JP6172922B2 - 埋込型照明器具 - Google Patents
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Description
板状の部材の部材下面から部材上面の方向に貫通する貫通穴に埋め込まれ、前記部材に取り付けられる埋込型照明器具において、
器具本体と、
折曲部で折り曲げられて略V字形状をなし、前記器具本体を前記部材に弾性力によって取り付ける取付バネと
を備え、
前記器具本体は、
光源が収納され、前記光源の周囲を取り囲む側面をなすと共に前記貫通穴に前記部材下面から前記部材上面の方向に埋め込まれる側部と、
前記部材下面から前記部材上面の方向に埋め込まれる前記側部の前記部材下面の側の端部の外周の少なくとも一部に形成された板状のフランジ部であって、前記側部が前記貫通穴に前埋め込まれた状態において、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁を含んで前記貫通穴の前記部材下面と当接する前記部材上面側の面であるフランジ部上面と、
前記フランジ部上面に対して、前記部材下面側の面であるフランジ部下面と
を有するフランジ部と、
前記側部が前記貫通穴に埋め込まれた状態において、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁に沿うと共に前記貫通穴である開口の側の前記フランジ部上面から前記フランジ部下面の方向に凹む凹みが形成され、前記凹みに前記取付バネの前記折曲部を収める溝部と
を備えたことを特徴とする。
図1〜図8を参照して実施の形態1の埋込型照明器具1000を説明する。図1は埋込型照明器具1000の断面を示す図(図3の断面A−A)である。図1は図3(b)と同一の図である。図2は図1の溝部130における取付バネ200の部分拡大図である。図3(a)は図1のX方向矢視(図3(a))を示す図であるが、フランジ部120と埋込穴2003との寸法関係を示すことが目的の図であるので、ヒートシンク300,取付バネ200(二点鎖線で示した)は省略した。
埋込型照明器具1000は、図1に示すように、枠部100と、取付バネ200と、ヒートシンク300とを備えている。図3に示すように、枠部100は、中心軸101を中心に回転してできた回転体の形状をなす。枠部100は、側部110、フランジ部120、溝部130を有する。
(1)フランジ部120は、枠部100の端部の外周に形成された円環形状の鍔形状の部分である。後述(図8)のように、フランジ部120は、端部の外周の全周に形成されてもよいし、部分的に複数箇所に形成されても構わない。
(2)溝部130は、枠部100が埋込穴2003に埋め込まれた状態において、埋込穴203の天井下面2001の周縁に沿って形成された円周状の凹みである。溝部130は、埋込穴2003である開口の側のフランジ部上面122の領域(図3(a)の幅Wの円周として見える部分)からフランジ部下面121の方向(図3(b)のY方向)に凹む凹み131である。溝部130と凹み131とは同じであるが、溝部130とはフランジ部120の部材(部材表面)の実体部分を意味し、凹み131とは、空間(溝)を意味するものとする。側部110は、枠部100のうち、フランジ部120と溝部130とを除いた外観が円筒形状の部分である。溝部130は、凹み131が、埋込穴2003の天井下面2001の周縁に沿って円周状に形成されている。
なお、後述のように溝部130の外周132と埋込穴2003の穴径との形状、大きさを合せているので、埋込穴2003(開口)が円形状であれば溝部130は円周形状である。
(2)取付バネ200は、埋込型照明器具1000ではヒートシンク300に固定され、枠部100の側面から斜め上方向に向かって伸び、埋込穴2003の上面角部2004に接触し、押さえつける方向(図2のF方向)にバネ力が働く(図2のθが大きくなろうとする)ため、埋込型照明器具1000を天井材2000に固定できる。図1では取付バネ200はヒートシンク300に固定されているが一例であり、取付バネ200は側部110に固定されても構わない。
(3)ヒートシンク300は、光源141及び点灯回路等からなる光源部140の熱を放熱する。図1に示すように、光源部140はヒートシンク300に密着するように取り付けられ、枠部100から照射口111の方向に光を発する。
通常、枠部100のフランジ部上面122には窪み(凹み131)がない。このため、天井材2000が薄い場合、取付バネ200を大きく開いても固定することはできない。しかし、フランジ部120のフランジ部上面122に凹み131を設けることにより、取付バネ200の曲げ端(折曲部201)が、天井材2000の天井下面2001とフランジ部上面122との当接面123から寸法H(図1)だけ下がっている。このため、天井材2000が薄板の場合でも確実に係止できるこのように、溝部130は、凹み131に取付バネ200の折曲部201を収める際には、フランジ部上面122と天井下面2001とが当接する当接面123よりもフランジ部下面121の方向に折曲部201を収める。
また、従来では天井材2000の板厚が薄い場合には、取付バネ200に十分な係止力が得られない場合があったが、実施の形態1の埋込型照明器具1000では、以下の構成によって、取付バネ200に十分な係止力が得られる。すなわち、枠部100のフランジ部上面122に形成された溝部130の外周132(図3)と、天井材2000の埋込穴2003の穴径との大きさを併せた。つまり、図3において溝部130の外周132(つまり外周132に相当する直径であるφD(132))と埋込穴2003の穴径であるφD(2003)とは略同一であり、X矢視でみると図3(a)のように重なってみえる。一方、フランジ部120におけるフランジ部上面122の外周の直径φD(122)は、溝部130の外周直径φD(132)、埋込穴2003の直径φD(2003)に対して、半径にしてΔr(後述の幅Bに相当)だけ長い。よって、取付バネ200が天井材2000の上面角部2004を抑えつける際に、前記Δrに相当する広さをもつフランジ部上面122が埋込穴2003の天井下面2001側の周縁周辺を受けることとなる。従って、天井材2000における上面角部2004付近は取付バネ200の押し付け力を受けても、フランジ部上面122との当接によってフランジ部120と一体化することで剛性が増す。よってこの効果によって、天井材2000が薄くても、埋込穴2003は取付バネ200のバネ力によって変形することなく、埋込型照明器具1000の取り付けが可能となる。
Claims (5)
- 板状の部材の部材下面から部材上面の方向に貫通する貫通穴に埋め込まれ、前記部材に取り付けられる埋込型照明器具において、
器具本体と、
折曲部で折り曲げられて略V字形状をなし、前記器具本体を前記部材に弾性力によって取り付ける取付バネと
を備え、
前記器具本体は、
光源が収納され、前記光源の周囲を取り囲む側面をなすと共に前記貫通穴に前記部材下面から前記部材上面の方向に埋め込まれる側部と、
前記部材下面から前記部材上面の方向に埋め込まれる前記側部の前記部材下面の側の端部の外周の全周にわたって形成された板状のフランジ部であって、前記側部が前記貫通穴に前埋め込まれた状態において、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁を含んで、前記周縁から前記フランジ部の外周まで凹むことなく平坦な状態で前記貫通穴の前記部材下面と当接する、前記部材上面側の面であるフランジ部上面と、
前記フランジ部上面に対して、前記部材下面側の面であるフランジ部下面と
を有するフランジ部と、
前記側部が前記貫通穴に埋め込まれた状態において、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁に沿うと共に前記貫通穴である開口の側の前記フランジ部上面から前記フランジ部下面の方向に凹み、かつ、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁の位置における前記フランジ部上面から前記側部に向かう凹みが形成され、前記凹みに、前記貫通穴の前記部材上面の側の周縁を押さえつける前記取付バネの、前記折曲部を収める溝部と
を備えたことを特徴とする埋込型照明器具。 - 前記溝部は、
前記凹みが、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁に沿って一周する周状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込型照明器具。 - 前記貫通穴は、
略円形であり、
前記フランジ部は、
略回転体形状をなすことを特徴とする請求項2に記載の埋込型照明器具。 - 前記溝部は、
前記凹みが、前記貫通穴の前記部材下面側の周縁に沿って円周状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の埋込型照明器具。 - 前記溝部は、
前記凹みに前記取付バネの前記折曲部を収める際には、前記フランジ部上面と前記部材下面とが当接する当接面よりも前記フランジ部下面の方向に前記折曲部を収めることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の埋込型照明器具。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2012264948A JP6172922B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 埋込型照明器具 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2012264948A Active JP6172922B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 埋込型照明器具 |
Country Status (1)
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