JP6165730B2 - Memsデバイス・アンカリング - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、一般に、封止層及びプルオフ電極の両方を形成するために使用される層を使用してアンカー固定される、マイクロ電気機械(MEMS)デバイスに関する。
半導体のサイズが縮み続けるように、半導体につながれるMEMSデバイスのサイズも縮んでいる。MEMSデバイスは、マイクロ・リレー・スイッチ、静電容量スイッチ、不揮発性メモリ素子として、及びさらに多くの用途のために使用可能である。MEMSデバイスは、スイッチを通り流れる電流の許可又は拒否のいずれかを行うために少なくとも2つの位置間を移動するスイッチあるいは片持ばりを有する。
MEMSデバイスは、半導体製造業で見られるものと同様の処理ステップを使用して作製され、よって、ウエハ規模での費用効果で製造可能である。数マイクロメーター未満のサイズへ縮小しているMEMSデバイスで見られる論点の一つは、スイッチあるいは片持ばりが繰り返し及び確実に電極との接触に引き込まれ、次に元の状態へ戻るように解放されるという能力である。片持ばりあるいはスイッチの柔軟性を生成するのに必要な、片持ばりあるいはスイッチの長さに起因して、スイッチあるいは片持ばりはアンカー部で壊れてMEMSデバイスを故障させる可能性がある。
したがって、MEMSデバイスの技術分野では、アンカー位置で壊れずに2つの電極間で移動可能であるという必要がある。また、そのようなデバイスを製造する方法に関する技術分野においても必要がある。
本発明は、一般的に空胴封止層を形成するために堆積される層を使用してアンカー固定される、及び/又はプルオフ電極を形成するために堆積される層でアンカー固定されるMEMSデバイスに関する。MEMSデバイスのスイッチング素子は、2つの電極間で移動する柔軟なあるいは移動可能な部分を有するだろう。スイッチング素子はまた、グランドに電気的につながれる固定部あるいはアンカー部をも有するだろう。スイッチング素子が配置される空胴を密閉するために使用される層はまた、固定部あるいはアンカー部を空胴内にアンカー固定するため、スイッチング素子の固定部あるいはアンカー部に連結することができる。追加的に、電極の一つを形成するために使用される層は、固定部あるいはアンカー部を空胴内にアンカー固定する追加のてこを設けるのに使用されてもよい。いずれの状況においても、柔軟なあるいは移動可能な部分の動きは妨害されない。
一つの実施形態では、MEMSデバイスは、第1電極、第2電極、及び第1電極と第2電極との間で移動可能なスイッチング素子を含む。スイッチング素子は、空胴内に配置される。MEMSデバイスはまた、空胴を密閉する封止層をも含む。封止層の少なくとも一部は、スイッチング素子の少なくとも一部に接している。
別の実施形態では、MEMSデバイスは、空胴内に配置されたワッフル型のスイッチング素子を含んでいる。スイッチング素子は、少なくとも一つのアンカー部及び可撓性部を有する。MEMSデバイスはまた、空胴を閉ざす複数の壁を含んでいる。複数の壁の少なくとも一つの壁の少なくとも一部は、少なくとも一つのアンカー部に連結される。
別の実施形態では、MEMSデバイスは、基板内に埋め込まれた一もしくは複数の第1電極と、一もしくは複数の第1電極から間隔を置いて配置され基板内に埋め込まれた電気コンタクトに電気的に接続される第2電極とを含む。MEMSデバイスはまた、空胴内の一もしくは複数の第1電極と第2電極との間で各々移動可能な複数のスイッチを含んでいる。
別の実施形態において、MEMSデバイスの組立方法は、基板上にスイッチング素子を作り上げることを含む。スイッチング素子は、一もしくは複数のプルイン電極の上方に配置され、アンカー部及び可撓性部の両方を有する。この方法はまた、スイッチング素子の上方でアンカー部に接触する電気的導電層を堆積することも含む。この方法は、アンカー部と接触して残る第1部分、及び第1部分から電気的に分離されたプルオフ電極を形成するために電気的導電層をパターニングすることを追加的に含む。
一つの実施形態によるMEMSデバイスの概略の横断面図である。 図1AのMEMSデバイスの平面図である。 別の実施形態によるMEMSデバイスの平面図である。 図2AのMEMSデバイスの一部をクローズアップした図である。 図2Bのクローズアップ図の概略の横断面図である。 一つの実施形態によるMEMSデバイスの梱包された部分の概略の横断面図である。 一つの実施形態によるMEMSデバイスの梱包された部分の概略の横断面図である。 ここで議論する特徴のいずれも有さないリリース前後の異なる幅の空間の形状を概略説明するグラフである。 ここで議論する特徴のいずれも有さないリリース前後の異なる幅の空間の形状を概略説明するグラフである。 ここで議論する特徴のいずれも有さないリリース前後の異なる幅の空間の形状を概略説明するグラフである。
本発明の上で述べた特徴が詳しく理解可能なように、上で簡単に要約した発明のさらに特別な記述が複数の実施形態、そのうちの幾つかは添付の図面において説明されている、を参照してなされてもよい。しかしながら、添付図面は、本発明の典型的な実施形態のみを説明しており、よって、発明の範囲を限定するように考えるべきではなく、発明は他の等しく有効な実施形態を認めることができるということに注意すべきである。
理解を容易にするために、同一の参照符号が使用されており、ここでは、各図に共通の同一の要素を指定することが可能である。一つの実施形態に開示された要素は、特別な記述なしで他の実施形態において有益に利用されてもよい。
本発明は、一般的に、空胴封止層を形成するために堆積される層を使用してアンカー固定される、及び/又はプルオフ電極を形成するために堆積される層でアンカー固定されるMEMSデバイスに関する。MEMSデバイスのスイッチング素子は、2つの電極間で移動する柔軟なあるいは移動可能な部分を有するだろう。スイッチング素子はまた、グランドに電気的につながれた固定部あるいはアンカー部も有するだろう。スイッチング素子が配置される空胴を密閉するために使用される層はまた、固定部あるいはアンカー部を空胴内にアンカー固定するため、スイッチング素子の固定部あるいはアンカー部にも連結可能である。さらに、電極の一つを形成するために使用される層は、固定部あるいはアンカー部を空胴内にアンカー固定する追加のてこを設けるのに使用されてもよい。いすれの状況でも、柔軟なあるいは移動可能な部分の動きは妨害されない。
図1Aは、一つの実施形態によるMEMSデバイス100の概略の横断面図である。MEMSデバイス100は、基板102内に複数の電極104A−104Eを形成することによって作製される。基板102は、スタンド・アロンのMEMSデバイス用の半導体ベース基板のような単一の層材料、あるいは一般的にバックエンド・オブ・ライン(BEOL)プロセスで生産されるような多層構造を備える。電極104A−104E用に使用されてもよい適切な材料は、銅、アルミニウム、チタン、タンタル、タングステン、窒化チタン、タンタル窒化物、タングステン窒化物、窒化アルミニウム、及びこれらの組み合わせのようなBEOLプロセスで一般に利用される電気的導電材料を含む。電極104A−104Eは、物理蒸着(PVD)、化学蒸着(CVD)、電気めっき、及び原子層堆積(ALD)のようなよく知られた堆積方法によって、並びにエッチング及びデュアルダマシンプロセス・ステップのようなよく知られたパターニング方法によって形成されてもよい。電極104B、104Dの2つは、スイッチング素子を高周波電極104Cに隣接する位置へ移動させるためプルイン電極として機能するだろう。他の2つの電極104A、104Eは、電気的にアースされるだろう。5つの電極104A−104Eが示されているが、一つの接地電極が存在してもよく、一つのプルイン電極が存在してもよく、及び一つの高周波電極が存在してもよいということが考えられることを理解すべきである。
電極104A−104Eを覆い、薄い誘電体層106が堆積され、その後、外側電極104A、104Eを露出するようにパターン化される。薄い誘電体層106用に利用されてもよい適切な材料は、窒化ケイ素、酸化シリコン、炭化ケイ素、アルミナ、オキシ窒化ケイ素、及びCMOSデバイスで使用するのに適した他の誘電材料を含んでいる。誘電体層106は、CVD及びALDを含むよく知られた堆積方法によって堆積されてもよい。薄い誘電体層106は、スイッチング素子110と電極104B−104Dとの間の電気的分離、及び犠牲材料を除去するときのエッチングガス・イオンの再結合の低減を含む幾つかの理由で有益である。
薄い誘電体層106を覆い、電気的導電材料がブランケット堆積され、その後、外側電極104A、104Eに電気的相互接続108Aを形成するためパターン化される。さらに、後で堆積される固定用材料の堆積用シード材料として利用されてもよいパッド108Bを形成するために、電気的導電材料はパターン化されてもよい。電気的相互接続108A及びパッド108B用に適切な材料は、銅、アルミニウム、チタン、タンタル、タングステン、窒化チタン、及びこれらの組み合わせのような、BEOLプロセスで一般に利用される電気的導電材料を含む。この電気的導電材料は、PVD、CVD、及びALDのようなよく知られた堆積方法によって堆積されてもよく、及びエッチングのようなよく知られたパターニング方法によってパターン化されてもよい。
その後、犠牲材料が、電気的相互接続108A及びパッド108Bはもちろん、露出した誘電体層106を覆い堆積される。この犠牲材料は、相互接続108Aを露出するためパターン化する。犠牲材料に適切な材料は、炭素骨格を有する長鎖分子を含むスピンオンガラスあるいはスピンオン誘電体を含む。犠牲材料がシリコンを含む場合、炭素系合成物を除去するための犠牲材料のエッチングはしばしば残留物を残すことから、そのような材料は、低シリコン含有量を有する必要があるだろう。犠牲材料は、スピンコーティング、CVD、及びALDのようなよく知られた堆積方法によって堆積されてもよい。犠牲材料は少なくとも部分的に空胴を形成するために使用され、生産プロセスにおける後のステップで除去されることから、犠牲材料は犠牲材料と名付けられる。したがって、犠牲材料は、空胴を形成するために使用され、「犠牲にされる」つまり除去される。
その後、スイッチング素子110が形成されてもよい。スイッチング素子110は、第1構造層112を含む複数層構造を備えてもよい。第1構造層112は、電気的相互接続108Aに連結され、電気的相互接続108A間の長さに及ぶ。その後、第2構造層114が第1構造層112を覆って配置され、複数のポスト116によって第1構造層112に連結される。第1構造層112、第2構造層114、及びポスト116用に使用されてもよい適切な材料は、窒化チタン、チタン・アルミニウム、タングステン、銅、チタン窒化アルミニウム、窒化アルミニウム、アルミニウム、及びこれらの組み合わせ、並びに、窒化チタン/チタン窒化アルミニウム/窒化チタンのような複数層構造を含む。第1スイッチング素子110は、PVD、CVD、及びALDのようなよく知られた堆積方法を使用して材料を堆積し、その後、エッチングのようなよく知られたパターニング方法によってその材料をパターニングすることによって形成されてもよい。第2構造層114は、外側電極104A、104Eと軸方向に整列した第1部分118Aを有するようにパターン化される。図1Aから見ることができるように、第1部分118Aは、第1構造層112の全長に延在しておらず、したがってレッジ140が形成される。レッジ140は、第1部分118Aによってカバーされない、第1構造層112の部分である。第2構造層114はまた、スイッチング素子110の可撓性部120Aの一部になる第2部分118Bも有する。完成したとき、スイッチング素子110はワッフルのような外観を有する。図1Bは、図1AのMEMSデバイス100の平面図である。MEMSデバイス100の平面図では、ポスト116は、ずらして配置されてワッフルのような外観を生成しスイッチング素子110の構造的完全性を増すように示されている。
追加の犠牲材料がスイッチング素子110を覆いかつ第1構造層112と第2構造層114との構成間に堆積されてもよい。堆積された第1犠牲材料とともに追加の犠牲材料は、スイッチング素子110が移動する空胴の形状及び境界を形成する。最後に堆積された犠牲材料を覆い、その後、第2誘電体層122が堆積されてもよい。第2誘電体層122は、よく知られた堆積方法及び誘電体層106に関して上述したような材料を用いて堆積されてもよい。
その後、第2誘電体層122は、空胴の外形を形成するためにパターン化されエッチングされる。同じステップにおいて、犠牲層がエッチングされ、それによって構造層118A、112は、ハードマスクとしての役目を果たし空胴側壁の段階的な減少を提供する。この多数の減少は、空胴壁126の健全性を改善する。
その後、電気的導電材料が堆積される。この電気的導電材料は、スイッチング素子110を高周波電極104Cから離れた位置へ移動させるためにプルオフ電極124を形成するだけでなく、スイッチング素子110のアンカー部120Bに直接的に連結してアンカー部120Bが外側電極104A、104Eから取り外されるのを防ぐために少なくとも幾つかのてこ(leverage)を提供する。この電気的導電材料は、少なくとも第1部分118Aの一部はもちろんレッジ140にも堆積される。したがってこの電気的導電材料は、スイッチング素子110のアンカー部120Bをアンカー固定するために追加のてこを設ける。電気的導電材料は、さらに空胴を囲む壁の少なくとも一部も形成する。したがって、プルオフ電極124を形成するために堆積されるのと同じ層が空胴壁126を形成するため、及びスイッチング素子110のアンカー部120Bをアンカー固定するために利用される。プルオフ電極124はスイッチング素子110の上方に存在するように示されているが、プルオフ電極はスイッチング素子110の下に配置される材料に電気的に接続されてもよいことを理解するべきである。さらに空胴壁126は、外側電極104A、104Eを通してアースされる。電気的導電材料にふさわしい材料は、銅、アルミニウム、チタン、タンタル、タングステン、窒化チタン、及びこれらの組み合わせのような、BEOLプロセスで一般に利用される電気的導電材料を含む。この電気的導電材料は、PVD、CVD及びALDのようなよく知られた堆積方法によって堆積され、次に、エッチングのようなよく知られたパターニング方法によってパターン化されてもよい。
この電気的導電材料は、壁126から間隔を置いたプルオフ電極124を形成するため、電気的導電材料を通してエッチングすることによってパターン化される。電気的導電材料がパターン化された後、誘電性ルーフ128が電気的導電材料及び壁126とプルオフ電極124との間にある露出した第2誘電体層122を覆って堆積されてもよい。誘電性ルーフ128は、プルオフ電極124と電気的導電材料を備える壁126との間の電気的分離を提供する。誘電性ルーフ128は、MEMSデバイス100を梱包する。壁126は存在する必要がなく、むしろ誘電性ルーフ128が梱包だけでなく空胴の壁としても機能するように堆積されてもよいことが理解されるべきである。誘電性ルーフ128は、よく知られた堆積方法、及び誘電体層106に関して上述したような材料を使用して堆積されてもよい。
その後、一もしくは複数のリリース穴160が、誘電性ルーフ128及び第2誘電体層122を通り形成されてもよい。リリース穴160は、第1部分118Aと軸方向/垂直方向に一致する場所、よってアンカー部120Bに形成される。その後、エッチングガスは、犠牲材料を除去するため、及び空胴内でのスイッチング素子の移動を自由にするために導入される。使用されてもよい適切なエッチングガスは、H、NH、O、O、NOあるいはH、Oを生産する他の任意のエッチングガスのような水素あるいは酸素系のガスを含む。
その後、誘電性ルーフ128を覆い及びリリース穴160内に封止層130を堆積することによって、空胴は密閉される。封止層130は、追加のてこを設け及びアンカー部120Bが外側電極104A、104Eから取り外されるのを防ぐために、リリース穴160を通り堆積されアンカー部120Bに接している。リリース穴160を通って延在しアンカー部120Bに接している封止材料は、軸方向/垂直方向に第1部分118Aと一致している。封止層130のふさわしい材料は、二酸化ケイ素及び窒化ケイ素を含む。封止層130は、低圧(すなわちmTorrの範囲内)及び摂氏約200度の温度で操作されるHDP−CVDプロセスによって堆積されてもよい。HDP−CVDは、リリース穴160のような高アスペクト比の開口に材料を堆積するのに有益なプロセスである。リリース穴160は、約2.4:1のアスペクト比を有し、それによってリリース穴160の高さは約3μmであり、幅は約1.25μmである。封止層130を堆積するため、シランのようなシリコン系の処理ガスが、二酸化ケイ素を堆積するためのNOあるいはOのような酸素を含むガス、あるいは窒化ケイ素を堆積するためのN及び/又はNHのような窒素を含むガスのどちらかと共に導入される。
HDP−CVDは一般的に指向性のある堆積方法であり、よって材料は、リリース穴の側壁に堆積するあるいは空胴内へ広がる最小量の材料で、露出面(つまり第1部分118A及び誘電性ルーフ128)に堆積する傾向を有することから、HDP−CVDは、封止層130を堆積することにおいて有益である。したがって、HDP−CVDは、ボイド形成(これは、高アスペクト比開口の底に材料が形成されるのとほぼ同じ位の速さで高アスペクト比の側壁に材料が形成されるときに発生する)することなく封止層130を堆積するだろう。HDP−CVDはまた、空胴内へ広がることなく構造部分118Bへ堆積して封止層130を堆積するだろう。他の堆積方法が考慮されてもよいが、HDP−CVDが好ましい。考えられる他の方法は、スパッタリング(再スパッタリングを含む)及びPECVDを含む。しかしながら、上の任意のARに関して、ユニティー(unity)、スパッタリング、及びPECVDは、リリース穴内の堆積された材料内にボイドを残し、よってアンカー部120Bをアンカー固定するための強度を減少させるかもしれない。さらにPECVDは、空胴内に広がり、また構造層118B、112上のような望まない領域上に堆積するかもしれない。
動作では、スイッチング素子110は、プルイン電極104B、104D、あるいはプルオフ電極124のどちらかへ電気的なバイアスをかけることによって動かされる。スイッチング素子110の可撓性部120Aは移動し、一方、アンカー部120Bは、外側電極104A、104Eに固定して取り付けられている。封止層130、誘電性ルーフ128、及び電気的導電壁126はすべて、アンカー部120Bが外側電極104A、104Eから分離しないことを確保するために追加のてこを提供する。図1Aに示すように、スイッチング素子110の両端はアンカー部120Bを有し、両方のアンカー部120Bは、プルオフ電極124及び導電性側壁126を形成するために堆積された電気的導電材料はもちろん、封止層130、誘電性ルーフ128の両方に直接的に連結される。
図2Aは、別の実施形態によるMEMSデバイス200の平面図である。図2Aに示されるように、複数のスイッチング素子202が一つの空胴内に配置される。このスイッチング素子202は、上述した組立方法に従って作製される。左側には、デバイス202が空胴において示されている。右側には、プルオフ電極接続204は、外側電極接続206に関して示されている。図2Aからわかるように、スイッチング素子202の上方に存在するプルオフ電極は、空胴の側面に配置された電気的接続を通してスイッチング素子202の下に配置された電気的導電材料に電気的に接続される。外側電気的接続206は、プルオフ電極接続204から電気的に分離され、プルオフ電極接続204を囲む。
図2Bは、図2AのMEMSデバイス200の一部をクローズアップした図である。図2Cは、図2Bのクローズアップ図の概略の横断面図である。MEMSデバイス200は、基板210内に埋め込まれたプルオフ電極208及び外側電極212を含んでいる。空胴封止層218及び誘電性ルーフ216もまた存在する。電気的導電材料214Aは、プルオフ電極208に電気的につながれる。さらに、電気的導電材料214Aと共に堆積された電気的導電材料214Bは、外側電極212に連結される。電気的導電材料214Bは側壁に存在する必要がなく、むしろ、誘電性ルーフ216が空胴の壁として機能するように堆積されてもよいことが理解されるべきである。また図2Cには、スイッチング素子を形成するために堆積された多層220が示されている。図2A−図2Cに示されるように、スイッチング素子202の上方に配置されるプルオフ電極は、スイッチング素子の下にある電気的接続に電気的につながれる。
MEMS応用システムは、化学的及び環境的に保護されること(即ち、水、ダスト粒子などのような外部汚染物がない環境)を要求する。化学的及び環境的に保護されることは、空胴を使用することにより達成することができる。化学的及び環境的に保護されることはまた、後のプロセスが空胴へあるいは封入されたMEMSデバイスへいずれの機械的損傷ももたらさないことを保証する機械的保護を要求する。さらに、いくつかの用途、例えばRF可変コンデンサ、に関して、所要のRF性能を得るため高い可制御性を有する空胴のルーフ形状を制御することはまた重要である。
空胴の形をコントロールする方法が記述されるだろう。空胴の形のコントロールは、様々な層のスタックを使用することにより達成される。スタックの最適形状は、適切な材料の選択及びそれらの厚さと堆積応力の調節によって仕立てることができる。空胴の形をコントロールするために材料の多重層スタックを利用することには、いくつかの利点がある。一つの利点は、多重層スタックが環境的及び機械的な保護を提供するということである。他の利点は、空胴の全体形状(例えばドーム)をコントロールすることが可能であるということである。多重層スタックは、犠牲層の非平面性によって引き起こされた全体のドーム形成を排除/低減することができる。多重層スタックはまた、ドーム(正のあるいは負の)方向を増加するためにも使用することができる。ここで議論したプロセスは、空胴を築くことに2段階のアプローチの使用を許容する。第1段階では、これはスイッチング素子をリリースする前に生じ、リリース中及びリリース後に、空胴が安定しておりゆがまないように空胴を十分に強くすることを含む。第2段階では、これはスイッチング素子をリリースした後に生じ、形状制御層及び不活性化層が加えられる。不動態化後(post passivation)に得られた空胴は、フリップチップ実装又はプラスチック成形からのアンダーフィルのような様々なパッケージング技法の圧力に耐えるように十分に強固に作製可能である。ここで議論したプロセスは、CMOSと互換性があり及び低コストである。しかしながら、多層の堆積により、リリース穴を開口することが単一層と比較してわずかにより複雑であると考えることができることに注意すべきである。さらに、犠牲材料が除去された後、リリース穴を満たすことは、リリース穴が閉じられる前に、リリース穴を満たす材料が空胴内にどれ位移動するかを制御することを含む。
図3A及び図3Bは、一つの実施形態によるMEMSデバイスの梱包部分の概略の横断面図である。図3Aに示すように、犠牲材料302が包括的に示され、第2構造層114の第1部分118Aが同様に示されている。第1構造層と同様に第2構造層114の残余物は、単純化のため示されていない。
最後の犠牲層が堆積されたならば、上部あるいはプルオフ電極124が形成されてもよい。しかしながら、上部あるいはプルオフ電極124は、犠牲材料302を除去するとき、空胴内の残留物あるいは低エッチング速度をもたらす可能性のある導電材料を備える。したがって、誘電材料は、上述したように、上部あるいはプルオフ電極124になる電気的導電層310を形成する前に犠牲材料302を覆って堆積される。図3A及び図3Bに示す実施形態では、誘電材料は、二つの層306、308を備えるが、単一の誘電体層が利用されてもよいことが理解されるべきである。図3A及び図3Bに示される実施形態では、層306は、約40nmのように約20nmと約50nmとの間の厚さに堆積された酸化シリコンのような酸化物層である。層308は、約200nmと約400nmとの間の厚さに堆積された窒化ケイ素のような窒化物層である。層306、308は、PECVDのようなよく知られた堆積プロセスによって堆積されてもよい。単一の誘電体層だけが使用される場合、単一の誘電体層は、酸化シリコンのような酸化物あるいは窒化ケイ素のような窒化物を備えてもよい。単一層の誘電材料の全体厚さは、約280nmと約320nmとの間のような、約200nmと約400nmとの間にあるべきである。
誘電体層の上方に、電気的導電層310が約500nmのように約400nmと約550nmとの間の厚さに堆積される。電気的導電層310の材料は、上で議論されたものである。電気的導電層310は、上述したように堆積されてもよい。電気的導電層310の上方に、誘電性の共形層(conformal layer)312が堆積される。共形層312の適切な厚みは、約2000nmのように約1800nmと約2100nmとの間にある。一つの実施形態では、共形層312は、テトラエチルオルトケイ酸塩(TEOS)系酸化物を備えてもよい。共形層312は、PECVDのようなよく知られた堆積プロセスによって堆積されてもよい。電気的導電層310及び共形層312の全体の厚さは、犠牲材料302が除去されても空胴ルーフが崩壊しないことを確保するように選択される。共形層312を堆積した後、犠牲材料302を露出するために、リリース穴304が層306、308、310、312を通って形成される。その後、犠牲材料は上述したように除去される。
犠牲材料302を外した後に、図3Bに示すように別の多重層スタックが形状調整のために堆積される。リリース穴304を密閉するため、上述したようにHDP−CVDによって第1層314が堆積される。HDP−CVD材料は、第1部分118Aに降り、第1部分118Aの端部320よりも空胴内に延在せず、よってスイッチング素子の動作と干渉しない。実際、上述したように、第1層314が第1部分118Aに堆積されるので、層314は、空胴内のデバイスをアンカー固定するのを支援する。一つの実施形態では、層314は、約1000nmのように約900nmと約1050nmとの間の厚さを有する。封止層314のふさわしい材料は上述されている。
HDP−CVD封止層314は、均一な表面を有しないかもしれない。したがって、共形層316がそこから上に堆積される。一つの実施形態では、共形層316は、TEOS系の酸化物を備え、約1000nmのように、約900nmと約1050nmとの間の厚さを有する。その後、不活性化層318は、そこから上に堆積される。一つの実施形態では、不活性化層318は、窒化ケイ素を備えてもよく、約850nmのように約800nmと約1000nmとの間の厚さを有してもよい。
図4A−図4Cは、リリースしない及びリリースした場合に関して異なる幅の空胴にて測定された外形を示す。図4Aは、スイッチング素子をリリースしていない場合の偏位(deflection)試験構造の結果を示す。図4Bは、スイッチング素子をリリースした後の偏位試験構造の結果を示す。図4Bに示されるように、空胴の幅を増加させることは、最大値を有するより大きな偏位を生じる。図4Cは、28マイクロメーターの空胴に関する偏位−空胴幅の関係を示す。
最終の梱包層は、7つの層(即ち、306、308、310、312、314、316、及び318)のスタックである。各層の堆積条件とともに各層に関して選択された材料も空胴の偏位に影響する。例えば、スイッチング素子をアンカー固定するのを支援するために空胴内に広がり、また第1部分118Aに堆積する、封止層314用のHDP−CVDの利用は、材料の量を制限する。電気めっき、CVDあるいはPVDのような、他の堆積プロセスは、空胴の望まない領域への堆積、あるいは第1部分118Aのアンカー固定無しのいずれかに帰着可能かもしれない。
剥離領域が応力にさらされる場合、面外偏位(一般に呼ばれる座屈)が生じる可能性がある。その座屈が生じる閾値は次の関数、即ち、(a)剥離領域(支柱なしのキャップ)の形状及びサイズ、(b)キャップの材料及び厚さ、(c)キャップにおける応力、(d)キャップの温度変化、及び(e)アンカリング、の関数である。
ポスト座屈応答と同様に座屈発生の可能性の閾値は、2つの単純な形状、つまり一様な幅の細長い片及び円形パッチの場合に関して、容易に計算することができる。一様な幅の細長い片の場合、サイズがaの剥離されたゾーンを有するフィルムにおいて面外偏位を引き起こすのに必要な圧縮レベルは次のとおりである。
Figure 0006165730
ここで、Eは弾性係数、υはポアソン比、aは剥離ゾーン幅、及びhはフィルム厚である。円形パッチの場合には、その関係は次の式で近似される。
Figure 0006165730
摂氏350度で堆積された1μmの酸化物キャップで、堆積温度で80MPaの圧縮力の内在応力を有する酸化物キャップを仮定する。リリースエッチングの後、酸化物キャップの広面積が故意に剥離され、小領域のみがまだシリコンにアンカー固定され続ける。直径で60μmの最大の剥離領域を仮定する場合、後続の処理及び封止ステップは、面外偏位が生じないであろうことを保証する温度範囲で行なわれなければならないだろう。ヤング率が70GPa及びポアソン比が0.2の酸化物を仮定すると、一旦100MPaの圧縮応力に到達したならば、不整合応力はフィルムに座屈を引き起こすだろう。対応する熱応力は次のとおりである。
Figure 0006165730
摂氏110度の温度差が得られた。
Figure 0006165730
このことは、基板は、キャップが部分的に剥離される時刻(リリースエッチングステップの終わり)から十分に強い封止が行なわれる時刻(カーテン(curtain)プロセスの終わり/封止の始まり)まで摂氏240度から摂氏350度内に留まるべきであることを意味する。リリースエッチング及び封止は、3つのチャンバ、つまりリリースエッチングを行なうPECVDチャンバ、封止ステップ及びギャップ充満を行なうHDP−CVDチャンバ、及び後のCMPの前にキャップ酸化物堆積を行なうPECVDチャンバ、を含んでいるモジュールで理想的に行なわれるだろう。
プルオフ電極を形成するために使用される封止層及び電気的導電材料の両方がスイッチング素子のアンカー部につながれることから、スイッチング素子のアンカー部は、外側電極から分離し難い。
上述のものは本発明の実施形態に向けられているが、発明の他の及びさらなる実施形態がその基本的な権利範囲から外れることなく案出されてもよく、その権利範囲は、以下の請求範囲によって決定される。

Claims (27)

  1. 第1電極と、
    第2電極と、
    上記第2電極の上方に配置された誘電性ルーフと、
    上記誘電性ルーフを通り形成された一もしくは複数のリリース穴と、
    上記第1電極と上記第2電極との間で移動可能であり空胴内に配置されたスイッチング素子と、
    上記誘電性ルーフを覆い、及び一もしくは複数の上記リリース穴内に配置された封止層と、ここで該封止層の少なくとも一部は、上記スイッチング素子の少なくとも一部に接している、
    を備えたマイクロ電気機械デバイス。
  2. 上記第2電極は、上記スイッチング素子の上方に配置され、上記スイッチング素子の下に配置される電気コンタクトに電気的に接続されている、請求項1に記載のデバイス。
  3. 上記空胴は、グランドにつながれた電気的導電材料を備えた壁によって形成されている、請求項2に記載のデバイス。
  4. 上記空胴は、誘電材料を備えた壁によって形成されている、請求項1に記載のデバイス。
  5. 上記誘電材料は、スイッチング素子に接している、請求項4に記載のデバイス。
  6. 上記空胴は、グランドにつながれた電気的導電材料を備えた壁によって形成されている、請求項1に記載のデバイス。
  7. 上記電気的導電材料は、スイッチング素子に接している、請求項6に記載のデバイス。
  8. 第1電極と、
    第2電極と、
    上記第1電極と上記第2電極との間で移動可能であり空胴内に配置されたスイッチング素子と、
    封止層と、ここで該封止層の少なくとも一部は、上記スイッチング素子の少なくとも一部に接している、
    上記スイッチング素子と上記第2電極との間で上記第2電極に配置された第1誘電体層と、
    上記第1誘電体層に対向し上記第2電極に配置された第2誘電体層と、
    上記第2誘電体層に配置された上記封止層と、
    上記封止層に配置された第3誘電体層と、
    上記第3誘電体層に配置された不活性化層と、
    を備えたマイクロ電気機械デバイス。
  9. 上記第1誘電体層は、多数の誘電体層を備え、この多数の誘電体層は、窒化物層及び酸化物層の少なくとも一つを備える、請求項8に記載のデバイス。
  10. 上記第3誘電体層は、共形で堆積された誘電体層である、請求項8に記載のデバイス。
  11. 空胴内に配置された第1ワッフル型スイッチング素子と、ここでこのスイッチング素子は少なくとも一つのアンカー部及び可撓性部を有する、
    上記空胴を囲む壁と、ここで複数の壁の少なくとも一つの壁の少なくとも一部は、少なくとも一つのアンカー部につながれている、
    を備えたマイクロ電気機械デバイス。
  12. 上記空胴内に配置された第2ワッフル型スイッチング素子をさらに備えた、請求項11に記載のデバイス。
  13. 複数の上記壁は電気的導電性である、請求項12に記載のデバイス。
  14. 複数の上記壁はグランドにつながれている、請求項13に記載のデバイス。
  15. 上記空胴を梱包する封止層をさらに備え、ここでこの封止層は、少なくとも一つのアンカー部と直接に接触している、請求項14に記載のデバイス。
  16. 上記空胴は誘電材料を備える壁によって形成されている、請求項11に記載のデバイス。
  17. 上記誘電材料はスイッチング素子に接している、請求項16に記載のデバイス。
  18. 基板内に形成された一もしくは複数の第1電極と、
    一もしくは複数の上記第1電極から間隔を置いて、上記基板内に埋め込まれた電気コンタクトに電気的に接続された第2電極と、
    空胴内で一もしくは複数の上記第1電極と上記第2電極との間で各々移動可能な複数のスイッチと、
    上記第2電極の上方に配置された誘電性ルーフと、
    上記誘電性ルーフを通り形成された一もしくは複数のリリース穴と、
    上記誘電性ルーフを覆い、及び一もしくは複数の上記リリース穴内に配置された封止層と、ここで該封止層の少なくとも一部は、複数の上記スイッチの少なくとも一部に接している、
    を備えたマイクロ電気機械デバイス。
  19. 上記空胴は壁によって閉ざされ、この壁は複数のスイッチと直接に接触している、請求項18に記載のデバイス。
  20. 上記空胴は、複数の上記スイッチと直接に接触する封止層で梱包されている、請求項19に記載のデバイス。
  21. 上記壁は電気的にアースされている、請求項20に記載のデバイス。
  22. 基板内に形成された一もしくは複数の第1電極と、
    一もしくは複数の上記第1電極から間隔を置いて、上記基板内に埋め込まれた電気コンタクトに電気的に接続された第2電極と、
    空胴内で一もしくは複数の上記第1電極と上記第2電極との間で各々移動可能な複数のスイッチと、を備え、
    ここで上記空洞は、壁によって閉ざされており、この壁は複数の上記スイッチと直接に接触しており、上記空洞は、複数の上記スイッチと直接に接触している封止層で梱包されており、上記壁は電気的にアースされており、
    上記第2電極は、上記封止層によって上記壁から間隔を置いている、
    マイクロ電気機械デバイス。
  23. 基板にスイッチング素子を組み上げること、ここでスイッチング素子はアンカー部及び可撓性部を備える、
    上記スイッチング素子の上方で上記アンカー部に接して電気的導電層を堆積すること、
    上記アンカー部に接して残る第1部分、及び上記第1部分から電気的に分離されるプルオフ電極を形成するため、上記電気的導電層をパターニングすること、
    を備えたマイクロ電気機械デバイスの組立方法。
  24. 上記プルオフ電極は、上記スイッチング素子の下に配置される電気コンタクトに電気的につながれる、請求項23に記載の方法。
  25. 上記スイッチング素子は空胴内に配置され、
    当該方法は、上記空胴を梱包するために封止層を堆積することをさらに備え、ここで上記封止層は上記アンカー部に接触する、請求項24に記載の方法。
  26. 上記スイッチング素子は空胴内に配置され、
    当該方法は、さらに、
    上記電気的導電層を覆い誘電性ルーフを堆積すること、
    上記アンカー部に沿って軸方向に配列される上記誘電性ルーフを通ってリリース穴を形成すること、
    上記リリース穴内で上記アンカー部に接して、上記誘電性ルーフを覆い封止層を堆積すること、
    を備える、請求項23に記載の方法。
  27. 上記第1部分は電気的にアースされる、請求項26に記載の方法。
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