JP6176167B2 - 物品搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、上下方向に複数段に並ぶ状態で複数設けられた下流搬送部の夫々が、物品を支持する中継部と、物品を収納する収納部を棚横幅方向に複数並設した収納棚と、前記棚横幅方向に沿って走行して前記中継部から前記収納棚の前記収納部に物品を搬送する搬送台車と、を備え、上下方向に昇降移動して搬入部に搬入された物品を前記複数の下流搬送部の前記中継部に分配搬送する昇降体を備えた上流搬送部と、前記搬入部に搬入された物品を収納する収納対象の前記収納部を選択する選択部と、前記搬入部に搬入された物品を前記選択部にて選択された収納部に収納するべく前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する制御部と、が設けられている物品搬送設備に関する。
かかる物品搬送設備の従来例が、特開2011−178549号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の物品搬送設備では、昇降体が、搬入部に搬入された1個の物品を搬入部から受取可能で且つ1個の物品を中継部に受渡可能に構成されており、複数の下流側搬送部における中継部の夫々が、昇降体から1個の物品を受取可能に構成されている。
特開2011−178549号公報
このような物品搬送設備では、搬入部に搬入される入庫対象の物品を複数の下流搬送部における搬送台車の夫々を利用して効率よく収納棚に入庫するべく、昇降体は、搬入部に搬入される物品を複数の下流搬送部の中継部の夫々に分散して搬送する。
上記のような物品搬送設備においては、複数の下流搬送部における収納棚に入庫すべき入庫対象の物品が一時に大量に発生する場合があるが、このような場合、入庫対象の物品が大量に搬入部へ搬入され、昇降体が物品を処理し切れず、入庫対象の物品が搬入部に滞留するおそれがある。搬入部における物品の滞留が発生すると、せっかくの複数の搬送台車による物品の処理能力を十分に発揮することができず、入庫対象の物品の入庫処理が捗らないことになる。
そこで、複数の収納棚への物品の入庫を迅速に行うことができる物品搬送設備が求められる。
本発明に係る物品搬送設備の特徴構成は、上下方向に複数段に並ぶ状態で複数設けられた下流搬送部の夫々が、物品を支持する中継部と、物品を収納する収納部を棚横幅方向に複数並設した収納棚と、前記棚横幅方向に沿って走行して前記中継部から前記収納棚の前記物品収納部に物品を搬送する搬送台車と、を備え、
上下方向に昇降移動して搬入部に搬入された物品を前記複数の下流搬送部の前記中継部に分配搬送する昇降体を備えた上流搬送部と、前記搬入部に搬入された物品を収納する収納対象の前記収納部を選択する選択部と、前記搬入部に搬入された物品を前記選択部にて選択された収納部に収納するべく前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する制御部と、が設けられ、
前記昇降体が、前記搬入部に搬入された2以上の設定数の物品を前記搬入部から纏めて受取可能で且つ前記設定数の物品を前記中継部に纏めて受渡可能に構成され、
前記複数の下流搬送部における前記中継部の夫々が、前記昇降体から前記設定数の物品を纏めて受取可能に構成され、
前記選択部が、予め設定された選択条件に基づいて、前記設定数の空き収納部が存在する1つの前記収納棚における前記設定数の空き収納部を収納対象の収納部として選択する纏め選択処理を実行するように構成され、
前記制御部が、前記搬入部に搬入された前記設定数の物品を前記昇降体が受け取り、その設定数の物品を前記昇降体から前記収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部に纏めて受け渡し、且つ、当該設定数の物品を前記中継部から前記収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する纏め搬送処理を実行するように構成され
前記設定数の物品が、第1の物品と第2の物品との2個の物品を含み、
前記選択部が、
前記複数の収納棚に対して予め設定した設定順序に基づいて前記第1の物品を収納するための空き収納部が存在するか否かを判別するように構成され、且つ、
前記第1の物品を収納する第1の空き収納部が存在するか否かの判別を前記設定順序に従って判別して、最も先に見つけられた第1の空き収納部を第1の収納対象の収納部として選択し、その後、前記第2の物品を収納する第2の空き収納部が存在するか否かの判別を、前記第1の収納対象の収納部が属する収納棚から前記設定順序に従って判別して、最も先に見つけられた第2の空き収納部を第2の収納対象の収納部として選択して、前記第1の収納対象の収納部と前記第2の収納対象の収納部とが同じ収納棚に属する場合は前記纏め選択処理を実行し、前記第1の収納対象の収納部と前記第2の収納対象の収納部とが異なる収納棚に属する場合は個々選択処理を実行するように構成され、
前記制御部が、前記選択部にて前記纏め選択処理が行われた場合は、前記纏め搬送処理を実行し、前記選択部にて前記個々選択処理が行われた場合は、前記搬入部に搬入された前記2個の物品を前記昇降体が纏めて受け取り、その2個の物品を前記昇降体から、前記第1の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部と前記第2の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部とに別々に受け渡し、且つ、当該2個の物品を前記中継部から前記第1の収納対象の収納部及び第2の収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する個々搬送処理を実行するように構成されている点にある。
この特徴構成によれば、選択部が纏め選択処理を実行することで、1つの収納棚における設定数の空き収納部が収納対象の収納部として選択され、制御部が纏め搬送処理を実行することで、上流搬送部及び下流搬送部の作動により、搬入部に搬入された設定数の物品を昇降体が纏めて受け取り、その設定数の物品を昇降体から収納対象の収納部が属する下流搬送部の中継部に纏めて受け渡し、当該中継部が設けられている下流搬送部における搬送台車が設定数の物品を中継部から設定数の空き収納部に搬送する。ちなみに、この搬送台車による設定数の物品の搬送は、設定数の物品を1個ずつバラバラに搬送してもよく、設定数の物品を纏めて搬送してもよい。
このように、設定数の物品を収納する収納対象の収納部を選択し、その設定数の収納対象の収納部に物品を収納するべく物品を搬送するときに、昇降体が、搬入部に搬入された2以上の設定数の物品を搬入部から纏めて受け取り、その受け取った設定数の物品を中継部に纏めて受け渡すことで、昇降体が物品を1個ずつ受け取り及び受け渡しを行う場合に比べて、昇降体の物品処理能力を高めることができる。
昇降体が、設定数の物品を中継部に纏めて受け渡すことで、設定数の物品は1台の搬送台車にて収納部に搬送されることになるため、設定数の物品を複数の中継部に分散させて受け渡した場合に比べて、当該搬送台車の負荷が瞬間的に大きくなる。しかし、昇降台が他の下流搬送部の中継部に物品を搬送している時間等、当該搬送台車が対応する中継部に次の物品が搬送されるまでの時間を有効利用して、当該搬送台車が設定数の物品を収納部に収納することができる。
このように、昇降体の物品処理能力を高めつつ、それにより複数台の搬送台車の処理能力を発揮させることで、複数の収納棚への物品の入庫を迅速に行うことができる。
また、この構成によれば、第2の物品を収納する第2の空き収納部が存在するか否かの判別を、第1の収納対象の収納部が属する収納棚から設定順序に従って判別する。
そのため、第1の収納対象の収納部が属する収納棚に空き収納部が存在する場合は、第2の空き収納部は、第1の収納対象の収納部が属する収納棚から選択されるため、第1収納対象の収納部と第2収納対象の収納部とが同じ収納棚に属することになる。この場合は、選択部にて纏め選択処理が実行され、制御部にて纏め搬送処理が実行される。
また、第1の収納対象の収納部が属する収納棚に空き収納部が存在しない場合は、第2の空き収納部は、第1の収納対象の収納部が属する収納棚とは異なる収納棚から選択されるため、第1収納対象の収納部と第2収納対象の収納部とが異なる収納棚に属することになる。この場合は、選択部にて個々選択処理が実行され、制御部にて個々搬送処理が実行される。
このように、第1の物品を収納する第1の収納対象の収納部の選択と、第2の物品を収納する第2の収納対象の収納部の選択とを別々に行うことで、収納棚に1つの空き収納部しか存在しない場合でも、その収納棚から収納対象の収納部を積極的に選択することとなり、第1の収納対象の収納部と第2の収納対象の収納部とを纏めて同じ収納棚から選択する場合に比べて、収納対象の収納部を選択し易くなる。
ここで、前記選択部が、前記複数の収納棚に対して予め設定した設定順序に基づいて前記設定数の空き収納部が存在するか否かを判別するように構成され、且つ、前記纏め選択処理を実行するときに、当該纏め選択処理の直近に前記選択部により選択された前記収納対象の収納部が属する前記収納棚の次の順序の前記収納棚から、前記設定順序に従って前記設定数の空き収納部が存在するか否かを判別すると好適である。
この構成によれば、纏め選択処理は、直近に選択部により選択された収納対象の収納部が属する収納棚(前回の収納棚と称する)の次の順序の収納棚から設定数の空き収納部が存在するか否かを判別する。そのため、当該纏め選択処理により選択する収納対象の収納部は、前回の収納棚以外の収納棚から優先的に選択される。
よって、纏め搬送処理により設定数の物品を中継部に纏めて受け渡すときに、当該中継部に以前の搬送処理により搬送された物品が残っている可能性が小さくなるため、設定数の物品を中継部に円滑に受け渡すことができる。
また、前記設定数の物品が、第1の物品と当該第1の物品の次に前記搬入部に搬入された第2の物品との2個の物品であり、前記選択部が、前記搬入部に前記第1の物品が搬入されてから予め設定された待機時間が経過するまでに前記搬入部に前記第2の物品が搬入された場合は、前記纏め選択処理を実行し、前記搬入部に第1の物品が搬入されてから前記待機時間が経過するまでに前記搬入部に第2の物品が搬入されない場合は、予め設定された選択条件に基づいて収納棚に存在する1つの前記空き収納部を第1の収納対象の収納部として選択する単品選択処理を実行するように構成され、前記制御部が、前記選択部にて前記纏め選択処理が実行されている場合は、前記纏め昇降搬送処理を実行し、前記選択部にて前記単品選択処理が実行されている場合は、前記搬入部に搬入された前記第1の物品を前記昇降体が受け取り、その第1の物品を前記昇降体から前記第1の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部に受け渡し、且つ、当該第1の物品を前記中継部から前記第1の収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する単品搬送処理を実行するように構成されていると好適である。
この構成によれば、搬入部に第1の物品が搬入されてから予め設定された待機時間が経過するまでに搬入部に第2の物品が搬入された場合は、纏め選択処理及び纏め搬送処理が実行されて、第1の物品及び第2の物品が収納部に収納される。また、搬入部に第1の物品が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬入部に第2の物品が搬入されない場合は、単品選択処理と単品搬送処理とが実行されて、第1の物品が単独で搬入部から搬送されて収納部に収納される。
要するに、搬入部に搬送される物品が設定数である2に満たない場合でも、単品選択処理と単品搬送処理とが実行されて、第1の物品が搬入部から搬送されて収納部に収納されることになるため、第1の物品が搬入部に滞留することを防止できる。
また、物品として、小型物品と前記棚横幅方向の長さが前記小型物品より長い大型物品とがあり、前記収納部として、前記大型物品と前記小型物品とのうちのいずれか一方を選択して収納可能な大型収納部と、前記大型物品及び前記小型物品のうちの前記小型物品のみを収納可能な小型収納部と、があり、前記選択部が、前記収納対象の物品が前記大型物品である場合は、物品が収納されていない前記大型収納部で且つ前記中継部に最も近い前記大型収納部を前記収納対象の収納部として選択し、前記収納対象の物品が前記小型物品である場合は、物品が収納されていない前記大型収納部又は前記小型収納部で且つ前記中継部に最も近い前記大型収納部又は前記小型収納部を前記収納対象の収納部として選択すると好適である。
この構成によれば、大型収納部には、大型物品又は小型物品のいずれか一方が収納され、小型収納部には、小型物品のみが収納される。小型収納部は、小型物品のみを収納できればよいため、大型収納部よりも棚横幅方向にコンパクトに形成できる。そのため、物品収納棚における収納部を小型収納部と大型収納部とで構成することで、物品収納棚における収納部の全てを大型収納部に構成する場合に比べて、収納部の数を多くすることができて物品を効率よく収納できる。
そして、選択部が物品を収納する収納対象の収納部を選択するときに、物品を収納できる空き収納部のうちで中継部に最も近い空き収納部が収納対象の収納部として選択されるため、搬入部から収納部に物品を搬送するのに要する時間を短くして物品を迅速に収納部に収納することができる。
物品搬送設備の側面図 物品搬送設備の平面図 制御ブロック図 搬送処理における物品の動きを説明する図 選択処理の選択チャート図 単品搬送処理を行うときのシーケンス図 纏め搬送処理又は個々搬送処理を行うときのシーケンス図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の物品搬送設備は、物品Wを収納する物品収納用の収納棚1と、収納棚1の前方を収納棚1の棚横幅方向に沿って走行する搬送台車2と、物品Wを載置搬送する入庫用中継コンベヤ3と、物品Wを載置搬送する出庫用中継コンベヤ4と、が設けられている。そして、物品搬送装置は、搬送台車2にて物品Wを入庫用中継コンベヤ3から収納棚1の収納部6に搬送し、また、搬送台車2にて物品Wを収納棚1の収納部6から出庫用中継コンベヤ4に搬送するように構成されている。尚、入庫用中継コンベヤ3が、物品Wを支持する中継部に相当する。
搬送台車2は、車輪を備えた台車本体7と、この台車本体7に支持された移載装置8と、が備えられている。そして、台車本体7の走行作動と移載装置8の移載作動とにより、入庫用中継コンベヤ3から収納部6に物品Wを1個ずつ搬送し、収納部6から出庫用中継コンベヤ4に物品Wを1個ずつ搬送するように構成されている。
入庫用中継コンベヤ3及び出庫用中継コンベヤ4の夫々は、棚横幅方向に沿って物品Wを載置搬送するローラコンベヤにて構成されており、ローラコンベヤ上に物品Wを載置支持することで棚横幅方向に沿って2個の物品Wを並べて貯留できる長さに構成されている。
図2に示すように、物品Wには、小型物品Waと大型物品Wbとの2種類の物品Wがある。これら小型物品Waと大型物品Wbとは、物品Wにおける棚横幅方向での幅の大きさにより規定されている。つまり、棚横幅方向の長さが設定幅以下の物品Wは小型物品Waとなり、棚横幅方向の長さが設定幅を超える物品Wは大型物品Wbとなる。そのため、大型物品Wbは、棚横幅方向の幅が小型物品Waより大きな物品Wとなる。
収納棚1には、収納部6が棚横幅方向に複数並設されている。収納部6には、小型物品Waを収納する小型収納部6aと、棚横幅方向での長さが小型物品Waより長い大型物品Wbを収納する大型収納部6bと、がある。大型収納部6bは、小型収納部6aより棚横幅方向に幅広に形成されており、小型収納部6aは、大型物品Wbと小型物品Waとのうちの小型物品Waのみを収納可能に構成されているのに対して、大型収納部6bは、大型物品Wbと小型物品Waとのうちのいずれか一方を選択して収納可能に構成されている。
収納棚1は、搬送台車2を挟む状態で一対設けられている棚部分1aにて構成されている。
図1及び図2に示すように、収納棚1、搬送台車2、入庫用中継コンベヤ3及び出庫用中継コンベヤ4にて下流搬送部Dが構成されている。そして、収納棚1、搬送台車2、入庫用中継コンベヤ3及び出庫用中継コンベヤ4の夫々が上下方向に複数並ぶ状態で設けられることで、下流搬送部Dが、上下方向に複数段(本実施形態では5段)に並ぶ状態で設けられている。
また、物品搬送設備には、入庫用コンベヤ10と、出庫用コンベヤ11と、昇降移動する入庫用昇降コンベヤ12を備えた入庫用リフト装置13と、昇降移動する出庫用昇降コンベヤ14を備えた出庫用リフト装置15と、が設けられている。
入庫用リフト装置13は、入庫用昇降コンベヤ12を昇降移動させて、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬送された物品Wを、上下方向に並ぶ複数の入庫用中継コンベヤ3に分配搬送するように構成されている。
また、出庫用リフト装置15は、出庫用昇降コンベヤ14を昇降移動させて、上下方向に並ぶ複数の出庫用中継コンベヤ4に搬送された物品Wを出庫用コンベヤ11の搬送上流側端部11aに搬送するように構成されている。
尚、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aが、搬入部に相当する。また、入庫用昇降コンベヤ12が、上下方向に昇降移動して搬入部に搬入された物品Wを複数の下流搬送部Dの入庫用中継コンベヤ3に分配搬送する昇降体に相当し、入庫用リフト装置13が、昇降体を備えた上流搬送部Uに相当する。
図2に示すように、入庫用コンベヤ10における搬送下流側端部10aより上流側には、搬送下流側端部10aに搬送される物品Wを検出する検出センサ17と、その物品Wに添付されているバーコードを読み取るためのバーコードリーダ18と、が設けられている。バーコードリーダ18は、検出センサ17の検出情報に基づいて作動し、バーコードに示された物品識別情報を後述の搬送制御装置H2に送信するように構成されている。尚、物品識別情報は、図外のデータベースにおいて物品Wの大きさを示す情報や種類を示す情報等に関連付けて記憶されている。
入庫用昇降コンベヤ12は、棚横幅方向に沿って物品Wを載置搬送するローラコンベヤにて構成されており、入庫用昇降コンベヤ12の昇降作動と搬送作動とにより、入庫用コンベヤ10から複数の入庫用中継コンベヤ3に物品Wを搬送するように構成されている。
入庫用昇降コンベヤ12は、棚横幅方向に並ぶ状態で2個の物品Wを載置できる長さに形成することで、棚横幅方向に2個の物品Wを並べて貯留できるように構成されている。
そのため、入庫用昇降コンベヤ12を入庫用コンベヤ10に対応する高さに昇降させた状態で、且つ、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10a上に2個の物品Wが存在する状態において、入庫用コンベヤ10とともに入庫用昇降コンベヤ12を作動させることで、2個の物品Wを入庫用コンベヤ10から入庫用昇降コンベヤ12に纏めて搬送できるようになっている。
また、入庫用昇降コンベヤ12を複数の入庫用中継コンベヤ3のいずれか1つに対応する高さに昇降させた状態で、且つ、入庫用昇降コンベヤ12上に2個の物品Wが存在する状態で、入庫用中継コンベヤ3とともに入庫用昇降コンベヤ12を作動させることで、2個の物品Wを入庫用昇降コンベヤ12から入庫用中継コンベヤ3に纏めて搬送できるようになっている。
このように、入庫用昇降コンベヤ12は、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬送された2個の物品Wを入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aから纏めて受取可能で且つ2個の物品Wを入庫用中継コンベヤ3に纏めて受渡可能に構成されている。つまり、入庫用リフト装置13は、2個の物品Wを纏めて搬送可能に構成されている。
また、複数の下流搬送部Dにおける入庫用中継コンベヤ3の夫々が、入庫用昇降コンベヤ12から2個の物品Wを纏めて受取可能に構成されている。
ちなみに、入庫用中継コンベヤ3の夫々は、搬送台車2に対しては物品Wを1個ずつ受け渡すように構成されている。
出庫用昇降コンベヤ14は、棚横幅方向に沿って物品Wを載置搬送するローラコンベヤにて構成されており、出庫用昇降コンベヤ14の昇降作動と搬送作動とにより、複数の出庫用中継コンベヤ4から出庫用コンベヤ11に物品Wを搬送するように構成されている。尚、出庫用昇降コンベヤ14については、入庫用昇降コンベヤ12と搬送方向が逆となる以外は同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
上述の如く、入庫用昇降コンベヤ12は、搬送下流側端部10aに搬送された設定数の物品Wとしての2個の物品Wを搬送下流側端部10aから纏めて受取可能に構成されており、本実施形態では、設定数を2としている。
第1の物品W1と第2の物品W2とは、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬入された順序によって規定されており、先に入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬入された物品Wが第1の物品W1となり、その第1の物品W1の次に入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬入された物品Wが第2の物品W2となる。
尚、本実施形態では、第1の物品W1で且つ小型物品Waである物品Wについては、第1小型物品W1aと称し、第1の物品W1で且つ大型物品Wbである物品Wについては、第1大型物品W1bと称する場合がある。また、第2の物品W2で且つ小型物品Waである物品Wについては、第2小型物品W2aと称し、第2の物品W2で且つ大型物品Wbである物品Wについては、第2大型物品W2bと称する場合がある。
〔制御装置〕
図3に示すように、本実施形態の物品搬送設備には、物品管理装置H1及び搬送制御装置H2が設けられている。次に、物品管理装置H1及び搬送制御装置H2について説明するが、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬送された物品Wを収納部6に収納する構成について説明し、収納部6から取り出した物品Wを出庫用コンベヤ11の搬送上流側端部11aに搬送する構成については説明を省略する。
物品管理装置H1は、複数の収納棚1の夫々における物品Wの収納状態を管理情報として管理し、その管理情報に基づいて搬送下流側端部10aに搬入された物品Wを収納する収納対象の収納部6を選択する制御を行う装置である。尚、物品管理装置H1が、選択部に相当する。
搬送制御装置H2は、搬送下流側端部10aに搬入された物品Wを物品管理装置H1にて選択された収納部6に収納するべく、入庫用コンベヤ10、上流搬送部U(入庫用リフト装置13)及び下流搬送部D(複数の入庫用中継コンベヤ3、複数の搬送台車2)の作動を制御する制御装置である。尚、搬送制御装置H2が、制御部に相当する。
図2に示すように、物品管理装置H1は、複数の収納棚1の夫々を、棚横幅方向に沿って複数の区画Eに区分けして管理しており、各区画Eの夫々は、小型収納部6aを棚横幅方向に並ぶ状態で5か所に形成する小型区画Eaと、大型収納部6bを棚横幅方向に並ぶ状態で4か所に形成する大型区画Ebと、収納部6を形成しない空き区画Ecのいずれかの区画Eとして管理している。
物品管理装置H1は、空き区画Ecとして管理している区画Eに小型物品Waを収納する場合に、当該空き区画Ecとして管理していた区画Eを小型区画Eaとして管理し、空き区画Ecとして管理している区画Eに大型物品Wbを収納する場合に、当該空き区画Ecとして管理していた区画Eを大型区画Ebとして管理するようになっている。また、物品管理装置H1は、小型区画Eaや大型区画Ebとして管理している区画Eから全ての物品Wを取り出した後は、当該小型区画Eaや大型区画Ebとして管理されていた区画Eを空き区画Ecとして管理し直すようになっている。
そして、物品管理装置H1は、小型区画Eaにおける5か所の小型収納部6aの夫々について物品Wが収納されているか否かや、収納されている物品Wの大きさ等を管理し、大型区画Ebにおける4か所の大型収納部6bの夫々について物品Wが収納されているか否かや、収納されている物品Wの大きさ等を管理している。このように物品管理装置H1は、複数の収納棚1の夫々において物品Wの収納状態を管理情報として管理している。
物品管理装置H1は、纏め選択処理、個々選択処理及び単品選択処理を実行する。
纏め選択処理は、予め設定された選択条件に基づいて、第1の物品W1を収納する空き収納部6と第2の物品W2を収納する収納部6とを収納する空き収納部6との2箇所の空き収納部6として、1つの収納棚1における2箇所の空き収納部6(物品Wが収納されていない収納部6)を収納対象の収納部6として選択する処理である。纏め選択処理では、第1の物品W1を収納する収納対象の収納部6を選択する第1選択処理を実行し、その後、第2の物品W2を収納する収納対象の収納部6を選択する第2選択処理を実行する。
個々選択処理は、予め設定された選択条件に基づいて、第1の物品W1を収納する空き収納部6と第2の物品W2を収納する収納部6とを収納する空き収納部6との2箇所の空き収納部6として、2つの収納棚1の夫々において空き収納部6を1つずつ収納対象の収納部6として選択する処理である。個々選択処理では、纏め選択処理と同様に、第1選択処理を実行した後、第2選択処理を実行する。
単品選択処理は、予め設定された選択条件に基づいて、第1の物品W1を収納する空き収納部6として、1つの収納棚1において1箇所の空き収納部6を収納対象の収納部6として選択する処理である。単品選択処理では、第1選択処理のみを実行する。
説明を加えると、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されると、第1選択処理が実行される。そして、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから予め設定された待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入された場合は、第2選択処理が実行され、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから予め設定された待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入されない場合は、第2選択処理が実行されない。
尚、第1の物品W1の次に入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬入された物品Wが、第1の物品W1が搬送下流側端部10aに搬入されてから待機時間が経過した後に搬送下流側端部10aへ搬送された場合は、その物品Wは、第2の物品W2として扱われず、第1の物品W1として扱われる。
図5は、物品管理装置H1が実行した処理が、単品選択処理、纏め選択処理及び個々選択処理の何れの処理に該当するかを説明したチャート図である。
つまり、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに次の物品Wが搬入されない場合は、第1選択処理のみが実行されて第2選択処理は実行されない。このように実行された第1選択処理は、単品選択処理に該当する。要するに、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに次の物品Wが搬入されない場合は、単品選択処理が実行される。
そして、物品管理装置H1は、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入された場合は、第1選択処理を実行した後、第2選択処理を実行する。
このように、第1選択処理を実行した後、第2選択処理を実行した場合において、第1選択処理により選択された第1の収納対象の収納部6と、第2選択処理により選択された第2の収納対象の収納部6とが、同じ段の収納棚1に属する場合は、これら第1選択処理及び第2選択処理は、纏め選択処理に該当する。要するに、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入された場合において、第1の収納対象の収納部6と第2の収納対象の収納部6とが同じ収納棚1に属する場合は、纏め選択処理が実行される。
また、第1選択処理を実行した後、第2選択処理を実行した場合において、第1選択処理により選択された第1の収納対象の収納部6と、第2選択処理により選択された第2の収納対象の収納部6とが、異なる段の収納棚1に属する場合は、これら第1選択処理及び第2選択処理は、個々選択処理に該当する。要するに、搬送下流側端部10aに第1の物品W1が搬入されてから待機時間が経過するまでに搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入された場合において、第1の収納対象の収納部6と第2の収納対象の収納部6とが異なる段の収納棚1に属する場合は、個々選択処理が実行される。
収納対象の収納部6を選択するための予め設定された選択条件について説明すると、選択条件は、まず、複数の収納棚1に対して予め設定した設定順序に基づいて最も先に空き収納部6が存在した収納棚1を選択し、その選択した収納部6から入庫用中継コンベヤ3に最も近い収納可能な収納部6を収納対象の収納部6として選択する、という条件である。
本実施形態では、設定順序として、図1に矢印A1で示すように、下から1段目の収納棚1、下から2段目の収納棚1、下から3段目の収納棚1、下から4段目の収納棚1、下から5段目(最上段)の収納棚1という順序を繰り返すように設定されている。尚、前回の選択処理により選択された収納対象の収納部6が、直近に選択部により選択された収納対象の収納部6に相当する。
また、設定順序の最初の収納棚1には、前回の選択処理により選択された収納対象の収納部6が存在した収納棚1の次の順序の収納棚1を設定順序の最初の収納棚1とする繰上順序の場合と、前回の選択処理により選択された収納対象の収納部6が存在した収納棚1を設定順序の最初の収納棚1とする重複順序の場合と、がある。
第1選択処理の時は、繰上順序で処理を行い、第2選択処理のときは重複順序で処理を行う。
選択処理について、纏め選択処理の後に実行する個々選択処理を例に挙げて説明を加える。ちなみに、個々選択処理の前に実行する纏め選択処理では第1選択処理、第2選択処理の順で実行するが、その纏め選択処理の第2選択処理において、図1に破線で示す矢印A2で示すように、下から2段目の収納棚1に第2の収納対象の収納部6が選択されている場合について説明する。
個々選択処理の第1選択処理では、繰上順序で処理を行うため、前回の選択処理(纏め選択処理の第2選択処理)により選択された収納対象の収納部6が属する収納棚1(下から2段目の収納棚1)の次の収納棚1(下から3段目の収納棚1)が設定順序の最初の収納棚1となる。その為、個々選択処理の第1選択処理では、図1に矢印A3で示すように、第1の物品W1を収納する第1の空き収納部6が存在するか否かの判別は、下から3段目の収納棚1、下から4段目の収納棚1、下から5段目の収納棚1………の順で判別し、最も先に空き収納部6の存在が見つけられた収納棚1(例えば、下から4段目の収納棚1)における空き収納部6の1つを収納対象の収納部6として選択する。
また、個々選択処理の第2選択処理では、重複順序で処理を行うため、前回の選択処理(個々選択処理の第1選択処理)により選択された収納対象の収納部6が属する収納棚1(下から4段目の収納棚1)が設定順序の最初の収納棚1となる。その為、個々選択処理の第2選択処理では、図1に矢印A4で示すように、第2の物品W2を収納する第1の空き収納部6が存在するか否かの判別は、下から4段目の収納棚1、下から5段目の収納棚1、下から1段目の収納棚1………の順で判別し、最も先に空き収納部6の存在が見つけられた収納棚1(例えば、下から5段目の収納棚1)における空き収納部6の1つを収納対象の収納部6として選択する。
ちなみに、次の第1選択処理では、前回の選択処理(個々選択処理の第2選択処理)により選択された収納対象の収納部6が属する収納棚1(下から5段目の収納棚1)の次の収納棚1(下から1段目の収納棚1)が設定順序の最初の収納棚1となる。
そして、物品管理装置H1は、選択処理では、収納対象の物品Wが大型物品Wbである場合は、物品Wが収納されていない大型収納部6b又は空き区画Ecで且つ入庫用中継コンベヤ3に最も近い大型収納部6b又は空き区画Ecを収納対象の収納部6として選択し、収納対象の物品Wが小型物品Waである場合は、物品Wが収納されていない大型収納部6b又は小型収納部6a或いは空き区画Ecで且つ入庫用中継コンベヤ3に最も近い大型収納部6b又は小型収納部6a或いは空き区画Ecを収納対象の収納部6として選択する。
搬送制御装置H2は、纏め搬送処理、個々搬送処理及び単品搬送処理を実行する。
纏め搬送処理は、搬送下流側端部10aに搬入された第1の物品W1および第2の物品W2を、物品管理装置H1の纏め選択処理により選択された2箇所の収納対象の収納部6に搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する処理である。
搬送制御装置H2は、纏め搬送処理では、図4(a)に示すように、搬送下流側端部10aに搬入された2個の物品Wを入庫用昇降コンベヤ12が受け取り、その2個の物品Wを入庫用昇降コンベヤ12から収納対象の収納部6が属する下流搬送部Dの入庫用中継コンベヤ3に纏めて受け渡し、且つ、2個の物品Wを入庫用中継コンベヤ3から収納対象の収納部6に1個ずつ搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する。
個々搬送処理は、搬送下流側端部10aに搬入された第1の物品W1および第2の物品W2を、個々選択処理により選択された2箇所の収納対象の収納部6に搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する処理である。
搬送制御装置H2は、個々搬送処理では、図4(b)に示すように、搬送下流側端部10aに搬入された2個の物品Wを入庫用昇降コンベヤ12が受け取り、その2個の物品Wを入庫用昇降コンベヤ12から、第1の収納対象の収納部6が属する下流搬送部Dの入庫用中継コンベヤ3と第2の収納対象の収納部6が属する下流搬送部Dの入庫用中継コンベヤ3とに別々に受け渡し、且つ、当該2個の物品Wを入庫用中継コンベヤ3から第1の収納対象の収納部6及び第2の収納対象の収納部6に搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する。
単品搬送処理は、搬送下流側端部10aに搬入された第1の物品W1を、個々選択処理により選択された1箇所の収納対象の収納部6に搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する処理である。
搬送制御装置H2は、単品搬送処理では、図4(c)に示すように、搬送下流側端部10aに搬入された第1の物品W1を入庫用昇降コンベヤ12が受け取り、その第1の物品W1を入庫用昇降コンベヤ12から第1の収納対象の収納部6が属する下流搬送部Dの入庫用中継コンベヤ3に受け渡し、且つ、当該第1の物品W1を入庫用中継コンベヤ3から第1の収納対象の収納部6に搬送するべく、上流搬送部U及び下流搬送部Dの作動を制御する。
次に、図6及び図7に基づいて、物品管理装置H1及び搬送制御装置H2の制御内容について説明を加える。
搬送制御装置H2は、バーコードリーダ18から物品識別情報を受信すると、その物品識別情報を物品管理装置H1に送信するとともに、待機時間の計測を開始する。
物品管理装置H1は、搬送制御装置H2から物品識別情報を受信し、当該物品識別情報が第1の物品W1についての物品識別情報と判断(処理カウンタをクリアした後の1個目の物品Wと判断)すると、第1の物品W1を収納する第1の収納対象の収納部6を選択する第1選択処理を実行し、その第1選択処理により選択された収納対象の収納部6の情報を第1搬送指示として搬送制御装置H2に送信する。
図6に示すように、搬送制御装置H2は、待機時間の計測を開始してから待機時間が経過するまでに、バーコードリーダ18から次の物品識別情報を受信しない場合(搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入されなかった場合)は、待機時間の計測の終了と搬送処理(単品搬送処理)の開始とを行う時間経過搬送開始処理を実行するとともに、搬送処理の実行を開始したことを表す搬送開始情報を物品管理装置H1に送信する。
物品管理装置H1は、搬送制御装置H2から搬送開始情報を受信すると、処理カウンタをクリアして、次に受信する物品識別情報を第1の物品W1についての物品識別情報と判断するようにする。
図7に示すように、搬送制御装置H2は、待機時間の計測を開始してから待機時間が経過するまでに、バーコードリーダ18から次の物品識別情報を受信した場合(搬送下流側端部10aに第2の物品W2が搬入された場合)は、その物品識別情報を物品管理装置H1に送信する。
物品管理装置H1は、搬送制御装置H2から物品識別情報を受信し、当該物品識別情報が第2の物品W2についての物品識別情報と判断(処理カウンタをクリアした後の2個目の物品Wと判断)すると、第2の物品W2を収納する第2の収納対象の収納部6を選択する第2選択処理を実行し、その第2選択処理により選択された収納対象の収納部6の情報を第2搬送指示として搬送制御装置H2に送信する。
搬送制御装置H2は、物品管理装置H1から第2搬送指示を受信すると、待機時間の計測の終了と搬送処理(纏め選択処理又は個々搬送処理)の開始とを行う複数物品搬送開始処理を実行するとともに、搬送処理の実行を開始したことを表す搬送開始情報を物品管理装置H1に送信する。
上記のように、物品管理装置H1にて纏め選択処理が実行され、搬送制御装置H2にて纏め搬送処理が実行されることで、入庫用コンベヤ10の搬送下流側端部10aに搬入された第1の物品W1と第2の物品W2とが纏めて入庫用昇降コンベヤ12に受け渡され、その入庫用昇降コンベヤ12に受け渡された第1の物品W1と第2の物品W2とが纏めて搬送対象の入庫用中継コンベヤ3に受け渡されるように、第1の物品W1と第2の物品W2とが纏めて搬送される。そのため、1個ずつ物品Wを搬送する場合に比べて、搬送下流側端部10aの物品Wを迅速に入庫用中継コンベヤ3に搬送できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、複数の収納棚1に対して予め設定した設定順序を、複数の収納棚1の下段から上段への並び順で設定したが、複数の収納棚1に対して予め設定した設定順序を、搬送下流側端部10a又は搬送上流側端部11aに対して近い順で設定してもよく、また、対応する入庫用中継コンベヤ3が直近の物品Wを受け取ってからの経過時間が長い順で設定してもよい。
(2)上記実施形態では、物品管理装置H1が、第1選択処理と第2選択処理とを実行して、第1の収納対象の収納部6と第2の収納対象の収納部6とが異なる場合に、搬送制御装置H2が個々搬送処理を実行したが、物品管理装置H1が、第1選択処理と第2選択処理とを実行して、第1の収納対象の収納部6と第2の収納対象の収納部6とが異なる場合に、搬送制御装置H2が単品搬送処理を実行するようにして、搬送制御装置H2が個々搬送処理を実行しないようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、大型収納部6bに大型物品Wb又は小型物品Waを収納したが、大型収納部6bに大型物品Wbのみを収納してもよい。また、収納棚1に備える収納部6として、大型収納部6bと小型収納部6aとの2種類の収納部6を備えたが、収納部6を大型収納部6bや小型収納部6aに分けて管理せずに、収納棚1に備える収納部6として1種類の収納部6のみを備えてもよい。
(4)上記実施形態では、設定数を2として、昇降体を、搬入部に搬入された2個の物品Wを搬入部から纏めて受取可能で且つ2個の物品Wを中継部に纏めて受渡可能に構成したが、設定数を3以上として、搬入部に搬入された3個以上の物品Wを搬入部から纏めて受取可能で且つ3個以上の物品Wを中継部に纏めて受渡可能に構成してもよい。
尚、設定数の物品Wを纏めて受け取る形態は、昇降体を上下方向に停止させた状態で設定数の物品Wを受け取る形態としている。つまり、上記実施形態のように、昇降体が上下方向に停止させた状態においてコンベヤの作動によりコンベヤの搬送方向に並ぶ設定数の物品Wを順次に受け取る形態も、纏めて受け取る形態の一形態である。纏めて受け取る形態の他の形態として、例えば、昇降体が上下方向に停止させた状態においてコンベヤの作動によりコンベヤの横幅方向に並ぶ設定数の物品Wを同時に受け取る形態でもよい。
(5)上記実施形態では、搬送台車2を、中継部から1個の物品を受取可能に構成したが、搬送台車2を、複数の物品を支持可能に構成して、設定数の物品(例えば2個)の物品Wを中継部から纏めて受取可能に構成してもよい。
1 収納棚
2 搬送台車
3 入庫用中継コンベヤ(中継部)
6 収納部
6a 小型収納部
6b 大型収納部
12 入庫用昇降コンベヤ(昇降体)
D 下流搬送部
H1 物品管理装置(選択部)
H2 搬送制御装置(制御部)
U 上流搬送部
W 物品
W1 第1の物品
W2 第2の物品
Wa 小型物品
Wb 大型物品

Claims (4)

  1. 上下方向に複数段に並ぶ状態で複数設けられた下流搬送部の夫々が、物品を支持する中継部と、物品を収納する収納部を棚横幅方向に複数並設した収納棚と、前記棚横幅方向に沿って走行して前記中継部から前記収納棚の前記収納部に物品を搬送する搬送台車と、を備え、
    上下方向に昇降移動して搬入部に搬入された物品を前記複数の下流搬送部の前記中継部に分配搬送する昇降体を備えた上流搬送部と、前記搬入部に搬入された物品を収納する収納対象の前記収納部を選択する選択部と、前記搬入部に搬入された物品を前記選択部にて選択された収納部に収納するべく前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する制御部と、が設けられている物品搬送設備であって、
    前記昇降体が、前記搬入部に搬入された2以上の設定数の物品を前記搬入部から纏めて受取可能で且つ前記設定数の物品を前記中継部に纏めて受渡可能に構成され、
    前記複数の下流搬送部における前記中継部の夫々が、前記昇降体から前記設定数の物品を纏めて受取可能に構成され、
    前記選択部が、予め設定された選択条件に基づいて、前記設定数の空き収納部が存在する1つの前記収納棚における前記設定数の空き収納部を収納対象の収納部として選択する纏め選択処理を実行するように構成され、
    前記制御部が、前記搬入部に搬入された前記設定数の物品を前記昇降体が受け取り、その設定数の物品を前記昇降体から前記収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部に纏めて受け渡し、且つ、当該設定数の物品を前記中継部から前記収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する纏め搬送処理を実行するように構成され
    前記設定数の物品が、第1の物品と第2の物品との2個の物品を含み、
    前記選択部が、
    前記複数の収納棚に対して予め設定した設定順序に基づいて前記第1の物品を収納するための空き収納部が存在するか否かを判別するように構成され、且つ、
    前記第1の物品を収納する第1の空き収納部が存在するか否かの判別を前記設定順序に従って判別して、最も先に見つけられた第1の空き収納部を第1の収納対象の収納部として選択し、その後、前記第2の物品を収納する第2の空き収納部が存在するか否かの判別を、前記第1の収納対象の収納部が属する収納棚から前記設定順序に従って判別して、最も先に見つけられた第2の空き収納部を第2の収納対象の収納部として選択して、前記第1の収納対象の収納部と前記第2の収納対象の収納部とが同じ収納棚に属する場合は前記纏め選択処理を実行し、前記第1の収納対象の収納部と前記第2の収納対象の収納部とが異なる収納棚に属する場合は個々選択処理を実行するように構成され、
    前記制御部が、前記選択部にて前記纏め選択処理が行われた場合は、前記纏め搬送処理を実行し、前記選択部にて前記個々選択処理が行われた場合は、前記搬入部に搬入された前記2個の物品を前記昇降体が纏めて受け取り、その2個の物品を前記昇降体から、前記第1の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部と前記第2の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部とに別々に受け渡し、且つ、当該2個の物品を前記中継部から前記第1の収納対象の収納部及び第2の収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する個々搬送処理を実行するように構成されている物品搬送設備。
  2. 前記選択部が、前記複数の収納棚に対して予め設定した設定順序に基づいて前記設定数の空き収納部が存在するか否かを判別するように構成され、且つ、前記纏め選択処理を実行するときに、当該纏め選択処理の直近に前記選択部により選択された前記収納対象の収納部が属する前記収納棚の次の順序の前記収納棚から、前記設定順序に従って前記設定数の空き収納部が存在するか否かを判別する請求項1記載の物品搬送設備。
  3. 前記設定数の物品が、第1の物品と当該第1の物品の次に前記搬入部に搬入された第2の物品との2個の物品を含み
    前記選択部が、前記搬入部に前記第1の物品が搬入されてから予め設定された待機時間が経過するまでに前記搬入部に前記第2の物品が搬入された場合は、前記纏め選択処理を実行し、前記搬入部に第1の物品が搬入されてから前記待機時間が経過するまでに前記搬入部に第2の物品が搬入されない場合は、予め設定された選択条件に基づいて収納棚に存在する1つの前記空き収納部を第1の収納対象の収納部として選択する単品選択処理を実行するように構成され、
    前記制御部が、前記選択部にて前記纏め選択処理が実行されている場合は、前記纏め昇降搬送処理を実行し、前記選択部にて前記単品選択処理が実行されている場合は、前記搬入部に搬入された前記第1の物品を前記昇降体が受け取り、その第1の物品を前記昇降体から前記第1の収納対象の収納部が属する前記下流搬送部の前記中継部に受け渡し、且つ、当該第1の物品を前記中継部から前記第1の収納対象の収納部に搬送するべく、前記上流搬送部及び前記下流搬送部の作動を制御する単品搬送処理を実行するように構成されている請求項1又は2記載の物品搬送設備。
  4. 物品として、小型物品と前記棚横幅方向の長さが前記小型物品より長い大型物品とがあり、
    前記収納部として、前記大型物品と前記小型物品とのうちのいずれか一方を選択して収納可能な大型収納部と、前記大型物品及び前記小型物品のうちの前記小型物品のみを収納可能な小型収納部と、があり、
    前記選択部が、前記収納対象の物品が前記大型物品である場合は、物品が収納されていない前記大型収納部で且つ前記中継部に最も近い前記大型収納部を前記収納対象の収納部として選択し、前記収納対象の物品が前記小型物品である場合は、物品が収納されていない前記大型収納部又は前記小型収納部で且つ前記中継部に最も近い前記大型収納部又は前記小型収納部を前記収納対象の収納部として選択する請求項1〜のいずれか1項に記載の物品搬送設備。
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