JP6161486B2 - 成形用金型 - Google Patents

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Description

本発明は、パルプモールド成形で用いる成形用金型に関する。詳しくは、貫通孔を有するとともに該貫通孔に舌片部を有する成形品を良好に成形し得る成形用金型に関する。ここで、舌片部とは、相対的に幅広の基部が貫通孔の一縁に連設され、相対的に幅狭の先端部が自由状態又は基部と反対側の縁に切離容易に連設されている部位を言う。
パルプモールド成形に於いて、成形品に貫通孔を形成でき、且つ、該貫通孔に上述のような舌片部を形成できる成形用金型は、提供されていない。
パルプモールド成形用金型としては、例えば、特開2001−098500号公報(特許文献1)や、特開2000−034700号公報(特許文献2)の金型を挙げることができるが、何れも、上述の貫通孔や舌片部を形成するものではない。
特開2001−098500号公報 特開2000−034700号公報
パルプモールド製のトレイ等の容器では、例えば、収容物の上部を軽く押さえておくことにより、輸送時や積み込み/荷下ろし時の振動で収容物が荷崩れしないようにしたいという要請がある。この要請に答えるためには、例えば、基端部をトレイの上縁部等に支持された舌片を設け、該舌片の先端部で収容物を押さえることが考えられるが、そのような舌片を設けることは、型抜き方向の関係上、現状では無理である。
また、収容物の状態を必要に応じて視認できるようにしたいという要請もある。この要請に応えるためには、例えば、容器の側壁等に孔を設け、且つ、該孔に開閉可能な舌片を設けることが考えられるが、そのような舌片を設けることも、型抜き方向の関係上、現状では無理である。
本発明は上述の事情に鑑みたものであり、収容物を軽く押さえ得る舌片をパルプモールド製のトレイに形成可能な成形用金型や、必要に応じて収容物を視認し得る孔及び該孔を閉じる舌片をパルプモールド製の容器の側壁に形成可能な成形用金型を提供することを目的とする。
本発明の構成を、下記[1]〜[5]に記す。なお、この項([課題を解決するための手段])と次項([発明の効果])に於いて、符号は理解を容易にするために付したものであり、本発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1
目的とする成形品1に対応する成形面200を備えた金型2をパルプ原料液800中に浸漬し、成形面200の背後側から連通孔201を介して吸引して成形面200に被覆された金網上にパルプ繊維を付着させた後、金型2をパルプ原料液800中から取り出して成形品1を得る、パルプモールド成形に於いて用いる成形用金型2であって、
前記金網で被覆された金型成形面200の所定の付着阻止領域を覆うように設けられ、該付着阻止領域へのパルプ繊維の付着を妨げる付着阻止部材23と、
前記付着阻止領域内の所定の要付着領域を覆うように設けられ、該要付着領域へのパルプ繊維の付着を可能とする補助成形面部材24と、
を有し、
前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は、前記要付着領域を画定する領域周縁の中の所定長の縁域24pにて前記要付着領域が前記金型成形面200に連なるように設けられる、
ことを特徴とする成形用金型2。
[2]構成2
構成1に於いて、
前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は、前記要付着領域を挟み前記所定長の縁域24pの略反対側に位置する微小長の縁域24qにて前記要付着領域が前記金型成形面200又はその近傍に連なるように設けられる、
ことを特徴とする成形用金型2。
[3]構成3
構成2に於いて、
前記付着阻止部材23は、前記要付着領域に対応する部位に前記補助成形面部材24嵌合用の嵌合受部23xを有するとともに該嵌合受部23xに吸引用の連通孔23yを有し、前記付着阻止領域に前記金型成形面200より突出させて取り付けられる金属板部材23であり、
前記補助成形面部材24は、金網で被覆され背後側からの吸引可能な連通孔を備えた補助成形面240を有し、該補助成形面240が前記所定長の縁域24pにて前記金型成形面200に連なるように前記嵌合受部23xに嵌合される金属板部材24である、
ことを特徴とする成形用金型2。
[4]構成4
構成3に於いて、
前記補助成形面部材24は、前記補助成形面240が前記微小長の縁域24qにて前記金型成形面200から前記付着阻止部材23の突出量に対応して離隔するように前記嵌合受部23xに嵌合される、
ことを特徴とする成形用金型2。
[5]構成5
構成3又は構成4に於いて、
目的とする成形品1は上部開口の容器形状を成し、前記金型成形面200は当該容器の内面側に対応し、前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は金型成形面200上で当該容器の外側壁の内面側に対応する部位に設けられ、前記所定長の縁域24pは前記微小長の縁域24qよりも型抜き方向前方側に位置する、
ことを特徴とする成形用金型2。
構成1は、目的とする成形品1に対応する成形面200を備えた金型2をパルプ原料液800中に浸漬し、成形面200の背後側から連通孔201を介して吸引して成形面200に被覆された金網上にパルプ繊維を付着させた後、金型2をパルプ原料液800中から取り出して成形品1を得る、パルプモールド成形に於いて用いる成形用金型2であって、前記金網で被覆された金型成形面200の所定の付着阻止領域を覆うように設けられ、該付着阻止領域へのパルプ繊維の付着を妨げる付着阻止部材23と、前記付着阻止領域内の所定の要付着領域を覆うように設けられ、該要付着領域へのパルプ繊維の付着を可能とする補助成形面部材24と、を有し、前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は、前記要付着領域を画定する領域周縁の中の所定長の縁域24pにて前記要付着領域が前記金型成形面200に連なるように設けられることを特徴とする成形用金型2であるため、成形品に貫通孔(付着阻止領域に対応する貫通孔)を形成できるとともに、該貫通孔の一縁(所定長の縁域に対応する縁部分)に於いて成形品と連なる舌片部(要付着領域に対応する片)を当該貫通孔内に形成できる。この舌片部により収容物を軽く押さえたり、舌片部を開いて貫通孔を通して収容物を視認したりすることができる。
構成2は、構成1に於いて、前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は、前記要付着領域を挟み前記所定長の縁域24pの略反対側に位置する微小長の縁域24qにて前記要付着領域が前記金型成形面200又はその近傍に連なるように設けられることを特徴とする成形用金型2であるため、構成1の作用効果を奏する他、舌片の先端部が、当初は成形品に接続されていて必要に応じて切り離すことができるため、ユーザの使用方法に適した使用を行うことができる。
構成3は、構成2に於いて、前記付着阻止部材23は、前記要付着領域に対応する部位に前記補助成形面部材24嵌合用の嵌合受部23xを有するとともに該嵌合受部23xに吸引用の連通孔23yを有し、前記付着阻止領域に前記金型成形面200より突出させて取り付けられる金属板部材23であり、前記補助成形面部材24は、金網で被覆され背後側からの吸引可能な連通孔を備えた補助成形面240を有し、該補助成形面240が前記所定長の縁域24pにて前記金型成形面200に連なるように前記嵌合受部23xに嵌合される金属板部材24であることを特徴とする成形用金型2であるため、構成2の良好な具体例を与えることができる。
構成4は、構成3に於いて、前記補助成形面部材24は、前記補助成形面240が前記微小長の縁域24qにて前記金型成形面200から前記付着阻止部材23の突出量に対応して離隔するように前記嵌合受部23xに嵌合されることを特徴とする成形用金型2であるため、成形品に於いて舌片部が属する平面と、該舌片部に連なる成形品部分が属する平面とを上記の突出量に対応してずらすことができる。このため、舌片部の先端を切り離すときに、容易に切り離すことができる。
構成5は、構成3又は構成4に於いて、目的とする成形品1は上部開口の容器形状を成し、前記金型成形面200は当該容器の内面側に対応し、前記付着阻止部材23と前記補助成形面部材24は金型成形面200上で当該容器の外側壁の内面側に対応する部位に設けられ、前記所定長の縁域24pは前記微小長の縁域24qよりも型抜き方向前方側に位置することを特徴とする成形用金型2であるため、型抜きを確実に行うことができる。
実施の形態の成形用金型の斜視図。 図1の成形用金型の要部拡大図。 図2の要部に設けられる付着阻止板23の斜視図(a)と、補助成形板24の斜視図(b)。 図1の成形用金型の平面図。 パルプモールド成形品の製造装置の構成図。 図1の金型で成形されるパルプモールドトレイの斜視図。 図6のパルプモールドトレイの平面図。 図6のパルプモールドトレイを示し、(a)は図8(c)内矢視A−A線断面図、(b)は図8(c)内矢視B−B線断面図、(c)は(a)と(b)の切断箇所を示す平面図。 図6のパルプモールドトレイを示し、(a)は要部斜視図、(b)は図9(a)内B矢視の断面を含めて示す斜視図。 図6のパルプモールドトレイに育苗ポットを収容して舌片部で押さえた様子を図解する断面模式図。切断位置は図8(b)と同様。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(1)成形用金型
本実施の形態の成形用金型2は、図1に示すように、6個の凸部20を縦横に配列するとともに長辺方向一方の端部寄りに長手状凸部26を設け、これらを囲む長方形の枠部29を、支持枠3にボルト31で締結して成る。6個の凸部(凹陥部成形面)20は、それぞれ、図6に示す成形品1の凹陥部10に対応し、長手状凸部(溝状凹陥部成形面)26は溝状凹陥部16に対応する。成形品1については後述する。
6個の凸部(凹陥部成形面)20の側壁の中で枠部29の長辺に沿って該長辺の側を向く側壁の表面の下部中央領域(付着阻止領域)には、該付着阻止領域を覆うように、それぞれ、付着阻止板(付着阻止部材)23が設けられており、各付着阻止板23の上縁部付近を除く中央部領域(要付着領域)には、該要付着領域を覆うように、補助成形板(補助成形面部材)24が設けられている。付着阻止板23と補助成形板24が、凸部20の上記一側壁表面の下部中央領域(付着阻止領域)にボルト31で固着されている様子を、図2に拡大して示す。
付着阻止板23は、図3(a)に示すように、外周が略方形を成し、上縁部寄りの部位を除く中央部に、図3(b)の補助成形板24が嵌合される嵌合受部23xを有する。また、該嵌合受部23x内に、貫通孔(連通孔)23yを有する。貫通孔(連通孔)23yの周形状は、概ね、嵌合受部23xや該嵌合受部23xに嵌合される補助成形板24の周形状を、一回り小さくしたような形状を成す。
付着阻止板23は、図3(a)での前面側表面(付着阻止面)230と、厚さ方向の表面である突出表面(付着阻止面)2300と、上縁部中央の切欠部の厚さ方向の表面である切欠突出表面(付着阻止面)2301が、付着阻止面として機能する。換言すれば、これらの表面には金網が設けられず、金属表面が露出されている。このため、パルプ原料液中に成形用金型2を浸漬して背後側から吸引した場合でも、これらの表面にはパルプ繊維は付着せず、成形品1での貫通孔となる。なお、切欠突出表面(付着阻止面)2301は幅狭であるため、若干量のパルプ繊維が残留する。このことについては、後述する。
補助成形板24は、図3(b)での前面側表面(補助成形面)240を前面として、背面側から、付着阻止板23の嵌合受部23x内に嵌合される。このとき、補助成形板24の下縁24pは、付着阻止板23の下縁23pの前方に位置し、付着阻止板23の両端寄りの各下縁23pp,23ppと一直線に連なる。換言すれば、補助成形板24の下縁24pは、前記「要付着領域」を画定する周縁の中の所定長の縁域となる。また、補助成形板24の上縁24qは、付着阻止板23の切欠突出表面(付着阻止面)2301の前端の縁に重なる。換言すれば、補助成形板の上縁24qは、切欠突出表面(付着阻止面)2301の突出量に対応した分だけ、その付近の金型成形面から離隔した位置となる。この補助成形板の上縁24qは、構成2内の「要付着領域を挟み前記所定長の縁域24pの略反対側に位置する微小長の縁域」に相当する。
かかる構成の成形用金型2の表面は、概ね、金網(不図示)により被覆されている。金網が被覆されていない部位としては、前述のように、付着阻止板23の前面側表面(付着阻止面)230と、厚さ方向の突出表面(付着阻止面)2300と、上縁部中央の切欠部の厚さ方向の切欠突出表面(付着阻止面)2301がある。また、これら以外に、長手状凸部26の長手方向両端の上部寄り部位26bがある。これらの部位には、成形時、パルプ繊維は付着せず、成形品1での貫通孔となる。なお、切欠突出表面(付着阻止面)2301は幅狭であるため、若干量のパルプ繊維が残留・堆積し、その付近の金型成形面に付着・堆積したパルプ繊維、及び、補助成形板24の補助成形面240上に付着・堆積したパルプ繊維に連なり、成形品1に於いて両部分を切離容易に繋げることとなる。
また、補助成形板24の下縁24p及び該下縁と一直線に連なる付着阻止板23の両端寄りの各下縁23pp,23ppは、その付近の金型成形面である外周縁形成面28に連なっている。このため、成形品1に於いて、補助成形面240の対応部位である舌片部14が、孔部13の上辺13aにて成形品の外周縁18に連なることとなる。
なお、図1中、201は、金型成形面200の各所に適宜に設けられた成形時の吸引用の連通孔である。図では、凸部20の側壁や長手状凸部26の側壁、或いは、補助成形面200等で連通孔が図示されていないが、これらの部位にも、当然ながら、適宜に連通孔が設けられている。
(2)パルプモールド成形
パルプモールド成形は、例えば、図5に示す装置を用いて行うことができる。
図示の装置は、回転式成形型支持装置82のアーム先端に支持した成形用金型2を、支持装置82の回転(矢印a参照)に伴って、順にパルプ原料液槽80内のパルプ原料液800に浸漬し、成形用金型2の背後側から連通孔を介して吸引して金型成形面を覆う金網上にパルプ繊維を付着・堆積させ、パルプ原料液800から引き上げた後、回転式受け型支持装置84へ渡し、該回転式受け型支持装置84から搬送装置86上へ載置し、該搬送装置86により乾燥装置88へ送り込んで乾燥させる装置である。
成形用金型2は、金型成形面200(図1での上側面)が外側となるようにして、回転式成形型支持装置82のアーム先端に取り付けられる。また、成形用金型2に付着・堆積している成形品(未乾燥状態の成形品)を、成形型支持装置82から受け型支持装置84へ受け渡す際には、成形型支持装置82側では連通孔を介して吐出が行われ、受け型支持装置84側では吸引が行われる。この型抜き時、補助成形面240によって成形される部位(舌片部14)の属する平面が、その周囲の金型成形面によって成形される部位(外側壁12)の属する平面と異なり、両平面がずれているため、型抜きの障害となることもない。成形品を、受け型支持装置84から搬送装置86上へ載置する際には、受け型支持装置84側で吐出が行われる。
(3)パルプモールド成形品
次に、上述の成形用金型2を用い、上述の製造装置によって製造されるパルプモールド成形品(育苗ポットトレイ)1を説明する。
図示の育苗ポットトレイ1は、上述のように、パルプ原料液(古紙等を水に溶かした原料液)中に、育苗ポットトレイ1の形状に対応する形状の金型を浸漬し、背後から吸引して金型表面を被覆する金網上に付着させた後、取り出し、乾燥して得る成形品である。図示のトレイ1の場合、トレイ内面側が金網に吸引・付着された側(被転写面;平滑面)であり、外面側がパルプ原料液/自由空間に曝された側(粗面)である。金型から取り出して乾燥する際には、抜き型(回転式受け型支持装置84のアーム先端に取り付けられている型;受け型)で吸引して、抜き型から乾燥台上に転載するため、乾燥台上には、トレイ内面側が下向きとなるように載置される。
かかる育苗ポットトレイ1の全体形状は、概ね、上面開口の直方体形状を成し、下から上へ向けて、若干拡がる。トレイ上部の外周縁18は、略、長方形状を成し、外周縁18に囲まれるようにして、育苗ポット収容用の2×3個の凹陥部10が、縦横に配列されている。各凹陥部10は、それぞれ独立の容器として構成されている。即ち、縦方向/横方向にて隣接する凹陥部10,10の間は、内面側では隔壁上面部(隔壁高頂部19a,隔壁低頂部19b,隔壁高頂部19c,隔壁頂低部19d)にて連設されているが、外面側では所定の間隔が設けられている。
各凹陥部10は、略正方形状の底部と、該底部の4辺から立設された4個の側壁から構成される。側壁のうち、上端部にて外周縁18に連なる側壁を、外側壁12と言う。各凹陥部10は、少なくとも一つの外側壁12を有する。なお、上端部にて外周縁18に連なっていない側壁、つまり、側壁外面が隣接する凹陥部10(又は溝状凹陥部16)の側壁外面と対面している側壁は、単に、側壁12bとして表す。
各凹陥部10の少なくとも一つの外側壁12は、その上端部寄り部位に、当該外側壁12を貫通する孔部13を有し、該孔部13内に、孔部上辺13aの略中央領域から下垂されて、孔部下辺13bの中央部分に連なる舌片部14を有する。舌片部14の下端と孔部下辺13bとは、微小な部分で連なっているため、切り離し容易である。
図示の例では、孔部下辺13bの中央から幅細の下辺突起13cが立設され、その上端部の外面側に、舌片部14の下端が連設されている。このため、舌片部14の下端を下辺突起13cの上端から切り離すことが、非常に容易である。つまり、舌片部14を外方向へ押すと、図10内に細二点鎖線で示すように、舌片部14が下辺突起13cから容易に切り離される。その後、舌片部14を内側へ戻すように押すことにより、図10内に太二点鎖線で示すように、凹陥部10内に収容されている育苗ポット52を、開口縁上端52aの部位にて押さえることができる。なお、図10に於いて、6a,6bは植物の苗であり、7は土である。
なお、図示の例では、育苗ポット51は相対的に大サイズであり、凹陥部10内にピッタリと収容されているため、輸送時の振動や、積み込み/荷下ろし時の衝撃等で跳び出す等の不具合が生ずる恐れは極めて小さい。このため、舌片部14で押さえていないのであるが、必要に応じて舌片部14で押さえるようにしてもよい。このように、図示の育苗ポットトレイ1は、育苗ポットを一括して押さえるのではなく、個々の育苗ポットについて、押さえる/押さえないを選択することができるため、輸送時の振動や、積み込み/荷下ろし時の衝撃等で育苗ポットがトレイから跳び出したり、苗や土がぶちまけられる等の不具合を、確実に防止できる。
また、図示の例では、外周縁18を構成する方形の4辺の一つの縁18aと、該一つの縁18aに沿って配列されている育苗ポット収容用の凹陥部10a,10aとの間に、当該配列されている凹陥部10a,10aの側壁12bから離隔して、下方へ向けて幅狭となる溝状凹陥部16が設けられており、該溝状凹陥部16両端の壁部16aの下端寄り部位にはそれぞれ貫通孔16bが設けられている。
このため、溝状凹陥部16を説明書等の収容部として利用することができる。また、溝状凹陥部16の両端には貫通孔16bが設けられているため、パルプモールド成形の乾燥工程での水分の除去が速やかとなり、乾燥ムラ等による変形を防止することができる。
また、図示の例では、凹陥部10の底部が、トレイ1の縦横方向に十字形を成す底高突部11a、底部四隅に位置し高さが最も低い隅底部11b、及び、底部中央部に位置し高さが中程度の底中央突部11cのように構成されているため、輸送途中で育苗ポットから滲み出す水分を良好に受けることができる。
(4)成形品の他の例
上記では、本発明の実施の形態の成形用金型で成形し得る成形品の例として、育苗ポットトレイ1を例に挙げて説明したが、本発明の構成を備えた成形用金型を用いると、例えば、下記のような製品の収容容器を成形したり、或いは、下記のような用途の舌片部(育苗ポットトレイ1の舌片部14に相当する部位)を有する成形品を成形したりすることができる。
例えば、育苗ポットに限らず、コップ等の食器を収容するトレイである。そのような収容トレイでは、様々なサイズ、形状の食器に対応できるため、箱内に収容して新聞紙等で食器間の隙間を埋めるより、上述の舌片部を用いる方が作業性が良い。
また、ファーストフード店等で用いられる蓋付きドリンクのカップホルダーとして、上述の舌片部を用いるようにしてもよい。
また、各種部品の収納容器等に適用してもよい。即ち、密閉性が求められない製品(部品)用容器の簡易的な蓋として、上述の舌片部を用いることができる。
また、各種部品(製品)を上下に重ねて収容する容器に於いて、各部品(製品)間のスペーサとして、上述の舌片部を用いるようにしてもよい。
また、上述の舌片部を備えた成形品をダンボール箱に収納する場合に、該舌片部を、当該の成形品をダンボール箱に係止するための片として用いるようにしてもよい。
また、上述の舌片部を備えた複数の成形品をダンボール箱に収納する場合に、該舌片部を、複数の成形品相互を係止するための片として用いるようにしてもよい。
また、上述の舌片部を、識別用に用いることも可能である。
1 育苗ポットトレイ
10 凹陥部
10a 凹陥部(外周縁の一縁18aに沿う凹陥部)
11a 底高突部
11b 隅底部
11c 底中央突部
12 外側壁
12b 側壁(外側壁でない側壁)
13 孔部
13a 孔部上辺
13b 孔部下辺
13c 下辺突起
14 舌片部
16 溝状凹陥部
16a 溝状凹陥部16の両端の壁部
16b 貫通孔
18 外周縁
18a 外周縁の一縁
19a 隔壁高頂部(短辺平行方向)
19b 隔壁低頂部(短辺平行方向)
19c 隔壁高頂部(長辺平行方向)
19d 隔壁低頂部(長辺平行方向)
2 成形用金型
200 金型成形面
201 連通孔
20 凹陥部成形面
22 外側壁成形面
23 付着阻止板
230 前面側表面(付着阻止面)
2300 突出表面(付着阻止面)
2301 切欠突出表面(付着阻止面)
23p 付着阻止板の下縁
23x 嵌合受部
23y (付着阻止板の)連通孔
24 補助成形板
240 補助成形面
24p 所定長の縁域
24q 微小長の縁域
26 溝状凹陥部成形面
26a 溝状凹陥部両端成形面
26b 溝状凹陥部両端付着阻止面
28 外周縁形成面
29 枠部
3 支持枠
31 ボルト
51 育苗ポット
52 育苗ポット(小サイズ)
52a 育苗ポット(小サイズ)の側壁上部
6a 植物
6b 植物
7 土
80 パルプ原料液槽
800 パルプ原料液
82 回転式成形型支持装置
84 回転式受け型支持装置
86 搬送装置
88 乾燥装置

Claims (5)

  1. 目的とする成形品に対応する成形面を備えた金型をパルプ原料液中に浸漬し、成形面の背後側から連通孔を介して吸引して成形面に被覆された金網上にパルプ繊維を付着させた後、金型をパルプ原料液中から取り出して成形品を得る、パルプモールド成形に於いて用いる成形用金型であって、
    前記金網で被覆された金型成形面の所定の付着阻止領域を覆うように設けられ、該付着阻止領域へのパルプ繊維の付着を妨げる付着阻止部材と、
    前記付着阻止領域内の所定の要付着領域を覆うように設けられ、該要付着領域へのパルプ繊維の付着を可能とする補助成形面部材と、
    を有し、
    前記付着阻止部材と前記補助成形面部材は、前記要付着領域を画定する領域周縁の中の所定長の縁域にて前記要付着領域が前記金型成形面に連なるように設けられる、
    ことを特徴とする成形用金型。
  2. 請求項1に於いて、
    前記付着阻止部材と前記補助成形面部材は、前記要付着領域を挟み前記所定長の縁域の略反対側に位置する微小長の縁域にて前記要付着領域が前記金型成形面又はその近傍に連なるように設けられる、
    ことを特徴とする成形用金型。
  3. 請求項2に於いて、
    前記付着阻止部材は、前記要付着領域に対応する部位に前記補助成形面部材嵌合用の嵌合受部を有するとともに該嵌合受部に吸引用の連通孔を有し、前記付着阻止領域に前記金型成形面より突出させて取り付けられる金属板部材であり、
    前記補助成形面部材は、金網で被覆され背後側からの吸引可能な連通孔を備えた補助成形面を有し、該補助成形面が前記所定長の縁域にて前記金型成形面に連なるように前記嵌合受部に嵌合される金属板部材である、
    ことを特徴とする成形用金型。
  4. 請求項3に於いて、
    前記補助成形面部材は、前記補助成形面が前記微小長の縁域にて前記金型成形面から前記付着阻止部材の突出量に対応して離隔するように前記嵌合受部に嵌合される、
    ことを特徴とする成形用金型。
  5. 請求項3又は請求項4に於いて、
    目的とする成形品は上部開口の容器形状を成し、前記金型成形面は当該容器の内面側に対応し、前記付着阻止部材と前記補助成形面部材は金型成形面上で当該容器の外側壁の内面側に対応する部位に設けられ、前記所定長の縁域は前記微小長の縁域よりも型抜き方向前方側に位置する、
    ことを特徴とする成形用金型。
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