JP6165023B2 - コード短絡検出回路及びコンセント装置 - Google Patents
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Description
このコード短絡は、最初は撚り線1本程度の電線が短絡する所謂ヒゲコード短絡からスタートすることが知られており、このとき電路の電圧波形をみると、独特な形状を示すことが実験により確認されている。図6はこのヒゲコード短絡が発生した場合の電圧波形を示し、Sで示すようなピーク付近から大きく切り欠いたような波形が発生する。
この電圧波形の特徴を検出することでコード短絡の発生を判断し、電路を遮断するコンセント装置を本発明者は特許文献1で提案した。
更に、上記「特定の2値」は電路電圧の変動に追従して変化するのがヒゲコード短絡を高精度で検出するには好ましいが、一定値を維持するように設定されており追従して変化する構成とはなっていなかった。
この構成によれば、整流回路は電源回路とは独立に設けられているため、コンデンサの影響を受けることが無く、出力する電圧波形を半周期毎に0ボルトに到達させることができる。よって、第2の閾値を0ボルト近くに設けても特定歪み検出回路が誤動作するようなことが無いため、高精度でコード短絡を検知することが可能となる。
また、第1及び第2の閾値はコード短絡を検出するための整流回路出力から生成されるため、電路電圧の変動に合わせて変動するよう生成でき、常に電路電圧に対して所定の割合にでき、電圧変動が発生しても高精度の判定を継続できる。
更に、突入電流により瞬間的に電路電圧の大きな低下が発生してもコード短絡発生と誤検知する事態を排除するため、どのような環境でも高精度でコード短絡を検知することが可能となる。
この構成によれば、コード短絡が発生したらそれを検知して電路を遮断してコンセント出力を停止するので、コード短絡による火災発生を確実に防止できる。
また、第1及び第2の閾値はコード短絡を検出するための整流回路出力から生成されるため、電路電圧の変動に合わせて変動するよう生成でき、常に電路電圧に対して所定の割合となり、電圧変動が発生しても高精度の判定を継続できる。
更に、突入電流により瞬間的に電路電圧の大きな低下が発生してもコード短絡発生と誤検知する事態を排除するため、どのような環境でも高精度でコード短絡を検知することが可能となる。
この平均化された電圧によりコンパレータ回路20の閾値が生成され、電路電圧に対して常に一定の比率となるよう閾値が設定されている。
具体的に、コンパレータ回路20は、10分の1に分圧された電路電圧波形と閾値とを比較し、波高値約14ボルトの電圧が閾値と比較される。この場合、閾値は例えば第1の閾値EH=5ボルト、第2の閾値EL=1ボルトに設定されて比較される。図3(a)は、このように設定されたコンパレータ回路20における電路L3の電圧波形と2閾値EH,ELとの関係を示している。
尚、閾値は一定値ではなく、平均値回路19により電路電圧に対して一定の比率で設定される。そのため、電路電圧が低下すれば閾値も低下する。また、第1の閾値と第2に閾値の関係は更に限定しても良く、第1固定値EHを電路電圧の約36%(50V)、第2固定値ELを電路電圧の約7%(10V)としても良好にコード短絡を検出できる。
こうして、コード短絡時の矩形波T2の積分値M2を受けて第1比較回路23が信号N1を出力し、コンパレータ回路20の出力が「H」の信号を出力する時間が一定時間を越えた場合を検出している。
突入電流が発生すると、特に大きな突入電流が発生すると電路電圧が図4(a)の電圧波形Vに示すように瞬間的に大きく低下し徐々に回復する。その結果、図4(b)に示すようにコンパレータ回路20は長時間に亘り「H」信号を出力し、第1積分回路22は図4(c)に示すように大きな積分波形Mを出力し、図4(d)に示すように第1ワンショットパルス回路24が信号N2を出力する。即ち、特定歪み検出回路14が、突入電流による電圧降下を特定歪み発生と判断してしまう。
しかし、特定歪み検出回路14の出力、及び突入電圧検出回路15の出力の双方が「H」の信号を出力したら、出力回路9に起動信号(コード短絡発生信号)を出力し、出力回路9が電磁コイル8を駆動してプランジャ8aが引き外し動作する。その結果、開閉接点7が開動作して負荷3への電力の供給は停止される。
また、第1の閾値EH及び第2の閾値ELは整流回路13の整流電圧から生成されるため、電路電圧の変動に合わせて変動するよう生成でき、常に電路電圧に対して所定の割合にでき、電圧変動が発生しても高精度の判定を継続できる。
更に、突入電流により瞬間的に電路電圧の大きな低下が発生してもコード短絡発生と誤検知する事態を排除するため、どのような環境でも高精度でコード短絡を検知することが可能となる。
そして、コード短絡が発生したらそれを検知して電路を遮断してコンセント出力を停止するので、コード短絡による火災発生を確実に防止できる。
また、コンセントに遮断機能を設けてコンセント装置とし、電路を遮断する構成としているが、コード短絡が発生したら音やLEDの発光で通知する構成としても良い。
更に、突入電流による電圧降下の判定を、第2比較回路15aによる検出に加えて第2積分回路15bを介して第3比較回路15cを更に加えて検出精度を上げているが、第2比較回路のみで判定することも可能である。
Claims (2)
- 負荷へ商用電力を供給する電路の電圧波形を入手して全波整流する整流回路と、
前記整流回路の整流電圧波形から特定の波形歪みを検出する特定歪み検出回路と、
前記整流回路の整流電圧波形から前記負荷の突入電流による電圧変化を検出する突入電圧検出回路と、
コード短絡の発生を判定する判定回路と、
前記電路から各回路へ電源を供給する前記整流回路と独立した電源回路とを有し、
前記特定歪み検出回路が、電路電圧の波高値を下回る所定の第1の閾値及び前記第1の閾値より小さい第2の閾値と前記整流電圧波形とを比較し、前記整流電圧波形の瞬時値が前記2閾値の間にある状態を検出するウインドウコンパレータ回路と、
前記整流回路の出力から前記2閾値を生成するための平均値回路と、
前記2閾値の間にある時間が一定時間を超えたら波形歪み発生と判定する波形歪み判定回路とを備え、
前記突入電圧検出回路が、電路電圧の波高値を下回る所定の第3の閾値と前記電圧波形とを比較する回路であって、
前記判定回路は、前記特定歪み検出回路が波形歪み発生と判定し、且つ前記突入電圧検出回路が前記電圧波形のピーク値が前記第3の閾値より大きいと判定した場合にコード短絡発生と判断し、コード短絡発生信号を出力することを特徴とするコード短絡検出回路。 - 負荷が接続されるコンセントと、前記コンセントに商用電力を供給するための電路と、前記電路上に設けられて電路の開閉を行う開閉手段と、前記開閉手段を開動作させる遮断手段と、請求項1に記載のコード短絡検出回路と、前記コード短絡検出回路が出力するコード短絡発生信号を基に前記遮断手段を駆動する出力回路とを有することを特徴とするコンセント装置。
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