JP6164158B2 - 組立カムシャフトの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、カムピースをシャフトに組み付ける組立カムシャフトの製造方法に関する。
たとえば下記特許文献1には、カムピースを加熱することで、シャフトの挿入される挿入孔を拡大した後、挿入孔にシャフトを挿入することで組立カムシャフトを製造する方法が記載されている。詳しくは、加熱された複数のカムピース同士を互いに位相差を設けて配置した後、それらカムピースの挿入孔にセンタリングピンを挿入する。次に、センタリングピンとシャフトとを連結し、カムピースをシャフト側に変位させることで、カムピースの挿入孔からセンタリングピンが引き抜かれ、同挿入孔にシャフトが挿入される。その後、シャフトからセンタリングピンをはずすことで、カムピースの挿入孔にシャフトが挿入された組立カムシャフトが形成される。
ところで、加熱されたカムピースにセンタリングピンが挿入され、センタリングピンが引き抜かれてカムピースの挿入孔にシャフトが挿入されるまでの期間において、カムピースの温度が低下するおそれがある。このため、カムピースの加熱は、その後の温度低下を見越して十分に加熱する必要が生じることから、カムピースが過度に加熱され、焼きなまされるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カムピースの加熱後にカムピースをシャフトに迅速に組み付けることのできる組立カムシャフトを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
技術的思想1:カムピースをシャフトに組み付ける組立カムシャフトの製造方法において、カムピースに形成された挿入孔に棒状の加熱部材を挿入する加熱部材挿入工程と、前記挿入された加熱部材と前記シャフトとが同軸となるようにして前記加熱部材と前記シャフトとを連結する加熱部材連結工程と、前記加熱部材によって前記カムピースを加熱した後であって前記加熱部材連結工程の完了後に、前記加熱部材を前記挿入孔から引き抜くことで前記挿入孔に前記シャフトを挿入するシャフト挿入工程と、を有することを特徴とする組立カムシャフトの製造方法。
技術的思想1:カムピースをシャフトに組み付ける組立カムシャフトの製造方法において、カムピースに形成された挿入孔に棒状の加熱部材を挿入する加熱部材挿入工程と、前記挿入された加熱部材と前記シャフトとが同軸となるようにして前記加熱部材と前記シャフトとを連結する加熱部材連結工程と、前記加熱部材によって前記カムピースを加熱した後であって前記加熱部材連結工程の完了後に、前記加熱部材を前記挿入孔から引き抜くことで前記挿入孔に前記シャフトを挿入するシャフト挿入工程と、を有することを特徴とする組立カムシャフトの製造方法。
上記方法では、シャフトに同軸で連結される加熱部材によってカムピースが加熱される。そして、カムピースの加熱後、カムピースから加熱部材を引き抜くことで、カムピースにシャフトが挿入される。このため、カムピースの加熱後、カムピースの挿入孔を同軸上に配列させるなどの工程が不要となる。このため、カムピースの加熱後にカムピースをシャフトに迅速に組み付けることができる。
<第1の実施形態>
以下、組立カムシャフトの製造方法の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下、組立カムシャフトの製造方法の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、カムピースをシャフトに組み付ける作業に用いる組付装置10の断面構成を示す。組付装置10は、固定部材12と、固定部材12に対して水平方向のうち紙面に垂直な方向(X軸方向)に変位可能なX軸並進部材14と、X軸並進部材14に対して水平方向のうち紙面の横方向(Y軸方向)に変位可能なY軸並進部材18と、X軸並進部材14とY軸並進部材18とを連結するスプリング16とを備えている。ここで、スプリング16は、Y軸並進部材18がX軸並進部材14に対してY軸方向に変位することを可能とするものであって且つ、変位するに際して抵抗力(弾性力)を付与するものである。
Y軸並進部材18は、複数(ここでは、8個)のカムピース保持台20を備えている。カムピース保持台20のそれぞれには、カムピース40が載置されている。カムピース40には、挿入孔40aが形成されている。
Y軸並進部材18は、カムハウジング50を保持する保持台にもなっている。図1に例示するカムハウジング50は、一対のカムピース40毎に、それらを挟む軸受部52を備え、軸受部52のそれぞれがフレーム54によって互いに連結されたものである。そして、フレーム54がY軸並進部材18に固定されている。なお、本実施形態において、一対のカムピース40を挟むように軸受部52を配置しているのは、1気筒に2つの機関バルブ(吸気バルブまたは排気バルブ)を備える内燃機関のカムシャフトを想定しており、且つ、気筒間に軸受部52を設けることを想定しているためである。
固定部材12には、鉛直方向(Z軸方向)下方に位置する底面に、挿入孔12aが形成されている。また、X軸並進部材14には、鉛直方向下方に位置する底面に、挿入孔14aが形成されている。さらに、Y軸並進部材18には、鉛直方向下方に位置する底面に、挿入孔18aが形成されている。なお、挿入孔12aは、X軸並進部材14やY軸並進部材18の変位にかかわらず、平面視において挿入孔14a,18aを包含可能なように、挿入孔14a,18aよりもその開口面積が大きい値に設定されている。また、挿入孔14aは、Y軸並進部材18の変位にかかわらず、平面視において挿入孔18aを包含可能なように、挿入孔18aよりもその開口面積が大きい値に設定されている。
組付装置10の鉛直下方には、カムピース40が組み付けられるシャフト70が配置される。シャフト70は、中空円柱状の部材であり、その端部には、連結孔72が形成されている。なお、図には、シャフト70の直径Dsを示してある。ここで、シャフト70の常温時における直径Dsは、カムピース40の常温時における挿入孔40aの直径よりも大きい値に設定されている。
組付装置10の鉛直上方には、調芯棒60が配置される。調芯棒60は、直径De(<Ds)のベース部62と、直径Etp(<De)のシャフト同軸連結部66と、ベース部62とシャフト同軸連結部66との間に配置されたテーパ部64とを備える。ここで、シャフト同軸連結部66の直径Etpは、シャフト70の内周の口径よりも小さくなっており、中空円筒状のシャフト70に挿入可能となっている。シャフト同軸連結部66は、連結孔72に挿入されて調芯棒60をシャフト70に連結する三つ爪チャック68を備えている。
なお、シャフト70は、調芯棒60の軸CLと一致するように配置される。これは、調芯棒60の軸CLとシャフト70の軸とのそれぞれを、組付装置10が設定可能な所定の軸(以下、基準軸)に一致するように配置することで実現することができる。
図2に、図1のA−A断面を示す。図示されるように、カムハウジング50には、ノック孔56が形成されており、ノック孔56にボルト80が挿入されることで、カムハウジング50がY軸並進部材18に組み付けられている。なお、本実施形態では、ボルト80のみならず、ノックピン(図示略)を用いてカムハウジング50をY軸並進部材18に組み付ける。ここで、カムハウジング50をY軸並進部材18にボルト80で組み付けるに先立ってノックピンを用いて組み付けることで、組み付け位置を高精度に設定することができる。これは、一般に、ボルト80の位置決め精度よりもノックピンの位置決め精度の方が高いためである。
図3に、組付装置10の上面図を示す。図示されるように、X軸並進部材14と固定部材12とは、スプリング30によって連結されている。スプリング30は、X軸並進部材14が固定部材12に対してX軸方向に変位することを許容するものであって且つ、X軸並進部材14がX軸方向に変位するに際し抵抗力(弾性力)を付与するものである。なお、図3には、上記調芯棒60の軸CLが、カムハウジング50の中心軸CHに対してずれていることを示している。このずれ量は、調芯棒60のベース部62の直径Deとシャフト同軸連結部66の直径Etpとの差e以下となるように設定される。これは、カムハウジング50をY軸並進部材18にノックピンで組み付ける際の位置決め誤差が上記差e以下となるように設定することで実現される。また、図3においては、カムピース40が互いに相違する位相で配置されることを示しているが、これは、気筒毎に機関バルブの開閉タイミングが相違することに対応している。
図4(a)に、カムピース保持台20に載置されたカムピース40の上面図を示し、図4(b)に、図4(a)のB−B断面図を示す。図示されるように、カムピース保持台20は、カムピース40の側面に接触してその回転を規制する回転拘束壁22を備えている。なお、カムピース40の挿入孔40aの軸Ccmは、調芯棒60の軸CLに対して敢えて所定量以下のずれを有して配置される。特に、このずれによって、調芯棒60の軸CLから軸Ccmに進む方向側にY軸並進部材18や回転拘束壁22が存在するようにする。これは、複数のカムピース40のそれぞれが独立にX軸の負の方向(図中、左方向)およびY軸の正の方向(図中、下方向)に変位可能とするためのものである。また、上記所定量は、調芯棒60のベース部62の直径Deとシャフト同軸連結部66の直径Etpとの差eとする。これは、調芯棒60をカムピース40の挿入孔40aに挿入するに際して、調芯棒60のテーパ部64によって上記ずれを補正することができるようにするための設定である。
上記調芯棒60のベース部62の直径Deは、カムピース40の常温時における挿入孔40aの直径よりも小さい値に設定されている。これは、常温でカムピース40に調芯棒60を挿入可能とするための設定である。
図5の左側に、調芯棒60の断面構成を示す。図示されるように、調芯棒60は、カムピース40を誘導加熱により加熱するための誘導加熱導体62bを備えるとともに、誘導加熱導体62bの表面が非磁性メッキ62aによって覆われている。ここで、誘導加熱導体62bは、周期的に大きさが変化する磁束を発生させるための高周波コイルである。誘導加熱導体62bの発生させる磁束がカムピース40を鎖交し、この磁束が変化することで、カムピース40に誘導電流が流れ、これによりカムピース40が加熱される。
一方、非磁性メッキ62aは、カムピース40を均一に加熱するために設けられたものである。図5の右側に、非磁性メッキ62aの断面をカムピース40とともに模式的に示す。図示されるように、カムピース40のうち熱容量が大きい部分であるカムノーズ40b側の厚さGtよりも熱容量が小さい部分である反対側の厚さGnの方が大きくなっている。より詳しくは、カムノーズ40b側からその反対側に行くほど非磁性メッキ62aの厚さが漸増する。これにより、カムピース40に流れる誘導電流は、カムノーズ40b側の方がその反対側よりも大きくなる。これにより、挿入孔40aの直径の拡大量を全方向で均一とすることが可能となる。なお、非磁性メッキ62aの材料は、たとえば、ニッケルとリンとの合金や、硬質クロム等とすればよい。
ちなみに、上述したようにシャフト70に組み付けられるカムピース40は、カムノーズ40bの位相が気筒毎に相違する。このため、調芯棒60の非磁性メッキ62aの厚さGtとなる位相も各気筒のカムピース40に応じて相違するものとなる。
次に、上記組付装置10を利用した組立カムシャフトの製造工程を説明する。
図6に、組立カムシャフトの製造工程の1つを示す。図6に示す工程は、カムピース40がカムピース保持台20に載置された状態であって、カムピース40の挿入孔40aに調芯棒60が挿入される前の工程を示す。図示されるように、この工程において、組付装置10の鉛直下方には、複数のシャフト70が搬送用ロボット(図示略)によって組付装置10の近くに搬送される。そして、今回、カムピース40の組み付け対象となるシャフト70は、同シャフト70の軸が組付装置10の基準軸に一致するように配置される。一方、組付装置10の鉛直上方には、調芯棒60が、同調芯棒60の軸CLが組付装置10の基準軸に一致するように配置される。
図6に、組立カムシャフトの製造工程の1つを示す。図6に示す工程は、カムピース40がカムピース保持台20に載置された状態であって、カムピース40の挿入孔40aに調芯棒60が挿入される前の工程を示す。図示されるように、この工程において、組付装置10の鉛直下方には、複数のシャフト70が搬送用ロボット(図示略)によって組付装置10の近くに搬送される。そして、今回、カムピース40の組み付け対象となるシャフト70は、同シャフト70の軸が組付装置10の基準軸に一致するように配置される。一方、組付装置10の鉛直上方には、調芯棒60が、同調芯棒60の軸CLが組付装置10の基準軸に一致するように配置される。
そして、図6に示した工程に続いて、調芯棒60をカムピース40の挿入孔40aに挿入する挿入工程(加熱部材挿入工程)が実行される。この工程は、カムハウジング50の中心軸CHやカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmを、調芯棒60の軸CLと一致させる芯だし工程となっている。
次に、調芯棒60にシャフト70を連結させる連結工程(加熱部材連結工程)が実行される。すなわち、調芯棒60のシャフト同軸連結部66がシャフト70に挿入され、シャフト同軸連結部66に備えられた三つ爪チャック68が連結孔72に嵌めこまれて、シャフト70と調芯棒60とが連結される。
連結工程が完了すると、誘導加熱導体62bに高周波電流を流すことでカムピース40を加熱する加熱工程が実行される。ここでは、カムピース40の挿入孔40aが拡大し、シャフト70が挿入可能となるまで、カムピース40を加熱する。なお、加熱工程に先立ち、調芯棒60を、カムピース40を加熱できる範囲で鉛直方向に極力変位させる工程を設けてもよい。これは、加熱後、カムピース40の挿入孔40aにシャフト70を挿入するまでに必要なシャフト70の変位量を極力低減し、ひいてはカムピース40の加熱後、シャフト70の挿入までの期間においてカムピース40が収縮する量を極力低減することを狙いとする。
次に、調芯棒60を鉛直上方に変位させることで、シャフト70をカムピース40に挿入する挿入工程(シャフト挿入工程)が実行される。詳しくは、調芯棒60は、図6に示すシャフト70のフランジ74がカムハウジング50のシャフト位置決め面に接触するまで鉛直上方に変位される。そして、カムピース40が冷えて挿入孔40aの直径が縮小し、シャフト70にカムピース40が組み付けられることで、調芯棒60とシャフト70との連結を解除する。
なお、図6等に示したカムハウジング50は、2本のシャフト70が挿入されるものである。このため、上記一連の工程によって1本のシャフト70にカムピース40を組み付けると、もう1本のシャフト70にカムピース40を組み付けるために、上記一連の工程が繰り返される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記加熱工程において、カムピース40の挿入孔40aの直径は、シャフト70の直径よりも拡大する。こうした状態において、調芯棒60を鉛直上方に変位させ、調芯棒60がカムピース40およびカムハウジング50から引き抜かれることで、カムピース40の挿入孔40aにシャフト70が挿入される。ここで、カムピース40の加熱が完了する時点においては、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmが互いに揃っており、しかも、中心軸Ccmとシャフト70の軸とも一致している。このため、カムピース40の加熱後、カムピース40の挿入孔40aにシャフト70を迅速に挿入することができる。したがって、カムピース40の加熱処理は、挿入孔40aの直径が、シャフト70の直径Dsよりもわずかに大きくなるまで行えばよい。これに対し、カムピース40の加熱処理の完了後にカムピース40の位相を調整して配置したり、シャフト70の軸とカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmとを一致させたりする場合には、それらの工程が行われる期間においてカムピース40の温度が低下し、挿入孔40aが縮小する量を加味する必要がある。すなわち、同縮小する量だけ余分に挿入孔40aを拡大させる必要がある。これに対し、本実施形態にかかる上記製造工程によれば、カムピース40の加熱処理の完了後にカムピース40の位相を調整して配置したり、シャフト70の軸とカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmとを一致させたりする場合と比較して、カムピース40の加熱量を低減することができる。
上記加熱工程において、カムピース40の挿入孔40aの直径は、シャフト70の直径よりも拡大する。こうした状態において、調芯棒60を鉛直上方に変位させ、調芯棒60がカムピース40およびカムハウジング50から引き抜かれることで、カムピース40の挿入孔40aにシャフト70が挿入される。ここで、カムピース40の加熱が完了する時点においては、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmが互いに揃っており、しかも、中心軸Ccmとシャフト70の軸とも一致している。このため、カムピース40の加熱後、カムピース40の挿入孔40aにシャフト70を迅速に挿入することができる。したがって、カムピース40の加熱処理は、挿入孔40aの直径が、シャフト70の直径Dsよりもわずかに大きくなるまで行えばよい。これに対し、カムピース40の加熱処理の完了後にカムピース40の位相を調整して配置したり、シャフト70の軸とカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmとを一致させたりする場合には、それらの工程が行われる期間においてカムピース40の温度が低下し、挿入孔40aが縮小する量を加味する必要がある。すなわち、同縮小する量だけ余分に挿入孔40aを拡大させる必要がある。これに対し、本実施形態にかかる上記製造工程によれば、カムピース40の加熱処理の完了後にカムピース40の位相を調整して配置したり、シャフト70の軸とカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmとを一致させたりする場合と比較して、カムピース40の加熱量を低減することができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する作用効果が得られるようになる。
(1)調芯棒60にシャフト70が連結された状態でカムピース40を加熱し、カムピース40の加熱後、カムピース40の挿入孔40aから調芯棒60を抜き取った。これにより、カムピース40の加熱後にカムピース40をシャフト70に迅速に組み付けることができる。
(1)調芯棒60にシャフト70が連結された状態でカムピース40を加熱し、カムピース40の加熱後、カムピース40の挿入孔40aから調芯棒60を抜き取った。これにより、カムピース40の加熱後にカムピース40をシャフト70に迅速に組み付けることができる。
(2)調芯棒60にテーパ部64を備えた。これにより、カムハウジング50の軸受部52の中心軸CHやカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとのずれを容易に解消することができる。すなわち、カムハウジング50の軸受部52の中心軸CHやカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとがずれていると、調芯棒60をカムピース40の挿入孔40aに挿入することで、カムピース40や軸受部52にテーパ部64が接触する。そして、軸受部52やカムピース40は、テーパ部64から鉛直方向および水平方向の力を受ける。この水平方向の力は、軸受部52やカムピース40を水平方向に変位させるため、上記ずれが解消される。
(3)カムピース40の鉛直上方から調芯棒60をカムピース40の挿入孔40aに挿入した。これにより、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとがずれている場合であっても、カムピース40の下方から調芯棒60を挿入する手法と比較して、カムピース40の挿入孔40aへの調芯棒60の挿入を円滑に行うことができる。すなわち、カムピース40の鉛直上方から調芯棒60を挿入する手法では、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとがずれている場合、調芯棒60がカムピース40に及ぼす力は、鉛直下方および水平方向の成分を有する。ここで鉛直下方の成分は、カムピース保持台20からの抗力によって相殺される。ちなみに、カムピース40の鉛直下方から調芯棒60を挿入する手法では、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとがずれている場合、調芯棒60がカムピース40に及ぼす力は、鉛直上方および水平方向の成分を有する。そして鉛直上方の成分によって、カムピース40がカムピース保持台20から浮き上がる懸念が生じる。
(4)カムピース保持台20に、回転拘束壁22を備えてカムピース40の回転を規制する一方で、カムピース40がカムピース保持台20に対して水平方向に変位可能とした。これにより、カムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmと調芯棒60の軸CLとがずれている場合、調芯棒60のテーパ部64がカムピース40に加える力の水平方向の成分によって、カムピース40を水平方向に変位させることができる。
(5)カムピース40の挿入孔40aに調芯棒60を挿入する前に、挿入孔40aの中心軸Ccmに対して、Y軸並進部材18および回転拘束壁22の双方から離間する側に調芯棒60の軸CLを敢えてずらした。この場合、挿入孔40aに調芯棒60を挿入することでカムピース40に調芯棒60のテーパ部64が加える力の図4中のX軸成分は負となり、Y軸成分は正となる。ここで、X軸の負の方向には、回転拘束壁22による拘束がないため、カムピース40が変位可能である。また、Y軸の正の方向には、回転拘束壁22による拘束やY軸並進部材18の拘束がないため、カムピース40が変位可能である。このため、テーパ部64が加える力によって、カムピース40を変位させることができる。
(6)カムハウジング50の軸受部52の中心軸CHと調芯棒60の軸CLとのずれが、調芯棒60のベース部62の直径Deとシャフト同軸連結部66の直径Etpとの差e以下となるように、カムハウジング50をY軸並進部材18に位置決め固定した。これにより、カムハウジング50の軸受部52の中心軸CHと調芯棒60の軸CLとにずれがある場合、このずれを容易に解消することができる。すなわち、カムハウジング50の軸受部52の中心軸CHと調芯棒60の軸CLとにずれがある場合、カムハウジング50には、テーパ部64から力が及ぼされる。この力は鉛直下方成分および水平成分からなり、水平成分の力によってY軸並進部材18およびX軸並進部材14が変位することで、ずれが解消する。
(7)誘導加熱導体62bの外周に非磁性メッキ62aを備え、非磁性メッキ62aの厚さをカムピース40のカムノーズ40b部分側とその反対側とで相違させた。これによりカムピース40の加熱量の不均一度合いを低減することができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
上記第1の実施形態では、カムピース40を均一に加熱するために調芯棒60に非磁性メッキ62aを備えた。これに対し、本実施形態では、非磁性メッキ62aに代えてエアギャップを用いる。
図7(a)に、カムピース40の挿入孔40aに調芯棒60Aを挿入した直後における調芯棒60Aの断面図(図中、左側)およびカムピース40の上面図(図中、右側)を示す。図7(a)に示すように、本実施形態にかかる調芯棒60Aの誘導加熱導体62bの外周面には、中空円筒状の外筒69が接触している。なお、図中左側においては、調芯棒60Aのうち外筒69および誘導加熱導体62bを併せ記載している。
図7(b)は、カムピース40の加熱工程における調芯棒60Aの断面図(図中、左側)およびカムピース40の上面図(図中、右側)を示す。なお、図中左側においては、調芯棒60Aのうち外筒69および誘導加熱導体62bを併せ記載している。図示されるように、本実施形態では、加熱工程に先だって、外筒69をカムピース40から抜き取る。このため、加熱工程は、調芯棒60Aの外周面である誘導加熱導体62bとカムピース40との間にエアギャップを有した状態で実行されることとなる。
本実施形態にかかる加熱工程によれば、非磁性メッキ62aを利用する場合と比較して、加熱処理に必要なエネルギ量を低減することが可能となる。すなわち、エアギャップは、非磁性メッキ62aよりも熱伝導率が低い。このため、加熱工程においてカムピース40から調芯棒60Aへと伝達される熱量は、上記第1の実施形態においてカムピース40から調芯棒60の非磁性メッキ62aに伝達される熱量よりも小さい。このため、カムピース40内で生成された熱が調芯棒60Aに奪われ難い。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
上記第1の実施形態では、軸受部52が予め加工されたカムハウジング50を組付装置10に組み付けた。これに対し、本実施形態では、軸受部52が未だ形成されていない段階でカムハウジング50を組付装置10に組み付ける。
図8(a)は、軸受部52の加工工程を示す。図示されるように、本実施形態では、組付装置10の固定部材12に軸受部52の形成前のカムハウジング50を組み付けた後、加工工具90によって、軸受部52を形成する。ここで、加工工具90は、その軸が、組付装置10が設定可能な所定の軸(基準軸)に一致するように配置される。
次に、図8(b)に示すように、マガジン92に連結されたカムピース保持台20にカムピース40を載置した状態でこれをカムハウジング50の位置まで移動させ、カムハウジング50の軸受部52とカムピース40の挿入孔40aとに調芯棒60を挿入する。そして、調芯棒60にシャフト70を連結後、カムピース40の加熱工程を経て、シャフト70をカムピース40の挿入孔40aに挿入する。
ここで、軸受部52の加工時の加工工具90の軸に調芯棒60の軸を一致させることは比較的容易である。このため、調芯棒60を軸受部52に挿入するときに調芯棒60によって軸受部52をずらさなくても、調芯棒60を軸受部52に挿入することが可能となる。このため、本実施形態では、組付装置10に、カムハウジング50をX軸方向やY軸方向に変位させるためのX軸並進部材14やY軸並進部材18を備えない。したがって、組付装置10を簡素化することが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、上記の効果や上記第1の実施形態の上記(1)〜(4),(6)の効果に準じた効果に加えて、さらに、以下の効果が得られるようになる。
(7)軸受部52が形成されていない状態でカムハウジング50を組付装置10に組み付け、軸受部52を加工した。ここで、軸受部52の軸は、組付装置10が設定した上記基準軸である。一方、シャフト70についても、その軸は、組付装置10が設定した基準軸となる。このため、軸受部52の軸とシャフト70の軸とを一致させることが容易となるため、軸受部52の内周を小さくすることができる。このため、組立カムシャフトを搭載した内燃機関の運転時の振動を抑えることができ、ひいては静寂な内燃機関を実現することができる。
(7)軸受部52が形成されていない状態でカムハウジング50を組付装置10に組み付け、軸受部52を加工した。ここで、軸受部52の軸は、組付装置10が設定した上記基準軸である。一方、シャフト70についても、その軸は、組付装置10が設定した基準軸となる。このため、軸受部52の軸とシャフト70の軸とを一致させることが容易となるため、軸受部52の内周を小さくすることができる。このため、組立カムシャフトを搭載した内燃機関の運転時の振動を抑えることができ、ひいては静寂な内燃機関を実現することができる。
(8)複数のシャフト70を、カムハウジング50に同時に組み付けることが可能となるため、生産性を向上させることができる。すなわち、軸受部52が形成されていない状態でカムハウジング50を組付装置10に組み付け、軸受部52を加工する場合、カムハウジング50を変位させることなく調芯棒60をカムハウジング50の軸受部52に挿入することが容易となる。そしてこの場合、1個のカムハウジング50に複数の調芯棒60を同時に挿入することが容易となり、ひいては、複数のシャフト70を1個のカムハウジング50に同時に組み付けることができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「カムピース保持台について」
図4に例示したものに限らない。たとえば、X軸方向およびY軸方向に変位可能なベース部材を備え、ベース部材がカムピースを固定するようにしてもよい。なお、カムピース40をカムピース保持台に強固に固定することが可能であるなら、図1および図2に例示したように調芯棒60を鉛直下方に変位させてカムピース40の挿入孔40aに挿入するものに代えて、調芯棒60を鉛直上方に変位させてカムピース40の挿入孔40aに挿入してもよい。この場合、シャフト70を組付装置10よりも上方に配置することとなる。同様、調芯棒60の軸CLが水平となったり、水平から所定の鋭角だけずれる角度を有したりした配置で、調芯棒60をカムピース40に挿入することも可能である。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「カムピース保持台について」
図4に例示したものに限らない。たとえば、X軸方向およびY軸方向に変位可能なベース部材を備え、ベース部材がカムピースを固定するようにしてもよい。なお、カムピース40をカムピース保持台に強固に固定することが可能であるなら、図1および図2に例示したように調芯棒60を鉛直下方に変位させてカムピース40の挿入孔40aに挿入するものに代えて、調芯棒60を鉛直上方に変位させてカムピース40の挿入孔40aに挿入してもよい。この場合、シャフト70を組付装置10よりも上方に配置することとなる。同様、調芯棒60の軸CLが水平となったり、水平から所定の鋭角だけずれる角度を有したりした配置で、調芯棒60をカムピース40に挿入することも可能である。
上記第1の実施形態(図1,図2)では、カムピース保持台20が固定されるY軸並進部材18に、カムハウジング50を固定したがこれに限らず、上記第3の実施形態(図8)のように、カムハウジング50を固定する部材と、カムピース保持台20を固定する部材とを別とし、互いに相対変位可能としてもよい。
・「加熱部材について」
誘導加熱を行う手段に限らない。たとえば、抵抗体を備え、これに通電することで自身の温度を高温とする部材であってもよい。ただし、この場合、シャフト70との連結部分には加熱部材が接触しないようにし、また、シャフト70との境界には、断熱部材を配置するようにすることが望ましい。
誘導加熱を行う手段に限らない。たとえば、抵抗体を備え、これに通電することで自身の温度を高温とする部材であってもよい。ただし、この場合、シャフト70との連結部分には加熱部材が接触しないようにし、また、シャフト70との境界には、断熱部材を配置するようにすることが望ましい。
・「調芯棒60について」
たとえばカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmや軸受部52の中心軸CHと調芯棒60の軸CLとを高精度に一致して配置させることができるなどの事情がある場合には、テーパ部64を備えることは必須ではない。
たとえばカムピース40の挿入孔40aの中心軸Ccmや軸受部52の中心軸CHと調芯棒60の軸CLとを高精度に一致して配置させることができるなどの事情がある場合には、テーパ部64を備えることは必須ではない。
第1の実施形態では、非磁性メッキ62aを調芯棒60が備えることとしたが、これに限らない。たとえばカムピース40が備えるようにしてもよい。
・「カムハウジングの組み付けについて」
たとえば軸受部52部分を2分して、それら一対の断片を後から組み合わせる構成とする場合には、カムピース40をシャフト70に組み付けた後に、カムハウジング50をカムシャフトに組み付けるようにしてもよい。
・「カムハウジングの組み付けについて」
たとえば軸受部52部分を2分して、それら一対の断片を後から組み合わせる構成とする場合には、カムピース40をシャフト70に組み付けた後に、カムハウジング50をカムシャフトに組み付けるようにしてもよい。
・「加熱工程について」
上記実施形態では、調芯棒60にシャフト70を連結させた後にカムピース40の加熱処理を行ったがこれに限らない。たとえばカムピース40の加熱工程の途中で調芯棒60にシャフト70を連結してもよい。さらに、誘導加熱導体62bに電流を流す処理を停止することで加熱工程を終了した直後に調芯棒60にシャフト70を連結させてもよい。
上記実施形態では、調芯棒60にシャフト70を連結させた後にカムピース40の加熱処理を行ったがこれに限らない。たとえばカムピース40の加熱工程の途中で調芯棒60にシャフト70を連結してもよい。さらに、誘導加熱導体62bに電流を流す処理を停止することで加熱工程を終了した直後に調芯棒60にシャフト70を連結させてもよい。
10…組付装置、12…固定部材、12a…挿入孔、14…X軸並進部材、14a…挿入孔、16…スプリング、18…Y軸並進部材、18a…挿入孔、20…カムピース保持台、22…回転拘束壁、30…スプリング、40…カムピース、40a…挿入孔、40b…カムノーズ、50…カムハウジング、52…軸受部、54…フレーム、56…ノック孔、60,60A…調芯棒、62…ベース部、62a…非磁性メッキ、62b…誘導加熱導体、64…テーパ部、66…軸連結部、68…三つ爪チャック、69…外筒、70…シャフト、72…連結孔、74…フランジ、80…ボルト、90…加工工具、92…マガジン。
Claims (1)
- カムピースをシャフトに組み付ける組立カムシャフトの製造方法において、
カムピースに形成された挿入孔に棒状の加熱部材を挿入する加熱部材挿入工程と、
前記挿入された加熱部材と前記シャフトとが同軸となるようにして前記加熱部材と前記シャフトとを連結する加熱部材連結工程と、
前記加熱部材によって前記カムピースを加熱した後であって前記加熱部材連結工程の完了後に、前記加熱部材を前記挿入孔から引き抜くことで前記挿入孔に前記シャフトを挿入するシャフト挿入工程と、
を有することを特徴とする組立カムシャフトの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2014116500A JP6164158B2 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 組立カムシャフトの製造方法 |
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