JP6175043B2 - 印刷回路体 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷回路体に関する。
従来、複数個の二次電池を直列接続して構成される電源装置に用いられ、各電池を直列接続するために用いるバスバーの集合体であるバスバーモジュール(電池集合体取付体)が知られている(例えば特許文献1)。バスバーモジュールには、各バスバーに電圧検出線としての電線が接続されている。この電圧検出線を介して周辺機器(例えば車両のECU)に各バスバーが連結される電池の電圧情報を出力することで、電源装置の充電制御などに利用できる。
特開2011−65749号公報
しかしながら、特許文献1に記載される従来のバスバーモジュールでは、電源装置への組付け時などに、各バスバーに電圧検出線を逐次配線する必要があったため、組み立て時や製造時の作業容易性に改善の余地があった。このように、バスバーモジュールを一例とする構造、すなわち、被接続体(電池)と電気的に接続する金属部材(バスバー)と、この金属部材を介して被接続体と電気的に接続する導体層(電圧検出線)とを備える構造において、金属部材と導体層とを接続する配線構造を容易に形成できることが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被接続体と電気的に接続する金属部材と導体層との配線構造を容易に形成できる印刷回路体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る印刷回路体は、被接続体と電気的に接続する金属部材と、絶縁性を有する絶縁体層と、前記金属部材及び前記絶縁体層を離間して載置する第二絶縁体層と、前記金属部材と、前記第二絶縁体層と、前記絶縁体層とに跨って形成され、前記金属部材と電気的に接続される導体層と、を備える。
また、上記の印刷回路体は、前記導体層を被覆して保護する保護層を備えることが好ましい。
また、上記の印刷回路体において、前記導体層は印刷により形成されることが好ましい。
また、上記の印刷回路体において、前記導体層は、導電性ペーストを印刷し、その後焼成を行って導通を持たせて形成され、前記導電性ペーストは、それぞれが銀(Ag)、銅(Cu)、及び金(Au)を金属主成分とするAgペースト、Cuペースト、及びAuペースト、または、これらを2種類以上混合したペーストのいずれかであることが好ましい。
また、上記の印刷回路体において、前記絶縁体層は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、または、ポリエチレン(PE)のいずれかの材料で形成されることが好ましい。
本発明に係る印刷回路体は、金属部材と導体層との接続と回路形成とを併せて実施することが可能となり、金属部材と導体層との配線構造を容易に形成できるという効果を奏する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る印刷回路体の概略構成を示す平面図であり、かつ、図3のフローチャートのステップS104の工程を説明するための模式図である。 図2は、図1に示す印刷回路体のバスバー配列方向に直交する断面形状を示す断面図である。 図3は、第一実施形態に係る印刷回路体の製造工程を示すフローチャートである。 図4は、図3のフローチャートのステップS101の工程を説明するための模式図である。 図5は、図3のフローチャートのステップS102の工程を説明するための模式図である。 図6は、本発明の第二実施形態に係る印刷回路体の概略構成を示す平面図であり、かつ、図8のフローチャートのステップS204の工程を説明するための模式図である。 図7は、図6に示す印刷回路体のバスバー配列方向に直交する断面形状を示す断面図である。 図8は、第二実施形態に係る印刷回路体の製造工程を示すフローチャートである。 図9は、図8のフローチャートのステップS201の工程を説明するための模式図である。 図10は、図8のフローチャートのステップS202の工程を説明するための模式図である。
以下に、本発明に係る印刷回路体の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[第一実施形態]
図1〜5を参照して第一実施形態を説明する。まず図1,2を参照して第一実施形態に係る印刷回路体1の構成を説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る印刷回路体の概略構成を示す平面図である。図2は、図1に示す印刷回路体のバスバー配列方向に直交する断面形状を示す断面図である。
以下の説明では、図1に示すバスバー2が並列に配置される方向(図1の左右方向)を「バスバー配列方向」と表記し、絶縁体層3の短辺の延在方向(図1の上下方向)を「幅方向」と表記する。また、図2に示す各要素が積層される方向(図2の上下方向)を「積層方向」と表記し、レジスト層5が配置される側を「表面側」と表記し、バスバー2及び絶縁体層3が配置される側を「裏面側」と表記する。
図1,2に示す第一実施形態に係る印刷回路体1は、被接続体(本実施形態では図示しない電池)と電気的に接続する金属部材(本実施形態のバスバー2)と、この金属部材を介して被接続体と電気的に接続する導体層4とを備え、これらの金属部材と導体層4とを相互に電気的に接続された状態で一体的に形成した構造物と定義することができる。
本実施形態では、このような特徴をもつ印刷回路体1を、電源装置用バスバーモジュールとして適用した場合の構成について説明する。上述のように、電源装置用バスバーモジュールは、複数個の二次電池を直列接続して構成される電源装置に用いられる。このような電源装置は、例えば電気自動車やハイブリッド車両に搭載され、電動モータに電源を供給したり、電動モータから充電したりするために用いられる。電源装置は、複数の電池を直列接続することで車両の要求出力に対応した高い電池出力を得ることを可能とするものである。電源装置用バスバーモジュールは、複数のバスバー2を備える。複数のバスバー2のそれぞれは、電源装置のうちの隣接する2つの電池の正極端子と負極端子とを電気的に接続する。これにより、電源装置用バスバーモジュールは、電源装置の複数の二次電池を直列に接続することができるよう構成される。
さらに、電源装置用バスバーモジュールには、各バスバー2が連結される電池の電圧情報を出力するための電圧検出線としての複数の導体層4が設けられる。複数の導体層4は、バスバー2と同数であり、個々の導体層4が複数のバスバー2のいずれか1つと接続されている。電源装置用バスバーモジュールは、この複数の導体層4を介して周辺機器(例えば車両のECU)に各バスバー2が連結される電池の電圧情報を出力する。周辺機器は、取得した電圧情報に基づき、電源装置の各電池の充電制御などに利用できる。
図1,2に示すように、印刷回路体1は、バスバー2(金属部材)と、絶縁体層3と、導体層4と、レジスト層5(保護層)とを備える。
バスバー2は、被接続体(例えばバッテリーの端子)と電気的に接続する金属部材である。バスバー2は、矩形板状に形成される。印刷回路体1は複数個のバスバー2を備えるのが好ましく、図1の例では単一の印刷回路体1に4個のバスバー2が設けられている。バスバー2が複数個の場合、所定の一方向に沿って、所定間隔をとって並列に配置される。図1の例では、4個のバスバー2がバスバー配列方向に沿って並列に配置されている。図1,2に示すように、バスバー2は幅方向の一端側から絶縁体層3にその一部が埋設されている。
絶縁体層3は、その表面上に導体層4を配置してバスバー2と連結させる基材である。絶縁体層3は、その主面がバスバー2の主面と並ぶように配置される。バスバー2と絶縁体層3とは、インサート成形により一体的に形成される。絶縁体層3は、バスバー配列方向に沿って延在する帯形状の部材であり、バスバー配列方向に沿った一方の端面にて、複数のバスバー2の一部を埋設している。
絶縁体層3は、絶縁性を有し、例えばポリ塩化ビニル(PVC)を射出成形して形成したフィルムまたは成形品等を用いることができる。また、絶縁体層3の材料としては、この他にもポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等を用いることができる。
導体層4は、バスバー2と電気的に接続され、これによりバスバー2に接続された被接続体とも電気的に接続される導電要素である。導体層4は、バスバー2と絶縁体層3とを跨って形成され、図2に示すように、バスバー2及び絶縁体層3の積層方向の表面側に形成される。印刷回路体1は、バスバー2と同数の導体層4を備え、図1の例では、4個の導体層4が設けられている。導体層4が複数の場合、個々の導体層4は、それぞれ複数のバスバー2のいずれか1つに個別に接続される。個々の導体層4は、線状に形成され、絶縁体層3上をバスバー配列方向に沿って延在する主線部4aと、この主線部4aからバスバー2の方向へ略直交してバスバー2に到達する位置まで幅方向に沿って延在する接続線部4bとを有する。導体層4の接続線部4bは、当該導体層4が接続されるバスバー2と絶縁体層3との接続部分を通って、当該バスバー2と絶縁体層3とを跨って形成される。また、導体層4は印刷により形成される。個々の導体層4は、その一方の端部がいずれか1つのバスバー2に接続され、他方の端部が絶縁体層3の一端部に露出している。
導体層4は、例えば導電性ペーストを印刷し、その後焼成を行って導通を持たせて形成することができる。導電性ペーストとしては、金属粒子に有機溶剤、還元剤、添加剤等を加えたペーストを用いることができ、金属粒子としては、銀、銅、金、またはこれらの2種以上を組み合わせたハイブリッドタイプを用いるのが好ましい。つまり、導電性ペーストとしては、それぞれが銀(Ag)、銅(Cu)、及び金(Au)を金属主成分とするAgペースト、Cuペースト、及びAuペースト、または、これらを2種類以上混合したペーストを用いるのが好ましい。
導体層4の印刷工法としては、スクリーン、ディスペンス、インクジェット、グラビア、フレキソ等の印刷技術が適する。回路幅を好適に保持できるため、スクリーンまたはディスペンスが好ましい。また、導体層4は、印刷を複数回繰り返して形成するのが好ましい。また、導体層4は、その一部を複数回繰り返して形成することもできる。
レジスト層5は、導体層4を被覆して保護する保護層である。レジスト層5は、図2に示すように、導体層4の積層方向の表面側に形成される。印刷回路体1は、バスバー2及び導体層4と同数のレジスト層5を備え、図1の例では、4個のレジスト層5が設けられている。個々のレジスト層5は、複数の導体層4のいずれか1つの全域を被覆するよう形成される。レジスト層5は、熱硬化性またはUV硬化性レジストを用いる。特にエポキシ系、ウレタン系レジストを用いるのが好ましい。
次に、図3〜5を参照して、第一実施形態に係る印刷回路体1の製造工程を説明する。図3は、第一実施形態に係る印刷回路体の製造工程を示すフローチャートである。図4は、図3のフローチャートのステップS101の工程を説明するための模式図である。図5は、図3のフローチャートのステップS102の工程を説明するための模式図である。なお、上述の図1は、図3のフローチャートのステップS104の工程を説明するための模式図でもあるので、ここでも参照する。以下、図3のフローチャートに従って、図1,4,5を参照しつつ、印刷回路体1の製造工程について説明する。
ステップS101では、インサート成形によりバスバー2と絶縁体層3とが一体成形される。複数個(図4では4個)のバスバー2をバスバー配列方向に沿って並列に配置し、これらのバスバー2の幅方向の一方の端部を絶縁体層3の溶融材料で包んで固化させることで、バスバー2と絶縁体層3とを一体成形する。一体成形されたバスバー2と絶縁体層3は、図4に示すように、絶縁体層3がバスバー配列方向に延在する帯形状をとり、絶縁体層3のバスバー配列方向に沿って延在する一方の端面にて、複数のバスバー2の一部が埋設されたものとなる。ステップS101の処理が完了するとステップS102に進む。
ステップS102では、バスバー2と絶縁体層3とに跨って導体層4が印刷によって形成される。導体層4は、バスバー2と同数(図5では4個)が形成される。複数の導体層4のそれぞれは、複数のバスバー2のいずれか1つに個別に接続される。図5に示すように、個々の導体層4では、主線部4aが、絶縁体層3上をバスバー配列方向に沿って延在するよう線状に形成され、また、接続線部4bが、主線部4aからいずれか1つのバスバー2の方向へ略直交して当該バスバー2に到達する位置まで幅方向に沿って延在するよう線状に形成される。この工程では、例えばスクリーン印刷機(ニューロング精密工業株式会社製DP−320)を用いて導電性ペースト(大研化学社製AgペーストCA−6178)を印刷することで、バスバー2と絶縁体層3との積層方向の表面側に導体層4を重畳配置する。ステップS102の処理が完了するとステップS103に進む。
ステップS103では、導体層4が焼成される。この焼成処理により導体層4に導通を持たせることができる。この工程では、例えば150℃の熱布乾燥機を用いて30分間乾燥させる。ステップS103の処理が完了するとステップS104に進む。
ステップS104では、導体層4を被覆するレジスト層5が形成される。レジスト層5は、バスバー2及び導体層4と同数(本実施形態では4個)が形成される。複数のレジスト層5のそれぞれは、複数の導体層4のいずれか1つの全域を被覆するよう、積層方向の表面側に形成される。すなわち、個々のレジスト層5は、図1に示すように、導体層4の主線部4aを被覆するようにバスバー配列方向に沿って延在するよう線状に形成されると共に、導体層4の接続線部4bを被覆するように幅方向に沿って延在するよう線状に形成される。ステップS104の処理が完了するとステップS105に進む。
ステップS105では、導通評価を実施して、導体層4の導通が確認される。導通評価では、テスターを用いた導体層4の導通試験を実施して、導体層4の一方のバスバー2側の端部と、他方の絶縁体層3側の端部との間の導通を確認する。ステップS105の処理が完了すると印刷回路体1の製造工程を終了する。
次に、第一実施形態に係る印刷回路体1の効果を説明する。
第一実施形態の印刷回路体1は、バッテリーの端子などの被接続体と電気的に接続するバスバー2と、絶縁性を有する絶縁体層3と、バスバー2と絶縁体層3とに跨って形成され、バスバー2と電気的に接続される導体層4と、を備える。
この構成により、導体層4を、バスバー2と絶縁体層3とに跨る形状で一体的に形成できるので、従来のバスバーモジュールなどのようにバスバー2と導体層4とを電気的に接続するために配線作業を行うことが不要となる。これにより、印刷回路体1を製造すれば、バスバー2と導体層4との接続と回路形成とを併せて実施することが可能となり、この結果、バスバー2と導体層4との配線構造を容易に形成できる。
また、第一実施形態の印刷回路体1は、導体層4を被覆して保護するレジスト層5を備える。この構成により、導体層4が外部に露出せず、レジスト層5により保護できるので、導体層4の導通を好適に維持できる。
また、第一実施形態の印刷回路体1において、バスバー2と絶縁体層3とは、インサート成形により一体的に形成される。導体層4は、バスバー2と絶縁体層3との接続部分を通って形成される。この構成により、バスバー2と絶縁体層3とを一体成形できるので、印刷回路体1の製造時に部品数を低減できる。また、バスバー2と絶縁体層3との相対位置を固定できるので、導体層4をバスバー2及び絶縁体層3の上に形成しやすくできる。したがって、作業容易性を向上できる。
また、第一実施形態の印刷回路体1において、導体層4は印刷により形成される。この構成により、導体層4の形状や配置を所望の形態で容易に形成することができる。
また、第一実施形態の印刷回路体1において、導体層4は、導電性ペーストを印刷し、その後焼成を行って導通を持たせて形成される。導電性ペーストは、それぞれが銀(Ag)、銅(Cu)、及び金(Au)を金属主成分とするAgペースト、Cuペースト、及びAuペースト、または、これらを2種類以上混合したペーストのいずれかである。この構成により、導体層4の導電性をより一層向上できる。
また、第一実施形態の印刷回路体1において、絶縁体層3は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、または、ポリエチレン(PE)のいずれかの材料で形成される。この構成により、絶縁体層3の絶縁性をより一層向上できる。
[第二実施形態]
次に、図6〜10を参照して第二実施形態を説明する。まず図6,7を参照して第二実施形態に係る印刷回路体1aの構成を説明する。図6は、本発明の第二実施形態に係る印刷回路体の概略構成を示す平面図である。図7は、図6に示す印刷回路体のバスバー配列方向に直交する断面形状を示す断面図である。
図6,7に示すように、印刷回路体1aは、バスバー2と、絶縁体層3と、導体層4と、レジスト層5と、架台10(第二絶縁体層)とを備える。第二実施形態の印刷回路体1aは、バスバー2と絶縁体層3とが一体成形されずに離間して配置される点、及び、導体層4が、バスバー2と絶縁体層3との間に介在する架台10も跨って形成される点において、第一実施形態の印刷回路体1と異なる構成をとる。
架台10は、その表面上にバスバー2、絶縁体層3、及び導体層4を配置して、導体層4をバスバー2と連結させる基材である。架台10は、絶縁体層3と同様の絶縁材料を用いて形成される。架台10の材料は、絶縁体層3の材料と同一でもよいし異なるものでもよい。図6,7に示すように、架台10は、積層方向の表面側の主面上に、バスバー2と絶縁体層3とを離間して載置する。つまり、バスバー2と絶縁体層3との間には架台10の主面が露出する。これにより、導体層4は、図7に示すように、バスバー2と、架台10と、絶縁体層3とに跨って形成される。
次に、図8〜10を参照して、第二実施形態に係る印刷回路体1aの製造工程を説明する。図8は、第二実施形態に係る印刷回路体の製造工程を示すフローチャートである。図9は、図8のフローチャートのステップS201の工程を説明するための模式図である。図10は、図8のフローチャートのステップS202の工程を説明するための模式図である。なお、上述の図6は、図8のフローチャートのステップS204の工程を説明するための模式図でもあるので、ここでも参照する。以下、図8のフローチャートに従って、図6,9,10を参照しつつ、印刷回路体1aの製造工程について説明する。
ステップS201では、バスバー2と絶縁体層3とが架台10上に載置される。図9に示すように、複数個(図9では4個)のバスバー2が、架台10の積層方向の表面側の主面上において、バスバー配列方向に沿って並列に載置される。また、同じく架台10の積層方向の表面側の主面上において、これらのバスバー2から幅方向に所定距離を空けて、絶縁体層3がバスバー配列方向に沿って延在するよう載置される。なお、この工程では、バスバー2及び絶縁体層3を、架台10上に接着してもよいし、ネジ等により架台10に締結してもよい。ステップS201の処理が完了するとステップS202に進む。
ステップS202では、バスバー2と絶縁体層3とに跨って導体層4が印刷によって形成される。導体層4は、バスバー2と同数(図10では4個)が形成される。複数の導体層4のそれぞれは、複数のバスバー2のいずれか1つに個別に接続される。図10に示すように、個々の導体層4では、主線部4aが、絶縁体層3上をバスバー配列方向に沿って延在するよう線状に形成され、また、接続線部4bが、主線部4aからいずれか1つのバスバー2の方向へ略直交して、当該バスバー2に到達する位置まで幅方向に沿って延在するよう線状に形成される。導体層4の接続線部4bは、幅方向に沿って、絶縁体層3、架台10、及びバスバー2に跨って形成される。この工程では、例えばディスペンス(武蔵エンジニアリング社製高性能スクリューディスペンサー SCREW MASTER2)を用いて導電性ペースト(TOYOCHEM社製Agペースト RA FS 074)を印刷することで、バスバー2、架台10、及び絶縁体層3の積層方向の表面側に導体層4を重畳配置する。ステップS202の処理が完了するとステップS203に進む。
ステップS203では、導体層4が焼成される。この焼成処理により導体層4に導通を持たせることができる。この工程では、例えば150℃の熱布乾燥機を用いて30分間乾燥させる。ステップS203の処理が完了するとステップS204に進む。
ステップS204では、導体層4を被覆するレジスト層5が形成される。レジスト層5は、バスバー2及び導体層4と同数(本実施形態では4個)が形成される。複数のレジスト層5のそれぞれは、複数の導体層4のいずれか1つの全域を被覆するよう、積層方向の表面側に形成される。すなわち、個々のレジスト層5は、図6に示すように、導体層4の主線部4aを被覆するようにバスバー配列方向に沿って延在するよう線状に形成されると共に、導体層4の接続線部4bを被覆するように幅方向に沿って延在するよう線状に形成される。ステップS204の処理が完了するとステップS205に進む。
ステップS205では、導通評価を実施して、導体層4の導通が確認される。導通評価では、テスターを用いた導体層4の導通試験を実施して、導体層4の一方のバスバー2側の端部と、他方の絶縁体層3側の端部との間の導通を確認する。ステップS205の処理が完了すると印刷回路体1の製造工程を終了する。
次に、第二実施形態に係る印刷回路体1aの効果を説明する。
第二実施形態の印刷回路体1aは、第一実施形態の印刷回路体1と同様に、バッテリーの端子などの被接続体と電気的に接続するバスバー2と、絶縁性を有する絶縁体層3と、バスバー2と絶縁体層3とに跨って形成され、バスバー2と電気的に接続される導体層4と、を備える。また、導体層4を被覆して保護するレジスト層5を備える。また、導体層4は、導電性ペーストを印刷し、その後焼成を行って導通を持たせて形成される。したがって、第二実施形態の印刷回路体1aは、第一実施形態の印刷回路体1と同様の効果を奏することができる。
また、第二実施形態の印刷回路体1aは、バスバー2及び絶縁体層3を離間して載置する架台10を備える。導体層4は、バスバー2と、架台10と、絶縁体層3とに跨って形成される。この構成により、架台10上にバスバー2及び絶縁体層3を配置することで、バスバー2と絶縁体層3との相対位置を容易に一定にできるので、導体層4をバスバー2と絶縁体層3の間に形成しやすくでき、作業容易性を向上できる。
なお、第二実施形態の印刷回路体1aは、架台10と絶縁体層3とを単一部材に纏めて形成する構成とすることもできる。言い換えると、第二実施形態の印刷回路体1aから絶縁体層3を無くし、架台10上に導体層4を直接形成する構成とすることもできる。この場合、架台10は、導体層4の主線部4aを配置する絶縁体層としても兼用される。導体層4の接続線部4bは、幅方向に沿って、架台10とバスバー2とに跨って形成される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、実施形態に係る印刷回路体1,1aが電源装置用バスバーモジュールとして適用される構成を例示したが、印刷回路体1,1aはバスバーモジュール以外にも適用することができる。
また、バスバー2は、被接続体(例えばバッテリーの端子)と導体層4とを電気的に接続する金属部材であればよく、矩形板状以外の形状でもよいし、バスバー2(端子)以外の機能を有する要素と置き換えてもよい。
また、上記実施形態では、導体層4を保護する要素としてレジスト層5を設ける構成を例示したが、実施形態に係る印刷回路体1,1aの使用環境等に応じて、導体層4を保護するレジスト層5を設けない構成とすることもできる。
また、上記実施形態では、導体層4を保護する要素としてレジスト層5を設ける構成を例示したが、レジスト層5の代わりに、バスバー2及び絶縁体層3の全体を覆う絶縁カバーを適用してもよい。絶縁カバーは、絶縁体層3と接触する片面側に粘着材を有するPET、PEN、PC、PP、PBT、PU等を用いるのが好ましい。
また、上記実施形態では、導体層4を印刷により形成する構成を例示したが、導体層4がバスバー2と絶縁体層3との間に跨って形成され、主線部4aと接続線部4bとを一体的に形成できれば、印刷以外の手法で導体層4を形成してもよい。
また、上記実施形態では、バスバー2と絶縁体層3とは、インサート成形により一体的に形成する構成を例示したが、ラミネート成形、押出し成形、プレス加工、接着加工等により形成してもよい。
1,1a 印刷回路体
2 バスバー(金属部材)
3 絶縁体層
4 導体層
5 レジスト層(保護層)
10 架台(第二絶縁体層)

Claims (5)

  1. 被接続体と電気的に接続する金属部材と、
    絶縁性を有する絶縁体層と、
    前記金属部材及び前記絶縁体層を離間して載置する第二絶縁体層と、
    前記金属部材と、前記第二絶縁体層と、前記絶縁体層とに跨って形成され、前記金属部材と電気的に接続される導体層と、
    を備えることを特徴とする印刷回路体。
  2. 前記導体層を被覆して保護する保護層を備える、
    請求項1に記載の印刷回路体。
  3. 前記導体層は印刷により形成される、
    請求項1または2に記載の印刷回路体。
  4. 前記導体層は、導電性ペーストを印刷し、その後焼成を行って導通を持たせて形成され、
    前記導電性ペーストは、それぞれが銀(Ag)、銅(Cu)、及び金(Au)を金属主成分とするAgペースト、Cuペースト、及びAuペースト、または、これらを2種類以上混合したペーストのいずれかである、
    請求項に記載の印刷回路体。
  5. 前記絶縁体層は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、または、ポリエチレン(PE)のいずれかの材料で形成される、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の印刷回路体。
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