパスバンド変調信号を生成するステップと、
    (E)前記ユーザ設定に基づいて、前記第1のデジタルパスバンド変調信号を復調して第1のデジタルオーディオ信号を生成するステップと、
    (F)前記ユーザ設定に基づいて、前記第2のデジタルパスバンド変調信号を復調して第2のデジタルオーディオ信号を生成するステップと、
    (G)前記第1のデジタルオーディオ信号から第1のアナログオーディオ信号を生成するステップと、
    (H)前記第2のデジタルオーディオ信号から第2のアナログオーディオ信号を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記第1のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第3のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、
    前記第1のRF信号から第1の増幅RF信号を生成するステップと、
    前記第1の増幅RF信号から第1の濾波増幅RF信号を生成するステップと、
    前記第1の濾波増幅RF信号を第1の複数の同じRF信号に分割するステップと、
    を含み、
    前記第2のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第4のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、
    前記第2のRF信号から第2の増幅RF信号を生成するステップと、
    前記第2の増幅RF信号から第2の濾波増幅RF信号を生成するステップと、
    前記第2の濾波増幅RF信号を第2の複数の同じRF信号に分割するステップと、
    を含み、前記方法は、
    前記ユーザ設定が、スイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、
    前記アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるステップと、
    前記アンテナ切り換えアルゴリズムに基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と、前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるステップと、
    を含む、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第3のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号、又は前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号から、第1のイメージ除去RF信号を生成するステップと、
    第1の自動利得制御(AGC)信号に基づいて、前記第1のイメージ除去RF信号から第1の減衰されたイメージ除去RF信号を生成するステップと、
    前記第1の減衰されたイメージ除去RF信号を第1の中間周波数(IF)信号に周波数変換するステップと、
    を含み、
    前記第2のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第4のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号、又は前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号から、第2のイメージ除去RF信号を生成するステップと、
    第2のAGC信号に基づいて、前記第2のイメージ除去RF信号から第2の減衰されたイメージ除去RF信号を生成するステップと、
    前記第2の減衰されたイメージ除去RF信号を第2のIF信号に周波数変換するステップと、
    をさらに含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第3のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、前記第1のIF信号から第1の濾波IF信号を生成するステップをさらに含み、
    前記第2のパスバンド変調信号を生成するステップ、及び前記第4のパスバンド変調信号を生成するステップの各々は、前記第2のIF信号から第2の濾波IF信号を生成するステップをさらに含み、前記方法は、
    前記ユーザ設定が、フルダイバーシティモードへの構成を示す場合、
    前記第1の濾波IF信号から前記第1のパスバンド変調信号を生成するステップと、 前記第2の濾波IF信号から前記第2のパスバンド変調信号を生成するステップと、 前記ユーザ設定が、スイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合、
    前記第1の濾波IF信号から前記第3のパスバンド変調信号を生成するステップと、 前記第2の濾波IF信号から前記第4のパスバンド変調信号を生成するステップと、 をさらに含む、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の濾波IF信号を生成するステップは、第1の狭帯域弾性表面波(SAW)フィルタを用いて前記第1のIF信号から前記第1の濾波IF信号を生成するステップを含み、
    前記第2の濾波IF信号を生成するステップは、第2の狭帯域SAWフィルタを用いて前記第2のIF信号から前記第2の濾波IF信号を生成するステップを含む、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のデジタルパスバンド変調信号を復調するステップは、
    前記第1のデジタルパスバンド変調信号から、第1の同相信号、第1の直交信号及び前記第1のAGC信号を生成するステップと、
    前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて、前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を第1の復調信号に復調するステップと、
    前記ユーザ設定に基づいて、第1のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記第1の復調信号から前記第1のデジタルオーディオ信号を出力するステップと、
    を含み、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるステップは、前記第1のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるステップを含み、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号を復調するステップは、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号から、第2の同相信号、第2の直交信号及び前記第2のAGC信号を生成するステップと、
    前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて、及び前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には、前記第2のRF信号の変調タイプに基づいて、前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を第2の復調信号に復調するステップと、
    前記ユーザ設定に基づいて、第2のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記第2の復調信号から前記第2のデジタルオーディオ信号を出力するステップと、
    を含み、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるステップは、前記第2のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるステップを含む、
    請求項13に記載の方法。
  17. 前記第1のデジタルパスバンド変調信号を復調するステップは、
    前記第1のデジタルパスバンド変調信号から、第1の同相信号、第1の直交信号及び前記第1のAGC信号を生成するステップと、
    第1のメモリに記憶されている、各々が前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を復調するためのコマンドを含む第1の複数のオペコードファイルのうちの、前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて前記第1のメモリから読み出された1つのオペコードファイルに基づいて、第1のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記第1の同相信号及び前記第1の直交信号を前記第1のデジタルオーディオ信号に復調するステップと、
    を含み、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるステップは、前記第1のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの1つの信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの1つの信号とを切り換えるステップを含み、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号を復調するステップは、
    前記第2のデジタルパスバンド変調信号から、第2の同相信号、第2の直交信号及び前記第2のAGC信号を生成するステップと、
    第2のメモリに記憶されている、各々が前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を復調するためのコマンドを含む第2の複数のオペコードファイルのうちの、前記ユーザ設定がフルダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第1のRF信号の変調タイプに基づいて、前記ユーザ設定がスイッチトダイバーシティモードへの構成を示す場合には前記第2のRF信号の変調タイプに基づいて前記第2のメモリから読み出された1つのオペコードファイルに基づいて、第2のアンテナ選択信号を生成するとともに、前記第2の同相信号及び前記第2の直交信号を前記第2のデジタルオーディオ信号に復調するステップと、
    を含み、
    前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるステップは、前記第2のアンテナ選択信号に基づいて、前記第1の複数の同じRF信号のうちの別の信号と前記第2の複数の同じRF信号のうちの別の信号とを切り換えるステップを含む、
    請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1及び第2のデジタルオーディオ信号の一方又は両方を含む合成デジタルオーディオ信号を生成して送信するステップと、DC電力を受け取るステップと、前記合成デジタルオーディオ信号、前記DC電力及び前記データ信号を同時に搬送するように適合されたケーブルに接続するように構成されたインターフェイスジャック上でデータ信号を送受信するステップとをさらに含み、前記データ信号は、コマンド又は状態の一方又は両方を含む、
    請求項11に記載の方法。
  19. 前記第1のアナログオーディオ信号から第1の処理済みアナログオーディオ信号を生成するステップと、
    前記第2のアナログオーディオ信号から第2の処理済みアナログオーディオ信号を生成するステップと、
    をさらに含む請求項11に記載の方法。
  20. 前記合成デジタルオーディオ信号は、AES3規格に準拠する、
    請求項18に記載の方法。
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