JP6154221B2 - 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法 - Google Patents

過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6154221B2
JP6154221B2 JP2013140999A JP2013140999A JP6154221B2 JP 6154221 B2 JP6154221 B2 JP 6154221B2 JP 2013140999 A JP2013140999 A JP 2013140999A JP 2013140999 A JP2013140999 A JP 2013140999A JP 6154221 B2 JP6154221 B2 JP 6154221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
reheating
pipe
primary
water vapor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013140999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015014416A (ja
Inventor
中村 浩也
浩也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUBUN SEISAKUSHO CO., LTD.
Original Assignee
MARUBUN SEISAKUSHO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUBUN SEISAKUSHO CO., LTD. filed Critical MARUBUN SEISAKUSHO CO., LTD.
Priority to JP2013140999A priority Critical patent/JP6154221B2/ja
Publication of JP2015014416A publication Critical patent/JP2015014416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6154221B2 publication Critical patent/JP6154221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Solid-Fuel Combustion (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、土壌の蒸気消毒や雑草の蒸気除去などに用いるための高温蒸気を生成するための過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法に関する。
特に、小型ボイラーや簡易ボイラーに属する可搬式の蒸気ボイラーから発生する蒸気を再加熱して、低圧・高温の状態で取り出す過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法に関するものである。
従来、土壌中の病原菌を死滅させる、いわゆる土壌消毒を行う手段として、土壌中に熱水を注入したり、蒸気を噴射したりする方法がある。
このための蒸気の生成に関しては、例えば、小型ボイラーや簡易ボイラーに属する可搬式の蒸気ボイラーとして、いわゆる貫流ボイラーと炉筒煙管ボイラーなどの専用のボイラーを使用していた。
例えば、特許文献1には、車輌の荷台上に載置される台座上に給水タンクと、燃料タンクと、ボイラとが取り付けられ、ボイラは水を加熱して蒸気とするバーナを備えており、給水タンクからの水を高温高圧の蒸気とし、ボイラの上部には発生した蒸気を蒸気噴射装置に供給するための蒸気管が取り付けられた、ゴルフ場等の芝生造成地の雑草除去や殺虫を行なうことが出来る蒸気発生装置が示されている。
特開平6−253715号公報
しかしながら、上記従来の装置では、ボイラーの内圧が高いため、専用フード内から蒸気が漏れ出す可能性が大きく、専用フード内に蒸気を保持することが困難であった。
さらに、可搬式により屋外で使用する際には、安全に使用するには大きな障害となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、小型ボイラーや簡易ボイラーに属し、低圧で高温の過熱水蒸気を放出することのできる過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の特徴を有する。
(1)本発明の可搬式過熱水蒸気発生装置は、一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部(蒸気ボイラー)と、該水蒸気発生部で発生させた水蒸気を集合する蒸気タンクと、該蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部と、前記蒸気タンクと前記再加熱部における導入口とをつないで前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気がその内部を流通する管と、前記導入口に設けられて前記管と接続されるとともに、前記蒸気タンクからの一次水蒸気が前記管を介して直接導入される第1カバーボックスと、を備えた過熱水蒸気発生装置であって、前記第1カバーボックスの断面積は、前記一次水蒸気が前記管から前記第1カバーボックスに流入したときにその圧力が下がるように、前記管の断面積よりも大きくなっており、前記再加熱部は、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通させる再加熱用導通部を、前記一次水蒸気発生の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設け、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部に前記管を介して導く際に、前記導入口の第1カバーボックスで前記一次水蒸気を降圧させた後で当該再加熱用導通部に前記一次水蒸気を導通させ、且つ、前記水蒸気発生部は、水を貯水する蒸気発生缶体と、該蒸気発生缶体内に設けられ、燃料を燃焼することで加熱される炉筒と、前記炉筒の周囲に設けられ、該炉筒内で発生した排気ガスを排出する複数の煙管と、前記複数の煙管からの排気ガスを集めて前記排気筒内へ排出する排気集合部と、を有することを特徴とする。
(2)本発明の可搬式過熱水蒸気発生装置は、上記(1)において、前記排気筒内にジグザグ状に設けた再加熱用導通部は、前記第1カバーボックスを介して流入した前記一次水蒸気が流通する、水平方向に差し渡して配設された複数本の水平パイプと、前記水平パイプの左右両端の開口端を覆う第2カバーボックスと、を備え、前記第2カバーボックスは、各水平パイプの開口端から排出される蒸気を束ねて、そのすぐ直下に配設された各水平パイプの開口端へ分配して導入させるように取り付けられていることを特徴とする。
(3)本発明の過熱水蒸気の発生方法は、一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部で発生させた水蒸気を蒸気タンクに集合し、再加熱部によって、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する過熱水蒸気の発生方法であって、前記蒸気タンクと前記再加熱部における導入口の第1カバーボックスとが管によってつながれるとともに、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気が当該管を介して前記第1カバーボックスに直接導入され、前記第1カバーボックスの断面積は、前記一次水蒸気が前記管から前記第1カバーボックスに流入したときにその圧力が下がるように、前記管の断面積よりも大きくなっており、前記再加熱部は、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通させる再加熱用導通部を、前記一次水蒸気発生の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設け、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部に前記管を介して導く際に、前記導入口の第1カバーボックスで前記一次水蒸気を降圧させた後で当該再加熱用導通部に前記一次水蒸気を導通させ、且つ、前記水蒸気発生部では、燃料を燃焼することによって炉筒内で前記排気ガスを発生させ、前記発生した排気ガスを、前記炉筒の周囲に設けられた複数の煙管を介して排出するとともに、排気集合部を介して前記複数の煙管からの排気ガスを集めて前記排気筒へ導入することを特徴とする。
(4)本発明の過熱水蒸気の発生方法は、上記(3)において、前記排気筒内にジグザグ状に設けた再加熱用導通部は、前記第1カバーボックスを介して流入した前記一次水蒸気が流通する、水平方向に差し渡して配設された複数本の水平パイプと、前記水平パイプの左右両端の開口端を覆う第2カバーボックスと、を備え、前記第2カバーボックスは、各水平パイプの開口端から排出される蒸気を束ねて、そのすぐ直下に配設された各水平パイプの開口端へ分配して導入させるように取り付けられていることを特徴とする。
本発明の過熱水蒸気発生装置は、一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部(蒸気ボイラー)と、該水蒸気発生部で発生させた水蒸気を集合する蒸気タンクと、該蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部と、を備えており、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部を導通させ、一次水蒸気を発生させるために用いたバーナーの排気ガスを利用した再加熱において、一次水蒸気はジグザグ状に設けた再加熱用導通部内を長時間再加熱雰囲気を通過させられるので、高温の蒸気を得るころができる。
また、再加熱された水蒸気をいったんカバーボックス内に集合させ、再度、複数の再加熱パイプに分配させてさらに加熱して過熱水蒸気とすることから、安全に、低圧で高温の水蒸気を発生させることができる。
さらに、従来曲がり部分は内径が細くなっていて蒸気スケールが付き易く詰まり易いという問題があったが、この部分をカバーボックスで連通させることによって、再加熱部の配管の曲がり部分をなくすことができ、パイプの曲がり部分に多く発生する金属のひずみ割れを無くすことができる。
さらにまた、複数パイプの曲げ部分の交換をカバーボックスを交換することによって可能とすることができる、などのメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の実施形態1の過熱水蒸気発生装置の側面図である。 図1の過熱水蒸気発生装置の正面図である。 図1の過熱水蒸気発生装置の背面図である。 図1の蒸気缶体の内部構造を示す側面図である。 図1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。 実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内における排気ガスの流れの状態を側面から示す概略説明図である。 図6の状態を背面から示す概略説明図である。 実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内において、一次水蒸気が排気ガスの流れの中で再加熱される状態を示す概略説明図である。 実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内において、一次水蒸気が排気ガスの流れの中で再加熱されて温度が上昇する様子を示す概略説明図である。 本発明の実施形態2の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。 本発明の実施形態3の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
<実施形態1>
次に、本発明の過熱水蒸気発生装置の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態1の過熱水蒸気発生装置の側面図である。図2は図1の正面図であり、図3は背面図である。図4は、図1の蒸気缶体の内部構造を示す側面図である。
実施形態1に示す過熱水蒸気発生装置は、図1〜図4に示すように、一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部(蒸気ボイラー)と、該水蒸気発生部で発生させた水蒸気を集合する蒸気タンクと、該蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部と、を備え、
前記再加熱部は、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通する再加熱用導通部を、前記一次水蒸気発生の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設けたものである。
<水蒸気発生部>
より詳しく説明すると、水蒸気発生部(ボイラー)10は、蒸気発生缶体11の正面に取り付けられたバーナー15に、灯油、重油等の燃料を供給して燃焼させることにより、蒸気発生缶体11内に設けられた炉筒12を加熱してその内部空間の温度を上昇させる。そして、炉筒12及び炉筒12の排気ガスを排出する煙管13の周囲の水を加熱して、蒸気発生缶体11に貯水された水面16から蒸発する水蒸気を蒸気タンク11a内に集合して一次水蒸気とする。
さらに、実施形態1の過熱水蒸気発生装置においては、蒸気タンク11aから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部20を備えており、再加熱部20によって、一次水蒸気を再加熱して過熱水蒸気としている。
このような段階的な加熱で過熱水蒸気を得ることにより、貯留した水を加熱してそこから一気に過熱水蒸気とする従来の方法よりも熱効率よく過熱水蒸気を得ることができる。
<排気集合部>
また、蒸気発生缶体11の背面には、複数本の煙管13からの排気ガスを集めて排気筒22内に排出する排気集合部14が設けられている。
<再加熱部>
次に、再加熱部20について詳しく説明する。
図5は、再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
実施形態1の過熱水蒸気発生装置においては、蒸気発生缶体11の背面(バーナー15取り付け側とは反対側)に、一次水蒸気を再加熱して加熱水蒸気を製造する再加熱部20を設けている。
再加熱部20は、蒸気タンク11aから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通する再加熱用導通部21を、一次水蒸気発生のために用いたバーナー15の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒22内に設けたものである。
再加熱用導通部21は、排気筒22内にジグザグ状に設けられて、水平方向に差し渡して配設された複数本の水平パイプ23と、それらの左右両端の開口端を覆うカバーボックス24と、を備えている。
カバーボックス24は、各水平パイプ23の開口端から排出される蒸気を束ねて、そのすぐ直下に配設された各水平パイプ23の開口端へ分配して導入させるように取り付けられている。
これにより、再加熱部20において、バーナー15の燃焼後の排気ガスにより再加熱用導通部21を加熱して、その内部を通過する水蒸気の温度を上昇させて過熱水蒸気とする。
<水平パイプ>
なお、再加熱用導通部21の水平パイプ23は、水平方向に差し渡したパイプを奥行き方向に複数本配設し、さらに、これらの複数本の水平パイプ23を、上下方向に多段に配設して、水平パイプ群としている。
<カバーボックス>
上記水平パイプ23には、その両端の開口側に、カバーボックス24が取り付けられており、水平パイプ23内で再加熱されて排出される過熱水蒸気を、そのすぐ下段の水平パイプ23に内に導入させるようになっている。
すなわち、水平パイプの左右両端部には、水平パイプの開口端を覆うように矩形状のカバーボックス24を設けており、図5(b)に示すように、左端部において、最上段の水平パイプ23aの蒸気出口部23bと、下段の水平パイプ23cの蒸気入口部23dとを、カバーボックス24内の空間で連通するようにしている。
右端部においても、同様に、カバーボックス24内の空間において、上段の水平パイプの蒸気出口部は、その直下段の水平パイプの蒸気入口部とが連通している。
なお、図5(a)及び(c)から分かるように、水平パイプ23は、奥行き方向にも複数本配設されており、実施形態の水平パイプ23においては、奥行き方向に4本のパイプを配設されており、複数の水平パイプ23の全開口部は、1つのカバーボックス24で連通状態となっている。
なお、図において、最上段の水平パイプ23の右端部は、その上に水平パイプが配設されておらず、その右端部のカバーボックス24内には、蒸気タンクからの水蒸気が直接導入されるようになっている。
次に、再加熱部20内における、水蒸気及び排気ガスの流れを説明する。
図6は、実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内における排気ガスの流れの状態を側面から示す概略説明図であり、図7は背面から示す概略説明図である。図8は、実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内において、一次水蒸気が排気ガスの流れの中で再加熱される状態を示す概略説明図である。
<水蒸気の流れ>
蒸気タンク11aから排出された一次水蒸気は、再加熱部20の導入口Xから入って、水平パイプ→カバーボックス→下段の水平パイプというようにジグザグ状に回動し、再加熱部の下方の蒸気排出口Yから外部へ排出される。
<排気ガスの流れ>
符号25は、再加熱部20内での排気ガスの流れである。排気ガス25は、煙管13の後部から、再加熱部20の下方へ排出されて、再加熱部20内の水平パイプ23及びカバーボックス24の隙間を縫いながら上昇し、再加熱部20の上部の排気口26より外部へ排出される。
この間において、一次水蒸気を加熱して、過熱水蒸気とする。
<蒸気温度の測定結果>
図9は、実施形態1の再加熱部(ジグザグ状に設けた再加熱用導通部)内において、一次水蒸気が排気ガスの流れの中で再加熱されて温度が上昇する様子を示す概略説明図である。
図9の結果から、符号aは、再加熱部20内の下部カバーボックス表面の温度であり、バーナー点火後800秒(約13分)で、270℃に達していることが分かる。
符号bは、再加熱部20内の中央部カバーボックス表面の温度であり、バーナー点火後800秒(約13分)で、180℃であった。
符号cは、再加熱部20内の上部カバーボックス表面の温度であり、バーナー点火後800秒(約13分)で、140℃であった。
以上の結果から、一次水蒸気は排気ガスの流れの中で再加熱されて、再加熱部20の中で270℃の高温の過熱水蒸気となることが分かった。
<実施形態2>
図10は、実施形態2の再加熱部の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
実施形態2の再加熱部30は、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通する再加熱用導通部を、一次水蒸気発生のために用いたバーナーの排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設けてある点では実施形態1の再加熱部と同じであるが、再加熱用導通部内に配設された水平パイプ23の左右両端の開口端を覆うカバーボックス24が、4段の水平パイプの左右両端の開口端を覆うようになっている。
すなわち、2段の水平パイプごとにジグザグ回路を形成しており、上2段の水平パイプの開口端から排出された蒸気をその下2段の水平パイプの開口端へ分配して導入させるようになっている。
これにより、再加熱部30において、水蒸気の圧力を上げることなく高温蒸気を創出することができる。
<実施形態3>
図11は、実施形態3の再加熱部の構造を示す概略であり、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
実施形態3の再加熱部40は、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通する再加熱用導通部を、一次水蒸気発生のために用いたバーナーの排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設け、4段の水平パイプの左右両端の開口端をカバーボックスで覆うようになっている点では実施形態2の再加熱部と同じであるが、再加熱用導通部内に配設された水平パイプ23の奥行き方向に配設された水平パイプが2本である点で異なっている。
これにより、再加熱部40における水平パイプの本数を減らしてコストを下げ、少量の高温水蒸気を創出する装置に対応することができる。
本発明の過熱水蒸気発生装置は、一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部(蒸気ボイラー)と、該水蒸気発生部で発生させた水蒸気を集合する蒸気タンクと、該蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部と、を備えており、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部を導通させ、一次水蒸気を発生させるために用いたバーナーの排気ガスを利用した再加熱において、一次水蒸気はジグザグ状に設けた再加熱用導通部内を長時間再加熱雰囲気を通過させられるので、高温の蒸気を得るころができる。
また、再加熱された水蒸気をいったんカバーボックス内に集合させ、再度、複数の再加熱パイプに分配させてさらに加熱して過熱水蒸気とすることから、安全に、低圧で高温の水蒸気を発生させることができる。
これらのことから、本発明は産業上の利用可能性が極めて高い。
10:水蒸気発生部(蒸気ボイラー)
11:蒸気発生缶体
11a:蒸気タンク
12:炉筒
13:炉管
14:排気集合部
15:バーナー
16:水面
20:実施形態1の再加熱部
21:再加熱用導通部
22:排気筒
23:水平パイプ
23a:最上段の水平パイプ
23b:最上段の水平パイプの蒸気出口部
23c:下段の水平パイプ
23d:下段の水平パイプの蒸気入口部
24:カバーボックス
25:排気ガス
26:排気口
30:実施形態2の再加熱部
40:実施形態3の再加熱部
X:再加熱部の導入口
Y:再加熱部の蒸気排出口

Claims (4)

  1. 一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部(蒸気ボイラー)と、
    該水蒸気発生部で発生させた水蒸気を集合する蒸気タンクと、
    該蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する再加熱部と、
    前記蒸気タンクと前記再加熱部における導入口とをつないで前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気がその内部を流通する管と、
    前記導入口に設けられて前記管と接続されるとともに、前記蒸気タンクからの一次水蒸気が前記管を介して直接導入される第1カバーボックスと、
    を備えた過熱水蒸気発生装置であって、
    前記第1カバーボックスの断面積は、前記一次水蒸気が前記管から前記第1カバーボックスに流入したときにその圧力が下がるように、前記管の断面積よりも大きくなっており、
    前記再加熱部は、
    前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通させる再加熱用導通部を、前記一次水蒸気発生の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設け
    前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部に前記管を介して導く際に、前記導入口の第1カバーボックスで前記一次水蒸気を降圧させた後で当該再加熱用導通部に前記一次水蒸気を導通させ、且つ、
    前記水蒸気発生部は、
    水を貯水する蒸気発生缶体と、
    該蒸気発生缶体内に設けられ、燃料を燃焼することで加熱される炉筒と、
    前記炉筒の周囲に設けられ、該炉筒内で発生した排気ガスを排出する複数の煙管と、
    前記複数の煙管からの排気ガスを集めて前記排気筒内へ排出する排気集合部と、を有することを特徴とする可搬式過熱水蒸気発生装置。
  2. 前記排気筒内にジグザグ状に設けた再加熱用導通部は、
    前記第1カバーボックスを介して流入した前記一次水蒸気が流通する、水平方向に差し渡して配設された複数本の水平パイプと、
    前記水平パイプの左右両端の開口端を覆う第2カバーボックスと、を備え、
    前記第2カバーボックスは、
    各水平パイプの開口端から排出される蒸気を束ねて、
    そのすぐ直下に配設された各水平パイプの開口端へ分配して導入させるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の可搬式過熱水蒸気発生装置。
  3. 一次水蒸気を発生させる水蒸気発生部で発生させた水蒸気を蒸気タンクに集合し、
    再加熱部によって、蒸気タンクから排出された一次水蒸気を、排気ガスを利用して再加熱して過熱水蒸気を製造する過熱水蒸気の発生方法であって、
    前記蒸気タンクと前記再加熱部における導入口の第1カバーボックスとが管によってつながれるとともに、前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気が当該管を介して前記第1カバーボックスに直接導入され、
    前記第1カバーボックスの断面積は、前記一次水蒸気が前記管から前記第1カバーボックスに流入したときにその圧力が下がるように、前記管の断面積よりも大きくなっており、
    前記再加熱部は、
    前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を上方から下方へジグザグ状に導通させる再加熱用導通部を、前記一次水蒸気発生の排気ガスを下方から上方に排出する排気筒内に設け
    前記蒸気タンクから排出された一次水蒸気を再加熱用導通部に前記管を介して導く際に、前記導入口の第1カバーボックスで前記一次水蒸気を降圧させた後で当該再加熱用導通部に前記一次水蒸気を導通させ、且つ、
    前記水蒸気発生部では、
    燃料を燃焼することによって炉筒内で前記排気ガスを発生させ、
    前記発生した排気ガスを、前記炉筒の周囲に設けられた複数の煙管を介して排出するとともに、排気集合部を介して前記複数の煙管からの排気ガスを集めて前記排気筒へ導入することを特徴とする過熱水蒸気の発生方法。
  4. 前記排気筒内にジグザグ状に設けた再加熱用導通部は、
    前記第1カバーボックスを介して流入した前記一次水蒸気が流通する、水平方向に差し渡して配設された複数本の水平パイプと、
    前記水平パイプの左右両端の開口端を覆う第2カバーボックスと、を備え、
    前記第2カバーボックスは、
    各水平パイプの開口端から排出される蒸気を束ねて、
    そのすぐ直下に配設された各水平パイプの開口端へ分配して導入させるように取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の過熱水蒸気の発生方法。
JP2013140999A 2013-07-04 2013-07-04 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法 Active JP6154221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140999A JP6154221B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140999A JP6154221B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015014416A JP2015014416A (ja) 2015-01-22
JP6154221B2 true JP6154221B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52436249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013140999A Active JP6154221B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6154221B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016102777A1 (de) * 2016-02-17 2017-08-17 Netzsch Trockenmahltechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von überhitztem Dampf aus einem Arbeitsmedium
CN108069481B (zh) * 2018-01-23 2023-08-29 张家港洁利环保科技有限公司 一种用于工业废酸处理罐用内置蒸汽导出装置
US20220064013A1 (en) * 2020-08-25 2022-03-03 Kollogg Brown & Root Llc Integrated Steam Generator and Superheater with Process Gas in Ammonia Synloop

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2762201A (en) * 1950-03-28 1956-09-11 Foster Wheeler Corp Apparatus for generating and superheating vapor
JPS57132905U (ja) * 1981-02-09 1982-08-19
JPS57132836A (en) * 1981-02-12 1982-08-17 Terada Seisakusho:Kk Method of feeding steam to the steamer
JPS5835306A (ja) * 1981-08-26 1983-03-02 北澤 幸男 高温エヤ−混合蒸気発生装置
JPS5837407A (ja) * 1981-08-31 1983-03-04 北澤 幸男 高温エヤ−混合蒸気発生装置
US5617839A (en) * 1996-02-26 1997-04-08 Premark Feg Corporation Rack oven
US7418960B2 (en) * 2004-09-30 2008-09-02 Premark Feg Llc Steam cooker and related superheater
JP2008032235A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Hirakawa Guidom:Kk 過熱蒸気発生装置および過熱蒸気処理装置
US20080223315A1 (en) * 2007-03-15 2008-09-18 George Doland System and Method for Zero Emissions, Hydrogen Fueled Steam Generator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015014416A (ja) 2015-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8111072B2 (en) Steam cooker and related superheater
JP6154221B2 (ja) 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気の発生方法
CN112524586A (zh) 一种全预混板式蒸汽发生器
JP6056371B2 (ja) ボイラシステム
KR101292015B1 (ko) 수직수관형 관류 증기보일러
KR200441946Y1 (ko) 주방 조리용 스팀장치
CN206094536U (zh) 一种中高压单锅筒结构快装水管锅炉
CN209876897U (zh) 过热蒸汽发生器以及高温蒸汽发生装置
JP2013148234A (ja) ボイラのブロー方法
CN205746766U (zh) 硫化床锅炉
ITMI20092315A1 (it) Impianto a ciclo combinato per la produzione di energia elettrica ed energia termica e metodo di funzionamento di tale impianto
CN106369588B (zh) 燃气锅炉
CN107287614A (zh) 氢氧蒸汽制造装置
US1677795A (en) Boiler for stills
JP6430099B2 (ja) ボイラシステム
CN210951249U (zh) 一种蒸汽发生器
US2059946A (en) Apparatus for the generation of steam
CN105889887A (zh) 一种正压力的热能装置
KR20120111691A (ko) 보일러폐열회수장치
US1725463A (en) Water-tube boiler
TWI645818B (zh) Electrothermal heating steam mechanism
US1658819A (en) Steam generator
US1834983A (en) Furnace
US605495A (en) Belgium
DE423329C (de) Kessel zur Erzeugung von Heizdampf mit aufgesetztem Warmwasserbehaelter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6154221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250