JP6150419B2 - カメラおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、メラおよびプログラムに関する。
従来から、画像の分割領域から特定の対象物を抜き出す一手法として、ユーザのトレースした軌跡の近傍でエッジ検出を行って対象物を切り出すことが行われている。
特開2000−48213号公報
しかし、従来の技術では、対象物の領域の周囲をトレースする操作が煩雑である点で改善の余地があった。また、画像の領域分割結果を用いて、2つの画像間の類否を判定することは行われていなかった。
本発明の一例としてのカメラは、撮像した画像を入力画像として出力する撮像部と、入力画像を取得する取得部と、取得部により取得された入力画像を複数もしくは単一の領域に分割する領域分割部と、領域のうち少なくとも1つを指定領域として指定する指定部と、指定領域に対してユーザによる操作がされたとき、指定領域の大きさを変化させる制御部と、取得部により取得された入力画像を表示する表示装置とを有し、制御部は、指定部により指定領域が指定された後、ユーザにより指定領域に対する操作がされる毎に指定領域の大きさを大きくし、指定領域が所定の大きさよりも大きくなった後、ユーザにより指定領域に対する操作がされる毎に指定領域の大きさを小さくする制御を行う
本発明の一例としてのプログラムは、撮像された入力画像を取得する処理と、入力画像を複数もしくは単一の領域に分割する処理と、領域のうち少なくとも1つを指定領域として指定する処理と、指定領域に対してユーザによる操作がされたとき、指定領域の大きさを変化させる処理と、取得された入力画像を表示装置に表示する処理と、をコンピュータに実行させる。そして、指定領域が指定された後、ユーザにより指定領域に対する操作がされる毎に指定領域の大きさを大きくし、指定領域が所定の大きさよりも大きくなった後、ユーザにより指定領域に対する操作がされる毎に指定領域の大きさを小さくする処理をコンピュータに実行させる
本発明の一例によれば、簡易な操作で対象物の領域を指定できる。
一の実施形態での画像処理装置の構成例を示す図 一の実施形態での画像処理装置の動作例を示す流れ図 (a):入力画像の例を示す図、(b):領域情報の例を示す図、(c):出力画像の例を示す図 注目領域の指定例を示す図 注目領域の指定例を示す図 注目領域の候補範囲を変更するときの一例を示す図 注目領域の候補範囲を変更するときの別例を示す図 画像処理の一例(注目領域の削除)を示す図 画像処理の一例(注目領域の移動)を示す図 画像処理の一例(注目領域へのフィルタ処理)を示す図 タグ情報の付与の例を示す図 認識対象の抽出処理の一例を示す図 立体画像復元時の対応点の探索例を示す図 画像の類否判定の例を示す図 画像の圧縮処理の例を示す図 動きベクトルの演算例を示す図 他の実施形態での撮像装置の構成例を示す図
<一の実施形態での画像処理装置の構成例>
図1は、一の実施形態での画像処理装置の構成例を示す図である。一の実施形態では、画像処理装置の一例として、入力画像の領域分割処理を行うコンピュータを説明する。
画像処理装置11は、入出力I/F12と、画像蓄積部13と、領域分割部14と、領域情報蓄積部15と、画像処理部16と、制御部の一例としてのCPU17と、プログラム記憶部18を備える。
画像処理装置11の入出力I/F12には、入力デバイス19(キーボード、ポインティングデバイスなど)と、出力デバイス20(モニタ、プリンタなど)と、データ読込部21とが接続されている。データ読込部21は、領域分割処理の対象となる入力画像のデータや、プログラムを外部から読み込むときに用いられる。データ読込部21は、例えば、着脱可能な記憶媒体からデータを取得する読込デバイス(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクの読込装置など)や、公知の通信規格に準拠して外部装置と通信を行う通信デバイス(USBインターフェース、LANモジュール、無線LANモジュールなど)である。なお、一の実施形態の入力デバイス19は、出力デバイス20であるモニタ(表示装置)に重畳して配置され、モニタ上の位置を接触により入力可能なタッチパネルであってもよい。
入出力I/F12は、入力デバイス19やデータ読込部21からのデータを受け付けるとともに、出力デバイス20に対して画像のデータを出力する。
画像蓄積部13は、入力画像のデータを記憶する記憶媒体である。画像蓄積部13の入力画像のデータは、CPU17の制御により、領域分割部14に出力される。
領域分割部14は、入力画像のエッジ情報を用いて、入力画像を複数の領域に分割する。そして、領域分割部14は、入力画像の領域分割結果を示すエッジ画像(領域情報)を出力する。
領域情報蓄積部15は、上記の領域情報を記憶する記憶媒体である。なお、領域情報蓄積部15の領域情報は、CPU17の制御により画像処理部16に出力される。
画像処理部16は、領域情報による境界線を入力画像に重畳して出力画像を生成する。また、画像処理部16は、領域情報を用いて、入力画像の部分領域ごとに各種の画像処理(例えば、領域別のぼかし処理、領域別のタグ情報の付与、画像分割、被写体抽出を伴う画像合成など)を施すこともできる。
CPU17は、プログラムの実行により画像処理装置11の動作を統括的に制御するプロセッサである。
プログラム記憶部18は、CPU17の実行するプログラムや、プログラムの実行に必要となる各種のデータを記憶する。例えば、プログラム記憶部18は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体である。
ここで、図1に示す画像処理装置11内の機能ブロックは、ハードウェア的には任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムによって実現される。例えば、領域分割部14、画像処理部16は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってもよく、またはCPU17によって処理されるプログラムモジュールであってもよい。なお、画像蓄積部13および分割情報蓄積部は、同一のメモリ上に確保されている複数の記憶領域であってもよい。
<一の実施形態での画像処理装置の動作例>
図2は、一の実施形態での画像処理装置11の動作例を示す流れ図である。図2の流れ図の処理は、ユーザからの処理開始指示を受け付けたときに、CPU17がプログラムを実行することによって開始される。
ステップ#101:画像処理装置11は、データ読込部21を介して入力画像を取得する。入力画像のデータは、CPU17の制御により画像蓄積部13に記録される。なお、図3(a)は入力画像の一例を示す図である。
ステップ#102:領域分割部14は、入力画像の領域分割処理を実行する。例えば、領域分割処理は、以下のように行われる。
まず、領域分割部14は、バンドパスフィルタ(例えばローパスフィルタ)により、入力画像のノイズ成分を除去する前処理を行う。次に、領域分割部14は、例えば微分フィルタやラプラシアンフィルタなどの公知のエッジ検出処理を実行し、入力画像のエッジ画素を検出する。次に、領域分割部14は、入力画像からエッジ画素に囲まれた閉空間(部分領域)を抽出する。このとき、領域分割部14は、必要に応じて閉空間を形成していないエッジを、近傍のエッジ画素に連結されるように補間する。そして、領域分割部14は、画像の特徴が類似する隣接領域を統合する統合処理を行い、上記の統合処理後の各領域を示すエッジ画像(領域情報)を出力する。なお、図3(b)は、図3(a)に対応する領域情報の一例を示す図である。
なお、#102でのエッジ検出処理は上記の例に限定されない。例えば、領域分割部14は、入力画像の各位置で求めたエッジフロー(EdgeFlow)ベクトルを用いてエッジ画素を検出してもよい(例えば、Wei-Ying Ma, et al. ”EdgeFlow: A Technique for Boundary Detection and Image Segmentation” IEEE TRANSACTIONS ON IMAGE PROCESSING, VOL9, NO.8, AUGUST 2000参照)。なお、エッジフローベクトルによるエッジ画素の検出では、エッジフローベクトルを各ベクトルの方向に伝搬させて合成し、合成後のエッジフローベクトルが画像内で対向する位置からエッジ画素が検出される。
ステップ#103:画像処理部16は、領域分割処理の結果を出力する。例えば、#103での画像処理部16は、領域情報による境界線を入力画像に重畳して出力画像を生成する。そして、CPU17は、出力画像を出力デバイス20に表示させる。なお、図3(c)は、図3(a),(b)に対応する出力画像の一例を示す図である。
なお、#103でのCPU17は、必要に応じて、入力画像の複数の領域のうちから、後述の画像処理の対象となる注目領域を指定してもよい。なお、#103での注目領域の指定については後述する。
ステップ#104:画像処理部16は、領域情報を用いて入力画像に各種の画像処理を施す。#104で実行される画像処理の具体例については後述する。その後、CPU17は、画像処理後の画像を出力デバイス20に出力する。なお、CPU17は、画像処理後の画像のデータをデータ読込部21に接続された記録媒体や画像蓄積部13に記録してもよい。以上で、図2の流れ図の説明を終了する。
<注目領域の指定の例>
ここで、注目領域の指定(#103)について詳述する。例えば、#103でのCPU17は、以下の(A1)〜(A3)のいずれかの処理により、画像処理の対象となる注目領域を指定する。
(A1):CPU17は、入力画像から主要被写体に対応する関心領域(ROI:Region of Interest)の抽出を行う。そして、CPU17は、領域分割処理の結果を用いて、入力画像の領域のうち、抽出されたROIの外縁に近似する1以上の領域を注目領域として指定する(図4参照)。なお、上記のROIの抽出には、例えば、特開2012-146179号公報に開示されているテンプレートマッチングの処理などを適用すればよい。
一般に、ROIの抽出で主要被写体を抽出する場合、所定のブロック単位で抽出処理が行われるため、主要被写体の大まかな位置を検出できても、主要被写体の厳密な境界まで明確に検出することが困難である。そのため、上記のように、ROIの抽出結果と領域分割処理の結果とを組み合わせることで、入力画像から主要被写体の領域を精度よく抽出することが可能となる。
(A2):CPU17は、入力デバイス19(例えばタッチパネル)によってユーザが画像上でトレースした範囲から注目領域を指定してもよい。例えば、タッチパネル上でユーザが表示されている画像の一部を指で囲む操作をすることで、CPU17は、画像のトレースされた範囲の指定入力を受け付ける。そして、CPU17は、領域分割処理の結果を用いて、入力画像の領域のうち、画像のトレースされた範囲内に存在する1以上の領域を注目領域として指定する(図5参照)。上記の場合には、ユーザの大まかな範囲指定の操作で注目領域を指定できる。
(A3):CPU17は、入力デバイス19(例えばタッチパネル)によってユーザが画像上で指示した指定領域に基づいて注目領域を指定してもよい。
例えば、タッチパネル上で表示されている画像の一点をユーザが指でポイントする操作をすることで、CPU17は画像上での指定領域の入力操作を受け付ける。そして、CPU17は、領域分割処理の結果を用いて、入力画像の領域のうちで指定した点の属する領域(指定領域)を注目領域の候補範囲とし、表示装置に候補範囲を画像に重畳して表示させる。このとき、画像上の指定領域の一点が連続してポイントされた場合、CPU17は注目領域の候補範囲を変化させるとともに、表示装置に変更後の候補範囲を画像に重畳して表示させる。なお、上記の場合、厳密に同じ位置が連続してポイントされる必要はなく、例えば、指定領域で連続してポイントされた場合に、CPU17が注目領域の候補範囲を変化させてもよい。
図6は、注目領域の候補範囲を変更するときの一例を示す図である。図6の例は、同心状に配置された複数の領域のうち、最も中心の領域が指定領域である場合を示している。図6の例において、指定領域の一点が連続してポイントされた場合、CPU17は、同心状に配置された外側の領域を順次候補範囲に追加してゆく。そして、候補範囲が一定の大きさになった状態で指定領域の一点がさらにポイントされた場合、CPU17は外側の領域を候補範囲から除外することで、候補範囲を縮小してゆく。
図7は、注目領域の候補範囲を変更するときの別例を示す図である。図7の例は、指定領域の周囲に複数の領域が接触している場合を示している。図7の例において、指定領域の一点が連続してポイントされた場合、CPU17は、指定領域の周囲の領域を順次候補範囲に追加してゆく。そして、指定領域およびその周囲の領域が候補範囲に含まれる状態で指定領域の一点がさらにポイントされた場合、CPU17は指定領域以外を候補範囲から除外することで、候補範囲を縮小してゆく。
なお、図6、図7の例において、注目領域の決定入力をユーザから受け付けると、CPU17は、決定入力時の候補範囲の領域をグループ化して注目領域として決定する。
上記の場合には、ユーザは画面上の指定領域の一点をポイントする簡易な操作で注目領域を指定することができる。
なお、上記の例では、指定領域の一点をポイントした入力回数に応じて注目領域の候補範囲を変化させる場合を説明したが、CPU17は、指定領域をポイントする継続時間の長さに応じて候補領域を変更するようにしてもよい。
<領域情報を用いた画像処理の例>
次に、領域情報を用いた画像処理(#104)について詳述する。例えば、#104でのCPU17は、以下の(B1)〜(B8)の画像処理を画像処理部16に実行させる。
(B1:塗り絵用の元画像の生成)
例えば、CPU17は、領域情報(エッジ画像)を塗り絵用の元画像として出力してもよい。なお、画像処理部16は、必要に応じて線幅の正規化やスパイクノイズ除去などの処理をエッジ画像に施して塗り絵用の元画像を生成してもよい。
(B2:注目領域のレタッチ)
画像処理部16は、入力画像の注目領域に対してレタッチを施してもよい。
一例として、画像処理部16は、注目領域の被写体を削除するとともに、削除で欠損した部分を補間する処理を行ってもよい(図8参照)。ここで、画像の補間は、周囲の領域の画素値で単純に補間してもよいが、例えば、河合紀彦 他,「パターン類似度に基づくエネルギー最小化による画像修復」 電子情報通信学会 技術研究報告,PRMU2006-106,Dec.2006に開示の手法を適用してもよい。上記の処理により、領域分割の結果を用いて後処理工程で入力画像の被写体を選択的に削除できるので、ユーザにとって好ましい画像を得ることができる。
また、他の一例として、画像処理部16は、注目領域の被写体の位置を移動させる処理を行ってもよい(図9参照)。この場合、画像処理部16は、注目領域の被写体の位置をユーザの操作に応じて画像内で移動させる。そして、画像処理部16は、注目領域の被写体を移動先の位置に合成するとともに、画像の欠損部分(注目領域の移動元)を補間する。上記の処理により、領域分割の結果を用いて後処理工程で入力画像上の被写体の位置を調整できるので、ユーザにとって好ましい画像を得ることができる。
また、他の一例として、画像処理部16は、注目領域の被写体に対して選択的にフィルタ処理を施してもよい。図10は、注目領域の被写体(人物)にぼかしフィルタをかけた例を示している。なお、注目領域に施すフィルタは、例えばノイズ除去フィルタ、エッジ強調フィルタ、モザイクフィルタなどであってもよい。上記の処理により、領域分割の結果を用いて後処理工程で入力画像上の任意の部分に所望の画像効果を付与できるので、ユーザにとって好ましい画像を得ることができる。
(B3:注目領域へのタグ情報の付与)
画像処理部16は、ユーザの指定した注目領域に対してタグ情報(メタデータ)を付与してもよい(図11参照)。タグ情報は、例えば、注目領域の属性(人名、山、建物等)やユーザのコメントを記述したテキスト情報や、領域の画像サイズ、画像のデータ量、色情報、入力画像上での領域の位置、などの画像情報を含む概念である。タグ情報のうち、テキスト情報は例えばユーザによって入力され、画像情報は例えば画像処理装置11によって生成される。なお、上記のタグ情報は、例えば、画像検索のツールや、ユーザのメモとして使用することができる。
一の実施形態では、領域分割の結果を用いて注目領域を簡単に指定できるので、ユーザは所望の被写体の領域に効率よくタグ情報を付与できる。
(B4:認識対象の抽出処理)
画像処理部16は、領域分割の結果を用いて、入力画像から所定の認識対象を抽出する処理を実行してもよい。この場合、画像の特徴により認識対象か否かを判別する識別器を画像処理部16に予め準備する。上記の識別器は、例えば、ニューラルネットワークによる識別モデルや、サポートベクターマシンなどの公知のパターン認識手段で構成される。そして、画像処理部16は、入力画像の各領域をそれぞれ識別器に入力し、領域毎に認識対象であるか否かを判定する。そして、画像処理部16は、認識対象と判定された領域を示す表示を入力画像に重畳させて表示装置に表示させる。なお、画像内での認識対象の有無や認識対象の位置の情報は、例えば、画像のシーン認識や、類似画像の検索に用いることもできる。
図12は、認識対象の抽出処理の一例を示す図である。図12では、看板を認識対象とする識別器を用いて、入力画像から看板に対応する領域を抽出し、その抽出結果の画像を表示する例を示している。なお、識別器による認識対象は上記に限定されることなく適宜変更することができる。例えば、識別器は、文字、バーコードや、特定種類の被写体(金網など)を認識対象とするものであってもよい。
一の実施形態では、領域分割の結果を用いて領域毎に認識対象を判定することで、効率よく認識対象の抽出を行うことができる。
(B5:立体画像復元時の対応点の探索)
各々の撮影位置が異なる複数の画像から立体画像を復元するときに、画像処理部16は、領域分割の結果を用いて画像間の対応点を探索してもよい。
図13は、立体画像復元時の対応点の探索例を示す図である。一般に立体画像を復元するときには、撮影位置の異なる画像間でそれぞれ対応点を求め、対応点間の位置変化から被写体の三次元形状を推定する。図13の例では、画像処理部16は、例えば色成分ヒストグラムのマッチング等の公知の手法によって、2画像間で同じ物体の領域を探索する。そして、画像処理部16は、2画像間の同じ物体の領域から対応点を探索する。一の実施形態では、領域分割の結果を用いて、対応する物体の範囲内から対応点を探索するので、画像全体から対応点を探索する場合と比べて、効率よく対応点を探索できる。
(B6:画像の類否判定)
また、画像処理部16は、領域分割の結果を用いて2画像間の類否を判定してもよい。
図14は、画像の類否判定の例を示す図である。ここで、類否判定の基準となる入力画像を基準画像と称し、類否を判定される入力画像を処理対象画像と称する。なお、基準画像および処理対象画像には、それぞれ領域分割部14で領域分割処理が施されることを前提とする。
図14の例では、まず、基準画像の注目領域を、処理対象画像の各領域とマッチングするマッチング処理を画像処理部16が実行する。このマッチング処理では、画像処理部16は、対比する2領域の相関の高さを示す評価値を求めるものとする。基準画像の注目領域と処理対象画像の領域とが合致する場合、画像処理部16は相対的に高い評価値を算出する。例えば、上記の領域間のマッチング処理は、例えばコーナーを特徴量とするマッチングや、色成分ヒストグラムによるマッチングなどの公知の手法を適用できる。
ここで、画像処理部16は、領域のサイズや画像の差違に応じて、上記の評価値を重み付けする。例えば、面積の大きい領域ほど画像の類否に大きな影響を与えるため、画像処理部16は、マッチングする領域の面積が大きいほど評価値の重み係数を大きくする。また、基準画像の注目領域の位置と、処理対象画像で対応する領域の位置とが画像上で乖離している場合、物体の位置ズレを画像の類否に反映させるため、画像処理部16は領域位置の乖離量の大きさに応じて評価値の重み係数を小さくする。
また、画像処理部16は、マッチング処理のときに、比較する領域の一方に対して、拡大、縮小、回転などの幾何学的変換を行ってもよい。上記の幾何学的変換により領域のマッチングが成功した場合、物体のサイズや向きの違いを画像の類否に反映させるため、画像処理部16は幾何学的変換の度合いの大きさに応じて評価値の重み係数を小さくする。
画像処理部16は、基準画像の全ての領域を順次注目領域に指定し、処理対象画像の領域とのマッチング処理で算出された評価値をそれぞれ求める。そして、画像処理部16は、求めた評価値による演算結果(例えば、領域ごとに算出した評価値の積算値をパラメータとする値)が閾値以上の場合には処理対象画像が基準画像に類似すると判定し、求めた評価値による演算結果が閾値未満の場合には処理対象画像が基準画像に類似しないと判定する。
図14の例において、処理対象画像1のように基準画像と類似する画像は、基準画像と多くの領域が合致するため評価値の演算結果は高い値を示す。一方、処理対象画像2のように、基準画像と大きく異なる画像は、基準画像とほとんどの領域が合致しないため、評価値の演算結果は低い値を示す。よって、一の実施形態では、上記の評価値の演算結果により、基準画像との総合的な類否を判定できる。
(B7:画像圧縮)
また、画像処理部16は、領域分割の結果を用いて、分割された領域単位で画像の圧縮率を変化させてもよい。例えば、画像処理部16は注目領域の画像の圧縮率を低くし、注目領域以外の画像の圧縮率を高くしてもよい(図15参照)。上記の場合には、ユーザが注目する主要被写体の情報を保持しつつ、画像全体のデータ量を効率よく削減することができる。なお、画像の圧縮率は、ユーザの指定や、ROIの領域内での注目度の平均値や、領域内での高周波数成分の量に応じて変更してもよい。
(B8:動きベクトルの演算)
また、画像処理部16は、領域分割の結果を用いて、動画撮影時に分割された領域単位で被写体の動きベクトルを求めてもよい(図16参照)。上記の場合には、通常のブロックよりも大きなサイズの領域単位でマッチングを行うことでマッチングの回数を少なくできる。また、領域の面積や形状の特徴を考慮してマッチングを行うことで、フレーム間で大きな動きがある場合にも誤検出のおそれを低減させることができる。
<他の実施形態の説明>
図17は、他の実施形態での撮像装置の構成例を示す図である。他の実施形態は、上記の一の実施形態の画像処理装置11を電子カメラ31に実装した例であって、電子カメラ31の撮像部33から画像処理装置が入力画像を取得する。
電子カメラ31は、撮影レンズ32と、撮像部33と、画像処理エンジン34と、第1メモリ35および第2メモリ36と、記録I/F37と、操作部38とを備えている。ここで、撮像部33、第1メモリ35、第2メモリ36、記録I/F37および操作部38は、それぞれ画像処理エンジン34と接続されている。
撮像部33は、撮影レンズ32によって結像された被写体の像を撮像(撮影)するモジュールである。例えば、撮像部33は、光電変換を行う撮像素子と、アナログ信号処理を行うアナログフロントエンド回路と、A/D変換およびデジタル信号処理を行うデジタルフロントエンド回路とを含んでいる。
画像処理エンジン34は、電子カメラ31の動作を統括的に制御するプロセッサである。例えば、画像処理エンジン34は、撮影モードにおいて、ユーザの撮影指示入力に応じて、画像を撮像部33に撮像させる。また、画像処理エンジン34は、プログラムの実行により、一の実施形態の画像処理装置11における領域分割部14、画像処理部16、CPU17として動作する。
第1メモリ35は、画像のデータ等を一時的に記憶するメモリであって、例えば揮発性の記憶媒体であるSDRAMである。この第1メモリ35は、一の実施形態の画像処理装置11における画像蓄積部13、領域情報蓄積部15として動作する。
第2メモリ36は、画像処理エンジン34の実行するプログラム等を記憶するメモリであって、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。この第2メモリ36は、一の実施形態の画像処理装置11におけるプログラム記憶部18として動作する。
記録I/F37は、不揮発性の記憶媒体39を接続するためのコネクタを有している。そして、記録I/F37は、コネクタに接続された記憶媒体39に対して画像のデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体39は、例えば、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードである。なお、図17では記憶媒体39の一例としてメモリカードを図示する。
操作部38は、ユーザの操作を受け付ける複数のスイッチを有している。この操作部38は、例えば、記録用の静止画像の撮影指示を受け付けるレリーズ釦などを含む。
以下、他の実施形態での電子カメラ31の動作例を簡単に説明する。他の実施形態の電子カメラ31では、撮像部33が画像を撮影する。これにより、図2の#101の処理に相当する入力画像の取得が行われる。なお、入力画像は、ユーザの撮影指示に応じて取得された静止画像であってもよく、撮影モード下で所定の時間間隔ごとに取得される観測用の画像(スルー画像)であってもよい。そして、画像処理エンジン34は、図2の#102〜#104の処理を実行する。かかる他の実施形態においても、上記の一の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11…画像処理装置、12…入出力I/F、13…画像蓄積部、14…領域分割部、15…領域情報蓄積部、16…画像処理部、17…CPU、18…プログラム記憶部、19…入力デバイス、20…出力デバイス、21…データ読込部

Claims (3)

  1. 撮像した画像を入力画像として出力する撮像部と、
    前記入力画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記入力画像を複数もしくは単一の領域に分割する領域分割部と、
    前記領域のうち少なくとも1つを指定領域として指定する指定部と、
    前記指定領域に対してユーザによる操作がされたとき、前記指定領域の大きさを変化させる制御部と
    前記取得部により取得された前記入力画像を表示する表示装置とを有し、
    前記制御部は、前記指定部により前記指定領域が指定された後、前記ユーザにより前記指定領域に対する操作がされる毎に前記指定領域の大きさを大きくし、前記指定領域が所定の大きさよりも大きくなった後、前記ユーザにより前記指定領域に対する操作がされる毎に前記指定領域の大きさを小さくする制御を行うカメラ
  2. 請求項1に記載されたカメラであって、
    前記制御部は、大きさが変化した前記指定領域を前記表示装置に表示させる制御を行うカメラ
  3. 撮像された入力画像を取得する処理と、
    前記入力画像を複数もしくは単一の領域に分割する処理と、
    前記領域のうち少なくとも1つを指定領域として指定する処理と、
    前記指定領域に対してユーザによる操作がされたとき、前記指定領域の大きさを変化させる処理と、
    取得された前記入力画像を表示装置に表示する処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記指定領域が指定された後、前記ユーザにより前記指定領域に対する操作がされる毎に前記指定領域の大きさを大きくし、前記指定領域が所定の大きさよりも大きくなった後、前記ユーザにより前記指定領域に対する操作がされる毎に前記指定領域の大きさを小さくする処理を実行するプログラム
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