JP6171416B2 - 機器制御システム、及び機器制御方法 - Google Patents

機器制御システム、及び機器制御方法 Download PDF

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本願は、機器制御システム、及び機器制御方法に関する。
例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機等のモバイル機器が、操作画面上で入力された指示に基づき、ネットワークを介して接続された外部機器を操作する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した特許文献1の方法では、近くの機器と接続したい場合でも、操作画面を見ながら操作しなければならないため、すぐに接続することができなかった。また、例えばWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)等の無線LAN(Local Area Network)により公共の場に設置された機器と接続して操作する場合にはセキュリティの面での問題も生じた。
1つの側面では、本発明は、簡単な操作で所定の場所にある所定の機器に応じた処理を実行させることを目的とする。
一態様において、通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムであって、前記通信端末は、機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手段と、前記通信端末の位置情報及び前記音収集手段により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手段とを有し、前記制御システムは、前記通信端末から得られた位置情報及び機器識別音に基づいて、前記機器識別音に対応して予め設定された処理を実行する機器を判定する処理実行手段を有することを特徴とする。
簡単な操作で所定の場所にある所定の機器に応じた処理を実行させることが可能となる。
第1実施形態に係る機器制御システムの概略構成の一例を示す図である。 通信端末に係る機能構成の一例を示す図である。 制御サーバに係る機能構成の一例を示す図である。 通信端末に係るハードウェア構成の一例を示す図である。 制御サーバに係るハードウェア構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る機器制御シーケンスの一例を示す図である。 第1実施形態の変形例を説明するための図である。 第2実施形態に係る機器制御システムの概略構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係る機器制御シーケンスの一例を示す図である。 制御サーバが保持するテーブルの一例を示す図である。
以下、実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
<機器制御システム:概略構成>
図1は、第1実施形態に係る機器制御システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、機器制御システム1は、通信端末10と、制御サーバ20と、撮像機器30−1〜30−2とを有するように構成される。通信端末10と、制御サーバ20と、撮像機器30とは、例えばインターネット、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等に代表される通信ネットワークにより接続されている。
なお、図1の例では、カメラ等の撮像機器30−1〜30−2を示しているが、これには限定されず他の機器であっても良く、機器の台数もこれには限定されない。撮像機器30−1〜30−2は、適宜、撮像機器30と称して説明する。
通信端末10は、例えばスマートフォン等の携帯端末や、PDA等のタブレット端末等である。通信端末10は、例えばユーザによる所定の動作の一例として通信端末10本体を「振る」等の動作を検知し、検知したタイミングで、撮像機器30が所定の範囲に発した機器識別音を収集し、収集した機器識別音を制御サーバ20に送信する。
ここで、機器識別音は、例えば機器ごとに異なる音に設定された機器を識別するための音である。機器識別音は、例えばモスキート音や、騒音にならないような可聴帯域外の高周波帯域(例えば18kHz以上)の周波数により構成された所定パターンの音等であるが、これに限定されるものではない。
制御サーバ20は、通信端末10から取得した機器識別音に応じて、通信端末10や撮像機器30に対して所定の処理を実行する。制御サーバ20は、例えば機器識別音を解析して機器識別音に対応する撮像機器30を特定すると、特定した撮像機器30に対して予め設定された処理を実行するよう指示する。
撮像機器30は、予め設定された所定の範囲に対して機器識別音を発生する。所定の範囲とは、撮像機器30に内蔵されたスピーカ等により出力される機器識別音が届く範囲であっても良く、図1に示すように撮像機器30と外部接続されるスピーカ等から出力される機器識別音が届く範囲であっても良い。また、撮像機器30は、制御サーバ20からの指示にしたがって所定の処理を実行する。
図1の例では、撮像機器30は、例えばテーマパークやアミューズメントパーク、観光地等の撮影スポット等の所定の場所に設置され、撮影可能な所定の範囲に対して機器識別音を発生させている。なお、各撮像機器30は、他の機器識別音が干渉することがないような範囲で発生させることが好ましいがこれに限定されるものではない。
通信端末10は、例えば撮像機器30−1が設置されている場所でユーザによる「振る」等の動作を検知すると、撮像機器30−1から発せられている機器識別音を収集し、収集した機器識別音を制御サーバ20に送信する(図1に示す(1))。なお、通信端末10は、機器識別音と併せて通信端末10を識別するための端末識別情報(例えば、端末IPアドレス)等を送信する。
制御サーバ20は、通信端末10から取得した機器識別音を解析し、解析した機器識別音に対応する機器が、例えば撮像機器30−1であると判定すると、撮像機器30−1に対して予め設定された処理として、例えば撮影を行うように指示する(図1に示す(2))。撮像機器30−1は、設置された位置で撮影を行い、撮影画像を制御サーバ20に送信する(図1に示す(3))。制御サーバ20は、撮像機器30−1から撮影画像を取得すると、対応する機器識別音を取得した通信端末10に撮影画像を送信する(図1に示す(4))。
上述したように、通信端末10は、所定の処理を実行させたい機器の近くで「振る」等の動作を行い、機器が発している機器識別音を収集して、制御サーバ20に送信することで、制御サーバ20により機器を制御して所定の処理を実行させることが可能となる。
<通信端末10:機能構成>
図2は、通信端末に係る機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、通信端末10は、入力手段11と、出力手段12と、動作検知手段13と、音収集手段14と、記憶手段15と、位置情報受信手段16と、通信手段17と、制御手段18とを有するように構成される。
入力手段11は、例えばユーザからの各種指示の開始/終了、設定等の入力を受け付ける。出力手段12は、入力手段11により入力された内容や、入力内容に基づいて実行された内容を出力したり、操作画面上に画像を表示したりする。なお、上述した入力手段11と出力手段12とは、例えばタッチパネル等のような入出力一体型の構成により機能しても良い。
動作検知手段13は、通信端末10に対する所定の動作を検知し、例えばユーザによる「振る」動作があったか否かを判定する。動作検知手段13は、例えば加速度センサ37により得られる値から、例えば「振る」等の動作があったことを検知することが可能である。なお、所定の動作とは、例えば通信端末10本体を「回す」動作でも良く、通信端末10の画面に対してユーザが行う所定の操作(例えば、スワイプ、ダブルタップ)であっても良く、これに限定されるものではない。
音収集手段14は、例えば動作検知手段13により、例えば「振る」動作等があったと判定された場合に、例えば機器から所定の範囲に発せられている機器識別音を収集するが、これには限定されない。音収集手段14は、例えばユーザによる所定の操作(例えば、画面上での「常時モード」、音収集ボタンの選択等)に応じて、上述した機器識別音を収集しても良い。
記憶手段15は、例えば音収集手段14により収集された機器識別音を記憶したり、予め通信端末10を識別するための端末識別情報等を記憶したり、位置情報受信手段16により得られた位置情報を記憶したりする。
位置情報受信手段16は、例えばGPS(Global Positioning System)や、IMES(Indoor MEssage System)等を介して測位情報(位置情報)を受信する。ここで、位置情報受信手段16は、例えばWi−Fi、超音波、可視光通信、自律航法型を利用した測位技術等を用いて位置情報を受信しても良く、これには限定されない。
通信手段17は、上述した通信ネットワークを介して、例えば制御サーバ20とデータの送受信を行う。通信手段17は、例えば制御サーバ20に対して音収集手段14により収集した機器識別音や、通信端末10を識別する端末識別情報や、位置情報受信手段16により受信した位置情報等を送信したり、制御サーバ20から送信された画像等を受信したりする。
制御手段18は、通信端末10の各構成全体の制御を行う。例えば、制御手段18は、動作検知手段13による動作検知処理や、音収集手段14による機器識別音の収集処理等を制御する。
<制御サーバ20:機能構成>
図3は、制御サーバに係る機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、制御サーバ20は、入力手段21と、出力手段22と、音解析手段23と、処理実行手段24と、記憶手段25と、通信手段26と、制御手段27とを有するように構成される。
入力手段21は、例えばポインティングデバイスやタッチパネル、ハードキー等から構成され、ユーザ等からの各種指示の開始、終了等の入力を受け付ける。出力手段22は、例えば入力手段21により入力された内容や、入力内容に基づいて実行された内容、通信ネットワークを介して受信したデータ等を出力する。
音解析手段23は、通信端末10から取得した機器識別音を解析し、解析した機器識別音に含まれる機器を識別するための機器識別情報等を抽出する。音解析手段23は、例えば所定の数値(例えば「1」、「2」等)に対応して予め設定された周波数に基づき、例えば機器識別情報等に対応して予め設定された所定のパターン(例えば「1111」)を抽出する。
処理実行手段24は、例えば通信端末10から得られた機器識別音に対応する処理を実行する。処理実行手段24は、例えば機器識別音の解析により、機器識別音に対応して予め設定された処理を実行する機器を判定する。処理実行手段24は、例えば通信端末10から機器識別音と併せて位置情報を取得した場合には、機器識別音と位置情報とに基づいて、予め設定された処理を実行する機器を判定しても良い。
処理実行手段24は、例えば機器識別音に対応する撮像機器30に対して、所定の範囲の撮影を指示し、撮影を指示した撮像機器30から撮影画像を取得すると、取得した撮影画像を通信端末10に送信する。処理実行手段24は、複数の異なる機器識別音に対応するそれぞれの撮像機器30から得られた撮影画像を通信端末10ごとに保存し、保存している撮影画像を通信端末10ごとに送信しても良い。
記憶手段25は、機器識別音に対応する処理内容の判定テーブルや、通信端末10から取得した情報テーブル等を記憶する。通信手段26は、通信端末10や撮像機器30等の機器とデータの送受信を行う。
制御手段27は、制御サーバ20の各構成全体の制御を行う。例えば、制御手段27は、音解析手段23による音解析処理や、処理実行手段24による処理等を制御する。
<通信端末:ハードウェア構成>
図4は、通信端末に係るハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、通信端末10は、タッチセンサ31と、タッチパネルディスプレイ32と、CPU(Central Processing Unit)33と、ROM(Read Only Memory)34とを有するように構成される。更に、通信端末10は、RAM(Random Access Memory)35と、記憶装置36と、加速度センサ37と、位置情報受信装置38と、音声入力装置39と、インターフェース装置40とを有するように構成される。
タッチセンサ31は、例えばタッチパネルディスプレイ32に対する操作を検知する。タッチセンサ31は、例えばタッチパネルディスプレイ32に対する接触が検知されたタイミングでパラメータを取得する。
取得するパラメータとしては、例えばタッチイベント、タッチパネルディスプレイ32上で接触があった位置の座標(Vx,Vy)、接触があった位置の数、位置の座標の変化量(△Vx,△Vy)、時間あたりの変化量(tVx,tVy)等である。なお、取得するパラメータは、これに限定されるものではない。
タッチパネルディスプレイ32は、各種データを画面に表示したり、ユーザからの操作により所定の入力データを取得するための操作画面を表示したりする。
CPU33は、ROM34や記憶装置36からプログラムやデータをRAM35上に読み出し、処理を実行することで、通信端末10全体の制御や搭載機能を実現する。CPU33は、例えば各種チップセットを有し、チップセットを介して他の機器と接続する。
ROM34は、例えば電源を切っても内部データを保持することが可能な不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)であり、各種プログラムやデータが格納されている。RAM35は、プログラムやデータを一次保存する揮発性の半導体メモリである。
記憶装置36は、例えば画像や音声等の各種データの蓄積を行うストレージである。記憶装置36は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、メモリカード等の一般的に利用されている記憶媒体により構成される。
加速度センサ37は、通信端末10の加速度の変化を検出する。加速度センサ37は、例えば所定時間間隔で常時パラメータを取得する。例えば、加速度センサ37は、XYZの3軸におけるX値、Y値、Z値や、X値、Y値、Z値の時間あたりの変化率△X、△Y、△Z、及びX値、Y値、Z値が変化した際のその時間間隔tX、tY、tZの値等をそれぞれ取得する。
位置情報受信装置38は、例えばGPSやIMES等の測位信号を受信するアンテナを有し、測位信号に含まれる位置情報を受信する。
音声入力装置39は、例えばマイク等により構成され、例えば撮像機器30等からの機器識別音を収集したり、ユーザの声を収集したりする。
インターフェース装置40は、例えば無線LAN等を介して接続された他の機器との間で通信を行うためのインターフェースである。
<制御サーバ20:ハードウェア構成>
図5は、制御サーバに係るハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、制御サーバ20は、入力装置41と、表示装置42と、HDD43と、ROM44と、RAM45と、CPU46と、インターフェース装置47と、ドライブ装置48とを有するように構成され、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、例えばキーボードやマウス等を含み、各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置42は、例えばディスプレイ等により構成され、処理結果を表示する。
HDD43は、プログラムや各種データを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windous(登録商標)」等の基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及びシステム上で各種機能を提供するアプリケーション等がある。HDD43は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
ROM44は、電源を切っても内部データを保持することが可能な不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM44には、制御サーバ20の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定等のプログラムやデータが格納されている。
RAM45は、プログラムやデータを一次保存する揮発性の半導体メモリである。CPU46は、上記記憶装置(「HDD43」や「ROM44」)からプログラムやデータをRAM45上に読み出し、処理を実行することで、制御サーバ20全体の制御や搭載機能を実現する。
インターフェース装置47は、機器と接続してデータ通信を行うためのインターフェースである。ドライブ装置48は、着脱可能な記録媒体48Aとのインターフェースである。ドライブ装置48は、記録媒体48Aの読み取りや書き込みを行う。
記録媒体48Aには、例えばフロッピーディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USB(Universal Serial Bus memory)等がある。
上述したハードウェア構成により、制御サーバ20は、各種処理を実行することが可能となる。なお、制御サーバ20は、例えば入力装置41や表示装置42を備えていない構成であっても良い。
<第1実施形態:機器制御シーケンス>
図6は、第1実施形態に係る機器制御シーケンスの一例を示す図である。なお、図6では説明の便宜上、1台の撮像機器30を用いて説明する。図6に示すように、所定の撮影スポットに設置されている撮像機器30は、例えば撮影可能な範囲に対して機器識別音を発生させている(S10)。
通信端末10を保持しているユーザは、所定の撮影スポットで写真撮影を行いたいとき、撮像機器30に向かいながら、例えば通信端末10本体を振る。通信端末10は、動作検知手段13により「振る」動作を検知すると(S11)、音収集手段14により撮像機器30から発生されている機器識別音を収集する(S12)。
ここで、ユーザは所望の撮像機器30に向かって通信端末10を振ることにより、どの機器を利用したいか、直感的な動作で指定することが可能である。なお、ユーザは、機器識別音を収集可能な範囲であれば、撮像機器30に向けて通信端末10を振らなくても良い。また、被写体となるユーザが適切な位置で撮影されるように、所定の撮影スポットに撮像機器30の撮影可能な範囲を考慮した看板等の目印を設け、ユーザが目印の場所で通信端末10を振るようにしても良い。
通信端末10は、収集した機器識別音を、通信端末10の端末識別情報(例えば、端末IPアドレス)と併せて、通信手段17により制御サーバ20に送信する(S13)。なお、S13の処理において、通信端末10は、制御サーバ20においてより精度良く機器を特定するため、位置情報受信手段16により受信した位置情報を、機器識別音と併せて制御サーバ20に送信しても良い。
制御サーバ20は、音解析手段23により通信端末10から取得した機器識別音を解析し(S14)、処理実行手段24により、例えば機器識別音に対応する機器が撮像機器30であると判定する(S15)。また、制御サーバ20は、処理実行手段24により、機器識別音に対応して予め設定されている処理内容を判定する(S16)。
次に、制御サーバ20は、予め設定されている処理内容が、例えば撮像機器30に撮影を指示することと判定すると、撮像機器30に対して所定の範囲の撮影を指示する(S17)。撮像機器30は、制御サーバ20からの指示に基づき、撮影を行う(S18)。
なお、S18の処理において、撮像機器30は、撮影前にスピーカ等から撮影する旨をユーザに通知しても良い。例えば、撮像機器30がタイマー機能を有していれば、制御サーバ20が、例えば5秒後に撮影するよう撮像機器30に指示すると、撮像機器30は、制御サーバ20の指示を取得してから5秒後に撮影することが可能である。
ここで、例えば撮像機器30のスピーカ等に予め5秒等のカウントダウンを行う音声データを保持させ、制御サーバ20は、撮像機器30にタイマー機能を用いた撮影を指示し、撮像機器30のスピーカ等に音声出力指示を行うと良い。これにより、撮像機器30のスピーカ等は、制御サーバ20からの指示に応じて5秒等のカウントダウンを行う音声データを再生し、撮像機器30は、音声データに合わせて撮影を行うことが可能となる。
また、制御サーバ20が、上述した音声データを保持しておき、撮像機器30のスピーカ等に音声データを送信しても良く、通信端末10に音声データを送信して、通信端末10において音声データを再生させて撮影する旨を通知しても良い。また、制御サーバ20は、ユーザが「振る」動作を検知した時間を取得し、その時間を基準にタイマー設定を行い、所定時間経過後(例えば5秒後)等に撮像機器30に撮影を指示しても良い。
また、S18の処理において、撮像機器30は、撮影範囲(画角)内に人物の顔が含まれているか否かの顔の向きの判定を行い、その顔が正面を向いているものと判定された場合に、撮影を行っても良い。なお、顔が正面を向いているか否かは、例えば目や鼻、口等の特徴量等を基準に判定することができるが、これに限定されるものではない。また、撮像機器30は、曇り空や夜間等の周囲の環境等に合わせてフラッシュモードで撮影しても良い。更に、撮像機器30における撮影は、静止画に限定されず、動画でも良い。
撮像機器30は、制御サーバ20に対して撮影した画像を送信する(S19)。なお、画像送信時には、所定の圧縮手法による画像圧縮を行っても良い。制御サーバ20は、撮像機器30から画像を取得すると、通信端末10から取得した端末識別情報(例えば、端末IPアドレス)に基づき、取得した画像を送信する(S20)。
上述したように、通信端末10は、撮影を行いたい撮像機器30の近くで「振る」動作等を行うと、制御サーバ20により、通信端末10が収集した機器識別音に対応した撮像機器30に対して撮影を実行させることが可能となる。
<第1実施形態の変形例>
図7は、第1実施形態の変形例を説明するための図である。図7に示すように、例えばテーマパークや、アミューズメントパーク、観光地等において撮像機器30−1〜30−2が所定の撮影スポットに設置されているものとする。なお、撮像機器30の台数は、これには限定されない。
通信端末10を保持するユーザは、予め撮影スポットを訪れる前に通信端末10を振って「常時モード」を選択しておくと、音収集手段14が、常に機器識別音を収集した状態となる。また、制御サーバ20には、通信端末10から「常時モード」を選択したことを示す情報と、通信端末10の端末識別情報とが送信される。
ユーザが所定の撮影スポットを訪れると、通信端末10は、撮影スポットに設置されている撮像機器30から機器識別音を収集し、収集した機器識別音を、通信端末10の端末識別情報と併せて、制御サーバ20に送信する。
図7の例では、ユーザがA地点〜D地点を順に訪れ、撮像機器30−1の撮影スポット(A地点)と、撮像機器30−2の撮影スポット(C地点)を訪れたものとする。ユーザがA地点に来ると、通信端末10は、撮像機器30−1が所定の範囲に発している機器識別音を音収集手段14により収集することが可能である。
通信端末10は、撮像機器30−1の機器識別音を収集すると、収集した機器識別音と通信端末10の端末識別情報とを制御サーバ20に送信する(図7に示す(1))。制御サーバ20は、撮像機器30−1に対して撮影を行うように指示する(図7に示す(2))。撮像機器30−1は、制御サーバ20の指示によりユーザの撮影を行い、撮影した画像を制御サーバ20に送信する(図7に示す(3))。
また、ユーザは、撮像機器30−2の撮影スポット(C地点)に移動すると、通信端末10は、撮像機器30−2が所定の範囲に発している機器識別音を音収集手段14により収集することが可能である。
通信端末10は、撮像機器30−2の機器識別音を収集すると、収集した機器識別音と通信端末10の端末識別情報とを制御サーバ20に送信する(図7に示す(4))。制御サーバ20は、撮像機器30−2に対して撮影を行うように指示する(図7に示す(5))。撮像機器30−2は、制御サーバ20の指示によりユーザの撮影を行い、撮影した画像を制御サーバ20に送信する(図7に示す(6))。
更に、ユーザがD地点に移動後、通信端末10は、制御サーバ20に撮像機器30−1〜30−2で撮影された画像の取得要求を行い(図7に示す(7))、制御サーバ20から対応する画像を取得することが可能となる(図7に示す(8))。
このように、通信端末10は、予め「常時モード」を選択しておくことにより、撮影スポットを移動している間に、撮影スポットに設置されている複数の撮像機器30により撮影された画像を、制御サーバ20から取得することが可能となる。
なお、上述した第1実施形態で、タイマー設定(機能)を利用して撮影を行う例を示したが、この変形例の「常時モード」では、タイマー設定を利用しない方が望ましい場合もある。第1実施形態では、ユーザは撮影スポットにおいて静止した状態で通信端末10を「振る」等の動作を行ったが、変形例の「常時モード」では、ユーザが移動しているときに撮影が行われる場合もある。すなわち、タイマー設定を利用すると、機器識別音を取得した通信端末10のユーザが被写体として撮影可能な範囲から外れてしまう場合もある。
したがって、制御サーバ20は、「常時モード」で動作している通信端末10の端末識別情報を所定の記憶領域に管理しておき、通信端末10から機器識別音と端末識別情報とを受信すると、受信した端末識別情報に基づき、「常時モード」で動作しているか判定する。制御サーバ20は、「常時モード」で動作している通信端末10の場合には、タイマー設定なしの撮影指示を行い、「常時モード」で動作していない通信端末10の場合には、タイマー設定ありの撮影指示を行うと良い。
なお、制御サーバ20は、上述した撮影指示に関する設定を、複数のモードで管理しておき、通信端末10の端末識別情報からどのモードで動作している通信端末10か特定して、モードに応じた撮影指示を行っても良い。
通信端末10は、予めユーザの顔画像を制御サーバ20に登録しておいても良い。この場合、制御サーバ20は、撮像機器30に撮影指示を行うとき、ユーザの顔画像も併せて送信し、撮像機器30においてユーザの顔検出ができたタイミングで撮影するよう指示する。
通信端末10は、制御サーバ20から各撮像機器30−1〜30−2により撮影した撮影画像を逐次取得しても良く、制御サーバ20が通信端末10ごとに保持していた撮影画像を閲覧した後、まとめて取得しても良い。例えば、通信端末10が、制御サーバ20に対して、閲覧した撮影画像のうち選択した撮影画像のアルバム作成を要求して、制御サーバ20から所定のショップにアルバム作成を要求する。
この場合には、通信端末10は、例えばアルバム作成の課金情報や、作成予定時刻、商品番号等を、制御サーバ20を介してショップから受け取り、ユーザがそのショップにアルバムを受け取りに行っても良い。
なお、所定のサーバ(例えばフォトショップ(登録商標)用)を設置しておき、例えば制御サーバ20は、第1実施形態又は変形例で、通信端末10の端末識別情報と併せて撮像機器30が撮影した撮影画像をフォトショップ用のサーバに送信する処理内容を設定しても良い。フォトショップ用のサーバは、制御サーバ20から通信端末10の端末識別情報に関連付けて受信した撮影画像を記憶して管理しておく。
通信端末10は、ユーザ操作によりインストールしたフォトショップ用のアプリケーションが起動すると、フォトショップ用のサーバにアクセスし、通信端末10の端末識別情報を送信することで、対応する撮影画像を閲覧可能とする。
フォトショップ用のサーバは、通信端末10から、ユーザが閲覧した撮影画像うち選択した撮影画像のアルバム作成要求を受けると、上述した課金処理を行う。その後、ユーザがアルバムをショップに受け取りに行くことで、利便的にアプリケーションを利用することも可能となる。
<第2実施形態>
<機器制御システム:概略構成>
図8は、第2実施形態に係る機器制御システムの概略構成の一例を示す図である。図8に示す第2実施形態は、図1に示す第1実施形態と機器識別音を発している機器が異なり、制御サーバ20が機器識別音に対応して実行する処理が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
図8に示すように、機器制御システム2は、通信端末10と、制御サーバ20と、サイネージ50とを有するように構成される。通信端末10と、制御サーバ20と、サイネージ50とは、例えばインターネット、無線LAN、Bluetooh(登録商標)等に代表される通信ネットワークにより接続されている。
サイネージ50は、例えば電子看板や、デジタル通信で表示内容を切り替え可能な広告媒体であり、例えば動画等のコンテンツを出力するコンテンツ出力機器である。図8の例では、サイネージ50は、例えば展示会等に設置され、例えばCMやキャンペーン広告等のコンテンツを出力し、周囲のユーザに対してコンテンツを提示している。
サイネージ50によりコンテンツに対応して所定の範囲に出力される音には、例えばサイネージ50を識別するための機器識別音が含まれている。なお、サイネージ50により出力されるコンテンツは、制御サーバ20で管理し、制御サーバ20からサイネージ50に対してコンテンツを送信して再生させても良い。
通信端末10は、サイネージ50の設置場所で、ユーザの「振る」等の動作を検知すると、サイネージ50が出力しているコンテンツに含まれる機器識別音を収集する。また、通信端末10は、収集した機器識別音と通信端末10の端末識別情報とを制御サーバ20に送信する(図8に示す(1))。
制御サーバ20は、通信端末10から取得した機器識別音を解析し、機器識別音に対応する機器がサイネージ50であると判定すると、サイネージ50に対応する処理として、出力していたコンテンツに関連する情報等を通信端末10に送信する(図8に示す(2))。
ここで、コンテンツに関連する情報とは、例えばクーポン券、アンケート、コンテンツで表示されている店情報等の付加情報であるが、これに限定されるものではない。
なお、サイネージ50は、予め日時等を指定してコンテンツを出力することが可能である。例えば、制御サーバ20は、予めサイネージ50で出力されているコンテンツを、コンテンツ出力日時(例えば期間や時間帯等)と対応付けて管理しておく。
制御サーバ20は、通信端末10から機器識別音と併せて、機器識別音を取得した日時情報が送信されてきた場合には、機器識別音からサイネージ50を特定する。また、制御サーバ20は、特定したサイネージ50のコンテンツ出力日時の情報と、通信端末10から取得した日時情報とに基づいて、出力されているコンテンツを判定しても良い。
また、サイネージ50は、例えば図8に示すように画面51によりコンテンツを出力しているが、画面51に対する表示内容を変更することが可能である。例えば、制御サーバ20は、サイネージ50が出力しているコンテンツに関連する情報として、通信端末10に送信するアンケート回答用のファイル(表示データ)等を用意しておき、通信端末10にそのファイルを送信して、アンケート回答画面表示させる。通信端末10のユーザは、例えば表示されたアンケートにタッチ操作等により回答し、回答結果を制御サーバ20に送信する(図8に示す(3))。
制御サーバ20は、通信端末10からアンケートの回答結果を取得すると、回答結果を集計して、サイネージ50の画面51に集計内容を出力又は更新するよう指示しても良い((図8に示す(4)))。このとき、制御サーバ20は、例えばサイネージ50の画面51を広告画面と集計画面とに分けて構成し、広告画面にコンテンツを出力し、集計画面にコンテンツに関連するアンケートの集計結果を出力するように、サイネージ50に対して指示する。
制御サーバ20は、サイネージ50が広告画面を投影するプロジェクタと集計画面を投影するプロジェクタとの複数台のプロジェクタにより構成されている場合には、集計画面を投影するプロジェクタに集計結果を更新した表示画面データを送信し投影させても良い。このとき、制御サーバ20は、投影指示を行うプロジェクタの送信先(IPアドレス等)を保持しているものとする。
なお、アンケートの回答はユーザの任意となるため、制御サーバ20は、アンケートの回答が得られた通信端末10に対して、例えば回答結果に応じたクーポンを送信して、ユーザの回答意欲を向上させるような仕組みを構築しても良い。例えば、アンケートの内容が「商品Aと商品Bのどちらが好きか?」等の場合に、通信端末10から商品Aが選択された回答を得ると、制御サーバ20は商品Aの割引クーポン(クーポン画面の表示データ)を送信して、ユーザの趣向に合った情報を提供しても良い。
このとき、制御サーバ20には、処理内容(ワークフロー)として通信端末10へのファイル送信(例えばアンケート画面)、回答集計、サイネージ50への投影指示に加えて、通信端末10へのファイル(クーポン画面)送信が追加される。なお、制御サーバ20には、回答結果に応じたファイル(クーポン画面)が予め登録され、通信端末10から取得した回答結果に応じたファイルを、通信端末10に送信して、表示させると良い。
上述したように、制御サーバ20は、サイネージ50を制御して、通信端末10とサイネージ50とをリアルタイムに連携させることが可能となる。
<第2実施形態:機器制御シーケンス>
図9は、第2実施形態に係る制御シーケンスの一例を示す図である。図9に示す制御シーケンスのS21〜S24は、図6に示す制御シーケンスのS11〜S14と同様の処理であるため省略し、以下、異なる処理の部分を中心に説明する。
なお、図9に示すS23の処理では、通信端末10が、収集した機器識別音を、通信端末10の端末識別情報と併せて制御サーバ20に送信する際、機器識別音を収集した日時情報も併せて送信すると良い。
制御サーバ20は、処理実行手段24により、通信端末10から取得した機器識別音により対応する機器がサイネージ50であると判定すると(S25)、機器識別音に対応して予め設定されている処理内容を判定する(S26)。
ここで、予め設定されている処理内容として、例えば「サイネージ50から出力されているコンテンツに関連するファイル(例えばアンケート)を通信端末10に送信して通信端末10から回答を得ること」とする。この場合、制御サーバ20は、通信端末10に対して送信するファイルを判定する(S27)。なお、制御サーバ20は、通信端末10から取得した日時情報に基づき送信するファイルを判定しても良い。
次に、制御サーバ20は、通信端末10に対してファイルを送信し(S28)、通信端末10がファイルに対する回答を送信すると(S29)、制御サーバ20は、回答に基づき集計を行う(S30)。次に、制御サーバ20は、サイネージ50に対して出力内容の指示を行うと(S31)、サイネージ50は、指示に基づき、画面に出力を行う(S32)。
上述したように、第2実施形態において、通信端末10は、サイネージ50の近くで「振る」動作を行うと、制御サーバ20からコンテンツに関連する情報を取得することが可能となる。また、第2実施形態では、通信端末10とサイネージ50とが連携して、制御サーバ20によりサイネージ50の出力内容を制御したりすることが可能となる。
<制御サーバが保持する情報例>
図10は、制御サーバが保持する情報の一例を示す図である。なお、図10は、上述した実施形態又は変形例において、これらを包括したシステムを構成する場合に用いられる情報である。
図10(A)は、機器識別音に対応する処理内容の判定テーブルの一例を示している。図10(B)は、通信端末10から取得した情報をテーブルで表したものである。
図10(A)に示すテーブルは、例えば「機器」、「音情報」、「位置条件」、「日時条件」、「対象データ」、「処理内容」等の項目を有しているがこれには限定されない。
例えば、「機器」には、制御サーバ20により所定の処理を実行するよう制御される機器が示されている。「音情報」には、「機器」を識別するための機器識別情報(例えば「音1」→「1111」)が示されている。「位置条件」には、「機器」が設置されている位置情報(例えば「領域1」等)が示されている。
また、「日時条件」と、「対象データ」とは、制御サーバ20が「処理内容」を実行するときに用いられる情報である。制御サーバ20は、「音情報」、「位置条件」、「日時条件」の各項目を用いて、「機器」、「対象データ」、「処理内容」を特定するが、「位置条件」、「日時条件」については必須ではなく、これらの条件を利用したい場合に判定テーブルに登録されれば良い。
また、「処理内容」には、例えば処理を行う対象となる「機器」や、通信端末10、予め設定された特定の装置等へ実行する処理の内容が定義されている。図10(A)の例では、実行する処理の順序が、例えばワークフローで設定されている例を示している。また、各処理については、処理の動作内容、処理を行う対象の機器(すなわち「機器」や、通信端末10、予め設定された特定の装置等)、対象データを利用するか、処理の動作設定(タイマーのON/OFF等)等の各種パラメータが必要に応じて定義される。
図10(B)に示すテーブルは、例えば「端末識別情報」、「音情報」、「位置情報」、「日時情報」、「利用モード」等の項目を有しているがこれには限定されない。
例えば、「端末識別情報」は、通信端末10と通信するための情報(端末IPアドレス等)である。「音情報」は、通信端末10が取得した機器識別音から抽出された機器識別情報である。「位置情報」は、通信端末10が受信した位置情報である。「日時情報」は、機器識別音を収集したときの日時情報である。
なお、「利用モード」は、例えば「振るモード」と「常時モード」等があり、上述したように処理内容の設定に用いられる。「振るモード」では、「処理内容」が実行されると処理を終了する。「常時モード」では、例えば再度「振るモード」が検知されるまで、常時起動した状態で「処理内容」の実行を続ける。
制御サーバ20は、図10(B)に示す情報に基づき、図10(A)に示すテーブルから対応する処理内容を判定し、処理内容を実行する。なお、包括したシステムを構築するような場合には、図10(B)に示す項目は、条件判定により利用する項目が異なるため、通信端末10には、条件判定に利用される情報を制御サーバ20に送信するよう、通信端末10にインストールされるアプリケーションに実装しておくと良い。
ここで、上述した図10に示す情報を用いて、制御サーバ20により実行される内容について説明する。例えば、制御サーバ20は、通信端末10から取得した機器識別音を解析して、抽出された機器識別情報が「音1」であると判定すると、図10(A)に示すテーブルから、「音1」に対応する「機器」が「撮像機器30−1」であると判定する。また、制御サーバ20は、「処理内容」が「撮影→データ保存→送信」であると判定する。
なお、制御サーバ20は、例えば通信端末10から位置情報を取得した場合には、取得した位置情報と、判定した「撮像機器30−1」の「位置条件」とが対応しているか判定する。例えば、通信端末10から取得した位置情報が「領域1」である場合には、「撮像機器30−1」の「位置条件」である「領域1」と一致しているため、機器識別音に対応する機器が「撮像機器30−1」であると判定することが可能となる。このように、機器識別音に対応する機器をより精度良く判定することが可能となる。
また、制御サーバ20は、機器識別音から抽出された機器識別情報が「音3」であると判定すると、「音3」に対応する「機器」が「サイネージ50−1」であると判定し、「処理内容」を実行するため、「対象データ」が「ファイル1」か「ファイル2」か判定する。
ここで、制御サーバ20は、通信端末10から取得した日時情報が「3/3 10:00」である場合には、「対象データ」は「ファイル1」であると判定し、「ファイル1」を通信端末10に送信するよう制御する。
上述したように、制御サーバ20は、通信端末10から取得した機器識別音等に基づき、機器識別音を発した機器に対応する処理を実行することが可能となる。
<その他の実施形態例>
上述した図1〜図10に示す機器制御システム1〜2では、制御サーバ20により通信端末10が取得した機器識別音に対応する処理を実行させているがこれには限定されない。
例えば、通信端末10は、操作画面上に表示したアプリケーションのうち、上述したユーザによる「振る」動作等を検知して、所定の処理を実行するアプリケーションが起動すると、以下のように処理を進めても良い。
例えば上述した図1や図8の例では、通信端末10は、制御サーバ20を介して撮像機器30や、サイネージ50に処理を実行させるが、これらの機器と直接接続して処理を実行させても良い。
そこで、通信端末10は、例えば上述したアプリケーションが起動した場合に、操作画面上で「直接通信する」、「直接通信しない」等をユーザに選択させる。通信端末10は、「直接通信しない」等が選択された場合には、上述した制御サーバ20を介した処理を選択して実行する。
通信端末10は、「直接通信する」が選択された場合には、機器から発せられている機器ごとに異なる音(例えば機器に接続するための接続情報が含まれた音)に基づき直接通信し、連携した機器に対して処理を実行させる。これにより、上述した機器だけでなく、例えばMFP(Multifunction Peripheral)やプロジェクタ等の場合には、通信端末10からデータを送信して出力させる処理を実行させることが可能となる。
上述した実施形態によれば、簡単な操作で所定の場所にある所定の機器に応じた処理を実行させることが可能となる。なお、上述した機器制御システムにおいて、制御サーバ20を複数台で構成し、ネットワークを介して接続された各サーバ装置が分散して処理を行うようにしても良い。
例えば、1以上のサーバ装置がネットワークを介して接続され、連携して処理を行うように制御された制御システムにより、通信端末10や、撮像機器30、サイネージ50、又は外部システム上のサーバ装置等に対して処理を行わせても良い。制御サーバ20は、サーバ装置に限定されずPC(Personal Computer)等で実現されても良く、上述した制御システムは、1以上の情報処理装置によって構成されていれば良い。
以上、開示の技術の好ましい実施形態について詳述したが、開示の技術に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された開示の技術の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1,2 機器制御システム
10 通信端末
11,21 入力手段
12,22 出力手段
13 動作検知手段
14 音収集手段
15 記憶手段
16 位置情報受信手段
17 通信手段
18、27 制御手段
20 制御サーバ
23 音解析手段
24 処理実行手段
25 記憶手段
26 通信手段
30 撮像機器
31 タッチセンサ
32 タッチパネルディスプレイ
33,46 CPU
34,44 ROM
35,45 RAM
36 記憶装置
37 加速度センサ
38 位置情報受信装置
39 音声入力装置
40,47 インターフェース装置
41 入力装置
42 表示装置
43 HDD
48 ドライブ装置
48A 記録媒体
50 サイネージ
特開2006−163794号公報

Claims (11)

  1. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムであって、
    前記通信端末は、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手段と、
    前記通信端末の位置情報及び前記音収集手段により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手段とを有し、
    前記制御システムは、
    前記通信端末から得られた位置情報及び機器識別音に基づいて、前記機器識別音に対応して予め設定された処理を実行する機器を判定する処理実行手段を有することを特徴とする機器制御システム。
  2. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムであって、
    前記通信端末は、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手段と、
    前記音収集手段により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手段とを有し、
    前記制御システムは、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応する撮像機器に、前記所定の範囲の撮影を指示し、前記撮像機器から得られた撮影画像を、前記通信端末に送信する処理実行手段を有することを特徴とする機器制御システム。
  3. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムであって、
    前記通信端末は、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手段と、
    前記音収集手段により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手段とを有し、
    前記制御システムは、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応するコンテンツ出力機器から出力されているコンテンツに関連する情報を、前記通信端末に送信する処理実行手段を有することを特徴とする機器制御システム。
  4. 前記通信手段は、
    前記音収集手段により機器識別音を取得したときの日時情報を送信し、
    前記処理実行手段は、
    前記通信端末から得られた前記機器識別音と前記日時情報とに基づいて特定した前記コンテンツに関連する情報を、前記通信端末に送信することを特徴とする請求項に記載の機器制御システム。
  5. 前記処理実行手段は、
    前記通信端末から前記コンテンツに関連する情報に対する回答を得た場合、前記コンテンツ出力機器に前記回答に基づく情報の出力を指示することを特徴とする請求項又はに記載の機器制御システム。
  6. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムであって、
    前記通信端末は、
    前記通信端末の所定の動きを検知する動作検知手段と、
    前記動作検知手段により所定の動きを検知したタイミングで、機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手段と、
    前記音収集手段により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手段とを有し、
    前記制御システムは、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応する処理を実行する処理実行手段を有することを特徴とする機器制御システム。
  7. 前記処理実行手段は、
    前記機器識別音の解析により、前記機器識別音に対応して予め設定された処理を実行する機器を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  8. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムにおける機器制御方法であって、
    前記通信端末により、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手順、及び、
    前記通信端末の位置情報及び前記音収集手順により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手順として実行させ、
    前記制御システムにより、
    前記通信端末から得られた位置情報及び機器識別音に基づいて、前記機器識別音に対応して予め設定された処理を実行する機器を判定する処理実行手順として実行させる機器制御方法。
  9. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムにおける機器制御方法であって、
    前記通信端末により、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手順、及び、
    前記音収集手順により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手順として実行させ、
    前記制御システムにより、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応する撮像機器に、前記所定の範囲の撮影を指示し、前記撮像機器から得られた撮影画像を、前記通信端末に送信する処理実行手順として実行させる機器制御方法。
  10. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムにおける機器制御方法であって、
    前記通信端末により、
    機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手順、及び、
    前記音収集手順により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手順として実行させ、
    前記制御システムにより、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応するコンテンツ出力機器から出力されているコンテンツに関連する情報を、前記通信端末に送信する処理実行手順として実行させる機器制御方法。
  11. 通信端末と、前記通信端末に対する所定の処理を実行する1以上の情報処理装置により構成される制御システムとを有する機器制御システムにおける機器制御方法であって、
    前記通信端末により、
    前記通信端末の所定の動きを検知する動作検知手順、
    前記動作検知手順により所定の動きを検知したタイミングで、機器が所定の範囲に発した機器識別音を収集する音収集手順、及び、
    前記音収集手順により得られた機器識別音を、ネットワークを介して、前記制御システムに送信する通信手順として実行させ、
    前記制御システムにより、
    前記通信端末から得られた機器識別音に対応する処理を実行する処理実行手順として実行させる機器制御方法。
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