JP6160240B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

開示の技術は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラムに関する。
コンピュータ等の情報処理装置に処理させるデータ量は、近年、ますます増大傾向にある。現在では、従来よりも大きいデータ量を情報処理装置に処理させることも通常である。このことから、データの格納に要するコストを抑えつつ、高速なアクセスを可能にさせるストレージの階層化が採用されている。
ストレージは、一般的にアクセス速度が速くなるほど、単位データ量当たりの格納コストが大きくなる傾向にある。このことから、アクセス速度の異なる2種類のストレージの階層化では、アクセス速度の遅い安価なストレージ(以降「低速ストレージ」と表記)にデータを全て、或いはアクセス頻度が比較的に低いと推測されるデータが格納される。アクセス速度の速い高価なストレージ(以降「高速ストレージ」と表記)には、アクセス頻度が比較的に高いと推測されるデータが格納される。それにより、データの格納コストは抑えられ、高速なアクセスも可能となる。
ストレージの階層化では、必要に応じて、低速ストレージと高速ストレージ間のデータ転送が行われる。このストレージ間のデータ転送は、そのデータ転送が行われる低速ストレージと高速ストレージの双方にアクセス可能な情報処理装置(データ転送制御装置)によって行われる。情報処理装置は、ストレージの階層化のためのプログラムによって、ストレージ間のデータ転送を行う。このストレージ間のデータ転送は、一方のストレージのデータを他方のストレージにコピーするためのデータ転送と、一方のストレージのデータを他方のストレージに移動させる再配置のためのデータ転送と、に大別することができる。
ストレージ間のデータ転送を行う転送単位は、LUN(Logical Unit Number)、或いはサブLUN等が転送単位となる。具体的には転送単位は例えば数百GBである。ここでは、転送単位とするデータは「ブロック」と呼ぶことにする。
高速ストレージは低速ストレージと比較して低容量であり、格納可能なブロック数は制限される。そのため、実際にはアクセス頻度の低いブロックを高速ストレージに移動させることは、高速ストレージに格納されるブロックのなかで実際にアクセス頻度の高いブロックが占める割合をより小さくさせることになる。また、アクセス頻度のより高いブロックを高速ストレージから消去させる可能性もある。このようなことから、アクセス頻度の高いブロックを適切に予測することは非常に重要である。
通常、高速ストレージ上のブロックの消去は、低速ストレージから新たに転送される他のブロックを格納する領域がない場合に行われる。消去の対象として選択されるのは、例えばアクセスが行われていない期間が最も長いブロックである。
図1は、アクセスパターンを説明する図である。横軸に時間、縦軸にアクセスされた論理アドレス(図1中「アクセス論理アドレス」と表記)、をそれぞれ取っている。図1中の各丸は、それぞれ実際のアクセスを表している。この図1を参照し、アクセス頻度が高いブロックの予測方法について具体的に説明する。
アクセスパターンは、シーケンシャルアクセスと、ランダムアクセスとに大別することができる。シーケンシャルアクセスは、図1中の枠11で囲ったアクセス群のように、論理アドレス値の小さいほうから大きい方、或いはその逆に1方向に沿ってアクセスされる論理アドレス値が変化していくアクセスパターンである。ここでのシーケンシャルアクセスには、連続するアクセスで指定された論理アドレス値の変化量であるストライドが比較的に大きく変化する疑似シーケンシャルアクセスが含まれる。一方のランダムアクセスは、アクセスされる論理アドレス値が不規則に変化するアクセスパターンである。
シーケンシャルアクセスでは、論理アドレス値が全体として一方向に沿って変化していることから、シーケンシャルアクセスが行われているブロックとその一方向上に隣接するブロックにも高い頻度でアクセスが行われると期待できる。このことから、従来、シーケンシャルアクセスに着目し、高速ストレージに転送するブロックを特定することが行われている。
従来のシーケンシャルアクセスの検出方法としては、ブロックを複数の領域に分け、各領域のなかで実際にアクセスされた領域の割合の変化を監視し、その割合が増加、或いは一定値以上であればシーケンシャルアクセスと判定するものがある。また、アクセスされたブロックのアドレスについてのストライドにマージンを設けることで、疑似シーケンシャルアクセスを検出可能にしたものがある。
シーケンシャルアクセスの検出による転送すべきブロックの特定では、シーケンシャルアクセスの検出により、特定すべきブロックの特定が行われる。従来、ストレージ間のデータ転送を行う情報処理装置は、ブロックの特定により、そのブロックを高速ストレージに転送するようになっている。
上記のように、高速ストレージに格納可能なブロック数は、低速ストレージと比較して小さい。そのため、高速ストレージにブロックを転送する場合、高速ストレージ上のブロックを消去させなければならないのが通常である。しかし、消去するブロックへのアクセスが行われる可能性があるため、高速ストレージへのブロックの転送は、そのブロックへのアクセスが開始されると予測されるタイミングまでに行うことも重要である。これは、新たなブロックの転送によって消去されるブロックへのアクセスを高速ストレージ上で行える可能性がより高くなると期待できるからである。
転送すべきブロックは、比較的に短い期間内に複数、特定される可能性がある。ブロックは比較的に大きいデータ量であることから、転送に要する転送時間も比較的に長い。その転送時間を考慮するならば、実際にアクセス頻度が高くなると予想されるまでの時間がより短いと推測されるほうを優先的に転送するのが望ましい。これは、高速ストレージ上でアクセスを行う回数がより多くなると期待できるからである。
上記のようなことから、ブロックの転送を行うタイミングも制御するのが望ましい。
特開2002−182978号公報 特開2000−76017号公報 再表2008/155815号公報 特開平4−259048号公報
一側面では、本発明は、ストレージ間のデータ転送を、より適切なタイミングで行うための技術を提供することを目的とする。
本発明を適用したシステムは、第1のストレージと第1のストレージよりもアクセス速度が低速である第2のストレージとに接続される情報処理装置であることを前提とし、第のストレージに記憶された各ブロックにアクセスするアクセス部と、各ブロックのうちの1のブロックに複数含まれるサブブロックに対するアクセス部によるアクセス数を、サブブロック毎にそれぞれ計数する計数部と、複数のサブブロックのうちでアクセス数が所定値に達したサブブロックの各々についての1のブロックにおける論理アドレスと該所定値に達した時刻とに基づき、1のブロックへのアクセス部によるアクセスにおける論理アドレスの変化速度を算出し、該変化速度に基づいて、1のブロックへのアクセス部によるアクセスが終了すると予想される時刻を予測し、該予測された時刻に基づいて、第2のストレージから第1のストレージに転送を行う対象であって1のブロックの次にアクセス部によりアクセスされる転送対象ブロック転送を行う転送タイミング特定する特定部と、特定された転送対象ブロックを、特定された転送タイミングで、第1のストレージに転送する転送部とを有する。
本発明を適用した場合には、ストレージ間のデータ転送を、より適切なタイミングで行うことができる。
アクセスパターンを説明する図である。 本実施形態による情報処理装置を用いて構築された階層化ストレージシステムの構成例を説明する図である。 本実施形態における転送すべきブロック、及びそのブロックの転送を行うべきタイミングの特定方法を説明する図である。 サブブロック単位でのアクセス数のカウントによるシーケンシャルアクセスの検出方法を説明するための図である。 データ転送制御処理のフローチャートである。 上昇パターン処理のフローチャートである。 本実施形態におけるサーバとして使用可能な情報処理装置の構成例を表す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本実施形態による情報処理装置を用いて構築された階層化ストレージシステムの構成例を説明する図である。図2に表すように、階層化ストレージシステムは、本実施形態による情報処理装置であるサーバ20、低速なストレージであるハードディスク装置(HDD)30、及び高速なストレージであるSSD(Solid State Drive)40を備えている。
図2では、説明上、便宜的にハードディスク装置30、及びSSD40はそれぞれ1台のみ表している。しかし、多くの場合、ハードディスク装置30、及びSSD40はそれぞれ複数台、用意される。また、ストレージの階層化は、アクセス速度の異なる2種類のストレージとしてハードディスク装置30、及びSSD40を採用することで実現されているが、採用するストレージはこの組合せに限定されない。階層数も2に限定されない。つまり階層数は3以上であっても良い。
図2には、サーバ20上で実行されるプログラムとして、OS21のみを表している。このOS21には、通常の基本ソフトウェアとしての機能に加えて、ストレージ間、ここではハードディスク装置30とSSD40間で転送を行うべきブロックの特定、及び特定したブロックの転送を実現させるための機能が搭載されている。図2中に表すデータアクセス部211、データ移動部212、スケジューラ213、アクセス履歴記録部214、及びアクセス解析部215は、転送単位とするデータであるブロックの転送に特に関係する機能である。図2中の31、31−0は何れもブロックである。31−0は、ハードディスク装置30からSSD40に転送により再配置されたブロックである。
データアクセス部211は、OS21上で動作するアプリケーション・プログラム(以降「アプリケーション」と略記)からの要求により、ユーザリクエストを発行する機能である。図2中の2つの破線で表す矢印2a(2a−1、2a−2)は、ユーザリクエストがハードディスク装置30、或いはSSD40に送信され、その送信によってレスポンスがデータアクセス部211に返信されることを表している。
データ移動部212は、ハードディスク装置30とSSD40間のデータ転送を実現する機能であり、そのデータ転送のためのデータ転送リクエストをブロック単位で発行する。図2中の実線で表す矢印2bは、データ移動部212を介して、ハードディスク装置30に格納されているデータ31−0をSSD40に格納させるデータ転送が行われた場合の転送経路を表している。ここでは、ブロック31のデータ転送は、データの再配置のために行われると想定する。
スケジューラ213は、データアクセス部211、及びデータ移動部212からそれぞれ発行されたリクエストを入力して、入力したリクエストのなかから一つを選択し、選択したリクエストを送信すべきストレージに送信する機能である。
データアクセス部211が発行したリクエストとデータ移動部212が発行するリクエストは、優先度が異なる。データアクセス部211が発行したリクエストは高優先度であり、データ移動部212が発行するリクエストは低優先度である。スケジューラ213は、データアクセス部211が発行したリクエストが存在する状況では、データ移動部212が発行するリクエストは一定時間が経過する毎に選択される。
アクセス履歴記録部214は、ブロック31毎に、データアクセス部211が発行するリクエストによるそのブロック31へのアクセスを履歴として記録する機能である。アクセス数カウントテーブル214a、及びアドレス・時刻記録テーブル214bは、履歴の記録に用いられるテーブルであり、ブロック31毎に用意される。
アクセス解析部215は、ブロック31毎に、そのアドレス・時刻記録テーブル214bを参照し、SSD40に転送すべきブロック31を特定する。アクセス解析部215は、転送すべきブロック31を特定した場合、そのブロック31の転送を完了すべき時刻を計算し、計算した時刻が到来する前に、そのブロック31の転送が完了するように、データ移動部212への指示を行う。
図3は、本実施形態における転送すべきブロック、及びそのブロックの転送を行うべきタイミングの特定方法を説明する図である。転送すべきブロック、及びそのブロックの転送を行うべきタイミングの特定は、アクセス履歴記録部214とアクセス解析部215の連携によって実現される。このことから、次に図3を参照し、アクセス履歴記録部214、及びアクセス解析部215の動作について具体的に説明する。
本実施形態では、後述するアクセス数カウントテーブルを用いて、各ブロック31に含まれる複数のサブブロック31a単位でアクセス数をカウントする。各ブロック31のアクセス数カウントテーブル214aは、サブブロック31a毎のアクセス数のカウントに用いられる。図3に表す例では、各ブロック31は計14個のサブブロック31aを含む。
図3中に0〜13で表記のアドレス値は、対応するサブブロック31aを代表するアドレス値として表している。アクセス数カウントテーブル214a中に表記の「0」「1」「5」及び「10」等の数字は、対応するサブブロック31aで実際にカウントされたアクセス数を表している。以降、サブブロック31aを代表するアドレス値は、「サブブロックアドレス値」と呼ぶことにする。
アドレス・時刻記録テーブル214bは、サブブロック31aのなかでアクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aに関する情報を記録するためのテーブルである。各エントリ(レコード)には、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのサブブロックアドレス値、アクセス数が閾値W以上となった時刻が記録される。図3中に表記の「4,2012/09/27 12:47:00」は、サブブロックアドレス値として4を表記のサブブロック31aのアクセス数が、2012年9月27日の12時47分00秒に閾値W(ここでは200)以上となったことを表している。
サブブロック31a単位でのアクセス数のカウントは、シーケンシャルアクセスの検出のために行われる。そのシーケンシャルアクセスには、疑似シーケンシャルアクセスが含まれる。ここで、図4を参照し、サブブロック31a毎のアクセス数のカウントによるシーケンシャルアクセスの検出方法について具体的に説明する。
図4では、横軸に時間、縦軸にアクセスされた論理アドレス(図1中「アクセス論理アドレス」と表記)、をそれぞれ取っている。横軸に平行に引いた各線は、サブブロック31aにデータが含まれる論理アドレスの範囲を表している。直線401は、シーケンシャルアクセス時にアクセスされる論理アドレス値の変化の例を表している。図4には、直線401の枠A内の部分401aの拡大図を併せて表している。
図4の枠A内の部分401aのように、疑似シーケンシャルアクセスでは、ストライドが比較的に大きく変動する。そのため、疑似シーケンシャルアクセスの検出は困難な面がある。また、シーケンシャルアクセスによるアクセスと、ランダムアクセスによるアクセスとが、比較的に近い範囲内の論理アドレスに対して行われる可能性もある。そのように異なるパターンによるアクセスが混在するような場合、ストライドは大きく変動しやすいことから、シーケンシャルアクセス(特に疑似シーケンシャルアクセス)の検出はより困難となる。
しかし、サブブロック31a毎にアクセス数をカウントする場合、シーケンシャルアクセスによるアクセスが行われていれば、論理アドレス値が変化する方向に、カウントされるアクセス数が増大するサブブロック31aが現れることになる。例えば図4において、論理アドレス値が大きくなる方向にシーケンシャルアクセスが存在し、現在、枠A内の範囲の論理アドレス値を有するサブブロック31aへのアクセスが主に行われていると想定する。そのように想定する場合、現在アクセスが連続的に行われているサブブロック31aの次に、論理アドレス値が大きいほうに隣接するサブブロック31aへのアクセスが連続的に行われることになる。
このようなことから、サブブロック31a毎にアクセス数をカウントする場合、シーケンシャルアクセスは、論理アドレス値を変化させていく方向に沿って、アクセス数が閾値W以上となるサブブロック31aが出現していくことになる。ストライドの変動量は、サブブロック31a単位で無視される。このようなことから、不規則の度合いが大きい、或いは/及び、別のパターンによるアクセスが他に行われている疑似シーケンシャルアクセスであっても、高精度に検出することができる。ストライドの変動量を考慮する必要がないことから、シーケンシャルアクセスの検出もより容易に行えうことができる。
アクセス数が閾値W以上となるサブブロック31aの新たな出現は、連続的に行われるサブブロック31aが推移していく時間、つまり論理アドレス値を変化させる単位時間当たりの速度を表していると見なすことができる。このことから、本実施形態では、その速度を、新たに転送すべきブロック31aの転送を行うタイミングの決定に用いている。その速度については、以降「アドレス変化速度S」と呼ぶことにする。
このアドレス変化速度Sは、アドレス・時刻記録テーブル214bを参照し、各エントリに格納されたサブブロックアドレス値と時刻の相関の計算を通して求めることができる。そのサブブロックアドレス値と時刻の相関計算とは、例えば図に表すように、横軸にアドレス、縦軸に時刻を取ったグラフ(相関図)を想定した場合、各エントリに格納されたサブブロックアドレス値と時刻とで特定される各点との距離が最小となる直線を特定する操作に相応する。
サブブロック31aを表すサブブロックアドレス値は、サブブロック31aのブロック31上の位置を表す識別情報である。その識別情報としてサブブロックアドレス値を採用しているのは、ブロック31によってサブブロック31aの数、及び各サブブロック31aのデータ量が異なる場合であっても対応可能にするためである。ブロック31によってサブブロック31aの数、及び各サブブロック31aのデータ量が同じ場合、サブブロック31aのブロック31上の位置を特定可能なデータは、サブブロックアドレス値の代わりとして用いることができる。このことから、上記の直線を特定する操作は、正規化することができる。
アドレス変化速度Sは、常に一定であるとは限らない。このことから、本実施形態では、予め定めた所定数N分、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aをアドレス・時刻記録テーブル214bに登録するようにしている。そのために、登録したサブブロック31aが所定数Nとなった場合、最も前に登録したサブブロック31a分を消去するようにしている。アドレス変化速度Sの計算は、所定数N分、サブブロック31aをアドレス・時刻記録テーブル214bに登録していることを条件に行うようにしている。図に表すアドレス・時刻記録テーブル214aは、所定数Nが4の場合のものである。
本実施形態では、アドレス変化速度Sを用いて、ブロック31への主なアクセスが終了すると予想される時刻をデッドラインとして計算する。そのデッドラインまでの残り時間は、シーケンシャルアクセスの方向上のブロック31の論理アドレス値の残り分をアドレス変化速度Sで割ることで計算することができる。論理アドレス値の残り分とは、シーケンシャルアクセスで論理アドレス値が変化していく方向上において、ブロック31でアクセスが行われる対象と推測される論理アドレスの範囲である。その論理アドレスの範囲は、論理アドレス値を大きくなる方向に変化させるシーケンシャルアクセスでは、ブロック31上で最大の論理アドレス値から、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのなかで最大となる論理アドレス値を引いて得られる値である。
に表記の「次ブロック開始アドレス」は、論理アドレス値が大きい側で隣接するブロック31a上で最小の論理アドレス値を表している。そのブロック31と論理アドレス値が小さい側で隣接するブロック31の最大の論理アドレス値は、アクセスを行ううえでその最小の論理アドレス値と隣接する論理アドレス値である。その「次ブロック開始アドレス」を表記したグラフにおいて、点線で表す部分は、上記論理アドレスの範囲に相当する。
アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのブロック31上の位置によっては、所定数N分のサブブロック31aのアドレス・時刻記録テーブル214bへの登録が事実上、不可能となる。このことから、登録するサブブロック31aは所定数Nに制限しなくとも良く、アドレス変化速度Sの計算に所定数N以上のサブブロック31aの登録を条件にしなくとも良い。また、アドレス変化速度S、及びデッドラインを計算した場合に、アドレス・時刻記録テーブル214aをリセット、つまり全てのエントリの情報を消去するようにしても良い。
ブロック31は比較的に大きいデータ量であることから、その転送には比較的に長い時間(移動コスト)が必要である。ブロック31の再配置のための転送では、通常、SSD40上から消去するブロック31のハードディスク装置30への書き込みを行った後、そのブロック31が格納されていた領域に新たに転送されるブロック31が書き込まれる。そのため、新たにブロック31をSSD40に格納する転送に要する転送時間Cは、SSD40からハードディスク装置30への転送(書き込み)に要する時間と、ハードディスク装置30からSSD40への転送(書き込み)に要する時間とを含む時間となる。その転送時間Cは、ほぼ一定と見なすことができる。このことから、本実施形態では、計算したデッドラインには終了するように、基本的にはそのデッドラインの転送時間C前からブロック31の転送を開始するようにしている。
そのようにSSD40にブロック31を転送するタイミングのスケジューリングを行う場合、転送によってSSD40から消去するブロック31をより長い時間、そのSSD40上に残すことができる。殆どアクセスが行われていないようなブロック31が消去対象であれば、転送すべきブロック31の転送を直ちに行えば良い。このようなことから、SSD40上でブロック31へのアクセスを行える可能性はより高くすることができる。
また、比較的に短い時間内に転送すべきブロック31が複数、特定された場合には、デッドラインから転送を行ううえでの優先順位を設定し、設定した優先順位に従った転送を行うことができる。各ブロック31のデッドライン、他に転送すべきブロック31の数、等を考慮して、各ブロック31へのアクセスがSSD40上でより行えるように、各ブロック31を転送することができる。
このようなことから、どのような状況であっても、SSD40の利用効率、つまりブロック31へのアクセスがSSD40上で行える確率はより向上させることができる。
ブロック31は比較的に大きいデータ量であることから、その転送に要する転送時間Cは比較的に長い時間であり、ブロック31の移動コストは小さくない。このことから、上記閾値Wは、その移動コストを考慮して設定される。より具体的には、ハードディスク装置30へのアクセスに要する時間をK秒、SSD40へのアクセスに要する時間をL秒、サブブロック数をBsとした場合、閾値Wは以下の式から求めることができる。
W = C/((K−L)・Bs) ・・・ (1)
上記式(1)は、新たに転送するブロック31全体に渡って、各サブブロック31aに少なくとも閾値W分のアクセスが行われるのを想定した場合のものである。閾値Wの計算に用いる式は、式(1)に限定されない。
図2に表すアクセス履歴記録部214は、ブロック31毎に、アクセス数カウントテーブル214a、及びアドレス・時刻記録テーブル214bを管理し、必要に応じた操作を行う。アクセス解析部215は、ブロック31毎に、アドレス・時刻記録テーブル214aを参照して、シーケンシャルアクセスの検出を行い、その検出結果に応じて、SSD40に転送すべきブロック31を特定し、そのブロック31のデッドラインを決定する。アクセス解析部215は、決定したデッドラインから、転送すべきブロック31を実際に転送するうえでのスケジューリングを行い、データ移動部212への指示を行う。それにより、アクセス解析部215は、SSD40の利用効率が最大となるように、ブロック31の転送を制御する。
上記アクセス履歴記録部214、及びアドレス・時刻記録テーブル214bを機能として備えたOS21を実行するサーバ20は、例えば図7に表すようなハードウェア構成である。ここで図7を参照し、本実施形態におけるサーバ20として使用可能な情報処理装置の構成例について具体的に説明する。
この情報処理装置は、図7に表すように、CPU(Central Processing Unit)71、FWH(Firm-Ware Hub)72、メモリ(メモリモジュール)73、NIC(Network Interface Card)74、ハードディスク装置(HD)75、インタフェース(I/F)部76、コントローラ77、及びBMC(Baseboard Management Controller)78を備えている。この構成は、サーバ20として用いることが可能な情報処理装置の1例であり、本実施形態による情報処理装置として使用可能な情報処理装置の構成は、図7に表すようなものに限定されない。
FWH72は、ファームウェアを格納したメモリである。このファームウェアは、CPU71によってメモリ73に読み出され実行される。ハードディスク装置75には、OS21、及びそのOS21上で動作する各種プログラム(例えばアプリケーション・プログラム。以降「アプリケーション」と略記)が格納されている。CPU71は、ファームウェアの起動が完了した後、コントローラ77を介してハードディスク装置75からOS21、及び実行すべき各種プログラムをメモリ73上に読み出して実行することができる。NIC74を介した通信は、ファームウェア、或いはOS21の起動によって可能となる。
I/F部76は、複数のストレージとの通信を行うアクセス部である。図2に表すハードディスク装置30、及びSSD40は、このI/F部76と接続させることができる。I/F部76を介した通信は、例えばファームウェアの起動によって可能となる。
NIC74は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介した通信を可能にさせる。図2に表すハードディスク装置30、及びSSD40は、このNIC74が通信可能なネットワークと接続させても良い。
BMC78は、情報処理装置を管理するための専用の管理装置である。BMC78は、CPU71のオン/オフ、各構成要素に発生するエラーの監視、等を行う。
図2に表すOS21は、CPU71がコントローラ77を介してハードディスク装置75からメモリ73に読み出されて実行される。コントローラ77を介したハードディスク装置75へのCPU71によるアクセスは、FWH72から読み出したファームウェアの実行を開始した後に行われる。それにより、OS21が備えた全ての機能は、例えばCPU71、FWH72、メモリ73、コントローラ77、及びハードディスク装置75によって実現される。各ブロック31のアクセス数カウントテーブル214a、及びアドレス・時刻記録テーブル214bは、通常、メモリ73に保存される。
本実施形態によるデータ転送制御装置は、OS21をCPU71が実行することによって実現される。それにより、本実施形態による情報処理装置であるサーバ20は、本実施形態によるデータ転送制御装置を搭載したものとなっている。サーバ20は、搭載したデータ転送制御装置によるスケジューリングに従って、ハードディスク装置30とSSD40間のデータ転送を行うことにより、本実施形態による情報処理装置として機能する。
図5は、データ転送制御処理のフローチャートである。このデータ転送制御処理は、OS21をCPU71が実行することによって実現される処理である。アクセス履歴記録部214の全て、及びアクセス解析部215の大部分は、このデータ転送制御処理の実行によって実現される。次に図7を参照し、データ転送制御処理について詳細に説明する。
先ず、CPU71は、式(1)を用いて閾値Wを計算する(S1)。このS1に続くS2以降は、アプリケーションからの要求に発行したユーザリクエストを処理した場合に実行される一連の処理である。
S2では、CPU71は、SSD(図7中「高速デバイス」と表記)40上のブロック31へのアクセスを行った場合に、実際にアクセスを行ったサブブロック31aのアクセス数をカウントアップ(インクリメント)する。次にCPU71は、カウントアップ後のアクセス数が閾値W以上となったか否か判定する(S3)。そのアクセス数がカウントアップによって閾値W以上となった場合、S3の判定はYesとなってS4に移行する。そのアクセス数がカウントアップによって閾値W以上となっていない場合、つまり既にアクセス数が閾値W以上となっているか、或いはカウントアップ後のアクセス数が閾値W未満であった場合、S3の判定はNoとなって上記S2に戻る。それにより、次のユーザリクエストの処理に備える。
S4では、CPU71は、アクセスを行ったブロック31のアドレス・時刻履歴テーブル214b(図7中「アクセス履歴」と表記)に、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのブロック番号(図7中「サブブロックアドレス」と表記)、及び現在時刻を記録する。その後、CPU71は、アドレス・時刻履歴テーブル214bにブロック番号と時刻が登録されたサブブロック31aの数(図7中「記録数」)が所定数N以上か否か判定する(S5)。登録されたサブブロック31aの数が所定数N以上であった場合、S5の判定はYesとなってS6に移行する。そのサブブロック31aの数が所定数N未満であった場合、S5の判定はNoとなって上記S2に戻る。
S6では、CPU71は、アドレス・時刻記録テーブル214bを参照して、各エントリの時刻とサブブロックアドレス値の相関分析を行い、アドレス変化速度Sを計算する。次にCPU71は、アドレス・時刻記録テーブル214bに、アクセスされる論理アドレス値が大きくなる方向に変化する上昇パターンのシーケンシャルアクセスが現れているか否か判定する(S7)。サブブロックアドレス値が小さいほうから大きいほうに、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aが順次、登録されていた場合、S7の判定はYesとなってS8に移行する。サブブロックアドレス値が小さいほうから大きいほうに、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aが順次、登録されていない場合、S7の判定はNoとなってS9に移行する。
S8では、CPU71は、アクセスしたブロック31の論理アドレス値が大きい側に隣接するブロック(以降「上位隣接ブロック」と表記)31をSSD40に移動させるための上昇パターン処理を実行する。その実行後は、S11に移行する。
一方、S9では、CPU71は、アドレス・時刻記録テーブル214bに、アクセスされる論理アドレス値が小さくなる方向に変化する下降パターンのシーケンシャルアクセスが現れているか否か判定する。サブブロックアドレス値が大きいほうから小さいほうに、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aが順次、登録されていた場合、S9の判定はYesとなってS10に移行する。サブブロックアドレス値が大きいほうから小さいほうに、アクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aが順次、登録されていない場合、S9の判定はNoとなってS11に移行する。S9でのNoの判定は、シーケンシャルアクセスが現れていないことを意味する。
S10では、CPU71は、アクセスしたブロック31の論理アドレス値が小さい側に隣接するブロック(以降「下位隣接ブロック」と表記)31をSSD40に移動させるための下降パターン処理を実行する。その実行後は、S11に移行する。
S11では、CPU71は、アドレス・時刻記録テーブル214bにサブブロックアドレス値と時刻が登録されたエントリのなかで最も前に登録されたエントリをクリアする。その後、上記S2に戻る。
図6は、上昇パターン処理のフローチャートである。次に、図6を参照し、上記データ転送制御処理内でS8として実行される上昇パターン処理について詳細に説明する。
先ず、CPU71は、デッドラインを計算する(S21)。デッドラインの計算は、ブロック31の最大アドレス値からアクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのなかの最大アドレス値を減算した値をアドレス変化速度Sで割って得られる時間を、現在時刻に加えることで行われる。デッドラインの計算後はS22に移行する。
S22では、CPU71は、上位隣接ブロック31がSSD40に移動済みか否か判定する。その上位隣接ブロック31が既にSSD40上に存在する場合、S22の判定はYesとなり、ここで上昇パターン処理が終了する。その上位隣接ブロック31がSSD40上に存在しない場合、S22の判定はNoとなってS23に移行する。
S23では、CPU71は、上位隣接ブロック31がデッドラインまでにSSD40上に移動されるように、その隣接ブロック31の転送を行うスケジュールを設定する。その後、この上昇パターン処理が終了する。
データ転送制御処理でS10として実行される下降パターン処理は、上記上昇パターン処理と基本的に同じ流れの一連の処理である。このことから、図6で付した符号をそのまま用いつつ、上昇パターン処理から異なる部分について詳細に説明する。
下降パターン処理では、S21でのデッドラインの計算は、サブブロック31aの最小アドレス値からアクセス数が閾値W以上となったサブブロック31aのなかの最小アドレス値を減算した値を減算した値をアドレス変化速度Sで割って得られる時間を、現在時刻に加えることで行われる。S22の判定は、下位隣接ブロック31がSSD40に移動済みか否かを確認するために行われる。S23でのスケジューリングは、下位隣接ブロック31がデッドラインまでにSSD40上に移動されるように行われる。
このようにして、本実施形態では、ユーザリクエストを処理する度に、状況に応じて、SSD40に移動させるべきブロック31の特定、及び特定したブロック31を移動させるためのスケジューリングを行う。そのスケジューリングに従ったブロック31の移動により、SSD40の利用効率は最大化されることとなる。
なお、上記実施形態では、サーバ20はデータ転送制御装置を搭載するものとなっているが、データ転送制御装置は、ストレージ間のデータ転送を行う情報処理装置とは別の情報処理装置上に搭載させても良い。つまり、データ転送制御装置は、サーバ20がブロック31に対して行うアクセスを認識可能であれば、そのサーバ20上に搭載させなくとも良い。このことから、データ転送制御装置は、階層化ストレージシステムを構成する1台の情報処理装置であれば良い。
以上の変形例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ストレージにアクセス可能な情報処理装置に、
ストレージ上の単位とするデータ単位に複数含まれる部分データ単位毎に、前記部分データ単位に対するアクセス数を計数させ、
前記部分データ単位のなかで前記アクセス数が所定数以上となった各部分データ単位の前記データ単位上の位置、及び前記各部分データ単位のアクセス数が前記所定数以上となった時刻を基に、アクセスされるアドレス値が一方向に沿って変化するシーケンシャルアクセスを検出させる、
ことを特徴とするシーケンシャルアクセス検出方法。
20 サーバ(情報処理装置)
21 OS
30 ハードディスク装置
31 ブロック
31a サブブロック
40 SSD
211 データアクセス部
212 データ移動部
213 スケジューラ
214 アクセス履歴記録部
214a アクセス数カウントテーブル
214b アドレス・時刻記録テーブル
215 アクセス解析部

Claims (8)

  1. 第1のストレージと前記第1のストレージよりもアクセス速度が低速である第2のストレージとに接続される情報処理装置において、
    前記第のストレージに記憶された各ブロックにアクセスするアクセス部と、
    前記各ブロックのうちの1のブロックに複数含まれるサブブロックに対する前記アクセス部によるアクセス数を、サブブロック毎にそれぞれ計数する計数部と、
    前記複数のサブブロックのうちで前記アクセス数が所定値に達したサブブロックの各々についての前記1のブロックにおける論理アドレスと該所定値に達した時刻とに基づき、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスにおける論理アドレスの変化速度を算出し、該変化速度に基づいて、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスが終了すると予想される時刻を予測し、該予測された時刻に基づいて、前記第2のストレージから前記第1のストレージに転送を行う対象であって前記1のブロックの次に前記アクセス部によりアクセスされる転送対象ブロック転送を行う転送タイミング特定する特定部と、
    前記転送対象ブロックを、特定された前記転送タイミングで、前記第1のストレージに転送する転送部を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 第1のストレージと、前記第1のストレージよりもアクセス速度が低速である第2のストレージと、前記第1のストレージと前記第2のストレージとに接続される情報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記第のストレージに記憶された各ブロックにアクセスするアクセス部と、
    前記各ブロックのうちの1のブロックに複数含まれるサブブロックに対する前記アクセス部によるアクセス数を、サブブロック毎にそれぞれ計数する計数部と、
    前記複数のサブブロックのうちで前記アクセス数が所定値に達したサブブロックの各々についての前記1のブロックにおける論理アドレスと該所定値に達した時刻とに基づき、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスにおける論理アドレスの変化速度を算出し、該変化速度に基づいて、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスが終了すると予想される時刻を予測し、該予測された時刻に基づいて、前記第2のストレージから前記第1のストレージに転送を行う対象であって前記1のブロックの次に前記アクセス部によりアクセスされる転送対象ブロック転送を行う転送タイミング特定する特定部と、
    前記転送対象ブロックを、特定された前記転送タイミングで、前記第1のストレージに転送する転送部とを有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 第1のストレージと前記第1のストレージよりもアクセス速度が低速である第2のストレージとに接続される情報処理装置の制御方法において、
    前記情報処理装置が有するアクセス部が、前記第のストレージに記憶された各ブロックにアクセスし、
    前記情報処理装置が有する計数部が、前記各ブロックのうちの1のブロックに複数含まれるサブブロックに対する前記アクセス部によるアクセス数を、サブブロック毎にそれぞれ計数し、
    前記情報処理装置が有する特定部が、前記複数のサブブロックのうちで前記アクセス数が所定値に達したサブブロックの各々についての前記1のブロックにおける論理アドレスと該所定値に達した時刻とに基づき、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスにおける論理アドレスの変化速度を算出し、該変化速度に基づいて、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスが終了すると予想される時刻を予測し、該予測された時刻に基づいて、前記第2のストレージから前記第1のストレージに転送を行う対象であって前記1のブロックの次に前記アクセス部によりアクセスされる転送対象ブロック転送を行う転送タイミング特定し、
    前記情報処理装置が有する転送部が、前記転送対象ブロックを、特定された前記転送タイミングで、前記第1のストレージに転送することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  4. 第1のストレージと前記第1のストレージよりもアクセス速度が低速である第2のストレージとに接続される情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記情報処理装置が有するアクセス部に、前記第のストレージに記憶された各ブロックにアクセスさせ、
    前記情報処理装置が有する計数部に、前記各ブロックのうちの1のブロックに複数含まれるサブブロックに対する前記アクセス部によるアクセス数を、サブブロック毎にそれぞれ計数させ、
    前記情報処理装置が有する特定部に、前記複数のサブブロックのうちで前記アクセス数が所定値に達したサブブロックの各々についての前記1のブロックにおける論理アドレスと該所定値に達した時刻とに基づき、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスにおける論理アドレスの変化速度を算出させ、該変化速度に基づいて、前記1のブロックへの前記アクセス部によるアクセスが終了すると予想される時刻を予測させ、該予測された時刻に基づいて、前記第2のストレージから前記第1のストレージに転送を行う対象であって前記1のブロックの次に前記アクセス部によりアクセスされる転送対象ブロック転送を行う転送タイミング特定させ、
    前記情報処理装置が有する転送部に、前記転送対象ブロックを、特定された前記転送タイミングで、前記第1のストレージに転送させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  5. 前記第1のストレージから前記第2のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間と前記第2のストレージから前記第1のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間との和をCとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をKとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をLとし、前記ブロック当たりの前記サブブロックの数をBsとした場合において、前記所定値は、式C/((K−L)・Bs)の計算によって得られる値に設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のストレージから前記第2のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間と前記第2のストレージから前記第1のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間との和をCとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をKとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をLとし、前記ブロック当たりの前記サブブロックの数をBsとした場合において、前記所定値は、式C/((K−L)・Bs)の計算によって得られる値に設定されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1のストレージから前記第2のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間と前記第2のストレージから前記第1のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間との和をCとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をKとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をLとし、前記ブロック当たりの前記サブブロックの数をBsとした場合において、前記所定値は、式C/((K−L)・Bs)の計算によって得られる値に設定されることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置の制御方法。
  8. 前記第1のストレージから前記第2のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間と前記第2のストレージから前記第1のストレージへの前記ブロックの転送に要するブロック当たりの転送時間との和をCとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をKとし、前記第2のストレージへのアクセスに要する時間をLとし、前記ブロック当たりの前記サブブロックの数をBsとした場合において、前記所定値は、式C/((K−L)・Bs)の計算によって得られる値に設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置の制御プログラム。
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