JP6149070B2 - 液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置 - Google Patents

液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、布帛を処理する液流式布帛処理装置へ、布帛処理用の処理剤を供給するための液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置に関する。
布帛を処理するための布帛処理装置の一つとして、布帛処理用の処理液を循環させて布帛を処理する液流式布帛処理装置(以下、単に、処理装置という)が知られている。従来から、この処理装置に対して、布帛処理用の処理剤を供給するための液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置(以下、単に、供給装置という)が提供されている(特許文献1)。
この特許文献1に記載の供給装置は、図4及び図5に示すように、処理液が循環する循環系統Sを備えた処理装置900に接続されるものであり、処理剤Wが投入される投入口911が形成された供給槽912を備え、該供給槽912は、前記循環系統Sに直接接続されている。供給槽912は、投入口911から処理剤Wが投入されることで、循環系統Sを循環する処理液に対して処理剤Wを供給することができるようになっている。
特開平7−102466号公報
ところで、処理剤Wの使用量は、処理の対象となる布帛の量に基づいて決定されるものであり、決定された量よりも少ない量で布帛が処理されると、想定された性状を発揮できない等、適正に布帛を処理することができないことがある。そのため、予め計量された処理剤Wをロスすることなく、処理剤Wの略全量が、処理装置900を循環する処理液に対して供給されることが望まれる。
ところが、上記従来の供給装置910では、供給槽912は、処理液の循環系統Sを構成する配管Pの上部に直接固定されており、処理剤Wは、配管Pよりも上方に位置した投入口911から、循環する処理液中にそのまま投入される。そのため、投入の際に、供給槽912における、配管Pと投入口911との間に位置する内壁面に処理剤Wが付着してしまうことがある。このとき、供給槽912の内壁面に付着した処理剤Wは、布帛の処理に寄与することができず、処理剤Wのロス分となってしまう。
処理液の循環中においては、処理液が希釈されてしまうため、水等の流体で処理剤Wの付着部分を洗浄することができない。また、処理液の循環中においては、配管Pよりも上方に液面を上昇させることができず、処理液によって供給槽912を洗うことができない。従って、上記従来の供給装置910では、処理液の循環中に供給槽912内を洗浄することができず、処理剤Wが供給槽912の内壁面に付着した状態で残ってしまうため、処理剤Wの一部が無駄になってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、処理液の循環中に供給槽を洗浄することで、処理剤をロスすることなく循環系統内を循環させることのできる液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置を提供することを課題とする。
本発明に係る液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置は、布帛を処理するための処理液が循環する循環系統を備えた液流式布帛処理装置に接続され、前記循環系統から分岐した処理液を前記循環系統に戻すように構成された液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置であって、前記循環系統に接続され、該循環系統から分岐した処理液を流通可能な流通部と、布帛処理用の処理剤を前記分岐した処理液に対して供給可能に構成された供給槽と、を備え、前記流通部は、処理液が流通する領域を形成する本体部及び前記供給槽の内部空間と前記本体部とを連通させる連通部を有する上流通部と、前記上流通部の下流に設けられ、前記上流通部を流通した処理液を遮断可能、且つその遮断を解除可能に構成された遮断手段と、を有し、前記供給槽は、前記上流通部よりも上方に位置し、前記遮断手段の下流側は、前記循環系統と合流している。
かかる構成によれば、供給槽は、連通部を介して本体部と連通しているため、処理液の循環中に(処理装置の布帛処理運転中に)、遮断手段が処理液の流通を遮断すると、処理液が供給槽内に溜まり始める。供給槽は、上流通部よりも上方に位置しているため、供給槽内の液面が所定のレベルまで達したところで、遮断手段が処理液の遮断状態を解除すると、液面が下降し始め、処理液の流通が再開される。
これにより、供給槽の内壁面に処理剤が付着していても、処理剤の付着位置まで処理液の液面を上昇させた後に、処理液の遮断状態を解除することによって、供給槽の内壁面に付着した処理剤を洗い流すことができる。このように、かかる構成によれば、遮断手段が操作されるだけで、供給槽内の内壁面を洗浄可能することができる。
また、遮断手段の下流側は、循環系統と合流しているため、供給槽を洗浄した処理液は、循環系統に戻される。そのため、かかる構成によれば、供給槽の内壁面に処理剤が付着していても、付着した処理剤を、処理液を介して循環系統に戻すことができる。このように、かかる構成の供給装置は、供給槽内の処理剤の略全量を布帛処理に寄与させることができる。
本発明の一態様として、前記上流通部は、処理液を昇圧可能な昇圧手段を備え、前記供給槽は、前記昇圧手段の上流に設けられ、前記昇圧手段は、処理液を吸込む吸込口が形成された吸込部と、回転中心となる軸部を有する旋回部とを有し、前記旋回部の回転によって発生する旋回流が、前記吸込口を介して前記供給槽内の処理液に伝達されるように構成されていてもよい。
このようにすれば、供給槽内に処理液を溜めた状態で、昇圧手段の旋回部が回転すると、旋回流が供給槽内の処理液に伝達される。そのため、供給槽内の処理液が旋回し(撹拌され)、供給槽の内壁面に付着した処理剤を十分に洗い流すことができる。
本発明の他態様として、前記旋回部は、前記吸込口の開口中心が延びる方向と同方向に延びる軸線を中心に回転し、前記軸部は、前記開口中心が延びる方向において前記吸込口の開口領域と重なるように配置されていてもよい。
このようにすれば、旋回部は、吸込口の開口中心が延びる方向に沿って移動する旋回流を発生させることができると共に、軸部は、吸込口の開口中心が延びる方向において吸込口の開口領域と重なるように配置されている。そのため、発生した旋回流は、吸込口の開口領域を介して開口中心線に沿って処理液に伝達され、且つ旋回流の大部分は、吸込口の開口領域を通過することができる。このように、かかる構成によれば、供給槽内の処理液に対して、十分に旋回流を伝達することができる。
以上のように、本発明によれば、処理液の循環中に供給槽を洗浄することで、処理剤をロスすることなく循環系統内を循環させることのできる液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る供給装置が処理装置に接続された状態を説明するためのフロー図である。 図2は、同実施形態に係る供給装置の構成を説明するための図である。 図3は、同実施形態に係る供給装置における供給槽及び昇圧手段の分解図である。 図4は、従来の供給装置が処理装置に接続された状態を説明するためのフロー図である。 図5は、従来の供給装置における処理剤を循環系統に供給する方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係る液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置(以下、単に供給装置という)について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る供給装置1は、布帛を処理するための液流式布帛処理装置100(以下、単に処理装置という)における処理液が循環する循環系統Sに接続され、前記循環系統Sから分岐した処理液を前記循環系統Sに戻すように構成されている。
布帛を処理するための処理液は、循環系統Sを循環する流体全般を指す。即ち、処理液には、布帛処理用の処理剤が混合された状態の流体や、処理剤が未混合状態の流体等も含まれるものとする。また、布帛処理用の処理剤には、染色用の染料や、布帛に対する染色を促す目的で使用される補助剤(例えば、芒硝(硫酸ナトリウム))、防炎加工用の処理剤等、布帛の処理に使用される各種の処理剤が含まれる。また、処理剤としては、液体材料、粉体材料等、性状についても特に限定されず、様々な性状のものが扱われる。
まず、供給装置1が接続される処理装置100について説明する。
処理装置100は、処理液が循環する循環系統Sを備える。循環系統Sは、布帛を処理する滞留槽101と、滞留槽101から流出する処理液を滞留槽101へ戻す循環ポンプ102と、処理液を循環させる移送管103と、を備える。
滞留槽101は、布帛を処理する領域となる本体部101Aと、処理液を本体部101Aへ導入する入口部101Bと、本体部101Aから流出する処理液を移送管103に送る出口部101Cと、を有する。
循環ポンプ102は、処理液を吸込む吸込部102Aと、処理液を送り出す吐出部102Bとを有する。
移送管103は、滞留槽101の出口部101Cと循環ポンプ102の吸込部102Aとを繋ぐ第1移送管103Aと、循環ポンプ102の吐出部102Bと滞留槽101の入口部101Bとを繋ぐ第2移送管103Bと、を有する。処理液は、循環ポンプ102によって昇圧されるため、本実施形態では、第2移送管103B内の圧力は、第1移送管103A内の圧力よりも高くなっている。循環ポンプ102の吐出部102Bから吐出されて入口部101Bを介して滞留槽101に戻った処理液は、布帛を処理しながら滞留槽101の出口部101C及び第1移送管103Aを経由して、循環ポンプ102の吸込部102Aへと戻る。このように、処理装置100は、処理液を循環可能に構成されている。
本実施形態の供給装置1は、処理装置100における循環系統Sの第2移送管103Bから分岐した処理液を、供給装置1内を循環させて第1移送管103Aに戻すように構成されている。即ち、供給装置1は、循環ポンプ102によって昇圧され、圧力が高い状態にある第2移送管103B内の処理液を分岐させる。そして、供給装置1は、滞留槽101を経由することで圧力が下がった状態にある第1移送管103A内に処理液を戻すように構成されている。
図2に示すように、供給装置1は、循環系統Sに接続され、該循環系統Sから分岐した処理液を流通可能な流通部2と、布帛処理用の処理剤を分岐した処理液に対して供給可能に構成された供給槽3と、を備える。
流通部2は、循環系統Sを循環する処理液を分岐させる上流通部201と、上流通部201の下流に設けられた遮断手段202と、遮断手段202の下流に設けられた下流通部203と、を有する。流通部2は、循環系統Sから分岐した処理液を循環系統Sに戻す経路となっており、処理装置100の近傍を走るように経路が組まれている。流通部2は、循環系統Sにおける異なる位置に接続されている。
上流通部201は、処理液が流通する領域を形成する本体部21と、前記供給槽3の内部空間と前記本体部21とを連通させる連通部22と、処理液を昇圧可能な昇圧手段23と、を有する。上流通部201は、処理装置100における循環系統Sに接続され、処理液を分岐させる部分である。
本体部21は、昇圧手段23の上流に位置する上本体部211と、昇圧手段23の下流に位置する下本体部212と、を有する。
上本体部211は、所定の長さを有する配管で構成されており、処理液の流通状態と非流通状態とを切り替える第1開閉弁V1と、第1開閉弁V1の下流に位置し、上本体部211内の流体を排液するための排液部213とを有する。
上本体部211は、一端が循環系統Sにおける第2移送管103Bに接続され、他端が昇圧手段23に接続されている。上本体部211は、第2移送管103Bから分岐した処理液を昇圧手段23に送る部分である。上本体部211は、後述する昇圧手段23の吸込部231と接続される部分がT形管継手Tによって構成されており、T形管継手Tにおける三つの開口のうちの、対向して位置する第1開口C1から第2開口C2にかけての直線部分が、処理液が流通する領域となっている。即ち、上本体部211は、T形管継手Tにおける第2開口C2と昇圧手段23の吸込部231における吸込口240とが位置合わせされた状態で昇圧手段23に接続される(図3参照)。
具体的には、本実施形態の上本体部211は、第2開口C2の開口中心と、昇圧手段23における吸込口240の開口中心とが一致するように、昇圧手段23に接続されている。上本体部211は、昇圧手段23の上流側における所定箇所から第2開口C2までの部分がストレートに構成されており、昇圧手段23の吸込口240に対して、処理液を直線的に送るようになっている。
第1開閉弁V1は、昇圧手段23の吸込部231近傍に配置されている。また、排液部213は、排液を外部に流出させるための第2開閉弁V2を有し、上本体部211内の流体を排液するための経路(図示しない)に繋がっている。
下本体部212は、所定の長さを有する配管で構成されており、一端が昇圧手段23に接続され、他端が遮断手段202に接続されている。本実施形態の下本体部212は、上本体部211の径よりも細く形成されている。
連通部22は、本体部21に連設されている。本実施形態の連通部22は、上本体部211に連設されている。連通部22は、上本体部211に繋がり、供給槽3の内部空間と上本体部211とを連通するための開口223が形成された接続部221と、該開口223を開閉可能な第3開閉弁V3と、を有する。連通部22は、第3開閉弁V3が開状態にあるときに、供給槽3の内部空間と、上本体部211とを連通させ、第3開閉弁V3が閉状態にあるときに、供給槽3の内部空間と上本体部211との間を遮断する。
本実施形態の接続部221は、開口223を上方に向けて上本体部211から上方に突出している。具体的には、接続部221は、T形管継手Tの一部によって構成されており、T形管継手Tにおける直線部分から突出した部分に形成された開口である第3開口C3を上方に向けることによって構成されている。
具体的に説明する。T形管継手Tは、第1開口C1が形成された第1部分T1と、第2開口C2が形成された第2部分T2と、第3開口C3が形成された第3部分T3とを有する。第1部分T1、第2部分T2、及び第3部分T3は、円筒状である。第2部分T2と第3部分T3とは、第2開口C2の開口中心と第3開口C3の開口中心とが一致するように、エルボー状に湾曲して接続されている。第1部分T1は、第1開口C1の開口中心が第2開口C2の開口中心と一致するように、前記エルボー状に湾曲した部分から突出している。即ち、第1部分T1と第2部分T2とが接続されて、前記直線部分を構成し、第3部分T3が、該直線部分から上方に突出している。本実施形態では、第2部分T2が昇圧手段23の吸込部231と接続されている。
第1開口C1〜第3開口C3は、開口形状が円形状に形成されている。第2開口C2と第3開口C3とは、開口面積も略同一に形成されている。第1開口C1の開口面積は、第2開口C2の開口面積及び第3開口C3の開口面積よりも小さく形成されている。T形管継手Tには、第1開口C1、第2開口C2、及び第3開口C3以外の開口や分岐は形成されておらず、T形管継手Tは、一体的に形成されている。第2部分T2は短い配管で構成されており、第3部分T3と昇圧手段23の吸込部231とは近接している。
第3開閉弁V3は、接続部221よりも上方に設けられ、第3開口C3を開閉可能となっている。
昇圧手段23は、処理液を昇圧可能に構成されている。本実施形態の昇圧手段23は、処理液を撹拌可能な旋回流を発生させるポンプである。図3に示すように、昇圧手段23は、シャフト230と、処理液を吸込む吸込口240が形成された吸込部231と、処理液を吐出する吐出部232と、処理液と処理剤とを混合させる混合部233と、処理液と処理剤との混合液を昇圧可能な昇圧部234と、シャフト230を回転させるための駆動部235と、を有する。昇圧手段23は、後述する旋回部237の回転によって発生する旋回流が、吸込口240を介して供給槽3内の処理液に伝達されるように構成されている。
吸込部231は、T形管継手Tと接続されており、T形管継手Tの第2開口C2の開口中心と吸込口240の開口中心とが位置合せされて、上本体部211の他端と接続されている。
吐出部232には、処理液が吐出する吐出口250が形成されている。吐出部232は、吐出口250の開口中心と、下本体部212を構成する配管の一端側の開口中心とが位置合わせされた状態で、下本体部212の一端と接続されている。
混合部233は、処理液と処理剤とを混合するための空間を形成するケーシング236と、該ケーシング236の内部に設置され、旋回流を発生させる旋回部237とを有する。混合部233は、吸込部231の吸込口240からケーシング236内に処理液及び処理剤を吸い込み、旋回部237を回転させることによって処理液と処理剤とを混合する。
旋回部237は、回転中心となる軸部237Aと、軸部237Aから該軸部237Aの外方へ延びる羽根部237Bとを有する。本実施形態の軸部237Aは、筒状に形成され、ポンプのシャフト230を挿通可能となっている。本実施形態の軸部237Aは、一端から他端に亘って同径の円筒状に形成されている。軸部237Aは、軸線が吸込口240の開口中心が延びる方向と同方向に延びるようにケーシング236の内部に配置され、該軸線周りで回転自在となっている。
軸部237Aは、吸込口240の開口中心が伸びる方向において吸込口240の開口領域と重なるように設けられている。本実施形態の軸部237Aは、軸線が吸込部231の吸込口240の開口中心が通る線と略一致するようにケーシング236内に配置されている。また、軸部237Aは、軸線がT形管継手Tにおける第2開口C2の開口中心と略一致するようにケーシング236内に配置されている。即ち、軸部237Aは、羽根部237Bが吸込口240及び第2開口C2と対向するように配置されている。軸部237Aは、吸込部231の吸込口240に近接して設けられている。
本実施形態の羽根部237Bは、軸部237Aの軸線が伸びる方向と同方向に延びる板状の羽根である。羽根部237Bは、3枚の羽根から構成されており、隣り合う羽根同士が等間隔となるように軸部237Aから該軸部237Aの軸線に直交する方向に放射状に延びている。3枚の羽根のそれぞれは、軸部237Aの一端から他端に亘って延びている。羽根部237Bは、軸部237Aの回転に伴って回転し、ケーシング236内の処理液及び処理剤を混合可能となっている。
昇圧部234は、処理剤が混合された処理液を昇圧する領域を形成するケーシング236と、ケーシング236の内部に配置され、該処理液を排出するインペラー238とを有する。昇圧部234は、ケーシング236を混合部233と共有しており、処理液を連続的に吐出可能となっている。
駆動部235は、電動モータ(図示しない)と、電動モータの駆動力をシャフト230に伝達し、シャフト230を回転させる駆動伝達機構(図示しない)とを備える。
遮断手段202は、上流通部201の下流に設けられ、上流通部201を流通した処理液を遮断可能、且つその遮断を解除可能に構成されている。具体的には、遮断手段202は、処理液の流れを遮断することによって、処理液が下流通部203に流れ込まないようにする。また、遮断手段202は、処理液の流れを遮断した状態を解除することによって、上流通部201を流通した処理液を下流通部203に流通させる。本実施形態の遮断手段202は、処理液の流通状態と非流通状態とを切り替え可能な開閉弁(以下、第4開閉弁V4とする)である。第4開閉弁V4の上流側は、下本体部212の他端に接続されている。第4開閉弁V4は、開状態で上流通部201と下流通部203とを連通させ、閉状態で上流通部201と下流通部203とを遮断する。
下流通部203は、所定の長さを有する配管で構成されており、一端が第4開閉弁V4の下流に接続され、他端が循環系統Sに接続されている。
図2に戻って示すように、供給槽3は、処理剤が投入される投入口310及び処理剤を上流通部201に供給するための供給口311が形成された槽本体301と、投入口310を開閉可能な蓋部302と、供給口311を開閉可能な開閉手段303と、内部を洗浄すべく該内部にて流体を噴射可能な洗浄部304と、外部から内部へ吸気するための吸気部305と、内部から外部へ排気するための排気部306と、を備える。供給槽3は、上流通部201よりも上方に位置している。具体的には、槽本体301と開閉手段303とが上流通部201よりも上方に位置している。
槽本体301は、投入口310と供給口311とが上下に対向するように構成されている。また、槽本体301は、上端に投入口310、下端に供給口311が位置するように構成されている。具体的には、槽本体301は、上槽部31と、上槽部31の下端と連続している下槽部32と、下槽部32の下端と連続している供給部33と、を有しており、上槽部31の上端に投入口310が形成され、供給部33の下端に供給口311が形成されている。
上槽部31は、筒状に形成されている。本実施形態の上槽部31は、角筒状に形成されている。上槽部31は、上端から下端に亘って同径となるようにストレートに形成されている。上槽部31の投入口310は、上方を向いて開口している。本実施形態の上槽部31は、矩形の筒状に形成されており、上端及び下端の開口形状は、長辺と短辺とを有する矩形状である。
下槽部32は、上端から下端に向けて径が小さくなる、錐形の筒状に形成されている。下槽部32の上端の開口形状は、上槽部31の下端の開口形状に対応して長辺と短辺とを有する矩形状となっている。即ち、下槽部32は、四角錐状の錐形を逆にした筒状に形成されている。そのため、下槽部32は、4つの三角形状の側壁によって構成されている。下槽部32の下端の開口形状は、円形状である。また、下槽部32は、上端の開口の開口中心と下端の開口の開口中心とが一致するように形成されている。下槽部32は、向かい合う短辺側における一対の側壁同士が、60度をなすように、上端及び下端の開口中心に対して傾斜している。
供給部33は、筒状に形成されている。本実施形態の供給部33は、円筒状に形成されている。供給部33の上端の開口形状は、下槽部32の下端の開口形状と一致するように形成されている。供給部33の供給口311は、下方を向いて開口している。供給部33は、直線状の円筒形状であり、中心線が上槽部31の投入口310の開口中心と一致している。
開閉手段303は、供給部33の下端に設けられ、供給口311を開閉可能となっている。本実施形態の開閉手段303は、仕切弁(以下、第5開閉弁V5とする)である。第5開閉弁V5は、第3開閉弁V3の上方に設けられている。本実施形態では、第5開閉弁V5の下方及び第3開閉弁V3の上方にはフランジを有する配管が接続されており、フランジ同士を位置合わせさせ、第5開閉弁V5と第3開閉弁V3との間をクランプLによって結合させている。
蓋部302は、槽本体301に対して着脱可能に構成されている。蓋部302は、投入口310の開口面積よりも大きな板状に形成されている。本実施形態の蓋部302は、投入口310を形成する上槽部31の端縁に圧接されており、投入口310を密閉している。蓋部302は、投入口310の開口形状に対応した形状に形成されている。本実施形態の蓋部302は、短辺と長辺とを有する矩形状である。蓋部302は、槽本体301の内部を視認できる透過性を有する材料で形成されている。
洗浄部304には、流体を噴射する噴射口が形成されている。本実施形態の洗浄部304は、蓋部302に設けられている。具体的には、洗浄部304は、蓋部302の中央部に位置するメインノズル34と、メインノズル34を挟んで配置された二つのサブノズル35と、メインノズル34及び二つのサブノズル35に流体を導入する導入部36と、を有する。本実施形態では、導入部36は、1本の配管によって構成されており、配管上からメインノズル34と二つのサブノズル35とが分岐している。
吸気部305は、供給槽3の外部から内部への流体の移動を許容するとともに、供給槽3の内部から外部への流体の移動を遮断する第1逆止弁D1を有している。本実施形態の吸気部305は、蓋部302に設けられており、第1逆止弁D1は、蓋部302の外側に設けられている。
排気部306は、供給槽3の内部から外部への流体の移動を許容するとともに、外部から供給槽3の内部への流体の移動を遮断する第2逆止弁D2を有している。本実施形態の排気部306は、蓋部302に設けられており、第2逆止弁D2は、蓋部302の外側に設けられている。
本実施形態の供給装置1の説明は以上である。次に、本実施形態の供給装置1から処理剤を循環系統Sに供給する方法、及び供給装置1の洗浄方法について説明する。ここでは、処理剤として、供給槽3の内壁面に付着しやすい粉体状の染料を供給する場合について説明するが、その他の処理剤を扱う場合も、同様の作業手順となる。
まず、粉体を供給装置1から循環系統Sに供給する方法について説明する。第1〜第4開閉弁V1〜V4を全て閉じ、処理装置100の運転を開始する。このとき、供給槽3を流通部2から切り離した状態にしておく。供給槽3の第5開閉弁V5を閉じて、予め計量した粉体を投入口310から槽本体301へ投入する。粉体の投入後、蓋部302によって投入口310を覆い、第3開閉弁V3の近傍に置いておく。
第2開閉弁V2を開き、第1開閉弁V1と第4開閉弁V4との間の上本体部211に流体が存在していないことを確認する。第1開閉弁V1と第4開閉弁V4との間の上本体部211に流体が存在していないことが確認されたら、第2開閉弁V2を閉じて、第3開閉弁V3を開く。そして、第1開閉弁V1と第4開閉弁V4との間を大気に開放した状態にする。
第1開閉弁V1をゆっくりと開き、第1開閉弁V1と第4開閉弁V4との間に徐々に処理液を流し込むことによって、上本体部211及びポンプのケーシング236に処理液を溜める。ポンプのケーシング236に処理液が溜まったら、この状態で、ポンプの駆動を開始し、第4開閉弁V4を開ける。これにより、循環系統Sへ処理液を送り出し、供給装置1内における処理液の循環を確立する。
供給槽3の第5開閉弁V5と第3開閉弁V3との間をクランプLによって連結して、供給槽3を上流通部201に接続する。これにより、粉体を供給槽3から循環系統Sに供給可能な状態となる。第5開閉弁V5を開け、供給槽3内の粉体を、上流通部201内を流れる処理液に落とす。流れる処理液に粉体を落とすことで、処理液の流れに伴って染料が溶解し、更にポンプの混合部233によって処理液と粉体とが混合(撹拌)される。これにより、均一な処理液が循環系統Sに送り出される。
次に、供給装置1の洗浄方法について説明する。供給槽3の蓋部302の上方から、槽本体301内から全ての染料が供給されたことを確認し、ポンプを駆動させた状態で(処理液が供給装置1を循環している状態で)、第4開閉弁V4を閉じる。第1開閉弁V1が開状態にあるため、第1開閉弁V1から流入する処理液が、第3開閉弁V3、第5開閉弁V5を流通して、槽本体301内に溜まり始める。処理液の液面が所望の位置に達したら、第1開閉弁V1を閉じる。このとき、ポンプが駆動状態にあり、ポンプの旋回部237は、処理液を撹拌する旋回流を発生させているため、槽本体301内の処理液に旋回流が伝達される。そのため、槽本体301内の処理液は、渦を形成しながら槽本体301内で撹拌される。
蓋部302から、槽本体301の内壁面が十分に洗浄されたことを確認し、第4開閉弁V4を開放する。蓋部302から、槽本体301の液面が低下し始めたことを確認して、第1開閉弁V1を開く。これにより、供給槽3内を洗浄した洗浄後の処理液が、ポンプによって循環系統Sに戻される。蓋部302から槽本体301内の洗浄状態を確認し、染料が槽本体301の内壁に付着している場合には、上記の作業を繰り返し、槽本体301の内壁面に付着した染料を洗い落とす。
槽本体301の洗浄後、第1開閉弁V1及び第4開閉弁V4を閉じると共に、ポンプを停止させる。そして、洗浄部304から槽本体301に真水を流し込むことによって、槽本体301を洗浄する。第1開閉弁V1と第4開閉弁V4との間にある処理液及び、槽本体301を洗浄した真水を、第2開閉弁V2を開放することによって、排液部213から排液する。
以上のように、本実施形態に係る液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置1は、布帛を処理するための処理液が循環する循環系統Sを備えた液流式布帛処理装置100に接続され、前記循環系統Sから分岐した処理液を前記循環系統Sに戻すように構成された液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置1であって、前記循環系統Sに接続され、該循環系統Sから分岐した処理液を流通可能な流通部2と、布帛処理用の処理剤を前記分岐した処理液に対して供給可能に構成された供給槽3と、を備え、前記流通部2は、処理液が流通する領域を形成する本体部21及び前記供給槽3の内部空間と前記本体部21とを連通させる連通部22を有する上流通部201と、前記上流通部201の下流に設けられ、前記上流通部201を流通した処理液を遮断可能、且つその遮断を解除可能に構成された遮断手段202と、を有し、前記供給槽3は、前記上流通部201よりも上方に位置し、前記遮断手段202の下流側は、前記循環系統Sと合流している。
かかる構成によれば、供給槽3は、連通部22を介して本体部21と連通しているため、処理液の循環中に(処理装置100の布帛処理運転中に)、遮断手段202が処理液の流通を遮断すると、処理液が供給槽3内に溜まり始める。供給槽3は、上流通部201よりも上方に位置しているため、供給槽3内の液面が所定のレベルまで達したところで、遮断手段202が処理液の遮断状態を解除すると、液面が下降し始め、処理液の流通が再開される。
これにより、供給槽3の内壁面に処理剤が付着していても、処理剤の付着位置まで処理液の液面を上昇させた後に、処理液の遮断状態を解除することによって、供給槽3の内壁面に付着した処理剤を洗い流すことができる。このように、かかる構成によれば、遮断手段202が操作されるだけで、供給槽3内の内壁面を洗浄可能することができる。
また、遮断手段202の下流側は、循環系統Sと合流しているため、供給槽3を洗浄した処理液は、循環系統Sに戻される。そのため、かかる構成によれば、供給槽3の内壁面に処理剤が付着していても、付着した処理剤を、処理液を介して循環系統Sに戻すことができる。このように、かかる構成の供給装置1は、供給槽3内の処理剤の略全量を布帛処理に寄与させることができる。
本実施形態において、前記上流通部201は、処理液を昇圧可能な昇圧手段23を備え、前記供給槽3は、前記昇圧手段23の上流に設けられ、前記昇圧手段23は、処理液を吸込む吸込口240が形成された吸込部231と、回転中心となる軸部237Aを有する旋回部237とを有し、前記旋回部237の回転によって発生する旋回流が、前記吸込口240を介して前記供給槽3内の処理液に伝達されるように構成されている。
このようにすれば、供給槽3内に処理液を溜めた状態で、昇圧手段23の旋回部237を回転させると、旋回流が供給槽3内の処理液に伝達される。そのため、供給槽3内の処理液が旋回し(撹拌され)、供給槽3の内壁面に付着した処理剤を十分に洗い流すことができる。
本実施形態において、前記旋回部237は、前記吸込口240の開口中心が延びる方向と同方向に延びる軸線を中心に回転し、前記軸部237Aは、前記開口中心が延びる方向において前記吸込口240の開口領域と重なるように配置されている。
このようにすれば、旋回部237は、吸込口240の開口中心が延びる方向に沿って移動する旋回流を発生させることができると共に、軸部237Aは、吸込口240の開口中心が延びる方向において吸込口240の開口領域と重なるように配置されている。そのため、発生した旋回流は、吸込口240の開口領域を介して開口中心線に沿って処理液に伝達され、且つ旋回流の大部分は、吸込口240の開口領域を通過することができる。このように、かかる構成によれば、供給槽3内の処理液に対して、十分に旋回流を伝達することができる。
上記実施形態では、第3開口C3の開口面積は、第1開口C1の開口面積よりも大きく形成され、T形管継手Tには、第1開口C1、第2開口C2、及び第3開口C3以外の開口や分岐が形成されていないため、発生した旋回流は、開口面積の大きい第3開口C3が形成された第3部分T3に伝達されやすくなる(逃げやすくなる)。そのため、供給槽3内の処理液に対してより旋回流が伝達されることとなる。
上記実施形態では、第3開閉弁V3及び第5開閉弁V5を操作するだけで、処理剤の供給及び処理剤と処理液との混合を行うことができる。また、ポンプの混合部233で処理剤と処理液とが混合されるため、処理剤を迅速に溶解することができる。このように、上記実施形態の供給装置1では、処理剤を循環系統Sに供給する作業を簡単にすることができる。
上記実施形態では、供給槽3が上流通部201の上方に位置し、処理液に対して処理剤を落下させることによって供給するため、処理剤が粉体であっても、処理液に対して処理剤をドライな状態で供給することができる。そのため、処理剤の供給中に粉体が固まって、第3開閉弁V3、第5開閉弁V5、及び配管等が詰まるのを防止することができる。
上記実施形態では、ポンプの旋回部237が旋回流を発生させるため、ポンプは、処理液に旋回流を伝達させ、処理液に渦を発生させることができる。そのため、配管におけるエルボー等の湾曲した部分や、第3開閉弁V3及び第5開閉弁V5の内部等、洗浄が困難な部分を十分に洗浄することができる。そのため、供給槽3に投入した処理剤の略全量を循環系統Sに供給することができる。
上記実施形態では、吸気部305が第1逆止弁D1を、排気部306が第2逆止弁D2を有しているため、供給槽3は、供給槽3内の圧力に応じて吸排気可能となっており、処理剤を処理液に供給する作業及び供給槽3内の洗浄作業がスムースに行えるようになっている。また、第1逆止弁D1及び第2逆止弁D2は、常時において閉状態であるため、供給槽3の内部に粉体状の処理剤が貯留され、供給槽3内を舞っていても、処理剤が外部に漏れ出ることを防止することができる。このように、上記実施形態によれば、供給槽3内にあるものが外部に漏れ難いため、供給槽3の周辺が汚染するのを防止することができる。
尚、本発明の供給装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、上本体部211及び下本体部212が配管によって構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。上本体部211及び下本体部212は、フレキシブルチューブ等、配管以外で構成されていてもよい。
上記実施形態では、槽本体301は、投入口310と供給口311とが上下に対向するように構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。投入口310は、槽本体301の側方に位置するように形成されていてもよい。
上記実施形態では、供給槽3が上槽部31、下槽部32、及び供給部33を有する槽本体301を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。供給槽3の形状として、どのような形状を採用してもよい。例えば、上槽部31を円筒状、下槽部32を円錐筒状としてもよく、また下槽部32を設けずに、上槽部31と供給部33とが連続しているものであってもよい。また、蓋部302の形状についても、投入口310の開口形状に伴って、様々な形状を採用することができる。
また、上記実施形態では、供給槽3の大きさについて言及するものではないが、供給槽3の大きさについては、特に限定されるものではない。供給槽3は、布帛の処理の必要な処理剤の量に対応した大きさとすることができる。
上記実施形態では、ポンプを使用して供給槽3を洗浄することについて説明したが、これに限定されるものではない。供給装置1は、ポンプを有していなくてもよい。即ち、第4開閉弁V4が圧力制御可能な制御弁であってもよい。循環系統Sにおける第2移送管103Bから分岐した処理液を第1移送管103Aに戻す場合には、高圧部分から低圧部分に処理液を戻すことになるため、制御弁によって供給装置1内を循環する処理液を制御してもよい。この場合、連通部22における接続部221の高さを調節することで、供給槽3の高さを調節して(圧力バランスをとって)、上本体部211に処理剤を供給するようにしてもよい。
上記実施形態では、供給槽3の下流にポンプ(昇圧手段23)が設けられ、該ポンプが旋回流を発生するものである場合について説明したが、これに限定されるものではない。ポンプは、供給槽3の上流に設けられていてもよい。要は、循環系統Sを循環中の処理液の一部を供給装置1内に送り込みつつ、第4開閉弁V4を閉じることによって供給槽3に処理液を溜めることができればよい(供給槽3内を洗浄することができればよい)。そして、第4開閉弁V4を開けることで、供給槽3を洗浄後の処理液を循環系統Sに戻すことができればよい。また、ポンプのタイプについては限定されるものではなく、循環系統Sを循環中の処理液の一部を供給装置1内に送り込むことができればよい。
上記実施形態では、軸部237Aは、軸線が吸込口240の開口中心が伸びる方向と同方向に延びるようにケーシング236の内部に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。旋回部237の回転によって発生する旋回流が、吸込口240を介して供給槽3内の処理液に伝達されるように構成されていればよく、軸部237Aの軸線は、吸込口240の開口中心が伸びる方向と交差する方向に延びていてもよい。
上記実施形態では、旋回部237の軸部237Aは、軸線が吸込口240の開口中心が通る線と略一致するようにケーシング236内に配置され、吸込口240に近接して設けられている場合について説明したが、これに限定されるものではない。軸部237Aは、吸込口240の開口中心が通る線からずれた位置に設けられていてもよい。また、旋回部237の回転によって発生する旋回流が、吸込口240を介して供給槽3内の処理液に伝達されるように構成されていればよく、ケーシング236内における軸部237Aの位置は限定されるものではない。
上記実施形態では、処理装置100の循環系統Sにおける第1移送管103Aから処理液を分岐させ、第2移送管103Bに処理液を戻す場合について説明したが、これに限定されるものではない。供給装置1は、処理装置100の循環系統Sから分岐した処理液を循環系統Sに戻すように構成されていればよく、滞留槽101や第2移送管103Bから処理液を分岐させてもよい。また、滞留槽101や、第1移送管103Aに処理液を戻すように構成されていてもよい。
上記実施形態では特に言及するものではないが、槽本体301内に粉体が存在しているときに、洗浄部304から流体が噴射されないように制御する制御手段を設けていてもよい。例えば、第5開閉弁V5にリミットスイッチを設けることによって、第5開閉弁V5が開状態になったら、洗浄部304から流体を噴射可能な状態にする回路が組まれていてもよい。これにより。槽本体301内の粉体が濡れて固まるのを防止することができる。
上記実施形態では、処理剤として、粉体の染料を使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。処理剤は、染料に限定されるものではなく、布帛の処理に使用されるもの全般を含む。また、処理剤は、粉体に限定されるものではなく、液体、粒状体、その他の性状を有するものであってもよい。
1…処理剤供給装置(供給装置)、100…液流式布帛処理装置(処理装置)、101…滞留槽、101A…本体部、101B…入口部、101C…出口部、102…循環ポンプ、102A…吸込部、102B…吐出部、103…移送管、103A…第1移送管、103B…第2移送管、2…流通部、21…本体部、22…連通部、23…昇圧手段(ポンプ)、201…上流通部、202…遮断手段、203…下流通部、211…上本体部、212…下本体部、213…排液部、221…接続部、223…開口、230…シャフト、231…吸込部、232…吐出部、233…混合部、234…昇圧部、235…駆動部、236…ケーシング、237…旋回部、237A…軸部、237B…羽根部、238…インペラー、240…吸込口、250…吐出口、3…供給槽、301…槽本体、302…蓋部、303…開閉手段、304…洗浄部、305…吸気部、306…排気部、310…投入口、311…供給口、31…上槽部、32…下槽部、33…供給部、34…メインノズル、35…サブノズル、36…導入部、C2…第2開口、C3…第3開口、D1…第1逆止弁、D2…第2逆止弁、L…クランプ、S…循環系統、T…T形管継手、T1…第1部分、T2…第2部分、T3…第3部分、V1…第1開閉弁、V2…第2開閉弁、V3…第3開閉弁、V4…第4開閉弁、V5…第5開閉弁

Claims (3)

  1. 布帛を処理するための処理液が循環する循環系統を備えた液流式布帛処理装置に接続され、前記循環系統から分岐した処理液を前記循環系統に戻すように構成された液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置であって、
    前記循環系統に接続され、該循環系統から分岐した処理液を流通可能な流通部と、
    布帛処理用の処理剤を前記分岐した処理液に対して供給可能に構成された供給槽と、を備え、
    前記流通部は、処理液が流通する領域を形成する本体部及び前記供給槽の内部空間と前記本体部とを連通させる連通部を有する上流通部と、前記上流通部の下流に設けられ、前記上流通部を流通した処理液を遮断可能、且つその遮断を解除可能に構成された遮断手段と、を有し、
    前記供給槽は、前記上流通部よりも上方に位置し、
    前記遮断手段の下流側は、前記循環系統と合流している、
    液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置。
  2. 前記上流通部は、処理液を昇圧可能な昇圧手段を備え、前記供給槽は、前記昇圧手段の上流に設けられ、前記昇圧手段は、処理液を吸込む吸込口が形成された吸込部と、回転中心となる軸部を有する旋回部とを有し、前記旋回部の回転によって発生する旋回流が、前記吸込口を介して前記供給槽内の処理液に伝達されるように構成されている、請求項1に記載の液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置。
  3. 前記旋回部は、前記吸込口の開口中心が延びる方向と同方向に延びる軸線を中心に回転し、前記軸部は、前記開口中心が延びる方向において前記吸込口の開口領域と重なるように配置されている、請求項2に記載の液流式布帛処理装置用の処理剤供給装置。
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