JP6151905B2 - 受信装置 - Google Patents

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本発明は、MIMO通信システムで用いられる受信装置に関し、特にプリアンブルなど既知信号のみで構成されるOFDMシンボルが存在しないシステムにおいて、伝搬路特性推定値を高精度に算出し、復号特性を向上させることができる受信装置に関する。
[先行技術の説明:図5]
MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信システムにおいて用いられる従来の送受信装置について図5を用いて説明する。図5は、従来の送受信装置の構成ブロック図である。図5では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調を用い、送信アンテナ2本、受信アンテナ2本を備えた例を示している。
図5に示すように、従来の送受信装置は、送信用の構成として、符号化部501と、インターリーブ部502と、パイロット生成部503と、マッピング部504と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部505と、D/A(Digital/Analog)部506と、送信RF(Radio Frequency)部507と、送信アンテナ508とを備え、受信用の構成として、受信アンテナ509と、受信RF部510と、A/D(Analog/Digital)部511と、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部512と、内挿補間伝搬路推定部513と、デインターリーブ部514と、受信MIMO処理部515と、誤り訂正部516と、IFFT部517とを備えている。
従来の送受信装置の動作について図5を用いて説明する。
送信側では、送信系列毎に、符号化部501が、入力された伝送データを符号化し、インターリーブ部502でインターリーブ処理を行う。このインターリーブ処理は、データをランダムに並び替えるもので、周波数および時間方向のどちらか一方、もしくは両方向で並び替えを行う。また、これらの他にも、ビット単位で並び替えるビットインターリーブ、バイト単位で並び替えるバイトインターリーブなどが考えられる。
インターリーブ処理を施されたデータと、パイロット生成部503で生成されたパイロットは、マッピング部504に入力され、それぞれデータキャリア、パイロットキャリアとして割り当てられる。
ここで、パイロットは既知の信号であり、例えばARIB STD-B33ではサブキャリア8本毎にパイロットキャリアが配置されている。
サブキャリアに割り当てられた信号は、IFFT部505において周波数領域の信号から時間領域の信号に変換される。
変換された時間領域の信号は、D/A変換部50においてアナログ信号に変換され、送信RF部507において無線周波数に周波数変換された後、2つの送信アンテナ508からそれぞれ送信される。
受信側では、2本の受信アンテナ509において受信された信号は、それぞれ、受信RF部510にてベースバンド信号に周波数変換される。
そして、ベースバンド信号は、A/D変換部511によりデジタル信号に変換され、さらにFFT部512によって、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換され、内挿補間伝搬路推定部513とデインターリーブ部514に入力される。
内挿補間伝搬路推定部51では、受信信号の中から既知信号であるパイロットキャリアを抽出し、内挿補間処理を行うことでパイロットキャリア間を補間して伝搬路特性を求める。
補間方法としては、パイロットキャリア近傍のサブキャリアの伝搬路特性を、パイロットキャリア特性で置き換える0次補間方式、隣接するパイロットキャリア間を直線補間する1次補間方式、FIRフィルタなどを用いて補間するフィルタ補間方式などがある。
これらの方式により伝搬路の特性を推定することができ、この推定結果をデインターリーブ部514とIFFT部517に入力する。
IFFT部517では、推定した伝搬路特性をIFFT処理し、遅延プロファイルを生成する。この遅延プロファイルを用いて、伝搬路に含まれるマルチパス成分を観測することができる。
デインターリーブ部514では、FFT部51と内挿補間伝搬路推定部513の出力をデインターリーブ処理する。
ここでのデインターリーブ処理は、送信側インターリーブ部502によって並び替えられたデータを元に戻すように、再度並び替え処理を行うものである。
デインターリーブ処理された信号は、受信MIMO処理部515に入力され、受信MIMO処理部515においてMIMO復調処理が為され、受信系統毎に誤り訂正部516で必要となる情報が算出される。
そして、誤り訂正部516では、その情報に基づき誤り訂正処理を行う。誤り訂正方式としては、ビタビ復号やターボ復号、LDPC(Low Density Parity Check)復号などが広く用いられている。
また、これら誤り訂正方式と連接した2重の誤り訂正を採用してもよく、RS(Reed Solomon)符号やBCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem code)符号などが用いられることが多い。これらの誤り訂正方式によってデータに含まれる誤りが訂正され、復号結果として後段に出力される。
[長遅延のマルチパス]
全サブキャリアが既知信号であるプリアンブルシンボルが存在しないシステムの場合、受信信号における伝搬路特性を推定を行うために、一般的には一定のサブキャリア間隔でパイロットキャリアが配置される。
例えば、パイロットキャリアがサブキャリア8本毎の一定間隔で配置されているとすると、パイロットキャリアから推定可能なマルチパスの遅延時間は、OFDMシンボルの有効シンボル長の1/8以下となる。
したがって、マルチパスの遅延時間が有効シンボル長の1/8を超える長遅延マルチパスの場合、遅延プロファイル上では折り返ってしまい、短い遅延時間のマルチパスとして観測されてしまうため、当該マルチパス成分は検出できない。
[関連技術]
尚、MIMO通信システムに関する技術としては、特開2008−20581号公報「受信装置及び受信方法」(松下電器産業株式会社、特許文献1)、特開2010−41517号公報「MIMO受信装置」(日本放送協会、特許文献2)がある。
特許文献1には、規則に従って、チャネル推定値の書き込み又は読み出しの順番を変換すると共に、データ系列の書き込み又は読み出しの順番を変換して、再変調データを生成し、チャネル推定値、データ系列、再変調データに基づいてデータ系列の干渉信号をキャンセルすることで、再変調処理のためのインタリーブ処理と再復号処理のためのデインタリーブ処理を不要とし、処理遅延を短縮することが記載されている。
特許文献2には、干渉除去のためのIDDループの繰り返し処理を行うと共に、デインタリーブ処理をIDDループの外部で行って、IDDループの繰り返し回数が増えても、再インタリーブ処理の回数は増えず、遅延時間の増大を防ぐことが記載されている。
特開2008−205801号公報 特開2010−41517号公報
しかしながら、従来のMIMO受信装置では、パイロットキャリアのみを用いて伝搬路推定を行うため、長遅延のマルチパスについては遅延プロファイル上で観測できず、また、伝搬路特性の推定結果に基づいて受信MIMO処理を行うため、伝搬路特性の推定結果に誤差が含まれると、それに応じて復号特性が劣化してしまうという問題点があった。
尚、特許文献1,2には、MIMO受信装置において、伝搬路推定部に、各受信系統の伝搬路特性を推定する複数の反復演算部を備え、各反復演算部における処理を巡回して行って伝搬路推定の精度を向上させることは記載されていない。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたもので、伝搬路特性の推定精度を向上させて、長遅延のマルチパスについても遅延プロファイル上で観測でき、更に、復号特性を向上させることができる受信装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の受信アンテナを備え、各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置であって、受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力する内挿補間伝搬路推定部と、内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力する受信MIMO処理部と、復調信号に対し誤り訂正復号する復号処理部と、複数の受信アンテナのそれぞれに対応し、複数の受信経路における伝搬路特性を推定して出力する、複数の受信アンテナと同数の伝搬路反復推定部とを有し、伝搬路反復推定部のぞれぞれは、対応する受信アンテナにおける受信信号の復調信号若しくは復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定する、複数の送信アンテナと同数の反復演算部を備え、複数の反復演算部は、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号と推定された伝搬路特性との積を、受信信号から減算し、減算した結果を、推定すべき受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号で除算し、除算した結果を推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、推定された伝搬路特性が利用できない1回目の処理では、推定された伝搬路特性の代わりに内挿補間伝搬路特性を用いて伝搬路特性を推定し、複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して伝搬路特性を推定することを特徴としている。
また、本発明は、上記受信装置において、複数の送信アンテナからの送信信号はプリアンブルシンボルを用いずに送信されるOFDM信号であり、伝搬路反復推定部のそれぞれは、推定送信信号を用いて伝搬路特性を推定するものであり、複数の受信アンテナのそれぞれの受信信号をフーリエ変換し、内挿補間伝搬路推定部及び伝搬路反復推定部に出力するFFT部と、フーリエ変換された受信信号及び内挿補間伝搬路特性を、周波数および時間方向の少なくとも一方で並び替えをして受信MIMO処理部に出力するデインターリーブ部と、復号処理部の復号結果を、送信信号に為された符号化と同じ方式で符号化する符号化部と、符号化部からの符号を、送信信号に為されたインターリーブと同じ方式でインターリーブするインターリーブ部と、インターリーブされた符号を複素平面上にマッピングし、推定送信信号として出力するマッピング部と、伝搬路反復推定部から出力された伝搬路特性を用いて、遅延された受信信号をMIMO復調する別の受信MIMO処理部及び復号する別の復号処理部とを設けたことを特徴としている。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の受信アンテナを備え、各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置における遅延プロファイル観測方法であって、内挿補間伝搬路推定部が、受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力し、受信MIMO処理部が、内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、復号処理部が、複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力し、復調信号に対し誤り訂正復号を施して復号処理を行うと共に、複数の受信アンテナのそれぞれに対応した伝搬路反復推定部が、複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定し、IFFT処理部が、各受信経路における伝搬路特性をIFFT処理によって時間領域に変換して遅延プロファイルを出力し、伝搬路反復推定部において、複数の受信経路に対応した反復演算部が、対応する受信アンテナにおける受信信号の復調信号若しくは復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、1回目の処理では、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号と内挿補間伝搬路特性との積を、受信信号から減算し、減算した結果を、推定すべき受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号で除算し、除算した結果を推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、2回目以降の処理では、内挿補間伝搬路特性の代わりに推定された伝搬路特性を用いて推定すべき受信経路における伝搬路特性を推定し、複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して伝搬路特性を推定することを特徴としている。
本発明によれば、複数の受信アンテナを備え、各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置であって、受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力する内挿補間伝搬路推定部と、内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力する受信MIMO処理部と、復調信号に対し誤り訂正復号する復号処理部と、複数の受信アンテナのそれぞれに対応し、複数の受信経路における伝搬路特性を推定して出力する、複数の受信アンテナと同数の伝搬路反復推定部とを有し、伝搬路反復推定部のぞれぞれは、対応する受信アンテナにおける受信信号の復調信号若しくは復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定する、複数の送信アンテナと同数の反復演算部を備え、複数の反復演算部は、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号と推定された伝搬路特性との積を、受信信号から減算し、減算した結果を、推定すべき受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号で除算し、除算した結果を推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、推定された伝搬路特性が利用できない1回目の処理では、推定された伝搬路特性の代わりに内挿補間伝搬路特性を用いて伝搬路特性を推定し、複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して伝搬路特性を推定する受信装置としているので、パイロットキャリアだけでなくデータキャリアの位置においても伝搬路特性を推定し、また、ある反復演算部で得られた推定結果を別の反復演算部での伝搬路推定に反映させることにより、伝搬路特性の推定精度を高めていくことができ、高精度の伝搬路特性に基づく遅延プロファイルによって長遅延マルチパスを観測することができ、伝搬路特性の推定に復調信号を用いた場合には、回路規模やコストを低減できる効果がある。
また、本発明によれば、複数の送信アンテナからの送信信号はプリアンブルシンボルを用いずに送信されるOFDM信号であり、伝搬路反復推定部のそれぞれは、推定送信信号を用いて伝搬路特性を推定するものであり、複数の受信アンテナのそれぞれの受信信号をフーリエ変換し、内挿補間伝搬路推定部及び伝搬路反復推定部に出力するFFT部と、フーリエ変換された受信信号及び内挿補間伝搬路特性を、周波数および時間方向の少なくとも一方で並び替えをして受信MIMO処理部に出力するデインターリーブ部と、復号処理部の復号結果を、送信信号に為された符号化と同じ方式で符号化する符号化部と、符号化部からの符号を、送信信号に為されたインターリーブと同じ方式でインターリーブするインターリーブ部と、インターリーブされた符号を複素平面上にマッピングし、推定送信信号として出力するマッピング部と、伝搬路反復推定部から出力された伝搬路特性を用いて、遅延された受信信号をMIMO復調する別の受信MIMO処理部及び復号する別の復号処理部とを設けた上記受信装置としているので、高精度に求められた伝搬路特性を用いて復号することができ、復号特性を向上させることができる効果がある。
また、本発明によれば、複数の受信アンテナを備え、各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置における遅延プロファイル観測方法であって、内挿補間伝搬路推定部が、受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力し、受信MIMO処理部が、内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、復号処理部が、複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力し、復調信号に対し誤り訂正復号を施して復号処理を行うと共に、複数の受信アンテナのそれぞれに対応した伝搬路反復推定部が、複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定し、IFFT処理部が、各受信経路における伝搬路特性をIFFT処理によって時間領域に変換して遅延プロファイルを出力し、伝搬路反復推定部において、複数の受信経路に対応した反復演算部が、対応する受信アンテナにおける受信信号の復調信号若しくは復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、1回目の処理では、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号と内挿補間伝搬路特性との積を、受信信号から減算し、減算した結果を、推定すべき受信経路に対応する復調信号若しくは推定送信信号で除算し、除算した結果を推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、2回目以降の処理では、内挿補間伝搬路特性の代わりに推定された伝搬路特性を用いて推定すべき受信経路における伝搬路特性を推定し、複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して伝搬路特性を推定する遅延プロファイル観測方法としているので、パイロットキャリアだけでなくデータキャリアの位置においても伝搬路特性を推定し、また、ある反復演算部で得られた推定結果を別の反復演算部での伝搬路推定に反映させることにより、伝搬路特性の推定精度を高めていくことができ、高精度の伝搬路特性に基づく遅延プロファイルによって長遅延マルチパスを観測することができ、伝搬路特性の推定に復調信号を用いた場合には、回路規模やコストを低減できる効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。 伝搬路反復推定部114aの構成ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。 従来の送受信装置の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る受信装置は、MIMO通信システムにおける受信装置であって、受信信号の復号処理を行うと共に、パイロットキャリアによる内挿補間伝搬路推定値を時間平均し、復号結果を再変調して推定送信信号を生成し、伝搬路反復推定部が、1回目の処理では、受信信号と、パイロットキャリアによる伝搬路推定値の時間平均値と、推定送信信号とに基づいて伝搬路推定を行って第1の受信経路における伝搬路推定値(h1)を求め、更に、h1の時間平均値と、受信信号と、推定送信信号とに基づいて伝搬路推定を行って第2の受信経路における伝搬路推定値(h2)を求めるものであり、パイロットキャリアだけでなくデータキャリアについても伝搬路推定を行うことで、従来に比べて伝搬路推定の精度を向上させて、遅延プロファイル上での長遅延マルチパスの観測を可能とし、更に、2回目以降は、h1を求める際に、パイロットキャリアによる伝搬路推定値の時間平均値の代わりに、前回の処理で求められたh2の時間平均値を用いてh1を算出し、h1とh2を求める処理を交互に反復して行うことにより、伝搬路推定の精度を一層向上させることができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る受信装置は、推定送信信号を復号結果から生成するのではなく、受信MIMO処理によって生成した推定送信信号を伝搬路反復推定部に入力して反復伝搬路推定を行う構成としており、回路構成を大幅に簡略化して低コストで高精度に伝搬路特性を推定することができ、遅延プロファイル上での長遅延マルチパスの観測を可能とすることができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る受信装置は、伝搬路反復推定部で高精度に推定された伝搬路特性を用いて受信信号を復号する構成としているので、長遅延マルチパスの観測を可能とすると共に、復号特性を良好にすることができるものである。
[第1の実施の形態に係る受信装置:図1]
本発明の第1の実施の形態に係る受信装置について図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。
図1では、送信アンテナ2本、受信アンテナ2本のMIMO通信の場合を示している。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る受信装置(第1の受信装置)は、受信アンテナ101a,101bと、受信RF部102a,102bと、A/D部103a,103bと、FFT部104a,104bと、内挿補間伝搬路推定部105a,105bと、時間平均部106a,106bと、遅延調整部107a,107bと、デインターリーブ部108a,108bと、受信MIMO処理部109と、誤り訂正部110と、符号化部111と、インターリーブ部112と、マッピング部113と、伝搬路反復推定部114a,114bと、IFFT部115とを備えている。
尚、送信側の構成は図5に示した従来と同様となっているが、ここでは送信アンテナのみを示している。以降の説明において、第1の送信RF部(TxRF1)に接続する送信アンテナを第1の送信アンテナ、第2の送信RF部(TxRF2)に接続する送信アンテナを第2の送信アンテナと称する。
各構成部分について説明する。
受信アンテナ101a,101bは、送信側から送信された無線信号を受信する。
受信RF部102a,102bは、受信信号をベースバンド帯域に変換する。
A/D部103a,103bは、ベースバンド信号をA/D変換する。
FFT部104a,104bは、A/D変換された信号をFFTにより周波数領域に変換する。
内挿補間伝搬路推定部105a,105bは、パイロットキャリア信号を周波数方向に内挿補間することにより、伝搬路特性を推定し、受信経路毎に伝搬路推定値hを出力する。内挿補間伝搬路推定部105aは、パイロットキャリアに基づく伝搬路推定値h11,h12を出力し、内挿補間伝搬路推定部105bは、パイロットキャリアに基づく伝搬路推定値h21,h22を出力する。
パイロットキャリア信号の内挿補間手法としては、パイロットキャリア近傍のサブキャリアの伝搬路特性をパイロットキャリア特性で置き換える0次補間方式や、隣接する2本のパイロットキャリアを直線補間する1次補間方式、あるいは、複数のパイロットキャリアにFIRフィルタなどを用いて補間するフィルタ補間方式などがあり、どのような補間方式を用いても差し支えない。
時間平均部106a,106bは、パイロットキャリアに基づく伝搬路特性値h0を特定のシンボル期間に亘って時間方向で平均化する。これにより、求めた伝搬路特性に含まれる雑音成分を低減することができるものである。
デインターリーブ部108a,108bは、送信側で施されたインターリーブ処理に対応して元の配列に戻す並べ替えを行う。
受信MIMO処理部109は、誤り訂正部において必要となる情報を算出する。
必要な情報を算出する例としては、MLD(Maximum Likelihood Detection)方式やMMSE(Minimum Mean Square Error)方式によって、送信1系(第1のアンテナからの送信信号)、送信2系(第2のアンテナからの送信信号)の信号を分離・復調する、または、分離した信号のビットやシンボル単位の尤度を算出する、などが挙げられる。
誤り訂正部110は、誤り訂正処理を行って、復号結果としてのデータを出力する。
誤り訂正方式としては、従来と同様のビタビ復号や、ターボ復号、LDPC復号などが用いられている。また、MIMO方式に適する誤り訂正方式として、STTC(Space Time Trellis Code)方式や、STBC(Space Time Block Code)なども用いられている。
更に、RS符号やBCH符号などを、これらの誤り訂正方式と連接した2重の誤り訂正方式として用いてもよい。
デインターリーブ部108a,108b、受信MIMO処理部109、誤り訂正部110を合わせた構成は、請求項に記載した復号処理部に相当する。
遅延調整部107a,107bは、伝搬路反復推定部114a,114bにおいて推定送信信号とのタイミングを合わせるために、受信信号及び内挿補間伝搬路推定の時間平均結果を所定の時間遅延する。
第1の受信装置では、復号された信号をフィードバックして送信信号を推定し、推定送信信号と、受信信号及び伝搬路特性の時間平均結果に基づいて、伝搬路特性の反復推定を行う。
フィードバック系の構成について説明する。
符号化部111は、分岐された復号データを入力して、送信側と同じ符号化を行う。
インターリーブ部112は、送信側と同様のインターリーブ処理を行う。
マッピング部113は、インターリーブが施されたデータをマッピングして、2系統(第1の送信アンテナから送信された信号と第2の送信アンテナから送信された信号)の推定送信信号を生成する。
符号化部111、インターリーブ部112、マッピング部113を合わせた構成は、請求項に記載した推定送信信号生成処理部に相当する。
伝搬路反復推定部114a,114bは、第1の受信装置の特徴部分である。
伝搬路反復推定部114aは、受信アンテナ101aにおける受信信号に基づいて、伝搬路特性の反復推定演算を行う。
同様に、伝搬路反復推定部114bは、受信アンテナ101bにおける受信信号に基づいて伝搬路特性の反復推定演算を行う。
伝搬路反復推定部114a,114bの構成及び動作については後で詳細に説明する。
IFFT部115は、反復推定演算によって精度良く求められた伝搬路特性をIFFT処理によって時間領域に変換して、遅延プロファイルを出力する。
[第1の受信装置における伝搬路推定の概略]
次に、第1の受信装置における伝搬路推定の概略について説明する。
送信アンテナ2本、受信アンテナ2本を用いたMIMO方式の受信信号yk(ω,t)は、式(1)で表される。
ここで、kは受信アンテナ番号、ωはサブキャリア番号、tはOFDMシンボル番号を表している。
Figure 0006151905
ここで、hkj(ω,t)は、j番目の送信アンテナからk番目の受信アンテナまでの伝搬路特性、xj(ω,t)は、j番目の送信アンテナからの送信信号を表す。
式(1)の1行目の成分は、受信アンテナ101aにおける受信信号であり、式(2)で表される。
Figure 0006151905
本発明では、ガードインターバルを超える遅延波を検出することを目的としているため、式(2)における伝搬路特性h11(ω,t)及びh12(ω,t)を高精度で推定する必要がある。
しかし、式(2)だけからでは、2つの未知数h11(ω,t)及びh12(ω,t)を求めることはできない。
そこで、第1の受信装置では、アンテナ101aの受信信号について、h11(ω,t)とh12(ω,t)を交互に推定する。
具体的には、一方の伝搬路特性について推定結果を算出し、次に、当該算出された推定結果を用いて他方の伝搬路特性を算出する処理を行い、2つの処理を巡回させて複数回反復演算する。反復演算を行なうことで徐々にその推定精度を向上させるようにしている。
また、同様に、アンテナ101bの受信信号についても、h21(ω,t)とh22(ω,t)を交互に推定して推定精度を向上させる。
第1の受信装置における伝搬路推定の動作について具体的に説明する。
まず、内挿補間伝搬路推定部105a,105bは、受信信号に含まれるパイロットキャリア信号を周波数方向に内挿補間して、伝搬路特性hkj (0)(ω,t)を推定する。
ここで、パイロットキャリアの内挿補間により推定した伝搬路特性の反復回数インデックスを0としており、上付き(0)で示している。
時間平均部106a、106bは、式(3)に示すように、伝搬路特性hkj (0)(ω,t)を(T+1)シンボル期間に亘って時間平均する。
Figure 0006151905
尚、式(3)に示したように、時間平均値は、数式上では上線付きの項で表すが、本明細書中では上線を省略し、括弧付きで[hkj (0)(ω,t)]のように記載するものとする。
伝搬路特性を特定期間に亘って平均化する回数(平均回数)Tは、伝搬路特性の変動に対して十分小さい値を用いることが望ましいが、伝搬路変動周波数が高い場合には、T=0として平均化を行わないこととしてもよい。
また、時間方向平均化処理の異なる構成例としては、式(4)に示すように、最大ドップラー周波数を通過域とするようなFIRフィルタ構成としてもよい。
Figure 0006151905
ここで、ctはフィルタ係数である。
その後、デインターリーブ処理、受信MIMO処理、誤り訂正を施されて復号データが得られると、復号データをフィードバックして送信信号を生成する処理を行う。
復号結果は、符号化部111に入力され、送信側で用いている符号化と同様の符号化処理が施され、再度符号化される。
そして、再符号化結果は、インターリーブ処理部112で送信側と同様のインターリーブ処理により、符号順序を並び替えられる。
その後、インターリーブ後の符号は、マッピング部113により、複素平面上にマッピングされ、送信信号の推定結果が得られる。
誤り訂正により符号誤りが完全に訂正されたとすると、推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)は、送信信号x1(ω,t)、x2(ω,t)と完全に一致する。
尚、推定送信信号は、数式上では「^」付きで示しているが、本明細書中では、「′」を付して記載するものとする。
一方、推定伝搬路特性の時間平均結果[hkj (0)(ω,t)]及び受信信号yk(ω,t)は、遅延調整部107a、107bに入力され、デインターリーブ処理部108、受信MIMO処理部109、誤り訂正処理部110、符号化部111、インターリーブ処理部112、マッピング部113での処理に相当する時間だけ遅延されて、伝搬路反復推定部114a,114bに入力される。
これにより、推定伝搬路特性の時間平均結果[hkj (0)(ω,t)]及び受信信号yk(ω,t)と、推定送信信号xj′(ω,t)とのタイミングを一致させる。
そして、伝搬路反復推定部114a,114bは、受信信号yk(ω,t)、推定伝搬路特性の時間平均結果[hkj (0)(ω,t)]、及び推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)を入力して、再度伝搬路特性の推定を行う(反復推定演算)。
[伝搬路反復推定部114の構成:図2]
ここで、伝搬路反復推定部114の構成について図2を用いて説明する。図2は、伝搬路反復推定部114aの構成ブロック図である。
上述したように、第1の受信装置では、h11(ω,t)とh12(ω,t)を交互に推定し、一方の推定結果を用いて他方を演算するものであり、更にその処理を反復することにより推定精度を向上させるようにしている。
図2に示すように、伝搬路反復推定部14aは、h1反復演算部201と、h1時間平均部202と、h2反復演算部203と、h2時間平均部204とを備えており、アンテナ101aの受信信号y1における伝搬路特性を推定して出力するものである。
h1反復演算部201は、第1の受信経路(第1の送信アンテナから送信され、受信アンテナ101aで受信された信号の経路)における伝搬路特性h11を推定する。
h1時間平均部202は、h1反復演算部201から出力される伝搬路特性h11の時間平均を算出する。
h2反復演算部203は、第2の受信経路(第2の送信アンテナから送信され、受信アンテナ101aで受信された信号の経路)における伝搬路特性h12を推定する。
h2時間平均部204は、h2反復演算部203から出力される伝搬路特性h12の時間平均を算出する。
尚、伝搬路反復推定部104bも同様の構成及び動作であり、説明を省略するが、アンテナ101bの受信信号y2について同様の処理を行って、伝搬路特性h21及びh22を推定して出力するものである。
[伝搬路反復推定部の動作:図2]
次に、伝搬路反復推定部114aの動作について図2を用いて説明する。
[1回目の反復演算処理]
まず、1回目の反復演算処理について説明する。
h1反復演算部201は、遅延調整部107aから時間調整された受信信号y1(ω,t)と、第2の受信経路の推定伝搬路特性の時間平均結果[h12 (0)(ω,t)]とを入力すると共に、マッピング部113から推定送信信号x1′(ω,t)及びx2′(ω,t)を入力し、伝搬路特性h11(ω,t)を算出する。この演算結果は1回目の反復演算結果となる。
h1反復演算部201では、式(2)を変形することによって得られる式(5)に、入力された値を代入することにより、伝搬路特性h11 (1)(ω,t)を算出する。
Figure 0006151905
伝搬路特性h11 (1))(ω,t)のインデックス(1)は、1回目の反復演算結果であることを示している
ここで得られた伝搬路特性h11 (1)(ω,t)は、復調結果に基づく推定送信信号を用いているため、パイロットキャリア以外のデータキャリアも使用して求められており、パイロットキャリアに基づく伝搬路特性の時間平均結果[h11 (0)(ω,t)]と比較して精度が高く、周期の短い周波数特性を推定することができるものである。
これにより、従来、例えば8サブキャリア毎に配置されるパイロットキャリアのみから推定した場合には、OFDMシンボルの有効シンボル長の1/8以下の遅延時間のパスしか検出できなかったのに対して、第1の受信装置では、より遅延時間の長い伝搬路特性の推定も可能となる。
h1反復演算部201からの伝搬路特性h11(ω,t)は、IFFT部115に入力されて遅延プロファイルが求められると共に、分岐されてh1時間平均部202に入力される。
h1時間平均部202は、h1反復演算部201から出力される伝搬路特性h11(ω,t)を特定の期間に亘って時間平均し、時間方向に平均化された伝搬路特性の時間平均結果[h11(ω,t)]を出力する。時間平均の処理は、上述した時間平均部106の処理と同様である。
ここで得られた伝搬路特性の時間平均結果[h11(ω,t)]は、h12(ω,t)の推定に用いられる。
h2反復演算部203は、遅延調整部107aから、時間調整された受信信号y1(ω,t)を入力し、h1時間平均部202から伝搬路特性の時間平均結果[h11(ω,t)]を入力し、マッピング部113から推定送信信号x1′(ω,t)及びx2′(ω,t)を入力し、これらに基づいて、式(6)により伝搬路特性h12(ω,t)を算出する。
Figure 0006151905
伝搬路特性h12 (1)(ω,t)のインデックス(1)は、1回目の反復演算結果であることを示している。
ここで、式(5)と式(6)とを比較すると、式(5)では、パイロットキャリアに基づく推定伝搬路特性の時間平均結果[h12 (0)(ω,t)]が用いられているのに対し、式(6)では、データキャリアも用いた高精度な伝搬路推定結果(式(5)の演算結果)である伝搬路特性の時間平均結果[h11 (1)(ω,t)]が用いられている。
従って、h1反復演算部201の演算結果h11 (1)(ω,t)よりも、h2反復演算部203の演算結果h12 (1)(ω,t)の方が推定精度を向上させることができるものである。
更に、h2反復演算部203の演算結果h12 (1)(ω,t)は、h2時間平均部204において時間方向に平均化され、伝搬路特性の時間平均結果[h12 (1)(ω,t)]が出力される。
以上の処理が、1回目の反復演算処理となる。
[2回目の反復演算処理]
2回目の反復演算処理について説明する。
h2時間平均部204から出力された伝搬路特性の時間平均結果[h12 (1)(ω,t)]は、h1反復演算部202に入力され、式(7)に従って2回目の反復演算が行われ、伝搬路特性h11 (2)(ω,t)が求められる。
Figure 0006151905
2回目の反復演算では、パイロットキャリアに基づく伝搬路特性の時間平均結果[h12 (0)(ω,t)]の代わりに、1回目の反復演算による伝搬路特性の時間平均結果[h12 (1)(ω,t)]が用いられるため、一層推定精度を向上させることができるものである。
そして、h1反復演算部201からの伝搬路特性h11 (2)(ω,t)は、h1時間平均部202に入力されて、時間平均が求められ、伝搬路特性の時間平均結果[h11 (2)(ω,t)]がh2反復演算部203に入力される。
h2反復演算部203では、式(8)に従って2回目の反復演算が行われ、伝搬路特性h12 (2)(ω,t)が求められる。
Figure 0006151905
伝搬路特性h12 (2)(ω,t)は、h11 (2)(ω,t)よりも推定精度が向上している。
そして、伝搬路特性h12 (2)(ω,t)は、h2時間平均部204において時間平均結果[h12 (2)(ω,t)]が求められる。
このようにして2回目の反復演算処理が行われる。
[n回目の反復演算処理]
そして、第1の受信装置では、複数の受信系統について順次巡回して伝搬路特性を推定する一連の処理(伝搬路推定演算処理)をn回反復演算することにより、伝搬路特性の推定精度を更に向上させるようにしている。
具体的には、h1反復演算部202では、h2時間平均部204の(n−1)回目の反復処理によって出力された伝搬路特性の時間平均結果[h12 (n-1)(ω,t)]を用いて、式(9)に従ってn回目の反復演算が行われ、伝搬路特性h11 (n)(ω,t)が求められる。
Figure 0006151905
また、h2反復演算部204では、式10に従ってn回目の反復演算が行われ、伝搬路特性h12 (n)(ω,t)が求められる。
Figure 0006151905
これにより、第1の受信装置では、精度の高い伝搬路推定を行うことができ、それに基づく遅延プロファイルによって、パイロットキャリアのみからでは観測不可能であった長遅延のマルチパスも高精度に観測できるようになるものである。
尚、ここでは送信アンテナ、受信アンテナが2本の場合について説明したが、3本以上の場合には、受信アンテナの数だけ伝搬路反復推定部114を設け、各伝搬路反復推定部114には、送信アンテナの数だけ反復演算部を設けて、2系統の場合と同様に、各受信系統の伝搬路特性を順次巡回して推定してその結果を他の受信系統の伝搬路特性の算出に反映させる演算処理を行えばよい。
本発明の第1の実施の形態に係る受信装置は、第1と第2の受信アンテナを備え、前記各受信アンテナにおいて、第1と第2の送信アンテナからの受信系統を受信信号として受信する受信装置であって、受信信号中のパイロットキャリアから内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力する内挿補間伝搬路推定部と、前記内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号を復号する復号処理部と、前記復号処理部の復号結果から推定送信信号を生成する推定送信信号生成処理部と、前記第1と第2の受信アンテナのそれぞれに対応し、前記第1と第2の受信系統における伝搬路特性を推定して出力する第1の伝搬路反復推定部と第2の伝搬路反復推定部とを有し、前記第1と第2の伝搬路反復推定部は、前記推定送信信号と、受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて前記第1の受信系統における伝搬路特性を推定する第1の反復演算部と、前記推定送信信号と、受信信号と、前記第1の反復演算部で推定された伝搬路特性とを用いて前記第2の受信系統における伝搬路特性を推定する第2の反復演算部とを備え、前記第1の反復演算部は、1回目の処理では前記内挿補間伝搬路特性を用いて伝搬路特性を推定し、2回目以降の処理では前記第2の反復演算部で推定された伝搬路特性を用いて伝搬路特性を推定し、前記第1の反復演算部の処理と前記第2の反復演算部の処理を交互に行う受信装置としている。
[第1の実施の形態の効果]
本発明の第1の実施の形態に係る受信装置によれば、MIMO通信システムで用いられる受信装置であって、パイロットキャリアに基づいて伝搬路特性を推定して復号を行い、復号データから推定送信信号を生成し、伝搬路反復推定部104が、まず、パイロットキャリアに基づく第2の受信経路の伝搬路特性推定値を用いて第1の受信経路の伝搬路特性推定値(h1)を算出し、次に、算出された第1の受信経路の伝搬路特性推定値を用いて第2の受信経路の伝搬路特性推定値(h2)を算出し、更に、算出された第2の受信経路の伝搬路特性推定値を用いて再び第1の受信経路の伝搬路特性推定値を算出する、というように、一方の算出結果を用いて他方を算出する一連の処理を反復して行う受信装置としているので、パイロットキャリア以外のデータキャリアも用いて、伝搬路特性推定の演算を複数回反復することにより、伝搬路特性を高精度で求めることができ、長遅延マルチパスの観測を遅延プロファイル上で精度良く行うことができるという効果がある。
[第2の実施の形態に係る受信装置:図3]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る受信装置について図3を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。
上述した第1の受信装置では、復号結果を用いて推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)を再生成するので、遅延調整部107は、デインターリーブ部108からマッピング部113までの処理時間に応じた遅延調整が必要であり、そのためには容量の大きなメモリが必要となる。特に、インターリーブ、デインターリーブの範囲が広くなるにつれ、ハード実装が困難になる。
そこで、本発明の第2の実施の形態に係る受信装置(第2の受信装置)では、復号結果ではなく受信MIMO処理結果を用いて推定送信信号を生成する構成としており、回路規模を大幅に削減することができるものである。
図3に示すように、第2の受信装置は、受信アンテナ301a,301bと、受信RF部302a,302bと、A/D部303a,303bと、FFT部304a,304bと、内挿補間伝搬路推定部305a,305bと、時間平均部306a,306bと、受信MIMO処理部308と、遅延調整部307a,307bと、伝搬路反復推定部309a,309bと、IFFT部310とを備えている。
これらの構成部分の内、受信アンテナ301〜時間平均部306までの構成部分は、第1の受信装置における受信アンテナ101〜時間平均部106までの構成及び動作と同じである。
更に、図3では省略しているが、受信MIMO処理部の後段には、デインタリーブ部、誤り訂正部が設けられており、誤り訂正部から復号結果が出力される。
第2の受信装置の特徴部分について説明する。
図3に示すように、第2の受信装置では、受信MIMO処理部308を、デインタリーブ部よりも前段に設け、受信MIMO処理部308において、送信信号の推定を行う。
例えば、受信MIMO処理部308では、例えばMLD方式や、MMSE方式などにより、MIMO復調によって推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)を生成し、これを伝搬路反復推定部309a、309bに入力する。
伝搬路反復推定部309a,309bの構成及び動作は、図2に示した第1の受信装置における伝搬路反復推定部114a,114bと同様である。
第2の受信装置では、遅延調整部307で必要となる調整時間は、受信MIMO処理部308における処理に要する時間のみとなり、第1の受信装置の構成と比べて、回路規模を大幅に削減することができるものである。
但し、第2の受信装置においては、誤り訂正を行う前の信号を用いるため、第1の受信装置に比べてデータ誤りへの耐性が弱くなってしまう。
したがって、伝搬路特性が安定している、受信信号電力を十分に確保できる、などの条件が必要となるものの、それを満足できる環境であれば、回路規模を抑えながら伝搬路特性を高精度に推定する受信装置を低コストで実現できるものである。
これにより、第2の受信装置においても、長い遅延時間のマルチパスを遅延プロファイル上で観測することができるものである。
[第2の実施の形態の効果]
本発明の第2の実施の形態に係る受信装置によれば、受信MIMO処理部308をでインターリーブ部の前段に設け、受信MIMO処理部308において推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)を生成して、伝搬路反復推定部309a,309bに入力する構成としているので、回路規模を大幅に縮小することができ、通信環境が比較的良好な場合には、低コストで伝搬路特性を精度良く推定し、長遅延マルチパスを観測可能とすることができる効果がある。
[本発明の第3の実施の形態に係る受信装置:図4]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る受信装置について図4を用いて説明する。図4は、本発明の第3の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。
図4に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る受信装置(第3の受信装置)は、図1に示した第1の受信装置において高精度に求められた伝搬路特性を反映させて復号を行うものである。
尚、図4では、第1の受信装置と同様の構成部分におけるFFT処理部404より前段の部分は省略している。
図4に示すように、第3の受信装置は、第1の受信装置と同様の部分として、受信アンテナと、受信RF部と、A/D部と、FFT部404a,404bと、内挿補間伝搬路推定部405a,405bと、時間平均部406a,406bと、遅延調整部407a,407bと、デインターリーブ部408a,408bと、受信MIMO処理部409と、誤り訂正部410と、符号化部411と、インターリーブ部412と、マッピング部413と、伝搬路反復推定部414a,414bと、IFFT部415とを備えている。
但し、誤り訂正部410からの復号結果は受信データとしては出力されず、符号化部411に入力される。
そして、第3の受信装置は、更に、遅延調整部416a,416bと、デインタリーブ部417a,417bと、受信MIMO処理部418と、誤り訂正部419とが設けられている。復号結果は、誤り訂正部419から出力される。
デインタリーブ部417a,417bと、受信MIMO処理部418と、誤り訂正部419は、請求項に記載した別の復調処理部に相当している。
第3の受信装置の特徴部分について説明する。
第3の受信装置は、第1の装置と同様に、誤り訂正部410空出力される復号データから、符号化部411、インターリーブ部412、マッピング部413によって推定送信信号x1′(ω,t)、x2′(ω,t)を生成する。
第3の受信装置の伝搬路反復推定部414a,414bは、第1の装置における伝搬路反復推定部114a,114bと同様の構成及び動作であり、伝搬路特性を高精度に推定する。
遅延調整部416aは、遅延調整部407で遅延調整された受信信号を、伝搬路反復推定部414a,414bにおける反復演算に要する時間だけ更に遅延調整し、デインターリーブ部417に出力する。
そして、第3の受信装置の特徴として、伝搬路反復推定部414a,414bで高精度に推定された伝搬路特性は、デインターリーブ部417a,417bに入力されて、復号に用いられる。
これにより、第3の受信装置では、高精度に推定された伝搬路特性を用いて受信MIMO処理を行うことができ、第1の受信装置及び第2の受信装置と比較して、精度良く復号して、誤り訂正部419からの出力データの特性を向上させることができるものである。
尚、伝搬路反復推定部414a,414bからの伝搬路特性は、IFFT部415で遅延プロファイルが求められ、第1、第2の受信装置と同様に長遅延マルチパスの観測を行うことができるものである。
[第3の実施の形態の効果]
本発明の第3の実施の形態に係る受信装置によれば、第1の受信装置の構成に、更に、遅延調整部416a,416bと、デインタリーブ部417a,417bと、受信MIMO処理部418と、誤り訂正部419とを備え、伝搬路反復推定部41a,41bから出力される精度の高い伝搬路特性を反映させて受信データの復号MIMO処理を行う構成としているので、長遅延パスを遅延プロファイル上で観測することができると共に、復号特性を向上させることができる効果がある。
本発明は、伝搬路特性の推定精度を向上させて、長遅延のマルチパスについても遅延プロファイル上で観測でき、更に、復号特性を向上させることができる受信装置に適している。
101,301,509...受信アンテナ、 102,302,510...受信RF部、 103,303,511...A/D部、 104,304,404,512...FFT部、 105,305,405,513...内挿補間伝搬推定部、 106,306,406...時間平均部、 107,307,407,416...遅延調整部、 108,408,417,514...デインターリーブ部、 109,308,409,418,515...受信MIMO処理部、 110,410,419,516...誤り訂正部、 111,411,501...符号化部、 112,412,502...インターリーブ部、 113,413,504...マッピング部、 114,309,414...伝搬路反復推定部、 115,310,415,505,517...IFFT部、 201...h1反復演算部、 202...h1時間平均部、 203...h2反復演算部、 204...h2時間平均部、 503...パイロット生成部、 506...D/A部、 507...送信RF部、 508...送信アンテナ

Claims (3)

  1. 複数の受信アンテナを備え、前記各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置であって、
    受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力する内挿補間伝搬路推定部と、
    前記内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、前記複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力する受信MIMO処理部と、
    前記復調信号に対し誤り訂正復号する復号処理部と、
    前記複数の受信アンテナのそれぞれに対応し、前記複数の受信経路における伝搬路特性を推定して出力する、前記複数の受信アンテナと同数の伝搬路反復推定部とを有し、
    前記伝搬路反復推定部のぞれぞれは、対応する前記受信アンテナにおける受信信号の前記復調信号若しくは前記復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、前記受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、前記複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定する、前記複数の送信アンテナと同数の反復演算部を備え、
    前記複数の反復演算部は、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する前記復調信号若しくは前記推定送信信号と前記推定された伝搬路特性との積を、前記受信信号から減算し、前記減算した結果を、前記推定すべき受信経路に対応する前記復調信号若しくは前記推定送信信号で除算し、前記除算した結果を前記推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、前記推定された伝搬路特性が利用できない1回目の処理では、前記推定された伝搬路特性の代わりに前記内挿補間伝搬路特性を用いて伝搬路特性を推定し、前記複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して前記伝搬路特性を推定することを特徴とする受信装置。
  2. 前記複数の送信アンテナからの送信信号はプリアンブルシンボルを用いずに送信されるOFDM信号であり、前記伝搬路反復推定部のそれぞれは、前記推定送信信号を用いて前記伝搬路特性を推定するものであり、
    前記複数の受信アンテナのそれぞれの受信信号をフーリエ変換し、前記内挿補間伝搬路推定部及び前記伝搬路反復推定部に出力するFFT部と、
    前記フーリエ変換された受信信号及び前記内挿補間伝搬路特性を、周波数および時間方向の少なくとも一方で並び替えをして前記受信MIMO処理部に出力するデインターリーブ部と、
    前記復号処理部の復号結果を、前記送信信号に為された符号化と同じ方式で符号化する符号化部と、
    前記符号化部からの符号を、前記送信信号に為されたインターリーブと同じ方式でインターリーブするインターリーブ部と、
    前記インターリーブされた符号を複素平面上にマッピングし、前記推定送信信号として出力するマッピング部と、
    前記伝搬路反復推定部から出力された伝搬路特性を用いて、遅延された受信信号をMIMO復調する別の受信MIMO処理部及び復号する別の復号処理部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 複数の受信アンテナを備え、前記各受信アンテナにおいて、複数の送信アンテナからの送信信号を複数の受信経路で受信し受信信号とするMIMO受信装置における遅延プロファイル観測方法であって、
    内挿補間伝搬路推定部が、受信信号中のパイロットキャリアから周波数方向の内挿補間により内挿補間伝搬路特性を出力し、
    受信MIMO処理部が、前記内挿補間伝搬路特性に基づいて受信信号をMIMO復調し、復号処理部が、前記複数の受信経路の信号が分離された復調信号を出力し、前記復調信号に対し誤り訂正復号を施して復号処理を行うと共に、
    前記複数の受信アンテナのそれぞれに対応した伝搬路反復推定部が、前記複数の受信経路における伝搬路特性を各々推定し、
    IFFT処理部が、前記各受信経路における伝搬路特性をIFFT処理によって時間領域に変換して遅延プロファイルを出力し、
    前記伝搬路反復推定部において、前記複数の受信経路に対応した反復演算部が、対応する前記受信アンテナにおける受信信号の前記復調信号若しくは前記復号処理部での復号結果を符号化し直して生成された推定送信信号と、前記受信信号と、入力された伝搬路特性とを用いて、1回目の処理では、推定すべき受信経路以外の受信経路に対応する前記復調信号若しくは前記推定送信信号と前記内挿補間伝搬路特性との積を、前記受信信号から減算し、前記減算した結果を、前記推定すべき受信経路に対応する前記復調信号若しくは前記推定送信信号で除算し、前記除算した結果を前記推定すべき受信経路における伝搬路特性として推定し、2回目以降の処理では、前記内挿補間伝搬路特性の代わりに前記推定された伝搬路特性を用いて前記推定すべき受信経路における伝搬路特性を推定し、前記複数の反復演算部の間で、処理を巡回させながら、複数回反復して前記伝搬路特性を推定することを特徴とする遅延プロファイル観測方法。
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