JP6160341B2 - レイアウト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像やテキストを意図した趣旨でバランスよくレイアウトする技術に関する。
チラシやパンフレット、カタログ類等の制作においては、各商品情報を1コマに割り当ててレイアウトデータを作成し、複数のコマを組み合わせることにより、DTP(DeskTop Publishing)上でページレイアウトを作成していく。レイアウトデータとしてのコマには、商品画像や商品名、商品価格などのオブジェクトが存在し、様々なバリエーションが存在する。特に、商品画像の縦横のサイズによっては、コマ内に大きな余白を生じることもあるため、他のオブジェクトを手作業で移動させる必要がある。このため、膨大な商品数を扱うページレイアウトの場合、非常に負荷が高くなる。
自動組版を使用することにより、大量の商品数を掲載するページレイアウトを作成することは可能になるが、様々なバリエーションに対応したコマを自動で生成するには、小組と呼ばれるテンプレートをバリエーションに応じて複数用意し、商品情報のオブジェクトによって自動判別しながら処理を実行する必要がある。しかし、この場合、全パターンを作成する作業に時間がかかり、結果的に作業者の負荷が高くなる。このような課題を解決するため、1つのテンプレートで様々なパターンのコマを表現する技術も開発されている(特許文献1参照)。
特許第4789589号公報
上記特許文献1に記載の発明では、レイアウト全体の領域を縦横のグリッドに分割後、余白計算し、重みと呼ばれる数値で各グリッドを評価することによって、領域内でオブジェクトの重複が存在しないように、オブジェクトの移動やサイズ変更を行っている。しかし、意図的に重ねて配置したオブジェクトに対しても同様の処理を行ってしまうため、結果的に意図したレイアウトに戻すのに手作業が発生するという問題がある。
図7は、特許文献1に記載の発明によるレイアウト処理の様子を示す図である。特許文献1に記載の発明によりレイアウトを行った場合、図7(a)に示したようなレイアウトデータは、図7(b)に示したようにレイアウト変更され、りんごを大きく表示するという意図が損なわれてしまう。また、図7(c)に示したようなレイアウトデータは、図7(d)に示したようにレイアウト変更され、ワインを左端に表示するという意図が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、テンプレートを用いて情報の流し込みを行った場合に、意図したレイアウトを反映しつつ、バランスの良いレイアウトを行うことが可能なレイアウト装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、配置対象である各オブジェクトの移動の可否およびサイズ変更の可否をレイアウト条件として設定するレイアウト条件設定手段と、レイアウト領域内における余白領域の割合を算出する余白算出手段と、前記算出された余白領域の割合が所定以上である場合に、前記移動が可と設定されたオブジェクトを移動するオブジェクト移動手段と、前記オブジェクト移動手段によるオブジェクト移動後に算出された余白領域の割合が所定以上である場合に、前記サイズ変更が可と設定されたオブジェクトをサイズ変更するオブジェクトサイズ変更手段と、を有し、前記オブジェクト移動手段および前記オブジェクトサイズ変更手段は、前記レイアウト条件が設定されたオブジェクトと設定されていないオブジェクトが重なった場合には、前記設定されたオブジェクトを前面に配置するものであることを特徴とするレイアウト装置を提供する。
本発明によれば、配置対象である各オブジェクトの移動の可否およびサイズ変更の可否を設定しておき、レイアウト領域内における余白領域の割合が所定以上である場合に、移動可と設定されたオブジェクトを移動し、オブジェクト移動後に算出された余白が所定以上である場合に、サイズ変更可と設定されたオブジェクトをサイズ変更し、オブジェクト移動およびオブジェクトサイズ変更の際、設定されたオブジェクト同士が重なった場合には、設定されたオブジェクトを前面に配置するようにしたので、1つのテンプレートを用いて情報の流し込みを行った場合に、意図したレイアウトを反映しつつ、バランスの良いレイアウトを行うことが可能となる。
また、本発明では、前記レイアウト条件設定手段は、更にオブジェクト同士の配置関係を維持するか否かを設定するものであり、前記オブジェクト移動手段は、前記オブジェクト同士の配置関係が維持される旨設定されている場合に、各オブジェクト内に設定された配置基準点同士の配置関係を維持した状態で、オブジェクトを移動するものであることを特徴とする。
本発明によれば、更にオブジェクト同士の配置関係を維持するか否かを設定し、オブジェクト同士の配置関係が維持される旨設定されている場合に、各オブジェクト内に設定された配置基準点同士の配置関係を維持した状態で、オブジェクトを移動するようにしたので、テンプレートにおけるオブジェクト同士の配置関係を保ちつつ、バランスの良いレイアウトを行うことが可能となる。
本発明によれば、テンプレートを用いて情報の流し込みを行った場合に、意図したレイアウトを反映しつつ、バランスの良いレイアウトを行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るレイアウト装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係るレイアウト装置の構成を示す機能ブロック図である。 レイアウト条件を設定するための条件設定画面を示す図である。 本実施形態で用いるテンプレートおよび情報流し込み後のレイアウトデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係るレイアウト装置の処理概要を示すフローチャートである。 図5の処理L1、L2の詳細を示すフローチャートである。 従来技術によるレイアウト処理の様子を示す図である。
<1.装置構成>
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るレイアウト装置のハードウェア構成図である。レイアウト装置は、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータで実現することができる。図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)1と、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)2と、CPU1が実行するプログラムやデータを記憶するためのハードディスク、フラッシュメモリ等の大容量の記憶装置3と、キーボードやマウス等の入力機器からの指示入力を受け付ける指示入力I/F(インタフェース)4と、データ記憶媒体等の外部装置とデータ通信するためのデータ入出力I/F(インタフェース)5と、液晶ディスプレイ等の表示装置に情報を送出するための表示出力I/F(インタフェース)6を備え、互いにバスを介して接続されている。
図2は、本実施形態に係るレイアウト装置の構成を示す機能ブロック図である。図2において、10はレイアウトデータ記憶手段、20はレイアウト変更データ記憶手段、30はレイアウト条件記憶手段、40はレイアウト条件設定手段、50は余白算出手段、60はオブジェクト移動手段、70はオブジェクトサイズ変更手段である。
レイアウトデータ記憶手段10は、小組と呼ばれるテンプレートにオブジェクトを流し込むことにより得られたレイアウトデータを記憶した記憶手段であり、記憶装置3により実現される。1つのページに複数のコマを作成する場合、1つのコマについて1つのレイアウトデータが得られる。レイアウト変更データ記憶手段20は、本実施形態に係るレイアウト装置によるレイアウト変更後のレイアウト変更データを記憶した記憶手段であり、記憶装置3により実現される。レイアウト条件記憶手段30は、レイアウトを実行するためのレイアウト条件を記憶した記憶手段であり、記憶装置3により実現される。
レイアウト条件設定手段40は、レイアウト条件を設定する手段であり、CPU1がプログラムを実行して条件設定画面を表示出力I/F6を介して画面表示し、指示入力I/F4を介したユーザからの入力情報を取得することにより実現される。余白算出手段50は、レイアウトデータ内の余白領域を算出する手段である。オブジェクト移動手段60は、レイアウト条件に従って、レイアウトデータ内のオブジェクトを移動する手段である。オブジェクトサイズ変更手段70は、レイアウト条件に従って、レイアウトデータ内のオブジェクトのサイズ変更を行う手段である。
図2に示した各構成手段は、現実には図1に示したように、コンピュータおよびその周辺機器等のハードウェアに専用のプログラムを搭載することにより実現される。すなわち、コンピュータが、専用のプログラムに従って各手段の内容を実行することになる。なお、本明細書において、コンピュータとは、CPU等の演算処理部を有し、データ処理が可能な装置を意味する。
図1に示した記憶装置3には、CPU1を動作させ、コンピュータを、レイアウト装置として機能させるための専用のプログラムが実装されている。この専用のプログラムを実行することにより、CPU1は、レイアウト条件設定手段40、余白算出手段50、オブジェクト移動手段60、オブジェクトサイズ変更手段70としての機能を実現することになる。また、記憶装置3は、レイアウトデータ記憶手段10、レイアウト変更データ記憶手段20、レイアウト条件記憶手段30として機能するだけでなく、レイアウト装置としての処理に必要な様々なデータを記憶する。
ここで、レイアウトデータ記憶手段10に記憶されているレイアウトデータについて説明しておく。レイアウトデータは、テンプレートにオブジェクトを流し込むことにより得られる。図4(a)は、テンプレートの一例を示す図である。図4(a)において、×印が付された矩形状の領域がレイアウト領域であり、その外側に所定のマージンの周縁部が設けられている。レイアウト領域内の「商品名」、「商品説明」、「容量」、「価格」を含む矩形の各枠は、テンプレートに設定された各オブジェクトの配置位置を示している。商品画像の配置位置は別途所定の位置に定められている。本実施形態では、商品画像がレイアウト領域左端に位置するように設定されている。テンプレートにおいては、図4(a)に示すように、左上端を原点として、右方向に向かって値が増加するようにx軸が、下方向に向かって値が増加するようにy軸が設定されており、各オブジェクトは、xy座標に従って、配置位置が設定されている。
画像である商品画像、テキストである「商品名」、「商品説明」、「容量」、「価格」の各オブジェクトを、レイアウト領域に流し込むことにより、図4(b)に示すようなレイアウトデータが得られる。このようにして得られたレイアウトデータが、レイアウトデータ記憶手段10に記憶される。本実施形態では、図4(b)に示したレイアウトデータを読み込んでレイアウトの変更を行うが、レイアウト装置にオブジェクト流し込み機能を備え、テンプレートにオブジェクトを流し込む処理を行い、得られたレイアウトデータに対してレイアウトの変更を行うようにしても良い。
<2.レイアウト条件設定処理>
レイアウト処理を実行する前に、レイアウト条件を設定する処理を行う。図3は、レイアウト条件を設定するための条件設定画面を示す図である。図3に示すように、条件設定画面では、「マージン設定」、「処理条件」、「配置関係」、「対象オブジェクト設定」の4項目が設定可能となっている。「マージン設定」は、レイアウトデータ内における周縁部を決定するため、最外郭からのマージンを設定するための項目であり、図3に示すように、上、下、左、右それぞれについて数値入力することにより設定可能である。図3の例では、上、下、左、右いずれも5mmに設定された状態を示している。これは、レイアウトデータの最外郭から5mmの範囲を周縁部とし、周縁部にはオブジェクトの配置を禁止することを意味している。
「処理条件」は、余白領域の状態によりレイアウト変更を行うかどうかを決定するための条件を設定するための項目である。余白領域とは、レイアウトデータ内の周縁部を除いたレイアウト領域のうち、オブジェクトが配置されていない領域である。図3に示すように、「余白領域がレイアウト領域内で□%以上になっていたら処理する」と表示され、□%以上とするかを数値入力することにより、「処理条件」を設定可能になっている。図3の例では、50%に設定された状態を示している。したがって、レイアウト領域内の余白領域が50%以上である場合に、レイアウト変更を行うことを意味している。
「配置関係」は、テンプレートに設定された状態から、オブジェクト同士の配置関係を維持するかどうかを設定するための項目である。配置関係としては、上下関係(y軸方向)、左右関係(x軸方向)等を設定することができるが、本実施形態では、上下関係が設定されている。本実施形態では、図3に示すように、チェックボックスを用いて、維持するかどうかを指定する。したがって、維持する旨指定すると、オブジェクト同士の上下関係が保たれたままレイアウトが行われることになる。各オブジェクトには、配置関係を把握するための基準となる配置基準点が定められている。配置基準点は、オブジェクト内の所定の位置に適宜設定することができるが、本実施形態では、オブジェクトの中心点を配置基準点としている。
「対象オブジェクト設定」は、商品情報を構成するオブジェクトのうち、移動またはサイズ変更するオブジェクトを対象オブジェクトとして指定するとともに、指定された各対象オブジェクトについて、移動するかどうか、サイズ変更を行うかどうか、サイズ変更する場合の基準点であるサイズ変更基準点をそれぞれ設定する。図3に示すように、「対象オブジェクト設定」の表題の右横には、追加ボタンおよび削除ボタンが用意されており、新たなオブジェクトを対象として選択する場合は、追加ボタンを操作し、選択済みのオブジェクトを対象から削除する場合は、削除ボタンを操作する。
図3の例では、オブジェクト「商品名」について、移動およびサイズ変更を行い、サイズ変更基準点が右上であることを示している。また、オブジェクト「商品説明」について、移動およびサイズ変更を行い、サイズ変更基準点が右上であることを示している。また、オブジェクト「容量」について、サイズ変更せず、移動のみを行い、サイズ変更基準点が右下であることを示している。また、オブジェクト「価格」について、移動せず、サイズ変更のみを行い、サイズ変更基準点が右下であることを示している。図3に示した設定画面において指定された内容は、レイアウト条件設定手段40がレイアウト条件として設定し、レイアウトデータを特定する情報と対応付けてレイアウト条件記憶手段30に格納する。
図4の例では、画像である「商品画像」と、テキストである「商品名」、「商品説明」、「容量」、「価格」の計5つのオブジェクトがあるが、設定画面においては、テキストである「商品名」、「商品説明」、「容量」、「価格」の4つのオブジェクトについてレイアウト条件を設定し、「商品画像」については、レイアウト条件を設定していない。レイアウト条件が設定されていない「商品画像」は、無条件に移動もサイズ変更も行わないことになる。また、後述するように、レイアウト条件が設定されていない「商品画像」は、他のオブジェクトと重なった場合に背面に配置され、表示時には他のオブジェクトに隠されることになる。
<3.処理動作>
次に、本実施形態に係るレイアウト装置の処理動作について説明する。図5は、本実施形態に係るレイアウト装置の処理動作を示すフローチャートである。指示入力I/F4を介してレイアウト対象のレイアウトデータが指定されると、レイアウト装置は、レイアウト条件記憶手段30より、指定されたレイアウトデータに対応するレイアウト条件を取得する(ステップS1)。
余白算出手段50は、対象となるレイアウト領域内の余白領域の割合を算出する(ステップS2)。具体的には、レイアウトデータ記憶手段10から、流し込み後のレイアウトデータを取得し、レイアウト領域内の余白領域の面積および存在位置を算出する。そして、レイアウト領域の面積を用いて余白領域の割合を算出する。この際、レイアウト領域内に配置されたオブジェクトの設定値(座標およびオブジェクトサイズ)も取得する。
レイアウト領域内の余白領域とは、本実施形態では、周縁部とオブジェクトの配置領域を除く部分である。レイアウト領域は、全体を碁盤目状に区分することにより所定の大きさの矩形領域で構成されている。ある矩形領域に、オブジェクトが配置されていない場合は、その矩形領域を余白領域であると判定する。そして、余白領域が全体として矩形状に連続する限り、それを1つの余白領域と判定する。このようにして、矩形状の余白領域の面積および存在位置を求める。
次に、オブジェクト移動手段60が、求められた余白領域が所定の割合以上であるかどうかを判定する(ステップS3)。具体的には、レイアウト領域内における余白領域の総面積が、レイアウトデータから周縁部を除いたレイアウト領域の面積に対して、所定の割合以上であるかどうかを判定する。所定の割合以上であるかどうかは、事前に設定されたしきい値と比較することにより行う。図3に示したように指定された場合は、しきい値が“0.5”(50%)となる。ステップS3における判定の結果、求められた余白領域が所定の割合に満たないと判定された場合、オブジェクトの移動の余地がないことを意味するため、そのレイアウトデータに対する処理を終了する。この場合、図4(b)に示したような流し込み直後のレイアウトデータの状態で処理を終了する。
次に、オブジェクト移動手段60は、レイアウトデータ内から取得したオブジェクトを処理対象とし、各オブジェクトについて移動処理L1を行う。移動処理L1の詳細を図6(a)に示す。移動処理L1においては、まず、あるオブジェクトに対して、移動する設定がされているかどうかの判定を行う(ステップS11)。ステップS11における判定の結果、移動する設定がされていないと判定された場合、そのオブジェクトについては、移動を行わないことに決定し、再びステップS11に戻って次のオブジェクトの処理に進む。
一方、ステップS11における判定の結果、移動する設定がされていると判定された場合、配置関係を維持する設定がされているかどうかの判定を行う(ステップS12)。具体的には、レイアウト条件を参照し、配置関係を維持する設定となっているか否かを確認する。
配置関係を維持する設定がなされている場合には、オブジェクト同士の配置関係を維持しながら、各オブジェクトを余白領域に配置する(ステップS13)。具体的には、例えば、配置関係が上下関係の場合、配置基準点のy座標の値が小さいオブジェクトを優先して配置する。したがって、図4の例では、オブジェクト「商品名」、オブジェクト「商品説明」、オブジェクト「価格」、オブジェクト「容量」の順に行われる。
一方、配置関係を維持する設定がなされていない場合には、オブジェクト同士の配置関係には関係なく、各オブジェクトを余白領域に配置する(ステップS14)。具体的には、配置基準点の座標値に関係なく、オブジェクトID順に、オブジェクトを配置する。ステップS11〜ステップS14の処理は、各オブジェクトについて、1つずつ実行される。
図4(b)に示したレイアウトデータに対して移動処理L1を実行することにより、レイアウトデータは図4(c)に示すような状態に変更される。図3の条件設定画面で示したように、オブジェクト「容量」およびオブジェクト「価格」は移動しない設定になっている。このため、図4(b)(c)に示すように、オブジェクト「容量」およびオブジェクト「価格」は移動処理L1の処理前後において移動していない。図4(c)に示すように、レイアウト条件が設定されなかったオブジェクト「商品画像」は、レイアウト条件において設定されたオブジェクト「容量」よりも、両者の重なり部分において、背面に配置される。
また、各オブジェクトの配置関係も移動処理L1の処理前後において変化していない。上述のように、本実施形態では、オブジェクトの中心点を配置基準点としている。また、配置関係としての具体的な関係を、上下関係(y軸方向)としている。したがって、図4の例では、各オブジェクトの中心点のy座標の上下関係が逆転しないように、移動を行うことになる。また、デフォルトにより、上下のオブジェクト間を所定間隔空けるように設定されているため、図4(c)においては、オブジェクト「商品名(ワイン)」と、オブジェクト「商品説明(フランス産・・・)」の間に間隙が形成される。
移動処理L1の処理が終わったら、余白算出手段50が、ステップS2と同様にして対象となるレイアウト領域内の余白領域の割合を算出する。そして、オブジェクトサイズ変更手段70が、算出された余白領域の割合が所定以上であるかどうかを判定する(ステップS4)。具体的には、ステップS3と同様、移動処理L1終了時点におけるレイアウト領域内における余白領域の総面積が、レイアウトデータから周縁部を除いたレイアウト領域の面積に対して、所定の割合以上であるかどうかを判定する。所定の割合以上であるかどうかは、事前に設定されたしきい値と比較することにより行う。ステップS4において用いるしきい値と上記ステップS3において用いるしきい値を異なる値に設定しても良いが、本実施形態では同一値としている。ステップS4における判定の結果、求められた余白領域が所定の割合に満たないと判定された場合、オブジェクトの拡大の余地がないことを意味するため、そのレイアウトデータに対する処理を終了する。この場合、移動処理L1終了後のオブジェクト移動のみが行われたレイアウトデータの状態で処理を終了する。
ステップS4における判定の結果、求められた余白領域が所定の割合以上であると判定された場合、オブジェクトサイズ変更手段70は、対象とするオブジェクトの数だけサイズ変更処理L2を行う。サイズ変更処理L2の詳細を図6(b)に示す。サイズ変更処理L2においては、まず、あるオブジェクトに対して、サイズ変更する設定がされているかどうかの判定を行う(ステップS21)。ステップS21における判定の結果、サイズ変更する設定がされていないと判定された場合、そのオブジェクトについては、サイズ変更を行わないことに決定し、再びステップS21に戻って次のオブジェクトの処理に進む。
一方、ステップS21における判定の結果、サイズ変更する設定がされていると判定された場合、そのオブジェクトのサイズを所定の基準に従って拡大する(ステップS22)。具体的には、オブジェクトの縦横比を保った状態で、所定の比率だけオブジェクトを拡大する。拡大するための所定の比率としては、1より大きい値として適宜設定可能であるが、本実施形態では、“1.2(120%)”に設定されている。
サイズ変更処理L2は、各オブジェクトについて、1つずつ実行される。実行順序は適宜設定しておくことができるが、本実施形態では、事前に付与されているオブジェクトID順に行われる。全てのオブジェクトについてサイズ変更処理L2を終えたら、余白算出手段50が、ステップS2と同様にして対象となるレイアウト領域内の余白領域の割合を算出する。そして、オブジェクトサイズ変更手段70が、余白領域が所定の割合以上であるかどうかを判定する(ステップS5)。具体的には、ステップS3、S4と同様、サイズ変更処理L2終了時点におけるコマ内における余白領域の総面積が、レイアウトデータから周縁部を除いたレイアウト領域の面積に対して、所定の割合以上であるかどうかを判定する。所定の割合以上であるかどうかは、事前に設定されたしきい値と比較することにより行う。ステップS5において用いるしきい値と上記ステップS3またはS4において用いるしきい値を異なる値に設定しても良いが、本実施形態では同一値としている。ステップS5における判定の結果、求められた余白領域が所定の割合に満たないと判定された場合、オブジェクトの拡大の余地がないことを意味するため、そのレイアウトデータに対する処理を終了する。
ステップS5における判定の結果、求められた余白領域が所定の割合以上であると判定された場合、再びオブジェクトの数だけサイズ変更処理L2を行う。このように、余白領域が所定の割合未満になるため、繰り返してオブジェクトのサイズ変更を行っていく。
図4(c)のオブジェクト移動後のレイアウトデータに対してサイズ変更処理L2を実行することにより、図4(d)に示すようなレイアウト変更データが得られる。図3の条件設定画面で示したように、オブジェクト「容量」はサイズ変更しない設定になっているため、図4(c)(d)に示すように、オブジェクト「容量(1本)」はサイズ変更処理L2の前後においてサイズが同じである。
図4(d)を図4(c)と比較してみる。すると、オブジェクト「商品名(ワイン)」はサイズ変更基準点である右上が固定された状態で拡大されていることがわかる。この際、拡大に伴い、オブジェクト「商品説明(フランス産・・・)」に重なる場合は、オブジェクト「商品説明(フランス産・・・)」をオブジェクト「商品名(ワイン)」と逆の方向に移動し、重なりを回避する。そして、オブジェクト「商品説明(フランス産・・・)」は、重なり回避のための移動後の右上をサイズ変更基準点として拡大されている。また、オブジェクト「価格(2000円)」はサイズ変更基準点である右下が固定された状態で拡大されていることがわかる。
サイズ変更されたオブジェクトが他のオブジェクトと重なる場合、サイズ変更されたオブジェクトの配置位置が優先し、重なったオブジェクトは、サイズ変更されたオブジェクトと重ならない位置に移動される。レイアウト条件が設定されていないオブジェクトと重なった場合、レイアウト条件が設定されたオブジェクトは表示優先度が高いため、設定されたオブジェクトが優先して前面に表示される。したがって、図4(c)に示すように、オブジェクト「容量(1本)」は、オブジェクト「商品画像」に優先して前面に表示される。
図5、6のフローチャートに従った処理を実行することにより、図4(d)に示すようなレイアウト変更データが得られることになる。このレイアウト変更データには、意図した趣旨を保ちつつ、余白を減らしたバランスの良いレイアウトが実現される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更は、本発明の技術的範囲に含まれる。
1・・・CPU(Central Processing Unit)
2・・・RAM(Random Access Memory)
3・・・記憶装置
4・・・指示入力I/F
5・・・データ入出力I/F
6・・・表示出力I/F
10・・・レイアウトデータ記憶手段
20・・・レイアウト変更データ記憶手段
30・・・レイアウト条件記憶手段
40・・・レイアウト条件設定手段
50・・・余白算出手段
60・・・オブジェクト移動手段
70・・・オブジェクトサイズ変更手段

Claims (3)

  1. 配置対象である各オブジェクトの移動の可否およびサイズ変更の可否をレイアウト条件として設定するレイアウト条件設定手段と、
    レイアウト領域内における余白領域の割合を算出する余白算出手段と、
    前記算出された余白領域の割合が所定以上である場合に、前記移動が可と設定されたオブジェクトを移動するオブジェクト移動手段と、
    前記オブジェクト移動手段によるオブジェクト移動後に算出された余白領域の割合が所定以上である場合に、前記サイズ変更が可と設定されたオブジェクトをサイズ変更するオブジェクトサイズ変更手段と、を有し、
    前記オブジェクト移動手段および前記オブジェクトサイズ変更手段は、前記レイアウト条件が設定されたオブジェクトとレイアウト条件が設定されていないオブジェクトが重なった場合には、前記レイアウト条件が設定されたオブジェクトを前面に配置するものであることを特徴とするレイアウト装置。
  2. 前記レイアウト条件設定手段は、更にオブジェクト同士の配置関係を維持するか否かを設定するものであり、
    前記オブジェクト移動手段は、前記オブジェクト同士の配置関係が維持される旨設定されている場合に、各オブジェクト内に設定された配置基準点同士の配置関係を維持した状態で、オブジェクトを移動するものであることを特徴とする請求項1に記載のレイアウト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレイアウト装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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