JP6169071B2 - 少なくとも1種類のオルト−ジフェノールと、マンガン塩または亜鉛塩と、過酸化水素と、(重)炭酸塩と、アルカリ剤と、チタン塩またはスカンジウム塩とを使用する染毛方法 - Google Patents
少なくとも1種類のオルト−ジフェノールと、マンガン塩または亜鉛塩と、過酸化水素と、(重)炭酸塩と、アルカリ剤と、チタン塩またはスカンジウム塩とを使用する染毛方法 Download PDFInfo
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Description
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩と、
を一緒にまたは別々に含有する1つ以上の化粧品組成物で処理され;
成分a)、b)、d)、e)、および/またはf)の少なくとも1つを含む少なくとも1つの組成物のpHはアルカリ性であり、すなわち7を超え、チタン塩およびスカンジウム塩から選択される塩を含む組成物は、後処理として、すなわち染色方法の最終ステップとして、ケラチン繊維に塗布されるものと理解される。
成分a)、b)、およびc)との混合物中に存在する、
あるいは化合物a)、b)、およびc)を含む化粧品組成物の塗布後に別個に塗布される、
あるいは成分a)およびb)を含む化粧品組成物の塗布後に化合物c)とともに塗布される、
のいずれかである。
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩と、
を含む、ケラチン繊維を染色するための化粧品組成物でもあり;
組成物のpHはアルカリ性であり、すなわち7を超え、好ましくは8〜12の間であると理解される。これは特に8〜10.5の間である。
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩と、
を含む多区画装置に関し;
a)、b)、d)、e)、および/またはf)を含む少なくとも1つの組成物のpHはアルカリ性であり、すなわち7を超え、好ましくは8〜12の間であると理解される。これは特に8〜10.5の間である。
本発明によると、染色方法では、1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体が使用される。
・R1〜R4は、同一でも異なっていてもよく:
水素原子;
ハロゲン原子、
ヒドロキシル基、
カルボキシル基、
アルキルカルボキシレート基またはアルコキシカルボニル基、
置換されていてもよいアミノ基、
置換されていてもよい直鎖状または分枝状のアルキル基、
置換されていてもよい直鎖状または分枝状のアルケニル基、
置換されていてもよいシクロアルキル基、
アルコキシ基、
アルコキシアルキル基、
アリール基が置換されていてもよいアルコキシアリール基、
アリール基、
置換アリール基、
飽和または不飽和の複素環式基であって、カチオンまたはアニオン電荷を有してもよく、置換されていてもよく、および/または芳香環、好ましくはベンゼン環と縮合していてもよく、前記芳香環は、特に1つ以上のヒドロキシルまたはグリコシルオキシ基で置換されていてもよい、複素環式基、
1つ以上のケイ素原子を含有する基、
を表し、
・2つの隣接する炭素原子に結合した2つの置換基R1−R2、R2−R3、またはR3−R4が、それらが結合する炭素原子とともに、1つ以上のヘテロ原子を場合により有し、1つ以上のヘテロ原子を場合により有する1つ以上の飽和または不飽和の環と場合により縮合した、飽和または不飽和で芳香族または非芳香族の環を形成する。
飽和または不飽和で縮合していてもよい環は、置換されていてもよい。
ハロゲン原子;
ヒドロキシル基;
C1〜C2アルコキシ基;
C1〜C10アルコキシカルボニル基;
C2〜C4(ポリ)ヒドロキシアルコキシ基;
アミノ基;
5または6員のヘテロシクロアルキル基;
(C1〜C4)アルキル基、優先的にはメチルで置換されていてもよい、場合により陽イオンである5または6員のヘテロアリール基、優先的にはイミダゾリウム;
1つまたは2つの同一または異なるC1〜C6アルキル基で置換されたアミノ基であって、少なくとも:
*1つのヒドロキシル基、
*1つまたは2つの置換されていてもよいC1〜C3アルキル基で置換されていてもよい1つのアミノ基であって、前記アルキル基は、それらが結合する窒素原子とともに、飽和または不飽和であり、置換されていてもよく、窒素と同一または異なる少なくとも1つの別のヘテロ原子を場合により含む、5〜7員の複素環を場合により形成する、1つのアミノ基、
*第4級アンモニウム基−N+R’R’’R’’’,M−(式中、R’、R’’、およびR’’’は、同一でも異なっていてもよく、水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し;M−は、有機酸または無機酸、あるいは対応するハロゲン化物の対イオンを表す)、
*あるいは、(C1〜C4)アルキル基、優先的にはメチルで置換されていてもよい、場合により陽イオンである5または6員のヘテロアリール基、優先的にはイミダゾリウム、
を場合により有する、アミノ基;
アシルアミノ(−NR−COR’)基(式中、R基は、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基であり、R’基は、C1〜C2アルキル基である);カルバモイル((R)2N−CO−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す);アルキルスルホニルアミノ(R’SO2−NR−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表し、R’基は、C1〜C4アルキル基またはフェニル基を表す);アミノスルホニル((R)2N−SO2−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す);
酸または塩化された(好ましくはアルカリ金属、あるいは置換または非置換のアンモニウムで塩化された)形態のカルボキシル基;
シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基またはグリコシルカルボニル基;
1つ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよいフェニルカルボニルオキシ基;
グリコシルオキシ基;ならびに
1つ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよいフェニル基、
から選択される、少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい。
ヒドロキシル基、C1〜C2アルコキシ基、C2〜C4(ポリ)ヒドロキシアルコキシ基、アシルアミノ基、アミノ基であって、少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有する2つの同一または異なっていてよいC1〜C4アルキル基、あるいはそれらが結合する窒素原子とともに、飽和または不飽和で、置換されていてもよい5〜7員、好ましくは5または6員の、窒素と同じまたは異なる別のヘテロ原子を場合により含む複素環を場合により形成するそのような2つの基で置換されたアミノ基から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、C1〜C10、好ましくはC1〜C8アルキル基;
ハロゲン原子;
ヒドロキシル基;
C1〜C2アルコキシ基;
C1〜C10アルコキシカルボニル基;
C2〜C4(ポリ)ヒドロキシアルコキシ基;
アミノ基;
5または6員のヘテロシクロアルキル基;
(C1〜C4)アルキル基、優先的にはメチルで置換されていてもよい、場合により陽イオンである5または6員のヘテロアリール基、優先的にはイミダゾリウム;
1つまたは2つの同一または異なるC1〜C6アルキル基で置換されたアミノ基であって、少なくとも:
*1つのヒドロキシル基、
*1つまたは2つの置換されていてもよいC1〜C3アルキル基で置換されていてもよい1つのアミノ基であって、前記アルキル基は、それらが結合する窒素原子とともに、飽和または不飽和であり置換されていてもよく、窒素と同一または異なる少なくとも1つの別のヘテロ原子を場合により含む、5〜7員の複素環を場合により形成する、1つのアミノ基、
*第4級アンモニウム基−N+R’R’’R’’’,M−(式中、R’、R’’、およびR’’’は、同一でも異なっていてもよく、水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し;M−は、有機酸または無機酸、あるいは対応するハロゲン化物の対イオンを表す);
*あるいは(C1〜C4)アルキル基、優先的にはメチルで置換されていてもよい、場合により陽イオンである5または6員のヘテロアリール基、優先的にはイミダゾリウム、
を場合により有する、アミノ基;
アシルアミノ(−NR−COR’)基(式中、R基は、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基であり、R’基は、C1〜C2アルキル基である);カルバモイル((R)2N−CO−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す);アルキルスルホニルアミノ(R’SO2−NR−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表し、R’基は、C1〜C4アルキル基またはフェニル基を表す);アミノスルホニル((R)2N−SO2−)基(式中、R基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す);
酸または塩化された(好ましくはアルカリ金属、あるいは置換または非置換のアンモニウムで塩化された)形態のカルボキシル基;
シアノ基;
ニトロ基;
ポリハロアルキル基、優先的にはトリフルオロメチル;
カルボキシル基またはグリコシルカルボニル基;
1つ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよいフェニルカルボニルオキシ基;
グリコシルオキシ基;ならびに
1つ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよいフェニル基;
から選択される、少なくとも1つの置換基で置換されていてもよい。
フラバノール類、たとえばカテキンおよびエピカテキンガレート,
フラボノール類、たとえばケルセチン、
アントシアニジン類、たとえばシアニジン、デルフィニジン、またはペツニジン、
アントシアニン類またはアントシアン類、たとえばミルチリン、
オルト−ヒドロキシベンゾエート類、たとえば没食子酸塩、
フラボン類、たとえばルテオリン、
オキシル化(たとえばグルコシル化)されていてもよいヒドロキシスチルベン類、たとえばテトラヒドロキシ−3,3’、4,5’−スチルベン、
3,4−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
2,3−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
4,5−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
ジヒドロキシシンナメート類、たとえばコーヒー酸およびクロロゲン酸、
オルト−ポリヒドロキシクマリン類、
オルト−ポリヒドロキシイソクマリン類、
オルト−ポリヒドロキシクマロン類、
オルト−ポリヒドロキシイソクマロン類、
オルト−ポリヒドロキシカルコン類、
オルト−ポリヒドロキシクロモン類、
キノン類、
ヒドロキシキサントン類、
1,2ジヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
1,2,4−トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
1,2,3−トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
2,4,5−トリヒドロキシトルエンおよびその誘導体、
プロアントシアニジン類、特にプロアントシアニジンA1、A2、B1、B2、B3、およびC1、
プロアントシアニン類、
タンニン酸、
エラグ酸、
ならびに上記化合物の混合物
であり、
特に、カテキン、ケルセチン、ブラジリン、ヘマチン、ヘマトキシリン、クロロゲン酸、コーヒー酸、没食子酸、カテコール、没食子酸、L−DOPA、ペラルゴニジン、シアニジン、(−)−エピカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピガロカテキン3−ガレート(EGCG)、(+)−カテキン、イソケルセチン、ポミフェリン、エスクレチン、6,7−ジヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメトキシフェニル)クマリン、サンタリンAC、マンギフェリン、ブテイン、マリチメチン、スルフレチン、ロブテイン、ベタニジン、ペリカムピリノンA、テアフラビン、プロアントシアニジンA2、プロアントシアニジンB2、プロアントシアニジンC1、プロシアニジン類DP 4−8、タンニン酸、プルプロガリン、5,6−ジヒドロキシ−2−メチル−1,4−ナフトキノン、アリザリン、ウェデロラクトン、バリエガト酸、ゴンフィジン酸、キセルコム酸、カルノソール、およびそれらを含有する天然抽出物である。
植物抽出物の混合物を使用することもできる。
本発明による染色方法では、1種類以上のマンガン(Mn)塩または1種類以上の亜鉛(Zn)塩が使用される。マンガン塩または亜鉛塩は、染色方法の間に使用される1つ以上の化粧品組成物中に使用することができる。
本発明の状況においては、第3の構成要素は、過酸化水素または過酸化水素生成系であり、たとえば:
a)尿素過酸化物;
b)過酸化水素を放出可能なポリマー錯体、たとえば、特に粉末形態のポリビニルピロリドン/H2O、ならびに米国特許第5,008,093号明細書、米国特許第3,376,110号明細書、および米国特許第5,183,901号明細書に記載の他のポリマー錯体;
c)好適な基質(たとえばグルコースオキシダーゼの場合のグルコース、またはウリカーゼの場合の尿酸)の存在下で過酸化水素を生成するオキシダーゼ類;
d)水中で過酸化水素を生成する金属過酸化物、たとえば過酸化カルシウムまたは過酸化マグネシウム;
e)過ホウ酸塩類;あるいは
f)過炭酸塩類
である。
本発明によると、染色方法では、1種類以上の(重)炭酸塩、または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系が使用される。
a)アルカリ金属の炭酸塩(Met+ 2,CO3 2−)、アルカリ土類金属の炭酸塩(Met’2+,CO3 2−)、アンモニウムの炭酸塩((R’’4N+)2,CO3 2−)、またはホスホニウムの炭酸塩((R’’4P+)2,CO3 2−(式中、Met’はアルカリ土類金属を表し、Metはアルカリ金属を表し、R’’は、同一または異なるものであって、水素原子、または置換されていてもよい(C1〜C6)アルキル基、たとえばヒドロキシエチルを表す)、
b)以下の式:
R’+,HCO3 −(式中、R’は、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基R’’4N+−、またはホスホニウム基R’’4P+−を表し、R’’は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、または置換されていてもよい(C1〜C6)アルキル基、たとえばヒドロキシエチルを表し、R’が水素原子を表す場合、その炭酸水素塩は炭酸二水素塩(CO2,H2O)と呼ばれる);および
Met’2+(HCO3 −)2(式中、Met’はアルカリ土類金属を表す)
の炭酸水素塩とも呼ばれる重炭酸塩、
から選択される。
本発明による染色方法において第5の成分として使用される塩基性化剤は、前述の定義の(重)炭酸塩iv)とは異なるものである。これは、その物質が存在する組成物のpHを増加させる物質である。塩基性化剤は、ブレンステッド、ローリー、またはルイス塩基である。これは無機または有機であってよい。
Wは、特にヒドロキシル基またはC1〜C4アルキル基で置換されていてもよい、二価の(C1〜C8)アルキレン基、好ましくはプロピレン基であり;
Ra、Rb、Rc、およびRdは、同一でも異なっていてもよく、水素原子またはC1〜C4アルキル基またはC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す)
の化合物から選択される。
好ましい一実施形態によると、本発明により使用される成分f)はチタン塩である。
本発明の目的のためには、用語「チタン塩」は、この金属の酸化物、および特に金属に対する酸の作用で得られる塩自体を意味する。
i)酸化状態4のチタン塩類、たとえばシュウ酸カリウムチタン二水和物K2TiO(C2O4)2・2H2O、Ti(SO4)2、
ii)酸化チタン類およびそれらの塩、それらの水和物、およびそれらの担持形態から特に選択される酸化チタン類、
iii)チタン錯体、たとえば、米国特許第3,931,249号明細書などに記載されるフタロシアニン類、
から選択される。
本発明の目的のためには、用語「スカンジウム塩」は、この金属の酸化物、および特に金属に対する酸の作用で得られる塩自体を意味する。
本発明の一実施形態によると、本発明の方法に、好ましくは水が含まれる。これは、ケラチン繊維の水分、および/または前述の定義の化合物a)〜f)を含む組成物、または1種類以上の他の組成物に由来するものであってよい。
本発明による化粧品組成物は化粧品的に許容され、すなわちこれらは、水、または水と1種類以上の有機溶媒との混合物、または有機溶媒の混合物を一般に含む染色担体を含む。
言及できる有機溶媒の例としては、C1〜C4低級アルコール類、たとえばエタノールおよびイソプロパノール;ポリオール類およびポリオールエーテル類、たとえば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル、ヘキシレングリコール;ならびに芳香族アルコール類、たとえばベンジルアルコールまたはフェノキシエタノールが挙げられる。
本発明による染色方法の組成物は、染毛組成物に従来使用される種々の補助剤をも含有することができ、たとえば、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、または両性イオン性の界面活性剤、あるいはそれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、または両性イオン性のポリマー、あるいはそれらの混合物、無機または有機の増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性、および両性のポリマー結合性増粘剤、酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、緩衝剤、分散剤、調整剤、たとえば揮発性または不揮発で変性または未変性のシリコーン類、膜形成剤、セラミド類、防腐剤、および乳白剤を含有することができる。
前述の定義の成分a)〜f)を使用する染色方法は、1種類以上のさらなる直接染料をも使用することができる。これらの直接染料は、たとえば、直接染色に従来使用されるものから選択され、それらの中では、あらゆる一般に使用される芳香族および/または非芳香族の染料、たとえば中性、酸性、またはカチオン性のニトロベンゼン直接染料、中性、酸性、またはカチオン性のアゾ直接染料、オルト−ジフェノール類以外の天然直接染料、中性、酸性、またはカチオン性のキノン、特にアントラキノン直接染料、アジン、トリアリールメタン、インドアミン(indoamine)、メチン、スチリル、ポルフィリン、金属ポルフィリン、フタロシアニン、およびメチンシアニン直接染料、ならびに蛍光染料を挙げることができる。
本発明によると、成分a)、b)、d)、e)、および/またはf)の少なくとも1つを含む少なくとも1つの化粧品組成物のpHはアルカリ性であり、すなわち7を超え、好ましくは8〜12の間、より好ましくは8〜10の間である。
一実施形態によると、ケラチン繊維の染色方法は:
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩と
を含む水性染色組成物をケラチン繊維に塗布する1つのステップで行われる;
a)カテキン、ケルセチン、ヘマトキシリン、および没食子酸から特に選択される1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)マンガンのカルボン酸塩、特にグルコン酸マンガンから選択される1種類以上のマンガン塩、
c)過酸化水素、
d)1種類以上の(重)炭酸塩、特に重炭酸アンモニウムと、
e)アルカノールアミン類から選択される1種類以上の塩基性化剤と、
f)1種類以上のチタン塩、特に酸化状態4のチタンの塩、たとえばシュウ酸カリウムチタン二水和物K2TiO(C2O4)2・2H2O、または1種類以上のスカンジウム塩、特にスカンジウムのカルボン酸塩、特に無水または水和した酢酸スカンジウムと、
を含む1つ以上の化粧品組成物をケラチン繊維に塗布することによる1つ以上のステップで行われ;
成分d)を含む組成物はアルカリ性pHを有し、すなわち7を超え、特に8〜10の間であり、チタン塩およびスカンジウム塩から選択される塩を含む組成物は、染色方法の最終ステップでケラチン繊維に塗布されることが理解される。
i)a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、b)マンガンのカルボン酸塩から選択される1種類以上のマンガン溶媒と、c)過酸化水素とを含む化粧品組成物、
ii)d)重炭酸アンモニウムから選択される1種類以上の(重)炭酸塩と、e)アルカノールアミン類から選択される1種類以上の塩基性化剤とを含む化粧品組成物、
iii)f)1種類以上のチタン塩、特に酸化状態4のチタンの塩、たとえばシュウ酸カリウムチタン二水和物K2TiO(C2O4)2・2H2O、または1種類以上のスカンジウム塩、特にスカンジウムのカルボン酸塩、特に無水または水和した酢酸スカンジウムを含む化粧品組成物、
をケラチン繊維に塗布することによる2つのステップで行われ、
成分d)およびe)を含む組成物はアルカリ性pHを有し、すなわち7を超え、特に8〜10の間であり、チタン塩およびスカンジウム塩から選択される塩を含む組成物は、染色方法の最終ステップでケラチン繊維に塗布されることが理解される。
本発明の別の主題は、多区画染色装置またはキットである。好都合には、このキットは、成分のa)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩とが分配された2〜7つの組成物を含有する2〜7つの区画を含み、前記組成物は場合により水性または粉末状であり、特に、少なくとも1つの前記組成物は水性である。
(i)第1の区画は:
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体を含有する組成物を含有し;
(ii)第2の区画は:
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系、
を含有する組成物を含有し、
iv)第3の区画は:
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
を含有する組成物を含有し、
(iii)第4の区画は:
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩を含む組成物を含有する。
以下の実施例において、本発明による染色方法と、チタン塩を含む組成物の使用を含まないことを除けば同一の染色方法(比較例)との間で色の増強ΔE*および色度C*を比較した。
各組成物A1、A2、A3、およびA4を、パーマがかかった90%の白髪灰色の毛髪に、毛髪1g当たり12gの組成物の比率で塗布する。次に、組成物を房上で50℃の温度で30分間放置する。
本発明による染色方法と、チタン塩を主成分とする組成物Cの代わりに水を用いたことを除けば同一である方法との間で、色の増強ΔE*および色度C*を比較する。
C*=[a*2+b*2]1/2
から求められる。
以下の実施例において、本発明による染色方法と、スカンジウム塩を含む組成物の使用を含まないことを除けば同一の染色方法(比較例)との間で色の増強ΔE*および色度C*を比較した。
各組成物A’1、A’2、およびA’3を、パーマがかかった90%の白髪灰色の毛髪に、毛髪1g当たり12gの組成物の比率で塗布する。次に、組成物を房上で50℃の温度で30分間放置する。
本発明による染色方法と、スカンジウム塩を主成分とする組成物Cの代わりに水を用いたことを除けば同一である方法との間で、色の増強ΔE*および色度C*を比較する。
Claims (19)
- ケラチン繊維の染色方法であり、前記繊維は、成分:
a)1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体と、
b)1種類以上のマンガン塩または1種類以上の亜鉛塩と、
c)過酸化水素または過酸化水素を生成する1種類以上の系と、
d)1種類以上の(重)炭酸塩または(重)炭酸塩を生成する1種類以上の系と、
e)前記(重)炭酸塩以外の1種類以上の塩基性化剤と、
f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩と、
を一緒にまたは別々に含有する1つ以上の化粧品組成物で処理され;
前記成分a)、b)、d)、e)、および/またはf)の少なくとも1つを含む少なくとも1つの組成物のpHはアルカリ性であり、すなわち7を超え、f)チタン塩およびスカンジウム塩から選択される塩を含む組成物を、前記染色方法の最終ステップとして、ケラチン繊維に塗布する、方法。 - 前記オルト−ジフェノール誘導体が天然オルト−ジフェノール誘導体から選択されることを特徴とする請求項1に記載の染色方法。
- 成分a)が、ベンゼン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、インダン、インデン、アントラセン、フェナントレン、イソインドール、インドリン、イソインドリン、ベンゾフラン、ジヒドロベンゾフラン、クロマン、イソクロマン、クロメン、イソクロメン、キノリン、テトラヒドロキノリン、およびイソキノリンから選択される芳香環を有するオルト−ジフェノールであり、前記芳香環が、前記芳香環の2つの隣接する炭素原子に結合する少なくとも2つのヒドロキシル基を含むことを特徴とする請求項1に記載の染色方法。
- 成分a)が、塩化または非塩化形態の以下の式(I)またはそのオリゴマーのオルト−ジフェノール誘導体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の染色方法:
・R1〜R4は、同一でも異なっていてもよく:
水素原子;
ハロゲン原子、
ヒドロキシル基、
カルボキシル基、
アルキルカルボキシレート基またはアルコキシカルボニル基、
置換されていてもよいアミノ基、
置換されていてもよい直鎖状または分枝状のアルキル基、
置換されていてもよい直鎖状または分枝状のアルケニル基、
置換されていてもよいシクロアルキル基、
アルコキシ基、
アルコキシアルキル基、
アリール基が置換されていてもよいアルコキシアリール基、
アリール基、
置換アリール基、
飽和または不飽和の複素環式基であって、カチオンまたはアニオン電荷を有してもよく、置換されていてもよく、および/または、置換されていてもよい芳香環と縮合していてもよい、複素環式基、
1つ以上のケイ素原子を含有する基、
を表し、
・2つの隣接する炭素原子に結合した2つの置換基R1−R2、R2−R3、またはR3−R4が、それらが結合する炭素原子とともに、1つ以上のヘテロ原子を場合により有し、1つ以上のヘテロ原子を場合により有する1つ以上の飽和または不飽和の環と場合により縮合した、飽和または不飽和で芳香族または非芳香族の環を形成する)。 - 前記オルト−ジフェノール誘導体が:
フラボノール類、
アントシアニジン類、
アントシアニン類またはアントシアン類、
オルト−ヒドロキシベンゾエート類、
フラボン類、
ヒドロキシスチルベン類、
3,4−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
2,3−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
4,5−ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
ジヒドロキシシンナメート類、
オルト−ポリヒドロキシクマリン類、
オルト−ポリヒドロキシイソクマリン類、
オルト−ポリヒドロキシクマロン類、
オルト−ポリヒドロキシイソクマロン類、
オルト−ポリヒドロキシカルコン類、
オルト−ポリヒドロキシクロモン類、
オルト−ポリヒドロキシキノン類、
オルト−ヒドロキシキサントン類、
1,2ジヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
1,2,4−トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
1,2,3−トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
2,4,5−トリヒドロキシトルエンおよびその誘導体、
プロアントシアニジン類、
プロアントシアニン類、
タンニン酸、
エラグ酸、
ならびに上記化合物の混合物、
から選択されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の染色方法。 - 前記天然オルト−ジフェノール誘導体が、動物、細菌、菌類、藻類、植物、および果実の抽出物から選択されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の染色方法。
- 前記マンガン塩が、ハロゲン化物、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、および過塩素酸塩、カルボン酸塩、ならびにそれらの混合物から選択され、
前記亜鉛塩が、硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛、乳酸亜鉛、酢酸亜鉛、グリシン酸亜鉛、およびアスパラギン酸亜鉛から選択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の染色方法。 - 成分c)が過酸化水素または尿素過酸化物であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の染色方法。
- 前記(重)炭酸塩が、アルカリ金属、アルカリ土類金属、またはアンモニウムの(重)炭酸塩であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の染色方法。
- 前記(重)炭酸塩以外のアルカリ剤が:
アンモニア水、
アルカノールアミン類
オキシエチレン化エチレンジアミン類、
オキシプロピレン化エチレンジアミン類、
無機または有機の水酸化物類、
アルカリ金属ケイ酸塩類、
アミノ酸類、および
以下の式(II):
Wは、置換されていてもよい、二価の(C1〜C8)アルキレン基であり;
Ra、Rb、Rc、およびRdは、同一でも異なっていてもよく、水素原子またはC1〜C4アルキル基またはC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す)
の化合物から選択されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の染色方法。 - 前記チタン塩がチタンIV塩類から選択されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の染色方法。
- 前記チタン塩がシュウ酸カリウムチタン二水和物K2TiO(C2O4)2・2H2OおよびTi(SO4)2である請求項11に記載の染色方法。
- スカンジウム塩が、水酸化スカンジウム、ハロゲン化スカンジウム、硫酸スカンジウム、硝酸スカンジウム、スカンジウムのカルボン酸塩、ならびにスカンジウムの(ポリ)ハロ(C1〜C6)アルキルスルホン酸塩から選択される、ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の染色方法。
- 請求項1〜13のいずれか一項に定義された成分a)、b)、c)、d)、e)、およびf)を含む水性組成物をケラチン繊維に塗布することを含む1つのステップで行われることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 第1のステップが、請求項1〜8のいずれか一項に定義された成分a)、b)、およびc)を含む組成物を前記繊維に塗布することを含み、次に第2のステップにおいて、請求項9または10に定義された成分d)およびe)を含む組成物、次に第3のステップにおいて、請求項11〜13のいずれか一項に定義された成分f)を含む組成物を、前記繊維に塗布し、前記3つの組成物の少なくとも1つが水性であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1、9、または10のいずれか一項に定義された成分d)および/またはe)を含む組成物の塗布を含むステップを行う前に、前記ケラチン繊維の機械的拭き取りおよび/または乾燥および/またはすすぎが行われる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜13のいずれか一項に定義された化合物a)、b)、c)、d)、e)、およびf)を含有する、ケラチン繊維を染色するための化粧品組成物。
- 2〜6つの組成物を含有する2〜6つの区画を含む多区画装置であって、その中に、請求項1〜13のいずれか一項に定義された成分a)、b)、c)、d)、e)、およびf)が分配され、前記組成物は水性または粉末状であり、これらの組成物の少なくとも1つが水性である、多区画装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項の定義の1種類以上のオルト−ジフェノール誘導体で染色されたケラチン繊維の色度および/または色の増強を改善するための、請求項1および11〜13のいずれか一項に定義されたチタン塩およびスカンジウム塩から選択される1種類以上の塩の使用。
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