JP6175581B1 - マスクホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクを長時間装着しても耳が痛くならず、マスクの脱着を簡便かつ衛生的に行えるマスクホルダーを提供しようとするものである。【解決手段】人の鼻や口の呼吸部位を覆う通気性を有する被覆本体1と、被覆本体1の相対する側部に設けたゴム紐2等により使用者の耳に掛けることが可能な紐とからなるマスクにおいて、被覆本体1とゴム紐2を係止可能なフレーム10を備え、フレーム10の弾性力により、フレーム10がマスク使用者の顔面を挟むことで、顔面に装着可能としたものである。【選択図】図6

Description

本発明は、人の鼻や呼吸部位を覆う通気性を有する被覆本体と、前記被覆本体の相対する側部に設けたゴム紐等の弾性部材により使用者の耳に掛けることが可能な紐とからなるマスクを保持・固定するマスクホルダーに関するものである。
従来、防塵・防臭・病気感染予防・花粉症対策等の目的で広くマスクが用いられている。そして、この種のマスクのうち多くが、両側にゴム紐などの弾性のある紐を耳に掛けて装着するタイプのものである。
この形態のマスクは、脱着が容易であり、取り付け状態も安定しているので広く普及しているが、長時間装着していると耳に痛みが生ずることが問題となっており、様々な対策が施されてきた。
例えば、特許文献1(特開2013−252339号)に示すような、マスクのゴム紐を首の後部で係止する部材を用いた技術がある。しかしながら、この技術では、使用者が水を飲む場合など、一時的にマスクを取り外す際には、前記係止部材を取り外すか、マスクの被覆本体を直接掴んで下方へずらすかになる。
前記係止部材を取り外し、再度マスクをするときに前記係止部材を取り付けるのは煩雑であり、また、マスクの被覆本体を直接掴むのは、マスクの被覆本体に付着した細菌等に手が触れるため不衛生である。
別の技術として、特許文献2(実登3136570号)に示すような、眼鏡フレームにマスクのゴム紐を取り付ける部材を用いたものがある。ただ、この技術は眼鏡を装着している人に限定され、また、マスクの取り付け、取り外しの際には上記特許文献1と同様の課題が生じる。
特開2013−252339号公報 実登3136570号公報
本発明は、前述のゴム紐等を耳に掛けて装着するタイプのマスクを長時間装着しても耳が痛くならず、マスクの脱着を簡便かつ衛生的に行えるマスクホルダーを提供しようとするものである。
本発明は、ゴム紐を耳に掛けることなくマスクの被覆本体を顔面に装着可能にするマスク用のホルダーであって、後方が開口する略U字形状のフレームから成り、該フレームは外圧に対して変形し易い可とう性と該変形から復元する弾性特性を有する素材を用いて全体が構成され、該全体の構成中には閉塞側の前方保持部と開口側の側面保持部を備える形状に湾曲して形成され、前記前方保持部は顔の前面に接触して前記フレームの前方側を保持し、前記側面保持部は左右の耳の下部近傍に接触して前記フレームの弾性特性により顔を挟持し、該フレームの耳側の端部近傍には前記ゴム紐を係止する係止部が設けられ、該係止部は前記マスクの被覆本体から前記ゴム紐を前記フレームに沿って耳の下方へ案内し、前記ゴム紐は前記係止部を介して前記被覆本体を前記フレームに引き付け、使用者の耳に前記ゴム紐の張力を働かせることなく前記マスクを顔面に装着可能とする構成を採用する。
また、本発明は、前記前方保持部の顔と接触する位置が上唇口と鼻孔との間である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記前方保持部の顔と接触する位置が鼻の頂部近傍であって、耳の後方から押し当てる後方保持部を備えた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記フレームに接合部材を有し、該接合部材によって前部フレームと後部フレームとを折り曲げ可能とした構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記フレームと顔面に生じる隙間を塞ぐための形状と弾性特性を有する隙間吸収部材を備えた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記フレームの耳側端部に脱着可能な耳当て部材が設けられ、該耳当て部材は弾性力によって耳の後方から前方に向かって押圧する構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記耳当て部材及び前記隙間吸収部材の何れか又は双方がシリコンゴムを素材とし、顔と接触する部分に用いられる隙間を埋める部材には薄膜状のシリコンを用いる構成を採用することもできる。
また、本発明は、マスク使用者の顔の輪郭を型取りし、前記フレームを該型取りした型に即した形状に形成させた構成を採用することもできる。
本発明に係るマスクホルダーによれば、ゴム紐を前記フレームに係止するため、マスクの支えを耳ですることがないので、耳に負担がかかることがなく、マスクを長時間装着していても使用者は耳が痛くならない。
また、本発明に係るマスクホルダーによれば、前記フレームを介して使用者はマスクを装着しているので、一時的にマスク脱着の必要が生じた際に、フレームをもって脱着動作が可能であるため、使用者がマスクを直接触れる必要がなく衛生的である。
また、本発明に係るマスクホルダーによれば、前記フレームは顔面を挟む構造となっているため、前記フレームを前後方向、もしくは上下方向へ移動させるだけで使用者がマスクの脱着が可能なので簡便である。
また、本発明に係るマスクホルダーによれば、前記フレームをマスク使用者の耳の近傍の後部から下部にかけて、及び、鼻の頂点部から上部に接触させることによって、使用者が本発明に係るマスクホルダーを装着中に首を上下左右に動かしても、前記フレームの使用者の顔面に対する相対移動が少なくなり、マスクが位置ずれしにくくなり、使用者が眼鏡を装着していても前記フレームが邪魔にならない。
また、本発明に係るマスクホルダーによれば、前記フレームが複数部材に分割され、接合部材により分割された複数部材が相対移動可能なまま一体とすることで、前記フレームの折り畳みが可能となり、マスクの装着が不要な際の持ち運びが容易になる。
また、本発明に係るマスクホルダーによれば、マスク使用者がマスクを顔面に装着した際に生じる、被覆本体と顔面の隙間を塞ぐことが可能な、前記フレームより柔らかい素材で作られた部材を取り付けることを可能とすることで、使用者が眼鏡を装着している場合でも、眼鏡のレンズが曇ることが少なくなる。
実施形態1に係るマスクホルダーの斜視図である。 実施形態1に係るマスクホルダーにマスクを取り付けた状態の図である。 実施形態1に係るマスクホルダーにマスクを取り付け、顔面に装着した状態の図である。(被覆本体1は透視) 図3の状態から実施形態1に係るマスクホルダーを下方にずらした状態の図である。 実施形態2に係るマスクホルダーの斜視図である。 実施形態2に係るマスクホルダーにマスクを取り付け、顔面に装着した状態の図である。(被覆本体1は透視) 図6の状態に眼鏡及びイヤホンを装着した状態の図である。 実施形態2に係るマスクホルダーの係止部形状例の拡大図である。 実施形態2に係るマスクホルダーの係止部形状例の拡大図である。 実施形態3に係るマスクホルダーを折り畳んだ状態の図である。 実施形態4に係るマスクホルダーにマスクを取り付け、顔面に装着した状態を上方から見た図である。 実施形態4に係るマスクホルダーの隙間吸収部材取り付け部の断面図である。(図11の断面A−A) 実施形態5に係るマスクホルダーの実施例説明図である。
本発明に係るマスクホルダー100は、使用者の耳にマスクのゴム紐2の張力を働かせることなくマスクを顔面に装着可能とすることを最大の特徴とする。なお、本実施形態に示されるマスクホルダー100の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施形態に限定さるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を奏する形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
(実施形態1)
本発明に係るマスクホルダー100の実施形態1について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本発明に係るマスクホルダー100のフレーム10は、ワイヤー状の部材を上方から見てU字状に形成したものであり、その両端部近傍にマスクのゴム紐2を引っかけるための係止部11が設けられている。このように形成されたフレーム10の左右両側の側面保持部12の距離は、使用者の顔面の幅より狭く形成されている。
図2は本発明に係るマスクホルダー100にマスクを取り付けた状態の図である。マスクの被覆本体1をフレーム10の前方保持部13aに接触させた状態で、左右両側のゴム紐2を係止部11に引っかけることにより、マスクはフレーム10に取り付けられる。
図3はマスクを取り付けた本発明に係るマスクホルダー100を使用者の顔面に装着した図である。本発明に係るマスクホルダー100を顔面に装着する際に、左右両側の側面保持部12の距離を広げることによりフレーム10に弾性力が発生し、その弾性力によってフレーム10が顔面に固定される。
上記のようなマスクホルダー100の構造及び使用方法により、マスク使用者はゴム紐2を耳に掛ける必要がなくなるため、マスクを長時間使用しても耳に痛みを感じることはなくなる。また、図4に示されるように、水を飲むときや電話で話をするときなど、一時的にマスクを取り外したいときには、フレーム10を指で掴んで下方へずらせば良く、フレーム10の弾性力によりマスクは顔面に取り付けられたままの状態になるので、マスクの脱着が簡便であり、かつ、マスクの被覆本体1を手で直接触れることがないため衛生的である。
フレーム10は、外圧に対して変形し易い可とう性と該変形から復元する弾性特性を有する素材を用いて全体が構成され、具体的には、一般的工業用プラスチックが考えられ、特にポリアミド系若しくはナイロン系樹脂などが好適である。但し、断面形状等によって弾性特性が変化するため、これらの素材に限定されることなく、形状等に応じて適宜選択すればよい。
フレーム10の全体の構成は、閉塞側の前方保持部13と開口側の側面保持部12を備える形状に湾曲して形成され、前方保持部13は顔の前面に接触してフレーム10の前方側を保持し、側面保持部12は左右の耳の下部近傍に接触して記フレーム10の弾性特性によって顔を挟持する。また、フレーム10の耳側の端部近傍には前記ゴム紐2を係止する係止部11が設けられ、係止部11はマスクの被覆本体1からゴム紐2をフレーム10に沿って耳の下方へ案内する。
フレーム10の断面形状は円形や長方形などどのようなものでも、適正な弾性力が発生させられるものであれば良い。適正な弾性力とは、使用者が装着時に痛みを感じず、かつ、フレーム10が顔面に固定されるような力の程度である。また、左右の側面保持部12の距離の設定も弾性力に影響を及ぼす。このフレーム10の断面形状、及び、側面保持部12の距離の設定により、フレーム10の材質はプラスチックでも金属でも、あるいはフレーム10を分割してその両者の材質でも適用可能である。
係止部11と前方保持部13aの距離は、多くの市販のマスクにおいて、ゴム紐2が弾性力を発生させることが可能な長さに設定することが望ましい。また、フレーム10の形状は、マスクの被覆本体1と顔面の間の隙間が小さくなるように設定することが望ましい。
(実施形態2)
ついで、本発明に係るマスクホルダー100がより安定して顔面に固定されやすい実施形態2について説明する。
図5に示すように、図1のマスクホルダー100に対して、フレーム10の両端に係止部11と一体になった円弧形状の後方保持部14と、山型の突起形状の前方保持部13bが追加されている。図6は実施形態2のマスクホルダー100を顔面に装着した図である。後方保持部14は耳の裏側の付け根あたりで、側面保持部12は耳の下部近傍で、前方保持部13bは鼻の頂点部から上部でそれぞれ接触している。これらの接触位置は首を上下左右に動かしたり、声を出すためやガムを噛むために顎を動かしたりしても、各々の相対位置が変化しにくい部位であり、また、鼻の頂点部から上部に掛かることで下方へのずれが生じにくくなるため、マスク及びフレーム10の位置が安定する。
また、後方保持部14と係止部11を円弧形状にし、後方保持部14と前方保持部13bの距離を使用者の鼻と耳の裏までの距離よりも短く設定することで、後方保持部14に弾性力が発生し、側面保持部12における挟み込む力のみならず、後方保持部14と前方保持部13bの間にも挟み込む力が発生するので、より安定したフレーム10の固定が可能である。さらに、係止部11が円弧形状の部位に位置しているので、ゴム紐2の弾性力も後方保持部14と前方保持部13bの間の挟み込む力として利用可能である。
実施形態2においては円弧形状としているが、弾性力が発生させることが可能であれば円弧形状に限らなくてもよい。また、後方支持部及び係止部11を別部材として設け、フレーム10と相対移動可能とし、ゴム紐2の弾性力のみで後方保持部14と前方保持部13bの間を挟み込む力として利用してもよい。
図7に示すように、フレーム10と顔面の接触部位を耳の後部から下部にかけてとすることで、眼鏡を着用しても本発明に係るマスクホルダー100の装着が可能である。また、イヤホンを装着したままでも、本発明に係るマスクホルダー100を前後方向へ移動させることにより脱着可能である。
図8及び図9は係止部11の形状例を示す。図8のように枝状に分岐させて突起を設けたものや、図9のように円弧形状部に溝を設けるのが、製造上も簡便であり望ましい。
円弧形状部の断面形状は、フレーム10の円弧形状部以外のものと同等とすると弾性力が過剰となるため、断面形状を変化させて断面係数を下げることが望ましい。
なお、図面には示していないが、実施形態1の応用例として、例えば、前方保持部13aの顔と接触する位置が上唇口と鼻孔との間であって、耳の後方から押し当てる後方保持部14を備えた構成とすることも有効である。同様に、図面に示していない他の応用例として、前方保持部13bの顔と接触する位置が鼻の頂部近傍であって、前記側面保持部12は左右の耳の下部近傍に接触して前記フレーム10の弾性特性により顔を挟持する構成とすることも有効である。
(実施形態3)
ついで、本発明に係るマスクホルダー100を持ち運びが容易になる実施形態3について説明する。
図10に示すように、前部フレーム10aと後部フレーム10bに分割し、それぞれの両端部に円筒形状を設け、その円筒形状の穴部に例えばビスのような接合部材15で結合することで折り畳みが可能となり、持ち運びが容易になる。
この接合部の位置は、実施形態3のマスクホルダー100にマスクを取り付けた際に、被覆本体1に隠れるような位置に設定するのが意匠の観点から望ましい。
(実施形態4)
ついで、眼鏡使用者のレンズの曇りを低減させるための実施形態4について説明する。
実施形態1〜3においては、マスクの被覆本体1と顔面の間にフレーム10が存在するため、使用者の顔面輪郭とフレーム10の形状によっては被覆本体1と顔面の間の隙間が大きくなる可能性がある。そのような状況に加え、使用者が眼鏡を着用していた場合には、レンズが曇りやすくなる恐れがある。
図11に示されるような隙間吸収部材20は、図12に示されるような薄い壁面形状21と、取り付け溝22を有し、取り付け溝22に合致するようにフレーム10の断面形状は設定されている。隙間吸収部材20はフレーム10よりも柔らかい素材で作られている。実施形態4のマスクホルダー100とマスクが顔面に装着されたとき、壁面形状21が顔面とマスクの被覆本体1に接触し、顔面と被覆本体1の隙間を埋めることで、使用者の呼気が顔面と被覆本体1の隙間から漏れることが少なくなり、眼鏡着用者のレンズの曇りが低減される。
隙間部材20の素材はシリコンゴム等の柔らかいものを選定し、壁面形状21を適用する製造技術で可能な範囲で薄く設定することが、顔面及び被覆本体1への密着性を上げることになり、隙間吸収部材20と顔面との接触による使用者への刺激も少なくなるので望ましい。なお、係る素材はシリコンゴムに限定されるものではなく、ウレタンゴムやエラストマーなど、他の弾性素材を除く趣旨ではなく、顔とフレーム10との隙間に対応して変形し、密閉性を担保できる素材であれば、これらを利用することもできる。
また、本発明に係る実施形態4のように、隙間吸収部材20をフレーム10から取り外し可能な構成とすることで、長期使用後に劣化した場合でも隙間吸収部材20のみの交換が可能である。
フレーム10の断面形状幅は、取り付け溝22の幅よりもわずかに大きくすることが、隙間吸収部材20の取り付け位置安定性の観点から望ましい。
本発明は、上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。
(実施形態5)
次に、耳当て部材23を脱着自在に備える実施形態5について説明する。
図13は、本発明に係るマスクホルダー100の実施形態5について説明する実施例説明図である。
耳当て部材23は、フレーム10の耳側端部に脱着自在に備えられ、クッション性に富む可とう性と復帰する弾性を有する素材によって形成し、耳の後方から前方へ向かって係る弾性によって耳当て部材23を耳に押し付ける作用を発揮させる部材である。係る耳当て部材23の存在により、フレーム10を顔に保持させる保持力と、該保持力の安定化を図ることが可能となる。また、前記素材の選択には、フレーム10に用いられる素材と比較して柔らかいことが必要である。特に耳は皮膚が薄く、本発明に要部ともいえるゴム紐2を耳にかけない構成を採用した利点を損なわないようにする必要もある。従って、少なくともフレーム10の素材より柔らかいものを利用することとなる。具体的には、壁面形状21に使用する素材と同質であればよい。このような性質の素材にはシリコンゴムが有効であるが、係る素材はシリコンゴムに限定されるものではなく、ウレタンゴムやエラストマーなど、他の弾性素材を除く趣旨ではなく、耳への押圧によって、耳に痛みを生じさせない柔らかさを有する素材であれば良い。
但し、素材という要素ではなく、形状という要素に着目し、形状によって前記の問題を解決することも可能である。例えば、図9に示したように、フレーム10に空洞部分を設け、断面積を小さくするなどの、簡易的な方法でもよい。但し、係る態様を採用した場合、耐久性が低下するといった問題も生じるため、断面形状並びに断面積については耐久性や保持力等様々な諸条件に適合するよう設計する。具体的には、図9に示したように割部を設けて断面積を小さくすることで対応することも有効である。
なお、耳当て部材23には原則として係止部11を持たせない構成とする。耳当て部材23は、上記の通り変形し易い素材を用いるため、係止部11がやわらかいと外れ易くなるという問題が発生してしまう。但し、耳当て部材23に係止部11を持たせる構成であっても、係止部11がフレーム10の端部に嵌合されることによって全体的に覆われて変形しにくい状態を作り、係る状態の突起にゴム紐2を係止することで、十分な強さと変化させる構成も有効であり、接合部において接合のための突起等を嵌合等によって嵌着した嵌合突起を係止部11として利用することも考えられる。そして、係止部11に係止されたゴム紐2を案内する案内溝などを備えればなお良好な構成となる。
さらに、本発明に係るマスクホルダー100は、収納等を考慮して各構成がごとに分解可能とすることが望ましく、前記嵌合等を繰り返すと磨耗し易くなるため、硬さの異なる組み合わせとすることが有効である。耳当て部材23も同様に、長期使用後に劣化した場合でも耳当て部材23のみの交換が可能である。
本発明に係るマスクホルダーは市販の紐を有するマスクを適用する場面で広く用いることができる。
1 被覆本体
2 ゴム紐
10 フレーム
10a 前部フレーム
10b 後部フレーム
11 係止部
12 側面保持部
13 前方保持部
13a 前方保持部
13b 前方保持部
14 後方保持部
15 接合部材
20 隙間吸収部材
21 壁面形状
22 取り付け溝
23 耳当て部材
100 マスクホルダー

Claims (7)

  1. ゴム紐2を耳に掛けることなくマスクの被覆本体1を顔面に装着可能にするマスク用のホルダーであって、
    後方が開口する略U字形状のフレーム10から成り、
    該フレーム10は外圧に対して変形し易い可とう性と該変形から復元する弾性特性を有する素材を用いて全体が構成され、
    該全体の構成中には閉塞側の前方保持部13と開口側の側面保持部12を備える形状に湾曲して形成され、
    前記前方保持部13は顔の前面に接触して前記フレーム10の前方側を保持し、
    前記側面保持部12は左右の耳の下部近傍に接触して前記フレーム10の弾性特性により顔を挟持し、
    該フレーム10の耳側の端部近傍には前記ゴム紐2を係止する係止部11が設けられ、
    該係止部11は前記マスクの被覆本体1から前記ゴム紐2を前記フレーム10に沿って耳の下方へ案内し、
    前記ゴム紐2は前記係止部11を介して前記被覆本体1を前記フレーム10に引き付け、
    使用者の耳に前記ゴム紐2の張力を働かせることなく前記マスクを顔面に装着可能にしたことを特徴とするマスクホルダー100。
  2. 前記前方保持部13aの顔と接触する位置が上唇口と鼻孔との間であることを特徴とする請求項1に記載のマスクホルダー100。
  3. 前記前方保持部13bの顔と接触する位置が鼻の頂部近傍であって、
    耳の後方から押し当てる後方保持部14を備えたことを特徴とする請求項1に記載のマスクホルダー100。
  4. 前記フレーム10に接合部材15を有し、
    該接合部材15によって前部フレーム10aと後部フレーム10bとを折り曲げ可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のマスクホルダー100。
  5. 前記フレーム10と顔面に生じる隙間を塞ぐための形状と弾性特性を有する隙間吸収部材20を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のマスクホルダー100。
  6. 前記フレーム10の耳側端部に脱着可能な耳当て部材23が設けられ、
    該耳当て部材23は弾性力によって耳の後方から前方に向かって押圧することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のマスクホルダー100。
  7. 前記耳当て部材23及び前記隙間吸収部材20の何れか又は双方がシリコンゴムを素材としたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のマスクホルダー100。


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