JP6161460B2 - コンテンツ表示システムならびに同システムを構成するサーバ及び端末 - Google Patents

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Description

本発明は、端末にて表示されるコンテンツの表示制御のシステムに関する。
現在ソーシャルネットワーキングシステムが人気を集めている。大規模なシステムでは数億人にのぼる利用者が登録されており、膨大な量の情報がネットワーク上で交換されている。
ところでこのようなシステムの利用者は他の利用者とシステムを介して個人的な関係を構築し、その関係に合わせてコンテンツを提供するために様々な手段が提供されている。例えば利用者同士が友人関係にあることを交換するコンテンツ処理に用いたり、あるいはある利用者が他の利用者と非友好関係にあることをコンテンツ処理に用いたりする。前者の例としては友人関係にある利用者に対してのみ書込みや写真などのコンテンツの閲覧を許可するという例をあげることができ、後者の例としては非友好関係にある利用者に対しては一般に公開している書込みや写真などのコンテンツを閲覧不可とするという例をあげることができる。これらの関係は利用者間の感情の動きによって常時ダイナミックに変化させられるものである。
このような利用者毎のコンテンツ処理ルールは一の利用者単位ではコンピュータ処理上問題にならない負荷であるが、数万人、数十万人、ないしはこれ以上の利用者を擁するシステムにおいては、常時一人ひとりに異なる最新のコンテンツ処理ルールをサーバ側で適用してコンテンツを提供することが困難になる。
そこで、できるだけサーバの負荷を軽くするため、コンテンツ処理ルールの適用を端末側で行うシステムが開発されている。この従来技術では、サーバは各端末に対して最新のコンテンツ処理ルールを配信するとともに各端末に対してコンテンツ自体は区別することなく出力し、端末側にて配信されたコンテンツ処理ルールに従ってサーバから出力されたコンテンツの処理を行う、というものである。例えば、特許文献1には、予めデフォルトのプレイリストをサーバから端末に対して送信するとともに、各端末の利用環境など種々の条件に応じてプレイリストの表示制御をするための情報をサーバから受信し、この表示制御情報によりその端末に最適と考えられる表示態様にてプレイリストを表示する技術が開示されている。
特開2008−99187号公報
しかしながら、上記従来技術においては、プレイリストの表示制御情報であるコンテンツ処理ルールの更新はサーバ側の負荷を考慮して所定の間隔をあけて行われる。従って、上記従来技術を多数の利用者が参加するソーシャルネットワークなどに適用すると、利用者により友人関係や非友好関係の変更が加えられてプレイリストの表示制御を変更すべきであったとしてもその関係がプレイリストの表示制御すなわち、コンテンツ処理ルールとして反映されるまでには一定の時間を要してしまい、上記利用者の意図が現実のプレイリスト表示に必ずしもリアルタイムに反映されない場合がある、という問題点があった。
ここで、上記従来技術が抱えていた問題点を端的に説明するために、図21を示す。同図には、複数利用者AないしCが端末を用いて一般に公開するために入力したコメントが他の利用者の端末においてどのように表示されるかを説明するための図である。まずユーザAの端末から入力され一般に公開されることとなったコメント1は、A自身の端末のほか例えば利用者BやCの端末で閲覧が可能となる。同じく利用者Bの端末から入力され一般に公開されるコメント2や利用者Cの端末から入力され一般に公開されるコメント3、さらには利用者A、B、Cそれぞれの2回目のコメント4ないし6なども利用者AないしCの端末にて表示される。しかし、利用者Aによるコメント4の入力後に利用者Aが利用者Bと非友好的関係になり、利用者Aのコメントを利用者Bに対して公開することを禁止するリクエストをサーバに対して出力したとする(時間軸にてt1で示される位置)。そしてその後利用者Aはコメント7の入力をするのだが、サーバにて利用者Bの端末に対して前記利用者Aによりリクエストされた新たな表示制御ルールを送信するまでに時間がかかった(時間軸にてt2で示される位置)結果、当該新たな表示制御ルールが反映されることなくコメント7が利用者Bの端末に表示されてしまうという問題が起こる。このように、多くの利用者が参加することにより多量の情報処理が必要になるシステムにおいては、コンテンツ表示制御固有情報の各端末における更新処理がリアルタイムでなされ得ない点に課題があった。
以上の課題を解決するために、本発明は、リアルタイムでコンテンツ表示制御固有情報の更新の有無のみをチェックし、更新があった場合には新しいコンテンツ表示制御固有情報によって従来利用されている表示制御情報を上書きするために新しいコンテンツ表示制御固有情報をサーバから取得し、更新がない場合には何もしないこととする。
具体的には、サーバでは、端末にてコンテンツ表示制御又は/及びコンテンツ表示をおこなうための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持し、端末からのリクエストを受信し、前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信するとともに、端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信するいっぽう、端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付けて保持し、ネットワークを介して前記サーバから取得したコンテンツを表示し、前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得すると、当該取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較し、その比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストしたのち、前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信し、受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新することなどを特徴とするコンテンツ表示システムなどを提案する。
主に以上のような構成をとる本発明によって、リアルタイムに近い速度で最新の表示制御情報を端末側に維持でき、かつ、サーバ側、端末側の両コンピュータの処理負荷を大きく高めることもない。
実施形態1のコンテンツ表示システムの概要 実施形態1のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態1の更新管理情報付レスポンスの一例を示す図 実施形態1の更新管理情報付レスポンスの別の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおける表示制御の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムを構成するサーバの機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態1のコンテンツ表示システムを構成する端末の機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態2のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態3のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態3のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示制御固有情報送信部による同情報送信の一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示システムを構成する端末の機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態4のコンテンツ表示システムを構成するサーバの機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態4のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態5のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態5のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態6のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態6のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図 従来技術のコンテンツ表示システムにおいて複数ユーザによるコメントを端末にて表示する一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムの更新管理情報保持部における更新管理情報の保持の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムの更新管理情報付レスポンス返信部からレスポンスに付随して各端末に送信される更新管理情報の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおけるコメントの投稿とコンテンツ表示制御固有情報に基づく各コメントの表示制御の態様の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示システムの更新管理情報付リクエスト送信部からリクエストに付随してサーバに送信される更新管理情報の一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示システムにおけるコメントの投稿とコンテンツ表示制御固有情報に基づく各コメントの表示制御の態様の一例を示す図 実施形態4のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの一例を示す図 本発明のコンテンツ表示制御固有情報のデータ構成の一例を示す図 本発明の更新管理情報のデータ構成の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの別の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの別の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの別の一例を示す図 実施形態1のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの別の一例を示す図
以下、本発明の各実施形態について図面と共に説明する。実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。まず、実施形態1は、主に請求項1、7、8、10などに対応する。実施形態2は、主に請求項2などに対応する。実施形態3は、主に請求項3などに対応する。実施形態4は、主に請求項4、7、9、11などに対応する。実施形態5は、主に請求項5などに対応する。実施形態6は、主に請求項6などに対応する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
<<実施形態1>>
<概要>
図1は、本実施形態のコンテンツ表示システムの概念図である。同図において示されているように、本実施形態の「コンテンツ表示システム」0100は、相互にネットワークで接続された「サーバ」0110と「端末」0120とからなり、サーバは端末からの要求に応じてコンテンツを出力する。なお、サーバは端末からのリクエストへのレスポンスを返信する際には、コンテンツ表示制御固有情報ではなく、最新の更新管理情報を付随させて送信する。ここで更新管理情報は後で詳しく説明するようにコンテンツ表示制御固有情報のバージョンなどを示す情報であって端末で利用しているコンテンツ表示制御固有情報が最新のものであるか古くなってしまっているかを見分けるためだけに利用される情報であるので、コンテンツ表示制御固有情報に比べて情報量が極めて少量である。従って、当該更新管理情報を常時サーバから端末に繰返し送信し続けることの負荷は極めて少ない。またコンテンツ表示制御固有情報はこの更新管理情報を用いて稀に発生する端末保持のコンテンツ表示制御固有情報更新必要時のみサーバから端末に当該最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信すればよいのでサーバの負荷も軽いものとなる。
<機能的構成>
図2は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「サーバ」0210と、「端末」0220と、からなり、サーバは、「リクエスト受信部」0211と、「更新管理情報保持部」0212と、「更新管理情報付レスポンス返信部」0213と、「最新コンテンツ表示制御固有情報送信部」0214と、を有する。また、端末は、「表示部」0221と、「第一コンテンツ表示制御固有情報保持部」0222と、「第一更新管理情報取得部」0223と、「第一比較部」0224と、「コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部」0225と、「最新コンテンツ表示制御固有情報受信部」0226と、「第一更新部」0227と、を有する。
なお、以下に記載するコンテンツ表示システムの機能ブロックは、いずれもハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメインメモリ、GPU、画像メモリ、グラフィックボード、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらのメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、タッチパネル、スキャナ装置、プリンタ、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。そして、メインメモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力されメモリやハードウェア上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、前記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。ここで、上記プログラムは、モジュール化された複数のプログラムとして実現されてもよいし、2以上のプログラムを組み合わせて一のプログラムとして実現されても良い。
なお、本発明は一または複数の装置との組み合わせによりシステムとして実現可能である。そして、このような装置の一部をソフトウェアとして構成することも可能である。さらに、そのようなソフトウェアが記録された記録媒体も当然に本発明の技術的な範囲に含まれる(本実施形態に限らず、本明細書の全体を通じて同様である。)。
(サーバの機能的構成)
「サーバ」0210は通常、コンテンツ配布・配信事業者の管理下にて稼働し、端末との種々の通信を通じてコンテンツそのものやコンテンツ表示制御固有情報を各端末に対し送信するように構成されている。ここでいう「コンテンツ」とは、サーバからネットワークを通じて一又は複数の端末に対し利用可能に配信される文字や映像、画像、音声、あるいはそれらの情報の組み合わせからなる情報であり、その内容は特に制限されない。具体的には、Web上に展開されるブログや動画視聴サイトなどの各種サイト、インスタントメッセンジャーアプリケーションのほか、前記従来技術の説明の際にも言及したソーシャルネットワーキングシステムなどにて表示の対象となりうる上記各情報がコンテンツである。なお、コンテンツ表示制御固有情報によりコンテンツの表示制御を行う場合、少なくともコンテンツの一部はサーバ側から利用対象となるすべての端末に対し端末個別に表示制御されない共通の内容で送信され、サーバ側にて各端末固有の表示制御は行わない。したがってこの場合後記コンテンツ表示制御固有情報は、前記共通の内容で送信されたコンテンツを端末ごとに異なる表示をさせるために機能する。
なお、後記端末との相対概念としてサーバを観念することも可能である。具体的にいえば、同じコンテンツを表示する端末同士もネットワークを利用して通信可能であれば、相互に相手方をサーバとして位置づけることが可能である。このような構成をとれば、P2Pの形式にて相互の端末にて保持する更新管理固有情報を比較し、より新しい更新管理固有情報と関連付けられるコンテンツ制御情報を更新させることも可能になる。
「リクエスト受信部」0211は、端末からのリクエストを受信するように構成されている。ここでいう「端末からのリクエスト」とは、端末からサーバに対してなされる本システム上利用されるあらゆる情報の出力の総称であって、もちろん代表的には、コンテンツの検索要求やコメント投稿要求など種々の指示要求であることが考えられる。しかしながらそれ以外にも、たとえば、コンテンツ表示のためのサイトの更新要求や同一サイト内の異なるページへの移動要求、コンテンツ表示に利用するアプリケーションの起動要求、さらにはコンテンツに含まれる投稿コメントの検索要求などもここでいうリクエストに含まれる。なお、このリクエストは本システム上利用される端末からサーバへの全ての情報の出力とまでは限定しないが、おおよそ大部分の情報の出力でなければならない。さもなければ情報更新のリアルタイム性が担保できないからである。
「更新管理情報保持部」0212は、リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御又は/及びコンテンツ表示をおこなうための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持するように構成されている。具体的には、更新管理情報はコンテンツ表示制御固有情報が変更されれば当該変更に伴って変更され最新の状態にて保持される。
更新管理情報の保持の形態としては、端末毎に予め固有のIDを割り振っておき、当該IDとコンテンツ表示制御固有情報および更新管理情報とを紐づけてサーバにて保持しておくことが考えられる。また、端末毎の固有のIDに代えてログインIDやパスワード、メールアドレス、電話番号など利用者を一意に識別できる情報とすることもできる。
「コンテンツ表示制御固有情報」とは、端末にてサーバから受信したコンテンツの表示制御又は/及びコンテンツ表示を行うための情報である。コンテンツ表示制御固有情報を端末毎に固有の情報とするのは、人間関係が固有であるがゆえ、表示の制御内容又は/及び表示の内容もまた端末毎に固有である場合が多く、そもそも、各端末毎に保持する情報のバージョンが固有たりうることによる。
表示制御とは、広く端末におけるコンテンツの出力制御という意味で用いる。代表的には表示非表示制御、ディスプレイ内表示順位制御、表示形態制御、表示タイミング制御、さらにはこれらの組み合わせである。
コンテンツ表示制御のための当該情報の具体的な内容の一例としては、コンテンツが前記ソーシャルネットワーキングシステムを利用して表示される情報の場合であれば、自身と紐づけられているユーザにより投稿された内容のみを表示するよう制御する表示制御情報や、所定のユーザから投稿された内容を特定のユーザの端末に対しては表示させないよう制御する表示制御情報であることが考えられる。さらに具体的には、コメントIDまたはユーザIDを用いて投稿コメントの表示・非表示を決定するための情報である。そのほかにも、前記コメントIDまたはユーザIDを用いて複数の投稿の表示順位(ソート)や表示タイミング、表示サイズ、複数の表示態様(例えば、文字や画像、動画)の各表示形態を調整するための情報、さらには、特定の動画に紐づけられて投稿されたコメントのうち特定のコメントIDで識別されるコメントや特定のユーザIDと紐づけられたコメントなどを非表示とするための情報や、特定の動画に紐づけられて投稿されたコメントのうち特定のユーザIDと紐づけられたコメントの表示位置や表示フォント、表示色を変化させるための情報などもコンテンツ表示制御固有情報の内容となりうる。
また、「コンテンツ表示をおこなうため」にコンテンツ表示制御固有情報を用いる一例としては、自身と紐づけられているユーザの自己紹介テキストの表示を行う場合や、他ユーザが好んで用いるタグのランキングを表示する場合、他ユーザから自身に対して送信されたメッセージの一覧リストを表示する場合、そして当該メッセージそのものを表示する場合などが考えられる(具体的な情報の送受信については、後ほど詳しく説明する。)。
ここで、図29を用いて、コンテンツ表示制御固有情報の構成の一例について説明する。同図(a)に記載されているのは、投稿コメントの表示・非表示を制御するコンテンツ表示制御固有情報の構成の一例であり、本システムにおいて利用するパケットの形式で定義される場合を例としている。なお、以下では、ユーザA、B、Cがそれぞれ端末を用いて本実施形態のコンテンツ表示システムを利用する場合の例を挙げて適宜説明を行う。このコンテンツ表示制御固有情報用のパケットは、ヘッダとしてこのパケットがコンテンツ表示制御固有情報である旨を示すIDが格納され、以下には各端末においてコメントID単位で表示を禁止するコメントIDを格納する領域や、コメントについてユーザID単位で表示を禁止する場合のユーザIDが格納される領域がある。各領域は領域開始IDと領域終了IDとで挟まれることで識別されるように構成されている。同図において示されているように、コンテンツ表示制御固有情報は制御内容を複数含む内容にて構成されるのが普通であり、この場合には一のコンテンツ表示制御固有情報の中に、複数の制御内容が格納される。また同図(b)は具体的にある端末(例えばBの端末)にてユーザAのコメントの表示が禁止される場合の具体例を示す。最初にこのパケットがコンテンツ表示制御固有情報である旨を示すIDが格納されており、さらにユーザIDを用いてそのユーザIDのユーザが発したコメントを全て禁止するためのユーザIDの格納領域を開始する旨のIDが格納され、次に具体的にユーザAのIDである「A」が格納され、最後にユーザIDの格納領域を終了する旨のIDが格納される。端末においてはこのIDを順次解釈することによってこのパケットが配信された端末(例えばユーザBの端末)では、ユーザAが書き込んだコメントの表示を禁止する処理を実行する。
なお、上記のような内容からなるコンテンツ表示制御固有情報の情報量は、コンテンツの内容次第で極めて膨大になる。たとえば、前記ソーシャルネットワーキングシステムを利用したコンテンツ表示を行う場合、自らと紐づけられている他ユーザの数が多いほど表示対象となりうる当該他ユーザによるコメントの投稿(ひいてはコンテンツの情報量)も多くなりうるのであって、コンテンツの情報量が増えればコンテンツ表示制御固有情報の情報量もまた増大する。このような特徴をもつコンテンツ表示制御固有情報を端末側にて保持して表示制御を行う場合、仮に表示制御情報更新確認のために都度端末側に存するコンテンツ表示制御固有情報とサーバ側に存するコンテンツ表示制御固有情報とを比較するためにサーバと端末間でコンテンツ表示制御固有情報の送受信をするとなれば、送信処理の負荷は大きい。 そこで、そのような送信処理の負荷を軽減するためにコンテンツ表示制御固有情報とは別個の情報として用いられるのが、後記更新管理情報である。
「更新管理情報」は、前記コンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするために用いられる情報である。サーバでは、例えば、ユーザの要請に応じてコンテンツ表示制御固有情報を生成する際、当該コンテンツ表示制御固有情報とともに更新管理情報をも取得する。前記ソーシャルネットワーキングシステムに対応するコンテンツにおいては、これまで述べてきたように、例えば各ユーザ間の友好関係の構築や解消に伴いコンテンツ表示制御固有情報は逐次更新される。
更新管理情報は、コンテンツ表示制御固有情報の更新に伴って更新される情報であり、コンテンツ表示制御固有情報の最新性比較などの更新管理に用いられる情報である。具体的には、コンテンツ表示制御固有情報とともにサーバ側にて取得され、サーバ側と端末側双方にコンテンツ表示制御固有情報と関連して保持されている。サーバ側にて保持されている更新管理情報は、端末からのリクエストへのレスポンスに付随してサーバから当該端末に対し送信され、当該端末にて保持されているコンテンツ表示制御固有情報に関連付けられている更新管理情報との間でコンテンツ表示制御固有情報の最新性比較の判断に用いられる。このようにサーバからの送信処理および端末における比較処理が必要となるため、更新管理情報は、サーバおよび端末における前記各処理の負荷が過大にならないよう、できるだけ少ない情報量であることが望ましく、かつ情報の新旧の比較が可能な形式であることがより好ましい。具体的には、項番、更新日時のような数字情報とする場合のほか、「a,b,c,d・・・」のような単語単位の文字情報とすることが考えられる。また、タイムスタンプや16進数、64進数、関連付けられているコンテンツ表示制御固有情報のハッシュ値などのように数字情報と文字情報との組み合わせ情報であってもよい。これらの情報によって構成される更新管理情報は、関連付けられているコンテンツ表示制御固有情報が更新される都度「33、34、35・・・」のように項番を増加させるように、あるいは「130606130015」(2013年6月6日13時00分15秒に更新されたことを表すタイムスタンプ)のように、それぞれ更新の事実を時系列で把握可能なように変更される。なお他にも「0、1、0、1、0、1…」といった複数の情報を繰り返し用いる方法を用いても良い。これらの特徴を有する更新管理情報の情報量はごく少量で足りるため、当該情報の送受信をおこなうサーバ側、端末側双方にとって、当該各処理の負荷を軽減することが可能となる。さらには、後記第一比較部における比較判断のための処理負荷も軽減され、結果としてリアルタイムに近い速度で最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末側に維持することが可能になる。後で詳しく説明する図3(a)、(b)、図4に更新管理情報の一例が示されているように、更新管理情報は「BB03」「B01」「B02」などの文字情報と数字情報の組み合わせ情報からなることがある。
なおここで、図22を用いて更新管理情報保持部における更新管理情報の保持の一例について説明する。同図では、端末ごとに付与される端末IDを用いてコンテンツ表示制御固有情報と更新管理情報とをそれぞれ関連付けている様子が示されており、各更新管理情報は、コンテンツ表示制御固有情報のバージョンを示す項番として機能しており、同数字が大きいほど最新のバージョンであることを意味している。そして、ここでのコンテンツ表示制御固有情報は、特定の端末から投稿されたコメントの閲覧が禁止されていることを内容とする。同図においては、Time(d)からTime(e)へと時間が経過する間にユーザAから自らの投稿コメントをユーザBの端末では閲覧できないようにするよう要請されたのに対し、ユーザBと関連付けられたコンテンツ表示制御固有情報が上記要請の事実を反映させて「Pb(0)」から「Pb(A)」へと変更され、当該変更に伴いユーザBと関連付けられた更新管理情報も「B01」から「B02」へと変更になっている。
「更新管理情報付レスポンス返信部」0213は、前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信するように構成されている。ここでいう「レスポンス」とは通常、前記リクエスト受信部にて受信したリクエストに対応する内容の情報である。リクエストがコンテンツの検索要求であれば、レスポンスは表示すべきコンテンツ内容の検索結果情報であるし、リクエストがコメント投稿要求であれば、レスポンスは投稿完了である旨の返信情報である。さらにリクエストがサイトの更新要求や異なるページへの移動要求、アプリケーションの起動要求であれば、レスポンスはコンテンツ表示のためのサイトの更新要求に対する更新情報や同一サイト内の移動先ページの情報、コンテンツ表示に利用するアプリケーションの起動情報である。このように、レスポンスの内容とリクエストの内容とは対応していることが考えられるが、それ以外にも例えば、移動要求先であるページが存在しないなど前記リクエスト要求を充たすことが不可能である旨の情報もレスポンスに含まれる。
なお、図30に示されているのは、最新の更新管理情報がレスポンスに付随されている状態の一例を示した図である。同図において示されているように、最新の更新管理情報は、送信されるパケットのヘッダ部分の一部分3010に含まれる場合もあれば、ペイロード部分の一部分3020に含まれる場合もある。
ここで、図3を用いて、本実施形態のコンテンツ表示システムにおいて返信される更新管理情報付レスポンスの一例について説明する。同図(a)は、端末からコンテンツ中に「卵焼き」というキーワードが含まれている投稿コメントの検索要求がリクエストとして送信された際の更新管理情報付レスポンスの一例を示す図であり、ユーザCが「卵焼きおいしい」とのコメントを投稿しており、ユーザAが「卵焼きをお弁当に入れた」とのコメントを投稿しているとの情報が検索結果に該当する「レスポンス」0310として更新管理情報「0320」を付随させて返信される様子を表している。なおここで、「レスポンス」0310は上記検索要求に対する検索結果を示す情報に過ぎず、どのユーザ端末からの検索要求(リクエスト)であってもその内容は変わらない。これに対し、「更新管理情報」0320は、当該リクエストを送信した端末と関連付けられた情報であって、当該レスポンスを受信する端末(ないしはユーザ)ごとにその内容は異なる。同図の場合、例えば「"login_user_follow_from_list_version":BB03」と記載されているのは、follow、すなわち自らと紐づけられているユーザのリストに関する更新管理情報が「BB03」であることを意味している。また、「"login_user_block_from_list_version":B01」と記載されているのは、block、すなわち自らへのコメント表示を禁止しているユーザのリストに関する更新管理情報が「B01」であることを意味している。これらの更新管理情報はいずれも「"information_version"」と記載されることによりあくまでレスポンスそのものに付随する別個の情報として把握されるが、全体として一の情報を構成して送受信される。当該構成をとることによって、レスポンスと更新管理情報とをそれぞれ別個に送受信する処理が不要となり各処理に係る負荷を軽減することが可能となる。
ちなみに、上記図3を用いて説明した例の場合には、自らと紐づけられたユーザのリストの更新管理情報が各ユーザの投稿したコメントの検索要求に対するレスポンスの情報に付随しており、両情報の内容は相互に関連していたが、相互の関連性は必ずしも要しない。ここで、サーバから送信される更新管理情報付レスポンスの別の一例として図4を示す。同図に示された「レスポンス」0410は、サービス提供者からのwebサイト開設を案内する告知ページの文字情報である。同図における「更新管理情報」0420は、図3にて示した更新管理情報と同一の内容である。このように、コンテンツ表示制御固有情報と更新管理情報を付随させるレスポンスとの間には特段の関連性は問わない。
そもそも端末からのリクエストにより、当該端末とサーバとの間には前記リクエストに対して何らかのレスポンスをするための通信経路が確保されることから、更新管理情報を当該レスポンスに付随させて一の情報として送信する本実施形態の構成を採用することにより、更新管理情報の送信に前記通信経路を流用し、結果としてシステム全体の処理負荷を軽減することが可能となる。
なおここで、図23および図24を用いてレスポンスと更新管理情報とコンテンツ表示制御固有情報との連関性について説明する。まず図23は、更新管理情報付レスポンス返信部からレスポンスに付随して各端末に送信される更新管理情報の一例を示す図である。同各図において用いられている符号はいずれも図22において用いられたものと同様である。Time(a)でAの端末からコメント1が投稿されB、Cの端末も含めてAの端末から投稿されたコメント1が表示される。またTime(a)ではAの端末からサーバに対するコメントの投稿がサーバに対するリクエストに該当するのでTime(a)におけるサーバからの返信によってAの端末に対して更新管理情報A01が送られる。以下同じようにTime(b)ではBの端末に対して、Time(c)ではCの端末に対してさらにTime(d)では再びAの端末に対して更新管理情報が送られる。またTime(t1)ではAの端末がBの端末へのコメント表示を禁止する要請をサーバに対して行っているので再びAの端末に対して更新管理情報が送られている。そしてサーバではこのAの端末からの要請に応じてBの端末のコンテンツ表示制御固有情報を更新するので合わせてこれに対応する更新管理情報も更新される。Time(e)においてはBの端末からサーバに対してコメント投稿リクエストがされるのでその返信にBの端末の新しい更新管理情報が送られる。これが図23におけるB02にあたる。この場合は、レスポンスに付随して送信される更新管理情報は文字および数字計3字の情報である。ここで、Time(t1)よりも後にユーザBが図3(a)を用いて説明した例と同様、コンテンツ中に「卵焼き」というキーワードが含まれている投稿コメントを検索した場合に返信される更新管理情報付レスポンスの一例として図3(b)を示す。同図においては、レスポンスの内容は同図(a)と同様であるが、「"login_user_block_from_list_version":B02」と示されているように、更新管理情報が「B02」へと更新されている。
「最新コンテンツ表示制御固有情報送信部」0214は、端末から送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信するように構成される。ここでいう「端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエスト」とは、後で詳しく説明するコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部から送信されたリクエストのことである。
なおここで送信の対象となるコンテンツ表示制御固有情報は、必ずしも更新管理情報付レスポンス返信部から端末に対し返信された更新管理情報が関連付けられたコンテンツ表示制御固有情報と一致するとはかぎらず、当該返信時点においてサーバにて保持される最新のものであってよい。具体的にいえば、更新管理情報付レスポンス返信部にて送信された更新管理情報が当該送信処理の直後に更新されるような場合には、最新コンテンツ表示制御固有情報送信部にて送信すべきコンテンツ表示制御固有情報は、当該更新後の更新管理情報と関連付けられているコンテンツ表示制御固有情報である。
(端末の機能的構成)
以下では、再び図2を用いて説明を行う。本実施形態の「端末」0220は、ネットワークを介した通信機能を用いてサーバと情報の送受信を行う。具体的には、PCやスマートテレビなどの据付型の装置のほか、携帯電話やフィーチャーフォン、スマートフォン、タブレットその他持ち運び可能な携帯端末などがここでいう「端末」の一例として想定され、サーバから配布配信されたコンテンツの表示を行う。
「表示部」0221は、ネットワークを介して前記サーバから取得したコンテンツを表示するように構成される。具体的にはディスプレイ(ディスプレイドライバを含む)などの表示装置で構成され、端末を利用するユーザに対して、各ユーザの投稿内容や当該投稿に対するコメント入力画面、サービス提供者からのお知らせ情報などの各種コンテンツを表示する。なお、本件発明において「コンテンツを表示する」とは、当該コンテンツを端末にて保持するコンテンツ表示制御固有情報に基づいて表示することを意味している。
「第一コンテンツ表示制御固有情報保持部」0222は、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付けて保持するように構成される。そして、保持されるコンテンツ表示制御固有情報は前記ディスプレイドライバによって参照され、表示部における表示が行われる。
「第一更新管理情報取得部」0223は、前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得するように構成される。ここでいう「前記サーバからのレスポンス」とは、更新管理情報付レスポンス返信部から最新の更新管理情報を付随させて送信されたレスポンスのことを指している。
「第一比較部」0224は、取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較するように構成される。具体的には、前記両更新管理情報の異同を比較する処理が行われる。
「コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部」0225は、第一比較部にてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするように構成される。ここでいう「比較の結果に応じて」とは具体的には、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と関連付けて保持されている更新管理情報が前記サーバから取得した更新管理情報と同じである場合には特段の処理は行わないが、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と関連付けて保持されている更新管理情報が前記サーバから取得した更新管理情報と異なる場合には、前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストすることを指している。
「最新コンテンツ表示制御固有情報受信部」0226は、前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信するように構成される。ここでいう「前記サーバより送信される」とは、サーバのうち最新コンテンツ表示制御固有情報送信部から送信されることを意味しており、同送信時点においてサーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信することとなる。
「第一更新部」0227は、受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新するように構成される。具体的には、図22を用いて説明した例のように、利用中であったコンテンツ表示制御固有情報「Pb(0)」を「Pb(A)」に上書き更新する処理を行う。
なおここで、先に図3を示して説明した例を用いて、本実施形態のコンテンツ表示システムにおいてコンテンツ表示制御固有情報あるいは更新管理情報の送受信に基づいて表示部にて行われるコンテンツの表示の一例について図5(a)(b)を用いて説明する。同図(a)(b)に示されているのはいずれも、これまで用いてきた例と同様の検索要求および検索結果に対応しており、同図(a)はコンテンツ表示制御固有情報が更新されなかったと仮定した場合のTime(h)時点におけるBの端末でのコンテンツ表示画面の一例を示す図であり、同図(b)はコンテンツ表示制御固有情報が「B01」から「B02」に更新された場合のTime(h)時点におけるBの端末でのコンテンツ表示画面の一例を示す図である。同図(b)中には同図(a)には表示されていたはずの「卵焼きをお弁当に入れた」とのコメントが非表示となっているが、これは、図3記載の「"login_user_block_from_list_version":B02」の内容として同端末(ないしユーザB)はユーザAによる投稿コメントの表示を禁止する内容の表示制御が行われていることを意味している。
ここで図24を用いて、各端末におけるコメントの投稿と、コンテンツ表示制御固有情報に基づく当該各コメント(コンテンツ)の表示制御の態様との関係の一例を示す。同図において示されているのは、既に図22および図23を用いて説明した具体例と同様の例における各端末におけるコメント表示制御の一態様である。同図において示されているように、ユーザAないしCによって利用される各端末ではいずれも自己および他の各端末から投稿されたコメントが表示されるよう制御がなされていたが、Time(t1)のタイミングでユーザAによる投稿コメントがユーザBの端末にて表示されないよう制御されることとなったため、当該時点以降にユーザAの端末から投稿されたコメント7については、ユーザBの端末が保持するコンテンツ表示制御固有情報に基づいて同端末においては非表示制御がなされている。図5において示した表示画面との関係でいえば、ユーザBの端末にて表示されなかったユーザAのコメント「卵焼きをお弁当に入れた」が図24のコメント7にあたり、ユーザBの端末でも表示されたユーザCのコメント「卵焼きおいしい」が図24のコメント6にあたる。
ここまで説明してきたサーバと端末との間の各情報の送受信の流れを図25を用いて改めて説明する。同図は、ユーザBの端末とサーバとの間でなされる情報の送受信の一例を示すシーケンス図である。記載されているコメントの番号や更新管理情報はいずれも図24記載の内容と合致している。すなわち、ユーザBの端末がサーバからコメント1を受信し当該コメントを表示したのち、Bの入力によりサーバに対しコメント2の投稿をリクエストすると、サーバはBの端末に対しコメント2とともに最新の更新管理情報「B01」を端末に対し送信する。その後も他のユーザの投稿に伴い、Bの端末ではサーバからコメント3やコメント4を受信し、それぞれ表示を行う。その後Bの端末から再びコメントを投稿しようとした場合、当該投稿コメント5のリクエストに対し、サーバからコメント5とともに送信された最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第一比較部での比較処理を経て、サーバに対し最新コンテンツ表示制御固有情報の送信がリクエストされる。そしてサーバは、当該リクエストに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信し、当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「Aによる投稿コメントの表示を禁止する」旨の内容に追加更新する。その後ユーザCから投稿されたコメント6についてはサーバから受信を受けて表示が行われるものの、Aにより投稿されたコメント7については、前記コンテンツ表示制御情報に基づき、投稿コメントそのものは受信するものの、表示部にて表示は行わないような制御を行う。その後Bの端末にてコメント投稿のリクエストをサーバに送信すると、サーバからは当該コメントとともに更新管理情報「B02」が送信され、当該情報に基づいてコメント8が表示される。
次に、図31は本実施形態のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れの別の一例を示す図である。同図において示されている例は、SNSコンテンツにおいて自身と紐づけられているユーザのうちユーザAの自己紹介テキストの表示を行う際の情報の送受信の流れである。まず、ユーザBの端末がサーバからユーザAの自己紹介テキストを受信し当該テキストを表示したのち、Bの入力によりサーバに対し同コンテンツにて表示されるコメントの投稿をリクエストすると、サーバはBの端末に対し、コメントとともに、ユーザAの自己紹介テキストの最新の更新管理情報「B01」を送信する。このように、サーバと端末との間で行われる通信において、当該通信にて扱われる主たる情報と更新管理情報とは相互に関連性がないことも当然にある。その後Bの端末からコンテンツ内の特定のユーザの投稿したコメントを検索しようとした場合、当該検索のリクエストに対し、サーバから検索結果とともに送信された最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第一比較部での比較処理を経て、サーバに対し最新コンテンツ表示制御固有情報の送信がリクエストされる。そしてサーバは、当該リクエストに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信し、当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「ユーザAの自己紹介テキストを最新版に変更する」旨の内容に更新する。なおここでいう更新とは、自己紹介テキスト全体を最新版に差替える処理を行ってもよいが、変更部分の差分のみを変更する処理を行うことが望ましい。また、前記更新内容を、すぐにユーザAの自己紹介テキストを最新の内容に差替えることを内容とするのではなく、「以後ユーザAの自己紹介テキストを最新版に差替える必要性がある」ことを内容とする、すなわち最新の表示内容の差替えの必要性のみを内容にしてもよい。この場合は、その後の端末における各種処理を通じて、ユーザAの自己紹介テキストの表示が真に必要となる場合に改めて当該最新のユーザA自己紹介テキストを取得する。当該構成をとることにより、最新のテキスト表示を求めるリクエストへのレスポンスのタイミングにあわせて最新のコンテンツを取得し表示することができるので、コンピュータに課される処理の負荷をより軽減することが可能になる。
次に、図32は本実施形態のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れのさらに別の一例を示す図である。同図において示されている例は、SNSコンテンツにおいて各ユーザがコメントを投稿する際に任意に付与することができるタグのうち付与頻度が多いものをリスト化し、当該リストを表示する際の情報の送受信の流れである。まず、ユーザBの端末がサーバから前記タグ付与頻度に関するリストを受信し当該リストを表示したのち、Bの入力によりサーバに対し同コンテンツにて表示されるコメントの投稿をリクエストすると、サーバはBの端末に対し、コメント投稿の結果とともに、前記タグ付与頻度に関するリストの最新の更新管理情報「B01」を送信する。その後Bの端末からコンテンツ内の特定のユーザの投稿したコメントを検索しようとした場合、当該検索のリクエストに対し、サーバから検索結果とともに送信された最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第一比較部での比較処理を経て、サーバに対し最新コンテンツ表示制御固有情報の送信がリクエストされる。そしてサーバは、当該リクエストに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信し、当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「タグ付与頻度に関するリストを最新版に変更する」旨の内容に追加更新する。この後例えば、ユーザBが当該最新版に変更された前記リストを見て特定のタグに興味を持ったような場合には、当該特定のタグを選択することによりサーバより対応するタグが付与された各ユーザのメッセージを受信し表示することもできる。
次に、図33は本実施形態のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れのさらに別の一例を示す図である。同図において示されている例は、SNSコンテンツにおいて自身宛に送信されたメッセージをリスト化し、当該リストを表示する際の情報の送受信の流れである。当該リストは、例えば、メッセージを送信したユーザ毎にメッセージを分類したリストであったり、各メッセージを送信された時刻の早い/遅い順番で並べたリストであったりしてよく、その内容に特に限定はない。まず、ユーザBの端末がサーバから前記自身宛メッセージのリストを受信し当該リストを表示したのち、Bの入力によりサーバに対し同コンテンツにて表示されるコメントの投稿をリクエストすると、サーバはBの端末に対し、コメントとともに、前記自身宛メッセージのリストの最新の更新管理情報「B01」を送信する。その後Bの端末からコンテンツ内の特定のユーザの投稿したコメントを検索しようとした場合、当該検索のリクエストに対し、サーバから検索結果とともに送信された最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第一比較部での比較処理を経て、サーバに対し最新コンテンツ表示制御固有情報の送信がリクエストされる。そしてサーバは、当該リクエストに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信し、当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「自身宛に送信されたメッセージのリストを最新版に変更する」旨の内容に追加更新する。この後例えば、ユーザBが当該最新版に変更された前記リストを見て特定のユーザからのメッセージに興味を持ったような場合には、当該特定のユーザないし特定のメッセージを選択することによりサーバより対応するメッセージを受信し表示することもできる。
次に、図34は本実施形態のコンテンツ表示システムにおいてサーバとユーザBの端末との間でなされる情報の送受信の流れのさらに別の一例を示す図である。同図において示されている例は、図33を用いて説明した例とは異なり、SNSコンテンツにおいて自身宛に送信されたメッセージそのものを表示する際の情報の送受信の流れである。まず、ユーザBの端末がサーバから前記自身宛メッセージのリストを受信し表示したのち、Bの入力によりサーバに対し同コンテンツにて表示されるコメントの投稿をリクエストすると、サーバはBの端末に対し、コメントとともに、前記自身宛メッセージのリストの最新の更新管理情報「B01」を送信する。その後Bの端末からコンテンツ内の特定のユーザの投稿したコメントを検索しようとした場合、当該検索のリクエストに対し、サーバから検索結果とともに送信された最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第一比較部での比較処理を経て、サーバに対し最新コンテンツ表示制御固有情報の送信がリクエストされる。そしてサーバは、当該リクエストに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信し、当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「自身宛に送信されたメッセージを最新版に変更する」旨の内容に追加更新する。そして当該更新内容に応じて、最新のメッセージを表示する。
<具体的な構成>
図6および図7は、本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置の機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。この各図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
(サーバの具体的な構成)
図6にあるように、コンテンツ表示システムを構成するサーバは、各種演算処理を実行するための「CPU」0601と、「記憶装置(記憶媒体)」0602と、「メインメモリ」0603と、「出力インターフェース」0604と、「入力インターフェース」0605と、「インターネット通信インターフェース」0606と、を備え、入出力インターフェースを介して、例えば「ディスプレイ」0607や「キーボード」0608と、インターネット通信インターフェースを介して「端末」0609などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。なお、記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0610などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
(リクエスト受信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「リクエスト受信プログラム」0690をメインメモリに読み出して実行し、端末から送信されたリクエスト情報を受信する処理を行い、当該リクエスト情報をメインメモリの所定のアドレスに格納する処理を行う。
(更新管理情報保持部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「更新管理情報保持プログラム」0691をメインメモリに読み出して実行し、予め保持されたあるいは内容が変更されたコンテンツ表示制御固有情報と更新管理情報とを保持する。また、コンテンツ表示制御固有情報の変更に伴い更新管理情報もまた更新されるようにそれぞれを関連付ける処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(更新管理情報付レスポンス返信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「更新管理情報付レスポンス返信プログラム」0692をメインメモリに読み出して実行し、端末から送信されたリクエストに対応する情報をレスポンスとして読み出すとともに、当該レスポンスの情報にリクエストを送信してきた端末における最新の更新管理情報を付随させる処理を行い、当該レスポンスの情報および当該更新管理情報を端末に対し出力する処理を行う。
(最新コンテンツ表示制御固有情報送信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「最新コンテンツ表示制御固有情報送信プログラム」0693をメインメモリに読み出し、端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエスト情報の受信により同プログラムを実行し、当該リクエスト情報の内容に応じて最新のコンテンツ表示制御固有情報を読み出し、同情報を端末に対し送信する処理を行う。
(端末の具体的な構成)
図7にあるように、コンテンツ表示システムを構成する端末は、各種演算処理を実行するための「CPU」0701と、「記憶装置(記憶媒体)」0702と、「メインメモリ」0703と、「入出力インターフェース」0704とを備え、各種情報の送受信を行う。なお、記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0705などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
(表示部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「表示プログラム」0790をメインメモリに読み出すとともにコンテンツ表示制御固有情報を読み出して同プログラムを実行し、サーバから取得したコンテンツをコンテンツ表示制御固有情報に基づいて表示出力する処理を行う。
(第一コンテンツ表示制御固有情報保持部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第一コンテンツ表示制御固有情報保持プログラム」0791を読み出して実行し、コンテンツ表示制御固有情報とそのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付ける処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(第一更新管理情報取得部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第一更新管理情報取得プログラム」0792をメインメモリに読み出して実行し、サーバからレスポンスの情報に付随して送信された更新管理情報を取得する処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(第一比較部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第一比較プログラム」0793をメインメモリに読み出して実行し、第一更新管理情報取得プログラムの実行にて得られた更新管理情報と、例えば第一コンテンツ表示制御固有情報保持部にて保持される当該時点において表示出力の対象となっているコンテンツ表示制御固有情報に関連づけて保持されている更新管理情報とを比較する処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。なおここでの処理結果としては、前記比較対象である両情報が異なる場合の処理結果と異ならない場合の処理結果とがあり、当該異なる処理結果によって後の処理もまた異なる。前記処理結果が両情報が異ならないとの処理結果である場合には、以降特段の処理を行わない。
(コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「コンテンツ表示制御固有情報リクエストプログラム」0794をメインメモリに読み出し、前記第一比較プログラムの処理の結果前記比較対象である情報が異なる場合には同プログラムを実行し、サーバに対して最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストする内容の情報を送信する処理を行う。
(最新コンテンツ表示制御固有情報受信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「最新コンテンツ表示制御固有情報受信プログラム」0795をメインメモリに読み出して実行し、前記リクエストに応じてサーバから送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する処理を行い、当該処理の結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(第一更新部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第一更新プログラム」0796をメインメモリに読み出して実行し、最新コンテンツ表示制御固有情報受信プログラムの実行により得られたコンテンツ表示制御固有情報を用いてこれまで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する処理を行う。
<処理の流れ>
図8は、本実施形態のコンテンツ表示システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0801では、サーバにて端末からのリクエストを受信する(リクエスト受信ステップ)。ステップS0802では、前記リクエストに応じて、サーバから更新管理情報を付随したレスポンスを端末に対して送信する(更新管理情報付レスポンス返信ステップ)。そののちステップS0803では、前記レスポンスに付随して送信された更新管理情報を端末にて取得し(更新管理情報取得ステップ)、ステップS0804では、前記取得した更新管理情報と端末にて保持している更新管理情報とを比較する処理を行う(第一比較ステップ)。ここでの判断が端末にて保持している更新管理情報のほうが古いとの判断結果である場合には、ステップS0805の処理に進む。そうでないとの判断結果である場合には、ステップS0809の処理に進む。ステップS0805では、端末にてサーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストする(コンテンツ表示制御固有情報リクエストステップ)。そしてステップS0806ではステップS0805に対応して、サーバにて最新コンテンツ表示制御固有情報を端末に対し送信する(最新コンテンツ表示制御固有情報送信ステップ)。次にステップS0807では端末にて前記サーバより送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する(最新コンテンツ表示制御固有情報受信ステップ)。その後ステップS0808では、それまで端末にて利用していたコンテンツ表示制御固有情報を、前記ステップS0807にて受信した最新の情報に更新する処理を行う(第一更新ステップ)。ステップS0809では、コンテンツ表示制御固有情報に従い、端末にてコンテンツの表示を行う(表示ステップ)。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、サーバ側、端末側双方のコンピュータの処理負荷を大きく高めることなく、リアルタイムに近い速度で最新の表示制御情報を端末側に維持することが可能になる。
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは、基本的に実施形態1のコンテンツ表示システムと同様であるが、更新管理情報付レスポンス返信部が端末からのリクエストに対する全てのレスポンスに対して更新管理情報を付随させる全レスポンス付随手段を備える点をさらなる特徴として備えている。当該構成を採用することにより、実施形態1記載のコンテンツ表示システムに比べ、サーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報をよりリアルタイムで端末に対し送信することが可能になる。
<機能的構成>
図9は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「サーバ」0910と、「端末」0920と、からなり、サーバは、「リクエスト受信部」0911と、「更新管理情報保持部」0912と、「更新管理情報付レスポンス返信部」0913と、「最新コンテンツ表示制御固有情報送信部」0914と、を有し、「更新管理情報付レスポンス返信部」は、「全レスポンス付随手段」0915を備えている。また、端末は、「表示部」0921と、「第一コンテンツ表示制御固有情報保持部」0922と、「第一更新管理情報取得部」0923と、「第一比較部」0924と、「コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部」0925と、「最新コンテンツ表示制御固有情報受信部」0926と、「第一更新部」0927と、を有する。基本的な構成は実施形態1の図2を用いて説明したコンテンツ表示システムと共通するため、以下では相違点である「全レスポンス付随手段」の機能について説明する。
「全レスポンス付随手段」0915は、前記端末からのリクエストに対する全てのレスポンスに対して更新管理情報を付随させるように構成されている。すでに説明したように、更新管理情報は情報量の少ない項番やタイムスタンプなどの比較的単純な数字情報および/または文字情報とすることが可能なので、これらの手段を用いて更新管理情報を生成し全てのレスポンスに付随させたとしても、当該処理に伴う情報送受信の処理負担の増加は極めて限定的である。本実施形態のコンテンツ表示システムの構成が採用されれば、サーバの処理負担増というデメリットをほとんど無視できるいっぽう、コンスタントにコンテンツ表示制御固有情報の更新の有無の確認が行われるため、端末にて表示される情報の最新性をより強く担保できるというメリットがある。
<具体的な構成>
本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には図6および図7を用いて説明した実施形態1のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様である。そこで以下では、これまで説明していない「全レスポンス付随手段」の具体的な処理について説明する。
(全レスポンス付随手段の具体的な処理)
CPUは、前記更新管理情報付レスポンス返信プログラムを実行するに際し、記憶装置から「全レスポンス付随サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、すべてのレスポンスに対して更新管理情報を付随させる処理を行う。
<処理の流れ>
本実施形態のコンテンツ表示システムの処理の流れは、基本的に実施形態1で説明したコンテンツ表示システムの処理方法と同様である。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、実施形態1記載のコンテンツ表示システムに比べ、サーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末に対しよりリアルタイムに送信することが可能になる。
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは、基本的に実施形態1または2のコンテンツ表示システムと同様であるが、最新コンテンツ表示制御固有情報送信部が、最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信する第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段を有する点をさらなる特徴として備えている。当該構成を採用することにより、実施形態1または2のコンテンツ表示システムに比べよりサーバに負担をかけることなく、端末に対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を効率的に提供することが可能になる。
<機能的構成>
図10は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「サーバ」1010と、「端末」1020と、からなり、サーバは、「リクエスト受信部」1011と、「更新管理情報保持部」1012と、「更新管理情報付レスポンス返信部」1013と、「最新コンテンツ表示制御固有情報送信部」1014と、を有し、「最新コンテンツ表示制御固有情報送信部」は、「第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」1015を備えている。また、端末は、「表示部」1021と、「第一コンテンツ表示制御固有情報保持部」1022と、「第一更新管理情報取得部」1023と、「第一比較部」1024と、「コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部」1025と、「最新コンテンツ表示制御固有情報受信部」1026と、「第一更新部」1027と、を有する。基本的な構成は実施形態1の図2を用いて説明したコンテンツ表示システムと共通するため、以下では相違点である「第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」の機能について説明する。
「第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」1015は、最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信するように構成されている。ここでいう差分情報の一例として、図3などを用いた一例を再び掲げる。この場合の差分情報とは、自身と紐づけられている他ユーザの構成のうち、従前のバージョンから追加および削除のあったユーザのユーザIDであったり、自身へのコメント表示を禁止する他ユーザの構成のうち、従前のバージョンから禁止関係の解消あるいは新たな禁止関係の構築のあったユーザのユーザIDなどが考えられる。なお、後でより詳しく説明に用いる図13を用いて前記差分情報の一例を説明する。図13のうち1320で示されている領域は、自らと紐づけられていることを表示するためのコンテンツ表示制御固有情報にあたり、具体的にいえば、ユーザネームが「太郎」(ユーザID:C)と「花子」(ユーザID:D)であるユーザが自身と紐づけられていると明示されるよう表示制御がなされることを示している。ここで仮に、ユーザネーム「花子」との紐づけが行われたことによりコンテンツ表示制御固有情報が更新された場合には、端末に送信されるべきコンテンツ表示制御固有情報の差分情報は、ユーザID:Dと紐づけられている旨の情報に限られる。このように、本実施形態のコンテンツ表示システムのサーバでは、従前のバージョンに比べて変更された部分のコンテンツ表示制御固有情報のみを端末に送信すればよいので、サーバの当該情報送信に係る処理負担および端末の当該情報受信に係る処理負担のいずれをも軽減することが可能になる。
なお、前記差分情報生成の態様としては、例えば、端末にて従前のコンテンツ表示制御固有情報を保持しておく構成のほか、従前のコンテンツ表示制御固有情報から何らかの変更があった場合に、当該変更の事実及び変更内容などに関する情報を差分ログ情報としてサーバにて保持する構成が考えられる。本実施形態のコンテンツ表示システムにおいては、サーバと端末との通信が行われることにより、通常であれば端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報は、最新のコンテンツ表示制御固有情報か少なくともそれよりも一段階古い内容の情報である。したがって、当該差分情報の生成・保持にあたり、端末から何らかの情報の送信を受ける必要はない。ただし、一定期間にわたり端末とサーバとの通信が行われず、その間複数段階にわたりサーバ側のコンテンツ表示制御固有情報が更新されているケースも考えられる。そこでこのような場合には、例えば、端末から更新管理情報を受信し、当該受信結果をもとにサーバにて保持する更新管理情報との差分を判断してもよい。当該判断処理を設ける構成とすることにより、サーバにて保持される最新のコンテンツ表示制御固有情報が端末にて保持されているコンテンツ表示制御固有情報に比べて複数段階の変更を経ている場合でも、当該変更内容に応じた差分情報を生成し端末に送信することが可能になる。
<具体的な構成>
本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には図6および図7を用いて説明した実施形態1のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様であるので、以下では、これまで説明していない第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段の具体的な処理について説明する。
(第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信プログラム」をメインメモリに読み出して端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエスト情報を受信すると同プログラムを実行し、当該リクエスト情報の内容に応じて端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を読み出し、同情報を端末に対し送信する処理を行う。
<処理の流れ>
図11は、本実施形態のコンテンツ表示システムの処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1101では、サーバにて端末からのリクエストを受信する(リクエスト受信ステップ)。ステップS1102では、前記リクエストに応じて、サーバから更新管理情報を付随したレスポンスを端末に対して送信する(更新管理情報付レスポンス返信ステップ)。そののちステップS1103では、前記レスポンスに付随して送信された更新管理情報を端末にて取得し(更新管理情報取得ステップ)、ステップS1104では、前記取得した更新管理情報と端末にて保持している更新管理情報とを比較する処理を行う(第一比較ステップ)。ここでの判断が端末にて保持している更新管理情報のほうが古いとの判断結果である場合には、ステップS1105の処理に進む。そうでないとの判断結果である場合には、ステップS1109の処理に進む。ステップS1105では、端末にてサーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストする(コンテンツ表示制御固有情報リクエストステップ)。そしてステップS1106ではステップS1105に対応して、サーバにて最新コンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を端末に対し送信する(差分情報送信ステップ)。次にステップS1107では端末にて前記サーバより送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する(差分情報受信ステップ)。その後ステップS1108では、それまで端末にて利用していたコンテンツ表示制御固有情報を、前記ステップS1107にて受信した最新の内容に更新する処理を行う(第一更新ステップ)。ステップS1109では、コンテンツ表示制御固有情報に従い、端末にてコンテンツの表示を行う(表示ステップ)。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、実施形態1または2のコンテンツ表示システムに比べ、よりコンテンツ表示制御固有情報を送信するサーバ側のコンピュータの処理負荷を抑制することが可能になる。
<<実施形態4>>
<概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは、更新管理情報の送受信を通じて端末にて最新のコンテンツ表示制御固有情報に基づきコンテンツを表示する点においては実施形態1ないし3のいずれか一に記載のコンテンツ表示システムと同様であるが、端末にて保持するコンテンツ表示制御固有情報の最新性の比較処理を端末側ではなくサーバ側にて行う点を主な特徴として備えている。当該構成を採用することにより、端末ではコンテンツ表示制御固有情報の比較処理を行わないため、携帯端末などスペックに限界のある端末においてもリアルタイムに近い速度で最新のコンテンツ表示制御情報を保持することが可能になる。
この場合には実施形態1から3では、端末からのリクエスト(1回目の処理)、サーバからの更新管理情報付のレスポンス(2回目の処理)、端末での更新管理情報の比較(3回目の処理)、端末からの新しいコンテンツ表示制御固有情報の要求(4回目の処理)、サーバからの新しいコンテンツ表示制御固有情報の受信(5回目の処理)、端末でのコンテンツ表示固有情報の更新(6回目の処理)が必要であったのに対して、本実施形態においては、端末からサーバに対するリクエストの送信(1回目の処理)、サーバにおける更新管理情報の比較処理(2回目の処理)、サーバからの新しいコンテンツ表示制御固有情報の受信(3回目の処理)、端末でのコンテンツ表示制御固有情報の更新(4回目の処理)で済むためにシステム全体として処理負荷が軽減され、処理速度が向上する。なお以下では、実施形態1で図22や図24を用いて説明した例と同様の例を用いて説明をおこなう。
<機能的構成>
図12は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「端末」1210と、「サーバ」1220と、からなり、端末は、「表示部」1211と、「第二コンテンツ表示制御固有情報保持部」1212と、「更新管理情報付リクエスト送信部」1213と、「コンテンツ表示制御固有情報受信部」1214と、「第二更新部」1215と、を有する。またサーバは、「第二更新管理情報取得部」1221と、「最新更新管理情報保持部」1222と、「第二比較部」1223と、「コンテンツ表示制御固有情報送信部」1224と、を有する。
(端末の機能的構成)
「表示部」1211はネットワークを介して前記サーバから取得したコンテンツを表示するように構成される。同部の機能は、実施形態1ないし3のいずれか一に記載の表示部の機能と同様であり、コンテンツ表示制御固有情報に基づいてコンテンツを表示する。
「第二コンテンツ表示制御固有情報保持部」1212は、コンテンツ表示制御又は/及びコンテンツ表示をおこなうための現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報を端末毎に固有の情報であって現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持するように構成される。「コンテンツ表示制御固有情報」や「端末毎に固有の情報」、「現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報」などの語の意味は、いずれも実施形態1ないし3において用いた語の意味と同様である。
「更新管理情報付リクエスト送信部」1213は前記サーバに対し更新管理情報を付随させてリクエストを送信するように構成される。ここでいう「リクエスト」は、実施形態1ないし3において用いた語と同様の意味であり、具体的な内容として想定される態様についても同様である。すなわち、端末からサーバに対してなされるあらゆる情報の出力の総称であって、もちろんコンテンツの表示に関する検索要求やコメント投稿要求など種々の指示要求であることが考えられるが、それらコンテンツ表示との関連性は特に問わない。すなわち、リクエストの内容と当該リクエストに付随する更新管理情報の内容(ひいては更新管理情報が関連付けられているコンテンツ表示制御固有情報)との間の関連性は特に問わない。なお、図26および図27を用いてリクエストと更新管理情報とコンテンツ表示制御固有情報との連関性について説明する。まず図26を用いてリクエストに付随してサーバに送信される更新管理情報の一例を示す。同図における端末IDや時間軸の設定は図23や図24などと同様であるが、図26に示されている更新管理情報は、サーバにて保持されている最新のものではなく、前記リクエストに付随してサーバに送信されるものである。同図および図27において示されているように、本実施形態のコンテンツ表示システムにおいては、Time(t1)にユーザAがBに対するコメント禁止を要求したので、Time(t2)にサーバにて、ユーザBと関連付けられた更新管理情報が従前の「B01」から当該要求を反映した「B02」へと更新された。その後Time(e)にBの端末からサーバに対し、現在同端末にて利用中の更新管理情報「B01」を付随したリクエストが送信されると後記第二比較部での処理を経て、Time(t3)には当該リクエストへのレスポンスとともにあるいは別個に更新管理情報「B02」と関連付けられたコンテンツ表示制御固有情報が送信される。
「コンテンツ表示制御固有情報受信部」1214は、前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を更新管理情報とともに受信するように構成される。ここでいう「前記サーバより送信される」とは、具体的には、最新のコンテンツ表示制御固有情報は、後記コンテンツ表示制御固有情報送信部から送信されることを意味している。本実施形態のコンテンツ表示システムにおいては、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と最新のコンテンツ表示制御固有情報との比較処理を端末ではなくサーバの機能として実行する点に特徴がある。端末においては前記比較処理が不要になった結果、当該処理結果に応じたコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部を設けずとも、コンテンツ表示制御固有情報受信部にて最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信することが可能となる。
「第二更新部」1215は、受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報を更新するように構成される。同部の具体的な機能は基本的には実施形態1ないし3において説明した第一更新部と同様であるが、サーバが有する後記第二比較部の処理結果としてサーバから送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報に基づいてコンテンツ表示制御固有情報を更新する点が異なっている。
(サーバの機能的構成)
「第二更新管理情報取得部」1221は前記端末からのリクエストに付随する更新管理情報を取得するように構成される。ここでいう「前記端末からのリクエスト」とは、更新管理情報付リクエスト送信部から現在端末にて利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報を付随させて送信されたリクエストのことを指している。
「最新更新管理情報保持部」1222は、リクエストを送信する端末を識別する端末識別情報とその端末で利用すべき最新のコンテンツ表示制御固有情報と最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付けて保持するように構成される。「リクエストを送信する端末を識別する端末識別情報」の具体例としては、コンテンツを利用する端末ごとに割り当てられているIDとするほか、特定のユーザIDを入力することによりログインを受付けたような場合に当該ユーザIDを端末識別情報として利用することが考えられる。当該構成をとれば、同一ユーザが異なる複数の端末でコンテンツを利用する場合であっても、それら異なるどの端末を利用しても等しく本実施形態のコンテンツ表示システムによる効果を享受することが可能となる。
「第二比較部」1223は、取得した端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と、前記保持されている最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを比較するように構成されている。同部の基本的な機能は、端末とサーバとにそれぞれ保持されているコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報を比較する点において実施形態1ないし3の第一比較部の機能と同様である。すなわち、ここでの処理結果としては、前記比較対象である両情報が異なる場合の処理結果と異ならない場合の処理結果とがあり、当該異なる処理結果によって後の処理もまた異なる。前記処理結果が両情報が異ならないとの処理結果である場合には、以降特段の処理を行わない。本実施形態のコンテンツ表示システムは、これまで説明しているように、同機能を端末側ではなくサーバ側にて備えている点に特徴がある。当該構成をとれば、比較結果を踏まえた最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末からの別途のリクエストを要せずに端末に対し送信することが可能になる。
「コンテンツ表示制御固有情報送信部」1224は、第二比較部にてなされる比較の結果に応じて前記端末に対して端末で利用すべき最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末に送信するように構成される。ここで、コンテンツ表示制御固有情報送信部による同情報送信の一例を示す図として図13を示す。同図の前提となる内容は、これまで図3などを用いて説明してきた、「卵焼き」という語の検索に関する例と同様である。
同図においては、更新管理情報付リクエスト送信部から、上記検索要求を内容とするリクエストが送信されたものとし、この時のコンテンツ表示制御固有情報のうち自らと紐づけられているユーザのリストに関する更新管理情報は「B04」だったとする。これに対しサーバにおける最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報が前記「B04」とは異なる「B05」であった場合、第二比較部の比較結果により、当該更新管理情報と関連付けられた最新のコンテンツ表示制御固有情報が端末に対して送信されることとなる。すなわち、同図には、前記リクエストに対する「レスポンス」1310に付随して「最新のコンテンツ表示制御固有情報」1320として紐づけられている他ユーザの情報が送信されることが示されている。なおここで、最新のコンテンツ表示制御固有情報とあわせて当該最新コンテンツの表示制御情報の「更新管理情報」1330をも送信することにより、端末にて、コンテンツ表示制御固有情報受信部にて受信した情報が最新の情報であると判断するとともに、以後の処理においては当該更新管理情報を利用することが可能になる。なお、上記の例においてはサーバから最新のコンテンツ表示制御固有情報とともに更新管理情報をも端末に対し送信する構成について説明したが、ここで更新管理情報をともに送信することは必ずしも要しない。更新管理情報をともに送信しない場合、端末では例えば、第二更新部におけるコンテンツ表示制御固有情報の更新処理の際、サーバにて更新処理を行う場合と同様、従来利用していたコンテンツ表示制御固有情報と関連付けられていた更新管理情報をも更新するような処理をすることが考えられる。このように、同部ではサーバと同様のルールのもと更新管理情報の更新が行われるため、サーバから端末には最新のコンテンツ表示制御情報を送信すればよく、関連する更新管理情報をも送信する必要はないのである。
<機能的構成>
図14、および図15は、本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置の機能的な各構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。この各図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
(端末の具体的な構成)
図14にあるように、コンテンツ表示システムを構成する端末は、各種演算処理を実行するための「CPU」1401と、「記憶装置(記憶媒体)」1402と、「メインメモリ」1403と、「入出力インターフェース」1404とを備え、各種情報の送受信を行う。なお、記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」1405などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
(表示部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「表示プログラム」1490をメインメモリに読み出すとともにコンテンツ表示制御固有情報を読み出して同プログラムを実行し、サーバから取得したコンテンツをコンテンツ表示制御固有情報に基づいて表示出力する処理を行う。
(第二コンテンツ表示制御固有情報保持部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第二コンテンツ表示制御固有情報保持プログラム」1491をメインメモリに読み出して実行し、予め保持するあるいは内容の更新されたコンテンツ表示制御固有情報を保持する。また、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と前記内容の更新に伴い更新管理情報も更新するように関連付ける処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(更新管理情報付リクエスト送信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「更新管理情報付リクエスト送信プログラム」1492をメインメモリに読み出して実行し、サーバに対し、例えば第二コンテンツ表示制御固有情報保持部などで保持されている更新管理情報を付随させたリクエスト情報を送信する処理を行う。
(コンテンツ表示制御固有情報受信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「コンテンツ表示制御固有情報受信プログラム」1493をメインメモリに読み出して実行し、サーバから送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(第二更新部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第二更新プログラム」1494をメインメモリに読み出し前記コンテンツ表示制御固有情報受信プログラムの実行により得られた情報を読み出すとともに同プログラムを実行し、前記情報を用いて、例えば第二コンテンツ表示制御固有情報保持部などで保持されこれまで利用してきたコンテンツ表示制御固有情報を更新する処理を行う。
(サーバの具体的な構成)
図15にあるように、コンテンツ表示システムを構成するサーバは、各種演算処理を実行するための「CPU」1501と、「記憶装置(記憶媒体)」1502と、「メインメモリ」1503と、「出力インターフェース」1504と、「入力インターフェース」1505と、「インターネット通信インターフェース」1506と、を備え、入出力インターフェースを介して、例えば「ディスプレイ」1507や「キーボード」1508と、インターネット通信インターフェースを介して「端末」1509などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。なお、記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」1510などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
(第二更新管理情報取得部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第二更新管理情報取得プログラム」1590をメインメモリに読み出して実行し、端末からリクエストの情報に付随して送信された更新管理情報を取得する処理を行い、当該処理結果を端末毎のIDと紐づけたうえでメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(最新更新管理情報保持部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「最新更新管理情報保持プログラム」1591をメインメモリに読み出して実行し、端末識別情報と予め保持されたあるいは入力を受付けた最新のコンテンツ表示制御固有情報と、同じく予め保持されたあるいは入力を受付けた更新管理情報とを関連付けて保持する。また、コンテンツ表示制御固有情報の更新に伴い更新管理情報もが更新されるようにそれぞれ関連付ける処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(第二比較部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「第二比較プログラム」1592をメインメモリに読み出して実行し、第二更新管理情報取得プログラムの実行にて得られた更新管理情報と、例えば最新更新管理情報保持部にて保持される当該時点において最新のコンテンツ表示制御固有情報に関連づけて保持されている同一の端末に紐づけられた更新管理情報とを比較する処理を行い、当該処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。なおここでの処理結果としては、前記比較対象である両情報が異なる場合の処理結果と異ならない場合の処理結果とがあり、当該異なる処理結果によって後の処理もまた異なる。前記処理結果が両情報が異ならないとの処理結果である場合には、以降特段の処理を行わない。
(コンテンツ表示制御固有情報送信部の具体的な処理)
CPUは、記憶装置から「コンテンツ表示制御固有情報送信プログラム」1593をメインメモリに読み出し、第二比較プログラムの実行の結果前記比較対象である情報が異なる場合には得られた比較結果の情報を読み出して同プログラムを実行し、端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する処理を行う。
ここで図27を用いて、各端末におけるコメントの投稿と、コンテンツ表示制御固有情報に基づく当該各コメントの表示制御の態様との関係の一例を示す。同図において示されているのは、既に図22や図26などを用いて説明した具体例と同様の例における各端末におけるコメント表示制御の一態様である。同図において示されているように、ユーザAないしCの利用する端末ではいずれも自らおよび他のユーザの端末から投稿されたコメントが表示されるよう制御がなされていたが、Time(t3)のタイミングでユーザAの投稿したコメントがユーザBの端末にて表示されないよう制御されることとなったため、当該時点以降にユーザAの端末から投稿されたコメント7については、ユーザBの端末が保持するコンテンツ表示制御固有情報に基づいて同端末においては非表示制御がなされている。なお、同図記載の「送信更新管理情報」欄記載の更新管理情報とは、各端末からサーバに対するリクエスト送信時に当該リクエストに付随しているものである。
ここまで説明してきた本実施形態のコンテンツ表示システムにおけるサーバと端末との間の各情報の送受信の流れを図28を用いて改めて説明する。同図は、ユーザBの端末とサーバとの間でなされる情報の送受信の一例を示すシーケンス図である。記載されているコメントの番号や更新管理情報の項番は、いずれも図27記載の内容と合致している。すなわち、ユーザBの端末がサーバからコメント1を受信し当該コメントを表示したのち、Bの入力によりサーバに対し現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と関連付けられる更新管理情報「B01」を付随させてコメント2の投稿をリクエストすると、サーバは第二比較部での比較処理を経て、Bの端末に対しコメント2を送信する。その後も他のユーザの投稿に伴い、Bの端末ではサーバからコメント3やコメント4を受信し、それぞれ表示を行う。その後Bの端末から再び更新管理情報「B01」を付随させてコメントを投稿した場合、サーバにて保持している最新の更新管理情報が先ほどとは異なる「B02」であったため、第二比較部での比較処理を経てサーバは、前記更新管理情報「B02」と関連付けて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報をBの端末に送信する。なお、サーバは前記端末からのリクエストに応じてコメント5についても送信処理をおこなう。そして当該コンテンツ表示制御固有情報を受信した端末では、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に「Aによる投稿コメントの表示を禁止する」旨の内容に追加更新する。その後ユーザCから投稿されたコメント6についてはサーバから受信を受けて表示が行われるものの、Aにより投稿されたコメント7については、前記コンテンツ表示制御情報に基づき、投稿コメントそのものは受信するものの、表示部にて表示は行わないような制御を行う。その後Bの端末にてコメント投稿のリクエストをサーバに送信すると、サーバからは当該コメントとともに更新管理情報「B02」が送信され、当該情報に基づいてコメント8が表示される。
<処理の流れ>
図16は、本実施形態のコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ表示制御固有情報ないし更新管理情報に関する処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1601では、端末にて現在当該端末にて利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報を付随させたリクエストをサーバに対し送信する(更新管理情報付リクエスト送信ステップ)。ステップS1602では、前記リクエストに付随して送信された更新管理情報をサーバにて取得する(第二更新管理情報取得ステップ)。次にステップS1603では前記取得した更新管理情報とサーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを比較する処理を行う(第二比較ステップ)。ここでの判断が端末にて保持している更新管理情報のほうが古いとの判断結果である場合には、ステップS1604の処理に進む。そうでないとの判断結果である場合には、以後はコンテンツ表示制御固有情報ないしは更新管理情報に関する特段の処理は行わない。ステップS1604ではサーバにて最新コンテンツ表示制御固有情報を更新管理情報とともに端末に対し送信する(コンテンツ表示制御固有情報送信ステップ)。ステップS1605ではステップS1604に対応して送信された最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信し(コンテンツ表示制御固有情報受信ステップ)、続くステップS1606ではそれまで端末にて利用していたコンテンツ表示制御固有情報を、前記ステップS1605にて受信した最新の情報に更新する処理を行う(第二更新ステップ)。その後ステップS1607では、第二更新ステップにて更新処理されたコンテンツ表示制御固有情報に従い、端末にてコンテンツの表示を行う(表示ステップ)。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、コンテンツ表示制御固有情報の内容が現在利用しているコンテンツ内ページに関する情報である場合は特に通信回数や処理の負担を軽減することが可能になる。
<<実施形態5>>
<概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは、基本的に実施形態4のコンテンツ表示システムと同様であるが、更新管理情報付リクエスト送信部が、サーバに対して送信される全てのリクエストに対して更新管理情報を付随させる全リクエスト付随手段を備える点をさらなる特徴として備えている。当該構成を採用することにより、実施形態4のコンテンツ表示システムに比べよりリアルタイムで端末に対しコンテンツ表示制御固有情報を送信することが可能となる。
<機能的構成>
図17は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「端末」1710と、「サーバ」1720と、からなり、端末は、「表示部」1711と、「第二コンテンツ表示制御固有情報保持部」1712と、「更新管理情報付リクエスト送信部」1713と、「コンテンツ表示制御固有情報受信部」1714と、「第二更新部」1715と、を有し、「更新管理情報付リクエスト送信部」は、「全リクエスト付随手段」1716を備えている。またサーバは、「第二更新管理情報取得部」1721と、「最新更新管理情報保持部」1722と、「第二比較部」1723と、「コンテンツ表示制御固有情報送信部」1724と、を有する。基本的な構成は実施形態4の図12を用いて説明したコンテンツ表示システムと共通するため、以下では相違点である「全リクエスト付随手段」の機能について説明する。
「全リクエスト付随手段」1716は、サーバに対して送信される全てのリクエストに対して更新管理情報を付随させるように構成される。すでに説明したように、更新管理情報は情報量の少ない項番やタイムスタンプなどの比較的単純な数字情報および/または文字情報とすることが可能なので、これらの手段を用いて更新管理情報を生成し全てのリクエストに付随させたとしても、当該処理に伴う情報送受信の処理負担の増加は極めて限定的である。本実施形態のコンテンツ表示システムの構成が採用されれば、サーバの処理負担増というデメリットをほとんど無視できるいっぽう、コンスタントにコンテンツ表示制御固有情報の更新の有無の確認が行われるため、端末にて表示される情報の最新性をより強く担保できるというメリットがある。
<具体的な構成>
本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には図14および図15を用いて説明した実施形態4のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様であるので、以下では、これまで説明していない全リクエスト付随手段の具体的な処理について説明する。
(全リクエスト付随手段の具体的な処理)
CPUは、前記更新管理情報付リクエスト送信プログラムを実行するに際し、記憶装置から「全リクエスト付随サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、すべてのリクエストに対して更新管理情報を付随させる処理を行う。
<処理の流れ>
実施形態のコンテンツ表示システムの処理の流れは、基本的に実施形態4で説明したコンテンツ表示システムの処理方法と同様である。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、実施形態4記載のコンテンツ表示システムに比べ、サーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末に対しよりリアルタイムに送信することが可能になる。
<<実施形態6>>
<概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは、基本的に実施形態4または5のコンテンツ表示システムと同様であるが、コンテンツ表示制御固有情報送信部が最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信する点をさらなる特徴として備えている。当該構成を採用することにより、実施形態4または5のコンテンツ表示システムに比べよりサーバに負担をかけることなく、端末に対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を効率的に提供することが可能になる。
<機能的構成>
図19は、本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態のコンテンツ表示システムは「端末」1910と、「サーバ」1920と、からなり、端末は、「表示部」1911と、「第二コンテンツ表示制御固有情報保持部」1912と、「更新管理情報付リクエスト送信部」1913と、「コンテンツ表示制御固有情報受信部」1914と、「第二更新部」1915と、を有する。またサーバは、「第二更新管理情報取得部」1921と、「最新更新管理情報保持部」1922と、「第二比較部」1923と、「コンテンツ表示制御固有情報送信部」1924と、を有し、「コンテンツ表示制御固有情報送信部」は「第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」1925を備えている。基本的な構成は実施形態4の図12を用いて説明したコンテンツ表示システムと共通するため、以下では相違点である「第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」の機能について説明する。
「第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段」1925は、最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信するように構成される。ここでいう差分情報の一例は実施形態3で説明した差分情報と同様である。すなわち、自身と紐づけられている他ユーザの構成のうち、従前のバージョンから追加および削除のあったユーザのみのユーザIDであったり、自身へのコメント表示を禁止する他ユーザの構成のうち、従前のバージョンから禁止関係の解消あるいは新たな禁止関係の構築のあったユーザのみのユーザIDについての情報などが考えられる。図13のうち1320で示されている領域は、自らと紐づけられていることを表示するためのコンテンツ表示制御固有情報にあたり、具体的にいえば、ユーザネームが「太郎」(ユーザID:C)と「花子」(ユーザID:D)であるユーザが自身と紐づけられていると明示されるよう表示制御がなされることを示している。ここで仮に、ユーザネーム「花子」との紐づけが行われたことによりコンテンツ表示制御固有情報が更新された場合には、端末に送信されるべきコンテンツ表示制御固有情報の差分情報は、ユーザID:Dと紐づけられている旨の情報のみである。このように、本実施形態のコンテンツ表示システムのサーバでは、従前のバージョンに比べて変更された部分のコンテンツ表示制御固有情報のみを端末に送信すればよいので、サーバの当該情報送信に係る処理負担および端末の当該情報受信に係る処理負担のいずれをも軽減することが可能になる。
前記差分情報生成の態様としては、例えば、実施形態3にて説明したのと同様、従前のコンテンツ表示制御固有情報から何らかの変更があった場合に当該変更の事実及び変更内容などに関する情報を差分ログ情報としてサーバにて保持する構成などが考えられる。
<具体的な構成>
本実施形態のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には図14および図15を用いて説明した実施形態4または5のコンテンツ表示システムを構成する各装置のハードウェア構成と同様であるので、以下では、これまで説明していない第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段の具体的な処理について説明する。
(第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段の具体的な処理)
CPUは、前記コンテンツ表示制御固有情報送信プログラムの実行に際し「第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信プログラム」をメインメモリに読み出して実行し、サーバにて保持する最新のコンテンツ表示制御固有情報と端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を読み出し、同情報を端末に対し送信する処理を行う。
<処理の流れ>
図20は、本実施形態のコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ表示制御固有情報ないし更新管理情報に関する処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS2001では、端末にて現在当該端末にて利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報を付随させたリクエストをサーバに対し送信する(更新管理情報付リクエスト送信ステップ)。ステップS2002では、前記リクエストに付随して送信された更新管理情報をサーバにて取得する(第二更新管理情報取得ステップ)。次にステップS2003では前記取得した更新管理情報とサーバにて保持している最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを比較する処理を行う(第二比較ステップ)。ここでの判断が端末にて保持している更新管理情報のほうが古いとの判断結果である場合には、ステップS2004の処理に進む。そうでないとの判断結果である場合には、以後はコンテンツ表示制御固有情報ないしは更新管理情報に関する特段の処理は行わない。ステップS2004ではサーバにて最新コンテンツ表示制御固有情報と端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報の差分情報を更新管理情報とともに端末に対し送信する(コンテンツ表示制御固有情報差分情報送信ステップ)。ステップS2005ではステップS2004に対応して送信された差分情報を受信し(差分情報受信ステップ)、続くステップS2006ではそれまで端末にて利用していたコンテンツ表示制御固有情報を、前記ステップS2005にて受信した差分情報を用いて最新の情報に更新する処理を行う(第二更新ステップ)。その後ステップS2007では、第二更新ステップにて更新処理されたコンテンツ表示制御固有情報に従い、端末にてコンテンツの表示を行う(表示ステップ)。
<効果>
以上の構成を有するコンテンツ表示システムを利用することにより、実施形態4または5のコンテンツ表示システムに比べよりサーバに負担をかけることなく、端末に対し最新のコンテンツ表示制御固有情報を効率的に提供することが可能になる。
0100…コンテンツ表示システム、0110…サーバ、0120…端末、0210…サーバ、0211…リクエスト受信部、0212…更新管理情報保持部、0213…更新管理情報付レスポンス返信部、0214…最新コンテンツ表示制御固有情報送信部、0221…表示部、0222…第一コンテンツ表示制御固有情報保持部、0223…第一更新管理情報取得部、0224…第一比較部、0225…コンテンツ表示制御固有情報リクエスト部、0226…最新コンテンツ表示制御固有情報受信部、0227…第一更新部

Claims (11)

  1. コンテンツを配布するサーバと、このサーバとのネットワークを介した通信により前記配布されたコンテンツの表示を行う端末と、からなるコンテンツ表示システムであって、
    前記サーバは、
    前記端末からのリクエストを受信するリクエスト受信部と、
    リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御又は/及びコンテンツ表示をおこなうための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持する更新管理情報保持部と、
    前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信する更新管理情報付レスポンス返信部と、
    端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する最新コンテンツ表示制御固有情報送信部と、
    を有し、
    前記端末は、
    ネットワークを介して前記サーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付けて保持する第一コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得する第一更新管理情報取得部と、
    取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較する第一比較部と、
    第一比較部にてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部と、
    前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する最新コンテンツ表示制御固有情報受信部と、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する第一更新部と、
    を有するコンテンツ表示システム。
  2. 更新管理情報付レスポンス返信部は、
    前記端末からのリクエストに対する全てのレスポンスに対して更新管理情報を付随させる全レスポンス付随手段を備える請求項1に記載のコンテンツ表示制御システム。
  3. 前記最新コンテンツ表示制御固有情報送信部は、最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信する第一差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段を有する
    請求項1又は2に記載のコンテンツ表示制御システム。
  4. コンテンツを配布するサーバと、このサーバとのネットワークを介した通信により前記配布されたコンテンツの表示を行う端末と、からなるコンテンツ表示システムであって、
    端末は、
    ネットワークを介して前記サーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    コンテンツ表示制御又は/及びコンテンツの表示をおこなうための現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報を端末毎に固有の情報であって現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持する第二コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    前記サーバに対し更新管理情報を付随させてリクエストを送信する更新管理情報付リクエスト送信部と、
    前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信するコンテンツ表示制御固有情報受信部と、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報を更新する第二更新部と
    を有し、
    前記サーバは、
    前記端末からのリクエストに付随する更新管理情報を取得する第二更新管理情報取得部と、
    リクエストを送信する端末を識別する端末識別情報とその端末で利用すべき最新のコンテンツ表示制御固有情報と最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを関連付けて保持する最新更新管理情報保持部と、
    取得した端末にて現在利用中の更新管理情報と、前記保持されている最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報とを比較する第二比較部と、
    第二比較部にてなされる比較の結果に応じて前記端末に対して端末で利用すべき最新のコンテンツ表示制御固有情報を端末に送信するコンテンツ表示制御固有情報送信部と、
    を有するコンテンツ表示制御システム。
  5. 更新管理情報付リクエスト送信部は、
    前記サーバに対して送信される全てのリクエストに対し更新管理情報を付随させる全リクエスト付随手段を備える請求項4に記載のコンテンツ表示制御システム。
  6. 前記コンテンツ表示制御固有情報送信部は、
    最新のコンテンツ表示制御固有情報として、端末にて現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報との差分情報を送信する第二差分コンテンツ表示制御固有情報送信手段を有する
    請求項4又は5に記載のコンテンツ表示制御システム。
  7. 前記更新管理情報は、項番、更新日時、タイムスタンプのうち少なくともいずれか一の数字情報又は/及び文字情報である請求項1から6のいずれか一に記載のコンテンツ表示制御システム。
  8. ネットワークを介してサーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持する第一コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得する第一更新管理情報取得部と、
    取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較する第一比較部と、
    第一比較部にてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部と、
    前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する最新コンテンツ表示制御固有情報受信部と、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する第一更新部と、
    を有する端末との間で通信を行うためのサーバであって、
    前記端末からのリクエストを受信するリクエスト受信部と、
    リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御をおこなうための又は/及びコンテンツを表示するための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持する更新管理情報保持部と、
    前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信する更新管理情報付レスポンス返信部と、
    端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する最新コンテンツ表示制御固有情報送信部と、
    を有する請求項1から3および請求項1から3の少なくともいずれか一に従属する請求項7のいずれか一に記載のサーバ。
  9. 端末からのリクエストを受信するリクエスト受信部と、
    リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御をおこなうための又は/及びコンテンツを表示するための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持する更新管理情報保持部と、
    前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信する更新管理情報付レスポンス返信部と、
    端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する最新コンテンツ表示制御固有情報送信部と、
    を有するサーバとの間で通信を行うための端末であって、
    ネットワークを介してサーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持する第二コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得する第二更新管理情報取得部と、
    取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較する第二比較部と、
    第二比較部にてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部と、
    前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する最新コンテンツ表示制御固有情報受信部と、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する第一更新部と、
    を有する請求項4から6および請求項4から6の少なくともいずれか一に従属する請求項7のいずれか一に記載の端末。
  10. ネットワークを介してサーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持する第一コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得する第一更新管理情報取得部と、
    取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較する第一比較部と、
    第一比較部にてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするコンテンツ表示制御固有情報リクエスト部と、
    前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する最新コンテンツ表示制御固有情報受信部と、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する第一更新部と、
    を有する端末との間で通信を行い、
    リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御をおこなうための又は/及びコンテンツを表示するための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持する更新管理情報保持部を有するサーバの動作方法であって、
    前記端末からのリクエストを受信するリクエスト受信ステップと、
    前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信する更新管理情報付レスポンス返信ステップと、
    端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する最新コンテンツ表示制御固有情報送信ステップと、
    を有するサーバの動作方法。
  11. 端末からのリクエストを受信するリクエスト受信部と、
    リクエストを送信する端末毎に固有の情報であって、端末にてコンテンツ表示制御をおこなうための又は/及びコンテンツの表示を行うための最新のコンテンツ表示制御固有情報と、その最新のコンテンツ表示制御固有情報の更新管理をするための情報である更新管理情報と、を関連づけて保持する更新管理情報保持部と、
    前記端末からのリクエストに応じたレスポンスを返信するに際し、最新の更新管理情報を付随して返信する更新管理情報付レスポンス返信部と、
    端末からの最新のコンテンツ表示制御固有情報のリクエストに応じて端末に対して最新のコンテンツ表示制御固有情報を送信する最新コンテンツ表示制御固有情報送信部と、
    を有するサーバ
    との間で通信を行うための端末であって、
    ネットワークを介してサーバから取得したコンテンツを表示する表示部と、
    現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報と、そのコンテンツ表示制御固有情報の更新管理情報と関連付けて保持する第二コンテンツ表示制御固有情報保持部と、
    を有する端末の動作プログラムであって、
    前記サーバからのレスポンスに付随する更新管理情報を取得する第二更新管理情報取得ステップと、
    取得した更新管理情報と、現在利用中のコンテンツ表示制御固有情報に関連付けて保持されている更新管理情報とを比較する第二比較ステップと、
    第二比較ステップにてなされる比較の結果に応じて前記サーバに対し最新のコンテンツ表示制御固有情報の送信をリクエストするコンテンツ表示制御固有情報リクエストステップと、
    前記リクエストに基づき前記サーバより送信される最新のコンテンツ表示制御固有情報を受信する最新コンテンツ表示制御固有情報受信ステップと、
    受信した最新のコンテンツ表示制御固有情報により保持されている現在まで利用していたコンテンツ表示制御固有情報を更新する第一更新ステップと、を端末に実行可能に読取可能なプログラム。
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