JP6161622B2 - 高解像度画像を提供する偏光ビームスプリッタ及びかかるビームスプリッタを利用するシステム - Google Patents

高解像度画像を提供する偏光ビームスプリッタ及びかかるビームスプリッタを利用するシステム Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
「METHOD OF MAKING POLARIZING BEAM SPLITTERS PROVIDING HIGH RESOLUTION IMAGES AND SYSTEMS UTILIZING SUCH BEAM SPLITTERS」と題する共有及び同時係属米国特許出願第61/564172号は、参照により本明細書に援用される。
(発明の分野)
本明細書は、偏光ビームスプリッタ及びかかるビームスプリッタを組み込むシステムに関する。より具体的には、本明細書は、偏光ビームスプリッタに、及び多層光学フィルムを組み込み、かつ高い有効解像度で観察者又は観察スクリーンに向かって結像光を反射させるようなビームスプリッタを有する、システムに関する。
偏光ビームスプリッタ(PBS)が組み込まれた照射システムが、投射ディスプレイなどの鑑賞スクリーン上に画像を形成するために使用されている。一般的な表示画像は照射源を含んでおり、この照射源は、照射源からの光線が、投射される所望の画像を含む画像形成装置(すなわち結像器)で反射させるように配置されている。こうしたシステムは、照射源からの光線と投射される画像の光線とが、PBSと結像器との間の同じ物理的空間を共有するように光線を折曲する。PBSは、結像器からの偏光回転した光からの入射する照射光を分離する。PBSに関する新しい需要、部分的に、例えば、3次元投影器及び結像器などの用途におけるそれらの新しい使用により、多くの新しい問題が生じた。本出願は、かかる問題に対処する物品を提供する。
一態様では、本明細書は、偏光サブシステムに関する。偏光サブシステムは、第1の結像器と、偏光ビームスプリッタとを含む。いくつかの実施形態では、結像器は、LCOS結像器であってもよい。偏光ビームスプリッタは、部分的に反射性偏光子からなり、結像器からの結像光を受光する。反射性偏光子は、多層光学フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、反射性偏光子は、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する。偏光ビームスプリッタは、12マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射させる。いくつかの実施形態では、偏光ビームスプリッタは、9マイクロメートル未満又は6マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射させることができる。偏光サブシステムは、第2の結像器を含むことができ、これは、偏光ビームスプリッタが第1の結像器からの光を受光するのとは異なる面で偏光ビームスプリッタが第2の結像器からの結像光を受光する。偏光サブシステムはまた、観察者又はスクリーンに向かって偏光ビームスプリッタからの光を投影する投影レンズを含むことができる。いくつかの場合では、偏光サブシステムは、3次元画像投影器の一部であってもよい。
別の態様では、本明細書は、偏光ビームスプリッタに関する。偏光ビームスプリッタは、第1のカバーと第2のカバーとの間に位置決めされる反射性偏光子を含む。反射性偏光子は、多層光学フィルムであってもよい。偏光ビームスプリッタは、12マイクロメートル未満、潜在的に9マイクロメートル未満、又は6マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射させることができる。偏光ビームスプリッタの第1及び/又は第2のカバーは、ガラス又は好適な光学プラスチックで少なくとも部分的に作製されてもよい。第1のカバー及び/又は第2のカバーは、多層光学フィルムの所望の平坦度を達成するために、真空に対する露光などの更なる処理で好適な光学接着剤によって反射性偏光子に取り付けられてもよい。反射性偏光子は、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有することができる。
更に別の態様では、本明細書は、投影サブシステムに関する。投影サブシステムは、光源と、偏光ビームスプリッタと、少なくとも第1の結像器と、潜在的に第2の結像器と、を含む。偏光ビームスプリッタは、光源からの光を受光し、多層光学フィルムからなる反射性偏光子を含む。第1の結像器は、偏光ビームスプリッタに隣接して位置決めされる。第2の結像器は、偏光ビームスプリッタの第1の結像器とは異なる側で偏光ビームスプリッタに隣接して位置決めされる。光源からの光が偏光ビームスプリッタに入射し、入射光の第1の偏光が反射性偏光子を透過し、一方第1の偏光状態に直交する入射光の第2の偏光は反射性偏光子によって反射される。第2の偏光の光が偏光ビームスプリッタから第2の結像器へと進み、結像され、偏光ビームスプリッタに向かって後方に反射する第2の結像器から反射された光が、偏光ビームスプリッタを通じて像平面に透過される。第1の偏光の光が偏光ビームスプリッタを通じて第1の結像器に透過され、結像され、偏光ビームスプリッタに向かって後方に反射する。第1の結像器から反射された光が、12マイクロメートル未満の有効画素解像度で像平面に向かって偏光ビームスプリッタで反射される。少なくともいくつかの実施形態では、第1の結像器から反射された光が、9マイクロメートル未満又は6マイクロメートル未満の有効解像度で像平面に向かって偏光ビームスプリッタで反射される。反射性偏光子は、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有することができる。投影サブシステムの光源は、アーク灯又は1つ若しくは複数のLEDなどの任意の好適な光源であってもよい。
別の態様では、本明細書は、偏光サブシステムに関する。偏光サブシステムは、第1の結像器と、偏光ビームスプリッタと、を含む。偏光ビームスプリッタは、部分的に反射性偏光子からなり、結像器からの結像光を受光する。反射性偏光子は、多層光学フィルムであってもよい。偏光ビームスプリッタは、観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射させる。いくつかの実施形態では、反射性偏光子は、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する。いくつかの実施形態では、反射性偏光子は、40nm未満の表面粗さRa又は70nm未満の表面粗さRqを有する。いくつかの実施形態では、反射性偏光子は、35nm未満の表面粗さRa又は55nm未満の表面粗さRqを有する。
本明細書による偏光変換システムである。 本明細書による偏光ビームスプリッタである。 本明細書による投影サブシステムである。 PBSで用いるための平坦な多層光学フィルムを作製する方法を示すフローチャートである。 多層光学フィルムを使用して偏光ビームスプリッタを生成するための方法を示す。
液晶オンシリコン(LCOS)結像器を使用する投影器のための実行可能な光学エンジンを生成するために高性能PBSが不可欠である。加えて、PBSは、結像器が偏光を扱うのに必要とされるときに、DLP結像器などの名目上の非偏光結像器でさえも必要とされる場合がある。典型的に、PBSは、名目上のp偏光を透過させ、名目上のs偏光を反射させる。マクニール型のPBS及びワイヤグリッド偏光子を含む多くの異なるタイプのPBSが使用されてきた。しかしながら、多層光学フィルムに基づくPBSは、波長の範囲及び入射角にわたって効果的に偏光する能力を含み、反射及び透過の両方で高効率を有する、投影システムで扱う光と関連付けられる問題に対する最も有効な偏光ビームスプリッタのうちの1つであると証明された。このような多層光学フィルムは、Jonzaらの米国特許第5,882,774号、及びWeberらの米国特許第6,609,795号に記載されるように3M Companyによって作製される。
例えば、3次元投影及び撮像などの多くの新しい撮像及び投影用途の出現により、新しい課題が生じた。具体的に、少なくともいくつかの3次元撮像用途では、反射性偏光フィルムを透過するときだけでなく反射性偏光フィルムによって反射されるときにPBSが(後述されるように)高い有効解像度を有する結像光を提供することを必要とされてもよい。残念なことに、多層光学フィルムに基づく偏光子はそれらの他の主要な利点にもかかわらず、高解像度で結像光を反射させるように必要な平坦度で策定するのが難しい場合がある。それよりむしろ、このような多層フィルムの反射性偏光子が結像光を反射させるために使用される場合、反射された画像は歪められる場合があるしかしながら、幅広い入射光の角度及び入射光の波長を効果的に偏光する懸念事項には更に対処されなければならない。したがって、観察者又はスクリーンに向かってPBSから反射された結像光のための高められた有効解像度を達成しながら、多層光学フィルムを含むPBSの利益を有する偏光ビームスプリッタを提供することが非常に望ましいであろう。本明細書は、かかる解決策を与えるものである。
図1は、本明細書による1つの偏光システムの図解を提供する。偏光サブシステムは、第1の結像器102を含む。図1に示されるものなどのように多くの実施形態では、結像器は、適切な反射性結像器である。多くの場合、投影システムで使用される結像器は典型的に、液晶ディスプレイ結像器などの偏光回転の像形成デバイスであり、これは、デジタル映像信号に相当する画像を生成するように光の偏光を回転することによって動作する。このような結像器は投影システムで使用されるとき、典型的に、光を一対の直交する偏光状態(例えば、s偏光及びp偏光)に分離する偏光子に依存する。図1に示される実施形態で使用され得る2つの共通の結像器としては、液晶オンシリコン(LCOS)結像器又はデジタル光処理(DLP)結像器が挙げられる。当業者であれば、DLPシステムが、図1に示されるPBS構成に利用するために、照明形状に対するいくつかの修正、並びに偏光を回転する外部手段(位相差板プレートなど)を必要とすることを認識するであろう。偏光サブシステムはまた、偏光ビームスプリッタ(PBS)104を含む。光源110からの光112が、PBS 104に向かって進む。PBS 104内に反射性偏光子106がある。反射性偏光子は、3M Company(St.Paul,MN)から入手可能であり、かつJonzaらの米国特許第5,882,774号及びWeberらの米国特許第6,609,795号に記載されるもののような多層光学フィルムであってもよく、各々はその全体が参照により本明細書に援用される。光112がフィルム106に入射するとき、p偏光状態などの入射光の1つの直交する偏光状態が、フィルムを透過して、次いで結像器102に入射する光120としてPBSを出る。入射光の直交する偏光状態(この場合、s偏光)は、異なる方向に、ここではビーム120に対して直角に、別個のビーム118として反射性偏光子106によって反射される。
所定の偏光状態の未結像光120が、結像器102に入射する。この光は次に、結像され、PBS 104に向かって後方に反射し、反射性偏光子106に組み込まれる。結像器102がLCOS結像器であるとき、「オン」状態でのこれらの画素では、光114もまた、直交する偏光状態に変換される。この場合、まだ結像されていないp偏光入射光は、s偏光の結像光として反射される。s偏光が偏光ビームスプリッタ104、特に多層光学フィルムの反射性偏光子106に入射すると、この光は、観察者又は観察スクリーン130に向かってs偏光ビーム116として反射される。
先行技術の多くの実施形態では、結像器は、例えば、ビーム118が進む方向に位置決めされてもよい。このような実施形態では、結像光は、偏光ビームスプリッタ104で反射されるのではなく、偏光ビームスプリッタ104を透過するだろう。偏光ビームスプリッタを通じて結像光を透過させることは、画像のより少ない歪み、それ故により高い有効解像度を可能にする。しかしながら、更に説明されるように、図1に位置決めされるように結像器102を含む多くの実施形態で望ましくてもよい。これは、例えば、異なる偏光の画像と重なることを可能にしてもよい。反射性偏光子として多層光学フィルムの多くの利益にもかかわらず、このようなフィルムから反射された結像光が高い有効解像度を達成することが従来、難しかった。
素子によって生成された画像又は光の有効解像度は、どのサイズの画素が確実に解像されるか予測するのに役立つため、有用な定量的測定値である。最新の結像器(LCOS及びDLP)は、約12.5μmから5μm前後まで様々である画素サイズを有する。そのように、反射性結像状況に有用であるために、反射体は、少なくとも約12.5μmまで、理想的にはより良く解像することができなければならない。したがって、PBSの有効解像度は、約12.5μmを超えず、好ましくはより低くなければならない。これは、高有効解像度と見做されるであろう。
本明細書に記載される技法を使用して、非常に高い解像度で結像光を反射させ得るPBS 104で用いるための多層光学フィルムを実際に提供することができる。実際に、図1を見ると、結像光116は、12マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又は観察スクリーン130に向かって偏光ビームスプリッタ104から反射されてもよい。実際に、いくつかの実施形態では、結像光116は、11マイクロメートル未満、10マイクロメートル未満、9マイクロメートル未満、8マイクロメートル未満、7マイクロメートル未満、又は潜在的に更に6マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又は観察スクリーン130に向かって偏光ビームスプリッタ104から反射されてもよい。
述べたように、少なくともいくつかの実施形態では、偏光サブシステム100は、第2の結像器108を含むことができる。第2の結像器108は概して、例えば、LCOS又はDLPなどの第1の結像器106と同じタイプの結像器であってもよい。s偏光などの1つの偏光状態の光は、第2の結像器に向かってPBS 104、具体的にはPBSの反射性偏光子106から反射されてもよい。それは次に、結像され、PBS 104に向かって後方に反射する。再び、第1の結像器104と同様に、第2の結像器108から反射された光は、s偏光未結像光118が結像器108に入射する場合、p偏光結像光122が結像器108から、PBS 104に向かって戻るように方向転換される。結像器102から反射された光114が第1の偏光状態(例えば、s偏光)であり、したがって、観察者又は観察スクリーン130に向かってPBS 104から反射させるが、結像器108から反射された光(例えば、光122)は、第2の偏光(例えば、p偏光)であり、したがって、観察者又は観察スクリーン130に向かってPBS 104を通じて透過される。図1から分かり得るように、2つの結像器は、PBSが第1の面126で第1の結像器102からの結像光114を受光し、第1の面とは異なる第2の面124で第2の結像器108から結像光122を受光するように、PBS 104の異なる側に位置する。
結像光116及び潜在的に光122がPBS 104を出ると、それは、観察者又は観察スクリーン130に向かって方向付けられる。最良に観察者に対して光を方向付け、画像を適切に拡大縮小するために、光が投影レンズ128又はある種の投影レンズシステムに通されてもよい。単一素子投影レンズ128でのみ示されるが、偏光変換システム100は、必要に応じて追加の結像光学系を含むことができる。例えば、投影レンズ128は実際に、共同所有されて譲渡人に譲渡された米国特許第7,901,083号のレンズ群250などの複数のレンズであってもよい。光学結像器108が使用されない場合、光入力112が光ビーム120と同じ偏光状態を有するように予め偏光され得ることに留意されたい。これは、例えば、偏光変換システム(PCS)の使用、反射性若しくは吸収性直線偏光子又は入力光ストリーム112の偏光純度を高めるための他のこのようなデバイスの追加によって達成されてもよい。このような技法は、システムの全体効率を改善することができる。
PBS 104は、反射性偏光子106に加えて他の素子を含むことができる。例えば、図1は、第1のカバー132と、第2のカバー134とも含むPBS 104を示す。反射性偏光子106は、第1のカバー132と第2のカバー134との間に位置決めされて、それがカバーによって保護されるのみならず、適切に位置決めされるようにする。第1のカバー132及び第2のカバー134は、ガラス、プラスチック、又は潜在的に他の適切な材料など、当該技術分野において既知である任意の適切な材料で作製されてもよい。追加の材料及び構築物が例えば、PBSの面、又は反射性偏光子に隣接し、かつそれと実質的に同延に、適用され得ることを理解されたい。このような他の材料又は構築物としては、追加の偏光子、ダイクロイックフィルタ/反射体、位相差板プレート、反射防止コーティング、カバーの表面に成形され、及び/又は接合されるレンズなどが挙げられ得る。
結像光が異なる偏光である異なる結像器からの光を発光する投影又は偏光サブシステムは、例えば、米国特許第7,690,796号(Binら)に記載されるように3次元画像投影器の一部として特に有用であってもよい。PBSをベースにした2つの結像器システムを使用する明白な利点は、タイムシーケンス又は偏光シークエンシングが必要とされないことである。これは、両方の結像器が常時動作しており、投影器の光出力を効率的に倍にすることを意味する。述べたように、反射性偏光子106は、この偏光子から反射された結像光116が歪められず、高い有効解像度を有するように平坦であることが非常に重要である。平坦度は、標準粗さパラメータRa(平均からの表面の垂直偏差の絶対値の平均値)、Rq(平均からの表面の垂直偏差の二乗平均平方根平均値)、及びRz(各サンプリング長における最高山と最低谷との間の平均距離)によって定量化され得る。具体的に、反射性偏光子は、好ましくは45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有し、より好ましくは40nm未満の表面粗さRa又は70nm未満の表面粗さRqを有し、更により好ましくは35nm未満の表面粗さRa又は55nm未満の表面粗さRqを有する。フィルムの表面粗さ又は平坦度を測定する1つの例示的な方法は、以下の実施例の項で提供される。
別の態様では、本明細書は、偏光ビームスプリッタに関する。1つのこのような偏光ビームスプリッタ200が図2に示される。偏光ビームスプリッタ200は、第1のカバー232と第2のカバー234との間に位置決めされる反射性偏光子206を含む。図1の反射性偏光子106と同様に、図2の反射性偏光子206は、上述されるものなどの多層光学フィルムである。偏光ビームスプリッタ200は、観察者又は表面230に向かって結像光216を反射させることができる。観察者又は表面に向かって方向付けられる結像光216の有効画素解像度は、12マイクロメートル未満、場合により、11マイクロメートル未満、10マイクロメートル未満、9マイクロメートル未満、8マイクロメートル未満、7マイクロメートル未満、又は潜在的に更に6マイクロメートル未満である。
図1のカバーと同様に、PBS 200の第1のカバー232及び第2のカバー234は、数ある中でもガラス又は光学プラスチックなど、当該分野において使用されるあらゆる適切な材料で作製されてもよい。加えて、第1のカバー232及び第2のカバー234は各々、多くの異なる手段によって反射性偏光子206に取り付けられてもよい。例えば、一実施形態では、第1のカバー232は、感圧性接着剤層240を使用して反射性偏光子206に取り付けられてもよい。好適な感圧性接着剤は、3M(商標)のOptically Clear Adhesive 8141(3M Company、St.Paul,MNから入手可能)である。同様に、第2のカバー234は、感圧性接着剤層242を使用して反射性偏光子に取り付けられてもよい。他の実施形態では、第1及び第2のカバーは、層240及び242のための異なる接着剤タイプを使用して反射性偏光子206に取り付けられてもよい。例えば、層240及び242は、硬化性光学接着剤からなってもよい。好適な光学接着剤としては、NOA73、NOA75、NOA76、又はNOA78などのNorland Products Inc.(Cranbury,NJ)からの光学接着剤、共同所有されて譲渡人に譲渡された米国特許公開第2006/0221447号(DiZioらに対する)、及び共同所有されて譲渡人に譲渡された米国特許公開第2008/0079903号(DiZioらに対する)に記載される光学接着剤が挙げられ得、各々は参照により本明細書に援用される。UV硬化性接着剤もまた使用されてもよい。追加の材料及び構築物が例えば、PBSの面、又は反射性偏光子に隣接し、かつそれと実質的に同延に、適用され得ることを理解されたい。このような他の材料又は構築物としては、追加の偏光子、ダイクロイックフィルタ/反射体、位相差板プレート、反射防止コーティングなどが挙げられ得る。図1に記載されるPBSと同様に、図2の反射性偏光子206は、結像光216を歪めることなくそれを最も効率的に反射させるように非常に平坦でなければならない。反射性偏光子は、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有することができ、米国特許第7,234,816 B2号(Bruzzoneら)に記載されるような感圧性接着剤の一般的な適用手順で、反射性偏光子の必要とされる表面平坦度は達成されない。ある種の後処理により、必要とされる表面平坦度が達成されることが発見された。
更に別の態様では、本明細書は、投影サブシステムに関する。1つのこのような投影サブシステムが図3に示される。投影サブシステム300は、光源310を含む。光源310は、投影システムで一般的に使用されるあらゆる数の適切な光源であってもよい。例えば、光源310は、赤色、緑色、又は青色光など、特定の色の光を発光するレーザー又は発光ダイオード(LED)などの固体状態のエミッタであってもよい。光源310はまた、発光源からの光を吸収し、かつ他の(一般的により長い)波長で光を再発光する蛍光体又は他の光変換材料を含むことができる。好適な蛍光体としては、CeドープしたYAG、ストロンチウムチオガレイト、ドープしたケイ酸塩、並びにSiAlON型材料など、周知の無機蛍光体が挙げられる。他の光変換材料としては、III〜V及びII〜VI族半導体、量子ドット、並びに有機蛍光染料が挙げられる。あるいは、光源は、赤色、緑色、及び青色LEDなどの複数の光源からなってもよく、そこでこのようなLEDが共に又は連続的に作動されてもよい。光源310はまた、レーザー光源、又は潜在的に伝統的なUHPランプであってもよい。色環、ダイクロイックフィルタ、又は反射体などの補助的成分が光源310を更に備え得ることに理解されたい。
投影サブシステム300は、偏光ビームスプリッタ304を更に含む。偏光ビームスプリッタ304は、それが光源からの光312を受光するように位置決めされる。入射光312は一般的に、例えば、部分s偏光及び部分p偏光など、部分的に2つの直交する偏光状態からなってもよい。偏光ビームスプリッタ内には、反射性偏光子306、再びこの場合、反射性偏光子106に関して記載されるもののような多層光学フィルムがある。光312が反射性偏光子306に入射し、一方の第1の偏光の光、例えば、p偏光が光320として透過されるが、第2の直交する偏光の光、例えば、s偏光が光318として反射される。
反射性偏光子306を透過する第1の偏光320が、PBS 304に隣接して位置決めされる第1の結像器302に向かって進む。光は、第1の結像器302で結像され、反射されて、PBS 304に向かって戻り、光の偏光が変換される。変換された結像光314は次に、像平面350に向かって光316としてPBS 304で反射される。光316は、PBSの反射性偏光子306から反射され、12マイクロメートル未満、場合により、11マイクロメートル未満、10マイクロメートル未満、9マイクロメートル未満、8マイクロメートル未満、7マイクロメートル未満、又は潜在的に更に6マイクロメートル未満の有効解像度で像平面350に達する。反射性偏光子306は一般的に、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する。
PBS 304の反射性偏光子によって最初に反射される第2の偏光(例えば、s偏光)の光が、第2の結像器308に向かって光318として進む。第2の結像器308はまた、第1の結像器302と同様にPBS 304に隣接して位置決めされるが、第2の結像器は、PBSの異なる側に位置決めされる。入射光318は、結像され、PBS 304に向かって後方に反射する。結像器から反射させると、この光の偏光は、同様に90度(例えば、s偏光からp偏光に)回転される。結像光322は、PBS 304を通じて像平面350に透過される。第1の結像器302及び第2の結像器308は、図1の素子102及び108に関して上述されるもののような任意の適切なタイプの反射性結像器であってもよい。
述べたように、本明細書のPBSから反射された結像光に対する高有効解像度を達成するために、PBSの反射性偏光子は、非常に光学的に平坦でなければならない。本明細書はここで、多層光学フィルムである光学的に平坦な反射性偏光子を生成する方法、及び/又は光学的に平坦な偏光ビームスプリッタを生成する方法を提供する。
1つのこのような方法が図4のフローチャートに示される。本方法は、多層光学フィルム410を提供すること、及び平坦な基板420を提供することから始める。多層光学フィルム410は、上記の物品に関して記載される多層光学フィルムに類似してもよい。平坦な基板は、アクリル、ガラス、又は他の適切なプラスチックなどのあらゆる数の適切な材料であってもよい。最も重要なこととして、基板420は、偏光ビームスプリッタで必要とされるものと少なくとも同程度の光学的平坦度を処理しなければならず、湿潤溶液がその表面に広がることを可能にしなければならない。したがって、他のプラスチック、無機ガラス、セラミック、半導体、金属、又はポリマーが適切な材料であってもよい。加えて、基板がわずかに可撓性であることが有用である。
次のステップでは、平坦な基板の表面425は、多層光学フィルムの第1の表面に剥離可能に取り付けられる。少なくとも一実施形態では、剥離可能な取り付けを作製するために、平坦な表面の表面425若しくは多層光学フィルムの第1の表面のいずれか、又はその両方が湿潤剤で湿潤され、溶液430の薄層をもたらす。好適な湿潤剤は、それが基板又はフィルムを湿潤する十分に低い表面エネルギー、及びそれが室温で蒸発し得る十分に高い蒸気圧を有するべきである。いくつかの実施形態では、イソプロピルアルコールが湿潤剤として使用される。少なくともいくつかの実施形態では、湿潤剤は、少なくとも少量の界面活性剤(例えば、容量1%未満)を含有する水溶液である。界面活性剤は、市販の工業用湿潤剤、又は更に食器用洗剤などの家庭用材料で一般的である場合がある。他の実施形態は、アンモニア、酢、又はアルコールなど、蒸発残留物を残さない化合物の水性混合物であってもよい。湿潤剤は、例えば、スプレーボトルからの噴霧を含む多くの適切な方法によって適用されてもよい。次のステップでは、多層光学フィルムは、基板425の表面に適用されて、溶液430がフィルムと基板との間に挟まれるようにする。一般的に、湿潤剤は、多層光学フィルムの接触面にも適用される。スキージなどの加圧器具435が次に、光学フィルム410を基板420の表面425にしっかりと平らにする多層光学フィルム410上にわたって引き寄せられ、この2つを分離する溶液430の薄く、かなり均一な層のみを残す。少なくともいくつかの実施形態では、保護層は、最初に、多層光学フィルムを、基板420に適用される表面440の反対側に適用されてもよい。この時点で、構築物は、溶液430が蒸発するのを可能にするように残される。スキージングプロセスは、少量のみが残るように多層光学フィルムの縁部を超えて残留水を押す。次に、多層光学フィルム、平坦な基板、及び湿潤剤は、乾燥するのを許可される。時間と共に、湿潤溶液の揮発性成分の全てが、層410若しくは層420のいずれかを通じて、又は層410と層420との間の空間に沿って逃がすことによって、蒸発が生じ得る層410の縁部まで蒸発する。このプロセスが生じるとき、多層光学フィルム410は、層410が表面425に密接に適合するまで基板420にますます近づけられる。この結果は、乾燥がフィルム410を基板420に密接に引き寄せ、多層光学フィルムの底面440を効果的に平らにするように図4の次のステップに示される。この平坦度が達成されると、多層光学フィルム410は、安定的に平坦なままであるが、基板に剥離可能に取り付けられる。この時点で、永久的な基板がフィルム410の露出面に付着されてもよい。
図5は、偏光ビームスプリッタの最終構築物を提供することを取り入れ得る更なるステップを示す。例えば、接着剤550がフィルム410の平坦面450上に適用されてもよい。接着剤は、PBSの光学的又は機械的性能に悪影響を与えない任意の適切な接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、接着剤は、Norland Products Inc.(Cranbury,NJ)のNOA73、NOA75、NOA76、又はNOA78などの硬化性光学接着剤であってもよい。他の実施形態では、光学エポキシが使用されてもよい。いくつかの実施形態では、接着剤は、感圧性接着剤であってもよい。次に、永久的な第2の基板を提供することができる。一実施形態では、永久的な第2の基板は、プリズムであってもよい。図5に示されるように、プリズム560が接着剤550に対して適用され、構築物は適切な場合に硬化される。フィルム410はここで、基板420から除去されてもよい。少なくとも一実施形態では、フィルム410は、一般的に、フィルム410を基板420から剥離するのを可能にするようにわずかに基板420を曲げることによって基板420から剥がされる。UV接着剤又はエポキシなどの硬化接着剤の場合、フィルム440の新たに露出した底面は、基板420の平坦度を保持する。感圧性接着剤の場合、フィルム440の底面は、基板420の平坦度を保持する場合があるか、あるいは平坦度を維持するのに更なる処理を必要とする場合がある。平坦なフィルム面440が達成されると、接着剤570の第2の層がフィルム440の底面に適用されてもよく、第2のプリズム又は他の永久的な基板580が接着剤に適用されてもよい。再び、構築物は、必要に応じて硬化されてもよく、完全な偏光ビームスプリッタをもたらす。
光学的に平坦な偏光ビームスプリッタを作製する別の方法としては、具体的に、感圧性接着剤の使用が挙げられる。適切な技法で、多層光学フィルムは、プリズムの平坦な表面に密接に適合するように作製されてもよい。以下のステップが含まれてもよい。最初に、多層光学フィルムが提供される。多層光学フィルムは、反射性偏光子として機能する。これは、表面440が図4に示されるステップによって既に実質的に平らにされ得ないことを除いて図5の反射性偏光子の光学フィルム410に類似してもよい。感圧性接着剤の層(ここでは接着剤層550に相当する)は、多層光学フィルムの第1の表面440に適用されてもよい。次に、プリズム560は、多層光学フィルム410の反対側の感圧性接着剤層の接着剤層に対して適用されてもよい。本方法はまた、第1の表面440の反対側のフィルムの第2の表面575に接着剤の第2の層(例えば、層570)を適用することを含むことができる。第2のプリズム580は次に、フィルム410から層570の反対側に適用されてもよい。本方法は、PBSからの結像された反射が解像度を高めたように、反射性偏光子/プリズムインターフェースの平坦度を更に高めるこの方法の改善を提供する。感圧性接着剤550がプリズム560と多層光学フィルム410との間に適用された後に構築物は真空にさらされる。これは、例えば、従来の真空ポンプが装着された真空チャンバ内に構築物を配置することによって生じ得る。真空チャンバは、所定の圧力まで下げられてもよく、サンプルは、所定の時間、例えば、5〜20分間その圧力で保持されてもよい。空気が真空チャンバに再導入されると、空気圧は、プリズム560及び多層光学フィルム410を共に押し付ける。第2の接着剤層及び第2のプリズムも適用されると、チャンバ内で真空にさらすことは、第2のインターフェース(例えば、層570)に対して任意に繰り返されてもよい。プリズム/MOFアセンブリを真空に適用することは、結像光がPBSから反射されるときに高められた有効解像度を提供するPBSをもたらす。真空処理の代わり又はそれと共に、熱/加圧処理もまた、使用されてもよい。複数回、この処理を行うことが有利であり得る。
材料及びその供給源の次の一覧は、実施例全体にわたって言及される。他に指定がない場合、材料は、Aldrich Chemical(Milwaukee,WI)から入手可能である。多層光学フィルム(MOF)を概して、例えば、米国特許番号第6,179,948号(Merrillら)、同第6,827,886号(Neavinら)、米国特許出願公開第2006/0084780号(Hebrinkら)、同第2006/0226561号(Merrillら)、及び同第2007/0047080号(Stoverら)に従って調製された。
粗さ測定方法
プリズムをモデリング粘度上に配置し、プランジャレベラを使用して平らにした。地形図を10倍の対物レンズ及び0.5倍の視野レンズ、並びに以下の設定:個別地図の6行及び5列を使用して縫い合わせられた4mm×4mmの走査面積、1.82μmのサンプリングを有する2196×2196画素のVSI検出、60〜100前方走査長を有する30〜60マイクロメートルの裏面走査長、2%の変調検出閾値を使用した傾斜及び球体補正;を有するWyko(登録商標)の9800光学干渉計(Veeco Metrology,Inc.,Tucson,AZから入手可能)で測定した。10μmの後走査長で自動走査検出を95%有効にした(この短い後走査長はデータ収集における表面下反射を回避した)。
各プリズムの斜辺面の中心領域の4mm×4mmの面積を測定した。具体的には、各領域の地形を測定、プロットし、粗さパラメータRa、Rq、及びRzを計算した。プリズムごとに1つの測定区域を得た。その都度、3つのプリズムサンプルを測定し、粗さパラメータの平均及び標準偏差を決定した。
実施例1:湿式適用方法
反射性偏光多層光学フィルム(MOF)を以下の様式で光学的に平坦な基板上に剥離可能に配設した。最初に、水中に約0.5%の中性食器洗浄洗剤を含む湿潤溶液をスプレーボトルに注入した。約6mmの高光沢アクリルのシートを得て、保護層をクリーンフードでの片側から除去した。露出したアクリル表面を湿潤溶液で噴霧して、表面全体が湿るようにした。別々にMOFの一片を得て、その表面薄層のうちの1つをクリーンフードで除去した。MOFの露出面を湿潤溶液で噴霧し、MOFの湿潤表面をアクリルシートの湿潤表面と接触させた。重い剥離ライナをMOFの表面に適用して、MOFへの損傷を防ぎ、3M(商標)のPA−1アプリケータ(3M Company,St.Paul,MNから入手可能)を使用して、アクリルの表面までMOFをスキージで取り除いた。これは、湿潤溶液のほとんどが2つの湿った表面の間から吐き出されることをもたらした。これが行われた後にMOFからの第2の表面薄層を除去した。適用されたMOFの検査は、MOF表面がアクリルの表面よりはるかに不規則であったことを示した。再び24時間後の検査の際に、MOF表面の平坦度がアクリルシートと同程度であると認めた。この観察した経時的な平坦化は、MOFがアクリルの表面に密接に適合するのを可能にする2つの表面の間から蒸発する残留湿潤溶液と一致する。MOFがアクリルの表面に密接かつ安定的に適合されても、それは、アクリルの表面からMOFを剥がすことによって容易に除去され得る。
少量のNorland Optical Adhesive 73(Norland Products,Cranbury,NJから入手可能)をMOFの表面上に配置することによって結像PBSを調製した。ガラスプリズムを研磨した10mmの45°のBK7の斜辺を接着剤と接触させてゆっくりと配置したため、接着剤で泡を同伴しなかった。接着剤の量を選択したため、プリズムを接着剤上に配置したときにプリズムの縁部へ流出する十分な接着剤があったが、プリズムの周囲を超えて接着剤の大量の越流を引き起こす接着剤があまり多くなかった。この結果は、プリズムがMOFの表面に実質的に平行であり、ほぼ均一な厚さの接着剤の層によって分離されたことであった。
UV硬化ランプを使用して、プリズムを通じて接着剤層を硬化した。硬化後にプリズムより大きく、かつプリズムを含んだMOFの区分をアクリル基板から剥がした。アクリルプレートを曲げることによって除去を容易にし、それによって剛性プリズム及びMOF複合体がアクリルプレートからより容易に分離するのを可能にした。プリズム/MOF複合体の検査は、MOFがアクリルプレートから除去されたにもかかわらずその平坦度を保持したことを示した。
次に、「粗さ測定方法」に従って記載されるようにMOFの粗さパラメータを測定し、以下の表に報告する。
Figure 0006161622
少量のNorland光学接着剤をプリズム/MOF複合体上のMOF表面に適用した。第2の10mmの45°を調達し、その斜辺を接着剤と接触して配置した。第2のプリズムを、その主要及び二次軸が第1のプリズムの軸に実質的に平行であり、2つの斜辺面が実質的に同延であるように、整列した。UV硬化ランプを使用して、接着剤層を硬化したため、第2の45°プリズムをプリズム/MOF複合体に接合した。結果として得られた構成は、偏光ビームスプリッタであった。
実施例2:熱及び圧力を使用するPSA方法
3M(商標)のOptically Clear Adhesive 8141(3M Company,St.Paul,MNから入手可能)のサンプルを取り、ロール積層プロセスを使用する反射性偏光MOFにそれを積層することによって接着剤構築物を形成した。この接着剤構築物の一片を実施例1で使用されたものと同様のガラスプリズムの斜辺に付着させた。結果として得られたMOF/プリズム複合体をオートクレーブオーブンの中に配置し、60℃及び550kPa(80psi)で2時間処理した。サンプルを取り除き、少量の熱硬化性光学エポキシをMOF/プリズム複合体のMOF表面に適用した。実施例1のようにプリズムを整列させた。次に、サンプルをオーブンに戻し、再び60℃及び550kPa(80psi)で、今回は24時間処理した。結果として得られた構成は、偏光ビームスプリッタであった。
実施例2A:熱及び圧力を使用するPSA方法から生じる粗さ
実施例2の方法を使用して生成されたMOFの粗さを以下のように決定した。17mm×17mmを測定するMOFの一片を17mmの幅を有するガラスキューブにハンドローラを使用して積層した。ガラスキューブは、ラムダが632.80nmに等しい(光の参照波長)場合、約0.25ラムダの平坦度を有した。ロール積層のMOFを60℃及び550kPa(80psi)で、2時間オートクレーブオーブン内で焼鈍しした。Zygo干渉計(Zygo Corporation,Middlefield CTから入手可能)を使用して、lambda=632.80nmの波長を有する光を使用してロール積層のMOFの平坦度を測定した。Zygo干渉計は、傾斜補正を使用し、球体補正を適用しない、山から谷までの粗さを報告した。17mm×17mmの面積にわたって測定した山から谷までの粗さを1.475ラムダ又は約933nmであると決定した。
実施例3:真空を使用するPSA方法
実施例2の接着剤構築物の一片を実施例2と同様の様式でガラスプリズムに付着させた。結果として得られたプリズム/MOF複合体を従来の真空ポンプが装着された真空チャンバの中に配置した。チャンバをHgの71cm(28インチ)前後まで排気し、そのサンプルを約15分間、真空下で保持した。
真空チャンバからサンプルを取り除き、「粗さ測定方法」に従って記載されるようにMOFの粗さパラメータを測定し、測定値を以下の表に報告する。
Figure 0006161622
実施例1の技法及びUV光学接着剤を使用して第2のプリズムをプリズム/MOF複合体に取り付けられた。結果として得られた構成は、偏光ビームスプリッタであった。
比較例C−1
米国特許第7,234,816号(Bruzzoneら)に従って偏光ビームスプリッタ構成を生成した。実施例2の接着剤構築物の一片を、ハンドローラを使用してガラスプリズムに付着させ、それによってMOF/プリズム複合体を形成した。
次に、「粗さ測定方法」に従って記載されるようにMOFの粗さパラメータを測定し、以下の表に報告する。
Figure 0006161622
実施例1の技法及びUV光学接着剤を使用して第2のプリズムをプリズム/MOF複合体に取り付けられた。結果として得られた構成は、偏光ビームスプリッタであった。
性能評価
解像度試験投影器を使用して、実施例1、2、3、並びに比較例C−1の偏光ビームスプリッタの画像を反射させる能力を評価した。他の実施例で使用された45°プリズムのうちの1つからなり、内部全反射(TIR)反射体として動作する参照反射体を使用して、試験投影器の考えられる最良の性能を確立した。
24倍の還元を有する試験対象をアーク灯の光源で裏面照射した。試験対象の前面に、前述の実施例で使用されるもの(かつ本明細書では照明プリズムと呼ばれる)と同一である45°プリズムを取り付けた。試験対象を通じて光源から水平に進む試験対象からの光を照明プリズムの1つの面に入れ、(TIRを介して)斜辺から反射させ、プリズムの第2の面を出した。出る光を垂直に方向付けるようにプリズムの第2の面を配向した。実施例からの様々なPBS並びに参照プリズムを照明プリズムの第2の面の上に配置した。PBSの反射面(MOF)並びに参照プリズムからの斜辺を配向して、MOFから反射させる光又は参照プリズムの斜辺を前方かつ水平に方向付けるようにした。3M(商標)のSCP 712デジタル投影器(3M Company,St.Paul,MNから入手可能)から得られたF/2.4の投影レンズをPBS又は参照プリズムの出口面に配置し、試験対象に戻って焦点を合わせ、一種の「潜望鏡」レイアウトを形成した。
次に、この光学システムを使用して、反射モードで動作しながら試験対象を解像する各々異なるPBSの能力を評価した。本システムでは、試験対象の約5mm×5mmの部分を約150cm(60インチ)の対角線まで投影した。試験対象のこの面積内に多重反復の解像度画像があった。上部左、底部左、中央部、上部右、及び底部右の投影した画像の異なる位置で試験対象の5つの異なる同一反復を評価した。各試験対象を評価して、明確に解像された最高解像度を決定した。プロトコルに従って、最高解像度を必要として、そのレベルより低い解像度と同様に解像した。(わずかに異なる位置で)高解像度を解像したが、局部的歪みが低解像度を解像させなかった場合があった。この選択の理由は、PBSが反復モードで効率的に機能するために、単に狭い面積だけでなく、全視野で解像されなければならないことである。
各実施例の複数のサンプルを試験した。各PBS上の各位置に対して最高解像度を確立すると、プリズムの各タイプに対して(すなわち、実施例1〜3、比較例C−1、及び参照プリズムに対して)平均及び標準偏差を計算した。平均マイナス2標準偏差として「有効解像度」を定義した。「線対/mm」(lp/mm)のデータからこの計量を決定し、次いでlp/mmで表される有効解像度の逆数の1/2として決定された最小の解像可能な画素のサイズで表した。この定義は、この解像度のみが視野にわたる最小解像度と同じであるという事実の説明となる。有効解像度は、特定のPBSセットが確実に(画像の95%を超えて)解像すると予測され得る最高解像度を表す。
表1は、本開示内の異なる実施例の測定値の結果を示し、表2は、結果として得られた有効解像度を示す。分かり得るように、参照サンプルは、5μm画素を解像することができる。実施例1からのPBSはまた、極めて5μmに近い画素を解像することができる。実施例2は、少なくとも12μmまで解像することができ、実施例3からのPBSは、7μmまで解像することができる。これらの構築物の全ては、少なくともいくつかの反射性結像用途に適切であるべきである。一方、比較例C−1からのPBSは、18マイクロメートル前後の画素を解像することに限定され、反射性結像構築物のための確固たる選択ではないであろう。
Figure 0006161622
Figure 0006161622
本発明は、上記の特定の実施例及び実施形態に限定されるものと見做されるべきではなく、そのような実施形態は、本発明の様々な態様の説明を容易にするように詳細に記載されている。むしろ本発明は、添付される特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨及び範囲内に含まれる様々な改変形態、等価の工程、及び選択的装置を含む、本発明の全ての態様を包含するものと理解されたい。

Claims (6)

  1. 偏光サブシステムであって、
    第1の結像器と、
    前記第1の結像器からの結像光を受光する偏光ビームスプリッタであり、反射性偏光子を備える偏光ビームスプリッタと、を備え、
    前記反射性偏光子が、多層光学フィルムを備え、
    前記偏光ビームスプリッタが、観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射し、前記多層光学フィルムが、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する、偏光サブシステム。
  2. 前記結像光が、12マイクロメートル未満の有効画素解像度で観察者又はスクリーンに向かって前記偏光ビームスプリッタから反射する、請求項1に記載の偏光サブシステム。
  3. 偏光ビームスプリッタであって、
    第1のカバーと第2のカバーとの間に配置され多層光学フィルムを備える反射性偏光子を備え、
    前記多層光学フィルムが、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する、偏光ビームスプリッタ。
  4. 前記偏光ビームスプリッタが、観察者又はスクリーンに向かって結像光を反射することができ、前記結像光の有効画素解像度が、前記偏光ビームスプリッタからの反射後に12マイクロメートル未満である、請求項3に記載の偏光ビームスプリッタ。
  5. 投影サブシステムであって、
    光源と、
    前記光源からの光を受光する偏光ビームスプリッタであり、該偏光ビームスプリッタが反射性偏光子を備え、前記反射性偏光子が多層光学フィルムを備える、偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタに隣接して配置された第1の結像器と、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第1の結像器とは異なる側で前記偏光ビームスプリッタに隣接して配置された第2の結像器と、を備え、
    前記光源からの光が、前記偏光ビームスプリッタに入射し、更に、入射光の第1の偏光が、前記反射性偏光子を透過し、前記第1の偏光に直交する入射光の第2の偏光が、前記反射性偏光子によって反射し、
    前記第2の偏光の光が、前記偏光ビームスプリッタから前記第2の結像器へと進み、結像し、前記偏光ビームスプリッタに向かって後方に反射し、前記第2の結像器から反射した光が、前記偏光ビームスプリッタを通って像平面へと透過し、
    前記第1の偏光の光が、前記偏光ビームスプリッタを通じて前記第1の結像器へと透過し、結像し、前記偏光ビームスプリッタに向かって後方に反射し、前記多層光学フィルムが、45nm未満の表面粗さRa又は80nm未満の表面粗さRqを有する、投影サブシステム。
  6. 前記第1の結像器から反射した光が、12マイクロメートル未満の有効画素解像度で像平面に向かって前記偏光ビームスプリッタで反射する、請求項5に記載の投影サブシステム。
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