JP6157538B2 - 電磁操作機構の駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電力機器の開閉操作を行う電磁操作機構の駆動回路において、保護回路を有する電磁操作機構の駆動回路に関するものである。
従来、電力機器、例えば、真空遮断器の真空バルブの開閉操作を行う電磁操作機構の駆動回路では、1つの可動鉄心に対し、閉極用と開極用の2つの駆動コイルを有する場合、一方の駆動コイルへ電流を流した際に、誘導起電力によって、電流を流していない他方の駆動コイルの両端に電圧が発生する。発生する電圧は両駆動コイルの巻数比に比例するため、例えば、開極駆動用コイルの巻数が100ターン、閉極駆動用コイルの巻数が500ターンの場合に、開極駆動用コイルに100Vの電圧を印加したとすると、巻数比に比例した500Vの電圧が閉極駆動用コイルの両端に発生する。従って、両駆動コイルの巻数比が大きい場合、電流を流していない駆動コイルに発生する電圧が、駆動制御用のスイッチ素子の耐圧を超過してしまう可能性があり、駆動制御用のスイッチ素子の保護対策が必要となる。
電磁操作機構の駆動回路において、誘導起電力による閉極駆動用コイル両端に発生する高電圧が、駆動制御用スイッチ素子の耐圧を超える場合の保護対策として、例えば、特許文献1の電磁操作機構の駆動回路では、直流電源となる閉極用コンデンサに閉極駆動用スイッチ素子を介して閉極駆動用コイルが接続され、抵抗とスイッチ素子とが直列接続された閉極側過電圧抑制手段が閉極駆動用コイルに並列に接続され、閉極駆動用コイルと閉極駆動用スイッチ素子との間に保護用スイッチ素子が設けられた閉極用駆動回路と、直流電源となる開極用コンデンサに開極駆動用スイッチ素子を介して開極駆動用コイルが接続され、抵抗とスイッチ素子とが直列接続された開極側過電圧抑制手段が開極駆動用コイルに並列に接続された開極用駆動回路と、開極駆動用スイッチ素子に並列でかつ開極駆動用コイルに直列に設けられた電圧検出回路と、を備えており、開極駆動用コイルが励磁されて閉極駆動用コイル側に誘導起電力が発生する場合には、保護用スイッチ素子が開路されるように構成されている。
閉極動作は、まず保護用スイッチ素子が閉路となる。次いで、閉極駆動用スイッチ素子が閉路となることで、閉極用コンデンサから閉極駆動用コイルに電流が流れる。閉極駆動用スイッチ素子が閉路となった直後、閉極側過電圧抑制手段のスイッチ素子が閉路となる。閉極動作完了後、閉極駆動用スイッチ素子が開路となる。電圧検出回路の電圧は、閉極駆動用スイッチ素子が開路となったタイミングで閉極用コンデンサの両端に近い値となる。しかし、閉極駆動用スイッチ素子を開路とすることができずに閉路状態のままとなっていた場合、電圧検出回路の電圧は零に近い値となる。閉極駆動用スイッチ素子が開路となるはずのタイミングで電圧検出回路の電圧が零に近かった場合、閉極駆動用スイッチ素子は短絡故障していると判定され、保護用スイッチ素子は閉路のままとなる。このため、閉極駆動用コンデンサに蓄えられていたエネルギーは零となるまで消費される。閉極用コンデンサに蓄えられていたエネルギーが零に近い値となることで、閉極駆動用コイルに流れていた電流も零に近くなり、駆動時の電流を遮断する能力を有していない保護用スイッチ素子においても遮断することが可能となる。
特開2013−109997号公報
従来の電磁操作機構の駆動回路においては、電圧検出回路が、閉極駆動用スイッチ素子の短絡故障状態を判定することで、保護用スイッチ素子により駆動時の電流の遮断を行わないように制御することができる。しかしながら、閉極動作時に、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子が開放故障している場合と、開放故障していない場合とで、電圧検出回路により検出される電圧に差が生じないため、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子の故障を検出することができない。従って、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子が開放故障である場合には、過大な電圧が印加された状態で、保護用スイッチ素子により電流を遮断することになるため保護用スイッチ素子を損傷させる等の不具合が発生する可能性がある。そのため、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子が故障していることを事前に検出し、保護用スイッチ素子の遮断動作を停止させ、保護する必要があるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力機器を開閉動作させる電磁操作機構の駆動回路の閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子が開放故障している場合であっても、保護用スイッチ素子の遮断動作を停止させ、安全に閉極動作を終了させることができる電磁操作機構の駆動回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る電磁操作機構の駆動回路は、開閉動作させる電力機器に連結された可動鉄心と、前記可動鉄心を駆動する閉極駆動用コイル及び開極駆動用コイルと、前記閉極駆動用コイルに接続され、電力を供給する閉極用コンデンサと、前記閉極用コンデンサから前記閉極駆動用コイルへの電力の供給を制御する閉極駆動用スイッチ素子と、前記閉極駆動用スイッチ素子と前記閉極駆動用コイルとの間に設けられ、前記開極駆動用コイルが励磁され前記閉極駆動用コイルに誘導起電力が発生する場合に開路される保護用スイッチ素子と、電流減衰用コンデンサと電流減衰用抵抗とが直列接続され、これらに放電抵抗が並列接続されたループ回路に閉極側ループ回路スイッチ素子が直列接続された閉極側過電圧抑制回路と、前記閉極側過電圧抑制回路が前記閉極駆動用スイッチ素子に対して並列に接続されるとともに、前記閉極側ループ回路スイッチ素子の電圧を検出する閉極側電圧検出回路とを備え、前記閉極側電圧検出回路で検出された電圧により、前記閉極側ループ回路スイッチ素子及び前記閉極駆動用スイッチ素子の開閉状態を判定するとともに、前記閉極側ループ回路スイッチ素子及び前記閉極駆動用スイッチ素子を閉路することができない場合に前記保護用スイッチ素子を開路させないようにしたことを特徴とするものである。
本発明の電磁操作機構の駆動回路によれば、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子に係る電圧を検出するように構成されているので、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子の開放故障を検出することができ、開極駆動用コイルが励磁されて閉極駆動用コイル側に誘導起電力が発生する場合に、閉極側過電圧抑制回路のスイッチ素子に開放故障が発生していても、保護用スイッチ素子の遮断動作を停止させることができるという効果がある。
実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1における閉極動作を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1における開極動作を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態2に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電磁操作機構の駆動回路の詳細について、図1から図5を参照して説明する。ここで、電磁操作機構の駆動回路は、例えば、電力機器である真空遮断器の真空バルブを開閉操作するもので、可動鉄心の両側に配置された閉極及び開極駆動用コイルに通電することにより可動鉄心を往復運動させ、可動鉄心に連結された真空バルブの開閉接点を開閉操作するものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図であり、図2は、閉極動作を説明するためのタイムチャートであり、図3は、開極動作を説明するためのタイムチャートである。
まず、図1を用いて、実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の構成、例えば、真空遮断器の真空バルブを開閉させる場合の構成について説明する。電磁操作機構の駆動回路は、真空バルブの開閉接点を開閉させる可動鉄心1と、可動鉄心1を励磁して駆動(移動)する閉極駆動用コイル2と、閉極駆動用コイル2に電力を供給する閉極用コンデンサ4と、閉極用コンデンサ4からの電力を閉極駆動用コイル2への電力の供給を制御する閉極駆動用スイッチ素子5と、閉極駆動用スイッチ素子5と閉極駆動用コイル2との間に設けられた保護用スイッチ素子である保護用リレー7と、電流減衰用コンデンサ10aと電流減衰用抵抗10bとが直列に接続されるとともに放電抵抗10cが並列に接続された閉極側ループ回路10及びこの閉極側ループ回路10に閉極側ループ回路スイッチ素子6が直列接続された閉極側過電圧抑制回路と、閉極側ループ回路スイッチ素子6の電圧を検出する閉極側電圧検出回路13とで、構成され、閉極側過電圧抑制回路は、閉極駆動用スイッチ素子5に対して並列に接続されている。また、電流の逆流を防止するために、ダイオード8とダイオード9とが、それぞれ閉極駆動用コイル2と保護用リレー7との間、保護用リレー7と閉極側ループ回路10との間に設けられている。
同様に、可動鉄心1を励磁して駆動する開極駆動用コイル3と、開極駆動用コイル3に電力を供給する開極用コンデンサ14と、開極用コンデンサ14からの電力を開極駆動用コイル3への電力の供給を制御する開極駆動用スイッチ素子15と、電流減衰用コンデンサ20aと電流減衰用抵抗20bとが直列に接続されるとともに放電抵抗20cが並列に接続された開極側ループ回路20及びこの開極側ループ回路20に開極側ループ回路スイッチ素子16が直列接続された開極側過電圧抑制回路とで、構成され、開極側過電圧抑制回路は、開極駆動用スイッチ素子15に対して並列に接続されている。また、電流の逆流を防止するために、ダイオード18とダイオード19とが、それぞれ開極駆動用コイル3と開極駆動用スイッチ素子15との間、開極駆動用スイッチ素子15と開極側ループ回路20との間に設けられている。
次に、実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の動作について説明する。
まず、閉極動作の場合における動作について、図1に示す電磁操作機構の駆動回路及び図2に示す閉極動作のタイムチャートを参照して説明する。閉極動作では、最初に、時刻t1で保護用リレー7が閉路される。次に、時刻t2で閉極側ループ回路10の閉極側ループ回路スイッチ素子6が閉路され、さらに、時刻t3で閉極駆動用コイル2を駆動制御する閉極駆動用スイッチ素子5が閉路されることで、閉極用コンデンサ4から閉極駆動用コイル2、ダイオード8、保護用リレー7、閉極駆動用スイッチ素子5の経路で電流が流れる。この一連の動作により、閉極動作が実行される。閉極動作が完了した後、時刻t4で閉極駆動用スイッチ素子5が開路されることで、閉極駆動用コイル2に蓄積されたエネルギーは、ダイオード8、ダイオード9、電流減衰用抵抗10bを通り、電流減衰用コンデンサ10aにエネルギーが蓄えられ、閉極駆動用コイル2に蓄積されたエネルギーが電流減衰用コンデンサ10aに移行した後、時刻t5で閉極側ループ回路スイッチ素子6が開路される。これにより、電流減衰用コンデンサ10aに蓄えられたエネルギーは、放電抵抗10cと電流減衰用抵抗10bとで構成された閉極側ループ回路10によって放電され徐々に減衰する。放電完了後の時刻t6で保護用リレー7が開路されることで、閉極動作が完了する。
ここで、保護用リレー7が閉路され、閉極側ループ回路スイッチ素子6が閉路される前(時刻t2以前)に、閉極側ループ回路スイッチ素子6が開放故障した場合には、閉極側ループ回路スイッチ素子6が閉路され、閉極駆動用スイッチ素子5が閉路されるまでの間(時刻t2からt3)、閉極側電圧検出回路13で検出される電圧Vは、閉極側ループ回路スイッチ素子6が開放故障しているため閉極用コンデンサ4の電圧Vcと同じとなり変化は生じない。しかし、閉極側ループ回路スイッチ素子6が開放故障していない場合には、閉極側ループ回路スイッチ素子6が閉路されることにより閉極側電圧検出回路13で検出される電圧Vは、ほぼ零となる。すなわち、時刻t3の時点で、閉極側ループ回路スイッチ素子6が開放故障している場合には、閉極側電圧検出回路13の電圧Vは、零とならずに閉極用コンデンサ4の電圧Vcと同じとなる。これにより、閉極側ループ回路スイッチ素子6の開放故障時と通常動作時で検出される電圧Vに差が生じるため、閉極側ループ回路スイッチ素子6の開放故障の有無を判定することができ、閉極駆動用スイッチ素子5が閉路される前まで(時刻t4までに)に、閉極側ループ回路スイッチ素子6の開放故障を検出することができる。
また、閉極駆動用スイッチ素子5が閉路中(時刻t3からt4の間)に、閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障した場合には、閉極側ループ回路スイッチ素子6が開路され、保護用リレー7が開路されるまでの間(時刻t5からt6の間)、閉極側電圧検出回路13の電圧Vは、ほぼ零となる。閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障していない場合には、閉極側電圧検出回路13の電圧Vは、閉極用コンデンサ4の電圧Vcに近い値となる。すなわち、時刻t5の時点で、閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障している場合には、閉極側電圧検出回路13の電圧Vは、ほぼ零となる。これにより、閉極駆動用スイッチ素子5の短絡故障時と通常時で検出される電圧Vに差が生じるため、閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障していると判定することができる。さらに、閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障している場合には、保護用リレー7を閉路の状態にしておくことで、閉極駆動用コイル2に流れていた電流も零付近になり、閉極駆動用コイル2の駆動時の電流を遮断する能力を有していない保護用リレー7でも遮断することが可能となる。
続いて、開極動作の場合における動作について、図1に示す駆動回路及び図3に示す開極動作のタイムチャートを参照して説明する。開極動作では、最初に、時刻t7で開極側ループ回路スイッチ素子16が閉路され、さらに、時刻t8で開極駆動用コイル3を駆動制御する開極駆動用スイッチ素子15が閉路されることで、開極用コンデンサ14から開極駆動用コイル3、ダイオード18、開極駆動用スイッチ素子15の経路で電流が流れる。この一連の動作により、開極動作が実行される。開極動作が完了した後、時刻t9で開極駆動用スイッチ素子15が開路されることで、開極駆動用コイル3に蓄積されたエネルギーは、ダイオード18、ダイオード19、電流減衰用抵抗20bを通り、電流減衰用コンデンサ20aにエネルギーが蓄えられ、開極駆動用コイル3に蓄積されたエネルギーが電流減衰用コンデンサ20aに移行した後、時刻t10で開極側ループ回路スイッチ素子16が開路される。これにより、電流減衰用コンデンサ20aに蓄えられたエネルギーは、放電抵抗20cと電流減衰用抵抗20bとで構成された開極側ループ回路20によって放電され徐々に減衰する。これにより、閉極動作が完了する。
このように、実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路によれば、閉極側過電圧抑制開路の閉極側ループ回路スイッチ素子の電圧を検出することで、閉極側ループ回路スイッチ素子及び閉極駆動用スイッチ素子の開閉状態を判定し、閉極側ループ回路スイッチ素子が開放故障している場合、あるいは、閉極駆動用スイッチ素子が短絡故障している場合に、閉極動作中には保護用リレーを閉路の状態とし、電流遮断をしないように制御することで、保護用リレーを大電流から保護し、安全に閉極動作を完了させることができるという
効果がある。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図である。図1に示す実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図との違いは、保護用リレー7とダイオード8との直列回路に対して、並列に抵抗11を設けた点である。他の構成については、実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
次に、実施の形態2に係る電磁操作機構の駆動回路の動作について、図4に示す駆動回路を参照して説明する。
閉極動作開始前の場合には、閉極用コンデンサ4から閉極駆動用コイル2、抵抗11、ダイオード9、放電抵抗10c、閉極側電圧検出回路13の経路で接続され、閉極側電圧検出回路13で検出される電圧は、閉極駆動用コイル2、抵抗11、ダイオード9、放電抵抗10cによって決定される。ここで、閉極駆動用スイッチ素子5が短絡故障、あるいは閉極側ループ回路スイッチ素子6が短絡故障している場合には、閉極側電圧検出回路13で検出される電圧は零となるため、閉極駆動用スイッチ素子5あるいは閉極側ループ回路スイッチ素子6の短絡故障の有無を判定することができ、閉極動作開始前に保護用リレー7を保護することができる。また、閉極駆動用スイッチ素子が開放故障、あるいは閉極側ループ回路スイッチ素子6が開放故障している場合には、閉極動作開始前において、閉極駆動用スイッチ素子5及び閉極側ループ回路スイッチ素子6をそれぞれ一定時間閉路させることにより、閉極側電圧検出回路13の電圧が零とならず、閉極駆動用スイッチ素子5、あるいは閉極側ループ回路スイッチ素子6の開放故障の有無を判定することができ、閉極動作開始前に保護用リレー7を保護することができる。
このように、実施の形態2に係る電磁操作機構の駆動回路によれば、保護用リレーに対して並列に抵抗を設けることで、閉極動作開始前に、閉極駆動用スイッチ素子、あるいは閉極側ループ回路スイッチ素子の故障の有無を判定することで、保護用リレーを保護することができるという効果がある。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図である。図1に示す実施の形態1に係る電磁操作機構の駆動回路の構成を示す回路図との違いは、開極側ループ回路スイッチ素子16及び開極駆動用スイッチ素子15に、それぞれ開極側電圧検出回路23と、開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路24を設けた点である。他の構成については、実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
次に、実施の形態3に係る電磁操作機構の駆動回路の動作について、図5に示す駆動回路及び図3に示す開極動作のタイムチャートを参照して説明する。
なお、開極動作における通常動作については、実施の形態1で説明したので省略する。
ここで、開極側ループ回路スイッチ素子16が閉路される前(時刻t7以前)に、開極側ループ回路スイッチ素子16が開放故障した場合には、開極側ループ回路スイッチ素子16が閉路され、開極駆動用スイッチ素子15が閉路されるまでの間(時刻t7からt8の間)、開極側電圧検出回路23で検出される電圧Vは、開極側ループ回路スイッチ素子16が開放故障しているため開極用コンデンサ14の電圧Voと同じとなり変化は生じない。しかし、開極側ループ回路スイッチ素子16が開放故障していない場合には、開極側ループ回路スイッチ素子16が閉路されることにより開極側電圧検出回路23で検出される電圧Vは、ほぼ零となる。すなわち、時刻t8の時点で、開極側ループ回路スイッチ素子16が開放故障している場合には、開極側電圧検出回路23の電圧Vは、零とならずに開極用コンデンサ14の電圧Voと同じとなる。これにより、開極側ループ回路スイッチ素子16の開放故障時と通常動作時で検出される電圧Vに差が生じるため、開極側ループ回路スイッチ素子16の開放故障の有無を判定することができ、開極駆動用スイッチ素子15が閉路となる前まで(時刻t9までに)に、開極側ループ回路スイッチ素子16の開放故障を検出することができる。
また、開極側ループ回路スイッチ素子16が閉路中(時刻t7からt10の間)に、開極側ループ回路スイッチ素子16が短絡故障している場合には、開極側ループ回路スイッチ素子16が開路されても(時刻t10以降)、開極側電圧検出回路23の電圧Vは、ほぼ零となるため、開極側ループ回路スイッチ素子16が短絡故障していると判定することができる。
また、開極駆動用スイッチ素子15が閉路される前(時刻t8以前)に、開極駆動用スイッチ素子15が開放故障した場合には、開極駆動用スイッチ素子15が閉路中(時刻t8からt9の間)は、開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路24の電圧Vは、零とならないため、開極駆動用スイッチ素子15が開放故障していると判定することができる。
また、開極駆動用スイッチ素子15が閉路中(時刻t8からt9の間)に、開極駆動用スイッチ素子15が短絡故障した場合には、開極駆動用スイッチ素子15が開路されても(時刻t9以降)、開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路24の電圧Vは、ほぼ零となる。これにより、開極駆動用スイッチ素子15が短絡故障していると判定することができる。
このように、実施の形態3に係る電磁操作機構の駆動回路によれば、開極側ループ回路スイッチ素子及び開極駆動用スイッチ素子のそれぞれに、開極側電圧検出回路と開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路とを設け、電圧を検出することで、開極動作時に、開極駆動用スイッチ素子あるいは開極側ループ回路スイッチ素子の故障を判定することができるという効果がある。また、閉極動作時においては、実施の形態1と同様の効果を得ることができるという効果がある。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
また、図中、同一符号は、同一または相当部分を示す。
1 可動鉄心、2 閉極駆動用コイル、3 開極駆動用コイル、4 閉極用コンデンサ、5 閉極駆動用スイッチ素子、6 閉極側ループ回路スイッチ素子、7 保護用リレー、8,9,18,19 ダイオード、10 閉極側ループ回路、10a 電流減衰用コンデンサ、10b 電流減衰用抵抗、10c 放電抵抗、11 抵抗、13 閉極側電圧検出回路、14 開極用コンデンサ、15 開極駆動用スイッチ素子、16 開極側ループ回路スイッチ素子、20 開極側ループ回路、20a 電流減衰用コンデンサ、20b 電流減衰用抵抗、20c 放電抵抗、23 開極側電圧検出回路、24 開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路

Claims (4)

  1. 開閉動作させる電力機器に連結された可動鉄心と、
    前記可動鉄心を駆動する閉極駆動用コイル及び開極駆動用コイルと、
    前記閉極駆動用コイルに接続され、電力を供給する閉極用コンデンサと、
    前記閉極用コンデンサから前記閉極駆動用コイルへの電力の供給を制御する閉極駆動用スイッチ素子と、
    前記閉極駆動用スイッチ素子と前記閉極駆動用コイルとの間に設けられ、前記開極駆動用コイルが励磁され前記閉極駆動用コイルに誘導起電力が発生する場合に開路される保護用スイッチ素子と、
    電流減衰用コンデンサと電流減衰用抵抗とが直列接続され、これらに放電抵抗が並列接続されたループ回路に閉極側ループ回路スイッチ素子が直列接続された閉極側過電圧抑制回路と、
    前記閉極側過電圧抑制回路が前記閉極駆動用スイッチ素子に対して並列に接続されるとともに、前記閉極側ループ回路スイッチ素子の電圧を検出する閉極側電圧検出回路とを備え、
    前記閉極側電圧検出回路で検出された電圧により、前記閉極側ループ回路スイッチ素子及び前記閉極駆動用スイッチ素子の開閉状態を判定するとともに、前記閉極側ループ回路スイッチ素子及び前記閉極駆動用スイッチ素子を閉路することができない場合に前記保護用スイッチ素子を開路させないようにしたことを特徴とする電磁操作機構の駆動回路。
  2. 前記保護用スイッチ素子と並列に抵抗が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁操作機構の駆動回路。
  3. 前記開極駆動用コイルに接続され、電力を供給する開極用コンデンサと、
    前記開極用コンデンサから前記開極駆動用コイルへの電力の供給を制御する開極駆動用スイッチ素子と、
    電流減衰用コンデンサと電流減衰用抵抗とが直列接続され、これらに放電抵抗が並列接続されたループ回路に開極側ループ回路スイッチ素子が直列接続された開極側過電圧抑制回路と、
    前記開極側過電圧抑制回路が前記開極駆動用スイッチ素子に対して並列に接続されるとともに、前記開極側ループ回路スイッチ素子の電圧を検出する開極側電圧検出回路とを備
    え、
    前記開極側電圧検出回路で検出された電圧により、前記開極側ループ回路スイッチ素子の開閉状態を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁操作機構の駆動回路。
  4. 前記開極駆動用スイッチ素子の電圧を検出する開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路を備え、前記開極駆動用スイッチ素子電圧検出回路で検出された電圧により、前記開極駆動用スイッチ素子の開閉状態を判定することを特徴とする請求項に記載の電磁操作機構の駆動回路。
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