JP6173106B2 - 周波数検出器 - Google Patents

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Description

この発明は、入力信号の周波数を検出する周波数検出器に関するものである。
図11は以下の特許文献1に開示されている周波数検出器を示す構成図である。
パルス発生回路102は、入力端子101から周波数測定対象の信号が入力されると、
その入力信号の1周期の時間Tに応じたオン時間TONのパルス信号を出力する。
入力信号の1周期の時間Tと、パルス信号のオン時間TONとの関係は、下記の式(
1)で表される。
ON=T×N (1)
式(1)において、Nはパルス発生回路102における所定の係数である。
充電回路103のスイッチ105は、パルス発生回路102から出力されるパルス信号
がオン時間TONの間だけオン状態になる。
充電回路103のスイッチ105がオン状態になると、定電流源104とキャパシタ1
06とが接続され、定電流源104から出力される定電流Iがキャパシタ106に充電さ
れる。
このとき、出力端子107から出力される電圧Vは、下記の式(2)で表される。

Figure 0006173106
式(2)において、Cはキャパシタ106の静電容量を示し、fは入力信号の周波数を
示している。
定電流源104から出力される定電流I、パルス発生回路102の係数N及びキャパシ
タ106の静電容量Cは既知であるため、出力端子107から出力される電圧Vを計測
することにより、入力信号の周波数fを算出することができる。
なお、図11の周波数検出器で検出可能な入力信号の周波数fの分解能Δfは、パルス
信号のオン時間TONの時間分解能Δtで制限される。
パルス信号のオン時間TONの時間分解能Δtと周波数fの分解能Δfの関係は、下記
の式(3)のように表されるため、周波数fの分解能Δfは、下記の式(4)で与えられ
る。

Figure 0006173106

Figure 0006173106
特開2012-112873号公報(段落番号[0005]から[0009]、図13)
従来の周波数検出器は以上のように構成されているので、入力信号の周波数fの二乗に
比例して周波数分解能Δfが劣化する。このため、広帯域な周波数の検出が困難である課
題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、広帯域な周波数の検出
を行うことができる周波数検出器を得ることを目的とする。
この発明に係る周波数検出器は、周波数測定期間内に入力された周波数測定対象の信号の最初のエッジを検出し、そのエッジに同期して第1のトリガ信号を出力するとともに、周波数測定対象の信号のエッジを検出する毎に、そのエッジに同期して第2のトリガ信号を出力するトリガ信号生成手段と、トリガ信号生成手段から第1のトリガ信号が出力された時刻から、トリガ信号生成手段から周波数測定期間内で第2のトリガ信号が最後に出力された時刻までの時間を測定する時間測定手段と、トリガ信号生成手段から第2のトリガ信号が出力された回数を計数する回数計数手段と時間測定手段により測定された時間と回数計数手段により計数された回数から、周波数測定対象の信号の周波数を演算する周波数演算手段とを備え、周波数演算手段は、時刻差測定手段により時刻差が測定される毎に、当該時刻差を積算するとともに、回数計数手段により回数が計数される毎に、当該回数を積算し、時刻差の積算結果と回数の積算結果から、周波数測定対象の信号の周波数を演算するようにしたものである。
この発明によれば、トリガ信号生成手段から第1のトリガ信号が出力された時刻から、
トリガ信号生成手段から周波数測定期間内で第2のトリガ信号が最後に出力された時刻ま
での時間を測定する時間測定手段と、トリガ信号生成手段から第2のトリガ信号が出力さ
れた回数を計数する回数計数手段とを設け、周波数演算手段が、時間測定手段により測定
された時間と回数計数手段により計数された回数から、周波数測定対象の信号の周波数を
演算するように構成したので、広帯域な周波数の検出を行うことができる効果がある。
この発明の実施の形態1による周波数検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2による周波数検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3による周波数検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態4による周波数検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイミングチャートである。 特許文献1に開示されている周波数検出器を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による周波数検出器を示す構成図である。
図1において、入力端子1は周波数測定対象の信号(以下、「周波数測定対象信号」と
称する)を入力する端子である。
入力端子2は周波数測定期間を示す信号(以下、「周波数測定期間特定信号」と称する
)を入力する端子である。
トリガ信号発生回路3は入力端子2から入力された周波数測定期間特定信号の信号レベ
ルがHIGHである期間(周波数測定期間)中、入力端子1から入力された周波数測定対
象信号の立ち上がりエッジを繰り返し検出する処理を実施する。
また、トリガ信号発生回路3は周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出す
ると、その立ち上がりエッジに同期してSTART信号(第1のトリガ信号)を出力する
とともに、その周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを検出する毎に、その立ち上がり
エッジに同期してSTOP信号(第2のトリガ信号)を出力する処理を実施する。なお、
トリガ信号発生回路3はトリガ信号生成手段を構成している。
時間測定回路4はトリガ信号発生回路3からSTART信号が出力された時刻から、ト
リガ信号発生回路3から周波数測定期間内でSTOP信号が最後に出力された時刻までの
時間Tを測定する処理を実施する。なお、時間測定回路4は時間測定手段を構成している

カウンタ5はトリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力された回数(周波数測定対
象信号の立ち上がりエッジの数)をカウントし、そのカウント値N1(周波数測定期間に
おける周波数測定対象信号の周期の数)を出力する処理を実施する。なお、カウンタ5は
回数計数手段を構成している。
周波数演算回路6は時間測定回路4により測定された時間Tとカウンタ5から出力され
たカウント値N1を用いて、周波数測定対象信号の周波数fを演算する処理を実施する。
なお、周波数演算回路6は周波数演算手段を構成している。
出力端子7は周波数演算回路6により演算された周波数測定対象信号の周波数fを出力
する端子である。
図2はこの発明の実施の形態1による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイ
ミングチャートである。
次に動作について説明する。
入力端子1から周波数測定対象信号が入力され、入力端子2から周波数測定期間特定信
号が入力される。
この実施の形態1では、図2に示すように、周波数測定期間特定信号の信号レベルがH
IGHである期間(周波数測定期間)がTSであるものとする。
トリガ信号発生回路3は、入力端子2から入力された周波数測定期間特定信号の信号レ
ベルがHIGHである期間(周波数測定期間)中、入力端子1から入力された周波数測定
対象信号の立ち上がりエッジを繰り返し検出する。
トリガ信号発生回路3は、周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出すると
、その立ち上がりエッジに同期してSTART信号を時間測定回路4に出力する。
また、トリガ信号発生回路3は、その周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを検出す
る毎に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を時間測定回路4及びカウンタ5
に出力する。
時間測定回路4は、Δtの時間分解能で時間を測定する機能を備えており、トリガ信号
発生回路3からSTART信号が出力された時刻Tから、トリガ信号発生回路3から周
波数測定期間内でSTOP信号が最後に出力された時刻Tまでの時間Tを測定し、その
測定時間Tを周波数演算回路6に出力する。
T=T−T (5)
カウンタ5は、トリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力される毎に、カウント値
N1(カウント値N1の初期値は0)をインクリメントし、そのカウント値N1(周波数
測定期間における周波数測定対象信号の周期の数)を周波数演算回路6に出力する。
ここで、時間測定回路4の時間分解能がΔtであるため、カウンタ5から出力されるカ
ウント値N1を用いて、時間測定回路4により測定された時間Tを表すと、下記の式(6
)のようになる。
T=T−T=TF・N1+Δt (6)
式(6)において、Tは周波数測定対象信号の1周期の時間である。
周波数演算回路6は、下記の式(7)に示すように、時間測定回路4により測定された
時間Tとカウンタ5から出力されたカウント値N1を用いて、周波数測定対象信号の周波
数fを演算する。

Figure 0006173106

Figure 0006173106
式(8)より、時間測定回路4の時間分解能Δtは、1/N1だけ向上する。
また、時間分解能Δtと周波数分解能Δfの関係は、下記の式(9)のように表される
ため、周波数分解能Δfは、下記の式(10)で与えられる。

Figure 0006173106

Figure 0006173106

この実施の形態1によれば、上記の式(4)と式(10)を比較すると明らかなように
、周波数分解能ΔfがN1だけ向上する。
なお、カウンタ5のカウント値N1は、下記の式(11)に示すように、周波数測定期
間特定信号の信号レベルがHIGHである期間である周波数測定期間TSと、周波数測定
対象信号の周波数fとを用いて、表すことができる。
N1=TS・f (11)
このため、式(10)の周波数分解能Δfは、下記の式(12)のように表すことがで
きる。

Figure 0006173106
式(12)より、周波数分解能Δfは、周波数測定対象信号の周波数fに比例して劣化
することになる。
しかし、従来の周波数検出器では、周波数fの二乗に比例して周波数分解能Δfが劣化
するので(式(4)を参照)、この実施の形態1の周波数検出器では、従来の周波数検出
器と比較して、周波数分解能Δfの劣化が抑えられるようになり、広帯域な周波数の検出
が可能になる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、トリガ信号発生回路3からSTA
RT信号が出力された時刻Tから、トリガ信号発生回路3から周波数測定期間内でST
OP信号が最後に出力された時刻Tまでの時間T(=TF・N1+Δt)を測定する時
間測定回路4と、トリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力された回数(=立ち上が
りエッジの数)をカウントし、そのカウント値N1を出力するカウンタ5とを設け、周波
数演算回路6が、時間測定回路4により測定された時間Tとカウンタ5から出力されたカ
ウント値N1を用いて、周波数測定対象信号の周波数fを演算するように構成したので、
周波数分解能Δfの劣化を抑えて、広帯域な周波数fの検出を行うことができる効果を奏
する。
この実施の形態1では、トリガ信号発生回路3が、入力端子2から入力された周波数測
定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間中、入力端子1から入力された周波数
測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出し、その立ち上がりエッジに同期してST
ART信号を出力するとともに、その周波数測定対象の信号の立ち上がりエッジを検出す
る毎に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を出力するものを示したが、図3
に示すように、トリガ信号発生回路3が、入力端子2から入力された周波数測定期間特定
信号の信号レベルがHIGHである期間中、入力端子1から入力された周波数測定対象信
号の最初の立ち下がりエッジを検出し、その立ち下がりエッジに同期してSTART信号
を出力するとともに、その周波数測定対象の信号の立ち下がりエッジを検出する毎に、そ
の立ち下がりエッジに同期してSTOP信号を出力するようにしてもよく、同様の効果を
奏することができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による周波数検出器を示す構成図であり、図4において
、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
図4では、図1のトリガ発生回路3の具体的な構成を図示しており、時間測定回路4と
して、時間分解能ΔtのTDC(Time To Digital Converter
)を用いている。
論理積素子11は入力端子1から入力された周波数測定対象信号と入力端子2から入力
された周波数測定期間特定信号の論理積を算出し、その算出結果である論理積信号をリミ
ッタアンプ12に出力する処理を実施する。
リミッタアンプ12は論理積素子11から出力された論理積信号の上限及び下限をリミ
ットし、信号レベルが所定範囲内の論理積信号を出力する処理を実施する。
D−FF13は立ち上がりエッジ型のフリップフロップであり、D−FF13のデータ
入力には電源VDDが接続されている。
D−FF13はリミッタアンプ12から最初に出力された論理積信号の立ち上がりエッ
ジと同期してSTART信号を時間測定回路4に出力する処理を実施する。
なお、リミッタアンプ12から出力される論理積信号は、STOP信号として、時間測
定回路4及びカウンタ5に出力される。
図5はこの発明の実施の形態2による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイ
ミングチャートである。
次に動作について説明する。
入力端子1から周波数測定対象信号が入力され、入力端子2から周波数測定期間特定信
号が入力される。
この実施の形態2では、図5に示すように、周波数測定期間特定信号の信号レベルがH
IGHである期間(周波数測定期間)がTSであるものとする。
トリガ信号発生回路3は、上記実施の形態1と同様に、入力端子2から入力された周波
数測定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間(周波数測定期間)中、入力端子
1から入力された周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを繰り返し検出する。
トリガ信号発生回路3は、周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出すると
、上記実施の形態1と同様に、その立ち上がりエッジに同期してSTART信号を時間測
定回路4に出力するとともに、その周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを検出する毎
に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を時間測定回路4及びカウンタ5に出
力する。
即ち、トリガ信号発生回路3の論理積素子11は、入力端子1から入力された周波数測
定対象信号と、入力端子2から入力された周波数測定期間特定信号との論理積を算出し、
その算出結果である論理積信号をリミッタアンプ12に出力する。
トリガ信号発生回路3のリミッタアンプ12は、論理積素子11から論理積信号を受け
ると、その論理積信号の上限及び下限をリミットし、信号レベルが所定範囲内の論理積信
号をD−FF13に出力する。
トリガ信号発生回路3のD−FF13は、リミッタアンプ12から論理積信号が繰り返
し出力されるが、最初の論理積信号を受けた時点で、その論理積信号の立ち上がりエッジ
に同期してSTART信号を時間測定回路4に出力する。
なお、リミッタアンプ12から出力される論理積信号は、STOP信号として、時間測
定回路4及びカウンタ5に出力される。
時間測定回路4は、上記実施の形態1と同様に、トリガ信号発生回路3からSTART
信号が出力された時刻Tから、トリガ信号発生回路3から周波数測定期間内でSTOP
信号が最後に出力された時刻Tまでの時間Tを測定し、その測定時間Tを周波数演算回
路6に出力する。
ただし、この実施の形態2では、説明の便宜上、START信号が出力された時刻T
から、STOP信号が最後に出力された時刻Tまでの時間Tを分解能ΔTで計測するも
のとする。
図5のタイミングチャートでは、カウンタ5のカウント値N1が4のときに、時刻T
に到達する例を示しており、この例では、式(8)より、時間分解能がΔt/4になる。
周波数演算回路6は、上記実施の形態1と同様に、時間測定回路4により測定された時
間Tと、カウンタ5から出力されたカウント値N1(=4)とを式(7)に代入して、周
波数測定対象信号の周波数fを演算する。
このように、トリガ信号発生回路3と時間測定回路4とカウンタ5を設け、周波数測定
期間中、入力端子1から入力された周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジと、最
後の立ち上がりエッジとの間の時間Tを測定するとともに、そのエッジ数を計数し、その
時間Tとエッジ数を用いて、周波数測定対象信号の周波数fを演算するように構成したの
で、従来の周波数検出器と比較して、高精度な周波数の検出が可能になる。また、周波数
変化に対しても、従来の周波数検出器と比較して、周波数分解能の劣化度が減少するため
、広帯域な周波数測定が可能になる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3による周波数検出器を示す構成図であり、図6において
、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
時刻差測定回路8はトリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力される毎に、トリガ
信号発生回路3からSTART信号が出力された時刻と当該STOP信号が出力された時
刻との時刻差Tdifを測定する処理を実施する。なお、時刻差測定回路8は時刻差測定
手段を構成している。
周波数演算回路9は時刻差測定回路8により測定されたTdifとカウンタ5から出力
されたカウント値N1を用いて、周波数測定対象信号の周波数fを演算する処理を実施す
る。なお、周波数演算回路9は周波数演算手段を構成している。
図7はこの発明の実施の形態3による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタイ
ミングチャートである。
次に動作について説明する。
入力端子1から周波数測定対象信号が入力され、入力端子2から周波数測定期間特定信
号が入力される。
この実施の形態3では、図7に示すように、周波数測定期間特定信号の信号レベルがH
IGHである期間(周波数測定期間)がTSであるものとする。
トリガ信号発生回路3は、上記実施の形態1と同様に、入力端子2から入力された周波
数測定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間(周波数測定期間)中、入力端子
1から入力された周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを繰り返し検出する。
トリガ信号発生回路3は、周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出すると
、上記実施の形態1と同様に、その立ち上がりエッジに同期してSTART信号を時刻差
測定回路8に出力する。
また、トリガ信号発生回路3は、上記実施の形態1と同様に、その周波数測定対象信号
の立ち上がりエッジを検出する毎に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を時
刻差測定回路8及びカウンタ5に出力する。
時刻差測定回路8は、トリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力される毎に、図7
に示すように、トリガ信号発生回路3からSTART信号が出力された時刻と当該STO
P信号が出力された時刻との時刻差Tdifを測定し、その時刻差Tdifを周波数演算
回路9に出力する。
図7の例では、STOP信号が出力される毎に、時刻差Tdifとして、TF,TF×
2,・・,TF×(N1−1),TF×N1を測定するが、時刻差測定回路8の測定結果
は、時間分解能Δtに依存する誤差を含んでいる。
このため、1個目のSTOP信号が出力されたタイミングで時刻差測定回路8により測
定された時刻差Tdifは(TF+ΔT)、2個目のSTOP信号が出力されたタイミン
グで時刻差測定回路8により測定された時刻差Tdifは(2TF+ΔT)、(N1−1
)個目のSTOP信号が出力されたタイミングで時刻差測定回路8により測定された時刻
差Tdifは((N1−1)・TF+ΔT)、N1個目のSTOP信号が出力されたタイ
ミングで時刻差測定回路8により測定された時刻差Tdifは(N1・TF+ΔT)とな
る。
ただし、ΔTはそれぞれの測定で無相関であるものとする。
カウンタ5は、上記実施の形態1と同様に、トリガ信号発生回路3からSTOP信号が
出力される毎に、カウント値N1(カウント値N1の初期値は0)をインクリメントし、
そのカウント値N1(周波数測定期間における周波数測定対象信号の周期の数)を周波数
演算回路9に出力する。
なお、1個目のSTOP信号が出力されたタイミングでカウンタ5から出力されるカウ
ント値N1は1、2個目のSTOP信号が出力されたタイミングでカウンタ5から出力さ
れるカウント値N1は2、(N1−1)個目のSTOP信号が出力されたタイミングでカ
ウンタ5から出力されるカウント値N1は(N1−1)、N1個目のSTOP信号が出力
されたタイミングでカウンタ5から出力されるカウント値N1はN1となる。
周波数演算回路9は、時刻差測定回路8から出力された全ての時刻差Tdif((TF
+ΔT),(2TF+ΔT),・・・,((N1−1)・TF+ΔT),(N1・TF+
ΔT))を積算するとともに、カウンタ5から出力された全てのカウント値(1,2,・
・・,N1−1,N1)を積算し、下記の式(13)に示すように、全ての時刻差Tdi
の積算結果と、全てのカウント値の積算結果とを用いて、周波数測定対象信号の周波数
fを演算する。

Figure 0006173106
式(13)より、時間分解能及び周波数分解能を2/(N11/2(N1+1))だけ
向上させることが可能になる。
なお、カウンタ5のカウント値N1は、式(11)に示すように、周波数測定期間特定
信号の信号レベルがHIGHである周波数測定期間TSと、周波数測定対象信号の周波数
fとを用いて表すことができるため、周波数分解能Δfは、下記の式(14)のように表
すことができる。

Figure 0006173106
式(14)より、周波数分解能Δfは、周波数測定対象信号の周波数fの平方根に比例
して劣化することになる。
しかし、従来の周波数検出器では、周波数fの二乗に比例して周波数分解能Δfが劣化
するので(式(4)を参照)、この実施の形態3の周波数検出器では、従来の周波数検出
器と比較して、周波数分解能Δfの劣化が抑えられるようになり、広帯域な周波数の検出
が可能になる。
なお、上記実施の形態1,2では、周波数測定対象信号の周波数fに比例して周波数分
解能が劣化するため、上記実施の形態1,2よりも更に周波数分解能Δfの劣化を抑える
ことができる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、トリガ信号発生回路3からSTO
P信号が出力される毎に、トリガ信号発生回路3からSTART信号が出力された時刻と
当該STOP信号が出力された時刻との時刻差Tdifを測定する時刻差測定回路8と、
トリガ信号発生回路3からSTOP信号が出力された回数(=立ち上がりエッジの数)を
カウントし、そのカウント値N1を出力するカウンタ5とを設け、周波数演算回路9が、
時刻差測定回路8により測定されたTdifとカウンタ5から出力されたカウント値N1
を用いて、周波数測定対象信号の周波数fを演算するように構成したので、周波数分解能
Δfの劣化を抑えて、広帯域な周波数fの検出を行うことができる効果を奏する。
この実施の形態3では、トリガ信号発生回路3が、入力端子2から入力された周波数測
定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間中、入力端子1から入力された周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出し、その立
ち上がりエッジに同期してSTART信号を出力するとともに、その周波数測定対象の信
号の立ち上がりエッジを検出する毎に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を
出力するものを示したが、図8に示すように、トリガ信号発生回路3が、入力端子2から
入力された周波数測定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間中、入力端子1か
ら入力された周波数測定対象信号の最初の立ち下がりエッジを検出し、その立ち下がりエ
ッジに同期してSTART信号を出力するとともに、その周波数測定対象の信号の立ち下
がりエッジを検出する毎に、その立ち下がりエッジに同期してSTOP信号を出力するよ
うにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4による周波数検出器を示す構成図であり、図9において
、図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
図9では、図6のトリガ発生回路3の具体的な構成を図示しており、時刻差測定回路8
として、時間分解能ΔtのTDC(Time To Digital Converte
r)を用いている。
図10はこの発明の実施の形態4による周波数検出器で取り扱われる各種信号を示すタ
イミングチャートである。
次に動作について説明する。
入力端子1から周波数測定対象信号が入力され、入力端子2から周波数測定期間特定信
号が入力される。
この実施の形態4では、図10に示すように、周波数測定期間特定信号の信号レベルが
HIGHである期間(周波数測定期間)がTSであるものとする。
トリガ信号発生回路3は、上記実施の形態3と同様に、入力端子2から入力された周波
数測定期間特定信号の信号レベルがHIGHである期間(周波数測定期間)中、入力端子
1から入力された周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを繰り返し検出する。
トリガ信号発生回路3は、周波数測定対象信号の最初の立ち上がりエッジを検出すると
、上記実施の形態3と同様に、その立ち上がりエッジに同期してSTART信号を時刻差
測定回路8に出力するとともに、その周波数測定対象信号の立ち上がりエッジを検出する
毎に、その立ち上がりエッジに同期してSTOP信号を時刻差測定回路8及びカウンタ5
に出力する。
即ち、トリガ信号発生回路3の論理積素子11は、入力端子1から入力された周波数測
定対象信号と、入力端子2から入力された周波数測定期間特定信号との論理積を算出し、
その算出結果である論理積信号をリミッタアンプ12に出力する。
トリガ信号発生回路3のリミッタアンプ12は、論理積素子11から論理積信号を受け
ると、その論理積信号の上限及び下限をリミットし、信号レベルが所定範囲内の論理積信
号をD−FF13に出力する。
トリガ信号発生回路3のD−FF13は、リミッタアンプ12から論理積信号が繰り返
し出力されるが、最初の論理積信号を受けた時点で、その論理積信号の立ち上がりエッジ
に同期してSTART信号を時刻差測定回路8に出力する。
なお、リミッタアンプ12から出力される論理積信号は、STOP信号として、時刻差
測定回路8及びカウンタ5に出力される。
時刻差測定回路8は、上記実施の形態3と同様に、トリガ信号発生回路3からSTOP
信号が出力される毎に、図10に示すように、トリガ信号発生回路3からSTART信号
が出力された時刻と当該STOP信号が出力された時刻との時刻差Tdifを測定し、そ
の時刻差Tdifを周波数演算回路9に出力する。
図10のタイミングチャートでは、カウンタ5のカウント値N1が4のときに、時刻T
に到達する例を示しており、この例では、式(8)より、時間分解能がΔt/4になる
周波数演算回路9は、上記実施の形態3と同様に、時刻差測定回路8により測定された
時刻差Tdifと、カウンタ5から出力されたカウント値N1とを式(13)に代入して
、周波数測定対象信号の周波数fを演算する。
この実施の形態4によれば、従来の周波数検出器と比較して、高精度な周波数の検出が
可能になる。また、周波数変化に対しても、従来の周波数検出器と比較して、周波数分解
能の劣化度が減少するため、広帯域な周波数測定が可能になる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、ある
いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要
素の省略が可能である。
1,2 入力端子、3 トリガ信号発生回路(トリガ信号生成手段)、4 時間測定回
路(時間測定手段)、5 カウンタ(回数計数手段)、6 周波数演算回路(周波数演算
手段)、7 出力端子、8 時刻差測定回路(時刻差測定手段)、9 周波数演算回路(
周波数演算手段)、11 論理積素子、12 リミッタアンプ、13 D−FF、101
入力端子、102 パルス発生回路、103 充電回路、104 定電流源、105
スイッチ、106 キャパシタ、107 出力端子。

Claims (1)

  1. 周波数測定期間内に入力された周波数測定対象の信号の最初のエッジを検出し、前記最初のエッジに同期して第1のトリガ信号を出力するとともに、前記周波数測定対象の信号のエッジを検出する毎に、前記エッジに同期して第2のトリガ信号を出力するトリガ信号生成手段と、
    前記トリガ信号生成手段から第2のトリガ信号が出力される毎に、前記トリガ信号生成手段から第1のトリガ信号が出力された時刻と前記第2のトリガ信号が出力された時刻との時刻差を測定する時刻差測定手段と、
    前記トリガ信号生成手段から第2のトリガ信号が出力された回数を計数する回数計数手段と、
    前記時刻差測定手段により測定された時刻差と前記回数計数手段により計数された回数から、前記周波数測定対象の信号の周波数を演算する周波数演算手段と
    を備え
    前記周波数演算手段は、前記時刻差測定手段により時刻差が測定される毎に、当該時刻差を積算するとともに、前記回数計数手段により回数が計数される毎に、当該回数を積算し、前記時刻差の積算結果と前記回数の積算結果から、前記周波数測定対象の信号の周波数を演算することを特徴とする周波数検出器。
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