JP6164505B2 - 剣道用小手 - Google Patents

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Description

本発明は、剣道用小手に関するものである。
周知のとおり、剣道は、面、小手、胴及び垂からなる四つの防具を装着した二人の競技者が互いに竹刀による打突を繰り返して有効打突の先取を競う競技であり、有効打突は、面、小手及び胴のいずれかの防具の有効打突部分に対して竹刀を刃筋正しく打突できたか否かで判定される。
そして、競技中に最も対戦者の近くに位置付けられることの多い小手は、対戦者の有効打突を目的とした打突を受け止めるだけでなく、対戦者の牽制を目的とした打突も受け止める必要があることから、四つの防具の中で最も多くの打突を受け止めなければならない防具と言える。
このため、小手の打突を受け止める部位、即ち、小手頭、けら(生子)、筒及び小手布団の四つの部位に対する緩衝性の向上が望まれているが、小手頭、けら及び筒は、競技者の竹刀を操作する手を保護する部位であって競技者の関節の動きに追従する柔軟性が必要とされるため、緩衝性の向上を目的として硬化させると小手の性能を損なうことから、硬化によって緩衝性の向上を図る手段を採用し難い。一方、小手布団は、競技者の前腕を保護する部位であって小手頭、けら及び筒に比べて競技者の動きに追従する柔軟性が必要とされないため、緩衝性の向上を目的としてある程度硬質させても小手の性能を損なうことがなく、従来から硬化によって緩衝性の向上を図る手段が採用されている。
なお、従来の小手布団は、一般に芯部材と該芯部材の表・裏面を被覆する被覆部材とを縫合して筒状に形成した構造が採用されており、後出特許文献1のように各部材を筒状の小手布団の軸線に対して垂直方向に伸びる複数の縫合線によって縫合したり、後出特許文献2のように各部材を筒状の小手布団の軸線に対して同一方向に伸びる複数の縫合線によって縫合することにより、小手布団を構成する各部材を縫合糸である程度締め付けて硬化させることによって緩衝性の向上を図っている。
実登第3158096号公報 特開平10−52520号公報
ところで、前記従来の小手布団のように該小手布団を構成する各部材を複数の縫合線によって縫合すると、当該各部材の縫合線に沿って縫合糸で締め付けられて沈んだ谷部が形成されると共に、当該各部材の隣り合う縫合線の間に縫合糸で締め付けられることなくある程度膨らんだ山部が形成されるため、小手布団の外面が山部と谷部を交互に繰り返した凹凸形状に形成される。
そして、前記従来の小手布団においては、山部の高さ及び数が緩衝性に影響を与え、山部が高いほど小手布団の弾力性が増して緩衝性が向上し、山部が多いほど小手布団に対する竹刀の接触面が増して緩衝性が向上する。しかし、山部の高さと山部の数とは反比例の関係にあるため、前記後出特許文献1のように各部材を筒状の小手布団の軸線に対して垂直方向に伸びる複数の縫合線によって縫合する構成や前記後出特許文献2のように各部材を筒状の小手布団の軸線に対して同一方向に伸びる複数の縫合線によって縫合する構成では、緩衝性の向上に限界があった。
そこで、本発明者は、前記従来の小手布団よりも飛躍的に緩衝性が向上した剣道用小手を得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく、試行錯誤的に試作・実験を重ねた結果、右手(左手)に装着する剣道用小手において、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して右回り(右回り)で指先側へ傾斜しながら一続きに伸びる山部を伸びる方向と直交する方向に複数並べて形成すれば、前記従来の小手布団よりも飛躍的に緩衝性が向上した剣道用小手を得ることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
すなわち、本発明に係る右手に装着する剣道用小手は、右手に装着する剣道用小手であって、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して左回りで指先側へ傾斜しながら一続きに伸びる山部が伸びる方向と直交する方向に複数並んでいるものである。
また、本発明は、前記右手に装着する剣道用小手において、筒状の小手布団が芯部材と該芯部材を被覆する被覆部材とを縫合して形成されており、筒状の小手布団を構成する各部材が該筒状の小手布団の軸線に対して左回りで指先側へ傾斜しながら伸びる複数の縫合線に沿って施された刺し子縫いによって縫合されており、筒状の小手布団の外面に当該刺し子縫いによって圧縮されて沈んだ谷部が形成されていると共に隣り合う谷部の間に山部が形成されているものである。
また、本発明は、前記いずれかの右手に装着する剣道用小手において、各山部が軸線に対して10度〜80度で傾斜しているものである。
さらに、本発明に係る左手に装着する剣道用小手は、左手に装着する剣道用小手であって、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して右回りで指先側へ傾斜しながら一続きに伸びる山部が伸びる方向と直交する方向に複数並んでいるものである。
また、本発明は、前記左手に装着する剣道用小手において、筒状の小手布団が芯部材と該芯部材を被覆する被覆部材とを縫合して形成されており、筒状の小手布団を構成する各部材が該筒状の小手布団の軸線に対して右回りで指先側へ傾斜しながら伸びる複数の縫合線に沿って施された刺し子縫いによって縫合されており、筒状の小手布団の外面に当該刺し子縫いによって圧縮されて沈んだ谷部が形成されていると共に隣り合う谷部の間に山部が形成されているものである。
また、本発明は、前記いずれかの左手に装着する剣道用小手において、各山部が軸線に対して10度〜80度で傾斜しているものである。
本発明によれば、右手(左手)に装着する剣道用小手において、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して左回り(右回り)で指先側へ傾斜しながら伸びる山部を複数並べて形成したので、剣道用小手を装着した競技者が構えた状態で対戦者から竹刀による打突を剣道用小手の小手布団で受け止めた際に、竹刀の軸線上に位置付けられる山部の峰の間隔が短くなり、竹刀を山部の弾力を十分に生かしながら広い面積で受け止めることができるため、高い緩衝効果を得ることができる。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
実施の形態1に係る剣道用小手を手の甲側から目視した状態を示した斜視図である。 実施の形態1に係る剣道用小手を手の平側から目視した状態を示した斜視図である。 図1に示す剣道用小手の小手布団を展開した状態(積層体)を外面側から目視した状態を示した平面図である。 図3に示す小手布団を示したA−A断面図である。 図3に示す小手布団を示したB−B断面図である。 図1に係る剣道用小手の小手布団に竹刀が打突された状態を示した説明図である。 図1に係る剣道用小手の小手布団に竹刀が打突された状態と従来の剣道用小手の小手布団に竹刀が打突された状態とを比較した説明図である。 実施の形態2に係る剣道用小手を手の甲側から目視した状態を示した斜視図である。 実施の形態2に係る剣道用小手を手の平側から目視した状態を示した斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態.
本実施の形態に係る剣道用小手1は、図1及び図2に示すように、競技者が右手に装着するものであり、主に競技者の手の指を保護する小手頭2と、主に競技者の手の甲を保護するけら3及び筒4と、主に競技者の前腕を保護する小手布団5と、主に競技者の手の平を保護する手の内6とから構成されており、各部位2,3,4,5,6を連結してグローブ状に形成されている。なお、小手布団5には、小手布団5を前腕に縛り付けるための小手紐(図示せず)が取り付けられている。
競技者の手を保護する部位である小手頭2、けら3、筒4及び手の内6の四つの部位の内で、竹刀の打突から競技者の手を保護する小手頭2、けら3及び筒4は、いずれも芯部材の表・裏面をそれぞれ被覆部材によって被覆した状態で各部材の周縁を縫合することにより、両被覆部材の間に芯部材を内包した構造になっている。
小手頭2は、ミトン状に形成されている。そして、小手頭2には、親指以外の四指を保護する部分、親指以外の四指の指先を保護する部分及び親指以外の四指の付け根を保護する部分に伸びる略T字状の縫合線(図1及び図2中、点線にて示す)に沿って刺し子縫いが施されており、これにより、両被覆部材の間において芯部材の偏りが生じることを防止している。なお、小手頭2の芯部材としては、緩衝性に優れた綿、鹿毛や羊毛等の獣毛からなるフェルトや毛氈などを使用すればよい。また、小手頭2の外面(競技者の手に接触しない面)側に位置付けられる被覆部材としては、耐摩耗性に優れた人工皮革や鹿皮等の獣皮からなる皮革などを使用すればよく、小手頭の内面(競技者の手に接触する面)側に位置付けられる被覆部材としては、肌触りが良く通気性に優れた綿生地などを使用すればよい。
けら3及び筒4は、いずれも筒状に形成されている。そして、筒4には、指先方向に伸びる6本の縫合線に沿って刺し子縫いが施されており、これにより、両被覆部材の間において芯部材の偏りが生じることを防止している。なお、けら3及び筒4の芯部材としては、緩衝性に優れた綿、鹿毛や羊毛等の獣毛からなるフェルトや毛氈などを使用すればよい。また、けら3及び筒4の外面(競技者の手に接触しない面)側に位置付けられる被覆部材としては、耐摩耗性に優れた紺反等の綿生地などを使用すればよく、けら3及び筒4の内面(競技者の手に接触する面)側に位置付けられる被覆部材としては、肌触りが良く通気性に優れた綿生地などを使用すればよい。
手の内6は、小手頭2の内面、けら3の内面及び筒4の内面指先側の一部を被覆できる形状に形成されている。なお、手の内としては、人工皮革や鹿皮等の獣皮からなる皮革などを使用すればよい。
そして、競技者の手を保護する四つの部位2,3,4,6は、小手頭2の手首側に位置する縁部とけら3の指先側に位置する縁部とを互いに縫合し、けら3の手首側に位置する縁部と筒4の指先側に位置する縁部とを互いに縫合し、さらに、小手頭2、けら3及び筒4の三つの部位の内面を被覆するように位置付けられた手の内6を該三つの部位2,3,4の周縁に縫合することによって連結されている。なお、当該三つの部位2,3,4の周縁と手の内6の周縁とは、縫合糸を隠すようにホツレ止め7にて被覆されている
競技者の前腕を保護する部位である小手布団5は、筒状に形成されている。なお、小手布団5を展開すると、図3に示すように、略矩形状に形成されており、指先側と反対側に位置する縁の右側が左側よりも突出した形状になっている。
小手布団5は、図4及び図5に示すように、芯部材8と、芯部材8の表面を被覆する被覆部材9と、芯部材8の裏面を被覆する被覆部材10と、各部材8,9,10を縫合する縫合糸11から構成されている。そして、小手布団5は、先ず、両被覆部材9,10の左・右側の縁部及び手首側の縁部をそれぞれ内側に折り込んで縫合することによって指先側が開口した袋体を形成し、続いて、当該袋体に芯部材8を挿入した状態で刺し子縫いを施すことによって複数積層された各部材8,9,10を縫合して積層体12を形成し、最後に、積層体12を筒状に成形することによって形成される。なお、積層体12の左側及び右側に位置する縁に沿って小手紐を通すための通孔13が複数形成されている。
積層体12には、図3において点線にて示すように、積層体12の周縁に沿って伸びる縫合線14、積層体12の指先側と反対側において左右方向に伸びる複数の縫合線15、積層体12の周縁及び指先側と反対側を除く全面において右側から左側へ向かって指先側へ傾斜しながら伸びる複数の縫合線16に沿って刺し子縫いが施されている。そして、図4及び図5に示すように、積層体12の刺し子縫いが施された部分は、縫合糸11によって圧縮されて沈んだ谷部17が形成された状態となり、また、積層体12の刺し子縫いが施されていない部分、換言すれば、積層体12の隣り合う縫合線15の間の部分又は隣り合う縫合線16の間の部分は、縫合糸11によって圧縮されずにある程度膨らんだ山部18が形成された状態となる。よって、積層体12の両面には、右側から左側へ向かって指先側へ傾斜しながら伸びる谷部17と山部18とが交互に繰り返して並ぶことにより、山部18が複数連続して並んだ状態となる。これにより、積層体12を筒状に成形して小手布団5を形成すると、図1及び図2に示すように、筒状の小手布団5の外面(競技者の前腕に接触しない面)には、筒状の小手布団5の指先側の開口と手首側の開口とを結ぶように伸びる軸線X(図1及び図2中、一点鎖線にて示す)に対して左回りで指先側へ傾斜しながら伸びる谷部17と山部18とが交互に繰り返してなる凹凸形状が形成される。
なお、本実施の形態においては、積層体12の周縁及び指先側と反対側を除く全面に並ぶ縫合線16が等間隔で平行に並べられているため、積層体12の両面に形成される各山部18は、いずれも伸長方向が同一になると共に幅が同一になっており、これにより、筒状の小手布団5の外面に形成される各山部18は、いずれも伸長方向が同一になると共に幅が同一になっている。
なお、小手布団5の芯部材8としては、緩衝性に優れた綿、鹿毛や羊毛等の獣毛からなるフェルトや毛氈などを使用すればよい。また、小手布団5の外面(競技者の前腕に接触しない面)側に位置付けられる被覆部材9としては、耐摩耗性に優れた紺反等の綿生地、人工皮革や鹿皮等の獣皮からなる皮革などを使用すればよく、小手布団5の内面(競技者の前腕に接触する面)側に位置付けられる被覆部材10としては、肌触りが良く通気性に優れた綿生地などを使用すればよい。
次に、本実施の形態に係る剣道用小手1と従来の剣道用小手との作用効果の違いを図6及び図7に基づいて説明する。なお、図7において、図7の(a)は、本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5に竹刀が打突された状態を示しており、図7の(b)は、前記特許文献1に係る剣道用小手の小手布団に竹刀が打突された状態を示しており、図7の(c)は、前記特許文献2に係る剣道用小手の小手布団に竹刀が打突された状態を示している。なお、図6及び図7における一点鎖線にて示された19は竹刀であり、図7の(b)における20は前記特許文献1に係る剣道用小手の小手布団であり、図7の(c)における21は前記特許文献2に係る剣道用小手の小手布団である。
先ず、競技者が剣道用小手1を装着して構えると、競技者の剣道用小手1は指先側を対戦者に向けた状態で位置付けられるため、対戦者の竹刀19による打突は、図6に示すように、小手布団5の軸線Xに対して傾斜した状態で打ち込まれる。
この時、本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5においては、図7の(a)に示すように、筒状の小手布団5の外面に複数連続して並ぶ山部18が軸線X(図7の(a)中、一点鎖線にて示す)に対して左回りで指先側に傾斜するように伸びているため、竹刀19が山部18の伸長方向に対して直角又は略直角に交差するように接触する。
これに対して、前記特許文献1に係る従来の剣道用小手の小手布団20においては、図7の(b)に示すように、筒状の小手布団20の外面に複数連続して並ぶ山部18が軸線X(図7の(b)中、一点鎖線にて示す)に対して垂直方向に伸びているため、竹刀19が山部18の伸長方向に対して斜めに交差するように接触し、また、前記特許文献2に係る従来の剣道用小手の小手布団21においても、図7の(c)に示すように、筒状の小手布団21の外面に複数連続して並ぶ山部18が軸線X(図7の(c)中、一点鎖線にて示す)に対して同一方向に伸びているため、竹刀19が山部18の伸長方向に対して斜めに交差するように接触する。
このため、図7の(a)〜(c)に示す各小手布団5,20,21は、いずれも山部18の幅(図7中、矢印αで示す幅)が同一に設定されているにもかかわらず、竹刀19の同一長さ(図7中、矢印βで示す長さ)の接触面に対して接触する山部18の峰(山部の最も隆起した部分であって山部の幅方向中央に位置する部分)の数が異なる。詳述すれば、図7の(a)に示す本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5においては、竹刀19の長さβの範囲が8つの山部18の峰に接触した状態となっており、図7の(b)に示す前記特許文献1に係る従来の剣道用小手の小手布団20においては、竹刀19の長さβの範囲が7つの山部18の峰に接触した状態となっており、図7の(c)に示す前記特許文献2に係る従来の剣道用小手の小手布団21においては、竹刀19の長さβの範囲が5つの山部18の峰に接触した状態となっている。これは、本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5が従来の剣道用小手の小手布団20,21よりも竹刀19を受け止めた状態において竹刀19の軸線上に位置付けられる山部19の峰の間隔が短くなるためである。
よって、本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5が従来の剣道用小手の小手布団20,21よりも多くの山部18で竹刀19の打突を受け止めることができ、これにより、本実施の形態に係る剣道用小手1の小手布団5が従来の剣道用小手の小手布団20,21よりも竹刀19の打突を受けた際に、竹刀19を山部18の弾力を十分に生かしながら広い面積で受け止めることができるため、高い緩衝効果が得られる。
なお、筒状の小手布団5の外面に複数並んだ山部18の軸線Xに対する傾斜角度θ(図1参照)は、10度〜80度が好ましく、40度〜70度がより好ましく、50度〜60度が最適である。
前記実施の形態1に係る剣道用小手1は、競技者が右手に装着するものであるが、実施の形態1に係る剣道用小手と左右対称に形成した競技者が左手に装着する剣道用小手においても同様の作用効果を得ることができる。なお、図8及び図9に示すように、競技者が左手に装着する剣道用小手22においては、筒状の小手布団5の外面に該筒状の小手布団5の軸線Xに対して右回りで指先側へ傾斜しながら伸びる山部18が複数連続して並んだ状態となる。なお、筒状の小手布団5の外面に複数並んだ山部18の軸線Xに対する傾斜角度θ(図8参照)は、前記実施の形態1に係る剣道用小手1の小手布団5と同様に10度〜80度が好ましく、40度〜70度がより好ましく、50度〜60度が最適である。
なお、前記実施の形態1に係る剣道用小手1の小手布団5においては、筒状の小手布団5の周縁及び手首側を除く全面に山部18を形成したが、これに限定されず、小手布団5における竹刀による打突が集中する範囲を含むように山部18を形成すればよい。ここで、小手布団5における竹刀による打突が集中する範囲とは、剣道用小手1の小手打ちで狙われる筒4の近傍の範囲を示している。なお、当該範囲は、剣道において剣道用小手1の筒4を竹刀で的確に小手打ちすることによって一本の判定が得られ、小手打ちが反れることがあることを想定した範囲である。具体的には、小手布団5における小手頭2の手の甲側から続く面である。
また、前記実施の形態1に係る剣道用小手1の小手布団5においては、各山部18は、いずれも伸長方向及び幅が同一に形成されているが、これに限定されず、山部18毎に伸長方向や幅を変更してもよい。
また、前記実施の形態1に係る剣道用小手1の小手布団5においては、従来の剣道用小手の小手布団と同様に芯部材の表・裏面を被覆部材によって被覆した構成を採用しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、小手布団5を緩衝性に優れた合成樹脂を成形して形成し、その外面に合成樹脂を成形して山部を一体的に形成してものであってもよい。
1 剣道用小手
2 小手頭
3 けら
4 筒
5 小手布団
6 手の内
7 ホツレ止め
8 芯部材
9,10 被覆部材
11 縫合糸
12 積層体
13 通孔
14,15,16 縫合線
17 谷部
18 山部
19 竹刀
20,21 小手布団
22 剣道用小手

Claims (6)

  1. 右手に装着する剣道用小手であって、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して左回りで指先側へ傾斜しながら一続きに伸びる山部が伸びる方向と直交する方向に複数並んでいることを特徴とする右手に装着する剣道用小手。
  2. 筒状の小手布団が芯部材と該芯部材を被覆する被覆部材とを縫合して形成されており、筒状の小手布団を構成する各部材が該筒状の小手布団の軸線に対して左回りで指先側へ傾斜しながら伸びる複数の縫合線に沿って施された刺し子縫いによって縫合されており、筒状の小手布団の外面に当該刺し子縫いによって圧縮されて沈んだ谷部が形成されていると共に隣り合う谷部の間に山部が形成されている請求項1記載の右手に装着する剣道用小手。
  3. 各山部が軸線に対して10度〜80度で傾斜している請求項1又は2のいずれかに記載の右手に装着する剣道用小手。
  4. 左手に装着する剣道用小手であって、筒状の小手布団の外面に該筒状の小手布団の軸線に対して右回りで指先側へ傾斜しながら一続きに伸びる山部が伸びる方向と直交する方向に複数並んでいることを特徴とする左手に装着する剣道用小手。
  5. 筒状の小手布団が芯部材と該芯部材を被覆する被覆部材とを縫合して形成されており、筒状の小手布団を構成する各部材が該筒状の小手布団の軸線に対して右回りで指先側へ傾斜しながら伸びる複数の縫合線に沿って施された刺し子縫いによって縫合されており、筒状の小手布団の外面に当該刺し子縫いによって圧縮されて沈んだ谷部が形成されていると共に隣り合う谷部の間に山部が形成されている請求項4記載の左手に装着する剣道用小手。
  6. 各山部が軸線に対して10度〜80度で傾斜している請求項4又は5のいずれかに記載の左手に装着する剣道用小手。
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