添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実行され得る唯一の構成を表すように意図されているわけではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
次に、様々な装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装することができる。そのような要素をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例およびシステム全体に課される設計制約に依存する。
例として、要素または要素の任意の部分または要素の任意の組合せを、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装することができる。プロセッサの例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいは符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)104と、発展型パケットコア(EPC)110と、ホーム加入者サーバ(HSS)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
E-UTRANは、進化型ノードB(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の類似の機能デバイスがある。UE102はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
eNB106は、S1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112は、ベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は、事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS)と、PSストリーミングサービス(PSS)とを含み得る。
図2は、LTEアクセスネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、リモートラジオヘッド(RRH)と呼ばれることがある。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担う。
アクセスネットワーク200によって採用される変調方式および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC-FDMAがUL上で使用される。当業者なら以下の発明を実施するための形態から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを採用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形態を採用するUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)、TDMAを採用するGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを採用するEvolved UTRA(E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびFlash-OFDMに拡張され得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記述されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記述されている。実際の採用されるワイヤレス通信規格、多元接続技術は、特定の適用例およびシステム全体に課される設計制約に依存する。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることができる。空間多重化は、同じ周波数で同時に様々なデータストリームを送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを上げるために単一のUE206に送信されてよく、または全体的なシステム容量を拡大するために複数のUE206に送信されてもよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通じて空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、様々な空間シグネチャを伴いUE206に到着し、これにより、UE206の各々は、当該UE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを回復することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態がさほど好ましくないときは、ビームフォーミングを使用して、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させることができる。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルの端において良好なカバレージを達成するために、シングルストリームビームフォーミング送信を送信ダイバーシティと組み合わせて使用できる。
以下の発明を実施するための形態では、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら、アクセスネットワークの様々な態様について説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、正確な周波数で離間する。離間は、受信機がサブキャリアからのデータを回復することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、SC-FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続する時間スロットを含み得る。2つの時間スロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各時間スロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続サブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続OFDMシンボル、または84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続OFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R302、304として示されるリソース要素のいくつかは、DL基準信号(DL-RS)を含む。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)302と、UE固有RS(UE-RS)304とを含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つの端部に形成されてよく、構成可能なサイズを有し得る。制御セクションのリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造により、連続するサブキャリアを含むデータセクションが得られ、これにより、単一のUEが、データセクション中の連続するサブキャリアのすべてを割り当てられるようになり得る。
UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEはまた、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bを割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)中で、制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)中で、データのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6個の連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングは、PRACHにはない。PRACH試行は、単一のサブフレーム(1ms)中で、または少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試行のみを行うことができる。
図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、層1、層2、および層3という3つの層で示されている。層1(L1層)は最下層であり、様々な物理層の信号処理機能を実装する。L1層は、本明細書では物理層506と呼ばれる。層2(L2層)508は、物理層506の上にあり、物理層506を介したUEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2層508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ514とを含み、これらはネットワーク側のeNBで終端する。示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118で終端するネットワーク層(たとえばIP層)と、接続の他端(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端するアプリケーション層とを含めて、L2層508より上にいくつかの上位層を有し得る。
PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位層データパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、および、eNB間のUEのハンドオーバのサポートを行う。RLCサブレイヤ512は、上位層のデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、複数のUEの間における、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえばリソースブロック)の割振りを担う。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作も担う。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理層506およびL2層508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、層3(L3層)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得すること、および、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位層を構成することを担う。
図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位層パケットが、コントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675は、L2層の機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および再順序付けと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、失われたパケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担う。
送信(TX)プロセッサ616は、L1層(すなわち、物理層)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M-PSK:M-phase-shift keying)、M直交振幅変調(M-QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。次いで、コーディングされ変調されたシンボルは、並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を判断するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE650において、各受信機654RXは、そのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を回復し、情報を受信(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656は、L1層の様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、情報に対して空間処理を実行して、UE650に向けられたあらゆる空間ストリームを回復する。複数の空間ストリームがUE650に向けられる場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。次いで、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判断することによって回復され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。次いで、軟判定は、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを回復するために復号され、デインターリーブされる。次いで、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
コントローラ/プロセッサ659は、L2層を実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることもある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位層パケットを回復するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重分離と、パケット再構築と、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。次いで、上位層パケットは、L2層の上のすべてのプロトコル層を表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号が、L3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。
ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位層パケットを与えるために使用される。データソース667は、L2層の上のすべてのプロトコル層を表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、eNB610による無線リソース割振りに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および再順序付けと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2層を実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、失われたパケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担う。
eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択すること、ならびに空間処理を可能にすることを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE650における受信機能に関して説明した方法と同様の方法で、eNB610において処理される。各受信機618RXは、そのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を回復し、情報をRXプロセッサ670に与える。RXプロセッサ670は、L1層を実装し得る。
コントローラ/プロセッサ675は、L2層を実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることもある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位層パケットを回復するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重分離と、パケット再構築と、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位層パケットは、コアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
UEは、互いとの直接通信を通して、またはワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)の支援を通して、ピアツーピア(デバイス間とも呼ばれる)セッションを直接確立し得る。WWANは、互いに通信することを望む2つのUEに、多少の支援を与え得る。第1の構成では、WWANは、UE間の直接ピアツーピア通信に先立って、UE間シグナリングを搬送する。そのような構成では、UEは、WWAN上で情報を交換して、1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)によってセットアップされたセッションをトリガする。第2の構成では、WWANは、UE間の直接ピアツーピア通信に先立って、UE間シグナリングを搬送しない。そのような構成では、UEは、直接シグナリングより前に、それらのそれぞれのMMEのみと通信する。両方の構成では、MMEは、鍵マテリアルとEPSベアラセットアップ情報とを発行し、事業者は、サービス品質(QoS)、鍵リフレッシュの時間的な頻度などを制御し、UEは、直接シグナリングによって後に安全な無線ベアラをセットアップする。WWAN支援型ピアツーピアセッション確立のための例示的な方法を、以下で提供する。
図7は、例示的な方法を示すための図700である。eNB702は、MME1およびMME2に接続され、eNB704は、MME2、MME3、およびMME4に接続される。したがって、UE710は、eNB702とWWAN通信しており、MME1またはMME2によってサービスされ得る。同様に、UE706およびUE712は、両方ともeNB704とWWAN通信しており、MME2、MME3、またはMME4のいずれか1つによってそれぞれサービスされ得る。図7に示すように、UE706(ターゲットUE)は、他のUEがピアツーピア通信のためにUE706を発見し得るように、708でエクスプレッションをブロードキャストする。エクスプレッションは、他のUEがUE706を発見すること、およびUE706と通信したいかどうかを判断することを助けるために、UE706がブロードキャストし得るキャラクタのセットである。
UE710(イニシエータUE)は、エクスプレッションを受信し、UE706と直接通信したいと判断する。716で互いに通信するためのパラメータ(たとえば、1つまたは複数の鍵および他の構成値)を確立するために、UE710は、eNB702とのWWAN通信714aを通してそのサービングMMEと通信し、UE706は、eNB704とのWWAN通信714bを通してそのサービングMME(同じMMEまたは異なるMMEであり得る)と通信する。同様に、UE712(イニシエータUE)は、エクスプレッションを受信し、UE706と直接通信したいと判断する。720で互いに通信するためのパラメータ/鍵および他の構成を確立するために、UE712は、eNB704とのWWAN通信718aを通してそのサービングMMEと通信し、UE706は、eNB704とのWWAN通信718bを通してそのサービングMME(同じMMEまたは異なるMMEであり得る)と通信する。
図8は、第1の例示的な方法を示すための図800である。図8に示すように、動作812で、イニシエータUE802は、ターゲットUE810のターゲットエクスプレッションを識別し、ドメインネームサーバ(DNS)806中でターゲットエクスプレッションをルックアップする。DNS806から、イニシエータUE802は、ターゲットUE810のネットワークアドレスを受信する。動作814で、イニシエータUE802は、受信されたネットワークアドレスにおけるターゲットUE810へ接続要求を送る。接続要求は、イニシエータUE802のネットワークアドレス、イニシエータUE802のイニシエータエクスプレッション、および/またはイニシエータUE802にサービスするMMEI804を識別する情報など、イニシエータUE802に関連付けられた情報を含む。本明細書で使用するとき、「MMEを識別する情報」という表現は、MMEを識別する情報、またはMMEを識別するために使用される情報を意味する。接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作816で、ターゲットUE810は、PDN接続要求をMMET808へ送る。PDN接続要求は、イニシエータエクスプレッション、および/またはMMEI804を識別する情報など、イニシエータUE802に関連付けられた情報を含む。PDN接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作818で、イニシエータUE802は、PDN接続要求をMMEI804へ送る。PDN接続要求は、ターゲットエクスプレッションなど、ターゲットUE810に関連付けられた情報を含む。PDN接続要求は、イニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作820で、動作816でPDN接続要求において受信されたMMEI804を識別するための情報に基づいて、MMET808はMMEI804に接触し、MMET808およびMMEI804は、UE802、810間のセッション確立のためのパラメータをネゴシエートする。パラメータは、UE802、810が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を含み得る。動作824で、MMEI804は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、イニシエータUE802へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含む。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、MMET808を識別する情報、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作826で、MMET808は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、ターゲットUE810へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含む。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作828で、ターゲットUE810は、動作814での接続要求に応答して、接続応答をイニシエータUE802へ送る。接続応答は、MMET808を識別する情報、および/またはターゲットUE810の識別子IDTを含み得る。接続応答は、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作830で、イニシエータUE802は、接続応答肯定応答をターゲットUE810へ送り得る。動作832で、UE802、810は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作834で、UE802、810は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作834で、UE802、810は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。
図9は、第2の例示的な方法を示すための図900である。図9に示すように、動作912で、イニシエータUE902は、ターゲットUE910のターゲットエクスプレッションを識別し、DNS906中でターゲットエクスプレッションをルックアップする。DNS906から、イニシエータUE902は、ターゲットUE910のネットワークアドレスを受信する。動作914で、イニシエータUE902は、受信されたネットワークアドレスにおけるターゲットUE910へ接続要求を送る。接続要求は、イニシエータUE902のネットワークアドレス、イニシエータUE902のイニシエータエクスプレッション、および/またはイニシエータUE902にサービスするMMEI904を識別する情報など、イニシエータUE902に関連付けられた情報を含む。接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作916で、ターゲットUE910は、動作914での接続要求に応答して、接続応答をイニシエータUE902へ送る。接続応答は、MMET908を識別する情報、および/またはターゲットUE910の識別子を含み得る。接続応答は、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作918で、ターゲットUE910は、PDN接続要求をMMET908へ送る。PDN接続要求は、イニシエータエクスプレッション、および/またはMMEI904を識別する情報など、イニシエータUE902に関連付けられた情報を含む。PDN接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作920で、イニシエータUE902は、PDN接続要求をMMEI904へ送る。PDN接続要求は、ターゲットエクスプレッション、および/またはMMET908を識別する情報など、ターゲットUE910に関連付けられた情報を含む。PDN接続要求は、イニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作922で、MMET908およびMMEI904は、UE902、910間のセッション確立のためのパラメータをネゴシエートする。パラメータは、UE902、910が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を含み得る。動作924で、MMEI904は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、イニシエータUE902へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含む。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作926で、MMET908は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、ターゲットUE910へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含む。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作930で、イニシエータUE902は、接続応答肯定応答をターゲットUE910へ送り得る。動作932で、UE902、910は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作934で、UE902、910は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作934で、UE902、910は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。
図10は、第3の例示的な方法を示すための図1000である。図10に示すように、動作1012で、イニシエータUE1002は、PDN接続要求をMMEI1004へ送る。PDN接続要求は、ターゲットUE1010のターゲットエクスプレッションを含み、イニシエータUE1002のイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作1014で、MMEI1004は、エクスプレッション加入者データベース(ESDB)1006中でターゲットエクスプレッションをルックアップして、ターゲットUE1010に現在サービス中であるMMET1008を判断する。一態様では、ESDB1006は、告知のため、および/またはページング可能である、現在アクティブなエクスプレッションに関連付けられた、現在のセルラー識別子、またはその一部の格納を行う、ネットワーク機能であり得る。一態様では、ESDB1006は、DNSに関連付けられ得る。別の態様では、ESDB1006は、MME(たとえば、MME1004、1008)に関連付けられ得る。動作1018で、MMEI1004は、MMET1008に接触し、UE1002、1010間のセッション確立のためのパラメータをネゴシエートする。パラメータは、UE1002、1010が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を含み得る。動作1020で、MMET1008は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、ターゲットUE1010へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作1022で、ターゲットUE1010は、直接ベアラコンテキストアクティブ化受入れメッセージを、MMET1008へ送る。動作1024で、MMET1008は、ターゲットUE1010が直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を受け入れたことを、MMEI1004に通知するために、ターゲットチェックイン通知メッセージをMMEI1004へ送る。動作1026で、MMEI1004は、直接ベアラコンテキストアクティブ化要求を、イニシエータUE1002へ送る。直接ベアラコンテキストアクティブ化要求は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作1028で、イニシエータUE1002は、直接ベアラコンテキストアクティブ化受入れメッセージを、MMEI1004へ送る。動作1030で、UE1002、1010は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作1032で、UE1002、1010は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作1032で、UE1002、1010は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。
図11は、第4の例示的な方法を示すための図1100である。図11に示すように、動作1112で、ターゲットUE1110は、ターゲットエクスプレッションをサービングエンティティ1104へ通信する。サービングエンティティは、eNBまたはMMEであり得る。サービングエンティティがMMEである場合、ターゲットUE1110は、ターゲットエクスプレッションをそのサービングeNBへ通信し、そのサービングeNBは、ターゲットエクスプレッションを、ターゲットUE1110にサービスするMMEへ通信する。ターゲットUE1110はまた、ターゲットUE1110が他のUEとの通信のためにページングされ得るか、またはされなくてもよい時間フレームを、サービングエンティティ1104へ通信し得る。動作1114で、イニシエータUE1102は、ターゲットエクスプレッションをサービングエンティティ1104へ送ることによって、ターゲットUEをページングする。動作1116で、サービングエンティティ1104は、動作1114で受信されたターゲットエクスプレッションが、動作1112で受信されたターゲットエクスプレッションに一致すると判断する。現在時間が、ターゲットUE1110がページングされ得る時間フレーム(動作1112で受信された場合)内である場合、サービングエンティティ1104は、ページをターゲットUE1110へ送る。ページは、ターゲットエクスプレッションから導出されたページング識別子(PGID)、グローバル一意一時識別子(GUTI:Globally Unique Temporary Identifier)、またはGUTIのサブセット(たとえば、GUTIの一部または一部分)のうちの少なくとも1つを含み得、直接ページング無線ネットワーク一時識別子(DP-RNTI:direct paging radio network temporary identifier)とともにスクランブルされ得る。GUTIは、モバイル国コード(MCC)、モバイルネットワークコード(MNC)、MMEグループ識別子、MMEコード(MMEC)、およびMMEモバイル加入者識別子(M-TMSI)を含み得る。M-TMSIは、デバイス固有である。GUTIのサブセットは、MMECとM-TMSIとを含む、システムアーキテクチャ発展一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI:system architecture evolution temporary mobile subscriber identity)であり得る。動作1114でイニシエータUE1102がサービングエンティティ1104にイニシエータエクスプレッションを与えたか、または他の方法で、サービングエンティティ1104がイニシエータUE1102のイニシエータエクスプレッションを知っていると仮定すると、ページは、イニシエータUE1102のイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。ターゲットUE1110は、DP-RNTIに基づいてページをデスクランブルし得、PGID、GUTI、またはGUTIのサブセットに基づいてページを復号して、そのターゲットエクスプレッションがページングされているかどうかを判断し得る。動作1118で、サービングエンティティ1104は、UE1102、1110が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を、ターゲットUE1110へ送る。動作1120で、サービングエンティティ1104はまた、鍵をイニシエータUE1102へも送る。動作1122で、UE1102、1110は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作1124で、UE1102、1110は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作1124で、UE1102、1110は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。
図12は、第5の例示的な方法を示すための図1200である。図12に示すように、動作1212で、ターゲットUE1210は、MMET1208を識別するための情報とともに、そのターゲットエクスプレッションをブロードキャストする。イニシエータUE1202は、そのブロードキャストを受信する。動作1214で、イニシエータUE1202は、ターゲットエクスプレッションと、MMET1208を識別するための受信された情報とを、MMEI1204へ送ることによって、ターゲットUE1210をページングする。動作1216で、MMEI1204は、MMET1208に接触し、UE1202、1210間のセッション確立のためのパラメータをネゴシエートする。パラメータは、UE1202、1210が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を含み得る。任意の態様では、動作1217で、MMET1208およびターゲットUE1210は、ターゲットUE1210がイニシエータUE1202とのD2D通信に参加することに意欲的、および/または利用可能であるかどうかを判断し得る。そのような任意の態様では、呼フローは、ターゲットUE1210がD2D通信に対して意欲的でない、および/または利用可能でないという判断において、終了し得る。さらに、そのような任意の態様では、動作1217は、動作1216が完了する前に、動作1216と同時に、および/または動作1216が完了した後に行われてもよい。動作1218で、MMEI1204は、構成情報をイニシエータUE1202へ送る。構成情報は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作1220で、MMET1208は、構成情報をターゲットUE1210へ送る。構成情報は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作1222で、UE1202、1210は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作1224で、UE1202、1210は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作1224で、UE1202、1210は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。さらに、任意の態様で、ターゲットUE1210は、動作1224で、意欲的でないこと、および/または利用可能でないことを、イニシエータUE1202に示し得る。そのような任意の態様では、D2D通信が終了し得る。
図13は、第6の例示的な方法を示すための図1300である。図13に示すように、動作1311で、ターゲットUE1310は、そのターゲットエクスプレッションを、ターゲットUE1310に現在サービス中であるMMET1308に与える。動作1312で、MMET1308は、ターゲットエクスプレッションをターゲット識別子(ID)にリンクさせるために、ESDB1306と通信する。ターゲットIDは、ターゲットUE1310にサービスするMMET1308を識別するための情報である。ターゲットUE1310にサービスするMMET1308を識別するための情報は、セル番号、ターゲットUE1310のGUTI、またはターゲットUE1310のGUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)であり得る。動作1313で、ターゲットUE1310は、ターゲットIDとともに、そのターゲットエクスプレッションをブロードキャストする。イニシエータUE1302は、そのブロードキャストを受信する。動作1314で、イニシエータUE1302は、ターゲットエクスプレッションと、受信されたターゲットIDとを、MMEI1304へ送ることによって、ターゲットUE1310をページングする。動作1316で、MMEI1304は、ターゲットIDを用いてESDB1306に問い合わせ、動作1318で、ESDB1306から、MMET1308を識別する情報を取得する。動作1320で、MMEI1304は、MMET1308に接触し、UE1302、1310間のセッション確立のためのパラメータをネゴシエートする。任意の態様では、動作1321で、MMET1308およびターゲットUE1310は、ターゲットUE1310がイニシエータUE1302とのD2D通信に参加することに意欲的、および/または利用可能であるかどうかを判断し得る。そのような任意の態様では、呼フローは、ターゲットUE1310がD2D通信に対して意欲的でない、および/または利用可能でないという判断において、終了し得る。さらに、そのような任意の態様では、動作1321は、動作1320が完了する前に、動作1320と同時に、および/または動作1320が完了した後に行われてもよい。パラメータは、UE1302、1310が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を含み得る。動作1322で、MMEI1304は、構成情報をイニシエータUE1302へ送る。構成情報は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。動作1324で、MMET1308は、構成情報をターゲットUE1310へ送る。構成情報は、ネゴシエートされたパラメータを含み、ターゲットエクスプレッション、および/またはイニシエータエクスプレッションをさらに含み得る。動作1326で、UE1302、1310は、セッション鍵確立および下位層構成を実行する。動作1328で、UE1302、1310は、ピアツーピア通信を通して、鍵に基づいて直接通信する。代替的に、動作1328で、UE1302、1310は、WWANを通して、鍵に基づいて互いに通信し得る。さらに、任意の態様で、ターゲットUE1310は、動作1328で、意欲的でないこと、および/または利用可能でないことを、イニシエータUE1302に示し得る。そのような任意の態様では、D2D通信が終了し得る。
図14は、ワイヤレス通信の第1の方法のフローチャート1400である。この方法は、イニシエータUEによって実行され得る。任意の態様では、ブロック1402で、イニシエータUEが、ターゲットUEに関連付けられたターゲットエクスプレッションを識別し得る。ブロック1404で、イニシエータUEが、ターゲットエクスプレッションに基づいて、ターゲットUEのネットワークアドレスを判断し得る。ブロック1406で、イニシエータUEが、イニシエータUEに関連付けられた情報を含む接続要求を、判断されたネットワークアドレスにおけるターゲットUEへ送り得る。ブロック1408で、イニシエータUEが、ターゲットUEに関連付けられた情報を、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。任意の態様では、ブロック1408で、イニシエータUEがまた、その情報とともに、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。別の任意の態様では、ブロック1408で、イニシエータUEがまた、その情報とともにターゲットエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。ブロック1410で、イニシエータUEが、イニシエータUEにサービスするMMEから、ターゲットUEと安全に通信するための鍵を受信する。任意の態様では、ブロック1412で、イニシエータUEが、接続要求に応答した接続応答を受信する。ブロック1412は、代替的に、ブロック1406の後、およびブロック1408の前に行われ得る。ブロック1414で、イニシエータUEが、鍵に基づいて、ターゲットUEと安全に通信する。
たとえば、図8を参照すると、イニシエータUE802は、ターゲットUE810に関連付けられたターゲットエクスプレッションを識別する。動作812で、イニシエータUE802は、ターゲットエクスプレッションに基づいて、ターゲットUE810のネットワークアドレスを判断する。動作814で、イニシエータUE802は、イニシエータUE802に関連付けられた情報を含む接続要求を、判断されたネットワークアドレスにおけるターゲットUE810へ送る。動作818で、イニシエータUE802は、ターゲットUE810に関連付けられた情報を、イニシエータUE802にサービスするMME804へ送る。動作824で、イニシエータUE802は、イニシエータUE802にサービスするMME804から、ターゲットUE810と安全に通信するための鍵を受信する。動作828で、イニシエータUE802は、接続要求に応答した接続応答を受信する。代替的に、イニシエータUE802は、動作814で接続要求を送った後、接続応答を受信し得る(たとえば、図9、動作914および916参照)。動作834で、イニシエータUE802は、鍵に基づいて、ターゲットUE810と安全に通信する。
ブロック1406におけるイニシエータUEに関連付けられた情報は、イニシエータUEのネットワークアドレス、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッション、イニシエータUEにサービスするMMEを識別する情報などを含み得る。ブロック1406における接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。ブロック1408で、イニシエータUEがまた、その情報とともに、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。ブロック1408で、イニシエータUEがまた、その情報とともにターゲットエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。接続応答は、イニシエータUEにサービスするMMEから鍵が受信された(たとえば、ブロック1410)後、受信され得る(たとえば、ブロック1412)。代替的に、接続応答は、ブロック1406の後、および、ターゲットUEに関連付けられた情報が、イニシエータUEにサービスするMMEへ送られるブロック1408の前に、受信され得る(たとえば、ブロック1412)。接続応答は、ターゲットUEにサービスするMMEを識別する情報、ターゲットUEの識別子などを含み得る。接続応答が、イニシエータUEにサービスするMMEへ情報が送られる前(たとえば、ブロック1408の前)に受信される場合、ターゲットUEに関連付けられた情報は、接続応答において受信された、ターゲットUEにサービスするMMEを識別する情報、ターゲットUEの識別子などを含み得る。
図15は、ワイヤレス通信の第2の方法のフローチャート1500である。この方法は、ターゲットUEによって実行され得る。ブロック1502で、ターゲットUEが、イニシエータUEから、イニシエータUEに関連付けられた情報を含む接続要求を受信し得る。ブロック1504で、ターゲットUEが、イニシエータUEに関連付けられた情報を、ターゲットUEにサービスするMMEへ送り得る。ブロック1506で、ターゲットUEが、ターゲットUEにサービスするMMEから、イニシエータUEと安全に通信するための鍵を受信し得る。任意の態様では、ブロック1508で、ターゲットUEが、接続要求に応答して、接続応答を送り得る。そのような任意の態様では、接続応答は、ターゲットUEにサービスするMMEから鍵が受信された後、送られ得る。別の態様では、ブロック1508は、代替的に、ブロック1502の後、およびブロック1504の前に行われ得る。ブロック1510で、ターゲットUEが、鍵に基づいて、イニシエータUEと安全に通信し得る。
たとえば、図8を参照すると、動作814で、ターゲットUE810は、イニシエータUE802から、イニシエータUE802に関連付けられた情報を含む接続要求を受信する。動作816で、ターゲットUE810は、イニシエータUE802に関連付けられた情報を、ターゲットUE810にサービスするMME808へ送る。動作826で、ターゲットUE810は、ターゲットUE810にサービスするMME808から、イニシエータUE802と安全に通信するための鍵を受信する。動作828で、ターゲットUE810は、接続要求に応答して、接続応答を送る。動作828は、代替的に、動作814の後、および動作816の前に行われ得る(たとえば、図9、動作914および916参照)。動作834で、ターゲットUE810は、鍵に基づいて、イニシエータUE802と安全に通信する。
ブロック1502、1504におけるイニシエータUEに関連付けられた情報は、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッション、イニシエータUEにサービスするMMEを識別する情報などを含み得る。ブロック1502における接続要求は、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。ブロック1504で、ターゲットUEがまた、その情報とともに、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションを、ターゲットUEにサービスするMMEへ送り得る。接続応答は、ターゲットUEにサービスするMMEから鍵が受信された後(たとえば、ブロック1506の後)、送られ得る(たとえば、ブロック1508)。代替的に、接続応答は、ブロック1502の後、および、イニシエータUEに関連付けられた情報が、ターゲットUEにサービスするMMEへ送られるブロック1504の前に、送られ得る(たとえば、ブロック1508)。ブロック1508における接続応答は、ターゲットUEにサービスするMMEを識別する情報、ターゲットUEの識別子などを含み得る。
図16は、通信の第3の方法のフローチャート1600である。この方法は、第1のUEにサービスするイニシエータMMEまたはターゲットMMEによって実行され得る。ブロック1602で、MMEが、第1のUEから、第2のUEに関連付けられた情報を受信し得る。第2のUEに関連付けられた情報は、第2のUEのエクスプレッション、第2のUEにサービスするMMEを識別する情報などを含み得る。ブロック1604で、MMEが、受信された情報に基づいて、第2のUEにサービスするMMEを判断し得る。ブロック1606で、MMEが、第1のUEおよび第2のUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、第2のUEにサービスするMMEと通信し得る。ブロック1608で、MMEが、鍵を第1のUEへ通信し得る。
たとえば、図9を参照して、この方法がイニシエータMME904によって実行され、第1のUEがイニシエータUE902であり、第2のUEがターゲットUE910であると仮定する。動作920で、MME904は、イニシエータUE902から、ターゲットUE910に関連付けられた情報を受信する。ターゲットUE910に関連付けられた情報は、ターゲットUE910のターゲットエクスプレッション、ターゲットUE910にサービスするMME908を識別する情報などを含み得る。MME904は、受信された情報に基づいて、ターゲットUE910にサービスするMME908を判断する。動作922で、MME904は、イニシエータUE902およびターゲットUE910が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、ターゲットUE910にサービスするMME908と通信する。動作924で、MME904は、鍵をイニシエータUE902へ通信する。
別の例では、図9を参照して、この方法がターゲットMME908によって実行され、第1のUEがターゲットUE910であり、第2のUEがイニシエータUE902であると仮定する。動作918で、MME908は、ターゲットUE910から、イニシエータUE902に関連付けられた情報を受信する。イニシエータUE902に関連付けられた情報は、イニシエータUE902のイニシエータエクスプレッション、イニシエータUE902にサービスするMME904を識別する情報などを含み得る。MME908は、受信された情報に基づいて、イニシエータUE902にサービスするMME904を判断する。動作922で、MME908は、ターゲットUE910およびイニシエータUE902が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、イニシエータUE902にサービスするMME904と通信する。動作926で、MME908は、鍵をターゲットUE910へ通信する。
さらに別の例では、図8を参照して、この方法がターゲットMME808によって実行され、第1のUEがターゲットUE810であり、第2のUEがイニシエータUE802であると仮定する。動作816で、MME808は、ターゲットUE810から、イニシエータUE802に関連付けられた情報を受信する。イニシエータUE802に関連付けられた情報は、イニシエータUE802のイニシエータエクスプレッション、イニシエータUE802にサービスするMME804を識別する情報などを含み得る。MME808は、受信された情報に基づいて、イニシエータUE802にサービスするMME804を判断する。動作820で、MME808は、ターゲットUE810およびイニシエータUE802が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、イニシエータUE802にサービスするMME804と通信する。動作826で、MME808は、鍵をターゲットUE810へ通信する。
図17は、ワイヤレス通信の第4の方法のフローチャート1700である。この方法は、ターゲットUEによって実行され得る。ブロック1702で、ターゲットUEが、ターゲットUEのエクスプレッションをサービングエンティティへ通信し得る。一態様では、サービングエンティティは、eNB、ターゲットUEおよびサービングUEに共通のMMEなどであり得る。任意の態様では、ブロック1702で、ターゲットUEがまた、その間にターゲットUEがイニシエータUEおよび/または任意の他のイニシエータUEとの通信のためにページングされ得る時間フレームを通信し得る。ブロック1704で、ターゲットUEが、イニシエータUEと通信するために、サービングエンティティから開始されたページを受信し得る。受信されたページは、エクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、またはGUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)のうちの少なくとも1つを含み得る。受信されたページは、イニシエータUEに関連付けられた識別子を含み得、DP-RNTIとともにスクランブルされ得る。任意の態様では、ブロック1706で、ターゲットUEが、サービングエンティティから、イニシエータUEと安全に通信するための鍵を受信し得る。ブロック1708で、ターゲットUEが、少なくともページに基づいて、イニシエータUEと通信する。UEが鍵を受信する一態様では、ターゲットUEはさらに、鍵に基づく安全な方法で、イニシエータUEと通信し得る。
たとえば、図11を参照すると、動作1112で、ターゲットUE1110は、ターゲットUE1110のエクスプレッションをサービングエンティティ1104へ通信する。動作1116で、ターゲットUE1110は、イニシエータUE1102と通信するために、サービングエンティティ1104から開始されたページを受信する。動作1118で、ターゲットUE1110は、サービングエンティティ1104から、イニシエータUE1102と安全に通信するための鍵を受信する。動作1124で、ターゲットUE1110は、鍵に基づいて、イニシエータUE1102と安全に通信する。
図18は、通信の第5の方法のフローチャート1800である。この方法は、eNB、MMEなど、サービングエンティティによって実行され得る。ブロック1802で、サービングエンティティが、ターゲットUEから第1のエクスプレッションを受信し得る。任意の態様では、ブロック1802で、サービングエンティティがまた、その間にターゲットUEがイニシエータUEおよび/または任意の他のイニシエータUEとの通信のためにページングされ得る時間フレームを受信し得る。ブロック1804で、サービングエンティティが、イニシエータUEから第2のエクスプレッションを受信し得る。任意の態様では、ブロック1806で、サービングエンティティが、エクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、GUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)などを含む、識別情報/識別子を判断し得る。ブロック1808で、サービングエンティティが、第2のエクスプレッションが第1のエクスプレッションに一致すると判断すると、識別情報/識別子を含むページを、ターゲットUEへ送り得る。ページは、イニシエータUEに関連付けられた識別子を含み得る。一態様では、現在時間が、受信された時間フレーム内であるという判断において、サービングエンティティはページを送り得る。任意の態様では、ブロック1810で、サービングエンティティが、ターゲットUEおよびイニシエータUEへ、ターゲットUEおよびイニシエータUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を送り得る。
たとえば、図11を参照すると、動作1112で、サービングエンティティ1104は、ターゲットUE1110から第1のエクスプレッションを受信する。動作1114で、サービングエンティティ1104は、イニシエータUE1102から第2のエクスプレッションを受信する。サービングエンティティ1104は、第1のエクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、またはGUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)を含む、識別情報/識別子を判断する。動作1116で、サービングエンティティ1104は、第2のエクスプレッションが第1のエクスプレッションに一致すると判断すると、識別情報/識別子を含むページを、ターゲットUE1110へ送る。動作1118、1120で、サービングエンティティ1104は、それぞれターゲットUE1110およびイニシエータUE1102へ、ターゲットUE1110およびイニシエータUE1102が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を送る。
図19は、ワイヤレス通信の第6の方法のフローチャート1900である。この方法は、ターゲットUEによって実行され得る。ブロック1902で、ターゲットUEが、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションとともに、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報をブロードキャストし得る。ブロック1904で、ターゲットUEが、ターゲットUEにサービスするMMEから、イニシエータUEと通信するためのパラメータおよび鍵を受信する。一態様では、鍵は、イニシエータUEと直接通信するためのものであり得る。別の態様では、パラメータは、様々な構成値などを与えることを通して、イニシエータUEとの直接通信をさらに容易にし得る。ブロック1906で、ターゲットUEが、鍵に基づいて、イニシエータUEと安全に通信する。
たとえば、図12を参照すると、動作1212で、ターゲットUE1210は、ターゲットUE1210のターゲットエクスプレッションとともに、ターゲットUE1210にサービスするMME1208を識別するための情報をブロードキャストする。動作1220で、ターゲットUE1210は、ターゲットUE1210にサービスするMME1208から、イニシエータUE1202と通信するための鍵を受信する。動作1224で、ターゲットUE1210は、鍵に基づいて、イニシエータUE1202と安全に通信する。
別の例では、図13を参照すると、動作1313で、ターゲットUE1310は、ターゲットUE1310のターゲットエクスプレッションとともに、ターゲットUE1310にサービスするMME1308を識別するための情報をブロードキャストする。動作1324で、ターゲットUE1310は、ターゲットUE1310にサービスするMME1308から、イニシエータUE1302と通信するための鍵を受信する。動作1328で、ターゲットUE1310は、鍵に基づいて、イニシエータUE1302と安全に通信する。
図20は、ワイヤレス通信の第7の方法のフローチャート2000である。この方法は、イニシエータUEによって実行され得る。ブロック2002で、イニシエータUEが、ターゲットUEのターゲットエクスプレションと、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報とを含む、ブロードキャストを受信し得る。ブロック2004で、イニシエータUEが、ターゲットエクスプレションとその情報とを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送り得る。ブロック2006で、イニシエータUEが、イニシエータUEにサービスするMMEから、ターゲットUEと通信するためのパラメータおよび鍵を受信し得る。一態様では、鍵は、ターゲットUEと直接通信するためのものであり得る。別の態様では、パラメータは、様々な構成値などを与えることを通して、イニシエータUEとの直接通信をさらに容易にし得る。ブロック2008で、イニシエータUEが、鍵に基づいて、ターゲットUEと安全に通信し得る。
たとえば、図12を参照すると、動作1212で、イニシエータUE1202は、ターゲットUE1210のターゲットエクスプレションと、ターゲットUE1210にサービスするMME1208を識別するための情報とを含む、ブロードキャストを受信する。動作1214で、イニシエータUE1202は、ターゲットエクスプレションとその情報とを、イニシエータUE1202にサービスするMME1204へ送る。動作1218で、イニシエータUE1202は、イニシエータUE1202にサービスするMME1204から、ターゲットUE1210と通信するための鍵を受信する。動作1224で、イニシエータUE1202は、鍵に基づいて、ターゲットUE1210と安全に通信する。
別の例では、図13を参照すると、動作1313で、イニシエータUE1302は、ターゲットUE1310のターゲットエクスプレションと、ターゲットUE1310にサービスするMME1308を識別するための情報とを含む、ブロードキャストを受信する。動作1314で、イニシエータUE1302は、ターゲットエクスプレションとその情報とを、イニシエータUE1302にサービスするMME1304へ送る。動作1322で、イニシエータUE1302は、イニシエータUE1302にサービスするMME1304から、ターゲットUE1310と通信するための鍵を受信する。動作1328で、イニシエータUE1302は、鍵に基づいて、ターゲットUE1310と安全に通信する。
図21は、通信の第8の方法のフローチャート2100である。この方法は、イニシエータUEのMMEによって実行され得る。ブロック2102で、MMEが、ターゲットUEのターゲットエクスプレションと、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報とを受信し得る。ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報は、ターゲットUEにサービスするMMEの識別子、ターゲットUEに関連付けられた情報(たとえば、セル番号、GUTI、GUTIのサブセット)などであり得る。任意の態様では、ブロック2104で、MMEが、データベースにアクセスして、ターゲットUEに関連付けられた情報に基づいて、ターゲットUEにサービスするMMEを判断し得る。ブロック2106で、MMEが、ターゲットUEにサービスするMMEと通信して、イニシエータUEおよびターゲットUEが互いに安全に通信することを可能にするためのパラメータおよび鍵を判断し得る。ブロック2108で、MMEが、パラメータおよび鍵をイニシエータUEへ送り得る。
たとえば、図12を参照すると、動作1214で、MME1204は、ターゲットUE1210のターゲットエクスプレションと、ターゲットUE1210にサービスするMME1208を識別するための情報とを受信する。ターゲットUE1210にサービスするMME1208を識別するための情報は、ターゲットUE1210にサービスするMME1208の識別子であり得る。動作1216で、MME1204は、ターゲットUE1210にサービスするMME1208と通信して、イニシエータUE1202およびターゲットUE1210が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断する。動作1218で、MME1204は、鍵をイニシエータUE1202へ送る。
別の例では、図13を参照すると、動作1314で、MME1304は、ターゲットUE1310のターゲットエクスプレションと、ターゲットUE1310にサービスするMME1308を識別するための情報とを受信する。ターゲットUE1310にサービスするMME1308を識別するための情報は、ターゲットUEに関連付けられた情報(たとえば、ターゲットID)であり得る。動作1316および1318で、MME1304は、データベースにアクセスして、ターゲットUE1310に関連付けられた情報に基づいて、ターゲットUE1310にサービスするMME1308を判断し得る。動作1320で、MME1304は、ターゲットUE1310にサービスするMME1308と通信して、イニシエータUE1302およびターゲットUE1310が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断する。動作1322で、MME1304は、鍵をイニシエータUE1302へ送る。
図22は、通信の第9の方法のフローチャート2200である。この方法は、ターゲットUEのMMEによって実行され得る。任意の態様では、ブロック2202で、MMEが、ターゲットUEから、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションを受信し得る。さらなる任意の態様では、ブロック2204で、MMEが、ターゲットエクスプレッションと、ターゲットUEに関連付けられた情報とを、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報にリンクさせるために、データベースを更新し得る。ターゲットUEに関連付けられた情報は、PGID、GUTI、GUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)、セル番号などであり得る。ブロック2206で、MMEが、イニシエータUEにサービスするMMEと通信して、イニシエータUEおよびターゲットUEが互いに安全に通信することを可能にするためのパラメータおよび鍵を判断し得る。ブロック2208で、MMEが、パラメータおよび鍵をターゲットUEへ送り得る。
たとえば、図12を参照すると、動作1216で、MME1208は、イニシエータUE1202にサービスするMME1204と通信して、イニシエータUE1202およびターゲットUE1210が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断する。動作1220で、MME1208は、鍵をターゲットUE1210へ送る。別の例では、図13を参照すると、動作1311で、MME1308は、ターゲットUE1310から、ターゲットUE1310のターゲットエクスプレッションを受信する。動作1312で、MME1308は、ターゲットエクスプレッションと、ターゲットUE1310に関連付けられた情報(たとえば、ターゲットID)とを、ターゲットUE1310にサービスするMME1308を識別するための情報にリンクさせるために、ESDB1306中のデータベースを更新する。ターゲットUE1310に関連付けられた情報は、ターゲットUE1310のGUTI、GUTIのサブセット(たとえば、S-TMSI)、セル番号などであり得る。動作1320で、MME1308は、イニシエータUE1302にサービスするMME1304と通信して、イニシエータUE1302およびターゲットUE1310が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断する。動作1324で、MME1308は、鍵をターゲットUE1310へ送る。
図23は、例示的な装置2302中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2300である。第1の構成では、装置2302は、第1のUE2360にサービス中であるMMEであり得る。そのような構成では、装置は、eNB2350を介して第1のUE2360から、第2のUE2370に関連付けられた情報を受信するように構成される、UE通信モジュール2312を含み得る。受信された情報は、通信処理モジュール2306に与えられ、通信処理モジュール2306は、その情報をESDBインターフェースモジュール2308に与える。ESDBインターフェースモジュール2308は、受信された情報に基づいて、第2のUE2370にサービスするMME2380を判断するように構成される。通信処理モジュール2306は、MME通信モジュール2304に、判断されたMME2380を知らせる。MME通信モジュール2304は、第1のUE2360および第2のUE2370が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、第2のUE2370にサービスするMME2380と通信するように構成される。MME通信モジュール2304は、パラメータネゴシエーションモジュール2310と通信して、鍵を判断する。パラメータネゴシエーションモジュール2310は、鍵をUE通信モジュール2312に与え、UE通信モジュール2312は、鍵を第1のUE2360へ通信する。
装置は、図16の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図16の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第2の構成では、装置2302は、イニシエータUE2360にサービス中であるMMEであり得る。そのような構成では、装置2302は、eNB2350を介してイニシエータUE2360からターゲットUE2370のターゲットエクスプレッションを受信するように構成される、UE通信モジュール2312を含み得る。UE通信モジュール2312は、ターゲットUE2370にサービスするMME2380を識別するための情報を受信するようにさらに構成される。UE通信モジュール2312は、受信された情報を通信処理モジュール2306に与える。装置が、ターゲットUE2370にサービスするMME2380を判断する必要がある場合、通信処理モジュール2306は、ESDBインターフェースモジュール2308と通信するように構成され、ESDBインターフェースモジュール2308は、ターゲットUE2370に関連付けられた情報に基づいて、ターゲットUE2370にサービスするMME2380を判断するように構成される。装置は、ターゲットUE2370にサービスするMME2380と通信して、イニシエータUE2360およびターゲットUE2370が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するように構成される、MME通信モジュール2304をさらに含む。鍵は、パラメータネゴシエーションモジュール2310によって判断され、パラメータネゴシエーションモジュール2310は、鍵をUE通信モジュール2312に与える。UE通信モジュール2312は、鍵をイニシエータUE2360へ送るように構成される。
装置は、図21の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図21の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第3の構成では、装置2302は、ターゲットUE2360にサービス中であるMMEであり得る。そのような構成では、装置2302は、イニシエータUE2370にサービスするMME2380と通信して、イニシエータUE2370およびターゲットUE2360が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するように構成される、MME通信モジュール2304を含む。鍵は、パラメータネゴシエーションモジュール2310によって判断され、パラメータネゴシエーションモジュール2310は、鍵をUE通信モジュール2312に与える。UE通信モジュール2312は、eNB2350を介してターゲットUE2360へ鍵を送るように構成される。UE通信モジュール2312は、ターゲットUE2360から、ターゲットUE2360のターゲットエクスプレッションを受信するようにさらに構成され得る。UE通信モジュール2312は、ターゲットエクスプレッションを通信処理モジュール2306に与えるように構成され、通信処理モジュール2306は、ターゲットエクスプレッションと、ターゲットUE2360に関連付けられた情報とを、ターゲットUE2360にサービスするMME2302を識別するための情報にリンクさせるために、データベースを更新するために、ESDBインターフェースモジュール2308と通信するように構成される。
装置は、図22の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図22の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図24は、処理システム2414を採用する装置2302'のためのハードウェア実装の一例を示す図である。処理システム2414は、バス2424によって概略的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス2424は、処理システム2414の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2424は、プロセッサ2404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュール、モジュール2304、2306、2308、2310、2312、ならびにコンピュータ可読媒体2406を含む、様々な回路を互いにリンクさせる。バス2424は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。
処理システム2414は、トランシーバ2410に結合され得る。トランシーバ2410は、1つまたは複数のアンテナ2420に結合される。トランシーバ2410は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。処理システム2414は、コンピュータ可読媒体2406に結合されたプロセッサ2404を含む。プロセッサ2404は、コンピュータ可読媒体2406上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2404によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2414に実行させる。コンピュータ可読媒体2406は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2404によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2304、2306、2308、2310、2312のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2406に常駐する/記憶される、プロセッサ2404で動作しているソフトウェアモジュール、プロセッサ2404に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せとすることができる。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、第1のUEから、第2のUEに関連付けられた情報を受信するための手段と、受信された情報に基づいて、第2のUEにサービスするMMEを判断するための手段と、第1のUEおよび第2のUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するために、第2のUEにサービスするMMEと通信するための手段と、鍵を第1のUEへ通信するための手段とを含む。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2302、および/または装置2302'の処理システム2414の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションと、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報とを受信するための手段と、ターゲットUEにサービスするMMEと通信して、イニシエータUEおよびターゲットUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するための手段と、鍵をイニシエータUEへ送るための手段とを含む。装置は、データベースにアクセスして、ターゲットUEに関連付けられた情報に基づいて、ターゲットUEにサービスするMMEを判断するための手段をさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2302、および/または装置2302'の処理システム2414の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、イニシエータUEにサービスするMMEと通信して、イニシエータUEおよびターゲットUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するための手段と、鍵をターゲットUEへ送るための手段とを含む。装置は、ターゲットUEから、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションを受信するための手段と、ターゲットエクスプレッションと、ターゲットUEに関連付けられた情報とを、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報にリンクさせるために、データベースを更新するための手段とをさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2302、および/または装置2302'の処理システム2414の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。
図25は、例示的な装置2502中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2500である。装置2502は、サービングエンティティであってもよく、MMEまたはeNBのいずれかであり得る。装置は、ターゲットUE2560から第1のエクスプレッションを受信するように構成される、UE通信モジュール2512を含む。UE通信モジュール2512は、イニシエータUE2570から第2のエクスプレッションを受信するようにさらに構成される。通信処理モジュール2506は、第2のエクスプレッションが第1のエクスプレッションに一致するかどうかを判断するように構成される。それらのエクスプレッションが一致するとき、UE通信モジュール2512は、ページをターゲットUE2560へ送るように構成される。UE通信モジュール2512は、その間にターゲットUE2560が通信のためにページングされ得る時間フレームを受信するようにさらに構成され得る。通信処理モジュール2506は、現在時間が、受信された時間フレーム内であるかどうかを判断し、現在時間が、受信された時間フレーム内であると判断すると、ページを送るようにUE通信モジュール2512に知らせるように構成され得る。通信処理モジュール2506は、第1のエクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、GUTIのサブセットなどを含む、識別情報/識別子を判断するようにさらに構成され得る。通信処理モジュール2506は、識別情報/識別子をUE通信モジュール2512に与えるように構成され、UE通信モジュール2512は、識別情報/識別子をページに含めるように構成される。通信処理モジュール2506は、イニシエータUE2570に関連付けられた識別子をUE通信モジュール2512に与えるようにさらに構成され得、UE通信モジュール2512は、イニシエータUE2570に関連付けられた識別子をページに含めるように構成される。装置は、ターゲットUE2560およびイニシエータUE2570が互いに安全に通信することを可能にするための鍵を判断するように構成される、パラメータネゴシエーションモジュール2510をさらに含み得る。パラメータネゴシエーションモジュール2510は、鍵をUE通信モジュール2512に与えるように構成され、UE通信モジュール2512は、鍵をターゲットUE2560とイニシエータUE2570の両方へ送るように構成される。
装置は、図18の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図18の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図26は、処理システム2614を採用する装置2502'のためのハードウェア実装の一例を示す図である。処理システム2614は、バス2624によって概略的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス2624は、処理システム2614の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2624は、プロセッサ2604によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュール、モジュール2506、2510、2512、ならびにコンピュータ可読媒体2606を含む、様々な回路を互いにリンクさせる。バス2624は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。
処理システム2614は、トランシーバ2610に結合され得る。トランシーバ2610は、1つまたは複数のアンテナ2620に結合される。トランシーバ2610は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。処理システム2614は、コンピュータ可読媒体2606に結合されたプロセッサ2604を含む。プロセッサ2604は、コンピュータ可読媒体2606上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2604によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2614に実行させる。コンピュータ可読媒体2606は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2604によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2506、2510、2512のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2606に常駐する/記憶される、プロセッサ2604で動作しているソフトウェアモジュール、プロセッサ2604に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せとすることができる。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2502/2502'は、ターゲットUEから第1のエクスプレッションを受信するための手段と、イニシエータUEから第2のエクスプレッションを受信するための手段と、第2のエクスプレッションが第1のエクスプレッションに一致すると判断すると、ページをターゲットUEへ送るための手段とを含む。装置は、その間にターゲットUEが通信のためにページングされ得る時間フレームを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、DP-RNTIと、第1のエクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、GUTIのサブセットのうちの少なくとも1つとを含む、識別情報/識別子を判断するための手段をさらに含み得る。装置は、ターゲットUEおよびイニシエータUEへ、ターゲットUEおよびイニシエータUEが互いに安全に通信することを可能にするための鍵を送るための手段をさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2502、および/または装置2502'の処理システム2614の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。装置がeNBであるとき、処理システム2614は、TXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とであり得る。
図27は、例示的な装置2702中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2700である。第1の構成では、装置2702はイニシエータUEであり得る。そのような構成では、イニシエータUEは、ターゲットエクスプレッションに基づいて、ターゲットUE2760のネットワークアドレスを判断するように構成される、ESDBインターフェースモジュール2708を含む。ネットワークアドレスは、通信処理モジュール2706に与えられ、通信処理モジュール2706は、ネットワークアドレスをUE通信モジュール2712に与える。UE通信モジュール2712は、イニシエータUEに関連付けられた情報を含む接続要求を、判断されたネットワークアドレスにおけるターゲットUE2760へ送るように構成される。イニシエータUEは、ターゲットUE2760に関連付けられた情報を、イニシエータUEにサービスするMME2780へ送るように構成される、サービングエンティティ通信モジュール2704をさらに含む。サービングエンティティ通信モジュール2704は、イニシエータUEにサービスするMME2780から、ターゲットUE2760と安全に通信するための鍵を受信するようにさらに構成される。
通信処理モジュール2706は、ターゲットUE2760に関連付けられ、UE通信モジュール2712によって与えられた、ターゲットエクスプレッションを識別するように構成され得る。イニシエータUEに関連付けられた情報は、イニシエータUEのネットワークアドレス、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッション、イニシエータUEにサービスするMME2780を識別する情報などを含み得る。接続要求は、ターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。サービングエンティティ通信モジュール2704は、その情報とともに、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMME2780へ送るように構成され得る。サービングエンティティ通信モジュール2704は、その情報とともに、ターゲットエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMME2780へ送るように構成され得る。UE通信モジュール2712は、接続要求に応答した接続応答を受信するように構成され得る。接続応答は、イニシエータUEにサービスするMME2780から鍵が受信された後、受信され得る。接続応答は、ターゲットUE2760にサービスするMMEを識別する情報、ターゲットUE2760の識別子などを含み得る。イニシエータUEにサービスするMME2780へ情報が送られる前に、接続応答が受信される場合、ターゲットUE2760に関連付けられた情報は、接続応答において受信された、ターゲットUE2760にサービスするMMEを識別する情報、ターゲットUE2760の識別子などを含み得る。
装置は、図14の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図14の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第2の構成では、装置2702はターゲットUEであり得る。ターゲットUEは、イニシエータUE2760から、イニシエータUE2760に関連付けられた情報を含む接続要求を受信するように構成される、UE通信モジュール2712を含む。ターゲットUEは、イニシエータUE2760に関連付けられた情報を、ターゲットUEにサービスするMME2780へ送るように構成される、サービングエンティティ通信モジュール2704をさらに含む。サービングエンティティ通信モジュール2704は、ターゲットUEにサービスするMME2780から、イニシエータUE2760と安全に通信するための鍵を受信するようにさらに構成される。イニシエータUE2760に関連付けられた情報は、イニシエータUE2760のイニシエータエクスプレッション、イニシエータUE2760にサービスするMMEを識別する情報などを含み得る。接続要求は、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションをさらに含み得る。サービングエンティティ通信モジュール2704は、その情報とともに、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションを、ターゲットUEにサービスするMME2780へ送るようにさらに構成され得る。UE通信モジュール2712は、接続要求に応答して、接続応答を送るように構成され得る。接続応答は、ターゲットUEにサービスするMME2780から鍵が受信された後、送られ得る。接続応答は、ターゲットUEにサービスするMME2780を識別する情報、ターゲットUEの識別子などを含み得る。接続応答は、ターゲットUEにサービスするMME2780へ情報が送られる前に、送られ得る。
装置は、図15の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図15の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第3の構成では、装置2702はターゲットUEであり得る。ターゲットUEは、ターゲットUEのエクスプレッションをサービングエンティティ(eNB2750またはMME2780)へ通信するように構成される、サービングエンティティ通信モジュール2704を含む。サービングエンティティ通信モジュール2704は、イニシエータUEと通信するために、サービングエンティティから開始されたページを受信するようにさらに構成される。サービングエンティティ通信モジュール2704は、その間にターゲットUEが通信のためにページングされ得る時間フレームを通信するようにさらに構成され得る。受信されたページは、エクスプレッションから導出されたPGID、GUTI、またはGUTIのサブセットのうちの少なくとも1つを含み得、DP-RNTIとともにスクランブルされ得る。受信されたページは、イニシエータUE2760に関連付けられた識別子を含み得る。サービングエンティティ通信モジュール2704は、サービングエンティティから、イニシエータUE2760と安全に通信するための鍵を受信するようにさらに構成され得る。鍵は、通信処理モジュール2706に与えられ、通信処理モジュール2706は、鍵をUE通信モジュール2712に与えて、UE通信モジュール2712がイニシエータUE2760と安全に通信することを可能にする。
装置は、図17の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図17の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第4の構成では、装置2702はターゲットUEであり得る。ターゲットUEは、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションとともに、ターゲットUEにサービスするMME2780を識別するための情報をブロードキャストするように構成される、UE通信モジュール2712を含む。ターゲットUEは、ターゲットUEにサービスするMME2780から、イニシエータUE2760と通信するための鍵を受信するように構成される、サービングエンティティ通信モジュール2704をさらに含む。鍵は、通信処理モジュール2706に与えられ、通信処理モジュール2706は、鍵をUE通信モジュール2712に与えて、UE通信モジュール2712が鍵に基づいてイニシエータUE2760と安全に通信することを可能にする。鍵は、イニシエータUE2760と直接通信するためのものであり得る。代替的に、鍵は、WWANを通してイニシエータUE2760と通信するためのものであり得る。
装置は、図19の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図19の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
第5の構成では、装置2702はイニシエータUEであり得る。イニシエータUEは、ターゲットUE2760のターゲットエクスプレションと、ターゲットUE2760にサービスするMMEを識別するための情報とを含む、ブロードキャストを受信するように構成される、UE通信モジュール2712を含む。イニシエータUEは、ターゲットエクスプレッションとその情報とを、イニシエータUEにサービスするMME2780へ送るように構成される、サービングエンティティ通信モジュール2704をさらに含む。サービングエンティティ通信モジュール2704は、イニシエータUEにサービスするMME2780から、ターゲットUE2760と通信するための鍵を受信するようにさらに構成される。サービングエンティティ通信モジュール2704は、鍵を通信処理モジュール2706に与え、通信処理モジュール2706は、鍵をUE通信モジュール2712に与えて、UE通信モジュール2712が鍵に基づいてターゲットUE2760と安全に通信することを可能にする。鍵は、ターゲットUEと直接通信するためのものであり得る。代替的に、鍵は、WWANを通してターゲットUEと通信するためのものであり得る。
装置は、図20の上記のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加のモジュールを含み得る。したがって、図20の上記のフローチャートにおける各ステップは、モジュールによって実行することができ、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装された、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された、1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図28は、処理システム2814を採用する装置2702'のためのハードウェア実装の一例を示す図である。処理システム2814は、バス2824によって概略的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス2824は、処理システム2814の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2824は、プロセッサ2804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュール、モジュール2704、2706、2708、2712、ならびにコンピュータ可読媒体2806を含む、様々な回路を互いにリンクさせる。バス2824は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。
処理システム2814は、トランシーバ2810に結合され得る。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820に結合される。トランシーバ2810は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。処理システム2814は、コンピュータ可読媒体2806に結合されたプロセッサ2804を含む。プロセッサ2804は、コンピュータ可読媒体2806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2804によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2814に実行させる。コンピュータ可読媒体2806は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2804によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール2704、2706、2708、2712のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体2806に常駐する/記憶される、プロセッサ2804で動作しているソフトウェアモジュール、プロセッサ2804に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せとすることができる。処理システム2814は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、ならびに/または、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、ターゲットエクスプレッションに基づいて、ターゲットUEのネットワークアドレスを判断するための手段と、イニシエータUEに関連付けられた情報を含む接続要求を、判断されたネットワークアドレスにおけるターゲットUEへ送るための手段と、ターゲットUEに関連付けられた情報を、イニシエータUEにサービスするMMEへ送るための手段と、イニシエータUEにサービスするMMEから、ターゲットUEと安全に通信するための鍵を受信するための手段とを含む。装置は、ターゲットUEに関連付けられたターゲットエクスプレッションを識別するための手段をさらに含み得る。装置は、その情報とともに、イニシエータUEのイニシエータエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送るための手段をさらに含み得る。装置は、その情報とともに、ターゲットエクスプレッションを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送るための手段をさらに含み得る。装置は、接続要求に応答した接続応答を受信するための手段をさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2702、および/または装置2702'の処理システム2814の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、イニシエータUEに関連付けられた情報を含む接続要求を、イニシエータUEから受信するための手段と、イニシエータUEに関連付けられた情報を、ターゲットUEにサービスするMMEへ送るための手段と、ターゲットUEにサービスするMMEから、イニシエータUEと安全に通信するための鍵を受信するための手段とを含む。装置は、その情報とともに、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションを、ターゲットUEにサービスするMMEへ送るための手段をさらに含み得る。装置は、接続要求に応答して、接続応答を送るための手段をさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2702、および/または装置2702'の処理システム2814の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、ターゲットUEのエクスプレションをサービングエンティティへ通信するための手段と、イニシエータUEと通信するために、サービングエンティティから開始されたページを受信するための手段とを含む。装置は、その間にターゲットUEが通信のためにページングされ得る時間フレームを通信するための手段をさらに含み得る。装置は、サービングエンティティから、イニシエータUEと安全に通信するための鍵を受信するための手段をさらに含み得る。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2702、および/または装置2702'の処理システム2814の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションとともに、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報をブロードキャストするための手段と、ターゲットUEにサービスするMMEから、イニシエータUEと通信するための鍵を受信するための手段と、鍵に基づいて、イニシエータUEと安全に通信するための手段とを含む。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2702、および/または装置2702'の処理システム2814の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、ターゲットUEのターゲットエクスプレッションと、ターゲットUEにサービスするMMEを識別するための情報とを含む、ブロードキャストを受信するための手段と、ターゲットエクスプレションとその情報とを、イニシエータUEにサービスするMMEへ送るための手段と、イニシエータUEにサービスするMMEから、ターゲットUEと通信するための鍵を受信するための手段と、鍵に基づいて、ターゲットUEと安全に通信するための手段とを含む。上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、装置2702、および/または装置2702'の処理システム2814の、上記のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上記の手段は、上記の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は再構成可能であることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わせられてもよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
上記の説明は、本明細書で説明する様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、文言通りの特許請求の範囲と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を意味する。当業者に知られている、または後で知られることになる本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものとする。さらに、本明細書で開示する内容は、そのような開示が特許請求の範囲で明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供することは意図されていない。いかなるクレーム要素も、要素が「ための手段(means for)」という語句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。