JP6172160B2 - 性能予測装置及び性能予測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、性能予測に関し、特に、仮想化する情報処理システムの性能予測に関する。
仮想化技術のために発生するオーバーヘッドは、情報処理システムの性能に影響を及ぼす。そのため、仮想化しようとする情報処理システムにとって、実環境での運用前に、仮想化に伴うシステムの性能の予測が重要である。
関連する情報処理システムの性能予測装置は、例えば、まず、システムの各構成要素の設計情報を基に、性能予測モデルを作成する。そして、性能予測装置は、仮想化のための仮想マシンモニタ毎のオーバーヘッドを含んだ性能計算式を用いて、性能予測モデルのオーバーヘッドを考慮する(例えば、特許文献1を参照)。なお、性能計算式は、例えば、データベースに記憶されている。
別の関連する性能予測装置は、ストレージ仮想化装置の構成要素のモデル情報を基に、ストレージシステムの性能予測モデルを作成する(例えば、特許文献2を参照)。
また、別の関連する性能予測装置は、仮想化技術のために発生するオーバーヘッドを含んだ性能評価関数及びモデルを用いて、仮想化されたシステムの性能予測値を算出する(例えば、特許文献3を参照)。
特開2012−146015号公報 特開2006−146354号公報 特開2010−009160号公報
特許文献1〜3に記載の性能予測装置は、情報処理システムの各構成要素の設計情報及び動作の詳細を基に、性能モデルを作成する。
しかしながら、システムの詳細が明らかではない場合及び/又はシステムが複雑でモデル化に時間が掛かる場合、特許文献1〜3に記載の性能予測装置は、設計情報及び動作の詳細を基にした精緻な性能モデルを作成できない。
このような場合、例えば、関連する性能予想装置は、仮想化に移行する前のシステムの実際の稼働状況と、特定のリソース(例えば、CPU(Central Processing Unit)又はディスク装置)に負荷を掛けて性能を測るベンチマークソフトの測定結果とを比較する。そして、関連する性能予測装置は、比較結果を基に、動作を推定した性能モデルを作成する。そして、関連する性能予測装置は、その性能モデルを用いて、仮想化に移行した後のシステムの性能を予測する。
上記の推定から作成した性能モデルは、予測を改善するために、より精度の良いモデルへの修正が望ましい。この修正のためのフィードバックとして、予測結果と実際の仮想化移行後の性能の間の誤差が、重要である。しかしながら、上記の誤差は、性能モデルの誤り(誤差)だけではなく、仮想化の影響を含む。特許文献1〜3に記載の性能予測装置は、上記誤差から仮想化の影響を除いて、性能モデルの誤りを抜き出せないという問題点があった。すなわち、特許文献1〜3に記載の性能予測装置は、性能モデルの誤差が分からないという問題点があった。あるいは、特許文献1〜3は、モデル作成指針への適切なフィードバックのための情報を提供できないという問題点があった。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、性能モデルの修正に関する適切な情報を提供できる性能予測装置及び性能予測方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様における性能予測装置は、予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する入出力計測手段と、前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積するアプリケーション性能モデル蓄積手段と、前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する仮想化影響モデル蓄積手段と、少なくとも前記仮想化モデルを基に前記入出力計測手段が計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、前記予測した出力と前記入出力計測手段が計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、前記修正後の性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する性能予測モデル修正比較手段とを含む。
また、本発明の一態様における性能予測方法は、予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測し、前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積し、前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積し、少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する。
また、本発明の一態様におけるコンピュータ読み取り可能にプログラムを記録した記録媒体は、予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する処理と、前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積する処理と、前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する処理と、少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測する処理と、前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正する処理と、前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する処理とをコンピュータに実行させるプログラムを記憶する。
本発明によれば、性能モデルの修正に関する情報を適切に提供できる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る性能予測装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態で用いるアプリケーション性能モデルの一例を示す説明図である。 図4は、第1の実施形態で用いるアプリケーション性能モデルの一例を示す説明図である。 図5は、第1の実施形態で用いるアプリケーション性能モデルの一例を示す説明図である。 図6は、第1の実施形態の性能予測装置の別の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態に係る性能予測装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第2の実施形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、第3の実施形態に係る性能予測装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態について例示的に説明する。
ただし、以下の説明において、図面に記載された構成要素は、単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
また、各図面において同様の構成には同じ番号を付し、その繰り返しの説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
図1は、本発明における第1の実施形態に係る性能予測装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
性能予測装置10は、入出力計測部101と、アプリケーション性能モデル蓄積部102と、仮想化影響モデル蓄積部103と、性能予測部104と、アプリケーション性能モデル修正部105と、修正箇所比較部106とを含む。
入出力計測部101は、図示しない性能を予測する対象である情報処理システム(以下、「予測対象システム」と言う)の入力及び出力を計測する。
ここで、本実施形態の性能予測装置10の予測対象システムへのアクセス手段は、特に制限はない。アクセス手段は、性能予測装置10が予測対象システムと通信できれば良く、例えば、インターネット、又は、LAN(Local Area Network)でも良い。
また、性能予測装置10は、直接的に予測対象システムの入力及び出力を計測しても良く、測定器などを介して間接的に計測しても良い。
アプリケーション性能モデル蓄積部102は、予測対象システムで実行されるアプリケーションの性能のモデル(アプリケーション性能モデル)を蓄積する。アプリケーション性能モデル蓄積部102は、モデルの蓄積手法に特に制限はない。例えば、アプリケーション性能モデル蓄積部102は、モデルの蓄積するデータベース(以下、「DB」とする。)でも良い。
なお、本実施形態の性能予測装置10が扱うアプリケーション性能モデルは、特に制限はない。例えば、アプリケーション性能モデルは、アプリケーションの各構成要素の動作を模倣した待ち行列又はペトリネットを用いたモデルでも良い。あるいは、アプリケーション性能モデルは、受け取った入力に対して、予め定められた手順に則った計算又はシミュレーションを基に出力が決定されるモデルで良い。
ここで、アプリケーション性能モデルの入力とは、例えば、単位時間内に予測対象システムが処理するリクエスト数である。また、アプリケーション性能モデルの出力とは、例えば、予測対象システムのスループット、応答時間、又は、リソース使用率である。
ただし、アプリケーション性能モデルの入力及び出力は、これらに限定されない。例えば、独立変数と従属変数の関係としてモデルを記述する場合、アプリケーション性能モデルは、その独立変数を入力とし、従属変数を出力としても良い。
また、アプリケーション性能モデル蓄積部102は、予測の前に予めアプリケーション性能モデルを蓄積しておけば、モデルの蓄積の方法に特に制限はない。例えば、予め、利用者が、アプリケーション性能モデル蓄積部102に、モデルを蓄積しても良い。あるいは、アプリケーション性能モデル蓄積部102は、予め、予測対象システムの情報を基に、所定のDBからアプリケーション性能モデルを取り出し、蓄積しても良い。
また、蓄積するアプリケーション性能モデルの作成についても、特に制限はない。例えば、アプリケーション性能モデル蓄積部102は、予測対象システムの設計者が、設計情報を基に作成したモデルを蓄積しても良い。あるいは、過去に作成したアプリケーション性能モデルがある場合、アプリケーション性能モデル蓄積部102は、そのモデルを参照して、アプリケーション性能モデルを作成しても良い。
仮想化影響モデル蓄積部103は、予測対象システムの仮想化に基づく、性能への影響のモデル(仮想化影響モデル)を蓄積する。仮想化影響モデル蓄積部103は、モデルの蓄積手法に特に制限はない。例えば、仮想化影響モデル蓄積部103は、モデルを蓄積するDBでも良い。あるいは、仮想化影響モデル蓄積部103は、仮想化を実施する利用者が作成した仮想化モデルを蓄積しても良い。
ここで、仮想化影響モデルは、アプリケーション性能モデルの各構成要素、又は、アプリケーション性能モデルの出力に、仮想化の影響を加えたモデルである。つまり、仮想化影響モデルは、仮想化の影響を基に、アプリケーション性能モデルを修正(変更)したモデルである。
例えば、仮想化影響モデルは、アプリケーション性能モデルの各構成要素の1リクエスト当たりの処理時間又はリソース使用率に、仮想化のオーバーヘッドのための増加量を加えたモデルである。
あるいは、例えば、ある構成要素のディスクの使用を仮想化する場合、仮想化のエミュレーションのために、ディスクだけでなくCPUが、使用される。そのため、仮想化影響モデルは、ディスクに加え、CPUが使用されるようにアプリケーション性能モデルを変更したモデルである。
また、仮想化影響モデルは、仮想マシンモニタの動作を明示的に模倣したモデルでも良いし、非仮想化環境と仮想化環境での性能の違いを機械学習でモデル化したモデルでも良い。
性能予測部104は、予測対象システムに対応するアプリケーション性能モデルを、アプリケーション性能モデル蓄積部102から受け取る。また、性能予測部104は、予測対象システムに対応する仮想化影響モデルを、仮想化影響モデル蓄積部103から受け取る。そして、性能予測部104は、仮想化影響モデルとアプリケーション性能モデルとを基に、入出力計測部101が計測した入力に対して出力を予測(算出)する。
アプリケーション性能モデル修正部105は、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力及び出力、並びに、性能予測部104が予測した出力を基に、モデルの修正が必要か否かを判断する。そして、修正が必要と判断した場合、アプリケーション性能モデル修正部105は、アプリケーション性能モデルを修正する。ここで、入出力計測部101が計測した出力と性能予測部104が予測した出力との差(誤差)は、仮想化の影響も含んだシステム全体の性能の予測からの誤差である。従って、アプリケーション性能モデル修正部105は、仮想化の影響も含んだシステム全体の性能の予測からの誤差を基に、アプリケーション性能モデルを修正する。
修正箇所比較部106は、アプリケーション性能モデル修正部105が修正した修正後のアプリケーション性能モデルにおける修正箇所と、アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積している修正前のアプリケーション性能モデルの対応する箇所とを比較する。この比較結果は、アプリケーション性能モデルの修正に関する情報である。つまり、修正箇所比較部106は、モデルの誤差を基に、修正した修正箇所の比較結果を算出できる。
なお、修正箇所比較部106は、比較結果を表示しても良く、図示しない他の装置に比較結果を出力しても良い。
次に、性能予測装置10の動作について、図面を参照して説明する。
図2は、性能予測装置10の処理の一例を示すフローチャートである。
アプリケーション性能モデル蓄積部102は、予め、アプリケーション性能モデルを蓄積する。また、仮想化影響モデル蓄積部103は、予め、仮想化影響モデルを蓄積する。
入出力計測部101は、予測対象システムの入力及び出力を計測する(ステップS201)。
次に、性能予測部104は、予測対象システムに対応する仮想化影響モデルと、アプリケーション性能モデルとを基に、入出力計測部101が計測した入力に対する出力を予測する(ステップS202)。
次に、アプリケーション性能モデル修正部105は、アプリケーション性能モデルの修正が必要か否かを判断する(ステップS203)。
アプリケーション性能モデル修正部105が、修正不要と判断すると(ステップS203、Yes)、性能予測装置10は、ステップS205に処理を移動する。
アプリケーション性能モデル修正部105が、修正必要と判断すると(ステップS203、No)、性能予測装置10は、ステップS204に処理を移動する。
ここで、アプリケーション性能モデル修正部105は、アプリケーション性能モデルの修正が必要でないと判断する条件を、予測対象システムに合わせて設定すれば良い。例えば、アプリケーション性能モデル修正部105は、次の条件のいずれかを用いればよい。
条件1−1:入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と性能予測部104が予測した出力との誤差が、予め定められた閾値未満である。
条件1−2:入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と性能予測部104が予測した出力との誤差が、ある一定回数の修正を経ても変化しない。(すなわち、修正が平衡状態にあるとみなせる。)
条件1−3:予め定められた回数修正した。
ステップS204において、アプリケーション性能モデル修正部105は、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力及び出力、並びに、性能予測部104が予測した出力を基に、アプリケーション性能モデルを修正する。
具体的には、アプリケーション性能モデル修正部105は、性能予測部104が予測した出力が、入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力に近づくように、アプリケーション性能モデルを修正する。アプリケーション性能モデル修正部105は、アプリケーション性能モデルの修正として用いる手法に、特に制限はない。例えば、アプリケーション性能モデル修正部105は、学習又は近似手法を用いても良い。
例えば、具体的な一例を説明すると次のようになる。
アプリケーション性能モデル修正部105は、評価関数として、入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と性能予測部104が予測する出力との差(誤差)を用いる。そして、アプリケーション性能モデル修正部105は、評価関数を改善する(ここでは、誤差が小さくなる)ように、強化学習、遺伝的アルゴリズム、又はモンテカルロ法を用いて、アプリケーション性能モデルのパラメータ(例えば、待ち行列の場合の各構成要素の1リクエスト当たりの処理時間)を修正する。
つまり、アプリケーション性能モデル修正部105は、評価関数を改善するように、所定の手法を用いて、アプリケーション性能モデルのパラメータを修正する。
図3は、待ち行列を用いたアプリケーション性能モデルの一例を示す図である。
図3に示すモデルに入力されたリクエストは、確率pで待ち行列301に、確率pで待ち行列302に、確率pで待ち行列303に、振り分けられる。待ち行列301〜303の処理時間は、それぞれD、D、Dである。アプリケーション性能モデル修正部105は、これらの確率p〜p及び処理時間D〜Dの値を修正する。
図4及び図5は、別の修正を説明するためのアプリケーション性能モデルの一例である。
アプリケーション性能モデル修正部105は、処理する待ち行列を追加及び処理の振り分け経路を変更して、図4に示す待ち行列を用いたアプリケーション性能モデルを、図5に示すアプリケーション性能モデルに修正する。なお、この説明において、アプリケーション性能モデル修正部105は、構成要素を追加しているが、削除又は変更しても良い。
仮想化環境では、仮想化の影響のために、関連する性能予測装置は、直接的には、アプリケーション性能モデルの入出力に対応する予測対象システムの部分的な要素を計測できない。しかし、上記のように、本実施形態の性能予測装置10は、予測対象システムの出力と予測した出力との差に基づく評価関数を用いて、アプリケーション性能モデルを修正できる。
ステップS204でアプリケーション性能モデル修正部105が、アプリケーション性能モデルを修正した後、性能予測部104は、ステップS202において、修正後のアプリケーション性能モデルを用いて、出力を再び予測する。
性能予測装置10は、アプリケーション性能モデル修正部105が、修正の必要がないと判断するまで、この動作を繰り返す。
修正が必要ない場合、修正箇所比較部106は、ステップS204で修正した修正後のアプリケーション性能モデルの修正箇所と、アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積している修正前のアプリケーション性能モデルの対応する箇所とを比較する(ステップS205)。
具体的に説明すると、修正箇所比較部106は、例えば、次のように動作する。
図3を用いて説明した処理の振り分けの確率又は待ち行列の処理時間のパラメータを修正した場合、修正箇所比較部106は、修正したパラメータの修正前の値と修正後の値とを比較する。また、図4と図5を用いて説明した処理経路を変更又は処理する待ち行列を追加・変更・削除した場合、修正箇所比較部106は、変更・追加・削除した箇所について修正前と修正後とを比較する。
なお、修正箇所比較部106は、比較結果を表示しても良い。あるいは、修正箇所比較部106は、図示しない他の装置に、比較結果を出力しても良い。
次に、本実施形態の効果について説明する。
上記のとおり、本実施形態の性能予測装置10は、仮想化の影響も含んだシステム全体の性能の予測からの誤差を算出し、その誤差を基に、アプリケーション性能モデルの修正に関する情報を提供できる効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
本実施形態の性能予測装置10の性能予測部104は、予測対象システムの入力を基に、アプリケーション性能モデルの出力を予測する。そして、アプリケーション性能モデル修正部105は、予測対象システムの入力及び出力、並びに、性能予測部104が予測した出力との誤差を求める。つまり、性能予測装置10は、仮想化の影響を含んだシステム全体の性能の予測からの誤差を算出する。そして、性能予測装置10のアプリケーション性能モデル修正部105は、誤差を基に、アプリケーション性能モデルを修正する。そして、性能予測装置10の修正箇所比較部106は、修正したアプリケーション性能モデルの修正箇所と、修正前のアプリケーション性能モデルの対応する箇所とを比較する。そして、性能予測装置10の修正箇所比較部106は、比較結果を表示又は出力するためである。
なお、予測対象システム設計者は、例えば、性能予測装置10が提供する情報をフィードバックして、モデルを容易に改善できる。
<変形例>
性能予測装置10の構成は、これまで説明した構成に限らない。
例えば、性能予測装置10は、アプリケーション性能モデル蓄積部102又は仮想化影響モデル蓄積部103を、ネットワーク又はバスを介して接続する外部の記憶装置としても良い。
また、性能予測装置10は、各構成を複数の構成に分けても良い。
例えば、修正箇所比較部106は、修正箇所を比較する構成と比較結果を表示する構成とに分けても良い。
また、性能予測装置10は、複数の構成を1つの構成としても良い。
例えば、性能予測装置10は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と含むコンピュータ装置として実現しても良い。性能予測装置10は、上記の構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input / Output Circuit)と、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)とを含むコンピュータ装置として実現しても良い。
図6は、本実施形態の性能予測装置10の別の構成である性能予測装置60の構成の一例を示すブロック図である。
性能予測装置60は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを含み、コンピュータを構成している。
CPU610は、ROM620からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを制御する。そして、CPU610は、これらの構成を制御し、図1に示す性能予測装置10の各構成としての機能を実現する。各構成とは、入出力計測部101と、アプリケーション性能モデル蓄積部102と、仮想化影響モデル蓄積部103のデータ書き込みと読み出しの制御部分と、性能予測部104と、アプリケーション性能モデル修正部105と、修正箇所比較部106とである。CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630をプログラムの一時記憶として使用する。
また、CPU610は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記憶媒体700が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いてRAM830に読み込んで、動作しても良い。このように、CPU810は、ROM810又は記憶媒体890のような不揮発性メモリ(non-transitory memory)を用いても良い、RAM830のような揮発性メモリ(transitory memory)を用いても良い。
あるいは、CPU610は、NIC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取っても良い。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P−ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。
内部記憶装置640は、性能予測装置60が長期的に保存するデータ及び/又はプログラムを記憶する。また、内部記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作しても良い。さらに、内部記憶装置640は、アプリケーション性能モデル蓄積部102又は仮想化影響モデル蓄積部103として動作しても良い。内部記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
IOC650は、CPU610と、入力機器660及び表示機器670とのデータを仲介する。IOC650は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。
入力機器660は、性能予測装置60の操作者からの入力指示を受け取る入力部である。入力機器660は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
表示機器670は、性能予測装置60の表示部である。表示機器670は、例えば、液晶ディスプレイである。表示機器670は、修正箇所比較部106の一部として、比較結果を表示しても良い。
NIC680は、ネットワークを介した予測対象システム及び他の装置とのデータのやり取りを中継する。NIC680は、例えば、LANカードである。性能予測装置60は、修正箇所比較部106の比較結果を、NIC680を介して他の装置に出力しても良い。
このように構成された性能予測装置60は、性能予測装置10と同様の効果を得ることができる。
その理由は、性能予測装置60のCPU610が、プログラムに基づいて性能予測装置10と同様の機能を実現できるためである。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る性能予測装置11の構成の一例を示すブロック図である。
性能予測装置11は、入出力計測部101と、アプリケーション性能モデル蓄積部102と、仮想化影響モデル蓄積部103と、性能予測部114と、ブラックボックス調整部107と、アプリケーション性能モデル比較部108とを含む。
本実施形態の図面において、第1の実施形態と同様の構成及び動作は、同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
そのため、以下の説明では、本実施形態の特徴となる、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する。
なお、本実施形態の性能予測装置11は、性能予測装置10と同様に、図6に示すCPU610などを含むコンピュータ装置で実現されても良い。
性能予測部114は、仮想化影響モデル蓄積部103が蓄積する予測対象システムの仮想化影響モデルと、ブラックボックスとを基に、入出力計測部101が計測した入力に対するブラックボックスの出力を予測する。
ここで、ブラックボックスとは、情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能を表現するものである。そして、ブラックボックスは、学習又は回帰などを基に、入力に対して適当な出力を決定することができる仕組み(モデル)である。
例えば、ブラックボックスは、ニューラルネットワーク又は隠れマルコフモデルを用いても良い。あるいは、ブラックボックスは、多項式関数を用いた近似又はノンパラメトリック回帰を用いても良い。
また、ブラックボックスのパラメータ(例えば、ニューラルネットワークの各シナプス荷重又は多項式近似の各係数)は、初期値としてランダムな値が与えられても良い。あるいは、ブラックボックスのパラメータは、予め、表現するアプリケーションの振る舞いを模倣するように値が与えられても良い。
なお、アプリケーション性能モデルとブラックボックスは、同様の機能を備えたモデルでも良い。ただ、アプリケーション性能モデルとブラックボックスは、注目する機能が異なる。
具体的に説明すると、次のようになる。
アプリケーション性能モデルは、アプリケーションの各構成要素の動作を模倣など、予め動作が定義されたモデルである。つまり、アプリケーション性能モデルは、アプリケーションの動作を基にしたモデルである。
これに対し、ブラックボックスは、入力に対して適当な出力を決定するように動作が変化する。つまり、ブラックボックスは、入力と出力との関係を基にしたモデルである。
なお、本実施形態の性能予測装置11は、ブラックボックスを保持する構成を特に限定しない。例えば、図示しない記憶部が、ブラックボックスを記憶しても良い。ただし、以下では、ブラックボックス調整部107が、ブラックボックスを保持するとして説明する。
ブラックボックス調整部107は、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力及び出力、並びに、性能予測部104が予測した出力を基に、ブラックボックスの調整(修正)の要否を判定する。そして、ブラックボックス調整部107は、調整が必要な場合、ブラックボックスを調整する。
アプリケーション性能モデル比較部108は、アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積するアプリケーション性能モデルを読み出す。アプリケーション性能モデル比較部108は、調整されたブラックボックスと、読み出したアプリケーション性能モデルとについて、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力に対する振る舞い(出力)を比較する。
なお、ブラックボックスは、入力と出力との関係を基にしたモデルである。ブラックボックスの調整は、出力の調整である。そのため、本実施形態の出力の比較は、第1の実施形態の修正箇所の比較に相当する。
次に、性能予測装置11の動作について、図面を参照して説明する。
図8は、性能予測装置11の処理の一例を示すフローチャートである。なお、図8において、第1の実施形態と同様の処理には同じ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
ステップS402において、性能予測部114は、次の2つを基に、入出力計測部101が計測した入力に対するブラックボックスの出力を予測する。
(1)仮想化影響モデル蓄積部103が蓄積している予測対象システムに対応する仮想化影響モデル
(2)ブラックボックス調整部107が保持する予測対象システムに対応するブラックボックス
ステップS403において、ブラックボックス調整部107は、ブラックボックスの調整の要否を判断する。そして、ブラックボックス調整部107が、調整不要と判断すると(ステップS403、No)、性能予測装置11は、ステップS405に処理を移動する。ブラックボックス調整部107が、調整必要と判断すると(ステップS403、Yes)、性能予測装置11は、ステップS404に処理を移動する。
ここで、ブラックボックス調整部107は、ブラックボックスの調整を要しないと判断する条件を、予測対象システムに合わせて設定すれば良い。例えば、ブラックボックス調整部107は、次の条件のいずれかを用いればよい。
条件2−1:入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と、性能予測部114が予測した出力とを比較し、その差(誤差)が、予め定められた閾値未満である。(すなわち、ブラックボックスを含む予測対象システムのモデルが、予め定められた精度内で予測対象システムの振る舞いを予測できている。)
条件2−2:入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と、性能予測部114が予測した出力との誤差が、ある一定回数の調整を経ても変化しない。(すなわち、調整が平衡状態にあるとみなせる。)
条件2−3:予め定められた回数調整した。
ステップS404において、ブラックボックス調整部107は、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力及び出力、並びに、性能予測部114が予測した出力を基に、ブラックボックスを調整する。
具体的には、ブラックボックス調整部107は、性能予測部114が予測した出力を、入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力に近づけるように、ブラックボックスを学習、又は、近似などを用いて調整する。
例えば、ブラックボックス調整部107は、評価関数として、入出力計測部101が計測した予測対象システムの出力と性能予測部114が予測した出力の差(誤差)を用いる。そして、ブラックボックス調整部107は、評価関数を改善する(誤差が小さくなる)ように、強化学習、遺伝的アルゴリズム、又はモンテカルロ法を用いて、ブラックボックスのパラメータを補正(修正)する。ここで、ブラックボックスのパラメータは、例えば、ニューラルネットワークの場合の各シナプス荷重、又は、多項式近似の場合の各係数である。
つまり、ブラックボックス調整部107は、評価関数を改善するように、所定の手法を用いて、ブラックボックスのパラメータを補正する。
仮想化環境では、仮想化の影響のために、関連する性能を測定する装置は、ブラックボックスの入出力に対応する予測対象システムの部分的な要素を直接計測できない。しかし、本実施形態の性能予測装置11は、上記のように、予測対象システムの出力と予測した出力との差を基にした評価関数を用いて、ブラックボックスを調整できる。
ステップS404でブラックボックス調整部107がブラックボックスを調整した後、性能予測部114は、ステップS402において、補正後のブラックボックスを用いて出力を予測する。
性能予測装置11は、ブラックボックス調整部107が、補正の必要がないと判断するまで、この動作を繰り返す。
ステップS405において、アプリケーション性能モデル比較部108は、ステップS403で調整が必要とないと判断されたブラックボックスと、アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積しているアプリケーション性能モデルとを読み出す。そして、アプリケーション性能モデル比較部108は、読み出したブラックボックスと、アプリケーション性能モデルとの、入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力に対する振る舞い(出力)を比較する。
具体的には、アプリケーション性能モデル比較部108は、予測対象システムの入力に対するブラックボックスの出力とアプリケーション性能モデルの出力とを比較する。
アプリケーション性能モデル比較部108は、比較結果を表示しても良い。あるいは、アプリケーション性能モデル比較部108は、比較結果を図示しない他の装置に送信しても良い。
次に、第2の実施形態の効果について説明する。
本実施形態の性能予測装置11は、第1の実施形態の効果を奏する。本実施形態の性能予測装置11は、さらに、予測対象システムの入力に対するアプリケーション性能モデルの本来あるべき振る舞いに関する情報を、当該モデルの単なる修正だけでは正しく予測できない場合であっても提供できる効果を奏する。
その理由は、次のとおりである。
本実施形態に係る性能予測装置11の性能予測部114は、第1の実施形態の性能予測部104と比べ、仮想化影響モデルとブラックボックスとを基に出力を予測する。そして、ブラックボックス調整部107は、計測した入力及び出力並びに予測した出力を基に、ブラックボックスを調整する。そして、アプリケーション性能モデル比較部108は、ブラックボックスとアプリケーション性能モデルの振る舞い(出力)を比較する。このように性能予測装置11は、ブラックボックスを用いる。そのため、性能予測装置11は、アプリケーション性能モデルの修正では正しく予測できないような場合でも、予測対象システムの入力に対しての出力を予測できるからである。
[第3の実施形態]
第1の実施形態の性能予測装置10は、アプリケーション性能モデルを修正した修正後のアプリケーション性能モデルを用いた。一方、第2の実施形態の性能予測装置11は、ブラックボックスを用いた。
既に説明したとおり、アプリケーション性能モデルとブラックボックスは、モデルとして注目する機能が異なるが、同様の機能を備えたモデルでも良い。
つまり、アプリケーション性能モデル及びブラックボックスは、どちらも、予測対象システムの性能を予測するためのモデルと言える。(以下、アプリケーション性能モデルとブラックボックスをまとめて、「性能予測モデル」と言う。)
そのため、性能予測部104及び性能予測部114は、性能予測モデルの性能を予測する点で同様の構成と言える。
また、アプリケーション性能モデル修正部105及びブラックボックス調整部107は、性能予測モデルを修正(調整)する点で同様の構成と言える。
さらに、修正箇所比較部106とアプリケーション性能モデル比較部108は、性能予測モデルの修正箇所を比較(及び表示)する点で同様の構成といえる。
また、性能予測装置10及び性能予測装置11は、既に説明したとおり、複数の構成をまとめても良い。
そこで、本発明の最小構成である第3の実施形態に係る性能予測装置12について、図面を参照して説明する。
図9は、第3の実施形態に係る性能予測装置12の構成の一例を示す図である。
本実施形態の性能予測装置12は、入出力計測部101と、アプリケーション性能モデル蓄積部102と、仮想化影響モデル蓄積部103と、性能予測モデル修正比較部109とを含む。
なお、本実施形態の性能予測装置12は、性能予測装置10と同様に、図6に示すCPU610などを含むコンピュータ装置で実現されても良い。
図9において、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に構成には同じ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
性能予測モデル修正比較部109は、次に示す信号とモデルを基に、性能予測モデルを修正し、修正箇所を比較する。
(1)入出力計測部101が計測した予測対象システムの入力及び出力
(2)アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積するアプリケーション性能モデル
(3)仮想化影響モデル蓄積部103が蓄積する仮想化影響モデル
なお、性能予測モデル修正比較部109は、性能予測モデルの保持に関して特に制限はない。
例えば、性能予測モデル修正比較部109は、性能予測モデルを保持しても良く、図示しない記憶部に保持しても良い。また、性能予測モデル修正比較部109は、予測の前に、性能予測モデルを保持すれば、性能予測モデルの保持の手法についても制限はない。例えば、性能予測モデル修正比較部109は、予測対象システムの情報、アプリケーション性能モデル及び仮想化影響モデルを基に、性能予測モデルを作成しても良い。あるいは、性能予測モデル修正比較部109は、予め、予測対象システム設計者の操作する装置から、性能予測モデルを受け取って、保持しても良い。
以下の説明において、性能予測モデル修正比較部109は、既に、性能予測モデルを保持しているとする。
具体的には、性能予測モデル修正比較部109は、次のように動作する。
まず、性能予測モデル修正比較部109は、入出力計測部101が計測した入力と少なくとも仮想化影響モデルとを基に、性能予測モデルの出力を予測する。
次に、性能予測モデル修正比較部109は、予測した出力と、入出力計測部101が計測した出力とを基に、性能予測モデルを修正(調整)の要否を判定する。
修正が必要な場合、性能予測モデル修正比較部109は、性能予測モデルを修正する。そして、性能予測モデル修正比較部109は、修正後の性能予測モデルを基に、出力を予測する。そして、性能予測モデル修正比較部109は、修正が必要ないと判定するまで、この動作を繰り返す。
修正が必要ない場合、性能予測モデル修正比較部109は、修正後の性能予測モデルの修正箇所又は出力と、アプリケーション性能モデル蓄積部102が蓄積するアプリケーション性能モデルの対応する箇所又は出力とを比較する。さらに、性能予測モデル修正比較部109は、比較結果を表示又は出力しても良い。
より具体的には、例えば、性能予測モデル修正比較部109は、図1に示す性能予測部104と、アプリケーション性能モデル修正部105と、修正箇所比較部106との機能(以下、第1の機能と言う)を含んでも良い。あるいは、性能予測モデル修正比較部109は、図7に示す性能予測部114と、ブラックボックス調整部107と、アプリケーション性能モデル比較部108との機能(以下、第2の機能と言う)を含んでも良い。
さらに、性能予測モデル修正比較部109は、上記の第1の機能及び第2の機能を含み、予測状況を基に、使用する機能を切り換えても良い。
性能予測モデル修正比較部109は、第1の機能を用いると、第2の機能に比べ、より詳細に修正箇所を比較できる。一方、性能予測モデル修正比較部109は、第2の機能を用いると、第1の機能に比べ、より多くの場合に予測できる。
そこで、例えば、性能予測モデル修正比較部109は、まず、第1の機能を用いて動作する。そして、アプリケーション性能モデルで予測できないと判定した場合、性能予測モデル修正比較部109は、第2の機能を用いて予測しても良い。
本実施形態の性能予測装置12は、性能予測装置10及び性能予測装置11と同様の効果を実現できる。
その理由は、次のとおりである。
性能予測装置12の性能予測モデル修正比較部109は、入出力計測部101の入力を基に性能予測モデルの出力を予測し、計測した出力と予測した出力とを基に、性能予測モデルを修正し、修正箇所を比較できるためである。
より具体的には、性能予測装置12は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の機能を含むため、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様に動作できるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年12月12日に出願された日本出願特願2012−271540を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する入出力計測手段と、
前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積するアプリケーション性能モデル蓄積手段と、
前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する仮想化影響モデル蓄積手段と、
少なくとも前記仮想化モデルを基に前記入出力計測手段が計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、前記予測した出力と前記入出力計測手段が計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、前記修正後の性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する性能予測モデル修正比較手段と
を含む性能予測装置。
(付記2)
前記性能予測モデル修正比較手段が、
前記仮想化影響モデルと、前記アプリケーション性能モデルとを基に、前記入出力計測手段が計測した前記入力に対する前記性能予測モデルとしてのアプリケーション性能モデルの出力を予測する性能予測手段と、
前記入出力計測手段が計測した前記情報処理システムの入力及び出力、並びに、前記性能予測手段が予測する出力を基に、前記性能予測モデルとしてのアプリケーション性能モデルを修正した修正後のアプリケーション性能モデルを作成するアプリケーション性能モデル修正手段と、
前記修正後のアプリケーション性能モデルの修正箇所と、前記アプリケーション性能モデル蓄積手段が蓄積している修正前のアプリケーション性能モデルの対応箇所とを比較する修正箇所比較手段と、
を含むことを特徴とする付記1に記載の性能予測装置。
(付記3)
前記性能予測モデル修正比較手段が、
前記仮想化影響モデルと、前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能を表現する性能予測モデルであるブラックボックスとを基に、前記入出力計測手段が計測した前記入力に対する出力を予測する性能予測手段と、
前記入出力計測手段が計測した前記情報処理システムの入力及び出力、並びに、前記性能予測手段が予測した出力を基に、前記ブラックボックスを調整するブラックボックス調整手段と、
前記ブラックボックス調整手段が調整したブラックボックスと、前記アプリケーション性能モデルとにおける、前記入出力手段が計測した入力に対する出力を比較するアプリケーション性能モデル比較手段と、
を含むことを特徴とする付記1に記載の性能予測装置。
(付記4)
前記性能予測モデル修正比較手段が、
前記予測した出力と前記計測した出力との差が所定の値未満と成るまで、前記差の変化が所定の値未満となるまで、又は、所定の回数まで、前記性能予測モデルの修正を繰り返す
付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の性能予測装置。
(付記5)
予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測し、
前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積し、
前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積し、
少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、
前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、
前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する
性能予測方法。
(付記6)
予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する処理と、
前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積する処理と、
前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する処理と、
少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測する処理と、
前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正する処理と、
前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する処理とをコンピュータに実行させるプログラム記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
10 性能予測装置
11 性能予測装置
12 性能予測装置
60 性能予測装置
101 入出力計測部
102 アプリケーション性能モデル蓄積部
103 仮想化影響モデル蓄積部
104 性能予測部
105 アプリケーション性能モデル修正部
106 修正箇所比較部
107 ブラックボックス調整部
108 アプリケーション性能モデル比較部
109 性能予測モデル修正比較部
114 性能予測部
301 待ち行列
302 待ち行列
303 待ち行列
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 内部記憶装置
650 IOC
660 入力機器
670 表示機器
680 NIC
700 記憶媒体

Claims (6)

  1. 予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する入出力計測手段と、
    前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積するアプリケーション性能モデル蓄積手段と、
    前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する仮想化影響モデル蓄積手段と、
    少なくとも前記仮想化モデルを基に前記入出力計測手段が計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、前記予測した出力と前記入出力計測手段が計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、前記修正後の性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する性能予測モデル修正比較手段と
    を含む性能予測装置。
  2. 前記性能予測モデル修正比較手段が、
    前記仮想化影響モデルと、前記アプリケーション性能モデルとを基に、前記入出力計測手段が計測した前記入力に対する前記性能予測モデルとしてのアプリケーション性能モデルの出力を予測する性能予測手段と、
    前記入出力計測手段が計測した前記情報処理システムの入力及び出力、並びに、前記性能予測手段が予測する出力を基に、前記性能予測モデルとしてのアプリケーション性能モデルを修正した修正後のアプリケーション性能モデルを作成するアプリケーション性能モデル修正手段と、
    前記修正後のアプリケーション性能モデルの修正箇所と、前記アプリケーション性能モデル蓄積手段が蓄積している修正前のアプリケーション性能モデルの対応箇所とを比較する修正箇所比較手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の性能予測装置。
  3. 前記性能予測モデル修正比較手段が、
    前記仮想化影響モデルと、前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能を表現する性能予測モデルであるブラックボックスとを基に、前記入出力計測手段が計測した前記入力に対する出力を予測する性能予測手段と、
    前記入出力計測手段が計測した前記情報処理システムの入力及び出力、並びに、前記性能予測手段が予測した出力を基に、前記ブラックボックスを調整するブラックボックス調整手段と、
    前記ブラックボックス調整手段が調整したブラックボックスと、前記アプリケーション性能モデルとにおける、前記入出力手段が計測した入力に対する出力を比較するアプリケーション性能モデル比較手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の性能予測装置。
  4. 前記モデル修正比較手段が、
    前記予測した出力と前記計測した出力との差が所定の値未満と成るまで、前記差の変化が所定の値未満となるまで、又は、所定の回数まで、前記性能予測モデルの修正を繰り返す
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の性能予測装置。
  5. 予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測し、
    前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積し、
    前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積し、
    少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測し、
    前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正し、
    前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する
    性能予測方法。
  6. 予測対象である情報処理システムの入力及び出力を計測する処理と、
    前記情報処理システムで実行されるアプリケーションの性能のモデルであるアプリケーション性能モデルを蓄積する処理と、
    前記情報処理システムの仮想化の性能への影響のモデルである仮想化影響モデルを蓄積する処理と、
    少なくとも前記仮想化モデルを基に前記計測した入力に対する前記情報処理システムの性能を予測するための性能予測モデルの出力を予測する処理と、
    前記予測した出力と前記計測した出力とを基に前記性能予測モデルを修正する処理と、
    前記性能予測モデルと前記アプリケーション性能モデルとを比較する処理とをコンピュータに実行させるプログラム
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