JP6167546B2 - 微粉炭バーナ - Google Patents

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本発明は、石炭を燃料とする微粉炭バーナに関するものである。
通常火炉に設けられる微粉炭バーナでは、燃焼用空気は、排ガスとの熱交換で250℃〜300℃程度に昇温されており、微粉炭を搬送する搬送用空気はミル出口温度で60℃〜80℃に昇温されており、微粉炭による自立燃焼が可能となっている。
ところが、バーナ始動時(即ち火炉の始動時)には、火炉が冷えており、排ガスの廃熱により燃焼用空気或は搬送用空気を昇温させることができない。この為、従来の微粉炭バーナではオイルを燃料とするオイルバーナを別途備え、バーナ始動時にはオイルバーナにより燃焼を行い、火炉が充分暖まった状態になった時から微粉炭を燃料とした燃焼に移行する。
この為、バーナ始動時には高価なオイルを使用する為、ランニングコストが高くなるという問題があった。
尚、特許文献1には微粉炭濃度が高濃度である場合でも、安定して燃焼させる微粉炭バーナが開示されており、特許文献2には微粉炭ボイラを直接着火させる為のプラズマ点火装置が開示されている。
特開2011−252625号公報 特許第3934554号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、微粉炭を燃料として用い、而も火炉が低温の状態でも微粉炭単独での燃焼を行える様にしたものである。
本発明は、石炭を燃料とし、ノズル本体と該ノズル本体の先端部を囲む様に設けられた燃焼用空気調整装置とを具備する微粉炭バーナであって、前記ノズル本体は内筒ノズルと、該内筒ノズルと同心に設けられた外筒ノズルと、プラズマトーチとを有し、前記内筒ノズルと前記外筒ノズルとの間に燃料導通空間が形成され、該燃料導通空間に微粉炭混合流が供給され、該微粉炭混合流は前記燃料導通空間よりリング状に噴出され、前記プラズマトーチは先端が前記燃料導通空間の先端に近接する様に設けられ、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成された微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記微粉炭混合流は常温の1次空気を搬送媒体とし、前記燃焼用空気調整装置からは常温の2次燃焼用空気が供給され、前記内筒ノズルからは常温の3次燃焼用空気が供給される微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記プラズマトーチは前記内筒ノズルの内部に設けられ、前記プラズマトーチの軸心は前記内筒ノズルの軸心に対して傾斜し、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成された微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記プラズマトーチは前記ノズル本体の外部に設けられ、前記プラズマトーチの軸心は前記ノズル本体の軸心に対して傾斜し、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成された微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記燃料導通空間の先端部の少なくとも一部が、ノズル本体の中心に向う様、前記外筒ノズル、前記内筒ノズルが構成され、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成された微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記微粉炭混合流は、搬送媒体の空気流量が、搬送中の微粉炭が自然発火することを抑止する様に設定された高濃度微粉炭混合流である微粉炭バーナに係るものである。
又本発明は、前記外筒ノズル、前記内筒ノズル、前記プラズマトーチはそれぞれ基端側から取付け可能及び取外し可能となっている微粉炭バーナに係るものである。
本発明によれば、石炭を燃料とし、ノズル本体と該ノズル本体の先端部を囲む様に設けられた燃焼用空気調整装置とを具備する微粉炭バーナであって、前記ノズル本体は内筒ノズルと、該内筒ノズルと同心に設けられた外筒ノズルと、プラズマトーチとを有し、前記内筒ノズルと前記外筒ノズルとの間に燃料導通空間が形成され、該燃料導通空間に微粉炭混合流が供給され、該微粉炭混合流は前記燃料導通空間よりリング状に噴出され、前記プラズマトーチは先端が前記燃料導通空間の先端に近接する様に設けられ、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成されたので、炉内温度、燃焼用空気の温度に拘らず、微粉炭が高温のプラズマで確実に着火され、又定常燃焼が可能となるという優れた効果を発揮する。
(A)は第1の実施例に係る微粉炭バーナの概略断面図、(B)は第1の実施例に於ける微粉炭混合流とプラズマとの関係を示す部分図である。 第2の実施例に係る微粉炭バーナの概略断面図である。 第3の実施例に於ける微粉炭混合流とプラズマとの関係を示す部分図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
本実施例に供される石炭は、例えば褐炭であり、塊状の褐炭が粉砕され微粉炭とされて微粉炭バーナに供給される。
先ず、図1に於いて、本発明の第1の実施例に係る微粉炭バーナの一例について説明する。
図1中、1は火炉、2は該火炉1の炉壁を示している。3に示される微粉炭バーナはボイラの前記火炉1下部の壁面に沿って水平方向に所要数、且つ複数段配設される様になっている。
前記炉壁2にスロート4が設けられ、前記炉壁2の反火炉1側にウインドボックス5が取付けられ、該ウインドボックス5の内部に前記微粉炭バーナ3が前記スロート4と同心に設けられている。又、前記ウインドボックス5には燃焼用空気供給路6が接続されている。前記ウインドボックス5の先端部(炉内側の端部)には燃焼用空気調整装置である2次空気調整装置8が設けられ、該2次空気調整装置8は前記スロート4と同心となっている。
前記微粉炭バーナ3は、ノズル本体7と前記2次空気調整装置8とを具備し、該2次空気調整装置8は前記ノズル本体7の先端部(炉内側の端部)を囲む様に設けられている。
前記ノズル本体7は、同心多重筒状に設けられた外筒ノズル9と内筒ノズル11、及び該内筒ノズル11の内部に収納されたプラズマトーチ12とを具備している。
前記外筒ノズル9、前記内筒ノズル11の断面形状はそれぞれ円形であり、前記外筒ノズル9と前記内筒ノズル11間には中空筒状の空間で前記火炉1側端が開放された燃料導通空間14が形成される。
前記燃料導通空間14の断面積(流路面積)と前記内筒ノズル11の断面積(流路面積)との比は、前記内筒ノズル11の断面積が前記燃料導通空間14の断面積より、10倍以下の任意の倍数、好ましくは、1:5〜1:10となっており、前記内筒ノズル11の断面積が前記燃料導通空間14の断面積より際だって大きく設定される。従って、前記燃料導通空間14は前記内筒ノズル11の周囲に形成された細いリング形状となっている。
前記外筒ノズル9の基部(前記反火炉1側の端部)には微粉炭供給管15が連通され、該微粉炭供給管15は微粉炭供給機(図示せず)に接続されている。該微粉炭供給機からは、1次空気を搬送媒体として微粉炭が供給され、1次空気と微粉炭の混合流である微粉炭混合流16は、前記微粉炭供給管15を介して前記燃料導通空間14に流入し、該燃料導通空間14を流動して該燃料導通空間14の先端から噴出される。
前記内筒ノズル11の基部には3次空気導入管17の一端が開口し、該3次空気導入管17の他端は前記燃焼用空気供給路6に開口し、前記ウインドボックス5に供給される2次燃焼用空気13の一部を取入れ、燃焼用補助空気即ち3次燃焼用空気28として前記内筒ノズル11に導いている。又、前記3次空気導入管17の途中には、3次空気調整装置としてのダンパ18が設けられ、燃焼用空気としての3次空気の流量調整を行う様になっている。該ダンパ18はユニット化され、前記3次空気導入管17に対して、着脱が可能となっている。
前記2次空気調整装置8は、前記ノズル本体7の先端部を収納する補助空気調整機構19と、該補助空気調整機構19の外側に同心多重に設けられた主空気調整機構20から構成されている。
主ダクト21が、前記ノズル本体7と同心に設けられる。前記主ダクト21は先端に向って縮径し、前記スロート4に連続する様になっている。又、前記主ダクト21の内部に、該主ダクト21と同心に副ダクト22が設けられる。該副ダクト22は、略前記主ダクト21と相似形であり、先端に向って縮小する形状を有し、前記主ダクト21と前記副ダクト22との間に2次空気導出空間23が形成される。又、前記副ダクト22と前記ノズル本体7との間には副2次空気導出空間24が形成される。
前記主ダクト21と前記副ダクト22とに共通に対峙する区画壁板25が、前記ノズル本体7と同心に設けられる。
前記主ダクト21の周辺部と前記区画壁板25との間に、円周等間隔で回転可能に多数のアウタ空気ベーン26が設けられ、該アウタ空気ベーン26は、リンク機構(図示せず)を介して同期回動可能であり、空気流れに対する傾斜角を変更可能となっている。
前記副ダクト22の周辺部と前記区画壁板25との間に、円周等間隔で回転可能に多数のインナ空気ベーン27が設けられ、該インナ空気ベーン27は、前記アウタ空気ベーン26と同様リンク機構(図示せず)を介して同期回動可能であり、空気流れに対する傾斜角を変更可能となっている。
前記主ダクト21、前記アウタ空気ベーン26等により前記主空気調整機構20が構成され、前記副ダクト22、前記インナ空気ベーン27により前記補助空気調整機構19が構成される。
尚、前記主ダクト21の先端は、前記スロート4に連続し、前記副ダクト22の先端は前記炉壁2の内壁面から後退した位置にあり、前記外筒ノズル9と前記内筒ノズル11の先端は同位置であり、前記外筒ノズル9、前記内筒ノズル11の先端は、前記副ダクト22の先端近傍となっている。
前記ノズル本体7について更に説明する。
該ノズル本体7は前記ウインドボックス5を反火炉1側から貫通し、又先端部が前記区画壁板25を貫通した状態で設けられる。
前記外筒ノズル9の先端部側には円形の先端側フランジ31が設けられ、該先端側フランジ31は前記区画壁板25に反火炉1側から当接する様になっており、前記先端側フランジ31が前記区画壁板25に当接することで前記ノズル本体7の先端が位置決めされる構造となっている。又、前記先端側フランジ31は、前記区画壁板25の外筒ノズル貫通部を閉塞する様になっている。
又、前記ノズル本体7が前記ウインドボックス5の壁部5aを貫通する部分には、円筒形状のノズルホルダ32が設けられている。該ノズルホルダ32の内径は、前記先端側フランジ31の外径より大きくなっている。
前記ノズル本体7の基端部側には、前記ノズルホルダ32に当接する円形の基端側フランジ33が設けられ、該基端側フランジ33は前記ノズルホルダ32に反火炉1側から当接し、前記基端側フランジ33はボルト等の固着具によって前記ノズルホルダ32に固定される。而して、前記外筒ノズル9は前記基端側フランジ33、前記ノズルホルダ32を介して前記ウインドボックス5に固定される様になっている。
前記ノズル本体7の基端には外筒端板34が固着され、前記ノズル本体7の基端が閉塞されている。
前記内筒ノズル11は、前記外筒ノズル9の内部に反火炉1側から挿入されて設けられる。
前記内筒ノズル11の前記3次空気導入管17が連通する位置より先端側に、内筒ノズル固定フランジ35が設けられており、該内筒ノズル固定フランジ35が前記外筒端板34に当接し、前記内筒ノズル固定フランジ35と前記外筒端板34とがボルト等の固着具により固定され、前記内筒ノズル11は前記外筒ノズル9に取付けられる様になっている。
前記内筒ノズル11の基端には内筒端板36が固着され、該内筒端板36によって前記内筒ノズル11の基端が閉塞される。前記内筒端板36には、筒体のプラズマトーチホルダ37が設けられている。該プラズマトーチホルダ37の軸心は、前記内筒端板36の中心から外れた位置を通過し、且つ前記内筒ノズル11の軸心に対して傾斜している。
図示では、該プラズマトーチホルダ37の軸心は前記内筒端板36の中心から下側に外れた位置を通過しており、又軸心は先端に向って上昇する様に傾斜している。
前記プラズマトーチ12は前記プラズマトーチホルダ37を挿通し、該プラズマトーチホルダ37を介して前記内筒端板36に支持される。従って、取付けられた前記プラズマトーチ12は、軸心が先端に向って上昇する様に傾斜する。
又、前記プラズマトーチ12の先端は、前記内筒ノズル11の先端と一致、或は略一致した状態であり、且つ、前記プラズマトーチ12の先端は、前記内筒ノズル11の内面に接触するか、略接触する様に近接した状態となる。
尚、先端の位置調整は、前記プラズマトーチ12を前記プラズマトーチホルダ37に対してスライドさせることで行われる。
以下、作用について説明する。
本実施例に供される石炭は、低品質の亜炭、褐炭である。亜炭、褐炭(以下、低品位石炭と総称する)は揮発分が多く、着火性、燃切り性に優れている。一方、揮発分が多いことから、乾燥した状態では自然発火する可能性がある。
従って、本実施例では、燃料として供される粉炭をビン(貯溜容器)に貯溜し、ビンから必要量切出し、搬送用空気で微粉炭バーナに供給している。上記した様に、低品位石炭は乾燥した状態では自然発火の可能性があるので、低温、低酸素雰囲気で扱う必要がある。
従って、搬送媒体である1次空気量は極力少なくし、且つ1次空気は常温とする。更に、1次空気量は、搬送中の微粉炭が自然発火することを抑止する様に設定する。本実施例では、前記微粉炭混合流16の空気/微粉炭重量比(A/C)は、0.01以上0.5以下の高濃度微粉炭混合流とする。
次に、前記2次燃焼用空気13は、常温の状態で供給され、該2次燃焼用空気13が分流される前記3次燃焼用空気28も常温である。
燃焼用空気として、前記2次燃焼用空気13が前記ウインドボックス5を介し、前記主空気調整機構20、前記補助空気調整機構19を経て前記スロート4に噴出される。
又、前記2次燃焼用空気13は前記主空気調整機構20、前記補助空気調整機構19を通過する過程で、前記アウタ空気ベーン26、前記インナ空気ベーン27の角度が調整され、旋回流の強さが調整され、風量調整される。
又、前記3次空気導入管17で分流された3次燃焼用空気28が、前記内筒ノズル11より、前記スロート4に向って噴出される。
高濃度の前記微粉炭混合流16が前記燃料導通空間14に供給され、更に該燃料導通空間14を先端に向って流動し、先端から前記スロート4に向って薄肉のリング状に噴出される。
上記した様に、前記微粉炭混合流16を搬送する空気は、極力少なくされている為、該微粉炭混合流16を燃焼させるには充分な燃焼用空気を供給する必要がある。
前記内筒ノズル11の断面積は、前記燃料導通空間14の断面積に対して充分大きい。従って、リング状に噴出された前記微粉炭混合流16の内部には、前記内筒ノズル11から噴出された前記3次燃焼用空気28が供給され、前記微粉炭混合流16の外周からは前記主空気調整機構20、前記補助空気調整機構19からの前記2次燃焼用空気13が供給される。従って、前記微粉炭混合流16が燃焼する為の充分な燃焼用空気が供給される。
ここで、前記2次燃焼用空気13と前記3次燃焼用空気28の流量比率を例示すると、2次燃焼用空気流量:3次燃焼用空気流量=(80%〜50%):(20%〜50%)である。尚、従来の微粉炭バーナでは、3次燃焼用空気の割合はせいぜい1%程度となっている。
次に、前記微粉炭混合流16の着火は、前記プラズマトーチ12によって行われる。
前記プラズマトーチ12の軸心は、前記ノズル本体7の軸心に対して傾斜しており、前記プラズマトーチ12から発せられる火炎(プラズマ)39は、前記微粉炭混合流16の流れと交差する様に設定されている。特に、プラズマ39の高温域が、前記微粉炭混合流16に交差する様に、前記プラズマトーチ12の先端位置、傾斜が設定されている。
本実施例では、燃焼用空気の温度が常温と、従来の微粉炭バーナの燃焼用空気の温度(200℃〜250℃)に比して低くなっているが、低品位石炭の揮発分が多いこと、又前記プラズマトーチ12のプラズマが高温(中心部は6000℃)であることから、燃焼用空気の温度が常温であっても、着火が可能であり、又燃焼を定常的に維持できる。
次に、上記実施例では、前記ダンパ18を前記3次空気導入管17から切離し、前記内筒ノズル固定フランジ35と前記外筒端板34との固定を解除することで、前記内筒ノズル11を反火炉1側に引出すことができる。又、前記基端側フランジ33と前記ノズルホルダ32との固定を解除することで、前記外筒ノズル9を反火炉1側に引出すことができる。又、前記プラズマトーチ12についても、反火炉1側に引出すことができる。
従って、前記ノズル本体7について、組立て、分解、保守は、全て前記ウインドボックス5の外部から行うことができ、作業性がよい。
図2は、第2の実施例を示している。
上記第1の実施例では、前記プラズマトーチ12を前記内筒ノズル11の内部に設けたが、第2の実施例では、プラズマトーチ12をノズル本体7の外部に設けている。
図2中、図1中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
壁部5aのノズルホルダ32の上方を貫通し、又前記区画壁板25を貫通してプラズマトーチ12が設けられる。該プラズマトーチ12の軸心は先端に向う程、前記ノズル本体7の軸心に接近する様に傾斜しており、前記プラズマトーチ12の先端は、前記外筒ノズル9の先端と一致、又は略一致している。更に、前記プラズマトーチ12の先端が前記外筒ノズル9の先端に、接する或は略接する程度に接近している。
又、前記プラズマトーチ12の傾斜は、該プラズマトーチ12によって形成されるプラズマ39(特に高温域)が燃料導通空間14から噴出される微粉炭混合流16と交差する角度に設定される。
而して、前記燃料導通空間14から噴出される前記微粉炭混合流16は、前記プラズマトーチ12によって着火され、又定常的に燃焼する。
第2の実施例に於いても、燃焼用空気の温度が常温でも、微粉炭に着火可能であり、又燃焼を定常的に維持できる。
尚、本発明では、前記燃料導通空間14から噴出される前記微粉炭混合流16に、プラズマ39の高温域が交差する様に構成されればよく、上記実施例の他に、図3に示される様に構成されてもよい。
外筒ノズル9、内筒ノズル11の一部を中心側に屈曲させ、前記燃料導通空間14の先端部の一部が、中心側に向う様に屈曲させる。プラズマトーチ12は、前記内筒ノズル11の内部に該内筒ノズル11と平行に、且つ該内筒ノズル11の内壁面に近接させて設けられる。
前記プラズマトーチ12から発せられるプラズマ39は、内筒ノズル11の軸心と平行に形成されるが、前記微粉炭混合流16が中心に向う様、偏流されるので、該微粉炭混合流16と前記プラズマ39が交差し、前記微粉炭混合流16が着火、燃焼する。尚、より確実に交差させる為、第1の実施例と同様、前記プラズマトーチ12を傾斜させてもよい。
又、前記燃料導通空間14を中心側に屈曲させるのは、全周であってもよく、一部に限定されるものではない。
1 火炉
3 微粉炭バーナ
4 スロート
5 ウインドボックス
6 燃焼用空気供給路
7 ノズル本体
8 2次空気調整装置
9 外筒ノズル
11 内筒ノズル
12 プラズマトーチ
13 2次燃焼用空気
14 燃料導通空間
15 微粉炭供給管
16 微粉炭混合流
17 3次空気導入管
18 ダンパ
19 補助空気調整機構
20 主空気調整機構
25 区画壁板
26 アウタ空気ベーン
27 インナ空気ベーン
28 3次燃焼用空気
31 先端側フランジ
32 ノズルホルダ
33 基端側フランジ
34 外筒端板
35 内筒ノズル固定フランジ
36 内筒端板
37 プラズマトーチホルダ
39 プラズマ

Claims (5)

  1. 石炭を燃料とし、ノズル本体と該ノズル本体の先端部を囲む様に設けられた燃焼用空気調整装置とを具備する微粉炭バーナであって、前記ノズル本体は内筒ノズルと、該内筒ノズルと同心に設けられた外筒ノズルと、前記内筒ノズルの内部に設けられ、軸心が前記内筒ノズルの軸心に対して傾斜するプラズマトーチとを有し、前記内筒ノズルと前記外筒ノズルとの間に燃料導通空間が形成され、該燃料導通空間に微粉炭混合流が供給され、該微粉炭混合流は前記燃料導通空間よりリング状に噴出され、前記プラズマトーチは先端が前記燃料導通空間の先端に近接する様に設けられ、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成されたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  2. 前記微粉炭混合流は常温の1次空気を搬送媒体とし、前記燃焼用空気調整装置からは常温の2次燃焼用空気が供給され、前記内筒ノズルからは常温の3次燃焼用空気が供給される請求項1の微粉炭バーナ。
  3. 前記燃料導通空間の先端部の少なくとも一部が、ノズル本体の中心に向う様、前記外筒ノズル、前記内筒ノズルが構成され、前記プラズマトーチによって形成されるプラズマが前記微粉炭混合流と交差する様構成された請求項1又は請求項2の微粉炭バーナ。
  4. 前記微粉炭混合流は、搬送媒体の空気流量が、搬送中の微粉炭が自然発火することを抑止する様に設定された高濃度微粉炭混合流である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の微粉炭バーナ。
  5. 前記外筒ノズル、前記内筒ノズル、前記プラズマトーチはそれぞれ基端側から取付け可能及び取外し可能となっている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の微粉炭バーナ。
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