JP6174846B2 - 撹拌機構及び測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撹拌機構及び撹拌機構を備える測定装置に関するものである。
従来、臨床検査の分析手法において、高感度の免疫測定法(Immunoassay法)を利用した分析装置が用いられている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の分析装置では、反応容器内の液体に対して、分注、撹拌及びB/F(Bound/Free)分離などの処理が行われる。この分析装置における液体の撹拌は、駆動源によって回転する撹拌子を反応容器の下部に接触させるとともに、上部を押え部材にて押さえ込むことで挟み込み、撹拌子を回転させて反応容器内の液体を撹拌する。また、特許文献2に記載の試料調製装置も同様に、反応容器の自転を阻止するために、撹拌時には反応容器の上部をゴムで押さえている。
特開2007−147659号公報 特開平7−260794号公報
しかしながら、上記特許文献1又は2に開示されている撹拌方法は、反応容器の上部を押え部材にて押さえて挟み込むため、反応容器を挟み込む部材間へ反応容器を横方向からスライドさせて設置させる機構が必要となる。このため、反応容器の撹拌機構への搬送及び撹拌のための設置動作が複雑となるおそれがある。また、押え部材が必要となることから、撹拌機構を小型化することが困難な場合がある。当技術分野では、簡易な構成で適切に撹拌させることができる撹拌機構及び該撹拌機構を備える測定装置が望まれている。
本発明の一側面に係る撹拌機構は、有底筒状の反応容器内の溶液を撹拌する撹拌機構であって、反応容器を挿通させるための貫通穴が形成された保持部と、保持部から離間した位置に貫通穴に対向して配置され、貫通穴に挿通された反応容器の底部を支持する支持部と、貫通穴の貫通方向に延在する基準軸を中心として回転する円運動を反応容器の底部に与えるように支持部を回転運動させる回転機構と、を備え、反応容器の外側側面には第1係止部が形成され、貫通穴の側面には、第1係止部と係止する第2係止部が形成され、第1係止部が、反応容器の外側側面の全周に連続的に形成された第1凸部及び第1凹部を有し、第2係止部が、貫通穴の側面の全周に連続的に形成された第2凸部及び第2凹部を有し、第1係止部及び第2係止部は、反応容器が傾いたときに反応容器の外側側面の一部が貫通穴の側面の一部と接触することにより、係合する。
反応容器が保持部の貫通穴に挿通され、反応容器の底部に支持部から回転運動が加えられると、底部は基準軸と垂直な平面上を円運動する。反応容器の底部が回転することにより、反応容器は、長手中心線の両端が円を描くような、回転運動(スリコギ運動)をする。スリコギ運動時に第1係止部と第2係止部とが係止するため、回転運動に伴って反応容器が貫通穴の挿通方向とは逆の方向に向かって移動しようとする動きを抑制することができる。このように、押え部材等を用いることなく、反応容器の貫通穴からの飛び出しを抑制することができるため、簡易な構成で反応容器内の液体を撹拌することが可能となる。
一実施形態では、第1係止部が、反応容器の外側側面に環状に形成され、第2係止部が、貫通穴の側面に環状に形成されてもよい。反応容器がスリコギ運動をする際には、反応容器が基準軸から所定の角度で傾き、反応容器の外側側面の一部が、貫通穴の側面の一部と接触する。第1係止部及び第2係止部を環状に形成することにより、反応容器が所定の角度で傾いて支持された場合において、第1係止部と第2係止部とを適切に係止させることができる。このため、反応容器の貫通穴からの飛び出しを抑制し、反応容器内の液体を適切に撹拌することが可能となる。
一実施形態では、第1係止部が、反応容器の外側側面に連続的に環状に形成され、第2係止部が、貫通穴の側面に連続的に環状に形成されてもよい。このように構成することで、スリコギ運動時に反応容器が任意の方向に傾いて保持された場合であっても、第1係止部と第2係止部とを係止させて反応容器を保持部に固定することができる。
一実施形態では、第1係止部が、反応容器の外側側面に形成された第1凸部及び第1凹部を有し、第2係止部が、貫通穴の側面に形成された第2凸部及び第2凹部を有していてもよい。このように構成することで、スリコギ運動時に第1係止部と第2係止部と係合して係止させることにより反応容器を保持部に固定することができる。
一実施形態では、反応容器の長手中心線方向に直交する方向の第1凸部の断面、及び/又は、貫通穴の貫通方向に直交する方向の第2凸部の断面は三角形であってもよい。このように構成することで、反応容器が貫通穴に挿通されて基準軸から傾いた際に、第1係止部と第2係止部とを、滑らかに係止させることができる。
一実施形態では、支持部は、基準軸から離間した位置で反応容器の底部を支持し、回転機構は、基準軸を回転軸として支持部を回転させてもよい。このように構成することで、反応容器の長手中心線を基準軸から傾けた状態で反応容器を支持し、反応容器の底部に基準軸を中心とした円運動を与え、反応容器がスリコギ運動するように回転させることができる。
一実施形態では、支持部は、反応容器の底部を支持し、回転機構は、支持部を保持部に対して相対的に移動させてもよい。このように構成した場合であっても、支持部を動作させることにより、反応容器がスリコギ運動するように回転させることができる。
一実施形態では、保持部には、複数の貫通穴が形成され、支持部は、複数の貫通穴に挿通された反応容器の底部それぞれを支持してもよい。このように構成することで、複数の反応容器内を一度に配置し、複数の反応容器内の液体を一度に撹拌することができる。複数の反応容器内の液体を一度に撹拌させた場合は、1つの反応容器内の液体を撹拌させた場合に比べて、反応容器の自転方向への回転を抑制することができる。
一実施形態では、反応容器が透明であってもよい。つまり、反応容器に対して照射する可視光等などの電磁波又は、反応容器内から放出される可視光等の電磁波を、透過する反応容器であってもよい。このように構成することで、反応容器内の液体の発光強度や吸光度などを測定することができる。
また、本発明の他の側面に係る測定装置は、有底筒状の反応容器内の溶液を撹拌する撹拌機構を備える測定装置であって、撹拌機構は、反応容器を挿通させるための貫通穴が形成された保持部と、保持部から離間した位置に貫通穴に対向して配置され、貫通穴に挿通された反応容器の底部を支持する支持部と、貫通穴の貫通方向に延在する基準軸を中心として回転する円運動を反応容器の底部に与えるように支持部を回転運動させる回転機構と、を備え、反応容器の外側側面には第1係止部が形成され、貫通穴の側面には、第1係止部と係止する第2係止部が形成され、第1係止部が、反応容器の外側側面の全周に連続的に形成された第1凸部及び第1凹部を有し、第2係止部が、貫通穴の側面の全周に連続的に形成された第2凸部及び第2凹部を有し、第1係止部及び第2係止部は、反応容器が傾いたときに反応容器の外側側面の一部が貫通穴の側面の一部と接触することにより、係合する。このように構成することで、上述した撹拌機構の効果と同様の効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明の種々の側面及び実施形態によれば、簡易な構成で適切に反応容器内の液体を撹拌することができる。
免疫測定法の流れを示した概略図である。 第1実施形態に係る測定装置の平面図である。 図2に示す測定装置の動作を示すフローチャートを示した図である。 図2に示す測定装置に用いられる反応容器の正面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る撹拌機構の斜視図である。 第1実施形態に係る撹拌機構が備える保持部の平面図である。 図7に示す撹拌機構の動作を説明する概要図である。 第2実施形態に係る撹拌機構が備える保持部の平面図である。 第2実施形態に係る撹拌機構の斜視図である。 図10に示す撹拌機構の動作を説明する概要図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について具体的に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る撹拌機構は、反応容器内の溶液を撹拌するものである。この撹拌機構は、リガンドとレセプターの特異的結合を利用した各種分析の測定装置等に採用されてもよい。リガンドとレセプターの特異的結合を利用した分析方法の代表的なものとして、抗原と抗体を使用する免疫測定法が挙げられる。免疫測定法には様々な方法があるが、ここでは磁性粒子などの担体に固定化した抗体と、標識物質が結合した抗体を用いる、いわゆる「サンドイッチ法」により説明する。
図1は、免疫測定法の流れを示した概略図である。免疫測定法では、測定対象物質が抗原11である場合、まず、図1の(A)及び(C)に示すように、抗原11を含有する試料1a(検体)を反応容器10へ分注する。次に、図1の(B)及び(C)に示すように、磁性粒子13に固定化した抗体12を含有する試薬1bを、反応容器10へ分注する。抗体12は抗原11と抗原抗体反応する。試料1aと試薬1bとが混合されると、試料1aと試薬1bとは、一次免疫反応と呼ばれる抗原抗体反応を起こす(図1の(D))。
一次免疫反応の後、B/F分離を行う(図1の(E))。一次免疫反応の後のB/F分離により、一次免疫反応した物質14と、一次免疫反応しなかった物質15とを、分離する。B/F分離では、集磁機構16により磁性粒子13を集磁することで、一次免疫反応した物質14をとらえつつ、一次免疫反応しなかった物質15を吸引ノズル17によって吸引する。吸引ノズル17により物質15を吸引した後、吐出ノズル18より洗浄液を吐出する。吸引ノズル17による物質15の吸引と、吐出ノズル18からの洗浄液の吐出とを、一回又は複数回行うことにより、B/F分離が達成される。集磁機構16は、例えば、磁石などが用いられる。
一次免疫反応の後のB/F分離の後、酵素23に固定化した抗体22を含有する試薬2b(図1の(F))を、反応容器10に分注する(図1の(F)及び(G))。抗体22は一次免疫反応で得られた物質14の抗原11と二次免疫反応と呼ばれる抗原抗体反応を起こす(図1の(G))。
二次免疫反応の後、B/F分離を行う(図1の(H))。二次免疫反応の後のB/F分離により、二次免疫反応した物質24と、二次免疫反応しなかった物質25とを、分離する。一次免疫反応の後のB/F分離の機構と、二次免疫反応の後のB/F分離の機構とは、例えば、同一でもあってもよい。
その後、発光基質を含む発光試薬を分注する。酵素23が発光基質と反応することにより発光する(図1の(I))。この発光強度を測定することにより、測定対象物質の検出又は定量を行う。酵素23は、例えばルシフェラーゼ(Luciferase)などが用いられる。
次に、第1実施形態に係る測定装置について説明する。図2は、第1実施形態に係る測定装置の平面図である。図2に例示される測定装置は、例えば、免疫測定や遺伝子の分析・解析を行う測定装置に採用されてもよい。
本実施形態に係る測定装置1は、主に、検体搬送部30、サンプル分注機構31、試薬保管庫32、反応テーブル33、撹拌機構34、撹拌部35、BFテーブル36、ノズル37、ノズル駆動機構38、第1アーム39、第1アーム駆動機構40、第2アーム41、第2アーム駆動機構42、第3アーム43、第3アーム駆動機構44、検出機構45及び制御部46を備えている。
検体搬送部30は、該測定装置1へ検体を搬入する。検体搬送部30は、測定の用途に応じ、検体の温度を管理する機構を備えていてもよい。サンプル分注機構31は、検体搬送部30より搬入された検体から試料1aを分注する。試薬保管庫32は、該測定装置1において用いる試薬を設置し、保管する。試薬保管庫32は、測定の用途に応じ、試薬の温度を管理する機構を備えていてもよい。
反応テーブル33は反応容器10を配置及び保持する部材である。例えば、反応テーブル33には、反応容器10を挿入する容器挿入穴が形成されている。容器挿入穴は、反応容器10が多重の同心円状に並ぶように形成されていてもよい。また、反応テーブル33は、反応テーブル33の中心を回転軸とした水平回転機構を備えていてもよい。なお、反応テーブル33は、反応容器10の下部を支持する部材であっても、反応容器10の中央部を挟持する部材であってもよい。さらに、反応テーブル33は、測定の用途に応じ、反応容器10の温度を管理する機構を備えていてもよい。
撹拌機構34は、反応テーブル33及び撹拌部35に具備されている。撹拌機構34の詳細は、図4から図11を用いて後述する。
BFテーブル36は、B/F分離を行う際に反応容器10を配置及び保持する部材である。BFテーブル36に配置された反応容器10は、集磁機構16、吸引ノズル17及び吐出ノズル18を備えるB/F分離機構によってB/F分離処理される。例えば、BFテーブル36には、反応容器10を挿入する容器挿入穴が形成されている。容器挿入穴は、反応容器10が多重の同心円状に並ぶように形成されていてもよい。また、BFテーブル36は、BFテーブル36の中心を回転軸とした水平回転機構を備えていてもよい。なお、BFテーブル36は、反応容器10の下部を支持する部材であっても、反応容器10の中央部を挟持する部材であってもよい。
このように構成すると、円弧上に配置されている複数の反応容器10を搬送する動作により、複数の反応容器10を同時に搬送できる。また、複数の反応容器10を一度に処理できるため、反応時間が短い試薬を用いる場合などにおいて、効率的に処理することが可能となる。
ノズル37は、一点が固定されており、ノズル駆動機構38により、固定された一点を原点とした水平回転移動をする。ノズル37は、試薬保管庫32で設置されている試薬1bを、反応テーブル33に配置された反応容器10へ分注する。
第1アーム39は、一端が固定されており、第1アーム駆動機構40により、固定された一端を原点とした水平回転移動をする。第1アーム39は、反応容器10を、反応テーブル33からBFテーブル36へ移送する。
第2アーム41は、一端が固定されており、第2アーム駆動機構42により、固定された一端を原点とした水平回転移動をする。第2アーム41は、反応容器10を、BFテーブル36から撹拌部35へ移送する。
第3アーム43は、一端が固定されており、第3アーム駆動機構44により、固定された一端を原点とした水平回転移動をする。第3アーム43は、反応容器10を、撹拌機構34から検出機構45へ移送する。また、第3アーム43は、反応容器10への発光試薬を分注するためのプローブが形成されている。
検出機構45は、反応容器10内の液体の発光強度の測定を行う装置である。検出機構45は、暗室で構成されていてもよい。
制御部46は、上述した測定装置1の構成要素を制御する。制御部46は、例えば、CPU、ROM及びRAM等を備えている。
次に、第1実施形態に係る測定装置の動作について説明する。図3は、測定装置1の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、測定装置1では、まず、試料の分注処理を行う(ステップS10)。ステップS10では、サンプル分注機構31が、検体搬送部30より搬入された検体から、反応テーブル33に配置された反応容器10へ、試料1aを分注する。次に、ステップS12に示す分注処理に移行する。試薬保管庫32には、抗原11と抗原抗体反応する抗体12を固定化した磁性粒子13を含む試薬1bが設置してある。ノズル37は、試薬1bを反応テーブル33に配置された反応容器10へ分注する。ステップS10及びステップS12の順序は前後してもよい。
次に、ステップS14に示す撹拌処理へ移行する。ステップS14では、撹拌機構34が、反応容器10内の試料1aと試薬1bとを撹拌する。ステップS14に示す撹拌処理では、例えば、反応テーブル33に具備されている撹拌機構34が撹拌処理を行う。このステップS14を実行することによって、ステップS16に示す、抗原11と抗体12との一次免疫反応(抗原抗体反応)が効率よく行なわれる。ステップS14は、ステップS10からステップS16の実行後、時間間隔を空けて実行してもよい。あるいは、ステップS14は、ステップS10からステップS16の実行後、時間間隔を空けずに各ステップを連続的に実行してもよい。
ステップS14又はステップS16の後、ステップS18に示すB/F分離処理へ移行する。ステップS18では、第1アーム39が反応テーブル33から反応容器10を、BFテーブル36へ移送する。ステップS18で示すB/F分離処理では、BFテーブル36に配置された反応容器10内の試料1a及び試薬1bに対して、B/F分離を行う。このB/F分離は、B/F分離機構により、集磁機構16による一次免疫反応した物質14の集磁、吸引ノズル17による一次免疫反応しなかった物質15の吸引、吐出ノズル18による洗浄液の吐出等が行われる。
ステップS18が終了すると、ステップS20に示す撹拌処理へ移行する。ステップS20では、撹拌部35が、反応容器10内の試料1a、試薬1b及び洗浄液を撹拌する。ステップS20に示す撹拌処理は、例えば、撹拌部35に具備されている撹拌機構34を用いる。ステップS20に示す撹拌処理を行うため、第2アーム41が反応容器10をBFテーブル36から撹拌部35へ移送する。ステップS20に示す撹拌処理と、ステップS18に示すB/F分離処理とは、複数回行ってもよい。ステップS20に示す撹拌処理によって効率的にステップS18に示すB/F分離を行うことができる。
ステップS20が終了すると、ステップS22に示す分注処理へ移行する。ステップS22では、第1アーム39が、反応容器10をBFテーブル36から反応テーブル33へ移送する。試薬保管庫32には、抗原11と抗原抗体反応する抗体22を固定化した酵素23を含む試薬2bも設置されており、ノズル37によって、試薬2bを反応容器10へ分注する。さらにステップS24では、撹拌機構34が、反応容器10内の試料1aと試薬2bとを撹拌する。ステップS24に示す撹拌処理は、例えば、反応テーブル33に具備されている撹拌機構34を用いる。このステップS24を実行することによって、ステップS26に示す、抗原11と抗体22との二次免疫反応(抗原抗体反応)が効率よく行われる。ステップS24は、ステップS22からステップS26の実行後、時間間隔を空けて実行してもよい。あるいは、ステップS24は、ステップS22からステップS26の実行後、時間間隔を空けずに各ステップを連続的に実行してもよい。
ステップS24又はS26の後、ステップS28に示すB/F分離処理へ移行する。ステップS28では、第1アーム39が反応テーブル33から反応容器10を、BFテーブル36へ移送する。B/F分離機構は、BFテーブル36に配置された反応容器10内の試料1a及び試薬2bに対して、B/F分離を行う。
ステップS28が終了すると、ステップS30に示す撹拌処理へ移行する。ステップS30では、撹拌部35が、反応容器10内の試料1a、試薬2b及び洗浄液を撹拌する。ステップS30に示す撹拌処理は、例えば、撹拌部35に具備されている撹拌機構34を用いる。ステップS30に示す撹拌処理を行うため、第2アーム41が反応容器10をBFテーブル36から撹拌部35へ移送する。ステップS30に示す撹拌処理と、ステップS28に示すB/F分離処理とは、複数回行ってもよい。ステップS30に示す撹拌処理によって効率的にステップS28に示すB/F分離を行うことができる。
ステップS30が終了すると、ステップS32に示す分注処理へ移行する。ステップS32では、第3アーム43に形成されたプローブで、酵素23と反応して発光する試薬が反応容器10へ分注され、撹拌部35で撹拌処理後、第3アーム43が反応容器10を撹拌部35から検出機構45へ移送する。検出機構45は、発光試薬の分注によって起こる反応の発光強度を測定する。
次に、撹拌機能を実現する反応容器10及び撹拌機構34の詳細を説明する。図4は反応容器10の正面図、図5は反応容器10のV−V線に沿った断面図である。図4及び図5に示すように、反応容器10は、有底筒状の容器であり、開口端10bと底部10aを有する。底部10aは、例えば曲面で構成される。反応容器10は、例えば、開口端10bから底部10aに向かうに従って、水平断面(長手中心線方向に直交する方向の断面)における外径が小さくなるように構成されている。底部10a側が細いことで、反応容器10の貫通穴62への挿入が容易となる。
反応容器10の外側側面には、第1係止部51が形成されている。第1係止部51は、反応容器10の外側側面の周方向に環状に形成されている。第1係止部51は、例えば反応容器10の外側側面の周方向に連続的に形成されていてもよい。また、第1係止部51は、反応容器10の長手中心線方向に所定の長さを有している。第1係止部51は、例えば反応容器10の中央部から開口端10bへ向けて所定の長さで延在する。
第1係止部51は、反応容器10の径方向外側に向かって突出された第1凸部51aを有する。第1凸部51aは、反応容器10の長手中心線方向に所定の長さを有する。複数の第1凸部51aの間には、第1凹部51bが形成されている。第1凸部51aの水平断面は例えば三角形である。この三角形の先端部の角度は例えば120°〜160°である。なお、第1凸部51aの水平断面は三角形に限られず、円形や多角形であってもよい。また、反応容器10の長手中心線方向における第1凸部51aの両端部は面取りされていてもよい。面取り部51cが形成されることで、反応容器10の貫通穴62への挿入が容易となる。
また、反応容器10は透明であってもよい。つまり、反応容器10は透光性を有する材料から構成されていてもよい。さらに、反応容器10に対して照射する可視光等などの電磁波又は反応容器10内から放出される可視光等の電磁波を透過する反応容器10であってもよい。このように構成することで、反応容器10内の液体の発光強度や吸光度などを測定することができる。
次に撹拌機構34について説明する。図6は、撹拌機構34の斜視図である。図6に示すように、撹拌機構34は、保持部61、支持部71、回転シャフト73及び回転駆動機構74を備えている。保持部61には反応容器10を挿通させるための貫通穴62が形成されている。貫通穴62の面積は、反応容器10の水平断面の面積より大きい。なお、貫通穴62は保持部61に複数形成されてもよい。
図7は保持部61の平面図である。図6,7に示すように、貫通穴62の側面には、第1係止部51と係合する第2係止部63が形成されている。第2係止部63は、貫通穴62の側面の周方向に環状に形成されている。第2係止部63は、例えば反応容器10の貫通穴62の側面の周方向に連続的に形成されていてもよい。また、第2係止部63は、貫通穴62の貫通方向に所定の長さを有している。
第2係止部63は、貫通穴62の径方向内側に向かって突出された第2凸部63aを有する。第2凸部63aは、貫通穴62の貫通方向に所定の長さを有する。なお、第2凸部63aは、貫通穴62の内径が反応容器10の外径よりも小さくならない範囲で突出している。複数の第2凸部63aの間には、第2凹部63bが形成されている。第2凸部63aの水平断面は例えば三角形である。この三角形の先端部の角度は例えば120°〜160°である。なお、第2凸部63aの水平断面は三角形に限られず、円形や多角形であってもよい。また、貫通方向における第2凸部63aの両端部は面取りされていてもよい。面取り部51cが形成されることで、反応容器10の貫通穴62への挿入が容易となる。
支持部71は、反応容器10の底部10aを支持する部材である。支持部71は、保持部61から離間した位置に貫通穴62に対向して配置されている。支持部71の下方には、回転シャフト73が接続されている。回転シャフト73は、回転駆動機構74により回転可能に構成されている。回転シャフト73は、その回転軸L1が貫通穴62の貫通方向に延在する基準軸L2と一致するように配置されている。支持部71は、回転シャフト73の回転によって回転軸L1周りに回転する。また、回転シャフト73は、その回転軸L1が基準軸L2と異なるように配置されていてもよい。
支持部71には、反応容器10の底部10aを受けるための受け部72が形成されている。受け部72は、例えば略円形の溝部である。受け部72は、支持部71上面であって、支持部71と回転シャフト73との接続点から離間した位置に形成されている。すなわち、受け部72は、支持部71上面であって、基準軸L2から離れた位置に形成されている。このように構成することで、反応容器10の長手中心線方向を基準軸L2から傾けた状態で反応容器10を支持することができる。
また、反応容器10の長手中心線方向を基準軸L2から傾けた状態で反応容器10を支持した場合、反応容器10の外側側面の一部が、貫通穴62の側面の一部と接触する。このとき、第1係止部51と第2係止部63とが係止され、反応容器10が保持部61に固定される。この状態で回転駆動機構74によって支持部71が回転することで、反応容器10の撹拌が行われる。
図8は、撹拌機構34の撹拌動作を説明する概要図である。図8の(A)と(B)に示すように、保持部61に形成された貫通穴62に反応容器10を挿通させることで、反応容器10の水平方向への移動が規制される。そして、反応容器10が傾くことで、第1係止部51と第2係止部63とが係合して係止する。
図8の(B)と(C)に示すように、支持部71が回転運動すると、受け部72は、貫通穴62の貫通方向に延在する基準軸L2に垂直な平面上を円運動するように回転する。受け部72の回転により、回転が受け部72から反応容器10の底部10aに与えられ、底部10aは回転軸と垂直な平面上を円運動する。反応容器10の底部10aが回転することにより、第1係止部51と第2係止部63とが係止しながら、反応容器10が貫通穴62の外縁に沿って回転し、反応容器10の長手中心線Mが、貫通穴62の貫通方向に延在する回転軸L1に対して、長手中心線Mの両端が円を描くような、回転運動(スリコギ運動)をする。
このように、第1係止部51と第2係止部63とが係止した状態でスリコギ運動をするため、回転運動に伴って反応容器10が貫通穴62の挿通方向とは逆の方向に向かって移動しようとする動きを抑制することができる。このため、押え部材等を用いることなく、反応容器10が貫通穴62からの飛び出しを抑制することができる。よって、反応容器10は貫通穴62を飛び出ることなく、反応容器10内の液体を撹拌することが可能となる。
また、スリコギ運動時において第1係止部51と第2係止部63とが強く係止すると、スリコギ運動が不連続となったり、ガタツキが発生したりする場合がある。この場合、スリコギ運動の不連続性又はガタツキに起因して反応容器10内の液体があふれ出たり、泡立ったりする場合がある。これに対して、第1実施形態に係る撹拌機構34によれば、第1凸部51a及び第2凸部63aの水平断面が三角形であるため、回転時において両者を滑らかに係合させることができる。したがって、液漏れや泡立ちの少ない撹拌を実現することができる。
また、第1実施形態に係る撹拌機構34は、撹拌のための抑え部材、撹拌棒、撹拌羽根、マグネチックスターラー(Magnetic stirrer)における撹拌子等、反応容器10間で共用する部材を用いることなく構成されるため、撹拌時におけるコンタミネーションが起きる恐れがなくなる。このため、高い精度が求められる測定においても、簡易な構成で反応容器10内の液体を適切に撹拌することが可能となる。
さらに、第1実施形態に係る撹拌機構34によれば、超音波等を用いることなく反応容器10内の液体を撹拌することができるため、超音波による試薬等又は試料等に対する熱や機械的な振動によるダメージを防ぐことができる。よって、撹拌機構34は、超音波により構造が変化しやすい物質を用いた撹拌に用いることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る測定装置1は、第1実施形態に係る測定装置1とほぼ同様に構成され、複数の反応容器10を同時に処理する機構を備える点が相違する。すなわち、第2実施形態に係る撹拌機構34は、第1実施形態に係る撹拌機構34とほぼ同様に構成され、複数の反応容器10を同時に処理する機構を備える点が相違する。以下では説明理解の容易性を考慮して、第1実施形態に係る測定装置1と重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図9は、第2実施形態に係る撹拌機構34が備える保持部91の平面図である。図9に示すように、保持部91には、反応容器10を挿通させるための貫通穴92が複数形成されている。第2実施形態における貫通穴92は、第1実施形態における貫通穴62と同一である。貫通穴92の側面には、第1係止部51と係止する第2係止部93が形成されている。第2実施形態における第2係止部93は、第1実施形態における第2係止部63と同一である。
保持部91に形成される複数の貫通穴92は、例えばBFテーブル36の容器挿入穴の間隔及び並びに対応して形成されている。例えば、複数の貫通穴92は、BFテーブル36の容器挿入穴の形成位置を結ぶ円の円弧上に対応して形成されている。このように、反応容器10を保持する穴の位置関係を共通化しておくことで、複数の反応容器10のそれぞれの位置関係を調整することなく、複数の反応容器10をBFテーブル36へ、又は撹拌機構34へ迅速に配置させることができる。
図10は、第2実施形態に係る撹拌機構34の斜視図である。図10に示すように、支持部101は、反応容器10を受けるための受け部102が貫通穴92の個数に対応して複数形成されている。第2実施形態における受け部102は第1実施形態における受け部72と同一である。支持部101に形成される複数の受け部102は、貫通穴92と対応した位置に形成される。
また、支持部101は、回転シャフト103を介して、偏心回転駆動機構104と接続している。偏心回転駆動機構104は、支持部101を保持部91に対して相対的に移動させる。偏心回転駆動機構104は、例えば、モーターやカムなど、支持部101を保持部91に対して相対的に移動させるための機構を備える。
次に、第2実施形態に係る撹拌機構34の動作を説明する。図11は、第2実施形態に係る撹拌機構34の動作を示す概略図である。以下では説明理解の容易性を考慮して、第1実施形態に係る撹拌機構34と重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図11の(A)で示すように、保持部91に形成された複数の貫通穴92に複数の反応容器10をそれぞれ挿通した場合、反応容器10は貫通穴92により水平方向への移動が規制される。受け部102は、挿通した反応容器10の底部10aそれぞれを傾けて支持する。
図11の(B)を用いて、第2実施形態に係る撹拌機構34における反応容器10の回転運動について説明する。偏心回転駆動機構104により、支持部101を支持部101の中心軸L´を回転軸として偏心回転させると、保持部91に挿通された複数の反応容器10は、第1係止部51と第2係止部93が係止しながら、反応容器10が貫通穴92の外縁に沿って回転し、反応容器10の長手中心線M´が、貫通穴92の貫通方向に延在する回転軸L´に対して、長手中心線M´の両端が円を描くような、回転運動(スリコギ運動)をする。ここで、支持部101の中心軸L´は、重心軸であってもよい。
以上、第2実施形態に係る撹拌機構34及び測定装置1によれば、第1係止部51と第2係止部93とが係止した状態でスリコギ運動をするため、回転運動に伴って複数の反応容器10が貫通穴92の挿通方向とは逆の方向に向かって移動しようとする動きを抑制することができる。また、複数の反応容器内を一度に配置し、複数の反応容器内の液体を一度に撹拌することができる。さらに、1つの反応容器10に対して1つの支持部71を用意してスリコギ運動させる場合に比べ、反応容器10の自転方向への回転を抑制することができるため、泡立ちの少ない撹拌を実現することが可能となる。
なお、第2実施形態は、単体の反応容器10に対して本実施形態の撹拌機構を用いた場合においても、同様の効果を奏することができる。
上述したように、本実施形態に係る撹拌機構及び測定装置によれば、押え部材等を用いず反応容器10内の液体を撹拌できるため、押え部材等を設計する必要がなく、撹拌機構を簡易な構成により実現することができる。よって、反応容器10の撹拌機構34への搬送及び配置動作が容易となる。
上述した実施形態は、本発明に係る撹拌機構及び測定装置の一例を示すものであり、実施形態に係る機構及び装置に限られるものではなく、変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、磁性粒子に固定化させる対象は抗原としたが、この対象は抗体であってもよく、試料によって任意であってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、開口端10bを有する反応容器10を用いて説明したが、反応容器10は蓋を有してもよく、測定装置1で用いる反応容器10は試薬又は試料に対応した任意の反応容器10であっても、撹拌機構34を実現することができる。
また、上述した実施形態では、第1係止部51は反応容器10の中央部から開口端10bへ向けて所定の長さで延在するとしたが、第1係止部51は中央部から底部10a側へ向けて所定の長さで延在するとした場合であっても、撹拌機構34を実現することができる。
また、上述した実施形態では、複数の貫通穴92は、BFテーブル36の容器挿入穴の形成位置を結ぶ円の円弧上に対応して形成されている場合を説明したが、形成された複数の貫通穴92は、円弧上に並ぶように均一に形成されてもよい。この場合、形成された複数の受け部102それぞれの円弧上での間隔は、均一でなくてもよい。さらに、形成される貫通穴92の数は、1つ以上でよく、貫通穴92の個数は限定されない。このように構成した場合であっても、撹拌機構34を実現することができる。
また、上述した実施形態では、受け部72が、貫通穴62の貫通方向に延在する基準軸から離れた支持部71上に形成されている場合を説明したが、受け部72が貫通穴62の貫通方向に延在する基準軸上の支持部71上に形成されている場合であっても、反応容器10の底部10aが基準軸まわりに回転することにより、簡易な構成で反応容器10内の液体を適切に撹拌することが可能となる。
さらに、上述した実施形態では、第1係止部51と第2係止部63とが共に凹凸部を有する例を説明したが、第1係止部51及び第2係止部63の少なくとも一方が凸部を有すればよい。すなわち、第1係止部51が第1凸部51aを有する場合には、第2係止部63は第2凸部63a又は第2凹部63bを有すればよく、第2係止部63が第2凸部63aを有する場合には、第1係止部51は第1凸部51a又は第1凹部51bを有すればよい。
1…測定装置、10…反応容器、34…撹拌機構、51…第1係止部、51a…第1凸部、51b…第1凹部、61…保持部、62…貫通穴、63…第2係止部、63a…第2凸部、63b…第2凹部、71…支持部、73…回転シャフト(回転機構)、74…回転駆動機構(回転機構)、91…保持部、92…貫通穴、103…回転シャフト(回転機構)、104…回転駆動機構(回転機構)。

Claims (8)

  1. 有底筒状の反応容器内の溶液を撹拌する撹拌機構であって、
    前記反応容器を挿通させるための貫通穴が形成された保持部と、
    前記保持部から離間した位置に前記貫通穴に対向して配置され、前記貫通穴に挿通された前記反応容器の底部を支持する支持部と、
    前記貫通穴の貫通方向に延在する基準軸を中心として回転する円運動を前記反応容器の底部に与えるように前記支持部を回転運動させる回転機構と、
    を備え、
    前記反応容器の外側側面には第1係止部が形成され、
    前記貫通穴の側面には、前記第1係止部と係止する第2係止部が形成され、
    前記第1係止部が、前記反応容器の外側側面の全周に連続的に形成された第1凸部及び第1凹部を有し、
    前記第2係止部が、前記貫通穴の側面の全周に連続的に形成された第2凸部及び第2凹部を有し、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記反応容器が傾いたときに前記反応容器の外側側面の一部が前記貫通穴の側面の一部と接触することにより、係合する、
    撹拌機構。
  2. 前記反応容器の長手中心線方向に直交する方向の前記第1凸部の断面、又は、前記貫通穴の貫通方向に直交する方向の前記第2凸部の断面が、三角形である請求項1に記載の撹拌機構。
  3. 記反応容器の長手中心線方向に直交する方向前記第1凸部の断面、及び、前記貫通穴の貫通方向に直交する方向前記第2凸部の断面が、三角形である請求項1に記載の撹拌機構。
  4. 前記支持部は、前記基準軸から離間した位置で前記反応容器の底部を支持し、
    前記回転機構は、前記基準軸を回転軸として前記支持部を回転させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の撹拌機構。
  5. 前記支持部は、前記反応容器の底部を支持し、
    前記回転機構は、前記支持部を前記保持部に対して相対的に移動させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の撹拌機構。
  6. 前記保持部には、複数の前記貫通穴が形成され、
    前記支持部は、複数の前記貫通穴に挿通された前記反応容器の底部それぞれを支持する請求項5に記載の撹拌機構。
  7. 前記反応容器が透明である請求項1〜6のいずれか一項に記載の撹拌機構。
  8. 有底筒状の反応容器内の溶液を撹拌する撹拌機構を備える測定装置であって、
    前記撹拌機構は、
    前記反応容器を挿通させるための貫通穴が形成された保持部と、
    前記保持部から離間した位置に前記貫通穴に対向して配置され、前記貫通穴に挿通された前記反応容器の底部を支持する支持部と、
    前記貫通穴の貫通方向に延在する基準軸を中心として回転する円運動を前記反応容器の底部に与えるように前記支持部を回転運動させる回転機構と、
    を備え、
    前記反応容器の外側側面には第1係止部が形成され、
    前記貫通穴の側面には、前記第1係止部と係止する第2係止部が形成され、
    前記第1係止部が、前記反応容器の外側側面の全周に連続的に形成された第1凸部及び第1凹部を有し、
    前記第2係止部が、前記貫通穴の側面の全周に連続的に形成された第2凸部及び第2凹部を有し、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記反応容器が傾いたときに前記反応容器の外側側面の一部が前記貫通穴の側面の一部と接触することにより、係合する、
    測定装置。
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