JP6162455B2 - 二酸化塩素ガス発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医薬品製造、医療施設あるいは食品製造における、無菌、または準無菌状態が要求される室内やアイソレータ等の空間および空間内表面の、二酸化塩素ガスによる消毒や微生物の除染に用いられる、二酸化塩素ガスの発生装置に関するものである。
室内あるいはアイソレータの消毒、除染のために使用される二酸化塩素ガスの従来の発生方法は、亜塩素酸ナトリウム等の亜塩素酸塩の固形物を充填した筒内に、窒素ガスで2%程度に希釈した希釈塩素ガスを通気・暴露することによって、亜塩素酸塩と塩素の反応により二酸化塩素を発生させている。この際、前記希釈塩素ガスは、上記所定の濃度に予め希釈調整し、内容積が10L程度のボンベガスとして準備していた。
相楽真、John.B.Kowalski著 「ガス状二酸化塩素を用いた新しい減菌システム」(「防菌防黴」vol.28 2000年)
このボンベガス1本で消毒、除染が可能な空間容積は100〜300m程度であり、従来の方法は、1回の消毒・除染空間として、10m程度を想定していた。したがって、従来の発生方法では、容積1000m以上の大空間の消毒・除染を実施するには、複数の希釈塩素ガスボンベを準備する必要があり、しかも、ボンベの交換作業が必要となり煩雑となるという問題点があった。さらに、所定の濃度に調整した希釈塩素ガスボンベは高価であるため、従来の発生方法では大空間の消毒、除染に非常に高額な費用がかかるという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、二酸化塩素ガスを用いて消毒、除染する場合に、対象空間が1000m以上の大空間であっても、高価な濃度調整済みの希釈塩素ガスのボンベが不要で、かつ、ボンベガスの交換作業も不要な、安価で操作も簡単な二酸化塩素ガス発生装置を提供することを目的とする
従来、希釈塩素ガスが所定濃度のガスボンベ化されていたのは、二酸化塩素ガスは10vol%を超えると爆発しやすく、当該二酸化塩素ガスの濃度を支配する希釈塩素ガスを、現場にて所定濃度で連続的に発生させるのが、安全上難しかったからである。
そこで本発明は、消毒、除染のための二酸化塩素ガスを発生させる二酸化塩素ガス発生装置であって、液化塩素ボンベからの圧縮された純塩素ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第1の流路と、圧縮された希釈用ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第2の流路と、前記混合部からの希釈塩素ガスを、固体亜塩素酸塩を充填した充填容器内に導入する第3の流路と、充填容器内で発生した二酸化塩素ガスを外部に供給する第4の流路と、前記第1の流路に設けられる、第1の弁、及び当該第1の弁を通過した後の純塩素ガスの流量を計測する第1の流量計と、前記第2の流路に設けられる、第2の弁、及び当該第2の弁を通過した後の希釈用ガスの流量を計測する第2の流量計と、前記第1の流路を閉止する閉止手段と、
前記第1の流量計と第2の流量計の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率になった場合に、前記閉止手段によって第1の流路を閉止する制御装置と、
を有することを特徴としている。なお希釈塩素ガスとは、純塩素ガスと希釈用ガス(たとえば、後述の窒素ガスや空気)とが混合されて、塩素濃度が低くなった塩素ガスである。
本発明によれば、液化塩素ボンベからの純塩素ガスと、希釈用ガスとが混合部にて混合され、希釈塩素ガスを連続的に生成することができる。かかる場合、第1の弁、第2の弁に、各々流量調整弁(手動型でもよい)を採用することで、現場にて、所望濃度の希釈塩素ガスを生成することができる。また予め設計段階で、各ボンベの圧力、単位時間当たりの流量、配管の径等を調整しておくことで、第1の弁、第2の弁に、定流量弁を採用することも可能である。
そして前記第1の流量計と第2の流量計の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合に、前記閉止手段によって第1の流路を閉止する制御装置を有しているので、所定塩素濃度を超える塩素濃度を有する希釈塩素ガスの発生を未然に防止することができる。
また、別な観点によれば、本発明は、消毒、除染のための二酸化塩素ガスを発生させる二酸化塩素ガス発生装置であって、液化塩素ボンベからの圧縮された純塩素ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第1の流路と、圧縮された希釈用ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第2の流路と、前記混合部からの希釈塩素ガスを、固体亜塩素酸塩を充填した充填容器内に導入する第3の流路と、充填容器内で発生した二酸化塩素ガスを外部に供給する第4の流路と、前記第1の流路に設けられた第1の弁と、前記第2の流路に設けられた第2の弁と、前記第1の流路を閉止する閉止手段と、前記混合部の下流側であって、かつ前記充填容器の上流側に設けられ、混合部で生成された希釈塩素ガスの濃度を計測する塩素ガス濃度計と、前記塩素ガス濃度計の計測値が、あらかじめ定めた塩素ガス濃度を超えた場合に、前記閉止手段によって第1の流路を閉止する制御装置と、を有することを特徴とする構成としてもよい。
かかる構成の二酸化塩素ガス発生装置によれば、塩素ガス濃度計による計測値が、あらかじめ定めた塩素ガス濃度を超えた場合に、前記閉止手段によって第1の流路が閉止されるので、所定塩素濃度を超える塩素濃度を有する希釈塩素ガスの発生を未然に防止することができる。
前記した所定の圧力は、純塩素ガス、希釈用ガスとも、例えば0.7MPa以下がよく、また生成した二酸化塩素ガスについても0.7MPa以下の圧力で供給するのがよい。たとえば、コンプレッサー等で1MPa以上の高圧ガスを製造する場合、高圧ガス保安法の届出が必要になるため、1MPa未満がよく、また一般的なコンプレッサーの圧力上限が0.7MPaであるため、0.7MPa以下が実用的である。
前記閉止手段は、たとえば、前記混合部の上流側に設けられた開閉バルブであってもよく、また前記第1の弁であってもよい。
前記充填容器内には、前記固体亜塩素酸塩の他に、固体亜塩素酸塩、塩素ガス及び二酸化塩素と反応しない粒状物が分散して混合されていることが好ましい。
前記充填容器は上下方向に配置され、容器内は通気性のある仕切り板によって多段に区画されていてもよい。
前記第2の流路には、減圧後の希釈用ガスを加湿する加湿装置が設けられていてもよい。
希釈用ガスとしては、例えば安価で入手容易な窒素ガスを用いてもよいが、空気を用いてもよい。空気を用いる場合、圧力調整後の希釈用ガスの有機物を除去する有機物除去フィルタ、及び粒子を除去する粒子除去フィルタが、上流側から順に第2の供給路に設けられていることが好ましい。
希釈用ガスとしては、例えば安価で入手容易な窒素ガスを用いてもよいが、空気を用いてもよい。空気を用いる場合、圧力調整後の希釈用ガスの有機物を除去する有機物除去フィルタ、及び粒子を除去する粒子除去フィルタが、上流側から順に第2の流路に設けられていることが好ましい。
前記第1の弁として流量調整弁を用い、発生した二酸化塩素ガスの濃度を計測する二酸化塩素ガス濃度計と、当該二酸化塩素ガス濃度計の計測値に基づいて、前記第1の流量調整弁を制御する制御装置を有していてもよい。この場合の制御装置の機能も、前記した閉止手段制御用の制御装置に持たせてもよい。
本発明の二酸化塩素ガス発生装置によれば、連続してしかも安全に二酸化塩素ガスを生成することができるから、対象空間が1000m以上の大空間であっても、高価な濃度調整済みの希釈塩素ガスのボンベは不要であり、しかもボンベガスの交換作業も必要なく、安価で操作も簡単である。
実施の形態にかかる二酸化塩素ガス発生装置の構成の概略を示す説明図である。 図1の二酸化塩素ガス発生装置で使用された充填容器の側面断面を模式的に示した説明図である。 他の例にかかる充填容器の側面断面を模式的に示した説明図である。 希釈用ガスに空気を用いた場合の二酸化塩素ガス発生装置の構成の概略を示す説明図である。 希釈塩素ガスの濃度を計測する濃度計を有する二酸化塩素ガス発生装置の構成の概略を示す説明図である。 二酸化塩素ガスの濃度を計測する濃度計を有する二酸化塩素ガス発生装置の構成の概略を示す説明図である。
実施の形態にかかる二酸化塩素ガス発生装置の概要を図1に示す。図1に示したように、実施の形態にかかる二酸化塩素ガス発生装置1は、大別して、例えば塩素ガス調整部Aと二酸化塩素ガス発生部Bとで構成されている。
塩素ガス調整部Aは、液化塩素ボンベ2から供給管11を通じて供給される純塩素ガスと、希釈用ガス発生源としての窒素ガスボンベ3から供給管21を通じて供給される圧縮窒素などの希釈用ガスを、所定の圧力と割合で混合し、所定の濃度および圧力の塩素ガスを製造するための構成を有している。すなわち、第1の流路となる供給管11には、減圧弁などの圧力調整弁12、第1の弁となる流量調整バルブ13、流量計14が設けられている。また第2の流路となる、供給管21には、減圧弁などの圧力調整弁22、第2の弁となる流量調整バルブ23、流量計24が設けられている。そして希釈用ガスの流路となる供給管21には、圧力調整弁22と流量計24との間に、加湿器25が設けられている。加湿器25は、流量調整バルブ23、流量計24との間に設けられていてもよい。
供給管11、21は供給管31に接続され、塩素ガスと窒素ガスは、供給管31にて混合される。より厳密に言えば、供給管11、21の供給管31との接続部(合流部以降で、後述の化学反応をさせる部位の上流、たとえば後記の充填容器41の入口直前までの流路)が本発明でいうところの混合部となる。供給管31には、バルブ32が設けられている。また純塩素ガスの流路となる供給管11には、流量計14と供給管21との合流部との間の位置に、純塩素ガス用の開閉バルブ15がさらに設けられている。そして流量計14、24の計測値は、制御装置Cに出力され、当該計測値に基づいて、開閉バルブ15が制御されるようになっている。具体的には、流量計14と流量計24の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合に、開閉バルブ15を閉止する制御が行われる。
なお開閉バルブ15は2つの流路、すなわち供給管11、21に設ける三方弁とし、流量調整バルブ13、23の機能をこの三方弁に担わせて、これら流量調整バルブ13、23を省略することもできる。
二酸化塩素ガス発生部Bは、錠剤あるいは粉末状、粒状の固形の亜塩素酸塩を充填した複数の充填容器41を、直列多段に接続した構成を有している。充填容器41は、図2にその詳細を示したように、筒状の形状を有し、上面にガスの導入口42、下部の側面にガスの導出口43を有している。
この充填容器41内には、導入口42から導入されたガスが衝突する位置に、バッフル板44が配置され、導入口42から導入されたガスは、このバッフル板44によって、拡散して容器内を流れていく。そして、バッフル板44と、導出口43の間の位置には、円筒形の固体亜塩素酸充填カートリッジ45が設けられている。固体亜塩素酸充填カートリッジ45の天板45a、底板45bは各々、パンチングメタルやメッシュによって構成されている。なお固体亜塩素酸の紛体を採用した場合には布がよい。さらに天板45aの下面、底板45bの上面には、各々粒子除去ろ材46が設けられている。粒子除去ろ材46は、固体亜塩素酸塩の粗塵粒子や塩化物塩の粗塵粒子を除去するものであり、空調用のいわゆるプレフィルタと同等の除去性能を有している。
充填容器41内の前記粒子除去ろ材46、46間には、固体の亜塩素酸塩47(図中の四角形で表示)と粒状固形物であるビーズ状物体48(図中の丸形で表示)とが、ランダムに混合されて充填されている。これは、容器内では、亜塩素酸塩と塩素ガスの反応によって二酸化塩素ガスと個体の塩化物塩が生じるため、反応が進むにつれて亜塩素酸塩の消費によって嵩が減少するとともに、容器内には塩化物塩の粉末が生じて徐々に堆積してしまうことへの対策である。すなわち、たとえば、亜塩素酸塩として亜塩素酸ナトリウムを用いた場合、塩化物塩として塩化ナトリウムが生ずる。塩化物塩粉末が一部分に集中して堆積すると、通気抵抗を上昇させ通気路を完全に閉塞してしまうおそれがあるからである。したがって、複数充填したとき隙間が恒常的に形成されるビーズ状物体48を、固体の亜塩素酸塩47と併せて混合することで、生成した塩化物塩粉末が3次元的に形成されたビーズの隙間に分散して堆積し、一部分に集中堆積することによるそのような閉塞を防止することができる。なおビーズ状物体48は、多孔質構造、スポンジ構造または不織布構造などの通気性のある材料であることが好ましく、材質的には、亜塩素酸塩、塩素ガス及び二酸化塩素と反応しないものである。
かかる観点からすれば、固体亜塩素酸充填カートリッジ45内を、上下多段に構成すればなお好ましい。図3に示した例は、固体亜塩素酸充填カートリッジ45内を、天板45a、底板45bと同一構成の仕切り板45c、45dで3段構成とし、各仕切り板45c、45dの上面にも各々粒子除去ろ材46を配置したものである。かかる構成によれば、図2に示した例よりも、固体亜塩素酸充填カートリッジ45内の各段の充填空間内に、固体の亜塩素酸塩47とビーズ状物体48を小分けして充填することができ、塩化物塩粉末の一部分への集中堆積をより抑えることができる。
なお仕切り板45c、45dは、仕切り板相互間にある亜塩素酸塩の消費によって、その嵩が減少しても、互いに一定の間隔が確保されるように、スペーサなどで支持して、その位置が保持されることが望ましい。
そして上記した構成を有する充填容器41は、本実施の形態では、3基が配管33、34によって直列に接続されている。後段側の充填容器41は、微量の塩素ガスの除去にも使用される。もちろん、後述のように、亜塩素酸塩の消費量に応じて、適宜並列接続してもよい。なお充填容器41の数は、目的とする二酸化塩素ガス量に応じて増減することができる。また、最終段の充填容器41の導出口43には、供給管35が接続され、この供給管35には、粒子除去フィルタ36、放出バルブ37が設けられている。粒子除去フィルタ36により、反応後の残渣粒子の飛散は防止される。この粒子除去フィルタ36は、外気に含まれる塵埃や、固体亜塩素酸塩からの発塵粒子、塩化物塩粉末粒子等を除去するものであり、除去性能としては、粒子径0.1μm以上の粒子を99%以上除去できる性能を有している。
塩素ガス調整部Aおよび二酸化塩素ガス発生部Bで使用される各部材の材質は、接ガス部については、塩素ガスおよび二酸化塩素ガスに対して化学的に耐性があり、耐熱性のある材質が好ましく、例えば、SUS、チタン、あるいはフッ素樹脂(たとえば、米デュポン社の製品「テフロン(登録商標)」)、塩化ビニリデン、塩化ビニルなどの樹脂、あるいはガラス、セラミックなどを用いることが好ましい。
実施の形態にかかる二酸化塩素ガス発生装置1は、以上の構成を有しており、次にその運転例について説明する。まず、液化塩素ボンベ2からの純塩素ガスと、窒素ガスボンベ3からの純窒素ガスを、それぞれ各系統の圧力調整弁12、22によって調整して、所定の同一圧力とする。そして所定の希釈塩素ガス濃度が得られる流量比となるように、各系統の流量調整バルブ13、23でそれぞれの流量を調節する。流量調整バルブ13、23の動作は手動でもよいし、制御装置Cによる自動制御であってもよい。また流量調整バルブ13、23に代えて、流量計測機能付の流量調整バルブであるマスフローコントローラーを採用してもよい。
そしてそのように流量等が調節された純塩素ガスと希釈用ガスである純窒素ガスは、供給管31において混合され、濃度が調整された希釈塩素ガスは、二酸化塩素ガス発生部Bにおける充填容器41へと導入され、充填容器41内の固体亜塩素酸充填カートリッジ45内で、固体の亜塩素酸塩47が当該希釈塩素ガスに曝されることで二酸化塩素ガスが発生する。発生した二酸化塩素ガスは、供給管35を通じて放出される。したがって、連続した希釈塩素ガスの生成による、二酸化塩素ガスの発生、供給を実現できる。
実施の形態にかかる二酸化塩素ガス発生装置1によれば、流量計14と流量計24の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合に、制御装置Cによって、開閉バルブ15が閉止されるので、所定の濃度を超える塩素濃度の希釈塩素ガスが、二酸化塩素ガス発生部Bの充填容器41に供給されることはなく、したがって、爆発の危険性がある10vol%濃度を超える二酸化塩素ガスの発生を未然に防止することができ、安全である。しかも従来のように、大空間に対して消毒、除染する場合でも、高価な希釈塩素ガスのボンベを複数本準備して、頻繁にボンベの交換、切り替えをするといった作業も必要ない。
また流量調整バルブ13、23に、定流量バルブや手動バルブ(開度が固定)を用いた場合、液化塩素ボンベ2や窒素ガスボンベ3の圧力低下により、圧力調整弁12、22以降の圧力が所定値でなくなったときや、圧力調整弁12、22自体が劣化したり、破損した場合であっても、流量計14と流量計24の計測値に基づいて、制御装置Cによって、開閉バルブ15が閉止されるので、安全である。
ところで亜塩素酸塩が十分過剰にある条件では、二酸化塩素ガス発生部Bから放出される二酸化塩素ガス濃度は、二酸化塩素ガス発生部Bに供給される希釈塩素ガス濃度によって決定される。たとえば、亜塩素酸ナトリウムと塩素ガスによって二酸化塩素ガスを発生させる場合、下記の反応により、塩素ガス1モルを供給すると2モルの二酸化塩素ガスが発生する。
2NaClO + Cl → 2ClO + 2NaCl
したがって、たとえば、濃度1vol%の希釈塩素ガスを二酸化塩素ガス発生部Bに供給すると、濃度2vol%の二酸化塩素ガスが、二酸化塩素ガス発生部Bから放出されることとなる。
また本実施の形態では、希釈用ガスである純窒素ガスの流路となる供給管21に、加湿器25を設けているので、混合後の希釈塩素ガスに所望の水分を添加することができる。したがって、充填容器41内での、前記した固形亜塩素酸塩と塩素ガスの反応を、水分によって効率よく進めることができる。
前記実施の形態では、希釈用ガスとして窒素ガスを用いたが、空気を希釈用ガス源として用いてもよい。図4は、かかる場合の、二酸化塩素ガス発生装置51の構成の概略を示しており、この例では、図1の二酸化塩素ガス発生装置1における窒素ガスボンベ3に代えて、コンプレッサー52を採用している。したがって、圧縮された希釈用ガスは圧縮空気である。コンプレッサー52による圧縮空気を希釈用ガスとして使用する場合、原料大気中の塵埃やVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)と二酸化塩素ガスとの反応をおよびそれによる爆発リスクを低減するために、図4に示したように、圧力調整弁22の下流側に有機物除去フィルタ53、粒子除去フィルタ54の順に配列し、不純物を除去することが望ましい。この粒子除去フィルタ54は、前出粒子除去フィルタ36と同じ性能を有し、有機物除去フィルタ53から発塵する吸着剤粒子も除去する。
この図4に示した二酸化塩素ガス発生装置51によっても、図1の二酸化塩素ガス発生装置1と同様の作用効果が得られ、しかも希釈用ガス源として空気を用いているので、より一層コストを低廉化することができる。
前記した例では、流量計14と流量計24の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合に、制御装置Cによって、開閉バルブ15を閉止するようにしていたが、図5に示した二酸化塩素ガス発生装置61では、さらに、充填容器41の入口側、すなわち供給管31に、希釈塩素ガス中の塩素濃度を計測する塩素ガス濃度計62を設けて、充填容器41に導入される希釈塩素ガスの濃度を計測するようにしている。そして計測された希釈塩素ガスの濃度は、制御装置C1に出力され、制御装置C1は、当該希釈塩素ガスの濃度に基づいて流量調整バルブ13を調整して、混合部に流れる純塩素ガスの流量を制御している。具体的には、あらかじめ定めた所定濃度の希釈塩素ガスとなるように、流量調整バルブ13に対してフィードバック制御を行う。
かかる構成を有する二酸化塩素ガス発生装置61によれば、充填容器41に導入される希釈塩素ガス濃度を、所定の濃度に制御することができる。ただし、この場合であっても、前記した例と同様、安全のために、流量計14と流量計24の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率になった場合に、制御装置Cによって、開閉バルブ15を閉止するようにするのが、応答性、精度の点からよい。また塩素ガス濃度計62の精度劣化により、真の濃度が計測できなくなった場合でも、安全性が確保される。なお制御装置C1の機能は、制御装置Cに持たせてもよい。
もちろん、塩素ガス濃度計62の計測値が、あらかじめ定めた塩素濃度を超えた場合に、制御装置C1によって、直接開閉バルブ15を閉止するようにしてもよい。また流量調整バルブ13、23に、定流量バルブや手動バルブ(開度が固定)を用いた場合、液化塩素ボンベ2や窒素ガスボンベ3の圧力低下により、圧力調整弁12、22以降の圧力が所定値でなくなったときや、圧力調整弁12、22自体が劣化したり、破損した場合であっても、制御装置C1によって、開閉バルブ15が閉止されるので、安全である。この場合も、制御装置C1の機能は、制御装置Cに持たせてもよい。
またさらに、図6に示した二酸化塩素ガス発生装置71のように、最終的に生成した二酸化塩素ガスの濃度を計測するべく、供給管35に、二酸化塩素ガス濃度計72を設け、その計測値に基づいて、あらかじめ定めた所定濃度の二酸化塩素ガスとなるように、流量調整バルブ13に対してフィードバック制御を行うようにしてもよい。この例では、所定濃度の希釈塩素ガスを充填容器41内に供給しても、充填容器41内で何らかの不測の事態が発生して、最終二酸化塩素ガス濃度が企図したものより高くなってしまうことを防止できる。なおこの場合であっても、前記した例と同様、安全のために、流量計14と流量計24の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合に、制御装置Cによって、開閉バルブ15を閉止するようにするのがよい。なお制御装置C2の機能は、制御装置Cに持たせてもよい。
また前記した実施の形態では、第1の流路である供給管11を閉止する手段として、閉止バルブ15を採用したが、これに代えて、流量調整バルブ13にかかる機能を担わせてもよい。すなわち、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率とになった場合や、塩素ガス濃度計62の計測値があらかじめ定めた濃度を超えた場合に、制御装置C、制御装置C1によって、流量調整バルブ13を制御して完全閉状態として、供給管11を閉止するようにしてもよい。
さらにまた、閉止バルブ15や流量調整バルブ13によって、供給管11を閉止した場合、供給管21の流量調整バルブ23は、その後しばらく開放状態とするのがよい。そうすることで、系内には希釈用ガスが流れるので、これによって残留塩素ガスをパージすることができ、より安全性が高まる。
なお既述したように、塩素ガスを用いて二酸化塩素ガスを現場にて発生させる作業は、とりわけ安全性に留意する必要がある。かかる点から、たとえば前記した二酸化塩素ガス発生装置1、51、61、71の安全性をさらに向上させるために、たとえば以下の構成を提案できる。
窒素ガスボンベ3やコンプレッサー52などの高圧圧縮ガス源を除いて、塩素ガス調整部A、二酸化塩素ガス発生部B全体をチャンバ内に収容し、運転時は当該チャンバを第3種換気する。また、このチャンバ内に塩素ガス濃度計を設け、塩素ガスのリークを検知したら、流量調整バルブ13または開閉バルブ15、あるいは双方のバルブを閉じて、運転を停止する。また、液化塩素の蒸気圧は、40℃を超えると1MPaを超えるため、届出が必要になってしまうため、液化塩素が液化塩素ボンベ2内に残留している時は、チャンバ内が40℃以下、例えば30℃以下に保たれるようチャンバ内を空調する。そして、運転中にチャンバ内が30℃を超えたら、上記の場合と同様に、流量調整バルブ13または開閉バルブ15、あるいは双方のバルブを閉じて、運転を停止する。これによって、さらに安全性を高めることができる。
図1に示した二酸化塩素ガス装置1を用いて、二酸化塩素ガスを発生させた実施例について説明する。この実施例は、容積1000mの室を、二酸化塩素ガス濃度500ppmにするのに相当する二酸化塩素ガスを発生する場合の例である。
塩素ガス調整部A、配管系ならびに二酸化塩素ガス発生部Bの充填容器41および固体亜塩素酸充填カートリッジ45の材質はいずれもSUSとした。また配管系の径サイズは3/8インチ、充填容器41は1基あたり内径94mmφ×600mmLとし2基を直列に接続した。粒状の固体亜塩素酸塩として直径約15mmφ×10mmHの固形亜塩素酸ナトリウムペレットを用い、ビーズ状物体として直径約10mmのガラスビーズを用いた。亜塩素酸ナトリウムペレットとビーズ状物体は個数で1:1の割合で充填した。
また、固体亜塩素酸充填カートリッジ45内は、パンチングメタルで区画し、各区画の底面には、粒子除去ろ材46として、塩化ビニリデン繊維の不織布を設置した。なお、2段の充填容器41のうち、前段の1基のみが二酸化塩素ガス発生のために消費され、後段の1基は前段で反応消費されなかった微量塩素ガスの除去用となる。
塩素ガスの供給源は液化塩素ボンベとし、希釈用ガスとして液化窒素ボンベを用いた。そしてそれぞれ圧力調整弁12、22によって二次圧を、0.1MPa(G)とし、窒素ガスの流量を206L/min(N)、純塩素ガスの流量を4L/min(N)になるようそれぞれの流量調整バルブ13、23で調節し、塩素ガス濃度を2vol%として、供給管31から二酸化塩素ガス発生部Bに供給した。
充填容器41の導出口に接続されている供給管35の放出バルブ37下流側の大気圧下の配管に二酸化塩素ガス濃度計を設置し濃度を計測したところ、二酸化塩素ガス濃度は4vol%であり、この状態のまま1時間連続して安定して当該二酸化塩素ガス濃度を維持した。この条件で1000mの室に対して、二酸化塩素ガスを1時間つまり12.5m供給すれば、室内の二酸化塩素濃度は500ppmとなる。ガス発生後1時間経過時において、前段側の充填容器41では、約3/4の固体亜塩素酸ナトリウムが消費され、後段側充填容器41は全く消費されていなかった。また、液化塩素の消費量は約790gであり、10kg充填の液化塩素ボンベで12回、50kg充填の液化塩素ボンベで63回、ボンベを交換することなく使用できる。したがって、1000mよりもさらに大容量の室容積の消毒、除染においても、容積に応じて充填容器41を複数並列して接続すれば同様に消毒、除染ができる。また、予め塩素ガス濃度が数vol%に希釈調整された高価なボンベガスを複数本用いるよりも、交換、切替の煩雑さもなく、はるかに経済的となる。
本発明は、特に容積が1000m以上の大空間に対して、二酸化塩素ガスを用いて消毒、除染する場合に有用である。
1、51、61、71
2 液化塩素ボンベ
3 窒素ガスボンベ
11、21、31、35 供給管
12、22 圧力調整弁
13、23 流量調整バルブ
14、24 流量計
25 加湿器
33、34 配管
41 充填容器41
42 導入口
43 導出口
44 バッフル板
45 固体亜塩素酸充填カートリッジ
45a 天板
45b 底板
46 粒子除去ろ材
47 亜塩素酸塩
48 ビーズ状物体
52 コンプレッサー
53 有機物除去フィルタ
54 粒子除去フィルタ
62 塩素ガス濃度計
72 二酸化塩素ガス濃度計
A 塩素ガス調整部
B 二酸化塩素ガス発生部
C、C1、C2 制御装置

Claims (10)

  1. 消毒、除染のための二酸化塩素ガスを発生させる二酸化塩素ガス発生装置であって、
    液化塩素ボンベからの圧縮された純塩素ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第1の流路と、
    圧縮された希釈用ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第2の流路と、
    前記混合部からの希釈塩素ガスを、固体亜塩素酸塩を充填した充填容器内に導入する第3の流路と、
    充填容器内で発生した二酸化塩素ガスを外部に供給する第4の流路と、
    前記第1の流路に設けられる、第1の弁、及び当該第1の弁を通過した後の純塩素ガスの流量を計測する第1の流量計と、
    前記第2の流路に設けられる、第2の弁、及び当該第2の弁を通過した後の希釈用ガスの流量を計測する第2の流量計と、
    前記第1の流路を閉止する閉止手段と、
    前記第1の流量計と第2の流量計の計測値に基づき、純塩素ガスと希釈用ガスの流量比が、あらかじめ定めた純塩素ガスと希釈用ガスの濃度の上限値を超える比率になった場合に、前記閉止手段によって第1の流路を閉止する制御装置と、
    を有することを特徴とする、二酸化塩素ガス発生装置。
  2. 消毒、除染のための二酸化塩素ガスを発生させる二酸化塩素ガス発生装置であって、
    液化塩素ボンベからの圧縮された純塩素ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第1の流路と、
    圧縮された希釈用ガスを、所定の圧力に減圧して混合部に供給する第2の流路と、
    前記混合部からの希釈塩素ガスを、固体亜塩素酸塩を充填した充填容器内に導入する第3の流路と、
    充填容器内で発生した二酸化塩素ガスを外部に供給する第4の流路と、
    前記第1の流路に設けられた第1の弁と、
    前記第2の流路に設けられた第2の弁と、
    前記第1の流路を閉止する閉止手段と、
    前記混合部の下流側であって、かつ前記充填容器の上流側に設けられ、混合部で生成された希釈塩素ガスの濃度を計測する塩素ガス濃度計と、
    前記塩素ガス濃度計の計測値が、あらかじめ定めた塩素ガス濃度を超えた場合に、前記閉止手段によって第1の流路を閉止する制御装置と、
    を有することを特徴とする、二酸化塩素ガス発生装置。
  3. 前記閉止手段は、前記混合部の上流に設けられた開閉バルブであることを特徴とする、請求項1または2に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  4. 前記閉止手段は、前記第1の弁であることを特徴とする、請求項1または2に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  5. 前記充填容器内には、前記固体亜塩素酸塩の他に、固体亜塩素酸塩、塩素ガス及び二酸化塩素と反応しない粒状物が分散して混合されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  6. 前記充填容器は上下方向に配置され、容器内は通気性のある仕切り板によって多段に区画されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  7. 前記第2の流路には、減圧後の希釈用ガスを加湿する加湿装置が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  8. 前記希釈用ガスは空気であり、
    圧力調整後の希釈用ガスの有機物を除去する有機物除去フィルタ、及び粒子を除去する粒子除去フィルタが、上流側から順に前記第2の流路に設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  9. 前記第1の弁は、流量調整弁であり、
    希釈塩素ガスの濃度を計測する塩素ガス濃度計と、当該塩素ガス濃度計の計測値に基づいて、前記流量調整弁を制御する制御装置を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  10. 前記第1の弁は、流量調整弁であり、
    発生した二酸化塩素ガスの濃度を計測する二酸化塩素ガス濃度計と、当該二酸化塩素ガス濃度計の計測値に基づいて、前記流量調整弁を制御する制御装置を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の二酸化塩素ガス発生装置。
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