JP2016139984A - ネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】VNFの要求条件に応じたネットワークシステムの構成を評価するネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を提供する。
【解決手段】ネットワーク評価システムは、ネットワークシステムを構成する汎用HWが処理できるVMの個数情報と、前記汎用HWの個数情報と、前記汎用HWの故障率情報と、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNFが必要とするVMの個数情報と、前記VNFの性能情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された情報を元に、前記VNFの性能以上となる前記汎用HWの故障パターンを列挙する列挙手段と、前記入力手段で入力された情報を元に、前記列挙手段で列挙されたそれぞれの前記故障パターンによる前記VNFの性能以上となる確率を累積した累積確率を計算する計算手段と、を具備する。
【選択図】図7

Description

本発明は、通信ネットワークにおいて、ネットワーク機能を仮想化する技術であるNFV(Network Function Virtualisation)を適用した通信ネットワークの評価モデルを定義し、仮想化されたネットワーク機能であるVNFの性能とその累積確率を評価することによって、VNFの性能が高い、あるいはVNFごとに必要とする性能を有するシステムの構成を容易に可能にするシステム及び方法に関するものである。
従来技術において、通信ネットワークの信頼性は、対象の通信ネットワークを構成する設備と設備の構成(設備の接続構成や冗長構成)によって、当該通信ネットワークに対する評価モデルを作成し、個々のネットワーク設備が有する故障確率(例えば,故障率や不稼動率)の積や和を用いて算出される。
そして、その信頼性は、当該通信ネットワークに対して求められている故障確率をもとに、個々のネットワーク設備に対して求められている故障確率を配分し、配分された故障確率と、評価モデルをもとに算出された故障確率とを比較することよって評価されてきた、ネットワーク信頼性の算出方法に関する従来の技術としては、非特許文献1に記述されている例がある。この文献に開示されている信頼性評価技術は、ネットワークの計画・設計・構築を実施する上で的確な判断を支援するための技術である。
仮想化技術を適用したネットワークシステムでは、これまでのネットワーク設備の冗長化構成が変化する。具体的には、従来は各ネットワーク設備に対して一つの予備系を用意する二重冗長化が一般的であった。一方、仮想化技術を適用したネットワークでは、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNFが様々な汎用HW(Hardware)上で動作するため、従来の二重冗長化の必要性が低くなる。また、従来は稼働、または不稼働のみ考慮していたが、故障により汎用HWが処理できるVM(Virtual Machine)の個数が不足した状態でも、VNFの性能を劣化させることで稼働し続けることも想定されている。
非特許文献2では、仮想化技術を適用したネットワークシステムにおけるネットワーク設備の冗長化の方法や、VNFの性能が劣化した状態での運用についての記載がされている。
「NTT通信網を理解していただくために」(NTT通信網研究会,1994)"第8章 安定品質",pp.314−329 "Network Function Virtualisation - Draft ETSI GS NFV-REL 001 v0.2.3", ETSI, Sep. 2014 .
仮想化技術を適用したネットワークでは、各ネットワーク装置を二重冗長化するのではなく、仮想化されたネットワーク機能であるVNFが様々な汎用HW上で機能するため、ネットワークシステムを構成する汎用HW全体で冗長化構成をとることが大きな特徴である。ただし、VNFが機能するためには、VNFの要求条件を満たすVMの個数が必要である。更に、従来のネットワーク装置は、稼働、または不稼働の二状態のみであったが、VNFの要求条件を満たすVMの個数未満となったとしても、VNFの性能を劣化させて動作させるケースも想定される。
しかしながら、これまでのネットワーク評価モデルにおいては汎用HWが処理できるVMの個数、VNFが必要とするVMの個数、及びVNFの性能を考慮していない。そのため、仮想化技術を適用したネットワークを評価する上で、従来の評価方法では考慮されていない要素を加えて評価モデルを検討する必要がある。また、VNFごとに許容できる性能劣化は異なるため、様々なネットワークシステム構成におけるネットワーク機能の性能とその累積確率についても評価する必要がある。
非特許文献1においては、稼働率・不稼働率のみでネットワークの評価を行っており、汎用HWが処理できるVMの個数、及びVNFが必要とするVMの個数については記載されていない。また、VNFの性能についても記載されていないため、従来のネットワーク評価方法を適用することはできない。
非特許文献2においては、VNFの要求条件や考慮するべき要素について記載されている。しかしながら、考慮すべき要素を加えたネットワーク評価モデルについては記載されていない。また、VNFが性能を考慮した評価方法についても記載されていないため、仮想化技術を適用した様々なネットワークシステムの構成については評価することができない。
本発明の目的は、以上の点を解決するために、VNFの要求条件に応じたネットワークシステムの構成を評価するネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を提供することである。上記に加えて、本発明の目的は、VNFが必要とする性能を達成する累積確率が高い、またはある累積確率を達成するときのVNFの性能をネットワークシステムの構成の観点から評価するネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、ネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を実現する。第1の観点は、ネットワーク評価システムである。ネットワーク評価システムは、ネットワークシステムを構成する汎用HW(Hardware)が処理できるVM(Virtual Machine)の個数情報と、前記汎用HWの個数情報と、前記汎用HWの故障率情報と、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNF(Virtual Network Function)が必要とするVMの個数情報と、前記VNFの性能情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された情報を元に、前記VNFの性能以上となる前記汎用HWの故障パターンを列挙する列挙手段と、前記入力手段で入力された情報を元に、前記列挙手段で列挙されたそれぞれの前記故障パターンによる前記VNFの性能となる確率を計算し、それぞれの前記故障パターンに対応する前記確率を累積した累積確率を計算する計算手段と、を具備する。
第2の観点は、ネットワーク評価方法である。ネットワーク評価方法は、ネットワークシステムを構成する汎用HW(Hardware)が処理できるVM(Virtual Machine)の個数情報と、前記汎用HWの個数情報と、前記汎用HWの故障率情報と、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNF(Virtual Network Function)が必要とするVMの個数情報と、前記VNFの性能情報を入力し、入力された情報を元に、前記VNFの性能以上となる前記汎用HWの故障パターンを列挙し、入力された情報を元に、列挙されたそれぞれの前記故障パターンによる前記VNFの性能以上となる確率を累積した累積確率を計算する。
すなわちこの発明によれば、これまで考慮されていなかった汎用HWの種類、汎用HWが処理できるVMの個数、VNFが必要とするHWの性能を加えた、ネットワーク信頼性評価モデルを考案し、VNFの性能を達成するためにはどのようなネットワークシステムの構成にすることが最もその累積確率が高くなるかどうかを評価できるネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を提供することができる。
よって、この発明によれば、様々なネットワークシステムの構成において、VNFの性能とその累積確率が評価できるため、VNFに応じてネットワークシステムの構成を検討することが可能となる。
本実施形態の一例となるネットワーク評価システムのブロック構成図。 本実施形態の一例となる汎用HW上に配置されるVNFのパターンを示す図。 本実施形態の一例となる式2の図解を示す図。 本実施形態の一例となるネットワーク評価システムによる処理のフローチャート。 本実施形態の数値例を示す図。 本実施形態の一例となるVNFの性能とそのときの累積確率を示す図。 本実施形態の一例となるVNFの性能とそのときの累積確率を示すグラフ。
以下、図面を参照してこの発明に係る実施形態を説明する。
[構成]
図1に、実施形態に係る一例となるネットワーク評価システム1のブロック構成図を示す。複数種のVNF、複数種の汎用HW、VNFを実行するための制御プログラムによって構成され、汎用HWの故障において通信の中断が起こりうるネットワークにおいて、ネットワーク評価システム1は、汎用HWの種類、汎用HWが処理できるVMの個数、汎用HWの個数、汎用HWの故障率、VNFが必要とするVMの個数、及びVNFの性能を考慮し、あるネットワークシステムの構成におけるVNFの性能とそのときの累積確率を評価する機能を具備する。尚、ネットワーク評価システム1は、評価対象となるネットワークシステムに接続または含まれることもあり得るが、接続されていないまたは含まれていないこともあり得る。
ネットワーク評価システム1は、入力部(入力手段)11、データベース12及び処理部13を備えている。
入力部11は、各種情報を外部からネットワーク評価システム1へ入力する。本実施形態で入力される各種情報については後述する。入力部11は、各種情報を取り込む機能を備えていればよい。入力部11は、例えば、オペレータの入力により各種情報を取り込む装置であっても、ネットワークを介して各種情報を受信することで取り込む装置であってもよく、限定されない。
データベース12は、入力部11で入力された各種情報を蓄積する。データベース12は、例えば、ハードディスク等の記憶装置である。
処理部13は、任意のネットワークシステムの構成を評価するために、入力部11で入力された各種情報を用いて演算処理する。処理部13は、列挙部(列挙手段)131、計算部(計算手段)132、判定部(判定手段)133、出力部(出力手段)134及び評価部(評価手段)135を備えている。処理部13が備える各部の処理内容については後述する。処理部13は例えばCPU(Central Processing Unit)により構成され、処理部13が備える各部も例えばCPUにより構成される。尚、CPUは、プロセッサまたはコンピュータということもできる。
尚、図1には、入力部11、データベース12及び処理部13がそれぞれ別の要素としてネットワーク評価システム1を構成する例を示しているが、ネットワーク評価システム1は、入力部11、データベース12及び処理部13を全て含む1つの装置で構成することもできる。
表示部(表示手段)2は、映像を表示する。表示部2は、ネットワーク評価システム1に接続されている。尚、表示部2は、図1にはネットワーク評価システム1と異なる要素として示されているが、ネットワーク評価システム1に含まれていてもよい。
[想定されるVNFの配置パターン]
図2に、本実施形態の一例となる汎用HW上に配置されるVNFのパターンを示す。パターン1は、従来のネットワーク機能を仮想化しただけのパターンである。パターン2は、汎用HWが処理できるVMの個数が多いため複数のVNFを利用できるパターンである。これはNFVならではのパターンである。パターン3は、汎用HWが処理できるVMの個数が少ない、またはVNFが必要とするVMの個数が多いパターンである。パターン4は、パターン3の特殊パターンであり、主に汎用HWの故障時に一時的にこのパターンになることを想定している。
[VNFの性能以上となる累積確率を求める一般式]
VNFの性能C以上となる累積確率Rは式1で表現される。
Figure 2016139984
ただし,r1〜rmは次の式2を満たすように選択される。また、r1〜rmは二重故障まで考慮される。
Figure 2016139984
ここで、niはi種類目の汎用HWの個数、riはi種類目の稼働している汎用HWの個数、λiはi種類目の汎用HWの故障率、viはi種類目のHWが処理できるVMの個数、CはVNFの性能、FはVNFが必要なVMの個数を表している。
ネットワーク評価システム1は、式2を満たすriの組み合わせを列挙して、式1を計算することでVNFの性能C以上となる累積確率を計算することができる。
図3に、本実施形態の一例となる式2を図解したものを示す。ここで、汎用HW-Aが処理できるVMの個数CA=2、汎用HW-Bが処理できるVMの個数CB=1、HWに搭載されるVMの個数と性能は可変、VNFが必要とするVMの個数F=4、汎用HWは稼働、不稼働の二状態のみであるとする。全ての汎用HWが稼働している場合、VNFが必要とするVMの個数を満たしているので、このときのVNFの性能Cは1.0である。一方、HW-Aが故障した場合、VNFが必要とするVMの個数の0.5しか満たしていないため、VNFの性能Cは0.5となる。
次に、ネットワーク評価システム1における処理について説明する。ここでは、ネットワーク評価システム1が実施する順序に従い、処理の内容を説明する。本実施形態において想定されるVNFの構成については、図2で示したとおりである。図4に、本実施形態の一例となるネットワーク評価システム1による処理のフローチャートを示す。
尚、本処理の実施のタイミングは事前に故障率から行う場合と、運用中にリアルタイムで故障率をモニタリングし、現在の信頼性評価を行う場合がある。いずれの場合も運用モデルは同様であるため、ここでは、事前に故障率から行う場合を想定する。
入力部11は、評価対象となる任意のネットワークシステムを構成する汎用HWが処理できるVMの個数情報、汎用HWの個数情報、汎用HWの故障率情報、VNFが必要とするVMの個数情報、及びVNFの性能C情報を入力する(ステップS1001)。ステップS1001では、入力部11は、任意のネットワークシステムの評価を行うために、入力に基づいて、汎用HWが処理できるVMの個数、汎用HWの個数、汎用HWの故障率、VNFが必要とするVMの個数、及びVNFの性能Cの設定を行う。運用中の場合、汎用HWの故障率は、リアルタイムでモニタリングされる故障率を利用することで設定されてもよい。万が一、VNFを機能させるために必要なVMの個数に達していない場合も、VNFの性能を落とすことで機能の完全停止は起こらず、VNFの性能C以上であればよいとする。尚、入力部11は、評価対象となるネットワークの構成要素情報及び汎用HWの種類情報のうちの少なくとも1つが入力されてもよい。
次に、処理部13における列挙部131は、式2を満たすr1〜rmの組み合わせを列挙する(ステップS1002)。ステップS1002では、列挙部131は、入力部11で入力された情報を元に、VNFの性能C以上となる汎用HWの故障パターンを列挙するために、式2を満たすr1〜rmを列挙する。
次に、処理部13における計算部132は、列挙した組み合わせで式1の累積確率を計算する(ステップS1003)。ステップS1003では、計算部132は、ステップS1002で列挙した全ての故障パターンを式1で計算し、そのVNFの性能C以上となる累積確率Rを算出する。つまり、ステップS1003では、計算部132は、入力部11で入力された情報を元に、列挙部131で列挙されたそれぞれの故障パターンによるVNFの性能C以上となる確率を累積した累積確率Rを計算する。
次に、処理部13における判定部133は、再度評価が必要か否かを判定する(ステップS1004)。ステップS1004では、判定部133は、評価が必要なVNFの性能Cは終えたかどうかを判定する。判定部133がまだ評価が必要であると判定した場合(ステップS1004、Yes)、ネットワーク評価システム1は、ステップS1001〜ステップS1003の処理を再度行う。つまり、計算部132は、VNFの性能C毎に累積確率Rを計算する。
判定部133が評価は必要ではないと判定した場合(ステップS1004、No)、処理部13における出力部134は、ステップS1001〜ステップS1003で計算したVNFの性能Cとその累積確率Rを出力する(ステップS1005)。VNFの性能Cとその累積確率Rは、ネットワーク評価システム1による評価結果のうちの一つである。ステップS1005では、出力部134は、評価結果を表示部2へ出力する。表示部2は、ネットワーク評価システム1による評価結果を表示する。これにより、オペレータは、任意のネットワークに対するネットワーク評価システム1による評価結果を確認することができる。
次に、数値例を用いてネットワーク評価システム1による処理を説明する。ここでは、再び図4を用いて、ネットワーク評価システム1が実施する順序に従い処理の内容を説明する。
[数値例]
図5に、あるネットワークに関する数値例を示す。ネットワーク評価システム1は、図5に示される数値例でこのネットワークの評価を行う。
ステップS1001において、入力部11は、図5に記載されている汎用HWが処理できるVMの個数、汎用HWの個数、汎用HWの故障率、及びVNFが必要とするVMの個数を入力する。また、入力部11は、VNFの性能Cを1.0として入力する。
ステップS1002において、列挙部131は、以下の式3を満たすrAとrBの組み合わせを列挙する。
Figure 2016139984
式3は、ステップS1001で入力された数値を考慮した数2に対応している。
rAとrBの組み合わせは、(rA, rB) = (1, 2), (2, 0), (2, 1), (2, 2)の4パターンである。
ステップS1003において、計算部132は、ステップS1002で列挙した組み合わせを、ステップS1001の入力を考慮した以下の式4で計算する。
Figure 2016139984
式4は、ステップS1001で入力された数値を考慮した数1に対応している。計算部132は、全ての組み合わせを計算した値を、VNFの性能C=1.0となる累積確率Rとして算出する。このときRは、R=0.95である。
今回はVNFの性能Cが0.75、0.50の場合も評価したいため、ステップS1004において判定部133がまだ評価が必要であると判定し、ネットワーク評価システム1は、同様にステップS1001〜ステップS1003の処理を実施する。VNFの性能Cが0.75、0.50のときの累積確率Rはそれぞれ、R=0.99、1.0となる。
ステップS1005において、出力部134は、これまで算出したVNFの性能Cとその累積確率Rを出力する。
図6に、図5に示される数値例に基づいて算出されたVNFの性能とその累積確率の一例を示す。具体例1-1、具体例1-2、具体例2の3つを比較すると、VNFの性能とその累積確率の関係は同じで逆転していない。これは、これまでの信頼性評価方法から検討しても妥当であり、従来の信頼性評価において、VNFの性能が1.0、つまり稼働率が高いネットワークシステムの構成であればVNFの性能が1.0未満の場合も評価する必要がない。
しかしながら、具体例1-3と具体例2を比較した場合、VNFの性能が1.0のとき、具体例2の方がそのときの累積確率が高い。一方、VNFの性能が0.5以上かつ少なくとも0.75以下である場合、具体例1の方がそのときの累積確率が高い。つまり、VNFの性能が1.0のみの場合は具体例2の構成の方がVNFの性能C以下になりにくく、一方、VNFの性能が0.5以上かつ少なくとも0.75以下であれば具体例1-3の方がVNFの性能C以下になりにくい。
[評価例]
図7に、図6に示すVNFの性能とそのときの累積確率Rをグラフ化したものを示す。評価部135は、出力部134がVNFの性能Cとその累積確率Rを表示部2へ出力する前に、VNFの性能C及び計算部132で計算された複数のネットワークシステム構成それぞれの累積確率Rに基づいて複数のネットワークシステム構成を評価することができる。つまり、評価部135は、VNFの性能Cまたは累積確率Rを基準として、複数のネットワークシステム構成を評価することができる。
例えば、評価部135は、VNFの性能Cが同程度のときに、複数のネットワークシステム構成それぞれの累積確率Rの評価に基づいて複数のネットワークシステム構成を評価することができる。この場合、評価部135は、いずれのネットワークシステム構成の累積確率Rが高いのかを評価できる。評価部135は、累積確率Rが高いネットワークシステム構成の方がVNFの性能C以下になりにくいと評価することができる。
例えば、評価部135は、累積確率Rが同程度のとき、複数のネットワークシステム構成それぞれのVNFの性能Cの評価に基づいて複数のネットワークシステム構成を評価することができる。この場合、評価部135は、累積確率Rを達成するときの各ネットワークシステム構成におけるVNFの性能Cを評価することができる。
ここで、具体例1-3と具体例2を比較したとき、VNFの性能が1.0のみの場合、具体例2の方がそのときの累積確率が高いため、具体例2のネットワークシステムの構成の方がVNFの性能C以下になりにくいと言える。一方、VNFの性能が0.75以下である場合、具体例1-3の方がそのときの累積確率が高いため、具体例1-3のネットワークシステムの構成の方がVNFの性能C以下になりにくいと言える。
出力部134は、評価部135による上記評価結果を表示部2へ出力してもよい。
[効果]
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、これまで考慮されていなかった汎用HWの種類、汎用HWが処理できるVMの個数、VNFが必要とするHWの性能を加えた、ネットワーク信頼性評価モデルを考案し、VNFの性能を達成するためにはどのようなネットワークシステムの構成にすることが最もその累積確率が高くなるかどうかを評価できるネットワーク評価システム及びネットワーク評価方法を提供することができる。
よって、本実施形態によれば、様々なネットワークシステムの構成において、VNFの性能とその累積確率が評価できるため、VNFに応じてネットワークシステムの構成を検討することが可能となる。例えば、構成Aと構成Bの二つの構成があったとき、VNFの性能が1.0のときは構成A、0.50以上かつ少なくとも0.75以下のときは構成Bと評価することが可能となる。
尚、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
尚、上述した本実施形態に係る仮想化技術を適用したネットワーク評価システム1は、以下のように構成することができる。
[1]仮想化技術を適用したネットワーク評価システムは、ネットワークシステムにおいて、汎用HW(ハードウェア)の種類情報を入力する手段を具備する。
[2]ネットワーク評価システムは、[1]に記載される情報に加えて、汎用HWが処理できるVM(Virtual Machine)の個数情報を入力する手段を具備する。
[3]ネットワーク評価システムは、[1]、及び[2]に記載される情報に加えて、汎用HWの個数情報を入力する手段を具備する。
[4]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、及び[3]に記載される情報に加えて、汎用HWの故障率情報を入力する手段を具備する。
[5]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、及び[4]に記載される情報に加えて、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNF(Virtual Network Function)が必要とするVMの個数情報を入力する手段を具備する。
[6]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、及び[5]に記載される情報に加えて、仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能情報を入力する手段を具備する。
[7]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、及び[6]に記載される情報を元に、汎用HWの故障パターンを列挙する手段を具備する。
[8]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、及び[7]に記載される情報を元に、それぞれの故障パターンによる仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能を計算する手段を具備する。
[9]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、及び[8]に記載される情報を元に、それぞれの故障パターンによる仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能となる確率を計算する手段を具備する。
[10]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、及び[9]に記載される情報を元に、仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能以上を達成する累積確率を計算する手段を具備する。
[11]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、及び[10]に記載される情報を元に、複数のネットワークシステム構成を評価する手段を具備する。
[12]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]、及び[11]に記載される情報を元に、仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能が同程度のときに、それぞれの累積確率を評価する手段を具備する。
[13]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]、及び[11]に記載される情報を元に、累積確率が同程度のとき、それぞれの仮想化技術を適用したネットワーク機能の性能を評価する手段を具備する。
[14]ネットワーク評価システムは、[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]、[11]、[12]、及び[13]に記載される情報を元に、評価結果を表示する手段を具備する。
1…ネットワーク評価システム、2…表示部、11…入力部、12…データベース、13…処理部、131…列挙部、132…計算部、133…判定部、134…出力部、135…評価部。

Claims (8)

  1. ネットワークシステムを構成する汎用HW(Hardware)が処理できるVM(Virtual Machine)の個数情報と、前記汎用HWの個数情報と、前記汎用HWの故障率情報と、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNF(Virtual Network Function)が必要とするVMの個数情報と、前記VNFの性能情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された情報を元に、前記VNFの性能以上となる前記汎用HWの故障パターンを列挙する列挙手段と、
    前記入力手段で入力された情報を元に、前記列挙手段で列挙されたそれぞれの前記故障パターンによる前記VNFの性能以上となる確率を累積した累積確率を計算する計算手段と、
    を具備することを特徴とするネットワーク評価システム。
  2. 前記VNFの性能及び前記計算手段で計算された複数のネットワークシステム構成それぞれの前記累積確率に基づいて前記複数のネットワークシステム構成を評価する評価手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク評価システム。
  3. 前記評価手段は、前記VNFの性能が同程度のときに、前記複数のネットワークシステム構成それぞれの前記累積確率の評価に基づいて前記複数のネットワークシステム構成を評価する、ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク評価システム。
  4. 前記評価手段は、前記累積確率が同程度のとき、前記複数のネットワークシステム構成それぞれの前記VNFの性能の評価に基づいて前記複数のネットワークシステム構成を評価する、ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク評価システム。
  5. 前記評価手段による評価結果を表示する表示手段を具備することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のネットワーク評価システム。
  6. ネットワークシステムを構成する汎用HW(Hardware)が処理できるVM(Virtual Machine)の個数情報と、前記汎用HWの個数情報と、前記汎用HWの故障率情報と、仮想化技術を適用したネットワーク機能であるVNF(Virtual Network Function)が必要とするVMの個数情報と、前記VNFの性能情報を入力し、
    入力された情報を元に、前記VNFの性能以上となる前記汎用HWの故障パターンを列挙し、
    入力された情報を元に、列挙されたそれぞれの前記故障パターンによる前記VNFの性能以上となる確率を累積した累積確率を計算する、
    ことを特徴とするネットワーク評価方法。
  7. 前記VNFの性能及び複数のネットワークシステム構成それぞれの前記累積確率に基づいて前記複数のネットワークシステム構成を評価する、ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク評価方法。
  8. 前記VNFの性能が同程度のときに、前記複数のネットワークシステム構成それぞれの前記累積確率の評価に基づいて前記複数のネットワークシステム構成を評価する、ことを特徴とする請求項7記載のネットワーク評価方法。
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