JP6172159B2 - プログラム設定装置、及び、プログラム設定方法 - Google Patents

プログラム設定装置、及び、プログラム設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム設定装置、及び、プログラム設定方法に関し、特に、ミドルウェアやアプリケーションなどのプログラムの設定を行うためのプログラム設定装置、及び、プログラム設定方法に関する。
近年、様々な技術領域において標準化が進み、同一の機能を提供するソフトウェア(プログラム)が、製品やOSS(Open Source Software)等の多様な実装として提供されるようになった。その結果、このようなソフトウェアを利用してシステム構築する技術者は、ソフトウェアの実装ごとに異なる設定方法を理解する必要がある。
このような状況を背景に、ソフトウェア技術者の技術認定制度など、ソフトウェア技術者が上述の多様な実装について学習するためのプロセスが整備されているが、近年の技術開発のスピードに追従するのが困難になってきている。
このような課題に対して、ソフトウェアの各実装の詳細な設定項目をユーザに対して隠蔽し、抽象化した設定項目を提示するアプローチが提案されている。
例えば、特許文献1では、オブジェクト指向アプリケーションの構築において、各部品の設定項目を集約、抽象化して、ユーザに提供し、各部品の詳細な設定を隠蔽する技術が開示されている。
特開平09−120357号公報
特許文献1に記載の方法では、システムを構成する複数の部品のセットの設定を、例えば、「造粒ライン」という設定項目のセットに集約し、ユーザに対して提示している。ここで、「造粒ライン」の設定項目の名前にユーザにとって分かりやすい名前を定義することや、各部品の設定項目の一部を隠蔽することにより、ユーザが学習すべきことが削減される。また、ユーザによって入力された「造粒ライン」の設定項目の値を各部品の設定項目に反映させるため、「造粒ライン」の設定項目と各部品の設定項目との対応付けが管理されている。つまり抽象設定項目(「造粒ライン」の設定項目)と、各部品の設定項目のマップが管理されている。
特許文献1に記載の方法では、抽象設定項目を設けることで、各部品の細やかな設定項目をユーザから隠蔽し、設定の容易性をある程度上げることができる。しかしながら、特許文献1に記載の方法は、抽象設定項目を柔軟に定義(設計)できないという問題がある。なぜなら、特許文献1の方法では、抽象設定項目の各部品の設定項目への反映は、上述のマップをもとに行われるため、ユーザが入力した抽象設定項目の値が、そのまま、対応する部品の設定項目の値として適用されるためである。このため、例えば、「生産量」を「多」、「中」、「少」のようなメニューで入力させる等、抽象設定項目をユーザのスキルレベルに合わせて柔軟に定義することができない。
本発明の目的は、上述のような、プログラムの設定項目をユーザのスキルレベルに合わせて柔軟に定義できないという課題を解決した、プログラム設定装置、及び、プログラム設定方法を提供することにある。
本発明の一態様におけるプログラム設定装置は、プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目から、前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される、具象化ロジックを実行する具象化ロジック実行手段と、前記抽象設定項目の値が入力された場合に、前記具象化ロジック実行手段に、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出させ、当該具象設定項目の設定値に決定する設定値決定手段と、を備える。
本発明の一態様におけるプログラム設定方法は、プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目が入力された場合に、前記抽象設定項目から前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される具象化ロジックの内、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出し、当該具象設定項目の設定値に決定する。
本発明の一態様におけるコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目が入力された場合に、前記抽象設定項目から前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される具象化ロジックの内、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出し、当該具象設定項目の設定値に決定する、処理を実行させるプログラムを格納する。
本発明の効果は、プログラムの設定項目を、ユーザのスキルレベルに合わせて柔軟に定義できることである。
本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の全体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の抽象設定値決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の具象化処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の具象設定値決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、エンティティ情報131の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における、エンティティ情報131の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の他の例を示す図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について説明する。
はじめに、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態のプログラム設定装置100は、入出力部110、設定値決定部120、具象化ロジック実行部121、及び、エンティティ情報記憶部130を含む。
エンティティ情報記憶部130は、1以上のエンティティ情報131を記憶する。エンティティ情報131は、例えば、アプリケーションサーバ(APサーバ)やデータベースサーバ(DBサーバ)等、ある機能を提供するソフトウェア(プログラム)の設定項目に係るデータモデルを示す。
ここで、設定項目として、例えば、APサーバのメモリ量を考えた場合、同じAPサーバであっても、当該APサーバの実装(製品)が動作するためのメモリ量や、実装を監視するためのメモリ量は、実装ごとに異なる。このため、APサーバの実装のメモリ量には、実装に応じた値を設定する必要がある。
そこで、本発明の第1の実施の形態では、ある機能を提供するソフトウェアについて、当該ソフトウェアの仕様等で決まる、実装に依存せずに、実装間で共通な設定項目を抽象設定項目202、実装に依存する、実装ごとの設定項目を具象設定項目302と定義する。具象設定項目302の値は、後述する具象化ロジック311によって、抽象設定項目202の値から算出される。
図8は、本発明の第1の実施の形態における、エンティティ情報131の例を示す図である。図8を参照すると、エンティティ情報131は、抽象エンティティ200、及び、1以上の具象エンティティ300を含む。
抽象エンティティ200と具象エンティティ300との間の矢印は、具象エンティティ300の具象設定項目302の値が、抽象エンティティ200の抽象設定項目202から算出される関係にあることを示す。本発明の実施の形態では、このような関係がある場合、具象エンティティ300を、抽象エンティティ200を具象化したエンティティ、具象設定項目302を、抽象設定項目202を具象化した設定項目と呼ぶ。
ここで、抽象エンティティ200は、上述のAPサーバや、DBサーバ等、ある機能を提供するソフトウェアを示す。各具象エンティティ300は、APサーバの各種製品やDBサーバの各種製品等、同一の機能を提供するソフトウェアの異なる実装を示す。
抽象エンティティ200は、抽象設定項目群201を含む。抽象設定項目群201は、メモリ量や、スレッド数、タイムアウト値等、1以上の抽象設定項目202を含む。各抽象設定項目202は、デフォルト値203、ユーザ入力値204、及び、設定値206を含む。デフォルト値203は、ユーザ入力値204が設定されていない場合に用いられる、抽象設定項目202の値である。デフォルト値203は、管理者等により、予め設定される。ユーザ入力値204は、ユーザにより入力された抽象設定項目202の値である。初期状態では、ユーザ入力値204には、「値なし(null)」が設定される。設定値206は、抽象設定項目202の設定値として決定された値である。
具象エンティティ300は、具象設定項目群301を含む。具象設定項目群301は、メモリ量や、スレッド数、タイムアウト値等、1以上の具象設定項目302を含む。各具象設定項目302は、デフォルト値303、ユーザ入力値304、算出値305、及び、設定値306を含む。デフォルト値303は、ユーザ入力値304、及び、算出値305に値が設定されていない場合に用いられる、具象設定項目302の値である。デフォルト値303は、管理者等により、予め設定される。ユーザ入力値304は、ユーザにより入力された具象設定項目302の値である。算出値305は、後述する具象化ロジック311を用いて、抽象設定項目202の設定値206から算出された値である。初期状態では、ユーザ入力値304、及び、算出値305には、「値なし(null)」が設定される。設定値306は、具象設定項目302の設定値として、決定された値である。設定値306は、具象エンティティ300に対応する実装の設定に用いられる。
具象エンティティ300は、さらに、具象化ロジック311を含む。具象化ロジック311は、抽象設定項目202の値から具象設定項目302の値を算出するための算出ロジックである。具象化ロジック311は、抽象エンティティ200と具象エンティティ300の組に対して定義される。具象化ロジック311には、各具象設定項目302の値を算出するためのロジックが定義される。
具象化ロジック311は、具象エンティティ300に対応する実装に応じて、抽象設定項目202の値を補正することにより、具象設定項目302の値を算出する。例えば、具象化ロジック311は、抽象設定項目202のメモリ量の値に、実装に応じて、所定の係数を乗じる、あるいは、所定の値を加算することにより、具象設定項目302のメモリ量を算出する。
なお、具象化ロジック311は、複数の抽象設定項目202から1つの具象設定項目302の値を算出してもよい。例えば、具象化ロジック311は、抽象設定項目202のメモリ量とスレッド数に、実装に応じた所定の演算を行うことにより、具象設定項目302のメモリ量を算出してもよい。
また、具象化ロジック311は、抽象設定項目202に設定されたレベルから、具象設定項目302の値を算出してもよい。例えば、抽象設定項目202の値が、「多」、「中」、「少」等のレベルで定義される場合、具象化ロジック311は、各レベルに対する、実装に応じた値を算出してもよい。
具象化ロジック311は、例えば、実装(製品)の開発者により定義され、管理者等により予め設定される。
図8の例では、エンティティ情報131は、抽象エンティティ200「サーバX」と当該抽象エンティティ200を具象化した、具象エンティティ300「製品X1」、「製品X2」を含む。また、抽象エンティティ200「サーバX」は、抽象設定項目202「A」、「B」を含む。具象エンティティ300「製品X1」は、具象設定項目302「a」、「b」を含む。さらに、具象エンティティ300「製品X1」は、具象化ロジック311「X_X1」を含む。
入出力部110は、マウスやディスプレイ、タッチスクリーン等の入出力装置(図示せず)を介して、ユーザからの各設定項目の値の入力、及び、ユーザへの各設定項目の値の出力を行う。入出力部110は、後述するユーザインタフェース画面111により、各設定項目の値の入出力を行う。
設定値決定部120は、抽象設定項目202の設定値206を決定する。そして、設定値決定部120は、具象化ロジック実行部121に設定値206を入力して、具象設定項目302の値を算出させる。さらに、設定値決定部120は、具象設定項目302の設定値306を決定する。
具象化ロジック実行部121は、具象化ロジック311を実行する。
なお、入出力部110、設定値決定部120、及び、具象化ロジック実行部121は、CPU(Central Processing Unit)とプログラムを記憶した記憶媒体を含み、プログラムに基づく制御によって動作するコンピュータであってもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるプログラム設定装置100の動作について説明する。
(全体的な処理)
はじめに、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の全体的な処理について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の全体的な処理を示すフローチャートである。
はじめに、入出力部110は、ユーザから、設定対象の抽象エンティティ200、及び、具象エンティティ300の識別子の入力を受け付ける(ステップS101)。ここで、入出力部110は、抽象エンティティ200と当該抽象エンティティ200を具象化した具象エンティティ300の一覧を出力し、設定対象の抽象エンティティ200、及び、具象エンティティ300をユーザに選択させてもよい。また、入出力部110は、これらの識別子の入力欄を表示し、ユーザにこれらの識別子を直接入力させてもよい。
設定値決定部120は、後述する「設定値決定処理」を行い、抽象設定項目202の設定値206、及び、具象設定項目302の設定値306を決定する(ステップS102)。
入出力部110は、抽象設定項目202の設定値206、及び、具象設定項目302の設定値306を、ユーザインタフェース画面111により出力する(ステップS103)。
入出力部110は、ユーザインタフェース画面111上で、ユーザからの抽象設定項目202、または、具象設定項目302の値の入力を受け付ける(ステップS104)。
以降、ステップS102〜S104が繰り返し実行される。
ここで、本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111について説明する。
図9、図10、図11、図12は、本発明の第1の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の例を示す図である。これらのユーザインタフェース画面111は、図8のエンティティ情報131に対応する。
図9を参照すると、ユーザインタフェース画面111では、抽象エンティティ200を示す抽象エンティティ表示部1200と当該抽象エンティティ200を具象化した具象エンティティ300を示す具象エンティティ表示部1300とが、関連付けられて配置される。
抽象エンティティ表示部1200には、ユーザに、抽象設定項目群201に含まれる各抽象設定項目202の値を入力させるための入力欄1202が配置される。入力欄1202には、抽象設定項目202の現在の設定値206の値が表示される。入力欄1202に入力された値は、設定値決定部120により、抽象設定項目202のユーザ入力値204に設定される。同様に、具象エンティティ表示部1300には、ユーザに、具象設定項目群301に含まれる各具象設定項目302の値を入力させるための入力欄1302が配置される。入力欄1302には、具象設定項目302の現在の設定値306の値が表示される。入力欄1302に入力された値は、設定値決定部120により、具象設定項目302のユーザ入力値304に設定される。
なお、現在の設定値206、306は、入力欄1202、1302とは別に表示されてもよい。
また、入出力部110は、初期状態では、図10のように、具象エンティティ表示部1300が隠されたユーザインタフェース画面111を出力してもよい。この場合、ユーザが、必要に応じて「詳細」ボタン等を押下することで、図9のように、具象エンティティ表示部1300が表示される。これにより、具象エンティティ300の複雑性をユーザから隠蔽し、ユーザのスキルに応じて詳細な具象エンティティ300の情報を提示できる。
(設定値決定処理)
次に、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理を示すフローチャートである。
設定値決定部120は、上述のステップS101で、設定対象の識別子が入力された場合、あるいは、ステップS104で、抽象設定項目202の値が入力された場合(ステップS201/Y)、後述の「抽象設定値決定処理」を実行し、各抽象設定項目202の設定値206を決定する(ステップS203)。そして、設定値決定部120は、具象化ロジック実行部121に、各抽象設定項目202の設定値206を入力して、「具象化処理」の実行を指示し、具象エンティティ300の算出値305を算出させる(ステップS204)。さらに、設定値決定部120は、後述の「具象設定値決定処理」を実行し、各具象設定項目302の設定値306を決定する(ステップS205)。
また、設定値決定部120は、上述のステップS104で、具象設定項目302の値が入力された場合(ステップS202/Y)、ステップS205を実行して、具象設定項目302の設定値306を決定する。
図5は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の抽象設定値決定処理を示すフローチャートである。
はじめに、設定値決定部120は、抽象設定項目群201から、抽象設定項目202を1つ選択する(ステップS301)。
設定値決定部120は、選択した抽象設定項目202のユーザ入力値204に値が設定されているかどうかを判定する(ステップS302)。
ステップS302において、ユーザ入力値204に値が設定されている場合(ステップS302/Y)、設定値決定部120は、ユーザ入力値204を、抽象設定項目202の設定値として決定し、設定値206に設定する(ステップS303)。
ステップS302において、ユーザ入力値204に値が設定されていない場合(ステップS302/N)、設定値決定部120は、デフォルト値203に値が設定されているかどうかを判定する(ステップS304)。
ステップS304において、デフォルト値203に値が設定されている場合(ステップS304/Y)、設定値決定部120は、デフォルト値203を、抽象設定項目202の設定値として決定し、設定値206に設定する(ステップS305)。
ステップS304において、デフォルト値203に値が設定されてない場合(ステップS304/N)、設定値決定部120は、設定値206に「値なし(null)」を設定する(ステップS306)。
設定値決定部120は、抽象設定項目群201に含まれる全ての抽象設定項目202について、ステップS301〜S306を繰り返す(ステップS307)。
図6は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の具象化処理を示すフローチャートである。
はじめに、具象化ロジック実行部121は、具象化ロジック311を実行する(ステップS401)。ここで、具象化ロジック311は、抽象設定項目202の設定値206から、具象設定項目群301に含まれる各具象設定項目302の値を算出する。
具象化ロジック実行部121は、具象設定項目301群に含まれる具象設定項目302の1つを選択する(ステップS402)。
具象化ロジック実行部121は、選択された具象設定項目302の値が算出できたかどうかを判定する(ステップS403)。ここで、例えば、具象化ロジック311が具象設定項目302の値を算出するために必要な抽象設定項目202の設定値206に「値なし(null)」が設定されている場合、具象化ロジック311は、具象設定項目302の値を算出できない。
ステップS403において、具象設定項目302の値が算出できた場合(ステップS403/Y)、具象化ロジック実行部121は、算出された値を算出値305に設定する(ステップS404)。
ステップS403において、具象設定項目302の値が算出されていない場合(ステップS403/N)、算出値305は、「値なし(null)」のままである。
具象化ロジック実行部121は、具象設定項目群301に含まれる全ての具象設定項目302について、ステップS401〜S404を繰り返す(ステップS405)。
図7は、本発明の第1の実施の形態における、プログラム設定装置100の具象設定値決定処理を示すフローチャートである。
はじめに、設定値決定部120は、具象設定項目群301から、具象設定項目302を1つ選択する(ステップS501)。
設定値決定部120は、選択した具象設定項目302のユーザ入力値304に値が設定されているかどうかを判定する(ステップS502)。
ステップS502において、ユーザ入力値304に値が設定されている場合(ステップS502/Y)、設定値決定部120は、ユーザ入力値304を、具象設定項目302の設定値として決定し、設定値306に設定する(ステップS503)。
ステップS502において、ユーザ入力値304に値が設定されていない場合(ステップS502/N)、設定値決定部120は、算出値305に値が設定されているかどうかを判定する(ステップS504)。
ステップS504において、算出値305に値が設定されている場合(ステップS504/Y)、設定値決定部120は、算出値305を、具象設定項目302の設定値として決定し、設定値306に設定する(ステップS505)。
ステップS504において、ユーザ入力値304に値が設定されていない場合(ステップS504/N)、設定値決定部120は、デフォルト値303に値が設定されているかどうかを判定する(ステップS506)。
ステップS506において、デフォルト値303に値が設定されている場合(ステップS506/Y)、設定値決定部120は、デフォルト値303を、具象設定項目302の設定値として決定し、設定値306に設定する(ステップS507)。
ステップS506において、デフォルト値303に値が設定されていない場合(ステップS506/N)、設定値決定部120は、設定値306に「値なし(null)」を設定する(ステップS508)。
設定値決定部120は、具象設定項目群301に含まれる全ての具象設定項目302について、ステップS501〜S508を繰り返す(ステップS509)。
例えば、図8のエンティティ情報131において、抽象エンティティ200「サーバX」の抽象設定項目202「A」のデフォルト値203に「100」が設定されていると仮定する。
ここで、ユーザから、設定対象の識別子として、抽象エンティティ200の識別子「サーバX」、及び、具象エンティティ300の識別子「製品X1」が入力された場合、設定値決定部120は、「抽象設定値決定処理」において、デフォルト値203(「100」)を抽象設定項目202「A」の設定値206に設定する。さらに、具象化ロジック実行部121は、「具象化処理」において、具象化ロジック311「X_X1」を用いて設定値206から具象設定項目302「a」の値「150」を算出し、算出値305に設定する。そして、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、算出値305(「150」)を具象設定項目302「a」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、抽象設定項目202「A」の入力欄1202に設定値206(「100」)、具象設定項目302「a」の入力欄1302に設定値306(「150」)を表示した、図9のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
また、ユーザが抽象設定項目202「A」の入力欄1202に値「200」を入力した場合、設定値決定部120は、「抽象設定値決定処理」において、ユーザ入力値204(「200」)を抽象設定項目202「A」の設定値206に設定する。さらに、具象化ロジック実行部121は、「具象化処理」において、具象化ロジック311「X_X1」を用いて設定値206から具象設定項目302「a」の値「300」を算出し、算出値305に設定する。そして、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、算出値305(「300」)を具象設定項目302「a」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、抽象設定項目202「A」の入力欄1202に設定値206(「200」)、具象設定項目302「a」の入力欄1302に設定値306(「300」)を表示した、図11のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
なお、入出力部110は、図11に示すように、ユーザインタフェース画面111において、設定値206、306が更新(決定)された抽象設定項目202、具象設定項目302の入力欄1202、1302の色を変更する等により、更新(決定)された抽象設定項目202、具象設定項目302とその設定値206、306をユーザに通知してもよい。
また、ユーザが具象設定項目302「a」の入力欄1302に値「500」を入力した場合、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、ユーザ入力値304(「500」)を具象設定項目302「a」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、具象設定項目302「a」の入力欄1302に設定値306(「500」)を表示した、図12のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
以上により、本発明の第1の実施の形態の動作が完了する。
次に、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、プログラム設定装置100は、具象化ロジック実行部121、及び、設定値決定部120を含む。
具象化ロジック実行部121は、プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目202から、プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目302を算出するためのロジックであって、複数の実装の各々について定義される、具象化ロジック311を実行する。
設定値決定部120は、抽象設定項目202の値が入力された場合に、具象化ロジック実行部121に、設定対象の実装に対する具象化ロジック311を用いて、抽象設定項目202の入力値から設定対象の実装に係る具象設定項目302の値を算出させ、当該具象設定項目302の設定値306に決定する。
本発明の第1の実施の形態によれば、プログラム(ソフトウェア)の設定項目を、ユーザのスキルレベルに合わせて柔軟に定義(設計)できる。その理由は、プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目202、プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目302、及び、抽象設定項目202から具象設定項目302を算出するための具象化ロジック311を定義し、設定値決定部120が、具象化ロジック実行部121に、設定対象の実装に対する具象化ロジック311を用いて、抽象設定項目202の入力値から設定対象の実装に係る具象設定項目302の値を算出させるためである。これにより、個々のソフトウェアの設定項目を、ユーザのソフトウェアに対する習得レベルや、ソフトウェアを利用したシステムの要件に応じて抽象化でき、多様な設定インタフェースを提供できる。そして、低い習得レベルのユーザでもソフトウェアを容易に設定できるようになり、ユーザの学習コストが削減される。
また、上述の特許文献1に記載の方法では、システムを構成する部品の詳細な設定項目を理解しているユーザであっても、抽象設定項目を通して部品に対する設定する必要があった。システム開発では、抽象設定項目による設定では対応できない問題を、各ソフトウェアの実装の設定項目を直接設定することで、解決しなければならないケースが頻発する。
本発明の第1の実施の形態によれば、プログラム(ソフトウェア)の実装の設定項目を理解した高い習得レベルのユーザは、ソフトウェアに対するきめ細やかな設定ができる。その理由は、具象設定項目302の値が入力された場合、設定値決定部120が、具象設定項目302の算出値に優先して、具象設定項目302の入力値を、具象設定項目302の設定値306に決定するためである。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態は、エンティティ情報131によって示されるデータモデルが、抽象エンティティ200と具象エンティティ300との間に、さらに、中間抽象エンティティ250を含む点において、本発明の第1の実施の形態と異なる。
本発明の第2の実施の形態の構成は、本発明の第1の実施の形態の構成(図2)と同様である。
本発明の第2の実施の形態では、複数の実装の内の一部からなる集合で共通な設定項目を中間抽象設定項目252と定義する。中間抽象設定項目252の値は、具象化ロジック261によって、抽象設定項目202の値から算出される。具象設定項目302の値は、具象化ロジック311によって、中間抽象設定項目252の値から算出される。
図14は、本発明の第2の実施の形態における、エンティティ情報131の例を示す図である。図14を参照すると、エンティティ情報131は、抽象エンティティ200、抽象エンティティ200を具象化した1以上の中間抽象エンティティ250、及び、中間抽象エンティティ250を具象化した1以上の具象エンティティ300を含む。
中間抽象エンティティ250は、中間抽象設定項目群251を含む。中間抽象設定項目群251は、1以上の中間抽象設定項目252を含む。各中間抽象設定項目252は、デフォルト値253、ユーザ入力値254、算出値255、及び、設定値256を含む。
中間抽象エンティティ250は、さらに、具象化ロジック261を含む。具象化ロジック261は、抽象設定項目202の値から中間抽象設定項目252の値を算出するための算出ロジックである。
また、具象エンティティ300における具象化ロジック311は、中間抽象設定項目252の値から具象設定項目302の値を算出するための算出ロジックである。
図14の例では、エンティティ情報131は、抽象エンティティ200「サーバX」、抽象エンティティ200「サーバX」を具象化した中間抽象エンティティ250「サーバX1」、「サーバX2」、中間抽象エンティティ250「サーバX1」を具象化した具象エンティティ300「製品X11」、「製品X12」を含む。また、抽象エンティティ200「サーバX」は、抽象設定項目202「A」、「B」を含む。中間抽象エンティティ250「サーバX1」は、中間抽象設定項目252「A1」、「B1」を含む。具象エンティティ300「製品X11」は、具象設定項目302「a1」、「b1」を含む。さらに、中間抽象エンティティ250「サーバX1」は、具象化ロジック261「X_X1」を含む。さらに、具象エンティティ300「製品X1」は、具象化ロジック311「X1_X11」を含む。
次に、本発明の第2の実施の形態におけるプログラム設定装置100の動作について説明する。
(全体的な処理)
本発明の第2の実施の形態における、プログラム設定装置100の全体的な処理は、ステップS101において、さらに、中間抽象エンティティ250の識別子の入力を受け付ける点、及び、ステップS104において、中間抽象エンティティ250の値の入力を受け付け可能な点を除いて、本発明の第1の実施の形態(図3)と同様である。
ここで、本発明の第2の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111について説明する。
図15、図16、図17は、本発明の第2の実施の形態における、ユーザインタフェース画面111の例を示す図である。これらのユーザインタフェース画面111は、図14のエンティティ情報131に対応する。
図15を参照すると、ユーザインタフェース画面111では、抽象エンティティ200を示す抽象エンティティ表示部1200、当該抽象エンティティ200を具象化した中間抽象エンティティ250を示す中間抽象エンティティ表示部1250、及び、当該中間抽象エンティティ250を具象化した具象エンティティ300を示す具象エンティティ表示部1300が、関連付けられて配置される。
中間抽象エンティティ表示部1250には、ユーザに、抽象エンティティ表示部1200と同様に、中間抽象設定項目群251に含まれる各中間抽象設定項目252の値を入力させるための入力欄1252が配置される。入力欄1252に入力された値は、設定値決定部120により、中間抽象設定項目252のユーザ入力値254に設定される。
(設定値決定処理)
次に、本発明の第2の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理について説明する。
図13は、本発明の第2の実施の形態における、プログラム設定装置100の設定値決定処理を示すフローチャートである。
設定値決定部120は、上述のステップS101で、設定対象の識別子が入力された場合、あるいは、ステップS104で、抽象設定項目202の値が入力された場合(ステップS601/Y)、「抽象設定値決定処理」を実行し、抽象設定項目202の設定値206を決定する(ステップS604)。そして、設定値決定部120は、具象エンティティ300の代わりに中間抽象エンティティ250を用いて「具象化処理」を実行し、中間抽象設定項目252の算出値255を算出する(ステップS605)。さらに、設定値決定部120は、具象エンティティ300の代わりに中間抽象エンティティ250を用いて「具象設定値決定処理」を実行し、中間抽象設定項目252の設定値256を決定する(ステップS606)。次に、設定値決定部120は、抽象エンティティ200の代わりに中間抽象エンティティ250を用いて「具象化処理」を実行し、具象設定項目302の算出値305を算出する(ステップS607)。そして、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」を実行し、具象設定項目302の設定値306を決定する(ステップS608)。
また、設定値決定部120は、上述のステップS104で、中間抽象設定項目252の値が入力された場合(ステップS602/Y)、ステップS606〜S608を実行して、中間抽象設定項目252の設定値256、及び、具象設定項目302の設定値306を決定する。
また、設定値決定部120は、上述のステップS104で、具象設定項目302の値が入力された場合(ステップS603/Y)、ステップS608を実行して、具象設定項目302の設定値306を決定する。
例えば、図14のエンティティ情報131において、抽象エンティティ200「サーバX」の抽象設定項目202「A」のデフォルト値203に「100」が、中間抽象エンティティ250「サーバX1」の中間抽象設定項目252「A1」のデフォルト値253に「100」が、それぞれ設定されていると仮定する。また、ユーザから、設定対象として、抽象エンティティ200の識別子「サーバX」、中間抽象エンティティ250の識別子「サーバX1」、及び、具象エンティティ300の識別子「製品X11」が入力されたと仮定する。
ここで、ユーザが抽象設定項目202「A」の入力欄1202に値「200」を入力した場合、設定値決定部120は、「抽象設定値決定処理」において、ユーザ入力値204(「200」)を抽象設定項目202「A」の設定値206に設定する。そして、具象化ロジック実行部121は、「具象化処理」において、具象化ロジック261「X_X1」を用いて設定値206から中間抽象設定項目252「A1」の値「350」を算出し、算出値255に設定する。さらに、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、算出値255(「350」)を中間抽象設定項目252「A1」の設定値256に設定する。次に、具象化ロジック実行部121は、「具象化処理」において、具象化ロジック311「X1_X11」を用いて設定値256から具象設定項目302「a1」の値「400」を算出し、算出値305に設定する。さらに、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、算出値305(「400」)を具象設定項目302「a1」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、抽象設定項目202「A」の入力欄1202に設定値206(「200」)、中間抽象設定項目252「A1」の入力欄1252に設定値256(「350」)、具象設定項目302「a1」の入力欄1302に設定値306(「400」)を表示した、図15のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
なお、入出力部110は、図15に示すように、ユーザインタフェース画面111において、設定値206、256、306が更新(決定)された抽象設定項目202、中間抽象設定項目252、具象設定項目302の入力欄1202、1252、1302の色を変更する等により、更新(決定)された抽象設定項目202、中間抽象設定項目252、具象設定項目302とその設定値206、256、306をユーザに通知してもよい。
また、ユーザが中間抽象設定項目252「A1」の入力欄1252に値「500」を入力した場合、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、ユーザ入力値254(「500」)を中間抽象設定項目252「A1」の設定値256に設定する。次に、具象化ロジック実行部121は、「具象化処理」において、具象化ロジック311「X1_X11」を用いて設定値256から具象設定項目302「a1」の値「600」を算出し、具象設定項目302「a1」の算出値305に設定する。さらに、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、算出値305(「600」)を具象設定項目302「a1」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、中間抽象設定項目252「A1」の入力欄1252に設定値256(「500」)、具象設定項目302「a1」の入力欄1302に設定値306(「600」)を表示した、図16のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
また、ユーザが具象設定項目302「a1」の入力欄1302に値「500」を入力した場合、設定値決定部120は、「具象設定値決定処理」において、ユーザ入力値304(「500」)を具象設定項目302「a1」の設定値306に設定する。この場合、入出力部110は、具象設定項目302「a1」の入力欄1302に設定値306(「500」)を表示した、図17のようなユーザインタフェース画面111を出力する。
以上により、本発明の第2の実施の形態の動作が完了する。
なお、本発明の第2の実施の形態においては、抽象エンティティ200と具象エンティティ300との間に、1つの中間抽象エンティティ250が定義されている場合を例に動作を説明したが、抽象エンティティ200と具象エンティティ300との間に、複数の中間抽象エンティティ250が、上位中間抽象エンティティと上位中間抽象エンティティを具象化した下位中間抽象エンティティの繰り返しにより定義(複数の中間抽象エンティティ250のネストにより定義)されていてもよい。この場合、設定値決定部120は、抽象エンティティ200の代わりに上位中間抽象エンティティ、具象エンティティ300の代わりに下位中間抽象エンティティを用いて「具象化処理」を実行し、上位中間抽象エンティティの設定項目(上位中間抽象設定項目)から下位中間抽象エンティティの設定項目(下位中間抽象設定項目)の算出値を算出する。さらに、設定値決定部120は、具象エンティティ300の代わりに下位中間抽象エンティティを用いて、「具象設定値決定処理」を実行し、下位中間抽象設定項目の設定値を決定する。設定値決定部120は、これらの処理を繰り返すことにより、各中間抽象設定項目の設定値を決定する。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果を説明する。
本発明の第2の実施の形態によれば、本発明の第1の実施の形態に比べて、より複雑な設定項目を有するシステムにおいても、ユーザにとって容易に設定可能な、多様な設定インタフェースを提供できる。その理由は、抽象エンティティ200と具象エンティティ300との間に、さらに、中間抽象エンティティ250定義し、設定値決定部120が、具象化ロジック実行部121に、具象化ロジック261を用いて、抽象設定項目202の設定値206から中間抽象設定項目252の値を算出させ、具象化ロジック311を用いて、中間抽象設定項目252の設定値256から具象設定項目302の値を算出させるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年11月19日に出願された日本出願特願2012−253443を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100 プログラム設定装置
110 入出力部
111 ユーザインタフェース画面
120 設定値決定部
121 具象化ロジック実行部
130 エンティティ情報記憶部
131 エンティティ情報
200 抽象エンティティ
201 抽象設定項目群
202 抽象設定項目
203 デフォルト値
204 ユーザ入力値
206 設定値
1200 抽象エンティティ表示部
1202 入力欄
250 中間抽象エンティティ
251 中間抽象設定項目群
252 中間抽象設定項目
253 デフォルト値
254 ユーザ入力値
255 算出値
256 設定値
261 具象化ロジック
1250 中間抽象エンティティ表示部
1252 入力欄
300 具象エンティティ
301 具象設定項目群
302 具象設定項目
303 デフォルト値
304 ユーザ入力値
305 算出値
306 設定値
311 具象化ロジック
1300 具象エンティティ表示部
1302 入力欄

Claims (10)

  1. プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目から、前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される、具象化ロジックを実行する具象化ロジック実行手段と、
    前記抽象設定項目の値が入力された場合に、前記具象化ロジック実行手段に、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出させ、当該具象設定項目の設定値に決定する設定値決定手段と、
    を備える、
    プログラム設定装置。
  2. さらに、前記抽象設定項目と前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目とを関連付けて表示して、前記抽象設定項目の値の入力を受け付け、前記設定値決定手段により設定値が決定された前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目、及び、当該具象設定項目の設定値を通知する、ユーザインタフェース画面を出力する、入出力手段を備える、
    請求項1に記載のプログラム設定装置。
  3. 前記設定値決定手段は、前記具象設定項目の値が入力された場合、前記具象設定項目の算出値に優先して、前記具象設定項目の入力値を、前記具象設定項目の設定値に決定する、
    請求項1または2に記載のプログラム設定装置。
  4. 前記設定値決定手段は、前記抽象設定項目の値の入力がない場合、前記抽象設定項目の所定の初期値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出させ、前記具象設定項目の値の入力がなく、かつ、前記具象設定項目の算出値がない場合、前記具象設定項目の所定の初期値を前記具象設定項目の設定値に決定する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のプログラム設定装置。
  5. 前記プログラムの複数の実装の内の1以上の集合について共通な設定項目である中間抽象設定項目が定義される場合に、
    前記設定値決定手段は、前記具象化ロジック実行手段に、設定対象の実装を含む集合に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の値から前記設定対象の実装を含む集合に係る前記中間抽象設定項目の値を算出させ、当該中間抽象設定項目の設定値に決定し、前記設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記中間抽象設定項目の設定値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出させる、
    請求項1に記載のプログラム設定装置。
  6. さらに、前記抽象設定項目、前記設定対象の実装を含む集合に係る前記中間抽象設定項目、及び、前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目を関連付けて表示して、前記抽象設定項目の値の入力を受け付け、前記設定値決定手段により設定値が決定された前記設定対象の実装を含む集合に係る前記中間抽象設定項目、及び、当該中間抽象設定項目の設定値を通知し、前記設定値決定手段により設定値が決定された前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目、及び、当該具象設定項目の設定値を通知する、ユーザインタフェース画面を出力する、入出力手段を備える、
    請求項5に記載のプログラム設定装置。
  7. 前記設定値決定手段は、前記中間抽象設定項目の値が入力された場合、前記中間抽象設定項目の算出値に優先して、前記中間抽象設定項目の入力値を、前記中間抽象設定項目の設定値に決定し、前記具象設定項目の値が入力された場合、前記具象設定項目の算出値に優先して、前記具象設定項目の入力値を、前記具象設定項目の設定値に決定する、
    請求項5または6に記載のプログラム設定装置。
  8. プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目が入力された場合に、前記抽象設定項目から前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される具象化ロジックの内、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出し、当該具象設定項目の設定値に決定する、プログラム設定方法。
  9. さらに、前記抽象設定項目と前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目とを関連付けて表示して、前記抽象設定項目の値の入力を受け付け、前記設定値が決定された前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目、及び、当該具象設定項目の設定値を通知する、ユーザインタフェース画面を出力する、
    請求項8に記載のプログラム設定方法。
  10. コンピュータに、
    プログラムの複数の実装について共通な設定項目である抽象設定項目が入力された場合に、前記抽象設定項目から前記プログラムの複数の実装の各々の設定項目である具象設定項目を算出するためのロジックであって、前記複数の実装の各々について定義される具象化ロジックの内、設定対象の実装に対する前記具象化ロジックを用いて、前記抽象設定項目の入力値から前記設定対象の実装に係る前記具象設定項目の値を算出し、当該具象設定項目の設定値に決定する、処理を実行させるプログラ
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