JP6149500B2 - 導光体および光源ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、導光体および光源ユニットに関し、更に詳しくは被検査物に光を照射して検査・識別するための光検出装置に好適に用いることができる導光体および光源ユニットに関する。
従来、液晶基板等の被検査物の表面の傷を検査するために光を照射して反射光により傷を検査する光検出装置や、紙などの薄い被検査物に光を照射して、当該被検査物の表面に保持された光学的情報を読み取る光検出装置が知られている。かかる光検出装置においては、発光素子および受光素子を有する光源ユニットが搭載されており、光源ユニットにおける発光素子から特定波長の光を被検査物に照射しながら、当該被検査物を当該光源ユニットに対して相対的に移動させる。次いで、被検査物からの反射光または蛍光を、光源ユニットにおける受光素子によって受光することにより、被検査物に担持された光学的情報が読み取られる。そして、読み取られた光学的情報によって、被検査物の傷を検出したり、被検査物の真偽が判定されたりする。
図9は、従来の光源ユニットが搭載された光検出装置の一例における構成を示す説明図、図10は、図9に示す光検出装置における光源ユニットの構成を示す説明図である。このような光検出装置は、例えば特許文献1に開示されている。
この光検出装置においては、紙葉類よりなる被照射物Wが挿入される挿入口71および当該被照射物Wが排出される排出口72を有する筐体70が設けられている。この筐体70内には、挿入口71に挿入された被照射物Wを水平な搬送路76に沿って搬送して排出口72から排出する搬送機構75が設けられている。また、筐体70における挿入口71の近傍には、当該挿入口71に被照射物Wが挿入されたか否かを検出するセンサ73が設けられている。
筐体70内における搬送路76の途中位置には、搬送機構75によって搬送路76に沿って搬送される被照射物Wに対して光を照射することによって、当該被照射物Wに担持された光学情報を読み取る光源ユニット80が設けられている。
この光源ユニット80においては、搬送路76の上方位置に2つの発光素子81,82が配置され、搬送路76の下方位置には、搬送路76と交差する方向に伸びる導光体85が配置されている。この導光体85の上面は、被照射物Wからの光を受光する受光面86とされている。この受光面86における発光素子81,82に対向する位置には、上方に突出する凸レンズよりなる集光部86a,86bが一体に形成されている。導光体85の下面には、集光部86a,86bの各々に対向する位置に、 受光面86に対して傾斜する傾斜面が形成されている。この傾斜面上に反射膜が設けられることによって、受光面86に受光された光を、導光体85が伸びる方向に反射する光反射面87,88が形成されている。また、導光体85の一端面は、光反射面87,88からの光を出光する出光面89とされ、この出光面89に対向するよう受光素子90が配置されている。
上記の光検出装置においては、搬送機構75によって筐体70内に搬送された被照射物Wに対して、発光素子81,82からの光が照射される。そして、被照射物Wを透過した光は、集光部86a,86bを介して、導光体85の受光面86に受光される。導光体85の受光面86に受光された光は、光反射面87に反射された後、出光面89から出光される。導光体85の出光面89から出光された光は、受光素子90に受光される。
特開2007−141110号公報
しかしながら、上記の光検出装置においては、以下のような問題がある。
上記の光源ユニット80の導光体85においては、長手方向に沿って導光路が形成されている。
そして、長さが小さい導光体85を用いる場合には、受光面86における出光面89に近い位置に受光された光については、出光面89までの導光路が極めて短いため、導光体85の内部において、光の合成および均一化や、光の平行化が十分に行われない。その結果、受光面86における出光面89に近い位置に受光された光と、受光面86における出光面89から遠い位置に受光された光とでは、出光面89から出光される光の強度分布や任意の部分からの光の出射角分布に大きな差が生じる。一方、例えば寸法が10×10mmのようなある程度大きい受光面を有する受光素子90の受光感度は、一般的に中心部と周辺部とで異なる入射角依存性を有する。このため、受光面86における受光位置によって出光面89から出光される光の強度や光の出射角にばらつきが生じると、被照射物Wに担持された光学的情報を正確に読み取ることが困難となる。
また、長さが大きい導光体85を用いる場合には、当該導光体85は、被照射物Wの搬送路76からその側方に大きく突出した状態で配置されることとなるため、光検出装置全体が大型化する、という問題がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、受光面における受光位置によって出光面から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを抑制することができ、しかも、小型の装置を構成することが可能な導光体およびこの導光体を備えた光源ユニットを提供することにある。
本発明の導光体は、透光性板状体よりなる導光体であって、
一方向に伸びる平面状の受光面を有する受光部と、
この受光部における前記一方向の一端に形成された、当該一方向と異なる他方向に屈曲して伸び、その端面に平面状の出光面を有する出光部とを備えてなり、
前記受光部は、前記受光面に対向し、当該受光面との距離が前記出光部に向かうに従って大きくなるよう形成された、当該受光面に受光された光を前記出光部に向かって反射する第1の光反射面を有し、
前記出光部は、前記第1の光反射面によって反射した光を前記出光面に向かって反射する第2の光反射面を有し、
前記出光部は、前記第1の光反射面によって反射した光を前記出光面に向かって反射する第2の光反射面を有し、
前記第1の光反射面は、前記受光面に対して平行な平行面部と、前記受光面に対して傾斜する傾斜面部とが前記出光部に向かって交互に形成された、階段状の微小プリズム群によって構成されており、
前記第1の光反射面を構成する微小プリズム群は、出光部側における微小プリズムが中央領域における微小プリズムよりも高い密度で配置されてなるものであることを特徴とする。
本発明の光源ユニットは、上記の導光体と、この導光体における受光面が伸びる一方向と同方向に並ぶよう配置された複数の光源素子とを備えてなることを特徴とする。
本発明の導光体によれば、一方向に伸びる受光面を有する受光部の一端には、当該一端から屈曲して伸びる出光部が形成されていることにより、受光部および出光部の各々に導光路が形成されるため、十分に長い導光路を確保することができる。これにより、導光体の内部において、光の合成および均一化や光の平行化が十分に行われ、その結果、受光面における受光位置によって出光面から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを抑制することができる。また、出光部は、受光部の受光面が伸びる方向と異なる他方向に屈曲して伸びるため、導光体の一方向における長尺化を抑制することができ、従って、当該導光体が搭載される装置の小型化を図ることができる。
本発明の光源装置によれば、上記の導光体を備えてなるため、光検出装置に用いられた場合には、受光面における受光位置による強度や出射角のばらつきが小さい光を受光素子に出射することができ、しかも、光検出装置の小型化を図ることができる。
本発明の導光体の一例における構成を示す説明図である。 第1の光反射面を構成する微小プリズム群の構成を示す説明図である。 微小プリズム群における微小プリズムを拡大して示す説明図である。 本発明の光源ユニットが搭載された光検出装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 本発明の光源ユニットにおける筐体内部の構成を拡大して示す説明図である。 本発明の導光体の変形例を示す説明図である。 実施例2に係る導光体の構成を示す説明図である。 実施例1および実施例2に係る導光体の評価結果を示すグラフである。 従来の光源ユニットが搭載された光検出装置の一例における構成を示す説明図である。 図9に示す光検出装置における光源ユニットの構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の導光体の一例における構成を示す説明図である。この導光体20は、全体が透光性板状体によって形成され、略台形の板状の受光部21と、略L字型の板状の出光部26とにより構成されている。具体的に説明すると、受光部21は、その一側面(図1において下面)に、一方向に伸びる平面状の受光面22を有する。この受光部21における受光面22が伸びる一方向の一端(図1において右端)には、当該一方向と異なる他方向に屈曲して伸びる出光部26が形成されている。図1に示す例では、出光部26は、受光部21の一端に連結された、受光面22と同方向に伸びる連結部分26aと、受光面22に対して垂直でかつ後述する第1の光反射面23側の方向(図1において上方向)に伸びる本体部分26bとにより構成されている。この出光部26は、その本体部分26bの端面(図において上面)に平面状の出光面27を有する。
受光部21は、受光面22に対向する面(図1において上面)に、受光面22に受光された光を出光部26に向かって反射する第1の光反射面23を有する。この第1の光反射面23は、出光部26に向かうに従って受光面22との距離が大きくなるよう形成されている。
この例における第1の光反射面23は、図2に示すように、受光面22が伸びる一方向に垂直な方向(図2において紙面に垂直な方向)に伸びる多数の微小プリズム24aが、出光部26に向かって配列されてなる微小プリズム群24によって構成されている。具体的に説明すると、微小プリズム群24は、受光面22に対して平行な平行面部24bと受光面22に対して傾斜する傾斜面部24cとが、出光部26に向かって交互に形成された、出光部26に向かうに従って受光面22との距離が大きくなる階段状のものであって、図3にも拡大して示すように、一の平行面部24bとこれに隣接する一の傾斜面部24cとによって一の微小プリズム24aが構成されている。
微小プリズム24aにおける平行面部24bと傾斜面部24cとのなす角θは、42〜50°であることが好ましい。このなす角θが過小である場合には、傾斜面部24cにおいて全反射が起こらず、そのまま透過してしまう光が増え、出光面27に到達する光の光量が減ってしまう。一方、このなす角θが過大である場合には、被照射物の任意点から見て反射可能な微小プリズム24aの面積が減るため、受光量が減ってしまう。
また、隣接する微小プリズム24aにおける各平行面部24bの間の段差(以下、「プリズム段差」という。)Hは、0.05〜0.5mmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜0.2mmである。プリズム段差Hが過小である場合には、製造条件等によって生じる傾斜面部24cと平行面部24bとによる角部分の形状の精度ばらつきの影響が大きくなり、結果として受光量等にばらつきの影響が生じやすくなる。一方、プリズム段差Hが過大である場合には、微小プリズム24aの数が減り、被照射物の蛍光や反射光の受光感度にムラが生じる。
また、微小プリズム24aのピッチ(以下、「プリズム配置ピッチ」という。)Pは、例えば0.1〜3.0mmであり、好ましくは0.5〜1.5mmである。このプリズム配置ピッチPが過小である場合には、プリズム段差Hと同様に、製造条件等によって生じる傾斜面部24cと平行面部24bとによる角部分の形状の精度ばらつきの影響が大きくなり、結果として受光量等にばらつきの影響が生じやすくなる。一方、プリズム配置ピッチPが過大である場合には、微小プリズム24aの数が減り、被照射物の蛍光や反射光の受光感度にムラが生じる。
また、第1の光反射面23を構成する微小プリズム群24は、出光部26側(一端側)の領域における微小プリズム24aが中央領域における微小プリズム24aよりも高い密度で配置されてなるもの、すなわち、第1の光反射面23の一端側の領域におけるプリズム配置ピッチPが中央領域におけるプリズム配置ピッチPよりも小さいものであることが好ましい。
具体的には、第1の光反射面23の一端側におけるプリズム配置ピッチPは、中央領域におけるプリズム配置ピッチPの1.2〜2.5倍であることが好ましい。また、プリズム配置ピッチPは、第1の光反射面23の中央から出光部26側に向かうに従って段階的に小さくなるよう変化していてもよい。
このような微小プリズム群24によって第1の光反射面23を構成することにより、受光面22における出光部26側(一端側)の領域に受光された光に対しても、光の合成および均一化や光の平行化が十分に行われる。そのため、受光面における受光位置によって出光面から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを一層抑制することができる。
また、第1の光反射面23を構成する微小プリズム群24は、他端側領域における微小プリズム24aが中央領域における微小プリズム24aよりも高い密度で配置されてなるもの、すなわち、第1の光反射面23の他端側の領域におけるプリズム配置ピッチPが中央領域におけるプリズム配置ピッチPよりも小さいものであることが好ましい。
具体的には、第1の光反射面23の一端側におけるプリズム配置ピッチPは、中央領域におけるプリズム配置ピッチPの1.2〜2.5倍であることが好ましい。また、プリズム配置ピッチPは、第1の光反射面23の中央から出光部26側に向かうに従って段階的に小さくなるよう変化していてもよい。
出光部26は、出光面27に対向する箇所に、第1の光反射面23によって反射した光を出光面27に向かって反射する第2の光反射面28を有する。この第2の光反射面28は、受光部21に向かうに従って出光面27との距離が大きくなるよう形成されている。この例における第2の光反射面28は、出光部26が伸びる他方向に垂直な方向に伸びる多数の微小プリズムが出光面27に向かって配列されてなる微小プリズム群によって形成されている。また、第2の光反射面28における外面には、銀、アルミニウム等の金属膜、誘電体多層膜などよりなる光反射膜が形成されていてもよい。
導光体20を構成する材料としては、導光すべき光を透過し得るものであれば特に限定されず、例えばアクリル樹脂等の透光性樹脂や、ガラス材料などを用いることができる。 また、導光体20は、受光部21および出光部26が連続して一体に形成されてなるものであっても、それぞれ別体の受光部21および出光部26が接合されてなるものであってもよい。
導光体20の具体的な寸法の一例を示すと、受光部21の受光面22の寸法が150mm×4mm、受光部21と出光部26との境界面(破線で示す)の寸法が22mm×4mm、出光部26における連結部分26aの長さL1が50mm、出光部26における連結部分26aからの本体部分26bの突出長さL2が40mm、出光部26における出光面27の寸法が22mm×4mmである。
上記の導光体20においては、受光部21における受光面22に受光された光は、第1の光反射面23によって出光部26に向かって反射されることにより、当該受光部21内において受光面22が伸びる一方向に沿って導光される。この導光された光は、出光部26内に進入し、この出光部26内において、第2の光反射面28によって反射されることにより、出光面27に向かって導光され、当該出光面27から出光される。
このような導光体20によれば、一方向に伸びる受光面22を有する受光部21には、当該一端から屈曲して伸びる出光部26が形成されていることにより、受光部21および出光部26の各々に導光路が形成されるため、十分に長い導光路を確保することができる。これにより、導光体20の内部において、光の合成および均一化や光の平行化が十分に行われ、その結果、受光部21の受光面22における受光位置によって出光部26の出光面27から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを抑制することができる。また、出光部26は、受光部21の受光面22が伸びる方向と異なる他方向に屈曲して伸びるため、導光体20の一方向における長尺化を抑制することができる。従って、当該導光体20が搭載される装置の小型化を図ることができる。
図4は、本発明の光源ユニットが搭載された光検出装置の一例における構成を示す説明用断面図である。この光検出装置は、被照射物Wに光を照射して、当該被照射物Wの表面に保持された光学的情報を読み取るものであって、被照射物Wに光を照射する光源ユニット10を有する。この光源ユニット10の下方には、被照射物Wを水平方向に搬送する搬送機構40が設けられている。
光源ユニット10は、下面に開口が形成された矩形の箱型の筐体11を有する。この筐体11の開口には、光透過窓12が設けられている。筐体11内には、図1に示す導光体20が設けられている。具体的には、導光体20は、図5に示すように、受光面22が被照射物Wの搬送方向(図5において紙面に垂直な方向)に対して垂直な一方向に沿って伸び、かつ、被照射物Wの光照射面に平行となるよう配置されている。導光体20の受光面22から被照射物Wまでの離間距離は、例えば0.5〜5.0mmである。
また、筐体11内には、それぞれ被照射物Wに光を照射する複数(図示の例では10個)のLED素子15が、導光体20に隣接して当該導光体20の受光面22が伸びる一方向に沿って一列に並ぶよう配置されている。
LED素子15としては、目的および用途に応じて、可視光線を放射するもの、紫外線を放射するもの、赤外線を放射するものを選択して用いることができる。
LED素子15の形態は特に限定されず、表面実装型若しくはパッケージ型のLED素子、LEDチップ、レンズ一体型のLED素子、砲弾型のLED素子などであってもよい。この例におけるLED素子15は、表面実装型の矩形のものであり、その平面の寸法は、例えば7mm×7mmである。
LED素子15の配置ピッチは、例えば8〜20mmである。
LED素子15の各々の発光面に対向する位置には、球面レンズ16が当該LED素子15に対応して設けられている。この球面レンズ16の各々は、一面が平坦面で他面が凸面であり、LED素子15側の面が平坦面で、被照射物Wの光照射面側の面が凸面となるよう配置されている。この球面レンズ16の径は、例えば5mmである。また、LED素子15と球面レンズ16との離間距離は、0.3mm以下が好ましく、より好ましくは0.1mm以下である。
また、筐体11内には、導光体20の出光面27から出光した光を検出する受光素子30が、当該出光面27に対向するようされている。この受光素子30としては、被照射物Wからの光の波長域に感度を有するものであれば、特に限定されず、種々のものを用いることができる。
図示の例では、LED素子15と被照射物Wの光照射面との間の位置に、2つの反射鏡35が、導光体20の受光面22の法線に対して当該導光体20の受光面22に向くよう傾斜した状態で互いに対向するよう配置されている。受光面22の法線に対する反射鏡35の傾斜角度は、例えば13〜20°である。
搬送機構40は、被照射物Wが保持される搬送ベルト41と、この搬送ベルト41を水平方向に移動させる搬送ローラ42とにより構成されている。
上記の光検出装置においては、搬送機構40によって、被照射物Wが搬送されて光源ユニット10の下方を通過する。この光源ユニット10においては、LED素子15からの光が、球面レンズ16および光透過窓12を介して被照射物Wの表面に照射される。これにより、被照射物Wの表面には、LED素子15が並ぶ一方向に伸びる長尺な矩形の光照射領域Sが形成される。そして、被照射物Wにおける光照射領域Sからの反射光または蛍光が、光透過窓12を介して、導光体20の受光面22に受光され、当該導光体20によって導光されて出光面27から出光され、更に受光素子30に受光される。
そして、本発明の光源ユニット10によれば、図1に示す導光体20を備えてなるため、導光体20において、受光面22における受光位置による強度や出射角のばらつきが小さい光を受光素子30に出射することができる。従って、受光素子30には、強度や入射角のばらつきが小さい光が入射されるので、被照射物Wに担持された光学的情報を正確に読み取ることが可能となる。しかも、導光体20の一方向における寸法を小さくすることができるので、光検出装置の小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明においては、上記の実施の形態に限定されず、種々の変更を加えることが可能である。
例えば導光体20の出光部26は、受光部21における受光面22が伸びる一方向と異なる他方向に屈曲して伸びていればよく、例えば図6(a)に示すように、本体部分26bが受光面22に対して垂直でかつ受光面22側の方向に伸びるものであってもよく、図6(b)に示すように、本体部分26bが受光面22に対して平行でかつ受光面22が伸びる一方向と垂直な方向に伸びるものであってもよい。
また、図6(c)に示すように、第2の光反射面28に対向する箇所に、当該第2の光反射面28に平行な傾斜面29が形成されていてもよい。
また、図6(d)に示すように、第2の光反射面28には、段差28aが形成されていてもよい。
また、導光体20は、複数の部材から構成されていてもよく、例えば、受光面22および第1の光反射面23を有する部材と、第2の光反射面28および出光面27を有する部材との2つの部材を連結して構成してもよい。
また、光源ユニット10の用途は、被検査物に光を照射して、当該被検査物の表面に保持された光学的情報を読み取る光検出装置に限定されるものではない。例えば液晶表示装置用の透光性基板に光を照射して、当該透光性基板の表面に存在する異物やキズを検出する光検出装置に、本発明の光源ユニットを利用することができる。このような光検出装置においては、透光性基板に、その表面に対して傾斜した方向から光を照射すると、当該透光性基板の表面に異物やキズが存在するときには、当該異物やキズによって光が拡散され、この拡散光の一部が導光体20を介して受光素子30に受光される。
以下、本発明の光源ユニットの具体的な実施例について説明するが、これらの実施例に限定されるものではない。
〈実施例1〉
図1に示す構成に従い、下記の仕様の導光体を作製した。
材質:アクリル樹脂
受光面(22)の寸法:150mm×4mm
受光部(21)と出光部(26)との境界面の寸法:22mm×4mm
出光部(26)における連結部分(26a)の長さ(L1):50mm
出光部(26)における連結部分(26a)からの本体部分(26b)の突出長さ(L2):40mm
出光面(27)の寸法:22mm×4mm
微小プリズム群(24)における微小プリズム(24a)の数:168個
プリズム配置ピッチ(P):1.0mm
プリズム段差(H):0.1mm
平行面部(24b)と傾斜面部(24c)とのなす角(θ):45°
第2の光反射面(28)の寸法:28.3mm×4mm
出光面(27)に対する第2の光反射面(28)の傾斜角度:45°
〈実施例2〉
プリズム配置ピッチを下記のように変更し、167個の微小プリズムよりなる微小プリズム群を形成したこと以外は、実施例1と同様の構成の導光体を作製した。
図7に示すように、微小プリズム群24を連続する8つのエリアa1〜a8に分け、出光部26から最も遠いエリアa1におけるプリズム配置ピッチを0.6mm、エリアa2におけるプリズム配置ピッチを0.65mm、エリアa3におけるプリズム配置ピッチを0.7mm、エリアa4におけるプリズム配置ピッチを0.75mm、エリアa5におけるプリズム配置ピッチを0.9mm、エリアa6におけるプリズム配置ピッチを1.2mm、エリアa7におけるプリズム配置ピッチを1.0mm、出光部26に最も近いエリアa8におけるプリズム配置ピッチを0.7mmとした。各エリアにおける微小プリズムの数は、エリアa1が40個、エリアa2が18個、エリアa3が17個、エリアa4が16個、エリアa5が5個、エリアa6が17個、エリアa7が24個、エリアa8が30個である。
〔評価〕
蛍光管と、この蛍光管の前方に配置された、平面の寸法が20mm×35mmの光拡散板と、蛍光管の側方および後方において当該蛍光管を取り囲むよう配置された光反射板とよりなる光源装置を作製した。
次いで、実施例1〜2に係る導光体の各々の出光面に、表面の寸法が6mm×6mmの光検出器を配置すると共に、各導光体の受光面における他端位置(出光部から最も遠い位置)に対向する位置(以下、「基準位置」という。)に配置した。そして、光源装置を基準位置から各導光体の受光面の一端側に移動させながら、当該光源装置によって当該受光面に光を照射し、光検出器によって、出光面から出光する光の強度を測定した。結果を図8に示す。
図8において、縦軸は,光検出器によって測定された、出光面から出光された光の強度(相対値)を示し、横軸は、光源装置の基準位置からの距離を示す。
この図8の結果から明らかなように、実施例1〜2に係る導光体によれば、受光面における受光位置によって出光面から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを抑制することができることが理解される。特に、実施例2に係る導光体によれば、第1の光反射面を構成する微小プリズム群は、出光部側における微小プリズムが中央領域における微小プリズムよりも高い密度で配置されてなるものであるため、実施例1に係る導光体に比較して、受光面における受光位置によって出光面から出光される光の強度や出射角にばらつきが生じることを抑制することができることが確認された。
10 光源ユニット
11 筐体
12 光透過窓
15 LED素子
16 球面レンズ
20 導光体
21 受光部
22 受光面
23 第1の光反射面
24 微小プリズム群
24a 微小プリズム
24b 平行面部
24c 傾斜面部
26 出光部
26a 連結部分
26b 本体部分
27 出光面
28 第2の光反射面
28a 段差
29 傾斜面
30 受光素子
35 反射鏡
40 搬送機構
41 搬送ベルト
42 搬送ローラ
70 筐体
71 挿入口
72 排出口
73 センサ
75 搬送機構
76 搬送路
80 光源ユニット
81,82 発光素子
85 導光体
86 受光面
86a,86b 集光部
87,88 光反射面
89 出光面
90 受光素子
W 被照射物

Claims (2)

  1. 透光性板状体よりなる導光体であって、
    一方向に伸びる平面状の受光面を有する受光部と、
    この受光部における前記一方向の一端に形成された、当該一方向と異なる他方向に屈曲して伸び、その端面に平面状の出光面を有する出光部とを備えてなり、
    前記受光部は、前記受光面に対向し、当該受光面との距離が前記出光部に向かうに従って大きくなるよう形成された、当該受光面に受光された光を前記出光部に向かって反射する第1の光反射面を有し、
    前記出光部は、前記第1の光反射面によって反射した光を前記出光面に向かって反射する第2の光反射面を有し、
    前記第1の光反射面は、前記受光面に対して平行な平行面部と、前記受光面に対して傾斜する傾斜面部とが前記出光部に向かって交互に形成された、階段状の微小プリズム群によって構成されており、
    前記第1の光反射面を構成する微小プリズム群は、出光部側における微小プリズムが中央領域における微小プリズムよりも高い密度で配置されてなるものであることを特徴とする導光体。
  2. 請求項1に記載の導光体と、この導光体における受光面が伸びる一方向と同方向に並ぶよう配置された複数の光源素子とを備えてなることを特徴とする光源ユニット。
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