JP6157161B2 - 撮像装置、およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線遮断フィルタを撮像光学系の光路に挿脱する撮像装置、当該撮像装置にネットワークを介して接続可能なクライアント装置、当該撮像装置と当該クライアント装置とで構成された撮像システムに関する。また、本発明は、当該撮像装置の制御方法、当該クライアント装置の制御方法、および当該撮像システムの制御方法に関する。
従来、赤外線遮断フィルタを撮像光学系の光路に挿脱して、可視光撮影と赤外線撮影とを行うことができるように構成した撮像装置が知られている。
このような撮像装置においては、通常、赤外線遮断フィルタを撮像光学系の光路上へ挿入して撮像を行った場合には可視光での撮像を行い、赤外線遮断フィルタを光路から抜去した場合には赤外線撮影を行うように構成されている。また、このような撮像装置においては、当該撮像装置自身が外界の明るさを判断して、赤外線遮断フィルタの撮像光学系光路からの挿脱を制御する。(特許文献1)
また、ネットワーク技術の急速な普及とともに、当該撮像装置に装着されているネットワーク・インターフェイスを介して、外部の制御装置からネットワークを介して、当該撮像装置を制御したいというユーザ・ニーズの高まりがある。
赤外線遮断フィルタの撮像光学系光路からの挿脱制御も例外ではなく、赤外線遮断フィルタを撮像光学系光路からの挿脱を撮像装置が自動制御するように、上記のようにネットワークを介して設定可能にしたいといったユーザの要求があった。
特開平7−107355号広報
しかしながら上記従来例においては、赤外線遮断フィルタの挿脱を撮像装置が自動で行うように制御することが、外部のクライアント装置からネットワークを介して行うことができないという問題点があった。
また、撮像装置自身が赤外線遮断フィルタの挿脱を自動制御する設定の際に、赤外線遮断フィルタを挿脱させるために、外界の明るさのレベルなどの調整情報を付加的に設定できるようにしたいというユーザ要求も考えられる。さらに、このような調整情報の設定を、赤外線遮断フィルタを光路上に即時挿入する場合、または赤外線遮断フィルタを光路上から即時抜去する場合にも行いたいというユーザ要求も考えられる。
例えば、赤外線遮断フィルタを光路上に挿入する、あるいは、赤外線遮断フィルタを光路上から抜去する場合には、入射光の波長の相違による焦点の移動が考えられる。しかしながら、上記従来例においては、上記赤外線遮断フィルタの挿脱に際して、当該撮像装置がこの焦点移動を即時的に補正するための設定を、ネットワークを介して行うことができないといった問題点があった。
また、上記の焦点移動を補正するために、ネットワークを介したクライアントから、直接焦点移動量、あるいは、フォーカスレンズの移動量を、赤外線遮断フィルタの挿脱時に撮像装置に送ることも考えられる。
しかしながら、この場合には、撮像装置を製作する際に、フォーカスレンズ移動を精密に作り込まなくてはならず、コストアップにつながる。
また、クライアントは、撮像装置の機種やメーカーによって異なる多数の光学データを予め記録しておく必要がある。さらに、クライアントは、新たに製作・販売された撮像装置に対応するためには、継続的に更新データをリリースしていく必要があるので、コストアップにつながるといった問題点があった。
上記問題点に鑑み、本発明は、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した即時的な撮像装置の動作設定を、外部の装置からネットワークを介して行うことができる撮像装置、あるいは、撮像システムを提供することを目的とする。
また、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した即時的な撮像装置の動作設定を柔軟に行うことが可能であるとともに、当該の撮像装置、あるいは、撮像システムについてコストアップを抑えることを目的とする。
また、本発明は、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した焦点移動を補正するための設定を、外部の装置からネットワークを介して行うことができる撮像装置、あるいは、撮像システムを提供することを目的とする。
また、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した焦点移動を補正するための設定を、柔軟に行うことが可能であるとともに、当該の撮像装置、あるいは、撮像システムについてコストアップを抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、外部のクライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続された撮像装置であって、撮像光学系と、撮像手段と、前記撮像光学系における光路上の赤外線遮断フィルタを挿脱するための第一の制御手段と、前記撮像光学系の焦点の移動を制御するための第二の制御手段と、前記赤外線遮断フィルタの光路上の挿脱を前記外部クライアント装置から指示するための命令を受信するための受信手段と、前記受信手段の出力に基づき前記命令が付加情報を含むか否かを判定するための判定手段と、前記判定手段の出力結果が前記付加情報を含むと判定された場合には当該の付加情報を前記命令から分離するための分離手段と、を具備し、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段が前記赤外遮断フィルタについての光路上の挿脱を行った場合に前記分離手段が分離した付加情報に基づき前記撮像光学系の光学素子を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、外部のクライアント装置にネットワークを介して接続される撮像装置であって、撮像光学系と、前記撮像光学系を駆動する駆動手段と、前記撮像光学系により結像された被写体の像を撮像する撮像手段と、赤外線を遮断する赤外線遮断フィルタと、前記撮像光学系の光路に対して前記赤外線遮断フィルタを挿脱する挿脱手段と、前記駆動手段および前記挿脱手段を自動で制御する制御手段と、前記挿脱手段により赤外線遮断フィルタが挿脱されることで生じる合焦位置のズレを補正するための合焦調整情報を、前記外部のクライアント装置から前記ネットワークを介して受信する受信手段と、前記合焦調整情報に関する挿脱指定情報を、前記外部のクライアントに前記ネットワークを介して送信する送信手段と、を備え、前記制御手段は、前記合焦調整情報を用いて前記駆動手段を制御し、前記送信手段により送信される挿脱指定情報は、前記制御手段により合焦調整情報が用いられるのは、前記赤外線遮断フィルタを前記光路から抜去する場合であるのか、それとも前記赤外線遮断フィルタを前記光路に挿入する場合であるのかを示すことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像装置の制御方法は、撮像光学系と前記撮像光学系を駆動する駆動部と前記撮像光学系により結像された被写体の像を撮像する撮像部と赤外線を遮断する赤外線遮断フィルタと前記撮像光学系の光路に対して前記赤外線遮断フィルタを挿脱する挿脱部と前記駆動部および前記挿脱部を自動で制御する制御部とを有し、外部のクライアント装置にネットワークを介して接続される撮像装置の制御方法であって、前記駆動部および前記挿脱を自動で制御する制御ステップと、前記挿脱部により赤外線遮断フィルタが挿脱されることで生じる合焦位置のズレを補正するための合焦調整情報を、前記外部のクライアント装置から前記ネットワークを介して受信する受信ステップと、前記合焦調整情報に関する挿脱指定情報を、前記外部のクライアントに前記ネットワークを介して送信する送信ステップと、を備え、前記制御ステップにて、前記合焦調整情報を用いて前記駆動部を制御し、前記送信ステップにて送信される挿脱指定情報は、前記制御部により合焦調整情報が用いられるのは、前記赤外線遮断フィルタを前記光路から抜去する場合であるのか、それとも前記赤外線遮断フィルタを前記光路に挿入する場合であるのかを示すことを特徴とする。
本発明によれば、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した即時的な撮像装置の動作設定を、外部の装置からネットワークを介して行うことができる撮像装置、あるいは、撮像システムを提供できる効果がある。
また、本発明によれば、次のような効果がある。即ち、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した即時的な撮像装置の動作設定を、柔軟に行うことできる撮像装置または撮像システムを提供できるとともに、当該撮像装置または当該撮像システムのコストアップを抑えることができる効果がある。
また、本発明によれば、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した焦点移動を補正するための設定を、外部の装置からネットワークを介して行うことができる撮像装置、あるいは、撮像システムを提供できる効果がある。
また、本発明によれば、赤外線遮断フィルタの光路上からの挿脱に際した焦点移動を補正するための設定を、柔軟に行うことが可能であるとともに、当該の撮像装置、あるいは、撮像システムについてコストアップを抑えることが可能となる効果がある。
本発明の実施例1に係る、撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドに用いられるデータ構造の一部を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドに用いられるデータ構造の一部を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドに用いられるデータ構造の一部を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置とクライアント装置との間における、メッセージ・シークエンス・チャートである。 本発明の実施例1に係る、撮像光学系における焦点移動の補正を説明するための合焦軌跡図である。 本発明の実施例1に係る、クライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドに用いられる別のデータ構造を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置による赤外線遮断フィルタの挿脱処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1に係る、自動赤外遮断フィルタ設定GUIの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、外部クライアントによる自動赤外遮断フィルタ設定GUI表示処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1に係る、外部クライアントによるSetImagingSettingsコマンド発行処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドの別の構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドの別の構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドと撮像装置が送信するレスポンスとの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドと撮像装置が送信するレスポンスとの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドと撮像装置が送信するレスポンスとの構成例を示す図である。 本発明の実施例1に係る、撮像装置が受信するコマンドと撮像装置が送信するレスポンスとの構成例を示す図である。
(実施例1)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、本実施例における撮像装置は、動画像を撮影する監視カメラであり、より詳細には、監視に用いられるネットワークカメラであるものとする。
図1は、本実施例における撮像装置の構成を示すブロック図である。図1において、2は、撮像光学系、4は、赤外線遮断フィルタ(Infrared Cut Filter;以下、IRCFと称する場合がある)、6は、撮像素子、8は、映像信号処理回路、10は、符号化回路、12は、バッファである。
また、図1における14は、通信回路(以下、I/Fと称する場合がある)、16は、通信端子、18は、輝度測定回路、20は、判定回路、22は、計時回路、24は、赤外線カットフィルター駆動回路(以下、IRCF駆動回路と称する場合がある)である。
さらに、図1における26は、中央演算処理回路(以下、CPUと称する場合がある)である。そして、28は、電気的に消去可能な不揮発性メモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory;以下EEPROMと称する場合がある)である。
また、30は、フォーカスモータ駆動回路、32は、フォーカスモータ、34は、フォーカスレンズ群である。また、36は、ズームモータ駆動回路、38は、ズームモータ、40は、ズームレンズ群(バリエータレンズ群とも称することがある)である。
なお、フォーカスレンズ群34、および、ズームレンズ群40は、ともに、撮像光学系2の一部を構成している。また、本実施例におけるフォーカスモータ32は、フォーカスレンズ群34を駆動する駆動部に相当する。さらに、本実施例における撮像光学系2の全レンズ群の中には、コンペンセータレンズが含まれていても良い。
以下、図1を参照して動作を説明する。撮像される被写体からの光線は、撮像光学系2とIRCF4を介して、撮像素子6に入射され光電変換される。赤外線を遮断するIRCF4は、IRCF駆動回路24からの駆動信号に基づき、不図示の駆動機構により撮像光学系2と撮像素子6との間の光路上から挿脱される。
なお、本実施例におけるIRCF駆動回路24および不図示の駆動機構は、撮像光学系2の光路に対してIRCF4を挿脱する挿脱部に相当する。
本実施例では、IRCF4が当該光路上に挿入されている場合には、通常の撮影(可視光撮影)がなされ、IRCF4が当該光路上から抜去されている場合には、赤外線撮影がなされるように構成される。なお、本実施例における撮像素子6は、CCDやCMOSなどで構成される。また、本実施例における撮像素子6は、撮像光学系2により結像された被写体の像を撮像して映像信号として出力する撮像部に相当する。
また、本明細書における通常の撮影(可視光撮影)とは、被写体からの光を、IRCF4を介して、撮像素子6に入射させて撮影することを意味する。また、本明細書における赤外線撮影とは、被写体からの光を、IRCF4を介することなく、撮像素子6に入射させて撮影することを意味する。
なお、CPU26は、赤外線撮影がなされる場合には、撮像素子6から出力される映像信号のカラーバランスが崩れるため、撮像素子6から出力される映像信号を白黒映像信号にして、I/F14から送信させるものとする。このとき、本実施例における撮像装置の撮影モードは、白黒モードであると呼ぶことにする。
また、CPU26は、通常の撮影がなされる場合には、撮像素子6から出力される映像信号の色再現性を重視し、撮像素子6から出力される映像信号をカラー映像信号にして、I/F14から送信させるものとする。このとき、本実施例における撮像装置の撮影モードは、カラーモードであると呼ぶことにする。
本実施例では、赤外線撮影がなされる場合には、CPU26の指示によって、映像信号処理回路8からは、輝度信号だけが符号化回路10に出力される。符号化された輝度信号はバッファ12に出力され、I/F14でパケット化がなされ、通信端子16を介して外部クライアント(図1では不図示)に送信される。
一方、通常撮影がなされる場合には、CPU26の指示によって、映像信号処理回路8からは、輝度信号と色差信号とが符号化回路10に出力される。符号化された映像信号は、同様にバッファ12、I/F14、および、通信端子16を介して外部に送信される。なお、本実施例における通信端子16は、たとえば、LANケーブルが接続される端子(LAN端子)などで構成される。
I/F14には、外部クライアントから、IRCF4の挿脱に関する設定コマンドが送信される。なお、本実施例における撮像装置および外部クライアントは、撮像システムを構成する。
この外部クライアントが、IRCF4を上記光路上への挿入指示コマンドを送信した場合、当該コマンドは、I/F14にて適切なパケット処理がなされ、CPU26に入力される。当該の挿入指示コマンドは、CPU26で解読される。CPU26は、IRCF駆動回路24を介して、IRCF4を上記光路上に挿入する。
なお、この挿入指示コマンドは、たとえば、後述の、IRCutFilterフィールドの値がONに設定されたSetImagingSettingsコマンドである。
また、この外部クライアントが、上記光路上からのIRCF抜去指示コマンドを送信した場合、同様に、当該コマンドはI/F14にて適切なパケット処理がなされ、CPU26に入力される。当該の抜去指示コマンドはCPU26で解読され、CPU26は、IRCF駆動回路24を介して、IRCF4を上記光路上から抜去する。
なお、この抜去指示コマンドは、例えば、後述の、IrCutFilterフィールドの値がOFFに設定されたSetImagingSettingsコマンドである。
当該の抜去指示コマンドによって、IRCF4が光路上から抜去されると、通常、撮像素子6へ到達する光線の波長構成が変化する。本実施例の場合は、IRCF4によって遮断されていた赤外領域(赤外波長領域)の光線が、上記撮像素子6へ入射するようになる。
その結果、通常は、撮像光学系2の各レンズ群位置を変化させていなくても、焦点位置(合焦位置)が移動する。また、このような場合の焦点移動距離は、被写体に対する照明(光源)の波長構成、当該IRCF4の分光特性等に依存する。
また、上述したように、IRCF4の上記光路上への挿入指示コマンドを受信すると、本実施例の撮像装置は、IRCF4を光路上に挿入する。IRCF4が、光路上に挿入されると、上記と同様に焦点位置が移動する。
本実施例では、上記外部クライアントは、当該の焦点移動を補正するための設定を、本実施例の撮像装置に対して行うことができる。当該の設定コマンドは、例えば、後述するFocusAdjustmentフィールドが設定されたIrCutFilterAdjustmentフィールドを含むSetImagingSettingsコマンドである。
上記構成により、本実施例では、当該のSetImagingSettingsコマンドは、上述したように、IRCF4の挿抜を指示する際に使用されるとともに、当該IRCF4の挿抜に伴う焦点移動を補正するために使用される。
なお、本実施例におけるSetImagingSettingsコマンドは、撮像光学系2の光路に対応するIRCF4の挿脱に関する命令に相当する。また、本実施例におけるCPU26は、撮像光学系2のピント位置のズレを補正するピント位置補正手段に相当する。
本実施例では、不図示の外部クライアントは、上記IRCF4の光路上からの挿抜を、本実施例の撮像装置が決定するように設定するためのコマンドを送付することができるようになっている。当該コマンドは、例えばAuto設定のコマンドと称される。
なお、このAuto設定のコマンド(Auto設定コマンド)は、たとえば、後述の、IrCutFilterフィールドの値がAUTOに設定されたSetImagingSettingsコマンドである。
また、本実施例においては、当該Auto設定コマンド内のオプションフィールドに、IRCFの挿脱に関する省略可能な動作パラメータを付加できる構成になっている。
上記の省略可能なパラメータとは、本実施例では、例えば、被写体輝度の変化により本実施例の撮像装置が上記IRCFを光路上に挿入するか、あるいは、抜去するかを決定するための輝度閾値である。
なお、このAuto設定コマンド内のオプションフィールドは、たとえば、後述の、IrCutFilterAutoAdjustmentフィールドである。また、この輝度閾値(のパラメータ)は、たとえば、後述の、BoundaryOffsetフィールドの値である。
当該のパラメータが、上記したAuto設定コマンド内のオプションフィールドに存在した場合、図1のCPU26は、当該の閾値を判定回路20に設定する。輝度測定回路18では、映像信号処理回路8から出力される輝度信号に基づき、現在の被写体輝度を測定して判定回路20に出力する。したがって、本実施例における輝度測定回路18は、被写体輝度を測光するための測光部に相当する。
なお、本実施例におけるCPU26は、たとえば、EEPROM28に予め格納されている閾値情報の値に輝度閾値パラメータを加算することで閾値を算出し、算出した閾値を判定回路20に設定するように構成されていても良い。
また、本実施形態におけるEEPROM28は、たとえば、複数の閾値情報と、これら複数の閾値情報のそれぞれに対応付けられた輝度閾値パラメータとを記憶するように構成されていても良い。さらに、本実施形態におけるCPU26は、たとえば、輝度閾値パラメータに対応する閾値情報をEEPROM28から読み出し、読み出した閾値情報により示される閾値を判定回路20に設定するように構成されていて良い。
判定回路20では、上記設定された輝度閾値と輝度測定回路から出力された現在の輝度値とを比較して、判定結果をCPU26に出力する。現在の輝度値が閾値を上回っている判定結果であった場合、CPU26は、IRCF4を光路上に挿入し、通常撮影を行わせる。
また、CPU26に入力された判定結果が、現在の輝度値が閾値以下であるという判定結果であった場合、CPU26はIRCF4を光路上から抜去して赤外線撮影を行わせるようになっている。
上記した省略可能な被写体輝度閾値のパラメータが、上記Auto設定コマンド内のオプションフィールドに存在しなかった場合、本実施例の撮像装置は、予め記憶されている閾値情報に基づき上記の閾値を決定する。当該閾値は、本実施例では、例えばEEPROM28に予め格納してあり、CPU26は、当該閾値をEEPROM28から読み出して判定回路20に設定するようになっている。
したがって、本実施例におけるCPU26は、Auto設定コマンド内のオプションフィールドに輝度閾値パラメータが存在するか否かを判定する輝度閾値パラメータ判定部として機能する。より詳細には、CPU26は、後述のSetImagingSettingsコマンドに後述のIrCutFilterAutoAdjustmentフィールドが含まれるか否かを判定するAdjustmentフィールド判定手段として機能する。
なお、本実施例では、EEPROM28に予め記憶されている閾値情報などのデータは、制御情報に相当する。また、本実施例において、EEPROM28に予め記憶されている閾値情報は、所定の閾値情報に相当する。
また、上記したAuto設定コマンドにおける他の省略可能なパラメータは、例えば、IRCF4の挿脱動作を遅延させる遅延時間であっても良い。当該パラメータが、上記したAuto設定コマンド内のオプションフィールドに存在した場合、CPU26は、当該の遅延時間パラメータを計時回路22に設定する。なお、この遅延時間パラメータは、たとえば、後述のResponseTimeフィールドである。
計時回路22は、時間を計測し、設定された遅延時間が経過すると時間経過を示す信号をCPU26に出力する。当該の時間経過信号を入力されたCPU26は、IRCF駆動回路24を介してIRCF4を挿脱する。
当該遅延時間パラメータが、上記したAuto設定コマンド内のオプションフィールドに存在しなかった場合、本実施例の撮像装置は、予め記憶されている遅延時間情報に基づき上記の閾値を決定する。
当該遅延時間は、本実施例では、例えばEEPROM28に予め格納してあり、CPU26は、当該遅延時間をEEPROM28から読み出して判定回路20に設定するようになっている。なお、当該遅延時間パラメータが、上記したAuto設定コマンド内のオプションフィールドに存在しなかった場合、即時、IRCFの挿脱を行うようにして、遅延時間を設定しないように構成しても良い。
したがって、本実施例におけるCPU26は、Auto設定コマンド内のオプションフィールドに遅延時間パラメータが存在するか否かを判定する遅延時間パラメータ判定部として機能する。
より詳細には、CPU26は、後述のIRCutFilterAutoAdjustmentフィールドにResponseTimeフィールドが含まれるか否かを判定するResponseTimeフィールド判定部として機能する。
上述のIRCF4を光路上に挿脱するためのコマンドは、本実施例では、例えばOpen Network Video Interface Forum(以下ONVIFと称する場合がある)規格に基づいて定められている。ONVIF規格では、例えば、XML Schema Definition言語(以下XSDと称することがある)を用いて上記コマンドの定義を行う。
なお、本実施例の撮像装置は、上記ONVIF規格のNetwork Video Transmitter(以下NVTと称する場合がある)として動作する。つまり、本実施例の撮像装置は、ONVIF仕様に従ってデータを送受信することができる。
図2および図3は、上記XSDによる、上記コマンドを定義するためのデータ構造の定義例を示す。
図2(a)では、IrCutFilterModesという名前を持つデータが、データ型ImagingSettings20内に定義される。IrCutFilterModesという名前を持つデータは、IrCutFilterMode型を持つデータであり、当該のデータ型は図2(b)で定義されている。
図2(b)に示すように、本実施例では、IrCutFilterMode型は、ON、OFF、または、AUTOのいずれかの値をとることができるデータ型となっている。

また、図2(c)は、IrCutFilterAutoAdjustment型のIrCutFilterAutoAdjustmentという名前を持つデータを定義している。
本実施例では、当該のIrCutFilterAutoAdjustmentデータは、上記IrCutFilterMode型がAUTOの値を持つ時に、オプションフィールドに設定される。このデータは、例えば、上記したデータ型ImagingSettings20内に定義される。
図2(d)は、上記IrCutFilterAutoAdjustment型の内容を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
IrCutFilterAutoAdjustment型において、第一要素であるBoundaryTypeは、後述のIrCutFilterAutoBoundaryType型を持つデータである。当該のデータBoundaryTypeは、必ず一個が、当該のIrCutFilterAutoAdjustment型内に現れなければならないようになっている。
次の要素は、BoundaryOffsetであり、当該のデータはXSDにおけるPrimitive Datatypeに定義されているfloat単精度浮動小数点データ型であることを示している。当該のBoundaryOffsetは、前述の輝度閾値パラメータである。当該のデータBoundaryOffsetは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
また、本実施例では、上記BoundaryOffsetは、例えば、本実施例の撮像装置に設定可能な輝度閾値の範囲を、所定の範囲(たとえば、1.0から−1.0)の値に正規化された値で設定されるようになっている。
また、本実施例においては、例えば上記BoundaryOffsetが0(零)のとき所謂デフォルト値を示し、上記BoundaryOffsetが−1.0の場合に最も暗い場合の輝度値を示しように構成される。また、上記BoundaryOffsetが1.0の場合に最も明るい場合の輝度値を示すように構成される。なお、本実施例におけるBoundaryOffsetは、輝度に関する輝度情報に相当する。
3番目の要素は、ResponseTimeであり、XSDにおけるPrimitive Datatypeに定義されているduration時間間隔データ型である。当該のデータResponseTimeも、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良い構造になっている。当該のデータResponseTimeにより、前述の遅延時間パラメータが指定される。
なお、本実施例におけるBoundaryOffsetやResponseTimeは、撮像光学系2の光路に対するIRCF4の挿脱に関する付加情報に相当する。
図2(e)は、上記したIrCutFilterAutoBoundaryType型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのsimpleType宣言によって単純型として定義される。また、当該のデータ型では、restriction指定子によって、値を制限された文字列型として定義されている。
IrCutFilterAutoBoundaryType型では、図2(e)に示すように、その値が、Common、ToOff、ToOn、及び、Extendedの値をとることができる文字列型になっている。
図3(a)は、本実施例における、IRCF4の挿脱の際に生じる焦点移動を補正するためのデータを格納するための、IrCutFilterAdjustment型のIrCutFilterAdjustmentという名前を持つデータを定義している。
本実施例では、当該のIrCutFilterAdjustmentデータは、上記SetImagingSettingsコマンド内の、オプションフィールドに設定される。
図3(b)は、上記したIrCutFilterAdjustment型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
IrCutFilterAdjustment型において、第一要素であるBoundaryTypeは、上述のIrCutFilterAutoBoundaryType型を持つデータである。当該のデータBoundaryTypeは、必ず一個が、当該のIrCutFilterAdjustment型内に現れなければならないようになっている。
次の要素は、FocusAdjustmentであり、当該のデータはFocusAdjustment型のデータである。当該のデータFocusAdjustmentは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
図3(c)は、上記FocusAdjustment型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
FocusAdjustment型において、第一要素はFocusAdjustmentSettingsである。当該のデータはFocusAdjustmentSettings型を持つデータである。当該の第一要素は、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
次の要素は、OneShotAFであり、当該のデータはOneShotAF型のデータである。当該のデータOneShotAFは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
図3(d)は、上記FocusAdjustmentSettings型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、XSDのchoice指定子により、選択型として定義され、その要素が一つだけ選択できることを示す。
FocusAdjustmentSettings型の第一要素は、FocusMove型のデータFocusMoveである。また、次の要素は、IlluminantIndex型のデータIlluminantIndexである。
図3(e)は、上記FocusMove型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
上記FocusMove型の第一の要素は、Absoluteであり、AbsoluteFocus型のデータである。上記FocusMove型の第二の要素は、Relativeであり、RelativeFocus型のデータである。次の要素は、Continuousであり、ContinuousFocus型のデータである。上記、Absolute、Relative、および、Continuousは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
図3(f)は、上記AbsoluteFocus型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
上記AbsoluteFocus型の第一の要素は、Positionであり、単純型であるfloat型のデータである。上記AbsoluteFocus型の第二の要素は、Speedであり、上記Positionと同様にfloat型のデータである。当該Speedは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
当該AbsoluteFocus型のデータにより、本実施例では、例えばフォーカスレンズ群の絶対位置を指定して、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動を補正するための補正量を指定することが可能となっている。
上述したように、上記のAbsoluteFocus型のPositionフィールドでは、例えばフォーカスレンズ群の絶対位置を指定して焦点移動を補正することが可能である。これにより、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動方向が像面側の場合でも被写体側の場合でも、焦点移動の補正を指定することが可能になっている。
図4(a)は、上記RelativeFocus型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
上記RelativeFocus型の第一の要素は、Distanceであり、単純型であるfloat型のデータである。上記RelativeFocus型の第二の要素は、Speedであり、上記Distanceと同様にfloat型のデータである。当該Speedは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
当該RelativeFocus型のデータにより、本実施例では、例えばフォーカスレンズ群の相対位置を指定して、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動を補正するための補正量を指定することが可能となっている。
上記のように、上記RelativeFocus型におけるDistanceフィールドは、float型のデータである。よって、当該Distanceフィールドでは、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動方向が像面側の場合でも被写体側の場合でも、焦点移動の補正を指定することが可能になっている。
例えば、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動方向が像面側である場合、その補正のためにDistanceフィールドの値は負の値になる。また、焦点移動方向が被写体側である場合には、Distanceフィールドの値は正の値となるように構成される。
なお、本実施例におけるDistanceフィールドは、例えば、フォーカスレンズ群34の現在位置に対する距離情報に相当する。また、Distanceフィールドの値は、実数である。すなわち、本実施例におけるDistanceフィールドは、実数情報に相当する。
図4(b)は、上記ContinuousFocus型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
Continuous型の要素は、Speedのみであり、当該のデータは、単純型であるfloat型のデータである。
当該Continuous型のデータにより、本実施例では、例えばフォーカスレンズ群の移動方向と移動速度を指定して移動させ、適切な時点で停止させることにより、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動を補正するための補正量を指定することが可能となっている。
なお、本実施例におけるSpeedフィールドは、例えば、フォーカスレンズ群34の移動速度に関する移動速度情報に相当する。
図4(c)は、上記IlluminantIndex型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのsimpleType宣言によって単純型として定義される。また、当該のデータ型では、restriction指定子によって、値を制限された文字列型として定義されている。
当該のIlluminantIndex型においては、図4(c)に示すように、940nm、850nm、685nm、585nm、525nm、および、485nmの値をとることができる文字列型になっている。
当該IlluminantIndex型のデータにより、本実施例では、光源色が指定できるので、当該光源色変化による焦点移動量を撮像装置が演算することが可能となっている。
図4(d)は、上記OneShotAF型の定義例を示す図である。当該のデータ型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。また、当該のデータ型例ではsequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することを指定している。
上記OneShotAF型の第一の要素は、Modeであり、単純型であるboolean型のデータである。上記OneShotAF型の第二の要素は、FocusingDurationであり、単純型のduratiuon型のデータである。当該FocusingDurationは、XSDのminOccurs指定子により、省略されても良いようになっている。
当該OneShotAF型のデータにより、本実施例の撮像装置は、一時的にオートフォーカス動作を行うことにより、IRCF4の挿脱に伴う焦点移動を、オートフォーカス動作によって補正することが可能となっている。
上記したように、本実施例においては、IRCFの挿脱を制御するためのON、OFF,および、AUTO設定コマンドに、オプションのパラメータを付加することができる構成になっている。当該のオプションは、例えば、以下のようなオプションとなっていても良い。
オプション1.IRCFを抜去する際の焦点移動を補正するための光学素子の移動量情報
オプション2.IRCFを抜去する際の焦点移動量を、本実施例の撮像装置が算出するために用いる、光源色情報
オプション3.IRCFを挿入する際の焦点移動を補正するための光学素子の移動量情報
オプション4.IRCFを抜去する際の焦点移動量を、本実施例の撮像装置が算出するために用いる光源色情報
オプション5.IRCFが挿抜された際に、オートフォーカス動作を、本実施例の撮像装置に対して、一時的に行わせるための情報
本実施例では、上述のXSDを用いたデータ定義により、前述の設定コマンドにおける上記のオプション1乃至オプション5を表現することが可能となっている。ONVIF規格においては、上記の設定コマンドは、例えば、SetImagingSettingsコマンドとして発行される。
図5および図6は、上記SetImagingSettingsコマンドの構成例を示す。図5(a)は、上記オプションフィールドを含む、SetImagingSettingsコマンドの構成を示す図である。図5(a)において、IrCutFilterフィールドの値がOFFになっていることにより、IRCFを抜去させることが指示される。
図5(a)では、IrCutFilterフィールドの後にIrCutFilterAdjustmentフィールドを記述している。上述したように、当該のIrCutFilterAdjustmentフィールドは省略することもできる。
上述したように、IrCutFilterAdjustmentフィールドの内部には、BoundaryTypeフィールド、FocusAdjustmentフィールドが記述される。また、上述したように、FocusAdjustmentフィールドは、省略可能になっている。
上記BoundaryTypeフィールドによって、IRCFの挿入、抜去のいずれの場合に、当該IrCutFilterAdjustmentフィールドに指定される動作を有効にするのかを、指定することができる。BoundaryTypeフィールドの値がToOnの場合、IRCFが挿入されるとき有効になり、BoundaryTypeフィールドの値がToOffの場合、IRCFが抜去されるとき有効になる。
さらに、BoundaryTypeフィールドの値がCommonの場合、挿入、抜去両方の場合に、有効になるようになっている。なお、本実施例における<BoundaryType>タグに対応する値は、挿脱指定情報に相当する。
また、図5(a)の例では、FocusAdjustmentSettingsにはFocusMoveが選択されている。また、FocusMoveフィールド内には、Absoluteフィールドが設定され、フォーカスレンズ群の絶対位置が指定される。
さらに、OneShotAFフィールドが指定されており、そのModeがfalseに設定されているので、図5(a)の例では、本実施例の撮像装置は、一時的なオートフォーカス動作は行わない。
図5(b)は、上記FocusMoveフィールド内に、Relativeフィールドが設定されたSetImagingSettingsコマンドの構成を示す図である。当該Relativeフィールド内では、Distanceフィールドによってフォーカスレンズ群の相対移動量が指定されている。また、上記OneShotAFフィールドは省略されている。
図6(a)では、上記BoudaryTypeフィールドにToOnが設定されており、IrCutFilterAdjustmentフィールドが、IRCF4の挿入時に有効なことが示されている。また、FocusAdjustmentSettingsにはIlluminantIndexフィールドが選択され、光源色波長として685nmが設定されている。本実施例の撮像装置は、当該の光源色波長から焦点移動量を算出して、補正を行うように構成されている。
また、図6(a)では、OneShotAFフィールドが指定されており、そのModeフィールドをtrueに設定することにより、一時的なオートフォーカス動作を行うように指示される。当該オートフォーカス動作の継続時間は、0.66秒に設定されている。
図6(b)では、上記BoudaryTypeフィールドにCommonが設定されており、IRCF4の挿入および抜去の両方に有効なことが指示される。また、FocusAdjustmentフィールドは省略され、OneShotAFフィールドのみが有効になるように設定されている。
当該OneShotAFフィールドでは、Modeフィールドをtrueに設定することにより、一時的なオートフォーカス動作を行うように指示される。また、当該オートフォーカス動作の継続時間は、1秒に設定されている。
続いて、図7を用いて、本実施例に典型的なコマンド及びレスポンスの授受動作(コマンドトランザクション)について説明する。図7では、ITU−T Recommendation Z.120規格で定義される、いわゆるメッセージ・シークエンス・チャートを用いて上記コマンドトランザクションを記述している。なお、図7におけるクライアントは、撮像装置にネットワークで接続可能であるものとする。
最初に、図7におけるクライアントと本実施例の撮像装置がネットワークで接続される。クライアントは上述したIRCFの設定を行うコマンド(SetImagingSettingsコマンド)の有無を調べるため以下のように動作する。
まず、GetServicesコマンドを撮像装置に送信して、Imaging Serviceの有無を調べる。図7では、GetServicesResponseによって、当該撮像装置がImaging Serviceをサポートしていることが示されている。
次に、クライアントは、IRCFの設定行うことができるVideo Sourceを示すtokenを調べるために、GetVideoSourcesコマンドを送信する。図7では、本実施例の撮像装置はGetVideoSourcesResponseで上記tokenを返している。
次にクライアントは、上記Video Sourceを示すtokenを含むGetOptionsコマンドを、撮像装置のImaging Serviceを示すアドレスに送信する。これは、上記のIRCFの設定を行うコマンドの有無、及び、IRCFの設定を行うコマンドに関するオプションを調べるためである。
本実施例の撮像装置は、図5に示すように、上記IrCutFilterフィールドとそのオプションを含むGetOptionsResponseをクライアントに返す。
なお、本実施例において、GetOpsionsコマンドおよびGetOptionsResponseは、上述の動作情報に相当するBoundaryTypeフィールドを、撮像装置から取得する取得機能を実現する。
次に、クライアントは、現在のIRCFの状態を問い合わせるために、上記VideoSourceを示すtokenを含むGetImagingSettingsコマンドを、撮像装置のImaging Serviceを示すアドレスに送信する。
ここで、本実施例の撮像装置は、図4に示すように当該GetImagingSettingsコマンドに対して、次のようなGetImagingSettingsResponseを返す。
即ち、現在のIRCFの状態を、IrCutFilterフィールド、および、IrCutFilterAdjustmentフィールドに含ませたGetImagingSettingsResponseである。この応答により、クライアントは現在の撮像装置の状態を検知する。図7に示す本実施例においては、IRCF4は光路上に挿入されている。
したがって、本実施例におけるGetImagingSettingsResponseは、撮像光学系2の光路にIRCF4が挿入されているのか、それとも撮像光学系2の光路からIRCF4が抜去されているのかを示す挿脱状態情報に相当する。
次にクライアントは、IRCFの設定を自動制御にするために、上記Video Sourceを示すtokenを含むSetImagingSettingsコマンドを、撮像装置のImaging Serviceを示すアドレスに送信する。図4に示した例では、クライアントはIrCutFilterフィールドにOFFの値を設定し、かつ、IrCutFilterAdjustmentフィールドを設定してSetImagingSettingsコマンドを送信している。
図4においては、本実施例の撮像装置は、当該のSetImagingSettingsコマンドが成功裏に実行されたことを示すために、引数を省略したSetImagingSettingsResponseをクライアントに返す。
上述のように、SetImagingSettingsコマンド内のIrCutFilterAdjustmentフィールドでは、FocusAdjustmentSettingsフィールドで焦点移動補正値が設定できる。また、このFocusAdjustmentSettingsフィールドで、OneShotAFフィールドでIRCF挿抜時に一時的にオートフォーカスをどうさせるかも設定できる。
また、FocusAdjuestmentSettingsフィールド、及び、OneShotAFフィールドは、省略可能となっている。また、本実施例のSetImagingSettingsコマンドでは、IrCutFilterAdjustmentフィールド自身も省略することができる。
図4においては、当該のSetImagingSettingsコマンドが成功裏に実行されたことにより、IRCFの抜去されたOFF設定となる。
上述のように、本実施例では、SetImagingSettingsコマンドについて、IrCutFilterAutoAdjustmentフィールドを省略可能に構成している。これにより、ユーザは輝度閾値や遅延時間などを意識することなく、IRCFの制御をAuto設定にすることが可能なので、ユーザの操作性を向上することができる効果がある。
なお、本実施例の撮像装置は、現在のIRCFの状態によらず、IRCFの設定を許容している。よって、図7において、GetImagingSettingsコマンドとGetImagingSettingsResponseとのコマンドトランザクションは省略することが可能である。
続いて、図8を用いて、本実施例の撮像装置が、IRCF4の挿脱の際に行う、焦点移動の補正動作について説明する。本実施例の撮像装置は、例えば、所謂リアフォーカスズーム方式の光学系を搭載する。図8(a)は、本実施例のリアフォーカスズーム式の光学系において、ズームレンズ群位置に対して、無限遠、3m、1m、0.5mなどの被写体距離毎に合焦するためのフォーカスレンズ群位置を示した説明図である。
なお、当該の合焦軌跡は、可視光撮影での特性を示す。
図8(a)において、被写体距離1mで合焦しているときに、IRCF4を抜去した場合には、焦点移動が生じて、例えば図8(a)に示す曲線aに合焦軌跡が移動する。
例えば、本実施例の撮像装置が、図8(a)の点bにおいて、被写体に対し合焦していたとする。その際に、IRCF4を抜去すると焦点移動が生じるので、本実施例の撮像装置は、フォーカスレンズ群を移動させて点cの状態にすることにより、合焦状態を保つ。

また、この場合、撮像装置はズームレンズ群を移動させて点dの状態にして合焦を保つように構成しても良い。本実施例の赤外撮影時においては、ズームレンズ群位置とフォーカスレンズ群位置との関係を、曲線aの状態に保つことにより合焦状態を保つことができる。
さらに、フォーカスレンズ群とズームレンズ群との両方を移動させることにより、それぞれの移動距離を最小にすることができる。当該動作を、図8(b)を用いて説明する。
図8(b)において、図8(a)と同一の添番は、同一の機能・意味を示す。上記図8(a)と同様に、1mの合焦曲線上の点bにおいて、可視光撮影時に合焦していたとする。本実施例では、IRCF4を抜去すると、曲線aに示すフォーカスレンズ群とズームレンズ群との位置関係を保持しないと合焦が保たれないようになっている。
上述したように、本実施例では、例えば、点cにフォーカスレンズ群を移動させることにより、合焦を保つことができる。また、本実施例では、点dにズームレンズ群を移動させることによっても、合焦を保つことが可能である。
さらに、本実施例では、フォーカスレンズ群とズームレンズ群との両方を移動させることにより、点bから点eの状態にすることにより、合焦状態を保つことができる。図8(b)に示されるように、この場合、フォーカスレンズ群、ズームレンズ群、夫々を単独に移動させた場合よりも、それぞれのレンズ群移動距離を短くできる。
したがって、本実施例では、IRCF4を挿抜した際の焦点補正の応答を高速にすることができ、ユーザの利便性を向上することができる効果がある。
本実施例の撮像装置は、例えば、上述したFocusAdjustmentSettingsフィールドが設定されたSetImagingSettingsコマンドを受信すると、次のように動作する。即ち、撮像装置自身が有しているフォーカスレンズ群とズームレンズ群との軌跡データと、FocusAdjustmentSettingsフィールドに設定された値とから、上記のレンズ群移動距離を算出して、合焦を保つようにレンズ群を移動させる。
上記したように、移動させるレンズ群は、フォーカスレンズ群単独でも良く、ズームレンズ群単独でも良い。また、フォーカスレンズ群とズームレンズ群とを、協調的に移動させても良い。
上述したように、本実施例においては、IRCF4の挿抜に伴う焦点移動を、フォーカスレンズ群だけでなく、ズームレンズ群、あるいは、バリエータレンズ群の移動によって補正することが可能である。
また、本実施例では、IRCF4の挿抜に伴う焦点移動を補正可能であれば、フォーカスとコンペンセータ兼用の光学素子による焦点移動補正など、他の光学素子の移動や、他の光学素子の制御による焦点移動補正にも適用可能である。
続いて、図9を参照して、本実施例のクライアント装置の構成について説明する。図9は、本発明の実施例に係る、クライアント装置の構成を示すブロック図である。図9において、408は入力部、414はディジタルインターフェイス部(以下、I/Fと称することがある)、416はインターフェイス端子、422は表示部、426は中央演算処理ユニット(以下、CPUと称することがある)、428はメモリである。
図9に示すクライアント装置は、典型的にはパーソナルコンピュータ(以下、PCと称することがある)などの汎用コンピュータである。入力部408は、例えば、キーボード、マウスなどのポインティング・デバイスなどが使用される。また、表示部422としては、例えば、液晶表示装置、プラズマ・ディスプレイ表示装置、ブラウン管などの陰極線管(以下CRTと称することがある)表示装置などが使用される。
後述の図12で示されるGUIは、上記表示部422に表示される。上記クライアント装置のユーザは、上記入力部408を介して、図12で示されるGUIを操作する。上記CPU426では当該GUIの表示、及び、入力部408でのユーザ操作の検出を行うためのソフトウェアが実行される。
CPU426における演算の中間結果や、後に参照が必要なデータ値などはメモリ428に一時記憶され、参照される。本実施例では、上記動作により、上述した外部クライアントの動作が実現されるようになっている。
続いて、図10を参照して、上述したFocusAdjustment型データの他の構成例を説明する。
上記したFocusAdjustment型のデータは、例えば、IrCutFilterAutoAdjustment型のデータ内に格納して送信されても良い。図10(a)の例では、FocusAdjustment型データは、IrCutFilterAutoAdjustment型のデータに格納されるように構成される。
図10(a)において、BoudaryType、BoundaryOffset、および、ResponseTimeの各フィールドが、上述のIrCutFilterAutoAdjustment型のデータの内部に格納される。
また、図10(a)では、上記FocusAdjustment型のデータが、その後ろに続いても良い構成となっている。なお、当該のFocusAdjustment型のデータは、XSDのminOccurs指定子により省略可能な構成となっている。
また、図10(b)は、FocusAdjustment内部に格納されるFocusAdjustmentSetting型の他の構成例を示す図である。図10(b)において、FocusAdjustmentSetting型は、XSDのcomplexType宣言によって複雑型として定義される。
また、当該のデータ型例は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現することが指定される。また、FocusAdjustmentSetting型の、FocusMoveフィールド、および、IlluminantIndexフィールドは、XSDのminOccurs指定子により省略可能な構成となっている。
続いて、図11を用いて、本実施例の撮像装置によるIRCF4の挿脱制御を説明する。ここで、図11は、本実施例の撮像装置によるIRCF4の挿脱制御処理を説明するためフローチャートである。なお、図11で示す処理は、このSetImagingSettingsコマンドを受信した後に、CPU26による実行が開始されるものとする。
ステップS1101では、CPU26は、撮像光学系2の光路内にIRCF4が挿入されているか否かを判定する。
そして、CPU26は、撮像光学系2の光路内にIRCF4が挿入されていると判定した場合には、ステップS1102に処理を進める。一方、CPU26は、撮像光学系2の光路内にIRCF4が挿入されていないと判定した場合には、ステップS110に処理を進める。
ステップS1102では、CPU26は、被写体輝度が所定の輝度閾値よりも低いか否かを判定する。具体的には、CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度と、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<BoundaryOffset>タグに対応する値と、に基づき、判定回路20に判定させる。
たとえば、CPU26は、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<BoundaryOffset>タグの値に対応する閾値情報をEEPROM28から読み出す。次に、CPU26は、読み出した閾値情報により示される輝度閾値を判定回路20に設定する。
そして、判定回路20は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26により設定された輝度閾値よりも低いか否かを判定する。
CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26に設定された輝度閾値よりも低いと判定回路20が判定した場合には、ステップS1103に処理を進める。一方、CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26に設定された輝度閾値よりも低くないと判定回路20が判定した場合には、ステップS1101に処理を戻す。
ステップS1103では、CPU26は、計時回路22に指示し、計時を開始させる。具体的には、CPU26は、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<ResponseTime>タグに対応する値を、計時回路22に設定し、計時を開始させる。
ステップS1104は、ステップS1102と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS1105では、CPU26は、ステップS1103で計時を開始してから、所定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、CPU26は、計時回路22により時間経過信号を入力されたか否かを判定する。
そして、CPU26は、計時回路22により時間経過信号を入力された場合には、ステップS1103で計時を開始してから所定時間が経過したと判定し、ステップS1106に処理を進める。一方、CPU26は、計時回路22により時間経過信号を入力されなかった場合には、ステップS1103で計時を開始してから所定時間が経過していないと判定し、ステップS1104に処理を戻す。
ステップS1106では、CPU26は、IRCF駆動回路24に指示し、撮像光学系2の光路にIRCF4を配置する。なお、本実施形態におけるIRCF駆動回路24は、撮像光学系2の光路にIRCF4を挿脱する挿脱部に相当する。また、本実施形態におけるCPU26は、IRCF駆動回路24を自動で制御する制御部に相当する。
ステップS1107では、CPU26は、本実施例の撮像装置が受信したSetImagingSettingsコマンドに、次のような<FocusAdjustment>タグが含まれるか否かを判定する。すなわち、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<FocusAdjustment>タグである。
そして、CPU26は、このSetImagingSettingsコマンドにこの<FocusAdjustment>タグが含まれると判定した場合には、ステップS1108に処理を進める。一方、CPU26は、このSetImagingSettingsコマンドにこの<FocusAdjustment>タグが含まれていないと判定した場合には、ステップS1101に処理を戻す。
ステップS1108では、CPU26は、IRCF駆動回路24により撮像光学系2の光路にIRCF4が配置されることに伴うピント位置のズレを補正する。
たとえば、CPU26は、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<FocusAdjustment>タグの値に応じ、撮像光学系2の光路にIRCF4が配置されることに伴うピント位置のズレを補正する。この際、CPU26は、本実施例の撮像装置が受信したSetImagingSettingsコマンドから<FocusAdjustment>タグの値を分離する。
なお、本実施例における<FocusAdjustment>タグの値は、合焦調整情報に相当する。
ステップS1109では、CPU26は、被写体輝度が所定の輝度閾値よりも高いか否かを判定する。具体的には、CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度と、値がToOに設定された<BounadryType>タグに対応付けられた<BoundaryOffset>タグに対応する値と、に基づき、判定回路20に判定させる。
たとえば、CPU26は、値がToOに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<BoundaryOffset>タグの値に対応する閾値情報をEEPROM28から読み出す。次に、CPU26は、読み出した閾値情報により示される輝度閾値を判定回路20に設定する。
そして、判定回路20は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26により設定された輝度閾値よりも高いか否かを判定する。
CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26に設定された輝度閾値よりも高いと判定回路20が判定した場合には、ステップS1110に処理を進める。一方、CPU26は、輝度測定回路18から出力された被写体輝度がCPU26に設定された輝度閾値よりも高くないと判定回路20が判定した場合には、ステップS1101に処理を戻す。
ステップS1110では、CPU26は、計時回路22に指示し、計時を開始させる。具体的には、CPU26は、値がToOに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<ResponseTime>タグに対応する値を、計時回路22に設定し、計時を開始させる。
ステップS1111は、ステップS110と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS1112は、ステップS1105と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS1113では、CPU26は、IRCF駆動回路24に指示し、撮像光学系2の光路内にIRCF4を配置する。
ステップS1114では、CPU26は、本実施例の撮像装置が受信したSetImagingSettingsコマンドに、次のような<FocusAdjustment>タグが含まれているか否かを判定する。すなわち、値がToOに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<FocusAdjustment>タグである。
そして、CPU26は、このSetImagingSettingsコマンドにこの<FocusAdjustment>タグが含まれると判定した場合には、ステップS1115に処理を進める。一方、CPU26は、このSetImagingSettingsコマンドにこの<FocusAdjustment>タグが含まれていないと判定した場合には、ステップS1101に処理を戻す。
ステップS1115では、CPU26は、IRCF駆動回路24により撮像光学系2の光路内にIRCF4が挿入されることに伴うピント位置のズレを補正する。
たとえば、CPU26は、値がToOに設定された<BoundaryType>タグに対応付けられた<FocusAdjustment>タグの値に応じ、撮像光学系2の光路内にIRCF4が挿入されることに伴うピント位置のズレを補正する。
続いて、図12を用いて、本実施例に係る外部クライアントの動作について説明する。図12は、本実施例に係る外部クライアントの自動赤外遮断フィルタ設定GUIの構成例を示す図である。
図12において、301は、自動赤外遮断フィルタ・タイプ選択ペイン、303は、Common選択チェックボックス、305は、ToOn選択チェックボックス、307は、ToOff選択チェックボックスである。また、309は、BoundaryOffset設定数値ボックス、311は、遅延時間設定数値ボックス、315は、赤外遮断フィルタ・設定ペイン、317は、第一の輝度閾値設定スケールである。
また、319は、第二の輝度閾値設定スケール、321は、第一の遅延時間設定スケール、323は、第二の遅延時間設定スケール、325は、設定ボタン、327は、キャンセルボタンである。
さらに、333は、One Shot AF継続時間設定スケール、333は、One Shot AF設定ボックス、335は、One Shot AF指示チェックボックス、337は、One Shot AF継続時間設定数値ボックスである。
図12の自動赤外遮断フィルタ・設定ペイン315において、縦軸は輝度値を示し、横軸は時間を示す。また、図12の赤外遮断フィルタ・設定ペイン315において、横軸上(Time軸上)は、輝度値0(零)を示し、上方の限界は正規化された輝度値1.0を示し、また、下方限界は正規化された輝度値−1.0を示す。
また、図12の赤外遮断フィルタ・設定ペイン315において、左の限界は遅延時間0(零)を示すようになっている。図12は、輝度閾値や遅延時間パラメータを、赤外遮断フィルタの抜去、挿入両方の際に使用する場合の、外部クライアントのGUI構成例を示す。
すなわち、図12は、上記BoundaryTypeフィールドにCommonを設定して上記SetImagingSettingsコマンドを発行させる場合に使用するGUIの構成例である。
図12においては、ユーザにより、One Shot AF指示チェックボックス335がチェックされている。また、図12においては、Common選択チェックボックス303がチェックされている。この場合、IRCF4の挿抜時に一時的なオートフォーカス動作(所謂One Shot AF動作)が行われるように、本実施例の外部クライアントは、上記SetImagingSettingsコマンドを発行する。
本実施例の外部クライアントにおいては、ユーザにより、One Shot AF指示チェックボックス335がチェックされている場合、One Shot AF継続時間設定スケール333の操作が有効になる。さらに、この操作が有効となるとともに、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337への数値入力が有効になる。
また、例えば、One Shot AF指示チェックボックス335がチェックされていない場合、One Shot AF継続時間設定スケール333は操作できない。また、例えば、One Shot AF指示チェックボックス335がチェックされていない場合、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337へは入力できないように構成される。
図12において、ユーザは、One Shot AF継続時間設定スケール333を左右にスライドさせることにより、ユーザの所望するOne Shot AF継続時間を設定する。また、ユーザがOne Shot AF継続時間設定スケール333を操作すると、その動作に伴って、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337の数値が変動する。
図12において、ユーザは、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337に数値を入力することによっても、ユーザの所望するOne Shot AF継続時間を設定することが可能となっている。本実施例では、例えば、ユーザが、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337に数値を入力すると、入力した値に応じて、One Shot AF継続時間設定スケール333が左右に移動する。
本実施例では、上記One Shot AF継続時間設定スケール333の動作により、ユーザは、設定するOne Shot AF継続時間を大まかに把握できる。また、上記One Shot AF継続時間設定数値ボックス337の動作により、本実施例では、ユーザが精密な継続時間を設定可能になるとともに、正確な値を確認できる効果がある。
続いて、図15および図16を用いて、上記SetImagingSettingsコマンドの、別の構成例を示す。ここで、図15および図16は、IRCF4の挿抜に伴う焦点移動の補正指示を、上述のIrCutAutoAdjustment型のデータを用いて行う場合の、コマンド構成例を示す。
図15は、IRCF4の挿入および抜去に対して、共通の設定を行う場合における、上記SetImagingSettingsコマンドの構成例を示す図である。図15においては、IrCutFilterAutoAdjustment内のBoudaryTypeフィールドがCommonの値を有することにより、IRCF4の挿入および抜去に対する共通の指示であることが示される。
また、図15においては、OneShotAFフィールド内のModeフィールドがtrueであることにより、IRCF4の挿入時および抜去時に、所謂One Shot AFを動作させることを指示している。また、OneShotAFフィールド内のFocusingDurationフィールドの値がPT1.5Sであることにより、上記One Shot AFの動作継続時間が1.5秒であることを指示している。
なお、図15においては、FocusAdjustmentフィールド内の、FocusAdjustmentSettingsフィールドは省略されている。
図16は、撮像光学系2の光路にIRCF4を挿入する場合および撮像光学系2の光路からIRCF4を抜去する場合のそれぞれについて別々に設定を行う場合における、上記SetImagingSettingsコマンドの構成例を示す図である。
図17および図18は、本実施例のクライアントが送信するGetOptionsコマンドと、当該コマンドを受信した撮像装置が送信するGetOptionsResponseの構成例を示す図である。
図17(a)は、本実施例のクライアントが送信するGetOptionsコマンドの構成例を示す図である。
本実施例において、図17(b)で示したGetOptionsResponseは、IrCutFilterAdjustmentOptionsという名前を持つデータを含む。このIrCutFilterAdjustmentOptionsという名前を持つデータは、IrCutFilterAdjustmentOptions型のデータである。
ここで、IrCutFilterAdjustmentOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、IrCutFilterAdjustmentOptions型は、その要素の順番が定義通りに出現す(記述され)るように、sequence指定子により指定される。
たとえば、IrCutFilterAdjustmentOptions型の第一要素は、IrCutFilterAutoBoundaryType型のModeという名前を持つデータである。当該IrCutFilterAutoBoundaryType型のデータは、例えば、maxOccurs=“unbounded”指定子によって、その出現回数に制限が無いことが指定される。
また、IrCutFilterAdjustmentOptions型の第二要素は、例えば、FocusAdjustmentOptions型のデータである。当該のFocusAdjustmentOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、sequence指定子によりその要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定されている。
FocusAdjustmentOptions型の第一要素は、FocusAdjustmentSettinsOptions型のデータである。FocusAdjustmentOptions型においては、当該のFocusAdjustmentSettinsOptions型のデータは、minOccurs指定子によって、省略可能である事が示される。
FocusAdjustmentOptions型の第二要素は、OneShotAFOptions型のデータである。FocusAdjustmentOptions型において、当該のOneShotAFOptions型のデータは、minOccurs指定子によって、省略可能である事が示される。
FocusAdjustmentSettingsOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、FocusAdjustmentSettingsOptions型は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定される。
FocusAdjustmentSettingsOptions型の第一要素は、MoveOptions型のデータである。FocusAdjustmentSettingsOptions型において、当該MoveOptions型のデータは、minOccurs指定子によって、省略可能である事が示される。
FocusAdjustmentSettingsOptions型の第一要素は、IlluminannceIndexOptions型のデータである。ocusAdjustmentSettingsOptions型において、当該IlluminantIndexOptions型のデータは、minOccurs指定子によって、省略可能である事が示される。
MoveOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、MoveOptions型は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定される。
MoveOptions型の第一要素は、AbsoluteFocusOptions型のAbsoluteという名前のデータである。また、MoveOptions型の第二要素はRelativeFocusOptions型のRelativeという名前のデータである。
さらに、MoveOptions型の第三要素は、ContinuousFocusOptions型のContinuousという名前のデータである。
MoveOptions型においては、上記のAbsoluteフィールド、Relativeフィールド、および、Continuousフィールドは、夫々、minOccurs指定子によって、省略可能に指定される。
AbsoluteFocusOptions型、RelativeFocusOptions型、および、ContinuousFocusOptions型は、夫々、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。
また、AbsoluteFocusOptions型、RelativeFocusOptions型およびContinuousFocusOptions型の夫々は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに記述されるように指定される。
AbsoluteFocusOptions型の第一要素は、FloatRange型のPositionフィールドである。また、RelativeFocusOptions型の第一要素は、同じくFloatRange型のDistanceフィールドである。
また、AbsoluteFocusOptions型の第一要素、RelativeFocusOptions型の第一要素、および、ContinuousFocusOptions型の第一要素は、FloatRange型のSpeedフィールドである。
FloatRange型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、FloatRange型は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定される。
FloatRange型の第一要素は、float型のMinフィールドであり、第二要素は、float型のMaxフィールドである。上記Minフィールド、及び、Maxフィールドにより、FloatRange型のデータにおいては、設定可能な値の範囲を示すことができるようになっている。
IlluminantIndexOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。IlluminantIndexOptions型は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定される。
IlluminantIndexOptions型の第一要素は、図4(c)で示されるIlluminantIndex型のデータである。IlluminantIndexOptions型において、IlluminantIndex型のデータは、maxOccurs=“unbounded”指定子により、出現回数に制限が無いことが指定される。
OneShotAFOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。OneShotAFOptions型は、sequence指定子により、その要素の順番が定義通りに出現する(記述される)ように指定される。
OneShotAFOptions型の第一要素は、boolean型のModeフィールドである。本実施例では、例えば、当該フィールドの値がtrueであることにより、本実施例の撮像装置が、IRCF4の挿脱時にOne Shot AFを動作可能であることを示す。
OneShotAFOptions型の第二要素は、DurationRange型のDurationフィールドである。
DurationRange型の第一要素は、duration型のMinフィールドであり、第二要素は、duration型のMaxフィールドである。DurationRange型のデータにおいては、上記Minフィールド、及び、Maxフィールドにより、本実施例の撮像装置に設定可能なFocusingDuration値の範囲を示すことができるようになっている。
本実施例において、図19および図20でそれぞれ示したGetOptionsResponseは、IrCutFilterAutoAdjustmentOptionsという名前を持つデータを含む。このIrCutFilterAutoAdjustmentOptionsという名前を持つデータは、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型のデータである。
ここで、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型は、XSDのcomplexType宣言により複雑型として定義される。また、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型は、その要素の順番が定義通りに出現す(記述され)るように、sequence指定子により指定される。
たとえば、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型の第一要素は、IrCutFilterAutoBoundaryType型のBoundaryTypeという名前を持つデータである。
また、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型の第2要素は、float単精度浮動小数点データ型のBoundaryOffsetという名前を持つデータである。なお、このデータの値の範囲は、制限されている。
さらに、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型の第三要素は、XSDにおけるPrimitive Datatypeに定義されるduration時間間隔データ型の、ResponseTimeという名前を持つデータである。
なお、IrCutFilterAutoAdjustmentOptions型における第二要素および第三要素は、XSDのminOccurs指定子で指定されることにより、省略することができる。
さらに、Video Sourceを示すTokenを含むGetOptionsコマンドを不図示の外部クライアントから受信した場合に、次のような動作をするように本実施例の撮像装置を構成しても良い。すなわち、IrCutFilterAutoAdjustmentOptionsという名前を持つデータを含むGetOptionsResponseを不図示の外部クライアントに返す(送信する)という動作である。
また、Video Sourceを示すtokenを含むGetImagingSettingsコマンドを不図示の外部クライアントから受信した場合に、次のような動作をするように本実施例の撮像装置を構成しても良い。
すなわち、IrCutFilterAutoAdjustmentOptionsという名前を持つデータを含むGetImagingSettingsResponseを不図示の外部クライアントに返す(送信する)という動作である。
続いて、図13を用いて、本実施例の外部クライアントによる自動赤外遮断フィルタ設定GUI表示処理を説明する。ここで、図13は、この自動赤外遮断フィルタ設定GUI表示処理を説明するためのフローチャートである。なお、図13で示す処理は、入力部408がユーザの指示をCPU426に入力した後に、CPU426による実行が開始されるものとする。
ステップS1301では、CPU426は、I/F414に指示し、GetOptionsコマンドを本実施例の撮像装置に送信させる。
ステップS1302では、CPU426は、GetOptionsResponseを本実施例の撮像装置から受信したか否かを判定する。
そして、CPU426は、GetOptionsResponseを本実施例の撮像装置から受信したと判定した場合には、ステップS1303に処理を進める。一方、CPU426は、GetOptionsResponseを本実施例の撮像装置から受信していないと判定した場合には、ステップS1302に処理を進める。
ステップS1303では、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseの<img20:Modes>タグに対応する値がCommonであるのか、それともToOnおよびToOffであるのかを判定する。
そして、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseの<img20:Modes>タグに対応する値がToOnおよびToOffであると判定した場合には、ステップS1316に処理を進める。なお、ステップS1316の処理については後述する。
ステップS1304では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、Common選択チェックボックス303をチェック(選択)する。
ステップS1305では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、ToOn選択チェックボックス305およびToOff選択チェックボックス307の選択を不可とする。
ステップS1306では、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseの<img20:BoundaryOffset>タグに対応する値がtrueであるのか否かを判定する。そして、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseの<img20:BoundaryOffset>タグに対応する値がtrueである場合には、ステップS1307に処理を進める。
一方、CPU426は、ステップS1202で受信したと判定されたGetOptionsResponseの<img20:BoundaryOffset>タグに対応する値がtrueでない場合には、ステップS1308に処理を進める。
ステップS1307では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の輝度閾値設定スケール317とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるCommon相当部とを設定可能にする。
ステップS1308では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の輝度閾値設定スケール317とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるCommon相当部とを設定不可能とする。
ステップS1309では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の輝度閾値設定スケール319とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部およびToOff相当部とを設定不可能とする。
ステップS1310では、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:ResponseTime>タグを含むか否かを、CPU426は判定する。そして、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:ResponseTime>タグを含むと判定した場合には、ステップS1311に処理を進める。
一方、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:ResponseTime>タグを含まないと判定した場合には、ステップS1312に処理を進める。
ステップS1311では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の遅延時間設定スケール321と遅延時間設定数値ボックス311におけるCommon相当部とを設定可能にする。
ステップS1312では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の遅延時間設定スケール321と遅延時間設定数値ボックス311におけるCommon相当部とを設定不可能にする。
ステップS1313では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の遅延時間設定スケール321と遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部およびToOff相当部とを設定不可能にする。
ステップS1314では、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:FocusAdjustmentOptions>タグを含むか否かを、CPU426は判定する。
そして、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:FocusAdjustmentOptions>タグを含むと判定した場合には、ステップS1315に処理を進める。
一方、CPU426は、ステップS1302で受信したと判定されたGetOptionsResponseが<img20:FocusAdjustmentOptions>タグを含まないと判定した場合には、処理を終了する。
ステップS1315では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、One Shot AF指示チェックボックス335を選択可能とする。また、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337を設定可能とする。
ステップS1316では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、Common選択チェックボックス303の選択を不可とする。
ステップS1317では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、ToOn選択チェックボックス305およびToOff選択チェックボックス307を選択する。
ステップS1318は、ステップS1306と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS1319では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の輝度閾値設定スケール317とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部とを設定可能にする。
ステップS1320では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の輝度閾値設定スケール319とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOff相当部とを設定可能にする。
ステップS1321では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の輝度閾値設定スケール317とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部とを設定不可能にする。
ステップS1322では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の輝度閾値設定スケール319とBoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOff相当部とを設定不可能にする。
ステップS1323は、ステップS1310と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS1324では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の遅延時間設定スケール321と遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部とを設定可能にする。
ステップS1325では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の遅延時間設定スケール323と遅延時間設定数値ボックス311におけるToOff相当部とを設定可能にする。
ステップS1326では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第一の遅延時間設定スケール321と遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部とを設定不可能にする。
ステップS1327では、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおいて、第二の遅延時間設定スケール323と遅延時間設定数値ボックス311におけるToOff相当部とを設定不可能にする。
続いて、図14を用いて、本実施例の外部クライアントによるSetImagingSettingsコマンド発行処理を説明する。ここで、図14は、このSetImagingSettingsコマンド発行処理を説明するためのフローチャートである。なお、図14で示す処理は、入力部408がユーザの指示をCPU426に入力した後に、CPU426による実行が開始されるものとする。
たとえば、CPU426は、自動赤外遮断フィルタ設定GUIにおける設定ボタン325が押下されたか否かを判定する。そして、CPU426は、設定ボタン325が押下されたと判定した場合には、図14で示す処理を開始し、設定ボタン325が押下されていないと判定した場合には、図14で示す処理を開始しない。
ステップS1401では、CPU426は、値としてAUTOが設定された<IrCutFilter>タグを含むSetImagingSettingsコマンドを生成し、生成したSetImagingSettingsコマンドをメモリ428に記憶させる。
ステップS1402では、CPU426は、Common選択チェックボックス303が選択されているのか、それともToOn選択チェックボックス305およびToOff選択チェックボックス307の両方が選択されているのかを判定する。
そして、CPU426は、Common選択チェックボックス303が選択されていると判定した場合には、ステップS1403に処理を進める。一方、CPU426は、ToOn選択チェックボックス305およびToOff選択チェックボックス307の両方が選択されていると判定した場合には、ステップS1411に処理を進める。
ステップS1403では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに、値がCommonに設定された<BoundaryType>タグに対応する記述を追加する。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、値がCommonに設定された<BoundaryType>タグが対応付けられる。
ステップS1404では、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるCommon相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるCommon相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1405に処理を進める。
一方、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるCommon相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1406に処理を進める。
ステップS1405では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに、次のような記述を追加する。
すなわち、ステップS1404で設定されていると判定された値が設定された<BoundaryType>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、ステップS1404で設定されていると判定された値が設定された<BoundaryOffset>タグが対応付けられる。
ステップS1406では、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるCommon相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるCommon相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1407に処理を進める。
一方、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるCommon相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1408に処理を進める。
ステップS1407では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1406で設定されていると判定された値が設定された<ResponseTime>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような記述が対応付けられる。すなわち、ステップS1406で設定されていると判定された値が記述された<ResponseTime>タグに対応する記述である。
ステップS1408では、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1409に処理を進める。
一方、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1410に処理を進める。
ステップS1409では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1408で設定されていると判定された値が設定された<FocusingDuration>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような記述が対応付けられる。すなわち、ステップS1408で設定されていると判定された値が記述された<FocusingDuration>タグに対応する記述である。
ステップS1410では、CPU426は、I/F414に指示し、ステップS1301でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドを本実施例の撮像装置に送信させる。
ステップS1411では、CPU426は、ステップS1301でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに、次のような第1および第2の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグの記述を追加する。
すなわち、値がToOnに設定された<BoundaryType>タグを含む第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>である。また、値がToOffに設定された<BoundaryType>タグを含む第2の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグである。
ステップS1412では、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1412に処理を進める。
一方、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOn相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1414に処理を進める。
ステップS1413では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1412で設定されていると判定された値が設定された<BoundaryOffset>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような<BoundaryOffset>タグが対応付けられる。すなわち、ステップS1412で設定されていると判定された<BoundaryOffset>タグである。
ステップS1414では、CPU426は、BounadryOffset設定数値ボックス309におけるToOff相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1415に処理を進める。
一方、CPU426は、BoundaryOffset設定数値ボックス309におけるToOff相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1416に処理を進める。
ステップS1415では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第2の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1414で設定されていると判定された値が設定された<BoundaryOffset>タグである。
ステップS1416では、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1417に処理を進める。
一方、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOn相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1418に処理を進める。
ステップS1417では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1416で設定されていると判定された値が設定された<ResponseTime>タグである。
ステップS1418では、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOff相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOff相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1419に処理を進める。
一方、CPU426は、遅延時間設定数値ボックス311におけるToOff相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1420に処理を進める。
ステップS1419では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第2の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1418で設定されていると判定された値が記述された<ResponseTime>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような<ResponseTime>タグが対応付けられる。すなわち、ステップS1418で設定されていると判定された値が設定された<ResponseTime>タグに対応する記述である。
ここで、ステップS1420およびS1421では、ToOn相当部およびToOff相当部を有するOne Shot AF継続時間設定数値ボックス337を想定する。
ステップS1420では、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOn相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOn相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1421に処理を進める。
一方、CPU426は、AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOn相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1422に処理を進める。
ステップS1421では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグに、次のような記述を追加する。すなわち、ステップS1420で設定されていると判定された値が設定された<FocusingDuration>タグに対応する記述である。
これにより、このSetImagingSettingsコマンドの第1の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような記述が対応付けられる。すなわち、ステップS1420で設定されていると判定された値が記述された<FocusingDuration>タグに対応する記述である。
ステップS1422では、CPU426は、One Shot AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOff相当部に値が設定されているか否かを判定する。そして、CPU426は、AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOff相当部に値が設定されていると判定した場合には、ステップS1423に処理を進める。
一方、CPU426は、AF継続時間設定数値ボックス337におけるToOn相当部に値が設定されていないと判定した場合には、ステップS1410に処理を進める。
ステップS1423では、CPU426は、ステップS1401でメモリ428に記憶させたSetImagingSettingsコマンドに含まれる第2の<IrCutFilterAutoAdjustment>タグには、次のような記述が対応付けられる。すなわち、ステップS1422で設定されている判定された値が記述された<FocusingDuration>タグに対応する記述である。
また、本実施例において、図12に示すGUIは、Common選択チェックボックス303がチェック(選択)されている場合には、Common選択チェックボックス303に対応する自動調整情報を入力可能とする。この場合、図12に示すGUIは、ToOn選択チェックボックス305に対応する自動調整情報を入力不可能にし、ToOff選択チェックボックス307に対応する自動調整情報を入力不可能にする。
また、本実施例において、図12に示すGUIは、ToOn選択チェックボックス305がチェック(選択)されている場合には、ToOn選択チェックボックス305に対応する自動調整情報を入力可能とする。この場合、図12に示すGUIは、Common選択チェックボックス303に対応する自動調整情報を入力不可能にする。また、この場合は、ToOff選択チェックボックス307に対応する自動調整情報を、入力不可能にしても良いし、入力可能にしても良い。
また、本実施例において、図12に示すGUIは、ToOff選択チェックボックス307がチェック(選択)されている場合には、ToOff選択チェックボックス307に対応する自動調整情報を入力可能とする。
この場合、図12に示すGUIは、Common選択チェックボックス303に対応する自動調整情報を入力不可能にする。また、この場合は、ToOn選択チェックボックス305に対応する自動調整情報を、入力不可能にしても良いし。入力可能にしても良い。
なお、本実施例における、IrCutFilterAutoAdjustmentフィールドとは、例えば、Autoモードでのみ用いられる、赤外線遮断フィルタの切り換えタイミングを調整するためのオプショナルなパラメータであると言える。
また、本実施例における、BoundaryTypeは、例えば、上述した焦点移動の補正パラメータがどの境界で用いられるのかを特定する。ここで、特定される境界とは、例えば、赤外線遮断フィルタを自動で切り換えるための境界である。
ここで、BoundaryTypeの値「Common」は、赤外線遮断フィルタを有効に自動で切り替える場合の境界のみならず、赤外線遮断フィルタを無効に自動で切り替える場合の境界にも、これらパラメータが用いられることを意味する。
また、BoundaryTypeの値ToOn及びToOffの夫々は、赤外線遮断フィルタを有効に自動で切り替えるための境界、および赤外線遮断フィルタを無効に自動で切り替えるための境界のうち一方に、これらパラメータが用いられることを意味する。
また、本実施例のクライアント装置は、上記ONVIF規格のNetwork Video Receiver(以下NVRと称する場合がある)として動作する。つまり、本実施例のクライアント装置は、ONVIF仕様に従ってデータを送受信することができる。
なお、本実施例では、例えば、図7で、BoundaryTypeフィールドの値が「Common」のGetOptionsResponseを受信した場合には、図12のGUIを表示部422に表示させるようにクライアント装置を構成しても良い。
そして、本実施例では、例えば、図12に示すGUIが表示された状態で、設定ボタン325が押下された場合には、図7において、SetImagingSettingsコマンドを送信するように構成しても良い。
また、本実施形態における撮像装置に対してステッピングモーターなどの動力源を追加し、追加した動力源により、撮像光学系2がパン方向またはチルト方向に回転するように構成しても良い。さらに、本実施形態における撮像装置に対し、半球形状に形成されたドームカバーを追加しても良い。このドームカバーは、透明性を有し、半球形状に形成される。さらに、このドームカバーは、撮像光学系2を覆う。
なお、上述したように、本実施例の動作情報は、撮像光学系2の光路にIRCF4を挿入する場合であるのか、撮像光学系2の光路からIRCF4を抜去する場合であるのか、当該挿入および当該抜去の両方共通の場合のいずれであるのかを示す。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
2 撮像光学系
4 赤外線遮断フィルタ(IRCF)
6 撮像素子
14 通信回路
24 IRCF駆動回路

Claims (15)

  1. 外部のクライアント装置とネットワークを介して通信する撮像装置であって、
    撮像光学系と、
    前記撮像光学系により結像された被写体の像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像光学系の光路に赤外線遮断フィルタを挿脱する挿脱手段と、
    前記撮像光学系のピント位置のズレを補正するピント位置補正手段と、
    前記撮像光学系の光路に対する前記赤外線遮断フィルタの挿脱に関する命令を、前記外部のクライアント装置から前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された命令に付加情報が含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により付加情報が含まれると判定された場合に、当該付加情報を前記命令から分離するための分離手段と、
    を具備し、
    前記ピント位置補正手段は、前記挿脱手段により赤外線遮断フィルタが挿脱された際に、
    前記分離手段により分離された付加情報に基づいて前記撮像光学系に含まれる光学素子を駆動することにより、前記ピント位置のズレを補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記付加情報は、前記撮像光学系に含まれる光学素子の位置を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記付加情報は、前記撮像光学系の光学素子についての現在位置に対する距離情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記付加情報は、前記撮像光学系の光学素子についての移動速度情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記付加情報は、実数情報であるとともに符号により方向を示す情報であることを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記付加情報は、オートフォーカス動作を一時的に行わせるための情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記オートフォーカス動作を一時的に行わせるための情報は、当該オートフォーカス動作の継続時間を含むことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記光学素子は、前記撮像光学系のフォーカスレンズ群であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記ピント位置補正手段は、前記撮像光学系のズームレンズ群またはバリエータレンズ群を移動させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記ピント位置補正手段は、前記撮像光学系のフォーカスレンズ群とズームレンズ群またはバリエータレンズ群とをともに移動させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記ピント位置補正手段は、前記撮像光学系のフォーカスレンズとコンペンセータレンズとを兼用したレンズ群を移動させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記ピント位置補正手段は、前記撮像光学系のフォーカスレンズとコンペンセータレンズとを兼用したレンズ群とズームレンズ群またはバリエータレンズ群とをともに移動させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記ピント位置補正手段は、前記撮像光学系のフォーカスレンズ群を移動させるように制御することを特徴とする請求項1項乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 外部のクライアント装置にネットワークを介して接続される撮像装置であって、
    撮像光学系と、
    前記撮像光学系を駆動する駆動手段と、
    前記撮像光学系により結像された被写体の像を撮像する撮像手段と、
    赤外線を遮断する赤外線遮断フィルタと、
    前記撮像光学系の光路に対して前記赤外線遮断フィルタを挿脱する挿脱手段と、
    前記駆動手段および前記挿脱手段を自動で制御する制御手段と、
    前記挿脱手段により赤外線遮断フィルタが挿脱されることで生じる合焦位置のズレを補正するための合焦調整情報を、前記外部のクライアント装置から前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記合焦調整情報に関する挿脱指定情報を、前記外部のクライアントに前記ネットワークを介して送信する送信手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記合焦調整情報を用いて前記駆動手段を制御し、
    前記送信手段により送信される挿脱指定情報は、前記制御手段により合焦調整情報が用いられるのは、前記赤外線遮断フィルタを前記光路から抜去する場合であるのか、それとも前記赤外線遮断フィルタを前記光路に挿入する場合であるのかを示すことを特徴とする撮像装置。
  15. 撮像光学系と前記撮像光学系を駆動する駆動部と前記撮像光学系により結像された被写体の像を撮像する撮像部と赤外線を遮断する赤外線遮断フィルタと前記撮像光学系の光路に対して前記赤外線遮断フィルタを挿脱する挿脱部と前記駆動部および前記挿脱部を自動で制御する制御部とを有し、外部のクライアント装置にネットワークを介して接続される撮像装置の制御方法であって、
    前記駆動部および前記挿脱を自動で制御する制御ステップと、
    前記挿脱部により赤外線遮断フィルタが挿脱されることで生じる合焦位置のズレを補正するための合焦調整情報を、前記外部のクライアント装置から前記ネットワークを介して受信する受信ステップと、
    前記合焦調整情報に関する挿脱指定情報を、前記外部のクライアントに前記ネットワークを介して送信する送信ステップと、
    を備え、
    前記制御ステップにて、前記合焦調整情報を用いて前記駆動部を制御し、
    前記送信ステップにて送信される挿脱指定情報は、前記制御部により合焦調整情報が用いられるのは、前記赤外線遮断フィルタを前記光路から抜去する場合であるのか、それとも前記赤外線遮断フィルタを前記光路に挿入する場合であるのかを示すことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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