JP6156783B2 - 空気流通式マット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば椅子等の着座装置に対するマットとして用いられる、空気を流通させることにより人体を冷却する空気流通式マットに関するものである。
近年、空気を流通させることにより人体から出た汗を蒸発させる空気流通式マットが実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。この空気流通式マットは、スペーサと、袋状体と、送風手段とを備えており、椅子等の着座装置に載せて使用される。また、空気流通式マットは野球のホームベースのような形状に形成されている。スペーサは空気流通式マットの内部に空気が流通する風路を確保するためのものであり、略正方形状のスペーサ本体部と、略台形状のスペーサ延長部とを有する。袋状体はスペーサを覆うものであり、スペーサ本体部を収納する袋本体部と、その袋本体部に連なり、スペーサ延長部を収納する袋延長部とを有する。ここで、空気流通式マットを使用する際、使用者は袋本体部の上に着座することになる。送風手段はスペーサで確保された風路内に空気の流れを発生させるためのものである。この送風手段は袋状体の袋延長部に取り付けられる。
国際公開第2004/012564号パンフレット
従来の空気流通式マットでは、送風手段を駆動するための電源として電池を格納した電源装置を使用する場合、電源装置は送風手段に近い箇所、具体的にはスペーサ延長部に設けられていた。このため、従来の空気流通式マットを椅子に使用する場合、スペーサ延長部は椅子から垂れ下がり、ここに重い電源装置が取り付けられている。したがって、その電源装置の重さで空気流通式マット自体が下にズレ落ちてしまうので、これを防止するために空気流通式マット自体を椅子にくくりつけるなどの更なる手段が必要となり、構造が複雑になってコストが嵩むと共に利便性を害するという問題もあった。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、簡易な構成でズレ落ちを防止することができると共に使い勝手の向上を図ることができ、更に安価に製造できる着座装置用の空気流通式マットを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための本発明は、着座装置の上に敷いて使用される空気流通式マットであって、下シート及び空気が漏れにくく透湿性を有する上シートにより袋状に作成された、下シート又は上シートの所定の端部に形成された開口部を有する袋状体と、開口部に取り付けられた、空気を強制的に外部から吸入又は外部に排出することにより空気を袋状体の内部に流通させるための送風手段と、袋状体の内部において空気が流通する風路を確保するためスペーサと、袋状体の中央部に対して送風手段と略反対側に位置する袋状体の所定の端部に設けられた、風路内を流通する空気を外部に放出する又は外部の空気を風路内に取り込むための空気流通部と、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサの所定の端部に連なるように設けられた、送風手段に電力を供給するための電源手段としての一又は複数の電池を収納するための電池収納部と、を具備することを特徴とするものである。
本発明の空気流通式マットでは、電池を収納するための電池収納部を、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサの所定の端部に連なるように設けたことにより、この空気流通式マットを椅子等の着座装置に対して使用する場合、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置することができるので、電池収納部に電池を収納しても、その電池の重さで空気流通式マットが着座装置からズレ落ちてしまうということはない。このように本発明では、ズレ落ちの問題を簡単な構成で解決することができる。また、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置すると、電池の重みが着座装置の着座面にかかり、着座装置の着座面と空気流通式マットの密着度がさらに改善されて、空気流通式マットの安定性が増加するので、その使い勝手が向上する。
また、本発明の空気流通式マットにおいては、スペーサとして、プラスチック製のものであって、複数の凸部と、隣り合う凸部を連結する可撓性のある複数の可撓連結部とを備えるものを用いることが望ましい。ここで、凸部は、枠状部と、一端が枠状部から起立するように形成された四つの柱部、二つの壁部、若しくは二つの柱部及び一つの壁部からなる起立部と、起立部の他端を連結する起立連結部とを有する。このようなスペーサは空気抵抗がきわめて小さい構造になっているので、かかるスペーサを用いた空気流通式マットでは、空気をスペーサ内に流通させる送風手段の消費電力を大幅に低減することができる。特に、電源手段として乾電池を用いた場合には、その乾電池を長時間使用することができる。更に、隣り合う凸部が可撓性のある可撓連結部により連結されているため、本発明の空気流通式マットは柔軟性に富んでいる。このため、例えば、枠状部が形成されている側を内側にして本発明の空気流通式マットを折り畳んだり、或いは、電池収納部が形成されたスペーサの端部を芯とし、枠状部が形成されている側を内側にして本発明の空気流通式マットを丸めたりすることができる。したがって、本発明の空気流通式マットは、持ち運んでいろいろな着座装置に使用することができる。
更に、本発明の空気流通式マットにおいては、スペーサと電池収納部とがプラスチックの射出成型により一体的に作製されていることが望ましい。これにより、電池収納部とスペーサとを別個に作製する必要なくなり、製造コストの低下を図ることができる。
本発明の空気流通式マットでは、電池を収納するための電池収納部を、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサの所定の端部に連なるように設けたことにより、この空気流通式マットを椅子等の着座装置に対して使用する場合、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置することができるので、電池収納部に電池を収納しても、その電池の重さで空気流通式マットが着座装置からズレ落ちてしまうということはない。また、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置すると、電池の重みが着座装置の着座面にかかり、着座装置の着座面と空気流通式マットの密着度がさらに改善されて、空気流通式マットの安定性が増加するので、その使い勝手が向上する。
図1は本発明の第一実施形態である空気流通式マットの概略斜視図である。 図2はその空気流通式マットの使用状態を説明するための図である。 図3(a)はその空気流通式マットにおける袋状体の概略平面図、図3(b)はその空気流通式マットにおけるスペーサの概略平面図である。 図4はその空気流通式マットに用いられる各電気部品を接続して得られる電力供給回路の概略図である。 図5はその空気流通式マットにおけるスペーサの各部の位置関係を説明するための概略裏面図である。 図6は各電気部品が取り付けられたスペーサの概略裏面図である。 図7(a)は通常凸部を有するスペーサの概略部分斜視図、図7(b)は耐圧凸部を有するスペーサの概略部分斜視図である。 図8は通常凸部と耐圧凸部の両方を有するスペーサにおいて通常凸部を形成する部分と耐圧凸部を形成する部分との位置関係を説明するための図である。 図9はスペーサの裏面側から見たときの電池収納部の概略斜視図である。 図10(a)は電池収納部の概略側面図、図10(b)はスペーサの裏面側から見たときの電池収納部の概略図、図10(c)は電池収納部のA−A矢視方向概略断面図、図10(d)は電池収納部のB−B矢視方向概略断面図である。 図11(a)は第二実施形態の空気流通式マットの概略平面図、図11(b)はその空気流通式マットのスペーサの概略平面図、図11(c)はその空気流通式マットにおける空気の流れを説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態である空気流通式マットの概略斜視図、図2はその空気流通式マットの使用状態を説明するための図である。図3(a)はその空気流通式マットにおける袋状体の概略平面図、図3(b)はその空気流通式マットにおけるスペーサの概略平面図である。また、図4はその空気流通式マットに用いられる各電気部品を接続して得られる電力供給回路の概略図、図5はその空気流通式マットにおけるスペーサの各部の位置関係を説明するための概略裏面図、図6は各電気部品が取り付けられたスペーサの概略裏面図である。
第一実施形態の空気流通式マットは、着座装置の上に敷いて使用されるものであり、図1乃至図6に示すように、袋状体10と、スペーサ20と、空気流通部30と、送風手段40と、電源手段としての複数の電池(不図示)と、電池収納部60と、着座スイッチ手段70と、着座スイッチ取付部80と、制御基板90と、制御基板収納部110と、ケーブル120と、複数のケーブル留め130と、二つの正電極140と、二つの負電極150と、コネクタ160とを備える。第一実施形態では、着座装置として椅子を用い、空気流通式マットを椅子用のマットとして使用する場合について説明する。
袋状体10は、スペーサ20を覆うものであり、図1及び図3(a)に示すように、臀部(人体)が接する部分である袋本体部11と、その袋本体部11に連なる袋延長部12とを有する。袋状体10を正面側から見ると、袋本体部11は略正方形状に、袋延長部12は略台形状に形成されており、したがって袋状体10は全体として野球で使用されるホームベースのような形状をしている。この袋状体10は、上シート100aと下シート100bとを袋状に縫合することにより作成される。上シート100aには、空気が漏れにくく且つ透湿性を有する素材が用いられ、一方、下シート100bには、空気が漏れにくい素材が用いられる。空気流通式マットの使用時には、袋本体部11が椅子の着座面に配置される。
袋延長部12には、図3(a)に示すように、送風手段40を取り付けるための開口部15が形成されている。この開口部15は上シート100a及び下シート100bのいずれかに形成することができるが、第一実施形態では、開口部15を上シート100aの下端部に形成している。また、開口部15の近傍を除く袋状体10の所定の端部には、電池を電池収納部60から出し入れするための開口部16が形成されている。具体的に、第一実施形態では、この開口部16を、袋状体10の中央部に対して開口部15と略反対側に位置する袋本体部11の左端部に形成している。そして、袋状体10の中央部に対して開口部15と略反対側に位置する袋本体部11の右端部には、空気流通部30が形成されている。
スペーサ20は、袋状体10の内部において空気が流通する風路を確保するためのものである。このスペーサ20としてはプラスチック製のものを用いる。スペーサ20は、図3(b)に示すように、略正方形状のスペーサ本体部21と、略台形状のスペーサ延長部22とを有する。ここで、スペーサ本体部21の左側の上端部は切り欠かれており、電池収納部60及び制御基板収納部110がその切り欠かれた部分のスペーサ本体部21に連なるように設けられている。スペーサ20を袋状体10に入れる場合、スペーサ本体部21、電池収納部60及び制御基板収納部110は袋本体部11に収納され、スペーサ延長部22は袋延長部12に収納される。
尚、空気流通式マットでは、送風手段40が外部の空気を袋状体10内に取り込むので、袋延長部12の内部の圧力は陽圧になる。このため、風路を確保するためのスペーサ20は、図2に示すように袋状部10内において送風手段40(開口部15)の付近まで配置されていればよい。
第一実施形態では、スペーサ20として空気抵抗がきわめて小さい構造のものを用いている。いま、スペーサ20の構造について説明する。図7(a)は通常凸部を有するスペーサの概略部分斜視図、図7(b)は耐圧凸部を有するスペーサの概略部分斜視図、図8は通常凸部と耐圧凸部の両方を有するスペーサにおいて通常凸部を形成する部分と耐圧凸部を形成する部分との位置関係を説明するための図である。
図7(a)に示すスペーサは、複数の通常凸部210Aと、複数の可撓連結部220とを備える。可撓連結部220は隣り合う通常凸部210Aを連結するものであり、可撓性を有する。通常凸部210Aは、枠状部211と、一端が枠状部211に連なり枠状部211から起立するように形成された起立部である四つの柱部212と、その四つの柱部212の他端を連結する起立連結部213とを有する。この通常凸部210Aには、人体の重みが加わっても潰れないような強度を持たせている。通常凸部210Aでは、起立部が四つの柱部212からなるため、どの方向に流れる空気に対しても空気抵抗が小さい。また、可撓連結部220が可撓性を有するため、このスペーサは柔軟性を有し、枠状部211が形成されている側を内側にして折り畳んだり、丸めたりすることができる。一方、図7(b)に示すスペーサは、複数の耐圧凸部210Bと、複数の可撓連結部220とを備える。可撓連結部220は隣り合う耐圧凸部210Bを連結するものであり、可撓性を有する。耐圧凸部210Bが通常凸部210Aと異なる点は、起立部を、四つの柱部の代わりに、一端が枠状部211から起立するように形成された二つの壁部214から構成している点である。その点を除けば、耐圧凸部210Bの構造は通常凸部210Aの構造と同じである。このように耐圧凸部210Bは、二つの壁部214を有することにより、通常凸部210Aに比べて、耐圧性に優れている。また、耐圧凸部210Bは、壁部と略平行な方向に対する空気の抵抗は小さいが、壁部214と略垂直な方向に対する空気の抵抗はあまり小さくない。このため、耐圧凸部210Bを有するスペーサを使用する場合、壁部214の面が空気の流通する方向と略平行になるようにスペーサを配置する必要がある。かかるスペーサの構造については、例えば特許第4067034号公報に記載されている。このため、このスペーサについての詳細な説明を省略する。
第一実施形態では、スペーサ20として、通常凸部210Aと耐圧凸部210Bとの両方を有するものを用いている。具体的に、図8に示すように、スペーサ本体部21のうち、大きな圧力がかかる部分である中央部等に耐圧凸部210Bを形成し、圧力があまりかからない部分である上端部及び下端中央部に通常凸部210Aを形成している。このようにスペーサ本体部21には、通常凸部210Aと耐圧凸部210Bとが併用されている。また、スペーサ延長部22には通常凸部210Aを形成している。ここで、図8では、耐圧凸部210Bを形成する部分を斜線で示し、通常凸部210Aを形成する部分を白地で示している。尚、スペーサ20では、枠状部211が形成されている側が臀部(人体)と当接する側となり、起立連結部213が形成されている側が椅子と当接する側となる。本実施形態では、スペーサ20についてその「正面」とは使用時に使用者の臀部が当接する側の面をいい、その「裏面」とは使用時に椅子と当接する側の面をいう。
また、スペーサ20には、図5に示すように、スペーサ本体部21の所定の箇所に、複数の電池を収納するための電池収納部60、着座スイッチ手段70を取り付けるための着座スイッチ取付部80、制御基板90を収納するための制御基板収納部110、複数のケーブル留め130が設けられている。第一実施形態では、スペーサ本体部21、スペーサ延長部22、電池収納部60、着座スイッチ取付部80、制御基板収納部110及びケーブル留め130を、プラスチックの射出成型により一体的に作製している。ここで、電池収納部60は、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサ20の所定の端部に連なるように設けられる。図5の例では、スペーサ本体部21をその右側の上端部が切り欠かれた形状に形成し、電池収納部60をその切り欠かれた部分のスペーサ本体部21に連なるように設けている。したがって、電池収納部60と送風手段40とは離れて配置される。
送風手段40は、外部の空気を強制的に吸入することにより空気を袋状体10の内部に流通させるものである。ここで、送風手段40を開口部15に取り付ける方法としては、送風手段40の二つの部品により開口部15の周囲に位置する袋状体10の端部を挟み込む方法や、開口部15の周囲に位置する袋状体10の端部と送風手段40の所定の部分とに設けた面状ファスナーを用いる方法等がある。また、上述したように、本実施形態で使用するスペーサ20では空気の抵抗が小さいので、送風手段40として静圧の低いプロペラファンを用いることができる。
空気流通部30は、袋状体10の内部を流通する空気を外部に放出するためのものである。この空気流通部30は、空気を袋状体10の全体に流通させるために、図3(a)に示すように、袋状体10の中央部に対して送風手段40と略反対側に位置する袋本体部11の右端部に設けられている。
電源手段としての複数の電池は、送風手段40に電力を供給するものである。ここでは、電源手段として単3電池を四本用いる。具体的に、四本の電池は二本ずつ二組に分けられ、各組の二本の電池が直列に接続されると共に各組の電池は並列に接続される。各電池は、スペーサ20の正面側から電池収納部60に入れられる。このため、電池収納部60に対応する上シート100aの部分には開口部16が形成されている。
電源手段から送風手段40に電力を供給するための電力供給回路は、図4に示すように、着座スイッチ手段70、制御基板90、正電極140,140、負電極150,150及びコネクタ160の各電気部品から構成される。着座スイッチ手段70は、使用者が着座したときに電力供給回路をオン状態にするものである。制御基板90には、流量設定スイッチ91と、電力供給回路のメインスイッチ92とが搭載されている。使用者が流量設定スイッチ91を操作すると、制御基板90はその流量設定スイッチ91によって設定された流量の空気がスペーサ20内の空間を流通するように、送風手段40に供給する電力の量を制御する。正電極140及び負電極150は電池と接続される電極である。ここで、正電極140としては弾性を有しない面状電極を用い、負電極150としてはスプリング等を使用した弾性電極を用いている。コネクタ160は、電力供給回路を送風手段40に接続するためのものである。これら電気部品の間を複数のケーブル120で接続することにより、電力供給回路が得られる。この電力供給回路は、図6に示すように、スペーサ20に取り付けられる。ここで、複数のケーブル120はケーブル留め130により固定される。このように、電池の電力は、負電極150、正電極140、制御基板90、着座スイッチ手段70、コネクタ160を介して送風手段40に供給される。
第一実施形態では、使用者が着座したときに電力供給回路をオン状態にする着座スイッチ手段70を空気流通式マットに組み込んだことにより、電力供給回路のメインスイッチ92を入れた状態でも、使用者が空気流通式マットに座っていなければ、電力供給回路はオフ状態になるので、特に、電源手段として電池を用いた場合にスイッチの消し忘れによる電池の無駄な消耗を防止することができる。また、上述したように、電気部品取付部、すなわち、電池収納部60、着座スイッチ取付部80、制御基板収納部110及び複数のケーブル留め130をスペーサ20と一体的に形成しているので、電力供給回路の各電気部品をスペーサ20に直接取り付けることができる。
次に、電池収納部60について説明する。図9はスペーサ20の裏面側から見たときの電池収納部60の概略斜視図、図10(a)は電池収納部60の概略側面図、図10(b)はスペーサ20の裏面側から見たときの電池収納部60の概略図、図10(c)は電池収納部60のA−A矢視方向概略断面図、図10(d)は電池収納部60のB−B矢視方向概略断面図である。上述したように、電池収納部60は、スペーサ本体部21及びスペーサ延長部22とともにプラスチックの射出成型により一体的に作製される。
電池収納部60は、図9及び図10(b)に示すように、制御基板収納部110に隣接して設けられている。この電池収納部60は、二つの収納室61,61から構成される。各収納室61には単3電池が直列に二本収納され、したがって、電池収納部60には合計四本の単3電池が収納される。
また、図10(b)に示すように、電池収納部60を中央で左右二つの部分に分けたときの右側の部分は、電池の出し入れを行うと共に電池を収納する電池出入部610となり、その左側の部分は、電池出入部610から入れられた電池を格納する電池格納部620となる。
電池出入部610は、図9及び図10に示すように、電池Vを両側から挟み込むための三つの第一側板611と、各第一側板611を下側から連結する三つの下板612と、各第一側板611の右端を連結する第二側板613とを有する。各第一側板611における複数の所定部分は弾性を有する弾性部611aとなっており、下板612と反対側にある各弾性部611aの端部には、電池を保持するための突起部616が形成されている。具体的に、各弾性部611aは細長い長方形状に形成され、その長方形の一つの短辺だけが第一側板611と連なっている。そして、各突起部616は、図10(b)に示すように、電池出入部610を下板612の側から見たときに下板612と重なり合わない位置に形成されている。これは、突起部616と下板612とを射出成型により作製することを可能にするためである。また、第二側板613における各収納室61に対応する箇所には正電極140(不図示)が取り付けられる。電池は、各弾性部611aの弾性を利用して、下板612と反対の側から、すなわち、電池収納部60の正面側から、隣り合う第一側板611の間に挿入される。ここで、各第一側板611に突起部616を設けたことにより、その挿入された電池は突起部616に保持され、電池出入部610から抜け落ちてしまうことはない。
電池格納部620は、図9及び図10に示すように、電池Vを両側から挟みこむための三つの第一側板621と、各第一側板621を下側から連結する三つの下板622と、各第一側板621の左端を連結する第三側板623と、各第一側板621を上側から連結する三つの上板624とを有する。ここで、第一側板621は電池出入部610の第一側板611に連なり、第一側板621と第一側板611とは一体となっている。各上板624は、図10(b)に示すように、電池収納部620を下板622の側から見たときに、どの下板622とも重なり合わない位置に配置されている。これは、下板622と上板624とを射出成型により作製することを可能にするためである。また、第三側板623における各収納室61に対応する箇所には負電極150(不図示)が取り付けられる。
電池収納部60はこのように構成されているので、各突起部616が形成された部分の有する弾性を利用して、電池を電池出入部610から電池収納部60に容易に収納することができる。また、各突起部616が形成された部分の有する弾性を利用して、電池収納部60に収納された電池を電池出入部610から容易に取り出すことができる。
尚、第一実施形態では、電池収納部に四本の電池を収納する場合について説明しているが、一般に、電池収納部に収納する電池の数は四本に限らず、例えば二本、三本等であってもよい。特に、用途によっては、電池収納部に一本の電池を収納するようにしてもよい。この場合、電池収納部には、電池出入部のみがあればよく、電池格納部は不要である。
また、第一実施形態では、上述したように電池収納部をスペーサと一体成型している。これは経済的な観点から好ましい。しかし、電池の交換のやりやすさ等を重視する場合等には、電池収納部を単体で作製し、その後、電池収納部をスペーサに取り付けるようにしてもよい。
第一実施形態の空気流通式マットを椅子用のマットとして使用する場合には、上シート100aが上方を向いた状態で袋本体部11を椅子の座部の上に載置し、袋延長部12を椅子の縁から垂れ下がるようにする。そして、使用者は、臀部が袋本体部11に接するように空気流通式マットに座る。これにより、着座スイッチ手段70が電力供給回路を自動的にオン状態にして、送風手段40が駆動することになる。
第一実施形態の空気流通式マットでは、電池を収納するための電池収納部を、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサの所定の端部に連なるように設けたことにより、この空気流通式マットを椅子に対して使用する場合、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置することができるので、電池収納部に電池を収納しても、その電池の重さで空気流通式マットが椅子からズレ落ちてしまうということはない。また、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置すると、電池の重みが椅子の着座面にかかり、椅子の着座面と空気流通式マットの密着度がさらに改善されて、空気流通式マットの安定性が増加するので、その使い勝手が向上する。
また、第一実施形態の空気流通式マットでは、スペーサとして空気抵抗がきわめて小さい構造のものを用いたことにより、空気をスペーサ内に流通させる送風手段の消費電力を大幅に低減することができる。特に、電源手段として乾電池を用いた場合には、その乾電池を長時間使用することができる。
更に、第一実施形態の空気流通式マットは、スペーサとして隣り合う凸部が可撓性のある可撓連結部により連結されている構造のものを用いたことにより、柔軟性に富んでいる。このため、例えば、枠状部が形成されている側を内側にして第一実施形態の空気流通式マットを折り畳んだり、或いは、電池収納部が形成されたスペーサの端部を芯とし、枠状部が形成されている側を内側にして第一実施形態の空気流通式マットを丸めたりすることができる。したがって、第一実施形態の空気流通式マットは、持ち運んでいろいろな着座装置に使用することができる。
また、第一実施形態の空気流通式マットでは、スペーサ本体部、スペーサ延長部、電池収納部、着座スイッチ取付部、制御基板収納部及びケーブル留めを、プラスチックの射出成型により一体的に作製することにより、電池収納部等とスペーサとを別個に作製する必要なくなり、製造コストの大幅な削減を図ることができる。
更に、第一実施形態の空気流通式マットは、使用者が着座したときに電源手段から送風手段に電力を供給する回路をオン状態にする着座スイッチ手段を備えることにより、空気流通式マットの使用時に使用者が空気流通式マットに着座するだけで、送風手段を自動的に作動させることができるので、この空気流通式マットは使用者にとってとても使い勝手がよい。
尚、電池収納部は電池を収納するものであるので、一般に、この電池収納部は風路本体部によりも厚くなる。しかしながら、電池収納部が連なるように設けられたスペーサの後端部は、通常、人が椅子に深く座った場合でも、臀部が触れることはあまりない。このため、電池収納部の厚みがスペーサの厚みより若干厚くても使用上の違和感は生じない。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態である空気流通式マットについて説明する。図11(a)は第二実施形態の空気流通式マットの概略平面図、図11(b)はその空気流通式マットのスペーサの概略平面図、図11(c)はその空気流通式マットにおける空気の流れを説明するための図である。尚、第二実施形態において、上述した第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
第一実施形態の空気流通式マットは、図11に示すように、袋状体10aと、スペーサ20aと、空気流通部30aと、送風手段40と、電源手段としての複数の電池(不図示)と、電池収納部60と、着座スイッチ手段70と、着座スイッチ取付部80と、制御基板90と、制御基板収納部110と、ケーブル120と、複数のケーブル留め130と、二つの正電極140と、二つの負電極150と、コネクタ160とを備える。ここで、着座スイッチ手段70、着座スイッチ取付部80、制御基板90、ケーブル120、複数のケーブル留め130、二つの正電極140、二つの負電極150、コネクタ160は図11に示されていないが、これら各部としては第一実施形態と同じものが用いられる。
袋状体10aは、スペーサ20aを覆うものであり、上シート100aと下シート100bとを袋状に縫合することにより作成される。上シート100aには、空気が漏れにくく且つ透湿性を有する素材が用いられ、一方、下シート100bには、空気が漏れにくい素材が用いられる。スペーサ20aとしては、通常凸部210Aと耐圧凸部210Bとの両方を有するものを用いている。スペーサ20a、電池収納部60、着座スイッチ取付部80、制御基板収納部110及びケーブル留め130は、プラスチックの射出成型により一体的に作製されている。
第二実施形態の空気流通式マットが第一実施形態の空気流通式マットと異なる主な点は、袋状体10aはその外形形状が略正方形であるように形成されている点、送風手段40を取り付けるための開口部15が袋状体10aの所定の角部に形成されている点である。
具体的に、第二実施形態では、図11(a)に示すように、袋状体10aの外形形状が略正方形であり、開口部15が袋状体10aの右上の角部に設けられている。このため、スペーサ20aとしては、図11(b)に示すように、その外形形状が略正方形であって右上の角部が切り欠かれているものを用いている。これにより、袋状体10aの開口部15に取り付けられた送風手段40を、スペーサ20aの右上の角部において切り欠かれた箇所に収めることができる。ここで、スペーサ20aの上側の角部は、通常、人が椅子等に深く座った場合でも、臀部が触れることはあまりない。このため、送風手段40の厚みがスペーサ20aの厚みより厚くても、使用上の違和感はあまり生じない。尚、送風手段40の厚みがあまり厚くない場合には、送風手段40の取り付け位置に対応するスペーサ20aの箇所を切り欠く必要は必ずしもなく、スペーサ20aの当該箇所を切り欠く代わりに、スペーサ20aの当該箇所に、送風手段40を安定的に取り付けるための工夫を施すようにしてもよい。
また、電池収納部60は、第一実施形態と同様に、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサ20aの所定の端部に連なるように設けられている。すなわち、第二実施形態では、電池収納部60は、開口部15が形成された袋状体10aの角部と異なる角部においてスペーサ20aに連なるように設けられている。具体的に、図11(b)の例では、スペーサ20aをその左上の角部が切り欠かれた形状に形成し、電池収納部60をその切り欠かれた部分のスペーサ20aに連なるように設けている。したがって、電池収納部60と送風手段40とは離れて配置されている。更に、空気流通路30aは、第一実施形態と同様に、袋状体10aの中央部に対して開口部15と略反対側に位置する袋本体部11の所定の端部に設けられている。具体的に、空気流通路30aは、袋状体10aの左下の角部の側面に設けられている。
第二実施形態では、送風手段40は、袋状体10aの左下の角部の側面に設けられた空気流通部30aから外部の空気をスペーサ20a内に取り込み、その取り込んだ空気を送風手段40から強制的に外部に排出するように、プロペラを回転する。このため、使用者が第二実施形態の空気流通式マットを使用すると、図11(c)に示すように、外部の空気が空気流通部30aからスペーサ20a内に取り込まれた後、斜め上方向に流通し、送風手段40から排出される。ここで、スペーサ20aの耐圧凸部210Bは、二つの壁部の面が空気の流通する方向と略平行になるように配置することが望ましい。
第二実施形態の空気流通式マットは、上記第一実施形態の空気流通式マットと同様の作用・効果を奏する。特に、第二実施形態では、送風手段をスペーサの所定の角部に配置したことにより、袋状体の袋延長部及びスペーサのスペーサ延長部を設ける必要がないので、袋延長部が着座装置の着座面から垂れ下がることによる外観上の違和感をなくすことができる。しかも、スペーサのスペーサ延長部を設ける必要がないので、その分だけ製造コストを引き下げることが可能になる。
尚、第二実施形態においては、袋状体及びスペーサの四つの角部が略直角になっている場合について説明したが、当該四つの角部を、デザインや機能性を考慮した所望の形状に形成するようにしてもよい。また、空気流通式マットは、臀部の蒸れを防止することを目的とするものであるので、空気流通部を、送風手段の近傍を除き、袋状体の所望の各箇所に分散して設けるようにしてもよい。これにより、空気流通式マットの所望の部位に必要量の空気を流通させることができるようになる。
[他の実施形態]
尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
上記の各実施形態では、袋状体の下シートとして、空気が漏れにくい素材を用いた場合について説明したが、着座装置の着座面がそれ自体、空気漏れの少ない構造になっている場合には、下シートとして必ずしも空気が漏れにくい素材を用いる必要はない。下シートとして空気が漏れやすい素材を用いたとしても、下シートが着座装置の着座面と接しているため、結果的に空気が下シートの側から外に漏れてしまうことはないからである。但し、この場合であっても、第一実施形態では、着座装置の着座面と接しない袋延長部には下シートとして空気が漏れにくい素材を用いる必要がある。
また、上記の各実施形態では、スペーサとして、起立部が四つの柱部からなる通常凸部と起立部が二つの壁部からなる耐圧凸部との両方を有するものを用いた場合について説明したが、スペーサとしては、起立部が四つの柱部からなる通常凸部を有するもの、或いは起立部が二つの壁部からなる耐圧凸部を有するものを用いてもよい。更に、スペーサとしては、起立部が二つの柱部と一つの壁部とからなる凸部を有するものを用いるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態においては、消費電力が少なく低電圧で作動する、例えばラジオ等と同様に、制御基板等にジャックを設けておき、商用電源からの電力をACアダプタを用いてジャックから空気流通式マットに供給したり、或いは、自動車の車内等からの電力をシガーソケットやUSBケーブルを用いてジャックから空気流通式マットに供給したりすることは当然に可能である。
更に、上記の各実施形態では、本発明の空気流通式マットを椅子用のマットとして使用する場合について説明したが、本発明の空気流通式マットは、椅子用のマットに限らず、ソファー用のマット、自動車の座席用のマット等として利用することができる。また、本発明の空気流通式マットは、椅子、ソファー、自動車の座席等の着座装置の上に敷いて使用する場合に限らず、人が座ることができる物であればどのような物の上にも敷いて使用することができる。
以上説明したように、本発明の空気流通式マットでは、電池を収納するための電池収納部を、使用時に使用者の背部側に位置するスペーサの所定の端部に連なるように設けたことにより、この空気流通式マットを椅子等の着座装置に対して使用する場合、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置することができるので、電池収納部に電池を収納しても、その電池の重さで空気流通式マットが着座装置からズレ落ちてしまうということはない。また、電池収納部を使用者の後側に位置するように配置すると、電池の重みが着座装置の着座面にかかり、着座装置の着座面と空気流通式マットの密着度がさらに改善されて、空気流通式マットの安定性が増加するので、その使い勝手が向上する。したがって、本発明は、特に、椅子等の着座装置用のマットとして用いるのに好適である。
10,10a 袋状体
100a 上シート
100b 下シート
11 袋本体部
12 袋延長部
15 開口部
16 開口部
20,20a スペーサ
21 スペーサ本体部
22 スペーサ延長部
210A 通常凸部
210B 耐圧凸部
211 枠状部
212 柱部
213 起立連結部
214 壁部
220 可撓連結部
30,30a 空気流通部
40 送風手段
60 電池収納部
61 収納室
610 電池出入部
611 第一側板
611a 弾性部
612 下板
613 第二側板
616 突起部
620 電池格納部
621 第一側板
622 下板
623 第三側板
624 上板
70 着座スイッチ手段
80 着座スイッチ取付部
90 制御基板
91 流量設定スイッチ
92 メインスイッチ
110 制御基板収納部
120 ケーブル
130 ケーブル留め
140 正電極
150 負電極
160 コネクタ

Claims (10)

  1. 着座装置の上に敷いて使用される空気流通式マットであって、
    下シート及び空気が漏れにくく透湿性を有する上シートにより袋状に作成された、前記下シート又は前記上シートの所定の端部に形成された開口部を有する袋状体と、
    前記開口部に取り付けられた、空気を強制的に外部から吸入又は外部に排出することにより空気を前記袋状体の内部に流通させるための送風手段と、
    前記袋状体の内部において空気が流通する風路を確保するためスペーサと、
    前記袋状体の中央部に対して前記送風手段と略反対側に位置する前記袋状体の所定の端部に設けられた、前記風路内を流通する空気を外部に放出する又は外部の空気を前記風路内に取り込むための空気流通部と、
    使用時に使用者の背部側に位置する前記スペーサの所定の端部に連なるように設けられた、前記送風手段に電力を供給するための電源手段としての一又は複数の電池を収納するための電池収納部と、
    を具備することを特徴とする空気流通式マット。
  2. 前記スペーサはプラスチック製のものであり、複数の凸部と、隣り合う前記凸部を連結する可撓性のある複数の可撓連結部とを備え、前記凸部は、枠状部と、一端が前記枠状部から起立するように形成された四つの柱部、二つの壁部、若しくは二つの柱部及び一つの壁部からなる起立部と、前記起立部の他端を連結する起立連結部とを有するものであることを特徴とする請求項1記載の空気流通式マット。
  3. 前記着座装置の着座面に配置される前記スペーサの部位には、前記起立部が前記四つの柱部からなる前記凸部と前記起立部が前記二つの壁部からなる前記凸部とが併用されていることを特徴とする請求項2記載の空気流通式マット。
  4. 前記スペーサと前記電池収納部とはプラスチックの射出成型により一体的に作製されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の空気流通式マット。
  5. 前記袋状体は、前記着座装置の着座面に配置される袋本体部と、前記袋本体部に連なる袋延長部とを有しており、前記開口部は前記袋延長部に形成され、前記電池収納部は前記袋本体部に対応する前記スペーサの部位における所定の端部に連なるように設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の空気流通式マット。
  6. 前記袋状体はその外形形状が略正方形であるように形成されており、前記開口部は前記袋状体の所定の角部に形成され、前記電池収納部は前記開口部が形成された前記袋状体の角部と異なる角部において前記スペーサに連なるように設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の空気流通式マット。
  7. 前記電池収納部は、前記電池を両側から挟みこむための複数の側板と、前記複数の側板を下側から連結する複数の下板とを備え、前記各側板は、弾性を有する複数の弾性部と、前記各弾性部の上端部に形成された突起部とを有し、前記各突起部は前記電池収納部を下側から見たときに前記下板と重なり合わない位置に形成されており、前記各弾性部の弾性を利用して前記電池を上側から隣り合う前記側板の間に挿入し、且つ、その挿入された電池を前記突起部により保持することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の空気流通式マット。
  8. 前記電源手段から前記送風手段に電力を供給するための回路を構成するのに必要な各電気部品を取り付ける電気部品取付部が前記スペーサと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか一項記載の空気流通式マット。
  9. 前記枠状部が形成されている側を内側にして折り畳むこと、又は、前記電池収納部が形成された前記スペーサの端部を芯とし、前記枠状部が形成されている側を内側にして丸めることができるような柔軟性を有することを特徴とする請求項2又は3記載の空気流通式マット。
  10. 使用者が着座したときに前記電源手段から前記送風手段に電力を供給する回路をオン状態にする着座スイッチ手段を備え、前記着座スイッチ手段を取り付けるための着座スイッチ取付部が前記スペーサと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか一項記載の空気流通式マット。

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