JP6155505B2 - 害虫防除仕掛け具 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の基礎構造の表面に水平方向に横断して配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止する害虫防除仕掛け具に関するものである。
一般に害虫防除仕掛け具は、合成樹脂製のものと、金属製のものとがある。金属製のものには、例えば、成型品や金属加工製品がある。従来の金属製のものとして、例えば、特許文献1に記載の粉末防虫剤の効果助長器具がある。この効果助長器具は、建築基礎に設置する金属製の逆L型防虫散布スペースと、この上に付く外壁水切り兼防雨水切りとからなるものである。この器具の建築物への取り付けは、建築物の土台部分に釘を用いて逆L型防虫散布スペース及び外壁水切り兼防雨水切りの止めしろを固定することで行われる(たとえば特許文献1(段落番号0013、図1)参照)。
実用新案登録第3066253号公報
しかし、従来の効果助長器具では、逆L型防虫散布スペースと外壁水切り兼防雨水切りの双方の止めしろに釘を打ちつけて土台部分に固着することとなるため、施工がしづらい。また、釘を用いて固着しているため、その効果助長器具を容易に取り外すことができない。たとえばメンテナンスの場合に、効果助長器具を土台部分から容易に脱着することができず、メンテナンス性が悪いという問題点があった。
本発明の目的は、ムカデ等の害虫の通過を阻止することができるとともに、建築物の基礎構造の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性の良好な害虫防除仕掛け具を提供することにある。
本発明の請求項1記載の害虫防除仕掛け具は、建築物の基礎構造の表面に水平方向に横断して配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止する害虫防除仕掛け具であって、前記表面に当接される当接部と、この当接部に形成された下向き開口の平板収容部と、この平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記平板収容部に収容された平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成されている暗空間形成部と、前記平板収容部の下方で前記当接部に形成され前記収容状態の前記暗空間形成部の落下を防止する落下防止ストッパー部とを備えており、前記平板収容部と前記落下防止ストッパー部とに係止される前記平板部を平板状に形成するとともに前記平板収容部に前記下向き開口の下端部を延出形成して前記平板状の平板部の収容空間を有する下向き開口部を設け、前記平板状の平板部を前記下向き開口部に挿入して前記落下防止ストッパー部上に載置することで前記暗空間形成部が前記平板収容部に着脱自在に取着されるようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の害虫防除仕掛け具は、建築物の基礎構造の表面に水平方向に横断して複数配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止する害虫防除仕掛け具であって、前記表面に当接される第一の当接部と、この第一の当接部に形成された下向き開口の第一の平板収容部と、この第一の平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記第一の平板収容部に収容された第一の平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成された第一の暗空間形成部と、前記第一の平板収容部の下方で前記第一の当接部に形成され前記収容状態の前記第一の暗空間形成部の落下を防止する第一の落下防止ストッパー部とからなる第一の害虫防除仕掛け具と、前記表面に当接される第二の当接部と、この第二の当接部に形成された下向き開口の第二の平板収容部と、この第二の平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記第二の平板収容部に収容された第二の平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成された第二の暗空間形成部と、前記第二の平板収容部の下方で前記第二の当接部に形成され前記収容状態の前記第二の暗空間形成部の落下を防止する第二の落下防止ストッパー部とからなる第二の害虫防除仕掛け具と、前記第一の平板収容部及び前記第二の平板収容部に収容可能な平板連結部と、この平板連結部から連続して形成され前記第一の暗空間形成部及び前記第二の暗空間形成部間に架設される覆蓋架設部と、この覆蓋架設部の下端部に形成され前記平板連結部に向かうように折曲げ可能な折曲舌片部とからなる連結手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の害虫防除仕掛け具は、請求項1記載の害虫防除仕掛け具において、入り隅角部に沿うように横断面略く字状に形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の平板収容部に収容可能な入り隅上部連結部と、この入り隅上部連結部から連続形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の暗空間形成部間に架設される入り隅覆蓋部とを備えていることを特徴とする。
ここで、隅角部には、入り隅角部と出隅角部とがある。入り隅角部は、建築物の基礎構造の表面が屋外に対して内に折れている。出隅角部は、建築物の基礎構造の表面が屋外に対して外に折れている。入り隅角部に適用する場合には、1枚の剛板を切断及び折曲げ加工で製作可能である。さらに入り隅覆蓋部の下端部が入り隅上部連結部に向かうように形成された入り隅かえし部を備えていてもよい。また、入り隅覆蓋部を、入り隅上部連結部の下部から2分割し、2分割された入り隅覆蓋部間において一方の入り隅覆蓋部から水平方向に連続して設けられており、他方の入り隅覆蓋部の内側に重なるように設けられている入り隅重合部を備えていてもよい。
本発明の請求項4記載の害虫防除仕掛け具は、請求項1記載の害虫防除仕掛け具において、出隅角部に沿うように横断面略逆く字状に形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の平板収容部に収容可能な出隅上部連結部と、この出隅上部連結部から連続して形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の暗空間形成部間に架設される出隅覆蓋部とを備えていることを特徴とする。
出隅角部に適用する場合には、1枚の剛板から切断及び折曲げ加工で製作可能である。さらに、出隅覆蓋部の下端部を山折り形成するようにして出隅上部連結部に向かうように形成されている出隅かえし部を備えていてもよい。また、出隅覆蓋部の上部を2分割し、分割されている出隅覆蓋部間において一方の出隅覆蓋部から水平方向に連続して設けられており、他方の出隅覆蓋部の内側に重なるように設けられている出隅下部重合部を備えていてもよい。さらに、出隅上部連結部を2分割し、2分割されている出隅上部連結部間において一方の出隅上部連結部から水平方向に連続して設けられており、他方の出隅上部連結部の内側に重なるように設けられている出隅上部重合部を備えていてもよい。
本発明の請求項1記載の害虫防除仕掛け具によれば、建築物の基礎構造の表面に当接される当接部と、この当接部に形成された下向き開口の平板収容部と、この平板収容部に収容されたときの縦断面形状が平板収容部に収容された平板部から下方に表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成されている暗空間形成部と、平板収容部の下方で当接部に形成され収容状態の暗空間形成部の落下を防止する落下防止ストッパー部とを備えており、平板収容部と落下防止ストッパー部とに係止される平板部を平板状に形成するとともに平板収容部に下向き開口の下端部を延出形成して平板状の平板部の収容空間を有する下向き開口部を設け、平板状の平板部を下向き開口部に挿入して落下防止ストッパー部上に載置することで暗空間形成部が平板収容部に着脱自在に取着されるようにしたので、ムカデ等の害虫の通過を阻止することができるとともに、建築物の基礎構造の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好であるという効果を奏する。
本発明の請求項2記載の害虫防除仕掛け具によれば、第一の害虫防除仕掛け具と第二の害虫防除仕掛け具と連結手段とを備えているので、両害虫防除仕掛け具間が連結手段で着脱自在に架設され、ムカデ等の害虫の通過を阻止することができるとともに、建築物の基礎構造の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好であるという効果を奏する。
本発明の請求項3記載の害虫防除仕掛け具によれば、請求項1記載の害虫防除仕掛け具の奏する効果に加えて、入り隅上部連結部と入り隅覆蓋部とを備えているので、入り隅角部の両側に配置された両害虫防除仕掛け具間が着脱自在に架設され、入り隅角部においてムカデ等の害虫の通過を阻止することができるとともに、建築物の基礎構造の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好であるという効果を奏する。
本発明の請求項4記載の害虫防除仕掛け具によれば、請求項1記載の害虫防除仕掛け具の奏する効果に加えて、出隅上部連結部と出隅覆蓋部とを備えているので、出隅角部の両側に配置された両害虫防除仕掛け具間が着脱自在に架設され、出隅角部においてムカデ等の害虫の通過を阻止することができるとともに、建築物の基礎構造の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好であるという効果を奏する。
図1は害虫防除仕掛け具を基礎構造の表面に取り付けた配置状態を示す斜視図である。 図2は連結手段を示す斜視図である。 図3は第一の隅連結手段としての入り隅連結手段を示す斜視図である。 図4は第二の隅連結手段としての出隅連結手段を示す斜視図である。 図5は基礎構造の表面において連結手段で連結配置された害虫防除仕掛け具の状態を示す斜視図である。 図6は入り隅角部において入り隅連結手段で連結配置された害虫防除仕掛け具の状態を示す斜視図である。 図7は出隅角部において出隅連結手段で連結配置された害虫防除仕掛け具の状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。図1は害虫防除仕掛け具100を建築物の基礎構造1の表面(以下、単に「外壁」ともいう。)に取り付けた配置状態を示す斜視図である。本実施形態の害虫防除仕掛け具100は、建築物の基礎構造1の表面に水平方向に横断して配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止するものである。害虫防除仕掛け具100は、外壁に取り付けたときの水平方向に長尺状となるように形成されている。害虫は種々挙げられるが、例えば、ゴキブリ、シロアリ、クロアリ、ムカデ、ナメクジ、ダンゴムシ、ゲジ、ワラジムシなどの匍匐害虫が挙げられ、特に本実施形態ではムカデを対象としている。
害虫防除仕掛け具100は、金属製であることが好ましい。より具体的にはガルバニウム鋼板製であることが好ましい。更に好ましくは、薄鋼板が好ましく、より具体的には0.25mm〜1mmの範囲の厚みの薄鋼板が好ましく、0.3〜0.4mmの範囲の厚みの薄鋼板が取付け及び取外しの点で、より好ましい。また、トップコート塗装がなされているとその塗装面は害虫が滑って通過できないので、害虫の通過を阻止するという点で害虫防除仕掛け具100のいずれかの面にトップコート塗装がなされているとさらに好ましい。害虫防除仕掛け具100は、外壁取付手段10と、暗空間形成手段20と、連結手段30と、隅連結手段40、50とを備えている。害虫防除仕掛け具100の各手段は、いずれも1枚の剛板を切断し、折曲げ加工をして製作してある。
外壁取付手段10は、害虫防除仕掛け具100を建築物の基礎構造1の表面に取り付けるためのものである。外壁取付手段10は、基礎構造1の表面に取り付けられて害虫の侵入経路上に設けられる。外壁取付手段10は、一方の面にトップコート塗装がなされている1枚のガルバニウム鋼板を折曲げ加工して構成されており、図1に示すように、当接部11と、平板収容部12と、落下防止ストッパー部13と、薬剤トレイ部14とを備えている。
当接部11は、外壁取付手段10を外壁に取り付けるために用いられ、取付のときに建築物の基礎構造1の表面側に当接される当接面にトップコート塗装がなされている。当接部11は、薄鋼板からなる略平面状に形成されており、当接部11の上部には平板収容部12が連続して形成されている。
平板収容部12は、落下防止ストッパー部13とともに、暗空間形成手段20、連結手段30、隅連結手段40,50を外壁取付手段10に係止するための収容部である。平板収容部12は、当接部11の上部を内側が断面略凹状となるように、縦断面略円弧状に折り曲げて剛板製平板が2〜3枚収容される収容空間が形成されている。平板収容部12は、その折り曲げられた下端部が延出して形成されて下向き開口部を有する。下向き開口部の開口部分が、暗空間形成手段20、連結手段30、隅連結手段40,50が挿入される挿入口になる。
落下防止ストッパー部13は、平板収容部12に収容されたものが落下することを防止するための落下防止用のストッパー機能を発揮する。落下防止ストッパー部13は、縦断面形状が、平板収容部12の下方であって当接部11の一部を、当接部11の当接面とは反対側の面側へ張り出すように縦断面略円弧状に折り曲げる若しくは縦断面円弧状に突出加工して、配置状態に基礎構造1から離れる方向に張り出して形成されている。落下防止ストッパー部13は、水平方向に連続して単数形成されている。なお、落下防止ストッパー部13は、水平方向に単数形成されているものに何ら限定されるものではなく、平板収容部12に収容された暗空間形成手段20、連結手段30、隅連結手段40,50の落下を防止するものであれば、例えば凸状、角状、その他の形状のものを複数形成したものであってもよい。
薬剤トレイ部14は、害虫防除仕掛け具100の害虫の出入口部分に配置されるもので、害虫の経路上に設けられる最初の罠の部分である。薬剤トレイ部14は、当接部11の下部に設けられており、当接部11の下部を略90度上側に谷折りし加工し、さらに所定間隔をおいて端部を略90度上側に谷折り加工して縦断面略凹状となるように形成されている。なお、薬剤トレイ部14には、必ずしも薬剤が散布されなくても害虫の通過を阻止することができるのであるが、後付けで薬剤が散布された方が更に害虫防除の点で好ましい。この薬剤は粉剤が好ましい。
暗空間形成手段20は、外壁取付手段10と組み合わされて使用されることで害虫の通過経路上に害虫防除仕掛け具100の出入口付近に暗空間を形成し、害虫の通過を阻止するためのものである。ここで、出入口付近とは、本実施形態の場合、薬剤トレイ部14の下方及びそこから下方に所定距離を離れた暗空間形成手段20の下端部に相当する外壁部分までの周辺である。暗空間形成手段20は、一方の面にトップコート塗装がなされている1枚のガルバニウム鋼板を折曲げ加工して構成されており、平板部21と、暗空間形成部22、23と、かえし部24とを備えている。
平板部21は、暗空間形成手段20の上部に形成されており、平板収容部12に収容可能な平板状に形成されている。暗空間形成手段20は、平板部21が平板収容部12と落下防止ストッパー部13とに係止されることによって外壁取付手段10に着脱自在に取着される。平板部21の下方には暗空間形成部22,23が形成されている。
暗空間形成部22,23は、害虫が暗闇を好む習性を有することから、害虫防除仕掛け具100の出入口付近に暗闇を形成するために用いられる。暗空間形成部22,23は、平板部21の下部から連続して形成されており、平板部21の下部から斜め下方に傾斜する庇部22と、庇部22からさらに下部が下方に延出して形成された下方延出部23とで構成される。
暗空間形成部としての庇部22は、害虫防除仕掛け具100の害虫の出入り口の上部に取り付けられる日除けや雨除け用の小型の屋根の機能を有する。庇部22は、雨が流れるようにやや傾斜して形成することが好ましい。
暗空間形成部としての下方延出部23は、庇部22によって形成される暗空間を更に拡げる。下方延出部23は、害虫防除仕掛け具100の出入口付近を覆うように庇部22の下端部をさらに垂下するように当接部11の下部から所定距離を有する位置まで下方に延出して形成されている。下方延出部23の下端部にはかえし部24を設けてある。
かえし部24は、下方延出部23の下端部を平板部21の方に略135度程度谷折り曲げ加工をして形成してある。かえし部24は、暗空間形成手段20の強度のためである。
図2は連結手段30を示す斜視図である。連結手段30は、建築物の基礎構造1の表面に水平方向に横断して複数配置された害虫防除仕掛け具100を連結するためのものである。
連結手段30は、一方の面にトップコート塗装がなされている1枚のガルバニウム鋼板製であって、0.3〜0.4mmの範囲の厚みの薄鋼板を折曲げ加工して構成されており、図2に示すように、平板連結部31と、覆蓋架設部32,33と、折曲舌片部34とを備えている。
平板連結部31は、水平方向に配置された2つの暗空間形成手段20の平板部21を連結するためのものである。平板連結部31は、連結手段30の上部に形成されており、平板収容部12に収容可能な平板状に形成されている。連結手段30は、平板連結部31が平板収容部12に収容されて使用される。
覆蓋架設部32、33は、平板連結部31の下部から連続して形成され暗空間形成手段20よりもひとまわり大きく構成されてなるものである。覆蓋架設部32,33は、庇架設部32と、下方架設部33とから構成される。
覆蓋架設部としての庇架設部32は、平板連結部31の下部から連続して形成されており、平板連結部31の下部から斜め下方に傾斜している。
覆蓋架設部としての下方架設部33は、庇架設部32の下部からさらに下方に垂下延出して形成されている。下方架設部33は、下部が略90度程度上側に山折りし加工され縦断面略L字状に形成されている。その山折り加工された下端部に折曲舌片部34が設けられている。
折曲舌片部34は、下方架設部33の縦断面略L字状の下端部の両側の先端部分がさらに横方向に延出して形成されている。折曲舌片部34は、図2に示すように、上方に折曲げ可能である。
図3は第一の隅連結手段としての入り隅連結手段40を示す斜視図である。第一の隅連結手段は、隅角部の両側に配置される害虫防除仕掛け具100を連結するためのものである。
入り隅連結手段40は、入り隅角部の両側に配置されている害虫防除仕掛け具100を連結するためのものである。入り隅連結手段40は、図3に示すように、入り隅上部連結部41と、入り隅覆蓋部42〜49とを備えている。
入り隅上部連結部41は、入り隅角部に沿うように横断面略く字状に形成されている。入り隅上部連結部41は、両側の部分を両害虫防除仕掛け具100の平板収容部12に収容できるように、縦断面I状の平面状に形成されている。
入り隅覆蓋部42〜49は、入り隅上部連結部41の下部から2分割されてそれぞれ連続して下方に形成されている。入り隅覆蓋部42〜49は、左上入り隅覆蓋部42と、右上入り隅覆蓋部43と、左下入り隅覆蓋部44と、右下入り隅覆蓋部45と、左入り隅かえし部46と、右入り隅かえし部47と、上入り隅重合部48と、下入り隅重合部49とから構成される。入り隅上部連結部41の下部から2分割されている左側列が、左上入り隅覆蓋部42と、左下入り隅覆蓋部44と、左入り隅かえし部46と、上入り隅重合部48とである。他方、2分割されている右側列が、右上入り隅覆蓋部43と、右下入り隅覆蓋部45と、右入り隅かえし部47と、下入り隅重合部49とである。これら左右の分割列は、溶着等の固定がなされていない。そのため、外圧が加わると、相互に左右上下方向に微動可能である。
左上入り隅覆蓋部42は、入り隅上部連結部41の下部の左側から谷折り形成するように下方に連続して斜め下方に傾斜して形成されている。左上入り隅覆蓋部42の下方には左下入り隅覆蓋部44が連続して形成されている。
左下入り覆蓋部44は、左上入り隅覆蓋部42の下部で山折り形成されるようにして下方に連続して垂下して形成されている。左下入り隅覆蓋部44の下部には左入り隅かえし部46が形成されている。
左入り隅かえし部46は、左下入り隅覆蓋部44の下端部を山折り形成するようにして入り隅上部連結部41に向かうように略135度程折り曲げて斜めに形成されている。
右上入り隅覆蓋部43は、入り隅上部連結部41の下部の右側から谷折り形成するように下方に連続し、斜め下方に傾斜して形成されている。右上入り隅覆蓋部43の下方には右下入り隅覆蓋部45が連続して形成されている。
右下入り覆蓋部45は、右上入り隅覆蓋部43の下部で山折り形成されるように下方に垂下して形成されている。右下入り隅覆蓋部45の下部には右入り隅かえし部47が形成されている。右入り隅かえし部47は、右下入り隅覆蓋部45の下端部を山折り形成するようにして入り隅上部連結部41に向かうように略135度程折り曲げて斜めに形成されている。
左上入り隅覆蓋部42には、上入り隅重合部48が設けられている。また、右下入り隅覆蓋部45には、下入り隅重合部49が設けられている。
上入り隅重合部48と下入り隅重合部49とから構成される上下の入り隅重合部48、49は、直射日光や風雨の直接の侵入を防止するとともに、入り隅角部に隙間なく暗空間を形成するためのものである。上入り隅重合部48は、左上入り隅覆蓋部42の右側から水平方向に連続して設けられており、右上入り隅覆蓋部43の内側に重なるように谷折り加工して設けられている。下入り隅重合部49は、右入り隅覆蓋部45の左側から水平方向に連続して設けられており、左下入り隅覆蓋部44の内側に重なるように谷折り加工して設けられている。
図4は第二の隅連結手段としての出隅連結手段50を示す斜視図である。出隅連結手段50は、出隅角部の両側に配置される害虫防除仕掛け具100を連結するためのものである。出隅連結手段50は、図4に示すように、出隅覆蓋部51〜53、56、58、59と、出隅上部連結部54、55、57とを備えている。
出隅覆蓋部51〜53、56,58、59は、出隅下部覆蓋51と、出隅下部覆蓋部51の上方に2分割して上方に延出するように設けられている左右の出隅上部覆蓋部52,53と、2分割された各出隅上部覆蓋部間に設けられている出隅下部重合部56と、出隅下部覆蓋部51の下部に設けられている左右の出隅かえし部58、59とから構成されている。
出隅覆蓋部51〜53、56,58、59のうち出隅下部覆蓋部51の上部から上方に2分割されている左側列が、左上出隅覆蓋部52と、出隅下部重合部56とである。他方、2分割されている右側列が、右上出隅覆蓋部53である。これら左右の分割列は、溶着等の固定がなされていない。そのため、外圧が加わると、相互に左右上下方向に微動可能である。
出隅下部覆蓋部51は、出隅角部を覆うように中央で山折り形成されるようにして横断面略逆く字状に形成されている。出隅下部覆蓋部51の上方には中央で2分割されて上方に連続して形成される左右の出隅上部覆蓋部52,53が延出して形成されている。
左側の出隅上部覆蓋部52は、出隅下部覆蓋部51の上部の左側から山折り形成するように上方に連続して斜め上方に傾斜して延出して形成されている。右側の出隅上部覆蓋部53は、出隅下部覆蓋部51の上部の右側から山折り形成するように上方に連続して斜め上方に傾斜して延出して形成されている。左側の出隅上部覆蓋部52には、出隅下部重合部56が設けられている。
出隅下部重合部56は、2分割されている左右の出隅上部覆蓋部52,53間において、左側の出隅上部覆蓋部52から水平方向に連続して設けられており、山折り形成するようにして右側の出隅上部覆蓋部53の内側に重なるように設けられている。
左右の出隅かえし部58,59は、出隅下部覆蓋部51の下端部を中央で2分割してそれぞれ山折り形成するようにして出隅上部連結部54,55に向かうように上側に略135度程度折り曲げて形成されている。
出隅上部連結部54,55、57は、出隅上部覆蓋部52,53から上方に連続して形成されており、分割されたまま各出隅上部覆蓋部52,53の上部で谷折り形成されるようにして上方に連続して形成されている。出隅上部連結部54,55、57は、出隅左上部54と、出隅右上部55と、出隅上部重合部57とから構成される。出隅上部連結部54,55、57は、全体が出隅角部に沿うように横断面略逆く字状に形成されており、出隅上部連結部54,55,57の各部は、平板収容部12に収容可能な平面状に形成されている。
出隅上部連結部のうち出隅上部重合部57は、出隅左上部54と出隅右上部55との間において、出隅右上部55の左側から水平方向に連続して設けられており、山折り形成されるようにして出隅左上部54の内側に重なるように設けられている。出隅左上部54と出隅上部重合部57、出隅左上部54と出隅右上部55とは、それぞれ溶着等の固定がなされていない。そのため、外圧が加わると、相互に左右上下方向に微動可能である。
次に図5〜7を参照して本実施形態の害虫防除仕掛け具100の施工方法の一例を説明する。図5は、外壁において連結手段30で連結配置された害虫防除仕掛け具100の配置状態を示す斜視図である。外壁に害虫防除仕掛け具100を取り付けるには次のように行う。
まず、外壁取付手段10を、その長尺方向が水平方向となるように基礎構造1の垂直面の少なくとも一部に水平方向に設置する。設置にあたっては、例えば、プラスチック系ねじ込みアンカー又はオールプラグ等の止め具を用いて外壁取付手段10を基礎構造1に取着する。続いて、外壁取付手段10の横に、同様にして他の外壁取付手段10を外壁に取着して基礎構造1の水平方向に横断して外壁全周に外壁取付手段10を取り付けていく。
ここで、外壁取付手段10を外壁に取り付けた後、薬剤トレイ部14に薬剤を散布してもよい。さらに害虫を捕獲したい場合には、当接部11に捕虫器を取り付けてもよい。
次いで、外壁取付手段10に暗空間形成手段20を取り付ける。具体的には、暗空間形成手段20を、平板部21が当接部11の下側から落下防止ストッパー部13を乗り越えて平板収容部12に収容されるように挿入し、平板部21の下端が落下防止ストッパー部13上となるように載置すればよい。取り付けられた暗空間形成手段20は、平板部21が平板収容部12と落下防止ストッパー13とに係止されて外壁取付手段10に着脱可能に取着される。
ところで、外壁取付手段10を外壁全周に取り付ける際、両外壁取付手段10を隣接して取着することが好ましい。ただし、建築物の外壁全周に取着するにあたって、図5に示すように、両外壁取付手段10間を所定幅離間して設ける場合もある。この場合に連結手段30を用いる。
連結手段30を取り付ける場合には、両平板収容部12に平板連結部31を挿入するようにして覆蓋架設部32、33の両側を両暗空間形成手段20に一部覆い重なるようにしてかぶせる。かぶせた後、折曲舌片部33を上側に折り曲げる。このとき、外壁において、平板連結部31が両外壁取付手段10間を連結し、覆蓋架設部32、33が両暗空間形成手段20間に架設され、下部では折曲舌片部33が折り曲げられて暗空間形成手段20に係止されている。折曲舌片部33は、0.3〜0.4mmの範囲の厚みの薄鋼板製であるので、施工者が指で簡単に折り曲げることができる。このため、施工は簡単かつ容易にできる。
なお、連結手段30は、隣接して設けられた両外壁取付手段10間に用いることもできる。この場合は、ほとんど隙間なく確実に覆蓋した状態で両外壁取付手段10間を連結することができ、見た目も美しい。
図6は、入り隅角部において入り隅連結手段40で連結配置された害虫防除仕掛け具100の状態を示す斜視図である。建築物には入り隅角部が形成されている場合がある。入り隅角部において害虫防除仕掛け具100を取り付けるには次のように行う。
入り隅角の両側に外壁取付手段10と暗空間形成手段20とを取り付けるには、上記施工方法に基いて行う。次に、両側の両暗空間形成手段20間に入り隅連結手段40を取り付ける。具体的には、まず、両平板収容部12に入り隅上部連結部41の上部両端を挿入して入り隅上部連結部41の両端を両平板収容部12に収容する。次いで、入り隅覆蓋部42〜47の両側が両暗空間形成手段20に一部覆い重なるようにしてかぶせる。そして左入り隅かえし部46と右入り隅かえし部47の一部が、それぞれ両下方延出部23に係止するようにひっかけて取り付ける。
このとき、入り隅角部において、入り隅上部連結部41が両外壁取付手段10間を連結し、入り隅覆蓋部42〜49が両暗空間形成手段20間に架設され、下部では左入り隅かえし部46と右入り隅かえし部47とが両下方延出部23に係止されている。入り隅覆蓋部42〜49の左右の分割列は、溶着等の固定がなされていないので、施工者が指で入り隅覆蓋部42〜49を両側に開いたり上方に持ちあげたりすることができる。特別な接着や切断等の加工が必要ないため、施工は簡単かつ容易にできる。また、容易に取り外すことができるので、メンテナンス性もよい。
図7は、出隅角部において出隅連結手段50で連結配置された害虫防除仕掛け具100の状態を示す斜視図である。建築物には出隅角部が形成されている場合がある。出隅角部において害虫防除仕掛け具100を取り付けるには次のように行う。
出隅角の両側に外壁取付手段10と暗空間形成手段20とを取り付けるには、上記施工方法に基いて行う。次に、両側の両暗空間形成手段20間に出隅連結手段50を取り付ける。具体的には、まず、両平板収容部12に出隅上部連結部54,55、57の上部両端を挿入して出隅上部連結部54,55、57を両平板収容部12に収容するようにする。次いで、出隅覆蓋部51〜53、56,58、59が両暗空間形成手段20に一部覆い重なるようにしてかぶせる。そして左右の出隅かえし部58,59の一部が、それぞれ両下方延出部23に係止するようにひっかけて取り付ける。
このとき、出隅角部において、出隅上部連結部54,55、57が両外壁取付手段10間を連結し、出隅覆蓋部51〜53、56,58、59が両暗空間形成手段20間に架設され、下部では左右の出隅かえし部58,59が両下方延出部23に係止されている。出隅左上部54と出隅上部重合部57、出隅左上部54と出隅右上部55、出隅下部重合部56と出隅上部覆蓋部53の左右の分割列は、それぞれ溶着等の固定がなされていないので、施工者が指で出隅上部連結部54,55、57や出隅上部覆蓋部52、53を両側に開いたり上下方向に微動させることができ、取付の際の微調整が容易である。特別な接着や切断等の加工が必要ないため、施工は簡単かつ容易にできる。また、容易に取り外すことができるので、メンテナンス性もよい。
以上述べたように、本実施形態の害虫防除仕掛け具100によれば、外壁取付手段10は当接部11と平板収容部12と落下防止ストッパー部13とを備えているので、暗空間形成手段20を外壁取付手段10に着脱自在に取着することができる。外壁取付手段10はガルバニウム鋼板製であるので、基礎構造1の表面が凹凸でまっすぐでない場合においても、ガルバニウム鋼板の有する可撓性によって撓りがあるから表面にしっくり取着することができ、施工が容易である。さらに、暗空間形成手段20はガルバニウム鋼板製であるので、外壁取付手段10に取り付けやすく、かつ、カバーしやすい。そして、暗空間形成手段20を外壁取付手段10から容易かつ簡単に取り外すことができる。したがって、メンテナンス性がよい。
また、このように外壁取付手段10と暗空間形成手段20とが組み合わされて外壁に取り付けられているので、害虫の建物への侵入経路を強制的に変更し、当該侵入経路に沿って前進することを停止させ、又は前進する害虫を停滞若しくは落下させることができる。
すなわち、暗空間形成手段20は暗空間形成部22,23を備えており、暗空間形成部22,23は害虫防除仕掛け具100の出入口付近を覆うように下方延出部23を備えているので、基礎構造1の表面を昇る害虫はその出入口から内部に進む。しかし、暗空間形成手段20が外壁取付手段10に組み合わされて経路をふさいでいるので、そのまま進むことはできない。仮に害虫が暗空間形成手段20を乗り越えて進行しようとしても暗空間形成手段20は外壁から離間して設けてあるので乗り越えることができない。さらにトップコート塗装がなされているので、暗空間形成手段20表面が滑って進めず乗り越えることはできない。よって、害虫防除仕掛け具100によって害虫の通過を確実に阻止することができ、その侵入経路を変更させることができる。
本実施形態では外壁取付手段10に薬剤トレイ部14を設けてあるので、害虫の侵入経路が直進方向から略水平方向に強制的に変更され、害虫は薬剤トレイ部14に沿って進むことを強いられ、さらには薬剤トレイ部14から下降若しくは落下することになる。
外壁に複数配置する場合には、両暗空間形成手段20間に所定幅離間して設けてあるときにも、連結手段30の覆蓋架設部32、33が暗空間形成手段20と同様の作用効果を奏し、覆蓋架設部32、33によって形成された暗空間に侵入した害虫は、その後下方に移動又は落下することになる。ムカデ等の害虫の通過を確実に阻止することができる。
本実施形態の害虫防除仕掛け具100によれば、連結手段30を備えているので、例えば害虫防除仕掛け具100が離間して設けられた場合でも、両外壁取付手段10間に連結手段30が架設されて、暗空間が外壁の水平方向に連続して形成され、害虫の進路を強制的に変更させることができる。
さらに、連結手段30を用いて施工する場合においても、建築物の基礎構造1の表面に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好である。
この場合、施工者は、指で折曲舌片部33を上側に簡単に折り曲げて暗空間形成部23に係止することができる。この結果、連結手段30は、着脱自在に両暗空間形成手段20間に架設される。また、施工者は、指で折曲舌片部33を下側に折り曲げて元の形状に戻すようにすることも簡単かつ容易にできるので、連結手段30の暗空間形成手段20からの抜脱も容易である。このため、連結手段30は、簡単な構成でかつ容易に、外壁取付手段10と暗空間形成手段20に着脱自在に取着できる。連結手段30を暗空間形成手段20から容易かつ簡単に取り外しができるので、メンテナンス性が良い。
本実施形態の害虫防除仕掛け具100によれば、入り隅連結手段40を備えているので、入り隅角部に入り隅連結手段40が設けられて、入り隅角部においても害虫の建物への侵入経路を強制的に変更し、当該侵入経路に沿って前進することを停止させ、又は前進する害虫を停滞若しくは落下させることができる。害虫が入り隅覆蓋部42〜49下に進行したとしても、入り隅上部連結部41によって進路を変更し、その前進を停止させ、停滞若しくは落下させることができるのである。さらに入り隅連結手段40は両害虫防除仕掛け具100間に着脱自在に架設されるので、外壁に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好である
本実施形態の害虫防除仕掛け具100によれば、出隅連結手段50を備えているので、出隅角部に出隅連結手段が設けられて、出隅角部においても害虫の建物への侵入経路を強制的に変更し、当該侵入経路に沿って前進することを停止させ、又は前進する害虫を停滞若しくは落下させることができる。害虫が出隅覆蓋部51〜53、56,58、59下に進行したとしても、出隅上部連結部54,55、57によってその進路を変更し、その前進を停止させ、停滞若しくは落下させることができる。さらに出隅連結手段50は両害虫防除仕掛け具100間に着脱自在に架設されるので、外壁に簡単かつ容易に取付け及び取外しができ、施工がしやすくメンテナンス性が良好である。
1 基礎構造
2 入り隅部
3 出隅部
11 当接部
12 平板収容部
13 落下防止ストッパー部
21 平板部
22 庇部(暗空間形成部)
23 下方延出部(暗空間形成部)
30 連結手段
31 平板連結部
32 庇架設部(覆蓋架設部)
33 下方架設部(覆蓋架設部)
34 折曲舌片部
40 入り隅連結手段(第一の隅連結手段)
41 入り隅上部連結部(第一の隅上部連結部)
42 左上入り隅覆蓋部(第一の隅覆蓋部)
43 右上入り隅覆蓋部(第一の隅覆蓋部)
44 左下入り隅覆蓋部(第一の隅覆蓋部)
45 右下入り隅覆蓋部(第一の隅覆蓋部)
46 左入り隅かえし部(第一の隅覆蓋部)
47 右入り隅かえし部(第一の隅覆蓋部)
48 上入り隅重合部(第一の隅覆蓋部)
49 下入り隅重合部(第一の隅覆蓋部)
50 出隅連結手段(第二の隅連結手段)
51 出隅下部覆蓋部(第二の隅覆蓋部)
52 出隅上部覆蓋部(第二の隅覆蓋部)
53 出隅上部覆蓋部(第二の隅覆蓋部)
54 出隅左上部(第二の隅上部連結部)
55 出隅右上部(第二の隅上部連結部)
56 出隅下部重合部(第二の隅覆蓋部)
57 出隅上部重合部(第二の隅上部連結部)
58 出隅かえし部(第二の隅覆蓋部)
59 出隅かえし部(第二の隅覆蓋部)
100 害虫防除仕掛け具

Claims (4)

  1. 建築物の基礎構造の表面に水平方向に横断して配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止する害虫防除仕掛け具であって、
    前記表面に当接される当接部と、
    この当接部に形成された下向き開口の平板収容部と、
    この平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記平板収容部に収容された平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成されている暗空間形成部と、
    前記平板収容部の下方で前記当接部に形成され前記収容状態の前記暗空間形成部の落下を防止する落下防止ストッパー部とを備えており、
    前記平板収容部と前記落下防止ストッパー部とに係止される前記平板部を平板状に形成するとともに前記平板収容部に前記下向き開口の下端部を延出形成して前記平板状の平板部の収容空間を有する下向き開口部を設け、前記平板状の平板部を前記下向き開口部に挿入して前記落下防止ストッパー部上に載置することで前記暗空間形成部が前記平板収容部に着脱自在に取着されるようにしたことを特徴とする害虫防除仕掛け具。
  2. 建築物の基礎構造の表面に水平方向に横断して複数配置されてムカデ等の害虫の通過を阻止する害虫防除仕掛け具であって、
    前記表面に当接される第一の当接部と、この第一の当接部に形成された下向き開口の第一の平板収容部と、この第一の平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記第一の平板収容部に収容された第一の平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成された第一の暗空間形成部と、前記第一の平板収容部の下方で前記第一の当接部に形成され前記収容状態の前記第一の暗空間形成部の落下を防止する第一の落下防止ストッパー部とからなる第一の害虫防除仕掛け具と、
    前記表面に当接される第二の当接部と、この第二の当接部に形成された下向き開口の第二の平板収容部と、この第二の平板収容部に収容されたときの縦断面形状が前記第二の平板収容部に収容された第二の平板部から下方に前記表面から離れる方向に傾斜するとともに下部が下方に延出して形成された第二の暗空間形成部と、前記第二の平板収容部の下方で前記第二の当接部に形成され前記収容状態の前記第二の暗空間形成部の落下を防止する第二の落下防止ストッパー部とからなる第二の害虫防除仕掛け具と、
    前記第一の平板収容部及び前記第二の平板収容部に収容可能な平板連結部と、この平板連結部から連続して形成され前記第一の暗空間形成部及び前記第二の暗空間形成部間に架設される覆蓋架設部と、この覆蓋架設部の下端部に形成され前記平板連結部に向かうように折曲げ可能な折曲舌片部とからなる連結手段とを備えていることを特徴とする害虫防除仕掛け具。
  3. 入り隅角部に沿うように横断面略く字状に形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の平板収容部に収容可能な入り隅上部連結部と、
    この入り隅上部連結部から連続形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の暗空間形成部間に架設される入り隅覆蓋部とを備えていることを特徴とする請求項記載の害虫防除仕掛け具。
  4. 隅角部に沿うように横断面略逆く字状に形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の平板収容部に収容可能な出隅上部連結部と、
    この隅上部連結部から連続して形成され前記害虫防除仕掛け具及び他の害虫防除仕掛け具の暗空間形成部間に架設される出隅覆蓋部とを備えていることを特徴とする請求項記載の害虫防除仕掛け具。
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