JP6170966B2 - サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラム - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラム Download PDF

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本発明は、サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介して様々なサービスが提供されている。サービスの1つに、動画配信サービスがある。動画配信サービスでは、動画コンテンツの提供を所望するユーザからのアップロードを受け付けるとともに、動画コンテンツの視聴を所望するユーザに動画コンテンツを配信するサービスが提供される。動画配信サービスの管理者は、動画配信サイトのウェブページに広告を貼ったり、動画コンテンツに広告を埋め込んだりすることによって利益を得る。
動画配信に関する技術として、ユーザの利便性を向上させるため、ストリーム配信される動画コンテンツのインデックス情報を作成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、簡易な操作で所定の動画をキャプチャしたり、動画コンテンツを編集したりすることのできるソフトウェアも知られている(例えば、非特許文献1)。
特開2003−204536号公報
"Debut動画キャプチャソフト"、[online]、[平成27年6月3日検索]、インターネット<http://www.nchsoftware.com/capture/jp/>
しかしながら、上記の従来技術では、動画に係るサービスの活性化を図ることは困難である。具体的には、従来技術では、機械的な解析又は手入力により、動画コンテンツ内の任意のシーンにインデックス情報が付加されるに過ぎない。すなわち、従来技術によれば、ユーザ自身が特に視聴を望むシーンがある際の検索性や、動画視聴時の利便性の向上は図れるものの、動画配信サイトを訪問したユーザに対して、未知の動画コンテンツを視聴しようとする行動を促進させることは難しい。
なお、法人によって制作された映画などの商業的な動画コンテンツでは、視聴を促進させるため、概略を示す短編動画が作成される場合がある。すなわち、短編動画を宣伝としてユーザに視聴させることで、動画コンテンツ本編の視聴を促すことができる。しかし、動画配信サービスで配信される動画コンテンツの多くは一般ユーザから投稿されるものであり、短編動画が作成される機会は少ない。このため、多くの動画コンテンツは、付与されたタイトルや、動画からキャプチャされた1枚の静止画サムネイルなどを用いて動画配信サービスで紹介される。ところが、ユーザにとって静止画サムネイル等の乏しい情報に基づいて動画コンテンツを視聴すべきか否か(言い換えれば、動画コンテンツが自分にとって興味のある内容であるか否か)を判断することは難しいため、かかる運用では動画コンテンツの視聴が促進されず、サービスの活性化を図ることができないおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、動画に係るサービスの活性化を図ることができるサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムを提供することを目的とする。
本願に係るサービス提供装置は、サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられた動画コンテンツと、所定の作成者が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスを提供するサービス提供部と、前記サービス提供部によって提供されたサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、前記動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する算出部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、動画に係るサービスの活性化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る動画サマリの一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るサービス提供システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るサマリ記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る利用状況記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るUIの提示処理の一例を説明する図である。 図9は、実施形態に係るUIの作成処理の一例を説明する図である。 図10は、実施形態に係るサービス提供部による処理の一例を説明する図である。 図11は、実施形態に係るサービス提供装置による処理手順を示すフローチャート(1)である。 図12は、実施形態に係るサービス提供装置による処理手順を示すフローチャート(2)である。 図13は、変形例に係るサービス提供処理の一例を示す図(1)である。 図14は、変形例に係るサービス提供処理の一例を示す図(2)である。 図15は、変形例に係るサービス提供部による処理の一例を説明する図(1)である。 図16は、変形例に係るサービス提供部による処理の一例を説明する図(2)である。 図17は、サービス提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.サービス提供処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係るサービス提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。図1に示したサービス提供装置100は、ネットワークを介して、動画コンテンツと、動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリ(summary)とを対応付けて配信するサービスを提供する。なお、サービス提供装置100は、動画サマリを作成するための環境を作成者に提供し、作成者に動画サマリを作成させることで、動画サマリを取得する。そして、サービス提供装置100は、サービスの利用状況に応じて、動画サマリを作成した作成者(以下、「サマリ作成者」と表記する)に所定の報酬を分配する。これにより、サービス提供装置100は、ユーザにとって利便性の高いサービスを提供するとともに、サマリ作成者に収益を還元することのできる動画配信サービスを提供することができる。以下では、サービス提供装置100によって行われるサービス提供処理の一例を流れに沿って説明する。
図1に示すように、動画投稿者は、情報処理端末である投稿端末20を用いて、動画コンテンツをサービス提供装置100に投稿する(ステップS01)。これは、動画投稿者が、配信を所望する動画コンテンツとして、サービス提供装置100が提供するサービスに動画コンテンツを登録することを意味している。
なお、動画投稿者は、投稿にあたって、動画コンテンツに所定の報酬を設定する。動画投稿者の設定に従い、動画サマリを作成したサマリ作成者には報酬が支払われる。ここで、動画投稿者によって所定の報酬が設定される理由について、以下に説明する。
動画投稿者は、動画配信サービスにおいて動画コンテンツが利用される際に表示される広告に基づき、広告収益を得る。例えば、動画配信サービスで配信された動画コンテンツが再生される場合には、本編が再生される前に、所定時間(例えば、5秒間など)だけ広告コンテンツが再生される。広告主は、広告コンテンツの再生に対して、所定の広告料を支払う。すなわち、動画投稿者は、動画配信サービスにおける動画コンテンツの利用が促進されるほど、自身の収益を上げることができる。ところが、動画配信サービスには多数の動画コンテンツが投稿されるため、自身が投稿する動画コンテンツの利用を促進させることは難しい。そこで、動画投稿者は、サマリ作成者に対して所定の報酬を提示し、自身が投稿する動画コンテンツの動画サマリの作成を促す。サービスを利用するユーザの目にとまるような優れた動画サマリが作成されることによって、動画投稿者は、自身の投稿する動画コンテンツの利用を促進させ、広告収益を高めることができる。このように、動画投稿者は、自身の投稿する動画コンテンツに、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合に支払われる報酬を設定することで、より優れた動画サマリの作成を促進することができる。
図1の例では、動画コンテンツC01には、報酬として「20円/1再生」が設定されている。これは、動画コンテンツC01が「1回」再生されるごとに、「20円」がサマリ作成者に支払われることを示している。同様に、動画コンテンツC02には、報酬として「15円/1再生」が設定されている。これは、動画コンテンツC02が「1回」再生されるごとに、「15円」がサマリ作成者に支払われることを示している。
続いて、サービス提供装置100は、投稿された動画コンテンツについて、サマリ作成者から動画サマリ作成の要望を受け付ける。具体的には、サービス提供装置100は、サマリ作成者が操作する情報処理端末である作成端末10又は作成端末10に、サマリ作成のためのユーザインターフェイス(User Interface、以下では「UI」と表記する)を提供する。サマリ作成者は、UIを介して、動画サマリを作成するためのツールや、サマリ作成者に還元される報酬に関する情報を取得する。なお、以下では、作成端末10〜10を区別する必要がない場合には、これらを総称して「作成端末10」と表記する。
そして、動画サマリの作成を所望するサマリ作成者は、所望する動画コンテンツを選択して、動画サマリを作成する(ステップS02)。例えば図1では、作成端末10によって、動画コンテンツC01に対応する動画サマリM011が作成される。また、作成端末10とは異なるサマリ作成者によって操作される作成端末10によって、動画コンテンツC02に対応する動画サマリM021が作成される。また、図示しない他のサマリ作成者によって、動画サマリM012や、動画サマリM013や、動画サマリM022が作成されてもよい。サービス提供装置100は、作成された動画サマリを動画コンテンツと対応付けて格納する。そして、サービス提供装置100は、動画配信サービスにおいて、動画コンテンツをユーザに提示する際に、動画サマリを対応付けて提示する。
ユーザは、操作するユーザ端末30を介して、サービス提供装置100が提供する動画配信サービスを利用する(ステップS03)。ユーザは、動画サマリを参照することによって、動画配信サービスにおいて多数提示される動画コンテンツの中から、興味を持った動画コンテンツの配信を受けることができる。
ここで、図2を用いて、動画配信サービスにおいて参照される動画サマリについて説明する。図2は、実施形態に係る動画サマリの一例を示す図である。図2では、動画コンテンツC01に対応する動画サマリM011〜M13が、ユーザ端末30に表示されている例を示す。
図2に示すように、動画コンテンツC01は、静止画サムネイル50と、静止画サムネイルに付与される短いテキストの説明文52を伴い、ユーザ端末30に表示される。ここで、ユーザが、動画コンテンツC01に対応する動画サマリM011を表示させることを選択したとする。すると、ユーザ端末30の表示部31は、動画サマリM011を表示する画面に遷移する。
図2に示す例では、動画サマリM011は、動画コンテンツC01が任意の時間の範囲で複数に区切られた形式によって示される。動画サマリM011の各区切りは、動画コンテンツC01における時間情報を示す「範囲」の項目と、各区切りを画像で示す「サムネイル画像」と、各区切りの内容を説明するテキストである「サマリ文言」とで構成される。ユーザは、動画サマリM011を参照することによって、動画コンテンツC01の構成の概略を知得できる。すなわち、ユーザは、動画コンテンツC01を全て再生しなくとも、動画コンテンツC01に含まれる内容を把握することができ、また、興味のある内容がどのくらいの範囲に含まれているのかといった動画コンテンツC01の概要を把握できる。
また、ユーザは、動画サマリM011の区切りを選択することによって、区切りに設定された範囲から動画コンテンツC01を再生させることができる。図2で示す例では、ユーザは、範囲「0:19〜1:19」を選択(タップ)するものとする。この場合、ユーザ端末30の表示は、動画サマリM011から、「0:19」を再生開始点とした動画コンテンツC01の表示に遷移する。このように、ユーザは、動画サマリを参照することで、動画コンテンツの内容を把握し、また、自身の興味のある内容が含まれる箇所を素早く再生させることができる。
なお、動画サマリにおける「範囲」や「サマリ文言」等は、サマリ作成者によって任意に設定される。このように、同一の動画コンテンツに対応する動画サマリであっても、サマリ作成者によって提示される情報が異なるため、動画サマリが有する集客性についても異なることが想定される。例えば、提示する情報がユーザにとってわかりやすい動画サマリは、ユーザに選択される機会が増え、動画コンテンツが利用される契機となりやすいと想定される。
図1に戻って説明を続ける。サービス提供装置100は、サービスの利用状況を動画投稿者に通知する(ステップS04)。具体的には、サービス提供装置100は、動画投稿者によって投稿された動画コンテンツの総利用(再生)回数や、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合の各動画サマリの選択回数などを動画投稿者に通知する。
そして、動画投稿者は、利用状況に応じて算出されるサマリ作成者への報酬をサービス提供装置100に支払う(ステップS05)。サマリ作成者は、サービス提供装置100を介して、動画投稿者から支払われた報酬を受け取る(ステップS06)。言い換えれば、サービス提供装置100は、動画投稿者から支払われた報酬をサマリ作成者に分配する。具体的には、サービス提供装置100は、動画サマリM011が選択された回数に応じた報酬額を算出し、作成端末10に対応するサマリ作成者に分配する。同様に、サービス提供装置100は、動画サマリM021が選択された回数に応じた報酬額を算出し、作成端末10に対応するサマリ作成者に分配する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、サービスで利用される動画コンテンツの投稿を動画投稿者から受け付ける。そして、サービス提供装置100は、動画コンテンツと、サマリ作成者が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信する動画配信サービスを提供する。さらに、サービス提供装置100は、動画配信サービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、動画サマリを作成したサマリ作成者に分配する報酬を算出する。
これにより、サービス提供装置100は、動画コンテンツの利用を促進させることができるので、動画投稿者の広告収益の拡大を図ることができる。また、サービス提供装置100は、動画コンテンツの利用に応じてサマリ作成者に報酬を支払うことにより、サマリ作成者の動画サマリの創作への意欲を高めることができる。そして、サマリ作成者によって良質な動画サマリが多く作成されることにより、サービス提供装置100は、動画コンテンツを利用しようとするユーザに対して利便性の高いサービスを提供できる。すなわち、サービス提供装置100は、動画配信サービス全体のサービス品質を向上させることができる。このため、サービス提供装置100は、動画配信サービス自体の収益の拡大(例えば、動画配信サービスを提供するウェブページに貼られている広告収益の拡大)を図ることができる。結果として、サービス提供装置100は、動画に係るサービスの活性化を図ることができる。
〔2.サービス提供システムの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係るサービス提供システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係るサービス提供システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、サービス提供システム1には、作成端末10と、投稿端末20と、ユーザ端末30と、広告主端末40と、サービス提供装置100とが含まれる。作成端末10、投稿端末20、ユーザ端末30、広告主端末40、及び、サービス提供装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図3に示したサービス提供システム1には、複数台の作成端末10や、複数台の投稿端末20や、複数台のユーザ端末30や、複数台の広告主端末40や、複数台のサービス提供装置100が含まれてもよい。
作成端末10は、サマリ作成者によって利用される情報処理端末である。例えば、作成端末10は、サマリ作成者による操作に従って、サービス提供装置100が提供するサービスにアクセスする。そして、作成端末10は、動画サマリ作成の処理を実行する。なお、以下では、作成端末10をサマリ作成者と表記する場合がある。すなわち、以下では、サマリ作成者を作成端末10と読み替えることもできる。
投稿端末20は、動画投稿者によって利用される情報処理端末である。例えば、投稿端末20は、動画投稿者による操作に従って、ネットワークNで利用可能な動画コンテンツを作成する。また、投稿端末20は、サービス提供装置100が提供するサービスに動画コンテンツを送信する。なお、以下では、投稿端末20を動画投稿者と表記する場合がある。すなわち、以下では、動画投稿者を投稿端末20と読み替えることもできる。
ユーザ端末30は、コンテンツを閲覧するユーザによって利用される情報処理端末である。例えば、ユーザ端末30は、ユーザによる操作に従って、動画配信サービスを提供するウェブページにアクセスする。そして、ユーザ端末30は、ユーザが所望する動画コンテンツを選択することにより、動画コンテンツの配信を受け付ける。そして、ユーザ端末30は、受け付けた動画コンテンツを表示部31(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。なお、以下では、ユーザ端末30をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザをユーザ端末30と読み替えることもできる。
広告主端末40は、広告主によって利用される情報処理端末である。例えば、広告主端末40は、広告主による操作に従って、サービス提供装置100や、図示しない所定の広告管理サーバに広告コンテンツを入稿する。広告主が入稿した広告コンテンツは、配信される動画コンテンツに埋め込まれたり、動画配信サービスを提供するウェブページに埋め込まれたりすることで、ユーザに配信される。また、以下では、広告主端末40を広告主と表記する場合がある。すなわち、以下では、広告主を広告主端末40と読み替えることもできる。
なお、広告主は、入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100によって提供される動画配信サービスを利用するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
サービス提供装置100は、例えば、ウェブサーバ等である。図1を用いて説明したように、サービス提供装置100は、動画コンテンツと、動画コンテンツに対応する動画サマリとをユーザに配信するサービスを提供する。
なお、上述した作成端末10や、投稿端末20や、ユーザ端末30や、広告主端末40は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、スマートフォン(Smartphone)や、タブレット型端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ウェアラブル端末(Wearable Device)等により実現される。
〔3.サービス提供装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るサービス提供装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係るサービス提供装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、サービス提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、サービス提供装置100は、サービス提供装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続される。そして、通信部110は、ネットワークNを介して、作成端末10や投稿端末20やユーザ端末30や広告主端末40との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、コンテンツ記憶部121と、サマリ記憶部122と、利用状況記憶部123とを有する。
(コンテンツ記憶部121について)
コンテンツ記憶部121は、投稿端末20から投稿される動画コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るコンテンツ記憶部121の一例を示す。図5は、実施形態に係るコンテンツ記憶部121の一例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ記憶部121は、「動画投稿者ID」、「動画コンテンツID」、「報酬」、「動画サマリ数」といった項目を有する。
「動画投稿者ID」は、動画投稿者又は投稿端末20を識別するための識別情報を示す。「動画コンテンツID」は、動画投稿者からサービス提供装置100に投稿される動画コンテンツを識別するための識別情報を示す。なお、本明細書中では、図5に示した識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、動画投稿者ID「CL01」によって識別される動画投稿者を「動画投稿者CL01」と、動画コンテンツID「C01」によって識別される動画コンテンツを「動画コンテンツC01」と表記する場合がある。
「報酬」は、サマリ作成者への報酬を示す。報酬は、動画投稿者によって任意に設定されてもよいし、サービス提供装置100によって設定されてもよい。また、報酬は、必ずしも金銭に限られない。例えば、報酬は、サービスで利用可能なサービスポイントや、サマリ作成者の評価を表す印(サービス上で表示されるメダルなど)等でもよい。
「動画サマリ数」は、作成されている動画サマリの数を示す。例えば、ユーザからアクセス数の多い動画コンテンツや、報酬が高く設定されている動画コンテンツなどは、サマリ作成者が動画サマリを作成しようとする動機付けが高くなるため、動画サマリ数が多くなると想定される。
すなわち、図5に示す一例では、動画投稿者ID「CL01」によって識別される動画投稿者が、動画コンテンツID「C01」によって識別される動画コンテンツをサービスに投稿している。また、動画コンテンツC01に設定されている報酬は「20円/1再生」であり、動画コンテンツC01に対応する動画サマリして、「3」個の動画サマリが作成されている例を示している。
(サマリ記憶部122について)
サマリ記憶部122は、サマリ作成者によって作成される動画サマリに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るサマリ記憶部122の一例を示す。図6は、実施形態に係るサマリ記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、サマリ記憶部122は、「サマリ作成者ID」、「動画サマリID」、「動画コンテンツID」、「範囲」、「サマリ文言」といった項目を有する。
「サマリ作成者ID」は、サマリ作成者又は作成端末10を識別するための識別情報を示す。「動画サマリID」は、サマリ作成者によって作成される動画サマリを識別するための識別情報を示す。「動画コンテンツID」は、動画コンテンツを識別するための識別情報であり、ここでは、動画サマリに対応する動画コンテンツを示している。なお、本明細書中では、図6に示した識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、サマリ作成者ID「U011」によって識別されるサマリ作成者を「サマリ作成者U011」と、動画サマリID「M011」によって識別される動画サマリを「動画サマリM011」と表記する場合がある。
「範囲」は、動画サマリにおいて、動画コンテンツの時系列上の区切りの範囲を指定した情報を示す。「範囲」は、サマリ作成者が任意に設定することができる。「サマリ文言」は、範囲によって区切られた各区切りに対応する説明文を示す。「サマリ文言」は、サマリ作成者が任意に設定することができる。
すなわち、図6に示す一例では、サマリ作成者ID「U011」によって識別されるサマリ作成者が、動画コンテンツC01に対応する動画サマリとして、動画サマリID「M011」によって識別される動画サマリを作成している。また、動画サマリM011には、「0:05〜0:18」の範囲で区切られた区切りがあり、かかる区切りに対応するサマリ文言は「0.2秒で人ができること」である例を示している。
なお、図5及び図6に関して、実際にユーザ端末30に配信される動画コンテンツや動画サマリのデータは、サービス提供装置100とは別に備えられた所定のストレージサーバに記憶されてもよい。この場合、サービス提供装置100は、コンテンツ記憶部121及びサマリ記憶部122に記憶された動画コンテンツIDや動画サマリIDに基づいて、外部のストレージサーバに記憶された動画コンテンツや動画サマリを特定する。そして、サービス提供装置100は、特定された動画コンテンツや動画サマリをユーザ端末30に配信するようストレージサーバを制御する。
(利用状況記憶部123について)
利用状況記憶部123は、サービスの利用状況に関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る利用状況記憶部123の一例を示す。図7は、実施形態に係る利用状況記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、利用状況記憶部123は、「動画コンテンツID」、「利用回数」、「動画サマリID」、「選択回数」といった項目を有する。
「動画コンテンツID」及び「動画サマリID」は、図5及び図6で示す同様の項目に対応する。「利用回数」は、サービスにおいてユーザから動画コンテンツがアクセスされ、利用(再生)された回数を示す。
「選択回数」は、サービスにおいてユーザから動画サマリがアクセスされ、選択された回数を示す。なお、ユーザは、動画サマリを選択せずに動画コンテンツを利用することも可能であるため、各動画サマリの「選択回数」の和が「利用回数」と一致しない場合もある。
すなわち、図7に示す一例では、動画コンテンツC01が「14500」回利用されており、そのうち、動画サマリM011は「5200」回、動画サマリM012は「2500」回、動画サマリM013は「700」回選択されていることを示している。
(制御部130について)
図4の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、サービス提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(サービス提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、受付部131と、UI(ユーザインターフェイス)提供部132と、作成部133と、サービス提供部134と、配信部135と、分配部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける。例えば、受付部131は、動画投稿者から動画コンテンツの投稿を受け付け、サービスで配信する動画コンテンツとして登録する。
また、受付部131は、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された際の報酬の設定を受け付ける。例えば、受付部131は、動画コンテンツが投稿されるタイミングで動画投稿者から報酬の設定を受け付ける。また、受付部131は、動画コンテンツが配信された後に、報酬の設定の更新を受け付けてもよい。これにより、動画投稿者は、設定した報酬を引き上げることによって動画サマリの作成を促したり、実情に沿って設定した報酬の額を調整したりすることができる。また、受付部131は、受け付けた情報をコンテンツ記憶部121に格納する。また、受付部131は、広告主端末40から、動画配信サービスに係るウェブページの広告枠に組み込まれる広告コンテンツのデータ等を受け付けてもよい。
(UI提供部132について)
UI提供部132は、受付部131によって受け付けられた動画コンテンツに対応する動画サマリを作成するためのUIを提供する。UI提供部132は、UIを介して、サマリ作成者が動画サマリを作成可能な動画コンテンツを提示したり、動画サマリ作成のためのツールを提供したりする。
ここで、図8及び図9を用いて、UI提供部132が提供するUIについて説明する。まず図8を用いて、動画コンテンツの提示処理について説明する。図8は、実施形態に係るUIの提示処理の一例を説明する図である。図8では、UIが、サマリ作成者から入力された検索クエリに従い、動画サマリを作成可能な動画コンテンツを提示する例を示している。
図8に示すように、UI提供部132は、UIとして、クエリ入力スペース54を有する表示画面を作成端末10に表示させる。サマリ作成者は、動画サマリの作成を所望する動画コンテンツを検索するため、例えば、興味のある言葉をクエリとして、クエリ入力スペース54に入力する。図8の例では、サマリ作成者は、クエリとして「猫」を入力するものとする。
UI提供部132は、クエリに「猫」が入力された場合、コンテンツ記憶部121から「猫」に関する動画コンテンツを出力し、作成端末10に表示させる。なお、検索に係る処理は、既知の手法により実現される。例えば、UI提供部132は、動画コンテンツに予め埋め込まれたタグ情報やタイトル等に基づいて動画コンテンツを検索してもよいし、動画コンテンツの内容から抽出された情報とクエリとの一致度を判定することで動画コンテンツを検索してもよい。
図8に示すように、UI提供部132は、検索結果として、「猫」と関連する動画コンテンツを提示する。サマリ作成者は、UIにおいて、「この動画のサマリを作る」と表記された表示領域56を選択することで、動画サマリ作成を希望する動画コンテンツを選択することができる。
続いて、図9を用いて、UI提供部132が提供する動画サマリの作成ツールについて説明する。図9は、実施形態に係るUIの作成処理の一例を説明する図である。図9では、サマリ作成者によって、動画コンテンツを区切る「範囲」や、「サマリ文言」が設定される例を示している。
図9に示すように、UI提供部132は、UIとして、範囲入力スペース58や、サマリ文言入力スペース60を有する動画サマリ作成のためのツールを提供する。サマリ作成者は、範囲入力スペース58において、開始時間と終了時間を設定することで、動画コンテンツを区切ることができる(図9の例では、便宜上、各区切りを「サマリ1」、「サマリ2」等と表記する)。すなわち、サマリ作成者は、動画コンテンツにおける範囲を特定することにより、区切りである「サマリ1」を作成する。
そして、サマリ作成者は、サマリ1に対応するサマリ文言入力スペース60にサマリ文言を入力する。サマリ作成者は、サマリ1に対する入力が完了した場合、「完成」と表記された表示領域62を選択する。続いて、サマリ作成者は、サマリ1以降の区切りを追加したい場合には、「さらにサマリを増やす」と表記された表示領域64を選択し、区切りを追加することができる。
(作成部133について)
作成部133は、UI提供部132によって提供されたUIに入力された情報に基づいて、動画サマリを作成する。具体的には、作成部133は、UI提供部132によって提供されたUIを介して、サマリ作成者から動画サマリに関する情報を受け付ける。そして、作成部133は、サマリ作成者が設定した内容に従い、動画コンテンツに対応する動画サマリを作成する。そして、作成部133は、作成した動画サマリに関する情報をサマリ記憶部122に格納する。
(サービス提供部134について)
サービス提供部134は、動画コンテンツと、サマリ作成者が動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスを提供する。例えば、サービス提供部134は、ユーザがアクセス可能な所定のウェブページを介して、動画配信サービスを提供する。サービス提供部134は、動画コンテンツを提示する際に、動画コンテンツに対応する動画サマリを提示することにより、ユーザの利便性に優れた動画配信サービスを提供する。
サービス提供部134は、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合には、サービスを利用するユーザが任意に動画サマリを選択可能なサービスを提供する。この点について、図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係るサービス提供部134による処理の一例を説明する図である。図10では、動画配信サービスにアクセスしたユーザ端末30が、サービス提供部134によって提供されるサービスを表示している例を示している。
図10に示すように、サービス提供部134は、動画コンテンツC01をユーザ端末30の表示部の上部に表示させる。また、サービス提供部134は、表示部の下部に動画コンテンツC01に対応する複数の動画サマリを、ユーザが任意に選択できるように表示する。具体的には、サービス提供部134は、動画コンテンツC01に対応する動画サマリM011、動画サマリM012及び動画サマリM013を表示する。そして、サービス提供部134は、ユーザから動画サマリが選択された場合に、動画サマリの内容を表示するように画面を遷移させる。なお、サービス提供部134は、動画サマリを表示する際に、動画サマリの作成者に関する情報や、動画サマリに対する評価に関する情報を併せて表示してもよい。
図10の例において、ユーザは、ユーザ端末30の表示部をタップすることにより、動画サマリM011を選択したものとする。すると、サービス提供部134は、ユーザ端末30の表示部に動画コンテンツC01と、動画サマリM011とを並べて表示させる。この状態において、例えば、ユーザが動画サマリM011の「0:19〜01:19」で示される区切りをタップした場合、サービス提供部134は、動画コンテンツC01における「0:19」の時点から再生を開始させる。すなわち、サービス提供部134は、上述してきたような挙動をユーザ側で制御することのできる動画配信サービスを提供する。
(配信部135について)
配信部135は、サービス提供部134によって提供されるサービスに関する情報を配信する。具体的には、配信部135は、ユーザ端末30がサービスにアクセスした場合に、サービスに関するウェブページを配信する。また、配信部135は、動画配信サービスにおいて所定の動画コンテンツが選択された場合に、動画コンテンツと、動画コンテンツに対応する動画サマリに関する情報(例えば、動画コンテンツを示すサムネイル等)を配信する。
また、配信部135は、動画サマリが選択された場合には、動画サマリ内で設定された範囲やサマリ文言などの内容を含む動画サマリのデータをユーザに配信する。また、配信部135は、動画サマリの区切りをユーザがタップすること等により、所定の範囲への選択が行われた場合には、動画コンテンツのデータを配信する。なお、配信部135は、動画サマリを介さずに、ユーザが直接動画コンテンツをタップ等した場合であっても、動画コンテンツのデータを配信するようにしてもよい。
(分配部136について)
分配部136は、サービス提供部134によって提供されるサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、動画サマリを作成した作成者に報酬を分配する。分配部136は、取得部137と、算出部138と、通知部139とを有し、各処理部によって、分配処理を実現する。すなわち、以下で説明する取得部137、算出部138、及び通知部139によって行われる処理は、分配部136によって行われる処理として読み替えることができる。
(取得部137について)
取得部137は、各種情報を取得する。例えば、取得部137は、サービス提供部134によって提供されるサービスにおける利用状況を取得する。具体的には、取得部137は、サービスにアクセスしたユーザ端末30に対して、配信部135によって動画コンテンツが配信された回数や、動画サマリが配信された回数を取得する。言い換えれば、取得部137は、サービスにおける動画コンテンツや動画サマリがユーザから利用された回数や選択された回数を取得する。
また、取得部137は、コンテンツ記憶部121等を参照することにより、配信された動画コンテンツに対応する報酬の設定や、動画コンテンツを投稿した動画投稿者を特定する情報等を取得する。また、取得部137は、動画サマリを作成したサマリ作成者を特定する情報を取得する。取得部137は、取得した情報を利用状況記憶部123に格納する。また、取得部137は、取得した情報を算出部138に送る。
(算出部138について)
算出部138は、サービス提供部134によって提供されるサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する。例えば、算出部138は、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合に、動画投稿者による報酬の設定に基づいて、動画サマリの作成者に分配する報酬を算出する。また、算出部138は、動画投稿者による報酬の設定に基づいて、設定に対応する動画投稿者の支払い額を算出する。
例えば、算出部138は、サービスにおいて、動画サマリに対応する動画コンテンツがユーザから利用された回数に基づいて、動画サマリを作成したサマリ作成者に報酬を分配する。すなわち、算出部138は、動画投稿者から「20円/1再生」といった報酬の設定を受け付けていた場合には、動画サマリを介して動画コンテンツが再生された回数を「20円」に乗算することにより、報酬を算出する。なお、算出部138は、動画投稿者から設定された内容によっては、動画コンテンツが利用された回数のみならず、ユーザが動画サマリを選択した回数に基づいて報酬の算出を行ってもよい。また、算出部138は、動画投稿者とサマリ作成者との報酬の受け渡しに関して、サービス提供装置100側が受ける所定の手数料を算出してもよい。
(通知部139について)
通知部139は、各種情報を通知する。例えば、通知部139は、サービスの利用状況を動画投稿者及びサマリ作成者に通知する。具体的には、通知部139は、動画投稿者によって投稿された動画コンテンツの利用回数や、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合の各動画サマリの選択回数などを通知する。
また、通知部139は、算出部138によって算出されたサマリ作成者への報酬や、動画投稿者の支払い額などを通知する。なお、通知部139は、動画投稿者から支払いを受け付ける受付処理や、サマリ作成者に料金を送金する送金処理を行ってもよい。
〔4.処理手順〕
次に、図11及び図12を用いて、実施形態に係るサービス提供装置100による処理の手順について説明する。まず、図11を用いて、投稿された動画コンテンツから動画サマリを作成する処理の流れについて説明する。図11は、実施形態に係るサービス提供装置100による処理手順を示すフローチャート(1)である。
図11に示すように、受付部131は、動画コンテンツの投稿を受け付ける(ステップS101)。そして、UI提供部132は、受け付けた動画コンテンツに対応する動画サマリ作成のためのUIを提供する(ステップS102)。
そして、UI提供部132は、UIを介して、サマリ作成者から動画サマリの作成を受け付けたか否かを判定する(ステップS103)。作成を受け付けない場合(ステップS103;No)、UI提供部132は、作成を受け付けるまで待機する。
一方、作成を受け付けた場合(ステップS103;Yes)、UI提供部132は、動画サマリの作成に関する情報を取得する。そして、作成部133による動画サマリの作成が行われ、作成部133は、動画コンテンツと動画サマリとを対応付けて記憶する(ステップS104)。かかる処理により、サービスにおいてユーザに提供する動画サマリが作成される。
次に、図11の後の処理について説明する。図12は、実施形態に係るサービス提供装置100による処理手順を示すフローチャート(2)である。
サービス提供部134は、動画コンテンツと動画サマリとを配信するサービスを提供する。そして、サービス提供部134は、サービスにおいて、ユーザからアクセスを受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。
アクセスを受け付けていない場合(ステップS201;No)、サービス提供部134は、アクセスを受け付けるまで待機する。一方、アクセスを受け付けた場合(ステップS201;Yes)、取得部137は、配信部135による動画コンテンツの配信など、ユーザによって行われたサービス内での利用状況を取得する(ステップS202)。
そして、算出部138は、取得部137によって取得された利用状況に関する情報に基づいて、サマリ作成者への報酬を算出する(ステップS203)。続いて、通知部139は、算出部138によって算出された報酬の額等を含めて、利用状況に関する情報を動画投稿者に通知する(ステップS204)。
そして、通知部139は、動画投稿者から報酬の支払いを受け付ける(ステップS205)。さらに、通知部139は、動画投稿者から受けた支払いに基づき、サマリ作成者に報酬を分配する(ステップS206)。サービス提供装置100による処理は、ステップS206の後、ステップS201へと移行し、上記の処理を繰り返す。
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係るサービス提供システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、サービス提供システム1の他の実施形態について説明する。
〔5−1.収益の還元モデル〕
上述した実施形態においては、サービス提供装置100は、動画投稿者から動画コンテンツに対する報酬の設定を受け付け、かかる設定に基づいて、サマリ作成者に対する報酬を算出する例を示した。しかし、サービス提供装置100は、異なる処理によってサマリ作成者に対する報酬を算出してもよい。この点について、図13を用いて説明する。
図13は、変形例に係るサービス提供処理の一例を示す図(1)である。図13では、サービス提供装置100は、動画投稿者から報酬の設定を受けず、サービス自身の収益をサマリ作成者及び動画投稿者に分配する。以下では、変形例に係るサービス提供装置100によって行われるサービス提供処理の一例を流れに沿って説明する。
動画投稿者は、動画配信サービスにおいて配信を所望する動画コンテンツC01をサービス提供装置100に投稿する(ステップS11)。サービス提供装置100は、受け付けた動画コンテンツC01に対する動画サマリの作成を受け付ける。
そして、サマリ作成者は、サービス提供装置100が提供するUIを介して、動画サマリを作成する(ステップS12)。サービス提供装置100は、動画コンテンツと、作成された動画サマリM011〜M013とを配信するサービスをユーザに提供する。ユーザは、提供されたサービスを利用する(ステップS13)。
このとき、サービス提供装置100は、サービスによる収益を獲得するものとする(ステップS14)。例えば、サービス提供装置100は、サービスを提供するウェブページに貼られている広告コンテンツの配信によって、広告主から広告料を受け取ることにより、収益を獲得する。広告料はウェブページのアクセス数等に連動するため、例えば、良質な動画サマリが作成されることによって、サービスに対するアクセス数が増加するほど、サービス提供装置100は、多くの収益を獲得することができる。
そして、サービス提供装置100は、得た収益を動画投稿者に還元する(ステップS15)。例えば、サービス提供装置100は、動画コンテンツC01の利用回数に応じた収益を算出し、算出された額を動画投稿者に還元する。これは、ユーザから多く利用される動画コンテンツを投稿した動画投稿者ほど、サービス自体の収益に貢献したと考えられることによる。
同様に、サービス提供装置100は、得た収益をサマリ作成者に還元する(ステップS16)。例えば、サービス提供装置100は、サマリ作成者が作成した動画サマリの選択回数に応じた収益を算出し、算出された額をサマリ作成者に還元する。これは、動画コンテンツの視聴のために、動画サマリが選択され、参照されることは、結果として、サービス自体の収益に貢献したと考えられることによる。
このように、サービス提供装置100は、サービスにおいて動画コンテンツが利用されることで生じる収益の一部を報酬として、サマリ作成者及び動画投稿者に分配してもよい。
すなわち、サービス提供装置100は、動画投稿者にサマリ作成者に対する報酬を設定させずとも、動画サマリ作成によってサービスの利用が増加することで得られる収益を還元するモデルにより、サマリ作成者に報酬を分配することができる。また、動画投稿者にとっても、利用回数が増えるほど自身が得られる収益が拡大するため、より良質な動画コンテンツを投稿する動機付けとなりうる。これにより、サービス提供装置100は、良質な動画コンテンツと動画サマリを獲得し、サービス品質を向上させることができるので、サービスの活性化を図ることができる。
〔5−2.外部プラットフォーム〕
上述した実施形態においては、サービス提供装置100は、動画投稿者から動画コンテンツの投稿を受け付け、サービスで利用する動画コンテンツとして登録する例を示した。ここで、サービス提供装置100は、他の動画配信サイトなど、外部のプラットフォームを活用し、動画サマリを提示するサービスを行ってもよい。この点について、図14を用いて説明する。
図14は、変形例に係るサービス提供処理の一例を示す図(2)である。図14では、サービス提供装置100は、動画投稿者から動画コンテンツの投稿を直接には受け付けず、外部のプラットフォームで配信されている動画コンテンツを利用することによって、サービスを運用する。以下では、変形例に係るサービス提供装置100によって行われるサービス提供処理の一例を流れに沿って説明する。
動画投稿者は、所定の外部動画プラットフォームに動画コンテンツC01を投稿する(ステップS21)。外部動画プラットフォームは、サービス提供装置100が提供するサービスとは異なる動画配信サービスが行われているプラットフォームを示す。例えば、図14に示すプラットフォーム51や、プラットフォーム52や、プラットフォーム53は、それぞれ異なる動画配信サービスを行うウェブサイトである。プラットフォーム51〜53は、各々独自に動画コンテンツの投稿を受け付け、受け付けた動画コンテンツをユーザに配信する。
外部動画プラットフォームに投稿された動画コンテンツは、各々のプラットフォームで動画コンテンツと広告コンテンツの対応付けが行われる(ステップS22)。具体的には、動画コンテンツは、再生された場合に広告コンテンツが表示されるように各プラットフォームにおいて設定される。動画投稿者は、かかる広告コンテンツによる広告料により、収益を獲得することができる。
ここで、サービス提供装置100は、動画コンテンツC01を自身で提供するサービスに埋め込む(ステップS23)。具体的には、サービス提供装置100は、外部動画プラットフォームにおける動画コンテンツC01のリンクを取得することにより、自身が提供するサービスから動画コンテンツへアクセス可能なように設定を行う。サービス提供装置100は、ネットワークN上をクロール(crawl)することにより動画コンテンツC01のリンクを取得してもよいし、外部動画プラットフォームと業務提携することで、外部動画プラットフォームからリンクの提供を受けてもよい。また、サービス提供装置100は、動画投稿者の希望により動画コンテンツの登録を受け付けてもよい。動画投稿者は、例えば、サービス提供装置100が提供するサービスに動画コンテンツを提供するにあたり、図1の例と同様に報酬を設定し、自身の動画コンテンツの利用を促進させるようにしてもよい。
サービス提供装置100は、このようにして自身のサービスで利用可能となった動画コンテンツC01について、動画サマリの作成を受け付ける。サマリ作成者は、サービス提供装置100が提供するUIを介して、動画サマリを作成する(ステップS24)。サービス提供装置100は、動画コンテンツC01と、作成された動画サマリM011〜M013とを配信するサービスをユーザに提供する。ユーザは、提供されたサービスを利用する(ステップS25)。
そして、サービス提供装置100は、サービスによる収益を獲得する(ステップS26)。この場合、サービス提供装置100は、図13の例と同じく、サマリ作成者に対してサービスにより得た収益を還元する(ステップS27)。
そして、この場合、外部動画プラットフォームは、配信を行った環境は異なるものの、ユーザにより動画コンテンツC01が配信されることで、自身が対応付けた広告コンテンツの配信を達成している(ステップS28)。このため、外部動画プラットフォームは、所定の広告料を得る。そして、外部動画プラットフォームは、得た収益に基づいて、動画投稿者に報酬の支払いを行う(ステップS29)。
このように、サービス提供装置100に係る受付部131は、サービス提供部134によって提供されるサービスとは異なる外部サービスで利用されている動画コンテンツのリンクの指定によって、動画コンテンツの登録を受け付けてもよい。そして、サービス提供部134は、リンクの指定によって特定される動画コンテンツと、当該動画コンテンツの動画サマリとを対応付けて配信するサービスを提供する。
すなわち、サービス提供装置100は、自身が受け付けていない動画コンテンツであっても、動画サマリを作成し、ユーザに動画サマリを提示することができる。このため、サービス提供装置100は、より柔軟に動画サマリの基となる動画コンテンツを確保することができる。そして、上述したように、サービス提供装置100は、動画コンテンツとともに動画サマリが配信され、利用回数が増加するほど、サービス提供装置100のみならず、外部動画プラットフォームが得る収益を向上させることができる。このように、動画サマリを作成する環境を提供することで、サービス提供装置100は、外部動画プラットフォームを含めた動画に係るサービス全体の活性化を図ることができる。
〔5−3.動画コンテンツの提示〕
サービス提供装置100に係るサービス提供部134は、提供するサービスにおいて、種々の方式により、配信する動画コンテンツを提示することができる。この点について、図15及び図16を用いて説明する。
図15は、変形例に係るサービス提供部134による処理の一例を説明する図(1)である。図15では、ユーザ端末30において、サービス提供部134が提供するサービスの画面が表示されている例を示している。図15に示すように、サービス提供部134は、動画コンテンツに対応するサマリ数や、動画コンテンツの再生数や、アップされた日付などの情報を提示する。また、サービス提供部134は、図15に示すように、再生数が多い順に上から動画コンテンツを提示する。これにより、ユーザは、人気の高い動画コンテンツを優先的に見つけることができる。
ここで、サービス提供部134は、図15に示すように、再生数が少ない動画コンテンツであっても、動画コンテンツに対応するサマリ数が多い動画コンテンツC21を「おすすめ動画」として優先的に提示してもよい。すなわち、サービス提供部134は、動画サマリが多く作成される動画コンテンツC21は、再生数は少なくとも、魅力のある動画コンテンツであるものとして、評価を高く設定することができる。このような提示は、単に動画コンテンツがコンテンツとして魅力あるものであるという理由の他に、例えば、サマリ作成者にとって多くの報酬をもたらす(例えば、報酬の設定が高い)動画コンテンツであることから、ユーザに奨めることを介してサマリ作成者のモチベーションを上げるという意図により行われてもよい。
次に、図16について説明する。図16は、変形例に係るサービス提供部134による処理の一例を説明する図(2)である。図16でも、図15と同じく、ユーザ端末30において、サービス提供部134が提供するサービスの画面が表示されている例を示している。
ここで、図16では、サービス提供部134は、対応する動画サマリが多い順に動画コンテンツを提示する例を示している。このように、サービス提供部134は、対応する動画サマリが多い順に動画コンテンツを提示することにより、再生数や動画コンテンツがアップされた日付とは異なる尺度で評価された動画コンテンツを優先的にユーザに提示することができる。
また、サービス提供部134は、動画サマリ数や再生数が他と比べて少ない動画コンテンツであっても、例えば、広告料を多く受け付けることで、動画コンテンツの掲載順を上げるようにしてもよい。図16に示す例において、動画コンテンツC22は、動画サマリ数が「1」であるため、通常、「動画C」として提示されている動画コンテンツよりも下位に提示されるはずである。しかし、所定の広告料を受け付けることにより、サービス提供部134は、動画コンテンツC22を「動画C」として提示されている動画コンテンツよりも上位に提示する。このように、サービス提供部134は、柔軟に動画コンテンツを提示する順を入れ替えたり、広告料に応じて掲載順を入れ替えたりすることで、サービス自体の収益を向上させることができる。かかる収益と掲載順の関係については、例えば、算出部138が収益額の収支との関係を学習すること等により最適化されてもよい。
〔5−4.利用状況の取得〕
上述のように、取得部137は、利用状況として、動画コンテンツの利用回数や動画サマリの選択回数等を取得する例を示した。しかし、取得部137は、利用状況として、さらに異なる情報を取得してもよい。例えば、取得部137は、ユーザが動画コンテンツをどのくらいの時点まで視聴し、どの時点で動画コンテンツから離脱したのか、といった情報を取得してもよい。
また、取得部137は、動画コンテンツが利用開始されたことを利用回数とするのみならず、動画コンテンツの視聴時間が所定の閾値を超えた場合に、利用回数を計数するようにしてもよい。すなわち、取得部137は、サービスの利用状況に関する情報として、必ずしも動画サマリや動画コンテンツが利用された回数に限られず、種々の情報を柔軟に取得するようにしてもよい。また、取得部137は、動画サマリや動画コンテンツが利用された回数とともに、動画サマリや動画コンテンツに伴い配信される広告コンテンツが視聴された回数について取得してもよい。動画サマリや動画コンテンツに伴い配信される広告コンテンツとは、例えば、動画配信サービスにおいて、動画サマリや動画コンテンツに埋め込まれる広告コンテンツのことである。また、取得部137は、広告コンテンツがユーザから視聴された時間を取得してもよい。そして、算出部138は、動画サマリ又は動画コンテンツが視聴された時間や、動画コンテンツもしくは動画サマリに伴い配信される広告コンテンツが視聴された回数や、動画コンテンツもしくは動画サマリに伴い配信される広告コンテンツが視聴された時間に基づいて、動画サマリを作成したサマリ作成者に分配する報酬を算出してもよい。このように、算出装置100は、実施されるサービスの態様に合わせて、柔軟にサマリ作成者への報酬を算出することができる。なお、算出装置100は、広告コンテンツが視聴された回数として、広告コンテンツの視聴が開始された回数を処理に用いてもよいし、広告コンテンツが最後まで視聴された回数(完遂された回数)を処理に用いてもよい。
〔5−5.ウェブサーバ〕
上記実施形態では、サービス提供装置100が動画配信サービスを提供するにあたり、所定のウェブページを提供する例を示した。しかし、サービス提供装置100は、ウェブページの管理や配信に関しては、所定のウェブサーバ等に委ねてもよい。この場合、サービス提供装置100に係る配信部135は、所定のウェブサーバに対して制御命令を送信することにより、ウェブページの配信等を行う。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係るサービス提供装置100は、例えば図17に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、サービス提供装置100を例に挙げて説明する。図17は、サービス提供装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図3に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係るサービス提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示したUI提供部132と、作成部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられたストレージサーバに記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、サービス提供装置100が、動画コンテンツの投稿を受け付ける受付処理と、動画サマリを作成する作成処理と、サマリ作成者に報酬を分配する分配処理等を行う例を示した。しかし、上述したサービス提供装置100は、各処理を行う装置として分離されてもよい。この場合、例えば、受付装置は、受付部131を有する。作成装置は、UI提供部132と、作成部133と、サービス提供部134とを有する。また、分配装置は、配信部135と、分配部136とを有する。この場合、上記のサービス提供装置100による処理は、受付装置と、作成装置と、分配装置との各装置を含むサービス提供システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係るサービス提供装置100は、受付部131と、サービス提供部134と、算出部138とを有する。受付部131は、サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける。サービス提供部134は、受付部131によって受け付けられた動画コンテンツと、サマリ作成者(所定の作成者の一例)が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスを提供する。算出部138は、サービス提供部134によって提供されたサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、動画サマリを作成したサマリ作成者に分配する報酬を算出する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリを配信するサービスを提供するため、動画コンテンツの選択を行うユーザの利便性を高めることができる。そして、サービス提供装置100は、利用状況に応じて、動画サマリを作成するサマリ作成者への報酬を算出することで、サマリ作成者の創作意欲を高めることができる。これにより、サービス提供装置100が提供するサービスでは、良質な動画サマリが数多く創作され、サービス品質の向上が図られる。結果として、サービス提供装置100は、動画に係るサービスの活性化を図ることができる。
また、受付部131は、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された際の報酬の設定を動画投稿者(動画コンテンツの提供者の一例)から受け付ける。算出部138は、動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合に、動画投稿者による報酬の設定に基づいて、当該動画サマリのサマリ作成者に分配する報酬を算出する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、動画投稿者の意向に沿った報酬がサマリ作成者に行き渡るよう、任意に報酬の設定を受け付けることができる。これにより、サービス提供装置100は、動画コンテンツの再生回数を増やして広告収益を上げたい動画投稿者と、サマリ作成者との両者が満足するようなマネタイズ(monetize)の仕組みを提供することができる。
また、算出部138は、サービスにおいて動画コンテンツが利用されることで生じるサービス提供側の収益に基づいて、動画サマリを作成したサマリ作成者に分配する報酬を算出する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、自身の得た収益に基づいてサマリ作成者への報酬を算出できる。かかる方式であれば、サマリ作成者は、動画投稿者が定めた報酬の設定によらず収益を確保できるため、自身が興味のある動画コンテンツのサマリ作成に積極的に取り組むことができる。これにより、サービス提供装置100は、サマリ作成者の創作意欲を高めることができるので、サービスの活性化を図ることができる。
また、実施形態に係るサービス提供装置100は、サービス提供部134によって提供されるサービスにおいて、サマリ作成者が動画サマリを作成するためのユーザインターフェイス(UI)を提供するUI提供部132をさらに有する。サービス提供部134は、UI提供部132によって提供されたUIを利用して作成された動画サマリを配信するサービスを提供する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、サマリ作成のためのUIを提供するサービスを展開する。これにより、サービス提供装置100は、動画配信サービスを活用して収益を得ようとするサマリ作成者に対して、参入の障壁を下げることができる。具体的には、サマリ作成者は、スマートフォンのような作成端末10を準備するだけで、動画サマリの作成を行うことができる。このように、サービス提供装置100は、サービスに関わる者の裾野を広げることで、サービスの活性化を図ることができる。
また、UI提供部132は、動画コンテンツにおける時系列上の範囲の指定を受け付けることで、当該動画コンテンツにおける任意の再生開始点を付与するとともに、時系列上の範囲における動画コンテンツを任意に説明する文言の指定を受け付けるUIを提供する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、UIを介して、範囲やサマリ文言の設定を可能とする。これにより、サマリ作成者は、自身の意図に基づいて柔軟に内容を設定可能な動画サマリを作成することができる。また、サービス提供装置100によれば、範囲ごとに説明を付与した動画サマリとともにユーザに動画コンテンツを利用させることができるため、ユーザの利便性の点などでサービス品質の向上を図ることができる。
また、受付部131は、サービス提供部134によって提供されるサービスとは異なる外部サービス(例えば、外部動画プラットフォーム)で利用されている動画コンテンツのリンクの指定によって、当該動画コンテンツの登録を受け付ける。UI提供部132は、サマリ作成者が、リンクの指定によって特定される動画コンテンツに対応する動画サマリを作成するためのUIを提供する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、外部の動画配信プラットフォームを活用して、動画サマリとともに動画コンテンツを配信するサービスを提供してもよい。これにより、サービス提供装置100は、複数の動画配信サービスに存在している多くの動画コンテンツに対応する動画サマリを作成することができるため、動画に係るサービス全体としての収益を向上させることができる。
サービス提供部134は、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、サービスを利用するユーザが任意に動画サマリを選択可能なサービスを提供する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、動画コンテンツに対して、複数の動画サマリを作成することができる。これにより、サービス提供装置100は、ユーザが好みにあった動画サマリを選択することができる等、ユーザビリティに優れたサービスを提供することができる。また、サービス提供装置100は、サマリ作成者同士の競争を促すことで、サービスの活性化を図ることもできる。
サービス提供部134は、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、動画サマリの個数に応じた順位に基づいて、当該動画コンテンツをユーザに提示するサービスを提供する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、動画サマリの数を一つの尺度として、ユーザに動画コンテンツを提示することができる。これにより、サービス提供装置100は、サマリ作成者の観点から魅力のある動画コンテンツをユーザに提示したり、サービスにおいて収益を向上させる可能性の高い動画コンテンツを優先的に提示したりするなど、柔軟なサービスの提供を行うことができる。
算出部138は、サービスにおいて、所定の動画サマリに対応する動画コンテンツがユーザから利用された回数、所定の動画サマリが選択された回数、動画コンテンツもしくは所定の動画サマリが視聴された時間、又は、動画コンテンツもしくは動画サマリに伴い配信される広告コンテンツが視聴された回数もしくは時間、の少なくとも一つに基づいて、当該所定の動画サマリを作成したサマリ作成者に分配する報酬を算出する。
このように、実施形態に係るサービス提供装置100は、サービスにおいて利用された回数等に基づいて、サマリ作成者への報酬を算出する。これにより、サービス提供装置100は、より選択回数が増えるような、良質な動画サマリを創作させる意欲をサマリ作成者に抱かせることができる。結果として、サービス提供装置100は、提供するサービスの品質を向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 サービス提供システム
10 作成端末
20 投稿端末
30 ユーザ端末
40 広告主端末
100 サービス提供装置
121 コンテンツ記憶部
122 サマリ記憶部
123 利用状況記憶部
130 制御部
131 受付部
132 UI提供部
133 作成部
134 サービス提供部
135 配信部
136 分配部
137 取得部
138 算出部
139 通知部

Claims (10)

  1. サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた動画コンテンツと、所定の作成者が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスであって、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、サービスを利用するユーザが任意に動画サマリを選択可能なサービスを提供するサービス提供部と、
    前記サービス提供部によって提供されたサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、前記動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する算出部と、
    を備えたことを特徴とするサービス提供装置。
  2. 前記受付部は、
    前記動画サマリを介して動画コンテンツが利用された際の報酬の設定を当該動画コンテンツの提供者から受け付け、
    前記算出部は、
    前記動画サマリを介して動画コンテンツが利用された場合に、前記提供者による報酬の設定に基づいて、当該動画サマリの作成者に分配する報酬を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記算出部は、
    前記サービスにおいて前記動画コンテンツが利用されることで生じるサービス提供側の収益に基づいて、前記動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス提供装置。
  4. 前記サービス提供部によって提供されるサービスにおいて、前記所定の作成者が動画サマリを作成するためのUI(ユーザインターフェイス)を提供するUI提供部、
    をさらに備え、
    前記サービス提供部は、
    前記UI提供部によって提供されたUIを利用して作成された動画サマリを配信するサービスを提供する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  5. 前記UI提供部は、
    前記動画コンテンツにおける時系列上の範囲の指定を受け付けることで、当該動画コンテンツにおける任意の再生開始点を付与するとともに、前記時系列上の範囲における動画コンテンツを任意に説明する文言の指定を受け付けるUIを提供する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  6. 前記受付部は、
    前記サービス提供部によって提供されるサービスとは異なる外部サービスで利用されている動画コンテンツのリンクの指定によって、当該動画コンテンツの登録を受け付け、
    前記UI提供部は、
    前記所定の作成者が、前記リンクの指定によって特定される動画コンテンツに対応する動画サマリを作成するためのUIを提供する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のサービス提供装置。
  7. 前記サービス提供部は、
    前記動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、動画サマリの個数に応じた順位に基づいて、当該動画コンテンツをユーザに提示するサービスを提供する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  8. 前記算出部は、
    前記サービスにおいて、所定の動画サマリに対応する動画コンテンツがユーザから利用された回数、当該所定の動画サマリが選択された回数、当該動画コンテンツもしくは当該所定の動画サマリが視聴された時間、又は、当該動画コンテンツもしくは当該所定の動画サマリに伴い配信される広告コンテンツが視聴された回数もしくは時間、の少なくとも一つに基づいて、当該所定の動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  9. コンピュータが実行するサービス提供方法であって、
    サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた動画コンテンツと、所定の作成者が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスであって、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、サービスを利用するユーザが任意に動画サマリを選択可能なサービスを提供するサービス提供工程と、
    前記サービス提供工程によって提供されたサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、前記動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する算出工程と、
    を含んだことを特徴とするサービス提供方法。
  10. サービスで利用される動画コンテンツの登録を受け付ける受付手順と、
    前記受付手順によって受け付けられた動画コンテンツと、所定の作成者が当該動画コンテンツの構成を概略化した情報である動画サマリとを対応付けて配信するサービスであって、動画コンテンツに対応する動画サマリが複数存在する場合に、サービスを利用するユーザが任意に動画サマリを選択可能なサービスを提供するサービス提供手順と、
    前記サービス提供手順によって提供されたサービスが利用された利用状況に関する情報に基づいて、前記動画サマリを作成した作成者に分配する報酬を算出する算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするサービス提供プログラム。
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